JPH08247453A - 燃焼器 - Google Patents

燃焼器

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JPH08247453A
JPH08247453A JP31044495A JP31044495A JPH08247453A JP H08247453 A JPH08247453 A JP H08247453A JP 31044495 A JP31044495 A JP 31044495A JP 31044495 A JP31044495 A JP 31044495A JP H08247453 A JPH08247453 A JP H08247453A
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combustion
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fan
hot water
rotation speed
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Masayoshi Takayama
正義 高山
Masakazu Ando
正和 安藤
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Rinnai Corp
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Rinnai Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給・排気路の閉塞が進行すると燃焼能力を自
動的に制限する燃焼器において、燃焼器が燃焼能力制限
中である場合には、使用者に強く、制限中である旨を認
識させる事ができる燃焼器の提供。 【解決手段】 検出ファン電流の低下割合に基づいて給
・排気路の閉塞状態に対応した補正値を算出する補正値
算出部55と、算出された補正値が中程度の場合には、
安全運転部56が、次回の給湯開始時において点火を遅
らせて給湯能力制限中である事を使用者に強く認識させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給湯器等の燃焼器に
関する。
【0002】
【従来の技術】給・排気路が閉塞して来ると燃焼不良状
態となるので、燃焼不良を熱電対等により検知して消火
(運転停止)する燃焼不良防止装置を組み込んだ燃焼器
が従来より知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、以
下の欠点を有する。給・排気路の閉塞に起因して消火
(運転停止)した時点から燃焼器の使用ができなくなり
不便である。
【0004】そこで、発明者らは以下に示す能力制限機
能付きの燃焼器を試作し検討した。この能力制限機能付
きの燃焼器は、燃焼排ガスを外部に排出する排気ダクト
を有するとともに、ガスバーナを内設した燃焼ハウジン
グと、燃焼用空気を前記燃焼ハウジング内に導入する燃
焼ファンと、給・排気路の閉塞度合を検出する閉塞度合
検出手段と、閉塞度合が所定範囲の場合、燃焼能力の制
限を行う安全運転手段と、給湯能力制限中である旨をコ
ード番号(例えば“10”)で表示器に表示する表示手
段とを備える。
【0005】この能力制限機能付きの燃焼器は、給・排
気路の閉塞度合がかなり大きくなる迄、燃焼器を安全に
使用する事ができるとともに、燃焼能力制限中であるか
否かが表示器を見る事により判る。
【0006】しかし、閉塞時は、最大燃焼能力が制限さ
れるものの、通常の使用においては何等支障が無いの
で、給・排気路の閉塞度合がかなり大きくなる迄、使用
者が使い続ける虞があるという課題がある。
【0007】本発明の目的は、給・排気路の閉塞が進行
