JPH08236835A - 磁電変換素子およびその製造方法 - Google Patents
磁電変換素子およびその製造方法Info
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- JPH08236835A JPH08236835A JP7042073A JP4207395A JPH08236835A JP H08236835 A JPH08236835 A JP H08236835A JP 7042073 A JP7042073 A JP 7042073A JP 4207395 A JP4207395 A JP 4207395A JP H08236835 A JPH08236835 A JP H08236835A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】耐湿性を有する磁電変換素子を提供する。
【構成】磁気抵抗素子パタ−ンが形成された基板に、有
機材料、無機材料、あるいは有機材料と無機材料との組
み合わせて、遮蔽膜を形成する。
機材料、無機材料、あるいは有機材料と無機材料との組
み合わせて、遮蔽膜を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁電変換素子とくにIn
Sbからなる感磁部を有する磁電変換素子およびその製
造方法に関する。
Sbからなる感磁部を有する磁電変換素子およびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁界の変化を電気抵抗値の変
化に変換する磁電変換素子が測長素子、回転角度検知素
子などとして実用化されている。このような素子は、磁
気抵抗効果を呈する感磁部が磁性体基板に形成され、さ
らに感磁部に電気抵抗値の変化を取り出すための接続電
極が形成された構造を有している。
化に変換する磁電変換素子が測長素子、回転角度検知素
子などとして実用化されている。このような素子は、磁
気抵抗効果を呈する感磁部が磁性体基板に形成され、さ
らに感磁部に電気抵抗値の変化を取り出すための接続電
極が形成された構造を有している。
【0003】従来の磁電変換素子60を、図7の断面図
と、図8の平面図を用いて説明する。なお図8は、図7
に示すA−A線で切断したときの内部を示す図である。
と、図8の平面図を用いて説明する。なお図8は、図7
に示すA−A線で切断したときの内部を示す図である。
【0004】図において磁電変換素子60は、マイカ基
板1に形成された磁気抵抗素子パタ−ン4と、接続電極
5、5が、保護膜6と共に、樹脂層7、7により、磁性
体基板8a、8bに接着、挟持され、端面に外部接続用
電極9、9が形成されている。以下に磁電変換素子60
の構造を詳しく説明する。
板1に形成された磁気抵抗素子パタ−ン4と、接続電極
5、5が、保護膜6と共に、樹脂層7、7により、磁性
体基板8a、8bに接着、挟持され、端面に外部接続用
電極9、9が形成されている。以下に磁電変換素子60
の構造を詳しく説明する。
【0005】磁気抵抗素子パタ−ン4は、ミアンダライ
ン形状を有しInSbからなる感磁部2aと、感磁部2
a上に断続的に形成されたショ−トバ−3a...3a
とが、マイカ基板1に形成された構造を有している。磁
気抵抗素子パタ−ン4の両端には、InSb膜からなる
電極膜2b、2b上に、AlとTiからなる電導性膜3
b、3bが形成された接続電極5、5が接続されてい
る。ショ−トバ−3a...3aは感磁部2aの折り返
し部分および途中の何ヶ所かに、電気良導性薄膜として
作用するように形成されている。このショ−トバ−3
a...3aおよび電導性膜3b、3bは、上層をA
l、下層をTiとした二層構造を有しており、真空蒸着
法およびフォトリソグラフィ−により形成されている。
さらにまた、磁気抵抗素子パタ−ン4と接続電極5、5
とを保護するための保護膜6が、スパッタリングまたは
SOG(スピンオングラス)法などにより被覆されてい
る。なお保護膜6に用いる材料にはInSbと熱膨脹係
数がほぼ等しいシリカ、アルミナ、窒化シリコン、窒化
アルミニウムなどが用いられる。保護膜6には磁性体基
板8aが、またマイカ基板1には磁性体基板8bがそれ
ぞれ樹脂層7により接着されている。さらにまた接続電
極5、5と電気的に接続するように、電極材料により外
部接続用電極9、9が形成されている。
ン形状を有しInSbからなる感磁部2aと、感磁部2
a上に断続的に形成されたショ−トバ−3a...3a
とが、マイカ基板1に形成された構造を有している。磁
気抵抗素子パタ−ン4の両端には、InSb膜からなる
電極膜2b、2b上に、AlとTiからなる電導性膜3
b、3bが形成された接続電極5、5が接続されてい
る。ショ−トバ−3a...3aは感磁部2aの折り返
し部分および途中の何ヶ所かに、電気良導性薄膜として
作用するように形成されている。このショ−トバ−3
a...3aおよび電導性膜3b、3bは、上層をA
l、下層をTiとした二層構造を有しており、真空蒸着
法およびフォトリソグラフィ−により形成されている。
さらにまた、磁気抵抗素子パタ−ン4と接続電極5、5
とを保護するための保護膜6が、スパッタリングまたは
SOG(スピンオングラス)法などにより被覆されてい
る。なお保護膜6に用いる材料にはInSbと熱膨脹係
数がほぼ等しいシリカ、アルミナ、窒化シリコン、窒化
アルミニウムなどが用いられる。保護膜6には磁性体基
板8aが、またマイカ基板1には磁性体基板8bがそれ
ぞれ樹脂層7により接着されている。さらにまた接続電
極5、5と電気的に接続するように、電極材料により外
部接続用電極9、9が形成されている。
【0006】なお外部環境から保護するために、磁電変
換素子60の外部接続用電極9、9を除くほぼ全体に外
装樹脂10が塗布される場合もある。
換素子60の外部接続用電極9、9を除くほぼ全体に外
装樹脂10が塗布される場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁電変換素子
は、長時間にわたって使用すると、水や水に含まれる塩
類が、その構成部品である磁性体基板を介して、感磁部
にまで侵入し、磁性体基板から感磁部を剥離させたり、
