JPH08247791A - 光学式マイクロリニアエンコーダ - Google Patents
光学式マイクロリニアエンコーダInfo
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- JPH08247791A JPH08247791A JP4950295A JP4950295A JPH08247791A JP H08247791 A JPH08247791 A JP H08247791A JP 4950295 A JP4950295 A JP 4950295A JP 4950295 A JP4950295 A JP 4950295A JP H08247791 A JPH08247791 A JP H08247791A
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Landscapes
- Optical Transform (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】光学要素が少なく超小型で高精度の光学式エン
コーダを提供する。 【構成】光学式エンコーダは移動可能に連結したスケー
ル110と受発光部120から構成されている。スケー
ル110は主摺動面112に対して突出した凸部114
を有し、凸部114には鋸歯状に加工されたスケール面
116が形成されている。受発光部120は、主摺動面
122に対して窪んでいる凹部124を有し、凹部12
4の底面には面発光レーザ128とフォトダイオード1
30が形成されている。また、主摺動面122には、複
数の突起126が等間隔で設けられている。スケール1
10と受発光部120は、凸部114を凹部124に入
れることで、外れることなく、長手方向に移動可能に連
結されている。
コーダを提供する。 【構成】光学式エンコーダは移動可能に連結したスケー
ル110と受発光部120から構成されている。スケー
ル110は主摺動面112に対して突出した凸部114
を有し、凸部114には鋸歯状に加工されたスケール面
116が形成されている。受発光部120は、主摺動面
122に対して窪んでいる凹部124を有し、凹部12
4の底面には面発光レーザ128とフォトダイオード1
30が形成されている。また、主摺動面122には、複
数の突起126が等間隔で設けられている。スケール1
10と受発光部120は、凸部114を凹部124に入
れることで、外れることなく、長手方向に移動可能に連
結されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装置の可動部分や生体
内などでの移動量検出に用いられる光学式マイクロリニ
アエンコーダに関する。
内などでの移動量検出に用いられる光学式マイクロリニ
アエンコーダに関する。
【0002】
<従来例1>光学式エンコーダの一例として、光源と受
光素子とスケールとを備え、光源の出射光をスケールを
介して受光素子で受け、その光強度の変化を検出するこ
とにより、スケールの変位を求めるものが知られてい
る。このような光学的変位センサは、例えば[日経メカ
ニカル]1988.7.25に開示されている。その構
成を図24に示す。
光素子とスケールとを備え、光源の出射光をスケールを
介して受光素子で受け、その光強度の変化を検出するこ
とにより、スケールの変位を求めるものが知られてい
る。このような光学的変位センサは、例えば[日経メカ
ニカル]1988.7.25に開示されている。その構
成を図24に示す。
【0003】図24に示すように、この変位センサは、
発光素子601、受光素子602、レンズ603、メイ
ンスケール604、インデックススケール605を有し
ている。この光学式エンコーダは二枚のスケール60
4、605を透過する光の強度変化をもとに移動距離を
測定する。発光素子601と受光素子602の間に同じ
ピッチのスケールを加工したメインスケール604とイ
ンデックススケール605を配置する。両スケールの透
明な部分が重なり合うと光が透過して受光素子602に
入る。しかし、インデックススケール605がメインス
ケール604に対して相対的に移動すると透過光は次第
に弱くなり、透明な部分と暗い部分が重なると光はほと
んど透過しない。この時の受光素子602の出力信号は
正弦波に近いものとなる。この出力信号を調べることに
より両スケールの相対移動距離を求めることができる。
発光素子601、受光素子602、レンズ603、メイ
ンスケール604、インデックススケール605を有し
ている。この光学式エンコーダは二枚のスケール60
4、605を透過する光の強度変化をもとに移動距離を
測定する。発光素子601と受光素子602の間に同じ
ピッチのスケールを加工したメインスケール604とイ
ンデックススケール605を配置する。両スケールの透
明な部分が重なり合うと光が透過して受光素子602に
入る。しかし、インデックススケール605がメインス
ケール604に対して相対的に移動すると透過光は次第
に弱くなり、透明な部分と暗い部分が重なると光はほと
んど透過しない。この時の受光素子602の出力信号は
正弦波に近いものとなる。この出力信号を調べることに
より両スケールの相対移動距離を求めることができる。
【0004】<従来例2>また、別の光学式エンコーダ
としては、例えば特開平3−291523において、半
導体レーザを光源に用いて両端面から射出する光ビーム
を交差させ、光干渉位置に回折格子を配置し、その変位
を検出するものが開示されている。その基本構成を図2
5に示す。
としては、例えば特開平3−291523において、半
導体レーザを光源に用いて両端面から射出する光ビーム
を交差させ、光干渉位置に回折格子を配置し、その変位
を検出するものが開示されている。その基本構成を図2
5に示す。
【0005】このエンコーダでは、図25(a)に示す
ように、半導体基板701の上に、二本の光ビーム反対
向きに射出する半導体レーザ702と、その光ビームを
案内する光導波路703と、光導波路703の射出光を
集光するレンズ704が形成されている。レンズ704
から射出された二本の光ビームが交差する位置には回折
格子705が配置されている。半導体基板701の上に
は、さらに回折格子705の干渉位置にフォトダイオー
ド706が形成されている。
ように、半導体基板701の上に、二本の光ビーム反対
向きに射出する半導体レーザ702と、その光ビームを
案内する光導波路703と、光導波路703の射出光を
集光するレンズ704が形成されている。レンズ704
から射出された二本の光ビームが交差する位置には回折
格子705が配置されている。半導体基板701の上に
は、さらに回折格子705の干渉位置にフォトダイオー
ド706が形成されている。
【0006】半導体レーザ702の両端面から射出され
た二本の光ビームは、光導波路703を伝搬し、レンズ
704により回折格子705に集光され、回折格子70
5で回折された光は互いに干渉し合う。フォトダイオー
ド706では、図25(b)に示すような、回折格子7
05の移動による強度変化の波形が検出される。
た二本の光ビームは、光導波路703を伝搬し、レンズ
704により回折格子705に集光され、回折格子70
5で回折された光は互いに干渉し合う。フォトダイオー
ド706では、図25(b)に示すような、回折格子7
05の移動による強度変化の波形が検出される。
【0007】
<従来例1の課題>図24に示した光学式エンコーダ
は、高精度のエンコーダを構成するが以下のような問題
点を抱えている。
は、高精度のエンコーダを構成するが以下のような問題
点を抱えている。
【0008】高分解能の変位を検出するため、発光部6
01、受光部602、レンズ603、メインスケール6
04、インデックススケール605など数多くの光学要
素を高精度で位置合わせする必要がある。したがって、
位置決めに手間がかかるとともに、装置の大型化、重量
化を招きエンコーダの微細領域への応用範囲を狭めてい
る。
01、受光部602、レンズ603、メインスケール6
04、インデックススケール605など数多くの光学要
素を高精度で位置合わせする必要がある。したがって、
位置決めに手間がかかるとともに、装置の大型化、重量
化を招きエンコーダの微細領域への応用範囲を狭めてい
る。
【0009】<従来例2の課題>また、図25に示した
光学式エンコーダは、光学要素が半導体基板に集積化さ
れているため小型の変位センサを提供するが、以下のよ
うな問題点を抱えている。
光学式エンコーダは、光学要素が半導体基板に集積化さ
れているため小型の変位センサを提供するが、以下のよ
うな問題点を抱えている。
【0010】通常の半導体レーザは射出端面に劈開面を
用いるが、この変位センサでは、半導体レーザ702は
光導波路703やレンズ704と一体的に形成されるた
め、その射出端面707は通常ドライエッチにより形成
される。この端面707と光導波路703の間隔は狭い
ため、端面保護が困難で、通電による端面劣化により安
定な発振が得られない。また、ビームを絞るためのレン
ズ704を半導体基板701の上に一体的に形成するた
め、レンズ形状704には高い制御性が要求され、工程
も複雑になる。また、高分解能の変位を検出するため
に、回折格子705とエンコーダとの位置合わせに高い
精度が要求され、結果として部品点数の増大化や、装置
の大型化を招きかねない。 <本発明の目的>本発明は、光学要素が少なく、超小型
・軽量で、高精度の光学式エンコーダを提供することを
目的とする。
用いるが、この変位センサでは、半導体レーザ702は
光導波路703やレンズ704と一体的に形成されるた
め、その射出端面707は通常ドライエッチにより形成
される。この端面707と光導波路703の間隔は狭い
ため、端面保護が困難で、通電による端面劣化により安
定な発振が得られない。また、ビームを絞るためのレン
