JPH08245408A - 鎮痛活性物質 - Google Patents
鎮痛活性物質Info
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- JPH08245408A JPH08245408A JP7080842A JP8084295A JPH08245408A JP H08245408 A JPH08245408 A JP H08245408A JP 7080842 A JP7080842 A JP 7080842A JP 8084295 A JP8084295 A JP 8084295A JP H08245408 A JPH08245408 A JP H08245408A
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Abstract
なる鎮痛活性物質。 【効果】 副作用がなく安全であり、医薬としてのみな
らず、食品においても使用可能である。
Description
性物質に関する。
や睡眠状態を来すことなく痛みを消失させる薬物であ
り、麻薬性鎮痛剤と非麻薬性鎮痛剤の大別されるが、麻
薬性鎮痛剤、例えばモルヒネにおいては、急性毒性とし
ては深い昏睡、呼吸抑制、瞳孔縮小等が起こり、慢性毒
性としては薬物耐性を生じ、精神的及び身体的依存をも
引き起こし、投与の中止により激しい禁断症状を呈す
る。一方非麻薬性鎮痛剤、例えばアスピリン、インドメ
タシン、イブプロフェン、エテンサミド、フェナセチ
ン、アミノピリン等は、アレルギー反応、重篤な胃腸障
害等の副作用をもたらすことが多い。
痛剤は短期的に使用するのには有効であるが、長期にわ
たり使用する場合には安全性において問題がある。
に大麦の若葉中の生理活性物質について研究を行なって
いるが、今回、麦類植物の緑葉の水溶性成分中に鎮痛作
用を有し及び/又は増強する作用のある物質が存在する
ことを見い出し、本発明を完成するに至った。
溶性成分よりなる鎮痛活性物質を提供するものである。
であって、上記の如き副作用はなく安全であり、マイル
ドな鎮痛作用物質として、医薬品としてのみならず健康
食品又は食品添加物としても使用することができる。
果から明らかなように、麦類植物の緑葉(若葉)の搾汁
液(青汁)それ自体も鎮痛作用を発現するが、その鎮痛
作用を示す活性本体は、麦類植物、例えば大麦の緑葉
(若葉)から次のようにして、抽出・精製することがで
きる。
麦類植物の緑葉の搾汁液もしくはその乾燥粉末或いはそ
の水もしくは酸水溶液等による抽出及び精製の任意の段
階における抽出物(エキス)又はその精製物が包含され
る。
となる麦類植物としては、大麦が最も適しているが、そ
の他に、小麦、裸麦、エン麦、ハト麦、トウモロコシ、
キビ、イタリアンダイグラスなどもまた使用することが
できる。これら麦類植物の中でも、成熟期前に収穫した
若い植物の新鮮な茎及び/又は葉の部分(本明細書では
これらを総称して「緑葉」という)が特に適している。
サー、等の機械的破砕手段によって搾汁し、必要に応じ
て、篩別、濾過等の手段によって粗固形分を除去するこ
とにより搾汁液(以下、これを「青汁」という)を調製
する。次いでこの青汁は必要により、pHを調整した
後、凍結乾燥、噴霧乾燥等の適当な乾燥手段で乾燥する
ことにより固体粉末とすることができる(以下、この固
体粉末を「青汁粉末」という)。後記実施例4に示す鎮
痛活性試験の結果から明らかなように、この青汁粉末は
既に鎮痛作用を発現するから、該青汁及び青汁粉末は例
えば鎮痛作用をもつ健康食品として或いは食品添加物と
して使用することができる。
以下の酸性水溶液(例えば塩酸水溶液)或いは更にメタ
ノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノ
ール、n−ブタノールなどのアルコール類またはその水
溶液、ジメチルスルホキシドやこれらの混合溶媒を用
い、室温ないし約95℃程度の温度で抽出することがで
きる。この抽出液はこの段階で溶媒を除去し、麦類植物
の緑葉の抽出エキスとして本発明の鎮痛活性物質として
用いることができる。また、該抽出液は次いでODS−
A(YMC社)、アンバーライトXAD−4(オルガノ
(株)製)等の吸着担体を用いるカラムクロマトグラフ
ィーに付すことにより精製することもできる。該担体に
吸着された活性本体は、例えばメタノール、エタノー
ル、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノ
ールなどのアルコール類の水溶液(アルコール濃度は通
常20〜90%の範囲内が好ましい)で溶出せしめるこ
とができ、集めた活性画分は必要に応じて、例えば減圧
濃縮法等により乾燥し、本発明の鎮痛活性物質として用
いてもよい。
又はその乾燥粉末は、イオン交換クロマトグラフィー、
例えば、DEAE−セファデックス、QAE−セファデ
ックスA−25、DEAE−セファロースFF等(Phar
macia社製)によるカラムクロマトグラフィーによりさ
らに精製することができる。その際溶出液としては、p
H6以下の酸−アルコール水溶液(好ましくは塩酸−メ
タノール水溶液)を用いることができる。溶出した活性
画分はこの段階で乾燥して本発明の鎮痛活性物質とする
ことができる。
バックC18SG120[(株)資生堂製]及び展開溶媒
として0.1%三弗化酢酸水溶液を用いる逆相クロマト
グラフィー(HPLC);(2)例えば、RP−18W
F254s(Merck社製)及び展開溶媒として0.1%三弗化
酢酸水溶液を用いる薄層クロマトグラフィー;及び
(3)例えば、セファデックスLH−20(Pharmacia
社製)及び溶出液として酸性の80%メタノール水溶液
(pH2)を用いるカラムクロマトグラフィーのいずれ
か1つ又は2もしくは3つの組合わせによってさらに精
製することができ、それらの精製物はいずれも本発明の
鎮痛活性物質として使用することができる。本発明の鎮
痛活性物質がどのようなメカニズムによって鎮痛作用を
発現するのか、その詳細は不明であるが、後記実施例3
から明らかなとおり、本発明の物質は、エンケファリン
分解酵素阻害活性及びアミノペプチダーゼB阻害活性を
有していることから、動物の脳内に広く分布している内
因性の疼痛制御物質である下記式 X=Met又はLeu で示されるエンケファリンを介して[エンケファリン分
解酵素は(3)の位置を、そしてアミノペプチダーゼB
は(1)の位置を切断する]鎮痛活性を発現するものと
推定される。
の処置のために使用する場合、本発明の物質は、経口ま
たは非経口投与することができ、それぞれの投与経路に
適した任意の剤形に製剤化することができる。例えば、
散剤、顆粒剤、ペレットもしくは錠剤、コーティング錠
剤、カプセル剤、トローチ剤、液剤、シロップ剤などの
経口投与に適した剤形;注射剤、点滴剤、坐薬、点鼻
剤、噴霧剤などの非経口投与に適した剤形にすることが
できる。更に軟膏、クリーム、チンキ、ハップ剤等の外
用剤形とすることも可能である。
形、患者の症状、性別、年齢、体重、医師の判断等に応
じて広い範囲で変えることができるが、一般に有効成分
として約0.001〜100mg/kg/日、好ましく
は約0.002〜50mg/kg/日を例示することが
できる。上記投与量は1日1〜数回にわたり投与するこ
とができる。
麦類植物の緑葉の青汁もしくは青汁粉末或いはその他の
食品材料に添加して、その活性を増強した新規青汁粉
末、錠剤型食品、カプセル剤型の食品、ドリンク剤等に
広範囲の食品に利用することができる。
れから前述の如くして抽出された鎮痛活性物質は、各種
の可食性植物のエキス粉末または乾燥粉末、果糖、ブド
ウ糖、水飴等の甘味料、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、
コハク酸等の有機酸、各種のビタミン類、着色料、香
料、各種の可食性増粘剤等と混合して食品材料に配合す
ることもできる。
途によって変えることができるが食品の形態にかかわら
ず1日摂取量として実施例2の物質においては1日摂取
量として1〜20g好ましくは2〜10gが適当であ
る。
1〜1000mg/kg好ましくは0.2〜500mg
が適当である。
薬及び食品への用途について具体的に説明する。
ーにて粉砕し、搾汁機を用いて搾汁して大麦若葉の青汁
1lを得た。この青汁に炭酸ナトリウムを添加してpH
を7.0に調製し、常法により凍結乾燥して、大麦若葉
の青汁粉末(以下BLE粉末という)40gを得た。
理食塩水2000ml中に溶解し、不溶物を遠心分離に
よって除去し、その上清液を生理食塩水で所定の倍率で
段階的に希釈した後、0.22μmの滅菌フィルター(M
illipore社製)で濾過して試料液とした。更に、この試
料液を噴霧乾燥して乾燥物48gを得た。
℃で3時間抽出後、濾過した。濾液5lをODS−Aカ
ラム(YMC社)1lに吸着させ、カラム容量の5倍の
蒸留水で洗浄後80%メタノール溶液2.5lにより溶
出した。溶出液を減圧濃縮し、乾燥粉末5gを得た(物
質−1)。
ファデックスカラム500mlに上記乾燥粉末500m
gを塩酸でpH2.0に調節した30%メタノール水溶
液に溶解して吸着させ、塩酸でpH2.0に調節した3
0%メタノール水溶液により溶出した。溶出液を減圧乾
燥して、15mgの乾燥粉末を得た(物質−2)。
備した高速液体クロマトグラフィーに試料15mgを
0.1%三弗化酢酸溶液に溶解して吸着させ、0.1%三
弗化酢酸水溶液で溶出し、溶出液を減圧乾燥して2.1
mgの乾燥粉末を得た(物質−3)。
液に溶解し、展開溶媒として0.1%三弗化酢酸水溶液
を用い、RP−18WF254sにより薄層クロマトグラフ
ィーを行った。Rf=0.43にエンケファリン分解酵
素阻害活性が見いだされた。この活性画分をメタノール
で抽出し、減圧乾燥して1.3mgの粉末を得た(物質
−4)。
0%メタノール水溶液に溶解してセファデックスLH−
20カラムに吸着させ、80%メタノール水溶液(塩酸
でpH2.0)に調節により溶出して0.23mgの精製
物を得た(物質−5)。本物質の溶出曲線を図1に示
し、この精製過程で得られた精製標品の酵素阻害活性を
表1に示す。
下の方法により測定した。
の測定 エンケファリン分解酵素阻害活性の測定は、Shimamura,
M.,Hazato,T. and Katayama,T. の方法[Biochim. Bio
phys. Acta., 1756,223−229(198
3)]に準ずる方法により行った。
測定 サル脳よりアミノペプチダーゼBの調製は、Hopsu,V.
K., Makinen,K.K. and Glenner,G.G. の方法[Arch. Bi
ochem. Biophys., 114,557(1966)]に準
じて行った。また、アミノペプチダーゼBの測定は Sud
a,H., Aoyagi,T.,Takeuchi,T. and Umezawa,H. の方法
[Arch. Biochem. Biophys., 177,196(198
3)]に準ずる方法により行った。
測定するために、4週令のddy系雄性マウス(日本S
LC社:浜松市)を使用した。マウスの疼痛閾値は、室
町機械製 Hot Analgesia Meter(MK−350)を用
い、Moolfe,G. and MacDonald,A. A. の方法[J. Pharm
acol. 80,300(1944)]に準じて測定した。
すなわち、マウスを55℃の熱板上に置いてから、常法
に従い、マウスが jumping, licking 等のいずれかを行
うまでの時間を測定し、熱板レイテンシーとした。マウ
スの四肢の火傷を防ぐために測定は最長25秒とした。
生理食塩水に溶解してマウスに腹腔内投与し、その直
後、15、30、45、60、120及び180分後に
疼痛閾値を測定した。対照群としてアミノピリン(30
mg/kg)の生理食塩水溶液を使用した。
おいて、腹腔内投与して15分後より120分までの
間、単独で有意な疼痛閾値を示した(図2)。
脳延髄槽内に、Ueda,H., Amano,H., Shiomi,H. and Tak
agi,H の方法[Eur,J. Pharmacol. 56,265(19
79)]により投与した。対照群として内因性鎮痛物質
・Met-Enkephalin 70μg/mouse の単独投与及び上
記物質−4と Met-Enkephalin の併用投与も検討した。
鎮痛活性について、検体を大槽内投与する15分前、4
分後及び10分後にマウスの疼痛閾値を測定した。
した。また、上記物質−4と Met-Enkephalin の併用投
与は Met-Enkephalin 単独投与よりも鎮痛作用を有意に
増強した(図3)。
均一に混合し、顆粒状とした後、ステアリン酸マグネシ
ウムを加えて、1錠100mgの錠剤に成型する。
水を加えて更に混合したのち顆粒状にし乾燥する。(粒
径0.8mm柱状顆粒) 実施例C:腸溶コーテイング錠 実施例Aで得た錠剤に、下記処方の腸溶性コーテイング
を行い、1錠400mgの腸溶剤を製造した。
い、それをカプセルに充填する。
顆粒) 処方は前記実施例Cの通り。
ビアゴムを精製水少量にて溶かして加えて練合し、顆粒
とした後乾燥し、打錠してトローチ剤とした。 実施例F:水性注射剤 物質−5の0.1mgを生理食塩水0.5mlに溶解して
水性注射剤を調製した。
噴霧乾燥して粉末化した青汁粉末1kgに、実施例2で
得た物質を25gを混合して鎮痛作用物質を強化配合し
た大麦若葉加工食品を製造した。
菜に実施例2で得た大麦若菜の抽出物を50重量%配合
して鎮痛作用を強化したホウレン草粉末を製造した。
1.0g添加して鎮痛作用を強化した大麦若葉加工食品
を得た。
した。
した。
鎮痛活性物質を抽出・精製する過程における、セファデ
ックスLH−20カラムクロマトグラフィーによる酵素
阻害剤の精製時の溶出曲線である。
スのレイテンシーに対する効果を示すグラフである。
ウスのレイテンシーに対する効果を示すグラフである。
Claims (8)
- 【請求項1】 麦類植物の緑葉の水溶性成分よりなる鎮
痛活性物質。 - 【請求項2】 麦類植物の緑葉の搾汁液もしくはその乾
燥粉末或いはその水もしくは酸水溶液等による抽出物又
はその精製物である請求項1記載の鎮痛活性物質。 - 【請求項3】 麦類植物が大麦である請求項1又は2記
載の鎮痛活性物質。 - 【請求項4】 麦類植物の緑葉の水溶性成分よりなるエ
ンケファリン分解酵素阻害剤。 - 【請求項5】 麦類植物の緑葉の水溶性成分よりなるア
ミノペプチダーゼB阻害剤。 - 【請求項6】 麦類植物の緑葉の搾汁液もしくはその乾
燥粉末或いはその水もしくは酸水溶液等による抽出物又
はその精製物である請求項4〜5のいずれかに記載の酵
素阻害剤。 - 【請求項7】 麦類植物が大麦である請求項4〜6のい
ずれかに記載の酵素阻害剤。 - 【請求項8】 請求項1〜3のいずれかに記載の鎮痛活
性物質又は請求項4〜7のいずれかに記載の酵素阻害剤
を含有する食品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7080842A JPH08245408A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 鎮痛活性物質 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7080842A JPH08245408A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 鎮痛活性物質 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08245408A true JPH08245408A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=13729619
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7080842A Pending JPH08245408A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 鎮痛活性物質 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08245408A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000064461A1 (en) * | 1999-04-27 | 2000-11-02 | David Rudov | Treatment for improving lung function |
| JP2004283112A (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-14 | Tm Yobo Igaku Kenkyusho:Kk | ハトムギ若葉含有健康食品 |
-
1995
- 1995-03-14 JP JP7080842A patent/JPH08245408A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000064461A1 (en) * | 1999-04-27 | 2000-11-02 | David Rudov | Treatment for improving lung function |
| JP2004283112A (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-14 | Tm Yobo Igaku Kenkyusho:Kk | ハトムギ若葉含有健康食品 |
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