もしくは感磁部や内部の電極を腐食させることがあっ
た。従来の磁電変換素子にあっては、このような不具合
を防止するために、外部接続用電極を除いて、磁電変換
素子のほぼ全体に樹脂を塗布したり、セラミック製ある
いはステンレススチ−ルなどの金属製の容器に密封して
収納する必要があった。その結果、磁電変換素子が大型
化すると共に、感磁部と共に用いる磁石と感磁部との距
離が大きくなるため、感度が低下するという問題があっ
た。
は、長時間にわたって使用すると、水や水に含まれる塩
類が、その構成部品である磁性体基板を介して、感磁部
にまで侵入し、磁性体基板から感磁部を剥離させたり、
もしくは感磁部や内部の電極を腐食させることがあっ
た。従来の磁電変換素子にあっては、このような不具合
を防止するために、外部接続用電極を除いて、磁電変換
素子のほぼ全体に樹脂を塗布したり、セラミック製ある
いはステンレススチ−ルなどの金属製の容器に密封して
収納する必要があった。その結果、磁電変換素子が大型
化すると共に、感磁部と共に用いる磁石と感磁部との距
離が大きくなるため、感度が低下するという問題があっ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するためになされたものであり、遮蔽膜を形成した基
板を用いて、耐湿性に優れた磁電変換素子を提供するも
のである。
決するためになされたものであり、遮蔽膜を形成した基
板を用いて、耐湿性に優れた磁電変換素子を提供するも
のである。
【0009】本発明の請求項1に係る磁電変換素子は、
基板に、磁気抵抗効果を有する感磁部と、接続電極とが
形成され、前記感磁部と接続電極が保護膜で被覆された
磁電変換素子において、基板に遮蔽膜が形成されている
ことを特徴とする。
基板に、磁気抵抗効果を有する感磁部と、接続電極とが
形成され、前記感磁部と接続電極が保護膜で被覆された
磁電変換素子において、基板に遮蔽膜が形成されている
ことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項2に係る磁電変換素子は、
前記遮蔽膜が、シラノ−ル樹脂、ポリイミド樹脂、アク
リル樹脂、フェノ−ル樹脂のいずれかから選ばれる有機
材料により形成されたことを特徴とする。
前記遮蔽膜が、シラノ−ル樹脂、ポリイミド樹脂、アク
リル樹脂、フェノ−ル樹脂のいずれかから選ばれる有機
材料により形成されたことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項3に係る磁電変換素子は、
前記遮蔽膜が、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化ケ
イ素のいずれかにより形成された多結晶薄膜、あるいは
硼酸鉛、硼ケイ酸、硼酸アルミニウム、硼酸アルカリ鉛
のいずれかにより形成された非晶質薄膜からなる無機材
料により形成されたことを特徴とする。
前記遮蔽膜が、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化ケ
イ素のいずれかにより形成された多結晶薄膜、あるいは
硼酸鉛、硼ケイ酸、硼酸アルミニウム、硼酸アルカリ鉛
のいずれかにより形成された非晶質薄膜からなる無機材
料により形成されたことを特徴とする。
【0012】本発明の請求項4に係る磁電変換素子は、
前記遮蔽膜が、シラノ−ル樹脂、ポリイミド樹脂、アク
リル樹脂、フェノ−ル樹脂のいずれかにより形成された
有機遮蔽膜と、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化ケ
イ素のいずれかにより形成された多結晶薄膜、あるいは
硼酸鉛、硼ケイ酸、硼酸アルミニウム、硼酸アルカリ鉛
のいずれかにより形成された非晶質薄膜である無機遮蔽
膜とからなる二層構造を有することを特徴とする。
前記遮蔽膜が、シラノ−ル樹脂、ポリイミド樹脂、アク
リル樹脂、フェノ−ル樹脂のいずれかにより形成された
有機遮蔽膜と、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化ケ
イ素のいずれかにより形成された多結晶薄膜、あるいは
硼酸鉛、硼ケイ酸、硼酸アルミニウム、硼酸アルカリ鉛
のいずれかにより形成された非晶質薄膜である無機遮蔽
膜とからなる二層構造を有することを特徴とする。
【0013】本発明の請求項5に係る磁電変換素子の製
造方法は、基板に、磁気抵抗効果を有する感磁部と、接
続電極とを形成し、前記感磁部と接続電極とを保護膜で
被覆してなる磁電変換素子の製造方法において、基板に
遮蔽膜を形成する工程を含むことを特徴とする。
造方法は、基板に、磁気抵抗効果を有する感磁部と、接
続電極とを形成し、前記感磁部と接続電極とを保護膜で
被覆してなる磁電変換素子の製造方法において、基板に
遮蔽膜を形成する工程を含むことを特徴とする。
【0014】本発明の請求項6に係る磁電変換素子の製
造方法は、前記遮蔽膜が酸化ケイ素、酸化アルミニウ
ム、窒化ケイ素のいずれかから選択された多結晶薄膜か
らなり、スパッタリング、PVD、CVD、蒸着、SO
G(スピンオングラス)法のいずれかから選択される方
法により形成することを特徴とする。
造方法は、前記遮蔽膜が酸化ケイ素、酸化アルミニウ
ム、窒化ケイ素のいずれかから選択された多結晶薄膜か
らなり、スパッタリング、PVD、CVD、蒸着、SO
G(スピンオングラス)法のいずれかから選択される方
法により形成することを特徴とする。
【0015】本発明の請求項7に係る磁電変換素子の製
造方法は、前記遮蔽膜が硼酸鉛、硼ケイ酸、硼酸アルミ
ニウム、硼酸アルカリ鉛のいずれかから選択された非晶
質薄膜からなり、基板に塗布しさらに熱処理して形成す
ることを特徴とする。
造方法は、前記遮蔽膜が硼酸鉛、硼ケイ酸、硼酸アルミ
ニウム、硼酸アルカリ鉛のいずれかから選択された非晶
質薄膜からなり、基板に塗布しさらに熱処理して形成す
ることを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1記載の磁電変換素子は、基板に遮蔽膜
が形成されているので、水や水に含まれる塩類が基板か
ら感磁部に侵入する事を防止できる。
が形成されているので、水や水に含まれる塩類が基板か
