JPH08243439A - 内部放電電極を有する摩擦電気粉体スプレー・ガンおよび粉体被覆方法 - Google Patents

内部放電電極を有する摩擦電気粉体スプレー・ガンおよび粉体被覆方法

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JPH08243439A
JPH08243439A JP8044675A JP4467596A JPH08243439A JP H08243439 A JPH08243439 A JP H08243439A JP 8044675 A JP8044675 A JP 8044675A JP 4467596 A JP4467596 A JP 4467596A JP H08243439 A JPH08243439 A JP H08243439A
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gun
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powder material
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Withdrawn
Application number
JP8044675A
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English (en)
Inventor
Harry J Lader
ジェー. ラダー ハリイ
William R Rehman
アール. レーマン ウィリアム
James W Messerly
ダヴリュ. メサーリイ ジェームズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nordson Corp
Original Assignee
Nordson Corp
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Publication date
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B5/00—Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
    • B05B5/025—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns
    • B05B5/047—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns using tribo-charging

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  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩擦電気粉体スプレーガンにおいて、接触面
を放電させるために、粉体流路に隣接する接地用導体が
必要であった。 【解決手段】 粉体を繰り返して接触面に衝突させるこ
とにより、摩擦電気で電荷を粉体に与える摩擦電気粉体
スプレー・ガンにおいて、電極を使用して接触面をコロ
ナ処理をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摩擦電気粉体被覆
システム、特に粉体吹付けシステムに使用する粉体材料
の摩擦電気による帯電に関する。
【0002】
【従来の技術】静電気粉体吹付けにおいては、粒状粉体
材料が粉体ホッパー内で液化され、ホースを介してスプ
レー・ガンに吸い込まれ、スプレー・ガンは粉体を帯電
させ、被覆すべき製品に粉体を吹き付ける。ガンから吹
き付けられた粉体粒子は、通常は電気的に接地された被
覆製品に静電気によって引き付けられる。このように帯
電した粉体粒子がいったん製品上に接触すると、静電気
の引力によってそこに付着し、製品を炉内に搬送する
と、粉体粒子は溶融し、ともに流れて製品上に連続的な
被膜を形成する。
【0003】スプレー・ガンは通常、以下の2通りの方
法のいずれかで粉体を帯電させる。すなわち、ガンがコ
ロナを発生して粉体を帯電させる高圧放電電極を有する
か、あるいはガンが摩擦によって粉体を帯電させる手段
を有する。本発明は、摩擦電気による粉体スプレー・ガ
ンに関する。一般に摩擦電気粉体ガンでは、ガンの内部
に接触面を設け、ガンは通常、ポリテトラフルオロエチ
レン(PTEE)またはナイロンのような電気的な絶縁材料か
ら製造し、粉体粒子がこの表面に無数の回数衝突して、
粒子を摩擦により帯電させる。次に、粉体粒子をガンの
前部から吹き付け、粉体粒子は、通常は電気的に接地さ
れた被覆製品に、静電気によって引き付けられる。
【0004】摩擦電気粉体スプレー・ガンを使用して、
吹き付けられる材料に応じて粉体上にプラスまたはマイ
ナスの電荷を生成することができる。摩擦帯電が特定の
材料を優先することは周知である。たとえば、ポリテト
ラフルオロエチレン(PTFE)およびナイロンは、摩擦帯電
の極値を示す摩擦帯電傾向を有することが周知で、PT
FEは強い負の摩擦帯電特性を呈し、ナイロンは強い正
の摩擦帯電特性を呈する。ナイロンおよび一部のエポキ
シ材料のように、強い正の帯電傾向および弱い負の帯電
傾向を呈する材料を、正の摩擦電気吹付けシステムで粉
体材料として使用する。PTFEおよび一部のポリエス
テル材料のように、強い負の帯電傾向および弱い正の帯
電傾向を呈する材料を、負の摩擦帯電吹付けシステムの
粉体として使用する。
【0005】正の摩擦電気吹付けシステムの粉体として
使用されるような材料は、負の摩擦電気吹付けシステム
の接触面として使用することができ、その逆も可能であ
る。したがって、PTFEのように強い負の帯電傾向を
呈する材料は、正の摩擦電気吹付けシステムの接触面と
して使用し、ナイロンのように強い正の帯電傾向を呈す
る材料は、負の摩擦帯電吹付けシステムの接触面として
使用する。
【0006】米国特許第4,399,945号および米国特許出
願第07/956,615号で示すように、摩擦電気スプレー・ガ
ンの様々なデザインが知られている。このようなガンお
よびその他の同様のガンは、オハイオ州アムハーストの
ノードソン社(Nordson Corporation)からトライボマ
ティック(Tribomatic)(登録商標)ガンという名称で
入手できるガンのように、市販もされている。このよう
なガンでは、湾曲したPTFE管の束を芯に巻くか、そ
れぞれがPTFEの接触面を有する外部シリンダと中央
の芯との間の輪状の空隙に形成された波状の通路を通す
など、様々な方法で粉体を摩擦帯電させることができ
る。粉体が流路を通過するにつれ、粉体が接触面に数回
衝突し、接触するごとに電荷を拾う。接触面には接地路
が設けられ、表面上の電荷を地面に逃がして、ガンの作
動中に接触面に電荷が蓄積するのを避ける。さらに、ガ
ンの接地は、オペレータを感電させるか、火花を発生し
て火災や爆発の原因となる容量性電荷がガンに蓄積しな
いよう、安全上の理由からも必要である。
【0007】多くのエポキシ材料のような正の摩擦帯電
粉体を使用した通常の摩擦帯電では、粉体が、PTFE
のような材料でできた接触面に衝突する。粉体が摩擦帯
電するにつれ、それはPTFEに対して電子を放出し、
粉体が正に帯電する。PTFEの接触面上で集中した負
の電荷が一定レベルまで蓄積すると、負の電荷は最も近
い地面に向けて、蓄積した電子を放電する。電子を放電
できないと、摩擦帯電プロセスは崩壊し、粉体はそれ以
上帯電しない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】接触面からの電子の放
電を容易にするためには、摩擦電気粉体スプレー・ガン
に効果的な接地路を設けることが常に重要であった。効
果的な接地路を設けるために、様々な解決策が提示され
ている。しかし、これらの解決策はすべて、接地用導体
の周囲に粉体が蓄積するか、接触面自体が直接接地する
かして粉体が不注意に接地することがないようにしなけ
ればならない。したがって、接地路は必然的に多少複雑
になり、先行技術の接地は時間がかかることがあり、複
雑な製造プロセスとなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、接触面のコロ
ナ処理を用いることにより、摩擦電気粉体スプレー・ガ
ンの帯電能力を向上させる独特かつ効果的な方法および
装置を提供する。このコロナ処理は、接触面に蓄積した
電荷を効果的に放電し、粉体の流路内またはその付近に
隣接した接地基準を設ける必要がない。本発明は、接触
面が接地に適切に放電しないと生じ得る無効帯電の可能
性を低下させる。接地路に依存せずに接触面を放電する
効果的な手段を具備することにより、表面を必要に応じ
て簡単に放電することができ、接触面上の電荷の蓄積に
より、摩擦電気プロセスが崩壊しない。
【0010】本発明は、粉体が接触面からの正しい極性
の電荷を交換できるようにし、接触面上に蓄積した負の
電荷(正の摩擦帯電の場合)または正の電荷(負の摩擦
帯電の場合)を放電することにより、摩擦電気スプレー
・ガン中の接触面による粉体の帯電を向上させる。本発
明によると、電極は、摩擦帯電中の適切な時に反対の極
性のイオンを摩擦帯電に提供するコロナを発生する。コ
ロナ電極は、その周囲の空気をイオン化し、(摩擦帯電
の極性に応じて)正または負の極性のイオンを提供し
て、このイオンが接触面上で反対の極性のポイントまで
移動して電荷の蓄積を効果的に中和する。
【0011】先行技術の内部に帯電したガンと異なり、
本発明は隣接する接地用導体を必要としない。コロナ処
理が接触面を効果的に放電するので、接触面を放電また
は接地するための接地用電極またはその他の手段は不要
である。これにより、接地用導体の周囲の粉体蓄積のよ
うな、ガンの粉体流路内に接地路を設ける際に固有の問
題が解消され、表面から隣接する接地用導体に電荷を放
出するのに表面電導に依存せず、それに伴い製造および
設計の複雑さがなくなる。コロナ処理は、次の3タイプ
のいずれかが可能である。(1)コロナ放電を用いて、
たとえばプラスまたはマイナス100KVという比較的高い
電圧で接触面を処理することができ、その間、粉体はガ
ン内を流れない。(2)コロナ放電を用いて、接触面を
処理し、その間に粉体が流れるが、低めの電圧で接触面
を連続的に放電させる。(3)粉体が流れるか否かにか
かわらずコロナ放電を特定の間隔でパルス状にする。
【0012】上記の第1のタイプの処理では、粉体スプ
レー・ガンの動作が他から影響されないよう、被覆され
る部品間などで、間欠的にコロナ放電することができ
る。あるいは、粉体のパルスが「オフ」の時にコロナの
パルスが「オン」となるよう、たとえば1秒未満から数
秒の間隔で、位相をずらして粉体とコロナ放電をパルス
状にすることができる。この方法では、接触面上に電荷
が蓄積しないので、摩擦放電プロセスを無限に継続する
ことができる。あるいは、たとえば1秒未満から数秒の
間隔で、粉体を吹き付ける間にコロナ放電をパルス状に
することができる。本発明でコロナ放電を前処理して
も、被覆に有害な余剰イオンが発生することはない。イ
オンの大半が接触面の放電に使用され、粉体の帯電には
使用されないからである。従来のコロナ帯電ガンでは、
イオンの約0.5%しか実際の粉体の帯電には使用され
ず、残りの99.5%は部品に引き寄せられ、その結
果、逆イオン化し、これは火花放電によって被覆を崩壊
させ、被覆の外観に有害な「ミカン肌」効果を生じるこ
とがある。さらに、部品での逆イオン化は、ガンに引き
寄せられて流入する粉体を放電する傾向がある反対の極
性のイオンを生成することがある。余分な自由イオン
は、被覆の外観および完全性を妨げることがあり、本発
明ではこれが発生しない。
【0013】本発明によるコロナ放電処理は、前処理ご
とに、その直後にガンの摩擦帯電効果も向上させる。コ
ロナ放電処理は、粉体流路の表面にイオンを付着させ、
通常の摩擦帯電効果に加えて、摩擦帯電中にこのイオン
が粉体に受理される。粉体材料をスプレー・ガン中に流
す段階と、ガン内の接触面に粉体材料を衝突させること
により、スプレー・ガン内である極性に粉体材料を摩擦
電気的に帯電させる段階と、前記極性のコロナで接触面
を処理する段階とを含む本発明の粉体材料の静電吹付け
方法により、以上およびその他の利点が得られる。本発
明の装置により、ガンに粉体を供給して粉体を搬送ガス
と混合する補給部と補給部の下流にある帯電部とを備え
る摩擦電気粉体スプレー・ガンを提供する。帯電部は、
粉体がその中を流れる間に粉体を摩擦電気で帯電させる
接触面を含む。接触面はそれぞれ、電気的に絶縁された
材料で製造され、粉体は接触面に繰り返して接触するこ
とにより、摩擦で帯電する。電極は、接触面を放電させ
るために接触面に付着するイオンを発生する。
【0014】
【実施例】さらに詳細に図面を、そして最初に図1を参
照すると、本発明の方法および装置で使用する摩擦電気
粉体スプレー・ガン10が図示されている。ガン10
は、中心の開口部が端から端まで伸びるガン本体11を
含む。本体11は、電気絶縁体で製造しても導電体で製
造してもよい。適切なガン取付けアセンブリを、既知の
手段でガン本体11に取り付けることができる。ガン1
0は、ガンの入口または後端(図1の左側)にある補給
部12と、ガンの中央にある帯電部13と、ガンの出口
または前端(図1の右側)にあるスプレーヘッド部14
とを備える。
【0015】ガン本体11を通る中心の開口部の後端は
ネジが切ってあり、針状の誘導電極20を取り付けた電
極ホルダー19が、ネジ切り部の端に挿入される。以下
でさらに詳細に説明するように、電極20は粉体を直接
帯電させるのには使用せず、コロナ放電で帯電部13の
表面を処理して、粉体の摩擦電気による帯電を向上させ
るのに使用する。電極20の大部分は絶縁鞘21で覆わ
れる。中心の開口部の開放した後端は、栓22で覆われ
る。電極20は、栓22および栓の端に設けられたコー
ド保持器25を通って伸びる電力コード24によって、
適切な電源23に接続する。
【0016】ホッパーからの粉体は、米国特許第4,615,
649号で示されているように、ポンプから流れる空気に
よってガンに搬送される。粉体およびポンプからの搬送
空気は、ガン本体11に対して斜めに伸びる供給路31
に接続された補給ホース30を通ってガンに入る。通常
は空気である圧縮ガスが、半径方向路33を通ってガン
本体11の中心の開口部の栓22と電極20との間に接
続するガス・ホース32を通り、ガン・コントロール・
モジュール(図示せず)からガンに供給される。次にガ
スは、電極ホルダー19の内腔を通り、電極20と鞘2
1との間の輪状の通路を通って、ガンの帯電部13の流
路に入る。ガスは電極20の周囲を洗浄し、これによっ
て粉体が電極上に焼結することを防止する。
【0017】ガンの帯電部13は、ガン本体11の中心
の開口部の前端に取り付けられた中空の外部シリンダ3
8を含む。中心開口部の前端の一部は、外部シリンダ3
8を取り付けるためにネジが切ってある。内部芯39
は、外部シリンダ38内に同心円状に配置され、ガンの
帯電部を流れる粉体に輪状帯電路40を提供する。芯
を、シリンダの中央で適切な軸方向の位置に維持するた
め、外部シリンダ38と内部芯39との間にスペーサ要
素41のような適切なスペーサ手段を設ける。外部シリ
ンダ38と内部芯39とは、PTFEのように、良好な
摩擦電気帯電特性を有する適切な絶縁材料で形成され
る。
【0018】ガンの帯電部13には、接触面上の余分な
電荷の蓄積を測定する回転集電器46のようなセンサを
設ける。回転集電器46はコントローラ47に接続さ
れ、以下でさらに詳細に説明するように、接触面のコロ
ナ放電処理を誘発するのに使用される。粉体は、補給部
12からガンの帯電部13に入り、内部芯39と外部シ
リンダ38との間の輪状帯電路40に導かれ、そこから
粉体がスプレーヘッド部14に放出される。
【0019】ガンの帯電部13の出口端は、従来の様々
なスプレーヘッドを受理するよう設計される。図のよう
に、スプレーヘッド部14は、帯電部13の出口端にス
プレーヘッドを取り付けるのを例証するよう図示された
従来のスプレーヘッド50を備える。本発明によると、
電極20は、ガンの帯電部13の表面にコロナ放電前処
理を施すため使用される。コロナ放電前処理は、粉体が
帯電部13の接触面からの正しい極性の電荷を交換でき
るようにし、接触面上に蓄積した電荷を放電することに
より、粉体の帯電を向上させる。蓄積したこの電荷は、
正の摩擦帯電の場合は負の電荷が蓄積し、負の摩擦帯電
の場合は正の電荷が蓄積する。
【0020】摩擦帯電中に適宜、電極20に電圧を印加
してコロナ放電し、摩擦帯電と反対の極性のイオンを生
成する。たとえば、エポキシのような正の摩擦帯電粉体
を用いる通常の摩擦帯電システムでは、帯電部13の接
触面を、強い負の摩擦帯電特性を有するPTFEで作成
する。PTFEの接触面がエポキシ粉体に正の電荷を与
え、PTFEの接触面に負の電荷を残す。電極20は正
の電圧に帯電して正のイオンを発生し、これが接触面に
与えられて面上の負の電荷を放電する。したがって、コ
ロナ電極20はその周囲の空気をイオン化して、(摩擦
電気で粉体に与えられた電荷に応じて)正または負の極
性のイオンを提供し、このイオンが接触面の反対の極性
の点まで移動し、蓄積した電荷を効果的に中和する。前
処理は、様々な手順のいずれを用いても実施できる。1
つの手順は、たとえばプラスまたはマイナス100KVとい
う比較的高い電圧で接触面を処理し、その間、粉体はガ
ン内を流れない。吹付け被覆される部品間のように、間
欠的にコロナ放電することができる。あるいは、粉体と
コロナ放電とを、たとえば1秒未満から数秒の間隔で、
位相をずらしてパルスにすることができる。すなわち、
粉体の流れを定期的に中断し、その中断中にコロナ放電
することができる。この方法では、接触面上に電荷が蓄
積しないので、摩擦放電プロセスを無限に継続すること
ができる。
【0021】2番目の手順は、接触面を処理し、その間
に粉体がガン内を流れるが、低めの電圧で接触面を連続
的に放電させる。しかし、コロナ放電を維持するため、
電圧は概して少なくとも30KVなければならない。3番目
の手順は、粉体が流れているか否かにかかわらず、コロ
ナ放電を特定の間隔でパルスにする。この手順を用いて
も、被覆に有害な余剰イオンが発生することはない。イ
オンの大半が接触面の放電に使用され、粉体の帯電には
使用されないからである。本発明のコロナ放電前処理
を、従来のコロナ放電による粉体の帯電と区別しなけれ
ばならない。コロナによる帯電では、(Journal of Ele
ctrostatics, vol.34, pp.3-23, 1989のジョン ヒュー
ズ(John Hughes)による「粉体被覆テクノロジー」に
よると)イオンの約0.5%しか実際の粉体の帯電には
使用されない。残りの99.5%のイオンは吹付け塗装
される部品に引き寄せられ、その結果、逆イオン化す
る。逆イオン化は、火花放電によって被覆作業を崩壊さ
せ、被覆の外観に有害な「ミカン肌」効果を生じる。さ
らに、部品での逆イオン化は、ガンに引き寄せられて流
入する粉体を放電する傾向がある反対の極性のイオンを
生成することがある。本発明では、被覆の外観および完
全性を妨げるような余分な自由イオンが発生しない。コ
ロナ前処理は、接触面の前処理に用いるだけで、粉体
は、粉体を接触面に接触させることにより、摩擦電気で
帯電させる。これにより、コロナ放電に特有の余剰イオ
ンの発生がない。
【0022】本発明では、コロナ放電は、少なくともイ
オンを中和するか、あるいは正しい極性のイオンを提供
して、ガンから有意の自由イオンを発生させずに粉体を
帯電させるため、移動する気体状イオンを提供するだけ
である。これを達成するため、電源23から電極20へ
の電圧を制御するとよい。自由イオンの形成を最低限に
抑えながら粉体の帯電性を最大限に維持するのに必要な
最大電圧を、任意の適用に対して事前に確立するとよ
い。この電圧が確立されたら、接触面の処理にイオンが
効果的に形成され、余分な自由イオンの発生が避けられ
る。回転集電器46のようなセンサを使用して、コロナ
放電を誘発する時期を決定することができる。回転集電
器46は、ガンの帯電部13の表面上の電荷の蓄積を検
知すると、コントローラ47に指示し、これが電源23
を誘発して、電極20が既定の電圧レベルおよび時間で
自動的にコロナ放電する。コロナ放電が発生している間
は、回転集電器46が停止している。コロナ放電が切れ
た後、回転集電器46が再度起動する。
【0023】先行技術の帯電ガンと異なり、本発明で
は、ガンの帯電部13を接地する必要がない。従来の摩
擦帯電ガンでは、摩擦電気粉体スプレー・ガンの性能で
重要な要素は、粉体流路の接地であった。接地は通常、
ガンの帯電路からの接地路を設けて実施し、接触面の放
電は、表面放電を利用して実施した。接触面の電荷の濃
度が一定レベルまで蓄積すると、電荷は最も近い接地用
導体を探してこの電荷を放電し、この放電は、表面電導
を通じてガン内に組み込まれた接地路に発生した。しか
し、この接地が無効で、接触面を効果的に放電できない
と、余分な表面の電荷のために、摩擦帯電プロセスを効
果的に継続することができなかった。表面に余分な電荷
があると、粉体が接触面に接触しても帯電しない。粉体
粒子が、高度に帯電した面に電子を付着させたり、その
面から電子を取得する方が困難だからである。本発明で
は、コロナ前処理が接触面を放電させるので、粉体の流
路にはもはや接地路が必要ではない。さらに、電極20
を使用したコロナ前処理は、要求された間隔で接触面を
必要な正または負の電荷で放電するので、接触面に余分
な電荷が発生せず、摩擦帯電がより効果的に発生する。
【0024】本発明は、接地用導体ではなく能動(acti
ve)コロナ電極20を使用して、接触面を放電させる。
本発明によると、帯電した接触面を少なくとも中和する
ために、ガンの内部に接地基準がまったくない電極から
の能動コロナを用いる。これは、通常は尖った接地電極
である受動(passive)コロナ電極を粉体の流路内に有
するガンとは対照的である。このタイプの接地電極が、
スプレー・ガン内の累積電荷を放電するのに作動可能に
なるには、スプレー・ガン内に十分な電荷が累積して、
接地電極がコロナになるようにしなければならない。そ
れは、これが受動コロナ電極だからである。しかし、本
発明の能動コロナ電極を使用すれば、効果的な表面の放
電が発生する前に、表面の電荷を閾値レベルまで蓄積さ
せる必要がない。このため、本発明の能動コロナ放電電
極が、受動放電電極より全体的に効果的になる。
【0025】本発明の教示の一例として、接触面が、P
TFEのように粉体を正に帯電させて表面を負に帯電さ
せるような材料でできている場合は、表面を+100KVのコ
ロナのような正のコロナで処理し、負の表面電荷が発生
するにつれて、それを放電させることになる。接触面
を、この正のコロナで処理した後は、粉体が、表面から
正の電荷を拾い続けることができる。これに対して、表
面の正の電荷が消耗するにまかせ、正の能動コロナ電極
で補充しなかった場合は、結局、接触面上に大量の負の
電荷が発達することになる。この時点で、もはや接触面
で粉体を効果的に帯電させることはできない。
【0026】接触面を放電させるためのより効果的な方
法を提供するのに加え、コロナ前処理は、接触面の放電
が必要になる前の初期の摩擦帯電の有効性も向上させ
る。コロナ前処理は、粉体流路の接触面にイオンを付着
させ、摩擦帯電中に、通常の摩擦帯電効果に加えてこの
付着イオンが粉体に受理される。これによって粉体上の
電荷が効果的に増加し、したがって移動特性が向上す
る。粉体が正に帯電する傾向がある場合は、+100KV等の
高い正の電圧で前処理すると、移動効率が向上して通常
の摩擦帯電レベルより高くなる。前処理のイオンを使用
し終わると、移動効率が徐々に低下し、通常の摩擦帯電
レベルになる。
【0027】搬送粉末が摩擦帯電する前に、粉体送出シ
ステムのその他の部分をコロナ処理することができる。
あるいは、スプレー・ガンの上流で粉体/空気流にイオ
ンを導入することができる。これらのイオンは、ポンプ
に補給される空気または流動床に補給される空気内のよ
うに、粉体/空気流の内部または粉体/空気流の外側で
誘導することができる。このようにイオンを早期に導入
すると、粉体とイオンとの相互作用が最大になる。イオ
ンは、たとえば多孔ホースから導入することもできる。
【0028】図1に示すガン10は、ロボットで制御す
る手段のような、適切な自動吹付け手段にガンを取り付
ける自動吹付け被覆システムに使用するために意図され
た。自動吹付け手段は、ガンの方向および動作を制御す
る。しかし、図1のガン10は、適切な柄およびトリガ
手段を追加することにより、手持ち式スプレー・ガンと
して使用するよう適切に改造できることが理解される。
言うまでもなく、手で持って使用するようガンを改造す
る場合は、ガンはオペレータのために適切な安全接地手
段を含むことになる。しかし、これらの安全接地手段
は、粉体の接触面に接地路を提供するものではない。
【0029】本発明について摩擦電気帯電ガンに関して
図示し、述べてきたが、本発明は、平坦なスプレー・ノ
ズルのように、粉体が接触するスプレー・ノズルを有す
るコロナ帯電ガンで使用するよう適応させることができ
る。その場合、平坦なスプレー・ノズル内に位置するコ
ロナのニードルを使用して、吹付け前の数秒、たとえば
-100KVで内側の接触面を前処理することができる。吹付
け中に、電圧は-100KV未満に減少させることができた。
というのは、粉体を最も効率的に適用するため、最高の
移動効率を達成する最低電圧を用いなければならなかっ
たからである。たとえば部品間のように、粉体を吹き付
けない時は、コロナを生成する電極に印加される電圧を
一時的に増加させ、その後、ガンを通して粉体を補給す
る間に低下させることができる。
【0030】当業者には、本明細書で図示し説明した特
定の実施例のその他の変更および改造が明白で、すべて
本発明の意図する精神および範囲内である。本発明につ
いて特定の実施例に関して図示し、述べてきたが、それ
は限定するものではなく、例証を目的とする。したがっ
