JPH08243406A - メタルハニカム体 - Google Patents
メタルハニカム体Info
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- JPH08243406A JPH08243406A JP7077085A JP7708595A JPH08243406A JP H08243406 A JPH08243406 A JP H08243406A JP 7077085 A JP7077085 A JP 7077085A JP 7708595 A JP7708595 A JP 7708595A JP H08243406 A JPH08243406 A JP H08243406A
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- corrugated
- metal honeycomb
- metal
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01N2330/00—Structure of catalyst support or particle filter
- F01N2330/30—Honeycomb supports characterised by their structural details
- F01N2330/32—Honeycomb supports characterised by their structural details characterised by the shape, form or number of corrugations of plates, sheets or foils
- F01N2330/321—Honeycomb supports characterised by their structural details characterised by the shape, form or number of corrugations of plates, sheets or foils with two or more different kinds of corrugations in the same substrate
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01N2330/00—Structure of catalyst support or particle filter
- F01N2330/30—Honeycomb supports characterised by their structural details
- F01N2330/32—Honeycomb supports characterised by their structural details characterised by the shape, form or number of corrugations of plates, sheets or foils
- F01N2330/322—Corrugations of trapezoidal form
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- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 排気ガス浄化用メタル担体(MS)の主要な
構成要素であるメタルハニカム体(H)を、特定構造の
二種の波板状帯材により構成し、耐熱疲労性、排気ガス
浄化能、及び経済性に優れたものとする。 【構成】 所望の波高(t1 )及び幅(w1 )を有する
薄肉金属板製の第一波板状帯材(1)と、前記第一の波
板状帯材(1)の波高(t1 )と幅(w1 )のいずれよ
りも小さい波高(t2 )と幅(w2 )を有する第二波板
状帯材(2)とを、相互に当接するように重積して製作
したハニカム構造の排気ガス浄化用触媒を担持するため
のメタルハニカム体において、(i) 前記第一波板状帯材
(1)の波形の進行方向が、メタルハニカム体の軸方向
(排気ガスの通過方向)に対して直交する方向のもので
あり、かつ、(ii)前記第二波板状帯材(2)の波形の進
行方向が、前記第一波板状帯び座i(1)の波形の進行
方向に対して直交するものであること、を特徴とするメ
タルハニカム体。
構成要素であるメタルハニカム体(H)を、特定構造の
二種の波板状帯材により構成し、耐熱疲労性、排気ガス
浄化能、及び経済性に優れたものとする。 【構成】 所望の波高(t1 )及び幅(w1 )を有する
薄肉金属板製の第一波板状帯材(1)と、前記第一の波
板状帯材(1)の波高(t1 )と幅(w1 )のいずれよ
りも小さい波高(t2 )と幅(w2 )を有する第二波板
状帯材(2)とを、相互に当接するように重積して製作
したハニカム構造の排気ガス浄化用触媒を担持するため
のメタルハニカム体において、(i) 前記第一波板状帯材
(1)の波形の進行方向が、メタルハニカム体の軸方向
(排気ガスの通過方向)に対して直交する方向のもので
あり、かつ、(ii)前記第二波板状帯材(2)の波形の進
行方向が、前記第一波板状帯び座i(1)の波形の進行
方向に対して直交するものであること、を特徴とするメ
タルハニカム体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気ガス浄化用として
使用されるメタル担体の主要な構成要素である金属製で
ハニカム構造の排気ガス浄化用触媒を担持するためのハ
ニカム体(以下、単にメタルハニカム体という。)に関
する。
使用されるメタル担体の主要な構成要素である金属製で
ハニカム構造の排気ガス浄化用触媒を担持するためのハ
ニカム体(以下、単にメタルハニカム体という。)に関
する。
【0002】更に詳しくは、本発明は、メタルハニカム
体を特定構造の第一及び第二波板状帯材を用いて構成す
るものであり、従来にない新しい構造のメタルハニカム
体に関するものである。本発明により、従来の同幅の平
板状帯材と波板状帯材を相互に重積して構成したメタル
ハニカム体と比較して、帯材表面の有効利用性、排気ガ
スに対する攪拌・乱流化特性、耐熱疲労性及び経済性に
優れたメタルハニカム体が提供される。
体を特定構造の第一及び第二波板状帯材を用いて構成す
るものであり、従来にない新しい構造のメタルハニカム
体に関するものである。本発明により、従来の同幅の平
板状帯材と波板状帯材を相互に重積して構成したメタル
ハニカム体と比較して、帯材表面の有効利用性、排気ガ
スに対する攪拌・乱流化特性、耐熱疲労性及び経済性に
優れたメタルハニカム体が提供される。
【0003】
【従来の技術】従来の典型的な排気ガス浄化用のメタル
担体は、図6〜図7に示されるように、(i) 耐熱性の薄
肉金属板製の平板と波板で構成されるハニカム構造体で
あって、排気ガス浄化用触媒(例えばPt,Rh,Pd
などを使用した触媒系)を担持するためのメタルハニカ
ム体(H' )、及び(ii)前記メタルハニカム体(H' )
を内部に収容し、固定するための金属製のケーシング
(C)、とから構成されるものである。なお、前記メタ
ル担体は、当業界においては、メタルサポート(Metal
Support )またはメタルサブストレート(Metal Substr
ate )といわれており、略記号MSが使用される。本発
明においても、前記略記号MSが使用される。また、以
下、メタルハニカム体については、ハニカム構造(Hone
ycomb Structure )にちなんで従来技術のものを(H'
)、本発明のものを(H)という略記号で示す。
担体は、図6〜図7に示されるように、(i) 耐熱性の薄
肉金属板製の平板と波板で構成されるハニカム構造体で
あって、排気ガス浄化用触媒(例えばPt,Rh,Pd
などを使用した触媒系)を担持するためのメタルハニカ
ム体(H' )、及び(ii)前記メタルハニカム体(H' )
を内部に収容し、固定するための金属製のケーシング
(C)、とから構成されるものである。なお、前記メタ
ル担体は、当業界においては、メタルサポート(Metal
Support )またはメタルサブストレート(Metal Substr
ate )といわれており、略記号MSが使用される。本発
明においても、前記略記号MSが使用される。また、以
下、メタルハニカム体については、ハニカム構造(Hone
ycomb Structure )にちなんで従来技術のものを(H'
)、本発明のものを(H)という略記号で示す。
【0004】前記した従来のメタル担体(MS)の主要
な構成要素であるメタルハニカム体(H' )としては、
種々の構造のものが提案されている。前記した図6〜図
7に示されるメタルハニカム体(H' )は、特に図7か
ら平板状帯材と波板状帯材が巻回積層されていることか
ら容易に理解されるように巻回タイプと称されるもので
ある。なお、図6は、従来の巻回タイプのメタルハニカ
ム体(H' )をメタルケーシング(C)内に固定したメ
タル担体(MS)の斜視図を示し、図7は従来の巻回タ
イプのメタルハニカム体(H' )の正面図を示す。前記
した従来の巻回タイプのメタルハニカム体(H' )は、
図8に示されるように例えば100μm以下(好ましく
は50μm以下)の耐熱性の薄肉鋼板からなる所望幅
(w1 )の平板状帯材(2' )と、前記平板(2' )を
波付加工して調製した前記平板状帯材(2' )と同幅
(w1 )の波板状帯材(1' )とを、相互に当接部を有
するように重積し、これを一括渦巻き状に巻回成形して
軸方向に排気ガス通路のための多数の網目状通気孔路
(セル)(3)を持つハニカム構造体としたものであ
る。
な構成要素であるメタルハニカム体(H' )としては、
種々の構造のものが提案されている。前記した図6〜図
7に示されるメタルハニカム体(H' )は、特に図7か
ら平板状帯材と波板状帯材が巻回積層されていることか
ら容易に理解されるように巻回タイプと称されるもので
ある。なお、図6は、従来の巻回タイプのメタルハニカ
ム体(H' )をメタルケーシング(C)内に固定したメ
タル担体(MS)の斜視図を示し、図7は従来の巻回タ
イプのメタルハニカム体(H' )の正面図を示す。前記
した従来の巻回タイプのメタルハニカム体(H' )は、
図8に示されるように例えば100μm以下(好ましく
は50μm以下)の耐熱性の薄肉鋼板からなる所望幅
(w1 )の平板状帯材(2' )と、前記平板(2' )を
波付加工して調製した前記平板状帯材(2' )と同幅
(w1 )の波板状帯材(1' )とを、相互に当接部を有
するように重積し、これを一括渦巻き状に巻回成形して
軸方向に排気ガス通路のための多数の網目状通気孔路
(セル)(3)を持つハニカム構造体としたものであ
る。
【0005】このほか、メタル担体(MS)の主要な構
成要素であるメタルハニカム体(H' )として、前記し
た巻回タイプのもの以外に、平板条帯材と波板条帯材か
らメタルハニカム体(H' )を製造する方法の相違によ
り、各種のものが提案されている。
成要素であるメタルハニカム体(H' )として、前記し
た巻回タイプのもの以外に、平板条帯材と波板条帯材か
らメタルハニカム体(H' )を製造する方法の相違によ
り、各種のものが提案されている。
【0006】例えば、両帯材(平板状帯材と波板状帯
材)を階層状に相互に当接、重積された構造の階層タイ
プのもの(図9参照)、このほか、特開昭62−273
050号、特開昭62−273051号、特開平1−2
18637号、特公表3−502660号、特開平4−
227855号などに開示されている放射状タイプ(図
10参照)、S字状タイプ(図12参照)、及びX−ラ
ップ(卍状)タイプ(図13参照)の形状構造としたメ
タルハニカム体(H' )が知られている。なお、前記し
た従来の各種構造のメタルハニカム体(H' )は、図8
に示されるように同幅(w1 )の波板状帯材(1' )と
平板状帯材(2' )を用いて構成されるものである。
材)を階層状に相互に当接、重積された構造の階層タイ
プのもの(図9参照)、このほか、特開昭62−273
050号、特開昭62−273051号、特開平1−2
18637号、特公表3−502660号、特開平4−
227855号などに開示されている放射状タイプ(図
10参照)、S字状タイプ(図12参照)、及びX−ラ
ップ(卍状)タイプ(図13参照)の形状構造としたメ
タルハニカム体(H' )が知られている。なお、前記し
た従来の各種構造のメタルハニカム体(H' )は、図8
に示されるように同幅(w1 )の波板状帯材(1' )と
平板状帯材(2' )を用いて構成されるものである。
【0007】また、前記した従来のメタル担体(MS)
の金属製ケーシング(C)としては、内部に前記メタル
ハニカム体(H' )を収容し、固定するための筒状体が
使用されている。前記金属製ケーシング(C)の正面
(断面)形状は、図6〜図7に示される円形のものに限
定されず、メタルハニカム体(H)の正面(断面)形状
に合致させた形状のもの、例えば楕円形、長円形、レー
ストラック形状、多角形、その他の異形形状のものであ
ってもよいものである。
の金属製ケーシング(C)としては、内部に前記メタル
ハニカム体(H' )を収容し、固定するための筒状体が
使用されている。前記金属製ケーシング(C)の正面