ら感磁部に侵入する事を防止できる。
【0017】請求項2記載の磁電変換素子は、前記遮蔽
膜が、シラノ−ル樹脂、ポリイミド樹脂、アクリル樹
脂、フェノ−ル樹脂のいずれかから選ばれる緻密な有機
材料により形成されているので、水や水に含まれる塩類
が基板から感磁部に侵入する事を確実に防止できる。
膜が、シラノ−ル樹脂、ポリイミド樹脂、アクリル樹
脂、フェノ−ル樹脂のいずれかから選ばれる緻密な有機
材料により形成されているので、水や水に含まれる塩類
が基板から感磁部に侵入する事を確実に防止できる。
【0018】請求項3記載の磁電変換素子は、前記遮蔽
膜が、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化ケイ素のい
ずれかにより形成された多結晶薄膜、あるいは硼酸鉛、
硼ケイ酸、硼酸アルミニウム、硼酸アルカリ鉛のいずれ
かにより形成された非晶質薄膜からなる無機材料により
形成されているので、水や水に含まれる塩類が磁性体基
板から感磁部に侵入する事を確実に防止できる。
膜が、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化ケイ素のい
ずれかにより形成された多結晶薄膜、あるいは硼酸鉛、
硼ケイ酸、硼酸アルミニウム、硼酸アルカリ鉛のいずれ
かにより形成された非晶質薄膜からなる無機材料により
形成されているので、水や水に含まれる塩類が磁性体基
板から感磁部に侵入する事を確実に防止できる。
【0019】請求項4記載の磁電変換素子は、前記遮蔽
膜が、シラノ−ル樹脂、ポリイミド樹脂、アクリル樹
脂、フェノ−ル樹脂のいずれかにより形成された有機遮
蔽膜と、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化ケイ素の
いずれかにより形成された多結晶薄膜、あるいは硼酸
鉛、硼ケイ酸、硼酸アルミニウム、硼酸アルカリ鉛のい
ずれかにより形成された非晶質薄膜である無機遮蔽膜と
からなる二層構造を有するので、水や水に含まれる塩類
が基板から感磁部に侵入する事をさらに確実に防止でき
る。
膜が、シラノ−ル樹脂、ポリイミド樹脂、アクリル樹
脂、フェノ−ル樹脂のいずれかにより形成された有機遮
蔽膜と、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化ケイ素の
いずれかにより形成された多結晶薄膜、あるいは硼酸
鉛、硼ケイ酸、硼酸アルミニウム、硼酸アルカリ鉛のい
ずれかにより形成された非晶質薄膜である無機遮蔽膜と
からなる二層構造を有するので、水や水に含まれる塩類
が基板から感磁部に侵入する事をさらに確実に防止でき
る。
【0020】請求項5記載の磁電変換素子の製造方法
は、基板に、磁気抵抗効果を有する感磁部と、接続電極
とを形成し、前記感磁部と接続電極とを保護膜で被覆し
てなる磁電変換素子の製造方法において、基板に遮蔽膜
を形成する工程を含むので、水や水に含まれる塩類が基
板から感磁部に侵入する事を確実に防止する遮蔽膜を有
する磁電変換素子を製造することができる。
は、基板に、磁気抵抗効果を有する感磁部と、接続電極
とを形成し、前記感磁部と接続電極とを保護膜で被覆し
てなる磁電変換素子の製造方法において、基板に遮蔽膜
を形成する工程を含むので、水や水に含まれる塩類が基
板から感磁部に侵入する事を確実に防止する遮蔽膜を有
する磁電変換素子を製造することができる。
【0021】請求項6記載の磁電変換素子の製造方法
は、前記遮蔽膜が酸化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化
ケイ素のいずれかから選択された多結晶薄膜からなり、
スパッタリング、PVD、CVD、蒸着、SOG(スピ
ンオングラス)法のいずれかの方法により形成するの
で、水や水に含まれる塩類が基板から感磁部に侵入する
事を確実に防止する遮蔽膜を有する磁電変換素子を製造
することができる。
は、前記遮蔽膜が酸化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化
ケイ素のいずれかから選択された多結晶薄膜からなり、
スパッタリング、PVD、CVD、蒸着、SOG(スピ
ンオングラス)法のいずれかの方法により形成するの
で、水や水に含まれる塩類が基板から感磁部に侵入する
事を確実に防止する遮蔽膜を有する磁電変換素子を製造
することができる。
【0022】請求項7記載の磁電変換素子の製造方法
は、前記遮蔽膜が硼酸鉛、硼ケイ酸、硼酸アルミニウ
ム、硼酸アルカリ鉛のいずれかから選択された非晶質薄
膜からなり、基板に塗布しさらに熱処理して形成するの
で、水や水に含まれる塩類が基板から感磁部に侵入する
事を確実に防止する遮蔽膜を有する磁電変換素子を製造
することができる。
は、前記遮蔽膜が硼酸鉛、硼ケイ酸、硼酸アルミニウ
ム、硼酸アルカリ鉛のいずれかから選択された非晶質薄
膜からなり、基板に塗布しさらに熱処理して形成するの
で、水や水に含まれる塩類が基板から感磁部に侵入する
事を確実に防止する遮蔽膜を有する磁電変換素子を製造
することができる。
【0023】
(実施例1)本発明の実施例に係る磁電変換素子20を
図1〜図3を用いて説明する。図1は磁電変換素子20
の断面図、図2は図1に示す磁電変換素子20をA−A
で切断した時の平面図、図3は磁電変換素子20の製造
工程の途中を示す図である。なお図2の平面図は従来例
とほぼ同一である。また以下の説明において従来例と同
一の部分については同一の符号を付してその説明を省略
する。
図1〜図3を用いて説明する。図1は磁電変換素子20
の断面図、図2は図1に示す磁電変換素子20をA−A
で切断した時の平面図、図3は磁電変換素子20の製造
工程の途中を示す図である。なお図2の平面図は従来例
とほぼ同一である。また以下の説明において従来例と同
一の部分については同一の符号を付してその説明を省略
する。
【0024】磁電変換素子20は、マイカ基板1に、ミ
アンダライン形状を有するInSb膜からなる感磁部2
aと、感磁部2aの途中に断続的に多数形成されたショ
−トバ−3a...3aとにより構成された磁気抵抗素
子パタ−ン4と、磁気抵抗素子パタ−ン4の両端に電気
的に接続し電極膜2b、2bと電導性膜3b、3bとか