ズ704を半導体基板701の上に一体的に形成するた
め、レンズ形状704には高い制御性が要求され、工程
も複雑になる。また、高分解能の変位を検出するため
に、回折格子705とエンコーダとの位置合わせに高い
精度が要求され、結果として部品点数の増大化や、装置
の大型化を招きかねない。 <本発明の目的>本発明は、光学要素が少なく、超小型
・軽量で、高精度の光学式エンコーダを提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、光源と、光源に対して相対的に移動するスケール
と、このスケールからの反射光、透過光または回折光を
受光するための受光素子とを有する光学式マイクロリニ
アエンコーダにおいて、半導体単結晶基板を異方性エッ
チングすることにより形成された、長溝状に凹んだ凹部
とこの凹部の両側に形成された主摺動面とを有する凹部
材と、半導体単結晶基板を異方性エッチングすることに
より形成された、主摺動面とこの主摺動面に対して突出
した凸部とを有する凸部材で、凸部が前記凹部材の凹部
に遊嵌していて前記凹部材に対して移動できる凸部材
と、凹部材と凸部材の一方の部材に移動方向に沿って設
けられたスケールと、凹部材と凸部材の他方の部材に前
記スケールのスケール面に対向するように設けられた垂
直共振器型面発光レーザおよび受光素子とを有すること
を特徴とする。
は、光源と、光源に対して相対的に移動するスケール
と、このスケールからの反射光、透過光または回折光を
受光するための受光素子とを有する光学式マイクロリニ
アエンコーダにおいて、半導体単結晶基板を異方性エッ
チングすることにより形成された、長溝状に凹んだ凹部
とこの凹部の両側に形成された主摺動面とを有する凹部
材と、半導体単結晶基板を異方性エッチングすることに
より形成された、主摺動面とこの主摺動面に対して突出
した凸部とを有する凸部材で、凸部が前記凹部材の凹部
に遊嵌していて前記凹部材に対して移動できる凸部材
と、凹部材と凸部材の一方の部材に移動方向に沿って設
けられたスケールと、凹部材と凸部材の他方の部材に前
記スケールのスケール面に対向するように設けられた垂
直共振器型面発光レーザおよび受光素子とを有すること
を特徴とする。
【0012】請求項2に記載の発明は、光源と、光源に
対して相対的に移動するスケールと、このスケールから
の反射光、透過光または回折光を受光するための受光素
子とを有する光学式マイクロリニアエンコーダにおい
て、半導体単結晶基板を異方性エッチングすることによ
り形成された、長溝状に凹んだ凹部とこの凹部の両側に
形成された主摺動面とを有する凹部材と、半導体単結晶
基板を異方性エッチングすることにより形成された、前
記凹部材に凹部を跨いで固着されるフタ部材と、半導体
単結晶基板を異方性エッチングすることにより形成され
た、前記凹部材とフタ部材により形成された空間内に移
動可能に配置されたスケールで、凹部材とフタ部材の一
方の部材に対向する面に移動方向に沿ってスケール面を
有するスケールと、スケール面に対向する前記一方の部
材に設けられた垂直共振器面発光レーザおよび受光素子
とを有することを特徴とする。
対して相対的に移動するスケールと、このスケールから
の反射光、透過光または回折光を受光するための受光素
子とを有する光学式マイクロリニアエンコーダにおい
て、半導体単結晶基板を異方性エッチングすることによ
り形成された、長溝状に凹んだ凹部とこの凹部の両側に
形成された主摺動面とを有する凹部材と、半導体単結晶
基板を異方性エッチングすることにより形成された、前
記凹部材に凹部を跨いで固着されるフタ部材と、半導体
単結晶基板を異方性エッチングすることにより形成され
た、前記凹部材とフタ部材により形成された空間内に移
動可能に配置されたスケールで、凹部材とフタ部材の一
方の部材に対向する面に移動方向に沿ってスケール面を
有するスケールと、スケール面に対向する前記一方の部
材に設けられた垂直共振器面発光レーザおよび受光素子
とを有することを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の光学式マイクロリニアエンコーダにおいて、前記スケ
ールが、凹部材とフタ部材により形成された空間から抜
け落ちないように、前記スケールあるいは前記凹部材ま
たはフタ部材に突出部を設けたことを特徴とした。
の光学式マイクロリニアエンコーダにおいて、前記スケ
ールが、凹部材とフタ部材により形成された空間から抜
け落ちないように、前記スケールあるいは前記凹部材ま
たはフタ部材に突出部を設けたことを特徴とした。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明では、スケールと受発光
部(垂直共振器面発光レーザと受光素子を有する凹部
材)を半導体プロセスにより一体的に形成することがで
きる。特殊な化学エッチングを用いることによって、ス
ケールと受発光部がそれ自身分解しないための構成を簡
便に得ることができる。これにより、光学要素が少な
く、超小型で、容易な構成により高精度の光学式マイク
ロリニアエンコーダを提供することができる。
部(垂直共振器面発光レーザと受光素子を有する凹部
材)を半導体プロセスにより一体的に形成することがで
きる。特殊な化学エッチングを用いることによって、ス
ケールと受発光部がそれ自身分解しないための構成を簡
便に得ることができる。これにより、光学要素が少な
く、超小型で、容易な構成により高精度の光学式マイク
ロリニアエンコーダを提供することができる。
【0015】請求項2に記載の発明では、スケールと受
発光部(垂直共振器面発光レーザと受光素子を有する部
材)を半導体プロセスにより一体的に形成することがで
きる。また、フタ部材を設ける構造によって、半導体プ
ロセスの問題点となっている加工精度に依存しない構成
となり、組立が非常に簡便になる。これにより、光学要
素が少なく、超小型で、容易な構成により高精度の光学
式マイクロリニアエンコーダを提供することができる。
発光部(垂直共振器面発光レーザと受光素子を有する部
材)を半導体プロセスにより一体的に形成することがで
きる。また、フタ部材を設ける構造によって、半導体プ
ロセスの問題点となっている加工精度に依存しない構成
となり、組立が非常に簡便になる。これにより、光学要
素が少なく、超小型で、容易な構成により高精度の光学
式マイクロリニアエンコーダを提供することができる。
【0016】請求項3に記載の発明では、スケールの前
後の両端に突出部を設けることによって、スケールの最
大移動量を規定できるばかりでなく、スケールが受発光
部から外れることが防止される。
後の両端に突出部を設けることによって、スケールの最
大移動量を規定できるばかりでなく、スケールが受発光
部から外れることが防止される。
【0017】
<第一実施例>本発明の光学式エンコーダの第一実施例
について図1ないし図6を参照しながら説明する。
について図1ないし図6を参照しながら説明する。
【0018】本実施例の光学式エンコーダは、図1
(A)に示すように、移動可能に連結したスケール11
0と受発光部120から構成されている。スケール11
0は、図1(B)に示すように、主摺動面112に対し
てオスアリ形状に突出した凸部114を有し、凸部11
4には鋸歯状に加工されたスケール面116が形成され
ている。スケール110はGaAsやSi等の半導体材
料を加工して作られる。一方、受発光部120は、図1
(C)に示すように、主摺動面122に対してアリ溝状
に窪んでいる凹部124を有している。主摺動面122
には、SiO2 からなる複数の突起126が等間隔で設
けられている。また、凹部124の底面には、面発光レ
ーザ128とフォトダイオード130が設けられてい
る。スケール110と受発光部120は、図1(A)に
示すように、凸部114を凹部124に入れることで、
外れることなく、長手方向に移動可能に連結されてい
る。長手方向を横切る方向に関する移動は、スケール1
10の副摺動面118と受発光部120の副摺動面13
2とにより制限される。また、凹部124の底面と凸部
114の突出面の間隔は、スケール110の主摺動面1
12が突起126に支持されることで、Lに規定されて
いる。
(A)に示すように、移動可能に連結したスケール11
0と受発光部120から構成されている。スケール11
0は、図1(B)に示すように、主摺動面112に対し
てオスアリ形状に突出した凸部114を有し、凸部11
4には鋸歯状に加工されたスケール面116が形成され
ている。スケール110はGaAsやSi等の半導体材
料を加工して作られる。一方、受発光部120は、図1
(C)に示すように、主摺動面122に対してアリ溝状
に窪んでいる凹部124を有している。主摺動面122
には、SiO2 からなる複数の突起126が等間隔で設
けられている。また、凹部124の底面には、面発光レ
ーザ128とフォトダイオード130が設けられてい
る。スケール110と受発光部120は、図1(A)に
示すように、凸部114を凹部124に入れることで、
外れることなく、長手方向に移動可能に連結されてい
る。長手方向を横切る方向に関する移動は、スケール1
10の副摺動面118と受発光部120の副摺動面13
2とにより制限される。また、凹部124の底面と凸部
114の突出面の間隔は、スケール110の主摺動面1
12が突起126に支持されることで、Lに規定されて
いる。
【0019】図1(D)に示すように、スケール110
は、Lの間隔をおいて、受発光部120に対して移動可
能に支持される。スケール面116が実線で示される位
置においては、垂直共振器型面発光レーザ128から射
出したビームは、スケール面116で反射し、実線で示
されるようにほぼ等しく左右に分かれ、右側のビームが
フォトダイオード130に入射する。スケール面116
が、実線の位置から右へずれ、想像線で示す位置にくる
と、右側に反射されるビームが少なくなり、フォトダイ
オード130の出力が減る。これから容易に想像できる
ように、スケール面116の移動に伴なって、フォトダ
イオード130に入射するビームの光量が変化する。こ
のため、相対移動量に対するフォトダイオード130の
出力電流値は、図1(E)に示すように、正弦波に近い
信号となる。従って、フォトダイオード130の出力信
号を調べることにより、スケール110の相対移動距離
を求めることができる。
は、Lの間隔をおいて、受発光部120に対して移動可
能に支持される。スケール面116が実線で示される位
置においては、垂直共振器型面発光レーザ128から射
出したビームは、スケール面116で反射し、実線で示
されるようにほぼ等しく左右に分かれ、右側のビームが
フォトダイオード130に入射する。スケール面116
が、実線の位置から右へずれ、想像線で示す位置にくる
と、右側に反射されるビームが少なくなり、フォトダイ
オード130の出力が減る。これから容易に想像できる
ように、スケール面116の移動に伴なって、フォトダ
イオード130に入射するビームの光量が変化する。こ
のため、相対移動量に対するフォトダイオード130の
出力電流値は、図1(E)に示すように、正弦波に近い
信号となる。従って、フォトダイオード130の出力信
号を調べることにより、スケール110の相対移動距離
を求めることができる。
【0020】本実施例の光学式エンコーダでは、発光素
子に垂直共振器型面発光レーザ128を用いている。垂
直共振器型面発光レーザは、射出ビームが狭く鋭いた
め、レンズなどの光学素子が不要である。そのため、ス
ケールと受発光部の間隔を非常に小さくすることがで
き、しかも常に一定(L)であるので出力信号は相対移
動量に対してほぼ完全な正弦波として得られ、出力波形
を分割することにより精度良く変位検出することができ
る。つまり、光学要素が少なく、超小型で、構成の簡単
な、高精度の光学式エンコーダが得られる。また、スケ
ール110と受発光部120が一体化された構成となっ
ているので、スケール110の脱落など分解するおそれ
がない。
子に垂直共振器型面発光レーザ128を用いている。垂
直共振器型面発光レーザは、射出ビームが狭く鋭いた
め、レンズなどの光学素子が不要である。そのため、ス
ケールと受発光部の間隔を非常に小さくすることがで
き、しかも常に一定(L)であるので出力信号は相対移
動量に対してほぼ完全な正弦波として得られ、出力波形
を分割することにより精度良く変位検出することができ
る。つまり、光学要素が少なく、超小型で、構成の簡単
な、高精度の光学式エンコーダが得られる。また、スケ
ール110と受発光部120が一体化された構成となっ
ているので、スケール110の脱落など分解するおそれ
がない。
【0021】次に、本実施例の光学式エンコーダの製造
方法を図2ないし図4を用いて説明する。まず、受発光
部120の製造方法について図2と図3により説明す
る。化合物半導体プロセスにより作製した垂直共振器型
面発光レーザ140(図2(a))の表面にCVD(化
学気相成長)でSiO2 エッチング保護膜142を形成
する(図2(b))。次に、裏面(基板側)にCVD
(化学気相成長)でSiO2 膜144を形成し、フォト
リソ工程及び緩衝フッ酸によるエッチングによりSiO
2 エッチングマスク148を形成する(図2(c),
(d))。次に化学エッチングにより、凹部を形成する
(図2(e))。ここでは、H3 PO4 :H2 O2:H2
O=1:1:3組成のエッチング液を用いて図のよう
に逆メサ形状を形成した。次に、凹部にCVD(化学気
相成長)でSiO2 拡散マスク150を形成し、フォト
リソ工程及び緩衝フッ酸によるエッチングにより面発光
半導体レーザの射出ビームが入射する位置に開口部15
2を設け、面発光半導体レーザの基板と逆の導電型のド
ーパントを拡散により開口部152に注入する(図2
(f))。これによりフォトダイオードが形成される
(図3(a))。次に、フォトリソ工程で半導体基板の
裏面側に複数のドット状のSiO2 を残すようレジスト
パターン156を形成し(図3(b))、緩衝フッ酸で
エッチングを行ない、半球状の突起158を形成して、
受発光部が完成する(図3(c))。
方法を図2ないし図4を用いて説明する。まず、受発光
部120の製造方法について図2と図3により説明す
る。化合物半導体プロセスにより作製した垂直共振器型
面発光レーザ140(図2(a))の表面にCVD(化
学気相成長)でSiO2 エッチング保護膜142を形成
する(図2(b))。次に、裏面(基板側)にCVD
(化学気相成長)でSiO2 膜144を形成し、フォト
リソ工程及び緩衝フッ酸によるエッチングによりSiO
2 エッチングマスク148を形成する(図2(c),
(d))。次に化学エッチングにより、凹部を形成する
(図2(e))。ここでは、H3 PO4 :H2 O2:H2
O=1:1:3組成のエッチング液を用いて図のよう
に逆メサ形状を形成した。次に、凹部にCVD(化学気
相成長)でSiO2 拡散マスク150を形成し、フォト
リソ工程及び緩衝フッ酸によるエッチングにより面発光
半導体レーザの射出ビームが入射する位置に開口部15
2を設け、面発光半導体レーザの基板と逆の導電型のド
ーパントを拡散により開口部152に注入する(図2
(f))。これによりフォトダイオードが形成される
(図3(a))。次に、フォトリソ工程で半導体基板の
裏面側に複数のドット状のSiO2 を残すようレジスト
パターン156を形成し(図3(b))、緩衝フッ酸で
エッチングを行ない、半球状の突起158を形成して、
受発光部が完成する(図3(c))。
【0022】次に、スケール110の製造方法について
図4により説明する。板状の半導体基板160にCVD
(化学気相成長)でSiO2 を形成し、フォトリソ工程
及び緩衝フッ酸によるエッチングによりSiO2 のエッ
チングマスク162を形成する(図4(a))。次に化
学エッチングにより凸部を形成する(図4(b))。こ
こでは、H3 PO4 :H2 O2 :H2 O=1:1:3組
成のエッチング液を用いて図のように逆メサ形状を形成
した。次に、凸部にCVD(化学気相成長)でSiO2
膜164を形成し(図4(c))、フォトリソ工程及び
緩衝フッ酸によるエッチングにより面発光半導体レーザ
の射出ビームが入射する領域に、スケールの移動方向に
対して周期的に矩形の開口部166を形成する(図4
(d))。次に、化学エッチングにより鋸歯形状のスケ
ール面168を形成する(図4(e))。ここでは、H
3 PO4 :H2 O2 :H2 O=1:1:3組成のエッチ
ング液を用いて図のように順メサ形状を形成した。次
に、緩衝フッ酸でSiO2 をエッチングにより除去し
て、スケールが完成する(図4(f))。
図4により説明する。板状の半導体基板160にCVD
(化学気相成長)でSiO2 を形成し、フォトリソ工程
及び緩衝フッ酸によるエッチングによりSiO2 のエッ
チングマスク162を形成する(図4(a))。次に化
学エッチングにより凸部を形成する(図4(b))。こ
こでは、H3 PO4 :H2 O2 :H2 O=1:1:3組
成のエッチング液を用いて図のように逆メサ形状を形成
した。次に、凸部にCVD(化学気相成長)でSiO2
膜164を形成し(図4(c))、フォトリソ工程及び
緩衝フッ酸によるエッチングにより面発光半導体レーザ
の射出ビームが入射する領域に、スケールの移動方向に
対して周期的に矩形の開口部166を形成する(図4
(d))。次に、化学エッチングにより鋸歯形状のスケ
ール面168を形成する(図4(e))。ここでは、H
3 PO4 :H2 O2 :H2 O=1:1:3組成のエッチ
ング液を用いて図のように順メサ形状を形成した。次
に、緩衝フッ酸でSiO2 をエッチングにより除去し
て、スケールが完成する(図4(f))。
【0023】本実施例の各構成は、当然、各種の変形や
変更が可能である。例えば、スケールを鋸歯状に加工す
る替わりに、スケール面に複数のフォトダイオードを形
成し、そのフォトダイオードより信号検出してもよい。
この場合のスケールの製造方法を図5により説明する。
板状の半導体基板170にCVD(化学気相成長)でS
iO2 を形成し、フォトリソ工程及び緩衝フッ酸による
エッチングによりSiO2 のエッチングマスク172を
形成する(図5(a))。次に、化学エッチングにより
凸部を形成する(図5(b))。ここでは、H3 PO
4 :H2 O2 :H2 O=1:1:3組成のエッチング液
を用いて図のように逆メサ形状を形成した。次に、凸部
にCVD(化学気相成長)でSiO2 膜174を形成し
(図5(c))、フォトリソ工程及び緩衝フッ酸による
エッチングにより面発光半導体レーザの射出ビームが入
射する領域に、スケールの移動方向に対して周期的に矩
形の開口部174を形成する。次に、スケールとして用
いた基板と逆の導電型のドーパントを拡散により開口部
174に注入し(図5(d))、フォトダイオードアレ
イ178を形成する(図5(e))。次に、緩衝フッ酸
でSiO2 をエッチングにより除去し、フォトダイオー
ドアレイ178を備えたスケール180が完成する(図
5(f))。
変更が可能である。例えば、スケールを鋸歯状に加工す
る替わりに、スケール面に複数のフォトダイオードを形
成し、そのフォトダイオードより信号検出してもよい。
この場合のスケールの製造方法を図5により説明する。
板状の半導体基板170にCVD(化学気相成長)でS
iO2 を形成し、フォトリソ工程及び緩衝フッ酸による
エッチングによりSiO2 のエッチングマスク172を
形成する(図5(a))。次に、化学エッチングにより
凸部を形成する(図5(b))。ここでは、H3 PO
4 :H2 O2 :H2 O=1:1:3組成のエッチング液
を用いて図のように逆メサ形状を形成した。次に、凸部
にCVD(化学気相成長)でSiO2 膜174を形成し
