JPH0824611B2 - 引出し案内機構並びに引出し及び引出し懸架用レール - Google Patents

引出し案内機構並びに引出し及び引出し懸架用レール

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JPH0824611B2
JPH0824611B2 JP6133866A JP13386694A JPH0824611B2 JP H0824611 B2 JPH0824611 B2 JP H0824611B2 JP 6133866 A JP6133866 A JP 6133866A JP 13386694 A JP13386694 A JP 13386694A JP H0824611 B2 JPH0824611 B2 JP H0824611B2
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roller
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秀都 谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家具、厨房、事務機器
等の引出し案内機構に関し、円滑な出し入れができるロ
ーラー付きレールを利用した新規な引出し案内機構並び
にそれに用いる引出し及び引出し懸架用レールを提供す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、引出し案内用として使用される
従来のローラー付きレールは、図6に示すように引出し
10側に取付ける引出し側レール20と引出しを収納す
る本体(以下「キャビネット」と称する)側に取付ける
キャビネット側レール30を各々左右に1組ずつ使用す
る態様のものである。
【0003】しかし乍ら、かかる従来の態様のものは、
引出し側レールとキャビネット側レールの2種類の独立
した部品のレールを使用するために構造が複雑であっ
て、引出しの組みつけ作業に手数を要するばかりでな
く、コスト高となり、また引出しのキャビネットからの
脱着、清浄等の日常の手入れが容易でないなどの問題点
を有する。
【0004】更に、引出し側レールは、特にプラスチッ
ク製一体型引出しなどの場合、金型製作上の理由から引
出し側壁の下部位置に取付けられる。一方、引出しは、
プラスチック製など金型を利用して成形するものは、引
出しの深さ方向に金型抜きテーパーがとられるために、
引出しの両側壁間の幅は、上部よりも下部が狭いものと
なる。このため引出しの上部の幅が一定の場合、深さが
大きくなるほど両側壁間の下部間隔は狭くなり、このた
めキャビネット側レールの取付け水平方向の位置が変わ
り、それを調整するための位置調整用ブラケットが必要
となる。また、キャビネット側レールの取付け水平位置
を固定する場合は、引出しの上部の幅を変える必要があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の現状に鑑
み、本発明は、構造が比較的簡単であり、引出しの組み
つけ作業の手数が軽減され、コスト的にも有利であり、
また引出しのキャビネットからの脱着、清浄等の日常の
手入れも容易であって、更にキャビネット側レールの取
付けに関しても、引出しの深さの大小にかかわらず位置
調整用ブラケットを必要とせず、且つ耐久性にも優れ
更にまた、必要に応じて引出しのガタつきやブレ、外れ
などの従来みられた支障に対しても有効にこれらを防止
し、円滑な引出しの出入れができる引出し案内機構並び
にそれに用いる引出し及び引出し懸架用レールを提供す
ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、種々検討した
結果、引出しを補強構造とすると共に、引出し側レール
の機能を引出し自体に組み込み、従来の引出し側レール
とキャビネット側レールの組合せ機構とは異なる新規な
機構を発明することによりなされたものである。
【0007】即ち、本発明は、引出しと該引出しを懸架
する引出し懸架用レールとよりなり、引出しはプラスチ
ック製即ち合成樹脂製の箱状であって左右側壁から外側
に鍔部が付設され、更に該鍔部から下方に向けて折返し
部が、該折返し部と引出し側壁の間に補強リブ機構が付
設された態様で形成され、該折返し部先端が引出し懸架
用レールに設けられたローラーの上に、該ローラーの回
動に従って復動する態様で載置されてなることを特徴と
する引出し案内機構である。一般には、引出しは箱状の
左右側壁上端が、外側方向に折曲げられて鍔部が、また
該鍔部の先端が下方に折曲げられて折返し部が、夫々形
成される。折返し部と引出し側壁間の補強リブ機構は後
記するように連結して設けられることが好ましい。更に
通常は、引出しの左右側壁の外側後方位置にローラーが
設けられる即ち一般には折返し部と引出し側壁間の逆溝
状部内の後方位置にローラーが、該ローラーの上端が、
鍔部が一部切欠かれて形成された鍔窓部から露出した態
様で設けられる。また、引出し懸架用レールは、一般に
上下の案内レール板と前方位置に設けられたローラーと
より構成され、引出しのローラーが、引出し懸架用レー
ルの上下の案内レール板間に下側案内レール板上を転動
する態様で嵌装される。また、推奨される好ましい態様
として、左右の少なくとも一方の引出し懸架用レールの
ローラーの周囲端面上に引出しの折返し部先端を受けと
める周囲方向の溝部の形成やこれと併せ或は単独に左右
の少なくとも一方の引出し懸架用レールの上側の案内レ
ール板に引出しのローラーを受けとめる長さ方向の下向
きに開口する溝部の形成を行なう態様があげられる。ま
た、該上側の案内レール板の溝部は、後記するように開
口面の左右の少なくとも一方に鍔状部を有する態様で形
成されることが好ましい。また、本発明において合成樹
脂製の引出しは、一体型引出しとして通常、鍔部、折返
し部及び補強リブ機構が引出しの成形時に一体的に成形
される。なお、引出しの前面には一般に化粧板が付設さ
れる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の代表的実施態様を示す添付図
面に準じて本発明を説明する。
【0009】図1は、本発明の代表的実施態様の斜視図
である。図1に示すように、本発明の引出し案内機構
は、引出し1と該引出しを懸架する引出し懸架用レール
2,2′の組合せによって構成される。引出し1は、箱
状であって一般には左右側壁3,3′の上端が、例えば
外側水平方向に折曲げられて鍔部4,4′が、また該鍔
部の先端が下方に折曲げられて折返し部5,5′が夫々
形成される。即ち、通常箱状引出しの左右側壁の上端が
略逆U字状の断面になるように折曲げられて鍔部、折返
し部が形成される。なお、引出し1は、通常は、引出し
本体の前面に化粧板1aを付設して構成される。
【0010】図2は、図1において引出し懸架用レール
2を取去り、引出し1の右側壁3の周辺を部分拡大した
図面である。図2に示すように、折返し部5と引出し側
壁3の間に補強リブ機構6が付設される。該補強リブ機
構6は、折返し部5の機械的強度を補強すると共に、引
出し1の箱形状を補強するものであり、一般に折返し部
5と引出し側壁3の間に板状その他適宜の補強機能を有
するリブを連架する態様が好しく採用されるが、その他
これと類似の補強リブ作用を有する他の態様の補強リブ
機構であってもよい
【0011】また、折返し部5と引出し側壁3の間に形
成された逆溝状部内の引出し後方、即ち一般に後部位置
にローラー7が、該ローラーの上端が、鍔部4が一部切
欠かれて鍔窓部4aから露出した態様で設けられる。
【0012】図3は、図1における左側の引出し懸架用
レール2′の拡大斜視図である。図3においては、構造
の理解を容易にするために左側の引出し懸架用レール
2′について示したが、右側の引出し懸架用レール2も
基本的に同一の構造を有する。即ち、引出し懸架用レー
ル2′は、上下の案内レール板2′a,2′bと該引出
し懸架用レールの前方即ち一般に前部位置にローラー
2′cが設けられて構成される。
【0013】図4は、図1におけるA〜A′断面図であ
る。
【0014】図4に示すように、引出し1のローラー
7,7′が、引出し懸架用レール2,2′の上側案内レ
ール板2a,2′aとの間に間隙を保持し、下側案内レ
ール板2b,2′b上を転動する態様で上下の案内レー
ル板2a,2b:2′a,2′b間に嵌装されている。
【0015】また、引出し1の折返し部5,5′の先端
が、引出し懸架用レール2,2′のローラー2c,2′
cの上端上に、該ローラー2c,2′cの回動に従って
復動する態様で載置されている。
【0016】図5は、図4に相当する図面であって、別
態様を示す。即ち、引出し1のガタつきやブレ、外れな
どの支障を防止するための態様であって、図3において
は、上下の案内レール板は長尺の平板状として構成され
ていたが、図5に示すように左右の両方またはいずれか
一方の引出し懸架用レール2の上側の案内レール板2a
に、引出し1のローラー7を受けとめる下向きに開口す
長手方向の溝部2dを形成することにより、上記のガ
タつきやブレ、外れなどの支障を防止することができ
る。該溝部2dは、図示するように溝部の開口面の左右
の少なくとも一方に鍔状部を有する態様で長手方向に形
成されることが好ましい。また同様の目的で左右の両方
またはいずれか一方の引出し懸架用レール2のローラー
2cの周囲端面上に引出し1の折返し部5の端部を受け
とめる周囲方向の溝部を形成する態様も上記の上側案内
レール板の溝部2dの形成と併せ、或は単独に適宜採用
される。従って、例えば左右のうち一方の引出し懸架用
レールの上側の案内レール板に引出しローラーを受けと
める下向きに開口する長手方向の溝部を形成すると共に
他方の引出し懸架用レールのローラーの周囲端面上に引
出しの折返し部先端を受けとめる周囲方向の溝部を形成
する態様も挙げられる。これらの態様のいずれを採用す
るかは、ガタつきやブレ、外れなどの支障の防止と共に
円滑な引出しの出入れを考慮して、必要に応じ適宜所望
の態様を選択すればよい。なお、引出し懸架用レール
2,2′は、木ネジ8,8′などで適宜キャビネットに
固定される。
【0017】
【作用】本発明は、上記の説明のように構成することに
より、引出しの出し入れを円滑に行なうことができる。
即ち、図1、図4及び図5で理解されるように、引出し
1の前方部は、折返し部5,5′の端部を介して、引出
し懸架用レール2,2′のローラー2c,2′cにより
懸架され、また引出し1の後方部は、引出し1のローラ
ー7,7′引出し懸架用レール2,2′の下側案内レ
ール板2b,2′b上を転動する態様で懸架される。従
って、引出し1のローラー7,7′と引出し懸架用レー
ル2,2′のローラー2c,2′cの回動に従って、引
出し1の出し入れを円滑に行なうことができる。
【0018】また、引出し1が前方に引出されるに従っ
て、引出し1には重力の作用により前方部が下方に落下
する向きのモーメントが作用するが、引出し1のローラ
ー7,7′が引出し懸架用レール2,2′の上側案内レ
ール板2a,2′aに当接して引出し1の前方部の下方
への落下が防止される。
【0019】なお、引出し懸架用レール2,2′の上側
案内レール板2a,2′aの前方部を一部切欠いた形状
とすることにより、引出し1の引出し懸架用レール2,
2′への脱着を容易にすることができる。
【0020】また、本発明においては、引出し1の折返
し部5,5′と引出し側壁3,3′間に補強リブ機構6
を付設することにより高度の耐変形強度が得られる。一
般に引出し1をプラスチック即ち合成樹脂による薄肉箱
状とした場合、前後左右の圧迫力や引張力等によって内
ぞりや歪み出しなどの変形が生じ易いが、本発明の場合
は、上記の補強リブ機構6の付設による高度の耐変形強
度のために、折返し部5,5′の先端にレール機能を負
担させても、内ぞりや歪み出しなどの形状崩れを生じな
い。この点、例えば、補強リブ機構6を付設することな
く、折返し部5,5′と引出し側壁3,3′間の逆溝状
部内に、引出し懸架用レール2,2′のローラー2c,
2′cを嵌装したような態様とは本質的に異なり、実用
上、耐久性においても格段に優れる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明は、従来の引出し側レールの機能を引出し自体に組み
込み、従来部品として必要であった引出し側レールとキ
ャビネット側レールの2種類のうち引出し側レールを不
要としたことにより、構造が簡単となり、引出しの組み
つけ作業の手数も軽減され、コスト的にも有利であり、
また引出しのキャビネットからの脱着、清浄等の日常の
手入れも容易である。
【0022】また、引出し側のローラーが、引出しの上
部に設けられているために、引出し懸架用レールのキャ
ビネットへの取付けの際に従来プラスチック製一体型引
出しに必要とされた位置調整用ブラケットも不要である
し、キャビネット側レールの取付け水平位置を固定した
場合の引出し上部の幅を変える必要もない。更に、本発
明は、引出しの折返し部と引出し側壁間に補強リブ機構
を付設することにより、引出しの箱形状を補強し高度の
耐変形強度を得たうえで折返し部の先端をレールとして
機能させているために、内ぞり、歪み出しなどの変形が
防止され、耐久性においても格段に優れる。更にまた、
引出し懸架用レールの上側案内レール板に、引出しのロ
ーラーを受けとめる溝部の形成や引出し懸架用レールの
ローラーの周囲端面上に引出しの折返し部の端部を受け
とめる溝部の形成を行なう態様は、引出しのガタつきや
ブレ、外れなどの支障を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的実施態様の斜視図である。
【図2】図1において引出し懸架用レールを取去り、引
出しの右側壁周辺を部分拡大した図面である。
【図3】図1における左側の引出し懸架用レールの拡大
斜視図である。
【図4】図1におけるA〜A′断面図である。
【図5】図4に相当する別態様の図面である。
【図6】従来一般のローラー付きレールを利用した引出
し案内機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 引出し 2,2′ 引出し懸架用レール 3,3′ 引出し側壁 4,4′ 鍔部 5,5′ 折返し部 6 補強リブ機構 7,7′ 引出しのローラー 8,8′ 引出し懸架用レールの固定用木ネジ 10 従来の引出し 20 引出し側レール 30 キャビネット側レール 1a 化粧板 2a,2′a 上側案内レール板 2b,2′b 上側案内レール板 2c,2′c 引出し懸架用レールのローラー 2d 溝部 4a 鍔窓部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−53926(JP,U) 実開 平3−55746(JP,U) 特公 昭49−3796(JP,B2) 実公 昭8−8046(JP,Y1) 実公 昭51−48363(JP,Y2) 実公 昭50−26601(JP,Y2)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引出しと該引出しを懸架する引出し懸架
    用レールとよりなり、引出しは合成樹脂製の箱状であっ
    て左右側壁から外側に鍔部が付設され、更に該鍔部から
    下方に向けて折返し部が、該折返し部と引出し側壁の間
    補強リブ機構が付設された態様で形成され、該折返し
    部先端が引出し懸架用レールに設けられたローラーの上
    に、該ローラーの回動に従って復動する態様で載置され
    てなることを特徴とする引出し案内機構。
  2. 【請求項2】 引出しの折返し部と引出し側壁の間に形
    成された逆溝状部の後方位置にローラーが、該ローラー
    の上端が、鍔部が一部切欠かれて形成された鍔窓部から
    露出した態様で設けられてなる請求項1に記載の引出し
    案内機構。
  3. 【請求項3】 引出し懸架用レールが、上下の案内レー
    ル板と該引出し懸架用レールの前方位置に設けられたロ
    ーラーよりなる請求項1又は請求項2のいずれかに記載
    の引出し案内機構。
  4. 【請求項4】 引出しに設けられたローラーが、引出し
    懸架用レールの上下の案内レール板間に、下側案内レー
    ル板上を転動する態様で嵌装されてなる請求項3に記載
    の引出し案内機構。
  5. 【請求項5】 引出し懸架用レールのローラーの周囲端
    面上に引出しの折返し部先端を受けとめる周囲方向の溝
    部を形成してなる請求項1に記載の引出し案内機構。
  6. 【請求項6】 引出し懸架用レールが、上下の案内レー
    ル板と該引出し懸架用レールの前方位置に設けられたロ
    ーラーよりなり、上側の案内レール板に、引出しのロー
    ラーを受けとめる長手方向の溝部を形成してなる請求項
    1又は請求項5のいずれかに記載の引出し案内機構。
  7. 【請求項7】 左右の引出し懸架用レールの少なくとも
    一方のローラーの周囲端面上に引出しの折返し部先端を
    受けとめる周囲方向の溝を、また左右の引出し懸架用レ
    ールの少なくとも一方の上側の案内レール板に、引出し
    のローラーを受けとめる長手方向の溝部を形成してなる
    請求項1に記載の引出し案内機構。
  8. 【請求項8】 箱状の引出しの左右側壁から外側に鍔部
    が付設され、該鍔部から下向に向けて折返し部が該折返
    し部と引出し側壁の間に補強リブ機構が付設された態様
    で形成されると共に折返し部先端が引出し懸架用レール
    に設けられたローラー上を復動するレールとして構成さ
    れてなる合成樹脂製引出し。
  9. 【請求項9】 折返し部と引出し側壁の間に形成された
    逆溝状部の後方位置にローラーが設けられてなる請求項
    8に記載の引出し。
  10. 【請求項10】 ローラーが、該ローラーの上端が鍔部
    が切欠かれて形成された鍔窓部から露出した態様で設け
    られてなる請求項9に記載の引出し。
  11. 【請求項11】 上下の案内レール板と前方位置に設け
    られたローラーとよりなり、上側の案内レール板に、下
    向きに開口する溝部が開口面の左右の少なくとも一方に
    鍔状部を有する態様で長手方向に形成されると共に該ロ
    ーラーの周囲端面上に周囲方向の溝部が形成されてなる
    引出し懸架用レール。
  12. 【請求項12】 左右一対の懸架用レールから構成さ
    れ、夫々が上下の案内レール板と前方位置に設けられた
    ローラーとよりなり、左右の懸架用レールの少なくとも
    一方のローラーの周囲端面上に周囲方向の溝部が形成さ
    れ、また左右の懸架用レールの少なくとも一方の上側の
    案内レール板に下向きに開口する溝部が開口面の左右の
    少なくとも一方に鍔状部を有する態様で長手方向に形成
    されてなる一組の引出し懸架用レール。
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