JPH0823628B2 - 顕微鏡用対物レンズ - Google Patents

顕微鏡用対物レンズ

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JPH0823628B2
JPH0823628B2 JP22092887A JP22092887A JPH0823628B2 JP H0823628 B2 JPH0823628 B2 JP H0823628B2 JP 22092887 A JP22092887 A JP 22092887A JP 22092887 A JP22092887 A JP 22092887A JP H0823628 B2 JPH0823628 B2 JP H0823628B2
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JP
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lens
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curvature
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豊 末永
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般の顕微鏡対物レンズに比べて歪曲収差
の小さい顕微鏡用対物レンズに関する。
〔従来の技術〕
従来の中高倍率の顕微鏡対物レンズにおける歪曲収差
は、一般にプラスになる傾向にあり、その大きさはある
程度小さく抑えることが可能であるが限界であった。歪
曲収差の残存収差量は、被検物体の計測のためには最も
障害となるものであり、計測精度に直接影響を及ぼすも
のである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この歪曲収差量について、具体的には、例えば20倍の
倍率で像高y=f(f:対物レンズの合成焦点距離)にお
いて、+0.4%程度以下の歪曲収差量に補正することは
他の収差補正とのバランスからして難しいことであっ
た。
そこで本発明の目的は、中程度の倍率であって歪曲収
差がより良好に補正されたプランアクロマート級顕微鏡
用対物レンズを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による顕微鏡用対物レンズは、物体側から順
に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズからなる
第1群、正屈折力を有する第2群、両凸レンズと両凹レ
ンズとの接合からなり合成で負屈折力の第3群、両凹レ
ンズと両凸レンズとの接合からなり合成で正屈折力を有
する第4群とを有する構成を基本としている。そして、
前記第4群中の両凹レンズの屈折率をnn、前記第4群中
の両凸レンズの屈折率をnp、前記第3群中の両凸レンズ
の中心厚をDp、該第3群中の両凸レンズの物体側レンズ
面の曲率半径をRa、前記第3群中の両凹レンズの中心厚
をDn、該第3群中の両凹レンズのd線(λ=587.6nm)
に対するアッベ数をυnとし、全系の合成焦点距離をf
とするとき、 np−nn>0.2 (1) 1.4Ra<Dp+Dn (2) 0<Ra<2.5f (3) υn<46 (4) の各条件を満足するものである。
そして、上記の構成において、前記第4群中の両凸レ
ンズの像側レンズ面の曲率半径をRbとするとき、さらに 0>Rb>−3f (5) の条件を満足することが望ましい。
〔作用〕
本発明の大きな特徴となっている歪曲収差が小さく、
しかも像面弯曲を良好に補正し得る顕微鏡用対物レンズ
は、上記の如き構成に限られるものと考えられる。像面
弯曲、歪曲収差に対する影響は、主に像面に近い群のレ
ンズ形状によるところが大きい。ところが、像面弯曲、
歪曲収差はレンズ形状の変化に対して同一の方向に変化
する。前述のとおり中高倍率の顕微鏡対物レンズでは歪
曲収差が一般にプラスに残る傾向にあるため、歪曲収差
を0に近づけると像面弯曲はマイナス方向にずれてしま
い、像の平坦性が悪くなる。このため、レンズ形状の変
化に対して像面弯曲と歪曲収差とは同一の方向に変化す
るとはいっても、その変化の割合には差があり、像面に
近い群の形状に対しては、像面弯曲よりも歪曲収差の方
が大きいという傾向に着目し、歪曲収差に最も大きく寄
与する第4群において歪曲収差を大きくマイナスにし、
第3群において像面弯曲を補正するのが、全系として像
面弯曲を良好に補正したときの歪曲収差が最も小さくな
ると考えられる。
具体的には、上記(1)の条件によって第4群G4にお
いて歪曲収差をマイナスにし、条件(2)及び(3)の
条件で第3群G3において像面弯曲を補正すると共に、
(2)(3)の条件から必然的に生ずる第3群G3の像面
に最も近い強い負屈折力のレンズ面にてペッツバール和
をも良好に補正したものである。そして、軸上色収差、
倍率の色収差のバランスを良好に補正するために上記
(4)の条件が必要である。
上記条件(1)を外れる場合には、歪曲収差がプラス
に残存する。そして、歪曲収差のより良好な補正のため
には、第4群の両凸レンズの物体側レンズ面の曲率半径
をRcとするとき、更に、 np−nn>0.2Rc (6) の条件を満足することが望ましい。
また条件(2)を外れる場合には、ペッツバール和が
プラスになり過ぎ、像面弯曲がマイナスになるため、像
面の平坦性が悪化する。条件(3)を外れる場合には、
第3群での色消しが不足になる。これを補うために第2
群よりも物体側において色消しを行うと、F線等の短波
長域の球面収差が補正過剰となる。また第4群にて色消
しを行う場合には倍率の色収差が補正不足となる。
ところで、被検物体への照明光が顕微鏡対物レンズを
通して供給される所謂同軸落射照明を行う場合には、照
明光が対物レンズの中を通る際にレンズ面での反射光に
よって発生するフレアーが像のコントラストを著しく悪
化させる場合がある。本発明の顕微鏡用対物レンズを同
軸落射照明装置と共に用いる場合には、最も像面に近い
レンズ面による反射光が強いフレアーを生ずる可能性が
ある。このため条件(5)の如く、第4群の最も像面側
レンズ面を曲率の強い面として、像面に集中し易いフレ
アーを最小限に留めることを可能にしている。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例について説明する。本発明によ
る第1実施例は、第1図に示す如く、第1群G1は物体側
に凹面を向けた単一の正メニスカスレンズL1から構成さ
れ、第2群G2は物体側に凸面を向けた負メニスカスレン
ズと両凸レンズとの接合からなる貼合せ正レンズL2、及
び物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸レン
ズと物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズとの3枚
接合からなる弱い負屈折力の貼合せレンズL3で構成され
ている。また第3群G3は、物体側により曲率の強い面を
向けた両凸レンズと像側により曲率の強い面を向けた両
凹レンズとの接合からなる貼合せ負レンズL4からなり、
第4群G4は両凹レンズと両凸レンズとの接合からなる貼
合せ正レンズL5によって構成されている。
本発明による第2実施例は、第2図に示す如く、第2
群G2を除いてはほぼ第1実施例と同様のレンズ構成から
なっている。すなわち、第2群G2の物体側の貼合せ正レ
ンズL2の貼合せ面の向きが逆になっており、この貼合せ
正レンズL2が両凸レンズと物体側に凹面を向けた負メニ
スカスレンズとの接合から成っている点が上記第1実施
例との構成上の大きな差である。
第3実施例の構成は、第3図に示す如く、第2群G2
物体側正レンズL2を単一の正レンズで構成したものであ
り、その形状は前記第1、第2実施例における貼合せ正
レンズL2である場合と同様に、像側により強い曲率の面
を向けた形状となっている。その他の群のレンズ構成は
ほぼ同様である。
以下の表1〜表3に上記かく実施例の諸元を示す。表
中、左端の数字は物体側からの順序を表し、屈折率及び
アッベ数はd線(λ=587.6nm)に対する値である。
尚、d0は物体面と最も物体側レンズ面頂点との距離であ
る。
上記の各実施例においては、第2群を単一又は貼合せ
の正レンズと3枚接合の貼合せレンズとで構成したが、
この構成に限らず正負の2つのレンズの接合からなる貼
合せのレンズを3成分以上配置して構成することも可能
である。
上記第1、第2及び第3実施例についての諸収差図を
それぞれ、第4図、第5図及び第6図に示す。各実施例
とも、実用上の倍率20倍の顕微鏡用対物レンズとして、
全系の合成焦点距離fをf=11mmとした場合の諸収差量
である。
各収差図に示されるとおり、各実施例とも色の球面収
差、像面弯曲が良好に補正され、プランアクロマートと
しての性能を十分維持しつつも、歪曲収差の残存量が像
高y=fの位置において、+0.2%程度と極めて良好に
補正されていることが明らかである。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明によれば、中程度の倍率であって歪
曲収差がより良好に補正された対物レンズが達成され、
プランアクロマート級対物レンズとして計測用にも使用
可能で検査精度の向上に寄与する優れた顕微鏡用対物レ
ンズを提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による第1実施例のレンズ構成図、第2
図は第2実施例のレンズ構成図、第3図は第3実施例の
構成図、第4図は第1実施例の諸収差図、第5図は第2
実施例の諸収差図、第6図は第3実施例の諸収差図であ
る。 〔主要部分の符号の説明〕 O……物体面 G1……第1群 G2……第2群 G3……第3群 G4……第4群

