JPH0823920A - 健康食品 - Google Patents
健康食品Info
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- JPH0823920A JPH0823920A JP6182967A JP18296794A JPH0823920A JP H0823920 A JPH0823920 A JP H0823920A JP 6182967 A JP6182967 A JP 6182967A JP 18296794 A JP18296794 A JP 18296794A JP H0823920 A JPH0823920 A JP H0823920A
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 キトサンが体外に排泄するカルシウム量を少
なくできると共に、キトサンの大切な作用である血圧効
果作用を阻害させることなく、体内に必要量のカルシウ
ムを補給する。 【構成】 健康食品は、キトサンとカルシウムとを含
み、カルシウム剤として貝殻を粉砕した貝殻カルシウム
を添加している。
なくできると共に、キトサンの大切な作用である血圧効
果作用を阻害させることなく、体内に必要量のカルシウ
ムを補給する。 【構成】 健康食品は、キトサンとカルシウムとを含
み、カルシウム剤として貝殻を粉砕した貝殻カルシウム
を添加している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキトサンとカルシウムと
を含む健康食品に関する。
を含む健康食品に関する。
【0002】
【従来の技術】キトサンは、免疫を活性化させる効果、
抗菌効果、さらに腸の中の良性微生物を増加させる働き
があることが知られている。さらに、血圧を低下させる
と共に、動脈硬化を防止する等の成人病の予防に効果が
あることも検証されている。この優れたれ効果からキト
サンが健康食品として多用されている。
抗菌効果、さらに腸の中の良性微生物を増加させる働き
があることが知られている。さらに、血圧を低下させる
と共に、動脈硬化を防止する等の成人病の予防に効果が
あることも検証されている。この優れたれ効果からキト
サンが健康食品として多用されている。
【0003】キトサンは、図1の構造式の植物繊維であ
る。この構造式において、nの値は極めて大きく、胃腸
でほとんど吸収されることなく、人体に排泄されて健康
増進効果がある。このように大きな分子量のキトサン
は、胃腸で吸収されることはないが、腸管を通過すると
きに、腸管からカルシウムを吸収して排泄される物性が
ある。したがって、人体から大切なカルシウムを吸収す
る欠点がある。このことは、現代人のカルシウム不足を
助長させる弊害となる。
る。この構造式において、nの値は極めて大きく、胃腸
でほとんど吸収されることなく、人体に排泄されて健康
増進効果がある。このように大きな分子量のキトサン
は、胃腸で吸収されることはないが、腸管を通過すると
きに、腸管からカルシウムを吸収して排泄される物性が
ある。したがって、人体から大切なカルシウムを吸収す
る欠点がある。このことは、現代人のカルシウム不足を
助長させる弊害となる。
【0004】キトサンがカルシウムを吸収することか
ら、キトサンにカルシウムを添加して健康食品が開発さ
れている。たとえば、特開平5−255094号公報に
は、キトサンとカルシウムの両方を含む物、たとえは、
カニの甲羅、節足動物の殻、軟体動物の外殻等を粉末し
て固形化した健康食品が記載される。
ら、キトサンにカルシウムを添加して健康食品が開発さ
れている。たとえば、特開平5−255094号公報に
は、キトサンとカルシウムの両方を含む物、たとえは、
カニの甲羅、節足動物の殻、軟体動物の外殻等を粉末し
て固形化した健康食品が記載される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この公報に記載される
健康食品は、キトサンとカルシウムの双方を含むカニの
甲羅等を粉末にしたものであるから、キトサンが人体か
ら吸収するカルシウム量を少なくできる特長がある。し
かしながら、カニの甲羅等の天然物は、キトサンとカル
シウム量の比率を最適値に調整することができない。そ
れは、天然物によってキトサンとカルシウムの比率が決
ってしまうからである。
健康食品は、キトサンとカルシウムの双方を含むカニの
甲羅等を粉末にしたものであるから、キトサンが人体か
ら吸収するカルシウム量を少なくできる特長がある。し
かしながら、カニの甲羅等の天然物は、キトサンとカル
シウム量の比率を最適値に調整することができない。そ
れは、天然物によってキトサンとカルシウムの比率が決
ってしまうからである。
【0006】キトサンを含む健康食品は、これを食べる
人によってカルシウム量を調整することが大切である。
それは、キトサンの最適摂取量とカルシウムの最適摂取
量が、健康食品を食べる人によって同じではないからで
ある。たとえば、キトサンを健康食品として食べる人
は、キトサンに吸収されて排泄される量のカルシウムを
摂取すればよいが、キトサンに加えてカルシウムも摂取
する必要のある人が食する健康食品は、多量のカルシウ
ムを添加する必要がある。カルシウムは必要でないが、
多量のキトサンを健康食品として食べたい人は、カルシ
ウム量を少なくし、キトサンとカルシウムの両方を摂取
したい人は、カルシウム量を多くする必要がある。
人によってカルシウム量を調整することが大切である。
それは、キトサンの最適摂取量とカルシウムの最適摂取
量が、健康食品を食べる人によって同じではないからで
ある。たとえば、キトサンを健康食品として食べる人
は、キトサンに吸収されて排泄される量のカルシウムを
摂取すればよいが、キトサンに加えてカルシウムも摂取
する必要のある人が食する健康食品は、多量のカルシウ
ムを添加する必要がある。カルシウムは必要でないが、
多量のキトサンを健康食品として食べたい人は、カルシ
ウム量を少なくし、キトサンとカルシウムの両方を摂取
したい人は、カルシウム量を多くする必要がある。
【0007】このことは、キトサンに最適量のカルシウ
ム剤を添加することで実現できる。現在の薬剤は、カル
シウム剤として、ほとんど例外なく塩化カルシウムを使
用している。したがって、キトサンに最適量の塩化カル
シウムを添加してカルシウム量を調整した健康食品とす
ることができる。キトサンに添加された塩化カルシウム
は、胃内で溶解して、カルシウムイオンと塩素イオンに
電離される。胃内でイオンとなったカルシウムは、胃か
ら人体に吸収される。一方、キトサンは胃で溶解される
ことなく、腸管からカルシウムを吸収して排泄される。
すなわち、キトサンに添加された塩化カルシウムは、キ
トサンと一緒に胃を通過することができない。溶解され
やすいので、胃で溶解されて吸収されるからである。キ
トサンに添加された塩化カルシウムは、キトサンと一緒
に胃を通過して腸には到達することが難しく、キトサン
は腸管からカルシウムを吸収して排泄されることにな
