JPH08238251A - 手術用縫合針のかしめ方法 - Google Patents

手術用縫合針のかしめ方法

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JPH08238251A
JPH08238251A JP4703395A JP4703395A JPH08238251A JP H08238251 A JPH08238251 A JP H08238251A JP 4703395 A JP4703395 A JP 4703395A JP 4703395 A JP4703395 A JP 4703395A JP H08238251 A JPH08238251 A JP H08238251A
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crimping
caulked
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suture
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與吉 中山
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IKEN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】手術用縫合針を短時間で容易にかしめて縫合糸
を取り付けることができるかしめ方法を提供する。 【構成】縫合糸5が挿入されたかしめ部4を両かしめ手
段21a,21bの第1かしめ面22,22の間で押圧
してかしめる第1のかしめ工程と、各かしめ手段21
a,21bの突出部24の先端を他方の第1かしめ面2
2に当接させたまま、かしめ部材21bを前記第1のか
しめ工程の押圧方向と直交する方向に移動して、かしめ
部4を第2かしめ面26,26の間で押圧してかしめる
第2のかしめ工程とからなる。第2かしめ面26は第1
かしめ面22に直交する平面である。第2かしめ面46
はかしめ後のかしめ部4の断面形状が略三角形になるよ
うに第1かしめ面42に対して所定の角度をなす平面で
ある。突出部24,44は任意の寸法で突出自在であ
る。第2かしめ面64はかしめ後のかしめ部4の断面形
状が円形になるような曲面である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手術用縫合針の基端部
に穿設された取付穴部に縫合糸を挿入し、該取付穴部が
設けられたかしめ部をかしめることにより手術用縫合針
に縫合糸を取り付けるかしめ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、外科手術に用いられる糸付き縫合
針として、その基端部に縫合糸がかしめ止めされたアイ
レス針と呼ばれるものが知られている。このような手術
用縫合針1は、例えば図1(a)示のように、半円弧状
に形成された胴部2の基端側に設けられたかしめ部4に
基端部から胴部2の長手方向に沿って縫合糸5の取付穴
部6が穿設されている。前記手術用縫合針1では取付穴
部6に縫合糸5を挿入し、前記かしめ部4を押圧してか
しめることにより、図1(d)示のように、縫合糸5が
抜け止めして取り付けられる。
【0003】前記手術用縫合針1のかしめ方法として
は、例えば、図7示のように、曲面部71を備える固定
された下型72aの該曲面部71上に縫合糸5が挿入さ
れた手術用縫合針1のかしめ部4を載置し、曲面部71
を備える上型72bを上下動させながら、手術用縫合針
1を少しずつ回転させて、曲面部71,71の間でかし
め部4を徐々にかしめる方法が知られている。しかし、
前記方法では、手術用縫合針1を回転させなければなら
ないので手間がかかり、加工に長時間を要するとの不都
合がある。また、かしめ後のかしめ部4の断面形状に合
わせて曲面部71を精密に加工しなければならず、しか
も手術用縫合針1の径により前記曲面部71の大きさを
変えた下型71a,上型71bを多数準備しなければな
らないとの不都合もある。
【0004】そこで、図8(a)示のように、かしめ部
4の周囲にかしめ部4の寸法より小さい寸法のかしめ面
81を備える4つの金型82を配置し、図8(b)示の
ようにかしめ部4を4方向から同時に押圧してかしめる