(図5(c))、フォトリソ工程及び緩衝フッ酸による
エッチングにより面発光半導体レーザの射出ビームが入
射する領域に、スケールの移動方向に対して周期的に矩
形の開口部174を形成する。次に、スケールとして用
いた基板と逆の導電型のドーパントを拡散により開口部
174に注入し(図5(d))、フォトダイオードアレ
イ178を形成する(図5(e))。次に、緩衝フッ酸
でSiO2 をエッチングにより除去し、フォトダイオー
ドアレイ178を備えたスケール180が完成する(図
5(f))。
【0024】この場合、図6に示すように、図1の受発
光部に相当する部材である発光部190には、面発光レ
ーザー192が設けてあればよく、フォトダイオードは
不要である。勿論、図1に示した受発光部120をその
まま使用しても一向に構わない。面発光レーザ192の
射出ビームは対向位置にあるフォトダイオードアレイ1
78に入射し、各々のフォトダイオードから検出された
信号を処理することにより変位量、向き、位置が求めら
れ、アブソリュート型のエンコーダとして機能させるこ
とができる。
光部に相当する部材である発光部190には、面発光レ
ーザー192が設けてあればよく、フォトダイオードは
不要である。勿論、図1に示した受発光部120をその
まま使用しても一向に構わない。面発光レーザ192の
射出ビームは対向位置にあるフォトダイオードアレイ1
78に入射し、各々のフォトダイオードから検出された
信号を処理することにより変位量、向き、位置が求めら
れ、アブソリュート型のエンコーダとして機能させるこ
とができる。
【0025】また、実施例では、スケール面は、鋸歯状
に加工して構成したが、これに代えて回折格子を設けて
構成してもよい。あるいは、スケール面は、高反射領域
と低反射領域を周期的に設けて構成してもよい。
に加工して構成したが、これに代えて回折格子を設けて
構成してもよい。あるいは、スケール面は、高反射領域
と低反射領域を周期的に設けて構成してもよい。
【0026】また、製造方法においては、スケール面の
形成に異方性の化学エッチングを用いたが、RIBE
(反応性イオンエッチング)等のドライエッチングを用
いてもよい。
形成に異方性の化学エッチングを用いたが、RIBE
(反応性イオンエッチング)等のドライエッチングを用
いてもよい。
【0027】<第二実施例>本発明の光学式エンコーダ
の第二実施例について図7ないし図13を用いて説明す
る。
の第二実施例について図7ないし図13を用いて説明す
る。
【0028】本実施例の光学式エンコーダは、図7に示
すように、受発光部210とスケール230とフタ部2
50から構成されている。図8に示すように、受発光部
210はGaAsからなり、主摺動面212に対してア
リ溝状に窪んでいる凹部214が逆メサエッチング法に
より形成され、凹部214の底面には垂直共振器面発光
レーザ216と受光素子218たとえばフォトダイオー
ドが形成されている。主摺動面212にはSiO2 から
なる複数の突起220が設けられている。
すように、受発光部210とスケール230とフタ部2
50から構成されている。図8に示すように、受発光部
210はGaAsからなり、主摺動面212に対してア
リ溝状に窪んでいる凹部214が逆メサエッチング法に
より形成され、凹部214の底面には垂直共振器面発光
レーザ216と受光素子218たとえばフォトダイオー
ドが形成されている。主摺動面212にはSiO2 から
なる複数の突起220が設けられている。
【0029】スケール230はSiからなり、主摺動面
232から凸字状に突出した凸部234を有している。
凸部234は、その断面形状が、図9(A)に示すよう
に矩形形状でも、図9(B)に示すような形状でも、図
9(C)に示すように台形形状であってもよい。凸部2
34の突出面であるスケール面236には、金属等から
なる高反射領域238が一定間隔で設けられている。凸
部234のスケール面236の反対側の平坦面には、図
8に示すように、Siからなる複数の突起240が、長
手方向の両側部に等間隔で設けられている。
232から凸字状に突出した凸部234を有している。
凸部234は、その断面形状が、図9(A)に示すよう
に矩形形状でも、図9(B)に示すような形状でも、図
9(C)に示すように台形形状であってもよい。凸部2
34の突出面であるスケール面236には、金属等から
なる高反射領域238が一定間隔で設けられている。凸
部234のスケール面236の反対側の平坦面には、図
8に示すように、Siからなる複数の突起240が、長
手方向の両側部に等間隔で設けられている。
【0030】フタ部250はSiからなり、断面コ字状
の形状をしている。フタ部250は、接着層252を介
して、受発光部210と接着される。接着は、例えば、
接着層252にガラス薄膜を使用し、陽極接合により行
なわれる。スケール230は、図7に示すように、受発
光部210とフタ部250により形成された空間に通さ
れ、長手方向に摺動可能に配置される。スケール230
のスケール面236と、受発光部210の凹部214底
面に設けた面垂直共振器面発光レーザ216と受光素子
218との間隔は、スケール230の形状、受発光部2
10の主摺動面212上の突起220の形状、接着層2
52の厚みにより決まる。
の形状をしている。フタ部250は、接着層252を介
して、受発光部210と接着される。接着は、例えば、
接着層252にガラス薄膜を使用し、陽極接合により行
なわれる。スケール230は、図7に示すように、受発
光部210とフタ部250により形成された空間に通さ
れ、長手方向に摺動可能に配置される。スケール230
のスケール面236と、受発光部210の凹部214底
面に設けた面垂直共振器面発光レーザ216と受光素子
218との間隔は、スケール230の形状、受発光部2
10の主摺動面212上の突起220の形状、接着層2
52の厚みにより決まる。
【0031】次に、本実施例の光学式エンコーダの各部
材すなわち受発光部210とスケール230とフタ部2
50の作製方法について説明する。まず、受発光部の作
製方法について図10を参照して説明する。垂直共振器
型面発光レーザ216とフォトダイオード218を形成
した半導体基板260に、SiO2 のマスク材262を
設け、逆メサエッチング法により凹部を形成する(図1
0(a))。逆メサエッチング終了後、マスク材262
上にフォトレジスト264を選択的に設け、突起220
を形成する位置をマスクする(図10(b))。その
後、マスク材262をHFでエッチングする。これによ
り、フォトレジスト264でマスクした部分を除いて、
マスク材262が除去される(図10(c))。フォト
レジスト264を除去し、受発光部が完成する(図10
(d))。
材すなわち受発光部210とスケール230とフタ部2
50の作製方法について説明する。まず、受発光部の作
製方法について図10を参照して説明する。垂直共振器
型面発光レーザ216とフォトダイオード218を形成
した半導体基板260に、SiO2 のマスク材262を
設け、逆メサエッチング法により凹部を形成する(図1
0(a))。逆メサエッチング終了後、マスク材262
上にフォトレジスト264を選択的に設け、突起220
を形成する位置をマスクする(図10(b))。その
後、マスク材262をHFでエッチングする。これによ
り、フォトレジスト264でマスクした部分を除いて、
マスク材262が除去される(図10(c))。フォト
レジスト264を除去し、受発光部が完成する(図10
(d))。
【0032】次に、フタ部の作製方法について図11を
参照して説明する。110面のSi基板270を用意し
(図11(a))、SiO2 薄膜272でマスクし(図
11(b))、異方性ウエットエッチャント(KOH,
TMAH,etc.)で結晶面に沿って加工し(図11
(c))、最後にマスク材272をHFで除去し(図1
1(d))、フタ部が完成する。
参照して説明する。110面のSi基板270を用意し
(図11(a))、SiO2 薄膜272でマスクし(図
11(b))、異方性ウエットエッチャント(KOH,
TMAH,etc.)で結晶面に沿って加工し(図11
(c))、最後にマスク材272をHFで除去し(図1
1(d))、フタ部が完成する。
【0033】最後に、スケールの作製方法について図1
2を参照して説明する。110面のSi基板282を用
意し(図12(a))、Si基板282の上面にAu膜
282を蒸着し(図12(b))、Au膜284をレジ
ストによりパターニングし、ヨウ化アンモンによってス
ケール状に加工し、等間隔で並ぶ高反射領域284を形
成する(図12(c))。次に、この構造体の上下面に
CVDによりSiO2膜286と288を形成し(図1
2(d))、SiO2 膜286をフォトレジストでマス
クしパターニングし(図12(e))、残ったSiO2
膜290をマスクとして異方性ウエットエッチャント
(KOH,TMAH,etc.)で結晶面に沿って加工
し(図12(f))、SiO2 膜290を除去する(図
12(g))。下面のSiO2 膜288に対して突起を
形成する位置にフォトレジスト292を設け(図12
(h))、これをマスクとしてSiO2 膜292を除去
すると突起294が得られ(図12(i))、スケール
が完成する。
2を参照して説明する。110面のSi基板282を用
意し(図12(a))、Si基板282の上面にAu膜
282を蒸着し(図12(b))、Au膜284をレジ
ストによりパターニングし、ヨウ化アンモンによってス
ケール状に加工し、等間隔で並ぶ高反射領域284を形
成する(図12(c))。次に、この構造体の上下面に
CVDによりSiO2膜286と288を形成し(図1
2(d))、SiO2 膜286をフォトレジストでマス
クしパターニングし(図12(e))、残ったSiO2
膜290をマスクとして異方性ウエットエッチャント