る。したがって、キトサンに添加されたカルシウムは、
直接にキトサンにカルシウムを補給することができず、
キトサンが腸管を通過するときに、カルシウムを吸収す
るのを解消できない。
ム剤を添加することで実現できる。現在の薬剤は、カル
シウム剤として、ほとんど例外なく塩化カルシウムを使
用している。したがって、キトサンに最適量の塩化カル
シウムを添加してカルシウム量を調整した健康食品とす
ることができる。キトサンに添加された塩化カルシウム
は、胃内で溶解して、カルシウムイオンと塩素イオンに
電離される。胃内でイオンとなったカルシウムは、胃か
ら人体に吸収される。一方、キトサンは胃で溶解される
ことなく、腸管からカルシウムを吸収して排泄される。
すなわち、キトサンに添加された塩化カルシウムは、キ
トサンと一緒に胃を通過することができない。溶解され
やすいので、胃で溶解されて吸収されるからである。キ
トサンに添加された塩化カルシウムは、キトサンと一緒
に胃を通過して腸には到達することが難しく、キトサン
は腸管からカルシウムを吸収して排泄されることにな
る。したがって、キトサンに添加されたカルシウムは、
直接にキトサンにカルシウムを補給することができず、
キトサンが腸管を通過するときに、カルシウムを吸収す
るのを解消できない。
【0008】さらに、キトサンにカルシウム剤として添
加される塩化カルシウムは、キトサンの大切な効果であ
る血圧降下作用を低下させる弊害がある。それは、図1
に示す構造式のキトサンが、+にチャージされたNH3+
が、塩化カルシウムから電離した塩素イオン(Cl-)
を吸着して排泄するからである。キトサンが人体の血圧
を降下させる作用があるのは、人体から塩素イオン(C
l-)を吸収して排泄するからである。
加される塩化カルシウムは、キトサンの大切な効果であ
る血圧降下作用を低下させる弊害がある。それは、図1
に示す構造式のキトサンが、+にチャージされたNH3+
が、塩化カルシウムから電離した塩素イオン(Cl-)
を吸着して排泄するからである。キトサンが人体の血圧
を降下させる作用があるのは、人体から塩素イオン(C
l-)を吸収して排泄するからである。
【0009】塩分を摂取すると血圧が上昇することは知
られている。旧来は、塩分のナトリウムイオンが血圧を
上昇させると考えられていた。しかしながら、実際に
は、ナトリウムイオンよりも塩素イオンが血圧を上昇さ
せる作用が大きい。塩素イオンが血圧を上昇させるの
は、これがアンジオテンシンI変換酵素の活性を上昇さ
せるからである。アンジオテンシンI変換酵素は、アン
ジオテンシンIをアンジオテンシンIIに変換する酵素で
ある。この酵素の活性が上昇すると、アンジオテンシン
IIが増加する。アンジオテンシンIIは、血圧を高くする
作用があるので、こけれが多くなると血圧が上昇する。
アンジオテンシンI変換酵素の活性が低下すると、アン
ジオテンシンIIが減少して血圧は上昇しなくなる。した
がって、血圧を降下させるには、アンジオテンシンI変
換酵素の活性を低下させればよい。
られている。旧来は、塩分のナトリウムイオンが血圧を
上昇させると考えられていた。しかしながら、実際に
は、ナトリウムイオンよりも塩素イオンが血圧を上昇さ
せる作用が大きい。塩素イオンが血圧を上昇させるの
は、これがアンジオテンシンI変換酵素の活性を上昇さ
せるからである。アンジオテンシンI変換酵素は、アン
ジオテンシンIをアンジオテンシンIIに変換する酵素で
ある。この酵素の活性が上昇すると、アンジオテンシン
IIが増加する。アンジオテンシンIIは、血圧を高くする
作用があるので、こけれが多くなると血圧が上昇する。
アンジオテンシンI変換酵素の活性が低下すると、アン
ジオテンシンIIが減少して血圧は上昇しなくなる。した
がって、血圧を降下させるには、アンジオテンシンI変
換酵素の活性を低下させればよい。
【0010】アンジオテンシンI変換酵素の活性を上昇
させるのは、Na+でなくてCl-である。この事実は図
2に示すグラフより明かである。この図は、アンジオテ
ンシンI変換酵素に、塩化カルシウム(NaCl)、塩
化カリウム(KCl)、酢酸ナトリウム(CH3COO
Na)を添加してそのACE(Angiotensin I Convetin
g Enzyme)活性を試験管で測定した結果である。この
図は、アンジオテンシンI変換酵素にCH3COONa
を添加してACE活性が阻害され、塩素を含有するNa
ClとKClを添加するとACE活性を上昇させること
を明示する。すなわち、塩素を含む塩化カルシウムと塩
化カリウムが、アンジオテンシンIからアンジオテンシ
ンIIへの変換を増加させて血圧を上昇させる性質がある
ことを明示する。
させるのは、Na+でなくてCl-である。この事実は図
2に示すグラフより明かである。この図は、アンジオテ
ンシンI変換酵素に、塩化カルシウム(NaCl)、塩
化カリウム(KCl)、酢酸ナトリウム(CH3COO
Na)を添加してそのACE(Angiotensin I Convetin
g Enzyme)活性を試験管で測定した結果である。この
図は、アンジオテンシンI変換酵素にCH3COONa
を添加してACE活性が阻害され、塩素を含有するNa
ClとKClを添加するとACE活性を上昇させること
を明示する。すなわち、塩素を含む塩化カルシウムと塩
化カリウムが、アンジオテンシンIからアンジオテンシ
ンIIへの変換を増加させて血圧を上昇させる性質がある
ことを明示する。
【0011】図2で示すように、塩素イオンは、アンジ
オテンシンI変換酵素の活性を増加させて血圧を上昇さ
せる作用がある。図1に示す構造式のキトサンは、プラ
スにチャージされているNH3+に、マイナスにチャージ
されている塩素イオンCl-を結合して体外に排泄でき
る優れた特長がある。ところが、人体にカルシウムを補
給するために、キトサンにカルシウム剤として塩化カル
シウムを添加すると、カルシウム剤に含まれる塩素がキ
トサンに添加され、キトサンが体内から塩素イオンを排
泄する作用が失われてしまう。とくに、多量のカルシウ
ムを補給するために、キトサンに多量の塩化カルシウム
を添加すると、キトサンでは補足しきれない塩素イオン
が体内に補給されアンジオテンシンI変換酵素を活性化
して、血圧を上昇させてしまうことにもなりかねない。
すなわち、キトサンが血圧を降下させる優れた作用が失
われるばかりでなく、多量のカルシウムを添加する副作
用で、血圧を上昇させることになる。したがって、キト
サンに適量のカルシウムを添加して、キトサンの優れた
作用を生かすことができない欠点があった。
オテンシンI変換酵素の活性を増加させて血圧を上昇さ
せる作用がある。図1に示す構造式のキトサンは、プラ
スにチャージされているNH3+に、マイナスにチャージ
されている塩素イオンCl-を結合して体外に排泄でき
る優れた特長がある。ところが、人体にカルシウムを補
給するために、キトサンにカルシウム剤として塩化カル
シウムを添加すると、カルシウム剤に含まれる塩素がキ
