JPH08246358A - アスフアルトルーフイング用積層シート - Google Patents

アスフアルトルーフイング用積層シート

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Publication number
JPH08246358A
JPH08246358A JP7045544A JP4554495A JPH08246358A JP H08246358 A JPH08246358 A JP H08246358A JP 7045544 A JP7045544 A JP 7045544A JP 4554495 A JP4554495 A JP 4554495A JP H08246358 A JPH08246358 A JP H08246358A
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JP
Japan
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fibers
intermediate layer
laminated sheet
layer portion
fiber
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JP7045544A
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English (en)
Inventor
Takashi Nozu
堯 野津
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高強力と高弾性率および寸法安定性を有する
アスフアルトルーフイング用積層シートを提供する。 【構成】 引張強力が5.5g/dかつ3%伸長時の応
力が4g/d、180℃で10分間の乾熱収縮率が0%
であるガラス繊維が10mm間隔に配設した中間層部と
前記中間層部の表裏両面に積層された不織布とがニード
ルパンチ処理により表裏両面の不織布を構成する繊維同
士が交絡するとともに、該繊維が前記中間層部を構成す
る繊維と絡み合うことにより一体化され、かつ加熱処理
されてなるアスフアルトルーフイング用積層シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アスフアルトルーフイ
ング用の基布として用いられる積層シートに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、アスフアルトルーフイング用の基
布として熱圧接不織シート、ニードルパンチ不織シート
等が使用されている。しかしながら、前記不織シートに
は、アスフアルトルーフイング用の基布として用いたと
き、アスフアルト含浸加工時に加工張力により不織シー
トが伸ばされ歪みが残ったまま製品化されるために、ル
ーフイング材を施工した場合に日光により加熱され、収
縮してしまうという問題があった。収縮によりルーフイ
ング材が目的とする防水性能が十分に発揮されないた
め、このような収縮をなくすような努力がされてきた。
収縮をなくすためには、アスフアルト含浸加工時の伸び
をなくすか、あるいは不織シートの構成繊維が熱収縮に
対する応力を有するようにすることが考えられる。
【0003】前記の問題を解決し、従来からのニードル
パンチ不織シートの欠点であった強力と弾性率とを向上
させるべく種々の提案がなされている。例えば、特開昭
51133583号公報には、不織ウエブの片面からニ
ードルパンチ処理を施したのち熱固定し、次いで他面か
らニードルパンチ処理を施すことにより、ニードリング
による繊維の損傷を抑制し、かつ繊維の絡合性を向上さ
せて高強力と高弾性率とを有する不織シートを得る方法
が提案されている。また、特公昭60 25543号公
報には、ニードルパンチ処理を施す前に予め油剤を付与
してニードルの貫通抵抗を下げ、かつパンチ密度を高く
することにより繊維の絡合性を向上させて高強力と高弾
性率とを有する不織シートを得る方法が提案されてい
る。しかしながら、いずれの方法も繊維間の絡合性を向
上させようとするものであり、その強力と弾性率との両
性能を向上するには限度があり、しかも、前者の方法で
は、不織ウエブの両面から各々2回に分けてニードルパ
ンチ処理を施すため、工程が複雑となり、しかも製品コ
ストが上昇するという問題もある。前記用途の要求性能
からみると、その強力と弾性率との両性能に関して未だ
