JPH08237582A - 背面透過型プロジェクションテレビ - Google Patents

背面透過型プロジェクションテレビ

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Publication number
JPH08237582A
JPH08237582A JP3691395A JP3691395A JPH08237582A JP H08237582 A JPH08237582 A JP H08237582A JP 3691395 A JP3691395 A JP 3691395A JP 3691395 A JP3691395 A JP 3691395A JP H08237582 A JPH08237582 A JP H08237582A
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JP
Japan
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screen
frame
screen frame
projection television
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Application number
JP3691395A
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English (en)
Inventor
Eiji Niikura
栄二 新倉
Kenichirou Ookura
献一郎 大倉
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 背面透過型プロジェクションテレビに取り付
けられたスクリーンを構成するフレネルレンズスクリー
ンとレンチキュラスクリーン間に間隙が生じるのを防ぐ
ことを目的とする。 【構成】 キャビネット内に収納される映像源と、フレ
ネルレンズスクリーンとレンチキュラスクリーンを張り
合わせて成るスクリーンと、この張り合わされたスクリ
ーンを外周部で固定するスクリーン枠とを備え、上記ス
クリーンは上記キャビネットの前面開口部に上記スクリ
ーン枠を介して取り付けられ、上記映像源からの投写光
を上記スクリーンに拡大透過映像として投写する背面透
過型プロジェクションテレビにおいて、スクリーン枠
は、上記スクリーンの外表面と接触する部分に所定の勾
配角を有する面が設けられ、この面上に上記スクリーン
の上辺部を固着したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は背面透過型プロジェクシ
ョンテレビに関し、特にスクリーンを固定するスクリー
ン枠の取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】投写型テレビジョン受像機による背面透
過型プロジェクションテレビは、例えば映像源となる
R,G,B各色を担う3個のCRTと各々のCRTの映像を拡
大する3個の投写レンズとを用いて、映像源からの映像
がスクリーン背面に投写され、そして、その映像がスク
リーンに映し出される。観察者は映像源に対しスクリー
ンの反対側(前面)で投写された透過映像を観察する。
図13は、実開平5−91078号公報に記載された従
来の背面透過型プロジェクションテレビを示す断面図で
ある。図において、1はキャビネット、1aはキャビネ
ット1の前面開口部、2はスクリーン、3、4はスクリ
ーン2を構成するフレネルレンズスクリーンとレンチキ
ュラスクリーン、5は映像を投写する映像源、6aはス
クリーン2を保持するスクリーン枠である。7は反射ミ
ラー、8はバックカバー、9は観察者、2aはスクリー
ン2の映像源5側の面、2bは観察者側の面、10,1
1は映像源5を構成する投写形CRTと投写レンズであ
る。
【0003】フレネルレンズスクリーン3は、その背面
(映像源側)は平面であるが前面は同心円状のフレネル
レンズ面をなす。レンチキュラスクリーン4は、その背
面に円弧状の凸曲面であるレンチキュラレンズ面を有
し、前面(観察者側)に台形状凸部の頂面が黒色に塗布
されて形成されたブラックストライプ面を有する。前記
フレネルレンズスクリーン3と前記レンチキュラスクリ
ーン4は共にアクリル系樹脂材からなり、密着性を高め
るため各々に一定曲率の反りが付与されている。また前
記レンチキュラスクリーン4は前記フレネルレンズスク
リーン3に比して薄く、かつ外形寸法が僅かに小さい形
状となっている。スクリーン2は、前記フレネルレンズ
スクリーン3と前記レンチキュラスクリーン4とを各々
の上辺を基準に粘着テープ20で張り合わされており、
スクリーン枠6aに取り付けられる。さらに前記スクリ
ーン2を取り付けた前記スクリーン枠6aは、キャビネ
ット1の前面開口部1aに掛着される。
【0004】次に、フレネルレンズスクリーン3とレン
チキュラスクリーン4からなるスクリーンを一体に固定
するスクリーン枠の取付けについて説明する。図14は
従来の背面透過型プロジェクションテレビのスクリーン
とスクリーン枠との上辺および下辺取付け部の図7の面
からみた断面図である。図において、21はクリップ、
22a、22bは片面に接着部、反対側の面に繊維質部分
が設けられたクッションである。
【0005】従来、スクリーン2とスクリーン枠6aと
の取付け構造は以下のようになっていた。スクリーン2
の上辺部では、レンチキュラスクリーン4の前面とスク
リーン枠6aとが接触する接触面Bにクッション22a
を添付し、さらにフレネルレンズスクリーン3の背面と
クリップ21とが接触する接触面Cにクッション22b
を添付して、面Bと面Cの間でスクリーン2をスクリー
ン枠6aとクリップ21により挟持している。一方、前
記スクリーン2の自重によって、スクリーン2の下辺部
はスクリーン枠6aに接置されるが、レンチキュラスク
リーン4はフレネルレンズスクリーン3に比べて外形寸
法が小さいので、スクリーン枠6aにはフレネルレンズ
スクリーン3が接触している。
【0006】また、上記上辺部と同様に、下辺部でもレ
ンチキュラスクリーン4の前面Bとフレネルレンズスク
リーン3の背面Cにクッション22aとクッション22
bを添付し、スクリーン2をスクリーン枠6aとクリッ
プ21によって挟持している。さらに、前記スクリーン
2の左右両端部においても同様に、レンチキュラスクリ
ーン4の前面Bとフレネルレンズスクリーン3の背面C