トサンに添加され、キトサンが体内から塩素イオンを排
泄する作用が失われてしまう。とくに、多量のカルシウ
ムを補給するために、キトサンに多量の塩化カルシウム
を添加すると、キトサンでは補足しきれない塩素イオン
が体内に補給されアンジオテンシンI変換酵素を活性化
して、血圧を上昇させてしまうことにもなりかねない。
すなわち、キトサンが血圧を降下させる優れた作用が失
われるばかりでなく、多量のカルシウムを添加する副作
用で、血圧を上昇させることになる。したがって、キト
サンに適量のカルシウムを添加して、キトサンの優れた
作用を生かすことができない欠点があった。
【0012】本発明は、さらにこの欠点を解決すること
を目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、キ
トサンが体内から吸収して体外に排泄するカルシウム量
を少なくできると共に、キトサンの大切な作用である血
圧効果作用を阻害させることなく、体内に必要量のカル
シウムを補給できる健康食品を提供することにある。
を目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、キ
トサンが体内から吸収して体外に排泄するカルシウム量
を少なくできると共に、キトサンの大切な作用である血
圧効果作用を阻害させることなく、体内に必要量のカル
シウムを補給できる健康食品を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の健康食品は、前
述の目的を達成するために、キトサンとカルシウムとを
含む健康食品において、カルシウム剤に、貝殻を粉砕し
た貝殻カルシウムを使用する。所定量の貝殻カルシウム
をキトサンに添加することにより、キトサンが体外に排
泄する貝殻カルシウムを補給し、さらに、キトサンに塩
素イオンを補給することなく、キトサンが体内の塩素イ
オンを補足して排泄するようにしたものである。
述の目的を達成するために、キトサンとカルシウムとを
含む健康食品において、カルシウム剤に、貝殻を粉砕し
た貝殻カルシウムを使用する。所定量の貝殻カルシウム
をキトサンに添加することにより、キトサンが体外に排
泄する貝殻カルシウムを補給し、さらに、キトサンに塩
素イオンを補給することなく、キトサンが体内の塩素イ
オンを補足して排泄するようにしたものである。
【0014】
【作用】本発明の健康食品は、カルシウム剤として、貝
殻カルシウムをキトサンに添加している。貝殻カルシウ
ムは、下記に示すように、約38wt%(カキの貝殻)
ないし約40wt%(ホタテ貝の貝殻)のカルシウムを
含有している。キトサンに貝殻カルシウムを添加して、
キトサンに対するカルシウム量を最適値に調整できる。
キトサンの効果に加えて、多量のカルシウムを補給した
い食品には多量の貝殻カルシウムを添加する。カルシウ
ム補給よりもキトサンの効果が重要である健康食品、た
とえば血圧の降下を目的とする健康食品は、添加する貝
殻カルシウム量を少なくする。カルシウム量の少ない健
康食品は、キトサンの含有量が多く、余分なカルシウム
を体内に補給することなく、最適量のキトサンを補給で
きる。たとえば、キトサンと一緒に多量のカルシウムを
必要とする女性は、キトサンに多量の貝殻カルシウムを
添加した健康食品を食べ、血圧の高い人は、血圧を有効
に降下させるために、カルシウムよりも多量のキトサン
を含有する健康食品を食べる。このように、本発明の健
康食品は、カルシウムとキトサンとを食べる人に最適に
調整することができる。
殻カルシウムをキトサンに添加している。貝殻カルシウ
ムは、下記に示すように、約38wt%(カキの貝殻)
ないし約40wt%(ホタテ貝の貝殻)のカルシウムを
含有している。キトサンに貝殻カルシウムを添加して、
キトサンに対するカルシウム量を最適値に調整できる。
キトサンの効果に加えて、多量のカルシウムを補給した
い食品には多量の貝殻カルシウムを添加する。カルシウ
ム補給よりもキトサンの効果が重要である健康食品、た
とえば血圧の降下を目的とする健康食品は、添加する貝
殻カルシウム量を少なくする。カルシウム量の少ない健
康食品は、キトサンの含有量が多く、余分なカルシウム
を体内に補給することなく、最適量のキトサンを補給で
きる。たとえば、キトサンと一緒に多量のカルシウムを
必要とする女性は、キトサンに多量の貝殻カルシウムを
添加した健康食品を食べ、血圧の高い人は、血圧を有効
に降下させるために、カルシウムよりも多量のキトサン
を含有する健康食品を食べる。このように、本発明の健
康食品は、カルシウムとキトサンとを食べる人に最適に
調整することができる。
【0015】さらに、キトサンにカルシウム剤として添
加される貝殻カルシウムは、塩化カルシウムのように胃
の内部で簡単に溶解することがない。有機カルシウムの
状態で貝殻カルシウムに含まれるからである。胃で簡単
に溶解されない貝殻カルシウムの有機カルシウムは、キ
トサンと一緒に腸に運ばれる。したがって、キトサンが
胃を通過して腸管からカルシウムを吸収しようとすると
き、一緒に腸に運ばれてきた貝殻カルシウムがあるの
で、これからカルシウムを吸収して体外に排泄される。
このため、貝殻カルシウムは、キトサンが体内から吸収
するカルシウム量を少なくして、キトサンにカルシウム
を補給できる特長がある。
加される貝殻カルシウムは、塩化カルシウムのように胃
の内部で簡単に溶解することがない。有機カルシウムの
状態で貝殻カルシウムに含まれるからである。胃で簡単
に溶解されない貝殻カルシウムの有機カルシウムは、キ
トサンと一緒に腸に運ばれる。したがって、キトサンが
胃を通過して腸管からカルシウムを吸収しようとすると
き、一緒に腸に運ばれてきた貝殻カルシウムがあるの
で、これからカルシウムを吸収して体外に排泄される。
このため、貝殻カルシウムは、キトサンが体内から吸収
するカルシウム量を少なくして、キトサンにカルシウム
を補給できる特長がある。
【0016】さらに、本発明の健康食品は、従来からカ
ルシウム剤として多用されているいる塩化カルシウムに
代わって、キトサンに貝殻カルシウムを添加する。貝殻
カルシウムは、下記に示す成分を含有する。ただし、下
記の成分はタテ貝の含有成分を示しているが、カキ等の
貝殻もこれに近似する成分をしている。カルシウム以外
は、貝殻カルシウム100gに対する重量を示してい
る。
ルシウム剤として多用されているいる塩化カルシウムに
代わって、キトサンに貝殻カルシウムを添加する。貝殻
カルシウムは、下記に示す成分を含有する。ただし、下
記の成分はタテ貝の含有成分を示しているが、カキ等の
貝殻もこれに近似する成分をしている。カルシウム以外
は、貝殻カルシウム100gに対する重量を示してい
る。