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側から順に、物体側に凹面を向けた正
    メニスカスレンズからなる第1群、正屈折力を有する第
    2群、両凸レンズと両凹レンズとの接合からなり合成で
    負屈折力の第3群、両凹レンズと両凸レンズとの接合か
    らなり合成で正屈折力を有する第4群とを有し、前記第
    4群中の両凹レンズの屈折率をnn、前記第4群中の両凸
    レンズの屈折率をnp、前記第3群中の両凸レンズの中心
    厚をDp、該第3群中の両凸レンズの物体側レンズ面の曲
    率半径をRa、前記第3群中の両凹レンズの中心厚をDn
    該第3群中の両凹レンズのd線(λ=587.6nm)に対す
    るアッベ数をυnとし、全系の合成焦点距離をfとする
    とき、 np−nn>0.2 (1) 1.4Ra<Dp+Dn (2) 0<Ra<2.5f (3) υn<46 (4) の各条件を満足することを特徴とする顕微鏡用対物レン
    ズ。
  2. 【請求項2】前記第4群中の両凸レンズの像側レンズ面
    の曲率半径をRbとするとき、さらに 0>Rb>−3f (5) の条件を満足することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の顕微鏡用対物レンズ。
  3. 【請求項3】前記第2群は、単一又は貼合せの正レンズ
    とその像側に配置された負正負の3枚の接合からなり弱
    い負屈折力を有する接合レンズとを有することを特徴と
    する特許請求の範囲第2項記載の顕微鏡用対物レンズ。
JP22092887A 1987-09-03 1987-09-03 顕微鏡用対物レンズ Expired - Lifetime JPH0823628B2 (ja)

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JPH046512A (ja) * 1990-04-24 1992-01-10 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 顕微鏡用対物レンズ

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