JPH08243738A - ねじ軸およびねじ軸の製造方法 - Google Patents

ねじ軸およびねじ軸の製造方法

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JPH08243738A
JPH08243738A JP8444495A JP8444495A JPH08243738A JP H08243738 A JPH08243738 A JP H08243738A JP 8444495 A JP8444495 A JP 8444495A JP 8444495 A JP8444495 A JP 8444495A JP H08243738 A JPH08243738 A JP H08243738A
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JP
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screw shaft
screw
thread
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shaft base
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JP8444495A
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Masao Okubo
正雄 大久保
Kazuko Okubo
和子 大久保
Makoto Okubo
信 大久保
Hajime Okubo
元 大久保
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽くて長い角ねじ軸または台形ねじ軸とその
製造方法の提供。 【構成】 角ねじ軸または台形ねじ軸の本体部分となる
管1(ねじ軸母材)の外表面に角ねじ形状または台形ね
じ形状を有する部材5(ねじ山部材)を巻き付け、アー
ク溶接、レーザービーム溶接、抵抗溶接、ロー付け、接
着あるいはこれらの組合せにより組立形ねじ軸を形成す
る。ベッド上に固定されているマスターねじ軸17とは
まりあう雌ねじ29をキャリアハウジング18内部に配
置されている歯車を介してスリーブ23と連係させてモ
ーター20で回転させ、ねじ軸母材1に回転と送りを同
時に与える装置と、ねじ山部材5を円く曲げてねじ軸母
材1に供給するロール41〜44と、ねじ山部材5の位
置規制ゲージ50、ねじ軸母材1の位置決め工具51
と、ねじ軸母材1とねじ山部材5を溶接固定する溶接機
で構成する組立ねじ軸の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】機械装置に使用される角ねじ軸ま
たは台形ねじ軸の構造およびその製造方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】鉄製または非鉄金属製の角ねじ軸または
台形ねじ軸は棒材をねじ切り機械で切削加工して一体で
作られている。別の方法としては棒材を転造加工して作
られているねじ軸もある。
【0003】第2の方法として土木機械の一部で鋼棒ま
たは鋼管外表面にねじ山状の部材を溶接しねじ軸状の部
品を作っている例がある。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】しかし前記した第1の
方法では、機械加工をするため精度のよいねじ軸を作る
ことはできるけれども、長尺のねじ軸を作る場合には大
型のねじ切り設備を必要とするためコスト高となる問題
があった。また転造加工による方法では管材料からの加
工は困難であった。いずれの方法も棒材を使用するの
で、管材にくらべて材料費が高くなる欠点があった。長
尺のねじ軸は重くなるので人手での運搬や組立作業が出
来ない不便があった。中・軽荷重用の軽くて長い角ねじ
軸を安価に供給できる技術は確立していなかった。
【0005】第2の方法では溶接構造で長いねじ軸を作
りこれを地面の穴堀機用工具などに使用されてはいる例
はあるが、ねじ精度が出しにくいため雌ねじと組み合わ
せて本来のねじ軸として使用するには問題があった。本
発明の目的はこのような従来の問題に鑑み、中・軽荷重
用の長尺の角ねじ軸または台形ねじ軸を安価に効率よく
製造することのできるねじ軸構造とその製造方法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