らなり二層構造を有する接続電極5、5と、磁気抵抗素
子パタ−ン4と接続電極5、5とを保護するための保護
膜6とが形成され、マイカ基板1の両面には表面に遮蔽
膜13が形成された磁性体基板8a、8bが樹脂層7、
7により接着され、端面に露出した接続電極5、5に外
部用接続電極9、9が接続された構造を有している。
アンダライン形状を有するInSb膜からなる感磁部2
aと、感磁部2aの途中に断続的に多数形成されたショ
−トバ−3a...3aとにより構成された磁気抵抗素
子パタ−ン4と、磁気抵抗素子パタ−ン4の両端に電気
的に接続し電極膜2b、2bと電導性膜3b、3bとか
らなり二層構造を有する接続電極5、5と、磁気抵抗素
子パタ−ン4と接続電極5、5とを保護するための保護
膜6とが形成され、マイカ基板1の両面には表面に遮蔽
膜13が形成された磁性体基板8a、8bが樹脂層7、
7により接着され、端面に露出した接続電極5、5に外
部用接続電極9、9が接続された構造を有している。
【0025】上記構造の磁電変換素子20の製造方法を
工程順に図3を参照して説明する。まず、図3(1)に
示すように、マイカ基板1にInSb膜11を三温度法
により蒸着方法を用いて形成する。次に、図3(2)に
示すように、InSb膜11をフォトリソグラフィ−に
よりミアンダライン状にパタ−ン化し、感磁部2aおよ
び電極膜2b、2bを形成する。次に図3(3)に示す
ように、感磁部2aおよび電極膜2b、2bが形成され
た面にAlを上層、Tiを下層として電気伝導性薄膜を
真空蒸着法により成膜し、これを電気良導性薄膜として
作用するショ−トバ−3a...3aおよび電導性膜3
b、3bとして、フォトリソグラフィ−により同時にパ
タ−ン形成する。感磁部2aとショ−トバ−3a...
3aにより磁気抵抗素子パタ−ン4が形成され、電極膜
2b、2bと電導性膜3b、3bにより接続電極5、5
が形成される。さらにまた、図3(4)に示すように、
磁気抵抗素子パタ−ン4と接続電極5、5とを保護する
ための保護膜6を、スパッタリングまたはSOG(スピ
ンオングラス)法などにより形成する。なお保護膜6に
用いる材料にはInSbと熱膨脹係数がほぼ等しいシリ
カ、アルミナ、窒化シリコン、窒化アルミニウムなどを
用いることができる。次に、図3(5)に示すように、
あらかじめ遮蔽膜13を形成した磁性体基板8aを、保
護膜6に樹脂層7により接着する。前記遮蔽膜13はシ
ラノ−ル化合物溶液を表面に塗布し、オ−ブンを用いて
200〜450℃で焼成し、ケイ素化合物からなる遮蔽
膜13に形成したものであり、水分や水分に含まれる塩
類を遮蔽するように作用する。次に図3(6)に示すよ
うに、マイカ基板1に、遮蔽膜13を形成した磁性体基
板8bをエポキシ樹脂からなる樹脂層7により接着す
る。
工程順に図3を参照して説明する。まず、図3(1)に
示すように、マイカ基板1にInSb膜11を三温度法
により蒸着方法を用いて形成する。次に、図3(2)に
示すように、InSb膜11をフォトリソグラフィ−に
よりミアンダライン状にパタ−ン化し、感磁部2aおよ
び電極膜2b、2bを形成する。次に図3(3)に示す
ように、感磁部2aおよび電極膜2b、2bが形成され
た面にAlを上層、Tiを下層として電気伝導性薄膜を
真空蒸着法により成膜し、これを電気良導性薄膜として
作用するショ−トバ−3a...3aおよび電導性膜3
b、3bとして、フォトリソグラフィ−により同時にパ
タ−ン形成する。感磁部2aとショ−トバ−3a...
3aにより磁気抵抗素子パタ−ン4が形成され、電極膜
2b、2bと電導性膜3b、3bにより接続電極5、5
が形成される。さらにまた、図3(4)に示すように、
磁気抵抗素子パタ−ン4と接続電極5、5とを保護する
ための保護膜6を、スパッタリングまたはSOG(スピ
ンオングラス)法などにより形成する。なお保護膜6に
用いる材料にはInSbと熱膨脹係数がほぼ等しいシリ
カ、アルミナ、窒化シリコン、窒化アルミニウムなどを
用いることができる。次に、図3(5)に示すように、
あらかじめ遮蔽膜13を形成した磁性体基板8aを、保
護膜6に樹脂層7により接着する。前記遮蔽膜13はシ
ラノ−ル化合物溶液を表面に塗布し、オ−ブンを用いて
200〜450℃で焼成し、ケイ素化合物からなる遮蔽
膜13に形成したものであり、水分や水分に含まれる塩
類を遮蔽するように作用する。次に図3(6)に示すよ
うに、マイカ基板1に、遮蔽膜13を形成した磁性体基
板8bをエポキシ樹脂からなる樹脂層7により接着す
る。
【0026】以上の工程までは、一枚の磁性体基板の母
基板を用い多数個の磁電変換素子20を同時に製造して
も良い。この場合次の工程の前に個々の磁電変換素子に
切り離す。
基板を用い多数個の磁電変換素子20を同時に製造して
も良い。この場合次の工程の前に個々の磁電変換素子に
切り離す。
【0027】次に、図1に示すように、個々に切断され
た磁電変換素子20の端面に、接続電極5、5に接続す
るように外部接続用電極9、9を形成する。
た磁電変換素子20の端面に、接続電極5、5に接続す
るように外部接続用電極9、9を形成する。
【0028】以上の工程により磁電変換素子20が製造
される。
される。
【0029】なお本実施例においては、外部の素子と接
続するための外部接続用電極9、9を形成した例につい
て述べたが、リ−ド部材からなる外部接続用端子が接続
電極5、5に接続されていてもよい。
続するための外部接続用電極9、9を形成した例につい
て述べたが、リ−ド部材からなる外部接続用端子が接続
電極5、5に接続されていてもよい。
【0030】さらに本実施例においては、磁性体基板8
a、8bを用いて磁電変換素子を形成する場合について
述べたが、アルミナ、フォルステライト、ムライトなど
のセラミック基板を用いてもよい。
a、8bを用いて磁電変換素子を形成する場合について
述べたが、アルミナ、フォルステライト、ムライトなど
のセラミック基板を用いてもよい。
【0031】さらに本実施例においては、基板に形成す
る遮蔽膜はシラノ−ル樹脂を用いてケイ素化合物からな
る膜に形成する場合についてのべたが、緻密で水や水に
含まれる塩類が基板から感磁部に侵入することを防止で
きるならば、次に述べるように別の有機材料あるいは無