不十分なものであり、また十分な寸法安定性を有する不
織シートは得られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
解決するものであって、高強力と高弾性率および寸法安
定性を有するアスフアルトルーフイング用積層シートを
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、高強力と高弾性率および寸法安定性を有する
アスフアルトルーフイング用積層シートを得るために
は、一方向あるいは前記方向およびそれと直行する方向
に、特定の物性を有する繊維を入れることでアスフアル
ト加工時の伸びを押さえることが出来ることを見いだ
し、本発明に至った。
【0006】すなわち、本発明は、ガラス系繊維、ポリ
ビニルアルコール系繊維、ポリエステル系繊維からな
り、引張強度が5g/d以上、3%伸長時の応力が2g
/d以上、かつ180℃で10分間熱処理時の乾熱収縮
率が0.5%以下である繊維が、一方向あるいは前記方
向およびそれと交叉する方向とに存在する中間層部と、
前記中間層部の表裏両面に積層された不織布とがニード
ルパンチ処理により表裏両面の不織布を構成する繊維同
士が交絡するとともに、該繊維が前記中間層部を構成す
る繊維と絡み合うことによって一体化されてなることを
特徴とするアスフアルトルーフイング用積層シートを要
旨とするものである。
【0007】また、本発明は、ガラス系繊維、ポリビニ
ルアルコール系繊維、ポリエステル系繊維からなり、引
張強度が5g/d以上、3%伸長時の応力が2g/d以
上、かつ180℃で10分間熱処理時の乾熱収縮率が
0.5%以下である繊維が、一方向あるいは前記方向お
よびそれと交叉する方向とに存在する中間層部と、前記
中間層部の表裏両面に積層された不織布とがニードルパ
ンチ処理により表裏両面の不織布を構成する繊維同士が
交絡するとともに、該繊維が前記中間層部を構成する繊
維と絡み合うことによって一体化され、樹脂含浸によっ
て繊維同士が固定されてなることを特徴とするアスフア
ルトルーフイング用積層シートを要旨とするものであ
る。
【0008】さらに、本発明は、上記アスフアルトルー
フイング用積層シートを構成する不織布が低収縮のもの
であることを特徴とするアスフアルトルーフイング用積
層シートを要旨とするものである。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
中間層部には、ポリエステル系重合体やポリビニルアル
コール系重合体あるいはガラスを素材とする繊維から構
成されるものである。
【0010】ポリエステル系重合体としては、繊維形成
性を有するポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート、あるいはこれらを主成分としフタル
酸、イソフタル酸、グルタール酸、アジピン酸、スルホ
イソフタル酸等の酸成分、ジエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、2,2−ビス(4−ヒドロキシエト
キシフエニル)プロパン、ビスフエノールA、ポリアル
キレングリコール等のジオール成分が15モル%までの
範囲で共重合された共重合ポリエステル等が挙げられる
が、これらの共重合体の場合には通常強度が向上しにく
いため、繊維を製造する際に延伸倍率を上げるなどの手
段を講じる必要があるために前者の重合体を用いるのが
好ましい。
【0011】また、ポリビニルアルコール系重合体とし
ては、繊維形成性を有するポリビニルアルコールあるい
はエチレンやビニルピロリドンその他のビニル基が10
モル%以下好ましくは2モル%以下共重合された共重合
ポリビニルアルコール等が挙げられる。なお、本発明に
おいては、繊維の素材として前記ポリエステル系重合体
やポリビニルアルコール系重合体を用いる場合、重合体
中には、通常に繊維用として用いられる耐熱剤、安定剤
等を本発明の効果を損なわない範囲内であれば添加する
ことができる。
【0012】さらに、ガラスとしては、通常の繊維形成
性を有するものであればよい。
【0013】本発明の中間層部を構成する繊維は、引張
強度が5g/d以上、3%伸長時の応力が2g/d以
上、かつ180℃で10分間熱処理時の乾熱収縮率が
0.5%以下のものである。本発明の中間層部を構成す
る繊維の物性が、引張強度が5g/d以上、3%伸長時
の応力が2g/d以上、かつ180℃で10分間熱処理
時の乾熱収縮率が0.5%以下でなければ、本発明の積
層シートを用いて得たルーフイング材を施工した場合に
