JPH08247158A - 締結部の緩み止め機構 - Google Patents

締結部の緩み止め機構

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JPH08247158A
JPH08247158A JP5444595A JP5444595A JPH08247158A JP H08247158 A JPH08247158 A JP H08247158A JP 5444595 A JP5444595 A JP 5444595A JP 5444595 A JP5444595 A JP 5444595A JP H08247158 A JPH08247158 A JP H08247158A
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JP
Japan
Prior art keywords
screw
screw plug
ring nut
groove
plug
Prior art date
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Pending
Application number
JP5444595A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ohori
孝 大堀
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工性、生産性の改善を図る。 【構成】 軸部材を支持するアンギュラボールベアリン
グ18の外側からリングナット26を螺合し、リングナ
ット26の内周と一部が重複するようにねじ穴28を形
成し、このねじ穴28にねじプラグ30を螺合し、ねじ
プラグ30はその外周に後端部を残して、先端から中間
部にかけて切溝32が形成され、この切溝32は外周ね
じ部分をよぎるように切刃33を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリングナットなどの締結
部の緩み止め機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばアンギュラボールベアリングなど
をプリロードをかけた状態にリングナットで締結し、こ
のリングナットの緩みを防止するために、本出願人によ
り、実公昭62−30579号公報に提案されたものが
ある。
【0003】これは、図5にも示すように、回転体とな
るハウジング5をアンギュラボールベアリング9を介し
て固定軸2を回転自由に支持し、この軸端に雄ねじ3を
形成し、この雄ねじ3にリングナット1を螺合してアン
ギュラボールベアリング9にプリロードをかける。そし
て、このリングナット1の緩み止めのため、軸端に軸方
向からねじ穴6を形成し、かつこのねじ穴6は一部にお
いて雄ねじ3と重なり、ここに雄ねじ3とピッチの相違
する止めねじ8を螺合することにより、リングナット1
の内周ねじ4とかみ付き、リングナット1の回転を阻止
するようになっている。
【0004】この場合、止めねじ8を螺合するときにリ
ングナット1に過大な締め付け力がかかると、リングナ
ット1の変形によりアンギュラボールベアリング9のプ
リロードが変化してしまう。
【0005】そのため、図6、図7にも示すように、リ
ングナット1を所定の締め付け力でもって回転軸2に螺
合してから、ねじ穴6をタップ7によりねじ加工し、そ
の後に止めねじ8を締め込んでいた。こうすることによ
り、止めねじ8を締め込む際に、リングナット1に無理
な外力がかからないようにして、アンギュラボールベア
リング9のプリロードが変化するのを防ぐのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
にリングナット1の組み付け後にタップ加工を施す場
合、タップ加工に費やす工程が増え、しかもタップ加工
によって生じる切屑を除去してから止めねじ8を締め込
む必要があり、とくに組み付け後の加工ということを考
慮すると、例えばハウジング内に減速機が構成される場
合など、これら構成部品に対する切屑の侵入を防止する
ために、組み立て時に余分な管理が必要となり、それだ
け加工コストの増大にもつながっている。
【0007】本発明はこのような問題を解決することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、軸部材を
支持する軸受の外側からリングナットを螺合し、リング
ナットの内周と一部が重複するように軸部材の端部から
ねじ穴を形成し、このねじ穴に止めねじを螺合する締結
部の回り止め機構において、前記止めねじがねじプラグ
で構成され、ねじプラグはその外周に、後端部を残して
先端から中間部にかけて切溝が形成され、この切溝は外
周ねじ部分をよぎるように切刃を有する。
【0009】第2の発明は、前記ねじプラグの切溝は、
その外周に所定の間隔では位置された軸方向に延びる複
数の直線溝で構成される。
【0010】第3の発明は、前記ねじプラグの切溝は、
その外周にねじピッチよりも大きなピッチで螺旋形に形
成された螺旋溝で構成される。
【0011】第4の発明は、前記ねじプラグの切溝は、
その外周に軸方向に延びる複数の面取溝で構成される。
【0012】
【作用】第1の発明において、ねじプラグをねじ穴に螺
合するときに、ねじプラグの外周に形成した切溝の切刃
により、ねじ穴の内周のねじ部分に無理な力が働くこと
なく、タップ加工が施される。このとき生じる切屑は切
溝及び下穴加工空間部に溜まり、かつ切溝は先端から中
間部にかけてのみ形成され、ねじ穴に螺合した状態では
外部との連通が遮断されるので、切屑は切溝の内部等に
確実に封じ込められる。
【0013】したがって、ねじプラグを螺合するだけ
で、同時にタップ加工が行え、かつタップ加工後の切屑
の除去が一切不要となり、加工工数の削減、作業性の向
上等が図れる。
【0014】第2の発明においては、切溝はねじプラグ
の外周に直線的に複数が形成されるので、タップ加工の
切削性がよく、スムーズな加工が確保され、かつ多量の
切屑を封じ込めることができる。
【0015】第3の発明では、切溝が螺旋溝となってい
るので、ねじプラグをねじ込むときの、螺合性が良好と
なる。
【0016】第4の発明では、切溝が面取溝により形成
されるので、切溝の加工が簡単となる。
【0017】
【実施例】この実施例はピストンモータに適用した例
で、図1、図2において、モータハウジング11の内部
には、主軸12と共に回転するシリンダブロック13が
収装され、このシリンダブロック13には複数のピスト
ン14が主軸回りの同一円周上に配置され、各ピストン
14の先端は斜板16に摺接し、弁板15の高圧ポート
からの圧油の供給を受けてピストン14が伸び出す行程
で、シリンダブロック13に回転トルクを付与し、ピス
トン14の収縮する行程で弁板15の低圧ポートに圧油
を排出する。
【0018】モータハウジング11の外周にはロータハ
ウンジク17がアンギュラボールベアリング18を介し
て回転自由に支持される。
【0019】前記主軸12の先端はこのロータハウンジ
ク17の内部へと延長され、2段の遊星歯車機構20を
介して、主軸12の回転が減速してロータハウンジク1
7に伝達される。
【0020】2段の遊星歯車機構20は、主軸12の先
端に設けたサンギヤ21aにプラネットギヤ21bが噛
合し、さらにこのプラネットギヤ21bにロータハウン
ジク17の内周に形成したリングギヤ21cが螺合す
る。
【0021】プラネットギヤ21bのキャリヤ21dの
回転中心には、主軸12の外周に配置した中空のサンギ
ヤ22aに噛合するギヤ21eが設けられ、これらによ
り、サンギヤ21aの回転でプラネットギヤ21bが公
転し、これに伴うキャリヤ21dの回転で、ギヤ21e
を介して中空のサンギヤ22aが回転する。
【0022】この中空サンギヤ22aにはプラネットギ
ヤ22bが螺合し、さらにプラネットギヤ22bには前
記ロータハウンジク17の内周の共通のリングギヤ21
cと噛合する。プラネットギヤ22bはモータハウジン
グ1の一部から突出した軸22dに支持されているた
め、前記サンギヤ22aの回転によりプラネットギヤ2
2bは自転するのみで、これによりリングギヤ21cが
回転し、これらの結果、前記主軸12の回転により所定
の回転比率でロータハウンジク17が減速回転するよう
になっている。
【0023】ところで、前記モータハウジング11の外
周にロータハウンジク17を回転自由に支持するアンギ
ュラボールベアリング18は、モータハウジング11の
円形端部27に形成したねじ部25に螺合したリングナ
ット26により、プリロードがかけられるが、同時にこ
のリングナット26の緩み止めのため、円形端部27に
はねじ穴28が軸方向から形成され、かつこのねじ穴2
8は外周のねじ部25、換言するとリングナット26の
内周ねじ部分と一部において重複し、このねじ穴28に
は止めねじとしてのねじプラグ30を螺合する。
【0024】ここで、ねじプラグ30は、図2にもある
ように、その外周の全域にねじ穴28に螺合するための
ねじ部31が形成される共に、先端から中間部分にかけ
て、軸方向に延びる複数の切溝32が形成される。切溝
32は半円形断面をなし、その一部がねじプラグ30を
ねじ穴28にねじ込むときの切刃33となり、ねじプラ
グ30の螺合と同時にねじ穴28の内周ねじ面にタップ
加工を施すようになっている。
【0025】切溝32の終端は閉塞され、ねじプラグ3
0の後端とは連通していないため、このタップ加工時に
発生する切屑は、ねじプラグ30の切溝32の内部及び
下穴加工空間部に溜まっていき、ねじプラグ30を所定
の位置まで締め込んだ状態では切溝32がねじ穴28の
内部に入り込み、切屑を完全に内部に封じ込める。
【0026】なお、図中34はねじプラグ30を回転さ
せるためのプラグ穴である。
【0027】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0028】前記のように、アンギュラボールベアリン
グ18の外側から一定のプリロードをかけるようにして
リングナット26を締め込んでから、ねじ穴28にねじ
プラグ30を螺合する。ねじプラグ30の外周の一部は
リングナット26の内周の一部とも接し、このねじプラ
グ30のねじ込みにより、切溝32の切刃33によりね
じ穴28の内周及びリングナット26の内周の一部に
は、ねじ面に沿ってタップ加工が施される。
【0029】このため、ねじプラグ30はリングナット
26に無理な力をかけることなく螺合していき、所定の
位置まで締め込まれる。
【0030】このとき、切刃33のタップ加工により生
じた切屑は、切溝32の内部及び下穴加工空間部に溜ま
っていき、ねじプラグ30の螺合により切溝32の全て
がねじ穴28の内部に侵入した時点で、切屑は完全にね
じ穴28の内部に封じ込められることになる。
【0031】したがって、ねじプラグ30を所定の位置
まで締め込めば、タップ加工と螺合とが同時に完了し、
リングナット26のプリロードを変化させることなく、
ねじプラグ30による回り止めが行え、かつタップ加工
により発生した切屑は内部に封入され、それを除去する
必要も無い。このようにして、従来に比較して、タップ
加工の工程が省略され、かつその切屑の除去作用も不要
となり、組立、生産性が改善される。
【0032】次に、図3の実施例は、ねじプラグ30の
外周に形成する切溝32として、螺旋溝32aを形成し
たもので、螺旋溝32aはねじ部31をよぎるようにし
て、ねじ部31とは異なる大きなピッチで螺旋形に形成
される。この場合、ねじプラグ30の後端については、
螺旋溝32aを設けずに、切屑が外部に流出しないよう
にする点は、前記実施例と同じである。螺旋溝32aに
より、ねじプラグ30の締め付けが円滑に行える。
【0033】さらに、図4の実施例は、ねじプラグ30
の切溝32として、その外周に所定の間隔で複数の平行
面取りを行って面取溝32bを形成したものである。
【0034】このように面取溝32bとすることによ
り、切溝32の加工が容易になる。
【0035】
【発明の効果】第1の発明によれば、ねじプラグをねじ
穴に螺合するときに、ねじプラグの外周に形成した切溝
の切刃により、ねじ穴の内周のねじ部分に無理な力が働
くことなく、タップ加工が施され、このとき生じる切屑
は切溝及び下穴加工空間部に溜まり、かつ切溝は先端か
ら中間部にかけてのみ形成され、ねじ穴に螺合した状態
では外部との連通が遮断されるので、切屑は切溝の内部
に確実に封じ込められることになり、したがって、ねじ
プラグを螺合するだけで、同時にタップ加工が行え、し
かもタップ加工後の切屑の除去が一切不要となり、加工
工数の削減、作業性の向上等が図れる。
【0036】第2の発明によれば、切溝はねじプラグの
外周に直線的に複数が形成されるので、タップ加工の切
削性がよく、スムーズな加工が確保され、かつ多量の切
屑を封じ込めることができる。
【0037】第3の発明によれば、切溝が螺旋溝となっ
ているので、ねじプラグをねじ込むときの、螺合性が良
好となる。
【0038】第4の発明によれば、切溝が面取溝により
形成されるので、切溝の加工が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す全体的な断面図で
ある。
【図2】ねじプラグを示すもので、(A)は縦断面図、
(B)は正面図である。
【図3】他の実施例のねじプラグを示すもので、(A)
は縦断面図、(B)は正面図である。
【図4】さらに他の実施例のねじプラグを示すもので、
(A)は縦断面図、(B)は正面図である。
【図5】従来例を示す全体的な断面図である。
【図6】同じくその作動を示す一部の断面図である。
【図7】同じく一部の断面図である。
【符号の説明】
18 アンギュラボールベアリング 26 リングナット 28 ねじ穴 30 ねじプラグ30 32 切溝 33 切刃 32a 螺旋溝 32b 面取溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部材を支持する軸受の外側からリング
    ナットを螺合し、リングナットの内周と一部が重複する
    ように軸部材の端部からねじ穴を形成し、このねじ穴に
    止めねじを螺合する締結部の緩み止め機構において、前
    記止めねじがねじプラグで構成され、ねじプラグはその
    外周に、後端部を残して先端から中間部にかけて切溝が
    形成され、この切溝は外周ねじ部分をよぎるように切刃
    を有することを特徴とする締結部の緩み止め機構。
  2. 【請求項2】 前記ねじプラグの切溝は、その外周に所
    定の間隔では位置された軸方向に延びる複数の直線溝で
    構成される請求項1に記載の締結部の緩み止め機構。
  3. 【請求項3】 前記ねじプラグの切溝は、その外周にね
    じピッチよりも大きなピッチで螺旋形に形成された螺旋
    溝で構成される請求項1に記載の締結部の緩み止め機
    構。
  4. 【請求項4】 前記ねじプラグの切溝は、その外周に軸
    方向に延びる複数の面取部で構成される請求項1に記載
    の締結部の緩み止め機構。
JP5444595A 1995-03-14 1995-03-14 締結部の緩み止め機構 Pending JPH08247158A (ja)

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JP5444595A JPH08247158A (ja) 1995-03-14 1995-03-14 締結部の緩み止め機構

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JP5444595A JPH08247158A (ja) 1995-03-14 1995-03-14 締結部の緩み止め機構

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JPH08247158A true JPH08247158A (ja) 1996-09-24

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JP5444595A Pending JPH08247158A (ja) 1995-03-14 1995-03-14 締結部の緩み止め機構

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JP (1) JPH08247158A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021183866A (ja) * 2020-05-22 2021-12-02 貴義 坂井 ねじ
WO2022201954A1 (ja) * 2021-03-26 2022-09-29 Kyb株式会社 減速機

Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021183866A (ja) * 2020-05-22 2021-12-02 貴義 坂井 ねじ
WO2022201954A1 (ja) * 2021-03-26 2022-09-29 Kyb株式会社 減速機
JP2022150990A (ja) * 2021-03-26 2022-10-07 Kyb株式会社 減速機
KR20230149847A (ko) * 2021-03-26 2023-10-27 케이와이비 가부시키가이샤 감속기

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Legal Events

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Effective date: 20041116

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050329