(断面)形状は、図6〜図7に示される円形のものに限
定されず、メタルハニカム体(H)の正面(断面)形状
に合致させた形状のもの、例えば楕円形、長円形、レー
ストラック形状、多角形、その他の異形形状のものであ
ってもよいものである。
【0008】そして、前記した従来のメタル担体(M
S)は、排気ガス系統という過酷な熱的環境条件のもと
で使用されるため、メタルハニカム体(H' )を構成す
る帯材(平板状帯材と波板状帯材)の当接部は強固に固
着される。これは、メタル担体(MS)の主要な構成要
素であるメタルハニカム体(H')と金属製ケーシング
(C)が、排気ガス自体の高温度及び排気ガスと排気ガ
ス浄化用触媒との発熱反応により発生する高温度にさら
され、このような高温雰囲気のもとで各要素に大きな熱
応力が印加されるためであり、熱応力に耐え得るように
ろう接合や溶接などの固着方式により強固に固着され
る。
S)は、排気ガス系統という過酷な熱的環境条件のもと
で使用されるため、メタルハニカム体(H' )を構成す
る帯材(平板状帯材と波板状帯材)の当接部は強固に固
着される。これは、メタル担体(MS)の主要な構成要
素であるメタルハニカム体(H')と金属製ケーシング
(C)が、排気ガス自体の高温度及び排気ガスと排気ガ
ス浄化用触媒との発熱反応により発生する高温度にさら
され、このような高温雰囲気のもとで各要素に大きな熱
応力が印加されるためであり、熱応力に耐え得るように
ろう接合や溶接などの固着方式により強固に固着され
る。
【0009】即ち、メタルハニカム体(H' )は、前記
した過酷な使用条件下における耐久性の確保という観点
から、その構成部材である平板状帯材と波板状帯材の当
接部は、種々の方法及び方式により固着される。例え
ば、メタルハニカム体内部の所定部位の平板状帯材と波
板状帯材との当接部がろう接合や溶接などにより固着さ
れる(例えば、特公昭63−44466号、特開平2−
218442号参照)。
した過酷な使用条件下における耐久性の確保という観点
から、その構成部材である平板状帯材と波板状帯材の当
接部は、種々の方法及び方式により固着される。例え
ば、メタルハニカム体内部の所定部位の平板状帯材と波
板状帯材との当接部がろう接合や溶接などにより固着さ
れる(例えば、特公昭63−44466号、特開平2−
218442号参照)。
【0010】一方、メタルハニカム体(H' )と金属製
ケーシング(C)の当接面も、両要素の離体を防止する
という観点などから強固に固着されるものである。な
お、メタルハニカム体(H' )内部には大きな熱応力が
発生し、これが両要素の当接面に集中・集積し両要素の
離体を誘発するが、前記した熱応力を吸収・緩和させる
ために、前記当接面の特定部位を固着するという方式も
提案されている(例えば、実開昭62−19443号参
照)。
ケーシング(C)の当接面も、両要素の離体を防止する
という観点などから強固に固着されるものである。な
お、メタルハニカム体(H' )内部には大きな熱応力が
発生し、これが両要素の当接面に集中・集積し両要素の
離体を誘発するが、前記した熱応力を吸収・緩和させる
ために、前記当接面の特定部位を固着するという方式も
提案されている(例えば、実開昭62−19443号参
照)。
【0011】
【発明が解決しようとする問題点】前記したように、従
来のメタル担体(MS)において、その主要な構成要素
であるメタルハニカム体(H' )は、その構成部材であ
る平板状帯材と波板状帯材の山部及び谷部で相互に当
接、固着させた構造のものである。従って、前記当接部
に触媒物質を担持させることができないため、両帯材の
全表面に対する触媒担持のための有効面積率は低いもの
である。より具体的には、この種の平板状帯材と波板状
帯材として厚さ50μm以下の耐熱性ステンレス鋼箔が
使用されているが、前記した両帯材の当接部の面積が全
表面積の10%〜30%にも及ぶため、前記触媒担持の
ための有効面積率は極めて低いものである。特に、両帯
材の強固な固着のために、波板状帯材の波形構造とし
て、正弦波でなく矩形波もしくは台形波を有するものに
おいては、前記有効面積率が低いものである。
来のメタル担体(MS)において、その主要な構成要素
であるメタルハニカム体(H' )は、その構成部材であ
る平板状帯材と波板状帯材の山部及び谷部で相互に当
接、固着させた構造のものである。従って、前記当接部
に触媒物質を担持させることができないため、両帯材の
全表面に対する触媒担持のための有効面積率は低いもの
である。より具体的には、この種の平板状帯材と波板状
帯材として厚さ50μm以下の耐熱性ステンレス鋼箔が
使用されているが、前記した両帯材の当接部の面積が全
表面積の10%〜30%にも及ぶため、前記触媒担持の
ための有効面積率は極めて低いものである。特に、両帯
材の強固な固着のために、波板状帯材の波形構造とし
て、正弦波でなく矩形波もしくは台形波を有するものに
おいては、前記有効面積率が低いものである。
【0012】これを経済的観点から評価すると、メタル
ハニカム体(H' )用の両帯材(平板状帯材と波板状帯
材)として使用されている前記Fe−Cr20%−Al
5%系などの厚さ50μm以下の耐熱鋼箔は、価格が
厚さ1.5mm程度のSUS304の材料の5倍前後と極
めて高価なものであり、前記当接部による触媒担持のた
めの有効面積率の低下は、非経済的なものである。因み
に、メタル担体の価格に対する前記耐熱鋼箔の材料費の
比率は50%にも及ぶものであり、有効面積率の増大化
が強く求められている。
ハニカム体(H' )用の両帯材(平板状帯材と波板状帯
材)として使用されている前記Fe−Cr20%−Al
5%系などの厚さ50μm以下の耐熱鋼箔は、価格が
厚さ1.5mm程度のSUS304の材料の5倍前後と極
めて高価なものであり、前記当接部による触媒担持のた
めの有効面積率の低下は、非経済的なものである。因み
に、メタル担体の価格に対する前記耐熱鋼箔の材料費の
比率は50%にも及ぶものであり、有効面積率の増大化
が強く求められている。
【0013】更に、従来のメタル担体(MS)において
検討されなければならない点は、メタル担体(MS)の
製造に適用される固着手段である。前記したように、メ
タル担体(MS)の製造において、メタルハニカム体
(H' )を構成する両帯材(平板状帯材と波板状帯材)
の当接部、及びメタルハニカム体(H' )と金属製ケー
シング(C)の当接部は耐久性の観点からろう接合(ろ
う付け)や溶接などの固着手段が適用されて固着される
ものである。そして、前記固着手段として一般に採用さ
れているろう接合方式において、使用されているろう材
は、メタル担体の高温雰囲気下での使用条件ということ
から、例えばNi系、Ni−Cr系などの高価な高温用
ろう材であり、経済性の観点からその使用量の低減化が
強く求められている。また、前記したろう材使用量の低
減化の点は、両帯材(平板状帯材と波板状帯材)の当接
部の面積が大きなものであることから、使用されるろう
材が多くなり、このためろう材成分と両帯材の金属成分
との合金化反応や拡散反応による両帯材の耐熱性の低
下、更には触媒の不活性化などの問題が誘発され、この
面からもろう材使用量の低減化が強く求められている。
検討されなければならない点は、メタル担体(MS)の
製造に適用される固着手段である。前記したように、メ
タル担体(MS)の製造において、メタルハニカム体
(H' )を構成する両帯材(平板状帯材と波板状帯材)
の当接部、及びメタルハニカム体(H' )と金属製ケー
シング(C)の当接部は耐久性の観点からろう接合(ろ
う付け)や溶接などの固着手段が適用されて固着される
ものである。そして、前記固着手段として一般に採用さ
れているろう接合方式において、使用されているろう材
は、メタル担体の高温雰囲気下での使用条件ということ
から、例えばNi系、Ni−Cr系などの高価な高温用
ろう材であり、経済性の観点からその使用量の低減化が
強く求められている。また、前記したろう材使用量の低
減化の点は、両帯材(平板状帯材と波板状帯材)の当接
部の面積が大きなものであることから、使用されるろう
材が多くなり、このためろう材成分と両帯材の金属成分
との合金化反応や拡散反応による両帯材の耐熱性の低
下、更には触媒の不活性化などの問題が誘発され、この
面からもろう材使用量の低減化が強く求められている。
【0014】また、メタルハニカム体(H' )の内部に
は、大きな熱応力が発生し、これに基づいて前記したよ
うにメタルハニカム体(H' )と金属製ケーシング
(C)の当接面の離体が誘発され、更にはメタルハニカ
ム体(H' )の構成要素である両帯材(平板状帯材と波
板状帯材)の当接部の離体及び両帯材の変形、座屈、破
損が誘発され、メタル担体(MS)の耐久性を損ねる。
前記した熱応力による耐久性の低下に対しては、前記し
たように固着方式により一定の改善がなされてはいる
が、十分なものではない。
は、大きな熱応力が発生し、これに基づいて前記したよ
うにメタルハニカム体(H' )と金属製ケーシング
(C)の当接面の離体が誘発され、更にはメタルハニカ
ム体(H' )の構成要素である両帯材(平板状帯材と波
板状帯材)の当接部の離体及び両帯材の変形、座屈、破
損が誘発され、メタル担体(MS)の耐久性を損ねる。
前記した熱応力による耐久性の低下に対しては、前記し
たように固着方式により一定の改善がなされてはいる
が、十分なものではない。
【0015】本発明は、前記した従来技術のメタル担体
(MS)の欠点を解消するべく創案されたものである。
本発明者は、前記した従来技術のメタル担体(MS)の
諸欠点を解消するべく検討した。その結果、排気ガス浄
化用メタル担体(MS)の主要な構成要素であるメタル
ハニカム体の構造を、従来の同幅の平板状帯材と波板状
帯材を使用して構成するかわりに、一方が大波形の第一
波板状帯材とし、他方を小波形でかつ狭幅の第二波板状
帯材(これは、従来の平板状帯材との関連でいえば、帯
材の幅の相違点を除くと、平板状帯材に小波形、いわゆ
るマイクロコルゲーションを付与したものといえる。)
として構成した場合、前記した従来技術が内包する諸欠
点を改善することができるという知見を見い出した。本
発明は、前記知見をベースにして完成されたものであ
り、本発明により排気ガス浄化特性や耐熱疲労性に優れ
るとともに経済性に優れた排気ガス浄化用メタル担体
(MS)の主要な構成要素であるメタルハニカム体
(H)が提供される。
(MS)の欠点を解消するべく創案されたものである。
本発明者は、前記した従来技術のメタル担体(MS)の
諸欠点を解消するべく検討した。その結果、排気ガス浄
化用メタル担体(MS)の主要な構成要素であるメタル
ハニカム体の構造を、従来の同幅の平板状帯材と波板状
帯材を使用して構成するかわりに、一方が大波形の第一
波板状帯材とし、他方を小波形でかつ狭幅の第二波板状
帯材(これは、従来の平板状帯材との関連でいえば、帯
材の幅の相違点を除くと、平板状帯材に小波形、いわゆ
るマイクロコルゲーションを付与したものといえる。)
として構成した場合、前記した従来技術が内包する諸欠
点を改善することができるという知見を見い出した。本
発明は、前記知見をベースにして完成されたものであ
り、本発明により排気ガス浄化特性や耐熱疲労性に優れ
るとともに経済性に優れた排気ガス浄化用メタル担体
(MS)の主要な構成要素であるメタルハニカム体
(H)が提供される。
【0016】
【問題点を解決するための手段】本発明を概説すれば、
本発明は、所望の波高(t1 )及び幅(w1 )を有する
薄肉金属板製の第一波板状帯材(1)と、前記第一波板
状帯材(1)の波高(t1 )と幅(w1 )のいずれより
も小さい波高(t2 )と幅(w2 )を有する第二波板状
帯材(2)とを、相互に当接するように重積して製作し
たハニカム構造の排気ガス浄化用触媒を担持するための
メタルハニカム体において、(i) 前記第一波板状帯材
(1)の波形の進行方向が、メタルハニカム体の軸方向
(排気ガスの通過方向)に対して直交する方向のもので
あり、かつ、(ii)前記第二波板状帯材(2)の波形の進
行方向が、前記第一波板状帯材(1)の波形の進行方向
に対して直交するものであること、を特徴とするメタル
ハニカム体を特徴とするメタルハニカム体に関するもの
である。
本発明は、所望の波高(t1 )及び幅(w1 )を有する
薄肉金属板製の第一波板状帯材(1)と、前記第一波板
状帯材(1)の波高(t1 )と幅(w1 )のいずれより
も小さい波高(t2 )と幅(w2 )を有する第二波板状
帯材(2)とを、相互に当接するように重積して製作し
たハニカム構造の排気ガス浄化用触媒を担持するための
メタルハニカム体において、(i) 前記第一波板状帯材
(1)の波形の進行方向が、メタルハニカム体の軸方向
(排気ガスの通過方向)に対して直交する方向のもので
あり、かつ、(ii)前記第二波板状帯材(2)の波形の進
行方向が、前記第一波板状帯材(1)の波形の進行方向
に対して直交するものであること、を特徴とするメタル
ハニカム体を特徴とするメタルハニカム体に関するもの
である。
【0017】以下、本発明の技術的構成及び実施態様を
図面を参照して詳しく説明する。なお、本発明は図示の
ものに限定されないことはいうまでもないことである。
図面を参照して詳しく説明する。なお、本発明は図示の
ものに限定されないことはいうまでもないことである。
【0018】図1〜図5は、本発明のメタルハニカム体
(H)の実施態様を説明する図である。図1は、本発明
のメタルハニカム体(H)の構成部材である第一波板状
帯材(1)と第二波板状帯材(2)の構造と配置関係を
説明する図であり、従来技術に関する図8に対応する図
である。従って、図1は巻回タイプのメタルハニカム体
(H)の一部拡大図と理解されるべきである。図2は、
第一波板状帯材(1)と第二波板状帯材(2)の波形構
造を説明する図である。
(H)の実施態様を説明する図である。図1は、本発明
のメタルハニカム体(H)の構成部材である第一波板状
帯材(1)と第二波板状帯材(2)の構造と配置関係を
説明する図であり、従来技術に関する図8に対応する図
である。従って、図1は巻回タイプのメタルハニカム体
(H)の一部拡大図と理解されるべきである。図2は、
第一波板状帯材(1)と第二波板状帯材(2)の波形構
造を説明する図である。
【0019】図1〜図2に示されているように、本発明
の排気ガス浄化用メタル担体(MS)の主要な構成要素
であるメタルハニカム体(H)の構成部材である第一波
板状帯材(1)と第二波板状帯材(2)の構造におい
て、特徴的な点は以下の点にある。(i) 第一波板状帯材
(1)の波高(t1 )は、第二波板状帯材(2)の波高
(t2 )より大きく構成され、(ii) 第一波板状帯材
(1)の幅(w1 )は、第二波板状帯材(2)の幅(w
2 )より大きく構成され、(iii) 第一波板状帯材(1)
の波形の進行方向が、メタルハニカム体(H)の軸方
向、別言すれば排気ガスの通過方向(F)(図1参照)
に対して直交する方向のもので構成され、かつ、(iv)
第二波板状帯材(2)の波形の進行方向が、前記第一波
板状帯材(1)の波形の進行方向に対して直交する方向
のもので構成されているという点である。なお、本発明
において、第二波板状帯材(2)の波形(マイクロウェ
イブ、マイクロコルゲーション)の進行方向は、排気ガ
スの通過方向(F)に平行した方向あるということがで
きる。
の排気ガス浄化用メタル担体(MS)の主要な構成要素
であるメタルハニカム体(H)の構成部材である第一波
板状帯材(1)と第二波板状帯材(2)の構造におい
て、特徴的な点は以下の点にある。(i) 第一波板状帯材
(1)の波高(t1 )は、第二波板状帯材(2)の波高
(t2 )より大きく構成され、(ii) 第一波板状帯材
(1)の幅(w1 )は、第二波板状帯材(2)の幅(w
2 )より大きく構成され、(iii) 第一波板状帯材(1)
の波形の進行方向が、メタルハニカム体(H)の軸方
向、別言すれば排気ガスの通過方向(F)(図1参照)
に対して直交する方向のもので構成され、かつ、(iv)
第二波板状帯材(2)の波形の進行方向が、前記第一波
板状帯材(1)の波形の進行方向に対して直交する方向
のもので構成されているという点である。なお、本発明
において、第二波板状帯材(2)の波形(マイクロウェ
イブ、マイクロコルゲーション)の進行方向は、排気ガ
スの通過方向(F)に平行した方向あるということがで
きる。
【0020】本発明において、図2に示されている第一
波板状帯材(1)の波長(波ピッチ)(λ1 )と第二波
板状帯材(2)の波長(λ2 )は、一般的にはλ1 >λ
2 の関係にあるが、λ1 =λ2 の関係やλ1 <λ2 の関
係のものであってもよい。
波板状帯材(1)の波長(波ピッチ)(λ1 )と第二波
板状帯材(2)の波長(λ2 )は、一般的にはλ1 >λ
2 の関係にあるが、λ1 =λ2 の関係やλ1 <λ2 の関
係のものであってもよい。
【0021】図3〜図5は、前記第一波板状帯材(1)
と第二波板状帯材(2)の構造により規定されるメタル
ハニカム体(H)の構造を説明する図である。図3は、
図1のI−I線断面図である。なお、図3は、図1の第
二波板状帯材(2)の上側に更に第一波板状帯材(1)
を配設した状態のI−I線断面図であることはいうまで
もないことである。図4(a)は図3のA−A線断面図
を示し、また図4(b)は図3のB−B線断面図を示
す。図5は、メタルハニカム体の両端部、即ち対面する
第一波板状帯材(1)の間に第二波板状帯材(2)が介
在しない部位(図4(b)に相当する部位)のメタルハ
ニカム体(H)の一部斜視図である。
と第二波板状帯材(2)の構造により規定されるメタル
ハニカム体(H)の構造を説明する図である。図3は、
図1のI−I線断面図である。なお、図3は、図1の第
二波板状帯材(2)の上側に更に第一波板状帯材(1)
を配設した状態のI−I線断面図であることはいうまで
もないことである。図4(a)は図3のA−A線断面図
を示し、また図4(b)は図3のB−B線断面図を示
す。図5は、メタルハニカム体の両端部、即ち対面する
第一波板状帯材(1)の間に第二波板状帯材(2)が介
在しない部位(図4(b)に相当する部位)のメタルハ
ニカム体(H)の一部斜視図である。
【0022】本発明のメタルハニカム体(H)の構造に
おいて特徴的な点は、図3〜図5に示されている。即
ち、本発明のメタルハニカム体(H)は、第一波板状帯
材(1)の幅(w1 )より狭幅(w2 )の第二波板状帯
材(2)を使用して構成されるため、第一波板状帯材
(1)同士の間に第二波板状帯材(2)が介在しない領
域、即ち空間スペース(SP)を有するという点に特徴
がある。前記空間スペース(SP)は、第二波板状帯材
(2)の波高(t2 )に相当する間隔をもって第一波板
状帯材(1)同士の間に形成されることはいうまでもな
いことである。
おいて特徴的な点は、図3〜図5に示されている。即
ち、本発明のメタルハニカム体(H)は、第一波板状帯
材(1)の幅(w1 )より狭幅(w2 )の第二波板状帯
材(2)を使用して構成されるため、第一波板状帯材
(1)同士の間に第二波板状帯材(2)が介在しない領
域、即ち空間スペース(SP)を有するという点に特徴
がある。前記空間スペース(SP)は、第二波板状帯材
(2)の波高(t2 )に相当する間隔をもって第一波板
状帯材(1)同士の間に形成されることはいうまでもな
いことである。
【0023】本発明において、第一波板状帯材(1)の
波高(t1 )または波長(λ1 )は、所望の高さや大き
さのものが採用されるが、当業界においてこの種のメタ
ルハニカム体に適用されている波板状帯材と同じもので
あってもよい。一般に、前記波高(t1 )は、1〜2.
5mmであり、また波長(λ1 )2〜5mmである。
波高(t1 )または波長(λ1 )は、所望の高さや大き
さのものが採用されるが、当業界においてこの種のメタ
ルハニカム体に適用されている波板状帯材と同じもので
あってもよい。一般に、前記波高(t1 )は、1〜2.
5mmであり、また波長(λ1 )2〜5mmである。
【0024】本発明において、第二波板状帯材(2)の
波高(t2 )または波長(λ2 )は、前記第一波板状帯
材(1)との相対関係において小さい値に設定される。
特に、本発明において、第二波板状帯材(2)の波高
(t2 )は、形成される空間スペース(SP)の次のよ
うな機能を勘案し、その機能が十分に発揮されるように
設定されることが好ましい。即ち、前記空間スペース
(SP)は、排気ガス流を攪拌・乱流化し、排気ガス浄
化能を向上させる上で重要である。一方、空間スペース
(SP)の上下両側を規定する第一波板状帯材(1)の
壁面にはウォッシュコート層が形成され、排気ガス浄化
用触媒が担持される。従って、空間スペース(SP)は
前記した触媒層の形成のための十分な空間を有し、かつ
前記した排気ガス流の攪拌・乱流化機能を発揮するに十
分な空間を有すべきである。
波高(t2 )または波長(λ2 )は、前記第一波板状帯
材(1)との相対関係において小さい値に設定される。
特に、本発明において、第二波板状帯材(2)の波高
(t2 )は、形成される空間スペース(SP)の次のよ
うな機能を勘案し、その機能が十分に発揮されるように
設定されることが好ましい。即ち、前記空間スペース
(SP)は、排気ガス流を攪拌・乱流化し、排気ガス浄
化能を向上させる上で重要である。一方、空間スペース
(SP)の上下両側を規定する第一波板状帯材(1)の
壁面にはウォッシュコート層が形成され、排気ガス浄化
用触媒が担持される。従って、空間スペース(SP)は
前記した触媒層の形成のための十分な空間を有し、かつ
前記した排気ガス流の攪拌・乱流化機能を発揮するに十
分な空間を有すべきである。
【0025】前記した点を考慮に入れて検討した結果、
空間スペース(SP)の大きさ、別言すれば第二波板状
帯材(2)の波高(λ2 )は、第二波板状帯材の板厚
(前記したように当業界においては50μmのものが使
用されている。)の2倍〜4倍、具体的には100μm
〜200μmに設定されればよく、このような波高のも
とで十分な効果が発揮される。なお、本発明において、
前記空間スペース(SP)の大きさを規定する第二波板
状帯材(2)の波高(λ2 )は、前記した大きさに限定
されることなく、所望の値のものに設定されてもよいこ
とはいうまでもないことである。
空間スペース(SP)の大きさ、別言すれば第二波板状
帯材(2)の波高(λ2 )は、第二波板状帯材の板厚
(前記したように当業界においては50μmのものが使
用されている。)の2倍〜4倍、具体的には100μm
〜200μmに設定されればよく、このような波高のも
とで十分な効果が発揮される。なお、本発明において、
前記空間スペース(SP)の大きさを規定する第二波板
状帯材(2)の波高(λ2 )は、前記した大きさに限定
されることなく、所望の値のものに設定されてもよいこ
とはいうまでもないことである。
【0026】本発明において、前記空間スペース(S
P)を積極的に設けることの意義は、耐熱疲労性を向上
させる観点からも重要なものである。即ち、従来のメタ
ルハニカム体(H' )のように、同幅の波板状帯材(1
' )と平板状帯材(2' )を使用し、その当接部をろう
接合などにより固着するものにおいては、メタルハニカ
ム体内部に発生する熱応力を吸収・緩和する能力に劣
る。一方、前記空間スペース(SP)の存在は、この部
位においてメタルハニカム体の構成部材が当接せず、か
つ固着されていないため、熱応力の吸収・緩和ゾーンと
して作用する。
P)を積極的に設けることの意義は、耐熱疲労性を向上
させる観点からも重要なものである。即ち、従来のメタ
ルハニカム体(H' )のように、同幅の波板状帯材(1
' )と平板状帯材(2' )を使用し、その当接部をろう
接合などにより固着するものにおいては、メタルハニカ
ム体内部に発生する熱応力を吸収・緩和する能力に劣
る。一方、前記空間スペース(SP)の存在は、この部
位においてメタルハニカム体の構成部材が当接せず、か
つ固着されていないため、熱応力の吸収・緩和ゾーンと
して作用する。
【0027】前記空間スペース(SP)の大きさを規定
する他の因子は、図1に示されるように第一波板状帯材
(1)の幅(w1 )と第二波板状帯材(2)の幅(w2
)の相対関係にある。前記両帯材の幅(w1 ,w2 )
の相対関係を決める際、メタルハニカム体(H)の強
度、耐振性、及び高価な帯材の節約度などを考慮すべき
であることはいうまでもないことである。前記した点を
考慮に入れて検討した結果、第二波板状帯材(2)の幅
(w2 )は、第一波板状帯材(1)の幅(w1 )の1/
2以下、更に具体的には1/4〜1/2で十分な効果が
発揮される。
する他の因子は、図1に示されるように第一波板状帯材
(1)の幅(w1 )と第二波板状帯材(2)の幅(w2
)の相対関係にある。前記両帯材の幅(w1 ,w2 )
の相対関係を決める際、メタルハニカム体(H)の強
度、耐振性、及び高価な帯材の節約度などを考慮すべき
であることはいうまでもないことである。前記した点を
考慮に入れて検討した結果、第二波板状帯材(2)の幅
(w2 )は、第一波板状帯材(1)の幅(w1 )の1/
2以下、更に具体的には1/4〜1/2で十分な効果が
発揮される。
【0028】本発明のメタルハニカム体(H)を構成す
る第一〜第二波板状帯材(1、2)は、従来のメタルモ
ノリスタイプのハニカム体(H' )の製作に使用されて
いるものを使用すればよい。より具体的には、クロム鋼
(クロム13%〜25%)、Fe−Cr 20%−Al
5%などの耐熱性のステンレス鋼、あるいはこれに耐
高温酸化性を改善するために希土類金属(REM)を加
えた耐熱性のステンレス鋼など、厚さが0.03〜0.
1mm程度の帯材を使用すればよい。なお、帯材(1、
2)にAlを含有させたものや、あるいはその表面にA
l層を設けたものを熱処理し、その表面にウィスカー状
もしくはマッシュルーム状のアルミナ(Al2 O3 )を
析出させたものが好ましい。前記ウィスカー状などのア
ルミナは、Pt,Pd,Rhなどの排気ガス浄化用触媒
を担持するためのウォッシュコート層を強固に保持する
ことができるので好ましいものである。
る第一〜第二波板状帯材(1、2)は、従来のメタルモ
ノリスタイプのハニカム体(H' )の製作に使用されて
いるものを使用すればよい。より具体的には、クロム鋼
(クロム13%〜25%)、Fe−Cr 20%−Al
5%などの耐熱性のステンレス鋼、あるいはこれに耐
高温酸化性を改善するために希土類金属(REM)を加
えた耐熱性のステンレス鋼など、厚さが0.03〜0.
1mm程度の帯材を使用すればよい。なお、帯材(1、
2)にAlを含有させたものや、あるいはその表面にA
l層を設けたものを熱処理し、その表面にウィスカー状
もしくはマッシュルーム状のアルミナ(Al2 O3 )を
析出させたものが好ましい。前記ウィスカー状などのア
ルミナは、Pt,Pd,Rhなどの排気ガス浄化用触媒
を担持するためのウォッシュコート層を強固に保持する
ことができるので好ましいものである。
【0029】本発明のメタルハニカム体(H)は、前記
図6に示されるものと同様に金属製ケーシング(C)内
に収納、固着されて排気ガス浄化用のメタル担体(M
S)とされるものである。前記メタル担体(MS)を構
成する金属製ケーシング(C)を製作するために使用さ
れる材料としては、前記メタルハニカム体(H)を構成
する帯材(1、2)と同種の耐熱鋼を使用してもよい。
あるいは、耐熱耐食性に富む二重構造としたもの、具体
的には内側部分にフェライト系ステンレス鋼を、外側部
分にオーステナイト系ステンレス鋼を使用した二重構造
の金属製ケーシング(C)を使用してもよい。
図6に示されるものと同様に金属製ケーシング(C)内
に収納、固着されて排気ガス浄化用のメタル担体(M
S)とされるものである。前記メタル担体(MS)を構
成する金属製ケーシング(C)を製作するために使用さ
れる材料としては、前記メタルハニカム体(H)を構成
する帯材(1、2)と同種の耐熱鋼を使用してもよい。
あるいは、耐熱耐食性に富む二重構造としたもの、具体
的には内側部分にフェライト系ステンレス鋼を、外側部
分にオーステナイト系ステンレス鋼を使用した二重構造
の金属製ケーシング(C)を使用してもよい。
【0030】前記メタル担体(MS)において、排気ガ
ス浄化用の触媒の担持は、常法に従って行えばよい。即
ち、メタルハニカム体(H)の構成部材である第一〜第
二波板状帯材(1、2)の表面に排気ガス浄化用触媒の
支持体としてのウォッシュコート(washcoat)層を形成
し、より具体的には触媒活性を高める表面積の大きいγ
−Al2 O3をコーティングし、次いでPt,Pd,R
h系酸化還元触媒などの排気ガス浄化用触媒を担持させ
ればよい。
ス浄化用の触媒の担持は、常法に従って行えばよい。即
ち、メタルハニカム体(H)の構成部材である第一〜第
二波板状帯材(1、2)の表面に排気ガス浄化用触媒の
支持体としてのウォッシュコート(washcoat)層を形成
し、より具体的には触媒活性を高める表面積の大きいγ
−Al2 O3をコーティングし、次いでPt,Pd,R
h系酸化還元触媒などの排気ガス浄化用触媒を担持させ
ればよい。
【0031】本発明のメタルハニカム体(H)は、前記
した巻回タイプのものに限定されず、当業界において公
知の種々の構造のもので構成することができる。即ち、
本発明のメタルハニカム体(H)は、前記した特定構造
の第一〜第二波板状帯材(1、2)を使用して、階層タ
イプ(図9参照)、放射状タイプ(図10参照)、S字
状タイプ(図11参照)、巴状タイプ(図12参照)、
及びX−ラップ(卍状)タイプ(図13参照)の各種の
構造のもので構成されるものである。
した巻回タイプのものに限定されず、当業界において公
知の種々の構造のもので構成することができる。即ち、
本発明のメタルハニカム体(H)は、前記した特定構造
の第一〜第二波板状帯材(1、2)を使用して、階層タ
イプ(図9参照)、放射状タイプ(図10参照)、S字
状タイプ(図11参照)、巴状タイプ(図12参照)、
及びX−ラップ(卍状)タイプ(図13参照)の各種の
構造のもので構成されるものである。
【0032】
【発明の効果】本発明の排気ガス浄化用メタル担体(M
S)の主要な構成要素であるメタルハニカム体(H)
は、特定構造の第一波板状帯材と前記第一波板状帯材の
幅よりも狭幅の第二波板状帯材を使用して構成されるも
のである。その結果、本発明のメタルハニカム体(H)
の内部には、第一波板状帯材と第二波板状帯材が当接し
ない部位、別言すれば第一波板状帯材同士の間に第二波
板状帯材が介在しない空間スペース部が形成される。
S)の主要な構成要素であるメタルハニカム体(H)
は、特定構造の第一波板状帯材と前記第一波板状帯材の
幅よりも狭幅の第二波板状帯材を使用して構成されるも
のである。その結果、本発明のメタルハニカム体(H)
の内部には、第一波板状帯材と第二波板状帯材が当接し
ない部位、別言すれば第一波板状帯材同士の間に第二波
板状帯材が介在しない空間スペース部が形成される。
【0033】このため、本発明のメタルハニカム体
(H)は、以下に優れた作用効果を発現するものであ
る。 (i) 前記空間スペース部は、従来技術においてはメタル
ハニカム体の構成部材の当接部をなし、かつ固着領域と
されたものである。これに対して、本発明においては前
記空間スペース部に位置する構成部材(第一〜第二波板
状帯材)の壁面に排気ガスを浄化するための触媒層を形
成することができるため、高価な構成部材の利用度(有
効利用率)が高いものである。 (ii) 前記空間スペース部は、排気ガスの攪拌・乱流化
において有効なゾーンであり、排気ガスの浄化能を改善
する。 (iii) 前記空間スペース部は、メタルハニカム体(H)
内部に発生する熱応力の効果的な吸収・緩和ゾーンとし
て作用するため、メタルハニカム体(H)の耐久性を改
善する。なお、メタルハニカム体(H)部において熱応
力が吸収・緩和されるため、従来技術において問題とさ
れたメタルハニカム体(H)と金属製ケーシング(C)
の当接面部の離体も抑制されるため、メタル担体(M
S)の耐久性も改善される。 (iv) 第二波板状帯材が第一波板状帯材より狭幅のもの
で構成されるため、高価な帯材の使用量を節約すること
ができ、更には両帯材の当接部に適用される高価な高温
ろう材(例えばNi基ベース)の使用量を節約すること
ができるため、本発明のメタルハニカム体(H)は経済
性に優れている。
(H)は、以下に優れた作用効果を発現するものであ
る。 (i) 前記空間スペース部は、従来技術においてはメタル
ハニカム体の構成部材の当接部をなし、かつ固着領域と
されたものである。これに対して、本発明においては前
記空間スペース部に位置する構成部材(第一〜第二波板
状帯材)の壁面に排気ガスを浄化するための触媒層を形
成することができるため、高価な構成部材の利用度(有
効利用率)が高いものである。 (ii) 前記空間スペース部は、排気ガスの攪拌・乱流化
において有効なゾーンであり、排気ガスの浄化能を改善
する。 (iii) 前記空間スペース部は、メタルハニカム体(H)
内部に発生する熱応力の効果的な吸収・緩和ゾーンとし
て作用するため、メタルハニカム体(H)の耐久性を改
善する。なお、メタルハニカム体(H)部において熱応
力が吸収・緩和されるため、従来技術において問題とさ
れたメタルハニカム体(H)と金属製ケーシング(C)
の当接面部の離体も抑制されるため、メタル担体(M
S)の耐久性も改善される。 (iv) 第二波板状帯材が第一波板状帯材より狭幅のもの
で構成されるため、高価な帯材の使用量を節約すること
ができ、更には両帯材の当接部に適用される高価な高温
ろう材(例えばNi基ベース)の使用量を節約すること
ができるため、本発明のメタルハニカム体(H)は経済
性に優れている。
【図1】 本発明のメタルハニカム体(H)の構成部材
である第一波板状帯材と第二波板状帯材の構造と配置関
係を説明する図である。
である第一波板状帯材と第二波板状帯材の構造と配置関
係を説明する図である。
【図2】 本発明のメタルハニカム体(H)の構成部材
である第一波板状帯材と第二波板状帯材の波形構造を説
明する図である。
である第一波板状帯材と第二波板状帯材の波形構造を説
明する図である。
【図3】 図1のI−I線断面図である。
【図4】 図3のA−A線断面図(a)及びB−B線断
面図(b)である。
面図(b)である。
【図5】 図4(b)に対応する部位のメタルハニカム
体(H)の一部斜視図である。
体(H)の一部斜視図である。
【図6】 従来の巻回タイプのメタルハニカム体(H'
)を利用したメタル担体(MS)の斜視図である。
)を利用したメタル担体(MS)の斜視図である。
【図7】 図6に示される従来の巻回タイプのメタルハ
ニカム体(H' )の正面図である。
ニカム体(H' )の正面図である。
【図8】 図6に示される従来の巻回タイプのメタルハ
ニカム体(H' )の構成部材である波板状帯材と平板状
帯材の構造と配置関係を説明する図である。
ニカム体(H' )の構成部材である波板状帯材と平板状
帯材の構造と配置関係を説明する図である。
【図9】 従来の階層タイプのメタルハニカム体(H'
)の正面図である。
)の正面図である。
【図10】 従来の放射状タイプのメタルハニカム体
(H' )の正面図である。
(H' )の正面図である。
【図11】 従来のS字状タイプのメタルハニカム体
(H' )の正面図である。
(H' )の正面図である。
【図12】 従来の巴状タイプのメタルハニカム体(H
' )の正面図である。
' )の正面図である。
【図13】 従来のX−ラップ(卍状)タイプのメタル
ハニカム体(H' )の正面図である。
ハニカム体(H' )の正面図である。
MS ……… メタル担体 H ……… 本発明のメタルハニカム体 H' ……… 従来のメタルハニカム体 C ……… 金属製ケーシング SP ……… 空間スペース 1 ……… 第一波板状帯材 2 ……… 第二波板状帯材 w1 ……… 第一波板状帯材の幅 t1 ……… 第一波板状帯材の波高 λ1 ……… 第一波板状帯材の波長(波ピッチ) w2 ……… 第二波板状帯材の幅 t2 ……… 第二波板状帯材の波高 λ2 ……… 第二波板状帯材の波長(波ピッチ) 1' ……… 従来の波板状帯材 2' ……… 従来の平板状帯材 3 ……… セル
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01N 3/28 301 B01D 53/36 ZABC
Claims (8)
- 【請求項1】 所望の波高(t1 )及び幅(w1 )を有
する薄肉金属板製の第一波板状帯材(1)と、前記第一
波板状帯材(1)の波高(t1 )と幅(w1)のいずれ
よりも小さい波高(t2 )と幅(w2 )を有する第二波
板状帯材(2)とを、相互に当接するように重積して製
作したハニカム構造の排気ガス浄化用触媒を担持するた
めのメタルハニカム体において、 (i) 前記第一波板状帯材(1)の波形の進行方向が、メ
タルハニカム体の軸方向(排気ガスの通過方向)に対し
て直交する方向のものであり、かつ、 (ii)前記第二波板状帯材(2)の波形の進行方向が、前
記第一波板状帯材(1)の波形の進行方向に対して直交
するものであること、を特徴とするメタルハニカム体。 - 【請求項2】 第二波板状帯材(2)の幅(w2 )が、
第一波板状帯材(1)の幅(w1 )の1/2以下である
請求項1に記載のメタルハニカム体。 - 【請求項3】 第二波板状帯材(2)の幅(w2 )が、
第一波板状帯材(1)の幅(w1 )の1/4〜1/2で
ある請求項1に記載のメタルハニカム体。 - 【請求項4】 第一波板状帯材(1)の波高(t1 )
が、0.5mm〜2.5mmである請求項1に記載のメ
タル担体。 - 【請求項5】 第一波板状帯材(1)の波高(t1 )
が、0.5mm〜2.5mmであり、第二波板状帯材
(2)の波高(t2 )が、200μm以下である請求項
1に記載のメタルハニカム体。 - 【請求項6】 第二波板状帯材(2)の波高(t2 )
が、100μm〜200μmである請求項5に記載のメ
タルハニカム体。 - 【請求項7】 メタルハニカム体が、所望構造のもので
構成されたものである請求項1に記載のメタルハニカム
体。 - 【請求項8】 メタルハニカム体が、巻回タイプ、階層
タイプ、放射状タイプ、S字状タイプ、巴状タイプ及び
X−ラップタイプのものである請求項7に記載のメタル
ハニカム体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7077085A JPH08243406A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | メタルハニカム体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7077085A JPH08243406A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | メタルハニカム体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08243406A true JPH08243406A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=13623952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7077085A Pending JPH08243406A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | メタルハニカム体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08243406A (ja) |
-
1995
- 1995-03-09 JP JP7077085A patent/JPH08243406A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040930 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050719 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051115 |