JPH0824755A - 塗布装置 - Google Patents
塗布装置Info
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- JPH0824755A JPH0824755A JP16791194A JP16791194A JPH0824755A JP H0824755 A JPH0824755 A JP H0824755A JP 16791194 A JP16791194 A JP 16791194A JP 16791194 A JP16791194 A JP 16791194A JP H0824755 A JPH0824755 A JP H0824755A
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- JP
- Japan
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- paint
- coating
- die
- coating material
- filter member
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- Coating Apparatus (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 塗料が供給される塗料溜まり2を有してなる
ダイ1を備え、連続的に走行する可撓性支持体8上に前
記ダイ1先端に設けられたスリット5より塗料3を押し
出しながら塗布するエクストルージョン型の塗布装置に
おいて、前記ダイ1の塗料溜まり2内に、内部が中空と
なされ、この中空部が塗料供給方向に沿った仕切り壁4
cによって等分割されたろ過部材4を配設し、このろ過
部材の各室4a,4bにおける塗料供給方向を交互に逆
方向にする。 【効果】 塗料の種類に応じた各種変更を装置側に施す
ことなく、常に均一な膜厚で塗膜が形成できる。したが
って、塗布型の磁気記録媒体等,エクストルージョン型
の塗布装置を用いて作成される各種製品の品質の向上,
製造工程の簡略化が可能になる。
ダイ1を備え、連続的に走行する可撓性支持体8上に前
記ダイ1先端に設けられたスリット5より塗料3を押し
出しながら塗布するエクストルージョン型の塗布装置に
おいて、前記ダイ1の塗料溜まり2内に、内部が中空と
なされ、この中空部が塗料供給方向に沿った仕切り壁4
cによって等分割されたろ過部材4を配設し、このろ過
部材の各室4a,4bにおける塗料供給方向を交互に逆
方向にする。 【効果】 塗料の種類に応じた各種変更を装置側に施す
ことなく、常に均一な膜厚で塗膜が形成できる。したが
って、塗布型の磁気記録媒体等,エクストルージョン型
の塗布装置を用いて作成される各種製品の品質の向上,
製造工程の簡略化が可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるエクストルー
ジョン型の塗布装置に関する。
ジョン型の塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、オーディオテープやビデオテー
プとしては、ポリエステルフィルム等の非磁性支持体上
に磁性粉末や結合剤、分散剤、潤滑剤等を有機溶剤に分
散混練してなる磁性塗料を塗布することにより磁性層が
形成されてなる、いわゆる塗布型の磁気記録媒体が使用
されている。
プとしては、ポリエステルフィルム等の非磁性支持体上
に磁性粉末や結合剤、分散剤、潤滑剤等を有機溶剤に分
散混練してなる磁性塗料を塗布することにより磁性層が
形成されてなる、いわゆる塗布型の磁気記録媒体が使用
されている。
【0003】このような塗布型の磁気記録媒体におい
て、非磁性支持体上に磁性塗料を塗布する方法として
は、グラビアロール方式やリバースロール方式等に代表
されるように、ロールを用いるロール塗布方式が主流と
なっている。しかしながら、これらのロール塗布方式に
おいては、ロールから非磁性支持体への塗料転写不良に
よる塗布厚ムラのために出力変動や塗料飛散によるドロ
ップアウト、余剰供給塗料が混合工程に戻されることに
よる塗料品質の劣化等の問題があり、特に高速塗布にな
るにしたがってこれらの問題が顕著になる傾向がある。
