JPH08246790A - 岩盤における埋設管の推進工法および推進装置 - Google Patents

岩盤における埋設管の推進工法および推進装置

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JPH08246790A
JPH08246790A JP7744395A JP7744395A JPH08246790A JP H08246790 A JPH08246790 A JP H08246790A JP 7744395 A JP7744395 A JP 7744395A JP 7744395 A JP7744395 A JP 7744395A JP H08246790 A JPH08246790 A JP H08246790A
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JP
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buried pipe
propulsion device
rock
tunnel
pipe
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JP7744395A
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Hideo Hagiwara
秀雄 萩原
Hiroshi Ishiwatari
博 石渡
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 先導管3および埋設管2とトンネル周壁25
とによって形成される空間26に流体を流しながら推進
することにより、推進装置の推進抵抗を低減する岩盤に
おける小口径管の推進工法および推進装置を提供する。 【構成】 推進装置の先導管3および埋設管2とトンネ
ル周壁25とによって形成される空間26のほぼ全域に
わたり、トンネルの前方へ向かって流体を流しながら推
進する岩盤における小口径管の推進工法、および前記空
間26に供給され、推進装置の先導管3および埋設管2
内部を通して排出される流体の供給口23,29を、前
記空間26と発進立坑1とをシールする止水器27、ま
たは先導管3外周に設けた岩盤における小口径管の推進
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、岩盤からなる地山に効
率的、かつ確実に埋設管を埋設するための岩盤における
埋設管の推進工法および推進装置に関する。
【0002】
【従来の技術】第1の従来技術として、「岩盤からなる
地山に埋設管を埋設するための推進力低減装置に関する
技術」が開示されている「特開平5−106392」に
ついて説明する。図4(A)および図4(A)のA−A
断面を示す(B)において、ロックセミシールド機の前
端にはカッター55が設置されており、このカッター5
5の後部には切削された岩切削粉を取り込むためのチャ
ンバ54が形成されている。チャンバ54には、図示し
ない送泥搬送装置から送泥管開閉バルブ57を介して送
泥管51が配管されており、この送泥管51から分岐し
た分岐送泥管53が開閉バルブ58を介して、ロックセ
ミシールド機のスキムプレート下部胴体56を貫通して
ロックセミシールド機の外に至るように配管されてい
る。
【0003】第1の従来技術の作用について説明する。
ロックセミシールド機を掘削する岩盤部60に移動し、
カッター55を岩盤に接触する。次に送泥管開閉バルブ
57を開き、送泥搬送装置と排泥搬送装置を駆動して送
泥管51に泥水を流入させる。同時に、岩盤トンネル掘
削のため、カッター55を回転して前面の岩盤を切削す
る。図示しない元押し装置に推進力を加えると、推進力
はヒューム管を経てロックセミシールド機を前進させ
る。切削された岩切削粉61はカッター55に設けられ
た図示しない開口部を経て、ロックセミシールド機のチ
ャンバ54内に取り込まれる。このチャンバ54内に取
り込まれた岩切削粉61に送泥管51から泥水を送泥し
て攪拌する。このようにして泥水に混入した岩切削粉6
1は泥水と共に排泥管52内に搬送され、トンネル外に
排泥搬送装置に搬送される。
【0004】図5(A)および図5(A)のB−B断面
を示す(B)において、ロックセミシールド機のスキム
プレート下部胴体56とトンネル掘削面59の間の空隙
に漸次圧積した残余の岩切削粉61は、ロックセミシー
ルド機の摩擦抵抗を増大して、元押し装置のジャッキ圧
を高め、ロックセミシールド機の前進を阻止するに至
る。但し、図5(A),(B)においては送泥管開閉用
バルブ57と分岐送泥管開閉用バルブ58とを省略して
ある。この状態を防止するためにロックセミシールド機
のスキムプレート下部胴体56とトンネル掘削面59と
の間に漸次圧積した残余の岩切削粉61がロックセミシ
ールド機の前進の支障になる前に、分岐送泥管開閉用バ
ルブ58を開くと、分岐送泥管53から送泥する泥水の
圧力で取り除かれ、この泥水に攪拌・混入され、泥水と
共にチャンバー54を経て排泥管52内に搬送され、排
泥管52を経てトンネル外に搬送される。分岐送泥管5
3の使用中は、送泥管開閉用バルブ57を閉じ、送泥管
51からチャンバー54へ送水を直接的に送泥しない
で、全ての泥水が分岐送泥管53を迂回して、チャンバ
ー54へ送泥される運転システムを採用する場合があ
る。
【0005】第2の従来技術として、「埋設管推進装置
の先導管から滑材を注出して埋設管推進装置の推進抵抗
を低減する技術」が開示された「実開昭62−9419
5」について説明する。図6において、地中を推進され
る管体71の周壁に多数の滑材噴出孔72が管体71の
周囲方向に間隔をおいて設けられ、管体71内に配置さ
れたケーシング73の周壁には、多数の滑材供給孔74
がケーシング73の周囲方向に間隔をおいて設けられて
いる。また、前記ケーシング73の周壁には、滑材供給
装置に接続された滑材供給管75が接続され、前記各滑
材噴出孔72と各滑材供給孔74とは接続管76を介し
て接続されている。前記ケーシング73内には駆動装置
77により回転される回転体78が収容され、その回転
体78には、ケーシング73内の滑材受入室79と前記
滑材供給孔74とを接続する連絡流路80が設けられた
地中推進管体の滑材供給装置が記載されている。
【0006】第2の従来技術の作用について説明する。
油圧モータ等の駆動装置77により回転体78が回転さ
れると、カッタ軸81を介して送り羽根付きカッタ86
が回転し、カッタアーム82前面に装着されたカッタビ
ットによりトンネルが掘削される。カッタビットにより
掘削された掘削土砂は、土止板84に設置された図示し
ない排土用開口部を経て掘削排土室87に取り込まれた
後、排土管入口83より排土管85を経由して後方に排
土される。このようにして、管体71後方からの推力
と、送り羽根付きカッタ86の回転により管体71が推
進しながら埋設される。前記管体71の推進において、
滑材供給装置に接続される滑材供給管75によりケーシ
ング73内の滑材受入室79に供給された滑材は、回転
体78の連絡流路80、ケーシング73の周囲方向に間
隔をおいて設けられた多数の滑材供給孔74、接続管7
6を介して、管体71の周壁に設けられた多数の滑材噴
出孔72から、管体71の外周壁と地山との間に噴出さ
せる。従って、管体71の外周壁と地山との摩擦は前記
滑材により低減され、埋設管推進装置の推進力が低減さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1の従来技
術においては、ロックセミシールド機のスキムプレート
下部胴体56とトンネル掘削面59間の空隙に圧積した
岩切削粉61の除去を対象とした装置であるため、スキ
ムプレートの中間より上部における、胴体56aとトン
ネル掘削面59間の空隙に存在する岩切削粉61を除去
することはできない。従って、前記空隙に入り込んだ岩
切削粉61はその粒径の大きいものは、ロックセミシー
ルド機の推進に対して、トンネル掘削面59との間でス
キムプレート56aや埋設管にくさび状に作用してロッ
クセミシールド機の推進摩擦抵抗を増大させることにな
る。そのため、ロックセミシールド機の推進距離が短く
ても推進力が増加して推進不能になったり、推進距離が
長い場合には埋設管が座屈する事故が発生していた。
【0008】また、第2の従来技術においては、先導管
外径から管体71の外周壁と地山との空間に注出された
滑材により埋設管推進装置の推進力を低減できるが、前
記空間内に侵入した掘削土砂、特にスライムが先導管や
埋設管とトンネル周壁間にくさび状に噛み込むと排出す
ることができなくなり、第1の従来技術と同様な問題が
発生していた。本発明は前記従来技術の問題点に鑑み、
先導管や埋設管とトンネル周壁との間に侵入したスライ
ムを流体によりカッターヘッド方向に搬送し、カッター
ヘッド内から排土装置を介して排出するようにして、埋
設管推進装置の推進力を低減することにより、埋設管推
進装置が推進不能になったり、推進距離が長い場合に発
生する座屈事故などの従来技術の問題点を解決すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る岩盤における小口径管の推進工法は、
岩盤からなる地山に埋設管を敷設するための岩盤におけ
る埋設管の推進工法において、先導管および埋設管とト
ンネル周壁とによって形成される空間のほぼ全域にわた
り、トンネルの前方へ向かう流体の流れを形成しながら
推進する。前記トンネルの前方へ向かう流体の流れは、
トンネル発進立坑から前記空間へ供給される流体、ある
いは先導管外周から供給される流体の少なくとも一方に
より形成される。
【0010】また、本発明に係る岩盤における埋設管の
推進装置は、岩盤からなる地山を切削し、切削により生
じたスライムをカッタヘッドから取り込んでスライム搬
送装置により後方に排出すると共に、形成されたトンネ
ル内に埋設管を推進敷設するための岩盤における埋設管
の推進装置において、前記推進装置の先導管とトンネル
周壁、あるいは先導管および埋設管とトンネル周壁とに
よって形成される空間を通して、カッタヘッドから取り
込まれるスライムと共に後方に搬送される流体の供給口
を、前記空間と発進立坑とをシールする止水器、および
前記先導管外周の少なくとも一方に設けた。前記流体の
供給口の少なくとも1つはトンネル下方部分に設けても
よく、前記先導管外周に設けた流体の供給口は、推進装
置の縦断面において推進装置の前外方に所定角度傾斜し
たノズルにより形成してもよく、前記先導管外周に設け
た流体の供給口は、推進装置の縦断面に対して所定角度
傾斜したノズルにより形成されてもよく、また、前記先
導管外周に設けた流体の供給口は、推進装置の周方向に
放射状に流体を噴出するノズルにより形成してもよい。
【0011】
【作用】本発明に係る岩盤における埋設管の推進工法ま
たは推進装置によれば、先導管または埋設管の少なくと
も一方と、トンネル周壁とによって形成される空間を発
進立坑内からシールする止水器等を介して、トンネル発
進立坑内から前記空間へ供給される流体、または先導管
外周を経由して前記空間へ供給される流体の少なくとも
一方の流体によって、前記空間のほぼ全域にわたり、ト
ンネルの前方へ向かう流れを形成しながら推進する。従
って、前記空間におけるトンネルの前方へ向かって流れ
る流体は、その空間に存在するスライムを効率よくトン
ネルの前方へ向かって搬送し、推進装置のカッタヘッド
から取り込まれるスライムと共に推進装置内部からトン
ネル後方に搬送して外部に排出される。
【0012】前記空間に存在するスライムは重力により
トンネル下方部分に集積するため、前記先導管外周に設
けられる流体の供給口の少なくとも1つをトンネル下方
部分に設けることにより、その空間に存在するスライム
をより効率よくトンネルの前方へ向かって搬送できる。
前記先導管外周に設けた流体の供給口は、推進装置の縦
断面において推進装置の前外方に所定角度傾斜したノズ
ルにより形成すれば、その空間に存在するスライムをノ
ズルから噴出する流体により推進装置の前方に向かって
効率よく排出できる。前記先導管外周に設けた流体の供
給口は、推進装置の縦断面に対して所定角度傾斜したノ
ズルにより形成すれば、供給口から噴出する流体は前記
空間内で旋回流となり、その空間内のスライムを推進装
置の前方に向かって効率よく排出できる。また、前記先
導管外周に設けた流体の供給口は、推進装置の周方向に
放射状に流体を噴出するノズルにより形成すれば、ノズ
ルを推進装置の外周に所定間隔に設置しても、ほぼ全周
にわたって前記空間内のスライムを推進装置の前方に向
かって効率よく排出できる。さらに、前記先導管外周に
設けた流体を噴出する供給口の周囲は、先導管から噴出
する流体の流速が大きい分減圧されるため、これより後
流の流体を吸引して、空間内の流速を増加させる効果も
ある。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る岩盤における埋設管の推
進工法および推進装置の実施例について図1〜図3によ
り詳述する。図1において、トンネル施工区間に所定間
隔に発進立坑1と図示しない到達立坑が設置され、この
発進立坑1には、ヒューム管(埋設管)2を推進するこ
とにより先導管3に推進力を付与するための推進ジャッ
キ4が設置される。この推進ジャッキ4は押し板5を介
してヒューム管2を推進し、このヒューム管2の先端に
より先導管3に推進力が付与される。先導管3の中心部
にはスクリュー管6が固定され、このスクリュー管6の
先端には球面軸受7により支持され、アーティキュレー
トジャッキ8によりアーティキュレート可能、かつスク
リュー羽根9aを備えたスクリュー軸9により回転され
るカッタヘッド10がベアリング11によりカッタサポ
ート12に回転可能に支持されている。カッタヘッド1
0の前面部には割岩用ディスクカッタ(テーパ)13、
ディスクカッタ(ストレート)13aが自転可能に装着
されていると共に、カッタヘッド10の外周部にはツー
ルビット14が固定されている。発進立坑1内には、減
速機16を介してスクリュー軸9を回転駆動する油圧モ
ータ15が設置されている。
【0014】発進立坑1内の下部には、地山18を掘削
したスライム19と前記泥水とが混合した、スクリュー
管6より排出される混合スライム19aを濾過するため
の濾過器20が設置されており、この濾過器20の下部
には濾過された泥水を溜める泥水タンク21が設置され
ている。泥水タンク21の泥水は、泥水戻り配管23よ
り図示しない地上設備の泥水ポンプにより吸い上げられ
て、再び泥水供給配管22に循環される。また、泥水供
給配管22に吐出された泥水は、この泥水供給配管22
より分岐する泥水供給配管22aを介して、先導管3お
よびヒューム管2とトンネル周壁25とによって形成さ
れるテールボイド26と発進立坑1とをシールする止水
壁27からテールボイド26中に供給される。同時に、
泥水供給配管22より分岐する泥水供給配管22bから
供給される泥水は分配弁28を介して、先導管3の外周
に設置された所定個数のノズル29からテールボイド2
6中に噴出されるように配管されている。このノズル2
9は前外方に向かって傾斜させて設置してあるが、図3
(A)のV矢視図である(B)に示されるように、推進
装置の縦断面内に設置してもよく、また(C)に示され
るように、推進装置の縦断面に対して所定角度θだけ傾
斜させて設置してもよい。なお、31はピンチ弁である
が公知のため説明を省略する。
【0015】前記構成の作用について説明する。発進立
坑1内に設置された推進ジャッキ4により押し板5を介
してヒューム管2を推進すると、このヒューム管2の先
端を介して先導管3に推進力が付与される。また、油圧
モータ15により減速機16を介してスクリュー軸9を
回転駆動してカッタヘッド10を回転すると、図2
(B)に示されるように岩盤からなる地山18はディス
クカッタ13の押圧と回転により、クラック32を発生
して割岩されると共に、ツールビット14により残りの
岩盤を切削してトンネル周壁25が形成される。トンネ
ル周壁25以外のトンネル内径部分は、図2(A)に示
されるようにディスクカッタ13aにより割岩・推進さ
れる。掘削されたスライム19は前記泥水と混合され
て、C矢印で示す流れ方向のようにカッタヘッド10の
図示しない取込口からスクリュー管6内に取り込まれ
て、スクリュー羽根9aによりトンネル後方に搬送さ
れ、発進立坑1内に設置された濾過器20上に排出され
る。このようにして先導管2によるトンネルの掘進と共
に、ヒューム管2を順次継ぎ足すことにより所望のヒュ
ーム管2を地山18中に敷設することができる。
【0016】前記図示しない地上設備から泥水供給配管
22を介して供給される泥水は、この泥水供給配管22
より分岐し、止水壁27を貫通する泥水供給配管22a
を介してテールボイド26中に供給される。同時に、泥
水供給配管22を介して供給される泥水は、この泥水供
給配管22より分岐する泥水供給配管22bおよび分配
弁28を介して、先導管3の外周に設置された所定個数
のノズル29からテールボイド26中に供給される。こ
のように、テールボイド26中に供給される泥水は、テ
ールボイド26中をカッタヘッド10方向に流れ、カッ
タヘッド10部分からテールボイド26内に入り込んだ
スライム19を、トンネル前方のカッタヘッド10に向
かって搬送しながら、カッタヘッド10の図示しないス
ライム取り入れ口からスライム19と共にスクリュー管
6内をスクリュー羽根9aによりトンネル後方に搬送さ
れる。なお、テールボイド26中に供給される泥水は清
水に比べ比重が大きいため、テールボイド26内のスラ
イム19に大きい浮力を与えて、効果的にトンネル前方
に向かって搬送できるが、清水であっても浮力が与えら
れることは勿論である。トンネル後方に搬送されたスラ
イム19と泥水とが混合した混合スライム19aは、濾
過器20により濾過されて泥水だけが泥水タンク21に
戻り、泥水戻り配管23を介して図示しない地上設備の
循環ポンプにより泥水供給配管22に循環される。な
お、本実施例では泥水を使用したが、清水等の流体であ
っても同様の作用が得られる。
【0017】図1のP部詳細図である図3に示すよう
に、先導管3の外周に設置された所定個数のノズル29
は、推進装置の縦断面において推進装置の前外方に所定
角度傾斜するように形成されているため、ノズル29か
ら推進装置の前外方に向かうテールボイド26中におけ
る泥水の噴流により、テールボイド26中に入り込んだ
スライム19をトンネル前方のカッタヘッド10方向に
押し出す力を効率よく付与しながら、流れ方向Bで示す
泥水流を発生させる。また、図3(C)に示すように、
ノズル29を推進装置の縦断面に対して所定角度θだけ
傾斜させて設置すれば、供給口から噴出する流体は前記
空間内で旋回流となり、その空間内のスライムを推進装
置の前方に向かって効率よく排出できる。また、止水壁
27を貫通する泥水供給配管22aを介してテールボイ
ド26中に供給される泥水は、テールボイド26中に入
り込んだスライム19をトンネル前方のカッタヘッド1
0方向に押し出す力を付与するよりむしろ、ノズル29
より後方に移動したスライム19がこれ以上後方に移動
しないように泥水栓の効果を期待するものであるが、流
れ方向Aで示す泥水流により徐々にトンネル前方のカッ
タヘッド10方向に押し出す効果も期待できる流量を供
給している。
【0018】なお、前記テールボイド26に存在するス
ライムは重力によりトンネル下方部分に集積するため、
前記先導管3外周に設けられるノズル29をトンネル下
方部分に設けたり、推進装置の縦断面に対して所定角度
傾斜したノズルに形成してテールボイド26中に旋回流
を発生させたり、推進装置の周方向に放射状に流体を噴
出するノズルに形成して、テールボイド26のほぼ全周
にわたってトンネル前方のカッタヘッド10方向への噴
流を発生させれば、そのテールボイド26内に存在する
スライム19をトンネルの前方に向かってより効果的に
排出できる。また、本発明に係る岩盤における埋設管の
推進工法および推進装置は、前記実施例に限ることな
く、本発明の技術思想を逸脱することなく全ゆる岩盤に
おける埋設管の推進工法および推進装置に適用できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る岩盤
における埋設管の推進工法および推進装置は次の効果が
得られる。 (1)先導管および埋設管とトンネル周壁とによって形
成される空間の全周に、トンネル前方に向かって流体を
流しながら推進することにより、スライムが空間内に侵
入しないようにすると共に、流体を前方に流すからスラ
イムが残っていた場合でも、その流体により前記空間の
スライムを前方へ除去して、先導管および埋設管とトン
ネル周壁との摩擦抵抗、すなわち推進装置の推進抵抗を
低減する。特に、大きいスライムではトンネル周壁との
間のくさび作用による埋設管の損傷または座屈を防止
し、工事の停止時間を減少して埋設管の推進作業効率を
向上する。 (2)前記トンネルの前方へ向かう流体の流れを、前記
空間と発進立坑とをシールする止水器等を介してトンネ
ル発進立坑から前記空間へ供給される流体と、先導管外
周から供給される流体とにより形成すれば、より効果的
に前記空間のスライムを除去できる。さらに、前記先導
管外周に設けた流体を噴出する供給口の周囲は、先導管
から噴出する流体の流速が大きい分減圧されるため、こ
れより後流の流体を吸引して、空間内の流速を増加させ
る効果もある。 (3)前記空間に存在するスライムは重力によりトンネ
ル下方部分に集積するため、前記先導管外周に設けられ
る流体の供給口をトンネル下方部分に設けることによ
り、その空間に存在するスライムをより確実にトンネル
の前方へ向かって搬送できる。 (4)前記先導管外周から供給される流体を、推進装置
の縦断面において推進装置の前外方に所定角度傾斜した
ノズルからの噴流としたり、推進装置の縦断面に対して
所定角度傾斜したノズルにより前記空間内で旋回流とし
たり、推進装置の周方向に放射状に流体を噴出するノズ
ルにして、前記空間のほぼ全周にわたって推進装置の前
方に向かう噴流とすれば、前記空間に存在するスライム
を推進装置の前方に向かってより効率よく排出できる。
さらに流体の供給口近くでは、流体の噴出力が大きいた
め、スライムが残っていた場合でも前方へ押し出して排
出できる。先導管から噴出する流体の流速が大きい分減
圧されるため、これより後流の流体を吸引して、空間内
の流速を増加させる効果もある。 (5)空間内の全周を流体が充満すると先導管および埋
設管に発生する浮力により、先導管および埋設管とトン
ネル周壁との摩擦抵抗を低減することができる。 (6)前記トンネルの前方へ向かう流体は、カッタヘッ
ドを経由して排出されるので、カッターを冷却し、耐久
性を向上する付随的な効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る岩盤における埋設管の推進工法を
適用する埋設管の推進装置の一実施例を示す側断面図で
ある。
【図2】図1の作用を説明するための図で、(A)は図
1の前面図、(B)はディスクカッタによる岩盤の破砕
説明図である。
【図3】図1のP部拡大図で、(A)は全体図、(B)
は(A)のV矢視図、(C)は別の実施例における
(A)のV矢視図ある。
【図4】第1の従来技術を示す図で、(A)は縦断面
図、(B)は(A)のA−A断面図である。
【図5】図4を説明するための図で、(A)は縦断面
図、(B)は(A)のB−B断面図である。
【図6】第2の従来技術を示す図で、(A)は縦断面
図、(B)は(A)のA−A断面図である。
【符号の説明】
1… 発進立坑 2… ヒューム管(埋設管) 3… 先導管 4… 推進ジャッキ 5… 押し板 6… スクリュー管 7… 球面軸受 8… アーティキュレートジャッキ 9… スクリュー軸 9a… スクリュー羽根 10… カッタヘッド 11… ベアリング 12… カッタサポート 13… ディスクカッタ(テーパ) 13a… ディスクカッタ(ストレート) 14… ツールビット14 15… 油圧モータ 16… 減速機 18… 地山 19… スライム 19a… 混合スライム 20… 濾過器 21… 泥水タンク 22,22a,22b… 泥水供給配管 23… 泥水戻り配管 25… トンネル周壁 26… テールボイド(空間) 27… 止水壁 28… 分配弁 29… ノズル 31… ピンチ弁 32… クラック。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 岩盤からなる地山に埋設管を敷設するた
    めの岩盤における埋設管の推進工法において、先導管お
    よび埋設管とトンネル周壁とによって形成される空間の
    ほぼ全域にわたり、トンネルの前方へ向かう流体の流れ
    を形成しながら推進することを特徴とする岩盤における
    埋設管の推進工法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の岩盤における埋設管の推
    進工法において、前記トンネルの前方へ向かう流体の流
    れは、トンネル発進立坑から前記空間へ供給される流
    体、あるいは先導管外周から供給される流体の少なくと
    も一方により形成されることを特徴とする岩盤における
    埋設管の推進工法。
  3. 【請求項3】 岩盤からなる地山を切削し、切削により
    生じたスライムをカッタヘッドから取り込んでスライム
    搬送装置により後方に排出すると共に、形成されたトン
    ネル内に埋設管を推進敷設するための岩盤における埋設
    管の推進装置において、前記推進装置の先導管とトンネ
    ル周壁、あるいは先導管および埋設管とトンネル周壁と
    によって形成される空間を通して、カッタヘッドから取
    り込まれるスライムと共に後方に搬送される流体の供給
    口を、前記空間と発進立坑とをシールする止水器、およ
    び前記先導管外周の少なくとも一方に設けたことを特徴
    とする岩盤における埋設管の推進装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の岩盤における埋設管の推
    進装置において、前記流体の供給口の少なくとも1つは
    トンネル下方部分に設けることを特徴とする岩盤におけ
    る埋設管の推進装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の岩盤における埋設管の推
    進装置において、前記先導管外周に設けた流体の供給口
    は、推進装置の縦断面において推進装置の前外方に所定
    角度傾斜したノズルにより形成されることを特徴とする
    岩盤における埋設管の推進装置。
  6. 【請求項6】 請求項3または請求項5記載の岩盤にお
    ける埋設管の推進装置において、前記先導管外周に設け
    た流体の供給口は、推進装置の縦断面に対して所定角度
    傾斜したノズルにより形成されることを特徴とする岩盤
    における埋設管の推進装置。
  7. 【請求項7】 請求項3または請求項5記載の岩盤にお
    ける埋設管の推進装置において、前記先導管外周に設け
    た流体の供給口は、推進装置の周方向に放射状に流体を
    噴出するノズルにより形成されることを特徴とする岩盤
    における埋設管の推進装置。
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