JPH08182955A - エクストクルージョン型の塗布装置 - Google Patents
エクストクルージョン型の塗布装置Info
- Publication number
- JPH08182955A JPH08182955A JP33751294A JP33751294A JPH08182955A JP H08182955 A JPH08182955 A JP H08182955A JP 33751294 A JP33751294 A JP 33751294A JP 33751294 A JP33751294 A JP 33751294A JP H08182955 A JPH08182955 A JP H08182955A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- slit
- coating liquid
- sheet body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 可撓性シート体が幅広であっても、また、塗
布液が粒子分散系塗料で非ニュートン性流動を示す塗布
液であっても均一な品質の塗布層を有する製品を製造で
きるエクストクルージョン型の塗布装置を簡単な構造で
達成する。 【構成】 連続的に走行する可撓性シート体8の一面に
該シート体8の走行方向と直交する方向に延在し該シー
ト体8の一面に対向して開口するスリット3と、可撓性
シート体8の走行方向と直交する方向に延在しスリット
3が連通するポケット4とが形成されたボックス体20
を有し、このボックス体20のポケット4内にスリット
3と平行に塗布液供給管7をそのスリット3縁部からの
突出長さLとスリット3の塗布幅長さWとの比(L/
W)が0.1〜0.4となるように突設し、塗布液供給
管7からポケット4内に塗布液を供給してスリット3か
ら可撓性シート体8に押し出し、可撓性シート体8に塗
布液の薄層11を層設するように構成した。
布液が粒子分散系塗料で非ニュートン性流動を示す塗布
液であっても均一な品質の塗布層を有する製品を製造で
きるエクストクルージョン型の塗布装置を簡単な構造で
達成する。 【構成】 連続的に走行する可撓性シート体8の一面に
該シート体8の走行方向と直交する方向に延在し該シー
ト体8の一面に対向して開口するスリット3と、可撓性
シート体8の走行方向と直交する方向に延在しスリット
3が連通するポケット4とが形成されたボックス体20
を有し、このボックス体20のポケット4内にスリット
3と平行に塗布液供給管7をそのスリット3縁部からの
突出長さLとスリット3の塗布幅長さWとの比(L/
W)が0.1〜0.4となるように突設し、塗布液供給
管7からポケット4内に塗布液を供給してスリット3か
ら可撓性シート体8に押し出し、可撓性シート体8に塗
布液の薄層11を層設するように構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気記録テープの製
造等に用いる塗布装置、特に、連続的に走行する可撓性
シート体表面に塗布液を押し出して薄い塗布液の層
(膜)を形成するエクストルージョン型の塗布装置に関
する。
造等に用いる塗布装置、特に、連続的に走行する可撓性
シート体表面に塗布液を押し出して薄い塗布液の層
(膜)を形成するエクストルージョン型の塗布装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のような磁気記録テープの製
造等に用いる塗布装置として、ロールコート法、グラビ
アコート法、ドクターコート法等の種々の方式を採用す
るものが知られているが、近年、生産性や操作性が優れ
塗布層の厚さ制御性に優れていることから、エクストク
ルージョン型の塗布装置が注目されている。このエクス
トクルージョン型塗布装置Aは、図4,5に示すよう
に、可撓性のシート体8をサポートローラ9,10間に
走行可能に架装し、これらサポートローラ9,10間の
シート体8に近接してボックス体20を設けて構成され
る。
造等に用いる塗布装置として、ロールコート法、グラビ
アコート法、ドクターコート法等の種々の方式を採用す
るものが知られているが、近年、生産性や操作性が優れ
塗布層の厚さ制御性に優れていることから、エクストク
ルージョン型の塗布装置が注目されている。このエクス
トクルージョン型塗布装置Aは、図4,5に示すよう
に、可撓性のシート体8をサポートローラ9,10間に
走行可能に架装し、これらサポートローラ9,10間の
シート体8に近接してボックス体20を設けて構成され
る。
【0003】ボックス体20は、溝を有する長尺の本体
21の両側端に側板5,5をパッキン14を介し液密的
に固着してなり、内部にポケット4とポケット4に連通
するスリット3とが形成される。スリット3は、シート
体8と対向して開口し、シート体8の幅方向(走行方向
と直交する方向)にシート体8の幅寸法略全域にわたっ
て延在する。このボックス体20は、スリット3の開口
面(シート体8との対向面)が平面あるいは曲面に精密
仕上げされ、スリット3開口の前後にフロントエッジ1
とバックエッジ2とが形成されている。
21の両側端に側板5,5をパッキン14を介し液密的
に固着してなり、内部にポケット4とポケット4に連通
するスリット3とが形成される。スリット3は、シート
体8と対向して開口し、シート体8の幅方向(走行方向
と直交する方向)にシート体8の幅寸法略全域にわたっ
て延在する。このボックス体20は、スリット3の開口
面(シート体8との対向面)が平面あるいは曲面に精密
仕上げされ、スリット3開口の前後にフロントエッジ1
とバックエッジ2とが形成されている。
【0004】そして、この種のエクスクルージョン型の
塗布装置Aは、塗布液のポケット4内への供給方式とし
て、図5,6に示すようにボックス体20のシート体8
走行方向と直交する方向の両側部に塗布液の供給装置と
連絡した供給管6,6を接続して塗布液をポケット4内
の両側部に供給するサイド供給方式や、また、図7に示
すようにボックス体20の下部に1本の供給管6を接続
