JPH08243101A - X線検出器の特性改善方法及びx線ct装置 - Google Patents
X線検出器の特性改善方法及びx線ct装置Info
- Publication number
- JPH08243101A JPH08243101A JP7054476A JP5447695A JPH08243101A JP H08243101 A JPH08243101 A JP H08243101A JP 7054476 A JP7054476 A JP 7054476A JP 5447695 A JP5447695 A JP 5447695A JP H08243101 A JPH08243101 A JP H08243101A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensitivity
- detection element
- ray
- deterioration
- type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 claims abstract description 245
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 claims abstract description 161
- 238000011084 recovery Methods 0.000 claims abstract description 104
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims abstract description 49
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 117
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 38
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims description 11
- 238000012545 processing Methods 0.000 abstract description 28
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 21
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 3
- 238000003325 tomography Methods 0.000 description 3
- 238000013480 data collection Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010606 normalization Methods 0.000 description 2
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 感度の変動を有する固体検出器の感度劣化ま
たは感度復帰に応じた補正をする。 【構成】 X線検出器の特性改善方法であって、第2の
種類の検出素子の感度を参照して各チャネルの検出素子
の感度について爆射線量に応じて発生する感度の劣化率
の関数と、第2の種類の検出素子の感度を参照して各チ
ャネルの検出素子の感度についてX線照射からの時間に
応じて発生する感度の復帰率の関数との少なくとも一方
の関数について求め、スキャンを行なって各チャネルの
データを収集し、スキャンによる爆射線量に応じた感度
の劣化率と、各スキャン時のデータを用いて復帰率の逆
関数より算出した直前のX線照射からの経過時間に応じ
た感度の復帰率との少なくとも一方について前記関数よ
り求め、このようにして求めた劣化率と復帰率との一方
若しくは両方を用いてスキャンで収集した各チャネルの
データを補正する。
たは感度復帰に応じた補正をする。 【構成】 X線検出器の特性改善方法であって、第2の
種類の検出素子の感度を参照して各チャネルの検出素子
の感度について爆射線量に応じて発生する感度の劣化率
の関数と、第2の種類の検出素子の感度を参照して各チ
ャネルの検出素子の感度についてX線照射からの時間に
応じて発生する感度の復帰率の関数との少なくとも一方
の関数について求め、スキャンを行なって各チャネルの
データを収集し、スキャンによる爆射線量に応じた感度
の劣化率と、各スキャン時のデータを用いて復帰率の逆
関数より算出した直前のX線照射からの経過時間に応じ
た感度の復帰率との少なくとも一方について前記関数よ
り求め、このようにして求めた劣化率と復帰率との一方
若しくは両方を用いてスキャンで収集した各チャネルの
データを補正する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はX線CT(Computer Tom
ography )装置に用いられるX線検出器の感度に関する
特性改善方法、及び、X線検出器の感度特性の改善につ
いて配慮されたX線CT装置に関する。
ography )装置に用いられるX線検出器の感度に関する
特性改善方法、及び、X線検出器の感度特性の改善につ
いて配慮されたX線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放射線CT装置は放射線を被検体の全周
に亘って照射し、これを検出装置により検出し、断層像
を画像再構成して診断の用に供する装置であり、なかで
もX線照射を行うX線CT装置が最も良く知られてい
る。
に亘って照射し、これを検出装置により検出し、断層像
を画像再構成して診断の用に供する装置であり、なかで
もX線照射を行うX線CT装置が最も良く知られてい
る。
【0003】そのX線CT装置の概略構成を図6に示
す。この図6において、1はX線断層撮影を行うための
X線を放射するX線管で、その放射X線はコリメータ2
によって扇状に整形されて画像再構成領域3を照射す
る。
す。この図6において、1はX線断層撮影を行うための
X線を放射するX線管で、その放射X線はコリメータ2
によって扇状に整形されて画像再構成領域3を照射す
る。
【0004】4はX線源1から照射されたX線を検出し
てX線エネルギーに比例した電気信号を生成するX線検
出器で、多数の検出素子から構成されている。以上の構
成のX線CT装置において、X線管1から放射されたX
線はコリメータ2により扇状に整形されて、画像再構成
領域3を照射し、画像再構成領域3を透過したX線はX
線検出器4において電気信号に変換される。
てX線エネルギーに比例した電気信号を生成するX線検
出器で、多数の検出素子から構成されている。以上の構
成のX線CT装置において、X線管1から放射されたX
線はコリメータ2により扇状に整形されて、画像再構成
領域3を照射し、画像再構成領域3を透過したX線はX
線検出器4において電気信号に変換される。
【0005】また、このような装置において用いられる
X線検出器4として、従来は主としてXeガス検出器が
用いられている。このようなガス検出器は、一般に、入
射X線から収集電荷へのエネルギー変換効率は50%を
超えることが難しいとされている。
X線検出器4として、従来は主としてXeガス検出器が
用いられている。このようなガス検出器は、一般に、入
射X線から収集電荷へのエネルギー変換効率は50%を
超えることが難しいとされている。
【0006】これに対して、固体検出器はX線やγ線の
フォトンからのエネルギー変換が直接的で効率が良い。
このため、固体検出器が近年X線CT用検出器として用
いられるようになってきた。
フォトンからのエネルギー変換が直接的で効率が良い。
このため、固体検出器が近年X線CT用検出器として用
いられるようになってきた。
【0007】ところで、上述の固体検出器として、X線
照射を受けることにより感度が劣化するものが存在して
いる。このような感度の劣化はX線の照射量に応じて生
じるものであり、感度特性を指数関数等で表すことが可
能である。このような性質を有する固体検出器がX線C
T装置の検出手段として用いられている。
照射を受けることにより感度が劣化するものが存在して
いる。このような感度の劣化はX線の照射量に応じて生
じるものであり、感度特性を指数関数等で表すことが可
能である。このような性質を有する固体検出器がX線C
T装置の検出手段として用いられている。
【0008】また、この種の固体検出器はX線照射を受
けて受信感度が徐々に劣化するものの、X線照射が終了
してから時間が経過するにつれて感度が復帰する特性を
有している。
けて受信感度が徐々に劣化するものの、X線照射が終了
してから時間が経過するにつれて感度が復帰する特性を
有している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、この種のX線
検出器を用いる場合には、感度の劣化の度合並びに感度
の復帰の度合を正確に把握した後に劣化した感度の補正
を行なうことが望ましい。
検出器を用いる場合には、感度の劣化の度合並びに感度
の復帰の度合を正確に把握した後に劣化した感度の補正
を行なうことが望ましい。
【0010】このような補正を行なうに際しては、以下
の問題が考えられる。固体検出器の感度劣化の特性を予
め把握しておけば、劣化が起きていない状態から随時X
線照射の履歴を計算し、X線の照射及び検出を行う時点
における感度劣化を計算することは可能である。すなわ
ち、感度劣化の特性にX線照射の履歴をあてはめること
で感度劣化を計算できる しかし、上述の感度の復帰を考慮するために、X線CT
装置が動作している時間のみならずX線CT装置の動作
を停止している期間においても時間計測を行なって常に
計算を行なっている必要がある。このため、計算が極め
て複雑になる問題を有している。
の問題が考えられる。固体検出器の感度劣化の特性を予
め把握しておけば、劣化が起きていない状態から随時X
線照射の履歴を計算し、X線の照射及び検出を行う時点
における感度劣化を計算することは可能である。すなわ
ち、感度劣化の特性にX線照射の履歴をあてはめること
で感度劣化を計算できる しかし、上述の感度の復帰を考慮するために、X線CT
装置が動作している時間のみならずX線CT装置の動作
を停止している期間においても時間計測を行なって常に
計算を行なっている必要がある。このため、計算が極め
て複雑になる問題を有している。
【0011】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、感度の変動を有する検出素子の感度劣
化または復帰を補正をすることが可能なX線検出器の特
性改善方法を実現することである。
で、その目的は、感度の変動を有する検出素子の感度劣
化または復帰を補正をすることが可能なX線検出器の特
性改善方法を実現することである。
【0012】また、本発明の他の目的は、感度の変動を
