JPH08244155A - 固相接合法 - Google Patents
固相接合法Info
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- JPH08244155A JPH08244155A JP8086795A JP8086795A JPH08244155A JP H08244155 A JPH08244155 A JP H08244155A JP 8086795 A JP8086795 A JP 8086795A JP 8086795 A JP8086795 A JP 8086795A JP H08244155 A JPH08244155 A JP H08244155A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
- B82Y30/00—Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Nanotechnology (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Composite Materials (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡便な方法で、精度良く固体(固相)間の接
合を行う固相接合方を提供すること。 【構成】 少なくとも2つの部材を接合する方法であっ
て、少なくとも一方の部材の接合面に両親媒性脂肪族高
分子材料の単分子膜或は単分子累積膜を形成する過程
(A)と、前記接合面を介して前記2つの部材を互いに
密着させる過程(B)と、前記接合面に電界を印加する
過程(C)とを有することを特徴とする固相接合法、上
記工程に加えて前記接合面を加熱する過程(D)とを有
することを特徴とする固相接合法、更に前記接合面にレ
−ザ光を照射する過程(E)とを有することを特徴とす
る固相接合法。
合を行う固相接合方を提供すること。 【構成】 少なくとも2つの部材を接合する方法であっ
て、少なくとも一方の部材の接合面に両親媒性脂肪族高
分子材料の単分子膜或は単分子累積膜を形成する過程
(A)と、前記接合面を介して前記2つの部材を互いに
密着させる過程(B)と、前記接合面に電界を印加する
過程(C)とを有することを特徴とする固相接合法、上
記工程に加えて前記接合面を加熱する過程(D)とを有
することを特徴とする固相接合法、更に前記接合面にレ
−ザ光を照射する過程(E)とを有することを特徴とす
る固相接合法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固相接合法に関し、更に
詳しくは、とりわけ、接合面に絶縁性の単分子膜、又は
単分子累積膜を適用して固体(固相)同士を接合する固
相接合法に関する。
詳しくは、とりわけ、接合面に絶縁性の単分子膜、又は
単分子累積膜を適用して固体(固相)同士を接合する固
相接合法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固相接合は、通常、特開昭56−
53886号公報等に記載されている様に、接合面を超
高真空中でイオン衝撃等の手段で清浄化し、その後吸着
による汚れが生ずる前に接着面同士を互いにつき合わせ
ることによって接着面間隔を原子間距離にまで到らしめ
る様にして行われている。
53886号公報等に記載されている様に、接合面を超
高真空中でイオン衝撃等の手段で清浄化し、その後吸着
による汚れが生ずる前に接着面同士を互いにつき合わせ
ることによって接着面間隔を原子間距離にまで到らしめ
る様にして行われている。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、超高真空(雰囲気)中での接合面の清浄
化、及び接合操作が必要である為に、下記の様な不都合
が認められた。 (1)超高真空雰囲気を形成する為の装置構成が大がか
りになる。 (2)超高真空雰囲気下での接合面のアライメント操作
が困難である。 (3)接着の精度がさほど良好でない。 従って、本発明の目的は、かかる従来例に見られた不都
合を解消して、簡便な方法で、精度良く固体(固相)間
の接合を行う固相接合方を提供することにある。
記従来例では、超高真空(雰囲気)中での接合面の清浄
化、及び接合操作が必要である為に、下記の様な不都合
が認められた。 (1)超高真空雰囲気を形成する為の装置構成が大がか