て、非磁性支持体上に磁性塗料を塗布する方法として
は、グラビアロール方式やリバースロール方式等に代表
されるように、ロールを用いるロール塗布方式が主流と
なっている。しかしながら、これらのロール塗布方式に
おいては、ロールから非磁性支持体への塗料転写不良に
よる塗布厚ムラのために出力変動や塗料飛散によるドロ
ップアウト、余剰供給塗料が混合工程に戻されることに
よる塗料品質の劣化等の問題があり、特に高速塗布にな
るにしたがってこれらの問題が顕著になる傾向がある。
【0004】近年、これらの問題を解決し得る新しい塗
布方式として、エクストルージョン(ダイ)方式が注目
され、既に一部実用化されている。エクストルージョン
方式は、先端部に幅広のスリットを有するとともに、こ
の先端部近傍をドクターエッジ化してなるダイを用い、
走行中の支持体表面に向けて、連続的に押し出された塗
料を前記ドクターエッジによって均一な厚さをもって支
持体上に塗布するというものである。
布方式として、エクストルージョン(ダイ)方式が注目
され、既に一部実用化されている。エクストルージョン
方式は、先端部に幅広のスリットを有するとともに、こ
の先端部近傍をドクターエッジ化してなるダイを用い、
走行中の支持体表面に向けて、連続的に押し出された塗
料を前記ドクターエッジによって均一な厚さをもって支
持体上に塗布するというものである。
【0005】ところで、このエクストルージョン方式の
塗布装置においては、塗料はポケットと称されるダイの
塗料溜まりに供給され、ここから所定の圧力をもってス
リットへ押し出される。塗料溜まりへの塗料の供給は、
当該塗料溜まりの両側部から供給するのが一般的である
が、このとき塗料溜まり内で塗料の滞留が起こり易く、
スリットの幅方向で圧力分布が生じ、塗布厚ムラや表面
スジが発生する原因となっている。
塗布装置においては、塗料はポケットと称されるダイの
塗料溜まりに供給され、ここから所定の圧力をもってス
リットへ押し出される。塗料溜まりへの塗料の供給は、
当該塗料溜まりの両側部から供給するのが一般的である
が、このとき塗料溜まり内で塗料の滞留が起こり易く、
スリットの幅方向で圧力分布が生じ、塗布厚ムラや表面
スジが発生する原因となっている。
【0006】これを解消するための一手法として、ダイ
中の塗料の流動解析を行い、ポケット形状を解析流線に
沿った形状とすることがEDI社によって提案されてい
る。しかしながら、この方法では、高度な流動解析技術
と加工技術が必要となり、また、塗料の粘度特性によっ
て流線形状が異なることから、1つのポケット形状が許
容できる塗料の種類が大幅に制約される。このため、塗
料の種類によってダイを交換する必要があるといった不
都合がある。
中の塗料の流動解析を行い、ポケット形状を解析流線に
沿った形状とすることがEDI社によって提案されてい
る。しかしながら、この方法では、高度な流動解析技術
と加工技術が必要となり、また、塗料の粘度特性によっ
て流線形状が異なることから、1つのポケット形状が許
容できる塗料の種類が大幅に制約される。このため、塗
料の種類によってダイを交換する必要があるといった不
都合がある。
【0007】この他、スリット内にスペーサを配設する
ことで塗布厚ムラを解消しようとする塗布装置が、特開
昭64−18467号公報、特開平5−104053号
公報等で記載されている。
ことで塗布厚ムラを解消しようとする塗布装置が、特開
昭64−18467号公報、特開平5−104053号
公報等で記載されている。
【0008】しかしながら、スペーサは塗料の粘度特性
によって適切な形状が異なるため、用いる塗料に応じて
交換する必要があり、そのためのダイの分解等、煩雑な
作業が免れない。また、仮に、ダイの部分的な分解のみ
でスペーサが交換できたとしても、この場合には、交換
に伴うダイの組み立て精度の変化やスリット部の塗料の
乾燥による塗布品質の劣化が懸念される。
によって適切な形状が異なるため、用いる塗料に応じて
交換する必要があり、そのためのダイの分解等、煩雑な
作業が免れない。また、仮に、ダイの部分的な分解のみ
でスペーサが交換できたとしても、この場合には、交換
に伴うダイの組み立て精度の変化やスリット部の塗料の
乾燥による塗布品質の劣化が懸念される。
