JPH08239562A - ポリエチレンテレフタレート系樹脂組成物 - Google Patents
ポリエチレンテレフタレート系樹脂組成物Info
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- JPH08239562A JPH08239562A JP4717395A JP4717395A JPH08239562A JP H08239562 A JPH08239562 A JP H08239562A JP 4717395 A JP4717395 A JP 4717395A JP 4717395 A JP4717395 A JP 4717395A JP H08239562 A JPH08239562 A JP H08239562A
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- Japan
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- weight
- glass fiber
- polyethylene terephthalate
- parts
- polymer
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Abstract
(57)【要約】
【構成】
(A)ポリエチレンテレフタレート 52〜92重量%
(B)ポリ(エチレン・2,6−ナフタレート)または
テレフタル酸とグリコール成分としてエチレング
リコール50〜95モル%と、1,4−シクロヘ
キサンジメタノール50〜5モル%とを反応させ
て得られる熱可塑性ポリエステル 5〜45重量%
(C)ガラス繊維40〜90重量%の存在下でビニル単
量体60〜10重量%を重合して得られるガラス
繊維含有重合体であって、該重合体のガラス転移
点が80〜150℃であるガラス繊維含有ビニル
重合体 3〜30重量%
上記(A)、(B)および(C)成分を含有するポリエ
チレンテレフタレート系樹脂組成物。 【効果】 再生PETを原料に、耐熱性、強度に優れた
パレット、コンテナー等の大型成形品を造るのに有用な
組成物である。
チレンテレフタレート系樹脂組成物。 【効果】 再生PETを原料に、耐熱性、強度に優れた
パレット、コンテナー等の大型成形品を造るのに有用な
組成物である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐衝撃性、機械的性
質、耐熱性等に優れたガラス繊維強化ポリエチレンテレ
フタレート系樹脂組成物に関する。
質、耐熱性等に優れたガラス繊維強化ポリエチレンテレ
フタレート系樹脂組成物に関する。
【0002】本発明は炭酸飲料や醤油の容器、プリンの
容器等に利用されているポリエチレンテレフタレートボ
トル、カップを再利用し、大型のパレットやコンテナー
に再生する技術として有用である。
容器等に利用されているポリエチレンテレフタレートボ
トル、カップを再利用し、大型のパレットやコンテナー
に再生する技術として有用である。
【0003】
【従来の技術】近年、製品輸送や保管等の用途に合成樹
脂製のパレットやコンテナーを用いることが多くなって
きている。合成樹脂製のものがよく使用されるようにな
ってきた理由としては、その衛生性及び製造の容易さ等
が挙げられる。合成樹脂製のパレットやコンテナーの多
くは、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィ
ンを原料として射出成形したものであり、耐水性に富
み、コーラクレートやビールクレート、電子部品搬送パ
レットとして主に使用されている。
脂製のパレットやコンテナーを用いることが多くなって
きている。合成樹脂製のものがよく使用されるようにな
ってきた理由としては、その衛生性及び製造の容易さ等
が挙げられる。合成樹脂製のパレットやコンテナーの多
くは、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィ
ンを原料として射出成形したものであり、耐水性に富
み、コーラクレートやビールクレート、電子部品搬送パ
レットとして主に使用されている。
【0004】しかしながら、かかるポリオレフィン製の
パレット、コンテナー等を特殊な用途に用いる場合、そ
の材質に起因した問題点が生じる場合がある。即ち、ポ
リオレフィンは本質的に融点が低く、且つ曲げ強度が弱
いので、80℃付近以上の高温下にて殺菌されるボトル
用のコンテナーに使用したり、非常に重い荷物の輸送や
保管等に用いる大型パレットの場合には問題がある。
パレット、コンテナー等を特殊な用途に用いる場合、そ
の材質に起因した問題点が生じる場合がある。即ち、ポ
リオレフィンは本質的に融点が低く、且つ曲げ強度が弱
いので、80℃付近以上の高温下にて殺菌されるボトル
用のコンテナーに使用したり、非常に重い荷物の輸送や
保管等に用いる大型パレットの場合には問題がある。
【0005】かかる耐熱性、腰強度の弱さの問題点を解
決する方法として、特開平5−193653号公報は、
ガラス繊維補強/ポリエチレンテレフタレートをパレッ
ト原料に適用することを提案している。ガラス繊維強化
ポリエチレンテレフタレートは、曲げ強度、耐熱性及び
耐薬品性等だけでなく、コスト面にも優れた材料であ
る。
決する方法として、特開平5−193653号公報は、
ガラス繊維補強/ポリエチレンテレフタレートをパレッ
ト原料に適用することを提案している。ガラス繊維強化
ポリエチレンテレフタレートは、曲げ強度、耐熱性及び
耐薬品性等だけでなく、コスト面にも優れた材料であ
る。
【0006】しかしながら、ガラス繊維強化ポリエチレ
ンテレフタレートの成形品は、ポリエチレンやポリプロ
ピレンのポリオレフィン製コンテナーやパレットに比
べ、耐衝撃性の改良効果が不十分であるのでガラス繊維
強化ポリエチレンテレフタレート製パレットは実用化さ
れていない。一方、ペット(PET)ボトルは一部は回
収され再利用されているものの、大部分は焼却されるか
埋立に混入されて用いられているのが実情であり、新し
い利用法が期待されている。
ンテレフタレートの成形品は、ポリエチレンやポリプロ
ピレンのポリオレフィン製コンテナーやパレットに比
べ、耐衝撃性の改良効果が不十分であるのでガラス繊維
強化ポリエチレンテレフタレート製パレットは実用化さ
れていない。一方、ペット(PET)ボトルは一部は回
収され再利用されているものの、大部分は焼却されるか
埋立に混入されて用いられているのが実情であり、新し
い利用法が期待されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐衝撃性に
優れ、高温下でも使用でき、かつ高強度を有するガラス
繊維補強ポリエチレンテレフタレート製のパレットやコ
ンテナー、トラックの側板等の大型の成形品に適したポ
リエチレン系樹脂組成物の提供を目的とする。
優れ、高温下でも使用でき、かつ高強度を有するガラス
繊維補強ポリエチレンテレフタレート製のパレットやコ
ンテナー、トラックの側板等の大型の成形品に適したポ
リエチレン系樹脂組成物の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明は、(A)ポリエチレンテレフタレート 52〜92重量% (B)ポリ(エチレン・2,6−ナフタレート)または テレフタル酸とグリコール成分としてエチレング リコール50〜95モル%と、1,4−シクロヘ キサンジメタノール50〜5モル%とを反応させ て得られる熱可塑性ポリエステル 5〜45重量% (C)ガラス繊維40〜90重量%の存在下でビニル単 量体60〜10重量%を重合して得られるガラス 繊維含有重合体であって、該重合体のガラス転移 点が80〜150℃であるガラス繊維含有ビニル 重合体 3〜30重量% 上記(A)、(B)および(C)成分を含有するポリエ
チレンテレフタレート系樹脂組成物を提供するものであ
る。
チレンテレフタレート系樹脂組成物を提供するものであ
る。
【0009】
【作用】ポリエチレンテレフタレート(A)と相溶性が
良く、耐熱性、剛性に優れるポリエチレンナフタレート
等のポリエステルに(B)および特殊なガラス繊維含有
ビニル重合体(C)を配合することにより、耐熱性、曲
げ強度が向上する。又、ガラス繊維の表面がビニル単量
体の重合物により被覆されているので、(C)成分と前
記樹脂(A)と(B)との相溶性が向上し、耐衝撃性の
優れた成形品を得ることができる。
良く、耐熱性、剛性に優れるポリエチレンナフタレート
等のポリエステルに(B)および特殊なガラス繊維含有
ビニル重合体(C)を配合することにより、耐熱性、曲
げ強度が向上する。又、ガラス繊維の表面がビニル単量
体の重合物により被覆されているので、(C)成分と前
記樹脂(A)と(B)との相溶性が向上し、耐衝撃性の
優れた成形品を得ることができる。
【0010】(発明の具体的説明)(A)ポリエチレンテレフタレート ポリエチレンテレフタレート(A)は、テレフタル酸又
はそのエステルとエチレングリコールとを主たる出発原
料として得られる熱可塑性ポリエステルであり、繰り返
し構造単位のエチレンテレフタレート単位が60〜10
0%、好ましくは80〜100%を有するものである。
はそのエステルとエチレングリコールとを主たる出発原
料として得られる熱可塑性ポリエステルであり、繰り返
し構造単位のエチレンテレフタレート単位が60〜10
0%、好ましくは80〜100%を有するものである。
【0011】エチレンテレフタレート単位が100%で
ないとき、他の単位を補充するためのテレフタル酸以外
のカルボン酸としてはイソフタル酸、フタル酸、2,6
−ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、
オキシカルボン酸(例えば、p−オキシエトキシ安息香
酸、乳酸等)などを用いることができる。又、エチレン
グリコール以外のグリコール成分としては、ジエチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジ
オール、ネオペンチルグリコールの一種又は二種以上を
用いることが可能である。特に、カルボン酸成分として
5〜20モル%の2,6−ナフタレンジカルボン酸、グ
リコール成分として1〜5モル%のジエチレングリコー
