JPH08244199A - 回転体の液体掻き取り装置 - Google Patents

回転体の液体掻き取り装置

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JPH08244199A
JPH08244199A JP5231695A JP5231695A JPH08244199A JP H08244199 A JPH08244199 A JP H08244199A JP 5231695 A JP5231695 A JP 5231695A JP 5231695 A JP5231695 A JP 5231695A JP H08244199 A JPH08244199 A JP H08244199A
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JP
Japan
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scraper
wiping roller
cleaning liquid
liquid
rotating body
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Withdrawn
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JP5231695A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Funada
仁 船田
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Komori Corp
Original Assignee
Komori Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクレーパの移動を阻害させずにスクレーパ
を最適な掻き取り状態に維持する。 【構成】 ドクタ28に対して着脱自在なスクレーパユ
ニット43によりスクレーパ44を支持し、ワイピング
ローラ26の中心軸に平行な方向に往復移動自在でスク
レーパ44を支持するスライド片55及びこのスクレー
パ44がワイピングローラ26の側面に接触する方向に
スライド片55を付勢する引張ばねとからなる案内部を
有するスクレーパユニット43を構成し、スクレーパ4
4の案内部をドクタブレード32の上方位置で支持し、
案内部にドクタブレード32によって掻き落とされた洗
浄液25がかからなくななり、スクレーパ44の移動を
阻害させずにスクレーパ44を最適な掻き取り状態に維
持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転体の液体掻き取り
装置に関し、印刷機の胴の表面に付着したインキを除去
するワイピング装置に適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】例えば、凹版印刷機による印刷作業は、
インキ装置によって凹版胴上の凹版面にインキを転移さ
せ、転移したインキのうち画線部分以外の箇所に付着し
たインキを凹版面に対接して回転するワイピングローラ
で拭き取った後、残った画線部分のインキを凹版胴と圧
胴との間を通過する紙に転写させて印刷を施すものであ
る。ワイピングローラは液槽内に入れた苛性ソーダ水溶
液等の洗浄液体に浸漬されて駆動回転され、表面に着い
たインキが取り除かれている。駆動回転されているワイ
ピングローラは液体掻き取り装置によって液槽内の洗浄
液体の連れ回りが防止され、洗浄液体が凹版胴に付着し
ないようになっている。
【0003】図6、図7に基づいて従来の液体掻き取り
装置を説明する。図6には従来の液体掻き取り装置を備
えたワイピング装置の全体状況、図7には図6中のVII
矢視状態を示してある。
【0004】図6に示すように、図示しない機台フレー
ムには凹版胴1が図中矢印A方向に回転自在に支持さ
れ、凹版胴1の周面には画線部分が凹状に形成された凹
版2が装着されている。ワイピング装置3には箱状の液
槽4が備えられ、液槽4には洗浄液5が蓄えられてい
る。液槽4にはワイピングローラ6が回転自在且つ軸方
向に往復動自在に支持されて、ワイピングローラ6の下
方部分は洗浄液5に浸漬されている。ワイピングローラ
6は凹版胴1と反対の図中矢印B方向に駆動回転され、
ワイピングローラ6の周面は凹版胴1の凹版2の表面に
対接している。
【0005】また、液槽4にはワイピングローラ6の軸
方向に沿って4本のブラシ軸7が設けられ、ブラシ軸7
にはベース8が取り付けられている。ベース8にはブラ
シ9が植設され、ブラシ9はパッド10を介して洗浄液