にクッション22aとクッション22bが添付されてお
り、スクリーン2をスクリーン枠6aとクリップ21に
よって挟持している。
【0007】上記のような従来の背面透過型プロジェク
ションテレビおいては、映像源5の投写形CRT10から
投写された投写光を、投写レンズ11を介して拡大し反
射ミラー7に当て反射させ、反射させた投写光をスクリ
ーン2の2b面に投影している。観察者9は、スクリー
ン2の2b面に投影された透過映像を2a面側から観察
することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の背
面透過型プロジェクションテレビでは、スクリーンをス
クリーン枠に取り付ける場合において、スクリーンを構
成するフレネルレンズスクリーンとレンチキュラスクリ
ーンの間に間隙が生じることがある。これは、スクリー
ンが薄くなりレンチキュラの剛性が低下したことなどが
考えられる。このように間隙が生じることによって、映
像のひずみが起こり品質が低下するという問題があっ
た。
【0009】また、スクリーン2はスクリーン枠6aの
下辺部に接置されるので、スクリーン2の自重によりフ
レネルレンズスクリーン3に付与してある曲率一定の反
りが増長され、スククリーンが背面側へ部分的に凸型に
変形し、その変形部分において、密着しているフレネル
レンズスクリーン3とレンチキュラスクリーン4間に間
隙が生じてしまい、著しい映像ひずみが生じ、このため
品質が低下するといった欠点があった。
【0010】また、フレネルレンズスクリーン3とレン
チキュラスクリーン4はアクリル系樹脂材で作られてい
るため、温度や湿度の変化で容易に各々の外形寸法が変
化する。特に、スクリーン2の自重によりフレネルレン
ズスクリーン3はさらに背面側へ凸型に変形し、フレネ
ルレンズスクリーン3とレンチキュラスクリーン4の間
に生じた間隙が大面積に広がり、著しい映像ひずみが生
じ、このため、品質が低下するという問題もあった。
【0011】また、従来の背面透過型プロジェクション
テレビでは、60インチ、70インチの大画面スクリー
ンの場合、45インチ、50インチに比べてスクリーン
の重量が過大となるため、輸送時の振動によりスクリー
ン2の下辺部とスクリーン枠6aとの接置部でフレネル
レンズスクリーン3に亀裂・欠けなどが生じ、スクリー
ンが破壊されることになり、品質が低下するといった欠
点があった。
【0012】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、第1の目的は、スクリーンをス
クリーン枠に取り付ける場合において、スクリーンを構
成するフレネルレンズスクリーンとレンチキュラスクリ
ーンの間に生じる間隙を防止することが可能な背面透過
型プロジェクションテレビを得るものである。これは、
スクリーンが薄くなりレンチキュラの剛性が低下したこ
となどが考えられる。また、第2の目的は、温度や湿度
等環境の変化によって生じるフレネルレンズスクリーン
とレンチキュラスクリーン間に生じる間隙を防止するこ
とが可能な背面透過型プロジェクションテレビを得るも
のである。
【0013】さらに、第3の目的は、スクリーンの自重
によって生じるフレネルレンズスクリーンとレンチキュ
ラスクリーンの間に生じる間隙が、温度や湿度等の環境
の変化に増長される事なくこれを防止することが可能な
背面透過型プロジェクションテレビを得るものである。
また、第4の目的は、輸送時にスクリーン、特にフレネ
ルレンズスクリーンの破壊を防止することが可能な背面
透過型プロジェクションテレビを得るものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る背面透
過型プロジェクションテレビは、キャビネット内に収納
される映像源と、フレネルレンズスクリーンとレンチキ
ュラスクリーンを張り合わせて成るスクリーンと、この
張り合わされたスクリーンを外周部で固定するスクリー
ン枠とを備え、上記スクリーンは上記キャビネットの前
面開口部に上記スクリーン枠を介して取り付けられ、上
記映像源からの投写光を上記スクリーンに拡大透過映像
として投写する背面透過型プロジェクションテレビにお
いて、スクリーン枠は、上記スクリーンの外表面と接触
する部分に所定の勾配角を有する面が設けられ、この面
上に上記スクリーンの上辺部を固着したものである。
【0015】第2の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビにおけるスクリーンは、スクリーン枠の上辺
部に固着されるとともに、このスクリーン枠の下辺部に
おいて、その下端部に接することなく固定されたもので
ある。
【0016】第3の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビのスクリーン枠は、スクリーン外表面との接
触部にスクリーンの外表面から内面方向に対して、上記
スクリーンの大きさに応じた勾配角を有する面を備えた
ものである。第4の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビのスクリーン枠は、スクリーンの外表面と接
触する部分のうち上辺部と下辺部に所定の勾配角を有す
る面を備えたものである。
【0017】第5の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビのスクリーン枠は、スクリーンの上辺部を固
着するとともに、スクリーンの外表面と接触する部分の
うち左辺部と右辺部に所定の勾配角を有する面を備えた
ものである。第6の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビのスクリーン枠は、スクリーンの外表面と接
触する上下左右辺部に所定の勾配角を有する面を備えた
ものである。
【0018】第7の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビのスクリーン枠は、左右辺部に設けられた面
と上下辺部に設けられた面の有する勾配角を異ならせた
ものである。第8の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビのスクリーン枠は、上下辺部に設けられた面
が有する所定の勾配角に対して、左右辺部に設けられた
面の有する勾配角を小さくしたものである。
【0019】第9の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビは、キャビネット内に収納される映像源と、