ルで補充することは成形性、耐熱性の面から好ましい。
ないとき、他の単位を補充するためのテレフタル酸以外
のカルボン酸としてはイソフタル酸、フタル酸、2,6
−ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、
オキシカルボン酸(例えば、p−オキシエトキシ安息香
酸、乳酸等)などを用いることができる。又、エチレン
グリコール以外のグリコール成分としては、ジエチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジ
オール、ネオペンチルグリコールの一種又は二種以上を
用いることが可能である。特に、カルボン酸成分として
5〜20モル%の2,6−ナフタレンジカルボン酸、グ
リコール成分として1〜5モル%のジエチレングリコー
ルで補充することは成形性、耐熱性の面から好ましい。
【0012】(B)ポリエチレンナフタレート、テレフ
タル酸と、エチレングレコールおよび1,4−シクロヘ
キサンジメタノールとを反応させて得られるポリエステ
ル 耐熱性、剛性を向上させる(B)成分のポリエチレンナ
フタレートは、2,6−ナフタレンジカルボン酸または
そのエステルとエチレングリコールとを主たる出発原料
として得られる熱可塑性ポリエステルであり、繰り返し
構造単位のエチレンナフタレート単位が50〜100
%、好ましくは70〜95%有するものである。
タル酸と、エチレングレコールおよび1,4−シクロヘ
キサンジメタノールとを反応させて得られるポリエステ
ル 耐熱性、剛性を向上させる(B)成分のポリエチレンナ
フタレートは、2,6−ナフタレンジカルボン酸または
そのエステルとエチレングリコールとを主たる出発原料
として得られる熱可塑性ポリエステルであり、繰り返し
構造単位のエチレンナフタレート単位が50〜100
%、好ましくは70〜95%有するものである。
【0013】このエチレンナフタレート単位が100%
を満たさないとき、それを補充するカルボン酸として
は、イソフタル酸、テレフタル酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、オキシカルボン酸等を用いることができる。又、
エチレングリコール以外のグリコール成分としては、ジ
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−
ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル、ネオペンチルグリコールを用いることができる。
を満たさないとき、それを補充するカルボン酸として
は、イソフタル酸、テレフタル酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、オキシカルボン酸等を用いることができる。又、
エチレングリコール以外のグリコール成分としては、ジ
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−
ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル、ネオペンチルグリコールを用いることができる。
【0014】また、芳香族カルボン酸として50〜10
0モル%のテレフタル酸と、グリコール成分として50
〜95モル%のエチレングリコールと、50〜5モル%
の1,4−シクロヘキサンジメタノールとを反応させて
得られる熱可塑性ポリエステルも耐熱性を向上させるの
に有用である。このポリエステル、PET製造の際、上
記テレフタル酸以外にも前述のカルボン酸、オキシカル
ボン酸を、グリコール成分としてエチレングリコール、
1,4−シクロヘキサンジメタノール以外の他のグリコ
ール、例えばジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ルを原料として併用してもよい。
0モル%のテレフタル酸と、グリコール成分として50
〜95モル%のエチレングリコールと、50〜5モル%
の1,4−シクロヘキサンジメタノールとを反応させて
得られる熱可塑性ポリエステルも耐熱性を向上させるの
に有用である。このポリエステル、PET製造の際、上
記テレフタル酸以外にも前述のカルボン酸、オキシカル
ボン酸を、グリコール成分としてエチレングリコール、
1,4−シクロヘキサンジメタノール以外の他のグリコ
ール、例えばジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ルを原料として併用してもよい。
【0015】特に、(A)のポリエチレンテレフタレー
ト、(B)のポリエチレンナフタレートもしくはポリエ
ステルにおいて、グリコール成分に、ジエチレングリコ
ールを構造単位として1〜5モル%含有するものである
ときは、これらポリエステルの結晶化を損うことなく、
いいかえれば耐熱性、剛性を損うことなく成形性を向上
させることができる。(A)成分のうちのポリエチレン
テレフタレート(PET)、(B)成分のうちのポリエ
チレンナフタレート(PEN)もしくは共重合ポリエス
テルは、ボトル、フィルムとして消費者から廃棄される
もの使用可能である。
ト、(B)のポリエチレンナフタレートもしくはポリエ
ステルにおいて、グリコール成分に、ジエチレングリコ
ールを構造単位として1〜5モル%含有するものである
ときは、これらポリエステルの結晶化を損うことなく、
いいかえれば耐熱性、剛性を損うことなく成形性を向上
させることができる。(A)成分のうちのポリエチレン
テレフタレート(PET)、(B)成分のうちのポリエ
チレンナフタレート(PEN)もしくは共重合ポリエス
テルは、ボトル、フィルムとして消費者から廃棄される
もの使用可能である。
【0016】(C)ガラス繊維含有ビニル重合体 (C)成分のガラス繊維含有ビニル重合体は、ガラス繊
維を40〜90重量%存在下、一種または二種以上のビ
ニル単量体60〜10重量%を重合開始剤の存在下、懸
濁重合することにより得られる粒子状、あるいは繊維状
のものである。そしてビニル重合体のガラス転移点は8
0〜150℃である。
維を40〜90重量%存在下、一種または二種以上のビ
ニル単量体60〜10重量%を重合開始剤の存在下、懸
濁重合することにより得られる粒子状、あるいは繊維状
のものである。そしてビニル重合体のガラス転移点は8
0〜150℃である。
【0017】ガラス繊維の長さの平均値は、1〜20m
mの範囲が好ましく、1〜5mmの範囲が更に好まし
く、2〜4mmの範囲が特に好ましい。ビニル重合体の
原料のビニル単量体としてはスチレン(100℃)、α
−メチルスチレン(134℃)、ビニルトルエン(14
8℃)、クロロスチレン等のビニル芳香族化合物、アク
リロニトリル(134℃)及びメタクリロニトリル等の
ビニルシアン化合物、その他アクリル酸、メタクリル
酸、無水マレイン酸等のα、β−不飽和カルボン酸、メ
タクリル酸メチル(105℃)、アクリル酸ブチル等の
エステルが例示される。これら単量体は、一種でも使用
できるが、相互に共重合可能な二種以上の組み合わせが
好ましい。(括弧内の温度は、そのビニル単量体の単独
重合体のガラス転移点(Tg)の温度であり、二種以上
のビニル単量体を用いる時、その重合体のTgは、各ビ
ニル単量体の使用モル比(n1 ,n2,n3 ・・・)と
Tg1 (Tg1 、Tg2 、Tg3 ・・・)から次式で算
出される。
mの範囲が好ましく、1〜5mmの範囲が更に好まし
く、2〜4mmの範囲が特に好ましい。ビニル重合体の
原料のビニル単量体としてはスチレン(100℃)、α
−メチルスチレン(134℃)、ビニルトルエン(14
8℃)、クロロスチレン等のビニル芳香族化合物、アク
リロニトリル(134℃)及びメタクリロニトリル等の
ビニルシアン化合物、その他アクリル酸、メタクリル
酸、無水マレイン酸等のα、β−不飽和カルボン酸、メ
タクリル酸メチル(105℃)、アクリル酸ブチル等の
エステルが例示される。これら単量体は、一種でも使用
できるが、相互に共重合可能な二種以上の組み合わせが
好ましい。(括弧内の温度は、そのビニル単量体の単独
重合体のガラス転移点(Tg)の温度であり、二種以上
のビニル単量体を用いる時、その重合体のTgは、各ビ
ニル単量体の使用モル比(n1 ,n2,n3 ・・・)と
Tg1 (Tg1 、Tg2 、Tg3 ・・・)から次式で算
出される。
【0018】
【数1】
【0019】この懸濁重合の際、本発明の組成物の耐衝
撃性を更に向上させるべく、前記ビニル単量体以外に、
ゴム質重合体を配合させてもよい。かかるゴム質重合体
としては、ジエン系ゴム、エチレン−プロピレンゴム、
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム、アクリレ
ートゴム、及びこれらの混合物を3〜30重量%存在さ
せてもよい。
撃性を更に向上させるべく、前記ビニル単量体以外に、
ゴム質重合体を配合させてもよい。かかるゴム質重合体
としては、ジエン系ゴム、エチレン−プロピレンゴム、
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム、アクリレ
ートゴム、及びこれらの混合物を3〜30重量%存在さ
せてもよい。
【0020】従って、ビニル重合体を例示すれば、スチ
レン・アクリロニトリル共重合体、ABS、AES、ス
チレン・マレイン酸共重合体、スチレン・メタクリレー
ト共重合体、スチレン・α−メチルスチレン・アクリル
酸ブチル共重合体等がある。前記ゴムを用いる場合に
は、予め、ビニル単量体にゴム質重合体を溶解させてか
ら、ガラス繊維を共存させて懸濁重合させることが好ま
しい。
レン・アクリロニトリル共重合体、ABS、AES、ス
チレン・マレイン酸共重合体、スチレン・メタクリレー
ト共重合体、スチレン・α−メチルスチレン・アクリル
酸ブチル共重合体等がある。前記ゴムを用いる場合に
は、予め、ビニル単量体にゴム質重合体を溶解させてか
ら、ガラス繊維を共存させて懸濁重合させることが好ま
しい。
【0021】ガラス繊維は、市販のものをそのまま使用
することもできるが、準備したガラス繊維チョップドス
トランドを、予め、重合に使用する単量体溶液に浸漬し
て濡らして用いると、得られるビニル系重合体に含有さ
れるガラス繊維を構成するマイクロファイバーの各々
が、重合体で完全に被覆されたものとなるため特に好ま
しい。
することもできるが、準備したガラス繊維チョップドス
トランドを、予め、重合に使用する単量体溶液に浸漬し
て濡らして用いると、得られるビニル系重合体に含有さ
れるガラス繊維を構成するマイクロファイバーの各々
が、重合体で完全に被覆されたものとなるため特に好ま
しい。
【0022】かかる懸濁重合の際、ビニル単量体に対す
る水性媒体の割合は、ビニル単量体100重量部に対し
て、100〜3000重量部の割合が好ましい。かかる
水性媒体が100重量部より少ない場合、重合が進行す
るにしたがって、生成混合物全体が極めて高粘度とな
り、生成混合物を攪拌するのが困難となり、更に熱伝達
又は温度調節が難しくなるため、均一な樹脂が得られな
い等の問題点が生じ、好ましくない。逆に水性媒体が3
000重量部を越える場合、仕込み単量体の量が制限さ
れ、生産性が低下するので好ましくない。
る水性媒体の割合は、ビニル単量体100重量部に対し
て、100〜3000重量部の割合が好ましい。かかる
水性媒体が100重量部より少ない場合、重合が進行す
るにしたがって、生成混合物全体が極めて高粘度とな
り、生成混合物を攪拌するのが困難となり、更に熱伝達
又は温度調節が難しくなるため、均一な樹脂が得られな
い等の問題点が生じ、好ましくない。逆に水性媒体が3
000重量部を越える場合、仕込み単量体の量が制限さ
れ、生産性が低下するので好ましくない。
【0023】尚、懸濁重合の際使用しうる懸濁安定剤と
しては、前記単量体を懸濁重合法によって重合するとき
に通常用いられるものでよく、例えばポリビニルアルコ
ール、スチレン−マレイン酸共重合体、ポリメタクリル
酸ソーダ、エチルヘキシルアクリレート−アクリル酸共
重合体等の水溶性高分子化合物が挙げられ、これらは単
独でも、また二種以上を組み合わせて用いてもよい。
しては、前記単量体を懸濁重合法によって重合するとき
に通常用いられるものでよく、例えばポリビニルアルコ
ール、スチレン−マレイン酸共重合体、ポリメタクリル
酸ソーダ、エチルヘキシルアクリレート−アクリル酸共
重合体等の水溶性高分子化合物が挙げられ、これらは単
独でも、また二種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0024】又、かかる懸濁剤に界面活性剤を併用する
こともできる。更にトリリン酸カルシウム、炭酸カルシ
ウム等の無機系化合物を用いることも可能である。重合
開始剤としては、通常用いられているラジカル発生重合
剤が好ましく、その量としては、単量体100重量部に
対して、0.005〜3.0重量部の割合が特に好まし
い。
こともできる。更にトリリン酸カルシウム、炭酸カルシ
ウム等の無機系化合物を用いることも可能である。重合
開始剤としては、通常用いられているラジカル発生重合
剤が好ましく、その量としては、単量体100重量部に
対して、0.005〜3.0重量部の割合が特に好まし
い。
【0025】懸濁重合反応は、通常の懸濁重合に用いら
れる縦型反応器、或いは横型反応器等が用いられ、特に
制限されるものではない。このようにして得られるガラ
ス繊維含有ビニル重合体中は、各々ガラス繊維の多数が
一定方向に配列集合し、更に、このガラス繊維が集束し
たまま、その表面がビニル重合体で被覆されたコリメー
ト品である。そのガラス繊維含有ビニル重合体の平均粒
径は、タイラー標準篩で2.5〜35メッシュパスのも
のが好ましい。又、かかるビニル重合体ペレットには、
10〜数100本のガラス繊維チョップドストランドが
集束されていることが、特に好ましい。
れる縦型反応器、或いは横型反応器等が用いられ、特に
制限されるものではない。このようにして得られるガラ
ス繊維含有ビニル重合体中は、各々ガラス繊維の多数が
一定方向に配列集合し、更に、このガラス繊維が集束し
たまま、その表面がビニル重合体で被覆されたコリメー
ト品である。そのガラス繊維含有ビニル重合体の平均粒
径は、タイラー標準篩で2.5〜35メッシュパスのも
のが好ましい。又、かかるビニル重合体ペレットには、
10〜数100本のガラス繊維チョップドストランドが
集束されていることが、特に好ましい。
【0026】組成 本発明の樹脂組成物は、樹脂組成物中、(A)ポリエチ
レンテレフタレートが52〜92重量%、好ましくは5
5〜87重量%、(B)ポリエチレンナフタレートもし
くはPECT5〜45重量%、好ましくは8〜20重
量、(C)ガラス繊維含有ビニル重合体3〜30重量
%、好ましくは5〜25重量%含有するものである。
レンテレフタレートが52〜92重量%、好ましくは5
5〜87重量%、(B)ポリエチレンナフタレートもし
くはPECT5〜45重量%、好ましくは8〜20重
量、(C)ガラス繊維含有ビニル重合体3〜30重量
%、好ましくは5〜25重量%含有するものである。
【0027】かかる組成比とすることにより、組成物の
極限粘度を0.4〜1.0dl/gとすることができ
る。かかる極限粘度が0.4dl/g未満では、得られ
る成形品の機械的性質、特に耐衝撃性等が劣るため好ま
しくない。一方極限粘度が1.2dl/gを越える場合
においては、成形時にガラス繊維の折れが著しくなる。
極限粘度を0.4〜1.0dl/gとすることができ
る。かかる極限粘度が0.4dl/g未満では、得られ
る成形品の機械的性質、特に耐衝撃性等が劣るため好ま
しくない。一方極限粘度が1.2dl/gを越える場合
においては、成形時にガラス繊維の折れが著しくなる。
【0028】また、セイコー電子(株)製示差熱走査計
I&E DSC2O型を用い、該組成物を射出成形して
得た成形品の一部の約10mgを300℃まで加熱して
3分間溶融し、ついでドライアイスで急冷後、20℃/
分の昇温速度で測定して得られるDSC曲線より、ガラ
ス転移点の開始点(a)と終了点(b)の温度の平均温
度(Tav)が85〜150℃、好ましくは85〜12
0℃を示し、耐熱性と成形性のバランスのとれた組成物
であることが理解される。
I&E DSC2O型を用い、該組成物を射出成形して
得た成形品の一部の約10mgを300℃まで加熱して
3分間溶融し、ついでドライアイスで急冷後、20℃/
分の昇温速度で測定して得られるDSC曲線より、ガラ
ス転移点の開始点(a)と終了点(b)の温度の平均温
度(Tav)が85〜150℃、好ましくは85〜12
0℃を示し、耐熱性と成形性のバランスのとれた組成物
であることが理解される。
【0029】該平均温度(Tav)が150℃を越える
場合では、成形工程時におけるトラブル、例えば可塑化
不良や、固化不良等が生じるために不適である。このT
av測定時のDSC曲線の昇温時のDSC曲線の一番高
いピーク温度(Tcc)は170〜200℃、好ましく
は180〜200℃を示す。このTcc、即ち、昇温結
晶化温度が170℃未満の場合、成形品を高温下に長時
間放置した際に結晶化が進行しやすくなり、耐衝撃性の
改良効果が損なわれる。一方Tccが200℃を越える
場合、溶融成形性が劣るか、または曲げ強度等の機械的
性質が劣る。因みに、本発明の組成物より得られた成形
体の溶融急冷後の融解温度Tmは200〜270℃を示
す。
場合では、成形工程時におけるトラブル、例えば可塑化
不良や、固化不良等が生じるために不適である。このT
av測定時のDSC曲線の昇温時のDSC曲線の一番高
いピーク温度(Tcc)は170〜200℃、好ましく
は180〜200℃を示す。このTcc、即ち、昇温結
晶化温度が170℃未満の場合、成形品を高温下に長時
間放置した際に結晶化が進行しやすくなり、耐衝撃性の
改良効果が損なわれる。一方Tccが200℃を越える
場合、溶融成形性が劣るか、または曲げ強度等の機械的
性質が劣る。因みに、本発明の組成物より得られた成形
体の溶融急冷後の融解温度Tmは200〜270℃を示
す。
【0030】任意成分 本発明の組成物中には、必要に応じて安定剤を配合せし
めることもできる。かかる安定剤としては、ヒンダード
フェノール系、チオエーテル系及びアミン系などの酸化
防止剤、ベンゾフェノン系、ヒンダードアミン系などの
耐候剤等が例示され、特にヒンダードフェノール系の安
定剤が好ましい。その配合量としては、本発明の組成物
全体100重量部に対して、0.001〜10重量部、
更に好ましくは0.01〜3重量部の範囲が好ましい。
本発明の組成物中に安定剤を配合せしめることによっ
て、本発明の方法により発現された優れた耐衝撃性の改
良効果が維持されるので好ましい。
めることもできる。かかる安定剤としては、ヒンダード
フェノール系、チオエーテル系及びアミン系などの酸化
防止剤、ベンゾフェノン系、ヒンダードアミン系などの
耐候剤等が例示され、特にヒンダードフェノール系の安
定剤が好ましい。その配合量としては、本発明の組成物
全体100重量部に対して、0.001〜10重量部、
更に好ましくは0.01〜3重量部の範囲が好ましい。
本発明の組成物中に安定剤を配合せしめることによっ
て、本発明の方法により発現された優れた耐衝撃性の改
良効果が維持されるので好ましい。
【0031】又、本発明の組成物中に離型剤を配合せし
めることも好ましい形態である。かかる離型剤として
は、例えばパラフィンワックス、ポリエチレンワック
ス、モンタン酸エステルワックス、モンタン酸金属塩、
ステアリン酸金属塩、シリコーンオイル及び含フッ素系
ポリマー等が挙げられる。その配合量としては、本発明
の組成物全体100重量部に対して0.01〜5重量
部、更に好ましくは0.1〜2重量部の範囲である。配
合量が0.01重量部未満の場合、射出成形時における
離型性が劣るために、成形品の外観不良や生産性の低下
等の問題が生じるために好ましくない。一方、配合量が
5重量部を越える場合では、射出成形時に、離型剤が成
形品に付着する及び/または機械的性質が損なわれる等
の理由により好ましくない。
めることも好ましい形態である。かかる離型剤として
は、例えばパラフィンワックス、ポリエチレンワック
ス、モンタン酸エステルワックス、モンタン酸金属塩、
ステアリン酸金属塩、シリコーンオイル及び含フッ素系
ポリマー等が挙げられる。その配合量としては、本発明
の組成物全体100重量部に対して0.01〜5重量
部、更に好ましくは0.1〜2重量部の範囲である。配
合量が0.01重量部未満の場合、射出成形時における
離型性が劣るために、成形品の外観不良や生産性の低下
等の問題が生じるために好ましくない。一方、配合量が
5重量部を越える場合では、射出成形時に、離型剤が成
形品に付着する及び/または機械的性質が損なわれる等
の理由により好ましくない。
【0032】パレット及びコンテナー等の大型成形品に
おける好ましい離型剤としては、離型性及びコスト面よ
り、天然ワックス、ポリエチレンワックスが更に好まし
く、パラフィンワックスが特に好ましい。また、かかる
ワックスの融点はJIS K2235−5.3に準拠し
て測定され、該融点は40〜200℃の範囲であること
が好ましく、50〜150℃の範囲であることが更に好
ましく、50〜100℃の範囲であることが特に好まし
い。
おける好ましい離型剤としては、離型性及びコスト面よ
り、天然ワックス、ポリエチレンワックスが更に好まし
く、パラフィンワックスが特に好ましい。また、かかる
ワックスの融点はJIS K2235−5.3に準拠し
て測定され、該融点は40〜200℃の範囲であること
が好ましく、50〜150℃の範囲であることが更に好
ましく、50〜100℃の範囲であることが特に好まし
い。
【0033】また、本発明においては、射出成形時に発
泡せしめる方法を採ることもできる。特に、パレット及
び、コンテナー等の大型成形品の用途においては、軽量
化及び成形品のヒケ防止等の点から、発泡成形すること
が好ましい。具体的には、ポリエチレンテレフタレート
系組成物100重量部に対して、発泡剤を0.01〜5
重量部配合し、射出成形すれば、発泡倍率が1.05〜
2倍、更に好ましくは、1.1〜1.6倍の成形品が得
られる。該発泡倍率が1.05未満では、発泡成形の効
果が小さすぎ、発泡倍率が2を越える場合には、成形品
の機械的性質、特に耐衝撃性や曲げ強度等が劣るように
なるために好ましくない。又、成形品の密度(比重)は
0.8〜1.4g/ccの範囲が好ましく、0.8〜
1.3g/ccの範囲が更に好ましく、0.9〜1.2
g/ccの範囲が特に好ましい。かかる成形品の密度
が、0.8g/cc未満の場合、特に耐衝撃性や曲げ強
度等が劣るようになるために好ましくない。一方、成形
品の密度が1.4g/ccを超える場合、取り扱い性等
が劣るようになるために好ましくない。
泡せしめる方法を採ることもできる。特に、パレット及
び、コンテナー等の大型成形品の用途においては、軽量
化及び成形品のヒケ防止等の点から、発泡成形すること
が好ましい。具体的には、ポリエチレンテレフタレート
系組成物100重量部に対して、発泡剤を0.01〜5
重量部配合し、射出成形すれば、発泡倍率が1.05〜
2倍、更に好ましくは、1.1〜1.6倍の成形品が得
られる。該発泡倍率が1.05未満では、発泡成形の効
果が小さすぎ、発泡倍率が2を越える場合には、成形品
の機械的性質、特に耐衝撃性や曲げ強度等が劣るように
なるために好ましくない。又、成形品の密度(比重)は
0.8〜1.4g/ccの範囲が好ましく、0.8〜
1.3g/ccの範囲が更に好ましく、0.9〜1.2
g/ccの範囲が特に好ましい。かかる成形品の密度
が、0.8g/cc未満の場合、特に耐衝撃性や曲げ強
度等が劣るようになるために好ましくない。一方、成形
品の密度が1.4g/ccを超える場合、取り扱い性等
が劣るようになるために好ましくない。
【0034】かかる発泡剤としては、具体的には、ジイ
ソプロピルヒドラゾジカルボキシレート、5−フェニル
テトラゾール、ヒドラゾジカルボンアミド、バリウムア
ゾジカルボキシレート、トリヒドラジノトリアジン等が
例示され、その分解開始温度は、150℃以上が好まし
く、200℃以上が更に好ましく、240℃以上が特に
好ましい。
ソプロピルヒドラゾジカルボキシレート、5−フェニル
テトラゾール、ヒドラゾジカルボンアミド、バリウムア
ゾジカルボキシレート、トリヒドラジノトリアジン等が
例示され、その分解開始温度は、150℃以上が好まし
く、200℃以上が更に好ましく、240℃以上が特に
好ましい。
【0035】本発明の組成物には、上記の安定剤、離型
剤及び発泡剤以外に、必要に応じて染料や顔料等の着色
剤、酸化チタンやカーボンブラック等の紫外線遮断剤及
び、通常のガラス繊維やフレカ、マイカ、カーボンファ
イバー及びチタン酸カリファイバー等の強化剤、シリ
カ、クレー、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、ガラス
ビーズ等の充填材、無機及び有機系の核剤、可塑剤、接
着剤、接着助剤、難燃剤、難燃助剤等を任意に配合して
もよい。
剤及び発泡剤以外に、必要に応じて染料や顔料等の着色
剤、酸化チタンやカーボンブラック等の紫外線遮断剤及
び、通常のガラス繊維やフレカ、マイカ、カーボンファ
イバー及びチタン酸カリファイバー等の強化剤、シリ
カ、クレー、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、ガラス
ビーズ等の充填材、無機及び有機系の核剤、可塑剤、接
着剤、接着助剤、難燃剤、難燃助剤等を任意に配合して
もよい。
【0036】更に、本発明の組成物の耐衝撃性を更に改
良すべく、公知の耐衝撃性改良剤を配合することも好ま
しい。かかる耐衝撃性改良剤は特に限定されるものでは
ないが、例えば、α−オレフィンとα,β−不飽和カル
ボン酸のグリシジルエステルとの共重合体及びエチレン
系共重合体等の組成物や、不飽和カルボン酸或いはその
無水物をグラフトしたエチレン・α−オレフィン共重合
体及びポリエポキシ化合物とを添加した組成物、及びポ
リエステル系弾性樹脂等が挙げられる。
良すべく、公知の耐衝撃性改良剤を配合することも好ま
しい。かかる耐衝撃性改良剤は特に限定されるものでは
ないが、例えば、α−オレフィンとα,β−不飽和カル
ボン酸のグリシジルエステルとの共重合体及びエチレン
系共重合体等の組成物や、不飽和カルボン酸或いはその
無水物をグラフトしたエチレン・α−オレフィン共重合
体及びポリエポキシ化合物とを添加した組成物、及びポ
リエステル系弾性樹脂等が挙げられる。
【0037】本発明においては、耐衝撃性の改良効果が
大きく、かつ耐熱性の低下も小さいことから、耐衝撃性
改良剤としてはポリエステル系弾性樹脂が更に好まし
い。更に、耐衝撃性の改良効果が大きく、ブレンド等の
ハンドリングの容易さから、その中でも特に芳香族ポリ
エステル・ポリエーテル弾性樹脂が好ましい。かかる芳
香族ポリエステル・ポリエーテル弾性樹脂においては、
ポリエーテル部分の分子量は1,000〜3,000が
好ましく、1,500〜3,000が更に好ましい。該
分子量が1,000未満では、耐衝撃性の改良効果が小
さすぎ、一方、該分子量が3,000を越えると、ハン
ドリングが悪化し、また最終的に得られる組成物の曲げ
強度等の物性低下招く等の為、好ましくない。
大きく、かつ耐熱性の低下も小さいことから、耐衝撃性
改良剤としてはポリエステル系弾性樹脂が更に好まし
い。更に、耐衝撃性の改良効果が大きく、ブレンド等の
ハンドリングの容易さから、その中でも特に芳香族ポリ
エステル・ポリエーテル弾性樹脂が好ましい。かかる芳
香族ポリエステル・ポリエーテル弾性樹脂においては、
ポリエーテル部分の分子量は1,000〜3,000が
好ましく、1,500〜3,000が更に好ましい。該
分子量が1,000未満では、耐衝撃性の改良効果が小
さすぎ、一方、該分子量が3,000を越えると、ハン
ドリングが悪化し、また最終的に得られる組成物の曲げ
強度等の物性低下招く等の為、好ましくない。
【0038】又、ポリーテルのユニットの量は30〜9
0モル%が好ましく、50〜80モル%のものが更に好
ましい。該ユニットの量が30モル%未満では、耐衝撃
性の改良効果が小さすぎ、一方、該ユニットの量が90
モル%を越えると、ハンドリングが悪化し、また最終的
に得られる組成物の曲げ強度等の物性低下招く等の為、
好ましくない。
0モル%が好ましく、50〜80モル%のものが更に好
ましい。該ユニットの量が30モル%未満では、耐衝撃
性の改良効果が小さすぎ、一方、該ユニットの量が90
モル%を越えると、ハンドリングが悪化し、また最終的
に得られる組成物の曲げ強度等の物性低下招く等の為、
好ましくない。
【0039】尚、上記の安定剤、離型剤、及び耐衝撃性
改良剤等の添加剤の配合方法は、特に限定されるもので
はなく、例えば予めかかる添加剤をポリエチレンテレフ
タレート系樹脂組成物中に配合し、該添加剤のマスター
バッチを成形時にブレンドして配合してもよい。また、
本発明においては、コスト面の改良効果が大きい点か
ら、成形材料に直接ドライブレンドにて配合してもよ
い。
改良剤等の添加剤の配合方法は、特に限定されるもので
はなく、例えば予めかかる添加剤をポリエチレンテレフ
タレート系樹脂組成物中に配合し、該添加剤のマスター
バッチを成形時にブレンドして配合してもよい。また、
本発明においては、コスト面の改良効果が大きい点か
ら、成形材料に直接ドライブレンドにて配合してもよ
い。
【0040】組成物の調製 本発明の組成物は、(A)、(B)および(C)成分を
同時に混合してもよいが、予め(A)成分と(B)成分
を溶融混練した後、ついで溶融した(C)成分と溶融混
練するのがよい。
同時に混合してもよいが、予め(A)成分と(B)成分
を溶融混練した後、ついで溶融した(C)成分と溶融混
練するのがよい。
【0041】成形 成形方法としては射出成形、押出成形、圧縮成形、圧空
成形、共空成形等が利用できる。本発明のガラス繊維強
化ポリエチレンテレフタレート系樹脂組成物の成形の際
には、ガラス繊維の表面がビニル系重合体で被覆されて
いるので、ガラス繊維の折れが少なく、更に成形機の損
傷も少ない。本発明の組成物は耐熱性、剛性、耐衝撃性
に優れるので、製品重量が1kg以上、好ましくは5k
g以上、より好ましくは10kg以上のパネル、パレッ
ト、トラックの側板、コンテナー等の大型成形品の材料
として有用である。
成形、共空成形等が利用できる。本発明のガラス繊維強
化ポリエチレンテレフタレート系樹脂組成物の成形の際
には、ガラス繊維の表面がビニル系重合体で被覆されて
いるので、ガラス繊維の折れが少なく、更に成形機の損
傷も少ない。本発明の組成物は耐熱性、剛性、耐衝撃性
に優れるので、製品重量が1kg以上、好ましくは5k
g以上、より好ましくは10kg以上のパネル、パレッ
ト、トラックの側板、コンテナー等の大型成形品の材料
として有用である。
【0042】廃棄物を利用する際の注意点 大型成形品を安価に造るためにはPETボトル、ペット
容器等のスクラップを利用するのが好ましい。かかる廃
PET、廃PENは一般に他の容器と一諸に回収される
ので必要に応じて、X線等の方法により、素材がポリエ
ステル以外であるボトルが更に取り除かれる。次いで、
アルカリ水等を用いたボトル洗浄や湿式粉砕、更に必要
に応じて、金属、他樹脂等の不純物を分離、及び/また
は乾燥を施す。該再生品の形状は、好ましい平均径は1
〜50mm、更に好ましくは3〜20mmで、好ましい
平均厚みは50〜2000μm、更に好ましくは100
〜700μmのフレーク状である。
容器等のスクラップを利用するのが好ましい。かかる廃
PET、廃PENは一般に他の容器と一諸に回収される
ので必要に応じて、X線等の方法により、素材がポリエ
ステル以外であるボトルが更に取り除かれる。次いで、
アルカリ水等を用いたボトル洗浄や湿式粉砕、更に必要
に応じて、金属、他樹脂等の不純物を分離、及び/また
は乾燥を施す。該再生品の形状は、好ましい平均径は1
〜50mm、更に好ましくは3〜20mmで、好ましい
平均厚みは50〜2000μm、更に好ましくは100
〜700μmのフレーク状である。
【0043】このフレーク状の成形材料を乾燥する場合
においては、そのかさ密度が非常に低いために、乾燥機
の容量を大きくしたり、熱伝導の悪化を補うために、よ
り高温、長時間の乾燥が必要となる。かかる問題点を解
決する方法としては、射出成形機としてベント付き射出
成形機を用いることが好ましい。なお、このベント付き
射出成形機とは、少なくとも1つ以上のベント孔を設け
た射出成形機であり、水分を除去するために、ベント孔
の少なくとも1つは、好ましくは100トール以下、更
に好ましくは50トール以下、特に好ましくは30トー
ル以下の減圧度に保持する。
においては、そのかさ密度が非常に低いために、乾燥機
の容量を大きくしたり、熱伝導の悪化を補うために、よ
り高温、長時間の乾燥が必要となる。かかる問題点を解
決する方法としては、射出成形機としてベント付き射出
成形機を用いることが好ましい。なお、このベント付き
射出成形機とは、少なくとも1つ以上のベント孔を設け
た射出成形機であり、水分を除去するために、ベント孔
の少なくとも1つは、好ましくは100トール以下、更
に好ましくは50トール以下、特に好ましくは30トー
ル以下の減圧度に保持する。
【0044】また様々な形状の再生ポリエステルの成形
を行うには、成形機のホッパー内のブリッジングや安定
供給が困難であったり、材料の食い込み不良が生じた
り、さらには材料の分散不良が生じやすい。この課題を
解決する好ましい方法として射出成形機上に、フィーダ
ーを取り付ける方法、特に好ましくはスクリュー式のフ
ィーダーのような材料供給装置を設ける方法がある。
を行うには、成形機のホッパー内のブリッジングや安定
供給が困難であったり、材料の食い込み不良が生じた
り、さらには材料の分散不良が生じやすい。この課題を
解決する好ましい方法として射出成形機上に、フィーダ
ーを取り付ける方法、特に好ましくはスクリュー式のフ
ィーダーのような材料供給装置を設ける方法がある。
【0045】ここで、射出成形条件としては、特に制限
はなく周知の条件が採用されるが、例えば溶融温度(樹
脂温度)は240〜310℃の範囲が好ましく採用でき
る。また、射出成形時における金型の実質温度について
も特に限定されないが、0〜70℃の範囲が好ましく、
0〜60℃の範囲が更に好ましくは、0〜50℃の範囲
が特に好ましい。かかる範囲である場合、耐衝撃性及び
離型性の改良効果が大きく、生産性が良好となる。
はなく周知の条件が採用されるが、例えば溶融温度(樹
脂温度)は240〜310℃の範囲が好ましく採用でき
る。また、射出成形時における金型の実質温度について
も特に限定されないが、0〜70℃の範囲が好ましく、
0〜60℃の範囲が更に好ましくは、0〜50℃の範囲
が特に好ましい。かかる範囲である場合、耐衝撃性及び
離型性の改良効果が大きく、生産性が良好となる。
【0046】
【実施例】以下、本発明を、実施例を挙げて更に詳細に
説明する。尚、実施例における種々の物性及び特性の測
定方法、定義は下記の通りである。又、実施例及び比較
例中「部」とあるのは「重量部」を示す。
説明する。尚、実施例における種々の物性及び特性の測
定方法、定義は下記の通りである。又、実施例及び比較
例中「部」とあるのは「重量部」を示す。
【0047】(1)極限粘度 組成物中の灰分を除いたサンプル1gをフェノール/テ
トラクロロエタン=50/50(重量比)の混合溶媒1
00ml中に溶解して、30℃で測定した。 (2)共重合成分:ジエチレングリコール(DEG)、
シクロヘキサンジメタノール(CHDM)及び2,6−
ナフタレンジカルボン酸(NDCA)成分の定量 成形品より採取したポリエステルを常法により加水分解
し、ガスクロマトグラフで定量、及び/または成形品よ
り採取したポリエステルより、1 H−NMRより定量し
た。尚、この操作を10回繰り返し、平均値を共重合成
分の定量値とした。
トラクロロエタン=50/50(重量比)の混合溶媒1
00ml中に溶解して、30℃で測定した。 (2)共重合成分:ジエチレングリコール(DEG)、
シクロヘキサンジメタノール(CHDM)及び2,6−
ナフタレンジカルボン酸(NDCA)成分の定量 成形品より採取したポリエステルを常法により加水分解
し、ガスクロマトグラフで定量、及び/または成形品よ
り採取したポリエステルより、1 H−NMRより定量し
た。尚、この操作を10回繰り返し、平均値を共重合成
分の定量値とした。
【0048】(2)ワックス及び再生ポリエチレンテレ
フタレートの形状評価 ワックス及び再生ポリエチレンテレフタレートから任意
に各々1000個取り出し、平均径、平均厚み等を測定
し、形状の評価とした。 (3)ガラス転移温度の平均温度(Tav) 成形品から任意に約10mgの試験片を取り出し、窒素
中にて300℃で3分間溶融後、ドライアイスにて急冷
した。かかる急冷物を、セイコー電子製I EDSC2
0型にて、30℃より昇温速度20℃/分の条件で昇温
し、ガラス転移点の開始温度と、溶融ピークの終了温度
を測定し、両者の中間温度(Tav)を求めた。
フタレートの形状評価 ワックス及び再生ポリエチレンテレフタレートから任意
に各々1000個取り出し、平均径、平均厚み等を測定
し、形状の評価とした。 (3)ガラス転移温度の平均温度(Tav) 成形品から任意に約10mgの試験片を取り出し、窒素
中にて300℃で3分間溶融後、ドライアイスにて急冷
した。かかる急冷物を、セイコー電子製I EDSC2
0型にて、30℃より昇温速度20℃/分の条件で昇温
し、ガラス転移点の開始温度と、溶融ピークの終了温度
を測定し、両者の中間温度(Tav)を求めた。
【0049】(4)昇温結晶化温度(Tcc)及び融解
温度(Tm) 成形品から任意に約10mgの試験片を取り出し、窒素
中にて300℃で3分間溶融後、ドライアイスにて急冷
した。かかる急冷物を、セイコー電子製 IE DSC
20型にて、昇温速度20℃/分の条件で昇温し、ピー
ク温度を測定してTcc及びTmを求めた。尚、ワック
スの融点は、JIS K 2235−5.3に準拠して
測定した。
温度(Tm) 成形品から任意に約10mgの試験片を取り出し、窒素
中にて300℃で3分間溶融後、ドライアイスにて急冷
した。かかる急冷物を、セイコー電子製 IE DSC
20型にて、昇温速度20℃/分の条件で昇温し、ピー
ク温度を測定してTcc及びTmを求めた。尚、ワック
スの融点は、JIS K 2235−5.3に準拠して
測定した。
【0050】(5)ガラス繊維の平均長さ(L) 成形品から任意に約10gの試験片を取り出し、それを
600℃にて3時間焼成した。次いで、得られた残査に
ついて、写真法にて100本のガラス繊維の長さを測定
し、平均値を求めた。この作業を10回繰り返して、ガ
ラス繊維の平均長さL値を求めた。 (6)成形性 成形性の評価を、下記の判断基準にて行った。 ×:成形時に離型性等が悪く、製造上問題があり、実用
化が困難と判断される。 ○:特に問題はなく、成形性は良好である。 △:上記×と○の中間的状況。
600℃にて3時間焼成した。次いで、得られた残査に
ついて、写真法にて100本のガラス繊維の長さを測定
し、平均値を求めた。この作業を10回繰り返して、ガ
ラス繊維の平均長さL値を求めた。 (6)成形性 成形性の評価を、下記の判断基準にて行った。 ×:成形時に離型性等が悪く、製造上問題があり、実用
化が困難と判断される。 ○:特に問題はなく、成形性は良好である。 △:上記×と○の中間的状況。
【0051】(7)パレットの特性評価 パレットを100個製造し、下記方法にてパレットの特
性評価を行った。 (a)外観;下記の判断基準にて、目視にて評価した。 ×:成形品の表面の光沢が極めて低く、又は離型ムラ、
成形時の割れによる欠け等があり、製品としての外観が
不良であるため、実用に耐えないと判断される。 ○:特に問題はなく、外観が良好である。 △:上記×と○の中間的状況。
性評価を行った。 (a)外観;下記の判断基準にて、目視にて評価した。 ×:成形品の表面の光沢が極めて低く、又は離型ムラ、
成形時の割れによる欠け等があり、製品としての外観が
不良であるため、実用に耐えないと判断される。 ○:特に問題はなく、外観が良好である。 △:上記×と○の中間的状況。
【0052】(b)耐衝撃性;成形品を23℃にて、
0.75mの高さから水平に落下させて破損の有無を目
視した。この作業を100個の製品について行い、下記
の評価基準により、判定した。 ×:100個中、5個以上の破損が明らかに見られ、実
用に耐えないと判断される。 ○:100個中、破損は全くなく、極めて良好。 △:上記×と○の中間的状況
0.75mの高さから水平に落下させて破損の有無を目
視した。この作業を100個の製品について行い、下記
の評価基準により、判定した。 ×:100個中、5個以上の破損が明らかに見られ、実
用に耐えないと判断される。 ○:100個中、破損は全くなく、極めて良好。 △:上記×と○の中間的状況
【0053】(c)曲げ強度;成形品を23℃にて、荷
重1000kg、圧縮速度12mm/分、間隔900m
mにて、たわみ量を測定しこの作業を100個の成形品
に関して繰り返し、たわみ量の平均値を求め、下記の評
価基準により、判定した。 ×:100個の製品中、5個以上の製品のたわみ量が1
5mmを超え、高強度パレットとして、使用することが
できない。 ○:100個の製品のたわみ量が10mm未満となり、
極めて良好である。 △:上記×と○の中間的状況
重1000kg、圧縮速度12mm/分、間隔900m
mにて、たわみ量を測定しこの作業を100個の成形品
に関して繰り返し、たわみ量の平均値を求め、下記の評
価基準により、判定した。 ×:100個の製品中、5個以上の製品のたわみ量が1
5mmを超え、高強度パレットとして、使用することが
できない。 ○:100個の製品のたわみ量が10mm未満となり、
極めて良好である。 △:上記×と○の中間的状況
【0054】(d)耐熱性;40〜60℃の高温環境下
における長期使用の可否を評価すべく、次のような加速
試験を行った。成形品を70℃にて168時間放置後、
23℃にて、0.50mの高さから水平に落下させて破
損の有無を目視した。この作業を100個の製品につい
て行い、下記の評価基準により、判定した。 ×:100個中、5個以上の破損が明らかに見られ、耐
熱性パレットとして実用に耐えないと判断される。 ○:100個中、破損は全くなく、耐熱性パレットとし
て極めて良好。 △:上記×と○の中間的状況
における長期使用の可否を評価すべく、次のような加速
試験を行った。成形品を70℃にて168時間放置後、
23℃にて、0.50mの高さから水平に落下させて破
損の有無を目視した。この作業を100個の製品につい
て行い、下記の評価基準により、判定した。 ×:100個中、5個以上の破損が明らかに見られ、耐
熱性パレットとして実用に耐えないと判断される。 ○:100個中、破損は全くなく、耐熱性パレットとし
て極めて良好。 △:上記×と○の中間的状況
【0055】(8)コンテナーの特性評価 コンテナーを100個製造し、下記方法にて成形品の特
性評価を行った。 (a)外観;下記の判断基準にて、目視にて評価した。 ×:成形品の表面の光沢が極めて低く、又は離型ムラ、
成形時の割れによる欠け等があり、製品としての外観が
不良であるため、実用に耐えないと判断される。 ○:特に問題はなく、外観が良好である。 △:上記×と○の中間的状況
性評価を行った。 (a)外観;下記の判断基準にて、目視にて評価した。 ×:成形品の表面の光沢が極めて低く、又は離型ムラ、
成形時の割れによる欠け等があり、製品としての外観が
不良であるため、実用に耐えないと判断される。 ○:特に問題はなく、外観が良好である。 △:上記×と○の中間的状況
【0056】(b)耐衝撃性;コンテナーを23℃に
て、0.75mの高さから水平に落下させて破損の有無
を目視した。この作業を100個の製品について行い、
下記の評価基準により、判定した。 ×:100個中、5個以上の破損が明らかに見られ、実
用に耐えないと判断される。 ○:100個中、破損は全くなく、極めて良好。 △:上記×と○の中間的状況
て、0.75mの高さから水平に落下させて破損の有無
を目視した。この作業を100個の製品について行い、
下記の評価基準により、判定した。 ×:100個中、5個以上の破損が明らかに見られ、実
用に耐えないと判断される。 ○:100個中、破損は全くなく、極めて良好。 △:上記×と○の中間的状況
【0057】(c)曲げ強度;コンテナーに内容物20
kgを入れ、50℃にて底面のたわみ量を測定した。こ
の作業を100個の成形品に関して繰り返し、たわみ量
の平均値を求め、下記の評価基準により判定した。 ×:100個の製品中、5個以上の製品のたわみ量が1
0mmを超え、高強度コンテナーとして、使用すること
ができない。 ○:100個の製品のたわみ量が5mm未満となり、極
めて良好である。 △:上記×と○の中間的状況。
kgを入れ、50℃にて底面のたわみ量を測定した。こ
の作業を100個の成形品に関して繰り返し、たわみ量
の平均値を求め、下記の評価基準により判定した。 ×:100個の製品中、5個以上の製品のたわみ量が1
0mmを超え、高強度コンテナーとして、使用すること
ができない。 ○:100個の製品のたわみ量が5mm未満となり、極
めて良好である。 △:上記×と○の中間的状況。
【0058】(d)耐熱性;40〜60℃の高温環境下
における長期使用の可否を評価すべく、次のような加速
試験を行った。コンテナーを70℃にて168時間放置
後、23℃にて、0.50mの高さから水平に落下させ
て破損の有無を目視した。この作業を100個の製品に
ついて行い、下記の評価基準により、判定した。 ×:100個中、5個以上の破損が明らかに見られ、耐
熱性コンテナーとして実用に耐えないと判断される。 ○:100個中、破損は全くなく、耐熱性コンテナーと
して極めて良好。 △:上記×と○の中間的状況。
における長期使用の可否を評価すべく、次のような加速
試験を行った。コンテナーを70℃にて168時間放置
後、23℃にて、0.50mの高さから水平に落下させ
て破損の有無を目視した。この作業を100個の製品に
ついて行い、下記の評価基準により、判定した。 ×:100個中、5個以上の破損が明らかに見られ、耐
熱性コンテナーとして実用に耐えないと判断される。 ○:100個中、破損は全くなく、耐熱性コンテナーと
して極めて良好。 △:上記×と○の中間的状況。
【0059】[再生ポリエチレンテレフタレート(A)
の製造例]分別回収された、一般消費者にて使用された
飲料用等の使用済みのPET製ボトルを、まずX線を用
いて他素材のボトルを除いた。次にそのボトルを弱アル
カリ性の水溶液、及び水にて洗浄後、湿式粉砕を行っ
た。更に比重差を利用して、ポリエチレンテレフタレー
ト以外の樹脂や金属を分離し、フレーク状の再生ポリエ
チレンテレフタレート(A)を得た。該再生品の形状
は、平均径が5.0mm、平均厚みが300μmであっ
た。
の製造例]分別回収された、一般消費者にて使用された
飲料用等の使用済みのPET製ボトルを、まずX線を用
いて他素材のボトルを除いた。次にそのボトルを弱アル
カリ性の水溶液、及び水にて洗浄後、湿式粉砕を行っ
た。更に比重差を利用して、ポリエチレンテレフタレー
ト以外の樹脂や金属を分離し、フレーク状の再生ポリエ
チレンテレフタレート(A)を得た。該再生品の形状
は、平均径が5.0mm、平均厚みが300μmであっ
た。
【0060】[ガラス繊維含有ビニル重合体(B)の製
造例 還流冷却器、温度計、錨型攪拌器及びバッフルを装備し
た容量3リットルの縦型オートクレーブを用い、ガラス
繊維(チョップドストランド:直径10μm、長さ3m
m)210g、スチレン100g、アクリロニトリル3
7g、ベンゾイルパーオキサイド1.4gを仕込み、オ
ートクレーブ内を減圧にして窒素ガスを入れて窒素置換
を行い、ガラス繊維を上記単量体混合物に浸漬した状態
で10分間放置した。
造例 還流冷却器、温度計、錨型攪拌器及びバッフルを装備し
た容量3リットルの縦型オートクレーブを用い、ガラス
繊維(チョップドストランド:直径10μm、長さ3m
m)210g、スチレン100g、アクリロニトリル3
7g、ベンゾイルパーオキサイド1.4gを仕込み、オ
ートクレーブ内を減圧にして窒素ガスを入れて窒素置換
を行い、ガラス繊維を上記単量体混合物に浸漬した状態
で10分間放置した。
【0061】次に、このオートクレーブ内に脱イオン水
1750ミリリットル、懸濁剤(エチルヘキシルアクリ
レート−アクリル酸共重合体)2.0g、よりなる水溶
液を仕込み、攪拌しながら内温を80℃に昇温し、この
温度で5時間懸濁重合反応を継続した。次いで、未反応
の単量体をストリッピングにより除去した。尚、かかる
単量体のスチレン−アクリロニトリル共重合体(Tg1
10℃)への転化率は92%であった。
1750ミリリットル、懸濁剤(エチルヘキシルアクリ
レート−アクリル酸共重合体)2.0g、よりなる水溶
液を仕込み、攪拌しながら内温を80℃に昇温し、この
温度で5時間懸濁重合反応を継続した。次いで、未反応
の単量体をストリッピングにより除去した。尚、かかる
単量体のスチレン−アクリロニトリル共重合体(Tg1
10℃)への転化率は92%であった。
【0062】重合終了後のスラリーは、水と共重合体粒
子に分離し、該共重合体粒子を水洗後、乾燥した。得ら
れた生成物は、ペレット状のガラス繊維含有スチレン−
アクリロニトリル共重合体(B)が約250g、及びガ
ラス繊維を実質的に含有しない該共重合体粉末が約90
gであった。ここで得られたペレット状ガラス繊維含有
スチレン−アクリロニトリル共重合体(B)の形状は、
直径が約10μm、長さが約3mmであり、ガラス繊維
の含有率は、80.0重量%であった。
子に分離し、該共重合体粒子を水洗後、乾燥した。得ら
れた生成物は、ペレット状のガラス繊維含有スチレン−
アクリロニトリル共重合体(B)が約250g、及びガ
ラス繊維を実質的に含有しない該共重合体粉末が約90
gであった。ここで得られたペレット状ガラス繊維含有
スチレン−アクリロニトリル共重合体(B)の形状は、
直径が約10μm、長さが約3mmであり、ガラス繊維
の含有率は、80.0重量%であった。
【0063】[再生ポリエチレンナフタレート(C)の
製造例]前記[再生ポリエチレンテレフタレート(A)
の製造例]の項において、PET製のボトルの代わり
に、ポリエチレンナフタレート(PEN)製の使用済み
PEN〔ポリ(エチレン2,6−ナフタレート)〕ボト
ルを分別回収した。次いで、前記(A)の製造方法と同
様にして、フレーク状の再生ポリエチレンナフタレート
(C)を得た。該再生品の形状は、平均径が5mm、平
均厚みが290μmであった。
製造例]前記[再生ポリエチレンテレフタレート(A)
の製造例]の項において、PET製のボトルの代わり
に、ポリエチレンナフタレート(PEN)製の使用済み
PEN〔ポリ(エチレン2,6−ナフタレート)〕ボト
ルを分別回収した。次いで、前記(A)の製造方法と同
様にして、フレーク状の再生ポリエチレンナフタレート
(C)を得た。該再生品の形状は、平均径が5mm、平
均厚みが290μmであった。
【0064】[離型剤と安定剤のマスターバッチ(D)
の製造例]前記の再生ポリエチレンテレフタレート
(A)を53.8重量部、再生ポリエチレンナフタレー
ト(C)を44.1重量部、ヒンダードフェノール系酸
化防止剤(チバガイギー製商品名;イルガノックス10
10)を0.6重量部及びパラフィン系ワックス(日本
精蝋(株)製:融点69℃)を1.5重量部を混合し、
二軸押出機を用いて混合し、2,6−ナフタレンジカル
ボン酸(NDCA)共重合ポリエチレンテレフタレート
製のマスターバッチ(D)を得た。
の製造例]前記の再生ポリエチレンテレフタレート
(A)を53.8重量部、再生ポリエチレンナフタレー
ト(C)を44.1重量部、ヒンダードフェノール系酸
化防止剤(チバガイギー製商品名;イルガノックス10
10)を0.6重量部及びパラフィン系ワックス(日本
精蝋(株)製:融点69℃)を1.5重量部を混合し、
二軸押出機を用いて混合し、2,6−ナフタレンジカル
ボン酸(NDCA)共重合ポリエチレンテレフタレート
製のマスターバッチ(D)を得た。
【0065】〈実施例1〉 [大型射出成形品、パレットの製造]前記の再生ポリエ
チレンテレフタレート(A)57.5重量部、前記のガ
ラス繊維含有スチレン−アクリロニトリル共重合体
(B)12.5重量部、離型剤と安定剤のマスターバッ
チ(D)30重量部を加えて未乾燥で、ベント付き射出
成形機上に備え付けた混合機にてドライブレンドし、ス
クリュー式の材料供給装置を用いて成形機内に、かかる
ブレンドした成形材料(組成は表1)を供給した。
チレンテレフタレート(A)57.5重量部、前記のガ
ラス繊維含有スチレン−アクリロニトリル共重合体
(B)12.5重量部、離型剤と安定剤のマスターバッ
チ(D)30重量部を加えて未乾燥で、ベント付き射出
成形機上に備え付けた混合機にてドライブレンドし、ス
クリュー式の材料供給装置を用いて成形機内に、かかる
ブレンドした成形材料(組成は表1)を供給した。
【0066】次いで、樹脂温度275℃、金型温度30
℃の成形条件で射出成形し、別途同一成形材料にて成形
した嵌合用の脚部材9個(0.2kg/1個)を用い
て、2個の成形品を合わせて縦110cm、横100c
m、高さ38cmの大きさ、重量15kgのパレットを
製造した。得たパレットの評価結果を表1に示す。極め
て優れた性能の耐熱性パレットが得られた。
℃の成形条件で射出成形し、別途同一成形材料にて成形
した嵌合用の脚部材9個(0.2kg/1個)を用い
て、2個の成形品を合わせて縦110cm、横100c
m、高さ38cmの大きさ、重量15kgのパレットを
製造した。得たパレットの評価結果を表1に示す。極め
て優れた性能の耐熱性パレットが得られた。
【0067】〈実施例2〉 [離型剤と安定剤のマスターバッチ(E)の製造]前記
の再生ポリエチレンテレフタレート(A)を62.2重
量部、テレフタル酸100モルとエチレングリコール7
0モルとシクロヘキサンジメタノール(CHDM)30
モルを共重合して得た共重合ポリエチレンテレフタレー
ト(PETG)を36.2重量部、ヒンダードフェノー
ル系酸化防止剤(商品名イルガノックス1010)を
0.5重量部及びパラフィン系ワックス(日本精蝋
(株)製:融点69℃)を1.1重量部を混合し、二軸
押出機を用いて混合し、シクロヘキサンジメタノール
(CHDM)共重合ポリエチレンテレフタレート製のマ
スターバッチ(E)を得た。
の再生ポリエチレンテレフタレート(A)を62.2重
量部、テレフタル酸100モルとエチレングリコール7
0モルとシクロヘキサンジメタノール(CHDM)30
モルを共重合して得た共重合ポリエチレンテレフタレー
ト(PETG)を36.2重量部、ヒンダードフェノー
ル系酸化防止剤(商品名イルガノックス1010)を
0.5重量部及びパラフィン系ワックス(日本精蝋
(株)製:融点69℃)を1.1重量部を混合し、二軸
押出機を用いて混合し、シクロヘキサンジメタノール
(CHDM)共重合ポリエチレンテレフタレート製のマ
スターバッチ(E)を得た。
【0068】[大型射出成形品、パレットの製造例]前
記の再生ポリエチレンテレフタレート(A)47.5重
量部、前記のガラス繊維含有スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体(B)12.5重量部、離型剤と安定剤のマ
スターバッチ(E)40重量部を加えて未乾燥で、ベン
ト付き射出成形機上に備え付けた混合機にてドライブレ
ンドし、スクリュー式の材料供給装置を用いて成形機内
に、かかるブレンドした成形材料を供給した。
記の再生ポリエチレンテレフタレート(A)47.5重
量部、前記のガラス繊維含有スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体(B)12.5重量部、離型剤と安定剤のマ
スターバッチ(E)40重量部を加えて未乾燥で、ベン
ト付き射出成形機上に備え付けた混合機にてドライブレ
ンドし、スクリュー式の材料供給装置を用いて成形機内
に、かかるブレンドした成形材料を供給した。
【0069】次いで、樹脂温度280℃、金型温度実質
30℃の成形条件で射出成形し、別途同一成形材料にて
成形した嵌合用の脚部材9個(0.2kg/1個)を用
いて、2個の成形品を合わせて縦110cm、横100
cm、高さ38cm、重さ15kgのパレットを製造し
た。得たパレットの評価結果を表1に示す。極めて優れ
た性能の耐熱性パレットが得られた。
30℃の成形条件で射出成形し、別途同一成形材料にて
成形した嵌合用の脚部材9個(0.2kg/1個)を用
いて、2個の成形品を合わせて縦110cm、横100
cm、高さ38cm、重さ15kgのパレットを製造し
た。得たパレットの評価結果を表1に示す。極めて優れ
た性能の耐熱性パレットが得られた。
【0070】〈比較例1〉 [離型剤と安定剤のマスターバッチ(F)の製造]極限
粘度が0.65dl/gであるホモポリエチレンテレフ
タレート(PET)を96.5重量部、ヒンダードフェ
ノール系酸化防止剤(商品名イルガノックス1010)
を1.0重量部及びパラフィン系ワックス(日本精蝋
(株)製:融点69℃)を2.5重量部を混合し、二軸
押出機を用いて混合した。得られた、ポリエチレンテレ
フタレート製のマスターバッチを(F)とする。
粘度が0.65dl/gであるホモポリエチレンテレフ
タレート(PET)を96.5重量部、ヒンダードフェ
ノール系酸化防止剤(商品名イルガノックス1010)
を1.0重量部及びパラフィン系ワックス(日本精蝋
(株)製:融点69℃)を2.5重量部を混合し、二軸
押出機を用いて混合した。得られた、ポリエチレンテレ
フタレート製のマスターバッチを(F)とする。
【0071】[大型射出成形品、パレットの製造例]成
形材料として、極限粘度が0.65dl/gであるホモ
ポリエチレンテレフタレートを70.0重量部、前記の
ガラス繊維含有スチレン−アクリロニトリル共重合体
(B)12.5重量部、前記の離型剤と安定剤のマスタ
ーバッチ(F)17.5重量部を用いる以外は実施例1
と同様にしてパレットを製造した。得たパレットの評価
結果を表1に示す。
形材料として、極限粘度が0.65dl/gであるホモ
ポリエチレンテレフタレートを70.0重量部、前記の
ガラス繊維含有スチレン−アクリロニトリル共重合体
(B)12.5重量部、前記の離型剤と安定剤のマスタ
ーバッチ(F)17.5重量部を用いる以外は実施例1
と同様にしてパレットを製造した。得たパレットの評価
結果を表1に示す。
【0072】〈比較例2〉極限粘度が0.65dl/g
であるホモポリエチレンテレフタレート62.5重量部
に対しガラス繊維含有スチレン−アクリロニトリル共重
合体(B)37.5重量部を配合したものを成形材料と
し、樹脂温度を290℃にする以外は実施例1と同様の
成形条件にて、パレットを製造した。得たパレットの評
価結果を表1に示す。
であるホモポリエチレンテレフタレート62.5重量部
に対しガラス繊維含有スチレン−アクリロニトリル共重
合体(B)37.5重量部を配合したものを成形材料と
し、樹脂温度を290℃にする以外は実施例1と同様の
成形条件にて、パレットを製造した。得たパレットの評
価結果を表1に示す。
【0073】〈比較例3〉極限粘度が0.90dl/g
であるホモポリエチレンテレフタレート100重量部に
対し、安息香酸のジナトリウム塩0.3重量部、平均粒
径3μmのタルク1.0重量部、末端に1個のメチル基
を有する分子量が2,500のポリエチレングリコール
2.0重量部、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(商
品名イルガノックス1010)0.20重量部及び離型
剤としてポリエチレンワックス(融点110℃)0.5
0重量部を混合し、二軸押出機を用いて、280℃でス
トラント状に押し出し、カッティングしてペレット状の
ポリエチレンテレフタレート組成物(G)を得た。得た
ペレット(G)81.2重量部、前記ガラス繊維含有ス
チレン−アクリロニトリル共重合体(B)を18.8重
量部配合したものを成形材料とし、樹脂温度を290℃
にする以外は実施例1と同様にして、パレットを製造し
た。得たパレットの評価結果を表1に示す。
であるホモポリエチレンテレフタレート100重量部に
対し、安息香酸のジナトリウム塩0.3重量部、平均粒
径3μmのタルク1.0重量部、末端に1個のメチル基
を有する分子量が2,500のポリエチレングリコール
2.0重量部、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(商
品名イルガノックス1010)0.20重量部及び離型
剤としてポリエチレンワックス(融点110℃)0.5
0重量部を混合し、二軸押出機を用いて、280℃でス
トラント状に押し出し、カッティングしてペレット状の
ポリエチレンテレフタレート組成物(G)を得た。得た
ペレット(G)81.2重量部、前記ガラス繊維含有ス
チレン−アクリロニトリル共重合体(B)を18.8重
量部配合したものを成形材料とし、樹脂温度を290℃
にする以外は実施例1と同様にして、パレットを製造し
た。得たパレットの評価結果を表1に示す。
【0074】〈比較例4〉極限粘度が0.65dl/g
であるホモポリエチレンテレフタレート84.5重量
部、平均直径が10μmで、且つ平均長さが約3mmで
あるガラス繊維チョップドストランド15重量部、ヒン
ダードフェノール系酸化防止剤(商品名イルガノックス
1010)0.20重量部及び離型剤としてポリエチレ
ンワックス(融点125℃)0.50重量部を混合し、
二軸押出機を用いて、280℃でストラント状に押し出
し、カッティングしてペレット状のポリエチレンテレフ
タレート組成物(H)を得た。得たペレット(H)を成
形材料とし、樹脂温度を290℃にする以外は実施例1
と同様にして、パレットを製造した。得たパレットの評
価結果を表1に示す。
であるホモポリエチレンテレフタレート84.5重量
部、平均直径が10μmで、且つ平均長さが約3mmで
あるガラス繊維チョップドストランド15重量部、ヒン
ダードフェノール系酸化防止剤(商品名イルガノックス
1010)0.20重量部及び離型剤としてポリエチレ
ンワックス(融点125℃)0.50重量部を混合し、
二軸押出機を用いて、280℃でストラント状に押し出
し、カッティングしてペレット状のポリエチレンテレフ
タレート組成物(H)を得た。得たペレット(H)を成
形材料とし、樹脂温度を290℃にする以外は実施例1
と同様にして、パレットを製造した。得たパレットの評
価結果を表1に示す。
【0075】〈実施例3〉実施例1において、パレット
金型をコンテナー成形用金型に変更する以外は実施例1
と全く同様の材料にて射出成形し、縦50cm、横80
cm、高さ29cmの大きさのコンテナーを製造した。
得たコンテナーの重量は22Kgであった。その評価結
果を表2に示す。極めて優れた性能の耐熱性コンテナー
が得られた。
金型をコンテナー成形用金型に変更する以外は実施例1
と全く同様の材料にて射出成形し、縦50cm、横80
cm、高さ29cmの大きさのコンテナーを製造した。
得たコンテナーの重量は22Kgであった。その評価結
果を表2に示す。極めて優れた性能の耐熱性コンテナー
が得られた。
【0076】〈実施例4〉実施例2において、金型をコ
ンテナー成形用金型に変更する以外は実施例2と全く同
様の材料にて射出成形し、縦50cm、横80cm、高
さ29cmの大きさのコンテナーを製造した。得たコン
テナーの重量は22Kgであった。その評価結果を表2
に示す。極めて優れた性能の耐熱性コンテナーが得られ
た。
ンテナー成形用金型に変更する以外は実施例2と全く同
様の材料にて射出成形し、縦50cm、横80cm、高
さ29cmの大きさのコンテナーを製造した。得たコン
テナーの重量は22Kgであった。その評価結果を表2
に示す。極めて優れた性能の耐熱性コンテナーが得られ
た。
【0077】〈比較例5〉比較例1において、金型をコ
ンテナー成形用金型に変更する以外は比較例1と全く同
様の材料にて射出成形し、縦50cm、横80cm、高
さ29cmの大きさのコンテナーを製造した。得たコン
テナーの評価結果を表2に示す。 〈比較例6〉比較例2において、金型をコンテナー成形
用金型に変更する以外は比較例2と全く同様の材料にて
射出成形し、縦50cm、横80cm、高さ29cmの
大きさのコンテナーを製造した。得たコンテナーの評価
結果を表2に示す。
ンテナー成形用金型に変更する以外は比較例1と全く同
様の材料にて射出成形し、縦50cm、横80cm、高
さ29cmの大きさのコンテナーを製造した。得たコン
テナーの評価結果を表2に示す。 〈比較例6〉比較例2において、金型をコンテナー成形
用金型に変更する以外は比較例2と全く同様の材料にて
射出成形し、縦50cm、横80cm、高さ29cmの
大きさのコンテナーを製造した。得たコンテナーの評価
結果を表2に示す。
【0078】〈比較例7〉比較例3において、金型をコ
ンテナー成形用金型に変更する以外は比較例3と全く同
様の材料にて射出成形し、縦50cm、横80cm、高
さ29cmの大きさのコンテナーを製造した。得たコン
テナーの評価結果を表2に示す。 〈比較例8〉比較例4において、金型をコンテナー成形
用金型に変更する以外は比較例3と全く同様の材料にて
射出成形し、縦50cm、横80cm、高さ29cmの
大きさのコンテナーを製造した。得たコンテナーの評価
結果を表2に示す。
ンテナー成形用金型に変更する以外は比較例3と全く同
様の材料にて射出成形し、縦50cm、横80cm、高
さ29cmの大きさのコンテナーを製造した。得たコン
テナーの評価結果を表2に示す。 〈比較例8〉比較例4において、金型をコンテナー成形
用金型に変更する以外は比較例3と全く同様の材料にて
射出成形し、縦50cm、横80cm、高さ29cmの
大きさのコンテナーを製造した。得たコンテナーの評価
結果を表2に示す。
【0079】
【表1】
【0080】
【表2】
【0081】
【発明の効果】本発明のガラス繊維強化ポリエチレンテ
レフタレート系樹脂組成物は極めて優れた剛性、耐衝撃
性及び耐熱性に優れた大型の成形品、特に、パレットや
コンテナー等を与える。更に、本発明は、ポリエチレン
テレフタレート製の使用済みのボトル廃棄物の有効利用
に適用でき、環境問題の解決方法をも提示し得る極めて
価値の高いものである。
レフタレート系樹脂組成物は極めて優れた剛性、耐衝撃
性及び耐熱性に優れた大型の成形品、特に、パレットや
コンテナー等を与える。更に、本発明は、ポリエチレン
テレフタレート製の使用済みのボトル廃棄物の有効利用
に適用でき、環境問題の解決方法をも提示し得る極めて
価値の高いものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C08L 67/02 25:12)
Claims (2)
- 【請求項1】 (A)ポリエチレンテレフタレート 52〜92重量% (B)ポリ(エチレン・2,6−ナフタレート)または テレフタル酸とグリコール成分としてエチレング リコール50〜95モル%と、1,4−シクロヘ キサンジメタノール50〜5モル%とを反応させ て得られる熱可塑性ポリエステル 5〜45重量% (C)ガラス繊維40〜90重量%の存在下でビニル単 量体60〜10重量%を重合して得られるガラス 繊維含有重合体であって、該重合体のガラス転移 点が80〜150℃であるガラス繊維含有ビニル 重合体 3〜30重量% 上記(A)、(B)および(C)成分を含有するポリエ
チレンテレフタレート系樹脂組成物。 - 【請求項2】 ガラス繊維含有重合体を構成する重合体
がスチレン・アクリロニトリル共重合体である樹脂組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4717395A JPH08239562A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | ポリエチレンテレフタレート系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4717395A JPH08239562A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | ポリエチレンテレフタレート系樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08239562A true JPH08239562A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=12767684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4717395A Pending JPH08239562A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | ポリエチレンテレフタレート系樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08239562A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999001508A1 (en) * | 1997-07-04 | 1999-01-14 | Mitsubishi Plastics, Inc. | Polyester resin composition and bottle produced from the resin composition |
| JPH11181486A (ja) * | 1997-10-15 | 1999-07-06 | Chisso Corp | 洗浄用熱可塑性樹脂組成物及び洗浄方法 |
| JP2002338674A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-27 | Nippon Ester Co Ltd | 共重合ポリエステル及び成形品 |
| JPWO2006062075A1 (ja) * | 2004-12-09 | 2008-06-12 | 東洋紡績株式会社 | ポリエステル樹脂組成物および成型品の製造方法 |
-
1995
- 1995-03-07 JP JP4717395A patent/JPH08239562A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999001508A1 (en) * | 1997-07-04 | 1999-01-14 | Mitsubishi Plastics, Inc. | Polyester resin composition and bottle produced from the resin composition |
| EP0926197A4 (en) * | 1997-07-04 | 2002-02-06 | Mitsubishi Plastics Inc | POLYESTER RESIN COMPOSITION AND BOTTLE MADE THEREOF |
| JPH11181486A (ja) * | 1997-10-15 | 1999-07-06 | Chisso Corp | 洗浄用熱可塑性樹脂組成物及び洗浄方法 |
| JP2002338674A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-27 | Nippon Ester Co Ltd | 共重合ポリエステル及び成形品 |
| JPWO2006062075A1 (ja) * | 2004-12-09 | 2008-06-12 | 東洋紡績株式会社 | ポリエステル樹脂組成物および成型品の製造方法 |
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