機材料から形成されていても良い。さらにまた二種以上
の有機材料あるいは無機材料を多層に形成した遮蔽膜を
形成しても良い。
る遮蔽膜はシラノ−ル樹脂を用いてケイ素化合物からな
る膜に形成する場合についてのべたが、緻密で水や水に
含まれる塩類が基板から感磁部に侵入することを防止で
きるならば、次に述べるように別の有機材料あるいは無
機材料から形成されていても良い。さらにまた二種以上
の有機材料あるいは無機材料を多層に形成した遮蔽膜を
形成しても良い。
【0032】遮蔽膜は、ポリイミド樹脂、アクリル樹
脂、フェノ−ル樹脂のいずれかから選ばれる有機材料
や、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化ケイ素、硼ケ
イ酸、硼酸アルミニウム、硼酸アルカリ鉛、マイカのい
ずれかから選ばれる無機材料を用いて形成することがで
きる。
脂、フェノ−ル樹脂のいずれかから選ばれる有機材料
や、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化ケイ素、硼ケ
イ酸、硼酸アルミニウム、硼酸アルカリ鉛、マイカのい
ずれかから選ばれる無機材料を用いて形成することがで
きる。
【0033】ポリイミド樹脂により遮蔽膜を形成する場
合は、シラノ−ル樹脂膜を形成する場合と同様に市販の
ポリイミド溶液を磁性体基板に塗布し、オ−ブンを用い
て90〜350℃の温度により加熱すればよい。
合は、シラノ−ル樹脂膜を形成する場合と同様に市販の
ポリイミド溶液を磁性体基板に塗布し、オ−ブンを用い
て90〜350℃の温度により加熱すればよい。
【0034】またポリイミド樹脂に換えて、アクリル樹
脂やフェノ−ル樹脂を用いる場合にはポリイミド樹脂と
同様にすれば良い。
脂やフェノ−ル樹脂を用いる場合にはポリイミド樹脂と
同様にすれば良い。
【0035】多結晶薄膜により遮蔽膜を形成する場合
は、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化ケイ素のいず
れかから選ばれる無機材料を用いて、スパッタリング、
PVD、CVD、蒸着、SOG(スピンオングラス)法
のいずれかから選ばれる方法により形成することができ
る。また非晶質薄膜による遮蔽膜を形成するには、硼ケ
イ酸、硼酸アルミニウム、硼酸アルカリ鉛いずれかから
選ばれる無機材料を塗布したのち、軟化点よりも高い温
度に昇温し、ガラス化して遮蔽膜とすることができる。
このときの熱処理温度は、600〜800℃が良い。
は、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化ケイ素のいず
れかから選ばれる無機材料を用いて、スパッタリング、
PVD、CVD、蒸着、SOG(スピンオングラス)法
のいずれかから選ばれる方法により形成することができ
る。また非晶質薄膜による遮蔽膜を形成するには、硼ケ
イ酸、硼酸アルミニウム、硼酸アルカリ鉛いずれかから
選ばれる無機材料を塗布したのち、軟化点よりも高い温
度に昇温し、ガラス化して遮蔽膜とすることができる。
このときの熱処理温度は、600〜800℃が良い。
【0036】なお多結晶薄膜を形成せずに、マイカ基板
を遮蔽膜として作用するように樹脂により接着しても良
い。
を遮蔽膜として作用するように樹脂により接着しても良
い。
【0037】さらに無機材料による遮蔽膜の上層には、
例えば紫外線硬化型のアクリル樹脂をさらに形成しても
よい。その形成条件は、例えば、アクリル樹脂モノマ−
を無機材料による遮蔽膜に塗布し、紫外線を2分間照射
し、200℃で10分間硬化して、遮蔽膜とする方法が
良い。
例えば紫外線硬化型のアクリル樹脂をさらに形成しても
よい。その形成条件は、例えば、アクリル樹脂モノマ−
を無機材料による遮蔽膜に塗布し、紫外線を2分間照射
し、200℃で10分間硬化して、遮蔽膜とする方法が
良い。
【0038】さらにまた遮蔽膜は樹脂層で接着する面に
形成しなくてもよく、最外面に形成しても同様の効果が
得られる。
形成しなくてもよく、最外面に形成しても同様の効果が
得られる。
【0039】(実施例2)本発明の別の実施例に係る磁
電変換素子30の製造方法を図4を用いて説明する。な
お本実施例に係る磁電変換素子30は実施例1と同一の
構造を有するが、感磁部がInSbバルクウェハ−を用
いて製造されたものである。
電変換素子30の製造方法を図4を用いて説明する。な
お本実施例に係る磁電変換素子30は実施例1と同一の
構造を有するが、感磁部がInSbバルクウェハ−を用
いて製造されたものである。
【0040】まず図4(1)に示すように、磁性体基板
8aを準備し、シラノ−ル化合物溶液を表面に塗布し、
オ−ブンを用いて200〜450℃で焼成することによ
り、ケイ素化合物からなる遮蔽膜13を形成する。この
ケイ素化合物は、水分や外部環境に含まれる気体が磁性
体基板8aから磁気抵抗素子パタ−ン4に侵入すること
を防ぐように作用する。次に図4(2)に示すように、
磁性体基板8aに遮蔽膜13を形成した面にInSbバ
ルクウェハ14を樹脂層7を介して接着する。次に図4
(3)に示すように、InSbバルクウェハ14を厚さ
5μmとなるまでラッピング加工またはエッチング加工
を施しInSb膜11とする。次に図4(4)に示すよ
うに、フォトリソグラフィによりInSb膜11を感磁
部2aと電極膜2b、2bに形成する。次に図4(5)
に示すように、基板表面にAlを上層、Tiを下層とし
て真空蒸着法により成膜し、これをショ−トバ−3
a...3aと電導性膜3b、3bとしてフォトリソグ
ラフィ−により同時にパタ−ン形成する。感磁部2aと
ショ−トバ−3a...3aとにより磁気抵抗素子パタ
−ン4が構成され、電極膜2b、2bと電導性膜3b、
3bとにより接続電極5、5が構成される。磁性体基板
8a上に形成された一対の感磁部2aの両端はそれぞれ
接続電極5、5に接続されている。次に、図4(6)に
示すように、磁気抵抗素子パタ−ン4と接続電極5、5
とを保護するための保護膜6を、スパッタリングまたは
SOG(スピンオングラス)法などにより形成する。な
お保護膜6に用いる材料にはInSbと熱膨脹係数がほ
ぼ等しいシリカ、アルミナ、窒化シリコン、窒化アルミ