【0017】 カルシウム……………………39.7重量% ナトリウム………………………346mg/100g マグネシウム…………………88.2mg/100g リン……………………………48.6mg/100g 鉄………………………………12.0mg/100g 亜鉛………………………………3.6ppm 重金属……………………………1.9ppm 銅…………………………………0.6ppm 塩素……………………………検出せず カドミウム……………………検出せず 水銀……………………………検出せず ヒ素……………………………検出せず 鉛………………………………検出せず
【0018】以上のように、貝殻カルシウムは塩素を含
有しない。したがって、貝殻カルシウムがキトサンのN
H3+に塩素イオンを補給することがなく、キトサンは体
内の塩素を補足して体外に排泄し、これによってキトサ
ンの血圧低下作用を失わせることがない。
有しない。したがって、貝殻カルシウムがキトサンのN
H3+に塩素イオンを補給することがなく、キトサンは体
内の塩素を補足して体外に排泄し、これによってキトサ
ンの血圧低下作用を失わせることがない。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するための健康食品を例示するものであって、
本発明は健康食品を下記のものに特定しない。
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するための健康食品を例示するものであって、
本発明は健康食品を下記のものに特定しない。
【0020】健康食品は、キトサンに、カルシウム成分
として貝殻カルシウムを添加する。キトサンには現在市
販されている粉末状のものを使用するが、カニの甲羅等
を粉末にしたものも使用できる。前にも述べたように、
カニの甲羅、節足動物の殻、軟体動物の外殻等を粉末し
にしたものは、多量のキトサンを含有するとともに、カ
ルシウムも含有している。このように、キトサンに加え
てカルシウムを含有する食品の粉末は、カルシウム剤と
して添加する貝殻カルシウムの添加量を少なくできる特
長がある。ただし、本発明の健康食品は、カルシウムを
含有しないキトサンも使用できるのは言うまでもない。
として貝殻カルシウムを添加する。キトサンには現在市
販されている粉末状のものを使用するが、カニの甲羅等
を粉末にしたものも使用できる。前にも述べたように、
カニの甲羅、節足動物の殻、軟体動物の外殻等を粉末し
にしたものは、多量のキトサンを含有するとともに、カ
ルシウムも含有している。このように、キトサンに加え
てカルシウムを含有する食品の粉末は、カルシウム剤と
して添加する貝殻カルシウムの添加量を少なくできる特
長がある。ただし、本発明の健康食品は、カルシウムを
含有しないキトサンも使用できるのは言うまでもない。
【0021】キトサンに、カルシウム剤として添加され
る貝殻カルシウムは、カキの貝殻や、ホタテ貝の貝殻を
粉末状に加工したものである。カキの貝殻を粉砕した貝
殻カルシウムは、約38重量%のカルシウムを含有して
いる。ホタテ貝の貝殻を粉末状にした貝殻カルシウム
は、39.7重量%のカルシウムを含有している。キト
サンに混合する貝殻カルシウムの添加量は、キトサンに
含まれるカルシウム量と、用途とを考慮して最適値に調
整される。貝殻カルシウムの添加量は、カルシウム量に
換算して、キトサン100重量部に対して10〜300
重量部、好ましくは30〜200重量部、さらに好まし
くは50〜150重量部の範囲に設定される。貝殻カル
シウムは、約40重量%のカルシウムを含有しているの
で、貝殻カルシウムの添加量に換算すると、前記の約4
倍の貝殻カルシウムをキトサンに添加して混合する。
る貝殻カルシウムは、カキの貝殻や、ホタテ貝の貝殻を
粉末状に加工したものである。カキの貝殻を粉砕した貝
殻カルシウムは、約38重量%のカルシウムを含有して
いる。ホタテ貝の貝殻を粉末状にした貝殻カルシウム
は、39.7重量%のカルシウムを含有している。キト
サンに混合する貝殻カルシウムの添加量は、キトサンに
含まれるカルシウム量と、用途とを考慮して最適値に調
整される。貝殻カルシウムの添加量は、カルシウム量に
換算して、キトサン100重量部に対して10〜300
重量部、好ましくは30〜200重量部、さらに好まし
くは50〜150重量部の範囲に設定される。貝殻カル
シウムは、約40重量%のカルシウムを含有しているの
で、貝殻カルシウムの添加量に換算すると、前記の約4
倍の貝殻カルシウムをキトサンに添加して混合する。
【0022】貝殻カルシウムの添加量は、キトサンの効
果を大切にする健康食品は、キトサンの含有量を多くす
るために、貝殻カルシウムの添加量を少なくする。キト
サンの効果に加えてカルシウムの補給もする健康食品
は、キトサンに対して多量の貝殻カルシウムを添加す
る。たとえば、貝殻カルシウムの補給を大切にする健康
食品は、キトサン100重量部に対して、カルシウムに
換算して約100〜150重量部、最適には約150重
量部の貝殻カルシウムを添加する。キトサンの効果を大
切にする健康食品、たとえば血圧の上昇を少なくするこ
とを大切にする健康食品は、キトサン100重量部に対
して、カルシウムに換算して50〜100重量部、最適
には約75重量部の貝殻カルシウムを添加する。
果を大切にする健康食品は、キトサンの含有量を多くす
るために、貝殻カルシウムの添加量を少なくする。キト
サンの効果に加えてカルシウムの補給もする健康食品
は、キトサンに対して多量の貝殻カルシウムを添加す
る。たとえば、貝殻カルシウムの補給を大切にする健康
食品は、キトサン100重量部に対して、カルシウムに
換算して約100〜150重量部、最適には約150重
量部の貝殻カルシウムを添加する。キトサンの効果を大
切にする健康食品、たとえば血圧の上昇を少なくするこ
とを大切にする健康食品は、キトサン100重量部に対
して、カルシウムに換算して50〜100重量部、最適
には約75重量部の貝殻カルシウムを添加する。
【0023】粉末状のキトサンに、粉末状の貝殻カルシ
ウムを添加したものは、両者を混合、攪拌して粉末の健
康食品とし、あるいは、攪拌した粉末を固化成形して健
康食品とする。
ウムを添加したものは、両者を混合、攪拌して粉末の健
康食品とし、あるいは、攪拌した粉末を固化成形して健
康食品とする。
【0024】以上のようにして製作された健康食品は、
下記のように優れた物性を示した。実験は、キトサンに
添加された貝殻カルシウムのカルシウムがいかに高率よ
くキトサンに吸収されて排泄されるかを調べた。貝殻カ
ルシウムのカルシウムが、キトサンに吸収される量が多
いと、キトサンが腸管から体内のカルシウムを吸収する
量が少なくなる。キトサンが体内を通過するときに、腸
管から体内のカルシウムをどの程度吸収するかを数値的
に測定することは極めて難しい。このため、添加された
貝殻カルシウムが、どの程度キトサンに補足されて排泄
されるかを測定した。貝殻カルシウムのカルシウムが多
量にキトサンに補足されて排泄されることは、キトサン
が体内から吸収するカルシウムが少なくなる。
下記のように優れた物性を示した。実験は、キトサンに
添加された貝殻カルシウムのカルシウムがいかに高率よ
くキトサンに吸収されて排泄されるかを調べた。貝殻カ
ルシウムのカルシウムが、キトサンに吸収される量が多