〔発明の詳細な説明〕
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目標を達成するため
に、本発明のねじ軸構造はねじ軸の本体部分となる管
(ねじ軸母材と称す)と角ねじまたは台形ねじ形状を有
するL形またはT形部材(ねじ山部材と称す)の2部材
で構成されることを特徴とする。ねじ山部材は引き抜き
または押し出し加工で作られた材料を使用する。
【0008】本発明のねじ軸はねじ軸母材の外表面にね
じ山部材を巻き付けこれら2部材をアーク溶接、レーザ
ービーム溶接、抵抗溶接、ロー付け、接着あるいはこれ
らの組合せにより一体に固定する。
【0009】
【作用】本発明による角ねじまたは台形ねじ軸構造は、
ねじ軸母材に管材を使用しねじ山部材を巻き付けて作る
ので重量を大幅に軽くすることができる。また2部材を
組み立てて作られるため、棒材からねじ山を切削加工し
て作られる通常のねじ軸にくらべ低コストで製作でき
る。
【0010】また本発明によれば従来技術では製造する
ことが難しかった長尺ねじ軸を大型の工作機械を使用す
ることなく容易に製作することができる。
【0011】さらに本発明のねじ軸構造はねじ山部に入
る力をねじ山部材とねじ軸母材の両方で支えるため、管
材に角棒を巻き付けて作られた組立ねじ軸にくらべ、応
力集中を避けることができ、効率のよいコンパクトなね
じ軸を設計することができる。
【0012】本発明のねじ軸はねじ山にかかる力をねじ
山部材とねじ軸母材の両方で受ける構造なので、ねじ軸
に要求される強度に応じて溶接部分の長さおよび溶接方
法を最適に選択することができる。その結果、ねじ山の
溶接ひずみを最小限に押えることができ低コストで作る
ことができる。
【0013】ねじ軸の構成部材をねじ軸母材とねじ山部
材の2部品に分けた構造なので、部材の材質、寸法形
状、熱処理および固定方法を適切に選択することができ
るため最適構造とすることができる。例えば、ねじ山部
材を耐久性のよいステンレスまたは真鍮、ねじ軸母材を
鋼管とし2部材をレーザービーム溶接で固定することに
より安くて性能のよいねじ軸を作ることができる。
【0014】T形ねじ山部材を使用したねじ軸では溶接
固定する部位がねじ山とねじ山の中間にありねじ山部位
から離れた位置で溶接されるため、ねじ山に負荷が掛か
った時ねじ山部材はねじ軸の長さ方向に弾性変形しやす
いので雌ねじとのはまりあい時の局部当りがこの弾性変
形により緩和されねじ山にかかる圧力が平準化される。
この柔構造の結果溶接歪による雌ねじとの局部当りは自
動調整され応力集中は避けられ破損しにくくなる。この
ためねじ山部の仕上げ機械加工は不必要となるので安価
なねじ軸が製作できる。また溶接固定部がねじ山の中間
にあるため溶接突起部を雌ねじのねじ山中間部分に凹み
をつけて逃げることができ、ねじ山付近で溶接する場合
のように溶接突起部により雌ねじとはまりあう有効ねじ
山寸法が減少する不具合が避けられる利点がある。
【0015】本発明のねじ軸は2部材で構成されるた
め、3部材で構成されるねじ軸(特願平−14213
0)より溶接箇所を少なくでき、その結果溶接歪が少な
くコストの安いねじ軸を製作できる利点がある。
【0016】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0017】図1は通常の角ねじ、図2は3部材で構成
されるねじ軸(特願平−142130)を示す参考図で
ある。図1においてAは通常の角ねじ、図2において符
号1はねじ軸母材、2はねじ山材、3はねじ山支持材、
4は3部材を固定する溶接部である。
【0018】図3は本発明の2部材構成組立形ねじ軸の
構造を説明する説明図である。図3において符号1はね
じ軸母材、5はねじ山部材、4はねじ山部材とねじ軸母
材を固定する溶接部である。ねじ軸母材1の外表面にね
じ山部材4をスパイラル状に密着して巻き付け、ねじ軸
母材とねじ山部材をねじ山部材間の接合部で連続的にま
たは断続的に溶接固定して作られる2部材構成組立ねじ
軸である。固定方法はアーク溶接、レーザービーム溶
接、抵抗溶接、ロー付け、接着あるいはこれらの組合せ
による。
【0019】図4は本発明ねじ軸の構成部材形状を説明
する説明図である。図4において符号1はねじ軸母材、
5−1はL形のねじ軸部材、5−2はT形のねじ軸部材
を示す。符号6は溶接を容易にするための切り欠き、7
は同じ目的のスリットである。
【0020】図5はねじ山部材の断面形状を説明する説