フレネルレンズスクリーンとレンチキュラスクリーンを
張り合わせて成るスクリーンと、この張り合わされたス
クリーンを外周部から固定するスクリーン枠と、上記ス
クリーンは上記キャビネットの前面開口部に上記スクリ
ーン枠を介して取り付けられ、上記映像源からの投写光
を上記スクリーンに拡大透過映像として投写する背面透
過型プロジェクションテレビにおいて、スクリーンは、
スクリーンの外表面とスクリーン枠が接する接触部で固
着され、上記接触部で上記スクリーン枠に懸吊されてい
る。
【0020】
【作用】第1の発明に係る背面透過型プロジェクション
テレビは、スクリーン枠に、スクリーンの外表面と接す
る部分に所定の勾配角を有する面が設けられ、スクリー
ンをその所定の勾配角を有する面に沿わせて固着するこ
とで、スクリーンに与えられた一定曲率を保持するよう
に働き、スクリーンに付与されている反りを保持した状
態でスクリーンの固定ができる。
【0021】第2の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビは、スクリーンの上辺部をスクリーン枠に懸
吊された状態で固定し、スクリーンの下辺部はスクリー
ン枠の下端に接することなくスクリーン枠に固定される
ているので、スクリーンはスクリーン枠の上辺部にぶら
下がった状態で吊られることになる。
【0022】第3の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビは、スクリーン枠に、スクリーンの外表面と
接する部分にスクリーンの大きさに応じた勾配角を有す
る面が設けられているので、スクリーンに付与されてい
る反りを保持した状態で様々な大きさのスクリーンを固
定することができる。
【0023】第4の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビは、スクリーンの外表面と接する部分に所定
の勾配角を有する面が設けられたスクリーン枠をスクリ
ーンの上辺部と下辺部に用いてスクリーンを固定するこ
とで、スクリーンの反りを保持した状態でスクリーンを
固定することができるので、スクリーンを構成するフレ
ネルレンズスクリーンとレンチキュラスクリーンの密着
性が良くなる。
【0024】第5の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビは、スクリーンの上辺部がスクリーン枠に固
着され、さらにスクリーン枠とスクリーン外表面が接触
する部分のうち左辺部と右辺部に所定の勾配角を有した
面が設けられたスクリーン枠を用いてスクリーンを固定
したことにより、スクリーンをスクリーン枠にはめ込ん
だときに生じる幅方向の反りにも対応できる。
【0025】第6の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビは、スクリーンの外表面と接する上下左右辺
部に所定の勾配角を有する面が設けられたスクリーン枠
を用いることによって、スクリーンに付与された反りを
保持した状態でスクリーンを固定することができ、スク
リーンを構成するフレネルレンズとレンチキュラスクリ
ーンの密着性を保つことができる。
【0026】第7の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビは、スクリーン枠の左右辺部に設けられた面
と上下辺部に設けられた面の勾配角を異なった角度にし
たことにより、スクリーンに付与された反りを保ち、最
適なスクリーン形状で固定することができる。
【0027】第8の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビは、スクリーン枠に設けられた所定の勾配角
を有する面の勾配角を上下辺部の面が持つ角度に対して
左右辺部の面が持つ角度を小さくしたことにより、スク
リーンを固定するとき、スクリーンの左右方向の反りを
上下方向の反りに比べて少なくした状態で固定できる。
【0028】第9の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビは、スクリーンをスクリーン枠の上辺部で固
着して懸吊しているので、スクリーンはスクリーン枠の
上辺部にぶら下がった状態で吊っている。
【0029】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例について説明す
る。図1はこの発明の一実施例である背面透過型プロジ
ェクションテレビの斜視図である。図2は、背面透過型
プロジェクションテレビの側面からの断面図である。図
3はスクリーン枠とキャビネットの結合部の断面図であ
る。なお、図示された1〜5および7〜11は上記従来
例と同一のものであり、その説明を省略する。図におい
て、6はスクリーン2を保持するスクリーン枠で、後述
するように、スクリーン2の2a側の面と接触する部分
に勾配が設けられている。
【0030】図4は、背面透過型プロジェクションテレ
ビを側面から見たときのスクリーン2の上辺部における
スクリーン枠6との取り付け部の断面図である。図にお
いて、面Aはスクリーン枠6の上部の面、面Bはスクリ
ーン枠6とレンチキュラスクリーン4との接触面、面C
はフレネルレンズスクリーン3の背面、Eは面Aの垂
線、Dはスクリーン枠6bの面Aの垂線Eとスクリーン
枠6bのなす角度で、スクリーン2とスクリーン枠6b
との接触部に設ける勾配の勾配角である。20a・20b
は粘着テープ、21は樹脂材からなるクリップ、22
a、22bは片面に接着部、反対側の面に繊維質部(例え
ば、フェルトなど)が設けられたクッションである。
【0031】次に、スクリーン枠6bにスクリーン2が
どの様に固定されている説明する。図4に示すように上
辺部では、スクリーン枠6bの勾配角Dを有する面bの
部分にスクリーン2は粘着テープ20bで貼付けられて
いる。さらに、スクリーン2の面Cの部分はクッション
22bを介して、クリップ21により面Bとの間で挟持
されている。また、下辺部は通常のスクリーン枠6aが
取り付けられクリップ21により挟持されている。ただ
し、上辺部が粘着テープによって貼付けられているの
で、スクリーン2の下辺部はスクリーン枠6には接して
いない。上辺部を取り付けるための接着部材として粘着
テープを使用しているが、弾力性のある接着部材であれ
ば問題なく、例えばゴム系接着剤やシリコン系接着剤な
どを使うことができる。