【0009】そこで、さらにダイのポケット中に、内部
が中空となされた円缶状のろ過部材を配設し、このろ過
部材を介してスリット部に塗料が供給されるようにした
装置が特開平5−31432号公報で提案されている。
が中空となされた円缶状のろ過部材を配設し、このろ過
部材を介してスリット部に塗料が供給されるようにした
装置が特開平5−31432号公報で提案されている。
【0010】ろ過部材の中空部に両側から塗料を供給す
ると、供給された塗料は、圧力損失によって逐次外部に
滲み出す。上記装置は、この作用によって塗料のスリッ
ト幅方向での流れを整流化し、スリットへ供給される塗
料の圧力を均一化しようとするものである。
ると、供給された塗料は、圧力損失によって逐次外部に
滲み出す。上記装置は、この作用によって塗料のスリッ
ト幅方向での流れを整流化し、スリットへ供給される塗
料の圧力を均一化しようとするものである。
【0011】このろ過部材を用いる手法は、製造プロセ
スへ導入する点から見たときに、当該ろ過部材による圧
力損失作用が塗料の種類を問わず略同じであることか
ら、塗料に合わせて装置側に各種変更を施す必要がない
ことと、このろ過部材はダイの分解等を行わなくとも簡
単な操作で交換することができる等の点で、上述の二つ
の手法に比べて有利である。
スへ導入する点から見たときに、当該ろ過部材による圧
力損失作用が塗料の種類を問わず略同じであることか
ら、塗料に合わせて装置側に各種変更を施す必要がない
ことと、このろ過部材はダイの分解等を行わなくとも簡
単な操作で交換することができる等の点で、上述の二つ
の手法に比べて有利である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなろ
過部材をポケット内に配すると、塗布厚ムラは概ね解消
されるものの、スリット幅方向での中央部で塗布厚が薄
くなるという傾向が見られる。これは以下の理由による
ものと考えられる。
過部材をポケット内に配すると、塗布厚ムラは概ね解消
されるものの、スリット幅方向での中央部で塗布厚が薄
くなるという傾向が見られる。これは以下の理由による
ものと考えられる。
【0013】すなわち、塗料をろ過部材の両側から供給
すると、両側から供給された塗料はろ過部材の中央部で
衝突し、流速が約0になる。塗料は、流速が0になる
と、粘度が増大することから、中央部でろ過部材から滲
み出にくくなる。その結果、この部分に対応する塗膜の
塗布厚が薄くなるものと考えられる。
すると、両側から供給された塗料はろ過部材の中央部で
衝突し、流速が約0になる。塗料は、流速が0になる
と、粘度が増大することから、中央部でろ過部材から滲
み出にくくなる。その結果、この部分に対応する塗膜の
塗布厚が薄くなるものと考えられる。
【0014】そこで、本発明はこのような従来の実情に
鑑みて提案されたものであり、装置側に塗料の種類に応
じた各種変更を施すことなく、常に均一な膜厚の塗膜が
形成できる塗布装置を提供することを目的とする。
鑑みて提案されたものであり、装置側に塗料の種類に応
じた各種変更を施すことなく、常に均一な膜厚の塗膜が
形成できる塗布装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の塗布装置は、塗料が供給される塗料溜ま
りを有してなるダイを備え、連続的に走行する可撓性支
持体上に前記ダイ先端に設けられたスリットより塗料を
押し出しながら塗布するエクストルージョン型の塗布装
置において、前記ダイの塗料溜まり内に、内部が中空と
なされ、この中空部が塗料供給方向に沿った仕切り壁に
よって等分割されたろ過部材が配設され、このろ過部材
の分割された各室における塗料供給方向が、交互に逆方
向とされていることを特徴とするものである。
めに、本発明の塗布装置は、塗料が供給される塗料溜ま
りを有してなるダイを備え、連続的に走行する可撓性支
持体上に前記ダイ先端に設けられたスリットより塗料を
押し出しながら塗布するエクストルージョン型の塗布装
置において、前記ダイの塗料溜まり内に、内部が中空と
なされ、この中空部が塗料供給方向に沿った仕切り壁に
よって等分割されたろ過部材が配設され、このろ過部材
の分割された各室における塗料供給方向が、交互に逆方
向とされていることを特徴とするものである。