りになる。 (2)超高真空雰囲気下での接合面のアライメント操作
が困難である。 (3)接着の精度がさほど良好でない。 従って、本発明の目的は、かかる従来例に見られた不都
合を解消して、簡便な方法で、精度良く固体(固相)間
の接合を行う固相接合方を提供することにある。
【0004】
【課題を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明に
よって達成される。即ち、本発明は、第1に、少なくと
も2つの部材を接合する方法であって、少なくとも一方
の部材の接合面に両親媒性脂肪族高分子材料の単分子膜
或は単分子累積膜を形成する過程(A)と、前記接合面
を介して前記2つの部材を互いに密着させる過程(B)
と、前記接合面に電界を印加する過程(C)とを有する
ことを特徴とする固相接合法、上記工程に加えて前記接
合面を加熱する過程(D)とを有することを特徴とする
固相接合法、更に前記接合面にレ−ザ光を照射する過程
(E)とを有することを特徴とする固相接合法である。
尚、上記本発明において、過程(C)と(D)、或は過
程(C)と(E)は夫々順次に実行してもよいし、略同
時に実行してもよい。
よって達成される。即ち、本発明は、第1に、少なくと
も2つの部材を接合する方法であって、少なくとも一方
の部材の接合面に両親媒性脂肪族高分子材料の単分子膜
或は単分子累積膜を形成する過程(A)と、前記接合面
を介して前記2つの部材を互いに密着させる過程(B)
と、前記接合面に電界を印加する過程(C)とを有する
ことを特徴とする固相接合法、上記工程に加えて前記接
合面を加熱する過程(D)とを有することを特徴とする
固相接合法、更に前記接合面にレ−ザ光を照射する過程
(E)とを有することを特徴とする固相接合法である。
尚、上記本発明において、過程(C)と(D)、或は過
程(C)と(E)は夫々順次に実行してもよいし、略同
時に実行してもよい。
【0005】
【作用】少なくとも2つの部材の少なくとも一方の部材
の接合面に両親媒性脂肪族高分子材料の単分子膜或は単
分子累積膜を形成して、両部材を接合させることによっ
て、簡便な方法で精度良く少なくとも2種の部材の接合
を行うことが出来る。
の接合面に両親媒性脂肪族高分子材料の単分子膜或は単
分子累積膜を形成して、両部材を接合させることによっ
て、簡便な方法で精度良く少なくとも2種の部材の接合
を行うことが出来る。
【0006】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳細に説明する。本発明の接合方法が適用さ
れる部材の例としては、例えば、半導体/半導体、半導
体/ガラス、半導体/メタル、ガラス/メタル、ガラス
/ガラス、メタル/メタルの接着等が挙げられ、特に本
発明の接合方法は、接着代が少なく、寸法精度が高く、
低温で接着を可能とする様なマイクロ・マシン等の部材
の接合に適している。
発明を更に詳細に説明する。本発明の接合方法が適用さ
れる部材の例としては、例えば、半導体/半導体、半導
体/ガラス、半導体/メタル、ガラス/メタル、ガラス
/ガラス、メタル/メタルの接着等が挙げられ、特に本
発明の接合方法は、接着代が少なく、寸法精度が高く、
低温で接着を可能とする様なマイクロ・マシン等の部材
の接合に適している。
【0007】本発明の固相接合法に使用する両親媒性脂
肪族高分子材料とは、親水基と疎水基を有し、直鎖脂肪
酸を主鎖とする高分子材料であり、例えば、ポリメチル
メタクリレ−ト(PMMA)、ポリイソブチルメタクリ
レ−ト(PIBM)等のメタクリル酸ポリマ−やポリ乳
酸等が用いられる。これら両親媒性脂肪族高分子材料は
ラングミュア・ブロジェット法(LB法)により、単分
子膜或は単分子累積膜として接合部材の表面に形成する
ことが出来る
肪族高分子材料とは、親水基と疎水基を有し、直鎖脂肪
酸を主鎖とする高分子材料であり、例えば、ポリメチル
メタクリレ−ト(PMMA)、ポリイソブチルメタクリ
レ−ト(PIBM)等のメタクリル酸ポリマ−やポリ乳
酸等が用いられる。これら両親媒性脂肪族高分子材料は
ラングミュア・ブロジェット法(LB法)により、単分
子膜或は単分子累積膜として接合部材の表面に形成する
ことが出来る
【0008】本発明の固相接合法に用いる両親媒性脂肪
族高分子材料の単分子膜或は単分子累積膜は1層の厚み
が極めて薄い(例えば、PIBMでは1層が約1nm)