方法が特開平2−57243号公報に記載されている。
前記公報記載の方法によれば、1回の操作でかしめ部4
をかしめることができるが、手術用縫合針1の径は通常
でも0.3〜0.4mmと細いので金型82の製作が困
難であり、市販の細針のように径が0.15mmのもの
や特殊な用途に用いられる径が0.05mmのもので
は、さらに金型82の製作が困難になる。
【0005】また、かしめるときにも、前記のように手
術用縫合針1の径が細くなるほど、金型82に対する位
置決めが難しくなり、手術用縫合針1が金型82に対し
て適切な位置に配置されていないと、かしめ面81によ
りかしめ部4が押圧されたときに、各かしめ面81,8
1間の角部に盛上り部83やバリが形成され、使用する
際に刺通抵抗が大きくなる。
【0006】また、図7示の方法の変形として、金型を
精密に形成し、かしめ操作の回数を低減する方法も考え
られる。この方法では、図9(a)示のように、縮径後
のかしめ部4の径に合わせて形成された曲面部91を備
える金型92a,92bを用い、まず、図9(a)及び
図9(b)示のように、手術用縫合針1を金型92a,
92bの間に配置して、曲面部91,91でかしめ部4
を押圧してかしめる。すると、かしめ部4が曲面部91
の形状に沿ってかしめられるが、曲面部91,91の境
界部分には盛上り部94が形成される。
【0007】そこで、次に、一旦金型92a,92bを
移動して手術用縫合針1を解放したのち、図9(c)示
のように金型92a,92bを90°回転させる。そし
て、図9(d)示のように、再度、曲面部91,91で
盛上り部94が形成されたかしめ部4を押圧してかしめ
ることにより、かしめ部4の断面形状が円形になるよう
にかしめることができる。尚、図9示の方法では金型9
2a,92bを90°回転させるようにしているが、盛
上り部94が形成された手術用縫合針1を90°回転さ
せるようにしてもよい。
【0008】図9示の方法によれば、図7示の方法に比
較してかしめ操作の回数は低減されるものの、一度かし
められた手術用縫合針1を解放する際に、手術用縫合針
1の金型92a,92bに対する位置が変動しやすく、
手術用縫合針1を適切な位置に精密に保持することが難
しい。また、図7示の方法と同様に、手術用縫合針1の
径により前記曲面部91の大きさを変えた金型92a,
92bを多数準備しなければならないとの不都合があ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる不都
合を解消して、縫合糸が挿入された手術用縫合針を短時
間で容易にかしめて前記縫合糸を取り付けることができ
る手術用縫合針のかしめ方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の手術用縫合針のかしめ方法は、半円弧状
に形成された胴部と、該胴部の先端に設けられた鋭利な
針先部と、該胴部の基端側に設けられたかしめ部と、該
かしめ部に基端部から該胴部の長手方向に沿って穿設さ
れた縫合糸の取付穴部とからなる手術用縫合針の該取付
穴部に縫合糸を挿入し、該かしめ部を押圧してかしめる
ことにより縫合糸を取り付ける手術用縫合針のかしめ方
法において、前記かしめ部を挟持して押圧する1対のか
しめ手段に、それぞれ互いに対向する平行な平面からな
る第1のかしめ面を設け、該第1かしめ面から前記胴部
の寸法未満の寸法で突出し、互いに対向する側面を有す
る突出部を設け、それぞれの該突出部の互いに対向する
側面に第2のかしめ面を設け、前記取付穴部に縫合糸が
挿入された前記かしめ部を両かしめ手段の第1かしめ面
の間に挟み、それぞれのかしめ手段の突出部の先端が他
方のかしめ部材の第1かしめ面に当接するまで前記かし
め部を押圧してかしめる第1のかしめ工程と、前記それ
ぞれのかしめ手段の突出部の先端を他方のかしめ部材の
第1かしめ面に当接させたまま、前記かしめ部材を前記
第1のかしめ工程の押圧方向と直交する方向に、前記か
しめ部を両かしめ部材の第2かしめ面の間に挟むように
移動して、前記かしめ部を該第2かしめ面により押圧し
てかしめる第2のかしめ工程とからなることを特徴とす
る。
【0011】前記第2かしめ面は前記第1かしめ面に直
交する平面であってもよく、前記1対のかしめ部材の第
2かしめ面が、かしめられたかしめ部の断面形状が略三
角形になるように、それぞれ前記第1かしめ面に対して