すると燃焼能力を自動的に制限する燃焼器において、燃
焼器が燃焼能力制限中である場合には、使用者に強く、
制限中である旨を認識させる事ができる燃焼器の提供に
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明は、以下の構成を採用した。 (1)燃焼排ガスを外部に排出する排気ダクトを有する
とともに、ガスバーナを内設した燃焼ハウジングと、燃
焼用空気を前記燃焼ハウジング内に導入する燃焼ファン
と、給・排気路の閉塞度合を検出する閉塞度合検出手段
と、閉塞度合が所定範囲の場合、燃焼能力を制限する安
全運転手段とを備えた燃焼器において、燃焼能力制限中
である場合に、燃焼能力制限以外の燃焼性能を低下させ
る事により能力制限中である事を使用者が温感により気
付く能力制限表現手段を設ける。
【0009】(2)上記(1) の構成を有し、前記燃焼フ
ァンに流れるファン電流を検出するファン電流検出手段
と、前記燃焼ファンの回転数を検出する回転数検出手段
と、必要燃焼量に対応した目標回転数で回転する様に前
記燃焼ファンをフィードバック制御するファン制御手段
とを備え、前記閉塞度合検出手段は、検出ファン電流の
低下割合に基づいて給・排気路の閉塞度合を検出する。
【0010】(3)上記(1) 又は(2) の構成を有し、前
記能力制限表現手段は、燃焼開始時において点火を遅ら
せる事により燃焼能力制限中である事を表現する。
【0011】(4)上記(1) 又は(2) の構成を有し、前
記能力制限表現手段は、燃焼中に加熱量をハンチングさ
せる事により燃焼能力制限中である事を表現する。
【0012】(5)上記(1) 又は(2) の構成を有し、前
記能力制限表現手段は、燃焼中における、加熱量制御の
追随性を低下させる事により燃焼能力制限中である事を
表現する。
【0013】
【作用】
〔請求項1について〕燃焼中、閉塞度合検出手段は、給
・排気路の閉塞度合を検出する。安全運転手段は、閉塞
度合が所定範囲の場合には燃焼能力の制限を行う。燃焼
能力制限中である場合には、能力制限表現手段を作動さ
せ、燃焼能力制限以外の燃焼性能を低下させる。これに
より、使用者は燃焼器が燃焼能力制限中である事に気付
く。
【0014】〔請求項2について〕ガスバーナに点火
後、ファン制御手段は、必要燃焼量に対応した目標回転
数で回転する様に燃焼ファンをフィードバック制御す
る。閉塞度合検出手段は、検出ファン電流の低下割合に
より給・排気路の閉塞度合を検出する。
【0015】〔請求項3について〕燃焼能力制限中であ
る場合には、能力制限表現手段が燃焼開始時において点
火を遅らせる。例えば、給湯器では、給湯開始時にガス
バーナが着火するまで熱交水路の出口からは冷水が吐出
し、水の冷たさにより使用者は、給湯器が燃焼能力制限
中である事に気付く。この構成は、周知のQ機能付き給
湯器で特に有効である。Q機能とは、給湯の断続使用時
に発生する冷水サンドイッチ現象(再給湯時、点火させ
る迄に起きる出湯温度の落ち込み)を解消する機能であ
る。
【0016】例えば、熱交換器を介した熱交換器管と、
熱交換器管を経ずに出湯管に到達するバイパス管とを配
設するとともに、該バイパス管の水量を可変する流量調
整弁を設け、バイパス管の水量を制御する事により再給
湯時に出湯温度の落ち込みを防止している。
【0017】この様に、Q機能を備える給湯器は、停止
後、直ぐに(例えば8分以内)に再給湯が行われた場合
には、直ぐに設定温度の湯を供給する事ができるもので
ある為、この様なQ機能を備える給湯器において、請求
項3の構成を採用して、異常時に所定時間、冷水を吐出
させる様にすれば、使用者は、給湯器が確実に燃焼能力
制限中である事に気付く。
【0018】又、例えば、温風暖房機では、暖房開始時
にガスバーナが着火するまで冷風が吹き出し、使用者は
