JPH0824089B2 - トランスブッシングの簡易耐塩化法 - Google Patents
トランスブッシングの簡易耐塩化法Info
- Publication number
- JPH0824089B2 JPH0824089B2 JP1998792A JP1998792A JPH0824089B2 JP H0824089 B2 JPH0824089 B2 JP H0824089B2 JP 1998792 A JP1998792 A JP 1998792A JP 1998792 A JP1998792 A JP 1998792A JP H0824089 B2 JPH0824089 B2 JP H0824089B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bushing
- trans
- knob
- notch
- skirt portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、既設の柱上トランス
ブッシングを耐塩化するための工事方法に関するもので
ある。
ブッシングを耐塩化するための工事方法に関するもので
ある。
【0002】
【技術的背景】トランスブッシングは高圧引下げ線をト
ランスに導入する部分に用いる部材であり、通常、トラ
ンス外板に固定の碍子スカート部内において、トランス
内に接続の端子金具と高圧引下げ線を接続する。
ランスに導入する部分に用いる部材であり、通常、トラ
ンス外板に固定の碍子スカート部内において、トランス
内に接続の端子金具と高圧引下げ線を接続する。
【0003】このトランスブッシングにおいて、海岸線
に近い塩害地で使用されるものは図4、図5に示すよう
に耐塩化処理が施されている。すなわち、図4のもの
は、高圧引下げ線(以下PDCという)1の端部にモー
ルドコーン2を形成し、その導体1aとトランス内への
リード線3とを圧着接続し、モールドコーン2をトラン
ス外板4に固定の碍子5に押し込み接着し、接続部にエ
ポキシ樹脂6を注入して裸充電部を隠蔽している。ま
た、図5に示すものは、リード線3端のくさび型コネク
タ7にPDC1の導体1aを挿入し、押えねじ8を碍子
5にねじ込むことによって、前記くさびコネクタ7を縮
径させてリード線3とPDC1を接続し、さらに、押え
ねじ8の上部にパッキング9を挿入して、そのめねじに
押えねじ10をねじ込み、碍子5、押えねじ8、パッキ
ング9及び押えねじ10によって裸充電部への塩分の侵
入を阻止し、トランス外板4と裸充電部との沿面閃絡
(地絡)が生じないようにしている。
に近い塩害地で使用されるものは図4、図5に示すよう
に耐塩化処理が施されている。すなわち、図4のもの
は、高圧引下げ線(以下PDCという)1の端部にモー
ルドコーン2を形成し、その導体1aとトランス内への
リード線3とを圧着接続し、モールドコーン2をトラン
ス外板4に固定の碍子5に押し込み接着し、接続部にエ
ポキシ樹脂6を注入して裸充電部を隠蔽している。ま
た、図5に示すものは、リード線3端のくさび型コネク
タ7にPDC1の導体1aを挿入し、押えねじ8を碍子
5にねじ込むことによって、前記くさびコネクタ7を縮
径させてリード線3とPDC1を接続し、さらに、押え
ねじ8の上部にパッキング9を挿入して、そのめねじに
押えねじ10をねじ込み、碍子5、押えねじ8、パッキ
ング9及び押えねじ10によって裸充電部への塩分の侵
入を阻止し、トランス外板4と裸充電部との沿面閃絡
(地絡)が生じないようにしている。
【0004】一方、一般の地域では、経済性を勘案し
て、前述の耐塩型ブッシングを使用せず、図3に示すも
のを使用している。すなわち、トランス外板4に固定の
碍子スカート部5a内において、リード線3端の接続金
具11を露出状態で設け、この接続金具11の孔11a
に、スカート部5a開口縁の切欠12から導びいたPD
C1を挿通し、接続金具11にその先端からねじ込まれ
たノブ13により圧接リング11bなどを介してPDC
1を接続金具11に圧接接続している(図1参照)。
て、前述の耐塩型ブッシングを使用せず、図3に示すも
のを使用している。すなわち、トランス外板4に固定の
碍子スカート部5a内において、リード線3端の接続金
具11を露出状態で設け、この接続金具11の孔11a
に、スカート部5a開口縁の切欠12から導びいたPD
C1を挿通し、接続金具11にその先端からねじ込まれ
たノブ13により圧接リング11bなどを介してPDC
1を接続金具11に圧接接続している(図1参照)。
【0005】このブッシングは裸充電部Pが露出してい
るため、同図点部分のごとく塩分が付着し安く、それが
堆積すると、裸充電部Pとトランス外板4とが接続し、
すなわち沿面閃絡が生じ易いが、一般の地域では、海岸
