JPH08245694A - 血圧降下物質とその製造用中間体であるプロテアーゼ易分解性ゼイン及びそれらの製造方法 - Google Patents

血圧降下物質とその製造用中間体であるプロテアーゼ易分解性ゼイン及びそれらの製造方法

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JPH08245694A
JPH08245694A JP7077162A JP7716295A JPH08245694A JP H08245694 A JPH08245694 A JP H08245694A JP 7077162 A JP7077162 A JP 7077162A JP 7716295 A JP7716295 A JP 7716295A JP H08245694 A JPH08245694 A JP H08245694A
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JP
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zein
urea
protease
protein
producing
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Gunki Funatsu
軍喜 船津
Takao Takahashi
孝雄 高橋
Kazumasa Suzuki
一正 鈴木
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SANEI TOUKA KK
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SANEI TOUKA KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ゼインを尿素で溶解変性させた後に、尿素を
ゲル濾過によって除去し、サーモライシンにより分解す
ることで、血圧降下物質を得る。 【効果】 医薬品、食品、または健康食品として安全か
つ実用的でACE阻害効果を有し、工業的生産に適した
血圧降下物質を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】本発明は、血圧降下物質とその製造用中間
体であるプロテアーゼ易分解性ゼイン及びそれらの製造
方法に関する。
【0003】本発明に係る血圧降下物質は、高血圧の予
防、および治療のために医薬品、食品、健康食品として
利用可能である。
【0004】
【従来の技術】
【0005】血圧の調節には、いくつかの機構がある。
【0006】その一つレニン-アンギオテンシン系で
は、肝臓から分泌されるアンギオテンシンノーゲンが腎
臓に存在するレニンによってアンギオテンシン-Iとな
り、アンギオテンシン-Iは血中のアンギオテンシン変換
酵素(以下ACEと略称)によってアンギオテンシン-I
Iに変換される。
【0007】アンギオテンシン-IIは強力な昇圧ペプチ
ドであり、血管平滑筋を収縮させて血圧を上昇させる。
【0008】また、ACEはカリクレイン-キニン系に
も作用し、降圧性のブラジキニンを分解して血圧の上昇
に作用する。
【0009】このACEを阻害することによって、血圧
の上昇抑制が可能である。
【0010】ACE阻害剤としては、カプトプリルなど
が医薬品として実用化されている。
【0011】また、ACE阻害剤として、多くの薬品、
高度に精製されたペプチド、食品などが報告されてい
る。
【0012】しかし、食品としては高度に精製されたペ
プチドは実用的ではなく、単に食品または健康食品とし
て報告されたものはその効果が弱かったり持続性がない
等、疑問のあるものが多い。
【0013】従来のACE阻害ペプチドは、蛋白分解物
を高度に精製したものやアミノ酸から合成したものが殆
どである。
【0014】これらはコストの面からも食品としての実
用性は少ないものであった。
【0015】また、大豆や小麦などからいくつかの血圧
降下物質が得られており、医薬品および食品として報告
されているが、十分な効果を示すものは見あたらない。
【0016】例えば、特開平2−240028号公報に
は、血圧降下剤として、ゼインのサーモライシン加水分
解物が記載されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】しかしながら、上記の特開平2−2400