いと、キトサンが腸管から体内のカルシウムを吸収する
量が少なくなる。キトサンが体内を通過するときに、腸
管から体内のカルシウムをどの程度吸収するかを数値的
に測定することは極めて難しい。このため、添加された
貝殻カルシウムが、どの程度キトサンに補足されて排泄
されるかを測定した。貝殻カルシウムのカルシウムが多
量にキトサンに補足されて排泄されることは、キトサン
が体内から吸収するカルシウムが少なくなる。
【0025】下記の方法で試験した。 (1) 使用動物 実験には体重が約250gのウイスター系のラットを使
用した。ラットを飼育する環境は室温25℃±1℃、湿
度50%±10%に保持し、照明は証明は御前7時から
午後7時までとした。飼料は下記の成分のものを使用し
た。ただし、飼料はオリエンタル酵母工業株式会社製の
ラット飼育飼料を使用した。
用した。ラットを飼育する環境は室温25℃±1℃、湿
度50%±10%に保持し、照明は証明は御前7時から
午後7時までとした。飼料は下記の成分のものを使用し
た。ただし、飼料はオリエンタル酵母工業株式会社製の
ラット飼育飼料を使用した。
【0026】の組成は、飼料1kgに対する含有量であ
る。 セルローズ粉末……………………30g ショ糖……………………………145g ミルクカゼイン…………………240g ビタミン混合………………………20g 油混合………………………………20g 塩混合………………………………40g 食塩…………………………………32g 澱粉………………………………455g
る。 セルローズ粉末……………………30g ショ糖……………………………145g ミルクカゼイン…………………240g ビタミン混合………………………20g 油混合………………………………20g 塩混合………………………………40g 食塩…………………………………32g 澱粉………………………………455g
【0027】(2) 実験群のラット 実験は約14時間絶食した後に給餌し、水は自由摂取と
し、キトサンと塩化カルシウムと貝殻カルシウムとを水
に懸濁して強制的に経口投与し、24時間後の糞便を採
取して行った。 A群のラット 飼料と水のみを投与した。投与された飼料により、ラッ
トの体重1kgにつき、220mgのカルシウムを投与
した。 B群のラット 飼料と水とキトサンとを投与した。キトサンは水に懸濁
し、ラットの体重1kgにつき2g投与した。ラットの
体重が約250gであるから、キトサンの添加量をラッ
ト1匹に換算すると500mgとなる。 C群のラット 飼料と水と塩化カルシウムとを投与した。塩化カルシウ
ムは水に懸濁し、投与量はラット1匹につき500mg
とした。 D群のラット 飼料と水と塩化カルシウムとキトサンとを投与した。塩
化カルシウムとキトサンとは水に懸濁して投与した。そ
の投与量は塩化カルシウムがラット1匹に2g、キトサ
ンがラットの体重1kgにつき2gとした。 E群のラット 飼料と水と塩化カルシウムと貝殻カルシウムとを投与し
た。塩化カルシウムと貝殻カルシウムンとは水に懸濁し
て投与した。その投与量は、塩化カルシウムをラット1
匹に2g、貝殻カルシウムをラット1匹につき500m
gとした。貝殻カルシウムには、38重量%のカルシウ
ムを含有するので、カルシウム量に換算すると190m
gとなる。 E群のラット 飼料と水と塩化カルシウムと貝殻カルシウムとキトサン
とを投与した。塩化カルシウムと貝殻カルシウムンとは
水に懸濁して投与した。その投与量は、塩化カルシウム
をラット1匹に2g、貝殻カルシウムをラット1匹につ
き500mgとした。キトサンはラットの体重1kgに
つき2gとした。
し、キトサンと塩化カルシウムと貝殻カルシウムとを水
に懸濁して強制的に経口投与し、24時間後の糞便を採
取して行った。 A群のラット 飼料と水のみを投与した。投与された飼料により、ラッ
トの体重1kgにつき、220mgのカルシウムを投与
した。 B群のラット 飼料と水とキトサンとを投与した。キトサンは水に懸濁
し、ラットの体重1kgにつき2g投与した。ラットの
体重が約250gであるから、キトサンの添加量をラッ
ト1匹に換算すると500mgとなる。 C群のラット 飼料と水と塩化カルシウムとを投与した。塩化カルシウ
ムは水に懸濁し、投与量はラット1匹につき500mg
とした。 D群のラット 飼料と水と塩化カルシウムとキトサンとを投与した。塩
化カルシウムとキトサンとは水に懸濁して投与した。そ
の投与量は塩化カルシウムがラット1匹に2g、キトサ
ンがラットの体重1kgにつき2gとした。 E群のラット 飼料と水と塩化カルシウムと貝殻カルシウムとを投与し
た。塩化カルシウムと貝殻カルシウムンとは水に懸濁し
て投与した。その投与量は、塩化カルシウムをラット1
匹に2g、貝殻カルシウムをラット1匹につき500m
gとした。貝殻カルシウムには、38重量%のカルシウ
ムを含有するので、カルシウム量に換算すると190m
gとなる。 E群のラット 飼料と水と塩化カルシウムと貝殻カルシウムとキトサン
とを投与した。塩化カルシウムと貝殻カルシウムンとは
水に懸濁して投与した。その投与量は、塩化カルシウム
をラット1匹に2g、貝殻カルシウムをラット1匹につ
き500mgとした。キトサンはラットの体重1kgに
つき2gとした。
【0028】(3) 資料の調整 投与して24時間経過した後、糞便を採取し150℃で
8時間乾燥して粉末にした。
8時間乾燥して粉末にした。
【0029】(4) 粉末にした糞便を200mg量り、
1.0NHClを3.8ml加えて20分間しんとう
し、3000rpmで10分間遠心分離し、上清を用い
OCPC法により測定した。
1.0NHClを3.8ml加えて20分間しんとう
し、3000rpmで10分間遠心分離し、上清を用い
OCPC法により測定した。
【0030】(5) 計算法 24時間中に摂食した飼料
中のカルシウム量から、24時間中に排出された糞便中
のカルシウム量を差し引いた値を吸収量とした。
中のカルシウム量から、24時間中に排出された糞便中
のカルシウム量を差し引いた値を吸収量とした。
【0031】結果を下記の表1に示す。この表は1匹の
ラットが摂食したカルシウム量と、1匹のラットが吸収
したカルシウム量とを示している。
ラットが摂食したカルシウム量と、1匹のラットが吸収
したカルシウム量とを示している。
【0032】
【表1】
【0033】以上の数値を表にすると図3のようにな
る。この図に示すように、飼料に含有される220mg
のカルシウムは、キトサンを添加しないときには18
2.7mgがラットに吸収され、37.3mgが排泄さ
れることになる。すなわち、摂食したカルシウムの83
重量%がラットに吸収され、17重量%が排出されたこ
とになる。さらに、キトサンを飼料に添加するとラット
に吸収されるカルシウム量は174.3mgに減少す
る。すなわち、キトサンを添加することにより8.4m
gのカルシウム吸収量が少なくなる。キトサンがカルシ
ウムを吸収して体外に排出するからである。
る。この図に示すように、飼料に含有される220mg
