JPH08235569A - 磁気記録媒体用ベースフィルム及びこれを用いた磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体用ベースフィルム及びこれを用いた磁気記録媒体

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JPH08235569A
JPH08235569A JP7040901A JP4090195A JPH08235569A JP H08235569 A JPH08235569 A JP H08235569A JP 7040901 A JP7040901 A JP 7040901A JP 4090195 A JP4090195 A JP 4090195A JP H08235569 A JPH08235569 A JP H08235569A
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recording medium
magnetic recording
base film
average roughness
thin film
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JP7040901A
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Kazunobu Chiba
一信 千葉
Jota Ito
条太 伊藤
Tsutomu Takeda
勉 武田
Shinichi Matsumura
伸一 松村
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Sony Corp
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/62Record carriers characterised by the selection of the material
    • G11B5/73Base layers, i.e. all non-magnetic layers lying under a lowermost magnetic recording layer, e.g. including any non-magnetic layer in between a first magnetic recording layer and either an underlying substrate or a soft magnetic underlayer
    • G11B5/739Magnetic recording media substrates

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  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 走行安定性に優れ、製造コストの点で有利な
磁気記録媒体用ベースフィルムを提供する。さらには、
電磁変換特性を確保しうるとともに、強磁性金属薄膜の
成膜速度を向上することが可能な磁気記録媒体を提供す
る。 【構成】 ベースフィルムのバック面の表面粗さを、中
心線平均粗さRaで4.5〜20nm、十点平均粗さRz
で35〜350nm、最大高さRmaxで40〜400n
mとする。磁性層形成面側は、この上に形成される強磁
性金属薄膜の電磁変換特性や走行性等の点から最適化
し、中心線平均粗さRaで10nm以下、十点平均粗さ
zで80nm以下、最大高さRmaxで150nm以下と
する。あるいは、高さ40nm〜100nmの突起を密
度0.5×104個/mm2〜10×104個/mm2、高
さ15nm〜35nmの突起を密度10×104個/m
2〜5000×104個/mm2なる割合で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆる蒸着テープに
使用される磁気記録媒体用ベースフィルムに関するもの
であり、さらには、これを用いた磁気記録媒体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】高密度磁気記録媒体として、非磁性支持
体上に強磁性金属薄膜を真空蒸着やスパッタリングの如
き物理沈着法やメッキ法によって形成した強磁性金属薄
膜磁気記録媒体が知られている。
【0003】例えば、Coを蒸着した磁気テープ(特開
昭54−147010号)、Co−Cr合金を用いた垂
直磁気記録媒体(特開昭52−134706号)等であ
る。
【0004】このような蒸着、スパッタ、イオンプレー