温風暖房機が燃焼能力制限中である事に気付く。
【0019】〔請求項4について〕燃焼能力制限中であ
る場合には、能力制限表現手段が燃焼中に加熱量をハン
チングさせる。例えば、給湯器では、出湯の温度の変化
により使用者は給湯器が燃焼能力制限中である事に気付
く。又、例えば、温風暖房機では、吹出温度の変化によ
り使用者は温風暖房機が燃焼能力制限中である事に気付
く。
【0020】〔請求項5について〕燃焼能力制限中であ
る場合には、能力制限表現手段は、燃焼中における加熱
量制御の追随性を低下させる。これにより、例えば、給
湯器では、給湯中に、設定温度を設定し直したり、熱交
水路に流す水量を変えたりした場合、湯の温度が直ちに
設定した湯温にならないので、使用者は給湯器が燃焼能
力制限中である事に気付く。
【0021】
【発明の効果】
〔請求項1について〕燃焼能力制限中である旨を使用者
に強く認識させる事ができ、点検の依頼を促す効果があ
る。
【0022】〔請求項2について〕給・排気路の閉塞度
合を簡単な構成で検出できるためコストの上昇を低く抑
えることができる。
【0023】〔請求項3について〕燃焼開始時に点火が
遅れるので、使用者は燃焼器が燃焼能力制限中である事
を強く認識するとともに、使い勝手を元の良い状態にし
ようと思い、サービスセンター等に点検の依頼を早期に
行う。このため、給・排気路の閉塞度合がかなり大きく
なる迄、使用者が燃焼器を使い続けるといった事態が防
止でき、安全性に優れる。
【0024】〔請求項4について〕燃焼能力制限中に加
熱量がハンチングするので、使用者は燃焼器が燃焼能力
制限中である事を強く認識するとともに、使い勝手を元
の良い状態にしようと思い、点検の依頼を早期に行う。
このため、給・排気路の閉塞度合がかなり大きくなる
迄、使用者が燃焼器を使い続けるといった事態が防止で
き、安全性に優れる。
【0025】〔請求項5について〕燃焼能力制限中に加
熱量の制御の追随性が低下するので、使用者は燃焼器が
燃焼能力制限中であるのを強く認識するとともに、使い
勝手を元の良い状態にしようと思い、点検の依頼を早期
に行う。このため、給・排気路の閉塞度合がかなり大き
くなる迄、使用者が燃焼器を使い続けるといった事態が
防止でき、安全性に優れる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例(請求項1、
2、3、5に対応)を図1〜図6に基づいて説明する。
図に示す如く、燃焼器である給湯装置Aは、屋外に設置
される給湯器本体Kと、キッチン等に設置され、給湯器
本体Kと二線ワイヤーNにより接続されるリモコンLと
を備える。
【0027】給湯器本体Kは、熱交水路1と、ガスバー
ナ2と、燃焼ハウジング3と、燃焼用の空気を燃焼ハウ
ジング3内に導入する燃焼ファン4と、制御ユニット5
とを具備する。
【0028】熱交水路1は、給水管11、熱交換器管1
2、バイパス管13、及び出湯管14により構成されて
いる。給水管11は、上流側が上水道に接続され、下流
側が電動水量制御装置15の入口に接続されている。こ
の給水管11には、上流側から水フィルタ兼水抜栓11
1、水量センサ112、給水サーミスタ113が配され
ている。
【0029】熱交換器管12は、上流入口側が電動水量
制御装置15の一方出口側に接続され、途中の熱交換器
121がガスバーナ2の上方に配設され、下流出口側が
出湯管14に接続されている。熱交換器121は、内部
を通過する水を加熱する。又、外壁には過熱防止装置1
22が配設され、下流出口側には缶体サーミスタ123
が配設されている。
【0030】バイパス管13は、上流入口側が電動水量
制御装置15の他方出口側に接続され、下流端が出湯管
14の上流側(熱交換器管12の下流端側)に接続され
ている。出湯管14には、凍結を防止する凍結予防ヒー
タ141、出湯温を検出する出湯サーミスタ142、過