【0016】また、ろ過部材の中空部が2室に等分割さ
れ、各室における塗料供給方向が、互いに逆方向とされ
ていることを特徴とするものである。
れ、各室における塗料供給方向が、互いに逆方向とされ
ていることを特徴とするものである。
【0017】
【作用】本発明では、エクストルージョン型の塗布装置
において、ダイの塗料溜まり内に、内部が中空となさ
れ、この中空部が塗料供給方向に沿った仕切り壁によっ
て等分割されたろ過部材を配設する。そして、ろ過部材
の等分割された各室における塗料供給方向を交互に逆方
向にする。
において、ダイの塗料溜まり内に、内部が中空となさ
れ、この中空部が塗料供給方向に沿った仕切り壁によっ
て等分割されたろ過部材を配設する。そして、ろ過部材
の等分割された各室における塗料供給方向を交互に逆方
向にする。
【0018】ここで、このろ過部材の各室に塗料を供給
した場合の流速分布は、塗料供給口に近い程、流速が速
くなる流速分布になる。しかし、この各室での塗料の流
れは交互に逆方向であるので、任意の断面において各室
での流速を加算すると常に一定の値になる。したがっ
て、ろ過部材からは塗料供給方向のどの位置からも同じ
ように塗料が滲み出し、スリットには幅方向に均一な圧
力で塗料が供給される。その結果、スリットからは幅方
向に均一な流出量で塗料が押し出され、膜厚の均一な塗
膜が形成されることになる。
した場合の流速分布は、塗料供給口に近い程、流速が速
くなる流速分布になる。しかし、この各室での塗料の流
れは交互に逆方向であるので、任意の断面において各室
での流速を加算すると常に一定の値になる。したがっ
て、ろ過部材からは塗料供給方向のどの位置からも同じ
ように塗料が滲み出し、スリットには幅方向に均一な圧
力で塗料が供給される。その結果、スリットからは幅方
向に均一な流出量で塗料が押し出され、膜厚の均一な塗
膜が形成されることになる。
【0019】また、ろ過部材を用いる場合、ろ過部材に
よる圧力損失作用が塗料の種類を問わず略同じであるこ
とから、塗料に併せて装置側に各種変更を施す必要がな
く、また、ろ過部材はダイの分解等を行わなくとも簡単
な操作で交換することができるので、製造プロセスへの
導入が容易である。
よる圧力損失作用が塗料の種類を問わず略同じであるこ
とから、塗料に併せて装置側に各種変更を施す必要がな
く、また、ろ過部材はダイの分解等を行わなくとも簡単
な操作で交換することができるので、製造プロセスへの
導入が容易である。
【0020】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。
いて、図面を参照しながら説明する。
【0021】本実施例の塗布装置は、塗布型の磁気記録
媒体の製造工程において磁性塗料の塗布に使用されるも
ので、図1に示すように、ダイ(エクストルーダ)1の
ポケット(塗料溜まり)2内に磁性塗料3を供給し、こ
れをろ過部材4を通じてスリット5に供給して押し出
し、ガイドロール6,7等を介して走行されるベースフ
ィルム8上に塗布するものである。
媒体の製造工程において磁性塗料の塗布に使用されるも
ので、図1に示すように、ダイ(エクストルーダ)1の
ポケット(塗料溜まり)2内に磁性塗料3を供給し、こ
れをろ過部材4を通じてスリット5に供給して押し出
し、ガイドロール6,7等を介して走行されるベースフ
ィルム8上に塗布するものである。
【0022】上記ダイ1は、図2に示すように所定の幅
を持った略々直方体形状を有する金属ブロックからな
り、先端部が斜めに削り取られ、いわゆるくさび形とさ
れるとともに、その先端面1aは超合金等によって形成
されドクターエッジ化されている。上記ダイ1には、ダ
イ1の先端面1aに臨むようにスリット5か塗布幅に応
じて形成されているが、このスリット5は、塗料が押し
出される隙間となるものであって、通常0.01〜2m
m程度に非常に狭い隙間とされる。
を持った略々直方体形状を有する金属ブロックからな
り、先端部が斜めに削り取られ、いわゆるくさび形とさ
れるとともに、その先端面1aは超合金等によって形成
されドクターエッジ化されている。上記ダイ1には、ダ
イ1の先端面1aに臨むようにスリット5か塗布幅に応
じて形成されているが、このスリット5は、塗料が押し
出される隙間となるものであって、通常0.01〜2m