【0032】このようにスクリーン2は、その上辺部が
スクリーン枠6の勾配角Dを有した面に貼付けられ、ぶ
ら下がって吊られた(懸吊)状態でスクリーン枠2によ
って固定されている。粘着テープは強力な粘着力を持つ
ものが使われているので、接触面Bに貼付けられたスク
リーン2がずれるということはない。テープの粘着力に
ついてはスクリーンがずれることなく固着できるもので
あれば問題ない。また、図3に示すようにスクリーン
は、スクリーン枠6bを介してキャビネットに取り付け
られる。
【0033】図5はスクリーン枠とスクリーン2の外表
面が接触する部分が平面の場合と所定の勾配角を有する
面が設けられている場合のスクリーンの取付状態を比較
した図である。図5(a)を見ると分かるように角度の
ない平らな面に固着されたスクリーンは、スクリーンに
付与されている反りを保つことができず、スクリーンが
不自然に変形してしまう。ところが、図5(b)のよう
に所定の勾配角を有する面が設けられたスクリーン枠で
スクリーンを固定すると、枠の近傍でスクリーンが変形
せず、レンチキュラスクリーンとフレネルレンズスクリ
ーンがはがれて間隙が生じるということがない。
【0034】従来のスクリーン枠では、スクリーンとス
クリーン枠との接触面が直角なため(接触面に勾配がな
い)、スクリーンには均一な反りが付与されているにも
関わらず、特にレンチキュラスクリーンが接触面に強制
的に沿わされることになる。この均一な反りはもともと
レンチキュラスクリーンとフレネルレンズスクリーンの
密着性を高めるために付与されている。ところが、この
均一な反りの状態が保たれているスクリーンに上記のよ
うに枠から外力が加わることで部分的に(特にスクリー
ンと枠との接触部分)均一さが失われ、レンチキュラス
クリーンとフレネルレンズの密着性が弱められてしま
う。
【0035】そこで、所定の勾配角を有する面が設けら
れたスクリーン枠を用いて、枠からスクリーンに加わる
外力を除くことによりスクリーンを構成するレンチキュ
ラスクリーンとフレネルレンズスクリーンの密着性を保
つことができる。また、枠からの外力によってスクリー
ンが部分的に変形する場合がある。これはスクリーンの
残留応力と考えられるが、このような場合も勾配付き枠
を用いることで、部分的な変形を緩和することができ
る。
【0036】上記のような構成の背面透過型プロジェク
ションテレビにおいては、スクリーン枠6bとスクリー
ン2との接触面に勾配を設けることで、スクリーン2は
ある程度の反りを有した状態でスクリーン枠6bに固定
されることになる。したがって、スクリーン2を構成す
るフレネルレンズスクリーン3とレンチキュラスクリー
ン4に あらかじめ付与されている反り を保持するこ
とになり、フレネルレンズスクリーン3とレンチキュラ
スクリーン4とが密着し、間隙が生じることもない。さ
らに、フレネルレンズスクリーン3は自重によってレン
チキュラスクリーン4に均一に圧着するようになるの
で、温度・湿度等の環境の変化が生じスクリーン2が伸
縮しても、フレネルレンズスクリーン3とレンチキュラ
スクリーン4は勾配に沿って伸縮するため、両者の間に
間隙が生じることはない。なお、フレネルレンズスクリ
ーン3とレンチキュラスクリーン4はともにアクリル樹
脂を使用しており、伸縮率は同程度のものである。
【0037】実施例2.以下、この発明の他の実施例に
ついて説明する。本実施例は、スクリーン枠6bに設け
られた面Bの勾配角に関するものである。スクリーン2
を構成するフレネルレンズスクリーン3とレンチキュラ
スクリーン4には、両者の密着性を向上させるために一
定曲率の反りを設けてある。本実施例は、スクリーン枠
6bとスクリーン2との接触面Bに上記一定曲率に適し
た勾配角Dの勾配を付与するものである。
【0038】スクリーン枠6bの面Bに付与する勾配角
Dは以下の手法により求めることができる。図6はスク
リーン2を側面から見た断面を示す図である。図におい
て、Oは曲率中心、直線OAは曲率半径R、円弧ACB
はスクリーンの高さ方向(または幅方向)長さL、∠A
OCは勾配角θ、直線DCは反り量dである。図4よ
り、反り量d、曲率半径R、スクリーン長さLとの関係
は式(1)で表わされる。 d+Rcos(L/(2R))=R ・・・(1) この式を曲率半径Rについて解くと、 R≒L2/(8d) ・・・(2) また勾配角θは、 θ=cos−1((R−d)/R) ・・・(3) で表わされる。式(2)、(3)より勾配角θは、反り
量dとスクリーン長さLを用いて θ=cos−1(1−8(d/L)2) ・・・(4) で表わされる。
【0039】例えば、70インチスクリーンの場合、ス
クリーンの高さ方向長さL=1090mm、反りd=50
mmとして勾配角θは式(4)を用いて次のようになる。 θ=cos−1(1−8(50/1090)2) =10.5゜
【0040】また、60インチスクリーンの場合も同様
に、スクリーンの高さ方向長さL=940mm、反りd=
50mmとして、式(4)を用いると勾配角θは、 θ=cos−1(1−8(50/940)2) =9.2゜ となる。
【0041】また、45インチスクリーンの場合、スク
リーンの高さ方向長さL=705mm、反りd=50mmと
して、式(4)を用いると勾配角θは、 θ=cos−1(1−8(50/705)2) =16.3゜ となる。
【0042】このようにして勾配角を算出することで、
スクリーン2に付与されている一定曲率の反りに応じ
た、スクリーンの反り状態を保持する最適な勾配をスク
リーン枠6bとスクリーン2との接触面Bに設けること
ができる。また、最適な勾配角を有する面Bによりスク
リーン2を固定するので、スクリーン枠6bはスクリー
ン2の反りを保持するように働き、フレネルレンズスク
リーン3とレンチキュラスクリーン4の間に間隙が生じ
ることがなくなる。さらに、温度・湿度等の環境の変化
によってスクリーン2が伸縮する場合においても、スク
リーン2は上記勾配のため反りを保持するように伸縮す
るので、フレネルレンズスクリーン3とレンチキュラス
クリーン4の間に間隙が生じることがない。
【0043】実施例3.以下、この発明の他の実施例に
ついて説明する。図7は、勾配を有するスクリーン枠6
bを用いてスクリーン2の上辺部と下辺部を固定した場
合で、図1におけるY−Y’面からの断面図である。
【0044】次に、スクリーン2へのスクリーン枠の取
り付けについて説明する。スクリーン枠6bは、フレネ
ルレンズスクリーン3とレンチキュラスクリーン4から
なるスクリーン2を固定するために、スクリーン2の周