のカルシウムは、キトサンを添加しないときには18
2.7mgがラットに吸収され、37.3mgが排泄さ
れることになる。すなわち、摂食したカルシウムの83
重量%がラットに吸収され、17重量%が排出されたこ
とになる。さらに、キトサンを飼料に添加するとラット
に吸収されるカルシウム量は174.3mgに減少す
る。すなわち、キトサンを添加することにより8.4m
gのカルシウム吸収量が少なくなる。キトサンがカルシ
ウムを吸収して体外に排出するからである。
【0034】さらに、飼料に136.3mgのカルシウ
ムを塩化カルシウムの状態で添加すると、塩化カルシウ
ムのカルシウムは111.5mgがラットに吸収され、
24.8mgのカルシウムが体外に排泄される。すなわ
ち82重量%のカルシウムが吸収され、18重量%のカ
ルシウムが吸収されずに体外に排泄される。さらに、キ
トサンを添加すると、ラットに吸収されるカルシウム量
は111.5mgから93mgに減少する。すなわち、
ラットのカルシウム吸収量は18.5mg少なくなる。
これはキトサンが塩化カルシウムのカルシウムを吸収て
体外に排泄するからである。このことは、ラットに摂食
されたカルシウムの68重量%が吸収され、24.8重
量%が排泄され、14重量%がキトサンに吸収されて排
泄されることを証明する。
ムを塩化カルシウムの状態で添加すると、塩化カルシウ
ムのカルシウムは111.5mgがラットに吸収され、
24.8mgのカルシウムが体外に排泄される。すなわ
ち82重量%のカルシウムが吸収され、18重量%のカ
ルシウムが吸収されずに体外に排泄される。さらに、キ
トサンを添加すると、ラットに吸収されるカルシウム量
は111.5mgから93mgに減少する。すなわち、
ラットのカルシウム吸収量は18.5mg少なくなる。
これはキトサンが塩化カルシウムのカルシウムを吸収て
体外に排泄するからである。このことは、ラットに摂食
されたカルシウムの68重量%が吸収され、24.8重
量%が排泄され、14重量%がキトサンに吸収されて排
泄されることを証明する。
【0035】さらに、飼料に190mgのカルシウムを
貝殻カルシウムの状態で添加すると、貝殻カルシウムの
カルシウムは177.8mgがラットに吸収され、1
2.2mgのカルシウムが体外に排泄される。すなわち
94重量%のカルシウが吸収され、6.4重量%のカル
シウムが吸収されずに体外に排泄される。さらに、キト
サンを添加すると、ラットに吸収されるカルシウム量は
177.8mgから139.8mgに減少する。すなわ
ち、ラットのカルシウム吸収量は38mg少なく。これ
はキトサンが貝殻カルシウムのカルシウムを吸収して体
外に排泄するからである。このことは、ラットに摂食さ
れたカルシウムの74重量%が吸収され、6.4重量%
が排泄され、20重量%がキトサンに吸収されて排泄さ
れることを証明する。
貝殻カルシウムの状態で添加すると、貝殻カルシウムの
カルシウムは177.8mgがラットに吸収され、1
2.2mgのカルシウムが体外に排泄される。すなわち
94重量%のカルシウが吸収され、6.4重量%のカル
シウムが吸収されずに体外に排泄される。さらに、キト
サンを添加すると、ラットに吸収されるカルシウム量は
177.8mgから139.8mgに減少する。すなわ
ち、ラットのカルシウム吸収量は38mg少なく。これ
はキトサンが貝殻カルシウムのカルシウムを吸収して体
外に排泄するからである。このことは、ラットに摂食さ
れたカルシウムの74重量%が吸収され、6.4重量%
が排泄され、20重量%がキトサンに吸収されて排泄さ
れることを証明する。
【0036】以上のことを要約すると、飼料に添加され
る塩化カルシウムは、カルシウムの68%がラットの体
内に吸収され、14重量%がキトサンと一緒に排泄され
るが、塩化カルシウムに代わって貝殻カルシウムを添加
すると、添加したカルシウムの74重量%がラットに吸
収され、20重量%がキトサンと一緒に排泄される。す
なわち、カルシウムとして貝殻カルシウムを添加する
と、ラットの体内に吸収されるカルシウムが増加すると
共に、キトサンと一緒に排泄されるカルシウム量も増加
するので、キトサンが体内からカルシウムを吸収して排
出する量を少なくなることがわかる。したがって、本発
明の健康食品は、カルシウム剤に貝殻カルシウムを使用
することにより、健康食品のカルシウム含有量を自由に
調整できると共に、体内に吸収させるカルシウム量と、
キトサンと一緒に排泄されるカルシウム量とを多くし
て、体内に高率よくカルシウムを補給する特長を実現す
る。
る塩化カルシウムは、カルシウムの68%がラットの体
内に吸収され、14重量%がキトサンと一緒に排泄され
るが、塩化カルシウムに代わって貝殻カルシウムを添加
すると、添加したカルシウムの74重量%がラットに吸
収され、20重量%がキトサンと一緒に排泄される。す
なわち、カルシウムとして貝殻カルシウムを添加する
と、ラットの体内に吸収されるカルシウムが増加すると
共に、キトサンと一緒に排泄されるカルシウム量も増加
するので、キトサンが体内からカルシウムを吸収して排
出する量を少なくなることがわかる。したがって、本発
明の健康食品は、カルシウム剤に貝殻カルシウムを使用
することにより、健康食品のカルシウム含有量を自由に
調整できると共に、体内に吸収させるカルシウム量と、
キトサンと一緒に排泄されるカルシウム量とを多くし
て、体内に高率よくカルシウムを補給する特長を実現す
る。
【0037】以上のようにカルシウムとして貝殻カルシ
ウムをキトサンに添加した健康食品は、貝殻カルシウム
として添加されたカルシウムがキトサンに吸収して排泄
される。さらに、貝殻カルシウムは塩化カルシウムのよ
うに塩素を含有しないので、キトサンの血圧効果作用を
阻害することがない。キトサンはプラスにチャージした
NH3+がマイナスにチャージしたCl-を吸着して体外
に排泄し、Cl-に起因する血圧の上昇を防止する働き
がある。このことは下記の実験から明白である。
ウムをキトサンに添加した健康食品は、貝殻カルシウム
として添加されたカルシウムがキトサンに吸収して排泄
される。さらに、貝殻カルシウムは塩化カルシウムのよ
うに塩素を含有しないので、キトサンの血圧効果作用を
阻害することがない。キトサンはプラスにチャージした
NH3+がマイナスにチャージしたCl-を吸着して体外
に排泄し、Cl-に起因する血圧の上昇を防止する働き
がある。このことは下記の実験から明白である。
【0038】(1) 使用動物 体重が約100gのウイスター系の正常ラットと、高血
圧自然発生ラットを使用した。ラットを飼育する環境は
前記のカルシウムの吸収を測定するラットと同じ。
圧自然発生ラットを使用した。ラットを飼育する環境は
前記のカルシウムの吸収を測定するラットと同じ。
【0039】(2) 飼料の組成 下記の組成の飼料を使用して、食塩含有量が2重量%と
なるように混合した。組成は、飼料1kgに対する含有