5内でワイピングローラ6の周面に接触している。ワイ
ピングローラ6の洗浄液5からの出側における液槽4に
はドクタ11が設けられており、ドクタ11にはワイピ
ングローラ6の周面に当接するドクタブレード12が備
えられている。ドクタ11はねじハンドル13を操作す
ることによりワイピングローラ6に対して進退自在とな
り、ドクタブレード12とワイピングローラ6との隙間
が調節される。ドクタブレード12により、ワイピング
ローラ6の周面に付着して連れ回る洗浄液5が掻き取ら
れるようになっている。
【0006】図6、図7に示すように、液槽4の側板1
4にはワイピングローラ6の軸芯と平行な支軸15が設
けられ、支軸15に沿って台16が移動自在に支持され
ている。支軸15の外周には側板14と台16とにわた
り圧縮ばね17が介装され、台16が圧縮ばね17によ
ってワイピングローラ6の側面6a側に付勢されてい
る。台16には略水平に延びるスクレーパ18が固定さ
れ、スクレーパ18は圧縮ばね17のばね力によってワ
イピングローラ6の側面6aに軸方向の移動に追従する
状態で押し付けられている。スクレーパ18により、ワ
イピングローラ6の側面6aに付着して連れ回る洗浄液
5が掻き取られるようになっている。尚、図7中の符号
で19は台16の移動を案内する案内軸である。
【0007】凹版胴1上の凹版2の表面には図示しない
インキ装置によってインキが転移され、画線部分以外の
インキはワイピングローラ6に拭き取られてワイピング
ローラ6の周面に付着する。ワイピングローラ6に付着
したインキは、洗浄液5内で洗浄液5の溶解作用とパッ
ド10の押し付け作用によって取り除かれる。インキが
取り除かれたワイピングローラ6には洗浄液5から出た
時に洗浄液5が連れ回って付着しているが、周面の洗浄
液5はドクタ11に掻き取られると共に、側面6aの洗
浄液5はスクレーパ18に掻き取られる。これにより、
洗浄液5がワイピングローラ6と共に連れ回って洗浄液
5が凹版2に付着する虞がない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の液体掻き取り装
置を備えたワイピング装置では、ワイピングローラ6の
周面の洗浄液5がドクタ11に掻き取られると共に、側
面6aの洗浄液5はスクレーパ18に掻き取られるよう
になっているが、洗浄液5がスクレーパ18の案内部で
ある支軸15や圧縮ばね17の部位にかかり、洗浄液5
に含まれるインキ成分が案内部に詰まってスクレーパ1
8の追従移動が阻害される虞があった。また、案内部が
ドクタブレード12の下方に位置しているので、ドクタ
ブレード12によって掻き落とされた洗浄液5の一部が
案内部にかかってしまい、スクレーパ18の追従移動が
阻害されることになってしまう。更に、スクレーパ18
は液槽4に固定されているので、ワイピングローラ6を
交換する際に作業の邪魔になっていた。
【0009】スクレーパ18の案内部をドクタブレード
12の上方に配置することも提案されている(例えば特
開昭58-1010458号公報)。これは、液槽4にアームを立
設すると共にアームの上端に回動アームの上端を回動自
在に支持し、回動アームの下端にスクレーパを取り付け
るようにしたものである。これにより、案内部である回
動アームの上端がドクタブレードよりも上方に位置し、
ドクタブレードによって掻き落とされた洗浄液の一部が
案内部にかかることがなくなり、スクレーパの追従移動
の阻害が軽減される。しかし、回動アームは上端を中心
に回動するようになっているので、回動アームの下端に
設けられたスクレーパの追従移動が旋回運動になってし
まい、ワイピングローラに対して接触角度が変化してし
まう。従って、スクレーパによる洗浄液の最適な掻き落
としを維持することができず、洗浄液の掻き取りが不十
分になってしまう。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、一部が液槽内の液体に浸漬されて回
転駆動される回転体を備え、該回転体の周面に接触する
ブレードを備えると共に、前記液槽からの出側における
前記回転体の側面に接触するスクレーパを備えた回転体
の液体掻き取り装置において、装置本体側に対して着脱
自在なスクレーパユニットにより前記スクレーパを支持
し、前記スクレーパユニットは、前記装置本体側に案内
部材を固定し、該案内部材の前記ブレードの上方位置で
前記回転体の中心軸に平行な方向に往復移動自在に移動
部材を支持し、該移動部材に前記スクレーパを保持する
と共に、前記スクレーパが前記回転体の側面に接触する
方向に前記移動部材を付勢する付勢部材を該移動部材と
前記案内部材とにわたって設けて構成されていることを
特徴とする。
【0011】
【作用】回転体の側面に付着して回転に伴って連れ回る
液体は、スクレーパによって掻き落とされる。スクレー
パは、付勢部材によって移動部材が付勢されることによ
り、回転体の側面に接触する方向に付勢されると共に、
ブレードの上方位置で移動部材の案内部が支持される。
装置本体側に対してスクレーパユニットを取り外すこと
により、回転体の周囲にスペースを確保する。
【0012】
【実施例】図1乃至図5に基づいて本発明の回転体の液
体掻き取り装置を説明する。図に示したものは、印刷機
のワイピング装置におけるワイピングロールから洗浄液
を掻き取るための洗浄液掻き取り装置に適用したもので
ある。従って、ワイピング装置の詳細な説明は省略して
ある。図1には本発明の一実施例に係る液体掻き取り装
置を備えたワイピング装置の側面、図2には図1中の平
面、図3には図1中の矢印III 部の詳細状態、図4には
図3中のIV-IV 線矢視、図5にはスクレーパの支持状態
を表す斜視を示してある。
【0013】図1に示すように、図示しない機台フレー
ムには凹版胴21が図中矢印A方向に回転自在に支持さ
れ、凹版胴21の周面には画線部分が凹状に形成された
凹版22が装着されている。ワイピング装置23に箱状
の液槽24が備えられ、液槽24には洗浄液25が蓄え
られている。液槽24には回転体としてのワイピングロ
ーラ26が回転自在且つ軸方向に往復動自在に支持され
ており、ワイピングローラ26の下方部分は洗浄液25
に浸漬されている。ワイピングローラ26は凹版胴21
と反対の図中矢印B方向に駆動回転され、ワイピングロ
ーラ26の周面は凹版胴21の凹版22の表面に対接し
ている。液槽24内にはワイピングローラ26周面に接
触してインキを取り除くブラシ部材(図示省略)が設け
られている。
【0014】図1、図2に示すように、ワイピングロー
ラ26の洗浄液25からの出側における液槽24の上面
には図示しない案内ガイドを介してスライドベース27
がワイピングローラ26に対して進退自在に支持されて
おり、スライドベース27にはドクタ28が移動自在に
支持されている。スライドベース27はワイピングロー
ラ26の凹版胴21に対する着脱の際に図示しないカム
を介して連動して退避動される。スライドベース27に
は油圧シリンダ29が取り付けられ、油圧シリンダ29
の作動部はピン30によってドクタ28に連結されてい
る。油圧シリンダ29の作動によりスライドベース27
に対してドクタ28が移動し、ドクタ28を単独でワイ
ピングローラ26に対して進退させることができる。ま
た、ドクタ28はねじハンドル31によってもスライド
ベース27に対して移動し、手動によってドクタ28を
ワイピングローラ26に対して進退させることができ
る。
【0015】ドクタ28にはワイピングローラ26の軸
方向に沿って延びるブレードとしてのドクタブレード3
2が固定されており、ドクタブレード32はワイピング
ローラ26の周面に当接するようになっている。ねじハ
ンドル31を操作してドクタ28を移動させることによ
り、ドクタブレード32とワイピングローラ26との隙
間が調節される。
【0016】図1、図2に示すように、ワイピングロー
ラ26の洗浄液25からの出側における側面33側の液
槽24にはブラケット34が固定され、ブラケット34
にはワイピングローラ26の側面33に対向する支持部
材35が固定されている。支持部材35には穴36が2
箇所形成され、それぞれの穴36にはガイド筒37が摺
動自在に嵌合している。各ガイド筒37はばね38によ
ってワイピングローラ26の側面33側に付勢されてい
る。ガイド筒37にはパッド39が固定され、パッド3
9はばね38の付勢力によってワイピングローラ26の
側面33に接触している。
【0017】パッド39は一部(下部)が液槽24内の
洗浄液25に浸漬され、パッド39によってワイピング
ローラ26の側面33に付着した洗浄液25の連れ回り
が阻止されるようになっている。支持部材35には一方
の穴36側にばね40によって付勢されたノッチピン4
1が支持されており、ノッチピン41の先端はガイド筒
37の外周面に当接している。一方の穴36に嵌合する
ガイド筒37にはノッチ穴42が形成され、ばね38の
付勢力に抗してパッド39をワイピングローラ26の側
面33から離す方向にガイド筒37を移動させた際、ノ
ッチ穴42にノッチピン41の先端が嵌合してガイド筒
37の移動位置が固定される。ばね40の付勢力に抗し
てノッチピン41の先端をノッチ穴42から外すと、ば
ね38の付勢力によってガイド筒37が移動してパッド
39がワイピングローラ26の側面33に当接する(図
2に示した状態)。ワイピングローラ26の中心Pから
洗浄液25の液面までの距離Rに対してワイピングロー
ラ26の中心Pからパッド39までの距離r1は、R>r1
の関係になる状態でパッド39が配設されている。
【0018】パッド39はばね38の付勢力によって常
にワイピングローラ26の側面33に押し付けられてい
るので、ワイピングローラ26の軸方向の移動に追従し
て側面33に接触した状態を保つ。また、パッド39は
2個のガイド筒37によって支持部材35に支持されて
いるので、ワイピングローラ26から摩擦力を受けても
回転することがない。一部が液槽24内の洗浄液25に
浸漬されたパッド39を備えたことにより、ワイピング
ローラ26の側面33が洗浄液25から離れる位置にパ
ッド39が存在することになり、ワイピングローラ26
の側面33に付着して連れ回ろうとする洗浄液25が液
面下で分離されることになる。
【0019】摩耗等によってワイピングローラ26を交
換する場合、例えばドライバーをパッド39とワイピン
グローラ26の側面33との間に押入れてパッド39を
ばね38の付勢力に抗して側面33から引き離す。これ
により、ノッチ穴42にノッチピン41の先端が嵌合し
てガイド筒37の移動位置が固定され、パッド39がワ
イピングローラ26の側面33から離れた位置に保持さ
れてワイピングローラ26が交換される。交換終了後、
ばね40の付勢力に抗してノッチピン41の先端をノッ
チ穴42から外すことで、ばね38の付勢力によってガ
イド筒37が移動してパッド39がワイピングローラ2
6の側面33に当接する。
【0020】従って、本発明のパッド39を備えたこと
により、ワイピングローラ26の側面33に付着する全
ての洗浄液25が液面下で分離されるので、ワイピング
ローラ26の回転によって洗浄液25が連れ回って飛び
出すことがなくなる。また、洗浄液25を液面下で掻き
取っているので、掻き落とされた洗浄液25が周囲に飛
散することがなくなり、洗浄液25の霧状化を防止する
ことができる。これにより、周辺部材の錆の発生が抑制
されると共に、作業環境が改善される。
【0021】一方、図に示すように、装置本体側として
のドクタ28にはスクレーパユニット43が着脱自在に
設けられており、スクレーパユニット43にはワイピン
グローラ26の側面33のパッド39の上方に接触する
スクレーパ44が支持されている。ワイピングローラ2
6の回転中心P側寄りのスクレーパ44の端部45に対
してスクレーパ44の反対側の端部(ワイピングローラ
26の反回転中心P側の端部)46は、液槽24内の洗
浄液25側に傾斜した状態になっている。
【0022】ワイピングローラ26の側面33に付着し
て連れ回る洗浄液25には、自重による下方向の動きと
遠心力によって外側に向かって飛び出す方向の動きが同
時に働き、ある角度をもって流れ落ちる。スクレーパ4
4の傾斜角度θは、この流れ落ちる角度と略一致する20
度乃至30度の範囲に設定されている。ワイピングローラ
26の中心Pから洗浄液25の液面までの距離Rに対し
てスクレーパ44の端部45までの距離r2は、略等しい
距離(R≒r2)になる状態でスクレーパ44が配設され
ている。尚、距離Rと距離r2との関係は、略等しいかも
しくは距離r2が短く設定されていればよい。
【0023】従って、ワイピングローラ26の側面33
に付着して連れ回る洗浄液25が全てスクレーパ44に
よって掻き落とされ、スクレーパ44の端部46を液槽
24内の洗浄液25側に傾斜させたことにより、スクレ
ーパ44で掻き落とされた洗浄液25はスクレーパ44
の下面に沿ってなめらかに流れ落ちて液槽24内に戻さ
れる。このため、ワイピングローラ26の側面33から
連れ回る洗浄液25が皆無となり、液槽24から洗浄液
25が周囲に飛散することがなくなり、洗浄液25の霧
状化を防止することができる。これにより、周辺部材の
錆の発生が抑制されると共に、作業環境が改善される。
【0024】図3乃至図5に基づいてスクレーパユニッ
ト43の支持状況を説明する。図に示すように、ドクタ
28の上面には固定ベース50が固定されている。固定
ベース50には案内部材51が取り付けられ、案内部材
51はドクタブレード32の上方に位置してハンドル5
2の操作によって取外し可能になっている。また、案内
部材51はハンドル52及び基準ピン53によって位置
決めされている。案内部材51にはワイピングローラ2
6の中心軸に平行なガイド軸54が固定され、ガイド軸
54には移動部材としてのスライド片55がリニアモー
ションベアリング56を介して往復動自在で且つ回転方
向に回転しないように支持されている。つまり、スライ
ド片55の支持部はドクタブレード32よりも上方側に
位置している。
【0025】スライド片55にはドクタブレード32の
下方に延びるアーム材57の上端が固定され、アーム材
57の下端にはスクレーパ44が固定されている。案内
部材51の側面には支持ピン58が固定されており、支
持ピン58とスライド片55とにわたって付勢部材とし
ての引張ばね59が設けられている。つまり、スライド
片55は引張ばね59によって図3中上方向に付勢さ
れ、スクレーパ44はワイピングローラ26の軸方向の
往復移動に追従して常に側面33に接触するようになっ
ている。ハンドル52を操作することによって、案内部
材51、ガイド軸54、スライド片55、アーム材5
7、支持ピン58、引張ばね59及びスクレーパ44等
からなるスクレーパユニット43はドクタ28に対して
取外しが可能となっている。
【0026】尚、図示の実施例では、スクレーパユニッ
ト43をドクタ28に対して着脱自在に取り付けている
が、装置本体側として液槽24に固定されたブラケット
に対してスクレーパユニット43を着脱自在に取り付け
ることも可能であり、要は、スクレーパユニット43が
装置本体側に対して着脱自在で、スライド片55の支持
部がドクタブレード32よりも上方側に位置していれ
ば、上述した実施例の構成に限定されるものではない。
また、上述した実施例では、リニアモーションベアリン
グ56を介してスライド片55を案内部材51に往復動
自在に支持したが、樹脂や砲金のスライドブッシュを介
在させる等他の支持手段を適用することも可能である。
ただしこの場合、スライドブッシュの外側を角形にする
等してスライド片55が回転しないようにしておく。
【0027】従って、スクレーパユニット43を装置本
体側に対して着脱自在に取り付け、スライド片55の支
持部をドクタブレード32よりも上方側に位置させたこ
とにより、ワイピングローラ26を交換する際のスペー
スを充分に確保することが可能になると共に、スクレー
パ44の往復移動の支持部にドクタブレード32で掻き
取られた洗浄液25がかかることがなくなる。このた
め、ロール交換の作業性が向上すると共に、スクレーパ
44の往復移動が阻害されなくなってスクレーパ44の
追従移動の信頼性が向上し、ワイピングローラ26の側
面33への接触角度と接触圧を良好に保つことが可能に
なる。また、スライド片55の支持部への給油が可能に
なるので、支持部の耐久性が向上すると共に支持部が良
好な環境で使用できスクレーパ44の追従移動の信頼性
が一層向上する。また、スクレーパユニット43はハン
ドル52を外すだけで簡単に装置本体側から取り外すこ
とができるので、操作性が良くなり洗浄液25がかから
なくなったことと相まって作業者の手を汚すことがなく
なる。
【0028】上述した実施例は、液体掻き取り装置とし
て、印刷機のワイピング装置におけるワイピングロール
の洗浄液を掻き取る場合に適用したものを示したが、本
発明の液体掻き取り装置は、グラビア印刷機の版胴の周
面から余分なインキを掻き落とす装置(ドクタ装置)と
して適用することも可能である。
【0029】洗浄液掻き取り装置を備えた印刷機のワイ
ピング装置では、ワイピングローラ26に付着したイン
キが洗浄液25内で取り除かれる。インキが取り除かれ
たワイピングローラ26には洗浄液25から出た時に洗
浄液25が連れ回って付着しているが、周面の洗浄液2
5はドクタブレード32に掻き取られる。また、ワイピ
ングローラ26の側面33に付着する全ての洗浄液25
はパッド39によって液面下で分離されて掻き取られ
る。また、ドクタブレード32に掻き取られる前にワイ
ピングローラ26の周面から側面33に流れ出た洗浄液
25は、ワイピングローラ26の軸方向の移動に追従し
て側面33に接触するスクレーパ44によって掻き取ら
れる。
【0030】スクレーパ44の端部46は液槽24内の
洗浄液25側に傾斜しているので、スクレーパ44で掻
き落とされた洗浄液25はスクレーパ44の下面に沿っ
てなめらかに流れ落ちて液槽24内に戻される。また、
スクレーパ44の追従移動を支持する支持部がドクタブ
レード32の上方に位置しているので、ドクタブレード
32で掻き取られた洗浄液25がスクレーパ44の追従
移動の支持部にかかることがない。
【0031】上述した洗浄液掻き取り装置を備えたこと
により、ワイピングローラ26の回転によって洗浄液2
5が側面33から連れ回って飛び出して周囲に飛散する
ことがなくなるので、洗浄液25の霧状化を防止するこ
とができる。これにより、周辺部材の錆の発生が抑制さ
れると共に作業環境が改善される。また、スクレーパ4
4の往復移動の支持部にドクタブレード32で掻き取ら
れた洗浄液25がかかることがないので、スクレーパ4
4の往復移動が阻害されなくなってスクレーパ44の追
従移動の信頼性が向上し、ワイピングローラ26の側面
33への接触角度と接触圧を良好に保つことが可能にな
り、スクレーパ44の追従移動の信頼性が向上する。ま
た、パッド39及びスクレーパ44の距離Rと距離r1,r
2 との寸法関係を実施例のように規定し、スクレーパ4
4を傾斜させたことにより、洗浄液25の霧状化による
スクレーパ44の往復移動の阻害もなくすことができ
る。これにより、ワイピングローラ26からの洗浄液2
5の掻き取りを完全に行うことができ、洗浄液25が凹
版胴21に付着することによって生じる印刷不良の発生
を大幅に減少させることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明の回転体の液体掻き取り装置は、
装置本体側に対して着脱自在なスクレーパユニットによ
りブレードの上方位置でスクレーパを支持し、スクレー
パユニットは、回転体の中心軸に平行な方向に往復移動
自在な移動部材を装置本体側に支持し、移動部材にスク
レーパを保持すると共にスクレーパが回転体の側面に接
触する方向に移動部材を付勢する付勢部材を移動部材と
案内部材とにわたって設けたので、回転体の側面に付着
して回転に伴って連れ回る液体を掻き落すためのスクレ
ーパは、付勢部材によって回転体の側面に接触する方向
に付勢されると共に、ブレードの上方位置で移動部材の
案内部が支持される。この結果、移動部材の案内部にブ
レードによって掻き落とされた液体がかからなくなな
り、スクレーパの移動が阻害されることがなくなり、ス
クレーパを最適な掻き取り状態に維持することが可能に
なる。また、装置本体側に対してスクレーパユニットを
取り外すことにより、スクレーパを回転体から外すこと
ができ、回転体の周囲にスペースを確保することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る液体掻き取り装置を備
えたワイピング装置の側面図。
【図2】図1中の展開平面図。
【図3】図1中の矢印III 部の詳細図。
【図4】図3中のIV-IV 線矢視図。
【図5】スクレーパの支持状態を表す斜視図。
【図6】従来の液体掻き取り装置を備えたワイピング装
置の全体図。
【図7】図6中のVII 矢視図。
【符号の説明】
21 凹版胴 22 凹版 23 ワイピング装置 24 液槽 25 洗浄液 26 ワイピングローラ 27 スライドベース 28 ドクタ 29 油圧シリンダ 30 ピン 31 ねじハンドル 32 ドクタブレード 33 側面 34 ブラケット 35 支持部材 36 穴 38 ばね 39 パッド 40 ばね 41 ノッチピン 42 ノッチ穴 43 スクレーパユニット 44 スクレーパ 45 端部 46 端部 50 固定ベース 51 案内部材 52 ハンドル 53 基準ピン 54 ガイド軸 55 スライド片 56 リニアモーションベアリング 57 アーム材 58 支持ピン P ワイピングローラの中心 R ワイピングローラの中心から液面までの距離 r1 ワイピングローラの中心からパッドまでの距離 r2 ワイピングローラの中心からスクレーパまでの距

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部が液槽内の液体に浸漬されて回転駆
    動される回転体を備え、該回転体の周面に接触するブレ
    ードを備えると共に、前記液槽からの出側における前記
    回転体の側面に接触するスクレーパを備えた回転体の液
    体掻き取り装置において、装置本体側に対して着脱自在
    なスクレーパユニットにより前記スクレーパを支持し、
    前記スクレーパユニットは、前記装置本体側に案内部材
    を固定し、該案内部材の前記ブレードの上方位置で前記
    回転体の中心軸に平行な方向に往復移動自在に移動部材
    を支持し、該移動部材に前記スクレーパを保持すると共
    に、前記スクレーパが前記回転体の側面に接触する方向
    に前記移動部材を付勢する付勢部材を該移動部材と前記
    案内部材とにわたって設けて構成されていることを特徴
    とする回転体の液体掻き取り装置。
JP5231695A 1995-03-13 1995-03-13 回転体の液体掻き取り装置 Withdrawn JPH08244199A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113303344A (zh) * 2021-06-11 2021-08-27 王文涛 一种转盘型煎饼机

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