JPH082357B2 - 超音波ドプラ血流計 - Google Patents

超音波ドプラ血流計

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JPH082357B2
JPH082357B2 JP21923490A JP21923490A JPH082357B2 JP H082357 B2 JPH082357 B2 JP H082357B2 JP 21923490 A JP21923490 A JP 21923490A JP 21923490 A JP21923490 A JP 21923490A JP H082357 B2 JPH082357 B2 JP H082357B2
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博 福喜多
尚 萩原
良信 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は超音波によるイメージングとパルスドプラに
よる速度測定が同時に行えるようにした超音波ドプラ血
流計に関する。
従来の技術 最近、超音波ドプラ計測法とパルス反射法を併用する
ことによってドプラのソナグラムと断層像を同時にリア
ルタイムで表示するようにした超音波ドプラ血流計が生
体循環器等の診断に盛んに利用されるようになってき
た。この超音波ドプラ血流計は例えば特開昭55-54941号
に記載された構成が知られている。以下、第4図を参照
して従来の超音波ドプラ血流計について説明する。
第4図は超音波ドプラ血流計の基本原理を示す図であ
る。第4図において、40はプローブ、41は送信走査回
路、42は受信走査回路、43は位相検波回路、44は周波数
分析器、45は振幅検波回路、46は表示部、47は制御部で
ある。
次に上記従来例の動作について説明する。送信走査回
路41が発生した駆動パルスはプローブ40に加えられ、指
向性m1,m2,・・・・mn等の方向へ音波が送波される。
受信走査回路42は送信と同じ指向性m1,m2,・・・・の
方向の受信感度が高くなるように制御される。ドプラモ
ードでは一定の指向性、例えばmd方向に指向性を固定し
て送受信を繰り返し、受信信号を位相検波して得られた
ドプラ偏移データであるI,Q信号を周波数分析すること
によって被検体内の血流等の移動速度を求め表示部に表
示する。Bモードでは指向性m1,m2,・・・・方向へ順
次送受信を行い、得られた受信信号を検波回路で包絡線
検波し表示部に断層像として表示する。ドプラモード、
Bモードいずれを選択するかは制御部47により決められ
る。通常md方向にあるサンプルボリュウムSにおける血
流情報とBモード断層像を同時に得る場合には、mJ(j
=1〜n)方向でBモード動作させた後、md方向でドプ
ラ動作させることを送受信毎に制御部47が交互に切り換
えて行う。このような動作モードを以後、B/Dモードと
呼ぶ。ドプラモードにおける送信超音波パルスの繰り返
し周波数をfrとするとB/Dモードではドプラ動作の繰り
返し周波数がfr/2に低下し、測定可能な最大血流速度が
半分になるという問題があった。
この問題を解決するためドプラのサンプル周波数を低
下させることなくBモード像を得る方法が考案されてい
る。このような方法の例としては特開昭61-25534号に記
載された方法が知られている。この方法は例えば第4図
に示すような構成の装置においてドプラモードの送受信
を3回繰り返した後Bモードの送受信を1回行い、1回
抜けた位相検波出力のドプラ偏移データに対して補間を
行うことにより見かけ上ドプラ偏移データのサンプル周
波数を低下させないという原理にもとずくものである。
発明が解決しようとする課題 しかしながらこの方法で用いられている補間方法は会
話信号の処理用に考案されたものであり、ドプラ偏移デ
ータのようにサンプル周波数の1/2に迫る周波数成分を
含む信号の補間には不向きであった。第5図はドプラモ
ードのよる送信を2回繰り返した後Bモードの送信を1
回行い、送信パルスの繰り返し周波数frの1/2に近い周
波数成分を有するドプラ偏移データの場合における従来
法による補間の様子を示したものである。
第5図に示すように補間された結果は期待する値と全
く異なり、周波数は低周波にシフトし正しく周波数分析
