JPH08247059A - 回転式圧縮機 - Google Patents

回転式圧縮機

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JPH08247059A
JPH08247059A JP4824395A JP4824395A JPH08247059A JP H08247059 A JPH08247059 A JP H08247059A JP 4824395 A JP4824395 A JP 4824395A JP 4824395 A JP4824395 A JP 4824395A JP H08247059 A JPH08247059 A JP H08247059A
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JP
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cylinder
height
roller
eccentric portion
eccentric
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Withdrawn
Application number
JP4824395A
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English (en)
Inventor
Masanori Masuda
正典 増田
Takahiro Uematsu
孝洋 植松
Takekazu Obitani
武和 帯谷
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高効率化のためのシリンダの偏平化を図った
場合や高いガス差圧を持つ冷媒を使用した場合等におい
ても、圧縮効率を損なうことなく、偏心部にかかるPV
値を低減して、軸部の信頼性を向上させる。 【構成】 シリンダ室11を画成するシリンダ1と、こ
のシリンダ1の端部に配設するフロントヘッド2及びリ
ヤヘッド3を備え、前記シリンダ室11に駆動軸4の偏
心部41に挿嵌するローラ5を内装した回転式圧縮機に
おいて、ローラ5と偏心部41との間における摺動部S
の高さを、シリンダ1の高さ以上の高さとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として冷凍装置に使
用される回転式圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、回転式圧縮機としては、図8に
示すように、密閉ケーシングAにモータB及びシリンダ
C、フロントヘッドD、リヤヘッドEから成る圧縮要素
CFを内装し、前記シリンダCにシリンダ室C1を形成
し、前記シリンダ室C1に内装するローラPSが、前記
モータBに連結する駆動軸Kの偏心部K1の偏心回転に
伴い、冷媒ガスを圧縮するものが知られている。
【0003】ところで、近年において、回転式圧縮機
は、圧縮効率の高効率化とシリンダ容積をそのままにし
て小型化することが要請されており、特に、最近では代
替フロン化のため、高圧の冷媒(例えば、R407B、
R407C、R410A等)が使用されているが、斯か
る冷媒は、使用時のガス差圧が大きいため、シリンダ室
の高圧側から低圧側への冷媒ガスの漏れによる圧縮効率
の低下が問題となり、圧縮効率の向上が要請されてい
る。
【0004】そこで、従来では、例えば、特開平6−5
8277号公報に開示され、且つ図9に示すように、シ
リンダJの厚みを薄く形成できるような構成を採用し
て、シリンダJの偏平化を図り、小型化の要請に応える
とともに、ローラIの薄肉化により、ローラJとシリン
ダ室J1を慴動するブレード(図示せず)とが接触する
コンタクトポイントの接触割合を小さくして、圧縮ガス
の漏れ量を軽減し、圧縮効率の高効率化を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回転式圧縮
機においては、一般に、軸部K,K1への負荷は、圧縮
ガスによる荷重が主なものであり、この圧縮ガスによる
荷重(F)は、ローラPSの軸受投影面積(Λ)(Λ=
ローラの直径d×高さh)にかかるものであるが、図9