(KOH,TMAH,etc.)で結晶面に沿って加工
し(図12(f))、SiO2 膜290を除去する(図
12(g))。下面のSiO2 膜288に対して突起を
形成する位置にフォトレジスト292を設け(図12
(h))、これをマスクとしてSiO2 膜292を除去
すると突起294が得られ(図12(i))、スケール
が完成する。
【0034】次に、本実施例の作用を説明する。垂直共
振器型面発光レーザ216から射出したビームは、スケ
ール230のスケール面236で反射し、受光素子21
8に入射する。受光素子218の出力は、受光素子21
8に向けて反射される光の成分のすべてが高反射領域2
38に入射するときに最大となり、高反射領域238か
ら完全に外れているときに最小となる。従って、スケー
ル230の移動に伴ない、受光素子218の出力信号は
周期的に変化し、それは正弦波に近いものとなる。この
出力信号を調べることで、受発光部210に対するスケ
ール230の相対移動距離を求めることができる。
振器型面発光レーザ216から射出したビームは、スケ
ール230のスケール面236で反射し、受光素子21
8に入射する。受光素子218の出力は、受光素子21
8に向けて反射される光の成分のすべてが高反射領域2
38に入射するときに最大となり、高反射領域238か
ら完全に外れているときに最小となる。従って、スケー
ル230の移動に伴ない、受光素子218の出力信号は
周期的に変化し、それは正弦波に近いものとなる。この
出力信号を調べることで、受発光部210に対するスケ
ール230の相対移動距離を求めることができる。
【0035】本実施例では、発光素子として垂直共振器
型面発光レーザを用いている。垂直共振器型面発光レー
ザは、射出ビームが狭く鋭いため、レンズなどの光学素
子が不要である。従って、スケールと受発光部の間隔を
非常に小さくすることができ、しかもその間隔が常に一
定に保たれるため、受光素子の出力信号がほぼ完全な正
弦波として得られ、出力波形を分割することにより精度
良く変位検出することができる。つまり、光学要素が少
なく、超小型で、高精度の光学式エンコーダが得られ
る。
型面発光レーザを用いている。垂直共振器型面発光レー
ザは、射出ビームが狭く鋭いため、レンズなどの光学素
子が不要である。従って、スケールと受発光部の間隔を
非常に小さくすることができ、しかもその間隔が常に一
定に保たれるため、受光素子の出力信号がほぼ完全な正
弦波として得られ、出力波形を分割することにより精度
良く変位検出することができる。つまり、光学要素が少
なく、超小型で、高精度の光学式エンコーダが得られ
る。
【0036】また、上下方向に関しては、受発光部21
0とスケール230の間の接触は突起220により点接
触となっており、同様にスケール230とフタ部230
の間の接触は突起240により点接触となっている。ま
た、横方向に関しては、受発光部210の凹部214が
逆メサ形状となっているため、受発光部210とスケー
ル230の間の接触は線接触となっている。これによ
り、スケール230は、受発光部210に対して、横方
向には動きが制限されるが、長手方向にはスムースに移
動できるとともに、スケール面236が垂直共振器型面
発光レーザ216等の光学部品に対して非接触に保たれ
るので、摩擦やスティッキングによる可動不良や部品の
損傷等の心配もない。
0とスケール230の間の接触は突起220により点接
触となっており、同様にスケール230とフタ部230
の間の接触は突起240により点接触となっている。ま
た、横方向に関しては、受発光部210の凹部214が
逆メサ形状となっているため、受発光部210とスケー
ル230の間の接触は線接触となっている。これによ
り、スケール230は、受発光部210に対して、横方
向には動きが制限されるが、長手方向にはスムースに移
動できるとともに、スケール面236が垂直共振器型面
発光レーザ216等の光学部品に対して非接触に保たれ
るので、摩擦やスティッキングによる可動不良や部品の
損傷等の心配もない。
【0037】さらに、受発光部210とフタ部250は
接着されていて、両者の間に形成された空間内でスケー
ル230が摺動する構成となっているので、光学式エン
コーダは分解する虞がない。
接着されていて、両者の間に形成された空間内でスケー
ル230が摺動する構成となっているので、光学式エン
コーダは分解する虞がない。
【0038】本実施例の各構成は、当然、各種の変形、
変更が可能である。例えば、スケール230はドライエ
ッチングにより加工してもよい。また、スケール230
はガラスで作製してもよい。スケール230にガラスを
用いた場合、スケール形状を作製するためにHFを用い
る。HFでエッチングした場合、スケール形状は等方的
になる。
変更が可能である。例えば、スケール230はドライエ
ッチングにより加工してもよい。また、スケール230
はガラスで作製してもよい。スケール230にガラスを
用いた場合、スケール形状を作製するためにHFを用い
る。HFでエッチングした場合、スケール形状は等方的
になる。
【0039】また、図13に示すように、スケール23
0の前後両端に突出部242を設け、スケール230が
受発光部210とフタ部250に囲まれた空間から抜け
落ちないようにしてもよい。突出242を設ける場合、
スケール230はドライエッチングで形成するのが望ま
しい。
0の前後両端に突出部242を設け、スケール230が
受発光部210とフタ部250に囲まれた空間から抜け
落ちないようにしてもよい。突出242を設ける場合、
スケール230はドライエッチングで形成するのが望ま
しい。
【0040】<第三実施例>本発明の光学式エンコーダ
の第三実施例について図14ないし図16を参照しなが
ら説明する。
の第三実施例について図14ないし図16を参照しなが
ら説明する。
【0041】本実施例の光学式エンコーダは、図14
(A)に示すように、移動可能に連結したスケール31
0と受発光部320から構成されている。スケール31
0はGaAsやSi等の半導体材料からなり、図14
(B)に示すように、主摺動面312に対してオスアリ
形状に突出した凸部314を有し、凸部314には鋸歯
状に加工されたスケール面316が形成されている。受
発光部320には、図1(C)に示すように、主摺動面
322に対してアリ溝状に窪んでいる凹部324を有
し、凹部324の底面には面発光レーザ328とフォト
ダイオード330が設けられている。また、受発光部3
20には、複数の空気孔334が設けられている。図1
4(D)に示すように、空気穴334には、例えば空気
コンプレッサー等により一定の圧力で空気が供給され、
スケール310が一定の高さLだけ浮上させられる。
(A)に示すように、移動可能に連結したスケール31
0と受発光部320から構成されている。スケール31
0はGaAsやSi等の半導体材料からなり、図14
(B)に示すように、主摺動面312に対してオスアリ
形状に突出した凸部314を有し、凸部314には鋸歯
状に加工されたスケール面316が形成されている。受
発光部320には、図1(C)に示すように、主摺動面
322に対してアリ溝状に窪んでいる凹部324を有
し、凹部324の底面には面発光レーザ328とフォト
ダイオード330が設けられている。また、受発光部3
20には、複数の空気孔334が設けられている。図1
4(D)に示すように、空気穴334には、例えば空気
コンプレッサー等により一定の圧力で空気が供給され、
スケール310が一定の高さLだけ浮上させられる。
【0042】図15(A)に示すように、スケール31
0は、Lの間隔をおいて、受発光部320から浮上して
いる。スケール面316が実線で示される位置において
は、垂直共振器型面発光レーザ328から射出したビー
ムは、スケール面316で反射し、実線で示されるよう
にほぼ等しく左右に分かれ、右側のビームがフォトダイ
オード330に入射する。スケール面316が、実線の
位置から右へずれ、想像線で示す位置にくると、右側に
反射されるビームが少なくなり、フォトダイオード33
0の出力が減る。これから容易に想像できるように、ス
ケール面116の移動に伴なって、フォトダイオード3
30に入射するビームの光量が変化する。このため、相
対移動量に対するフォトダイオード330の出力電流値
は、図15(B)に示すように、正弦波に近い信号とな
る。従って、フォトダイオード330の出力信号を調べ
ることにより、スケール310の相対移動距離を求める
ことができる。
0は、Lの間隔をおいて、受発光部320から浮上して
いる。スケール面316が実線で示される位置において
は、垂直共振器型面発光レーザ328から射出したビー
ムは、スケール面316で反射し、実線で示されるよう
にほぼ等しく左右に分かれ、右側のビームがフォトダイ
オード330に入射する。スケール面316が、実線の
位置から右へずれ、想像線で示す位置にくると、右側に
反射されるビームが少なくなり、フォトダイオード33
0の出力が減る。これから容易に想像できるように、ス
ケール面116の移動に伴なって、フォトダイオード3
30に入射するビームの光量が変化する。このため、相
対移動量に対するフォトダイオード330の出力電流値
は、図15(B)に示すように、正弦波に近い信号とな
る。従って、フォトダイオード330の出力信号を調べ
ることにより、スケール310の相対移動距離を求める
ことができる。
【0043】本実施例の光学式エンコーダでは、発光素
子に垂直共振器型面発光レーザ128を用いている。垂
直共振器型面発光レーザは、射出ビームが狭く鋭いた
め、レンズなどの光学素子が不要である。そのため、ス
ケールと受発光部の間隔を非常に小さくすることがで
き、しかもその間隔は常に一定(L)であるので出力信
号は相対移動量に対してほぼ完全な正弦波として得ら
れ、出力波形を分割することにより精度良く変位検出す
ることができる。つまり、光学要素が少なく、超小型