ニウムなどを用いることができる。次に図4(7)に示
すように、樹脂層7を介して、保護膜6に、あらかじめ
遮蔽膜13が形成された磁性体基板8bを接着する。
8aを準備し、シラノ−ル化合物溶液を表面に塗布し、
オ−ブンを用いて200〜450℃で焼成することによ
り、ケイ素化合物からなる遮蔽膜13を形成する。この
ケイ素化合物は、水分や外部環境に含まれる気体が磁性
体基板8aから磁気抵抗素子パタ−ン4に侵入すること
を防ぐように作用する。次に図4(2)に示すように、
磁性体基板8aに遮蔽膜13を形成した面にInSbバ
ルクウェハ14を樹脂層7を介して接着する。次に図4
(3)に示すように、InSbバルクウェハ14を厚さ
5μmとなるまでラッピング加工またはエッチング加工
を施しInSb膜11とする。次に図4(4)に示すよ
うに、フォトリソグラフィによりInSb膜11を感磁
部2aと電極膜2b、2bに形成する。次に図4(5)
に示すように、基板表面にAlを上層、Tiを下層とし
て真空蒸着法により成膜し、これをショ−トバ−3
a...3aと電導性膜3b、3bとしてフォトリソグ
ラフィ−により同時にパタ−ン形成する。感磁部2aと
ショ−トバ−3a...3aとにより磁気抵抗素子パタ
−ン4が構成され、電極膜2b、2bと電導性膜3b、
3bとにより接続電極5、5が構成される。磁性体基板
8a上に形成された一対の感磁部2aの両端はそれぞれ
接続電極5、5に接続されている。次に、図4(6)に
示すように、磁気抵抗素子パタ−ン4と接続電極5、5
とを保護するための保護膜6を、スパッタリングまたは
SOG(スピンオングラス)法などにより形成する。な
お保護膜6に用いる材料にはInSbと熱膨脹係数がほ
ぼ等しいシリカ、アルミナ、窒化シリコン、窒化アルミ
ニウムなどを用いることができる。次に図4(7)に示
すように、樹脂層7を介して、保護膜6に、あらかじめ
遮蔽膜13が形成された磁性体基板8bを接着する。
【0041】以上の工程までは、一枚の磁性体基板の母
基板を用い多数個の磁電変換素子30を同時に製造して
も良い。この場合次の工程の前に個々の磁電変換素子に
切り離す。
基板を用い多数個の磁電変換素子30を同時に製造して
も良い。この場合次の工程の前に個々の磁電変換素子に
切り離す。
【0042】次に図4(8)に示すように、個々に切断
された磁電変換素子30の端面に、接続電極5、5に接
続するように外部接続用電極9、9を形成する。
された磁電変換素子30の端面に、接続電極5、5に接
続するように外部接続用電極9、9を形成する。
【0043】以上の工程により磁電変換素子30が製造
される。
される。
【0044】なお本実施例においては、外部の素子と接
続するための外部接続用電極9、9を形成した例につい
て述べたが、リ−ド部材からなる外部接続用端子が接続
電極5、5に接続されていてもよい。
続するための外部接続用電極9、9を形成した例につい
て述べたが、リ−ド部材からなる外部接続用端子が接続
電極5、5に接続されていてもよい。
【0045】さらに本実施例においては、磁性体基板8
a、8bを用いて磁電変換素子を形成する場合について
述べたが、アルミナ、フォルステライト、ムライトなど
のセラミック基板を用いてもよい。
a、8bを用いて磁電変換素子を形成する場合について
述べたが、アルミナ、フォルステライト、ムライトなど
のセラミック基板を用いてもよい。
【0046】さらにまた本実施例においては、基板に形
成する遮蔽膜は、シラノ−ル樹脂を用いてケイ素化合物
で形成する場合についてのべたが、緻密で水や水に含ま
れる塩類を通さないものであれば、ポリイミド樹脂、ア
クリル樹脂、フェノ−ル樹脂のいずれかから選ばれる有
機材料、あるいは酸化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化
ケイ素、硼酸鉛、硼ケイ酸、硼酸アルミニウム、硼酸ア
ルカリ鉛のいずれかから選ばれる無機材料から形成され
ていても良いし、有機材料と無機材料とを複数層形成し
てもよい。
成する遮蔽膜は、シラノ−ル樹脂を用いてケイ素化合物
で形成する場合についてのべたが、緻密で水や水に含ま
れる塩類を通さないものであれば、ポリイミド樹脂、ア
クリル樹脂、フェノ−ル樹脂のいずれかから選ばれる有
機材料、あるいは酸化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化
ケイ素、硼酸鉛、硼ケイ酸、硼酸アルミニウム、硼酸ア
ルカリ鉛のいずれかから選ばれる無機材料から形成され
ていても良いし、有機材料と無機材料とを複数層形成し
てもよい。
【0047】なお多結晶薄膜を形成せずに、マイカ基板
を遮蔽膜として作用するように樹脂により接着しても良
い。
を遮蔽膜として作用するように樹脂により接着しても良
い。
【0048】さらに遮蔽膜は樹脂層で接着する面に形成
しなくてもよく、最外面に形成しても同様の効果が得ら
れる。
しなくてもよく、最外面に形成しても同様の効果が得ら
れる。
【0049】(実施例3)本発明の別の実施例に係る磁
電変換素子40を図5を用いて説明する。
電変換素子40を図5を用いて説明する。
【0050】図5は磁電変換素子40の断面図である。
なお実施例1で説明した磁電変換素子20と同一の部分
については同一の符号を用いその説明を省略する。
なお実施例1で説明した磁電変換素子20と同一の部分
については同一の符号を用いその説明を省略する。
【0051】図5に示すように、磁電変換素子40は、
マイカ基板1に、ミアンダライン形状を有するInSb
膜からなる感磁部2aと、その感磁部2aの表面に断続
的に多数形成されたショ−トバ−3a...3aとによ
り構成された磁気抵抗素子パタ−ン4と、磁気抵抗素子
パタ−ン4の両端に電気的に接続された電極膜2b、2
bと電導性膜3b、3bとからなる二層構造を有する接
続電極5、5と、磁気抵抗素子パタ−ン4と接続電極
5、5とを保護するための保護膜6とを有している。保
護膜6には遮蔽膜13が形成された磁性体基板8aが、
マイカ基板1には磁性体基板8bが、それぞれ樹脂層7
により接着され、さらに端面に露出した接続電極5、5
に外部用接続電極9、9が接続されている。なお磁性体
基板8bには遮蔽膜は形成されていない。