辺部にはめ込まれたときにスクリーン2の表面とスクリ
ーン枠6bが接触する面に勾配が設けられている。本実
施例では、この勾配を有するスクリーン枠6bをスクリ
ーンの上辺部と下辺部に用いて、スクリーン2の背面か
らクリップ21によってスクリーン2を接触面へ圧着し
て固定している。したがって、スクリーン2に付与され
ている反りは保たれた状態で、スクリーン枠6bによっ
て固定される。
【0045】このように、本実施例では、上記実施例2
で示したスクリーン枠6bがスクリーン2と接触する接
触部分面Bに付与する勾配をスクリーン枠6bの上辺接
触部と下辺接触部の2辺に設けた構成となっているの
で、スクリーン枠6bは上下両辺接触部でスクリーン2
の反りを保持するように働き、フレネルレンズスクリー
ン3とレンチキュラスクリーン4の間に間隙が生じるこ
とが無くなる。さらに、温度・湿度等の環境の変化によ
ってスクリーン2が伸縮する場合においても、スクリー
ン2は上記勾配のため反りを保持するように伸縮するの
で、フレネルレンズスクリーン3とレンチキュラスクリ
ーン4の間に間隙が生じることがない。
【0046】実施例4.以下、この発明の他の実施例に
ついて説明する。上記実施例3ではスクリーン枠6bの
スクリーン2との上下辺接触部に勾配を付与した構成と
したが、本実施例では、勾配を有するスクリーン枠6c
をスクリーン2の左辺部と右辺部に適用して、スクリー
ン2を固定したものである。図8はスクリーン2とスク
リーン枠6bとの左右辺部における取り付け状態を示す
断面図で、図1におけるX−X’断面である。さらに、
図8の上方が背面透過型プロジェクションテレビの正面
に対応する。図において、6cはスクリーン2の左右辺
部に取り付けたときに、スクリーン2の正面(2a側)
と接触する面に勾配を有するスクリーン枠6cである。
【0047】次に、取り付け構造について説明する。ス
クリーン2の左辺部と右辺部には、勾配を有するスクリ
ーン枠6cがはめられ、クリップ21によって圧着さ
れ、フレネルレンズスクリーン3とレンチキュラスクリ
ーン4からなるスクリーン2を固定している。この実施
例では、スクリーン2の上辺部と下辺部には、取り付け
面が平面のスクリーン枠6aが取り付けられている。し
たがって、スクリーン2に付与されている高さ方向の反
りは、スクリーン枠6aが取り付けられたことにより幅
方向に対しても反りを発生させることになる。
【0048】そこで、幅方向の反りによるスクリーン2
の左右辺部で生じる勾配について検討してみる。例え
ば、70インチスクリーンの場合、幅方向長さL=14
46mm、反り量d=50mmとすると、式(4)より、ス
クリーン2はスクリーン枠6bとの左右辺接触部で、 θ=cos−1(1−8(50/1446)2) =7.9゜ の勾配が生じる。
【0049】60インチスクリーンの場合は、幅方向長
さL=1246mm、反り量d=20mmとすると、左右辺
接触部では、式(4)より θ=cos−1(1−8(20/1246)2) =3.7゜ の勾配が生じる。
【0050】45インチスクリーンの場合は、幅方向長
さL=935mm、反り量d=20mmとすると、左右辺接
触部では、式(4)より θ=cos−1(1−8(20/935)2) =4.9゜ の勾配が生じる。
【0051】したがって、スクリーン2とスクリーン枠
6cとの左右両辺接触部に上記のように算出した勾配を
設けることで、スクリーン枠6bはスクリーン2の幅方
向の反りを保持するように働くことができる。また、温
度・湿度等の環境の変化のためスクリーン2が伸縮して
も、スクリーン2は反りを保持するような状態でスクリ
ーン枠6cによって固定されているので、スクリーン2
はスクリーン枠6bの勾配に沿って伸縮するため、フレ
ネルレンズスクリーン3とレンチキュラスクリーン4の
間に間隙が生じることはない。
【0052】実施例5.以下、この発明の他の実施例に
ついて説明する。上記実施例4および5では、スクリー
ン枠6bのスクリーン2との上下辺、あるいは左右辺接
触部に勾配を設ける構成としたが、本実施例では、スク
リーン枠6b,6cとスクリーン2との接触部全周に勾
配を付与する構成とする。つまり、スクリーン2は上下
辺部をスクリーン枠6bで、左右辺部をスクリーン枠6
cで固定されている。図9はスクリーン2にスクリーン
枠6bを取り付けたときの状態を示した図である。図に
示すように、スクリーン2は反りを有した状態で固定さ
れる。
【0053】このように、スクリーン2は上辺部をスク
リーン枠6bに懸吊した状態で取り付けられ、さらに下
辺部、左右辺部にも勾配を有するスクリーン枠6b,6
cが取り付けられて固定されている。したがって、スク
リーン枠6b,6cは4辺でスクリーン2の反りを保持
するように働くので、フレネルレンズスクリーン3とレ
ンチキュラスクリーン4との間に間隙が生じることがな
くなる。また、温度・湿度等環境の変化によってスクリ
ーン2が伸縮したとしても、上記勾配によってスクリー
ン2の反りを保持するように伸縮するので、フレネルレ
ンズスクリーン3とレンチキュラスクリーン4との間に
間隙が生じることがない。
【0054】次に、スクリーン枠がスクリーンと接触す
る接触面に設けられた勾配の勾配角が上下辺部と左右辺
部で異なる場合について説明する。図10は、上下左右
の4辺に所定の勾配角を有する面が設けられたスクリー
ン枠を適用したものである。上下辺部のスクリーン枠6
bと左右辺部のスクリーン枠6cがスクリーン2の外表
面と接する面の持つ勾配角はそれぞれ適宜決めることが
可能である。図10は、スクリーン枠の上下辺部(6
b)に設ける勾配の勾配角に対して、左右辺部(6c)
に設ける勾配の勾配角を小さくしたものである。
【0055】例えば、スクリーンの大きさが60インチ
の場合、高さ方向の長さは940mm、幅方向の長さは1
246mmである。スクリーンの反りd=50mmとしたと
き、長さ方向と幅方向の曲率半径も当然異なる。つまり
高さ方向は幅方向に比べ、より球面に近くなる。また、
実施例2,実施例4で求めたように勾配角は、高さ方向
よりも幅方向の方が小さいことが分かる。つまり、スク
リーン枠の上下辺部の勾配角と左右辺部の勾配角を異な
る値になる。さらに、上下辺部の勾配角よりも左右辺部
の勾配角を小さくすることで、スクリーンに付与されて
いる反りを保ち、スクリーン本来の形状を維持した状態
で固定することができる。これによって、スクリーン2
を構成するフレネルレンズスクリーン3とレンチキュラ