圧安全弁兼水抜栓143、湯を出す為の給湯栓144が
上流側から下流側に亘って配設されている。
【0031】電動水量制御装置15は、アクチュエータ
制御部58により通電制御され、給水管11を通過する
水量、及び熱交換器管12を通過する熱交水量と熱交換
器管12を経ずに出湯管14に到達するバイパス管13
を流れるバイパス水量との割合を制御する。尚、給水管
11を通過する水量が所定水量以上の場合は、熱交水量
は一定でバイパス水量のみが変化する。又、以下の様に
電動水量制御装置15を制御する事により前述したQ機
能を働かす事ができ、再給湯時に設定温度の湯を直ぐに
出湯する事ができる。給湯停止後、経過時間と入水温度
とに基づいてバイパス水量を減らす様に単位時間毎に電
動水量制御装置15の開度を変化させる(例1)。熱交
換器121の出口側の湯の温度を缶体サーミスタ123
により検出し、該検出温度に基づいて電動水量制御装置
15の開度を制御する(例2)。
【0032】給湯栓144は、キッチンや浴室に配され
る蛇口から吐出する湯の量を調節する湯栓である。水量
センサ112は、羽根車式であり、給水管11中を流れ
る水量に応じたパルスを送出する。
【0033】能力二段切替え式のガスバーナ2は、燃焼
ハウジング3内に配され、燃焼ファン4により燃焼用空
気が送り込まれるとともに、ガス管6によりガスが供給
され強制燃焼する。このガス管6には、元電磁弁61、
ガバナ比例電磁弁62、及び能力切替電磁弁63、64
が配設されている。尚、21は点火電極、22はイグナ
イタ、23は燃焼炎を検知する為のフレームロッド、2
4は温度ヒューズ、25は低温感知スイッチである。
【0034】出湯サーミスタ142は出湯温を検出し、
給水サーミスタ113は給水温を検出する為のものであ
る。又、缶体サーミスタ123は、熱交換器121を通
過する水の沸騰を検知する為に配設されている。
【0035】能力切替電磁弁63、64は、アクチュエ
ータ制御部58により通電制御され、開弁と閉弁との組
み合わせ{63、64が共に開弁、63のみ開弁、64
のみ開弁}により、ガスバーナ2へのガス供給量を三段
階に切り替える。ガバナ比例電磁弁62は、アクチュエ
ータ制御部58により通電制御され、通電量に応じた開
度を示し、ガス管6を流れるガス量を連続的に可変す
る。このように、能力切替電磁弁63、64とガバナ比
例電磁弁62とを組み合わせる事により燃焼量制御幅を
広く、しかも細かな制御が可能となる。
【0036】燃焼ハウジング3は、上部に燃焼排ガス3
1を捕集して外に排出する排気ダクト32が延設されて
いる。リモコンLは、設定温度変更の指示を行う押しボ
タンスイッチ、運転の開始や停止の指示を行う運転スイ
ッチ71、表示器72、運転ランプ、燃焼ランプ等を備
える。
【0037】マイクロコンピュータを有する制御ユニッ
ト5は、図2に示す様に、ファン電流を検出するファン
電流検出部51と、燃焼ファン4の回転数を検出する回
転数検出部52と、燃焼ファン4をフィードバック制御
するファン制御部53と、点火開始前に給・排気路(排
気ダクト32等)の高閉塞{例えば、90%以上の閉塞
状態}を監視する高閉塞監視部54と、給・排気路の閉
塞状態に対応した回転数補正値を算出する補正値算出部
55と、閉塞状態に対応して点火中止や給湯能力(燃焼
能力)の制限等を行う安全運転部56と、熱量算出部5
7と、元電磁弁61等を制御するアクチュエータ制御部
58とを具備する。
【0038】ファン電流検出部51は、電流センサ41
の出力に基づいてファン電流を検出する。尚、高閉塞監
視部54が閉塞監視を行う場合、ファン電流の検出は、
0.5秒毎に合計5回実施する。回転数検出部52は、
燃焼ファン4に配した回転数センサ42(ホール素子
等)の出力に基づいてファン回転数を検出する。
【0039】ファン制御部53は、点火前はプリパージ