してポケット4内中央にスリット3と対向する方向へ塗
布液を供給するセンタ供給方式が選択採用されている。
なお、12,13はスリット3の塗布幅端部を規定する
サイドスペーサである。
塗布装置Aは、塗布液のポケット4内への供給方式とし
て、図5,6に示すようにボックス体20のシート体8
走行方向と直交する方向の両側部に塗布液の供給装置と
連絡した供給管6,6を接続して塗布液をポケット4内
の両側部に供給するサイド供給方式や、また、図7に示
すようにボックス体20の下部に1本の供給管6を接続
してポケット4内中央にスリット3と対向する方向へ塗
布液を供給するセンタ供給方式が選択採用されている。
なお、12,13はスリット3の塗布幅端部を規定する
サイドスペーサである。
【0005】このような塗布装置Aは、ポケット4内に
供給された塗布液をポケット4内に貯留してポケット4
からスリット3に押し出し、このスリット3を通過する
際に塗布液に適度な流動抵抗を付与して連続的に流出さ
せ、シート体8に付着した塗布液をバックエッジ2でス
ムージングしてシート体8の表面に幅方向均一な厚さの
塗布層(塗布膜)11を形成する。
供給された塗布液をポケット4内に貯留してポケット4
からスリット3に押し出し、このスリット3を通過する
際に塗布液に適度な流動抵抗を付与して連続的に流出さ
せ、シート体8に付着した塗布液をバックエッジ2でス
ムージングしてシート体8の表面に幅方向均一な厚さの
塗布層(塗布膜)11を形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図6〜7のエクスクルージョン型の塗布装置にあって
は、ポケット4への塗布液の供給方式がサイド供給方式
であるかセンタ供給方式であるかに関わらず、供給管6
の開口位置付近での塗布層11の厚さが厚くなる傾向を
帯びるという問題、すなわち、サイド供給方式では両側
の塗布層11の膜厚が増大し、逆に、センタ供給方式で
は中央部の塗布層11の膜厚が増大するという問題があ
った。この塗布層11の膜厚の不均一は、原反の巻き不
良(しわ、片伸び等)となるだけでなく、塗布層11の
表面粗さのばらつき、角形比のばらつきにも悪影響を及
ぼし、幅方向での均質な製品を得ることが困難になると
いう結果をもたらす。特に、上述した問題は、塗布液が
粒子分散系塗料で固形分濃度、分散粒子の含有率、分散
粒子の比表面積値が高い場合に塗布液が強い擬塑性流動
を示し剪断速度に対する粘度変化が大きいため顕著であ
り、その解決が強く望まれていた。
た図6〜7のエクスクルージョン型の塗布装置にあって
は、ポケット4への塗布液の供給方式がサイド供給方式
であるかセンタ供給方式であるかに関わらず、供給管6
の開口位置付近での塗布層11の厚さが厚くなる傾向を
帯びるという問題、すなわち、サイド供給方式では両側
の塗布層11の膜厚が増大し、逆に、センタ供給方式で
は中央部の塗布層11の膜厚が増大するという問題があ
った。この塗布層11の膜厚の不均一は、原反の巻き不
良(しわ、片伸び等)となるだけでなく、塗布層11の
表面粗さのばらつき、角形比のばらつきにも悪影響を及
ぼし、幅方向での均質な製品を得ることが困難になると
いう結果をもたらす。特に、上述した問題は、塗布液が
粒子分散系塗料で固形分濃度、分散粒子の含有率、分散
粒子の比表面積値が高い場合に塗布液が強い擬塑性流動
を示し剪断速度に対する粘度変化が大きいため顕著であ
り、その解決が強く望まれていた。
【0007】そこで、特開昭62−95174号公報や
特開平5−31432号公報において、上記問題を解決
するエクスクルージョン型の塗布装置が提案されてい
る。前者の特開昭62−95174号公報には、連続的
に移動している可撓性シート体の表面に対向せしめたス
リット先端部から塗布液を連続的に押し出すことにより
シート体の表面に塗布液の薄膜を層設する塗布方式にお
いて、スリットに連通するエクストルージョン型塗布装
置のポケットに回転体を入れることにより塗布液に剪断
を加え、ポケット内で塗布幅方向の粘度を略一定にする
ものが記載されている。この特開昭62−95174号
公報記載の塗布装置を使用することで、比較的狭幅のシ
ート体に塗布する場合には塗布膜の均一性を改善をする
ことができる。
特開平5−31432号公報において、上記問題を解決
するエクスクルージョン型の塗布装置が提案されてい
る。前者の特開昭62−95174号公報には、連続的
に移動している可撓性シート体の表面に対向せしめたス
リット先端部から塗布液を連続的に押し出すことにより
シート体の表面に塗布液の薄膜を層設する塗布方式にお
いて、スリットに連通するエクストルージョン型塗布装
置のポケットに回転体を入れることにより塗布液に剪断
を加え、ポケット内で塗布幅方向の粘度を略一定にする
ものが記載されている。この特開昭62−95174号
公報記載の塗布装置を使用することで、比較的狭幅のシ
ート体に塗布する場合には塗布膜の均一性を改善をする
ことができる。
【0008】また、後者の特開平5−31432号公報
には、エクストルージョン型塗布装置のポケット内に濾
過部材を配し、濾過部材を介して塗料をスリットに供給
することによりスリット幅方向での圧力分布の均一化と
ポケット内での塗布液の滞留を防止するものが記載され
る。
には、エクストルージョン型塗布装置のポケット内に濾
過部材を配し、濾過部材を介して塗料をスリットに供給
することによりスリット幅方向での圧力分布の均一化と
ポケット内での塗布液の滞留を防止するものが記載され
る。
【0009】しかしながら、前者の特開昭62−951
74号公報に記載の塗布装置にあっては、ポケット内に
回転円筒を配設しなければならず、構造が複雑、巨大化
するとともに、回転円筒を駆動するための駆動系が不可
欠で装置のコストアップを招くという問題、さらに、回
転円筒自体の撓みにより広幅のシート体に対応すること
が困難という問題を生じる。
74号公報に記載の塗布装置にあっては、ポケット内に
回転円筒を配設しなければならず、構造が複雑、巨大化
するとともに、回転円筒を駆動するための駆動系が不可
欠で装置のコストアップを招くという問題、さらに、回