スクリーン4との密着性を保つことが可能となり、スク
リーン2の変形や剥離、あるいは間隙が生じることを防
ぐことができる。さらに、スクリーンはスクリーン枠に
よってより理想的な形状を保持した状態で固定されるの
で、画像を横から見たときのひずみを抑えることがで
き、視野角を広げることが可能となる。
【0056】次に、本発明の他用途への転用例を示す。
図11は映像源として液晶プロジェクターを用いた背面
透過型プロジェクションテレビの断面図である。図にお
いて、12は液晶プロジェクター、13は投写レンズで
ある。上記の説明では、この発明の背面透過型プロジェ
クションテレビでは映像源5に投写形CRT10を用いる
場合について述べたが、この投写形CRT10の代わりに
液晶プロジェクター12を用いた背面透過型プロジェク
ションテレビにも利用できることはいうまでもない。
【0057】実施例6.以下、この発明の他の実施例に
ついて説明する。本実施例は、プロジェクションテレビ
の輸送時の振動などによって生じるスクリーンを構成す
るフレネルレンズスクリーンの亀裂や欠けなどを防ぐも
のである。図12は、スクリーン枠6aが取り付けられ
たスクリーン2の上下辺部の断面図で、図1におけるY
−Y’の断面である。図において面Aはスクリーン枠6
aの上部の面、面Bはスクリーン枠6aとレンチキュラ
スクリーン4との接触面、20aはフレネルレンズスク
リーン3とレンチキュラスクリーン4を貼付ける粘着テ
ープ、20bはスクリーン2をスクリーン枠6aとの接
触面Bに貼付けるための粘着テープである。ここでは、
接着部材として、粘着テープを使用しているが、弾力性
のある接着部材ならば使用可能で、ゴム系接着剤やシリ
コン系接着剤なども用いることができる。
【0058】次に、スクリーン2とスクリーン枠6aと
の取り付け構造について説明する。スクリーン2は、フ
レネルレンズスクリーン3とレンチキュラスクリーン4
とからなり、フレネルレンズスクリーン3とレンチキュ
ラスクリーン4はそれらの上辺部を基準に粘着テープ2
0aで接着してある。図12に示すようにスクリーン上
辺取り付け部では、スクリーン2(レンチキュラスクリ
ーン4の面)は接触面Bでスクリーン枠6aと粘着テー
プ20bによって接着されている。さらにスクリーン2
の背面C(フレネルレンズスクリーン3の背面)にはク
ッション22aが貼付けられ、その背面Cでスクリーン
2はクリップ21によって圧着されている。つまり、上
辺取り付け部でスクリーン2はスクリーン2の上底部を
面Aに接した状態で、面Bでスクリーン枠6に粘着テー
プ20bで接着され、さらに背面Cからクリップ21に
よって圧着されて、懸吊された状態で保持される。
【0059】また、スクリーン2の下辺取付け部では、
レンチキュラスクリーン4のスクリーン枠6aとの接触
面Bに粘着テープ20の代わりにクッション22bが添
付されている。スクリーン2は背面Cからクリップ21
によってスクリーン枠との接触面へ圧着されている。さ
らに、スクリーン2は上辺部で懸吊(ぶら下がった状態
で吊られている)されているので、スクリーン枠6aの
下底部には接していない。なお、粘着テープは強力な粘
着テープを用いているので、ずれることはなく、輸送時
などの振動にも十分耐え得るものである。
【0060】このように構成された背面透過型プロジェ
クションテレビにおいては、スクリーン2がその上辺部
でスクリーン枠6に粘着テープ20bによって懸吊され
ているため、スクリーン2の下辺部でフレネルレンズス
クリーン3がスクリーン枠6に接触することがない。し
たがって、輸送時の振動によってフレネルレンズスクリ
ーン3がその下辺部でスクリーン枠6と接触し、亀裂、
欠損等の破壊が発生し品質が低下することがなくなる。
ところで、上記実施例1〜6に示す背面透過型プロジェ
クションテレビのスクリーンはアスペクト比が4:3だ
が、16:9などの横長となった場合にも本発明を適用
できることはいうまでもない。さらに、スクリーンが縦
長となった場合にも本発明を適用することができる。ま
た、スクリーンの上下左右辺の長さは任意に設定するこ
とが可能である。
【0061】実施例では、スクリーン枠に設けられた所
定の勾配角を有する面は、スクリーン枠の一辺において
平らな面を形成しているが、通常の状態で湾曲している
スクリーンの辺に合わせるように、所定の勾配角をもっ
て湾曲した形状であっても構わない。また、スクリーン
枠に取り付けられたスクリーンの応力分散が均一になる
ように、スクリーン枠に設けられた所定の勾配角を有す
る面の形状を湾曲させても問題はない。さらに、スクリ
ーン枠とスクリーンが接する面を、スクリーンの湾曲の
形状に合わせて所定の勾配角を変化させたものにしても
構わない。また、スクリーンをスクリーン枠で固定した
ときに、スクリーンがもつ本来の形状に近い形で固定さ
れるように、スクリーン枠コーナー付近(角部分)のス
クリーンとスクリーン枠の接触面の勾配を中心部分に比
べて緩くしても構わない。また、スクリーンはスクリー
ン枠の上辺部において懸吊されているが、上辺部の代わ
りに左右辺部を固着するようにしても良い。
【0062】
【発明の効果】第1の発明に係る背面透過型プロジェク
ションテレビによれば、スクリーン枠に、スクリーンの
外表面と接する部分に所定の勾配角を有する面を設け、
スクリーンをその所定の勾配角を有する面に沿わせて固
着することで、スクリーンに付与されている反りを保持
した状態でスクリーンの固定ができ、スクリーンの自重
による変形や温度・湿度の変化による変形を防止するこ
とが可能となる。また、スクリーンを構成するフレネル
レンズスクリーンとレンチキュラスクリーンとの間に生
じる間隙を抑止することができる。
【0063】第2の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビによれば、スクリーンはスクリーンの上辺部
をスクリーン枠に懸吊された状態で固定され、スクリー
ンの下辺部はスクリーン枠の下端に接することなくスク
リーン枠に固定されることになるので、輸送時の振動に
よって生じる亀裂、欠けなどを防止することができる。
【0064】第3の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビによれば、スクリーン枠に、スクリーンの外
表面と接する部分にスクリーンの大きさに応じた勾配角
を有する面を設けたことで、スクリーンに付与されてい
る反りを保持した状態で様々な大きさのスクリーンを固
定することができる。また、スクリーンに付与されてい