ので、接着層の厚みによる接合物の寸法誤差を殆ど考慮
する必要はない。従って、微小な加速度センサや圧力セ
ンサ等の微小な電極間の静電容量を検出するセンサの製
造に極めて有効な接合法である。又、本発明の固相接合
法は、接合温度が低いという特徴もあり、接合時に発生
する部材の歪が小さく、いろいろな材料に幅広く適用す
ることが出来るというメリットがある。
族高分子材料の単分子膜或は単分子累積膜は1層の厚み
が極めて薄い(例えば、PIBMでは1層が約1nm)
ので、接着層の厚みによる接合物の寸法誤差を殆ど考慮
する必要はない。従って、微小な加速度センサや圧力セ
ンサ等の微小な電極間の静電容量を検出するセンサの製
造に極めて有効な接合法である。又、本発明の固相接合
法は、接合温度が低いという特徴もあり、接合時に発生
する部材の歪が小さく、いろいろな材料に幅広く適用す
ることが出来るというメリットがある。
【0009】本発明の固相接合法によれば、接合される
部材の表面に疎水化処理を施し、LB法により両親媒性
脂肪族高分子材料を単分子膜或は単分子累積膜として部
材表面に形成する。部材表面が親水性である場合には、
親水面に形成可能なLB膜を堆積した後、両親媒性脂肪
族高分子材料からなる膜をその上に形成することが出来
る。両親媒性脂肪族高分子材料からなる膜の形成は、接
合される一方の部材の接合面のみでもよいし、双方の部
材の接合面に形成してもよい。両親媒性脂肪族高分子材
料からなる膜が形成された少なくとも2つの部材の接合
面を対向させた後、位置決めを行い、軽く圧着させ仮接
合させる。即ち、接合部材表面の親水基或は疎水基同士
を結合させ、後の工程でのずれを防止することが出来
る。仮接合過程は空気中でもよいが、減圧雰囲気で実施
することにより接合界面の気泡発生を減少させることが
出来る。又、用途によっては特定のガス雰囲気中で仮接
合を行うことも本発明では容易である。
部材の表面に疎水化処理を施し、LB法により両親媒性
脂肪族高分子材料を単分子膜或は単分子累積膜として部
材表面に形成する。部材表面が親水性である場合には、
親水面に形成可能なLB膜を堆積した後、両親媒性脂肪
族高分子材料からなる膜をその上に形成することが出来
る。両親媒性脂肪族高分子材料からなる膜の形成は、接
合される一方の部材の接合面のみでもよいし、双方の部
材の接合面に形成してもよい。両親媒性脂肪族高分子材
料からなる膜が形成された少なくとも2つの部材の接合
面を対向させた後、位置決めを行い、軽く圧着させ仮接
合させる。即ち、接合部材表面の親水基或は疎水基同士
を結合させ、後の工程でのずれを防止することが出来
る。仮接合過程は空気中でもよいが、減圧雰囲気で実施
することにより接合界面の気泡発生を減少させることが
出来る。又、用途によっては特定のガス雰囲気中で仮接
合を行うことも本発明では容易である。
【0010】次に図1に示す様に、仮接合した2つの部
材の接合面に電圧を印加する。接合界面に形成された両
親媒性脂肪族高分子材料からなる膜により2つの部材間
には大きな電界が発生する。即ち、高分子膜の厚みが
d、誘電率がεであり、印加電圧がVのとき、2つの部
材間には下記(1)式で表せる力F(引力)が働く。 F=(ε/2)(V/d)2 ・・・ (1) LB法で形成した高分子膜の厚みは非常に小さいので僅
かな電圧でも大きな引力が2つの部材間に働く為に、仮
接合した部材は更に接近して強く接合する。
材の接合面に電圧を印加する。接合界面に形成された両
親媒性脂肪族高分子材料からなる膜により2つの部材間
には大きな電界が発生する。即ち、高分子膜の厚みが
d、誘電率がεであり、印加電圧がVのとき、2つの部
材間には下記(1)式で表せる力F(引力)が働く。 F=(ε/2)(V/d)2 ・・・ (1) LB法で形成した高分子膜の厚みは非常に小さいので僅
かな電圧でも大きな引力が2つの部材間に働く為に、仮
接合した部材は更に接近して強く接合する。
【0011】本発明の接合方法によれば、常温において
も実用的に十分な接合強度が得られるが、接合した部材
を電気炉等で加熱したり、或はレ−ザ光を照射すること
により前記高分子材料を活性化し、未結合部を結合させ
ることにより結合強度を一層向上させることが出来る。
加熱温度は300℃まででよく、高い温度を必要としな
い。又、加熱処理やレ−ザ光の照射は電圧印加中に実施
してもよい。
も実用的に十分な接合強度が得られるが、接合した部材
を電気炉等で加熱したり、或はレ−ザ光を照射すること