で、高精度の光学式エンコーダが得られる。また、スケ
ール310は受発光部320に対して非接触に保たれる
ので、摩擦による可動不良や、摩擦による部品の損傷の
心配もない。
子に垂直共振器型面発光レーザ128を用いている。垂
直共振器型面発光レーザは、射出ビームが狭く鋭いた
め、レンズなどの光学素子が不要である。そのため、ス
ケールと受発光部の間隔を非常に小さくすることがで
き、しかもその間隔は常に一定(L)であるので出力信
号は相対移動量に対してほぼ完全な正弦波として得ら
れ、出力波形を分割することにより精度良く変位検出す
ることができる。つまり、光学要素が少なく、超小型
で、高精度の光学式エンコーダが得られる。また、スケ
ール310は受発光部320に対して非接触に保たれる
ので、摩擦による可動不良や、摩擦による部品の損傷の
心配もない。
【0044】本実施例のスケールは第一実施例と同じ方
法で作製される。また、本実施例の受発光部は、第一実
施例とほぼ同じ受発光部(突起の無い点で異なる)を用
意し、これに空気孔を形成することにより作製される。
以下、空気孔の作製方法について図16を用いて説明す
る。
法で作製される。また、本実施例の受発光部は、第一実
施例とほぼ同じ受発光部(突起の無い点で異なる)を用
意し、これに空気孔を形成することにより作製される。
以下、空気孔の作製方法について図16を用いて説明す
る。
【0045】まず、突起の無い点を除けば第一実施例と
同じである受発光部340を用意する(図16
(a))。これは第一実施例の受発光部の作製方法にお
いて突起を形成する工程を省くことにより作製される。
この受発光部340の外側底面にCVD(化学気相成
長)でSiO2 エッチングマスク342を形成する(図
16(b))。次に、SiO2 エッチングマスク342
に対して、フォトリソ工程及び緩衝フッ酸によるエッチ
ングにより受発光部の凹部を貫通できる領域に開口部3
44を形成する(図16(c))。次に、RIE(反応
性イオンエッチング)により開口部344に貫通孔34
6を形成する(図16(d))。次に、緩衝フッ酸でS
iO2 をエッチングにより除去し(図16(e))、空
気を供給し浮上するための孔を設けた本実施例の受発光
部が完成する。
同じである受発光部340を用意する(図16
(a))。これは第一実施例の受発光部の作製方法にお
いて突起を形成する工程を省くことにより作製される。
この受発光部340の外側底面にCVD(化学気相成
長)でSiO2 エッチングマスク342を形成する(図
16(b))。次に、SiO2 エッチングマスク342
に対して、フォトリソ工程及び緩衝フッ酸によるエッチ
ングにより受発光部の凹部を貫通できる領域に開口部3
44を形成する(図16(c))。次に、RIE(反応
性イオンエッチング)により開口部344に貫通孔34
6を形成する(図16(d))。次に、緩衝フッ酸でS
iO2 をエッチングにより除去し(図16(e))、空
気を供給し浮上するための孔を設けた本実施例の受発光
部が完成する。
【0046】なお、この実施例の各構成は、当然、各種
の変形、変更が可能である。本実施例では、受発光部に
空気を供給する貫通孔を開けたが、これに限らず、例え
ば、スケール側に、空気供給用の貫通孔を設けても良
い。
の変形、変更が可能である。本実施例では、受発光部に
空気を供給する貫通孔を開けたが、これに限らず、例え
ば、スケール側に、空気供給用の貫通孔を設けても良
い。
【0047】<第四実施例>本発明の光学式エンコーダ
の第四実施例について図17ないし図20を参照しなが
ら説明する。
の第四実施例について図17ないし図20を参照しなが
ら説明する。
【0048】本実施例の光学式エンコーダは、図17に
示すように、受発光部410とスケール430とフタ部
450から構成されている。図20に示すように、受発
光部410はGaAsからなり、主摺動面412に対し
てアリ溝状に窪んでいる凹部414が逆メサエッチング
法により形成され、凹部414の底面には垂直共振器面
発光レーザ416と受光素子418たとえばフォトダイ
オードが形成されている。また、主摺動面412には、
板状の磁石422が設けられている。この磁石422は
主摺動面412に対して垂直に分極されている。
示すように、受発光部410とスケール430とフタ部
450から構成されている。図20に示すように、受発
光部410はGaAsからなり、主摺動面412に対し
てアリ溝状に窪んでいる凹部414が逆メサエッチング
法により形成され、凹部414の底面には垂直共振器面
発光レーザ416と受光素子418たとえばフォトダイ
オードが形成されている。また、主摺動面412には、
板状の磁石422が設けられている。この磁石422は
主摺動面412に対して垂直に分極されている。
【0049】図19に示すように、スケール430はS
iからなり、主摺動面432から凸字状に突出した凸部
434を有している。凸部434の突出面であるスケー
ル面436には、金属等からなる高反射領域438が一
定間隔で設けられている。凸部434の摺動面432に
は、板状の磁石442が設けられている。この磁石44
2は、受発光部410に設けた磁石422と反発する極
性を有している。凸部434のスケール面436の反対
側の平坦面には、板状の磁石444が設けられている。
磁石444は、平坦面に垂直に分極されている。
iからなり、主摺動面432から凸字状に突出した凸部
434を有している。凸部434の突出面であるスケー
ル面436には、金属等からなる高反射領域438が一
定間隔で設けられている。凸部434の摺動面432に
は、板状の磁石442が設けられている。この磁石44
2は、受発光部410に設けた磁石422と反発する極
性を有している。凸部434のスケール面436の反対
側の平坦面には、板状の磁石444が設けられている。
磁石444は、平坦面に垂直に分極されている。
【0050】図18に示すように、フタ部450はSi
からなり、断面コ字状の形状をしている。フタ部450
の凹部底面には、板状の磁石454が設けられている。
この磁石454は、スケール430に設けた磁石444
に反発する極性を有している。
からなり、断面コ字状の形状をしている。フタ部450
の凹部底面には、板状の磁石454が設けられている。
この磁石454は、スケール430に設けた磁石444
に反発する極性を有している。
【0051】図17に示すように、フタ部450は、接
着層452を介して、受発光部410と接着される。接
着は、例えば、接着層452にガラス薄膜を使用し、陽
極接合により行なわれる。スケール430は、図17に
示すように、受発光部410とフタ部450により形成
された空間に通される。スケール430は、受発光部4
10に設けた磁石422とフタ部450に設けた磁石4
54とスケール430に設けた磁石442と444の計
四つの磁石によって、外乱に左右されず受発光部410
に対して浮上した状態に保たれる。面垂直共振器面発光
レーザ416及び受光素子418とスケール430のス
ケール面436との間隔は、スケール430の形状、接
着層452の厚み、スケール430の浮力により決ま
る。
着層452を介して、受発光部410と接着される。接
着は、例えば、接着層452にガラス薄膜を使用し、陽
極接合により行なわれる。スケール430は、図17に
示すように、受発光部410とフタ部450により形成
された空間に通される。スケール430は、受発光部4
10に設けた磁石422とフタ部450に設けた磁石4
54とスケール430に設けた磁石442と444の計
四つの磁石によって、外乱に左右されず受発光部410
に対して浮上した状態に保たれる。面垂直共振器面発光
レーザ416及び受光素子418とスケール430のス
ケール面436との間隔は、スケール430の形状、接
着層452の厚み、スケール430の浮力により決ま
る。
【0052】本実施例の光学式エンコーダの各部材の作
製方法は、第二実施例で説明した方法と同様である。次
に、本実施例の作用を説明する。垂直共振器型面発光レ
ーザ416から射出したビームは、スケール430のス
ケール面436で反射し、受光素子418に入射する。
受光素子418の出力は、受光素子418に向けて反射
される光の成分のすべてが高反射領域438に入射する
ときに最大となり、高反射領域438から完全に外れて
いるときに最小となる。従って、スケール430の移動
に伴ない、受光素子418の出力信号は周期的に変化
し、それは正弦波に近いものとなる。この出力信号を調
べることで、受発光部410に対するスケール430の
相対移動距離を求めることができる。
製方法は、第二実施例で説明した方法と同様である。次
に、本実施例の作用を説明する。垂直共振器型面発光レ
ーザ416から射出したビームは、スケール430のス
ケール面436で反射し、受光素子418に入射する。
受光素子418の出力は、受光素子418に向けて反射
される光の成分のすべてが高反射領域438に入射する
ときに最大となり、高反射領域438から完全に外れて
いるときに最小となる。従って、スケール430の移動
に伴ない、受光素子418の出力信号は周期的に変化
し、それは正弦波に近いものとなる。この出力信号を調
べることで、受発光部410に対するスケール430の
相対移動距離を求めることができる。
【0053】本実施例では、発光素子として垂直共振器
型面発光レーザを用いている。垂直共振器型面発光レー
ザは、射出ビームが狭く鋭いため、レンズなどの光学素
子が不要である。従って、スケールと受発光部の間隔を
非常に小さくすることができ、しかもその間隔が常に一
定に保たれるため、受光素子の出力信号がほぼ完全な正
弦波として得られ、出力波形を分割することにより精度
良く変位検出することができる。つまり、光学要素が少
なく、超小型で、高精度の光学式エンコーダが得られ
る。
型面発光レーザを用いている。垂直共振器型面発光レー