マイカ基板1に、ミアンダライン形状を有するInSb
膜からなる感磁部2aと、その感磁部2aの表面に断続
的に多数形成されたショ−トバ−3a...3aとによ
り構成された磁気抵抗素子パタ−ン4と、磁気抵抗素子
パタ−ン4の両端に電気的に接続された電極膜2b、2
bと電導性膜3b、3bとからなる二層構造を有する接
続電極5、5と、磁気抵抗素子パタ−ン4と接続電極
5、5とを保護するための保護膜6とを有している。保
護膜6には遮蔽膜13が形成された磁性体基板8aが、
マイカ基板1には磁性体基板8bが、それぞれ樹脂層7
により接着され、さらに端面に露出した接続電極5、5
に外部用接続電極9、9が接続されている。なお磁性体
基板8bには遮蔽膜は形成されていない。
【0052】本実施例に係る磁電変換素子40において
も、磁性体基板8aに形成された遮蔽膜13が、水や水
に含まれる塩類が外部から磁性体基板を通過して、磁気
抵抗素子パタ−ン4に浸透する事を防止する。なおマイ
カ基板1は水を通過させないので、磁性体基板8bに遮
蔽膜が形成されていなくても、水が磁気抵抗素子パタ−
ンにまで浸透することはない。
も、磁性体基板8aに形成された遮蔽膜13が、水や水
に含まれる塩類が外部から磁性体基板を通過して、磁気
抵抗素子パタ−ン4に浸透する事を防止する。なおマイ
カ基板1は水を通過させないので、磁性体基板8bに遮
蔽膜が形成されていなくても、水が磁気抵抗素子パタ−
ンにまで浸透することはない。
【0053】さらに本実施例においては、磁性体基板8
a、8bを用いて磁電変換素子を形成する場合について
述べたが、アルミナ、フォルステライト、ムライトなど
のセラミック基板を用いてもよい。
a、8bを用いて磁電変換素子を形成する場合について
述べたが、アルミナ、フォルステライト、ムライトなど
のセラミック基板を用いてもよい。
【0054】さらにまた遮蔽膜13を形成する材料やそ
の形成方法は、実施例1に示したように有機材料や無機
材料だけでなくそれらを多層に形成することにより遮蔽
膜13を構成しても良いことはいうまでもない。
の形成方法は、実施例1に示したように有機材料や無機
材料だけでなくそれらを多層に形成することにより遮蔽
膜13を構成しても良いことはいうまでもない。
【0055】(実施例4)本発明に係る別の実施例に係
る磁電変換素子50を図6を用いて説明する。
る磁電変換素子50を図6を用いて説明する。
【0056】図6は磁電変換素子50の断面図である。
なお実施例1と同一の部分については同一の符号を用い
その説明を省略する。
なお実施例1と同一の部分については同一の符号を用い
その説明を省略する。
【0057】磁電変換素子50は、マイカ基板1に、ミ
アンダライン形状を有するInSb膜からなる感磁部2
aと、感磁部2aの途中に断続的に多数形成されたショ
−トバ−3a...3aとにより構成された磁気抵抗素
子パタ−ン4と、磁気抵抗素子パタ−ン4の両端に接続
する接続電極5、5と、磁気抵抗素子パタ−ン4と接続
電極5、5とを保護するための保護膜6とが形成され、
マイカ基板1の、磁気抵抗素子パタ−ン4が形成されて
いない面に遮蔽膜13が形成された磁性体基板8aが樹
脂層7により接着され、端面に露出した接続電極5、5
に外部用接続電極9、9が接続された構造を有してい
る。
アンダライン形状を有するInSb膜からなる感磁部2
aと、感磁部2aの途中に断続的に多数形成されたショ
−トバ−3a...3aとにより構成された磁気抵抗素
子パタ−ン4と、磁気抵抗素子パタ−ン4の両端に接続
する接続電極5、5と、磁気抵抗素子パタ−ン4と接続
電極5、5とを保護するための保護膜6とが形成され、
マイカ基板1の、磁気抵抗素子パタ−ン4が形成されて
いない面に遮蔽膜13が形成された磁性体基板8aが樹
脂層7により接着され、端面に露出した接続電極5、5
に外部用接続電極9、9が接続された構造を有してい
る。
【0058】磁電変換素子50を構成する各部分の材料
やその形成方法は、実施例1、実施例2もしくは実施例
3と同様である。
やその形成方法は、実施例1、実施例2もしくは実施例
3と同様である。
【0059】このような構成の磁電変換素子50は、マ
イカ基板1が緻密で水や水に含まれる塩類を通さないの
で遮蔽膜として作用する。さらに磁気抵抗素子パタ−ン
4と被検出体との距離を小さくできるので、感度が向上
する。
イカ基板1が緻密で水や水に含まれる塩類を通さないの
で遮蔽膜として作用する。さらに磁気抵抗素子パタ−ン
4と被検出体との距離を小さくできるので、感度が向上
する。
【0060】
【発明の効果】本発明の磁電変換素子は、有機材料、無
機材料、あるいは有機材料と無機材料とを組み合わせた
材料を用いて、あらかじめ遮蔽膜を形成した基板を用い
た構成を有している。そのために水や水に含まれる塩類
が基板から感磁部に侵入することがなくなるので、耐湿
性に優れた感磁部を有する磁気抵抗素子を得る事ができ
る。
機材料、あるいは有機材料と無機材料とを組み合わせた
材料を用いて、あらかじめ遮蔽膜を形成した基板を用い
た構成を有している。そのために水や水に含まれる塩類
が基板から感磁部に侵入することがなくなるので、耐湿
性に優れた感磁部を有する磁気抵抗素子を得る事ができ
る。
【図1】本発明に係る一実施例磁電変換素子の断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明に係る一実施例磁電変換素子の平面図で
ある。
ある。
【図3】本発明に係る一実施例磁電変換素子の製造途中
の断面図である。
の断面図である。
【図4】本発明に係る別の実施例磁電変換素子の製造途
中の断面図である。
中の断面図である。
【図5】本発明に係る別の実施例磁電変換素子の断面図
である。
である。
【図6】本発明に係る別の実施例磁電変換素子の断面図
である。
である。
【図7】従来の磁電変換素子の断面図である。
【図8】従来の磁電変換素子の平面図である。
1 マイカ基板 1a 保護膜 2a 感磁部 2b 電極膜 3a ショ−トバ− 3b 電導性膜 4 磁気抵抗素子パタ
−ン 5 接続電極 6 保護膜 7 樹脂層 8a、8b 磁性体基板 9 外部接続用電極 10 外装樹脂 11 InSb膜 13 遮蔽膜 14 InSbバルクウ