ティング等の薄膜形成手段によって形成される金属薄膜
は、厚みが1.5μm以下と非常に薄く、それにもかか
わらず磁気記録層の厚みが3μm以上である塗布型磁気
記録媒体(磁性粉末を有機高分子バインダーに混入して
ベースフィルム上に塗布してなる磁気記録媒体)と同等
以上の性能が得られるという利点がある。
【0005】ところで、磁気記録媒体の静的特性である
保磁力Hcまたはヒステリシスループの角形比のような
磁気特性は、用いられるベースフィルムの表面状態にあ
まり依存しないという考えがある。
【0006】このような考えによったものの例として、
米国特許第3787327号には、真空蒸着によるCo
−Cr多層構造体が開示されている。
【0007】しかしながら、金属薄膜型の磁気記録媒体
においては、ベースフィルム上に形成される金属薄膜の
厚さが非常に薄く、ベースフィルムの表面状態(表面凹
凸)がそのまま磁気記録層である金属薄膜表面の凹凸と
して発現し、それがノイズの原因となることが欠点とさ
れている。
【0008】ノイズの観点からは、ベースフィルムの表
面状態は、できるだけ平滑であることが好ましい。一
方、ベースフィルムの巻取り、巻出しといったハンドリ
ングの観点からは、フィルム表面が平滑すぎるとフィル
ム−フィルム相互の滑り性が悪くなり、いわゆるブロッ
キング現象が発生して製品にはなり得ず、このためベー
スフィルム表面がある程度粗であることが要求される。
【0009】前述の通り、金属薄膜型の磁気記録媒体に
おいては、電磁変換特性の観点からベースフィルムの表
面が平滑であることが要求され、一方ハンドリングの観
点から表面が粗であることが要求される。つまり、前記
ベースフィルムは、これら両者の二律背反する性質を同
時に満足することが必要となる。
【0010】さらに、金属薄膜型の磁気記録媒体には、
実際に使用されるときの重大な問題点として、金属薄膜
面の走行性がある。例えば、塗布型磁気記録媒体の場合
には、バインダー中に潤滑剤を分散混入することで、磁
性層の走行性を向上させることができるが、金属薄膜型
の磁気記録媒体では、このような対策をとることができ
ない。したがって、走行性を安定して保つのは非常に困
難であり、特に高温高湿時の走行性が著しく劣る。
【0011】これを解消することを目的として、特公昭
62−30105号公報には、微細粒子と水溶性樹脂及
びシランカップリング剤を用いて微小突起をベースフィ
ルム表面に形成することが提案されている。また、特公
昭62−30106号公報、特開昭59−229316
号公報には、微細粒子と水溶性樹脂とにより微小突起を
ベースフィルム表面に形成することが提案されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、金属薄膜
型の磁気記録媒体においては、金属薄膜の表面状態を最
適化する目的で、ベースフィルムの磁性層形成面側の表
面性をコントロールすることが行われている。
【0013】しかしながら、ベースフィルムの表面状態
について、これまで考慮されてきたのは、主に磁性層形
成面側であって、これとは反対側の面(いわゆるバック
面)については、ほとんど考慮されておらず、ただ単に
熱負けの懸念があるという理由から、中心線平均粗さR
aで4nm程度、十点平均粗さRzで30nm程度、最大
高さRmaxで40nm程度と、比較的良面とされるのが
通例である。
【0014】ベースフィルムのバック面は、フィルム形
成時、あるいは磁気記録媒体製造時に、ガイドロール等
に接する面であり、その表面性はフィルムの走行性に大
きな影響を及ぼす。そして、前述のような良面にした場
合、走行性が不安定なものとなり、ベースフィルム自体
の生産性を上げることができず、ベースフィルムの製造
コストの上昇を招くばかりか、磁気記録媒体の製造コス
トをも大幅に引き上げる結果となっている。
【0015】そこで本発明は、磁性層形成面側のみなら
ず、これとは反対側の面(バック面)の表面性が最適化
され、走行安定性に優れ、製造コストの点でも有利な磁
気記録媒体用ベースフィルムを提供することを目的とす
る。さらには、電磁変換特性を確保しうるとともに、強
磁性金属薄膜の成膜速度を向上することが可能な磁気記
録媒体を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、金属薄膜型の磁気記録媒体に用いられるベースフィ
ルムの表面性について、種々の検討を重ねてきた。その
結果、ベースフィルムのバック面の表面がある程度粗で
あっても、強磁性金属薄膜の成膜時に熱負けが生ずるこ
とはなく、走行安定性に寄与する効果の方が大であるこ
とが判明した。