ザは、射出ビームが狭く鋭いため、レンズなどの光学素
子が不要である。従って、スケールと受発光部の間隔を
非常に小さくすることができ、しかもその間隔が常に一
定に保たれるため、受光素子の出力信号がほぼ完全な正
弦波として得られ、出力波形を分割することにより精度
良く変位検出することができる。つまり、光学要素が少
なく、超小型で、高精度の光学式エンコーダが得られ
る。
【0054】また、上下方向に関しては、受発光部41
0とスケール430は磁石422と磁石442により非
接触となっており、スケール430とフタ部430は磁
石444と磁石454により非接触となっている。ま
た、横方向に関しては、受発光部410の凹部414が
逆メサ形状となっているため、受発光部410とスケー
ル430の間の接触は線接触となっている。これによ
り、スケール430は、受発光部410に対して、横方
向には動きが制限されるが、長手方向にはスムースに移
動できるとともに、スケール面436が垂直共振器型面
発光レーザ416等の光学部品に対して非接触に保たれ
るので、摩擦やスティッキングによる可動不良や部品の
損傷等の心配もない。
0とスケール430は磁石422と磁石442により非
接触となっており、スケール430とフタ部430は磁
石444と磁石454により非接触となっている。ま
た、横方向に関しては、受発光部410の凹部414が
逆メサ形状となっているため、受発光部410とスケー
ル430の間の接触は線接触となっている。これによ
り、スケール430は、受発光部410に対して、横方
向には動きが制限されるが、長手方向にはスムースに移
動できるとともに、スケール面436が垂直共振器型面
発光レーザ416等の光学部品に対して非接触に保たれ
るので、摩擦やスティッキングによる可動不良や部品の
損傷等の心配もない。
【0055】さらに、受発光部410とフタ部450は
接着されていて、両者の間に形成された空間内をスケー
ル430が浮遊して移動する構成となっているので、光
学式エンコーダは分解する虞がない。
接着されていて、両者の間に形成された空間内をスケー
ル430が浮遊して移動する構成となっているので、光
学式エンコーダは分解する虞がない。
【0056】なお、この実施例の各構成は、当然、各種
の変形、変更が可能である。例えば、スケール430は
ドライエッチングで加工してもよい。また、スケール4
30の前後両端に突出部を設け、スケール430が受発
光部410とフタ部450に囲まれた空間から抜け落ち
ないようにしてもよい。前後両端に突出部を設ける場
合、スケール430はドライエッチングで形成するのが
望ましい。
の変形、変更が可能である。例えば、スケール430は
ドライエッチングで加工してもよい。また、スケール4
30の前後両端に突出部を設け、スケール430が受発
光部410とフタ部450に囲まれた空間から抜け落ち
ないようにしてもよい。前後両端に突出部を設ける場
合、スケール430はドライエッチングで形成するのが
望ましい。
【0057】<第五実施例>本発明の光学式エンコーダ
の第四実施例について図21ないし図23を参照しなが
ら説明する。
の第四実施例について図21ないし図23を参照しなが
ら説明する。
【0058】本実施例の光学式エンコーダは、図21に
示すように、受発光部510とスケール530とフタ部
550から構成されている。図22に示すように、受発
光部510はGaAsからなり、主摺動面512に対し
てアリ溝状に窪んでいる凹部514が逆メサエッチング
法により形成され、凹部514の底面には垂直共振器面
発光レーザ516と受光素子518たとえばフォトダイ
オードが形成されている。また、主摺動面512には、
絶縁物中に複数の金属電極を有するフィルム電極524
が設けられている。
示すように、受発光部510とスケール530とフタ部
550から構成されている。図22に示すように、受発
光部510はGaAsからなり、主摺動面512に対し
てアリ溝状に窪んでいる凹部514が逆メサエッチング
法により形成され、凹部514の底面には垂直共振器面
発光レーザ516と受光素子518たとえばフォトダイ
オードが形成されている。また、主摺動面512には、
絶縁物中に複数の金属電極を有するフィルム電極524
が設けられている。
【0059】スケール530はSiからなり、主摺動面
532から凸字状に突出した凸部534を有している。
凸部534の突出面であるスケール面536には、金属
等からなる高反射領域538が一定間隔で設けられてい
る。凸部534の摺動面532には、絶縁物中に複数の
金属電極を有するフィルム電極546が設けられてい
る。凸部534のスケール面536の反対側の平坦面に
は、Siからなる複数の突起540が長手方向の両側部
に等間隔で設けられている。
532から凸字状に突出した凸部534を有している。
凸部534の突出面であるスケール面536には、金属
等からなる高反射領域538が一定間隔で設けられてい
る。凸部534の摺動面532には、絶縁物中に複数の
金属電極を有するフィルム電極546が設けられてい
る。凸部534のスケール面536の反対側の平坦面に
は、Siからなる複数の突起540が長手方向の両側部
に等間隔で設けられている。
【0060】フタ部550はSiからなり、断面コ字状
の形状をしている。図21に示すように、フタ部550
は、接着層552を介して、受発光部510と接着され
る。接着は、例えば、接着層552にガラス薄膜を使用
し、陽極接合により行なわれる。スケール530は、図
17に示すように、受発光部510とフタ部550によ
り形成された空間に通される。
の形状をしている。図21に示すように、フタ部550
は、接着層552を介して、受発光部510と接着され
る。接着は、例えば、接着層552にガラス薄膜を使用
し、陽極接合により行なわれる。スケール530は、図
17に示すように、受発光部510とフタ部550によ
り形成された空間に通される。
【0061】スケール530は、フィルム電極524と
フィルム電極546の間に電圧を印加することで、浮上
され、移動される。図23に示すように、受発光部51
0に設けたフィルム電極524とスケール530に設け
たフィルム電極546に正負交互に電圧を印加すると電
極上の絶縁体表面に電荷が生じ、この電荷の引き起こす
クーロン力によって、スケール530は受発光部510
に対して一定の高さだけ浮上する。さらに、フィルム電
極524とフィルム電極546に印加する電圧を協調し
て変化させることによって、スケール530を前後に移
動させることもできる。この駆動方式は特開平2−28
5978号に開示されている。面垂直共振器面発光レー
ザ516及び受光素子518とスケール530のスケー
ル面536との間隔は、スケール530の形状、接着層
552の厚み、スケール530の浮力により決まる。
フィルム電極546の間に電圧を印加することで、浮上
され、移動される。図23に示すように、受発光部51
0に設けたフィルム電極524とスケール530に設け
たフィルム電極546に正負交互に電圧を印加すると電
極上の絶縁体表面に電荷が生じ、この電荷の引き起こす
クーロン力によって、スケール530は受発光部510
に対して一定の高さだけ浮上する。さらに、フィルム電
極524とフィルム電極546に印加する電圧を協調し
て変化させることによって、スケール530を前後に移
動させることもできる。この駆動方式は特開平2−28
5978号に開示されている。面垂直共振器面発光レー
ザ516及び受光素子518とスケール530のスケー
ル面536との間隔は、スケール530の形状、接着層
552の厚み、スケール530の浮力により決まる。
【0062】本実施例の光学式エンコーダの各部材の作
製方法は、第二実施例で説明した方法と同様である。次
に、本実施例の作用を説明する。垂直共振器型面発光レ
ーザ516から射出したビームは、スケール530のス
ケール面536で反射し、受光素子518に入射する。
受光素子518の出力は、受光素子518に向けて反射
される光の成分のすべてが高反射領域538に入射する
ときに最大となり、高反射領域538から完全に外れて
いるときに最小となる。従って、スケール530の移動
に伴ない、受光素子518の出力信号は周期的に変化
し、それは正弦波に近いものとなる。この出力信号を調
べることで、受発光部510に対するスケール530の
相対移動距離を求めることができる。
製方法は、第二実施例で説明した方法と同様である。次
に、本実施例の作用を説明する。垂直共振器型面発光レ
ーザ516から射出したビームは、スケール530のス
ケール面536で反射し、受光素子518に入射する。
受光素子518の出力は、受光素子518に向けて反射
される光の成分のすべてが高反射領域538に入射する
ときに最大となり、高反射領域538から完全に外れて
いるときに最小となる。従って、スケール530の移動
に伴ない、受光素子518の出力信号は周期的に変化
し、それは正弦波に近いものとなる。この出力信号を調
べることで、受発光部510に対するスケール530の
相対移動距離を求めることができる。
【0063】本実施例では、発光素子として垂直共振器
型面発光レーザを用いている。垂直共振器型面発光レー
ザは、射出ビームが狭く鋭いため、レンズなどの光学素
子が不要である。従って、スケールと受発光部の間隔を
非常に小さくすることができ、しかもその間隔が常に一
定に保たれるため、受光素子の出力信号がほぼ完全な正
弦波として得られ、出力波形を分割することにより精度
良く変位検出することができる。つまり、光学要素が少
なく、超小型で、高精度の光学式エンコーダが得られ
る。
型面発光レーザを用いている。垂直共振器型面発光レー
ザは、射出ビームが狭く鋭いため、レンズなどの光学素
子が不要である。従って、スケールと受発光部の間隔を
非常に小さくすることができ、しかもその間隔が常に一
定に保たれるため、受光素子の出力信号がほぼ完全な正