28号公報に記載の血圧降下剤は、ゼインが水に溶け
ず、ゼインの分解に時間がかかることから、工業的生産
に適したものではない。
【0019】従って、本発明の目的は、医薬品、食品、
または健康食品として安全かつ実用的でACE阻害効果
を有し、工業的生産に適した血圧降下物質を提供するこ
とにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
【0021】本発明者らは、これらの問題を解決するた
めに種々の検討を行った結果、とうもろこしの蛋白質で
ある、水に不溶性のゼインを、前記の特開平2−240
028号公報に記載されているように、懸濁状態で直接
酵素により分解するのではなく、アンモニア等を含有す
る尿素等の蛋白質変性剤の溶液に溶解し、さらにゲル濾
過カラム等により、ゼインと尿素等の蛋白質変性剤の分
離を行い、ゼインを酵素分解を受けやすい状態にした後
に、サーモライシンなどの蛋白質分解酵素で分解したも
のに顕著なACE阻害作用があり、血圧降下剤として有
効であり、高血圧治療及び予防に利用できることを見い
出し、本発明を完成するに至った。
【0022】即ち、本発明の課題を解決するための手段
は、下記のとおりである。
【0023】第1に、ゼインを蛋白質変性剤で溶解変性
させた後に、該変性剤を除去し、プロテアーゼにより分
解することで得られる血圧降下物質。
【0024】第2に、ゼインを尿素で溶解変性させた後
に、尿素をゲル濾過によって除去し、サーモライシンに
より分解することで得られる血圧降下物質。
【0025】第3に、ゼインを蛋白質変性剤で溶解変性
させた後に、該変性剤を除去することで得られるプロテ
アーゼ易分解性ゼイン。
【0026】第4に、ゼインを尿素で溶解変性させた後
に、尿素をゲル濾過によって除去することで得られるプ
ロテアーゼ易分解性ゼイン。
【0027】第5に、ゼインを蛋白質変性剤で溶解変性
させ、容易に酵素分解を受ける性質を付加した後に、該
変性剤を除去し、プロテアーゼにより分解することで製
造する血圧降下物質の製造方法。
【0028】第6に、ゼインを尿素で溶解変性させ、容
易に酵素分解を受ける性質を付加した後に、尿素をゲル
濾過によって除去し、サーモライシンにより分解するこ
とで製造する血圧降下物質の製造方法。
【0029】第7に、ゼインを蛋白質変性剤で溶解変性
させ、容易に酵素分解を受ける性質を付加した後に、該
変性剤を除去することで製造するプロテアーゼ易分解性
ゼインの製造方法。
【0030】第8に、ゼインを尿素で溶解変性させ、容
易に酵素分解を受ける性質を付加した後に、尿素をゲル
濾過によって除去することで製造するプロテアーゼ易分
解性ゼインの製造方法。
【0031】本発明によると、ゼインを蛋白質変性剤に
より溶解変性させることで、ゼインの分子内結合が緩や
かとなり酵素作用を受け易い状態となる。
【0032】そして、該酵素作用を受け易い状態のもの
を、プロテアーゼによって速やかに分解することで、A
CE阻害活性を持つゼインの酵素分解物が短時間に高収
率で得られる。
【0033】本発明で用いる蛋白質変性剤としては、尿
素や塩酸グアニジンを使用することができる。
【0034】また、ゼインを溶解する際には、アンモニ
アや苛性ソーダを使用することができる。
【0035】蛋白質変性剤の除去は、特に限定されるも
のではないが、ゲルの種類などは任意で良く、Seph
adex等、分子篩が可能なゲルを用いることが出来
る。
【0036】なお、バッファーについても特に定めるも
のではなく、ゲルの種類に応じたバッファーを流すこと
でゼインの分離を行うことができる。
【0037】分離の際のpHは、7.0〜10.0が可
能であるが、8.5付近が好ましく、pHが7.0未満
の場合はゼインの析出が起こり、pHが10.0を越え
るとゼインと色素等不純物との分離が悪くなる。
【0038】また、サーモライシン等の酵素により分解
する際のpH等の条件は、使用する酵素に適した条件を
用いることができる。
【0039】分解に際しては、例えば、0.5Nの水酸
化ナトリウム等を用いてpHを一定にする。
【0040】
【実施例1】
【0041】とうもろこしに含まれるゼインを、溶媒抽
出、脱脂、乾燥により調製し、8M尿素−1%アンモニ
ア溶液に溶解し、ゼインを蛋白質変性させた。
【0042】そして、10mMのトリス塩酸緩衝液(p
H8.5)で平衡化したゲルカラム(商品名=Bio−
Gel P−2)を用いて変性剤を分離除去した。
【0043】分離された白色乳液状の変性ゼインを捕集
し、該ゼインをpH8.0付近になるように0.5Nの水
酸化ナトリウムを用いてサーモライシンで約2時間分解
し、煮沸による熱変性によって酵素の失活を行ない、酵
素の活性を停止した。
【0044】なお、分解の際に用いる酵素は任意のもの
を用いることができるが、サーモライシンを用いた場合
には比較的高い阻害活性を持つ分解物が得られる。
【0045】また、酵素の反応を停止する際には、煮沸
を行う以外にも、酵素の阻害剤などを加えても良い。
【0046】得られた分解物を、Lieberman法
の山本らによる変法(日本胸部疾患学会雑誌18
(5),P297−303,1980)により、ACE
阻害活性の指標となるIC50(50%阻害の濃度、以
下IC50と略称する)を測定したところ、40μg/
ml以下であり、ここで得られた分解物は、3時間以内
の分解で十分な活性を持つものであった。
【0047】ただし、分解時間を長くしても阻害活性は
変わらなかった。
【0048】なお、以下の例でもIC50は、Lieb
erman法の山本らによる変法により測定した。
【0049】ここで、ゼインを変性処理することなく、
サーモライシンを用い水に懸濁した状態での直接分解法
では、分解に24時間程度かかり、且つ収量は著しく低
かった。
【0050】
【実施例2】
【0051】実施例1と同様に調製した500mgのゼ
インを、10mlの8M尿素−1%アンモニア溶液に溶
解し、蛋白質変性させた。
【0052】次に、10mMのトリス塩酸緩衝液(pH
8.5)にて平衡化したBio−Gel P−2 (f
ine)カラム(φ3cm×40cm)で、ゼインから
尿素を分離除去した。
【0053】分離されたゼインは、白い濁った乳白液と
して得られた。
【0054】これに、1mg/mlのサーモライシン
(和光純薬製)溶液2.5mlを加えて40℃,pH
8.0で2時間分解を行った。
【0055】分解終了後、沸騰水中で30分処理して酵
素反応を止め、凍結真空乾燥して310mgの粉末を得
た。
【0056】乾燥粉末のACEに対するIC50(μg
/ml)を、実施例1と同様に、Lieberman法
の山本らによる変法により測定したところ、16.6μ
g/mlであり、充分な活性を有するものであった。
【0057】
【実施例3】
【0058】尿素変性ゼイン溶液からゲル濾過による尿
素の分離除去について、以下のように検討した。
【0059】10gのゼインを400mlの8M尿素−
1%アンモニア溶液に溶解して蛋白質変性させた後、1
0mMのトリス塩酸緩衝液(pH8.5)で平衡化した
Bio−Gel P−2(fine)カラム(φ10c
m×40cm)を用いて、尿素を分離した。
【0060】そして、得られた各フラクションについ
て、ゼイン由来の吸光度(OD=280nm)と尿素を
測定した。
【0061】吸光度測定には日立分光光度計(U−20
00)を用い、尿素測定には尿素窒素−テストワコー
(和光純薬製)を用いた。
【0062】その測定結果を、図1に示す。
【0063】図1によると、尿素とゼインは明確に分離
していることが確認できる。
【0064】ゼインのフラクションを集めてサーモライ
シン(和光純薬製)100mgを100mlの水に溶解
して加え、40℃で2時間分解を行った。
【0065】その後沸騰水中で30分加熱して酵素反応
を停止し、凍結真空乾燥して、6.93gの凍結乾燥粉
末を得た。
【0066】
【実施例4】
【0067】27.5gのゼインを、550mlの8M
尿素−1%アンモニア溶液に溶解し、一晩攪拌した後、
8000rpmで20分間遠心分離をして沈殿を取り除
き、ゲル濾過カラムによる尿素の分離除去を行った。
【0068】カラム分離は、Bio−Gel P−2
(fine)をφ120mm×1000mmのカラムに
400mmの高さに充填し、10mMのトリス塩酸緩衝
液(pH8.5)にて十分に平衡化させたものにより行
った。
【0069】カラムで分離された白濁部分を分取し、約
800mlの易分解性ゼインを得た。
【0070】これにサーモライシン(和光純薬製)25
0mgを250mlの水に溶解して加え、37℃で一定
時間(1、2、3または6時間)分解した。
【0071】分解に際しては、0.5Nの水酸化ナトリ
ウムを用い、pH8.0に調整しながら行なった。
【0072】分解終了後に沸騰水中で30分処理し、凍
結真空乾燥して、各分解時間における分解物を各々得
た。
【0073】得られた各分解時間における分解物につい
て、ACEに対するIC50を各々測定した。
【0074】その結果は、次のとおりであった。
【0075】分解時間1時間のもののIC50は、3
1.6μg/mlであった。分解時間2時間のもののI
C50は、16.1μg/mlであった。分解時間3時
間のもののIC50は、18.3μg/mlであった。
分解時間6時間のもののIC50は、23.9μg/m
lであった。
【0076】上記のゲル分離後のゼインにおける酵素分
解時間とIC50の関係について考察すると、酵素分解
時間が2時間の場合が最もIC50が低くACE阻害活
性の高いことが判明した。
【0077】
【実施例5】
【0078】とうもろこし蛋白ゼインの大部分を占める
α−ゼインについて、酵素分解物中のペプチドを分取し
てアミノ酸配列を決定すると共に、ACE阻害活性との
関係を調査すべく、下記に示すように実施した。
【0079】70%エタノールで抽出して得た粗α−ゼ
イン100mgを、50℃にて4M尿素−1%アンモニ
ア溶液に溶解し放置後、実施例4と同様に、ゲル濾過に
より尿素を分離除去し、変性ゼインを得た。
【0080】該変性ゼインに、対ゼイン1/100量の
サーモライシンを加え、37℃でpH8.0に調整しな
がら3時間分解を行ない、凍結真空乾燥した。
【0081】凍結真空乾燥後、分解物を100%エタノ
ールに溶かして遠心分離し、上澄みと沈殿に分けた。
【0082】上澄みは濃縮してF−1画分とし、沈殿は
75%エタノールに溶解、遠心分離し、その上澄みを濃
縮してF−2画分とした。
【0083】F−1及びF−2画分のIC50は、それ
ぞれ22μg/ml及び43μg/mlであった。
【0084】ペプチドの分画は、0.1%TFA溶液中
で日本分光社製逆相−HPLC Long C18 C
olumnを用いて行った。
【0085】その結果を図2に示す。
【0086】また、得られた個々のフラクションについ
て、ACE阻害の相対活性を求めると共に、アミノ酸配
列を決定した。
【0087】各フラクションのACE阻害の相対活性及
びそれに相当するペプチドのIC−50(公知文献も参
照)を、表1[F−1画分(100%エタノール)]、
表2[F−2画分(75%エタノール)]に示す。
【0088】
【表1】
【0089】
【表2】
【0090】これらの結果を考察すると、IC50の低
いものが多く見られ、全体のACE阻害活性を高くして
いるものと思われる。
【0091】
【実施例6】
【0092】5gのゼインを、100mlの8M尿素−
1%アンモニア溶液に溶解し、6000rpmで15分
間遠心分離をして沈殿を取り除き、得られた上澄みに対
してゲル濾過カラムによる尿素の分離除去を行った。
【0093】カラム分離は、10mMのトリス塩酸緩衝
液で平衡化したBio−Gel P−2カラム(φ30
mm×400mm)で処理し、ゼインから尿素を分離除
去した。
【0094】分離されたゼイン溶液に、サーモライシン
(和光純薬製)50mgを水に溶かしたものを加え、4
0℃で2時間分解を行った。
【0095】同様に、デナチーム(ナガセ生化学工業
(株)製)、Subtilisin(Boehringe
r Mannheim製)、パパイン(Boehrin
gerMannheim製)、プロテアーゼA(天野製
薬製)の4種類の酵素について、各々、50mgを水に
溶かしたものを分離されたゼイン溶液に加え、40℃で
2時間分解を行った。
【0096】分解に際しては、いずれも0.5Nの水酸
化ナトリウム溶液を用いてpHを調整しながら行なっ
た。
【0097】この時、中和に要した0.5Nの水酸化ナ
トリウム溶液の所要量を図3に示す。
【0098】分解終了後に沸騰水中で30分処理し、凍
結真空乾燥して、各分解時間における分解物を各々得
た。
【0099】そして、得られた各分解時間における分解
物について、ACEに対するIC50を各々測定した。
【0100】その結果は、次のとおりであった。
【0101】サーモライシンを用いた場合は、分解時の
pHが8.0であり、IC50が31.2μg/mlで
あった。
【0102】パパインを用いた場合は、分解時のpHが
7.5であり、IC50が135.0μg/mlであっ
た。
【0103】デナチームを用いた場合は、分解時のpH
が8.0であり、IC50が450.7μg/mlであ
った。
【0104】Subtilisinを用いた場合は、分
解時のpHが8.5であり、IC50が332.3μg
/mlであった。
【0105】プロテアーゼAを用いた場合は、分解時の
pHが8.0であり、IC50が206.7μg/ml
であった。
【0106】上記の結果を考察すると、いずれの酵素に
も活性は見られるが、サーモライシンが最も良好であっ
た。
【0107】
【試験例】
【0108】本発明に係る分解物の病態動物に対する生
理活性について、下記のように試験した。
【0109】実施例4で得たゼイン分解物(1、2、3
または6時間分解のもの)を、脳卒中易発症性高血圧自
然発症ラット(SHRSP)に対し、各々一回経口投与
し、その後経時的にラットの血圧をTail cuff
法(室町機械KK MK−1030型)により、各々測
定した。
【0110】その結果を、図4に5匹の平均値として実
測値データを示し、図5に投与前の状態からの血圧変動
値をコントロールに対比して示した。
【0111】これらの結果を考察すると、水を与えたも
の(コントロール)の血圧は、ほぼ一定であるが、ゼイ
ン分解物を与えたものは水を与えたものに比較して最大
で20mmHgの血圧降下を示した。
【0112】また、実施例4で得たゼイン分解物は、2
4時間後も血圧降下作用があり、効果が長時間持続して
いることが確認できる。
【0113】従って、本発明によると、製造工程におけ
る酵素処理時間を大幅に短縮することができるため工業
的生産に適しており、得られたゼイン分解物の阻害活性
が高く、血圧降下作用が長時間持続する。
【0114】
【発明の効果】
【0115】本発明によると、医薬品、食品、または健
康食品として安全かつ実用的でACE阻害効果を有し、
工業的生産に適した血圧降下物質を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゲル濾過分離の結果を示す図
【図2】HPLCによる分離結果を示す図
【図3】尿素除去ゼイン溶液の各種プロテアーゼによる
加水分解の際の中和に要した水酸化ナトリウム溶液の所
要量を示す図
【図4】ゼイン分解物の血圧に対する効果を示す図
【図5】ゼイン分解物の血圧に対する効果をコントロー
ルに対する血圧変動値として示す図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 38/00 ABU A61K 37/18 ABU

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゼインを蛋白質変性剤で溶解変性させた
    後に、該変性剤を除去し、プロテアーゼにより分解する
    ことで得られる血圧降下物質。
  2. 【請求項2】 ゼインを尿素で溶解変性させた後に、尿
    素をゲル濾過によって除去し、サーモライシンにより分
    解することで得られる血圧降下物質。
  3. 【請求項3】 ゼインを蛋白質変性剤で溶解変性させた
    後に、該変性剤を除去することで得られるプロテアーゼ
    易分解性ゼイン。
  4. 【請求項4】 ゼインを尿素で溶解変性させた後に、尿
    素をゲル濾過によって除去することで得られるプロテア
    ーゼ易分解性ゼイン。
  5. 【請求項5】 ゼインを蛋白質変性剤で溶解変性させ、
    容易に酵素分解を受ける性質を付加した後に、該変性剤
    を除去し、プロテアーゼにより分解することで製造する
    血圧降下物質の製造方法。
  6. 【請求項6】 ゼインを尿素で溶解変性させ、容易に酵
    素分解を受ける性質を付加した後に、尿素をゲル濾過に
    よって除去し、サーモライシンにより分解することで製
    造する血圧降下物質の製造方法。
  7. 【請求項7】 ゼインを蛋白質変性剤で溶解変性させ、
    容易に酵素分解を受ける性質を付加した後に、該変性剤
    を除去することで製造するプロテアーゼ易分解性ゼイン
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 ゼインを尿素で溶解変性させ、容易に酵
    素分解を受ける性質を付加した後に、尿素をゲル濾過に
    よって除去することで製造するプロテアーゼ易分解性ゼ
    インの製造方法。
JP7077162A 1995-03-09 1995-03-09 血圧降下物質とその製造用中間体であるプロテアーゼ易分解性ゼイン及びそれらの製造方法 Pending JPH08245694A (ja)

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