線のように塩害はなく、このブッシングで十分である。
るため、同図点部分のごとく塩分が付着し安く、それが
堆積すると、裸充電部Pとトランス外板4とが接続し、
すなわち沿面閃絡が生じ易いが、一般の地域では、海岸
線のように塩害はなく、このブッシングで十分である。
【0006】しかしながら、何十年に一度か二度の風台
風がこれらの地域に接近又は上陸すると、海水の飛沫が
臨界地域(塩害地域)を越えて、これら一般の地域のか
なり奥まで運び込まれる場合がある。この場合、上述の
塩分の堆積が生じ、沿面閃絡が生じたり、トラッキング
が生じたりする。
風がこれらの地域に接近又は上陸すると、海水の飛沫が
臨界地域(塩害地域)を越えて、これら一般の地域のか
なり奥まで運び込まれる場合がある。この場合、上述の
塩分の堆積が生じ、沿面閃絡が生じたり、トラッキング
が生じたりする。
【0007】この防止手段として、一般の地域も図4、
図5に示す耐塩型ブッシングに交換したり、採用すれば
よいが、その費用は膨大となり、また、その効果は何十
年に一度と極めて少なく、投資効率から好ましくない。
図5に示す耐塩型ブッシングに交換したり、採用すれば
よいが、その費用は膨大となり、また、その効果は何十
年に一度と極めて少なく、投資効率から好ましくない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は以上の点に
鑑み、上記一般の地域に既に設置されているブッシング
の耐塩化を低コストにして簡単にかつ活線状態でなし得
るようにすることを課題とする。
鑑み、上記一般の地域に既に設置されているブッシング
の耐塩化を低コストにして簡単にかつ活線状態でなし得
るようにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明にあっては、図3に示した裸充電部Pが露
出した一般地域の柱上トランスブッシングのスカート部
開口縁とノブとの間隙を粘着帯状部材で閉塞するととも
に、切欠から注入管を挿し込んだ後、その切欠内面とP
DCとの間隙に耐候性の絶縁パテを詰めて閉塞し、前記
注入管からスカート部内に経時硬化性液状コンパウンド
を注入充填する構成を採用したのである。
に、この発明にあっては、図3に示した裸充電部Pが露
出した一般地域の柱上トランスブッシングのスカート部
開口縁とノブとの間隙を粘着帯状部材で閉塞するととも
に、切欠から注入管を挿し込んだ後、その切欠内面とP
DCとの間隙に耐候性の絶縁パテを詰めて閉塞し、前記
注入管からスカート部内に経時硬化性液状コンパウンド
を注入充填する構成を採用したのである。
【0010】上記ノブ側からスカート部開口縁に至る弾
性キャップを嵌めて、スカート部開口縁とノブの間隙を
閉塞するようにしてもよい。また、排気管を切欠から挿
入して、その端をノブ下面に至らせることができる。
性キャップを嵌めて、スカート部開口縁とノブの間隙を
閉塞するようにしてもよい。また、排気管を切欠から挿
入して、その端をノブ下面に至らせることができる。
【0011】
【作用】このように構成するこの発明に係る耐塩化法に
よると、粘着帯状部材の巻き付け、絶縁パテの詰め込
み、液状コンパウンドの注入といった各簡易な作業のみ
であるため、柱上でも容易に、かつ円滑に作業をなし得
る。その液状コンパウンドの注入充填によって裸充電部
への塩分の侵入は阻止され、その侵入は何十年に一度程
度であるため、コンパウンドの充填でその防止効果は十
分に得ることができる。
よると、粘着帯状部材の巻き付け、絶縁パテの詰め込
み、液状コンパウンドの注入といった各簡易な作業のみ
であるため、柱上でも容易に、かつ円滑に作業をなし得
る。その液状コンパウンドの注入充填によって裸充電部
への塩分の侵入は阻止され、その侵入は何十年に一度程
度であるため、コンパウンドの充填でその防止効果は十
分に得ることができる。
【0012】なお、処理後の解体を考慮すれば、コンパ
ウンドには固化後の解体が容易なものを使用することが
好ましい。
ウンドには固化後の解体が容易なものを使用することが
好ましい。
【0013】
【実施例】図1に示すように、PDC1が貫通する切欠
12にプラスチックなどの絶縁性排気管14及び注入管
15を挿入し、その排気管14の先はノブ13の下面に
至らせたのち、切欠12に耐候性の絶縁パテ16を詰め
込んで切欠12を閉塞する。
12にプラスチックなどの絶縁性排気管14及び注入管
15を挿入し、その排気管14の先はノブ13の下面に
至らせたのち、切欠12に耐候性の絶縁パテ16を詰め
込んで切欠12を閉塞する。
【0014】つぎに、スカート部5a開口縁とノブ13
の間に耐候性の自己粘着絶縁テープ17を巻回してその
間隙を閉じる。この後、注入管15から経時硬化性液状
コンパウンド18、例えば住友スリーエム株式会社製商
品名 ハイ・ジュラNo4492をスカート部5a内に
注入充填する。この充填によって、裸充電部Pが絶縁被
覆されて、耐塩化がなされる。
の間に耐候性の自己粘着絶縁テープ17を巻回してその
間隙を閉じる。この後、注入管15から経時硬化性液状
コンパウンド18、例えば住友スリーエム株式会社製商
品名 ハイ・ジュラNo4492をスカート部5a内に
注入充填する。この充填によって、裸充電部Pが絶縁被
覆されて、耐塩化がなされる。
【0015】この実施例において、絶縁テープ17の巻
回層に穴をあけて、排気及び注入をすることができる。
また、排気は必らずしも行う必要はない。コンパウンド
18は上記以外の固化後に解体可能なものであればいず
れでもよいことは勿論である。
回層に穴をあけて、排気及び注入をすることができる。
また、排気は必らずしも行う必要はない。コンパウンド
18は上記以外の固化後に解体可能なものであればいず
れでもよいことは勿論である。
【0016】図2に示す実施例は、キャップ19でスカ
ート部5a開口縁とノブ13の間隙を閉じたものであ
り、このキャップ19は耐候性ゴムなどの絶縁弾性材か
らなり、ノブ13側から被せる。被せた後、前述と同様
にして、液状コンパウンド18を注入充填する。キャッ
プ19は上面がないもの、すなわち筒状部のみのもので
もよい。
ート部5a開口縁とノブ13の間隙を閉じたものであ
り、このキャップ19は耐候性ゴムなどの絶縁弾性材か
らなり、ノブ13側から被せる。被せた後、前述と同様
にして、液状コンパウンド18を注入充填する。キャッ
プ19は上面がないもの、すなわち筒状部のみのもので
もよい。
【0017】
【発明の効果】この発明は以上のように構成し、粘着帯
状部材、キャップ及びパテでもって隙間を閉塞し、経時
硬化性液状コンパウンドにより裸充電部を絶縁被覆する
ようにしたので、柱上活線状態でその作業を行うことが
でき、またその作業も容易である。このため、低コスト
かつ簡単に、既設のブッシングを耐塩化処理できる。
状部材、キャップ及びパテでもって隙間を閉塞し、経時
硬化性液状コンパウンドにより裸充電部を絶縁被覆する
ようにしたので、柱上活線状態でその作業を行うことが
でき、またその作業も容易である。このため、低コスト
かつ簡単に、既設のブッシングを耐塩化処理できる。
【図1】一実施例の要部切断正面図
【図2】他の実施例の要部切断正面図
【図3】一般のトランスブッシングの断面図
【図4】塩害地のトランスブッシングの断面図
【図5】塩害地のトランスブッシングの断面図
1 高圧引下げ線(PDC) 1a 導体 2 モールドコーン 3 リード線 4 トランス外板 5 碍子 5a 碍子スカート部 11 接続金具 12 切欠(PDC挿入孔) 13 ノブ 14 排気管 15 注入管 16 絶縁パテ 17 絶縁テープ 18 経時硬化性液状コンパウンド 19 キャップ P 裸充電部
Claims (3)
- 【請求項1】 トランス外板に固定の碍子基部に筒状の
碍子スカート部を形成し、このスカート部内に金属製接
続金具を露出状態で設け、この接続金具に前記スカート
部開口縁の切欠から導びいた高圧引下げ線を挿通し、接
続金具にその先端からねじ込まれたノブによって前記高
圧引下げ線を接続金具に圧接接続したトランスブッシン
グの耐塩化処理に際し、前記スカート部開口縁とノブと
の間隙を粘着帯状部分で閉塞するとともに、前記切欠か
ら注入管を挿し込んだ後、その切欠内面と高圧引下げ線
との間隙に耐候性の絶縁パテを詰めて閉塞し、前記注入
管からスカート部内に経時硬化性液状コンパウンドを注
入充填することを特徴とするトランスブッシングの簡易
耐塩化法。 - 【請求項2】 請求項1記載のトランスブッシングの簡
易耐塩化法において、そのノブ側からスカート部開口縁
に至る弾性キャップを嵌めて、スカート部開口縁とノブ
の間隙を閉塞することを特徴とするトランスブッシング
の簡易耐塩化法。 - 【請求項3】 排気管を上記切欠から挿入して、その端
をノブ下面に至らせたことを特徴とする請求項1又は2
に記載のトランスブッシングの簡易耐塩化法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1998792A JPH0824089B2 (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | トランスブッシングの簡易耐塩化法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1998792A JPH0824089B2 (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | トランスブッシングの簡易耐塩化法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05217756A JPH05217756A (ja) | 1993-08-27 |
| JPH0824089B2 true JPH0824089B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=12014534
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1998792A Expired - Lifetime JPH0824089B2 (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | トランスブッシングの簡易耐塩化法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0824089B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20230120385A (ko) * | 2022-02-09 | 2023-08-17 | 에이치디현대일렉트릭 주식회사 | 부싱용 실드 장치 |
-
1992
- 1992-02-05 JP JP1998792A patent/JPH0824089B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20230120385A (ko) * | 2022-02-09 | 2023-08-17 | 에이치디현대일렉트릭 주식회사 | 부싱용 실드 장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05217756A (ja) | 1993-08-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN101707912B (zh) | 聚合体套管及使用该聚合体套管的线缆终端连接部 | |
| CN201185110Y (zh) | 一种穿刺型防雷绝缘子 | |
| WO2008095415A1 (fr) | Transformateur de courant de type à noyau troué avec un voile antivol pour détecter facilement la tension | |
| US20130233617A1 (en) | Cable end termination | |
| CN217361335U (zh) | 一种高压密封式干式变压器 | |
| US7301096B2 (en) | Insulator for energized terminal of electrical device | |
| CN108962514B (zh) | 一种具有防风功能的复合绝缘子 | |
| CN101888047A (zh) | 电力设备间接续部连接装置 | |
| JPH0824089B2 (ja) | トランスブッシングの簡易耐塩化法 | |
| CN206834422U (zh) | 一种防水型金属接线端子 | |
| EP3627643A1 (en) | Waterproof structure for solid insulation bus, and connection structure for solid insulation bus | |
| CN207459685U (zh) | 一种冷缩电缆户外终端 | |
| CN216054130U (zh) | 新型高压互感器 | |
| JPH0824090B2 (ja) | トランスブッシングの簡易耐塩化法 | |
| CN209056623U (zh) | 一种成套接地引出装置 | |
| CN201629187U (zh) | 输电线路防雷绝缘子 | |
| KR101829249B1 (ko) | 클램프 접속형 리드선 피뢰기 | |
| CN223007319U (zh) | 110kV无锥罩户外套管电缆终端 | |
| JPH021834Y2 (ja) | ||
| JP2917630B2 (ja) | 海底ケーブル用接地端末構造 | |
| CN217935038U (zh) | 一种干式变压器用组合式电缆终端 | |
| CN202978197U (zh) | 一种具有可靠密封结构的户外终端 | |
| JPS624971Y2 (ja) | ||
| JPH05303920A (ja) | 柱上変圧器ブッシングの塩害防止工法 | |
| CN208225687U (zh) | 一种延长爬电距离的变压器骨架 |