により前記高分子材料を活性化し、未結合部を結合させ
ることにより結合強度を一層向上させることが出来る。
加熱温度は300℃まででよく、高い温度を必要としな
い。又、加熱処理やレ−ザ光の照射は電圧印加中に実施
してもよい。
【0012】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。 実施例1 図2及び図3は、本発明の第1の実施例を示し、本発明
の特徴を最も良く表す図面であり、同図において1はS
i基板、2はSi基板1に接着する為のSi基板、4は
Si基板2の表面に成膜したLB膜、5はLB膜4の上
に更に層状に累積したLB膜、13及び14はSi基板
2上のLB膜4のそれぞれ親水基及び疎水基、15及び
16はLB膜5のそれぞれ親水基及び疎水基、31はS
i基板1とSi基板2との間に電界を発生させる為の電
源、32は該電界をON−OFFする為のスイッチ、3
3はSi基板1及び2、電源31、そしてスイッチ32
との間を電気的に連結する為のリ−ド線である。
明する。 実施例1 図2及び図3は、本発明の第1の実施例を示し、本発明
の特徴を最も良く表す図面であり、同図において1はS
i基板、2はSi基板1に接着する為のSi基板、4は
Si基板2の表面に成膜したLB膜、5はLB膜4の上
に更に層状に累積したLB膜、13及び14はSi基板
2上のLB膜4のそれぞれ親水基及び疎水基、15及び
16はLB膜5のそれぞれ親水基及び疎水基、31はS
i基板1とSi基板2との間に電界を発生させる為の電
源、32は該電界をON−OFFする為のスイッチ、3
3はSi基板1及び2、電源31、そしてスイッチ32
との間を電気的に連結する為のリ−ド線である。
【0013】次に上記構成において、先ずSi基板2の
表面にLB膜4及び5を累積し、その後予め清浄化した
Si基板1の接着面を、LB膜5の上に位置決めしなが
ら重ね合わせる。しかしながら、Si基板1及び2の表
面は、原子レベルから見た場合、完全にフラットではな
く、且つ無数の凹凸からなっている為、或は波状のうね
りからなっている為に、Si基板1とSi基板2上のL
B膜5との間の接着は全面では生じない。従って接着強
度は十分ではない。
表面にLB膜4及び5を累積し、その後予め清浄化した
Si基板1の接着面を、LB膜5の上に位置決めしなが
ら重ね合わせる。しかしながら、Si基板1及び2の表
面は、原子レベルから見た場合、完全にフラットではな
く、且つ無数の凹凸からなっている為、或は波状のうね
りからなっている為に、Si基板1とSi基板2上のL
B膜5との間の接着は全面では生じない。従って接着強
度は十分ではない。
【0014】そこで、図3に示す様に、スイッチ32を
ONにし、電源31によってSi基板1及び2との間に
電界を印加する。該電界によってSi基板1とSi基板
2との間に静電引力が生ずる為に、該Si基板1とSi
基板2に成膜したLB膜5との間は時間と共に次第に狭
くなり、全面にわたって原子間距離まで接近する。この
時点でスイッチ32をOFFにし、該静電引力を除去し
た場合においても、Si基板1とLB膜5とは分子間力
で結合性状態を保持することになり、結果としてSi基
板1はSi基板2にLB膜4及び5を中間層として接着
したことになる。全面での接着を可能にする為に、該静
電引力を大きくする必要があるところから、極めて薄い
膜の成膜が簡便で、且つ高耐圧の薄膜が望ましい。
ONにし、電源31によってSi基板1及び2との間に
電界を印加する。該電界によってSi基板1とSi基板
2との間に静電引力が生ずる為に、該Si基板1とSi
基板2に成膜したLB膜5との間は時間と共に次第に狭
くなり、全面にわたって原子間距離まで接近する。この
時点でスイッチ32をOFFにし、該静電引力を除去し
た場合においても、Si基板1とLB膜5とは分子間力
で結合性状態を保持することになり、結果としてSi基
板1はSi基板2にLB膜4及び5を中間層として接着
したことになる。全面での接着を可能にする為に、該静
電引力を大きくする必要があるところから、極めて薄い
膜の成膜が簡便で、且つ高耐圧の薄膜が望ましい。
【0015】さて、本実施例の場合、中間層にPIBM
(ポリイソブチルメタクリレ−ト)LB膜を累積し、室
温中で図3に示す様に電源31を約2.5[V]で10
分間印加したところ、Si基板1及び2の間の接着が強
固に生じた。同様な実験において、Si基板1及び2を
重ね合わせ後、加熱用ヒ−タ(図示なし)で加熱し、図
3に示す様に電源31を約2.5[V]で10分間印加
したところ、Si基板1及び2の間の接着が強固に生じ
た。尚、Si基板1及び2の疎水化処理は2%フッ酸水
で洗浄によって行ったものである。
(ポリイソブチルメタクリレ−ト)LB膜を累積し、室
温中で図3に示す様に電源31を約2.5[V]で10
分間印加したところ、Si基板1及び2の間の接着が強
固に生じた。同様な実験において、Si基板1及び2を
重ね合わせ後、加熱用ヒ−タ(図示なし)で加熱し、図
3に示す様に電源31を約2.5[V]で10分間印加
したところ、Si基板1及び2の間の接着が強固に生じ
た。尚、Si基板1及び2の疎水化処理は2%フッ酸水
で洗浄によって行ったものである。
【0016】本実施例における接着サンプルの剪断破壊
応力は、図4に示す様に120[kg/cm2]以上で
あり、実用強度に匹敵するものであった。尚、前記PI
BM(ポリイソブチルメタクリレ−ト)LB膜の代わり
に、PMMA(ポリメチルメタクリレ−ト)LB膜をS
i基板同士の接着中間層に用いた場合においても、実用
強度に匹敵するものであった。
応力は、図4に示す様に120[kg/cm2]以上で
あり、実用強度に匹敵するものであった。尚、前記PI
BM(ポリイソブチルメタクリレ−ト)LB膜の代わり
に、PMMA(ポリメチルメタクリレ−ト)LB膜をS
i基板同士の接着中間層に用いた場合においても、実用
強度に匹敵するものであった。
【0017】実施例2 図5及び図6は、本発明の第2の実施例を示し、本発明
の特徴を最も良く表す図面であり、同図において1はS
i基板、2はSi基板1に接着する為のSi基板、4は
Si基板1の表面に成膜したLB膜、5はLB膜4の上
に更に層状に累積したLB膜、6、7、8及び9はSi
基板2の表面に層状に累積したLB膜、13及び14は
Si基板1上のLB膜4のそれぞれ親水基及び疎水基、
15及び16はLB膜5のそれぞれ親水基及び疎水基、
17及び18はLB膜6のそれぞれ親水基及び疎水基、
19及び20はLB膜7のそれぞれ親水基及び疎水基、
21及び22はLB膜8のそれぞれ親水基及び疎水基、
23及び24はLB膜9のそれぞれ親水基及び疎水基、
31はSi基板1とSi基板2との間に電界を発生させ
る為の電源、32は該電界をON、OFFする為のスイ
ッチ、33はSi基板1及び2、電源31そしてスイッ
チ32との間を電気的に連結する為のリ−ド線である。
の特徴を最も良く表す図面であり、同図において1はS
i基板、2はSi基板1に接着する為のSi基板、4は
Si基板1の表面に成膜したLB膜、5はLB膜4の上
に更に層状に累積したLB膜、6、7、8及び9はSi
基板2の表面に層状に累積したLB膜、13及び14は
Si基板1上のLB膜4のそれぞれ親水基及び疎水基、
15及び16はLB膜5のそれぞれ親水基及び疎水基、
17及び18はLB膜6のそれぞれ親水基及び疎水基、
19及び20はLB膜7のそれぞれ親水基及び疎水基、
21及び22はLB膜8のそれぞれ親水基及び疎水基、
23及び24はLB膜9のそれぞれ親水基及び疎水基、
31はSi基板1とSi基板2との間に電界を発生させ
る為の電源、32は該電界をON、OFFする為のスイ
ッチ、33はSi基板1及び2、電源31そしてスイッ
チ32との間を電気的に連結する為のリ−ド線である。
【0018】次に上記構成において、先ずSi基板1の
表面にLB膜4及び5を累積し、且つ一方の相対向した
Si基板2の表面にLB膜6、7、8及び9を累積し、
その後LB膜5をLB膜9の上に位置決めしながら重ね
合わせる。そして該Si基板1側から接着面に炭酸ガス
レ−ザ光を照射(図示なし)しながら、電源31によっ
てSi基板1と2との間に7Vの電圧を印加し、該電界
によって生ずる静電引力によってLB膜5とLB膜9と
の間は原子間距離まで接近する。
表面にLB膜4及び5を累積し、且つ一方の相対向した
Si基板2の表面にLB膜6、7、8及び9を累積し、
その後LB膜5をLB膜9の上に位置決めしながら重ね
合わせる。そして該Si基板1側から接着面に炭酸ガス
レ−ザ光を照射(図示なし)しながら、電源31によっ
てSi基板1と2との間に7Vの電圧を印加し、該電界
によって生ずる静電引力によってLB膜5とLB膜9と
の間は原子間距離まで接近する。
【0019】本実施例においては、接着用のSi基板の
表面粗度が大きい場合、6層(複数層)のPIBM(ポ