転円筒自体の撓みにより広幅のシート体に対応すること
が困難という問題を生じる。
【0010】また、後者の特開平5−31432号公報
に記載の塗布装置にあっても、塗布液が粒子分散系塗料
である場合には送液開始以降、時間の経過とともに塗布
液中の凝集物が濾過部材中に補足されて蓄積し、送液系
の圧力負荷が増大するため、長時間の連続塗布が困難で
あり、また、凝集物も濾過部材に均一に補足されないた
め逆に塗布液流量が不均一化された状態でスリットに流
出するという問題が生じる。本願発明は、上記各問題に
鑑みてなされたものであり、可撓性シート体が幅広であ
っても、また、塗布液が粒子分散系塗料で非ニュートン
性流動を示す塗布液であっても均一な品質の塗布層を有
する製品を製造できる塗布装置を提供することを目的と
する。
に記載の塗布装置にあっても、塗布液が粒子分散系塗料
である場合には送液開始以降、時間の経過とともに塗布
液中の凝集物が濾過部材中に補足されて蓄積し、送液系
の圧力負荷が増大するため、長時間の連続塗布が困難で
あり、また、凝集物も濾過部材に均一に補足されないた
め逆に塗布液流量が不均一化された状態でスリットに流
出するという問題が生じる。本願発明は、上記各問題に
鑑みてなされたものであり、可撓性シート体が幅広であ
っても、また、塗布液が粒子分散系塗料で非ニュートン
性流動を示す塗布液であっても均一な品質の塗布層を有
する製品を製造できる塗布装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、連続的に走行する可撓性シート体の一
面に該シート体の走行方向と直交する方向に延在し該シ
ート体の一面に対向して開口するスリットと、前記可撓
性シート体の走行方向と直交する方向に延在し前記スリ
ットが連通するポケットとを形成されたボックス体を有
し、前記ポケット内に供給される塗布液を前記スリット
から前記可撓性シート体に供給して該可撓性シート体に
前記塗布液の薄層を層設するエクストクルージョン型の
塗布装置であって、前記ポケット内に前記スリットと平
行に塗布液供給管を突設し、該塗布液供給管の先端供給
口を前記ポケット内に前記スリット塗布幅方向中央部分
の所定範囲に位置させた。
め、この発明は、連続的に走行する可撓性シート体の一
面に該シート体の走行方向と直交する方向に延在し該シ
ート体の一面に対向して開口するスリットと、前記可撓
性シート体の走行方向と直交する方向に延在し前記スリ
ットが連通するポケットとを形成されたボックス体を有
し、前記ポケット内に供給される塗布液を前記スリット
から前記可撓性シート体に供給して該可撓性シート体に
前記塗布液の薄層を層設するエクストクルージョン型の
塗布装置であって、前記ポケット内に前記スリットと平
行に塗布液供給管を突設し、該塗布液供給管の先端供給
口を前記ポケット内に前記スリット塗布幅方向中央部分
の所定範囲に位置させた。
【0012】そして、この発明は、前記所定範囲を、前
記供給管の前記スリットの塗布幅端部からのポケット内
への突出長さをL、前記スリットの塗布幅をWとしたと
き、比(L/W)が0.1〜0.4の範囲とする態様
(請求項2)に構成することができる。
記供給管の前記スリットの塗布幅端部からのポケット内
への突出長さをL、前記スリットの塗布幅をWとしたと
き、比(L/W)が0.1〜0.4の範囲とする態様
(請求項2)に構成することができる。
【0013】
【作用】この発明にかかるエクストクルージョン型の塗
布装置によれば、ポケット内に供給された塗布液は適度
に分散して圧力が均一化されるため、均一な速度、均一
な圧力でスリットから塗布液を押し出すことができ、可
撓性シート体が幅広であっても、また、塗布液が粒子分
散系塗料で非ニュートン性流動を示す塗布液であっても
均一な厚さの塗布層を形成でき、高い品質の製品が得ら
れる。
布装置によれば、ポケット内に供給された塗布液は適度
に分散して圧力が均一化されるため、均一な速度、均一
な圧力でスリットから塗布液を押し出すことができ、可
撓性シート体が幅広であっても、また、塗布液が粒子分
散系塗料で非ニュートン性流動を示す塗布液であっても
均一な厚さの塗布層を形成でき、高い品質の製品が得ら
れる。
【0014】そして、請求項2に記載のエクストクルー
ジョン型の塗布装置は、スリットから押し出す塗布液の
圧力と速度をより均一化でき、より高品質の製品が得ら
れる。
ジョン型の塗布装置は、スリットから押し出す塗布液の
圧力と速度をより均一化でき、より高品質の製品が得ら
れる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1および図2はこの発明にかかるエクストク
ルージョン型の塗布装置の一実施例を示し、図1が主要
部分の斜視図、図2が同部分の断面図である。なお、前
述した図4〜7に示した従来の塗布装置と同一の部分に
は同一の番号を付して一部の説明を割愛する。
明する。図1および図2はこの発明にかかるエクストク
ルージョン型の塗布装置の一実施例を示し、図1が主要
部分の斜視図、図2が同部分の断面図である。なお、前
述した図4〜7に示した従来の塗布装置と同一の部分に
は同一の番号を付して一部の説明を割愛する。
【0016】同図に示すように、この実施例は、スリッ
ト3の塗布幅方向両側部にそれぞれスペーサ12,13
を設けるとともに、ボックス体20の両側部にそれぞれ
供給管7,7を貫通させてポケット4内に突出させ、こ
れら供給管6,6からそれぞれ同一の条件(流量、圧力
等)で塗布液をポケット4内に供給するものである。供
給管7,7は、スリット3と略一致した位置でスリット
3と平行に延在し、先端がポケット4内でスリット3の
塗布幅方向中央部文の所定範囲において対向して開口す
る。これら供給管7,7のポケット4内におけるスリッ
ト3の塗布幅端部からの突出長さLとスリット3の塗布
幅W(図2参照)との比(L/W)はそれぞれ、0.1
〜0.4の範囲、好ましくは、0.1〜0.3の範囲、
さらに好ましくは0.2〜0.3の範囲に設定される。
ト3の塗布幅方向両側部にそれぞれスペーサ12,13
を設けるとともに、ボックス体20の両側部にそれぞれ
