JPH0824714A - 固液遠心分離機 - Google Patents

固液遠心分離機

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Publication number
JPH0824714A
JPH0824714A JP15871894A JP15871894A JPH0824714A JP H0824714 A JPH0824714 A JP H0824714A JP 15871894 A JP15871894 A JP 15871894A JP 15871894 A JP15871894 A JP 15871894A JP H0824714 A JPH0824714 A JP H0824714A
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JP
Japan
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liquid
container
solid
rotation
rotary
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Pending
Application number
JP15871894A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Komura
宏幸 小村
Katsunori Ide
勝記 井手
Yoshiaki Suzuki
義明 鈴木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回転容器内の処理液の流体力を低減することに
より回転軸の振動を制振する。 【構成】架台21に垂設された排出口4を有する分離容
器本体22と、架台21の軸受台28aに設けた軸受ハ
ウジング28に片持ちで回転自在に支持された回転軸3
1と、回転軸31に分離容器本体22内にて結合された
吐出口23bを有する回転容器33内へ被分離液を供給
する供給管23aと、回転容器33内に供給される処理
液の液面に干渉する液面干渉部材37とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば固体粒子を含有
する被分離液から固体粒子と溶液(処理液)とに遠心分
離する固液遠心分離機に係り、特に、制振装置を設けた
固液遠心分離機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、医薬品,化学,食料品等の分野
では、液体中に懸濁された固形分の除去あるいは回収が
頻繁に要求される。懸濁された固形分の分離除去,回収
には固液分離装置が用いられるが、このような固液分離
には大別して濾過,蒸発分離,遠心分離等の方法があ
る。中でも、遠心分離法は、濾過のようなフィルタの目
詰まりがなく、フィルタの交換が不要であったり、ま
た、蒸発乾燥法のようにヒータ等の熱源を必要とせず、
シンプルであるという利点により広く利用されている。
【0003】既に提案されているこの種の固液遠心分離
機の一例としては、図11に示すように構成されている
ものがある。
【0004】この固液遠心分離機は、架台1の貫通孔1
aの開口周縁部下面に、その貫通孔1aの下方におい
て、分離容器本体2を垂設しており、この分離容器本体
2の下部2aには、被分離液の供給管(廃液導入ノズ
ル)3aおよび洗浄ノズル3bが貫通孔1aの若干下方
まで延長して後述する回転容器13内へ被分離液を供給
するように設けられている。
【0005】また、上記分離容器本体2の下端部2bに
は、固体(クラッド)の吐出口4が設けられており、遠
心分離された固体は、この吐出口4から機外へ吐出する
ようになっている。
【0006】さらに、上記分離容器本体2の上部2cに
は、案内輪板5が処理液を案内するように外方へ僅かに
下り傾斜して取り付けられており、分離容器本体2の中
程2dには、処理液受け皿部6が形成されている。
【0007】架台1は、貫通孔1a上にて軸受台8aと
軸受ハウジング8を設けており、この軸受ハウジング8
には、駆動モータ9が倒伏して設置されている。
【0008】また、軸受台8aおよび軸受ハウジング8
の上下部には、上下一対の転がり軸受10a,10bが
設けられており、この両転がり軸受10a,10bに
は、回転軸11が片持ちで回転自在に支持されている。
【0009】回転軸11は、その上部11aを、駆動モ
ータ9の出力軸9aにフレキシブルカップリング12を
介して連結しており、回転軸11の下部11bには、内
向フランジ13aを有する回転容器13が固着され、こ
の回転容器13は被分離液の供給管3aと洗浄ノズル3
bを内蔵している。
【0010】さらにまた、回転容器13は、その上部