m程度に非常に狭い隙間とされる。
【0023】前記スリット5の背面側には、このスリッ
ト5と通ずるポケット2がスリット5の幅と略等しい長
さをもって円柱状の空間として形成されている。そし
て、このポケット2の両端部には、ポケット2の内径よ
りも小さい内径を有する塗料供給口9,10がダイ1の
両側面1b,1cに開口する如く設けられており、ここ
から磁性塗料3がポケット2内へ供給されるようになさ
れている。したがって、前記ポケット2は、塗料供給装
置から圧送された塗料を受ける空間となりアキュムレー
タの機能を持つことになる。
ト5と通ずるポケット2がスリット5の幅と略等しい長
さをもって円柱状の空間として形成されている。そし
て、このポケット2の両端部には、ポケット2の内径よ
りも小さい内径を有する塗料供給口9,10がダイ1の
両側面1b,1cに開口する如く設けられており、ここ
から磁性塗料3がポケット2内へ供給されるようになさ
れている。したがって、前記ポケット2は、塗料供給装
置から圧送された塗料を受ける空間となりアキュムレー
タの機能を持つことになる。
【0024】また、本実施例においては、上述の構造を
有するダイ1のポケット2内に、図2に示すように円管
状のろ過部材4が配されている。このろ過部材4は、ポ
ケット2の内径よりも小さい外形寸法を有し、塗料供給
口9,10の内径よりも大きい内径寸法を有する筒状体
である。そして、特に、このろ過部材は、図3に示すよ
うに内部の中空部がスリットの幅方向に沿って設けられ
た仕切り壁4cによって等分割されて第1の室4aと第
2の室4bに分けられており、各室4a,4bは塗料供
給口9,10側の互いに逆側の一方がそれぞれ蓋部材1
3,12によって閉蓋されている。
有するダイ1のポケット2内に、図2に示すように円管
状のろ過部材4が配されている。このろ過部材4は、ポ
ケット2の内径よりも小さい外形寸法を有し、塗料供給
口9,10の内径よりも大きい内径寸法を有する筒状体
である。そして、特に、このろ過部材は、図3に示すよ
うに内部の中空部がスリットの幅方向に沿って設けられ
た仕切り壁4cによって等分割されて第1の室4aと第
2の室4bに分けられており、各室4a,4bは塗料供
給口9,10側の互いに逆側の一方がそれぞれ蓋部材1
3,12によって閉蓋されている。
【0025】したがって、第1の室4aが閉蓋された側
の塗料供給口10から供給される磁性塗料3は、第2の
室4bに流入し、一方、第2の室4bが閉蓋された側の
塗料供給口9から供給される磁性塗料3は、第1の室4
aに流入することになる。
の塗料供給口10から供給される磁性塗料3は、第2の
室4bに流入し、一方、第2の室4bが閉蓋された側の
塗料供給口9から供給される磁性塗料3は、第1の室4
aに流入することになる。
【0026】ここで、第1の室4a,第2の室4b中に
塗料を供給したときの塗料供給方向での流速分布を図4
(A),(B)に示す。このように、第1の室4aでの
塗料の流れと第2の室4bでの塗料の流れはともに塗料
供給口9,10に近い程,流速が速くなる流速分布にな
る。しかし、この両室4a,4bでの流れは互いに逆方
向であるので、任意の断面において第1の室4a,第2
の室4bの流速を加算すると、図4(C)に示すように
常に一定の値になる。したがって、ろ過部材からは図5
に示すように各方向から塗料が滲み出すが、その量は塗
料供給方向のどの位置からも同じになり、スリット5に
は幅方向に均一な圧力で塗料が供給されることになる。
そして、スリット5からは幅方向に均一な流出量で塗料
が塗出し、図6に示すような、膜厚の均一な塗膜11が
形成されることになる。
塗料を供給したときの塗料供給方向での流速分布を図4
(A),(B)に示す。このように、第1の室4aでの
塗料の流れと第2の室4bでの塗料の流れはともに塗料
供給口9,10に近い程,流速が速くなる流速分布にな
る。しかし、この両室4a,4bでの流れは互いに逆方
向であるので、任意の断面において第1の室4a,第2
の室4bの流速を加算すると、図4(C)に示すように
常に一定の値になる。したがって、ろ過部材からは図5
に示すように各方向から塗料が滲み出すが、その量は塗
料供給方向のどの位置からも同じになり、スリット5に
は幅方向に均一な圧力で塗料が供給されることになる。
そして、スリット5からは幅方向に均一な流出量で塗料
が塗出し、図6に示すような、膜厚の均一な塗膜11が
形成されることになる。
【0027】比較として、図7に示すように中空部が分
割されていないろ過部材31を用い、この両側から同じ
ように塗料を供給した場合の、ろ過部材31中の塗料流
速分布を図8に示す。このように、この場合には、両側
から供給された塗料が中央部で衝突することから、塗料
の流れは、塗料供給口近傍で流速が速く、中央部で約0
になる流速分布となる。塗料は、流速が0になると剪断
エネルギーが減少することから粘度が増大し、ろ過部材
を通過し難くなる。したがって、スリット32へ供給さ
れる塗料の圧力は、このろ過部材から塗料が滲み出し難
くなっている中央部で小さくなる。その結果、図9に示
すような中央部近傍で窪んだ形状の塗膜33が形成され
ることになる。
割されていないろ過部材31を用い、この両側から同じ
ように塗料を供給した場合の、ろ過部材31中の塗料流
速分布を図8に示す。このように、この場合には、両側
から供給された塗料が中央部で衝突することから、塗料
の流れは、塗料供給口近傍で流速が速く、中央部で約0
になる流速分布となる。塗料は、流速が0になると剪断
エネルギーが減少することから粘度が増大し、ろ過部材
を通過し難くなる。したがって、スリット32へ供給さ
れる塗料の圧力は、このろ過部材から塗料が滲み出し難
くなっている中央部で小さくなる。その結果、図9に示
すような中央部近傍で窪んだ形状の塗膜33が形成され
ることになる。
【0028】すなわち、膜厚の均一な塗膜を形成するに
は、ろ過部材であって、特に中空部が仕切り壁によって
等分割されたものを用いることが必要である。
は、ろ過部材であって、特に中空部が仕切り壁によって
等分割されたものを用いることが必要である。
【0029】なお、本実施例では、ろ過部材4の中空部
を2つに等分割した場合を例にして説明したが、分割数
はこれに限らず塗料を供給したときに各室の流速の加算
値が任意の断面で常に一定とできるのであれば何分割で
あっても良い。
を2つに等分割した場合を例にして説明したが、分割数
はこれに限らず塗料を供給したときに各室の流速の加算
値が任意の断面で常に一定とできるのであれば何分割で
あっても良い。
【0030】また、ろ過部材4としては、ある程度圧力
損失を有するものであれば如何なる材質であってもよい
が、磁性塗料に含まれる磁性粉末を透過する程度の微細
孔を有することが必要である。したがって、金属焼結フ
ィルター(例えばステンレス焼結フィルター)やセラミ
クスフィルター等の他、繊維質からなるフィルターや各
種発泡体が使用される。あるいは、等ピッチで孔部を穿
設した各種材料よりなるパイプをろ過部材として用いる
ようにしても良い。
損失を有するものであれば如何なる材質であってもよい
が、磁性塗料に含まれる磁性粉末を透過する程度の微細
孔を有することが必要である。したがって、金属焼結フ
ィルター(例えばステンレス焼結フィルター)やセラミ
クスフィルター等の他、繊維質からなるフィルターや各
種発泡体が使用される。あるいは、等ピッチで孔部を穿
設した各種材料よりなるパイプをろ過部材として用いる
ようにしても良い。
【0031】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明では、塗料が供給される塗料溜まりを有してなるダイ
を備え、連続的に走行する可撓性支持体上に前記ダイ先
端に設けられたスリットより塗料を押し出しながら塗布
するエクストルージョン型の塗布装置において、前記ダ
イの塗料溜まり内に、内部が中空となされ、この中空部
が塗料供給方向に沿った仕切り壁によって等分割された
ろ過部材を配設し、このろ過部材の各室における塗料供
給方向を交互に逆方向とするので、塗料の種類に応じた
各種変更を装置側に施すことなく、常に均一な膜厚で塗
膜が形成できる。
明では、塗料が供給される塗料溜まりを有してなるダイ
を備え、連続的に走行する可撓性支持体上に前記ダイ先
端に設けられたスリットより塗料を押し出しながら塗布
するエクストルージョン型の塗布装置において、前記ダ
イの塗料溜まり内に、内部が中空となされ、この中空部
が塗料供給方向に沿った仕切り壁によって等分割された