供給管7,7を貫通させてポケット4内に突出させ、こ
れら供給管6,6からそれぞれ同一の条件(流量、圧力
等)で塗布液をポケット4内に供給するものである。供
給管7,7は、スリット3と略一致した位置でスリット
3と平行に延在し、先端がポケット4内でスリット3の
塗布幅方向中央部文の所定範囲において対向して開口す
る。これら供給管7,7のポケット4内におけるスリッ
ト3の塗布幅端部からの突出長さLとスリット3の塗布
幅W(図2参照)との比(L/W)はそれぞれ、0.1
〜0.4の範囲、好ましくは、0.1〜0.3の範囲、
さらに好ましくは0.2〜0.3の範囲に設定される。
【0017】なお、述べるまでもないが、本発明は、ポ
リエチレンテレフタレート等のプラスチックフィルム、
紙や金属箔等からなる種々のシート体8を用いることが
でき、シート体8の材質等は特に制限されず、下地層や
バックコート層など予め種々の処理層が形成されたもの
にも適用することができ、また、塗布液もエクストクル
ージョン型塗布装置に適用することができるものであれ
ば制限を受けず、公知のものが使用可能である。
リエチレンテレフタレート等のプラスチックフィルム、
紙や金属箔等からなる種々のシート体8を用いることが
でき、シート体8の材質等は特に制限されず、下地層や
バックコート層など予め種々の処理層が形成されたもの
にも適用することができ、また、塗布液もエクストクル
ージョン型塗布装置に適用することができるものであれ
ば制限を受けず、公知のものが使用可能である。
【0018】例えば、磁気記録テープ等の磁気記録媒体
における磁気記録層の形成を挙げれば、磁性粉としては
γ−Fe2 O3 ,Fe3 O4 ,Co含有Fe3 O4 ,C
rO2 ,バリウムフェライトやストロンチウムフェライ
ト等の酸化物微粉末、Fe,Co,Ni等の金属あるい
はこれらの合金微粉末や炭化鉄等が使用可能であり、ま
た、バインダは特に制限を受けること無く公知のバイン
ダが使用可能であり、溶剤も特に制限を受けること無く
シクロヘキサノン、メチルエチルケトンやメチルイソブ
チルケトン等のケトン系、トルエン等の芳香族系等を目
的に応じて適宜選択使用することができ、さらに、磁性
塗布液には必要に応じて無機微粒子や潤滑剤等の各種添
加剤を含有させることもできる。
における磁気記録層の形成を挙げれば、磁性粉としては
γ−Fe2 O3 ,Fe3 O4 ,Co含有Fe3 O4 ,C
rO2 ,バリウムフェライトやストロンチウムフェライ
ト等の酸化物微粉末、Fe,Co,Ni等の金属あるい
はこれらの合金微粉末や炭化鉄等が使用可能であり、ま
た、バインダは特に制限を受けること無く公知のバイン
ダが使用可能であり、溶剤も特に制限を受けること無く
シクロヘキサノン、メチルエチルケトンやメチルイソブ
チルケトン等のケトン系、トルエン等の芳香族系等を目
的に応じて適宜選択使用することができ、さらに、磁性
塗布液には必要に応じて無機微粒子や潤滑剤等の各種添
加剤を含有させることもできる。
【0019】上述の磁性粉、バインダや溶剤を用いる場
合は、乾燥厚さが0.05〜10μm程度で、30〜9
2重量%を磁性粉が占めるように磁器記録層を構成する
ことが望ましく、また、近年行われているように塗布液
を湿潤状態で多層化して塗布層を構成することも可能で
あり、いずれも塗布液はエクトルージョン型塗布装置に
適用できる塗布液であれば用いることができ、また、そ
の層構造も任意に選択可能であるが、特に、後者の場合
は塗布液は磁性液に限定されない。
合は、乾燥厚さが0.05〜10μm程度で、30〜9
2重量%を磁性粉が占めるように磁器記録層を構成する
ことが望ましく、また、近年行われているように塗布液
を湿潤状態で多層化して塗布層を構成することも可能で
あり、いずれも塗布液はエクトルージョン型塗布装置に
適用できる塗布液であれば用いることができ、また、そ
の層構造も任意に選択可能であるが、特に、後者の場合
は塗布液は磁性液に限定されない。
【0020】また、バックコート層を形成する場合を例
示すれば、顔料としてはカーボンブラック,α−Fe2
O3 ,TiO2 ,CaO,SiO2 ,Cr2 O3 ,α−
Al2 O3 ,SiC,CaCO3 ,BaSO4 ,Zn
O,MgO,TiC,窒化ホウ素等の非磁性無機粉末等
を用いることができ、バインダとしては公知の各種のバ
インダがいずれも使用可能であり、溶媒も特に制限され
ること無くシクロヘキサノン、メチルエチルケトンやメ
チルイソブチルケトン等のケトン系、トルエン等の芳香
族系等を目的に応じて適宜選択使用することができ、必
要に応じて無機微粒子や潤滑剤等の各種添加剤を含有さ
せることもできる。
示すれば、顔料としてはカーボンブラック,α−Fe2
O3 ,TiO2 ,CaO,SiO2 ,Cr2 O3 ,α−
Al2 O3 ,SiC,CaCO3 ,BaSO4 ,Zn
O,MgO,TiC,窒化ホウ素等の非磁性無機粉末等
を用いることができ、バインダとしては公知の各種のバ
インダがいずれも使用可能であり、溶媒も特に制限され
ること無くシクロヘキサノン、メチルエチルケトンやメ
チルイソブチルケトン等のケトン系、トルエン等の芳香
族系等を目的に応じて適宜選択使用することができ、必
要に応じて無機微粒子や潤滑剤等の各種添加剤を含有さ
せることもできる。
【0021】そして、上述した顔料等を用いバックコー
ト層を形成する場合は、乾燥厚さが0.05〜2μm程
度で、30〜80重量%を顔料が占めるように構成する
ことが望ましい。
ト層を形成する場合は、乾燥厚さが0.05〜2μm程
度で、30〜80重量%を顔料が占めるように構成する
ことが望ましい。
【0022】この実施例によれば、ボックス体20内の
塗布液の圧力が均一化され、スリット3から略一様な流
速、圧力で塗布液が押し出されるため、シート体8が幅
広であっても、また、塗布液が粒子分散系塗料で非ニュ
ートン性流動を示す塗布液であっても、シート体8に幅
方向に均一な膜厚の塗布層11を形成することができ
る。すなわち、後の実験例で詳述するが、この実施例に
あっては、シート体8に形成される塗布層11はスリッ