明図である。図5において5−1はL形のねじ軸部材、
5−2はT形のねじ軸部材を示す。左図は角ねじの基本
形状、中央図は角ねじ用で溶接用開先を付けた形状、右
図は台形ねじ用で溶接用開先を付けた形状を示す。
【0021】図6は本発明の組立型ねじ軸に掛かる力の
支え方を説明する説明図である。図6において左図は本
発明のねじ軸を、右図は一般的な組立形ねじ軸を示して
いる。本発明のねじ軸ではねじ山部材とねじ山部材が接
合し溶接固定されているので、ねじ山に掛かる力Pはね
じ山部材内ではPであるが溶接固定部以降はねじ山部材
でP、ねじ軸母材でPと両部材で共同で支えられ
る。P=P+Pである。一方管に角棒を巻き付けた
組立ねじ軸ではねじに掛かる力Pはすべて管材で支えら
れる。入力Pはすべて溶接部で支えられ管材に伝えられ
るので溶接部が割れやすい欠点がある。本発明のねじ軸
ではねじ山部材間が密着しているので力が分散されねじ
山部材とねじ軸母材の溶接部の入力は小さくなるので該
溶接部の発生応力は緩和され破断しにくくなる。
【0022】図7はねじ山の弾性変形による応力の緩和
を説明する説明図である。上の図は本発明ねじ軸のねじ
山に力Pが掛かるとねじ山部材が弾性変形し撓みδが発
生することを示す。右側の図はねじ山が平坦でなく凹凸
があり凸部で雌ねじが局部当りとなりここで力Pを受け
る場合を表示している。力Pを受けるとねじ山には撓み
δが発生するのでねじ山の凹凸は点線のように平坦にな
り、雌ねじとのはまりあいは局部当りから均一当りに近
づくので溶接部最大応力値は抑制される。下の図はねじ
山根元部で溶接で管材に固定された構造を示す。ねじ山
部の弾性変形は殆どないため雌ねじとの局部当りは緩和
されないので、溶接部の応力値は高くなり破断しやすい
欠点がある。
【0023】図8は組立形ねじ軸と雌ねじとのはまりあ
いを説明する説明図である。左図は本発明のT形ねじ山
部材5−2を使用した組立型ねじ軸と雌ねじ12−1の
はまりあいを示している。T形ねじ山部材5−2を使用
すると溶接固定部4−1がねじ山の中間にくるため、溶
接突起部との干渉を雌ねじのねじ山中間部分に凹み13
−1をつけて逃げることができ、ねじ山のはまりあいに
悪影響を及ぼさない。右図は管に角棒を巻き付けた通常
のねじ軸を示し、ねじ山根元の溶接部4−2を逃げるた
め雌ねじ12−2に溶接突起部逃げ13−2を設ける必
要があり、雌ねじとはまりあう有効ねじ山寸法が減少す
る不具合があることを示している。
【0024】図9はL形ねじ山部材使用ねじ軸を説明す
る説明図である。図9において符号1はねじ軸母材、5
−1はL形のねじ山部材、4は溶接部である。図10は
L形ねじ山部材使用ねじ軸の溶接部を説明する説明図で
ある。図10において符号8はねじ山部材の接合部、9
は接合部を連続してアーク溶接した溶接部を示す。符号
6はねじ山部材の切り欠き部、9−1は切り欠き部をア
ーク溶接した溶接部を示す。符号7はねじ山部材のスリ
ット部、9−2はスリット部をアーク溶接した溶接部を
示す。
【0025】図11はL形ねじ山部材使用ねじ軸の溶接
部を説明する説明図である。図11において符号9はね
じ山部材接合部の連続アーク溶接部、10はスポット溶
接(抵抗溶接)した溶接部を示す。符号11はシーム溶
接(抵抗溶接)した溶接部、9−3は断続アーク溶接部
を示す。
【0026】図12はT形ねじ山部材使用ねじ軸を説明
する説明図である。図12において符号1はねじ軸母
材、5−2はT形のねじ山部材、9は溶接部である。図
13はT形ねじ山部材使用ねじ軸の溶接部を説明する説
明図である。図13において符号8−1はねじ山部材の
接合部、9−4は接合部を連続してアーク溶接した溶接
部、11はシーム溶接した溶接部を示す。符号6−1は
ねじ山部材の切り欠き部、9−5は切り欠き部をアーク
溶接した溶接部を示す。符号7−1はねじ山部材のスリ
ット部、9−6はスリット部をアーク溶接した溶接部を
示す。
【0027】図14から図22は本発明のねじ軸製造方
法の実施例を説明する説明図である。図14は本発明の
ねじ軸製造装置の構造を説明する説明図である。図14
において符号15はねじ軸製造装置のベッドでありこの
上にマスターねじ軸17が両端をスタンド16に固定支
持されている。符号18はキャリアでありこの構成部品
であるスリーブ23にねじ軸母材1を保持具19で固定
し、モーター20により歯車を介してスリーブ23と、
マスターねじ軸17とはまりあっている雌ねじ29を回
転させるので、ねじ軸母材1には回転と送りが同時に与
えられる。符号39は工具台でありこの上に曲げローラ
ーハウジング40、ロール41、42、43、44が載
っている。ねじ軸母材1は曲げローラーの上部に配置さ
れている。符号5、2および3はねじ軸母材に巻き付け
られる材料であり、2部材構成の組立ねじ軸の場合はね
じ山部材5(L形部材5−1またはT形部材5−2)で
あり、3部材構成組立ねじ軸の場合にはねじ山材2とね
じ山支持材3となる。符号50は組立ねじ軸のねじピッ
チのばらつきを防止するためのゲージであり、材科が曲
げローラーで成形されねじ軸母材に巻き付けられる時本
ゲージで寸法を規制される。また本ゲージは角ねじ形状
をしごき加工する機能も持っている。符号55は溶接機
の溶接トーチであり、巻かれた部材がゲージで寸法規制
された後の工程でねじ軸母材に溶接固定する。溶接機は
アーク溶接機、レーザービーム溶接機、抵抗溶接機を使
用する。符号52、53はねじ軸を支持するスタンドで
ある。
【0028】図15は曲げローラーの構造を説明する説
明図である。図において符号40は曲げローラーのハウ
ジング、符号41、42、43は曲げロールでねじ山部
材5を円く曲げ加工を行なう。符号44は押えロールで
ありねじ山部材5をロール42と共に押さえつけて44
−1、44−2部を回転駆動してねじ山部材5をねじ軸
母材1に供給する。ロール43はねじ軸母材1にねじ山
部材5をセットする時に必要なロールであり、ねじ軸母
材1にねじ山部材5をA矢視図のように溶接固定した後
ではねじ山部材5から離してもよい。符号50はゲー
ジ、51はねじ軸母材の位置決め工具である。ねじ軸母
材1にねじ山部材をたるみなく密着して巻き付けるため
にはねじ軸母材1の軸に対してロール42の軸を垂直方
向(A矢視方向)でθ度、水平方向(B矢視方向)で
θ度傾けて配置することが必要である。これらの角度
は製作するねじ軸の仕様(母材の外径寸法およびねじ山
部材の幅)により決められる。
【0029】図16はロールとねじ山部材の接触部を説
明する説明図である。図16において符号42は曲げロ
ール、符号44は押えロール、5はねじ山部材である。
3部材構成組立ねじ軸の場合には符号5のねじ山部材が
ねじ山材2とねじ山支持材3におきかわる。42−1、
44−1はロール回転駆動部でありこの先に駆動モータ
ーが接続される。
【0030】図17、18、19は曲げローラーの構造
を説明する俯瞰図である。図において符号40−1はハ
ウジングであり、ハウジング40を収納しボルトにより
角度θと角度θを調整することができる。符号4
1、42、43、44はロールである。符号50はゲー
ジ、51はねじ軸母材の位置決め工具である。
【0031】次にねじ軸母材に回転と送りを同時に与え
る装置の構造について説明する。図20はキャリア部分
の構造を説明する説明図である。図20においてキャリ
アハウジング18の側壁部にマウントされた駆動モータ
ー20の歯車21がセンターにスリーブ23を有する歯
車22を回転させ、歯車22がセンターでマスターねじ
軸17とはまりあう雌ねじ29と一体化している歯車2
8を回転させる。この結果スリーブ23は回転し雌ねじ
29も回転するのでキャリアはマスターねじ軸に添って
ベッド15上部のスライドウェイ34、35でスライド
33がガイドされ送られる。従ってスリーブに固定され
ているねじ軸母材1には回転と送りが同時に与えられ
る。歯車22と歯車28の歯数を同数としマスターねじ
軸を左ねじにしておくとねじ軸母材はマスターねじ軸と
同ピッチで右ねじ送りが与えられる。歯車22と歯車2
8の歯数を変えてやるとマスターねじ軸のねじピッチを
増減してねじ軸母材を送ることができる。
【0032】図21は送りピッチ変更可能なキャリアの
構造を説明する説明図である。図21において符号18
はベッド15上をスライドするキャリアハウジング、2
0は駆動モーター、21はモーター軸に固定されている
歯車(ピニオン)である。ピニオンはセンター部にねじ
軸母材1を固定するスリーブ23を連結している歯車2
2を回転させる。歯車22は中心軸が歯車22の回転中
心から等距離で移動できるシャフト25にキー(26)
で固定されている歯車24を回転させる。シャフト25
上には歯車24の隣に歯車27(27−1または27−
2)が同じくキーで固定されていて同一の回転をする。
歯車27(27−1または27−2)はマスターねじ軸
17にはまりあっている雌ねじ29をセンター部で連結
している歯車28を回転させる。この結果スリーブ23