回転数である所定の回転数(300rpm)で燃焼ファ
ン4を回転させ、給湯中は熱量算出部57が算出した必
要燃焼量に応じた、予め設定された目標回転数で回転す
る様に燃焼ファン4を、回転数センサ42の出力に基づ
いてフィードバック制御する。尚、後述する補正値算出
部55が算出した補正値が1以上1.2未満の場合、目
標回転数に補正値Hを掛けて目標回転数を上げる。
【0040】高閉塞監視部54は、燃焼開始前のプリパ
ージ中にファン電流検出部51が、0.5秒毎に合計5
回検出したファン電流の平均値が、閾値(例えば400
mA)以下の場合(閉塞率90%以上に相当)、アクチ
ュエータ制御部58に指示して点火を中止する。
【0041】補正値算出部55は、給湯中(燃焼中)に
おける検出ファン電流の低下割合に基づき、以下に示す
方法により、給・排気路の閉塞状態に対応した補正値H
を算出する。図5において、81は閉塞していない場合
のファン回転数- ファン電流特性を示す定常ラインであ
り、82は補正値1.0におけるファン回転数- ファン
電流特性を示し、補正を行うか否かを決める基準値ライ
ンであり、83は補正値1.1におけるファン回転数-
ファン電流特性を示し、給湯能力(燃焼能力)を制限す
るか否かを決める基準値ラインであり、84は補正値
1.2におけるファン回転数- ファン電流特性を示し、
給湯(燃焼)を停止するか否かを決める基準値ラインで
あり、85は補正値を求めるために実験により決めたフ
ァン回転数- ファン電流特性を示す補助値ラインであ
る。
【0042】又、I1 、I2 は、夫々、補助値ライン8
5、及び基準値ライン82におけるファン電流値、I0
はファン電流検出部51が検出したファン電流値、aは
2−I1 、bはI0 −I1 である。そして、補正値算
出部55は、補正値Hを{(a/b)−1}×α+1の
式により求める。尚、αは1以下の定数である。図6に
補正値Hと閉塞率との関係を示す。
【0043】安全運転部56は、補正値算出部55が算
出した補正値Hが1.0以上1.1未満の場合には目標
回転数を補正値Hで補正し、1.1以上1.2未満の場
合には目標回転数を補正値Hで補正するとともに、最大
給湯能力(燃焼能力)を14号〜10号に制限し、1.
2以上の場合には燃焼の停止を指示する。
【0044】熱量算出部57は、給水サーミスタ113
が検出する検出給水温、及び水量センサ112が検出す
る検出給水量に基づき、出湯サーミスタ142が検出す
る出湯温が設定温度となる必要燃焼量を算出する。
【0045】アクチュエータ制御部58は、目標回転数
が補正されている場合、回転数検出部52が検出した回
転数を補正値Hで割ることにより補正を相殺して必要燃
焼量を求め、該燃焼量となる様に、能力切替電磁弁6
3、64を切り替え、ガバナ比例電磁弁62への通電量
を制御する。又、必要に応じ、電動水量制御装置15を
制御し、分配比を調節する(給湯能力制限時を除く)。
【0046】つぎに、給湯装置Aの制御ユニット5の作
動を、図3、図4に示すフローチャートに基づいて説明
する。使用者が運転スイッチ71を押圧操作して給湯器
本体Kを運転状態にし、給湯栓144を開ける。
【0047】ステップs1で、検出水量W≧2.7リッ
トル/分であるか否か判別し、W≧2.7リットル/分
の場合(YES)はステップs2に進む。ステップs2
で、燃焼ファン4が所定回転数{プリパージ回転数(3
00rpm)}で回転する様に指示し、ステップs3に
進む。
【0048】ステップs3において、フラグFが1であ
るか否か判別し、F=1でない場合(NO)はステップ
s4に進み、フラグF=1の場合(YES)はステップ
s6に進む。尚、電源投入後の初回運転時や、前回給湯
時に閉塞率が60%以上であった場合はフラグは0にセ
ットされている。電源投入後の初回運転時は、未だ閉塞
状態を検出していないため、点火前に高閉塞監視部54