ト3の塗布幅方向の膜厚のムラが極めて小さく、膜厚を
均一化できることが実証された。
塗布液の圧力が均一化され、スリット3から略一様な流
速、圧力で塗布液が押し出されるため、シート体8が幅
広であっても、また、塗布液が粒子分散系塗料で非ニュ
ートン性流動を示す塗布液であっても、シート体8に幅
方向に均一な膜厚の塗布層11を形成することができ
る。すなわち、後の実験例で詳述するが、この実施例に
あっては、シート体8に形成される塗布層11はスリッ
ト3の塗布幅方向の膜厚のムラが極めて小さく、膜厚を
均一化できることが実証された。
【0023】図3は、この発明の他の実施例にかかる塗
布装置を表し、要部であるボックス体の断面図である。
なお、上述した実施例と同一の部分には同一の番号を付
してその説明を省略する。
布装置を表し、要部であるボックス体の断面図である。
なお、上述した実施例と同一の部分には同一の番号を付
してその説明を省略する。
【0024】この実施例は、スリット3の塗布幅方向の
両側部にそれぞれスペーサ12,13を設けないもので
あり、スリット3の塗布幅Wは図に示すように規定され
る。そして、供給管7は、そのスリット3の塗布幅端部
からの突出長さLとスリット3の塗布幅Wとの比(L/
W)が上述したように0.1〜0.4の範囲、好ましく
は、0.1〜0.3の範囲、より好ましくは0.2〜
0.3の範囲になるように設けられる。
両側部にそれぞれスペーサ12,13を設けないもので
あり、スリット3の塗布幅Wは図に示すように規定され
る。そして、供給管7は、そのスリット3の塗布幅端部
からの突出長さLとスリット3の塗布幅Wとの比(L/
W)が上述したように0.1〜0.4の範囲、好ましく
は、0.1〜0.3の範囲、より好ましくは0.2〜
0.3の範囲になるように設けられる。
【0025】この実施例にあっても、ボックス体20内
の塗布液の圧力が均一化され、スリット3から略一様な
流速、圧力で塗布液が押し出されるため、シート体8に
幅方向に均一な膜厚の塗布層11を形成することができ
る。
の塗布液の圧力が均一化され、スリット3から略一様な
流速、圧力で塗布液が押し出されるため、シート体8に
幅方向に均一な膜厚の塗布層11を形成することができ
る。
【0026】なお、上述した各実施例においては、2本
の供給管7を対称的に配置するが、1本の供給管7をボ
ックス体20の片側にその突出長さLが上述した範囲に
なるように配置することでも本発明は達成でき、また、
非対称的に配置すること、あるいはオフセットさせて配
置することも可能である。ただし、本発明者の実験では
2本の供給管6、6をボックス体20の両側に対称的に
配置した場合により均一な塗布層を形成できることが実
証されており、供給管7,7は対称に配置することが好
ましい
の供給管7を対称的に配置するが、1本の供給管7をボ
ックス体20の片側にその突出長さLが上述した範囲に
なるように配置することでも本発明は達成でき、また、
非対称的に配置すること、あるいはオフセットさせて配
置することも可能である。ただし、本発明者の実験では
2本の供給管6、6をボックス体20の両側に対称的に
配置した場合により均一な塗布層を形成できることが実
証されており、供給管7,7は対称に配置することが好
ましい
【0027】また、供給管7の管径はポケット4内に配
置することができればポケット4の断面積(供給管6と
直角な断面)や塗布液の粘度、流速、供給圧力等との関
連で適宜選択することができるが、ポケット4の断面積
をSp、供給管6の断面積をStとした場合はその比
(Sp/St)は3以上、特に、4以上とすることが望
ましい。さらに、供給管7の形状(断面形状)も円形に
限らず、正方形、楕円、長方形等の任意の形状を選択で
き、さらに、その先端も直角に限らず角度をもって斜め
に開口させることも可能である
置することができればポケット4の断面積(供給管6と
直角な断面)や塗布液の粘度、流速、供給圧力等との関
連で適宜選択することができるが、ポケット4の断面積
をSp、供給管6の断面積をStとした場合はその比
(Sp/St)は3以上、特に、4以上とすることが望
ましい。さらに、供給管7の形状(断面形状)も円形に
限らず、正方形、楕円、長方形等の任意の形状を選択で
き、さらに、その先端も直角に限らず角度をもって斜め
に開口させることも可能である
【0028】またさらに、供給管7の材質も特に制限さ
れず、金属製であると樹脂製であるとを問わないが、塗
布液が磁性塗料の場合には、非磁性材質若しくは消磁さ
れ磁化していない状態のものを用いることが好ましい。
また、ボックス体20のポケット4も、特に制限される
こと無く、円形、楕円形、正方形、長方形、台形等の種
々の断面形状に構成することができる。
れず、金属製であると樹脂製であるとを問わないが、塗
布液が磁性塗料の場合には、非磁性材質若しくは消磁さ
れ磁化していない状態のものを用いることが好ましい。
また、ボックス体20のポケット4も、特に制限される
こと無く、円形、楕円形、正方形、長方形、台形等の種
々の断面形状に構成することができる。
【0029】その他、エクストルージョン型塗布装置を
特徴づけるスリット形状やエッジ形状については、単層
型にあっては、特開昭53−90350号公報、特開昭
57−84771号公報、特開昭58−104666号
公報、特開昭60−23817号公報、特開平1−21
0072号公報に記載の公知の技術を採用でき、また、
積層型にあっては、特開昭63−88080号公報、特
開平2−17971号公報、特開平2−251265号
公報、特開平2−261562号公報、特開平2−26
8862号公報に記載の公知の技術を採用することがで
きる。
特徴づけるスリット形状やエッジ形状については、単層
型にあっては、特開昭53−90350号公報、特開昭
57−84771号公報、特開昭58−104666号
公報、特開昭60−23817号公報、特開平1−21
0072号公報に記載の公知の技術を採用でき、また、
積層型にあっては、特開昭63−88080号公報、特
開平2−17971号公報、特開平2−251265号
公報、特開平2−261562号公報、特開平2−26
8862号公報に記載の公知の技術を採用することがで
きる。
【0030】次に、本発明の具体的な実験例を説明す
る。シート体8として幅1040mm、厚さ8μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルムを用い、実験例1〜
4と比較例1とを作製した。・実験例1 以下の組成の塗布液、前述の仕様で具体的な寸法が以下
の通りの塗布装置Aを用いて下記の条件の下、供給管6
の突出長さLを0、100、200、300、400m
mに変え、各長さLについて塗布液を乾燥厚さが4.5
μmとなるように塗布した後に配向処理と乾燥処理を行
った。
る。シート体8として幅1040mm、厚さ8μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルムを用い、実験例1〜
4と比較例1とを作製した。・実験例1 以下の組成の塗布液、前述の仕様で具体的な寸法が以下
の通りの塗布装置Aを用いて下記の条件の下、供給管6
の突出長さLを0、100、200、300、400m
mに変え、各長さLについて塗布液を乾燥厚さが4.5
μmとなるように塗布した後に配向処理と乾燥処理を行
った。
【0031】 塗布液組成; γ−Fe2 O3 100重量部 Al2 O3 0.2重量部 TiO2 0.1重量部 エルカ酸 0.8重量部 フォスファノールRE610 1.5重量部 塩化ビニル酢酸ビニル共重合体 14.9重量部 ポリウレタン 6.4重量部 メチルエチルケトン 86重量部 メチルイソブチルケトン 43重量部 トルエン 43重量部 コロネート3041 4.2重量部
【0032】この塗布液の物性はレオロジ(株)製コー
ンプレート型粘度計MR−300R型を用いて測定し、
次の値が得られた。 塗布液粘度 83 cp 塗布液降伏値 395 dyn/cm2 オストワルド流動方程式 (剪断応力)=(粘性係数)
×(剪断速度)n における粘性係数は61.7、べき
乗数は0.46であった。
ンプレート型粘度計MR−300R型を用いて測定し、
次の値が得られた。 塗布液粘度 83 cp 塗布液降伏値 395 dyn/cm2 オストワルド流動方程式 (剪断応力)=(粘性係数)
×(剪断速度)n における粘性係数は61.7、べき
乗数は0.46であった。
【0033】 塗布条件; 塗布幅(スリット3の塗布幅と等しい) 1030 mm 塗布スピード 400 m/min 塗布液供給量 11 kg/min 塗布装置 スリットギャップ 0.16 mm スリット長さ(深さ) 35 mm バックエッジ曲率半径 25 mm バックエッジ長さ 1.5 mm ポケット断面積 5.0 cm2 供給管 内径 φ8 mm 外径 φ10 mm
【0034】・実験例2 下記の組成の塗布液を用いた以外は、上記実験例1と同
一の条件である。 塗布液組成; γ−Fe2 O3 100重量部 Al2 O3 0.2重量部 TiO2 0.1重量部 エルカ酸 0.8重量部 フォスファノールRE610 1.5重量部 塩化ビニル酢酸ビニル共重合体 14.9重量部 ポリウレタン 6.4重量部 メチルエチルケトン 116重量部 メチルイソブチルケトン 58重量部 トルエン 58重量部 コロネート3041 4.2重量部 なお、この塗布液は粘度が59cp、降伏値が295d
yn/cm2 、オストワルドの流動方程式における粘性
係数が47.2、べき乗数nが0.45であった。
一の条件である。 塗布液組成; γ−Fe2 O3 100重量部 Al2 O3 0.2重量部 TiO2 0.1重量部 エルカ酸 0.8重量部 フォスファノールRE610 1.5重量部 塩化ビニル酢酸ビニル共重合体 14.9重量部 ポリウレタン 6.4重量部 メチルエチルケトン 116重量部 メチルイソブチルケトン 58重量部 トルエン 58重量部 コロネート3041 4.2重量部 なお、この塗布液は粘度が59cp、降伏値が295d
yn/cm2 、オストワルドの流動方程式における粘性
係数が47.2、べき乗数nが0.45であった。
【0035】・実験例3 ポケット断面積を3.1cm2 として、他の条件は実験
例1と同一とした。・実験例4 ポケット断面積を2.2cm2 として、他の条件は実験
例1と同一とした。
例1と同一とした。・実験例4 ポケット断面積を2.2cm2 として、他の条件は実験
例1と同一とした。
【0036】・比較例1 図7に示した従来のセンタ供給方式により塗布液をポケ
ット4内に供給した。その他の条件は実験例1と同様で
ある。
ット4内に供給した。その他の条件は実験例1と同様で
ある。
【0037】上記実験例1〜4および比較例1につい
て、原反での巻き状態、幅方向塗布厚みパターン、塗布
厚みムラを測定して表1,2に示す結果を得た。なお、
塗布厚みムラの測定は、サンプルをシート体8の幅方向
に沿ってサンプリングし、X線膜厚計(理学製3572
B1型)により行った。厚み算出については、基準厚み
サンプルに対するX線強度より検出量を設定し、これに
より塗布厚みを換算した。
て、原反での巻き状態、幅方向塗布厚みパターン、塗布
厚みムラを測定して表1,2に示す結果を得た。なお、
塗布厚みムラの測定は、サンプルをシート体8の幅方向
に沿ってサンプリングし、X線膜厚計(理学製3572
B1型)により行った。厚み算出については、基準厚み
サンプルに対するX線強度より検出量を設定し、これに
より塗布厚みを換算した。
【0038】
【表1】
【表2】 実験例1〜4、比較例1の塗布厚みパターン、膜厚ムラ
および巻き状態判定をまとめた。膜厚プロフィールはフ
ラット型または全体になだらかな凸型であって膜厚ムラ
が0.2μm以下である時盛り上がり・巻きシワ共に発
生せず、良好な結果となった。
および巻き状態判定をまとめた。膜厚プロフィールはフ
ラット型または全体になだらかな凸型であって膜厚ムラ
が0.2μm以下である時盛り上がり・巻きシワ共に発
生せず、良好な結果となった。
【0039】表1,2から明らかなように、実験例1お
よび実験例2では、塗布液の供給管6の突出長さが20
0mm(L/W=0.2)と300mm(L/W=0.
3)で原反の巻き状態、塗布厚みともに良好であり、幅
方向塗布厚みバラツキが0.2μm以下の許容範囲を満
足し、均質な製品を得ることができた。しかしながら、
従来のサイド供給方式(図6)と同等の供給管の突出長
さLが0mmの場合は、原反での巻き状態で塗布幅方向
両端部が盛り上がり、原反の両端部で片伸びが全長にわ
たって発生し、不良品であった。また、供給管の突出長
さLが100mm(L/W=0.1)の場合は、塗布幅
方向中央部のやや薄くなっている部分で、巻取時に弱い
シワが発生したが良品の範囲内であった。供給管の突出
長さLが400mm(L/W=0.4)の場合は、塗布
幅方向中央部が盛り上がり、原反の中央部に片伸びが発
生したが、原反塗布長さ半分の長さまでは良品であっ
た。実験例3では、供給管6の突出長さLが200mm
で中央部に極弱い巻き取りシワが、また、供給管6の突
出長さLが300mmで弱い盛り上がりが発生したが、
共に良品の範囲内であった。その他の突出長さLにおい
ては中央部にシワあるいは盛り上がりが発生したが、原
反塗布長さの半分の長さまでは良品であった。
よび実験例2では、塗布液の供給管6の突出長さが20
0mm(L/W=0.2)と300mm(L/W=0.
3)で原反の巻き状態、塗布厚みともに良好であり、幅
方向塗布厚みバラツキが0.2μm以下の許容範囲を満
足し、均質な製品を得ることができた。しかしながら、
従来のサイド供給方式(図6)と同等の供給管の突出長
さLが0mmの場合は、原反での巻き状態で塗布幅方向
両端部が盛り上がり、原反の両端部で片伸びが全長にわ
たって発生し、不良品であった。また、供給管の突出長
さLが100mm(L/W=0.1)の場合は、塗布幅
方向中央部のやや薄くなっている部分で、巻取時に弱い
シワが発生したが良品の範囲内であった。供給管の突出
長さLが400mm(L/W=0.4)の場合は、塗布
幅方向中央部が盛り上がり、原反の中央部に片伸びが発
生したが、原反塗布長さ半分の長さまでは良品であっ
た。実験例3では、供給管6の突出長さLが200mm
で中央部に極弱い巻き取りシワが、また、供給管6の突
出長さLが300mmで弱い盛り上がりが発生したが、
共に良品の範囲内であった。その他の突出長さLにおい
ては中央部にシワあるいは盛り上がりが発生したが、原
反塗布長さの半分の長さまでは良品であった。
【0040】実験例4では、塗布幅方向のポケット4内
の圧力が不均一になり、いずれの突出長さLにおいても
良好な結果は得られなかった。一方、比較例1は、原反
の巻き状態において塗布幅中央が盛り上がり、原反の中
央部に片伸びが発生し、原反の全長にわたって不良品で
あった。
の圧力が不均一になり、いずれの突出長さLにおいても
良好な結果は得られなかった。一方、比較例1は、原反
の巻き状態において塗布幅中央が盛り上がり、原反の中
央部に片伸びが発生し、原反の全長にわたって不良品で
あった。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
エクストクルージョン型の塗布装置によれば、先端開口
がポケット内へスリットの塗布幅端部よりスリット寸法
に対して所定の比率で突出するように供給管を設け、こ
の供給管によりポケット内へ塗布液を供給するため、ポ
ケット内に供給された塗布液の圧力が均一化され、均一
な速度、均一な圧力でスリットから塗布液が押し出さ
れ、可撓性シート体が幅広であっても、また、塗布液が
粒子分散系塗料で非ニュートン性流動を示す塗布液であ
っても均一な厚さの塗布層をシート体に形成でき、高い
品質の製品が得られる。
エクストクルージョン型の塗布装置によれば、先端開口
がポケット内へスリットの塗布幅端部よりスリット寸法
に対して所定の比率で突出するように供給管を設け、こ
の供給管によりポケット内へ塗布液を供給するため、ポ
ケット内に供給された塗布液の圧力が均一化され、均一
な速度、均一な圧力でスリットから塗布液が押し出さ
れ、可撓性シート体が幅広であっても、また、塗布液が
粒子分散系塗料で非ニュートン性流動を示す塗布液であ
っても均一な厚さの塗布層をシート体に形成でき、高い
品質の製品が得られる。
【図1】この発明の一実施例にかかるエクストクルージ
ョン型の塗布装置の要部の斜視図である。
ョン型の塗布装置の要部の斜視図である。
【図2】同塗布装置の要部の断面図である。
【図3】この発明の他の実施例にかかるエクストクルー
ジョン型の塗布装置の要部の断面図である。
ジョン型の塗布装置の要部の断面図である。
【図4】従来のエクストクルージョン型の塗布装置の全
体断面図である。
体断面図である。
【図5】同塗布装置の要部の斜視図である。
【図6】同塗布装置の要部の断面図である。
【図7】同塗布装置の要部の他の態様の断面図である。
1 フロントエッジ 2 バックエッジ 3 スリット 4 ポケット 5 側板 7 塗布液供給管 9 ローラ 10 ローラ 11 塗膜(塗布層) 12 サイドスペーサ 13 サイドスペーサ 14 パッキン 20 ボックス体 A エクストクルージョン型の塗布装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 英一 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 古屋 幸緒 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 連続的に走行する可撓性シート体の一面
に該シート体の走行方向と直交する方向に延在し該シー
ト体の一面に対向して開口するスリットと、前記可撓性
シート体の走行方向と直交する方向に延在し前記スリッ
トが連通するポケットとを形成されたボックス体を有
し、前記ポケット内に供給される塗布液を前記スリット
から前記可撓性シート体に供給して該可撓性シート体に
前記塗布液の薄層を層設するエクストクルージョン型の
塗布装置であって、 前記ポケット内に前記スリットと平行に塗布液供給管を
突設し、該塗布液供給管の先端供給口を前記ポケット内
に前記スリット塗布幅方向中央部分の所定範囲に位置さ
せたことを特徴とするエクストクルージョン型の塗布装
置。 - 【請求項2】 前記所定範囲は、前記供給管の前記スリ
ットの塗布幅端部からのポケット内への突出長さをL、
前記スリットの塗布幅をWとしたとき、比(L/W)が
0.1〜0.4となる範囲である請求項1記載のエクス
トクルージョン型の塗布装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33751294A JPH08182955A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | エクストクルージョン型の塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33751294A JPH08182955A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | エクストクルージョン型の塗布装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08182955A true JPH08182955A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18309360