と雌ねじ29が回転するのでキャリアはマスターねじ軸
に添ってベッド15上部のスライドウェイ34、35で
スライド33がガイドされ送られる。従ってスリーブに
固定されているねじ軸母材1には回転と送りが同時に与
えられる。マスターねじ軸17の送りピッチを増減して
ねじ軸母材1を送るためには、歯車27の歯数を変えシ
ャフト25を回転スライドさせ歯車の噛み合う位置で固
定してやればよい。歯車27−1はピッチ拡大を、歯車
27−2はピッチ縮小の例を示す。歯車27が歯車24
と同一歯数の時はマスターねじ軸と同じ送りピッチが得
られる。例えば、歯車22と28の歯数を112、歯車
24の歯数を56、マスターねじの送りピッチを28m
mにした時、歯車27の歯数を72、64、56、4
8、40と変えると、ねじ軸母材の送りピッチはそれぞ
れ36、32、28、24、20mmとなる。
【0033】図22はキャリア内部の構造を説明する説
明図である。 図22において符号18−1、18−2
はキャリアハウジングでスリーブ23、シャフト25、
雌ねじ29を軸受け30を介して内包している。キャリ
アハウジング18−1は駆動モーター20をマウント
し、キャリアハウジング18−2は歯車27を交換する
ための開口部蓋31を有する。符号32はシャフト25
をハウジングに固定するための位置決めピン36付きカ
バーである。符号21はピニオン、22はスリーブ23
と締結している歯車、23はねじ軸回転用のスリーブ、
24は中間にある歯車、25はシャフト、26はキー、
27は送りピッチ変更用の歯車、28は雌ねじと締結し
ている歯車である。符号1はねじ軸母材、19、19−
1はねじ軸母材1をスリーブ23に固定するための取付
け具である。符号33はキャリアハウジングのスライド
である。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明に
係わるねじ軸構造およびねじ軸製造方法によれば、ねじ
軸をねじ軸母材1とねじ山部材5を組み立てるため軽く
て長い角ねじまたは台形ねじ軸を安価に作ることができ
る。本発明のねじ軸はねじ山を棒材から機械加工で削り
出すことがなく、切粉を出さずに短時間でねじ軸を製造
でき、材料費、加工費を節減できるので機械加工一体ね
じ軸に比べて低コストで製造することができる。また機
械加工では設備の大きさの制約から作ることが困難な長
尺の角ねじ軸および台形ねじ軸を容易に製造できる。更
に、分割構造のねじ軸なのでねじに要求される特性に応
じて材質、寸法形状、熱処理および固定方法を最適に選
択することが可能であり、構造的にも効率よく設計する
ことができる。この結果として低コスト、短期間で製造
することが可能となる。本発明のねじ軸の用途として
は、中、軽荷重で使用する長尺のねじ軸分野に最適であ
り、個人住宅用エレベータ、階段昇降装置、立体駐車昇
降装置など広く使用できその経済的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常の角ねじ形状を示す参考図
【図2】3部材で構成されるねじ軸(特願平−1421
30)を示す参考図
【図3】2部材構成組立形ねじ軸の構造を説明する説明
【図4】ねじ軸の構成部材形状を説明する説明図
【図5】ねじ山部材の断面形状を説明する説明図
【図6】組立型ねじ軸に掛かる力の支え方を説明する説
明図
【図7】ねじ山の弾性変形による応力の緩和を説明する
説明図
【図8】組立形ねじ軸と雌ねじとのはまりあいを説明す
る説明図
【図9】L形ねじ山部材使用ねじ軸を説明する説明図
【図10】L形ねじ山部材使用ねじ軸の溶接部を説明す
る説明図
【図11】L形ねじ山部材使用ねじ軸の溶接部を説明す
る説明図
【図12】T形ねじ山部材使用ねじ軸を説明する説明図
【図13】T形ねじ山部材使用ねじ軸の溶接部を説明す
る説明図
【図14】ねじ軸製造装置の構造を説明する説明図
【図15】曲げローラーの構造を説明する説明図
【図16】ロールとねじ山部材の接触部を説明する説明
【図17】曲げローラーの構造を説明する俯瞰図
【図18】曲げローラーの構造を説明する俯瞰図
【図19】曲げローラーの構造を説明する俯瞰図
【図20】キャリア部分の構造を説明する説明図
【図21】送りピッチ変更可能なキャリアの構造を説明
する説明図
【図22】キャリア内部の構造を説明する説明図
【符号の説明】