によって閉塞状態を検出することが望ましい。
【0049】ステップs4で高閉塞監視部54が給・排
気路の閉塞状態を検出する(検出に約2.5秒かか
る)。具体的には、燃焼開始前にファン電流検出部51
が、0.5秒毎に合計5回検出したファン電流の平均値
と、閾値(例えば400mA;閉塞率90%に相当)と
を比較する。この高閉塞監視部54による閉塞状態の検
出が本発明の能力制限表現手段の機能を兼ね備えてい
る。
【0050】ステップs5で、平均値≦閾値の場合(Y
ES)は、閉塞率90%以上と見なしてステップs23
に進む。又、平均値>閾値の場合(NO)は、閉塞率9
0%未満と見なしてステップs6に進む。
【0051】ステップs6で、イグナイタ22を作動状
態にし、電磁弁{元電磁弁61、能力切替電磁弁63、
64}を開弁保持し、ガバナ比例電磁弁62を作動(点
火開度)させてガスバーナ2に点火し、ステップs7に
進む。尚、この時の燃焼ファン4の回転数は、ガバナ比
例電磁弁62の点火開度に対応した点火回転数となる。
但し、補正値が1.0以上の場合、点火回転数は、目標
点火回転数に補正値を掛けた値となる。
【0052】ステップs7でフレームロッド23により
燃焼炎の検知を行い、検知された場合(YES)はステ
ップs8に進む。ステップs8でイグナイタ22を停止
し、ステップs9に進む。ステップs9で、以下に示す
様に比例制御を実施する。給水サーミスタ113が検出
する検出給水温と水量センサ112が検出する検出給水
量とに基づいて、熱量算出部57は出湯温が設定温度と
なる必要燃焼量を算出する。
【0053】熱量算出部57が算出した必要燃焼量に応
じた、予め設定された目標回転数で回転する様に燃焼フ
ァン4を、回転数センサ42の出力に基づいてファン制
御部53がフィードバック制御する。尚、補正値算出部
55が算出した補正値が1以上1.2未満の場合は、目
標回転数に補正値Hを掛けて目標回転数を補正する。
【0054】回転数検出部52が検出した回転数に基づ
いてアクチュエータ制御部58が燃焼量を逆算し{目標
回転数が補正されている場合は回転数検出部52が検出
した回転数を補正値Hで割る}、該燃焼量が得られる様
に、能力切替電磁弁63、64を切り替え、ガバナ比例
電磁弁62への通電量を制御する。又、必要に応じ電動
水量制御装置15を制御し、分配比を調節する。
【0055】ステップs10で、上述した式に基づき、
補正値算出部55が給・排気路の閉塞状態に対応した補
正値Hを算出し、ステップs11に進む。ステップs1
1で、閉塞率60%以上である{補正値H≧1.1に相
当}か否か判別し、閉塞率60%以上である場合(YE
S)はステップs12に進み、60%未満である場合
(NO)はステップs20に進む。
【0056】ステップs12で、フラグFを0にセット
し、ステップs13に進む。ステップs13で、給・排
気路の閉塞状態に応じて給湯能力(燃焼能力)を制限す
る。
【0057】閉塞率60%以上65%未満で最大給湯能
力を14号に制限する。閉塞率65%以上70%未満で
最大給湯能力を12号に制限する。閉塞率70%以上7
5%未満で最大給湯能力を11号に制限する。閉塞率7
5%以上80%未満で最大給湯能力を10号に制限す
る。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−
【0058】ステップs14で、バイパスミキシング機
能停止(一時的)し、ステップs15に進む。ステップ
s15で、最大給湯能力(燃焼能力)が10号未満にな
る場合(YES;閉塞率80%以上)はステップs21
に進み、10号以上の場合(NO)はステップs16に
進む。
【0059】ステップs16で、検出水量W≦2.3リ
ットル/分であるか否か判別し、W≦2.3リットル/
分の場合(YES)はステップs17に進み、W>2.
3リットル/分の場合(NO)はステップs9に戻る。
【0060】ステップs17で、電磁弁{元電磁弁6
1、能力切替電磁弁63、64}を閉弁状態にし、ガバ
ナ比例電磁弁62を作動停止(最小開度)し、燃焼ファ
ン4を停止し、ステップs18に進む。
【0061】ステップs18で、給湯栓144が開くま
で待機する。ステップs19で、フラグFを1にセット
し、ステップs20に進む。ステップs20で、バイパ
スミキシング機能を有効とし、ステップs16に進む。
【0062】ステップs21で、電磁弁{元電磁弁6
1、能力切替電磁弁63、64}を閉弁状態にし、ガバ
ナ比例電磁弁62を作動停止(最小開度)し、燃焼ファ
ン4を停止し、ステップs22に進む。ステップs22
で、表示器72に、エラー表示“99”{給・排気路の
閉塞率が80%以上}が表示される様に指示し、運転を
停止する。
【0063】ステップs23で、燃焼ファン4を停止
し、ステップs24に進む。ステップs24で、表示器
72に、エラーコード“90”{給・排気路の閉塞率が
90%以上}が表示される様に指示し、運転を停止す
る。
【0064】つぎに、給湯装置Aの利点を述べる。 〔あ〕補正値算出部55が算出した(給湯中に算出)補
正値Hが1.1以上(閉塞率60%以上)、1.2未満
(閉塞率80%未満)の場合には、次回の給湯開始前に
高閉塞監視部54による高閉塞監視を実施して高閉塞状
態のチェックを行い、2.5秒間の点火遅れを設ける構
成である{高閉塞監視部54が能力制限表現手段として
機能する}。
【0065】この為、前回の給湯動作中における排気ダ
クト32等の閉塞状態の進行を点火前にチェックできる
とともに、給湯開始の際に、給湯栓144から冷水が吐
出するので、使用者は給湯装置Aが給湯能力制限中であ
る事を強く認識するとともに、冷水の吐出を直そうとし
てサービスセンター等に点検の依頼を早期に行う。この
ため、排気ダクト32等の閉塞度合がかなり大きくなる
まで使用者が給湯器を使い続けるといった事態が防止で
きる。
【0066】〔い〕補正値算出部55が算出した(給湯
中に算出)補正値Hが1.1以上、1.2未満の場合に
は、アクチュエータ制御部58がバイパスミキシング機
能を停止して、出湯温の温度制御の追従性を一時的に低
下させる構成である。この為、水量変更時、設定温度変
更時等において、設定温度の湯が直ちに出ず、使用者は
給湯装置Aが給湯能力制限中である事を強く認識すると
ともに、温度制御の追従性の低下を直そうとしてサービ
スセンター等に点検の依頼を早期に行う。このため、排
気ダクト32等の閉塞割合が重度になるまで使用者が給
湯器を使い続けるといった事態が防止できる。
【0067】〔う〕給・排気路の閉塞状態(閉塞率60
%以上、80%未満)に応じて最大給湯能力(燃焼能
力)を14号〜10号に制限する構成である。このた
め、給・排気路の閉塞状態に応じた安全な給湯能力で給
湯装置Aを使用する事ができる。
【0068】本発明の第2実施例(請求項1、2、4に
対応)を図1、2、7、8(図5、6も参照)に基づい
て説明する。本実施例の給湯装置Bは、以下の点のみ給
湯装置Aと異なる。ファン制御部53は、出湯温が周期
的に変化する様に目標回転数及び比例弁電流を強制的に
上下に変動させる(ハンチング動作)。
【0069】給湯装置Bの制御ユニット5は、図7、図
8に示すフローチャートのステップS1〜ステップS2
4に示す様に作動する。尚、ステップS14、20を除
き給湯装置Aのステップs1〜ステップs24に対応す
る。
【0070】ステップS14で、出湯温が周期的に変化
する様に、燃焼ファン4の目標回転数及びそれに対応す
る比例弁電流を強制的に上下に変動させる{ファン制御
部53とアクチュエータ制御部58が本発明の能力制限
表現手段に相当する}。ステップS20で、燃焼ファン
4の目標回転数及び比例弁電流のハンチングを停止す
る。
【0071】本実施例の給湯装置Bは、上記〔あ〕、
〔う〕に準じた利点以外に、つぎの利点を有する。 〔え〕補正値算出部55が算出した(給湯中に算出)補
正値Hが1.1以上、1.2未満の場合には、目標回転
数及び比例弁電流を強制的に上下に変動させる。この
為、出湯温がハンチングするので、使用者は給湯装置B
が給湯能力制限中である事を強く認識するとともに、ハ
ンチングを直そうとしてサービスセンター等に点検の依
頼を早期に行う。このため、排気ダクト32等の閉塞度
合がかなり大きくなるまで使用者が給湯器を使い続ける
といった事態が防止できる。
【0072】本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施
態様を含む。 a.上記実施例では、設定温度が可変できるものを示し