量である。 キトサン……………………………20g 貝殻カルシウム……………………10g セルローズ粉末……………………30g ショ糖……………………………145g ミルクカゼイン…………………240g ビタミン混合………………………20g 油混合………………………………20g 塩混合………………………………40g 食塩…………………………………32g 澱粉………………………………445g
なるように混合した。組成は、飼料1kgに対する含有
量である。 キトサン……………………………20g 貝殻カルシウム……………………10g セルローズ粉末……………………30g ショ糖……………………………145g ミルクカゼイン…………………240g ビタミン混合………………………20g 油混合………………………………20g 塩混合………………………………40g 食塩…………………………………32g 澱粉………………………………445g
【0040】以上の飼料を使用して、下記のABCD群
のラットを40日間飼育した。 ● A群のラット 1kgの飼料に20gのキトサンを含む高塩食で正常ラ
ットを40日間飼育した。 ▲ B群のラット 1kgの飼料に20gのキトサンを含む高塩食で高血圧
自然発生ラットを40日間飼育した。 ○ C群のラット キトサンに代わってアルギン酸を使用する以外同じ成分
の高塩食で正常ラットを40日間飼育した。アルギン酸
を使用するのは、アルギン酸はキトサンのように塩素イ
オンを体外に排泄するのに代わって、ナトリウムイオン
を体外に排泄するからである。 △ D群のラット キトサンに代わってアルギン酸を使用する以外同じ成分
の高塩食で高血圧自然発生ラットを40日間飼育した。
のラットを40日間飼育した。 ● A群のラット 1kgの飼料に20gのキトサンを含む高塩食で正常ラ
ットを40日間飼育した。 ▲ B群のラット 1kgの飼料に20gのキトサンを含む高塩食で高血圧
自然発生ラットを40日間飼育した。 ○ C群のラット キトサンに代わってアルギン酸を使用する以外同じ成分
の高塩食で正常ラットを40日間飼育した。アルギン酸
を使用するのは、アルギン酸はキトサンのように塩素イ
オンを体外に排泄するのに代わって、ナトリウムイオン
を体外に排泄するからである。 △ D群のラット キトサンに代わってアルギン酸を使用する以外同じ成分
の高塩食で高血圧自然発生ラットを40日間飼育した。
【0041】以上の測定結果を図4に示す。この図に示
すように、貝殻カルシウムとキトサンとを添加した飼料
を摂食させたラットは、キトサンに代わってアルギン酸
を添加した飼料のラットよりも収縮期血圧が低下した。
そして、血圧の低下は正常ラットと高血圧自然発生ラッ
トの両方に優れた効果を示した。
すように、貝殻カルシウムとキトサンとを添加した飼料
を摂食させたラットは、キトサンに代わってアルギン酸
を添加した飼料のラットよりも収縮期血圧が低下した。
そして、血圧の低下は正常ラットと高血圧自然発生ラッ
トの両方に優れた効果を示した。
【0042】さらに、ラットの糞便に含まれる塩素量を
測定すると、キトサンを添加した飼料を摂食したラット
は、塩素排出量が極めて高い値を示した。この結果を表
2に示す。この表は、飼料に0.3重量%の塩化ナトリ
ウムを添加したラットと、1.2重量%の塩化ナトリウ
ムを添加したラットの糞便に含まれる塩素量を測定し
た。ただし、0.3重量%の塩化ナトリウムを添加した
飼料で飼育するラットは、1日に40mgのキトサンと
40mgの貝殻カルシウムとを摂食させ、1.2重量%
の塩化ナトリウムを飼料に添加して飼育したラットはキ
トサンと貝殻カルシウムの1日の摂食量を210mgと
した。
測定すると、キトサンを添加した飼料を摂食したラット
は、塩素排出量が極めて高い値を示した。この結果を表
2に示す。この表は、飼料に0.3重量%の塩化ナトリ
ウムを添加したラットと、1.2重量%の塩化ナトリウ
ムを添加したラットの糞便に含まれる塩素量を測定し
た。ただし、0.3重量%の塩化ナトリウムを添加した
飼料で飼育するラットは、1日に40mgのキトサンと
40mgの貝殻カルシウムとを摂食させ、1.2重量%
の塩化ナトリウムを飼料に添加して飼育したラットはキ
トサンと貝殻カルシウムの1日の摂食量を210mgと
した。
【0043】
【表2】
【0044】この表に示すように、0.3重量%の塩化
ナトリウムを添加して飼育したラットは、飼料にキトサ
ンと貝殻カルシウムとを添加することにより、糞便中の
塩素量が37.5mgから356.9mgと約10倍も
多くなった。また、飼料に1.2重量%の塩化ナトリウ
ムを添加して飼育したラットは、キトサンと貝殻カルシ
ウムとを添加することにより、糞便中の塩素量が10
1.7mgから709.8mgと飛躍的に増加した。こ
のことは、貝殻カルシウムがキトサンに塩素を供給する
ことがなく、キトサンが体外に排泄されるときに、体内
の塩素を高率よく吸収して排泄されることを明示する。
ナトリウムを添加して飼育したラットは、飼料にキトサ
ンと貝殻カルシウムとを添加することにより、糞便中の
塩素量が37.5mgから356.9mgと約10倍も
多くなった。また、飼料に1.2重量%の塩化ナトリウ
ムを添加して飼育したラットは、キトサンと貝殻カルシ
ウムとを添加することにより、糞便中の塩素量が10
1.7mgから709.8mgと飛躍的に増加した。こ
のことは、貝殻カルシウムがキトサンに塩素を供給する
ことがなく、キトサンが体外に排泄されるときに、体内
の塩素を高率よく吸収して排泄されることを明示する。
【0045】
【発明の効果】本発明のキトサンにカルシウム剤として
貝殻カルシウムを添加しているので、キトサンに対する
カルシウム量を調整できる。したがって、キトサンの効
果に加えてカルシウムを補給する必要のある人が食べる
健康食品は、貝殻カルシウムの添加量を多くして、キト
サンに対するカルシウム量を多くすることができる。カ
ルシウムの補給よりも、血圧の上昇を防止するなど、キ
トサンの効果を大切にする健康食品は、貝殻カルシウム
の添加量を少なくして、カルシウムに対するキトサンの
含有量を多くすることもできる。
貝殻カルシウムを添加しているので、キトサンに対する
カルシウム量を調整できる。したがって、キトサンの効
果に加えてカルシウムを補給する必要のある人が食べる
健康食品は、貝殻カルシウムの添加量を多くして、キト
サンに対するカルシウム量を多くすることができる。カ
ルシウムの補給よりも、血圧の上昇を防止するなど、キ
トサンの効果を大切にする健康食品は、貝殻カルシウム
の添加量を少なくして、カルシウムに対するキトサンの
含有量を多くすることもできる。
【0046】さらに、本発明の健康食品の特筆すべき特
長は、キトサンに対するカルシウム量を調整できるにも
かかわらず、キトサンが優れた効果を実現できることに
ある。それは、貝殻カルシウムに含まれるカルシウム
が、キトサンと一緒に胃を通過して腸に運ばれ、キトサ
ンが腸管から吸収するカルシウムを貝殻カルシウムが補
給するからである。キトサンが腸管からカルシウムを吸
収すると、大切なカルシウムを人体から吸収して体外に
排出してしまう弊害がある。しかしながら、本発明の健
康食品は、カルシウム剤として貝殻カルシウムを添加し
ているので、貝殻カルシウムがキトサンにカルシウムを
補給し、人体からカルシウムを排出するのを有効に防止
できる。とくに、キトサンは腸管で加水分解されてカル
シウムを吸収するが、貝殻カルシウムは胃ではほとんど
溶解されずに腸管に運ばれるので、キトサンに高率よく
カルシウムを補給できる特長がある。
長は、キトサンに対するカルシウム量を調整できるにも
かかわらず、キトサンが優れた効果を実現できることに
ある。それは、貝殻カルシウムに含まれるカルシウム
が、キトサンと一緒に胃を通過して腸に運ばれ、キトサ
ンが腸管から吸収するカルシウムを貝殻カルシウムが補
給するからである。キトサンが腸管からカルシウムを吸
収すると、大切なカルシウムを人体から吸収して体外に
排出してしまう弊害がある。しかしながら、本発明の健
康食品は、カルシウム剤として貝殻カルシウムを添加し
ているので、貝殻カルシウムがキトサンにカルシウムを
補給し、人体からカルシウムを排出するのを有効に防止
できる。とくに、キトサンは腸管で加水分解されてカル
シウムを吸収するが、貝殻カルシウムは胃ではほとんど
溶解されずに腸管に運ばれるので、キトサンに高率よく
カルシウムを補給できる特長がある。
【0047】さらにまた、本発明の健康食品は、カルシ
ウム剤として添加される貝殻カルシウムが、塩素を含有
しないので、カルシウム剤に含まれる塩素がキトサンの
プラスにチャージされたNH3+に結合されることがな
く、キトサンは人体のCl-を補足して体外に高率よく
排出し、塩素イオンに起因する血圧の上昇を有効に防止
できる極めて優れた特長を実現する。
ウム剤として添加される貝殻カルシウムが、塩素を含有
しないので、カルシウム剤に含まれる塩素がキトサンの
プラスにチャージされたNH3+に結合されることがな
く、キトサンは人体のCl-を補足して体外に高率よく
排出し、塩素イオンに起因する血圧の上昇を有効に防止
できる極めて優れた特長を実現する。
【図1】キトサンの構造式
【図2】Na+とCl-がアンジオテンシンI変換酵素の
活性を変化させる状態を示すグラフ
活性を変化させる状態を示すグラフ
【図3】飼料に添加されたカルシウムがラットに吸収さ
れる状態を示すグラフ
れる状態を示すグラフ
【図4】キトサンを含む飼料を摂食したラットの収縮期
血圧の変化を示すグラフ
血圧の変化を示すグラフ
Claims (1)
- 【請求項1】 キトサンとカルシウムとを含む健康食品
において、キトサンに、貝殻を粉砕した貝殻カルシウム
がカルシウムとして添加されてなることを特徴とする健
康食品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6182967A JPH0823920A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 健康食品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6182967A JPH0823920A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 健康食品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0823920A true JPH0823920A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16127459
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6182967A Pending JPH0823920A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 健康食品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0823920A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000074292A (ko) * | 1999-05-19 | 2000-12-15 | 김중기 | 칼슘 및 키틴 키토산을 함유한 음용수의 제조방법 및 그 음용수 |
| JP2001261565A (ja) * | 2000-03-10 | 2001-09-26 | Food Industry Research & Development Inst | 細胞の酸化窒素の生産を阻害するためのキチン質物質の使用 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5978669A (ja) * | 1982-10-27 | 1984-05-07 | Haruo Kawai | 食品添加剤 |
| JPH02283261A (ja) * | 1989-04-19 | 1990-11-20 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | 多糖体成分含有加工食品又は飲料 |
| JPH05255094A (ja) * | 1991-07-29 | 1993-10-05 | Nippon Kireeto Kk | 健康食品 |
-
1994
- 1994-07-11 JP JP6182967A patent/JPH0823920A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5978669A (ja) * | 1982-10-27 | 1984-05-07 | Haruo Kawai | 食品添加剤 |
| JPH02283261A (ja) * | 1989-04-19 | 1990-11-20 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | 多糖体成分含有加工食品又は飲料 |
| JPH05255094A (ja) * | 1991-07-29 | 1993-10-05 | Nippon Kireeto Kk | 健康食品 |
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|---|---|---|---|---|
| KR20000074292A (ko) * | 1999-05-19 | 2000-12-15 | 김중기 | 칼슘 및 키틴 키토산을 함유한 음용수의 제조방법 및 그 음용수 |
| JP2001261565A (ja) * | 2000-03-10 | 2001-09-26 | Food Industry Research & Development Inst | 細胞の酸化窒素の生産を阻害するためのキチン質物質の使用 |
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