A 通常の角ねじ 1 ねじ軸母材 2 ねじ山材 3 ねじ山支持材 4、4−1、4−2 溶接部 5、5−1、5−2 ねじ山部材 6 ねじ山部材切り欠き 7 ねじ山部材のスリット 8 接合部 9、9−1、9−2、9−3、9−4、9−5、9−6
アーク溶接部 10 スポット溶接 11 シーム溶接 12−1、12−2 雌ねじ 13−1、13−2 雌ねじ逃げ部 15 ベッド 16 スタンド 17 マスターねじ軸 18、18−1、18−2 キャリア、キャリアハウジ
ング 19、19−1 止め具 20 駆動モーター 21 歯車(ピニオン) 22、24、27、27−1、27−2、28 歯車 23 スリーブ 25 シャフト 26 キー 29 雌ねじ 30 ブッシュ(軸受け) 31 取り外し窓 32 蓋 33 スライド 34、35 スライドウェイ 36 位置決めピン 39 工具台 40、41−1 ハウジング 41、42、43 ローラー 42−1、44−1 ローラー駆動軸部 44 押えローラー 50 ゲージ 51 位置決め工具 52、53 スタンド 55 溶接トーチ(溶接機)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 正雄 神奈川県綾瀬市寺尾中3丁目9−20 (72)発明者 大久保 和子 神奈川県綾瀬市寺尾中3丁目9−20 (72)発明者 大久保 信 神奈川県綾瀬市寺尾中3丁目9−20 (72)発明者 大久保 元 神奈川県綾瀬市寺尾中3丁目9−20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ねじ軸の本体部分となる管(ねじ軸母材と
    称す)の外表面に、角ねじまたは台形ねじ形状を有する
    L形部材またはT形部材(ねじ山部材と称す)をスパイ
    ラル状に密着して巻き付け、ねじ軸母材とねじ山部材を
    ねじ山部材間の接合部または接合部付近で、ねじ長さの
    一部分または全長をアーク溶接、レーザービーム溶接、
    抵抗溶接、ロー付け、接着あるいはこれらの組合せによ
    り固定することを特徴とする組立形ねじ軸。
  2. 【請求項2】角ねじまたは台形ねじ形状を有するL形部
    材またはT形部材(ねじ山部材)を曲げロールで円く成
    形し、これをねじ軸母材に対して傾けて配置し、ねじ山
    部材の端部をねじ軸母材の外表面に溶接または止め具等
    でねじ軸母材に固定しておき、ねじ軸母材の片端をスリ
    ーブで固定し所定のねじリード角およびねじピッチが得
    られるようにねじ軸母材に回転と送りを同時に与えるこ
    とにより、ねじ山部材をねじ軸母材に密着して巻き付け
    て角ねじ軸または台形ねじ軸を形成し、ねじ軸母材とね
    じ山部材をアーク溶接、レーザービーム溶接、抵抗溶
    接、ロー付け、接着あるいはこれらの組合せにより固定
    することを特徴とする2部材から構成される組立ねじ軸
    の製造方法。
  3. 【請求項3】ベッド上部に固定されているマスターねじ
    軸とはまりあう雌ねじの外側に歯車を締結し、この歯車
    とねじ軸母材固定用スリーブの外周で締結された歯車を
    直接あるいは中間歯車を介して噛み合わせ、これらの歯
    車を1つのハウジング内部に配置し、歯車のいずれか1
    つを駆動モーターで回転させることにより、ハウジング
    をベッドスライドウェイ上マスターねじ軸に添って移動
    させ、スリーブに固定されているねじ軸母材に回転と送
    りを与えることのできるねじ軸母材送り装置と、 ねじ山部材(またはねじ山材およびねじ山支持材)を曲
    げ成形し、これを前述装置で回転と送りが与えられたね
    じ軸母材に供給する曲げロールと、 曲げ成形されたねじ山部材(またはねじ山材およびねじ
    山支持材)をねじ軸母材に精度良く巻かれるよう位置規
    制するゲージおよび位置決め工具と、 巻かれたねじ山部材(またはねじ山材およびねじ山支持
    材)をねじ軸母材に固定するための溶接装置から構成さ
    れることを特徴とする2部材(または3部材)から構成
    される組立ねじ軸の製造装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012077813A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Kimiyo Nakao 直動アクチュエータ及び螺子杆
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