することができないという問題があった。
本発明は従来技術の以上のような問題を解決するもの
であり、ドプラモードの送信パルスの繰り返し周波数の
1/2に迫るドプラ偏移データに対しても正確に補間が行
えるようにすることを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために、位相検波出力の
ドプラ偏移データを複素データとみなし、隣接するドプ
ラ複素データ間の偏角差データを求め、この偏角差デー
タをもとに補間データを発生させるデータ補間手段を設
けることにより、上記目的を達成するものである。
作用 本発明は上記構成により、ドプラモードにおけるサン
プル周波数の1/2に迫る周波数を有するドプラ偏移デー
タに対してもB/Dモードにおいて正確にデータ補間がで
きるようにしたものである。
実施例 以下、図面を参照しながら本発明の第一の実施例につ
いて説明する。
第1図において実線は信号の流れを示し、点線は制御
の流れを示し、1はプローブ、2は送信走査回路、3は
受信走査回路、4は制御部、5はスイッチ、6は検波
部、7,8はミキサ、9は発振器、10は位相シフタ、11,12
はサンプルホールド回路、13は補間部、14は周波数分析
部、15は表示部である。以上のような第1図の構成にお
いて以下にその動作を示す。プローブ1は送信走査回路
2からの駆動パルスを受けて被検体に超音波パルスを送
信するとともに、前記被検体からの散乱超音波を電気信
号に変換し、受信走査回路3に送る。送信走査回路2、
受信走査回路3は制御部4からの指示に従い、Bモード
走査とドプラ走査を時分割で行う。スイッチ5は制御部
4の指示により受信走査回路3からの超音波エコー信号
をBモード走査時には検波部6へ、ドプラ走査時にはミ
キサ7,8へ送出する。ミキサ7はスイッチ5からの超音
波エコー信号と発振器9からの信号をミキシングレ、ミ
キサ8はスイッチ5からの超音波エコー信号と発信器9
からの信号を位相シフタ10で90°位相シフトした信号と
をミキシングすることによりドプラ信号を検出する。サ
ンプルホールド回路11,12はドプラ検査部位に応じたゲ
ート信号を制御部4から受け、ミキサ7,8からのドプラ
信号をサンプルする。補間部13はサンプルホールド回路
11,12からのドプラ信号をもとに制御部4から指示され
たドプラ送受信休止期間でのドプラデータを補間計算に
より求め、ドプラ送受信期間でのドプラ信号に挿入する
ことにより等時間間隔のドプラ信号データ列を生成し、
周波数分析部14に送出する。周波数分析部14はフーリエ
分析などを行い、その結果をドプラ像信号として表示部
15に送る。表示部15は、検波部6からのBモード像信号
と周波数分析部14からのドプラ像信号を制御部4の制御
により同時に表示する。
上記各部の動作タイミングを第2図を用いて説明す
る。第2図はドプラ走査を2回、Bモード走査を1回交
互に繰返す動作タイミングの例である。図中(ア)は送
信走査回路2の送信パルス、(イ)はスイッチ5の接続
状態でありDはミキサ7,8へ、Bは検波部6へ入力を接
続することをあらわす。(ウ)は検波部6の出力、
(エ)はサンプルホールド回路11,12を制御する制御部
4からのドプラゲート信号、(オ)はサンプルホールド
回路11,12の出力をそれぞれ実部、虚部としてベクトル
で表わした図、(カ)は補間部13の出力をベクトルで表
わした図である。
送信走査回路2は、送信パルス(ア)に示すタイミン
グでプローブ1にドプラ走査用パルスDまたはBモード
走査用パルスBを送出する。スイッチ5は、(イ)に示
すように送信走査回路3の出力を期間P1,P3(ドプラ走
査期間)はミキサ7,8へ送出し、期間P2(ドプラ走査の
休止期間)では検波部6へ送出する。期間P2においては
(ウ)に示す通りBモード断層像を構成する2本の走査
線の情報を採取し、検波部6において包絡線検波を行
う。ドプラ走査期間P1,P3においては、ミキサ7,8から
の直交検波出力を、ドプラゲート信号(エ)に制御され
たサンプルホールド回路11,12が(オ)に示すようにド
プラサンプリング時間t1,t2,t4,t5においてサンプリ
ングを行う。補間部13は(カ)に示す通り、Bモード走
査期間P2がドプラ走査期間であると仮定した場合のドプ
ラサンプリング時刻t3におけるドプラ信号Z3を、t1,t2
でのドプラデータをもとに補間する。
第3図に補間部13の一実施例のブロック図を示す。3
1,32はAD変換器、33は偏角差データ演算手段、34は補間
データ発生手段である。AD変換器31,32はそれぞれサン
プルホールド回路11,12からの出力をA/D変換する。サン
プルホールド回路11,12の出力は複素数として扱えるの
で、A/D変換器31,32の出力を複素ドプラ偏移データを呼
ぶことにする。偏角差データ演算手段33においてはサン
プリング時刻t1における複素ドプラ偏移データZ1とt2
おけるデータZ2の偏角差データΔθを計算する。演算部
34では偏角差データΔθと複素ドプラ偏移データをもと
に補間データZ3を計算し、直接測定されたドプラ偏移デ
ータZ1,Z2と補間されたデータZ3を正しい時間順序で出
力する。
補間計算の一例を以下に示す。複素ドプラ偏移データ
Z1,Z2はそれぞれx1+jy1,x2+jy2と表わせる。Z1の偏
角θ1は θ1=tan-1(y1/x1) ……(1) として求めることが出来る。同様にしてZ2の偏角θ2
求めることができ、以上を用いて偏角差データΔθ Δθ=θ2−θ1 ……(2) を求めることができる。ドプラ信号を複素数としてみた
場合その絶対値や偏角差データは通常急激に変化するこ
とは少い。従って補間データZの偏角θを次式で近似で
きる。
θ=θ2+Δθ ……(3) 補間データZと複素変位データZ2の絶対値が互いに等し
いと近似すると補間データZは次式で表わせる。
Z=r2×(cosθ+jsinθ) ……(4) 但しr2=|x2+jy2| この補間計算に関しては複素ドプラ変位データの絶対
値や偏角差データが急激に変化しないことを利用して様
々な方法が考えられる。例えばZ=Z2・Z2/Z1も可能。
以上の様にして、ドプラモードの送信パルスの繰り返
し周波数の1/2に迫るドプラ偏位データに対しても偏角
差データ(この場合±180°に近くなる)と絶対値をも
とに正しい補間データを求めることが可能であり、ドプ
ラ休止期間に対しても正確に補間が行える。
発明の効果 本発明は上記実施例より明らかなように複素ドプラ偏
位データ間の偏角差データをもとに補間データを発生さ
せることにより、例えばBモードとドプラモードが交互
に切替えられるB/Dモードにおいてドプラ休止期間にお
ける補間データを正しく求めることが可能になる。
本発明は特にドプラモードの送信パルスの繰返し周波
数の1/2に迫るドプラ偏位データに対しても正確に補間
が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるドプラ血流計のブロ
ック図、第2図は第1図に示すブロック図の動作タイミ
ングを示すタイミング図、第3図はドプラ血流計の要部
であるデータ補間手段のブロック図、第4図は従来の超
音波ドプラ血流計のブロック図、第5図は従来のデータ
補間の例を示す図である。 1……プローブ、2……送信走査回路、3……受信走査
回路、13……補間部、33……偏角差データ演算手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 反中 由直 神奈川県横浜市港北区綱島東4丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−25534(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体内に超音波パルスを送受信して前記
    披検体内からの散乱超音波に基づき前記被検体内の散乱
    体の移動速度情報を得る超音波ドプラ血流計において、
    ドプラ送受信シーケンスに対して休止期間を発生させる
    制御手段と、連続して得られた複素ドプラ偏移データ間
    の偏角差データを求める手段と、前記偏角差データをも
    とに前記休止期間に対して補間データを発生させるデー
    タ補間手段を備えた超音波ドプラ血流計。
  2. 【請求項2】偏角差データの外挿演算によるデータ補間
    手段を備えた特許請求の範囲第1項記載の超音波ドプラ
    血流計。
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