日光の照射等による熱的環境要因によって寸法が安定し
ない。
【0014】本発明の中間層部では、その構成繊維が、
一方向あるいは前記方向およびそれとの交叉する方向に
存在することが必要である。中間層部を構成する繊維が
一方向に存在するときは、3〜30mmの間隔にあるの
が好ましい。
【0015】中間層部を構成する繊維が一方向とそれと
交叉する方向に存在するときは、繊維は配列されていて
も、ネツトを編成してもどちらでもよいが、積層シート
の寸法安定性の面からネツトを編成している方が好まし
い。存在する状態としては、前記繊維が一方向に対して
直行して交叉する直交状、一方向に対して斜行して交叉
する斜交状、またハニカム状態等があり、このとき経方
向及び緯方向に3〜30mmの間隔で存在することが好
ましい。ハニカムの状態の場合、その繊維により形成さ
れるハニカム形状は3〜6角くらいが好ましい。
【0016】本発明の中間層部を構成する繊維は、マル
チフイラメント及びモノフイラメントのどちらを用いて
もよい。
【0017】本発明の中間層部を構成する繊維の線径
は、ニードルパンチ針の先端が中間層部に用いる繊維に
当たった場合に折れがたく、かつ針の慣性で逃げてベツ
ドプレートの穴に入るようにするために、円形換算にて
直径0.5mm以下であることが好ましい。
【0018】本発明の中間層部を構成する繊維は、樹脂
により強固に固められているものでもよく、樹脂を使用
しない柔軟なものでもよいが、積層シートの寸法安定性
を目的とするためには、樹脂により固められている方が
好ましい。ここでいう樹脂とは、ポリ酢酸ビニル・アク
リル酸エステル等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂・フエ
ノール樹脂・尿素/ホルマリン樹脂等の熱硬化性樹脂等
を指す。上記樹脂は、単独で、あるいは他の樹脂と混合
して使用してもよく、樹脂の種類は特に限定されない
が、アスフアルト加工時の熱に耐えうる必要があるた
め、熱硬化性樹脂を使用する方が好ましい。ただし、熱
可塑性樹脂を使用しても、加工時のテンシヨンの調整な
どの機械的な条件を整えれば、何ら支障無く使用でき
る。
【0019】本発明の中間層部を構成する繊維に樹脂を
付着させる方法としては、繊維に直接樹脂を付着させた
り、ネツトを編成した後に樹脂を付着させる方法等が採
用される。
【0020】本発明に用いる不織布は、熱可塑性合成繊
維を材料として作られる。例えば、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステ
ル系重合体あるいは中間層部に関して前述したようなフ
タル酸、イソフタル酸、グルタール酸、アジピン酸、ス
ルホイソフタル酸等の酸成分、ジエチレングリコール、
プロピレングリコール、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
エトキシフエニル)プロパン、ビスフエノールA、ポリ
アルキレングリコール等のジオール成分が15モル%ま
での範囲で共重合された共重合体、ポリエチレン、ポリ
プロピレンなどのポリオレフイン系重合体、ナイロン
6、ナイロン66などのポリアミド系重合体などが使用
され、これらの重合体単独からなる繊維、あるいは2種
以上の重合体を組み合わせた貼り合わせ型複合繊維、芯
鞘型複合繊維のいずれのものでも使用できる。
【0021】本発明に用いる不織布は、長繊維不織布、
短繊維不織布のいずれでもよいが、本発明の積層シート
を使用したアスフアルトルーフイングが、高強力を必要
とする場合は長繊維不織布を用いる方が好ましい。
【0022】本発明に用いる不織布を構成する繊維の単
糸デニールとしては、1〜20デニールの範囲のものが
好ましく、20デニールを越えると中間層部を構成する
繊維とのニードルパンチ処理による交絡、及び該繊維の
表裏不織布同志の交絡が不十分となる。また、1デニー
ル未満になると積層シートを熱圧接したときに、熱が中
間層部を構成する繊維や不織布を構成する繊維の中心に
まで伝わり、積層シートがプラスチツク化し、ボリユー
ム感のないシートしか得られないことがある。
【0023】本発明に用いる不織布の目付は、特に限定
されるものではなく、用途に応じて適宜選択すればよい
が、本発明の目的から30〜200g/m2 が好まし
い。
【0024】本発明の積層シートは、前記中間層部とそ
の表裏両面に積層された前記不織布とがニードルパンチ
処理により一体化されている。すなわちこのニードルパ
ンチ処理により、表裏両面に積層された不織布を構成す
る繊維同士が交絡するとともに、該繊維が前記中間層部
を構成する繊維に絡み合うことによって積層シートは一
体化する。
【0025】ニードルパンチ処理は、ニードル密度が2
0〜100回/cm2 が好ましい。ニードル密度が10
0回/cm2 を越えると、中間層部を構成する繊維と表
裏両面に積層された不織布を構成する繊維との交絡性は
向上するが、中間層部を構成する繊維と針との衝突で積
層シートの表面が凹凸になったり、あるいは針の摩擦や
針折れの原因になる。ニードル密度が20回/cm2
満になると、該繊維と不織布との交絡性および表裏両面
に積層された不織布を構成する繊維同士の交絡性が悪く
なり、中間層部と不織布層との間で層間剥離が発生する
ことがあるので好ましくない。
【0026】本発明の積層シートにおいて、前記ニード
ルパンチ処理を施した後、樹脂含浸を施すことができ
る。樹脂含浸については、前記中間層部とその表裏両面
に積層された前記不織布を積層した後、アクリル酸エス
テル、エポキシ樹脂、フエノール樹脂等の一般的な樹脂
を用いて樹脂層の中に積層シートを浸漬した後にマング
ルロール等の絞り手段により絞り、バンド乾燥機を用い
て乾燥する方法や、発泡機で発泡させた樹脂泡を積層シ
ートに塗布した後、熱風乾燥機で乾燥する方法等を用い
る。樹脂含浸量としては、10〜30重量%が好まし
い。10重量%未満では、前記中間層部とその表裏両面
に積層された前記不織布との間の一体性が不十分となり
積層シートの寸法安定性に劣るので好ましくなく、一方
30重量%を超えると積層シートが固くなり、アスファ
ルト含浸加工時にアスファルトが含浸し難くなるので好
ましくない。樹脂含浸を施すことによって、表裏両面の
に積層された前記不織布を構成する繊維同士および該繊
維と前記中間層部を構成する繊維とが固定され、中間層
部とその表裏両面に積層された前記不織布との間に一体
性が向上したものとなる。
【0027】また本発明の積層シートにおいて、積層シ
ートの構成繊維がアスファルト加工時の熱に耐えうるた
めに、不織布を低収縮のものとすることがよい。ここで
低収縮とは単層の不織布を熱収縮させた時の面積収縮率
が5%未満のものをいう。不織布の面積収縮率が5%未
満であれば、該不織布を用いた本発明の積層シートは、
アスファルトルーフィング用のシートとして熱収縮率2
%以下を十分に満足するものとなる。不織布を低収縮の
ものとするために、前記ニードルパンチ処理を施した
後、加熱処理を施すことがよい。加熱処理としては、例
えば熱圧接ロールを用いて積層シートを熱圧接する方法
や、熱風乾燥機で不織布自体を収縮させて中間層部と接
合させる方法等を用いる。本発明の積層シートは、加熱
処理を施すことによって、不織布の構成繊維自体が収縮
するので応力が大きいものとなり、アスファルト加工時
の熱に耐えうるものとなる。また前記中間層部とその表
裏両面に積層された前記不織布との間の一体性の向上し
たものとなる。
【0028】さらに本発明の積層シートにおいて、加熱
処理と樹脂含浸処理の両方を施すと、前記中間層部とそ
の表裏両面に積層された前記不織布との間の接合性をさ
らに向上させることができる。
【0029】
【作用】本発明の積層シートは、不織布を両面に配置
し、中間層部に高強力、高弾性を有する繊維を介在さ
せ、中間層部と不織布とを積層してニードルパンチ処理
し、表裏両面に積層された不織布を構成する繊維同士が
交絡するとともに、該繊維が中間層部を構成する繊維と
絡み合って一体化されているので、従来のニードルパン
チ不織布では得られなかった高強力、高弾性を有する積
層シートとなり、アスフアルト加工時の熱に耐えること
が可能なシートとなる。
【0030】さらに樹脂含浸および/または加熱処理に
より低収縮の不織布が用いられている本発明の積層シー
トは、一層高強力、高弾性を有する積層シートであり、
アスフアルト加工時の熱に耐えることが可能なシートと
なる。
【0031】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお、実施例における各種特性の測定及び評価は、
次の方法により実施した。
【0032】(1)中間層部繊維の切断強度(g/
d):JIS L−1069に記載の方法に従い、定速
伸長型引張試験機(株式会社オリエンテイツク製テンシ
ロン)を用い試料10点につき引張速度20cm/分で
測定し、得られた切断時の荷重値を繊維の正量繊度
(d)で除し、その平均値を繊維の切断強度(g/d)
とした。
【0033】(2)中間層部繊維の3%伸長時の応力
(g/d):JIS L−1069に記載の方法に従
い、前記試料10点につき引張速度20cm/分で3%
伸長時の荷重値を測定し、各荷重値を繊維の正量繊度
(d)で除し、その平均値を繊維の3%伸長時の応力
(g/d)とした。
【0034】(3)積層シートの引張強力(kg/5c
m幅):JIS L−1096に記載のストリツプ法に
従い、定速伸長型引張試験機(株式会社オリエンテイツ
ク製テンシロン)を用い幅5cm、長さ20cmの試料
片10点につき、つかみ間隔10cm、引張速度10c
m/分で測定し、得られた引張強力の平均値を積層シー
トの引張強力(kg/5cm幅)とした。
【0035】(4)積層シートの3%伸長時の応力(k
g/5cm幅):JIS L−1096に記載のストリ
ツプ法に従い、前記試料10点につき引張速度10cm
/分で3%伸長時の荷重値を測定し、各荷重値を試料幅
5cmで除し、その平均値を積層シートの3%伸長時の
応力(kg/5cm幅)とした。
【0036】(5)アスフアルト含浸後の寸法安定性
(%):積層シートにアスフアルト含浸したアスフアル
トルーフイングを80℃の熱風高温乾燥機中に1週間放
置した後の寸法変化を測定し、アスフアルト含浸後の寸
法安定性(%)とした。
【0037】実施例1 融点260℃、極限粘度(フエノール/四塩化エタン等
重量混合溶媒を用い、20℃で測定)が0.68のポリ
エチレンテレフタレートを孔径0.35mm、孔数16
0の紡糸口金を用い、溶融温度285℃で紡糸口金より
吐出し、紡糸速度4500m/分でエアーサツカーにて
吸引牽伸し、引取り後の単糸繊度3.0デニールである
繊維を金網ネツト上に補集し、ウエブとした。このウエ
ブを熱圧接ロールで弱圧接し、不織布とした。得られた
不織布の目付は40g/m2 であった。
【0038】次に、線径0.5mm、引張強度力5.5
g/d、3%伸長時の応力が4g/d、かつ180℃で
10分間処理時の乾熱収縮率が0%のガラス繊維を経方
向に10mm間隔に配設し中間層部とし、この中間層部
の表裏両面に上記不織布を積層し、オルガン社製ニード
ル(PPD−1番40)を具備するニードルパンチ機を
用い、針密度45回/cm2 でニードルパンチ処理を施
した後、温度230℃の加熱ローラーで圧接し積層シー
トとした。
【0039】実施例2 実施例1において、ニードルパンチ処理を施した後、加
熱処理を施さず、尿素メラミン樹脂とアクリル酸エステ
ル樹脂との混合樹脂を25重量%含浸した以外は、実施
例1と同様にして、樹脂付きの積層シートを作成した。
【0040】実施例3 実施例1で得られた積層シートに、尿素メラミン樹脂と
アクリル酸エステル樹脂との混合樹脂を15.0重量%
含浸し、樹脂付きの積層シートを作成した。
【0041】実施例4 実施例1において、ガラス繊維からなる中間層部を用い
る代わりに、線径0.7mm、引張強度6g/d、3%
伸長時の応力が3g/d、かつ180℃で10分間処理
時の乾熱収縮率が0.2%のポリビニルアルコール繊維
を経方向に10mm間隔に配設し中間層部とした以外
は、実施例1と同様にして、積層シートを得た。得られ
た積層シートは、実施例3と同様の工程で尿素メラミン
樹脂とアクリル酸エステル樹脂との混合樹脂を18.0
重量%含浸し、樹脂付きの積層シートを作成した。
【0042】実施例5 実施例1において、ガラス繊維からなる中間層部を用い
る代わりに、線径0.5mm、引張強度6.2g/d、
3%伸長時の応力が3.5g/d、かつ180℃で10
分間処理時の乾熱収縮率が0.4%のポリエステル繊維
を経方向及び緯方向共に10mmの間隔で編成したネツ
トを中間層部とした以外は、実施例1と同様にして、積
層シートを得た。得られた積層シートは、実施例3と同
様の工程で尿素メラミン樹脂とアクリル酸エステル樹脂
との混合樹脂を16.0重量%含浸し、樹脂付きの積層
シートを作成した。
【0043】実施例6 実施例1において、中間層部に線径0.5mm、引張強度
5.5g/d、3%伸長時の応力が4g/d、かつ180
℃で10分間処理時の乾熱収縮率が0%のガラス繊維を
経方向及び緯方向共に10mmの間隔で編成したネツト
を用いた以外は、実施例1と同様にして、積層シートを
得た。得られた積層シートは、実施例3と同様の工程で
尿素メラミン樹脂とアクリル酸エステル樹脂との混合樹
脂を15.0重量%含浸し、樹脂付きの積層シートを作
成した。
【0044】比較例1 実施例1において、中間層部を用いない以外は、実施例
1と同様にして積層シートを得た。
【0045】比較例2 比較例1で得られた積層シートを、実施例3と同様の工
程で樹脂付きの積層シートを作成した。
【0046】アスフアルト含浸後の評価 実施例1〜6及び比較例1〜2で得られた積層シートを
用いて、アスフアルト温度が180℃、加工時の張力が
0.7kg/cmにおいてアスフアルト含浸を行いアス
フアルトルーフイングを作成した。
【0047】実施例1〜6および比較例1〜2で得られ
た積層シートの物性及び、実施例1〜6および比較例1
〜2の積層シートより得られたアスフアルトルーフイン
グの寸法安定性を評価し、結果を表1に示した。
【0048】
【表1】
【0049】表1に示したところから明らかなように、
本発明の構成要件を満足する実施例1〜6で得られた積
層シートは、高強度、高弾性率の繊維が中間層部に配さ
れており、かつ表裏両面に積層された不織布と中間層部
とが一体性となっているため、引張強力、3%伸長時の
応力が共に優れたものであった。
【0050】これに対し、比較例1〜2の積層シート
は、表1に示したところから明らかなように、引張強
力、3%伸長時の応力の低いものであった。
【0051】アスフアルト含浸を行ったアスフアルトル
ーフイングの寸法安定性については、表1からも明らか
なように、実施例1〜6で得られたアスフアルトルーフ
イングは、中間層部に特定の物性を持つ繊維を配してお
り、かつ表裏両面に積層された不織布と中間層部とが一
体性となっているため、縦横の伸縮が小さく寸法安定性
に優れたものであった。
【0052】一方、比較例1〜2で得られたアスフアル
トルーフイングは、寸法安定性が不十分なものだった。
【0053】
【発明の効果】本発明のアスフアルトルーフイング用積
層シートは、不織布を両面に配置し、中間層部に高強
力、高弾性を有する繊維を介在させ、中間層部と不織布
とを積層してニードルパンチ処理し、表裏両面に積層さ
れた不織布を構成する繊維同士が交絡するとともに、該
繊維が中間層部を構成する繊維と絡み合って一体化され
ているので、従来のニードルパンチ不織布では得られな
かった高強力、高弾性を有する積層シートとなり、アス
フアルト加工時の熱に耐えることが可能なシートとな
る。
【0054】さらに樹脂含浸および/または加熱処理に
より低収縮の不織布が用いられている本発明の積層シー
トは、一層高強力、高弾性を有する積層シートであり、
アスフアルト加工時の熱に耐えることが可能なシートと
なる。
【0055】よって、本発明のアスフアルトルーフイン
グ用積層シートを用いて、アスフアルトルーフイングを
作成した場合、内部歪みの極めて小さい、寸法安定性に
優れたアスフアルトルーフイングを得ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス系繊維、ポリビニルアルコール系
    繊維、ポリエステル系繊維からなり、引張強度が5g/
    d以上、3%伸長時の応力が2g/d以上、かつ180
    ℃で10分間熱処理時の乾熱収縮率が0.5%以下であ
    る繊維が、一方向あるいは前記方向およびそれと交叉す
    る方向とに存在する中間層部と、前記中間層部の表裏両
    面に積層された不織布とがニードルパンチ処理により表
    裏両面の不織布を構成する繊維同士が交絡するととも
    に、該繊維が前記中間層部を構成する繊維と絡み合うこ
    とによって一体化されてなることを特徴とするアスフア
    ルトルーフイング用積層シート。
  2. 【請求項2】 ガラス系繊維、ポリビニルアルコール系
    繊維、ポリエステル系繊維からなり、引張強度が5g/
    d以上、3%伸長時の応力が2g/d以上、かつ180
    ℃で10分間熱処理時の乾熱収縮率が0.5%以下であ
    る繊維が、一方向あるいは前記方向およびそれと交叉す
    る方向とに存在する中間層部と、前記中間層部の表裏両
    面に積層された不織布とがニードルパンチ処理により表
    裏両面の不織布を構成する繊維同士が交絡するととも
    に、該繊維が前記中間層部を構成する繊維と絡み合うこ
    とによって一体化され、樹脂含浸によって繊維同士が固
    定されてなることを特徴とするアスフアルトルーフイン
    グ用積層シート。
  3. 【請求項3】 不織布が低収縮のものであることを特徴
    とする請求項1および2記載のアスフアルトルーフイン
    グ用積層シート。
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