る反りを保持した状態でスクリーン枠に固定されるの
で、スクリーンの自重による変形や温度・湿度の変化に
よる変形を防止することが可能となり、またフレネルレ
ンズスクリーンとレンチキュラスクリーンとの間に生じ
る間隙を抑止しでき、更には輸送時の振動によってフレ
ネルレンズスクリーンに生じる亀裂、欠け等を防止する
ことができる。
【0065】第4の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビによれば、スクリーンの外表面と接する部分
に所定の勾配角を有する面が設けられたスクリーン枠を
スクリーンの上辺部と下辺部に用いて固定することで、
スクリーンの反りを保持した状態でスクリーンを固定す
ることができるので、スクリーンを構成するフレネルレ
ンズスクリーンとレンチキュラスクリーンの密着性を保
つことが可能となる。
【0066】第5の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビによれば、スクリーンの上辺部をスクリーン
枠に固着し、さらにスクリーン枠とスクリーン外表面が
接触する部分のうち左辺部と右辺部に所定の勾配角を有
した面が設けられたスクリーン枠を用いて固定したこと
により、スクリーンをスクリーン枠にはめ込んだときに
生じる幅方向の反りにも対応することができ、その生じ
た反りを保った状態でスクリーンの固定がなされる。し
たがって、スクリーンを構成するフレネルレンズとレン
チキュラスクリーンの密着性を保つことができる。
【0067】第6の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビによれば、スクリーンの外表面と接する上下
左右辺部に所定の勾配角を有する面が設けられたスクリ
ーン枠を用いることによって、スクリーンに付与された
反りを保持した状態でスクリーンを固定することがで
き、スクリーンを構成するフレネルレンズとレンチキュ
ラスクリーンの密着性を保つことができる。また、スク
リーンの反りを保持した状態で固定できるので、スクリ
ーンの自重による変形や温度・湿度の変化による変形を
防止すること、さらに、フレネルレンズスクリーンとレ
ンチキュラスクリーンとの間に生じる間隙を抑止するこ
とができる。また、輸送時の振動によってフレネルレン
ズスクリーンに生じる亀裂、欠け等を防止することがで
きる。
【0068】第7の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビによれば、スクリーン枠の左右辺部に設けら
れた面と上下辺部に設けられた面の勾配角を異なった角
度にしたことにより、スクリーンに付与された反りを保
ち、最適なスクリーン形状で固定することができる。
【0069】第8の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビによれば、スクリーン枠に設けられた所定の
勾配角を有する面の勾配角を上下辺部の面が持つ角度に
対して左右辺部の面が持つ角度を小さくしたことによ
り、スクリーンの左右方向の反りを上下方向の反りに比
べて少なくできるので、スクリーンに付与された反りを
保持しながら、より理想的な形状で固定することができ
る。また、画像を横から見たときのひずみを抑えること
ができ、視野角を広げることが可能となる。
【0070】第9の発明に係る背面透過型プロジェクシ
ョンテレビによれば、スクリーンをスクリーン枠の上辺
部で固着して懸吊されているので、スクリーンの自重に
よる変形や、輸送時の振動によってフレネルレンズスク
リーンに生じる亀裂、欠け等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 背面透過型プロジェクションテレビの斜視図
である。
【図2】 背面透過型プロジェクションテレビの側面か
らの断面図である。
【図3】 スクリーンとスクリーン枠との上辺部の取り
付け構造を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施例1を示すスクリーン枠に付
与する勾配角を求める図である。
【図5】 スクリーン枠とスクリーンの取付構造を示す
断面図。
【図6】 スクリーンと曲率半径の関係を示す図。
【図7】 スクリーンとスクリーン枠との上下辺部の取
り付け構造を示す断面図である。
【図8】 スクリーンとスクリーン枠との左右辺部の取
り付け構造を示す断面図である。
【図9】 スクリーン枠の取り付けられたスクリーンの
形状を示す図である。
【図10】 スクリーンとスクリーン枠との上下左右辺
部の取り付け構造を示す図である。
【図11】 この発明の他用途のへ転用例を示す背面透
過型プロジェクションテレビの断面図である。
【図12】 スクリーンとスクリーン枠の上下辺部の取
付構造を示す図である。
【図13】 従来の背面透過型プロジェクションテレビ
の側面からの断面図である。
【図14】 従来の背面透過型プロジェクションテレビ
のスクリーンとスクリーン枠の上下辺部の取付構造を示
す断面図である。
【符号の説明】
1.キャビネット 1a.前面開口部 2.スクリ
ーン 3.フレネルレンズスクリーン 4.レンチキュラス
クリーン 5.映像源 6.スクリーン枠 7.反射ミラー 8.バックカ
バー 9.観察者 10.投写形CRT 11.投写レンズ 12.液晶
プロジェクター 13.投写レンズ 20.粘着テープ 21.クリ
ップ 22.クッション
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】スクリーン枠6bの面Bに付与する勾配角
Dは以下の手法により求めることができる。図6はスク
リーン2を側面から見た断面を示す図である。図におい
て、Oは曲率中心、直線OAは曲率半径R、円弧ACB
はスクリーンの高さ方向(または幅方向)長さL、∠A
OCは勾配角θ、直線DCは反り量dである。図4よ
り、反り量d、曲率半径R、スクリーン長さLとの関係
は式(1)で表わされる。 d+Rcos(L/(2R))=R ・・・(1) この式を曲率半径Rについて解くと、 R≒2 /(8d) ・・・(2) また勾配角θは、 θ=cos- 1 ((R−d)/R) ・・・(3) で表わされる。式(2)、(3)より勾配角θは、反り
量dとスクリーン長さLを用いて θ=cos- 1 (1−8(d/L2 ) ・・・(4) で表わされる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】例えば、70インチスクリーンの場合、ス