て、本特許は、本明細書で図示し、述べた特定の実施例
にその範囲および効果が制限されるものではなく、いか
なる意味でも、本発明による当技術分野の進歩の程度と
相反するものでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法および装置で使用する粉体スプレ
ー・ガンの側面断面図である。
【符号の説明】
10 ガン 11 本体 12 補給部 13 帯電部 15 スプレーヘッド部 19 電極ホルダー 20 電極 23 電源 24 電力コード 25 コード保持器 30 補給ホース 31 供給路 32 ガス・ホース 33 半径方向路 38 外部シリンダ 39 内部芯 40 輪状帯電路 41 スペーサ要素 46 回転集電器 47 コントローラ 50 スプレーヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム アール. レーマン アメリカ合衆国.44089 オハイオ,ヴァ ーミリオン,ゴア オーファネージ ロー ド 7802 (72)発明者 ジェームズ ダヴリュ. メサーリイ アメリカ合衆国.44224 オハイオ,スト ウ,ウイロウデイル ドライヴ 2090

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体材料の静電吹付け方法であって、 スプレー・ガンを通して粉体材料を流す段階と、 粉体材料をガン内で接触面に衝突させることにより、ス
    プレー・ガン内の第1の極性に粉体材料を摩擦電気で帯
    電させ、接触面を第2の極性にしたままで、第2の極性
    が第1の極性と反対である段階と、 第1の極性のコロナで接触面を処理する段階とを含む方
    法。
  2. 【請求項2】 粉体がスプレー・ガンを通して流れてい
    ない間に処理段階を実施する、請求項1で規定する粉体
    材料の静電吹付け方法。
  3. 【請求項3】 接触面の接地路を削除する追加的段階を
    含む、請求項1で規定する粉体材料の静電吹付け方法。
  4. 【請求項4】 粉体材料の静電吹付け方法であって、 スプレー・ガンに接触面を設け、接触面からの効果的な
    接地路がない段階と、 スプレー・ガンを通して粉体材料を流し、粉体材料が接
    触面に衝突して、粉体材料上に静電荷を発生する段階
    と、 接触面をコロナで処理して接触面を放電させる段階とを
    含む方法。
  5. 【請求項5】 接触面上の電荷の蓄積を検出して、蓄積
    が特定のレベルを越えると処理段階を開始する追加的な
    段階を含む、請求項4で規定する粉体材料の静電吹付け
    方法。
  6. 【請求項6】 接触面をコロナで処理する手段を通し
    て、接触面の接地路を除去する追加的な段階を含む、請
    求項4で規定する粉体材料の静電吹付け方法。
  7. 【請求項7】 粉体がスプレー・ガンを通して流れてい
    ない間に処理段階を実施する、請求項4で規定する粉体
    材料の静電吹付け方法。
  8. 【請求項8】 粉体をガンに供給し、粉体を搬送ガスと
    混合する補給部と、 補給部の下流にある帯電部とを備え、帯電部が、粉体が
    通る間にそれを摩擦電気で帯電させる接触面を含み、各
    接触面が電気絶縁材で製造され、粉体が、繰り返し接触
    面に接触することで摩擦により帯電し、さらに接触面に
    付着するイオンを生成して、接触面を放電させる電極
    と、 帯電部の出口にあって、帯電した粉体を投与するスプレ
    ーヘッドとを含む摩擦電気粉体スプレー・ガン。
  9. 【請求項9】 さらに、接触面上の電荷の蓄積を感知す
    るセンサを備える、請求項8で規定する摩擦電気粉体ス
    プレー・ガン。
  10. 【請求項10】 さらに、センサに接続されて、センサ
    が接触面上の電荷の蓄積を感知すると、電極にイオンを
    発生させるコントローラを備える、請求項9で規定する
    摩擦電気粉体スプレー・ガン。
JP8044675A 1995-03-03 1996-03-01 内部放電電極を有する摩擦電気粉体スプレー・ガンおよび粉体被覆方法 Withdrawn JPH08243439A (ja)

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