有する検出素子の感度劣化または感度復帰を補正をする
ことが可能なX線CT装置を実現することである。そし
て、本発明の更に他の目的は、感度以外の特性の変動を
有する検出手段の特性劣化または特性復帰を補正をする
ことが可能なX線CT装置を実現することである。
有する検出素子の感度劣化または感度復帰を補正をする
ことが可能なX線CT装置を実現することである。そし
て、本発明の更に他の目的は、感度以外の特性の変動を
有する検出手段の特性劣化または特性復帰を補正をする
ことが可能なX線CT装置を実現することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本件出願の発明者は、従
来のX線検出器の特性改善方法の欠点を改良すべく鋭意
研究を行った結果、基準とする検出器についての最適な
配置及び補正方法を見出すと共に、X線管の出力変動分
の補正とX線検出器の感度劣化の測定との双方を満足す
る処理を見出して本発明を完成させたものである。
来のX線検出器の特性改善方法の欠点を改良すべく鋭意
研究を行った結果、基準とする検出器についての最適な
配置及び補正方法を見出すと共に、X線管の出力変動分
の補正とX線検出器の感度劣化の測定との双方を満足す
る処理を見出して本発明を完成させたものである。
【0014】すなわち、課題を解決する手段である本発
明は以下の(1)〜(4)に説明するようなものであ
る。 (1)課題を解決する第1の手段は、X線照射を受けて
感度が変化する第1の種類の検出素子を画像再構成用に
複数チャネル備え、X線照射を受けて感度が変化しない
第2の種類の検出素子を基準用の検出素子として備えた
X線検出器の特性改善方法であって、第2の種類の検出
素子の感度を参照して各チャネルの検出素子の感度につ
いて爆射線量に応じて発生する感度の劣化率の関数と、
第2の種類の検出素子の感度を参照して各チャネルの検
出素子の感度についてX線照射からの時間に応じて発生
する感度の復帰率の関数との少なくとも一方の関数につ
いて求め、スキャンを行なって各チャネルのデータを収
集し、スキャンによる爆射線量に応じた感度の劣化率
と、各スキャン時のデータを用いて復帰率の逆関数より
算出した直前のX線照射からの経過時間に応じた感度の
復帰率との少なくとも一方について前記関数より求め、
このようにして求めた劣化率と復帰率との一方若しくは
両方を用いてスキャンで収集した各チャネルのデータを
補正することを特徴とするX線検出器の特性改善方法で
ある。
明は以下の(1)〜(4)に説明するようなものであ
る。 (1)課題を解決する第1の手段は、X線照射を受けて
感度が変化する第1の種類の検出素子を画像再構成用に
複数チャネル備え、X線照射を受けて感度が変化しない
第2の種類の検出素子を基準用の検出素子として備えた
X線検出器の特性改善方法であって、第2の種類の検出
素子の感度を参照して各チャネルの検出素子の感度につ
いて爆射線量に応じて発生する感度の劣化率の関数と、
第2の種類の検出素子の感度を参照して各チャネルの検
出素子の感度についてX線照射からの時間に応じて発生
する感度の復帰率の関数との少なくとも一方の関数につ
いて求め、スキャンを行なって各チャネルのデータを収
集し、スキャンによる爆射線量に応じた感度の劣化率
と、各スキャン時のデータを用いて復帰率の逆関数より
算出した直前のX線照射からの経過時間に応じた感度の
復帰率との少なくとも一方について前記関数より求め、
このようにして求めた劣化率と復帰率との一方若しくは
両方を用いてスキャンで収集した各チャネルのデータを
補正することを特徴とするX線検出器の特性改善方法で
ある。
【0015】尚、この場合、劣化特性と復帰特性との双
方を求めてデータの補正を行う以外に、いずれか一方を
求めて補正することも可能である。例えば、短時間にス
キャンを行う場合には、劣化率が大きくなるが復帰率は
小さいので、劣化率のみを求めて補正することが可能で
ある。また、長い間隔をおいて低爆射線量のスキャンを
行う場合には、復帰率が大きくなるが劣化率は小さいの
で、劣化率のみを求めて補正することが可能である。
方を求めてデータの補正を行う以外に、いずれか一方を
求めて補正することも可能である。例えば、短時間にス
キャンを行う場合には、劣化率が大きくなるが復帰率は
小さいので、劣化率のみを求めて補正することが可能で
ある。また、長い間隔をおいて低爆射線量のスキャンを
行う場合には、復帰率が大きくなるが劣化率は小さいの
で、劣化率のみを求めて補正することが可能である。
【0016】(2)課題を解決する第2の手段は、X線
照射を受けて感度が変化する第1の種類の検出素子を画
像再構成用に複数チャネル備えたX線CT装置におい
て、X線照射を受けて感度が変化しない第2の種類の基
準用の検出素子と、第2の種類の検出素子の感度を参照
して各チャネルの検出素子の感度について爆射線量に応
じて発生する感度の劣化率の関数と、第2の種類の検出
素子の感度を参照して各チャネルの検出素子の感度につ
いてX線照射からの時間に応じて発生する感度の復帰率
の関数との少なくとも一方の関数について求めるキャリ
ブレーション手段と、スキャンによる爆射線量に応じた
感度の劣化率と、各スキャン時のデータを用いて復帰率
の逆関数より算出した直前のX線照射からの経過時間に
応じた感度の復帰率との少なくとも一方について前記関
数より求め、このようにして求めた劣化率と復帰率との
一方若しくは両方を用いてスキャンで収集した各チャネ
ルのデータを補正するデータ補正手段とを備えたことを
特徴とするX線CT装置である。
照射を受けて感度が変化する第1の種類の検出素子を画
像再構成用に複数チャネル備えたX線CT装置におい
て、X線照射を受けて感度が変化しない第2の種類の基
準用の検出素子と、第2の種類の検出素子の感度を参照
して各チャネルの検出素子の感度について爆射線量に応
じて発生する感度の劣化率の関数と、第2の種類の検出
素子の感度を参照して各チャネルの検出素子の感度につ
いてX線照射からの時間に応じて発生する感度の復帰率
の関数との少なくとも一方の関数について求めるキャリ
ブレーション手段と、スキャンによる爆射線量に応じた
感度の劣化率と、各スキャン時のデータを用いて復帰率
の逆関数より算出した直前のX線照射からの経過時間に
応じた感度の復帰率との少なくとも一方について前記関
数より求め、このようにして求めた劣化率と復帰率との
一方若しくは両方を用いてスキャンで収集した各チャネ
ルのデータを補正するデータ補正手段とを備えたことを
特徴とするX線CT装置である。
【0017】尚、この場合、劣化特性と復帰特性との双
方を求めてデータの補正を行う以外に、いずれか一方を
求めて補正することも可能である。例えば、短時間にス
キャンを行う場合には、劣化率が大きくなるが復帰率は
小さいので、劣化率のみを求めて補正することが可能で
ある。また、長い間隔をおいて低爆射線量のスキャンを
行う場合には、復帰率が大きくなるが劣化率は小さいの
で、劣化率のみを求めて補正することが可能である。
方を求めてデータの補正を行う以外に、いずれか一方を
求めて補正することも可能である。例えば、短時間にス
キャンを行う場合には、劣化率が大きくなるが復帰率は
小さいので、劣化率のみを求めて補正することが可能で
ある。また、長い間隔をおいて低爆射線量のスキャンを
行う場合には、復帰率が大きくなるが劣化率は小さいの
で、劣化率のみを求めて補正することが可能である。
【0018】(3)課題を解決する第3の手段は、X線
照射を受けて感度が変化する第1の種類の検出素子を画
像再構成用に複数チャネル備えたX線CT装置におい
て、X線照射を受けて感度が変化する第1の種類の基準
用の検出素子と、X線照射を受けて感度が変化しない第
2の種類の基準用の検出素子と、スキャン前の第1の種
類の基準用の検出素子の感度を第2の種類の基準用の検
出素子の感度で正規化した正規化基準感度を求め、第2
の種類の検出素子の感度を参照して各チャネルの検出素
子の感度について爆射線量に応じて発生する感度の劣化
率を関数として求め、第2の種類の検出素子の感度を参
照して各チャネルの検出素子の感度についてX線照射か
らの時間に応じて発生する感度の復帰率を関数として求
め、スキャンの際に第1の種類の検出素子の感度を第2
の種類の検出素子の感度で正規化処理した正規化基準感
度を求めるキャリブレーション手段と、スキャンによる
爆射線量に応じた感度の劣化率を前記関数より求め、正
規化基準感度の初期値と各スキャン時の正規化基準感度
の値とを用いて復帰率の逆関数より直前のX線照射から
の経過時間を求め、この経過時間に応じた感度の復帰率
を前記関数より求め、スキャンで収集した各チャネルの
データを前記劣化率及び復帰率で補正するデータ補正手
段とを備えたことを特徴とするX線CT装置である。
照射を受けて感度が変化する第1の種類の検出素子を画
像再構成用に複数チャネル備えたX線CT装置におい
て、X線照射を受けて感度が変化する第1の種類の基準
用の検出素子と、X線照射を受けて感度が変化しない第
2の種類の基準用の検出素子と、スキャン前の第1の種
類の基準用の検出素子の感度を第2の種類の基準用の検
出素子の感度で正規化した正規化基準感度を求め、第2
の種類の検出素子の感度を参照して各チャネルの検出素
子の感度について爆射線量に応じて発生する感度の劣化
率を関数として求め、第2の種類の検出素子の感度を参
照して各チャネルの検出素子の感度についてX線照射か
らの時間に応じて発生する感度の復帰率を関数として求
め、スキャンの際に第1の種類の検出素子の感度を第2
の種類の検出素子の感度で正規化処理した正規化基準感
度を求めるキャリブレーション手段と、スキャンによる
爆射線量に応じた感度の劣化率を前記関数より求め、正
規化基準感度の初期値と各スキャン時の正規化基準感度
の値とを用いて復帰率の逆関数より直前のX線照射から
の経過時間を求め、この経過時間に応じた感度の復帰率
を前記関数より求め、スキャンで収集した各チャネルの
データを前記劣化率及び復帰率で補正するデータ補正手
段とを備えたことを特徴とするX線CT装置である。
【0019】また、この課題を解決する第3の手段に示
したX線CT装置の動作を特徴とするX線検出器の特性
改善方法も課題を解決する手段の一つである。尚、この
場合、劣化特性と復帰特性との双方を求めてデータの補
正を行うようにしたが、いずれか一方を求めて補正する
ことも可能である。例えば、短時間にスキャンを行う場
合には、劣化率が大きくなるが復帰率は小さいので、劣
化率のみを求めて補正することが可能である。また、長
い間隔をおいて低爆射線量のスキャンを行う場合には、
復帰率が大きくなるが劣化率は小さいので、劣化率のみ
を求めて補正することが可能である。
したX線CT装置の動作を特徴とするX線検出器の特性
改善方法も課題を解決する手段の一つである。尚、この
場合、劣化特性と復帰特性との双方を求めてデータの補
正を行うようにしたが、いずれか一方を求めて補正する
ことも可能である。例えば、短時間にスキャンを行う場
合には、劣化率が大きくなるが復帰率は小さいので、劣
化率のみを求めて補正することが可能である。また、長
い間隔をおいて低爆射線量のスキャンを行う場合には、
復帰率が大きくなるが劣化率は小さいので、劣化率のみ
を求めて補正することが可能である。
【0020】(4)課題を解決する第4の手段は、X線
照射を受けて感度以外の特性が変化する第1の種類の検
出手段を画像再構成用に複数チャネル備えたX線CT装
置において、X線照射を受けて前記特性が変化しない第
2の種類の基準用の検出手段と、第2の種類の検出手段
の前記特性を参照して各チャネルの検出手段の前記特性
について爆射線量に応じて発生する前記特性の劣化率の
関数と、第2の種類の検出手段の前記特性を参照して各
チャネルの検出手段の前記特性についてX線照射からの
時間に応じて発生する前記特性の復帰率の関数との少な
くとも一方の関数について求めるキャリブレーション手
段と、スキャンによる爆射線量に応じた前記特性の劣化
率と、各スキャン時のデータを用いて復帰率の逆関数よ
り算出した直前のX線照射からの経過時間に応じた前記
特性の復帰率との少なくとも一方について前記関数より
求め、このようにして求めた劣化率と復帰率との一方若
しくは両方を用いてスキャンで収集した各チャネルのデ
ータを補正するデータ補正手段とを備えたことを特徴と
するX線CT装置である。
照射を受けて感度以外の特性が変化する第1の種類の検
出手段を画像再構成用に複数チャネル備えたX線CT装
置において、X線照射を受けて前記特性が変化しない第
2の種類の基準用の検出手段と、第2の種類の検出手段
の前記特性を参照して各チャネルの検出手段の前記特性
について爆射線量に応じて発生する前記特性の劣化率の
関数と、第2の種類の検出手段の前記特性を参照して各
チャネルの検出手段の前記特性についてX線照射からの
時間に応じて発生する前記特性の復帰率の関数との少な
くとも一方の関数について求めるキャリブレーション手
段と、スキャンによる爆射線量に応じた前記特性の劣化
率と、各スキャン時のデータを用いて復帰率の逆関数よ
り算出した直前のX線照射からの経過時間に応じた前記
特性の復帰率との少なくとも一方について前記関数より
求め、このようにして求めた劣化率と復帰率との一方若
しくは両方を用いてスキャンで収集した各チャネルのデ
ータを補正するデータ補正手段とを備えたことを特徴と
するX線CT装置である。
【0021】以上の課題を解決する第4の手段におい
て、検出手段の特性としては、リークカウント特性,オ
フセットドリフト特性及びアフターグロー特性などが考
えられ、いずれについて適用することも可能である。ま
た、検出手段としては、検出素子以外にデータ収集部な
ども含まれ、適用することが可能である。
て、検出手段の特性としては、リークカウント特性,オ
フセットドリフト特性及びアフターグロー特性などが考
えられ、いずれについて適用することも可能である。ま
た、検出手段としては、検出素子以外にデータ収集部な
ども含まれ、適用することが可能である。
【0022】また、この課題を解決する第4の手段に示
したX線CT装置の動作を特徴とするX線検出手段の特
性改善方法も課題を解決する手段の一つである。尚、こ
の場合、劣化特性と復帰特性との双方を求めてデータの
補正を行う以外に、いずれか一方を求めて補正すること
も可能である。例えば、短時間にスキャンを行う場合に
は、劣化率が大きくなるが復帰率は小さいので、劣化率
のみを求めて補正することが可能である。また、長い間
隔をおいて低爆射線量のスキャンを行う場合には、復帰
率が大きくなるが劣化率は小さいので、劣化率のみを求
めて補正することが可能である。
したX線CT装置の動作を特徴とするX線検出手段の特
性改善方法も課題を解決する手段の一つである。尚、こ
の場合、劣化特性と復帰特性との双方を求めてデータの
補正を行う以外に、いずれか一方を求めて補正すること
も可能である。例えば、短時間にスキャンを行う場合に
は、劣化率が大きくなるが復帰率は小さいので、劣化率
のみを求めて補正することが可能である。また、長い間
隔をおいて低爆射線量のスキャンを行う場合には、復帰
率が大きくなるが劣化率は小さいので、劣化率のみを求
めて補正することが可能である。
【0023】
【作用】課題を解決する第1の手段であるX線検出器の
特性改善方法においては、第2の種類の検出素子の感度
を参照して各チャネルの検出素子の感度の劣化率と復帰
率との関数の少なくとも一方の関数を求め、各チャネル
の検出素子のX線照射による感度劣化及び直前のスキャ
ンからの経過時間に応じた感度復帰の少なくとも一方を
考慮して、各スキャン時における劣化率と復帰率との一
方または両方を求めて補正を行うことで、X線の正確な
検出が行えるようになる。
特性改善方法においては、第2の種類の検出素子の感度
を参照して各チャネルの検出素子の感度の劣化率と復帰
率との関数の少なくとも一方の関数を求め、各チャネル
の検出素子のX線照射による感度劣化及び直前のスキャ
ンからの経過時間に応じた感度復帰の少なくとも一方を
考慮して、各スキャン時における劣化率と復帰率との一
方または両方を求めて補正を行うことで、X線の正確な
検出が行えるようになる。
【0024】課題を解決する第2の手段であるX線CT
装置においては、キャリブレーション処理手段により第
2の種類の検出素子の感度を参照して各チャネルの検出
素子の感度の劣化率と復帰率との少なくとも一方の関数
を求め、データ補正手段により各チャネルの検出素子の
X線照射による感度劣化若しくは直前のスキャンからの
経過時間に応じた感度復帰の少なくとも一方を考慮し
て、各スキャン時における劣化率または復帰率の一方ま
たは両方を求めて補正を行うことで、X線の正確な検出
が行えるようになる。
装置においては、キャリブレーション処理手段により第
2の種類の検出素子の感度を参照して各チャネルの検出
素子の感度の劣化率と復帰率との少なくとも一方の関数
を求め、データ補正手段により各チャネルの検出素子の
X線照射による感度劣化若しくは直前のスキャンからの
経過時間に応じた感度復帰の少なくとも一方を考慮し
て、各スキャン時における劣化率または復帰率の一方ま
たは両方を求めて補正を行うことで、X線の正確な検出
が行えるようになる。
【0025】課題を解決する第3の手段においては、キ
ャリブレーション処理手段により各チャネルの検出素子
のX線照射による感度劣化及び直前のスキャンからの経
過時間に応じた感度復帰のそれぞれを求め、データ補正
手段により各スキャン時における感度劣化率を求めて補
正を行うことで、X線の正確な検出が行えるようにな
る。
ャリブレーション処理手段により各チャネルの検出素子
のX線照射による感度劣化及び直前のスキャンからの経
過時間に応じた感度復帰のそれぞれを求め、データ補正
手段により各スキャン時における感度劣化率を求めて補
正を行うことで、X線の正確な検出が行えるようにな
る。
【0026】そして、検出素子の感度復帰を求める際
に、感度復帰の関数に復帰時間をあてはめて計算により
求めるようにしている。この復帰時間を求める際には、
感度劣化を生じる第1の種類の基準用の検出素子の測定
値だけから求めることも可能であるが、X線管の出力が
一定である必要がある。そこで、感度劣化を生じない第
2の種類の検出素子において同時に測定した測定値で第
1の種類の検出素子の測定値を正規化した正規化基準感
度により復帰時間を求めるようにしている。このように
測定値を正規化した値にすることにより、各測定のタイ
ミングでのX線管の出力変動により影響されない状態に
なる。従って、復帰時間を求める各タイミングでX線管
に出力変動が生じたとしてもその変動の影響を受けず、
正確に復帰時間を求めることが可能になる。これによ
り、前回のスキャンから今回のスキャンまでの時間を測
定しつづける必要がなく、計算により求められた復帰時
間Δtより感度復帰率を正確に求めることができるよう
になる。従って、感度劣化率及び感度復帰率を正確に求
め補正することができるようになる。
に、感度復帰の関数に復帰時間をあてはめて計算により
求めるようにしている。この復帰時間を求める際には、
感度劣化を生じる第1の種類の基準用の検出素子の測定
値だけから求めることも可能であるが、X線管の出力が
一定である必要がある。そこで、感度劣化を生じない第
2の種類の検出素子において同時に測定した測定値で第
1の種類の検出素子の測定値を正規化した正規化基準感
度により復帰時間を求めるようにしている。このように
測定値を正規化した値にすることにより、各測定のタイ
ミングでのX線管の出力変動により影響されない状態に
なる。従って、復帰時間を求める各タイミングでX線管
に出力変動が生じたとしてもその変動の影響を受けず、
正確に復帰時間を求めることが可能になる。これによ
り、前回のスキャンから今回のスキャンまでの時間を測
定しつづける必要がなく、計算により求められた復帰時
間Δtより感度復帰率を正確に求めることができるよう
になる。従って、感度劣化率及び感度復帰率を正確に求
め補正することができるようになる。
【0027】課題を解決する第4の手段においては、キ
ャリブレーション処理手段により第2の種類の検出手段
の特性を参照して各チャネルの検出素子の特性の劣化率
と復帰率との少なくとも一方の関数を求め、データ補正
手段により各チャネルの検出手段のX線照射による劣化
若しくは直前のスキャンからの経過時間に応じた復帰の
少なくとも一方を考慮して、各スキャン時における劣化
率と復帰率との一方または両方を求めて補正を行うこと
で、X線の正確な検出が行えるようになる。
ャリブレーション処理手段により第2の種類の検出手段
の特性を参照して各チャネルの検出素子の特性の劣化率
と復帰率との少なくとも一方の関数を求め、データ補正
手段により各チャネルの検出手段のX線照射による劣化
若しくは直前のスキャンからの経過時間に応じた復帰の
少なくとも一方を考慮して、各スキャン時における劣化
率と復帰率との一方または両方を求めて補正を行うこと
で、X線の正確な検出が行えるようになる。
【0028】尚、以上の課題を解決する各手段におい
て、短時間にスキャンを行う場合には、劣化率が大きく
なるが復帰率は小さいので、劣化率のみを求めて補正す
ることが可能であり、X線の正確な検出が行えるように
なる。また、長い間隔をおいて低爆射線量のスキャンを
行う場合には、復帰率が大きくなるが劣化率は小さいの
で、劣化率のみを求めて補正することが可能であり、X
線の正確な検出が行えるようになる。
て、短時間にスキャンを行う場合には、劣化率が大きく
なるが復帰率は小さいので、劣化率のみを求めて補正す
ることが可能であり、X線の正確な検出が行えるように
なる。また、長い間隔をおいて低爆射線量のスキャンを
行う場合には、復帰率が大きくなるが劣化率は小さいの
で、劣化率のみを求めて補正することが可能であり、X
線の正確な検出が行えるようになる。
【0029】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例のX線検出器の特
性改善方法の処理手順を示すフローチャートである。ま
た、図2は本発明の一実施例のX線検出器の特性改善方
法に用いる装置(X線CT装置)及び本発明の一実施例
のX線CT装置の構成を示すブロック図である。
に説明する。図1は本発明の一実施例のX線検出器の特
性改善方法の処理手順を示すフローチャートである。ま
た、図2は本発明の一実施例のX線検出器の特性改善方
法に用いる装置(X線CT装置)及び本発明の一実施例
のX線CT装置の構成を示すブロック図である。
【0030】<X線CT装置の構成>まず、本発明の一
実施例であるX線検出器の特性改善方法に使用するX線
CT装置、また、本発明の一実施例であるX線CT装置
の構成について図2を用いて説明を行なう。
実施例であるX線検出器の特性改善方法に使用するX線
CT装置、また、本発明の一実施例であるX線CT装置
の構成について図2を用いて説明を行なう。
【0031】X線管1はX線断層撮影を行うためのX線
を放射し、その放射X線はコリメータ2によって扇状に
整形されて画像再構成領域3を照射する。X線検出器5
は画像再構成領域3を透過して入射するX線をそのエネ
ルギーに比例した電気信号に変換する検出器であり、複
数のチャネル分の検出素子から構成されている。また、
このX線検出器5は、図3にも示すように、X線照射を
受けて感度が変化する固体検出器により画像再構成領域
3を透過して入射するX線を電気信号に変換するように
構成されていると共に、X線照射を受けて感度が変化す
る第1の種類の基準用の検出素子ref_1 と、X線照射を
受けて感度が変化しない第2の種類の基準用の検出素子
ref_2 とを備えている。
を放射し、その放射X線はコリメータ2によって扇状に
整形されて画像再構成領域3を照射する。X線検出器5
は画像再構成領域3を透過して入射するX線をそのエネ
ルギーに比例した電気信号に変換する検出器であり、複
数のチャネル分の検出素子から構成されている。また、
このX線検出器5は、図3にも示すように、X線照射を
受けて感度が変化する固体検出器により画像再構成領域
3を透過して入射するX線を電気信号に変換するように
構成されていると共に、X線照射を受けて感度が変化す
る第1の種類の基準用の検出素子ref_1 と、X線照射を
受けて感度が変化しない第2の種類の基準用の検出素子
ref_2 とを備えている。
【0032】尚、基準用の検出素子ref_1 とref_2 と
は、画像再構成領域3外のX線を受けて基準値の測定を
行うために、X線検出器5の端部に設けられている。デ
ータ収集部6はX線検出部5からのX線のエネルギーに
比例した信号を収集するもので、ref_1 とref_2 及び
各検出素子の出力を後述するキャリブレーション処理部
7に送り、また、基準用の検出素子以外の各検出素子の
出力をデータ補正部8に送る。
は、画像再構成領域3外のX線を受けて基準値の測定を
行うために、X線検出器5の端部に設けられている。デ
ータ収集部6はX線検出部5からのX線のエネルギーに
比例した信号を収集するもので、ref_1 とref_2 及び
各検出素子の出力を後述するキャリブレーション処理部
7に送り、また、基準用の検出素子以外の各検出素子の
出力をデータ補正部8に送る。
【0033】キャリブレーション処理部7は基準用のX
線検出素子ref_1 とref_2 及び各検出素子の信号を受
けて、X線検出器5の各検出素子の感度の劣化率及び復
帰率とを求める。ここで、感度の劣化率とは、X線照射
を受けた量に比例して感度が劣化する割合のことを言
い、また、感度の復帰率とはX線照射から経過した時間
に応じて一旦劣化した感度が回復する割合のことを言う
ものとする。このような各検出素子の感度の劣化率Di
=fi 及び復帰率Di =gi (ここで、i は各検出素子
のチャネル番号)について、キャリブレーション処理部
7が求め、保持している。
線検出素子ref_1 とref_2 及び各検出素子の信号を受
けて、X線検出器5の各検出素子の感度の劣化率及び復
帰率とを求める。ここで、感度の劣化率とは、X線照射
を受けた量に比例して感度が劣化する割合のことを言
い、また、感度の復帰率とはX線照射から経過した時間
に応じて一旦劣化した感度が回復する割合のことを言う
ものとする。このような各検出素子の感度の劣化率Di
=fi 及び復帰率Di =gi (ここで、i は各検出素子
のチャネル番号)について、キャリブレーション処理部
7が求め、保持している。
【0034】データ補正部8はX線検出器5の感度の劣
化率Di =fi 及び復帰率Di =gi を参照して画像再
構成領域3を透過して検出されたX線強度データを補正
する処理(データ補正処理)を実行するものである。
化率Di =fi 及び復帰率Di =gi を参照して画像再
構成領域3を透過して検出されたX線強度データを補正
する処理(データ補正処理)を実行するものである。
【0035】画像処理部9はデータ補正処理後のデータ
を用いて画像再構成を行なって所望の断層イメージを生
成するものである。表示部10は画像再構成されたイメ
ージを画像表示する表示手段である。
を用いて画像再構成を行なって所望の断層イメージを生
成するものである。表示部10は画像再構成されたイメ
ージを画像表示する表示手段である。
【0036】制御部11はX線CT装置の各部を制御す
るものである。例えば、図2に示した例では、X線管1
に対しては管電流のデータを与えて照射量を制御し、デ
ータ補正部8に対してはX線照射量やX線照射完了後の
時間等のデータを与えるものである。
るものである。例えば、図2に示した例では、X線管1
に対しては管電流のデータを与えて照射量を制御し、デ
ータ補正部8に対してはX線照射量やX線照射完了後の
時間等のデータを与えるものである。
【0037】尚、以上の構成において、キャリブレーシ
ョン処理部7,データ補正部8,画像処理部9,制御部
11は各種の処理プロセッサ等のハードウェアや処理プ
ログラム等またはこれらが組み合わされたファームウェ
アにより構成されている。
ョン処理部7,データ補正部8,画像処理部9,制御部
11は各種の処理プロセッサ等のハードウェアや処理プ
ログラム等またはこれらが組み合わされたファームウェ
アにより構成されている。
【0038】<X線検出器の特性改善方法の手順>本発
明の一実施例であるX線検出器の特性改善方法の手順、
並びに本発明の一実施例であるX線CT装置の動作は、
大きく分けて以下に示したような,,,,,
の各ステップにより構成されている。このステップを
順を追って説明する。
明の一実施例であるX線検出器の特性改善方法の手順、
並びに本発明の一実施例であるX線CT装置の動作は、
大きく分けて以下に示したような,,,,,
の各ステップにより構成されている。このステップを
順を追って説明する。
【0039】感度の初期測定(キャリブレーション
(1),図1ステップ):まず、感度の劣化の無い状
態(直前のX線照射から十分に長い時間が経過した状
態)において、連続的にX線照射を行なって、X線検出
素子ref_1 とref_2の感度を測定する。
(1),図1ステップ):まず、感度の劣化の無い状
態(直前のX線照射から十分に長い時間が経過した状
態)において、連続的にX線照射を行なって、X線検出
素子ref_1 とref_2の感度を測定する。
【0040】この場合、それぞれのデータを、DATA
(ref_1 ),DATA(ref_2 )とした場合に、ε0
=(DATA(ref_1 ))/(DATA(ref_2 ))
として、正規化基準感度ε0 を保存しておく。このよう
に、感度劣化を生じる検出素子ref_1 のデータを感度劣
化を生じない検出素子ref_2 で正規化することで、X
線管の出力の値に影響されない状態にして感度データの
初期設定値(正規化基準感度)を保存することができ
る。
(ref_1 ),DATA(ref_2 )とした場合に、ε0
=(DATA(ref_1 ))/(DATA(ref_2 ))
として、正規化基準感度ε0 を保存しておく。このよう
に、感度劣化を生じる検出素子ref_1 のデータを感度劣
化を生じない検出素子ref_2 で正規化することで、X
線管の出力の値に影響されない状態にして感度データの
初期設定値(正規化基準感度)を保存することができ
る。
【0041】ここで、この正規化基準感度を求める理由
を説明しておく。上述のような固体検出器のX線照射量
に応じて発生する感度劣化を求めるために、X線を照射
しない同種の固体検出器(基準用固体検出器)を用意し
ておいて、このX線を照射しない固体検出器の出力を測
定して感度劣化を生じる前の感度の基準とすることが考
えられる。
を説明しておく。上述のような固体検出器のX線照射量
に応じて発生する感度劣化を求めるために、X線を照射
しない同種の固体検出器(基準用固体検出器)を用意し
ておいて、このX線を照射しない固体検出器の出力を測
定して感度劣化を生じる前の感度の基準とすることが考
えられる。
【0042】しかし、このような感度劣化の測定では、
感度の測定の際におけるX線照射時の出力変動による影
響を除去することができない。すなわち、基準用固体検
出器と感度感度劣化が生じている固体検出器とに照射す
るX線照射量が同一であれば、各固体検出器の出力の差
分として感度の劣化分のみが得られる。
感度の測定の際におけるX線照射時の出力変動による影
響を除去することができない。すなわち、基準用固体検
出器と感度感度劣化が生じている固体検出器とに照射す
るX線照射量が同一であれば、各固体検出器の出力の差
分として感度の劣化分のみが得られる。
【0043】しかし、基準用固体検出器と感度感度劣化
が生じている固体検出器とに照射するX線照射量の間に
違いがあれば、X線照射量の変動分の誤差を含んだデー
タとなるために、感度の劣化分のみを測定することがで
きない。すなわち、X線管の出力変動のために、感度の
劣化を正確に測定することが困難になる。
が生じている固体検出器とに照射するX線照射量の間に
違いがあれば、X線照射量の変動分の誤差を含んだデー
タとなるために、感度の劣化分のみを測定することがで
きない。すなわち、X線管の出力変動のために、感度の
劣化を正確に測定することが困難になる。
【0044】このような理由で、感度劣化を生じる検出
素子も基準用の検出素子ref_1 として用いるようにして
いる。尚、X線管の出力の変動のないような理想状態で
は、第2の基準用の検出素子ref_2 のみを用いれば良
い。
素子も基準用の検出素子ref_1 として用いるようにして
いる。尚、X線管の出力の変動のないような理想状態で
は、第2の基準用の検出素子ref_2 のみを用いれば良
い。
【0045】感度の劣化率測定(キャリブレーション
(2),図1ステップ):次に、各チャネル毎に感度
の劣化率Di を測定し、保存する。この感度の劣化率D
i は、X線のカウント数(各チャネルで得られるデータ
I)の積分値(本願明細書ではこれを爆射線量と言うこ
とにし、Σcount と表記する)に応じてX線の感度劣化
量が増大する割合いであり、図4に示したように一定の
割合いで感度が劣化するような特性になっている。
(2),図1ステップ):次に、各チャネル毎に感度
の劣化率Di を測定し、保存する。この感度の劣化率D
i は、X線のカウント数(各チャネルで得られるデータ
I)の積分値(本願明細書ではこれを爆射線量と言うこ
とにし、Σcount と表記する)に応じてX線の感度劣化
量が増大する割合いであり、図4に示したように一定の
割合いで感度が劣化するような特性になっている。
【0046】この図4に示す特性図では、横軸に爆射線
量Σcount を示し、縦軸に感度の劣化率Di [%]を示
している。この図4からも明らかなように、爆射線量Σ
count が大きくなるにつれて、感度の劣化率Di [%]
も指数関数的に徐々に増大していることが分かる。
量Σcount を示し、縦軸に感度の劣化率Di [%]を示
している。この図4からも明らかなように、爆射線量Σ
count が大きくなるにつれて、感度の劣化率Di [%]
も指数関数的に徐々に増大していることが分かる。
【0047】ここでは、連続してX線照射を行いなが
ら、一定のタイミングおきに、各チャネル毎のデータ収
集部6でのカウント値の積分値(Σcount )と、X線照
射中の各i チャネルの検出素子とref_2 との感度比ε
(ε=(DATA(i ))/(DATA(ref_2
)))とを測定し、これらから図4に示したような劣
化率D(=1−ε/ε0 )を求める。
ら、一定のタイミングおきに、各チャネル毎のデータ収
集部6でのカウント値の積分値(Σcount )と、X線照
射中の各i チャネルの検出素子とref_2 との感度比ε
(ε=(DATA(i ))/(DATA(ref_2
)))とを測定し、これらから図4に示したような劣
化率D(=1−ε/ε0 )を求める。
【0048】この場合にも、感度劣化を生じる各チャネ
ルの検出素子のデータを感度劣化を生じない検出素子re
f_2 で正規化することで、劣化率Dを求める際の各タ
イミングにおけるX線管1の出力の変動に影響されない
状態にして感度劣化の様子を測定することができる。
ルの検出素子のデータを感度劣化を生じない検出素子re
f_2 で正規化することで、劣化率Dを求める際の各タ
イミングにおけるX線管1の出力の変動に影響されない
状態にして感度劣化の様子を測定することができる。
【0049】そして、このようにして測定された各チャ
ネル毎の劣化率Di について、eXなどの指数を用いた
指数関数fi でフィッティングさせ、データ収集部6で
のカウント値の積算値(Σcount )をパラメータとし
て、 fi (Σcount ) …(1) という各チャネル毎の指数関数fi で表す。そして、こ
の各チャネル毎の指数関数fi をキャリブレーション処
理部7が保存する。尚、この指数関数fi を、感度劣化
特性関数と呼ぶことにする。
ネル毎の劣化率Di について、eXなどの指数を用いた
指数関数fi でフィッティングさせ、データ収集部6で
のカウント値の積算値(Σcount )をパラメータとし
て、 fi (Σcount ) …(1) という各チャネル毎の指数関数fi で表す。そして、こ
の各チャネル毎の指数関数fi をキャリブレーション処
理部7が保存する。尚、この指数関数fi を、感度劣化
特性関数と呼ぶことにする。
【0050】尚、上述のD=1−ε/εO において、ε
とεO のそれぞれで検出素子ref_2を用いて正規化を行
なっている。このために、分母と分子とに同じ割合でX
線管1の出力変動が作用することになり、各タイミング
の感度の測定時におけるX線管1の出力の変動を無視す
ることができる。
とεO のそれぞれで検出素子ref_2を用いて正規化を行
なっている。このために、分母と分子とに同じ割合でX
線管1の出力変動が作用することになり、各タイミング
の感度の測定時におけるX線管1の出力の変動を無視す
ることができる。
【0051】また、この感度劣化特性関数fi は、 fi (0 ,Σcount ,A) …(1)’ と表すこともできる。
【0052】ここで、i は各検出素子のチャネル番号,
0 は感度劣化の初期値(初期状態では感度劣化が0 であ
ることを示す),AはX線管1に供給した単位時間当た
りの電流値[mA]である。
0 は感度劣化の初期値(初期状態では感度劣化が0 であ
ることを示す),AはX線管1に供給した単位時間当た
りの電流値[mA]である。
【0053】すなわち、検出素子の性質として、単位時
間あたりのX線照射量を変えることでも劣化率が異なる
ことがあるため、X線のカウント値の積分値Σcount 以
外にX線管1の管電流もパラメータとなりうることを示
している。このような感度劣化特性関数fi で表せると
きには、X線管1の管電流Aも含めた感度劣化特性関数
fi を各検出素子について求めて保存しておく。
間あたりのX線照射量を変えることでも劣化率が異なる
ことがあるため、X線のカウント値の積分値Σcount 以
外にX線管1の管電流もパラメータとなりうることを示
している。このような感度劣化特性関数fi で表せると
きには、X線管1の管電流Aも含めた感度劣化特性関数
fi を各検出素子について求めて保存しておく。
【0054】以上のようにして、感度劣化特性関数を全
ての素子について求めて、チャネル毎の補正用ベクター
(補正量)としてキャリブレーション処理部7に保存し
ておく。
ての素子について求めて、チャネル毎の補正用ベクター
(補正量)としてキャリブレーション処理部7に保存し
ておく。
【0055】また、以上の説明は感度の劣化が積算値Σ
count に依存するについてのものであった。これ以外
に、感度の劣化が線量率(count /t)に依存する場合
であれば、前述の積算値(Σcount )の代わりに線量率
(単位時間あたりのカウント値)の積算値(Σ(count/
t) )を使用することも可能である。このような線量率
の積算値を用いる場合でのtとしてはビュー時間やスキ
ャン時間等のX線照射に関連する任意の単位時間とす
る。
count に依存するについてのものであった。これ以外
に、感度の劣化が線量率(count /t)に依存する場合
であれば、前述の積算値(Σcount )の代わりに線量率
(単位時間あたりのカウント値)の積算値(Σ(count/
t) )を使用することも可能である。このような線量率
の積算値を用いる場合でのtとしてはビュー時間やスキ
ャン時間等のX線照射に関連する任意の単位時間とす
る。
【0056】感度の復帰率測定(キャリブレーション
(3),図1ステップ):次に、各チャネル毎に感度
の復帰率を測定し、保存する。この感度の復帰率は、X
線照射終了からの経過時間tに応じてX線の感度劣化が
復帰する割合いである。図5に示したように一定の割合
いで感度の劣化Di が復帰するような特性になってい
る。
(3),図1ステップ):次に、各チャネル毎に感度
の復帰率を測定し、保存する。この感度の復帰率は、X
線照射終了からの経過時間tに応じてX線の感度劣化が
復帰する割合いである。図5に示したように一定の割合
いで感度の劣化Di が復帰するような特性になってい
る。
【0057】尚、復帰率とは劣化率が復帰することを意
味しており、この図5に示す特性図では、横軸にX線照
射終了からの経過時間tを示し、縦軸に感度の劣化率D
i [%]を示している。
味しており、この図5に示す特性図では、横軸にX線照
射終了からの経過時間tを示し、縦軸に感度の劣化率D
i [%]を示している。
【0058】この図5からも明らかなように、X線照射
から時間tが経過するにつれて、感度の劣化率Di
[%]が指数関数的に徐々に復帰していることが読みと
れる。ここでは、X線照射によってある程度の感度の劣
化が生じた状態から、一定時間Δtおきにスキャンを行
い、X線照射中の各チャネルi の検出素子のデータとre
f_2 との感度比ε(ε=(DATA(i ))/(DA
TA(ref_2 )))とを測定し、これらからΔt毎の
εをプロットして図5に示したような劣化率(復帰率)
D(=1−ε/ε0 )を求める。
から時間tが経過するにつれて、感度の劣化率Di
[%]が指数関数的に徐々に復帰していることが読みと
れる。ここでは、X線照射によってある程度の感度の劣
化が生じた状態から、一定時間Δtおきにスキャンを行
い、X線照射中の各チャネルi の検出素子のデータとre
f_2 との感度比ε(ε=(DATA(i ))/(DA
TA(ref_2 )))とを測定し、これらからΔt毎の
εをプロットして図5に示したような劣化率(復帰率)
D(=1−ε/ε0 )を求める。
【0059】このときに行うスキャンは、復帰量を求め
るためのものであるので前述の感度の劣化を生じさせな
いように行う必要がある。例えば、X線照射量を抑えた
スキャンを実行するか、または、感度を劣化させないよ
うに配慮したスキャンテクニックによりスキャンを実行
するようにする。このようなスキャンテクニックとして
は、例えば、スキャン時間を数m秒とするなどして短時
間のX線照射にすることが考えられる。
るためのものであるので前述の感度の劣化を生じさせな
いように行う必要がある。例えば、X線照射量を抑えた
スキャンを実行するか、または、感度を劣化させないよ
うに配慮したスキャンテクニックによりスキャンを実行
するようにする。このようなスキャンテクニックとして
は、例えば、スキャン時間を数m秒とするなどして短時
間のX線照射にすることが考えられる。
【0060】この場合にも、感度劣化を生じる各チャネ
ルの検出素子のデータを感度劣化を生じない検出素子re
f_2 で正規化することで、復帰率Dを求める際の各タ
イミングにおけるX線管1の出力の変動に影響されない
状態にして感度劣化の様子を測定することができる。
ルの検出素子のデータを感度劣化を生じない検出素子re
f_2 で正規化することで、復帰率Dを求める際の各タ
イミングにおけるX線管1の出力の変動に影響されない
状態にして感度劣化の様子を測定することができる。
【0061】そして、このようにして測定された各チャ
ネル毎の劣化率Di について、eXなどの指数を用いた
指数関数gi でフィッティングさせ、前回のスキャン終
了からの経過時間tをパラメータとして、 gi (t) …(2) という各チャネル毎の指数関数gi で表す。そして、こ
の各チャネル毎の指数関数gi をキャリブレーション処
理部7が保存する。尚、この指数関数gi を、感度復帰
特性関数と呼ぶことにする。
ネル毎の劣化率Di について、eXなどの指数を用いた
指数関数gi でフィッティングさせ、前回のスキャン終
了からの経過時間tをパラメータとして、 gi (t) …(2) という各チャネル毎の指数関数gi で表す。そして、こ
の各チャネル毎の指数関数gi をキャリブレーション処
理部7が保存する。尚、この指数関数gi を、感度復帰
特性関数と呼ぶことにする。
【0062】尚、上述のD=1−ε/ε0 において、ε
とε0 のそれぞれで検出素子ref_2を用いて正規化を行
なっている。このために、分母と分子とに同じ割合でX
線管1の出力変動が作用することになり、Δt毎の各タ
イミングの感度の測定時におけるX線管1の出力の変動
を一切無視することができる。
とε0 のそれぞれで検出素子ref_2を用いて正規化を行
なっている。このために、分母と分子とに同じ割合でX
線管1の出力変動が作用することになり、Δt毎の各タ
イミングの感度の測定時におけるX線管1の出力の変動
を一切無視することができる。
【0063】尚、X線検出器5の各検出素子には個体差
があるため、上述の感度復帰特性関数gi を全ての検出
素子について測定して、前述のfi と同様にチャネル毎
の補正用ベクター(補正量)としてキャリブレーション
処理部7に保存する。
があるため、上述の感度復帰特性関数gi を全ての検出
素子について測定して、前述のfi と同様にチャネル毎
の補正用ベクター(補正量)としてキャリブレーション
処理部7に保存する。
【0064】スキャン(図1ステップ):通常の手
順により断層撮影のためのスキャンを実行する。尚、制
御部11においてスキャン計画が立てられて、制御部1
1からの命令に応じてX線管1のX線量やX線照射時
間、X線照射時刻や休止期間等が制御される。従って、
X線管1でのX線量や照射時間、X線照射を行った時刻
等のデータは制御部11のスキャン計画についての記憶
部に保持されている。
順により断層撮影のためのスキャンを実行する。尚、制
御部11においてスキャン計画が立てられて、制御部1
1からの命令に応じてX線管1のX線量やX線照射時
間、X線照射時刻や休止期間等が制御される。従って、
X線管1でのX線量や照射時間、X線照射を行った時刻
等のデータは制御部11のスキャン計画についての記憶
部に保持されている。
【0065】また、スキャンを実行する毎に、キャリブ
レーション処理部7が正規化基準感度を求めて保存す
る。例えば、k番目のスキャンが実行されている場合の
X線検出素子ref_1 とref_2 との感度から正規化基準
εK を測定する。この場合、それぞれのデータを、DA
TA(ref_1 ),DATA(ref_2 )とした場合に、
εK =(DATA(ref_1 ))/(DATA(ref_2
))として保存する。
レーション処理部7が正規化基準感度を求めて保存す
る。例えば、k番目のスキャンが実行されている場合の
X線検出素子ref_1 とref_2 との感度から正規化基準
εK を測定する。この場合、それぞれのデータを、DA
TA(ref_1 ),DATA(ref_2 )とした場合に、
εK =(DATA(ref_1 ))/(DATA(ref_2
))として保存する。
【0066】この場合にも、感度劣化を生じる検出素子
ref_1 のデータを感度劣化を生じない検出素子ref_2
で正規化することで、このデータを求める際(k番目の
スキャン)におけるX線管1の出力の変動に影響されな
い状態で正規化基準感度のデータが保存される。
ref_1 のデータを感度劣化を生じない検出素子ref_2
で正規化することで、このデータを求める際(k番目の
スキャン)におけるX線管1の出力の変動に影響されな
い状態で正規化基準感度のデータが保存される。
【0067】データ補正処理(図1ステップ):ス
キャンによって得られたX線透過量のデータをデータ補
正部8において補正する。ここでは、キャリブレーショ
ン処理部7からのチャネル毎の補正用ベクターとしての
感度劣化特性関数fi 及び感度復帰特性関数gi を受
け、また、制御部11からX線照射時間や経過時間を受
けてデータ補正処理を実行する。
キャンによって得られたX線透過量のデータをデータ補
正部8において補正する。ここでは、キャリブレーショ
ン処理部7からのチャネル毎の補正用ベクターとしての
感度劣化特性関数fi 及び感度復帰特性関数gi を受
け、また、制御部11からX線照射時間や経過時間を受
けてデータ補正処理を実行する。
【0068】すなわち、ビュー毎(または、スキャン
毎)にcount の積分値(Σcount )によって感度の劣化
による補正を実行し、また、前のスキャンからの経過時
間によって感度の復帰による補正を実行する。
毎)にcount の積分値(Σcount )によって感度の劣化
による補正を実行し、また、前のスキャンからの経過時
間によって感度の復帰による補正を実行する。
【0069】従って、検出素子i チャネルで得られたデ
ータIi についての感度補正後のデータIi ’ は、 Ii ’=Ii ×1/(1−Di ) …(3) と表すことができる。
ータIi についての感度補正後のデータIi ’ は、 Ii ’=Ii ×1/(1−Di ) …(3) と表すことができる。
【0070】ここで、(3)式による補正について、詳
細に説明する。まず、既に求めてある関数gの逆関数g
-1を用いて前述のεKと先に求めたε0を用いて以下のよ
うにしてΔtを求める。尚、このΔtは、現在のk番目
のスキャンと前回k−1番目のスキャンとの間に経過し
た時間(復帰時間)である。 Δt=g-1 ((1−εk /ε0 )−(1−εk-1 /ε0 )) …(4) そして、このk番目のスキャンにおける各ビュー毎,各
チャネル毎に感度劣化及び感度復帰を考慮した劣化率d
i,j,k を求める。ここでは、k はスキャン番号,j はビ
ュー数( 1〜n ),i はチャネル番号である。
細に説明する。まず、既に求めてある関数gの逆関数g
-1を用いて前述のεKと先に求めたε0を用いて以下のよ
うにしてΔtを求める。尚、このΔtは、現在のk番目
のスキャンと前回k−1番目のスキャンとの間に経過し
た時間(復帰時間)である。 Δt=g-1 ((1−εk /ε0 )−(1−εk-1 /ε0 )) …(4) そして、このk番目のスキャンにおける各ビュー毎,各
チャネル毎に感度劣化及び感度復帰を考慮した劣化率d
i,j,k を求める。ここでは、k はスキャン番号,j はビ
ュー数( 1〜n ),i はチャネル番号である。
【0071】まず、既にキャリブレーション処理部7に
保存されている前回k−1番目のスキャンにおける劣化
率di,j,k-1 と復帰時間Δtに応じた感度復帰率gi
(Δt)とを考慮してk番目のスキャンにおける劣化率
の初期値d0i,kを求める。 d0i,k=di,j,k-1 +gi (Δt) …(5) そして、この(5)式により求められたk番目のスキャ
ンにおける劣化率の初期値d0i,k を基準として、k番
目のスキャンにより生じる劣化率を感度劣化特性関数f
により考慮して、k番目のスキャンにおける各ビューの
劣化率di,j,kを各チャネル毎に求める。 di,j,k =d0i,k+fi (d0i,k ,ΣIi,m,k ,A) …(6) 尚、この(6)式において、m はビュー数として 1〜j
により積算を行う。
保存されている前回k−1番目のスキャンにおける劣化
率di,j,k-1 と復帰時間Δtに応じた感度復帰率gi
(Δt)とを考慮してk番目のスキャンにおける劣化率
の初期値d0i,kを求める。 d0i,k=di,j,k-1 +gi (Δt) …(5) そして、この(5)式により求められたk番目のスキャ
ンにおける劣化率の初期値d0i,k を基準として、k番
目のスキャンにより生じる劣化率を感度劣化特性関数f
により考慮して、k番目のスキャンにおける各ビューの
劣化率di,j,kを各チャネル毎に求める。 di,j,k =d0i,k+fi (d0i,k ,ΣIi,m,k ,A) …(6) 尚、この(6)式において、m はビュー数として 1〜j
により積算を行う。
【0072】このようにして(6)式により求められた
値は、k番目のスキャンにおけるjビューにおけるi チ
ャネルの劣化率である。尚、このデータ補正処理で求め
られた各値εk ,di,j,k は次のk+1番目のスキャン
のデータ補正処理に用いるのでキャリブレーション処理
部7の記憶部内に保存しておく。
値は、k番目のスキャンにおけるjビューにおけるi チ
ャネルの劣化率である。尚、このデータ補正処理で求め
られた各値εk ,di,j,k は次のk+1番目のスキャン
のデータ補正処理に用いるのでキャリブレーション処理
部7の記憶部内に保存しておく。
【0073】そして、以上の(6)式により求められた
値を用いて、各チャネルの検出素子での測定値に対して
感度劣化及び感度復帰を考慮した補正を行う。すなわ
ち、上述の(3)式を書き換えると、 Ii,j,k ’=Ii,j,k ×1/(1−di,j,k ) …(7) 尚、この補正処理はビュー毎に実行する例を示したが、
補正の精度によっては、補正のパラメータを算出するタ
イミングを粗くして各スキャン毎にパラメータを算出し
て補正を行うようにしても良い。
値を用いて、各チャネルの検出素子での測定値に対して
感度劣化及び感度復帰を考慮した補正を行う。すなわ
ち、上述の(3)式を書き換えると、 Ii,j,k ’=Ii,j,k ×1/(1−di,j,k ) …(7) 尚、この補正処理はビュー毎に実行する例を示したが、
補正の精度によっては、補正のパラメータを算出するタ
イミングを粗くして各スキャン毎にパラメータを算出し
て補正を行うようにしても良い。
【0074】また、この補正処理では、劣化特性と復帰
特性との双方を求めてデータの補正を行うようにした
が、いずれか一方を求めて補正することも可能である。
例えば、短時間にスキャンを行う場合には、劣化率が大
きくなるが復帰率は小さいので、劣化率のみを求めて補
正することが可能である。また、長い間隔をおいて低爆
射線量のスキャンを行う場合には、復帰率が大きくなる
が劣化率は小さいので、劣化率のみを求めて補正するこ
とが可能である。
特性との双方を求めてデータの補正を行うようにした
が、いずれか一方を求めて補正することも可能である。
例えば、短時間にスキャンを行う場合には、劣化率が大
きくなるが復帰率は小さいので、劣化率のみを求めて補
正することが可能である。また、長い間隔をおいて低爆
射線量のスキャンを行う場合には、復帰率が大きくなる
が劣化率は小さいので、劣化率のみを求めて補正するこ
とが可能である。
【0075】画像再構成(図1ステップ):以上の
ようにして補正処理がなされたX線透過量のデータを用
いて画像処理部9が画像再構成を実行し表示部10に画
像表示を行う。
ようにして補正処理がなされたX線透過量のデータを用
いて画像処理部9が画像再構成を実行し表示部10に画
像表示を行う。
【0076】<X線検出器の特性改善方法及び装置によ
り得られる効果:従来例との比較>以上説明したように
感度変化についての2種類の基準用の検出素子を用いて
補正を行うX線検出器の特性改善方法及びX線CT装置
によれば、以下の,のような効果が得られる。
り得られる効果:従来例との比較>以上説明したように
感度変化についての2種類の基準用の検出素子を用いて
補正を行うX線検出器の特性改善方法及びX線CT装置
によれば、以下の,のような効果が得られる。
【0077】各チャネルの検出素子のX線照射による
感度劣化及び直前のスキャンからの経過時間に応じた感
度復帰のそれぞれを考慮して、各スキャン時における感
度劣化率を求めて補正を行うことで、X線の正確な検出
が行えるようになる。 上述の測定用の検出素子の感度復帰を求める際に、感
度復帰特性に復帰時間Δtをあてはめて計算により求め
るようにしている。この復帰時間Δtを求める際には、
感度劣化を生じる基準用の検出素子の測定値DATA
(ref_1 )から求めることが可能であるが、X線管1の
出力が一定である必要がある。そこで、感度劣化を生じ
ない検出素子ref_2 において同時に測定した測定値D
ATA(ref_2 )で、測定値DATA(ref_1 )を正
規化してΔtを求めるようにしている。このように測定
値を正規化した値(正規化基準感度)にすることによ
り、各測定のタイミングでのX線管1の出力変動により
影響されない状態になる。従って、復帰時間Δtを求め
る各タイミングでX線管1に出力変動が生じたとしても
変動の影響を受けず、正確に復帰時間Δtを求めること
が可能になる。これにより、前回のスキャンから今回の
スキャンまでの時間を測定しつづける必要がなく、計算
により求められた復帰時間Δtより感度復帰率を正確に
求めることができるようになる。
感度劣化及び直前のスキャンからの経過時間に応じた感
度復帰のそれぞれを考慮して、各スキャン時における感
度劣化率を求めて補正を行うことで、X線の正確な検出
が行えるようになる。 上述の測定用の検出素子の感度復帰を求める際に、感
度復帰特性に復帰時間Δtをあてはめて計算により求め
るようにしている。この復帰時間Δtを求める際には、
感度劣化を生じる基準用の検出素子の測定値DATA
(ref_1 )から求めることが可能であるが、X線管1の
出力が一定である必要がある。そこで、感度劣化を生じ
ない検出素子ref_2 において同時に測定した測定値D
ATA(ref_2 )で、測定値DATA(ref_1 )を正
規化してΔtを求めるようにしている。このように測定
値を正規化した値(正規化基準感度)にすることによ
り、各測定のタイミングでのX線管1の出力変動により
影響されない状態になる。従って、復帰時間Δtを求め
る各タイミングでX線管1に出力変動が生じたとしても
変動の影響を受けず、正確に復帰時間Δtを求めること
が可能になる。これにより、前回のスキャンから今回の
スキャンまでの時間を測定しつづける必要がなく、計算
により求められた復帰時間Δtより感度復帰率を正確に
求めることができるようになる。
【0078】従って、感度劣化率及び感度復帰率を正確
に求め補正することができるようになる。 <その他の好ましい例>また、以上の各実施例の説明以
外に、以下のような変形例も考えられる。
に求め補正することができるようになる。 <その他の好ましい例>また、以上の各実施例の説明以
外に、以下のような変形例も考えられる。
【0079】上述した検出器の感度特性以外に、リーク
カウント,オフセットドリフト,長い時定数のアフター
グローについても、上述と同様の構成において補正する
ことが可能である。
カウント,オフセットドリフト,長い時定数のアフター
グローについても、上述と同様の構成において補正する
ことが可能である。
【0080】ここで、リークカウントとは、X線照射な
しで計測されるカウントのうち、検出素子側に起因する
ものである。また、オフセットドリフトとは、データを
ディジタルデータに変換する装置に常に含まれているノ
イズによるカウントが外部の温度などにより変動(ドリ
フト)する現象を言う。また、アフターグローとは、検
出素子側のオン/オフの際の時定数により、例えばX線
照射をオフした際にカウントが0にならず、徐々に減少
してゆく現象を言う。
しで計測されるカウントのうち、検出素子側に起因する
ものである。また、オフセットドリフトとは、データを
ディジタルデータに変換する装置に常に含まれているノ
イズによるカウントが外部の温度などにより変動(ドリ
フト)する現象を言う。また、アフターグローとは、検
出素子側のオン/オフの際の時定数により、例えばX線
照射をオフした際にカウントが0にならず、徐々に減少
してゆく現象を言う。
【0081】これらの場合、補正しようとする特性の異
なる2種類の基準用検出手段を使用し、かつ、キャリブ
レーション処理及び補正処理を実行することで実現され
る。例えば、上述のリークカウント特性がX線照射量に
応じて劣化したり、また、復帰時間に応じて復帰するよ
うなものである場合には、以上の実施例と同じ様にして
2種類の特性の異なる基準用検出手段を設ける。
なる2種類の基準用検出手段を使用し、かつ、キャリブ
レーション処理及び補正処理を実行することで実現され
る。例えば、上述のリークカウント特性がX線照射量に
応じて劣化したり、また、復帰時間に応じて復帰するよ
うなものである場合には、以上の実施例と同じ様にして
2種類の特性の異なる基準用検出手段を設ける。
【0082】この場合も、劣化の特性を求めておいて、
各チャネルの検出手段の劣化及び直前のスキャンからの
経過時間に応じた復帰のそれぞれを考慮して、各スキャ
ン時における劣化率特性の良い方の検出手段を基準に補
正を行うことで、X線の正確な検出が行えるようにな
る。
各チャネルの検出手段の劣化及び直前のスキャンからの
経過時間に応じた復帰のそれぞれを考慮して、各スキャ
ン時における劣化率特性の良い方の検出手段を基準に補
正を行うことで、X線の正確な検出が行えるようにな
る。
【0083】また、復帰時間Δtを求める際には、2種
類の検出手段の測定値を正規化して求めることで、各測
定のタイミングでのX線管1の出力変動による影響を受
けなくなる。
類の検出手段の測定値を正規化して求めることで、各測
定のタイミングでのX線管1の出力変動による影響を受
けなくなる。
【0084】
【発明の効果】以上詳細に説明したX線検出器の特性改
善方法及びX線CT装置によれば、各チャネルの検出素
子のX線照射による感度劣化特性若しくは直前のスキャ
ンからの経過時間に応じた感度復帰特性の少なくとも一
方の特性を考慮して、各スキャン時におけるX線照射量
または直前スキャンからの復帰時間をパラメータとして
感度劣化率若しくは感度復帰率の一方または両方を求め
て補正を行うことで、感度劣化または感度復帰を補正し
た正確かつ容易な測定が可能になる。
善方法及びX線CT装置によれば、各チャネルの検出素
子のX線照射による感度劣化特性若しくは直前のスキャ
ンからの経過時間に応じた感度復帰特性の少なくとも一
方の特性を考慮して、各スキャン時におけるX線照射量
または直前スキャンからの復帰時間をパラメータとして
感度劣化率若しくは感度復帰率の一方または両方を求め
て補正を行うことで、感度劣化または感度復帰を補正し
た正確かつ容易な測定が可能になる。
【0085】また、以上詳細に説明した特性の異なる第
1及び第2の種類の基準用検出素子を用いたX線検出器
の特性改善方法及びX線CT装置によれば、各チャネル
の検出素子のX線照射による感度劣化特性若しくは直前
のスキャンからの経過時間に応じた感度復帰特性の少な
くとも一方の特性を考慮して、各スキャン時におけるX
線照射量若しくは直前スキャンからの復帰時間をパラメ
ータとして感度劣化率を求めて補正を行うX線検出器の
特性改善方法及びX線CT装置では、感度劣化特性にX
線照射に関するパラメータをあてはめて感度劣化を求
め、また、感度劣化のある基準用の検出素子の測定値を
感度劣化のない基準用の検出素子の測定値で正規化した
値を感度復帰特性にあてはめて復帰時間を求め、この復
帰時間により各チャネル毎の感度復帰を求める。このよ
うにすることで、各測定時のX線管の出力変動の影響を
受けることなく感度劣化または感度復帰を補正した正確
かつ容易な測定が可能になる。
1及び第2の種類の基準用検出素子を用いたX線検出器
の特性改善方法及びX線CT装置によれば、各チャネル
の検出素子のX線照射による感度劣化特性若しくは直前
のスキャンからの経過時間に応じた感度復帰特性の少な
くとも一方の特性を考慮して、各スキャン時におけるX
線照射量若しくは直前スキャンからの復帰時間をパラメ
ータとして感度劣化率を求めて補正を行うX線検出器の
特性改善方法及びX線CT装置では、感度劣化特性にX
線照射に関するパラメータをあてはめて感度劣化を求
め、また、感度劣化のある基準用の検出素子の測定値を
感度劣化のない基準用の検出素子の測定値で正規化した
値を感度復帰特性にあてはめて復帰時間を求め、この復
帰時間により各チャネル毎の感度復帰を求める。このよ
うにすることで、各測定時のX線管の出力変動の影響を
受けることなく感度劣化または感度復帰を補正した正確
かつ容易な測定が可能になる。
【0086】また、以上詳細に説明したX線検出器の特
性改善方法及びX線CT装置によれば、各チャネルの検
出素子のX線照射による感度以外の劣化特性若しくは直
前のスキャンからの経過時間に応じた感度以外の復帰特
性の少なくとも一方の特性を考慮して、各スキャン時に
おけるX線照射量または直前スキャンからの復帰時間を
パラメータとして劣化率若しくは復帰率の一方または両
方を求めて補正を行うことで、特性の劣化または復帰を
補正した正確かつ容易な測定が可能になる。
性改善方法及びX線CT装置によれば、各チャネルの検
出素子のX線照射による感度以外の劣化特性若しくは直
前のスキャンからの経過時間に応じた感度以外の復帰特
性の少なくとも一方の特性を考慮して、各スキャン時に
おけるX線照射量または直前スキャンからの復帰時間を
パラメータとして劣化率若しくは復帰率の一方または両
方を求めて補正を行うことで、特性の劣化または復帰を
補正した正確かつ容易な測定が可能になる。
【図1】本発明の一実施例のX線検出器の特性改善方法
の手順を示すフローチャートである。
の手順を示すフローチャートである。
【図2】本発明の一実施例のX線CT装置の構成例を示
す構成図である。
す構成図である。
【図3】本発明の一実施例のX線CT装置の主要部の構
成例を示す構成図である。
成例を示す構成図である。
【図4】本発明の一実施例に用いるX線検出器の特性の
一例を示す特性図である。
一例を示す特性図である。
【図5】本発明の一実施例に用いるX線検出器の特性の
一例を示す特性図である。
一例を示す特性図である。
【図6】従来のX線CT装置の主要部の構成例を示す構
成図である。
成図である。
1 X線管 2 コリメータ 3 画像再構成領域 5 X線検出器 6 データ収集部 7 キャリブレーション処理部 8 データ補正部 9 画像処理部 10 表示部 11 制御部
フロントページの続き (72)発明者 貫井 正健 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内
Claims (4)
- 【請求項1】 X線照射を受けて感度が変化する第1の
種類の検出素子を画像再構成用に複数チャネル備え、X
線照射を受けて感度が変化しない第2の種類の検出素子
を基準用の検出素子として備えたX線検出器の特性改善
方法であって、 第2の種類の検出素子の感度を参照して各チャネルの検
出素子の感度について爆射線量に応じて発生する感度の
劣化率の関数と、第2の種類の検出素子の感度を参照し
て各チャネルの検出素子の感度についてX線照射からの
時間に応じて発生する感度の復帰率の関数との少なくと
も一方の関数について求め、 スキャンを行なって各チャネルのデータを収集し、 スキャンによる爆射線量に応じた感度の劣化率と、各ス
キャン時のデータを用いて復帰率の逆関数より算出した
直前のX線照射からの経過時間に応じた感度の復帰率と
の少なくとも一方について前記関数より求め、このよう
にして求めた劣化率と復帰率との一方若しくは両方を用
いてスキャンで収集した各チャネルのデータを補正する
ことを特徴とするX線検出器の特性改善方法。 - 【請求項2】 X線照射を受けて感度が変化する第1の
種類の検出素子を画像再構成用に複数チャネル備えたX
線CT装置において、 X線照射を受けて感度が変化しない第2の種類の基準用
の検出素子と、 第2の種類の検出素子の感度を参照して各チャネルの検
出素子の感度について爆射線量に応じて発生する感度の
劣化率の関数と、第2の種類の検出素子の感度を参照し
て各チャネルの検出素子の感度についてX線照射からの
時間に応じて発生する感度の復帰率の関数との少なくと
も一方の関数について求めるキャリブレーション手段
と、 スキャンによる爆射線量に応じた感度の劣化率と、各ス
キャン時のデータを用いて復帰率の逆関数より算出した
直前のX線照射からの経過時間に応じた感度の復帰率と
の少なくとも一方について前記関数より求め、このよう
にして求めた劣化率と復帰率との一方若しくは両方を用
いてスキャンで収集した各チャネルのデータを補正する
データ補正手段とを備えたことを特徴とするX線CT装
置。 - 【請求項3】 X線照射を受けて感度が変化する第1の
種類の検出素子を画像再構成用に複数チャネル備えたX
線CT装置において、 X線照射を受けて感度が変化する第1の種類の基準用の
検出素子と、 X線照射を受けて感度が変化しない第2の種類の基準用
の検出素子と、 スキャン前の第1の種類の基準用の検出素子の感度を第
2の種類の基準用の検出素子の感度で正規化した正規化
基準感度を求め、第2の種類の検出素子の感度を参照し
て各チャネルの検出素子の感度について爆射線量に応じ
て発生する感度の劣化率を関数として求め、第2の種類
の検出素子の感度を参照して各チャネルの検出素子の感
度についてX線照射からの時間に応じて発生する感度の
復帰率を関数として求め、スキャンの際に第1の種類の
検出素子の感度を第2の種類の検出素子の感度で正規化
処理した正規化基準感度を求めるキャリブレーション手
段と、 スキャンによる爆射線量に応じた感度の劣化率を前記関
数より求め、正規化基準感度の初期値と各スキャン時の
値とを用いて復帰率の逆関数より直前のX線照射からの
経過時間を求め、この経過時間に応じた感度の復帰率を
前記関数より求め、スキャンで収集した各チャネルのデ
ータを前記劣化率及び復帰率で補正するデータ補正手段
とを備えたことを特徴とするX線CT装置。 - 【請求項4】 X線照射を受けて感度以外の特性が変化
する第1の種類の検出手段を画像再構成用に複数チャネ
ル備えたX線CT装置において、 X線照射を受けて前記特性が変化しない第2の種類の基
準用の検出手段と、 第2の種類の検出手段の前記特性を参照して各チャネル
の検出手段の前記特性について爆射線量に応じて発生す
る前記特性の劣化率の関数と、第2の種類の検出手段の
前記特性を参照して各チャネルの検出手段の前記特性に
ついてX線照射からの時間に応じて発生する前記特性の
復帰率の関数との少なくとも一方の関数について求める
キャリブレーション手段と、 スキャンによる爆射線量に応じた前記特性の劣化率と、
各スキャン時のデータを用いて復帰率の逆関数より算出
した直前のX線照射からの経過時間に応じた前記特性の
復帰率との少なくとも一方について前記関数より求め、
このようにして求めた劣化率と復帰率との一方若しくは
両方を用いてスキャンで収集した各チャネルのデータを
補正するデータ補正手段とを備えたことを特徴とするX
線CT装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7054476A JPH08243101A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | X線検出器の特性改善方法及びx線ct装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7054476A JPH08243101A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | X線検出器の特性改善方法及びx線ct装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08243101A true JPH08243101A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12971730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7054476A Pending JPH08243101A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | X線検出器の特性改善方法及びx線ct装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08243101A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005319152A (ja) * | 2004-05-11 | 2005-11-17 | Hitachi Medical Corp | X線ct装置 |
| JP2008237920A (ja) * | 2000-10-10 | 2008-10-09 | Toshiba Corp | X線診断装置 |
-
1995
- 1995-03-14 JP JP7054476A patent/JPH08243101A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008237920A (ja) * | 2000-10-10 | 2008-10-09 | Toshiba Corp | X線診断装置 |
| JP2005319152A (ja) * | 2004-05-11 | 2005-11-17 | Hitachi Medical Corp | X線ct装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6454460B1 (en) | System and method for evaluating and calibrating a radiation generator | |
| US7268354B2 (en) | Method for operation of a counting radiation detector with improved linearity | |
| US11490874B2 (en) | Self calibration method and apparatus for correcting offset angle in a photon counting computed tomography system | |
| US4591984A (en) | Radiation measuring device | |
| US11896410B2 (en) | Photon counting CT apparatus and method of correcting material decomposition map | |
| CN102809756B (zh) | 校正量子计数探测器中计数率漂移的方法和x射线系统 | |
| JP4414754B2 (ja) | エネルギースペクトルの自動調整を含むガンマカメラ | |
| US5680427A (en) | Normalization of tomographic image data | |
| JP5579505B2 (ja) | X線ct装置 | |
| JP2001243454A (ja) | アモルファス・シリコン撮像用検出器における画像残存を補償する方法及び装置 | |
| CN102688052B (zh) | 校正x射线探测器的探测器数据的方法和x射线拍摄系统 | |
| US5761257A (en) | Normalizing projection data in a computed tomography system | |
| CN1331022C (zh) | 用于获取辐射图像的系统和方法 | |
| JPH0479259B2 (ja) | ||
| JP2024014781A (ja) | 放射線診断装置及び計数損失補正方法 | |
| EP1186910B1 (en) | Means for measuring the offset induced by photo-conductive fets in a solid state x-ray detector | |
| US6651018B2 (en) | Method for correcting calibration values in a calibration table of computed tomography apparatus | |
| JPH08243101A (ja) | X線検出器の特性改善方法及びx線ct装置 | |
| US10070840B2 (en) | X-ray computed tomography apparatus and radiation medical imaging diagnostic apparatus | |
| CN104603606B (zh) | 用于确定通过待检查的对象引起的x射线辐射的衰减的方法和装置 | |
| US10806422B2 (en) | Apparatus for generating X-rays | |
| JPH08266532A (ja) | X線ct装置 | |
| JP2706990B2 (ja) | 放射能の決定方法および液体シンチレーション計数器 | |
| US9933530B2 (en) | Photon detector, radiation analyzer, and computer program product | |
| JP2813984B2 (ja) | X線ctのx線検出システム |