たが、固定(例えば、60℃、75℃)であっても良
い。 b.給湯装置は、元止式であっても良い。 c.上記実施例では、燃焼器として給湯装置を示した
が、温風暖房機等に本発明を適用しても良い。
【0073】d.給・排気路の閉塞度合を、検出ファン
電流の低下割合に基づいて検出したが、COセンサや風
速センサを別途設け、これらのセンサの出力により閉塞
度合を検出するようにしても良い。
【0074】e.第1実施例において、高閉塞監視は特
に行わなくても良い。この場合、能力制限表現として
は、単に点火動作を遅延させるのみで良い。 f.第2実施例において出湯温度のハンチングは、給湯
開始初期のみでも良い。 g.燃焼ファンを排気通路側に設けた燃焼器に本発明を
適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る、給湯装置の概略図
である。
【図2】その給湯装置の制御ユニット近傍のブロック図
である。
【図3】その給湯装置の作動を説明するフローチャート
である。
【図4】その給湯装置の作動を説明するフローチャート
である。
【図5】燃焼ファンの回転数- ファン電流特性を示すグ
ラフである。
【図6】閉塞率- 補正値の関係を示すグラフである。
【図7】本発明の第2実施例に係る給湯装置の作動を説
明するフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施例に係る給湯装置の作動を説
明するフローチャートである。
【符号の説明】
A、B 給湯装置(燃焼器) 1 熱交水路 2 ガスバーナ 3 燃焼ハウジング 4 燃焼ファン 32 排気ダクト 51 ファン電流検出部(ファン電流検出手段) 52 回転数検出部(回転数検出手段) 53 ファン制御部(ファン制御手段、能力制限表現手
段) 54 高閉塞監視部(能力制限表現手段) 55 補正値算出部(閉塞度合検出手段) 56 安全運転部(安全運転手段) 58 アクチュエータ制御部(能力制限表現手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼排ガスを外部に排出する排気ダクト
    を有するとともに、ガスバーナを内設した燃焼ハウジン
    グと、 燃焼用空気を前記燃焼ハウジング内に導入する燃焼ファ
    ンと、 給・排気路の閉塞度合を検出する閉塞度合検出手段と、 閉塞度合が所定範囲の場合、燃焼能力を制限する安全運
    転手段とを備えた燃焼器において、 燃焼能力制限中である場合に、燃焼能力制限以外の燃焼
    性能を低下させる事により能力制限中である事を使用者
    が温感により気付く能力制限表現手段を設ける事を特徴
    とする燃焼器。
  2. 【請求項2】 前記燃焼ファンに流れるファン電流を検
    出するファン電流検出手段と、前記燃焼ファンの回転数
    を検出する回転数検出手段と、必要燃焼量に対応した目
    標回転数で回転する様に前記燃焼ファンをフィードバッ
    ク制御するファン制御手段とを備え、 前記閉塞度合検出手段は、検出ファン電流の低下割合に
    基づいて給・排気路の閉塞度合を検出する請求項1記載
    の燃焼器。
  3. 【請求項3】 前記能力制限表現手段は、燃焼開始時に
    おいて点火を遅らせる事により燃焼能力制限中である事
    を表現する請求項1又は請求項2記載の燃焼器。
  4. 【請求項4】 前記能力制限表現手段は、燃焼中に加熱
    量をハンチングさせる事により燃焼能力制限中である事
    を表現する請求項1又は請求項2記載の燃焼器。
  5. 【請求項5】 前記能力制限表現手段は、燃焼中におけ
    る、加熱量の制御の追随性を低下させる事により燃焼能
    力制限中である事を表現する請求項1又は請求項2記載
    の燃焼器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008267657A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Rinnai Corp 燃焼装置
JP2008304160A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Rinnai Corp 給湯装置

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JP2008267657A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Rinnai Corp 燃焼装置
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