リイソブチルメタクリレ−ト)LB累積膜を中間層とし
てSi基板1及び2をお互いに接着することが可能であ
った。本接着サンプルの剪断破壊応力は100[kg/
cm2]以上であり、実用強度に匹敵するものであっ
た。
表面粗度が大きい場合、6層(複数層)のPIBM(ポ
リイソブチルメタクリレ−ト)LB累積膜を中間層とし
てSi基板1及び2をお互いに接着することが可能であ
った。本接着サンプルの剪断破壊応力は100[kg/
cm2]以上であり、実用強度に匹敵するものであっ
た。
【0020】尚、前記PIBM(ポリイソブチルメタク
リレ−ト)LB膜の代わりに、ポリ乳酸(ポリラクティ
ック酸)LB膜をSi基板同士に用いた場合において
も、実用強度に匹敵する強度を得た。尚、上記Si基板
の代わりに導電性基板(例として、絶縁体表面に導電膜
を成膜した基板、或はイオン注入によって導体化した基
板)を用いた場合においても本発明の効果が同様に得ら
れる。尚、前記炭酸ガスレ−ザの代わりに、YAGレ−
ザ、エキシマレ−ザ(kv)、He−Cdレ−ザ、He
−Neレ−ザを用いた場合においても本発明の効果が同
様に得られる。
リレ−ト)LB膜の代わりに、ポリ乳酸(ポリラクティ
ック酸)LB膜をSi基板同士に用いた場合において
も、実用強度に匹敵する強度を得た。尚、上記Si基板
の代わりに導電性基板(例として、絶縁体表面に導電膜
を成膜した基板、或はイオン注入によって導体化した基
板)を用いた場合においても本発明の効果が同様に得ら
れる。尚、前記炭酸ガスレ−ザの代わりに、YAGレ−
ザ、エキシマレ−ザ(kv)、He−Cdレ−ザ、He
−Neレ−ザを用いた場合においても本発明の効果が同
様に得られる。
【0021】実施例3 図7及び図8は、本発明の第3の実施例を示し、本発明
の特徴を最も良く表す図であり、両図において、1はS
i基板、2はSi基板、3はSi基板2の表面上に成膜
したSi酸化膜、10はSi酸化膜3の表面に累積した
LB膜、11及び12はLB膜10の上に累積したLB
膜、25及び26はLB膜10のそれぞれ親水基及び疎
水基、27及び28はLB膜11のそれぞれ親水基及び
疎水基、29及び30はLB膜12のそれぞれ親水基及
び疎水基、31はSi基板1とSi基板2との間に電界
を印加する為の電源、32は該電界をON、OFFする
為のスイッチ、33はSi基板1及び2、電源31そし
てスイッチ32との間を電気的に連結する為のリ−ド線
である。
の特徴を最も良く表す図であり、両図において、1はS
i基板、2はSi基板、3はSi基板2の表面上に成膜
したSi酸化膜、10はSi酸化膜3の表面に累積した
LB膜、11及び12はLB膜10の上に累積したLB
膜、25及び26はLB膜10のそれぞれ親水基及び疎
水基、27及び28はLB膜11のそれぞれ親水基及び
疎水基、29及び30はLB膜12のそれぞれ親水基及
び疎水基、31はSi基板1とSi基板2との間に電界
を印加する為の電源、32は該電界をON、OFFする
為のスイッチ、33はSi基板1及び2、電源31そし
てスイッチ32との間を電気的に連結する為のリ−ド線
である。
【0022】次に上記構成において、先ずSi酸化膜3
の表面にLB膜10を成膜し、更に該LB膜10の上に
LB膜11及び12を累積し、その後予め2%フッ酸水
を用いた洗浄により疎水化したSi基板1の接着面をL
B膜12の上に位置決めしながら重ね合わせる。更にそ
の後、電源31によってSi基板1とSi基板2との間
に電界を印加し、該電界に生ずる静電引力によって、S
i基板表面のSi酸化膜3上のLB膜12とSi基板1
との間で、全面にわたって原子間距離まで接近させる。
の表面にLB膜10を成膜し、更に該LB膜10の上に
LB膜11及び12を累積し、その後予め2%フッ酸水
を用いた洗浄により疎水化したSi基板1の接着面をL
B膜12の上に位置決めしながら重ね合わせる。更にそ
の後、電源31によってSi基板1とSi基板2との間
に電界を印加し、該電界に生ずる静電引力によって、S
i基板表面のSi酸化膜3上のLB膜12とSi基板1
との間で、全面にわたって原子間距離まで接近させる。
【0023】本実施例の場合、LB膜10にオクタデシ
ルアミン(C18)(長鎖アルキルアミン)のLB膜を、
LB膜11及び12にPIBMのLB膜を用い、Si基
板1及びSi基板2との間に約5[V]を印加したとこ
ろ、約10分後にSi基板1とSi基板2が接着した。
尚、上記の接着を室温及60℃の真空中(〜=10-6T
orr)で行ったところ、いずれも接着強度は実用強度
に匹敵する強固な接着であった。尚、Si酸化膜3の表
面を1%フッ酸水で洗浄し、その後UV(紫外線)照射
することにより親水化処理とした。本実施例の接着後の
サンプルの剪断破壊応力はいずれも110[kg/cm
2]以上であり、実用強度に匹敵するものであった。
ルアミン(C18)(長鎖アルキルアミン)のLB膜を、
LB膜11及び12にPIBMのLB膜を用い、Si基
板1及びSi基板2との間に約5[V]を印加したとこ
ろ、約10分後にSi基板1とSi基板2が接着した。
尚、上記の接着を室温及60℃の真空中(〜=10-6T
orr)で行ったところ、いずれも接着強度は実用強度
に匹敵する強固な接着であった。尚、Si酸化膜3の表
面を1%フッ酸水で洗浄し、その後UV(紫外線)照射
することにより親水化処理とした。本実施例の接着後の
サンプルの剪断破壊応力はいずれも110[kg/cm
2]以上であり、実用強度に匹敵するものであった。
【0024】尚、本実施例に用いたPIBM(ポリイソ
ブチルメタクリレ−ト)LB膜の代わりに、PMMA
(ポリメチルメタクリレ−ト)LB膜或はポリ乳酸(ポ
リラクティック酸)LB膜を用いた場合においても、本
発明の効果が同様に得られる。尚、Si酸化膜の代わり
にガラス、セラミックス等の絶縁体を用いた場合におい
ても、本発明の効果が同様に得られる。
ブチルメタクリレ−ト)LB膜の代わりに、PMMA
(ポリメチルメタクリレ−ト)LB膜或はポリ乳酸(ポ
リラクティック酸)LB膜を用いた場合においても、本
発明の効果が同様に得られる。尚、Si酸化膜の代わり
にガラス、セラミックス等の絶縁体を用いた場合におい
ても、本発明の効果が同様に得られる。
【0025】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、単
分子膜或は単分子累積膜を用いることにより、次の様な
効果がある。 (1)固相接合において、接合部材を微少な荷重で重ね
合わせ、その後、低電圧を印加するだけで、基板同士が
実用強度程度の接着力を生ずるので、位置決め(アライ
メント層)接着が容易である。 (2)固相接合において、大気中及び低温で基板同士が
実用強度程度の接着力を生ずるので、取り扱いが容易で
ある。 (3)親水性及び疎水性を問わず、いずれの表面を持っ
た材料間同士の固相接合が容易に可能である。
分子膜或は単分子累積膜を用いることにより、次の様な
効果がある。 (1)固相接合において、接合部材を微少な荷重で重ね
合わせ、その後、低電圧を印加するだけで、基板同士が
実用強度程度の接着力を生ずるので、位置決め(アライ
メント層)接着が容易である。 (2)固相接合において、大気中及び低温で基板同士が
実用強度程度の接着力を生ずるので、取り扱いが容易で
ある。 (3)親水性及び疎水性を問わず、いずれの表面を持っ
た材料間同士の固相接合が容易に可能である。
【0026】
【図1】基板間に作用する静電引力に関する説明に用い
た図である。
た図である。
【図2】本発明を実施した接着前のサンプルの断面図で
ある。
ある。
【図3】本発明を実施した接着の断面図である。
【図4】実施例における加熱温度と接合界面剪断応力と
の関係を示す図である。
の関係を示す図である。
【図5】本発明を実施した接着前のサンプルの断面図で
ある。
ある。
【図6】本発明を実施した接着の断面図である。
【図7】本発明を実施した接着前のサンプルの断面図で
ある。
ある。
【図8】本発明を実施した接着の断面図である。
1、2・・・Si基板 3・・・Si酸化膜 4、5、6、7、8、9、10、11、12、・・・L
B膜 13、15、17、19、21、23、25、27、2
9・・・親水基 14、16、18、20、22、24、26、28、3
0・・・疎水基 31・・・電界印加用電源 32・・・スイッチ 33・・・リ−ド線
B膜 13、15、17、19、21、23、25、27、2
9・・・親水基 14、16、18、20、22、24、26、28、3
0・・・疎水基 31・・・電界印加用電源 32・・・スイッチ 33・・・リ−ド線
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C03C 27/10 C03C 27/10 D C04B 37/00 C04B 37/00 A