クリーンの高さ方向長さL=1090mm、反りd=50
mmとして勾配角θは式(4)を用いて次のようになる。 θ=cos- 1 (1−8(50/10902 ) =10.5゜
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】また、60インチスクリーンの場合も同様
に、スクリーンの高さ方向長さL=940mm、反りd=
50mmとして、式(4)を用いると勾配角θは、 θ=cos- 1 (1−8(50/9402 ) =9.2゜ となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】また、45インチスクリーンの場合、スク
リーンの高さ方向長さL=705mm、反りd=50mmと
して、式(4)を用いると勾配角θは、 θ=cos- 1 (1−8(50/7052 ) =16.3゜ となる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】そこで、幅方向の反りによるスクリーン2
の左右辺部で生じる勾配について検討してみる。例え
ば、70インチスクリーンの場合、幅方向長さL=14
46mm、反り量d=50mmとすると、式(4)より、ス
クリーン2はスクリーン枠6bとの左右辺接触部で、 θ=cos- 1 (1−8(50/14462 ) =7.9゜ の勾配が生じる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】60インチスクリーンの場合は、幅方向長
さL=1246mm、反り量d=20mmとすると、左右辺
接触部では、式(4)より θ=cos- 1 (1−8(20/12462 ) =3.7゜ の勾配が生じる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】45インチスクリーンの場合は、幅方向長
さL=935mm、反り量d=20mmとすると、左右辺接
触部では、式(4)より θ=cos- 1 (1−8(20/9352 ) =4.9゜ の勾配が生じる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネット内に収納される映像源と、 フレネルレンズスクリーンとレンチキュラスクリーンを
    張り合わせて成るスクリーンと、 この張り合わされたスクリーンを外周部で固定するスク
    リーン枠とを備え、 上記スクリーンは上記キャビネットの前面開口部に上記
    スクリーン枠を介して取り付けられ、上記映像源からの
    投写光を上記スクリーンに拡大透過映像として投写する
    背面透過型プロジェクションテレビにおいて、 スクリーン枠は、上記スクリーンの外表面と接触する部
    分に所定の勾配角を有する面が設けられ、この面上に上
    記スクリーンの上辺部を固着したことを特徴とする背面
    透過型プロジェクションテレビ。
  2. 【請求項2】 スクリーンは、スクリーン枠の上辺部に
    固着されるとともに、このスクリーン枠の下辺部におい
    て、その下端部に接することなく固定されたことを特徴
    とする請求項1記載の背面透過型プロジェクションテレ
    ビ。
  3. 【請求項3】 スクリーン枠は、スクリーン外表面との
    接触部にスクリーンの外表面から内面方向に対して、上
    記スクリーンの大きさに応じた勾配角を有する面を備え
    たことを特徴とする請求項1または2記載の背面透過型
    プロジェクションテレビ。
  4. 【請求項4】 スクリーン枠は、スクリーンの外表面と
    接触する部分のうち上辺部と下辺部に所定の勾配角を有
    する面を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の背面透過型プロジェクションテレビ。
  5. 【請求項5】 スクリーン枠は、スクリーンの上辺部を
    固着するとともに、スクリーンの外表面と接触する部分
    のうち左辺部と右辺部に所定の勾配角を有する面を備え
    たことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    の背面透過型プロジェクションテレビ。
  6. 【請求項6】 スクリーン枠は、スクリーンの外表面と
    接触する上下左右辺部に所定の勾配角を有する面を備え
    たことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    の背面透過型プロジェクションテレビ。
  7. 【請求項7】 スクリーン枠は、左右辺部に設けられた
    面と上下辺部に設けられた面の有する勾配角を異ならせ
    たことを特徴とする請求項1ないし3、または6のいず
    れかに記載の背面透過型プロジェクションテレビ。
  8. 【請求項8】 スクリーン枠は、上下辺部に設けられた
    面が有する所定の勾配角に対して、左右辺部に設けられ
    た面の有する勾配角を小さくすることを特徴とする請求
    項1ないし3、または6記載の背面透過型プロジェクシ
    ョンテレビ。
  9. 【請求項9】 キャビネット内に収納される映像源と、 フレネルレンズスクリーンとレンチキュラスクリーンを
    張り合わせて成るスクリーンと、 この張り合わされたスクリーンを外周部から固定するス
    クリーン枠と、 上記スクリーンは上記キャビネットの前面開口部に上記
    スクリーン枠を介して取り付けられ、上記映像源からの
    投写光を上記スクリーンに拡大透過映像として投写する
    背面透過型プロジェクションテレビにおいて、 スクリーンは、スクリーンの外表面とスクリーン枠が接
    する接触部で固着され、上記接触部で上記スクリーン枠
    に懸吊されることを特徴とする背面透過型プロジェクシ
    ョンテレビ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001305655A (ja) * 2000-04-25 2001-11-02 Mitsubishi Electric Corp 背面投写型映像表示装置
KR100606822B1 (ko) * 2004-05-21 2006-08-01 엘지전자 주식회사 프로젝션 텔레비젼의 프론트 캐비닛

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