ェハ 20、30、40、50、60 磁電変換素子
−ン 5 接続電極 6 保護膜 7 樹脂層 8a、8b 磁性体基板 9 外部接続用電極 10 外装樹脂 11 InSb膜 13 遮蔽膜 14 InSbバルクウ
ェハ 20、30、40、50、60 磁電変換素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小木曽 美文 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内
Claims (7)
- 【請求項1】基板に、磁気抵抗効果を有する感磁部と、
接続電極とが形成され、前記感磁部と接続電極が保護膜
で被覆された磁電変換素子において、基板に遮蔽膜が形
成されていることを特徴とする磁電変換素子。 - 【請求項2】前記遮蔽膜が、シラノ−ル樹脂、ポリイミ
ド樹脂、アクリル樹脂、フェノ−ル樹脂のいずれかから
選ばれる有機材料により形成されたことを特徴とする請
求項1記載の磁電変換素子。 - 【請求項3】前記遮蔽膜が、酸化ケイ素、酸化アルミニ
ウム、窒化ケイ素のいずれかにより形成された多結晶薄
膜、あるいは硼酸鉛、硼ケイ酸、硼酸アルミニウム、硼
酸アルカリ鉛のいずれかにより形成された非晶質薄膜か
らなる無機材料により形成されたことを特徴とする請求
項1記載の磁電変換素子。 - 【請求項4】前記遮蔽膜が、シラノ−ル樹脂、ポリイミ
ド樹脂、アクリル樹脂、フェノ−ル樹脂のいずれかによ
り形成された有機遮蔽膜と、酸化ケイ素、酸化アルミニ
ウム、窒化ケイ素のいずれかにより形成された多結晶薄
膜、あるいは硼酸鉛、硼ケイ酸、硼酸アルミニウム、硼
酸アルカリ鉛のいずれかにより形成された非晶質薄膜で
ある無機遮蔽膜とからなる二層構造を有することを特徴
とする請求項1記載の磁電変換素子。 - 【請求項5】基板に、磁気抵抗効果を有する感磁部と、
接続電極とを形成し、前記感磁部と接続電極とを保護膜
で被覆してなる磁電変換素子の製造方法において、基板
に遮蔽膜を形成する工程を含むことを特徴とする磁電変
換素子の製造方法。 - 【請求項6】前記遮蔽膜が酸化ケイ素、酸化アルミニウ
ム、窒化ケイ素のいずれかから選択された多結晶薄膜か
らなり、スパッタリング、PVD、CVD、蒸着、SO
G(スピンオングラス)法のいずれかから選択される方
法により形成することを特徴とする請求項5記載の磁電
変換素子の製造方法。 - 【請求項7】前記遮蔽膜が硼酸鉛、硼ケイ酸、硼酸アル
ミニウム、硼酸アルカリ鉛のいずれかから選択された非
晶質薄膜からなり、基板に塗布しさらに熱処理して形成
することを特徴とする請求項5記載の磁電変換素子の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7042073A JPH08236835A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 磁電変換素子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7042073A JPH08236835A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 磁電変換素子およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08236835A true JPH08236835A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=12625898
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7042073A Pending JPH08236835A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 磁電変換素子およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08236835A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002026425A (ja) * | 2000-07-11 | 2002-01-25 | Murata Mfg Co Ltd | 磁電変換素子およびそれを用いた磁器センサおよび磁電変換素子の製造方法 |
| JP2012163369A (ja) * | 2011-02-03 | 2012-08-30 | Sony Chemical & Information Device Corp | 磁気センサ、磁気センサモジュール、磁気センサの製造方法 |
| JP2013174542A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Alps Green Devices Co Ltd | 電流センサ及びその作製方法 |
-
1995
- 1995-03-01 JP JP7042073A patent/JPH08236835A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002026425A (ja) * | 2000-07-11 | 2002-01-25 | Murata Mfg Co Ltd | 磁電変換素子およびそれを用いた磁器センサおよび磁電変換素子の製造方法 |
| JP2012163369A (ja) * | 2011-02-03 | 2012-08-30 | Sony Chemical & Information Device Corp | 磁気センサ、磁気センサモジュール、磁気センサの製造方法 |
| JP2013174542A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Alps Green Devices Co Ltd | 電流センサ及びその作製方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050927 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060228 |