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも2つの部材を接合する方法で
あって、少なくとも一方の部材の接合面に両親媒性脂肪
族高分子材料の単分子膜或は単分子累積膜を形成する過
程(A)と、前記接合面を介して前記2つの部材を互い
に密着させる過程(B)と、前記接合面に電界を印加す
る過程(C)とを有することを特徴とする固相接合法。 - 【請求項2】 少なくとも2つの部材を接合する方法で
あって、少なくとも一方の部材の接合面に両親媒性脂肪
族高分子材料の単分子膜或は単分子累積膜を形成する過
程(A)と、前記接合面を介して前記2つの部材を互い
に密着させる過程(B)と、前記接合面に電界を印加す
る過程(C)と、前記接合面を加熱する過程(D)とを
有することを特徴とする固相接合法。 - 【請求項3】 少なくとも2つの部材を接合する方法で
あって、少なくとも一方の部材の接合面に両親媒性脂肪
族高分子材料の単分子膜或は単分子累積膜を形成する過
程(A)と、前記接合面を介して前記2つの部材を互い
に密着させる過程(B)と、前記接合面に電界を印加す
る過程(C)と、前記接合面にレ−ザ−光を照射する過
程(E)とを有することを特徴とする固相接合法。 - 【請求項4】 両親媒性脂肪族高分子材料が、ポリイソ
ブチルメタクリレ−ト、ポリメチルメタクリレ−ト及び
ポリラクティック酸のいずれかである請求項1〜3のい
ずれかに記載の固体接合法。 - 【請求項5】 2つの部材の少なくとも一方の部材の接
合面が親水性であり、単分子膜或は単分子累積膜が形成
されていることを請求項1〜3のいずれかに記載の固体
接合法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8086795A JPH08244155A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 固相接合法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8086795A JPH08244155A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 固相接合法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08244155A true JPH08244155A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=13730302
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8086795A Pending JPH08244155A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 固相接合法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08244155A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006248895A (ja) * | 2003-12-02 | 2006-09-21 | Bondtech Inc | 接合方法及びこの方法により作成されるデバイス並びに接合装置 |
| WO2010035799A1 (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-01 | 国立大学法人東京医科歯科大学 | 高分子ブラシ複合体およびその製造方法 |
-
1995
- 1995-03-14 JP JP8086795A patent/JPH08244155A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006248895A (ja) * | 2003-12-02 | 2006-09-21 | Bondtech Inc | 接合方法及びこの方法により作成されるデバイス並びに接合装置 |
| WO2010035799A1 (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-01 | 国立大学法人東京医科歯科大学 | 高分子ブラシ複合体およびその製造方法 |
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