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33751294A Withdrawn JPH08182955A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | エクストクルージョン型の塗布装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08182955A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002520139A (ja) * | 1998-07-09 | 2002-07-09 | ラインハルド・デユースポール・マシーネンバウ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 接着剤塗布装置 |
| JP2007275779A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Dainippon Printing Co Ltd | ダイヘッド |
| JP2007296503A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-15 | Nitto Denko Corp | ダイ、ダイ方式塗布装置及び塗布方法 |
| CN102101095A (zh) * | 2009-12-16 | 2011-06-22 | 富士胶片株式会社 | 涂布装置和使用该涂布装置的涂布膜产品的制造方法 |
| CN103958071A (zh) * | 2011-09-29 | 2014-07-30 | 佛克有限及两合公司 | 制造用于可抽烟物品群组的包装件的方法和设备 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP33751294A patent/JPH08182955A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002520139A (ja) * | 1998-07-09 | 2002-07-09 | ラインハルド・デユースポール・マシーネンバウ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 接着剤塗布装置 |
| JP2007275779A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Dainippon Printing Co Ltd | ダイヘッド |
| JP2007296503A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-15 | Nitto Denko Corp | ダイ、ダイ方式塗布装置及び塗布方法 |
| CN102101095A (zh) * | 2009-12-16 | 2011-06-22 | 富士胶片株式会社 | 涂布装置和使用该涂布装置的涂布膜产品的制造方法 |
| CN103958071A (zh) * | 2011-09-29 | 2014-07-30 | 佛克有限及两合公司 | 制造用于可抽烟物品群组的包装件的方法和设备 |
| US20140311096A1 (en) * | 2011-09-29 | 2014-10-23 | Focke & Co. (Gmbh & Co. Kg) | Method and device for producing a package for a group of smokable articles |
| JP2015501258A (ja) * | 2011-09-29 | 2015-01-15 | フォッケ・ウント・コンパニー(ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト) | 一群の喫煙可能製品用のパッケージを製造するための方法及び設備 |
| US9988164B2 (en) | 2011-09-29 | 2018-06-05 | Focke & Co. (Gmbh & Co. Kg) | Method and device for producing a package for a group of smokable articles |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5597615A (en) | Extrusion coating method and coating apparatus for coating both sides of a web | |
| JPH0677712B2 (ja) | 塗布装置 | |
| JPH0822414B2 (ja) | 塗布装置 | |
| EP0673684B1 (en) | Extrusion type coating head | |
| JP4068727B2 (ja) | 塗布装置および塗布方法 | |
| JPH0680531B2 (ja) | 磁気記録媒体塗布方法 | |
| JP2691443B2 (ja) | 2層塗布方法とその装置 | |
| US5858097A (en) | Apparatus for the production of a magnetic recording medium | |
| DE69017632T2 (de) | Auftragevorrichtung. | |
| JPH09141172A (ja) | 塗布装置 | |
| EP0678341A2 (en) | Coating apparatus | |
| JP3306839B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
| JP3205460B2 (ja) | 塗布装置 | |
| US5698033A (en) | Apparatus for the production of a magnetic recording medium | |
| JP2630519B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
| JPH03161A (ja) | 塗布方法 | |
| JP2623897B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
| JPH0550003A (ja) | 塗布液の塗布方法および塗布装置 | |
| JP2678646B2 (ja) | 磁気記録媒体用塗布液の塗布装置 | |
| JPH10192772A (ja) | 塗布装置および塗布方法 | |
| JP2000334354A (ja) | 塗布装置 | |
| JP2598937B2 (ja) | 塗布装置および塗布方法 | |
| JP2578630B2 (ja) | 塗布装置 | |
| JPH10411A (ja) | 塗布装置 | |
| JP3231447B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |