JPH08239692A - 粒子状起泡調節剤及びそれを使用した洗剤組成物 - Google Patents

粒子状起泡調節剤及びそれを使用した洗剤組成物

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JPH08239692A
JPH08239692A JP946796A JP946796A JPH08239692A JP H08239692 A JPH08239692 A JP H08239692A JP 946796 A JP946796 A JP 946796A JP 946796 A JP946796 A JP 946796A JP H08239692 A JPH08239692 A JP H08239692A
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foam control
control agent
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organic
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JP946796A
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English (en)
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Pierre Andre Georges G Germain
ピエール・アンドレ・ジョルジュ・ギュスターブ・ジェルマン
Bertrand Louis Julien Lenoble
ベルトラン・ルイ・ジュリアン・ルノーブル
George Christopher Sawicki
ジョージ・クリストファー・ソーウィッキ
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Dow Silicones Belgium SPRL
Original Assignee
Dow Corning SA
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D19/00Degasification of liquids
    • B01D19/02Foam dispersion or prevention
    • B01D19/04Foam dispersion or prevention by addition of chemical substances
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯蔵安定性に優れ、かつ洗濯周期の初期にお
いても起泡抑制効果のある起泡調節剤を提供する。 【解決手段】 有機系消泡剤1〜30重量部、消泡剤の
ためのゼオライト系担体45〜99重量部、及びフィル
ム形成バインダー1〜30重量部からなる粒子状起泡調
節剤であって、該起泡調節剤中にシリコーンベースの消
泡剤が存在しない粒子状起泡調節である。また、この粒
子状起泡調節剤を含有する洗剤組成物も提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒子状の非シリコ
ーンベースの起泡調節剤、特には粉末状洗剤組成物に混
合されるのを意図される起泡調節剤に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】非シリ
コーン系消泡剤をベースにする起泡調節剤及び粒子状の
起泡調節剤は当該技術において知られている。多くの特
許明細書中には、これらの起泡調節剤が記載されてい
る。粉末状洗剤組成物用の非シリコーンベースの起泡調
節剤もまた、公知である。担体物質はしばしば、起泡調
節剤と組み合わせて使用されて、これらの起泡調節剤を
より実質的でより容易に取り扱われる固体状の粒子状物
質にし、それは粉末状洗剤組成物と容易に後混合され得
る。
【0003】粒子状起泡調節剤用の担体物質として提案
されている物質としては、水可溶性物質、水不溶性物質
及び水分散性物質が挙げられる。提案されている担体物
質の例としては、硫酸塩、炭酸塩、リン酸塩、ポリリン
酸塩、シリカ、シリケート、クレー、澱粉、セルロース
系物質及びアルミノケイ酸塩がある。担体物質の使用
は、洗剤粉末の最終組成物へ成分を加えることである。
担体物質が、それ自体では粉末洗剤の効率又は活性に寄
与する成分ではない場合、それは洗濯中に除去されなけ
ればならない付加的な汚れを事実上構成するであろう。
結果として、洗剤粉末の知られている成分である物質を
使用することが望まれる。
【0004】粒子状起泡調節剤として特に好ましい担体
物質はトリポリリン酸ナトリウムである。しかしなが
ら、環境的な理由から洗剤組成物中のリン酸塩を減少さ
せ、更には除くことが望まれていることを考慮して、よ
り適する担体物質を見出す必要がある。多くの物質は、
正確な粘結性、密度、粒子強度又は粒径を有していな
い。これは、多くの提案において粉末状洗剤中で不活性
な物質、例えば澱粉が使用されている理由を説明する。
【0005】ゼオライトは、多くの特許明細書中で起泡
調節剤用の任意の担体物質として言及されいている。例
えば、欧州特許出願第206522号明細書中では、洗
剤粉末組成物に混合されるのに適する粒子状の消泡剤成
分が開示されており、該成分は水と接して膨潤、溶解又
は分解し得る粒子からなり、またこの粒子は高温及び低
温に敏感な消泡剤活性物質を有する核からなり、乾燥状
態の場合には不浸透性の物質からなる核を取り囲むコー
ティングを有するが、それは水と接触して崩壊して、そ
の結果消泡剤活性物質を放出し得る。
【0006】核として使用するための1つの選択とし
て、水に加えることで分解し得るゼオライト系陽イオン
交換体が記載されている。その明細書はこのようなゼオ
ライトの例を示しているが、ゼオライトを水に加えるこ
とにより分解しないことは当業者によく知られている。
それゆえに、この教示はゼオライトの使用を導かない。
また、その明細書がゼオライトを核物質として使用する
実施例を1つも提供していないことは驚くことではな
い。
【0007】ゼオライトはまた、シリコーンベースの消
泡剤と共に使用するための核物質として提案されてい
る。例えば、欧州特許出願第484081号明細書中で
は、固体状担体の粒子によって吸収されたシリコーン油
消泡剤活性からなる粒子状消泡剤成分が開示されてお
り、その粒子は或る量の水性アルカリ溶液中に可溶性の
有機系重合体でコーティングされているのを特徴とす
る。ゼオライトは固体状の担体であるのに適する物質の
中に挙げられているが、この明細書又はそれらの使用を
提案している他の特許明細書中のどれにも、ゼオライト
が起泡調節剤用の担体物質として実際には使用されてい
ない。上述した通り、欧州特許出願第206522号明
細書の実施例には、ゼオライトの使用について記載がな
く、使用された例示された消泡剤はシリコーン系消泡剤
をどれもが含有していた。
【0008】出願人は、消泡剤用の担体物質としてゼオ
ライトを使用することに関わる問題があることに気がつ
いた。それゆえにゼオライト系担体を用いた実施例が使
用されていなくとも驚くことではない。問題というの
は、過剰量のシリコーン系消泡剤が使用される場合、洗
濯周期の初期の部分に洗濯機中の起泡レベルの制御がで
きるにしても殆どできないという事実にあり、それは不
経済であり、洗濯中に除去される更なる汚れを引き起こ
す。
【0009】我々の継続中の出願である欧州特許出願第
94305311.6号明細書及び英国9426236.
7号明細書中において、我々はシリコーン系消泡剤はオ
ルガノポリシロキサンポリオキシアルキレン共重合体又
は有機系界面活性剤と組み合わせたゼオライト系担体上
に吸着させられる場合、シリコーン系消泡剤の改良され
た放出が洗濯周期の初期の部分で得られることを見出し
た。オルガノポリシロキサンポリオキシアルキレン共重
合体又は有機系界面活性剤は、シリコーン系消泡剤の沈
着よりも速くゼオライト系担体上に沈着されることが重
要である。
【0010】
【課題を解決するための手段】我々はここで、驚くべき
ことに、シリコーンベースの消泡剤を使用しなくても、
付加的な成分を導入する必要なく、ゼオライトを担体と
して使用して、洗濯周期の初期の部分で優れた放出特性
を有する安定な起泡調節剤を形成することができること
を見出した。即ち、本発明は第1の見地において、有機
系消泡剤1〜30重量部、消泡剤のためのゼオライト系
担体45〜99重量部、及びフィルム形成バインダー1
〜30重量部からなる粒子状起泡調節剤であって、粒子
状起泡調節剤中にシリコーンベースの消泡剤が存在しな
い粒子状起泡調節剤を提供する。
【発明を実施するための形態】
【0011】本明細書中で使用される有機系消泡剤は公
知の物質であり、多くは本明細書中で言及されたものを
含む特許明細書中に記載されている。それらは、例えば
炭化水素物質又は脂肪酸エステル又は疎水性の充填剤物
質を有するそれらの分散液をベースにする、液状の物質
又はワックス状の物質である。詳細な例としては、極性
の低い油、例えば鉱油、及びより極性のある油、例えば
植物油である。液状の油が好ましく、最も好ましくは固
体状の物質ではあるが、25℃での粘度が20000m
2 /s以下のものであり、例えば50℃以上で溶融す
るパラフィン系ワックスであり、ミクロクリスタリンワ
ックスもまた適している。
【0012】通常室温(20℃)で液状の炭化水素物質
は有用であり、融点が−40℃〜5℃のものが挙げら
れ、通常1分子中12〜40個の炭素原子を含有する。
これらは、通常の大気圧下で少なくとも110℃の沸点
を有する鉱油である傾向がある。液状の油としては、イ
ソパラフィン系油、植物油、ポリオキシプロピレングリ
コール、ポリオキシブチレングリコール、カルボン酸及
び高級アルコールのエステル、高級カルボン酸及び高級
アルコールが挙げられる。ナフタレン又はパラフィン系
の炭化水素油が好ましい。例えばカイドール(Kaydol商
品名) として販売されているホワイト鉱油が特に好まし
い。
【0013】適する脂肪酸エステルとしては、1〜40
個の炭素原子を有するモノ−又は多価アルコールのエス
テル、及び、少なくとも炭素原子16個からなる鎖長を
有する、1〜40個の炭素原子を有するモノ−又は多価
カルボン酸のエステルが挙げられる。例えばカルナウバ
ろう、鯨ろう等の天然エステル、及び例えばエチレング
リコール、グリセロール及びソルビタンエステル等の合
成エステルが挙げられる。適する極性油としては、例え
ばオリーブ油、ひまし油、大豆油、ひまわり油、アボカ
ド油、とうもろこし油、綿実油、あまに油、ゴマ種油、
落花生油、ホホバ油、ココナッツ油、小麦麦芽油等の植
物をベースとする油、パルミチン酸、又は、例えばカプ
リル酸/カプリン酸のトリグリセリド等のトリグリセリ
ドが挙げられる。有機系消泡剤はまた、消泡剤の全重量
の25重量%までの量の充填剤物質を含有するのが好ま
しい。
【0014】液状の有機系油を使用するのが好ましく、
本発明による起泡調節剤中に消泡剤のみが存在するの
で、疎水性充填剤と共に使用するのが好ましい。
【0015】本発明のための有機系消泡剤中に有用な充
填剤粒子はまたよく知られており、多くの刊行物に記載
されている。それらは、シリカ、ヒュームドTiO2
Al23 、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、脂肪族カル
ボン酸の塩、ある物質、例えばシクロヘキシルアミンと
イソシアネートとの反応生成物、例えばエチレンビスス
テアリルアミド又はメチレンビスステアリルアミド等の
アルキルアミド等の、細かく分割された粒子状物質であ
る。BET測定で測定される表面積が少なくとも50m
2 /gのシリカ粒子が最も好ましい。
【0016】適当なシリカ粒子は、いかなる標準の製造
技術に従って製造されてもよい。例えば、シリコンハラ
イドの熱分解、ケイ酸ナトリウム等のケイ酸の金属塩の
分解及び沈殿、並びに、ゲル形成法が挙げられる。それ
ゆえに、消泡剤中で使用するための適当なシリカとして
は、ヒュームドシリカ、沈降シリカ及びゲル形成シリカ
が挙げられる。これらの充填剤の平均粒径は0.1〜2
0μmの範囲にわたってよいが、好ましくは0.5〜2.
5μmである。
【0017】充填剤粒子がそれ自体では疎水性でない場
合、それらの表面は、消泡剤を水系で充分に効果的にす
るために疎水性を帯びさせられる。充填剤粒子に疎水性
を帯びさせることは、消泡剤の有機系の液状部分に充填
剤粒子を分散させる前又は後に、いかなる公知の方法に
従って行われてもよい。疎水性を帯びさせるための前処
理が施された充填剤は、多くの企業から商業的に利用可
能であり、例えば、デグーサ(Degussa) 社のシパーナー
ト(Sipernat商品名)である。充填剤粒子は消泡剤の1
〜25重量%、好ましくは1〜20%、最も好ましくは
2〜8%の量で、有機系消泡剤の液状部分に添加され
る。
【0018】本発明による起泡調節剤中で使用され得る
ゼオライトは、洗剤粉末組成物中で有益であると知られ
ているいかなるこれらのアルミノ珪酸塩物質であっても
よく、多くの特許明細書中に記載されている。ゼオライ
トは陽イオン交換成分として使用される。適するゼオラ
イト物質としては、特にはA型ゼオライトとして知られ
ているものが挙げられ、平均一般式(Na2 O)m ・A
23 ・(SiO2n ・(H2 O)t (式中、mは
0.9〜1.3の値であり、nは1.3〜4.0の値であ
り、かつ、tは1〜6の値である)を有する。
【0019】このようなゼオライトは、洗剤粉末組成物
中で知られている成分である。適するゼオライトは結晶
性のアルミノ珪酸塩であっても、非晶性のアルミノ珪酸
塩であってもよく、欧州特許第192442号及び同第
329842号並びに後者の明細書の第2頁に言及され
ている特許明細書中に記載されている。ゼオライト系担
体物質に加えて、他の担体物質もまた使用してもよく、
それは有機系であっても、無機系であってもよいが、好
ましくは洗剤組成物の成分である。
【0020】起泡調節剤はまた、フィルム形成バインダ
ー物質を含有しり、包封剤物質として言及することもあ
る。この物質は粉末状洗剤中の起泡調節剤の貯蔵安定性
を向上させるために存在する。バインダー又は包封剤物
質は、粉末状洗剤組成物中の起泡調節剤が貯蔵時に分解
するのを保護することが当該技術において記載されてい
る、いかなる公知又は提案されているバインダー又は包
封剤物質であってもよい。適する物質は多くの特許明細
書中に記載されており、シリコーンベースの消泡剤及び
有機系消泡剤の両方に関するものである。
【0021】英国特許第1407997号明細書には、
水可溶性又は水分散性で、実質的に非界面活性であり、
洗剤不浸透性の有機系物質の使用が開示されている。そ
の明細書中に与えられている例としては、ゼラチン、寒
天及び獣脂アルコールとエチレンオキサイドとの反応生
成物が挙げられる。英国特許第1523957号明細書
中には、55〜100℃の範囲の融点を有する水不溶性
ワックス及び水不溶性乳化剤の使用が開示されている。
欧州特許第142910号明細書中には、融点38〜9
0℃の第1の有機系担体成分1〜100%及び融点5〜
36℃の第2の有機系担体0〜99%とからなる、水可
溶性又は水分散性の有機系担体の使用が開示されてい
る。有機系担体物質の例としては、獣脂アルコールエト
キシレート、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド及びポリビ
ニルピロリドンが挙げられる。
【0022】欧州特許第206522号明細書中には、
乾燥状態の場合に油性の消泡剤活性物質に不浸透性であ
るが、水と接触すると崩壊し得る物質の使用が記載され
ている。与えられている例としては、ある条件下では水
が通り抜けるのを許す、断続コーティングを形成し得る
ワックス性を有する物質が挙げられる。列挙されている
他の物質としては、水可溶性の糖が挙げられる。欧州特
許第210721号明細書中には、12〜20個の炭素
原子からなる炭素鎖を有し、融点が45〜80℃の脂肪
酸又は脂肪族アルコールである有機系物質、例えばステ
アリン酸又はステアリルアルコールの使用が開示されて
いる。
【0023】特に好ましいバインダーはポリカルボキシ
レート型のバインダー又は包封剤又はセルロース系物質
である。いわゆるポリカルボキシレート物質は当該技術
分野において記載されており、ゼオライトのように、そ
れらは洗剤組成物中で有用な成分であるという利点を有
する。それらの内の幾つかは、欧州特許第484081
号明細書中に消泡剤成分のためのポリマーコーティング
として、シリコーン油消泡剤及び固体状担体と共に提案
されている。ポリカルボキシレート物質は洗剤粉末中の
分散剤として知られており、可溶性重合体、可溶性共重
合体又はそれらの塩である。それらは、下記一般式のセ
グメントを少なくとも60重量%有する。
【0024】
【化2】
【0025】式中、A、Q及びZは、水素、メチル、カ
ルボキシル、カルボキシルメチル、ヒドロキシル及びヒ
ドロキシメチルからなる群からそれぞれ選ばれ、Mは水
素、アルカリ金属、アンモニウム、又は、置換されたア
ンモニウムであり、かつ、vは、30〜400である。
好ましくはAは水素又はヒドロキシルであり、Qは水素
又はカルボキシルであり、Zは水素である。
【0026】適する重合体ポリカルボキシレートとして
は、例えばアクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、アコニット酸、メサコン酸、シ
トラコン酸及びメチレンマロン酸等の不飽和単量体酸の
重合生成物が挙げられる。例えばビニルメチル、ビニル
メチルエーテル、スチレン及びエチレン等のカルボン酸
を含まない単量体物質を少なめな量用いる共重合は、本
発明の起泡調節剤中のポリカルボキシレートの使用に不
利益でない。ポリカルボキシレートの型に依存するが、
このレベルは低く抑えられ得るか、又はレベルは全重合
体又は全共重合体の約40重量%までであり得る。
【0027】特に適する重合体ポリカルボキシレート
は、25℃での平均粘度が50〜10000mPa・
s、好ましくは2000〜8000mPa・s、のポリ
アクリル酸エステルである。最も好ましいポリカルボキ
シレート重合体は、アクリル酸エステル/マレイン酸エ
ステル共重合体又はアクリル酸エステル/フマル酸エス
テル共重合体又はそれらのナトリウム塩である。適する
ポリカルボキシレートの分子量は1000〜50000
0、好ましくは3000〜100000、最も好ましく
は15000〜80000の範囲であり得る。マレイン
酸エステルセグメント又はフマル酸エステルセグメント
に対するアクリル酸エステルの比は、30:1〜2:1
である。ポリカルボキシレートは粉末状又は液状で供給
され得る。それらは室温で液状であってもよいし、水溶
液として供給されてもよい。後者は従来のスプレー塗布
によって本発明による起泡調節剤の製造を容易にするの
で、後者が好ましい。ポリカルボキシレートの多くは吸
湿性であるが、洗剤粉末に配合された際に空気中の水を
吸収することを請求されていない。
【0028】適するセルロース系物質としてはヒドロキ
シプロピルセルロース及びヒドロキシエチルセルロース
が挙げられる。これらの物質はよく知られており、例え
ばキウセル(Klucel商品名)として、商業的に入手可能
である。フィルム形成バインダーの代わりは、フィルム
形成物質として作用する界面活性物質であり得る。それ
らは高級アルキルエトキシレート、アルキルポリグルコ
シド又はそれらの誘導体で例示される。アルキルポリグ
ルコシド物質及び誘導体は、それらの環境的な利点を考
慮すると特に有用である。
【0029】本発明による起泡調節剤はいかなる公知方
法で調製されてもよい。消泡剤及びバインダー成分は予
備混合され得り、それはゼオライト上に沈着される前に
いかなる方法で行われてもよく、又はそれらはいかなる
順序でバインダー上に別々に沈着されてもよい。予備混
合される場合は、それは単に成分を混合することによっ
て行ってもよいが、好ましくは妥当なシアー又は高シア
ーをかけて行う。成分の1つが固体状又はワックス状物
質である場合、又は高粘度の物質である場合、成分又は
予備混合物を加熱して、それを溶融させて、このように
予備混合物の使用粘度を減少させるのは有益であるであ
ろう。その代わりに、成分の予備混合物を、例えば低粘
度のシロキサン重合体、環状シロキサン重合体、有機溶
媒等の溶媒で、又は、水中に分散液を作ることによって
でも、希釈することができる。
【0030】成分又は予備混合物をゼオライト上に沈着
させることは幾つかの方法で行われ得る。粉末を製造す
る従来の手順が、特に粒子状起泡調節剤を製造するのに
有用である。これらは予め調整された全ての両成分から
なる混合物をゼオライト上に沈着することからなり、そ
れは最も好ましい方法である。それぞれの成分を別々に
ゼオライト上に沈着させることも可能である。
【0031】成分をゼオライト上に沈着させる1つの特
に有用な方法は、成分の1又はそれ以上をゼオライトに
噴霧することによる方法であり、それはドラム混合機、
流動床等に存在し得る。これは室温又は昇温下で行われ
得り、使用する場合はその過程で溶媒の一部又は全てを
蒸発させたい際には、それは特に有用である。1つの方
法において、ゼオライト粉末を他の成分からなる予備混
合物と、例えば、アイリッヒ(Eirich商品名)パン造粒
機、シュギ(Schugi商品名)混合機、パクセソン−ケリ
ー(Paxeson-Kelly登録商標)二芯混合機、レーディゲ
(Loedige登録商標)プラウシェアー混合機(ploughshar
e mixier)、アエロマチック(Aeromatic商品名)流動油
床造粒機又はファーマ(Pharma商品名)型ドラム混合機
等の高シアー混合機内で混合する。沈着は、上記したと
おり、噴霧によるのと同様、混合機内に予備混合物を注
入することによって行われ得る。
【0032】特に有用な方法は、少量の水を使用するこ
とからなる。使用される水の量を、少量即ちこの方法で
使用されるゼオライトの量の50重量%を超えない量に
保持することが好ましい。水は付加的な成分として、若
しくは、溶液又は分散液として界面活性剤を供給するこ
とによって導入され得る。
【0033】本発明の方法では、有機系消泡剤1〜30
重量部及びゼオライト系担体45〜99重量部が使用さ
れる。使用される消泡剤の量が低すぎると、起泡調節剤
が担体物質上で余りにまばらに分配されるので、起泡調
節剤の効率を下げるであろう。有機系消泡剤が30重量
部より高い量は理論的には可能であるが、粉末状洗剤中
の起泡調節剤の分散をより困難にし、粉末状洗剤のそれ
ぞれの分量が有機系消泡剤の正しい量を包含しているか
どうかが確実でないので、実用的ではない。高いレベル
はまた、より粘性の高い物質となり、それはより容易に
は粒状化させにくいものになる可能性がある。好ましく
は有機系消泡剤2〜20部が使用され、より好ましくは
5〜15重量部である。
【0034】粒子の物理的特性、例えば硬度を向上させ
得る更なる成分を、起泡調節剤に添加することも可能で
ある。このような成分としては、珪酸塩ナトリウムが挙
げられ、それらをその過程の最後、即ち後添加によって
添加されるのが好ましいが、起泡調節剤の調製中のいか
なる段階で添加されてもよい。
【0035】ゼオライトは、有機系消泡剤1〜30重量
部当たり、起泡調節剤組成物45〜99重量部の量で使
用される。好ましくはそれらは、起泡調節剤を形成する
部分として挙げられた成分、即ちシリコーン系消泡剤、
ゼオライト、バインダー及び有機系界面活性剤の全重量
の約40〜99重量%、より好ましくは50〜80%か
らなる。
【0036】本発明による起泡調節剤としては、起泡調
節剤中に1〜30重量部のレベルで含有される、バイン
ダー又は包封剤が挙げられる。しかしながら、上記に定
義されるとおりの量で存在する成分に加えて、1〜25
重量部が使用されるのが好ましい。より好ましくはバイ
ンダー又は包封物質の量は5〜20重量部の量で、最も
好ましくは約10重量部の量で使用される。
【0037】本発明ではまた、洗剤成分100重量部、
及び起泡調節剤中に含まれる有機系消泡剤が0.5〜5
重量部になるのに充分な量の、第1の見地による起泡調
節剤とからなる、粉末状洗剤組成物が提供される。
【0038】適する洗剤成分は当該技術分野においてよ
く知られており、多くの刊行物に記載されている。その
成分は、活性な洗剤、有機系及び/又は無機系のビルダ
ー塩及び他の添加剤及び希釈剤からなる。活性な洗剤
は、陰イオン系、陽イオン系、非イオン系又は両性型界
面活性剤又はそれらの混合物からなり得る。適する陰イ
オン系有機洗剤界面活性剤としては、高級脂肪酸のアル
カリ金属石鹸、アルキルアリールスルホン酸塩が挙げら
れ、例えばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、長
鎖(脂肪族)アルコール硫酸エステル、オレフィン硫酸
エステル及びスルホン酸エステル、硫酸化モノグリセリ
ド、硫酸化エステル、スルホサクシネート、アルカンス
ルホン酸エステル、リン酸エステル、アルキルイソチオ
ナート、ショ糖エステル及びフッ化界面活性剤である。
【0039】適する陽イオン系有機洗剤界面活性剤とし
ては、アルキルアミン塩、第4級アンモニウム塩、硫酸
塩及びリン酸塩が挙げられる。適する非イオン系洗剤界
面活性剤としては、長鎖(脂肪族)アルコール又は(脂
肪族)酸とエチレンオキサイドとの縮合物、例えばエチ
レンオキサイド7モルで縮合された炭素数14〜15個
のアルコール(Dobanol 登録商標 45−7)、アミン
又はアミドとエチレンオキサイドとの縮合物、エチレン
及びプロピレンオキサイドの縮合物、脂肪酸アルキロー
ルアミド及び脂肪族アミンオキサイドの縮合生成物等が
挙げられる。適する両性有機洗剤界面活性剤としては、
イミダゾリン化合物、アルキルアミノ酸塩及びベタイン
等が挙げられる。無機系成分の例としては、リン酸エス
テル、ポリリン酸エステル、珪酸エステル、カルボン酸
エステル、硫酸エステル、過ほう酸ナトリウム等の酸素
を放した化合物及び他の漂白剤及びアルミノ珪酸塩、例
えばゼオライトが挙げられる。
【0040】有機系成分の例は、カルボキシメチルセル
ロース(CMC)等の抗再置換剤、光沢剤、エチレンジ
アミンテトラ酢酸(EDTA)及びニトリロトリ酢酸
(NTA)等のキレート剤、酵素及び静菌剤である。他
の任意の成分としては、着色剤、染料、香料、柔軟剤、
クレーが挙げられ、それらの内の幾つかはカプセル化さ
れ得る。洗剤成分に適する物質は、当業者によく知られ
ており、多くの参考書及び他の刊行物に記載されてい
る。
【0041】本発明の方法に従って製造された起泡調節
剤は、例えば洗濯洗剤及び食器洗い機用洗剤内で、泡レ
ベルが制御される必要がある場合、いかなる粉末状の界
面活性剤組成物中でも有用である。ここで、幾つかの実
施例を挙げて、本発明を説明するが、それらの実施例に
おいて全ての部及び%は、他にことわりが無い限り重量
によるものである。
【0042】
【実施例】起泡調節剤の調製 (実施例1〜11)起泡調節剤 FCA1〜FCA12
を、有機系消泡剤(A)、(B)又は(C)11.11
部とフィルム形成バインダー(I)〜(IV)22.22部
とからなる混合物に、デグッサ(Degussa)社によって
製造されたA型ゼオライトAであるウェサリス(Wessal
ith商品名)P 66.66部を混合することによって調
製した。この混合物は、純粋に機械的に消泡剤及びバイ
ンダーと一緒に混合し、この混合物をゼオライトが挿入
されているドラム混合機中に非常にゆっくりと注ぐこと
によって調製した。粒子状物質が得られるまで、混合物
を連続的に攪拌した。続いて、粒子状物質を20分間8
0℃のアエロマチック噴霧型造粒機上に送った。有機系
消泡剤Aは、ホワイト鉱油(ケイドル(Kaydol商品
名))及び5%のエチレンビスステアリルアミドから構
成されていた。
【0043】有機系消泡剤Bは、リシン油及び5%のエ
チレンビスステアリルアミドから構成されていた。有機
系消泡剤Cは、商品名ケイドル(Kaydol)ホワイト鉱油
及びシパーナート(SipernatD10)として販売されて
いる5重量%の疎水性シリカから構成されていた。フィ
ルム形成バインダー(I)は、商品名ソコラン(Sokola
n)CP5で40%の水溶液として供給されているポリ
カルボキシレート共重合体(マレイン酸/アクリル酸)
であった。バインダー(II)は、50%の水性分散液と
して調製されたポリビニルピロリドンであった。バイン
ダー(III)は、50%の水溶液として調製され、商品
名クルセル(Klucel)で供給されているヒドロキシプロ
ピルセルロースであった。バインダー(IV)は、ヘンケ
ル社から水中の50%分散液として商品名グルコポン
(Glucopon)600CSUPで供給され、1.1〜3の
重合度で、炭素原子8〜18個の炭化水素末端を有する
アルキルポリグルコシドであった。起泡調節剤の詳細は
次の表1に挙げられる。
【0044】
【表1】起泡調節剤 消泡剤 フィルム形成用バインダー 1 A I 2 A II 3 B I 4 B II 5 A III 6 B III 7 C I 8 C II 9 C III 10 A IV 11 B IV
【0045】粉末状洗剤組成物の調製 粉末状洗剤組成物を、ゼオライト(ウェサリス(Wessal
ith商品名)CD) 30部、炭酸ナトリウム20部、硫
酸ナトリウム7.5部、ドデシルベンゼンスルホン酸塩
12.5部、7モルのエチレンオキサイドと炭素数14
〜15個のアルコールの縮合によって製造された非イオ
ン性界面活性剤10部、及び過ほう酸ナトリウム一水和
物20部を一緒に混合することによって調製した。洗剤
組成物のロット(1〜11番)100gに、実施例1〜
11の起泡調節剤を、消泡剤A、B又はCの1gを与え
るのに充分な量だけ添加した。
【0046】洗濯周期中における放出試験 透明な投入扉を有する従来の自動前投入洗濯機に、清潔
な綿繊維3.5kgを投入した。本洗(90℃)の洗濯
周期を、上記にて調製した各ロットについて行った。洗
濯機の扉には、25、50、75及び100%での高さ
にあたる次の表の1、2、3又は4としてそれぞれ示さ
ている。0は泡が存在しないことを示している。洗濯周
期の間の泡高さは、洗濯機の回転ドラムが静止している
時に記録された。機械全体が一杯(F)であった場合、
又は、泡のレベルが液体が機械の上(T)から溢れるほ
どであった場合は、内部センサーが示した。値が高いほ
ど、洗濯機内の泡が高いことを示し、これは、起泡調節
剤の悪い性能を示す。ロット1〜11は更にまた、試験
の前に40℃で4週間貯蔵された(S−ロット1〜11
番と示されている)。試験結果を表2に示す。
【0047】
【表2】 最初の試験及び40℃で貯蔵後の試験結果 ロット番号 泡の高さ ロット Sロット 0分 5分 10分 20分 30分 40分 50分 1 0 0 1 2 2 3 4 1 0 0 1 2 3 3 4 2 0 0 1 2 2 3 4 2 0 0 1 2 2 3 4 3 0 1 1 2 2 3 F 3 0 1 2 2 3 3 4 4 0 0 1 2 3 4 4 4 0 1 1 2 3 3 F 5 0 0 1 1 2 4 F 5 0 1 2 2 3 4 4 6 0 1 1 2 3 4 F 6 0 0 1 2 3 3 F 7 0 0 0 3 3 4 4 7 0 0 1 2 3 4 4 8 0 1 2 3 2 3 4 8 0 0 1 2 3 3 4 9 0 0 0 1 2 4 4 9 0 0 0 2 3 4 F 10 0 0 0 1 2 3 4 10 0 0 1 2 3 4 F 11 0 0 0 1 2 3 4 11 0 0 1 1 2 3 4
【0048】起泡調節剤の貯蔵安定性は、全ての場合に
おいて優れており、起泡調節剤は洗濯周期の初期の部分
でも、よく放出することが明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 3:37) (71)出願人 592015259 PARC INDUSTRIEL, 7180 SENEFFE, BELGIUM (72)発明者 ベルトラン・ルイ・ジュリアン・ルノーブ ル ベルギー国、7830 ヘルベク、リュー・ ド・ラ・シル 51ア (72)発明者 ジョージ・クリストファー・ソーウィッキ イギリス国、ウェールズ、サウス・グラモ ーガン、ペナース、レッドランズ・ロード 59

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)有機系消泡剤、(B)ゼオライト
    系担体、及び(C)フィルム形成バインダーからなる粒
    子状起泡調節剤において、有機系消泡剤(A)1〜30
    重量部、消泡剤のためのゼオライト系担体(B)45〜
    99重量部、及びフィルム形成バインダー(C)1〜3
    0重量部が使用され、かつ粒子状起泡調節剤中にシリコ
    ーンベースの消泡剤が存在しないことを特徴とする粒子
    状起泡調節剤。
  2. 【請求項2】 有機系消泡剤(A)が炭化水素物質又は
    脂肪酸エステル又は疎水性の充填剤物質を有するそれら
    の分散液をベースにすることを更に特徴とする、請求項
    1に記載の起泡調節剤。
  3. 【請求項3】 有機系消泡剤(A)が、25℃での粘度
    が20000mm2/s以下の液状油であることを更に
    特徴とする、請求項1又は2に記載の起泡調節剤。
  4. 【請求項4】 ゼオライト系担体(B)が、平均一般式
    (Na2 O)m ・Al23 ・(SiO2n ・(H2
    O)t を有するA型ゼオライトであって、該式中、mは
    0.9〜1.3の値であり、nは1.3〜4.0の値であ
    り、かつ、tは1〜6の値であることを更に特徴とす
    る、請求項1から3までのいずれか一項に記載の起泡調
    節剤。
  5. 【請求項5】 フィルム形成バインダー物質が、(a)
    少なくとも60重量%が下記一般式のセグメントを有す
    るポリカルボキシレート型のバインダー: 【化1】 (式中、A、Q及びZは、水素、メチル、カルボキシ
    ル、カルボキシメチル、ヒドロキシル及びヒドロキシメ
    チルからなる群からそれぞれ選ばれ、Mは水素、アルカ
    リ金属、アンモニウム、又は置換されたアンモニウムで
    あり、vは30〜400である);(b)ポリビニルピ
    ロリドン;(c)セルロース系物質;又は(d)アルキ
    ルポリグルコシド又はその誘導体であることを更に特徴
    とする、請求項1から4までのいずれか一項に記載の起
    泡調節剤。
  6. 【請求項6】 洗剤成分100重量部からなる粉末状洗
    剤組成物において、起泡調節剤中に含まれる有機系消泡
    剤が0.5〜5重量部になるのに充分な量の、請求項1
    から5までのいずれか一項に記載の起泡調節剤を含有す
    ることを特徴とする洗剤組成物。
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