に示したような従来の回転式圧縮機では、高効率化のた
めのシリンダJの偏平化を図っているため、これに伴っ
て、ローラIの厚さが薄くなり、圧縮ガスによるローラ
Iにかかる荷重(F)は変わらないが、前記ローラIの
薄肉化により、ローラの軸受投影面積(Λ)が減少し、
そのため、ローラIに合わせて薄肉化した偏心部G1に
かかる単位当たり荷重(P値)(P=F/Λ)が大きく
なる。
【0006】また、一方、高いガス差圧を持つ冷媒を使
用する場合では、前記のようにシリンダの偏平化を図ら
ない場合においても、即ち、軸受投影面積(Λ)が変わ
らない場合においても、冷媒ガスとしてフロンを使用す
る従来の回転式圧縮機よりも、ローラにかかる荷重
(F)が大きくなり、それに伴って、偏心部G1にかか
る前記P値が大きくなる。
【0007】以上のように、高効率化のためのシリンダ
の偏平化を図った場合や高いガス差圧を持つ冷媒を使用
した場合等には、偏心部G1にかかる前記P値が大きく
なり、偏心部GのPV値(Pは面圧,Vは慴動速度)が
増大し、偏心部G1の信頼性を損なうという問題が生じ
る。
【0008】すなわち、前記PV値は、P・V=F/
(d・h)・2πdn(nは回転数)で表すことがで
き、圧縮効率を損なわずに、PV値を低減するために
は、軸受投影面積(Λ=d・h)を大きくすればよいの
であるが、ローラの直径dを大きくしても、軸受投影面
積(Λ)は大きくなるが、慴動速度(V=2πdn)も
大きくなるため、PV値を下げることはできないし、ま
た、ローラの高さhについても、前述のとおり、高効率
化のためシリンダの偏平化の方向にあり、また、シリン
ダ高さによって制約を受けているため、従来の構成によ
る場合には、圧縮効率を損なうことなく、偏心部のPV
値を下げるのは困難であった。
【0009】本発明は以上のような問題に鑑みてなされ
たものであり、高効率化のためのシリンダの偏平化を図
った場合や高いガス差圧を持つ冷媒を使用した場合等に
おいて、圧縮効率を損なうことなく、偏心部にかかるP
V値の低減を図り、軸部の信頼性を向上させる回転式圧
縮機を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、シリンダ室11を画成す
るシリンダ1と、このシリンダ1の端部に配設するフロ
ントヘッド2及びリヤヘッド3を備え、前記シリンダ室
11に駆動軸4の偏心部41に挿嵌するローラ5を内装
した回転式圧縮機において、このローラ5と偏心部41
との間における摺動部Sの高さを前記シリンダ1の高さ
以上としている。
【0011】請求項2記載の発明では、前記ローラ5及
び偏心部41の挿嵌部におけるそれぞれの高さを前記シ
リンダ1の高さ以上としている。
【0012】請求項3記載の発明では、前記ローラ5の
内周に、前記シリンダ室11の高さよりも高い筒形の固
定ブッシュ8を固定すると共に、この固定ブッシュ8を
滑り摺動自由に受入れる前記偏心部41の外周面の高さ
を、前記シリンダ1の高さ以上としている。
【0013】請求項4記載の発明では、前記ローラ5の
内周に、前記シリンダ1よりも高い筒形の浮動ブッシュ
9を滑り摺動自由に挿嵌すると共に、この浮動ブッシュ
9を滑り摺動自由に受入れる前記偏心部41の外周面の
高さを、前記シリンダ1の高さ以上としている。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明によれば、駆動軸4の偏心
部41とローラ5との間における摺動部Sの高さを、シ
リンダ1の高さ以上としているため、シリンダ1の高さ
をそのままにして、ローラ5の慴動面における高さを高
くしているので、圧縮効率を損なうことなく、軸受投影
面積(Λ)を増大することができ、偏心部にかかる単位
当たり荷重(P値)を減少させて、偏心部41にかかる
PV値を低減して、軸部4,41の信頼性を向上させる
ことができる。
【0015】請求項2記載の発明によれば、前記ローラ
5及び偏心部41の挿嵌部におけるそれぞれの高さを、
前記シリンダ1の高さ以上とする簡単な設計変更を行う
だけでもって、摺動部Sの高さを、シリンダ1の高さ以
上とできる。
【0016】請求項3記載の発明によれば、前記偏心部
41を前記シリンダ1の高さ以上に設定し、かつ、前記
ローラ5の内周側にシリンダ1の高さ以上の固定ブッシ
ュ8を挿嵌固定することにより、この固定ブッシュ8を
介して、前記ローラ5及び偏心部41間の接触面積を増
大させて前記PV値の低減化を行うようにしているた
め、前記ローラ5に別途加工を施すことなく、前記固定
ブッシュ8を用いる簡単な構成でもって初期の目的を達
成できる。
【0017】請求項4記載の発明によれば、前記偏心部
41をシリンダ1の高さ以上に設定し、かつ、この偏心
部41と前記ローラ5との間にシリンダ1の高さ以上の
浮動ブッシュ9を摺動自由に介装させているため、前記
偏心部41の回転に伴い前記ローラ5をシリンダ室11
内で回転駆動させるとき、これら偏心部41とローラ5
との間で前記浮動ブッシュ9が、前記ローラ5と前記偏
心部41に対して滑りを伴いながら相対回転しており、
前記ローラ5と前記偏心部41よりも遅い中間速度vで
追従回転しているため、浮動ブッシュ9は、ローラ5に
対してV値が低く、また、偏心部41に対しては、前記
浮動ブッシュ9と偏心部41との高さが前記シリンダ1
の高さ以上とされていることにより、これら両者間の接
触面積つまり軸受投影面積が増大して、P値が減少して
いるため、前記浮動ブッシュ9と前記偏心部41及びロ
ーラ5との間のPV値を低減化できるのであり、従っ
て、前記ローラ5に別途加工を施すことなく、前記浮動
ブッシュ9を追加する簡単な構成でもって、偏心部にか
かるPV値を低減することができ、軸部4,41の信頼
性を向上させることができる。
【0018】
【実施例】図1乃至図7は、回転式圧縮機としてスイン
グタイプのものを示しており、この圧縮機は、高効率化
を図るため偏平とされたシリンダ1と、該シリンダ1の
上下部位に対接されるフロント及びリヤヘッド2,3と
を備え、これら各ヘッド2,3で囲まれる前記シリンダ
1の内部にシリンダ室11を形成して、このシリンダ室
11にモータ側から延びる駆動軸4の偏心部41に相対
回転可能に挿嵌される円筒形状のローラ5を配設して、
該ローラ5の外周部に径方向外方に延びるブレード51
を一体状に突設すると共に、前記シリンダ1に設ける吸
入口12と吐出口13との間には、前記シリンダ室11
に臨む保持孔14を形成して、該保持孔14に2つ割り
とされた分割ブッシュ6A,6Bから成る揺動ガイドブ
ッシュ6を配設し、これら各ブッシュ6A,6B間に確
保される受入溝61に前記ブレード51の突出先端側を
進退自由に挿入することにより、該ブレード51で前記
シリンダ室11の内部を前記吸入口12に通じる低圧室
Yと前記吐出口13に通じる高圧室Xとに画成してい
る。
【0019】そして、前記駆動軸4の回転に伴い前記ロ
ーラ5をシリンダ室11内で自転させることなく公転駆
動させ、つまり、前記ローラ5と偏心部41との両者間
に滑りを伴う相対回転を行わせながら公転駆動させるこ
とにより、前記吸入口13から低圧室Yに吸入された冷
媒ガスを圧縮して、前記高圧室Xから吐出口13を経て
外部に吐出させるようにしている。尚、図7において
は、前記シリンダ1の外周部に、そのシリンダ室11の
高圧室X側に開口する吐出口13を設けて、該吐出口1
3から前記高圧室Xで圧縮された冷媒ガスを前記吐出口
13から密閉ケーシング内に吐出するサイド吐出構造を
採用している。また、同図中、7は前記吐出口13に設
けた吐出弁、71はその弁押えである。
【0020】しかして、以上の構成において、図1に示
す第1実施例では、前記ローラ5の内周縁部上下端に、
上下方向に突出する環状の延出部52を、それぞれ一体
的に形成し、前記シリンダ1高さH2以上の高さを有す
る摺動面を形成すると共に、前記偏心部41の外周面4
2の軸方向高さを前記ローラの慴動面と略同一の高さと
なるように形成して、前記ローラ5の慴動面と前記偏心
部41の外周面42とにより慴動部Sを形成し、この慴
動部Sの上下高さH1を、前記シリンダ1の高さH2以
上の高さとしている。
【0021】そして、前記シリンダ1高さ以上の高さに
形成された前記慴動部Sが、前記シリンダ室11内で偏
心回転が可能となるように、前記フロントヘッド2及び
リヤヘッド3の前記シリンダ室11への対向面には、前
記慴動部Sを前記駆動軸の回転により偏心回転可能に受
入れる環状の受入部23,33が形成されている。該受
入部23,33は、高さ方向においては、少なくとも慴
動部Sの高さH1と公転駆動に必要な所定隙間を有し、
また、径方向には、少なくとも偏心部41の径大部側の
慴動部Sが偏心回転可能な所定幅を有すると共に、シリ
ンダ1とローラ5に画成されたシリンダ室11内に連通
していなければよい。尚、この第1実施例では、前記受
入部23,33は、図1及び図2の第1実施例のフロン
トヘッド2のA−A線端面図に示されるように、環状の
受部22,32と、それより深い環状の凹部21,31
とから形成されており、斯くする場合は、偏心部41の
上下端面に臨む管理平面を受部22,32の端面のみと
して、仕上げ加工面積を小さくすることにより、加工管
理を軽減できることとなる。
【0022】尚、図1においては、環状の延出部52
を、ローラ5の内周縁部上下端の両端に形成したが、前
記延出部52を、ローラ5の内周縁部上端或いは下端の
いずれかに形成することにより、ローラ5の慴動面高さ
H1をシリンダ1高さH2以上に形成してもよく、かか
る場合は、フロントヘッド2に形成される受入部23若
しくはリヤヘッド3に形成される受入部33のいずれか
が不要となる。
【0023】以上のように、前記慴動部Sの上下高さH
1を前記シリンダ1の上下高さH2以上に高くすること
により、シリンダ1の高さをそのままにして、ローラ5
の慴動面における高さを高くしているので、圧縮効率を
損なうことなく、前記両者間での接触面積を増大させ
て、即ち、軸受投影面積(Λ)を増大させて、偏心部4
1にかかる単位当たり荷重(P値)を減少させて、偏心
部41のPV値を低減できるため、高効率化のためのシ
リンダの偏平化を図った場合や高いガス差圧を持つ冷媒
を使用した場合等においても、偏心部41にかかる負荷
を低減して、軸部4,41の信頼性を向上させることが
できる。
【0024】図3に示す第2実施例では、前記ローラ5
の内周側に、前記シリンダ1の高さH2以上の高さH1
を有する軸受メタル等の筒形固定ブッシュ8を、圧入手
段などで固定することにより、前記シリンダ1高さH2
以上の高さを有する慴動面を形成すると共に、前記偏心
部41の外周面42の軸方向高さを、前記ローラ5の慴
動面と略同一の高さとなるように形成して、前記ローラ
5の慴動面と前記偏心部41の外周面42とにより慴動
部Sを形成し、この慴動部Sの上下高さH1を、前記シ
リンダ1の高さH2の高さ以上に高くしている。
【0025】そして、前記フロントヘッド2及びリヤヘ
ッド3の前記シリンダ室11への対向面には、第1実施
例と同様に、前記慴動部Sが前記駆動軸4の回転により
偏心回転可能に受入れる環状の受入部23,33を形成
しており、第2実施例においても、前記受入部23,3
3を、環状の受部22,32と、それより深い環状の凹
部21,31とから形成して、偏心部41の上下端面に
臨む管理平面を受部22,32の端面のみとして、仕上
げ加工面積を小さくし、加工管理が軽減できるようにし
ている。
【0026】また、図3に示す実施例では、前記筒形固
定ブッシュ8は、ローラ5の内周側上下端の両端に略均
等に突出するように固定されているが、図4に示すよう
に、上端にのみ突出するように、或いは図5に示すよう
に、下端にのみ突出するように固定してもよく、かかる
場合、図4においては、リヤヘッド3に形成される受入
部33が、図5においては、フロントヘッド2に形成さ
れる受入部23が、それぞれ不要となる。
【0027】以上の構成によれば、摺動部Sの接触面
積、即ち、前記固定ブッシュ8と偏心部41との間の接
触面積を増大させ、即ち、軸受投影面積(Λ)を増大さ
せて、偏心部にかかる単位当たり荷重(P値)を減少さ
せて、偏心部41にかかるPV値を低減化することがで
き、従って、図1の場合のように、前記ローラ5に別途
加工を施すことなく、前記固定ブッシュ8を用いる簡単
な構成でもって初期の目的を達成することができる。
【0028】図6に示す第3実施例では、前記第2実施
例の固定ブッシュ8に代えて、前記ローラ5と偏心部4
1との間に、前記シリンダ室11の高さH2以上の高さ
H1を有する筒形浮動ブッシュ9を遊転可能に介装させ
ると共に、前記偏心部41の外周面42の軸方向高さを
前記ローラの慴動面と略同一の高さとなるように形成し
て、前記ローラ5の慴動面と前記偏心部41の外周面4
2とにより慴動部Sを形成し、この慴動部Sの上下高さ
H1を、前記シリンダ1の高さH2以上の高さとしてい
る。そして、第1実施例と同様に、前記フロントヘッド
2及びリヤヘッド3の前記シリンダ室11への対向面に
は、前記慴動部Sが前記駆動軸4の回転により偏心回転
可能に受入れる環状の受入部23,33を形成している
が、第3実施例では、前記慴動部Sを構成する筒形浮動
ブッシュ9は、遊転可能に介装されているだけであっ
て、第1実施例若しくは第2実施例のように、ローラ5
と一体形成されたり、ローラ5に固定されていないた
め、前記受入部23,33には、環状の凹部は形成され
ず、平坦面として形成されている。
【0029】尚、図6に示す実施例では、前記筒形浮動
ブッシュ9は、ローラ5の内周側上下端の両端に略均等
に突出するように介装されているが、前記第2実施例と
同様に、上端にのみ突出するように、或いは下端にのみ
突出するように介装してもよく、かかる場合、リヤヘッ
ド3に形成される受入部33、若しくは、フロントヘッ
ド2に形成される受入部23のいずれかが不要となる。
【0030】以上の構成によれば、摺動部Sの高さ、即
ち、前記浮動ブッシュ9と偏心部41との高さH1が、
前記シリンダ1の高さH2以上の高さに形成されてお
り、これにより、両者間の接触面積が増大し、軸受投影
面積(Λ)が増大することにより、偏心部にかかる単位
当たり荷重(P値)が減少して、前記偏心部41にかか
るPV値を低減化でき、しかも、前記偏心部41の回転
に伴い前記ローラ5をシリンダ室11内で回転駆動させ
るとき、これら偏心部41とローラ5との間で前記浮動
ブッシュ9が、前記ローラ5に対しても、滑りを伴いな
がら、相対回転して、前記ローラ5よりも遅い中間速度
vで追従回転するので、V値を低減することにより、前
記PV値を低減することができる。従って、前記ローラ
5に別途加工を施すことなく、前記浮動ブッシュ9を介
装する簡単な構成でもって、偏心部にかかるPV値を低
減して、軸部4,41の信頼性を向上させることができ
る。
【0031】尚、前記第1実施例乃至第3実施例では、
前記偏心部41の全体高さを、偏心部41の外周面42
と同一高さH1となるように、即ち、前記延出部52を
含むローラ5の内周慴動面又は固定若しくは浮動ブッシ
ュ8,9と同一高さH1になるようにしたが、前記偏心
部41は、その外周面一部のみを前記固定及び浮動ブッ
シュ8,9等と同一高さH1になるように形成してもよ
い。この場合は、偏心部41の上下方向の慴動面は、前
記外周面一部の端面のみとなり、前記偏心部41のシリ
ンダヘッド2,3に臨む端面における慴動抵抗が軽減さ
れることとなる。
【0032】また、前記第1実施例乃至第3実施例で
は、前記ローラ5の上下両面で前記各ヘッド2,3との
対向面に環状の油溝53,53を形成して、該各油溝5
3を介して前記ローラ5と各ヘッド2,3との両対接面
間に給油するようにしており、斯くするときには、代替
フロンに伴う冷媒を使用するに伴って、潤滑性能が充分
でない潤滑油を用いるときでも、前記油溝53により前
記両対接面に確実に給油することができる。
【0033】尚、以上の各実施例では、スイングタイプ
の圧縮機に適用した場合について説明したが、本発明
は、例えば前記偏心部41に挿嵌したローラ5に往復動
するブレードが接触して、該ローラ5が前記シリンダ室
11内で自転しながら公転駆動されるタイプの圧縮機に
も適用できることは勿論である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、駆動軸4の偏心部41とローラ5との間に
おける摺動部Sの高さを、シリンダ1の高さ以上として
いるため、シリンダ1の高さをそのままにして、ローラ
5の慴動面における高さを高くしているので、圧縮効率
を損なうことなく、軸受投影面積(Λ)を増大すること
ができ、偏心部にかかる単位当たり荷重(P値)を減少
させて、偏心部にかかるPV値を低減して、軸部4,4
1の信頼性を向上させることができる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、前記ローラ
5及び偏心部41の挿嵌部におけるそれぞれの高さを、
前記シリンダ1の高さ以上とする簡単な設計変更を行う
だけでもって、摺動部Sの高さを、シリンダ1の高さ以
上とできる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、前記偏心部
41を前記シリンダ1の高さ以上に設定し、かつ、前記
ローラ5の内周側にシリンダ1の高さ以上の固定ブッシ
ュ8を挿嵌固定することにより、この固定ブッシュ8を
介して、前記ローラ5及び偏心部41間の接触面積を増
大させて前記PV値の低減化を行うようにしているた
め、前記ローラ5に別途加工を施すことなく、前記固定
ブッシュ8を用いる簡単な構成でもって初期の目的を達
成できる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、前記偏心部
41をシリンダ1の高さ以上に設定し、かつ、この偏心
部41と前記ローラ5との間にシリンダ1の高さ以上の
浮動ブッシュ9を摺動自由に介装させているため、前記
偏心部41の回転に伴い前記ローラ5をシリンダ室11
内で回転駆動させるとき、これら偏心部41とローラ5
との間で前記浮動ブッシュ9が、前記ローラ5と前記偏
心部41に対して滑りを伴いながら相対回転しており、
前記ローラ5と前記偏心部41よりも遅い中間速度vで
追従回転しているため、浮動ブッシュ9は、ローラ5に
対してV値が低く、また、偏心部5に対しては、前記浮
動ブッシュ9と偏心部41との高さが前記シリンダ1の
高さ以上とされていることにより、これら両者間の接触
面積つまり軸受投影面積が増大して、P値が減少してい
るため、前記浮動ブッシュ9と前記偏心部41及びロー
ラ5との間のPV値を低減化できるのであり、従って、
前記ローラ5に別途加工を施すことなく、前記浮動ブッ
シュ9を追加する簡単な構成でもって、偏心部にかかる
PV値を低減することができ、軸部4,41の信頼性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の要部縦断面図。
【図2】図1におけるA−A線端面図。
【図3】本発明の第2実施例の要部縦断面図。
【図4】同第2実施例の要部縦断面図。
【図5】同第2実施例の要部縦断面図。
【図6】本発明の第3実施例の要部縦断面図。
【図7】本発明にかかる回転式圧縮機の要部平断面図。
【図8】従来のロータリー圧縮機の全体構造を示す縦断
面図。
【図9】従来のロータリー圧縮機の要部断面図。
【符号の説明】
1 ・・・シリンダ 11・・・シリンダ室 2 ・・・フロントヘッド 3 ・・・リヤヘッド 4 ・・・駆動軸 41・・・偏心部 42・・・外周面 5 ・・・ローラ 8 ・・・固定ブッシュ 9 ・・・浮動ブッシュ S ・・・慴動部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ室(11)を画成するシリンダ
    (1)と、このシリンダ(1)の端部に配設するフロン
    トヘッド(2)及びリヤヘッド(3)を備え、前記シリ
    ンダ室(11)に駆動軸(4)の偏心部(41)に挿嵌
    するローラ(5)を内装した回転式圧縮機において、 前記ローラ(5)と偏心部(41)との間における摺動
    部(S)の高さを、前記シリンダ(1)の高さ以上とし
    ていることを特徴とする回転式圧縮機。
  2. 【請求項2】 ローラ(5)及び偏心部(41)の挿嵌
    部におけるそれぞれの高さを、シリンダ(1)の高さ以
    上としている請求項1記載の回転式圧縮機。
  3. 【請求項3】 ローラ(5)の内周に、シリンダ(1)
    の高さよりも高い筒形の固定ブッシュ(8)を固定して
    いると共に、この固定ブッシュ(8)を滑り摺動自由に
    受入れる偏心部(41)の外周面(42)の高さを、シ
    リンダ(1)の高さ以上としている請求項1記載の回転
    式圧縮機。
  4. 【請求項4】 ローラ(5)の内周に、シリンダ(1)
    の高さよりも高い筒形の浮動ブッシュ(9)を滑り摺動
    自由に挿嵌していると共に、この浮動ブッシュ(9)を
    滑り摺動自由に受入れる偏心部(41)の外周面(4
    2)の高さを、シリンダ(1)の高さ以上としている請
    求項1記載の回転式圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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