【0017】本発明は、このような知見に基づいて完成
されたものである。
【0018】すなわち、本発明のベースフィルムは、磁
性層形成面の表面状態のみならず、これとは反対側の面
(バック面)の表面状態を走行安定性の観点から最適化
したものである。
【0019】この、バック面の表面状態は、いわゆる表
面粗さで規定することができ、本発明は、中心線平均粗
さRaで4.5〜20nm、十点平均粗さRzで35〜3
50nm、最大高さRmaxで40〜400nmとするこ
とに特徴を有する。
【0020】磁性層形成面側も、バック面と同様、表面
粗さで規定することができ、さらには突起の高さ及び密
度で規定することもできる。いずれにしても、この上に
形成される強磁性金属薄膜の電磁変換特性や走行性等の
点から最適化すればよく、前者による場合、中心線平均
粗さRaで10nm以下、十点平均粗さRzで80nm以
下、最大高さRmaxで150nm以下とすることが好ま
しい。後者による場合には、高さ40nm〜100nm
の突起を密度0.5×104個/mm2〜10×104
/mm2、高さ15nm〜35nmの突起を密度10×
104個/mm2〜5000×104個/mm2なる割合で
形成することが好ましい。
【0021】本発明のベースフィルムは、金属薄膜型の
磁気記録媒体のベースフィルムとして用いられ、前記磁
性層形成面上に蒸着、スパッタ、イオンプレーティング
等の真空薄膜形成技術により強磁性金属薄膜を成膜する
ことで、この強磁性金属薄膜を磁性層とする磁気記録媒
体とされる。
【0022】
【作用】金属薄膜型の磁気記録媒体に用いられるベース
フィルムにおいては、金属薄膜蒸着時に熱負けの懸念が
あることから、これまでバック面は比較的良面とされて
きたが、種々の実験の結果、ある程度粗であっても蒸着
が可能であることが判明した。
【0023】本発明は、このような実験結果に基づいて
バック層の表面状態を最適化したもので、その表面粗さ
を本願発明において規定される範囲に設定することで、
蒸着時に熱負けが発生することなく、走行安定性が確保
される。
【0024】一方、ベースフィルムの磁性層形成面の表
面粗さ、あるいは突起の高さ、密度を規定の範囲に設定
することで、この上に形成される強磁性金属薄膜の磁気
特性が確保され良好な電磁変換特性が得られるととも
に、強磁性金属薄膜面の走行性(この場合には、例えば
磁気ヘッドに対する走行性)も安定に保たれる。
【0025】
【実施例】以下、本発明を適用した実施例について、図
面や具体的な実験結果を参照しながら説明する。
【0026】ベースフィルムの構成 ベースフイルムを構成するポリエステル樹脂は、芳香族
二塩基酸又はそのエステル形成性誘導体とジオ―ル又は
そのエステル形成性誘導体とから合成される線状飽和ポ
リエステルである。かかるポリエステルの好ましい具体
例としては、ポリエチレンテレフタレ―ト、ポリエチレ
ンイソフタレ―ト、ポリテトラメチレンテレフタレ―
ト、ポリ(1、4―シクロヘキシレンジメチレンテレフ
タレ―ト)、ポリエチレン―2、6―ナフタレンジカル
ボキシレ―ト等が例示でき、これらの共重合体又はこれ
らと小割合の他樹脂とのブレンド物なども含まれる。
【0027】かかるポリエステル樹脂は、従来から知ら
れている方法で製造することができる。例えば、ポリエ
チレンテレフタレ―トは、テレフタル酸とエチレングリ
コ―ルとをエステル化反応又はジメチルテレフタレ―ト
とエチレングリコ―ルとをエステル交換反応せしめ、次
いで反応生成物を重縮合せしめる方法で製造することが
できる。その際、公知の触媒を用いることができるが、
フイルム特性の点から重縮合反応の触媒として有機チタ
ン化合物を用いることが好ましい。
【0028】また、ポリエステル中には本発明の目的を
損なわない範囲で当業界でよく知られた粗面化物質、例
えば炭酸カルシウム、カオリナイト、二酸化チタン、シ
リカ、アルミナ等の添加剤を含有することができる。
【0029】上記のポリエステルを常法により溶融押出
し、二軸方向に延伸配向し、そして熱固定することによ
ってフイルムとする。二軸延伸は、例えば逐次二軸延伸
法、同時二軸延伸法等の二軸延伸法で行うことができ
る。この二軸配向ポリエステルフイルムは、通常、差動
走査熱量計を用い窒素雰囲気下昇温速度10℃/min
で求めた融解熱が4cal/g以上となる結晶配向特性
を有する。延伸配向後のフイルムの厚さは一般に3〜1
00μm、好ましくは4〜50μmの範囲である。
【0030】上述のベースフィルムにおいて、本発明に
おいては、磁性層形成面の表面粗さを、中心線平均粗さ
aで10nm以下、十点平均粗さRzで80nm以下、
最大高さRmaxで150nm以下とし、他方の面(バッ
ク面)の表面粗さを、中心線平均粗さRaで4.5〜2
0nm、十点平均粗さRzで35〜350nm、最大高
さRmaxで40〜400nmとする。
【0031】より好ましくは、磁性層形成面の表面粗さ
が、中心線平均粗さRaで6.0nm以下、十点平均粗
さRzで35nm以下、最大高さRmaxで40nm以下で
あり、バック面の表面粗さが、中心線平均粗さRa
7.0〜20nm、十点平均粗さRzで80〜350n
m、最大高さRmaxで100〜400nmである。
【0032】あるいは、磁性層形成面に高さ40nm〜
100nmの突起を密度0.5×104個/mm2〜10
×104個/mm2、高さ15nm〜35nmの突起を密
度10×104個/mm2〜5000×104個/mm2
る割合で形成し、バック面の表面粗さを、中心線平均粗
さRaで4.5〜20nm、十点平均粗さRzで35〜3
50nm、最大高さRmaxで40〜400nmとする。
【0033】ベースフィルムの磁性層形成面の表面状態
を前述の範囲に制御する手法としては、例えばベースフ
ィルムを構成するポリエステル樹脂の中にSiO2等の
フィラーを内添し、さらに最表面に微小突起、あるいは
しわ状等の突起を有するアンカー層を形成する方法等が
挙げられる。バック面についても同様である。
【0034】図1〜図3に、ベースフィルムの基本構造
例を示す。
【0035】図1は、ベースフィルムを例えば共押し出
し等の手法により2層構造とし、磁性層形成面側のベー
ス層1に小径の粒子3を内添し、バック面側のベース層
2に比較的大径の粒子4を内添したものである。小径の
粒子3や大径の粒子4には、SiO2粒子や有機フィラ
ーが用いられる。
【0036】図2は、図1に示すベースフィルムの磁性
層形成面側に微細粒子6を含むアンカー層5を形成した
ものであり、図3は、さらにバック面にも微細粒子8を
含むアンカー層7を形成したものである。
【0037】金属薄膜型磁気記録媒体の構成 金属薄膜型の磁気記録媒体は、前述のベースフィルムの
磁性層形成面上に、強磁性金属薄膜を真空蒸着法、スパ
ッタ法、イオンプレーティング等の真空薄膜形成技術に
より成膜することで作製される。
【0038】強磁性金属薄膜としては、Coの他、F
e、Ni等の金属や、Co−Ni系合金、Co−Ni−
Pt系合金、Fe−Co−Ni系合金、Fe−Ni−B
系合金、Fe−Co−B系合金、Fe−Co−Ni−B
系合金等からなる面内磁化記録強磁性金属薄膜や、Co
−Cr系合金薄膜、Co−O系薄膜等の、垂直磁化記録
強磁性金属薄膜が挙げられる。
【0039】具体的な実験結果 10-9気圧に排気した連続巻取り式蒸着機内で、るつぼ
内においたコバルトニッケル合金を電子ビームで加熱溶
融し、ベースフィルムである厚さ10mmのポリエチレ
ンテレフタレート(PET)フィルム上に蒸着した。蒸
着の入射角は、ベースフィルムの法線方向から90度〜
45度であり、ベースフィルムの送り速度が25m/分
で、蒸着される強磁性金属薄膜の厚みが200nmとな
るように電子ビームの強さを調節した。
【0040】以上の方法に従い、磁性層形成面及びバッ
ク面の表面粗さの異なるベースフィルムを用いてサンプ
ルテープを作製し、電磁変換特性や裏面(バック面)の
摩擦係数を測定した。なお、磁性層形成面やバック面の
表面粗さや突起の高さ、密度の測定方法や、電磁変換特
性の測定方法は下記の通りである。
【0041】突起数 フイルム表面上の突起数の計測は走査型電子顕微鏡によ
り行う。即ち、微粒子を核とする微少突起は倍率2万倍
〜5万倍で、樹脂のみによる微少突起は倍率1万倍〜2
万倍で評価した。
【0042】微少突起の高さ/密度 フイルム表面上の微少突起の高さの測定は、トンネル電
流を利用した三次元粗さ計(走査型トンネル顕微鏡)に
より行った。すなわち、フイルム表面に200オングス
トロ―ム厚さの金を均一に蒸着した試料を用い、被測定
表面と金属製探針との間に印加する電圧は0.8V、設
定したトンネル電流は0.5nAとして、大気中におい
て2ミクロン×2ミクロンの範囲を測定して微少突起1
個ずつの高さを測定し、20個の平均値をもって微少突
起の高さとした。また、密度は5×5μmの中の突起の
密度を測定した。
【0043】電磁変換特性測定 ソニ―社製8ミリVTR EVS―900改造機を用い
て測定した。相対速度は3.8m/秒、記録周波数は7
MHzとした。記録電流は、各サンプルについて最も高
い再生出力が得られる値に設定した。比較例―1のY―
C/Nの値を0dBとし、0〜±2dBの範囲を○、―
2〜―4dBを△、―4dB以下を×として評価した。
(3回の平均値) 表面粗さ 中心線平均粗さRa(Center Line Ave
rage)は、JISB0601に準じ、小坂研究所社
製の高精度表面粗さ計SE―3FAT(商品名)を使用
して測定した。すなわち、針の半径2μm、荷重30m
gで拡大倍率20万倍、カットオフ0.08mmの条件
下にチャートをかかせ、フイルム表面粗さ曲線からその
中心線の方向に測定長さLの部分を抜き取り、この抜き
取り部分の中心線をX軸、縦倍率の方向をY軸として、
粗さ曲線をY=f (x)で表したとき、下記の数1で与
えられた値をnm単位で表わした。この測定は基準長を
0.5mmとして50回行い、その平均値をとった。
【0044】
【数1】
【0045】測定結果を表1に示す。
【0046】
【表1】
【0047】この表から明らかなように、ベースフィル
ムのバック面が平滑過ぎる場合(比較例1〜比較例3)
には、バック面の摩擦係数が高く、走行安定性に劣るこ
とがわかった。また、バック面が過剰に粗である場合
(比較例4)には、電磁変換特性に悪影響が見られるば
かりか、強磁性金属薄膜の蒸着時に熱負けを生じた。
【0048】これに対して、本発明において規定される
範囲の表面粗さを有するベースフィルムを用いた場合に
は、走行安定性に優れ、高速走行が可能であるととも
に、電磁変換特性の点でも良好な結果を示した。
【0049】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のベースフィルムは、バック面が適正な表面状態を有
するため、フィルム成膜時の走行性が非常に安定であ
り、したがって歩留りの向上、生産性の向上を果たすこ
とが可能である。また、その結果、ベースフィルムの製
造コストを削減することが可能である。
【0050】また、本発明の磁気記録媒体においては、
電磁変換特性や磁気ヘッドに対する走行性を確保するこ
とができるばかりでなく、強磁性金属薄膜の成膜速度を
向上することができ、製造コストの点でも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベースフィルムの一構成例を模式的に示す概略
断面図である。
【図2】ベースフィルムの他の構成例を模式的に示す概
略断面図である。
【図3】ベースフィルムのさらに他の構成例を模式的に
示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 ベース層(磁性層形成面側) 2 ベース層(バック面側) 3,4 粒子 5,7 アンカー層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松村 伸一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性層形成面の表面粗さが、中心線平均
    粗さRaで10nm以下、十点平均粗さRzで80nm以
    下、最大高さRmaxで150nm以下であり、 他方の面の表面粗さが、中心線平均粗さRaで4.5〜
    20nm、十点平均粗さRzで35〜350nm、最大
    高さRmaxで40〜400nmであることを特徴とする
    磁気記録媒体用ベースフィルム。
  2. 【請求項2】 磁性層形成面に高さ40nm〜100n
    mの突起が密度0.5×104個/mm2〜10×104
    個/mm2、高さ15nm〜35nmの突起が密度10
    ×104個/mm2〜5000×104個/mm2なる割合
    で形成され、 他方の面の表面粗さが、中心線平均粗さRaで4.5〜
    20nm、十点平均粗さRzで35〜350nm、最大
    高さRmaxで40〜400nmであることを特徴とする
    磁気記録媒体用ベースフィルム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の磁気記録媒体用ベースフ
    ィルムの磁性層形成面上に、強磁性金属薄膜が真空薄膜
    形成技術により形成され磁性層とされていることを特徴
    とする磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の磁気記録媒体用ベースフ
    ィルムの磁性層形成面上に、強磁性金属薄膜が真空薄膜
    形成技術により形成され磁性層とされていることを特徴
    とする磁気記録媒体。
JP7040901A 1995-02-28 1995-02-28 磁気記録媒体用ベースフィルム及びこれを用いた磁気記録媒体 Pending JPH08235569A (ja)

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