ろ過部材を配設し、このろ過部材の各室における塗料供
給方向を交互に逆方向とするので、塗料の種類に応じた
各種変更を装置側に施すことなく、常に均一な膜厚で塗
膜が形成できる。
【0032】したがって、本発明によれば、塗布型の磁
気記録媒体等、エクストルージョン型の塗布装置を用い
て製造される各種製品の品質の向上、製造工程の簡略化
が可能になる。
気記録媒体等、エクストルージョン型の塗布装置を用い
て製造される各種製品の品質の向上、製造工程の簡略化
が可能になる。
【図1】本発明を適用した塗布装置の1構成例を示す概
略断面図である。
略断面図である。
【図2】上記塗布装置を一部破断して示す斜視図であ
る。
る。
【図3】上記塗布装置に配されるろ過部材を示す断面図
である。
である。
【図4】上記塗布装置に内装したろ過部材中での塗料の
流速分布を示す特性図であり、(A)は第1室中での流
速分布、(B)は第2室中での流速分布、(C)は第1
室中での流速分布と第2室中での流速分布を加算したも
のである。
流速分布を示す特性図であり、(A)は第1室中での流
速分布、(B)は第2室中での流速分布、(C)は第1
室中での流速分布と第2室中での流速分布を加算したも
のである。
【図5】上記塗布装置においてろ過部材から滲みだす塗
料の流れを示す模式図である。
料の流れを示す模式図である。
【図6】上記塗布装置で形成された塗膜の、膜厚が均一
な様子を示す断面図である。
な様子を示す断面図である。
【図7】従来の塗布装置を示す概略断面図である。
【図8】上記塗布装置に内装したろ過部材中での塗料の
流速分布を示す特性図である。
流速分布を示す特性図である。
【図9】上記塗布装置で形成された塗膜の、中央部が窪
んだ様子を示す断面図である。
んだ様子を示す断面図である。
1 ダイ 2 ポケット 3 塗料 4 ろ過部材 4a 第1の室 4b 第2の室 5 スリット 6,7 ガイドロール 8 支持体 9,10 塗料供給口
Claims (2)
- 【請求項1】 塗料が供給される塗料溜まりを有してな
るダイを備え、連続的に走行する可撓性支持体上に前記
ダイ先端に設けられたスリットより塗料を押し出しなが
ら塗布するエクストルージョン型の塗布装置において、 前記ダイの塗料溜まり内に、内部が中空となされ、この
中空部が塗料供給方向に沿った仕切り壁によって等分割
されたろ過部材が配設され、このろ過部材の分割された
各室における塗料供給方向が、交互に逆方向とされてい
ることを特徴とする塗布装置。 - 【請求項2】 ろ過部材の中空部が2室に等分割され、
各室における塗料供給方向が、互いに逆方向とされてい
ることを特徴とする請求項1記載の塗布装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16791194A JPH0824755A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16791194A JPH0824755A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 塗布装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0824755A true JPH0824755A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15858343
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16791194A Pending JPH0824755A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 塗布装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0824755A (ja) |
-
1994
- 1994-07-20 JP JP16791194A patent/JPH0824755A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040511 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |