JPH0823885A - ウエハース菓子及びその製造方法 - Google Patents

ウエハース菓子及びその製造方法

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JPH0823885A
JPH0823885A JP6162134A JP16213494A JPH0823885A JP H0823885 A JPH0823885 A JP H0823885A JP 6162134 A JP6162134 A JP 6162134A JP 16213494 A JP16213494 A JP 16213494A JP H0823885 A JPH0823885 A JP H0823885A
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JP
Japan
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dha
cream
wafer
wafers
calcium
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JP6162134A
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Inventor
Hiroshi Nishida
博 西田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 卵殻カルシウムを含有したクリーム原料3
に、DHA11を混合撹拌してクリームを製造する工程
を、窒素ガス7の雰囲気下で行い、DHA11を酸化さ
せることなくクリーム原料3中に混入してクリームを製
造し、このクリームを、DHAを含有させず卵殻カルシ
ウムだけを含有したウエハースで挟んでウエハース菓子
とする。 【効果】 DHAが酸化して特有の生臭さや苦味が生じ
るのを防止することができるので、ウエハース菓子本来
の風味を著しく損なうことなく、カルシウムとDHAと
を含有した商品価値の高いウエハース菓子を製造するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カルシウム及びDHA
を含有したウエハース菓子及びその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、小麦粉を主原料として薄く短冊
状に焼いたウエハースにクリームを挟んで二枚合せにし
たウエハース菓子がよく知られているが、近年、この種
のウエハース菓子にカルシウムを含有させて栄養補助食
品としての新たな商品価値を付加したものが市場に登場
している。
【0003】一方、高度不飽和脂肪酸の一種であるDH
A(ドコサヘキサエン酸:Docosa Hexaen
oic Acid)は、従来より血中のコレステロール
値を下げて血栓を予防する効果のある物質として知られ
てきたが、DHAが脳の記憶学習中枢の構成物質でもあ
ることからDHAの摂取により脳の働きが活発になると
も言われ、特に近年においてDHAと記憶学習能力との
科学的関係を裏付ける研究が国内外で発表された為に消
費者にも広く注目されるようになってきている。
【0004】そこで、本発明者はカルシウムだけでなく
DHAをも含有させて更に商品価値の高いウエハース菓
子を開発することを考えた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、DHA
は魚等の水産物(マグロ、ブリ、イクラ、サバ、サン
マ、イワシ等)から抽出されるものであり、酸化した際
にDHA特有の生臭さが強くなり、味にも苦味が生じる
という性質がある。
【0006】この為、DHAをウエハースに含有させよ
うとしても、DHAを練り込んだウエハースの生地を焼
き上げる段階でDHAが酸化してウエハースに生臭さや
苦味が生じてしまい、また、DHAをクリームに含有さ
せようとしても、DHAをクリーム原料に混合撹拌する
段階でDHAが酸化してクリームに生臭さや苦味が生じ
てしまう結果となり、何れの場合もウエハース菓子本来
の風味が著しく損なわれ、日常的に継続して食すること
が困難となる。
【0007】本発明は、前記した従来の不具合を解消
し、カルシウムとDHAとを含有した商品価値の高いウ
エハース菓子を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
本発明者は、クリーム原料にDHAを混合撹拌してクリ
ームを製造する工程を窒素ガス雰囲気下で行い、DHA
を酸化させることなくクリーム原料中に混入してクリー
ムを製造し、このクリームを、DHAを含有させず卵殻
カルシウムだけを含有したウエハースで挟むことによっ
て、ウエハース菓子本来の風味を著しく損なうことな
く、カルシウムとDHAとを含有したウエハース菓子を
発明するに至った。即ち、本発明は、卵殻カルシウムを
含有したウエハースで、DHAを含有したクリームを挟
んでなるウエハース菓子に関する発明である。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】本発明で使用するウエハースは、小麦粉を
水で練り込んだものに微粉砕した卵殻カルシウムを加え
て混合し、次いで他の材料を加えて撹拌し、最後にカラ
メル色素を入れて再度良く混合撹拌したウエハースの生
地を焼き上げたものである。
【0011】尚、前記小麦粉を主原料とした練りものに
加えるべき他の材料としては、菜種白絞油・小麦胚芽・
膨張剤が挙げられるが、これらは通常のウエハース製造
の場合と同様のものである。
【0012】また、ウエハース間に挟むクリームは、純
植物性油脂・微粉砕した卵殻カルシウム・全脂粉乳・ブ
ドウ糖を順次混合し、良く撹拌されたところに粉末水飴
・カカオマス・ココアパウダー・ビタミンD・香料(バ
ニラ香料+コーヒー香料)・乳化剤等を追加攪拌してク
リーム原料とし、このクリーム原料にビタミンEとカテ
キンを混入したDHAを窒素ガス雰囲気下で混合撹拌し
て得たものである。
【0013】前記したクリーム原料の材料のうち卵殻カ
ルシウムを除く殆どのものは通常のウエハース菓子のク
リーム製造に使用されているものであるが、特にカカオ
マスやココアパウダーを混合すると、いわゆるココア風
味により効果的にDHAの風味を消し去る作用が生じ、
更にビタミンDを混合すると、体内でのカルシウム分の
吸収促進作用が生じるので、クリーム原料を製造するに
当っては、これらカカオマスやココアパウダー、ビタミ
ンDを混合することが好ましい。
【0014】また、ビタミンEとカテキンには抗酸化剤
としての効果がある為、DHAをクリーム原料に混合す
るに当っては、これらビタミンEやカテキンを予めDH
Aに混入しておくと良い。
【0015】尚、ウエハースやクリームに含有させるカ
ルシウム分として卵殻カルシウムを採用するのは、卵殻
カルシウムが風味豊かで消化吸収が良いからである。
【0016】また、前記したウエハース菓子は、気密性
を有する袋体により脱酸素剤とともに包装すると良い。
【0017】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説
明する。
【0018】[実施例1]ウエハースを100Kg製造
するに際しては、小麦粉88Kgを水で練り込んだもの
に約400メッシュ以下に微粉砕した未焼成の卵殻カル
シウム7Kgを加えて混合し、次いで菜種白絞油3Kg
・小麦胚芽2Kg・膨張剤(微量)を加えて撹拌し、最
後に微量のカラメル色素を入れて約5分間混合撹拌する
ことによりウエハースの生地とし、この生地をウエハー
ス焼き機の表面温度を約200℃として1枚につき約2
分間焼き上げ、卵殻カルシウムを含有した100Kgの
ウエハースを得る。
【0019】また、クリームを100Kg製造するに際
しては、純植物性油脂40Kg・約400メッシュ以下
に微粉砕した未焼成の卵殻カルシウム30Kg・全脂粉
乳10Kg・ブドウ糖9Kgを順次混合し、約5分間か
けて良く撹拌されたところに粉末水飴2Kg・カカオマ
ス2Kg・ココアパウダー2Kg・ビタミンD(微量)
・バニラ香料+コーヒー香料(少量)・大豆レシチン
(微量)等を追加して攪拌することによりクリーム原料
とし、このクリーム原料に微量のビタミンEとカテキン
を混入したDHA5Kgを、窒素ガス雰囲気下で約15
分間混合撹拌し、卵殻カルシウムとDHAを含有した1
00Kgのクリームを得る。
【0020】ここで、窒素ガス雰囲気下でクリーム原料
にDHAを混合撹拌する際の具体的手段の一例として
は、図1に示す如く、撹拌容器1の上側部に接続された
給気流路4の開閉弁5を開けて窒素ボンベ6から窒素ガ
ス7を撹拌容器1内に供給し、且つ撹拌容器1の頂部付
近に接続された排気流路8の排気装置9を駆動して撹拌
容器1内の空気を排気し、撹拌容器1内を窒素ガス雰囲
気に置換する。このようにして窒素ガス雰囲気とした撹
拌容器1内で電動式の撹拌棒2により前述した各種材料
を混合撹拌してクリーム原料3を製造し、次いで、投入
口10からDHA11を投入して続けて撹拌するという
手段を用いれば良い。
【0021】また、前記DHAとしてはマグロの眼窩か
ら抽出した魚油を精製して脱臭したものを使用するが、
この種のDHAは既に食品業界内で売買されているもの
である。
【0022】尚、前記クリーム原料の材料のうち、卵殻
カルシウムを除く殆どのものは通常のウエハース菓子の
クリーム製造に使用されているものであるが、特にカカ
オマスやココアパウダー、コーヒー香料を混合すると、
いわゆるココア風味により効果的にDHAの風味を消し
去ることができ、更にビタミンDを混合すると、体内で
のカルシウム分の吸収を促進させることができるので、
クリーム原料を製造するに当っては、これらカカオマス
やココアパウダー、ビタミンDを混合することが好まし
い。
【0023】また、ビタミンEとカテキンには抗酸化剤
としての効果がある為、DHAをクリーム原料に混合す
るに当っては、これらビタミンEやカテキンをDHAに
混入しておくと良い。
【0024】尚、ウエハースやクリームに含有させるカ
ルシウム分として卵殻カルシウムを採用するのは、卵殻
カルシウムが風味豊かで消化吸収が良いからである。
【0025】更に、以上の如くして得られたウエハース
をクリーム塗り機に並べ、その上面にクリームを塗って
別のウエハースを被せることにより二枚合せとし、これ
を切断機にて適宜の大きさに切断して、以下に示す如き
成分比率のウエハース菓子を得る。 小麦粉 44.0% 卵殻カルシウム 18.5% DHA 2.5% 植物製油脂 21.5% ブドウ糖 4.5% 全脂粉乳 5.0% その他 4.0%
【0026】前記ウエハース菓子のクリーム中に含有さ
れたDHAは、クリーム原料により抱持された状態とな
っているのでクリーム製造後に急速に酸化が進んでしま
うようなことはないが、図2に示す如く、製造されたウ
エハース菓子12を適当な個数毎に62ミクロン程度の
比較的厚いアルミ箔製の袋13により脱酸素剤14とと
もに気密に包装するようにすれば、袋13を開封しない
限りDHAの酸化を大幅に抑制することが可能である。
図中15はウエハース、16はクリームを示す。
【0027】尚、本発明のウエハース菓子及びその製造
方法は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、
例えばウエハース菓子の製造工程を全てオートメーショ
ン化した上で製造部屋全体を窒素ガス雰囲気とすること
もできること、クリームには必ずしも卵殻カルシウムを
含有させる必要はなくDHAだけを含有させるようにし
ても良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】上記した本発明のウエハース菓子及びそ
の製造方法によれば、クリーム原料にDHAを混合撹拌
してクリームを製造する工程を窒素ガス雰囲気下で行
い、DHAを酸化させることなくクリーム原料中に混入
してクリームを製造し、このクリームを、DHAを含有
させず卵殻カルシウムだけを含有したウエハースで挟む
ことによって、ウエハース菓子本来の風味を著しく損な
うことなく、カルシウムとDHAとを含有した商品価値
の高いウエハース菓子を製造することができ、更に気密
性を有する袋体により脱酸素剤とともに包装するように
すれば、袋体を開封しない限りDHAの酸化を大幅に抑
制することができる等の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】窒素ガス雰囲気下でクリーム原料にDHAを混
合撹拌する手段の一例を示す概略図である。
【図2】ウエハース菓子を脱酸素剤とともに包装した状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
3 クリーム原料 7 窒素ガス 11 DHA 12 ウエハース菓子 13 袋 14 脱酸素剤 15 ウエハース 16 クリーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 卵殻カルシウムを含有したウエハース
    で、DHAを含有したクリームを挟んでなるウエハース
    菓子。
  2. 【請求項2】 卵殻カルシウムを含有したウエハース
    で、卵殻カルシウム及びDHAを含有したクリームを挟
    んでなるウエハース菓子。
  3. 【請求項3】 気密性を有する袋体により脱酸素剤とと
    もに包装してなる請求項1又は2に記載のウエハース菓
    子。
  4. 【請求項4】 クリーム原料にDHAを混合撹拌してク
    リームを製造する工程を窒素ガス雰囲気下で行うことを
    特徴とする、請求項1、2又は3に記載のウエハース菓
    子の製造方法。
JP6162134A 1994-07-14 1994-07-14 ウエハース菓子及びその製造方法 Pending JPH0823885A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0387980A (ja) * 1989-08-31 1991-04-12 Fujitsu Ltd 指紋像入力装置
JP2010239893A (ja) * 2009-04-04 2010-10-28 Ito En Ltd 食感が改善された焼き菓子

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0387980A (ja) * 1989-08-31 1991-04-12 Fujitsu Ltd 指紋像入力装置
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