に、複数、例えば図11では4個の吐出孔14を放射状
に穿設しており、各吐出孔14から吐出される処理液を
案内輪板5で案内するようになっている。
【0011】一方、図12に示すように、軸受ハウジン
グ8の内側と回転軸11の間には、緩衝バネ15とオイ
ルダンパ16とを上下でほぼ平行になるように一対並設
すると共に、これらの複数対を放射状に取り付けてお
り、この緩衝バネ15とオイルダンパ16は、振動を受
けたとき、回転容器13と分離容器本体2との間に形成
された間隙の範囲内で回転容器13の変位を抑制するよ
うになっている。
【0012】即ち、回転容器13による回転軸11の一
次固有振動モードは、軸受部10bを零とし、回転容器
13の先端が最大変位となる振り子振動のモードであ
る。この一次固有振動モードの回転数は、緩衝バネ15
のバネ定数の大きさに左右されるが、通常低速域で通過
させるために、数Hzに設定することから、回転容器1
3と分離容器本体2との間隙の範囲内で回転容器13の
変位を抑制するようになっている。
【0013】したがって、このように構成された固液遠
心分離機は、駆動モータ9を駆動して運転すると、この
駆動モータ9の出力軸9aに連結している回転軸11が
これに軸着された回転容器13と共に高速回転する。こ
のために、予め、この回転容器13に供給管3aから供
給された被処理液が固体(固形分)と処理液とに遠心分
離され、ここで分離された固体(クラッド)は、回転容
器13のクラッド出口13bと吐出口4から流出する。
【0014】他方、被処理液から遠心分離された処理液
は、回転容器13の処理液受け皿部6に一旦溜まるが、
排出口(処理液排出口)7から機外へ排出される。
【0015】即ち、図13に示されるように、被処理液
から遠心分離された処理液は、図中小矢印に示すように
回転容器13の軸方向へ移動し、この回転容器13の天
板と内向フランジ13aでそれぞれ反射して振動する。
【0016】つまり、処理液の波頭が天板側へ流動した
とき、一部の処理液は排出口(処理液排出口)7から機
外へ排出されるが、大部分の処理液は反射波として下方
へ流動して、流体力を発生することが実験により確認さ
れている。
【0017】さらに、回転容器13の回転速度と軸振動
の周波数との関係は、図14に示される関係を有する。
図14は横軸に回転容器13の回転速度を、縦軸に各回
転速度で発生する軸振動の周波数をそれぞれ示してお
り、固液遠心分離機の運転時に生じた軸振動の周波数を
示している。つまり、回転容器13の回転速度(a)領
域では、流体が円周方向へ移動する流体円周方向モード
成分[(s,k)=(2、0)]と回転同期成分が発生
し、回転速度(c)領域では、流体が軸方向へ移動する
流体軸方向モード成分[(s,k)=(1、0)]と回
転同期成分とが発生し、回転領域(b)領域では、回転
速度(a)領域と(c)領域の両成分が発生して、大振
動となるおそれがある。
【0018】すなわち、このように回転軸11の振動が
大きくなる原因は、回転容器13で遠心分離された処理
液の流体力にある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】したがって、このよう
な従来の固液遠心分離機では、回転容器13内に処理液
が溜まると、この処理液の流体力により、回転軸11の
振動が発生し、この振動は、通常の回転同期の振動に比
べて非常に大きくなり、運転不能の状態になるおそれが
あるばかりでなく、回転軸11の振動が激しくなると、
この回転軸11を支承する各軸受10a,10bが軸振
動に比例して大きな振動を生じ、これに起因して、各軸
受10a,10bの寿命を大幅に短かくするおそれがあ
る。
【0020】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、回転容器内の処理液の流体力
を低減することにより、回転軸の振動を積極的に抑制し
て、各軸受の寿命を長くすると共に、運転効率の向上を
図り、併せて、軸受の信頼性や安全性を向上させるよう
にした固液遠心分離機を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために構成される。
【0022】本願の請求項1に記載の発明(以下、第1
の発明という)は、架台に垂設された排出口を有する分
離容器本体と、上記架台の軸受台に設けられた軸受ハウ
ジングと、上記架台を貫通して上記軸受ハウジングに片
持ちで回転自在に支持された回転軸と、この回転軸に前
記分離容器本体内にて結合された吐出口を有する回転容
器と、この回転容器内へ被分離液を供給する供給管と、
上記回転容器に供給される被処理液の液面に干渉する液
面干渉部材とを具備したことを特徴とする。
【0023】また、本願の請求項2に記載の発明(以
下、第2の発明という)は、回転容器は、被分離液が供
給される容器本体内面に周溝を形成する一方、その容器
本体下部に、その容器本体よりも小径円筒状で底部開口
周りに内向フランジを形成した輪底筒部を形成している
ことを特徴とする。
【0024】さらに、本願の請求項3に記載の発明(以
下、第3の発明という)は、液面干渉部材の断面形状が
円形および角形の一方であることを特徴とする。
【0025】さらにまた、本願の請求項4に記載の発明
(以下、第4の発明という)は、液面干渉部材が金属製
であることを特徴とする。
【0026】また、本願の請求項5に記載の発明(以
下、第5の発明という)は、液面干渉部材は複数有する
ことを特徴とする。
【0027】さらに、本願の請求項6に記載の発明(以
下、第6の発明という)は、架台に垂設された排出口を
有する分離容器本体と、上記架台の軸受台に設けられた
軸受ハウジングと、上記架台を貫通して上記軸受ハウジ
ングに片持ちで回転自在に支持された回転軸と、この回
転軸に前記分離容器本体内にて結合された吐出口を有す
る回転容器と、この回転容器内へ被分離液を供給する供
給管と、上記回転容器内に供給された被処理液の液面に
対して給液を吹き付ける給液装置とを具備したことを特
徴とする。
【0028】さらにまた、本願の請求項7に記載の発明
(以下、第7の発明という)は、回転容器は、被分離液
が供給される容器本体内面に周溝を形成する一方、その
容器本体下部に、その容器本体よりも小径円筒状で底部
開口周りに内向フランジを形成した輪底筒部を形成して
いることを特徴とする。
【0029】また、本願の請求項8に記載の発明(以
下、第8の発明という)は、給液装置は、複数台有する
ことを特徴とする。
【0030】さらに、本願の請求項9に記載の発明(以
下、第9の発明という)は、給液装置は、回転容器内の
周方向等分位置にてそれぞれ配設されていることを特徴
とする。
【0031】
【作用】
〈第1〜第5の発明〉回転容器が回転軸により超高速で
回転すると、この回転容器内の処理液に流体力が発生す
るが、その処理液の液面に液面干渉部材が干渉して流体
力を低減させる。
【0032】このために、処理液の流体力に起因する回
転容器の振動が制振されて、回転軸を片持ちで支持する
軸受ハウジングの軸受の寿命を長くし、固液遠心分離機
の運転効率を向上させることができる。
【0033】また、第2〜第5の発明では、回転容器内
の処理液の流体力を回転容器内の周溝や輪底筒部でも抑
制することができるので、上記液面干渉部材の制振効果
と相俟って、その制振効果を一段と高めることができ
る。
【0034】〈第6〜第9の発明〉回転容器が回転軸に
より超高速で回転すると、この回転容器内の処理液に流
体力が発生するが、その処理液の液面に、給液装置から
水等の溶液が給液されて干渉して流体力を低減させる。
【0035】このために、被処理液の流体力に起因する
回転容器の振動が制振されて、回転軸を片持ちで支持す
る軸受ハウジングの軸受の寿命を長くし、固液遠心分離
機の運転効率を向上させることができる。
【0036】また、第7〜第9の発明では、回転容器内
の処理液の流体力を回転容器内の周溝や輪底筒部でも抑
制することができるので、上記給液装置の制振効果と相
俟って、その制振効果を一段と高めることができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図10に基づ
いて説明する。なお、図1〜図10中、同一または相当
部分には同一符号を付している。
【0038】図1は本発明の一実施例の縦断面図であ
り、この図において、固液遠心分離機20は、架台21
の貫通孔21aの開口周縁部下面に、その貫通孔21a
の下方において、分離容器本体22を垂設しており、こ
の分離容器本体22の下部22aには、被分離液の供給
管(廃液導入ノズル)23aおよび洗浄ノズル23bが
貫通孔21aの若干下方まで延長して後述する回転容器
33内へ被分離液を供給するように設けられている。
【0039】また、分離容器本体22の下端部22bに
は、固体(クラッド)の吐出口24が設けられており、
遠心分離された固体は、この吐出口24から機外へ吐出
するようになっている。
【0040】さらに、分離容器本体22の上部22cに
は、案内輪板25が処理液を案内するように外方へ僅か
に下り傾斜して取り付けられており、分離容器本体22
の中程22dには、処理液受け皿部26が形成されてい
る。
【0041】架台21は、貫通孔21a上にて軸受台2
8aと軸受ハウジング28を設けており、この軸受ハウ
ジング28には、駆動モータ29が倒伏して設置されて
いる。
【0042】また、軸受台28aおよび軸受ハウジング
28の上下部には、上下一対の転がり軸受30a,30
bが設けられており、この両転がり軸受30a,30b
には、回転軸31が片持ちで回転自在に支持されてい
る。
【0043】回転軸31は、その上部31aを、駆動モ
ータ29の出力軸29aにフレキシブルカップリング3
2を介して連結しており、回転軸31の下部31bに
は、クラッド出口33aを有する回転容器33が固着さ
れ、この回転容器33は被分離液の供給管23aと洗浄
ノズル23bを内蔵している。
【0044】さらにまた、回転容器33は、その上部
に、複数、例えば図3に示すように4個の吐出孔34を
放射状に穿設しており、各吐出孔34から吐出される処
理液を処理液受け皿部6へ案内輪板25で案内するよう
になっている。
【0045】一方、図12に示すように、軸受ハウジン
グ28の内側と回転軸31の間には、図12で示す従来
例と同様に緩衝バネ15とオイルダンパ16とを上下で
ほぼ平行をなすように一対並設すると共に、これら複数
対を放射状に取り付けており、この緩衝バネ15とオイ
ルダンパ16は、振動を受けたとき、回転容器33と分
離容器本体22との間に形成された間隙の範囲内で回転
容器33の変位を抑制するようになっている。
【0046】即ち、回転容器33による回転軸31の一
次固有振動モードは、軸受部30bを零とし、回転容器
33の先端が最大変位となる振り子振動のモードであ
る。この一次固有振動モードの回転数は、緩衝バネ15
のバネ定数の大きさに左右されるが、通常低速域で通過
させるために、数Hzに設定することから、回転容器3
3と分離容器本体22との間隙の範囲内で回転容器33
の変位を抑制するようになっている。
【0047】したがって、このように構成された固液遠
心分離機20は、駆動モータ29を駆動して運転する
と、この駆動モータ29の出力軸29aに連結している
回転軸31がこれに軸着された回転容器33と共に高速
回転する。このために、予め、この回転容器33に供給
管23aから供給された被処理液が固体(固形分)と処
理液とに遠心分離され、ここで分離された固体(クラッ
ド)は、回転容器33のクラッド出口35bと吐出口2
4から流出する。
【0048】他方、被処理液から遠心分離された処理液
は、回転容器33の処理液受け皿部26に一旦溜まる
が、排出口(処理液排出口)27から機外へ排出され
る。
【0049】そして、図2に示すように回転容器33の
内向フランジ33aには、回転容器33よりも小径の円
筒状の輪底筒部35を同心状に一体または一体的に接合
しており、輪底筒部35のクラッド出口35b周りには
図3,図4にも示すように輪底である内向フランジ35
aを一体に形成している。
【0050】また、回転容器33の上部内周面には、上
周溝36aと中周溝36bが仕切輪底36cで区分して
形成されており、この中周溝36bの内側には、液面干
渉部材37が、処理液の液面に干渉する位置に設けられ
ている。
【0051】液面干渉部材37は、図5に示すように、
その先端部を、中周溝36b内の処理液内に没入させ
て、処理液の流れに干渉させ、波立つ波により処理液の
自励振動の波を相殺することにより、流体力を低減させ
るものであり、例えば断面形状や設置数には限定されな
い。例えば液面干渉部材37はその断面形状を円形、ま
たは三角形ないし多角形の角形の金属製円柱または角柱
により構成する一方、中周溝36bの周方向に沿って複
数配設することにより、処理液の液面における波立ち効
果を高めるように構成してもよい。
【0052】また、回転容器33の下部には、輪底筒部
35が形成されているので、図6および図7に示すよう
に、被分離液から遠心分離された処理液が回転容器33
の軸方向へ流動したとき、この回転容器33の天板で反
転して反射波として下方へ流動して輪底筒部35の内向
フランジ35aへ当たるが、この反射力は液面干渉部材
37によって処理液の液面に波を立て、この波によって
被処理液の流体力を低減して制振されることを新たに見
い出した。
【0053】他方、図8は、回転容器33の円周方向の
振動モードと軸方向の振動モードとの関係を示したもの
であって、回転容器33の内部流体(処理液)の自由表
面の形状を示したものであり、処理液が振動し始めると
きには、この図8の如く波が生じるのであるが、液面干
渉部材37の被処理液の液面への干渉により図5のよう
に常に安定した波が生ずるので、軸振動の原因をなす処
理液の自励振動の波と相殺して成長を有効的に防止する
ことができる。
【0054】したがって、本実施例によれば、回転容器
33の軸振動を抑制して運転効率を向上させることがで
きる上に、回転軸31を支持する軸受30a,30bの
寿命を長くすると共に、信頼性と安全性の向上を図るこ
とができる。
【0055】また、回転容器33内の被処理液の周方向
の流動を規制する仕切板を有しないので、被処理液を遠
心分離する際に固体(クラッド)の捕集効率が低下する
のを未然に防止することができるという効果を有する。
【0056】図9(A)は本発明の第2実施例の要部縦
断面図、同図(B)は同図(A)のIXB −IXB 線断面図
であり、これは本発明を、例えば特開平4−31025
4号公報で示すように、回転容器33内に、処理液の周
方向の流動を規制する仕切板41を設けた固液遠心分離
機40に適用した場合の実施例であり、この場合は、液
面干渉部材37と衝当する仕切板41の衝当部を切り欠
く等の対応が必要となる。
【0057】そこで、本実施例では、上記液面干渉部材
37を給液スプレー42に置換して上記対応を省略した
点に特徴がある。
【0058】給液スプレー42は、回転容器33内の処
理液の液面に、水等の溶液を所定圧で吹き付けることに
より、処理液の液面に干渉して波を発生せしめ、上記第
1実施例とほぼ同様の制振効果を持たせたものである。
【0059】この実施例によれば、給液スプレー42か
ら噴射されるのは水等の流体であるので、上記のように
仕切板41の衝当部を切り欠く必要がない上に、他の部
材との接触ないし衝突を防止する必要がなく、より構成
が簡単である上に、安全である。
【0060】また、給液スプレー42は常時溶液を噴射
する必要がなく、回転容器33の振動が大きくなったと
きに、所要のセンサによりその振動を検出して水等の溶
液を噴射して制振させるように構成してもよい。さら
に、給液スプレー42は回転容器33の内周方向に沿っ
て複数配設して、波立て効果を高めることにより、回転
容器33の制振効果を高めてもよい。
【0061】図10(A)は本発明の第3実施例の要部
縦断面図であり、この固液遠心分離機50は上記液面干
渉部材37と給液スプレー42とを削除する一方、図1
や図9等で示す供給管23aの開口先端部を図10
(B)に示すように絞って供給ノズルに構成することに
より、被処理液を所定圧で噴射させる給液スプレー42
とほぼ同様の作用効果を持たせると共に、この供給ノズ
ル23aの被処理液噴射位置を、中周溝36b内の処理
液の液面に噴射し得るように構成した点に特徴がある。
【0062】この実施例によれば、供給ノズル23aか
ら被処理液を、中周溝36b内の処理液の液面に噴射し
て、その液面に波立てて、この波により回転容器33の
自励振動の原因をなす処理液の流体力を低減することが
できるので、上記第1,第2実施例とほぼ同様に回転容
器33の振動を制振することができる。
【0063】また、この実施例によれば、液面干渉部材
37と給液スプレー42とを削除するので、構成の簡単
化と回転容器33の小型化とを共に図ることができる。
【0064】なお、前記各実施例では、回転容器33
に、上周溝36aと輪底筒部35とを設けた場合につい
て説明したが、本発明は、輪底筒部35と上周溝36a
を有しない場合にも適用することができる。
【0065】
【発明の効果】以上に述べたように本願第1〜第9の発
明によれば、液面干渉部材または給液装置により、回転
容器内の処理液の液面へ干渉して波立たせ、その波によ
り、処理液の流体力を低減して回転容器の軸振動を抑制
することができる。その結果、運転効率向上と回転軸の
軸受の寿命を大幅に長くできるばかりでなく、軸受の信
頼性および安全性の向上を共に図ることができる一方、
回転容器内に溶液の移動を規制する仕切板を設けないの
で、被処理液を遠心分離する際に固体(クラッド)の捕
集効率が低下するのを防止する等の優れた効果を有す
る。
【0066】さらに、第2〜第5の発明,第7〜第9の
発明では、周溝と輪底筒部によっても回転容器内の処理
液の流体力を低減できるので、上記液面干渉部材または
給液装置とによる制振効果と相俟って一段と制振効果を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固液遠心分離機の第1実施例の縦
断面図。
【図2】図1で示す回転容器の拡大断面図。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図。
【図4】図2のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】図1で示す液面干渉部材の作用を説明するため
に回転容器の一部を展開して示す図。
【図6】図1で示す液面干渉部材が無いときの回転容器
の作用を説明するための図。
【図7】図1で示す液面干渉部材が無いときの回転容器
の作用を説明するための図。
【図8】図1で示す液面干渉部材が無いときの回転容器
の振動モードを説明するための図。
【図9】(A)は本発明の第2実施例の要部縦断面図、
(B)は同図(A)のIXB −IXB 線断面図。
【図10】(A)は本発明の第3実施例の要部縦断面
図、(B)は同図(A)で示す供給管の要部拡大図。
【図11】従来の固液遠心分離機の縦断面図。
【図12】図11で示す従来例と本各実施例の回転軸の
制振装置の模式図。
【図13】図11で示す従来の回転容器内における処理
液の流れを示す図。
【図14】図11で示す従来の固液遠心分離機の回転速
度と軸振動の周波数との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
20,40,50 固液遠心分離機 21 架台 21a 貫通孔 22 分離容器本体 23a 供給管 23b 洗浄ノズル 24 吐出口 25 案内輪板 26 処理液受け皿部 27 処理液排出口 28a 軸受台 30 a,30b 転がり軸受 31 回転軸 32 フレキシブルカップリング 33 回転容器 34 吐出孔 35 輪底筒部 35a 内向フランジ 36a 上周溝 36b 中周溝 37 液面干渉部材 42 給液スプレー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台に垂設された排出口を有する分離容
    器本体と、上記架台の軸受台に設けられた軸受ハウジン
    グと、上記架台を貫通して上記軸受ハウジングに片持ち
    で回転自在に支持された回転軸と、この回転軸に前記分
    離容器本体内にて結合された吐出口を有する回転容器
    と、この回転容器内へ被分離液を供給する供給管と、上
    記回転容器に供給される被処理液の液面に干渉する液面
    干渉部材とを具備したことを特徴とする固液遠心分離
    機。
  2. 【請求項2】 回転容器は、被分離液が供給される容器
    本体内面に周溝を形成する一方、その容器本体下部に、
    その容器本体よりも小径円筒状で底部開口周りに内向フ
    ランジを形成した輪底筒部を形成していることを特徴と
    する請求項1記載の固液遠心分離機。
  3. 【請求項3】 液面干渉部材の断面形状が円形および角
    形の一方であることを特徴とする請求項1または2記載
    の固液遠心分離機。
  4. 【請求項4】 液面干渉部材が金属製であることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の固液遠心分
    離機。
  5. 【請求項5】 液面干渉部材は複数有することを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1項に記載の固液遠心分離
    機。
  6. 【請求項6】 架台に垂設された排出口を有する分離容
    器本体と、上記架台の軸受台に設けられた軸受ハウジン
    グと、上記架台を貫通して上記軸受ハウジングに片持ち
    で回転自在に支持された回転軸と、この回転軸に前記分
    離容器本体内にて結合された吐出口を有する回転容器
    と、この回転容器内へ被分離液を供給する供給管と、上
    記回転容器内に供給された被処理液の液面に対して給液
    を吹き付ける給液装置とを具備したことを特徴とする固
    液遠心分離機。
  7. 【請求項7】 回転容器は、被分離液が供給される容器
    本体内面に周溝を形成する一方、その容器本体下部に、
    その容器本体よりも小径円筒状で底部開口周りに内向フ
    ランジを形成した輪底筒部を形成していることを特徴と
    する請求項6記載の固液遠心分離機。
  8. 【請求項8】 給液装置は、複数台有することを特徴と
    する請求項6または7記載の固液遠心分離機。
  9. 【請求項9】 給液装置は、回転容器内の周方向等分位
    置にてそれぞれ配設されていることを特徴とする請求項
    6〜8のいずれか1項に記載の固液遠心分離機。
JP15871894A 1994-07-11 1994-07-11 固液遠心分離機 Pending JPH0824714A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006011895A1 (de) * 2006-03-15 2007-09-20 Westfalia Separator Ag Separatoranordnung in sanitärer Ausführung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006011895A1 (de) * 2006-03-15 2007-09-20 Westfalia Separator Ag Separatoranordnung in sanitärer Ausführung
US8092362B2 (en) 2006-03-15 2012-01-10 Westfalia Separator Ag Separator arrangement in sanitary design

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