所定の角度を有する平面であってもよい。このとき、前
記第1かしめ面から前記かしめ部の寸法未満の任意の寸
法で突出自在になっている。
【0012】さらに、前記第2かしめ面はかしめられた
かしめ部の断面形状が円形になるような曲面であっても
よい。
【0013】
【作用】本発明のかしめ方法によれば、まず、第1のか
しめ工程で、取付穴部に縫合糸が挿入された手術用縫合
針のかしめ部を前記1対のかしめ部材の第1かしめ面の
間に挟み、一方のかしめ部材の突出部の先端が他方のか
しめ部材の第1かしめ面に当接するまで押圧する。ここ
で、前記かしめ部材の突出部は第1かしめ面から前記胴
部の寸法未満の寸法で突出しているので、まず前記かし
め部は前記第1かしめ面に垂直な方向で前記突出部の突
出寸法に従って前記胴部の寸法未満にかしめられる。
【0014】次に、第2のかしめ工程で、前記1対のか
しめ部材をそれぞれのかしめ部材の突出部の先端が他方
のかしめ部材の第1かしめ面に当接した状態で、前記か
しめ部材を前記第1のかしめ工程の押圧方向と直交する
方向に、前記かしめ部を両かしめ部材の第2かしめ面の
間に挟むように移動する。すると、前記かしめ部が、前
記両かしめ部材の第2かしめ面の間に挟まれて、前記第
1かしめ面と平行な方向に押圧され、かしめられる。
【0015】このとき、前記かしめ部は、その前記第1
のかしめ工程の押圧方向への変形は前記第1かしめ面に
より規制されているので、その断面が前記1対のかしめ
部材の第1及び第2かしめ面で囲まれた形状になるよう
にかしめられる。
【0016】本発明のかしめ方法において、前記第2か
しめ面が前記第1かしめ面に直交する平面であるときに
は、前記かしめ部の断面形状が矩形状になるようにかし
められる。また、前記1対のかしめ部材の第2かしめ面
が、それぞれ前記第1かしめ面に対して前記所定の角度
を有する平面であるときには、前記かしめ部の断面形状
が略三角形状になるようにかしめられる。このとき、前
記突出部は前記第1かしめ面から前記かしめ部の寸法未
満の任意の寸法で突出自在になっているので、手術用縫
合針の径に応じて前記突出部の突出寸法を調整すること
により、どのような径の手術用縫合針であってもかしめ
ることができる。
【0017】さらに、前記第2かしめ面が前記曲面であ
るときには、前記かしめ部の断面が円形状になるように
かしめられる。
【0018】
【実施例】次に、添付の図面を参照しながら本発明の手
術用縫合針のかしめ方法についてさらに詳しく説明す
る。図1は手術用縫合針の一構成例を示す説明図であ
り、図2乃至図4は本発明のかしめ方法の実施例を示す
説明的断面図である。
【0019】手術用縫合針1は、例えば図1(a)示の
ように、半円弧状に形成された胴部2の先端に鋭利な針
先部3が設けられ、胴部2の基端側に設けられたかしめ
部4に基端部から胴部2の長手方向に沿って縫合糸5の
取付穴部6がレーザー光線の照射やドリル研削等により
穿設されている。前記針先部3は、図1(b)示のよう
に断面形状が円形でその先端のみが鋭利になっている丸
針と、図1(c)示のように断面形状が平たい二等辺三
角形状でその底角の頂点が刃3aとなっている角針とが
ある。
【0020】また、前記かしめ部を含む胴部2の基端側
の断面形状は通常は円形であるが、刺通時に前記半円弧
状に湾曲した手術用縫合針1にかかる応力に対抗するた
めに縦長の長方形となっているものもあり、前記角針の
場合には針先部3と同様に三角形となっていることもあ
る。尚、胴部2の基端側の断面形状が長方形または三角
形の場合、その角部は面取りされている。しかし、前記
いずれの場合でも、かしめ部4の断面形状は、取付穴部
6の穿設を容易にするために、常に円形になっている。
【0021】前記手術用縫合針1では取付穴部6に縫合
糸5を挿入し、前記かしめ部4を押圧することにより、
図1(d)に要部を拡大して示すように、かしめ部4の
断面形状が胴部2の断面形状より小さくかしめられる。
このとき、取付穴部6の底部6aをかしめ前の径のまま
にしておくことにより、底部6aに挿入されている縫合
糸5がかしめられた部分に挿入されている縫合糸5より
太くなり、抜け止めして取り付けられる。
【0022】次に、本発明のかしめ方法の第1の実施例
について説明する。
【0023】本実施例のかしめ部材は、図2(a)示の
ように、上型21aと下型21bとからなり、上型21
a及び下型21bはそれぞれ互いに対向する平行な平面
からなる第1かしめ面22が形成されている第1かしめ
部材23と、第1かしめ面22から突出し、互いに対向
する側面を有する突出部を24を備える第2かしめ部材
25とからなっている。そして、突出部24の互いに対
向する側面に、第1かしめ面22に直交する平面からな
る第2かしめ面26が形成されている。また、第2かし
め部材25は、第1かしめ部材23の側面に沿って第1
かしめ面22に垂直な方向に摺動自在となっており、突
出部24が前記手術用縫合針1の胴部2の寸法未満の任
意の寸法で、第1かしめ面22から突出するようになっ
ている。
【0024】本実施例のかしめ方法では、まず図2
(a)示のように下型21bの第1かしめ面22上に縫
合糸5が挿入された手術用縫合針1のかしめ部4を載置
する。本実施例の手術用縫合針1は、胴部2の断面形状
が回り止めを設けた略四角形であり、かしめ前のかしめ
部4の断面形状は円形となっている。かしめ部4の断面
形状の直径は胴部2の前記回り止め間の長さより大き
く、また胴部2の前記回り止めが設けられていない部分
では該胴部2より細くなっている。また、突出部24は
第1かしめ面22から胴部2の寸法未満の寸法で突出し
ている。
【0025】次に、図2(b)示のように上型21aを
固定された下型21b上に下降させ、かしめ部4を上下
両型21a,21bの第1かしめ面22,22の間に挟
み、上下両型21a,21bの突出部24,24の先端
が互いに他方の第1かしめ面22,22に当接するまで
押圧する。このとき、突出部24の突出寸法は前記のよ
うに胴部2の寸法未満の寸法となっているので、かしめ
部4が第1かしめ面22に垂直な方向で胴部2の寸法未
満にかしめられる。
【0026】次に、図2(c)示のように、上下両型2
1a,21bの突出部24,24の先端が互いに他方の
第1かしめ面22,22に当接したままの状態で、上型
21aを固定し下型21bを前記上型21aの押圧方向
と直交する方向、即ち上型21a側に移動し、かしめ部
4を上下両型21a,21bの第2かしめ面26,26
の間に挟んで押圧する。この結果、かしめ部4が第2か
しめ面26により第1かしめ面22と平行な方向に押圧
され、第1かしめ面22,22と第2かしめ面26,2
6とに囲まれた形状にかしめられる。
【0027】本実施例では、第1かしめ面22と第2か
しめ面26とが共に平面で互いに直交するように構成さ
れているので、かしめ部4はその断面形状が図3及び図
1(d)示のように胴部2の断面形状と略相似形状の角
部が面取りされた長方形になるようにかしめられ、胴部
2とかしめ部4との間に滑らかなテーパ部7を形成する
ことができる。
【0028】次に、本発明のかしめ方法の第2の実施例
について説明する。
【0029】本実施例のかしめ部材は、図4(a)示の
ように、上型41aと下型41bとからなり、上型41
a及び下型41bはそれぞれ互いに対向する平行な平面
からなる第1かしめ面42が形成されている第1かしめ
部材43と、第1かしめ面42から突出し、互いに対向
する側面を有する突出部44を備える第2かしめ部材4
5とからなっている。そして、上型41a及び下型41
bには、それぞれ突出部44の互いに対向する側面に、
かしめ部4の断面形状が略三角形になるように、第1か
しめ面42と所定の角度をなす平面からなる第2かしめ
面46が形成されている。また、第2かしめ部材45
は、かしめ部材43の側面に沿って第2かしめ面46と
平行な方向に摺動自在となっており、突出部44が前記
手術用縫合針1の胴部2の寸法未満の任意の寸法で、第
1かしめ面42から突出するようになっている。
【0030】本実施例のかしめ方法では、まず図4
(a)示のように下型41bの第1かしめ面42上に縫
合糸5が挿入された手術用縫合針1のかしめ部4を載置
する。本実施例の手術用縫合針1は、針先部3が図1
(c)示のようになっている角針で、胴部2の断面形状
は針先部3の断面形状と略同形状の面取りされた三角形
となっており、かしめ前のかしめ部4の断面形状は円形
となっている。かしめ部4の断面形状の直径は前記胴部
2の断面形状である三角形の高さより小さいが、一部で
は前記三角形の外周より大きくなっている。また、突出
部44は第1かしめ面42から胴部2の寸法未満の寸法
で突出している。
【0031】次に、図4(b)示のように上型41aを
固定された下型41b上に下降させることにより、前記
第1実施例と同様にして、かしめ部4が第1かしめ面4
2に垂直な方向で胴部2の寸法未満にかしめられる。
【0032】次に、図4(c)示のように、上下両型4
1a,41bの突出部44,44の先端が互いに他方の
第1かしめ面42,42に当接したままの状態で、上型
41aを固定し下型41bを前記上型41aの押圧方向
と直交する方向、即ち上型41a側に移動させることに
より、前記第1実施例と同様にして、かしめ部4が第2
かしめ面46により第1かしめ面42と平行な方向に押
圧され、第1かしめ面42,42と第2かしめ面46,
46とに囲まれた形状にかしめられる。
【0033】本実施例では、第1かしめ面42と第2か
しめ面46とが共に平面で前記所定の角度をなすように
構成されているので、かしめ部4はその断面形状が図5
及び図1(d)示のように胴部2の断面形状と略相似形
状の角部が面取りされた三角形になるようにかしめら
れ、胴部2とかしめ部4との間に滑らかなテーパ部7を
形成することができる。
【0034】次に、本発明のかしめ方法の第3の実施例
について説明する。
【0035】本実施例のかしめ部材は、図6(a)示の
ように、上型61aと下型61bとからなり、上型61
a及び下型61bはそれぞれ互いに対向する平行な平面
からなる第1かしめ面62が形成されると共に、第1か
しめ面62から突出し、互いに対向する側面を有する突
出部63が形成されている。そして、突出部63の互い
に対向する側面に、かしめ部4の断面形状が円形になる
ように形成された曲面からなる第2かしめ面64が形成
されている。
【0036】本実施例のかしめ方法では、まず図6
(a)示のように下型61bの第1かしめ面62上に縫
合糸5が挿入された手術用縫合針1のかしめ部4を載置
する。本実施例の手術用縫合針1は、胴部2の断面形状
が円形であり、かしめ前のかしめ部4は胴部2と同一の
径を有している。また、突出部63は第1かしめ面62
から胴部2の寸法未満の寸法で突出している。
【0037】次に、図6(b)示のように上型61aを
固定された下型61b上に下降させることにより、前記
第1実施例と同様にして、かしめ部4が第1かしめ面6
2に垂直な方向で胴部2の寸法未満にかしめられる。
【0038】次に、図6(c)示のように、上下両型6
1a,61bの突出部63,63の先端が互いに他方の
第1かしめ面62,62に当接したままの状態で、上型
61aを固定し下型61bを前記上型61aの押圧方向
と直交する方向、即ちに上型61a側移動させることに
より、前記第1実施例と同様にして、かしめ部4が第2
かしめ面64により第1かしめ面62と平行な方向に押
圧され、第1かしめ面62,62と第2かしめ面64,
64とに囲まれた形状にかしめられる。
【0039】本実施例では、第2かしめ面64が前記曲
面で構成されているので、第1かしめ面62は実質的に
かしめ部4の断面形状の形成に関与せず、かしめ部4は
その断面形状が図6(c)示のように胴部2の断面形状
と相似形状の円形になるようにかしめられ、図1(d)
示のように胴部2とかしめ部4との間に滑らかなテーパ
部7を形成することができる。
【0040】前記各実施例のようにかしめ部4の断面形
状を胴部2の断面形状と略相似形状とし、胴部2とかし
め部4との間に滑らかなテーパ部7を形成することによ
り、手術用縫合針1を組織に刺通したときに、胴部2に
より押し広げられた組織が該テーパ部7に案内されて均
一に窄まるので、特に血管組織などを縫合するときに刺
通部分からの出血を防止することができる。
【0041】尚、前記各実施例では、かしめ部4の断面
形状が胴部2の断面形状と略相似形状になるようにして
いるが、前記第1実施例または第2実施例の手術用縫合
針1に前記第3実施例の方法を用いて断面形状が円形の
かしめ部4を形成するように、かしめ部4の断面形状が
胴部2の断面形状と異なるようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
のかしめ方法によれば、縫合糸が挿入された手術用縫合
針のかしめ部をまず第1のかしめ面の間に挟んで押圧し
てかしめ、次いでかしめ部材を第1のかしめ面の押圧方
向と直交する方向に移動させて、前記かしめ部を第2の
かしめ面の間で押圧してかしめるという2つの動作でか
しめるので、前記かしめ部を短時間でかしめることがで
き、しかも前記2つの動作の間に前記手術用縫合針が移
動しないので前記かしめ部材に対する前記かしめ部の位
置決めを容易に行うことができる。
【0043】また、本発明のかしめ方法によれば、前記
突出部を前記第1かしめ面から前記取付穴部の寸法未満
の任意の寸法で突出自在とすることにより、手術用縫合
針の径に応じて型を変更することなく、一つの型の前記
突出部の突出寸法を調整するだけでどのような径の手術
用縫合針にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】手術用縫合針の一構成例を示す説明図。
【図2】本発明に係わる手術用縫合針のかしめ方法の一
実施例を示す説明的断面図。
【図3】図2示の実施例のかしめ後の形状を示す説明的
断面図。
【図4】本発明に係わる手術用縫合針のかしめ方法の他
の実施例を示す説明的断面図。
【図5】図4示の実施例のかしめ後の形状を示す説明的
断面図。
【図6】本発明に係わる手術用縫合針のかしめ方法のさ
らに他の実施例を示す説明的断面図。
【図7】従来の手術用縫合針のかしめ方法の一例を示す
説明的断面図。
【図8】従来の手術用縫合針のかしめ方法の他の例を示
す説明的断面図。
【図9】従来の手術用縫合針のかしめ方法のさらに他の
例を示す説明的断面図。
【符号の説明】
1…手術用縫合針、 2…胴部、 3…針先部、 4…
かしめ部、 5…縫合糸、 6…取付穴部、 21a,
21b,41a,41b,61a,61b…かしめ部
材、 22,42,62…第1のかしめ面、 24,4
4,63…突出部、 26,46,64…第2のかしめ
面。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半円弧状に形成された胴部と、該胴部の先
    端に設けられた鋭利な針先部と、該胴部の基端側に設け
    られたかしめ部と、該かしめ部に基端部から該胴部の長
    手方向に沿って穿設された縫合糸の取付穴部とからなる
    手術用縫合針の該取付穴部に縫合糸を挿入し、該かしめ
    部を押圧してかしめることにより縫合糸を取り付ける手
    術用縫合針のかしめ方法において、 前記かしめ部を挟持して押圧する1対のかしめ手段に、
    それぞれ互いに対向する平行な平面からなる第1のかし
    め面を設け、該第1かしめ面から前記胴部の寸法未満の
    寸法で突出し、互いに対向する側面を有する突出部を設
    け、それぞれの該突出部の互いに対向する側面に第2の
    かしめ面を設け、前記取付穴部に縫合糸が挿入された前
    記かしめ部を両かしめ手段の第1かしめ面の間に挟み、
    それぞれのかしめ手段の突出部の先端が他方のかしめ部
    材の第1かしめ面に当接するまで前記かしめ部を押圧し
    てかしめる第1のかしめ工程と、 前記それぞれのかしめ手段の突出部の先端を他方のかし
    め部材の第1かしめ面に当接させたまま、前記かしめ部
    材を前記第1のかしめ工程の押圧方向と直交する方向
    に、前記かしめ部を両かしめ部材の第2かしめ面の間に
    挟むように移動して、前記かしめ部を該第2かしめ面に
    より押圧してかしめる第2のかしめ工程とからなること
    を特徴とする手術用縫合針のかしめ方法。
  2. 【請求項2】前記第2かしめ面は前記第1かしめ面に直
    交する平面であることを特徴とする請求項1記載の手術
    用縫合針のかしめ方法。
  3. 【請求項3】前記1対のかしめ部材の第2かしめ面は、
    かしめられたかしめ部の断面形状が略三角形になるよう
    に、それぞれ前記第1かしめ面に対して所定の角度を有
    する平面であることを特徴とする請求項1記載の手術用
    縫合針のかしめ方法。
  4. 【請求項4】前記突出部は前記第1かしめ面から前記か
    しめ部の寸法未満の任意の寸法で突出自在になっている
    ことを特徴とする請求項2または請求項3記載の手術用
    縫合針のかしめ方法。
  5. 【請求項5】前記第2かしめ面はかしめられたかしめ部
    の断面形状が円形になるような曲面であることを特徴と
    する請求項1記載の手術用縫合針のかしめ方法。
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