弦波として得られ、出力波形を分割することにより精度
良く変位検出することができる。つまり、光学要素が少
なく、超小型で、高精度の光学式エンコーダが得られ
る。
【0064】また、上下方向に関しては、受発光部51
0とスケール530はフィルム電極524とフィルム電
極546により非接触となっており、スケール530と
フタ部530は突起540により点接触となっている。
また、横方向に関しては、受発光部510の凹部514
が逆メサ形状となっているため、受発光部510とスケ
ール530の間の接触は線接触となっている。これによ
り、スケール530は、受発光部510に対して、横方
向には動きが制限されるが、長手方向にはスムースに移
動できるとともに、スケール面536が垂直共振器型面
発光レーザ516等の光学部品に対して非接触に保たれ
るので、摩擦やスティッキングによる可動不良や部品の
損傷等の心配もない。
0とスケール530はフィルム電極524とフィルム電
極546により非接触となっており、スケール530と
フタ部530は突起540により点接触となっている。
また、横方向に関しては、受発光部510の凹部514
が逆メサ形状となっているため、受発光部510とスケ
ール530の間の接触は線接触となっている。これによ
り、スケール530は、受発光部510に対して、横方
向には動きが制限されるが、長手方向にはスムースに移
動できるとともに、スケール面536が垂直共振器型面
発光レーザ516等の光学部品に対して非接触に保たれ
るので、摩擦やスティッキングによる可動不良や部品の
損傷等の心配もない。
【0065】さらに、受発光部510とフタ部550は
接着されていて、両者の間に形成された空間内をスケー
ル530が浮遊して移動する構成となっているので、光
学式エンコーダは分解する虞がない。
接着されていて、両者の間に形成された空間内をスケー
ル530が浮遊して移動する構成となっているので、光
学式エンコーダは分解する虞がない。
【0066】なお、この実施例の各構成は、当然、各種
の変形、変更が可能である。例えば、スケール530は
ドライエッチングで加工してもよい。また、スケール5
30の前後両端に突出部を設け、スケール530が受発
光部510とフタ部550に囲まれた空間から抜け落ち
ないようにしてもよい。前後両端に突出部を設ける場
合、スケール530はドライエッチングで形成するのが
望ましい。
の変形、変更が可能である。例えば、スケール530は
ドライエッチングで加工してもよい。また、スケール5
30の前後両端に突出部を設け、スケール530が受発
光部510とフタ部550に囲まれた空間から抜け落ち
ないようにしてもよい。前後両端に突出部を設ける場
合、スケール530はドライエッチングで形成するのが
望ましい。
【0067】本発明は以下に述べる技術思想を含んでお
り、この技術思想から逸脱しない範囲で変形や改良や修
正を施したものも当然の事ながら本発明に含まれる。 1.(図6の実施例を除く全実施例に対応) (構成)光源と、光源に対して相対的に移動するスケー
ルと、このスケールからの反射光、透過光または回折光
を受光するための受光素子とを有する光学式マイクロリ
ニアエンコーダにおいて、半導体単結晶基板を異方性エ
ッチングすることにより形成された、長溝状に凹んだ凹
部とこの凹部の両側に形成された主摺動面とを有する凹
部材と、半導体単結晶基板を異方性エッチングすること
により形成された、主摺動面とこの主摺動面に対して突
出した凸部とを有する凸部材で、凸部が前記凹部材の凹
部に遊嵌していて前記凹部材に対して移動できる凸部材
と、凹部材と凸部材の一方の部材に移動方向に沿って設
けられたスケールと、凹部材と凸部材の他方の部材に前
記スケールのスケール面に対向するように設けられた垂
直共振器型面発光レーザおよび受光素子とを有すること
を特徴とする光学式マイクロリニアエンコーダ。 (作用・効果)スケールと受発光部を半導体プロセスに
より一体的に形成することができる。特殊な化学エッチ
ングを用いることによって、スケールと受発光部がそれ
自身分解しないための構成を簡便に得ることができる。
これにより、光学要素が少なく、超小型で、容易な構成
により高精度の光学式マイクロリニアエンコーダを提供
することができる。 2.(第二実施例に対応) (構成)光源と、光源に対して相対的に移動するスケー
ルと、このスケールからの反射光、透過光または回折光
を受光するための受光素子とを有する光学式マイクロリ
ニアエンコーダにおいて、半導体単結晶基板を異方性エ
ッチングすることにより形成された、長溝状に凹んだ凹
部とこの凹部の両側に形成された主摺動面とを有する凹
部材と、半導体単結晶基板を異方性エッチングすること
により形成された、前記凹部材に凹部を跨いで固着され
るフタ部材と、半導体単結晶基板を異方性エッチングす
ることにより形成された、前記凹部材とフタ部材により
形成された空間内に移動可能に配置されたスケールで、
凹部材とフタ部材の一方の部材に対向する面に移動方向
に沿ってスケール面を有するスケールと、スケール面に
対向する前記一方の部材に設けられた垂直共振器面発光
レーザおよび受光素子とを有することを特徴とする光学
式マイクロリニアエンコーダ。 (作用・効果)スケールと受発光部を半導体プロセスに
より一体的に形成することができる。また、フタ部材を
設ける構造によって、半導体プロセスの問題点となって
いる加工精度に依存しない構成となり、組立が非常に簡
便になる。これにより、光学要素が少なく、超小型で、
容易な構成により高精度の光学式マイクロリニアエンコ
ーダを提供することができる。 3.(第一実施例と第二実施例に対応) (構成)第1項または第2項に記載の光学式マイクロリ
ニアエンコーダにおいて、前記凹部材の主摺動面および
前記凸部材の主摺動面の一方に摩擦を軽減する突起が複
数設けられていることを特徴とする光学式マイクロリニ
アエンコーダ。 (作用・効果)マイクロエンコーダで問題となる滑り摩
擦を低減するため、主摺動面に突起を同時に形成した。
一方の主摺動面に設けた複数の突起は他方の主摺動面に
点で接触するため、凹部材と凸部材の間の滑り摩擦が低
減される。これにより、エンコーダの小型化で問題とな
るスティッキング現象を抑えることができ、また、スケ
ールを滑らかに移動することができる。 4.(第一実施例と第二実施例に対応) (構成)第1項または第2項に記載の光学式マイクロリ
ニアエンコーダにおいて、前記凹部材の主摺動面あるい
は前記凸部材の主摺動面の少なくとも一方の主摺動面上
に絶縁膜を形成した後にマスクエッチングにより前記複
数の突起が形成されていることを特徴とする光学式マイ
クロリニアエンコーダ。 (作用・効果)前記複数の突起は一方の主摺動面上の絶
縁膜をマスクエッチングすることにより形成されている
ので、突起の上部は均一な高さを有することになり、ス
ケールを滑らかに移動することができる。 5.(第一実施例の変形例(図6)に対応) (構成)第1項または第2項に記載の光学式マイクロリ
ニアエンコーダにおいて、前記スケールに長手方向に沿
って複数の受光素子を配列したことを特徴とする光学式
マイクロリニアエンコーダ。 (作用・効果)半導体で構成されたスケール面に複数の
受光素子を形成したことにより、向き判別や、位置の検
出が可能なアブソリュート型の光学式マイクロリニアエ
ンコーダを提供することができる。 6.(第二実施例に対応) (構成)第2項に記載の光学式マイクロリニアエンコー
ダにおいて、前記スケールの長手方向の両端部に、スケ
ール中央部よりも幅が広く、前記フタ部材に係止する突
出部を設けたことを特徴とする光学式マイクロリニアエ
ンコーダ。 (作用・効果)スケールの前後の両端に突出部を設ける
ことによって、スケールの最大移動量を規定できるばか
りでなく、スケールが受発光部から外れることが防止さ
れる。 7.(第三実施例に対応) (構成)第1項または第2項に記載の光学式マイクロリ
ニアエンコーダにおいて、前記凹部材の凹部に設けられ
た複数の貫通孔と、この貫通孔を介して前記凹部材とス
ケールとの間に所定の圧力で空気を供給する空気供給手
段とを設けたことを特徴とする光学式マイクロリニアエ
ンコーダ。 (作用・効果)受発光部の発光部と受光部を除く領域
に、エッチングにより複数の貫通孔を開け、空気やその
他のガスを外部から一定の圧力で供給することにより、
スケールは受発光部などの他の光学部品に対して非接触
で一定の高さに浮上する。これにより、摩擦による可動
不良や、摩擦による部品の損傷の虞のない変位検出が可
能である。 8.(第四実施例に対応) (構成)第1項または第2項に記載の光学式マイクロリ
ニアエンコーダにおいて、前記凹部材の主摺動面に設け
られた一方の極性を有する第一の磁界発生手段と、前記
スケールの前記主摺動面に対向する位置に設けられた他
方の極性を有する第二の磁界発生手段とを設けたことを
特徴とする光学式マイクロリニアエンコーダ。 (作用・効果)凹部材とスケールの互いに向き合った主
摺動面に反発し合う磁石を設け、同様に、スケールとフ
タ部の互いに向き合った面に反発し合う磁石を設けるこ
とにより、スケールは受発光部などの他の光学部品に対
して非接触で一定の高さに浮上する。これにより、摩擦
による可動不良や、摩擦による部品の損傷の恐れのない
変位検出が可能である。 9.(第五実施例に対応) (構成)第1項または第2項に記載の光学式マイクロリ
ニアエンコーダにおいて、前記凹部材の主摺動面に設け
られた絶縁物中に複数の金属電極を有する第一のフィル
ム電極と、前記スケールの前記主摺動面に対向する位置
に設けられた絶縁物中に複数の金属電極を有する第二の
フィルム電極と、前記第一、第二のフィルム電極間に電
圧を印加するとともに、前記複数の電極の隣接する電極
に正負の電圧を交互に印加する電圧印加手段とを設けた
ことを特徴とする光学式マイクロリニアエンコーダ。 (作用・効果)互いに向き合った凹部材の主摺動面とス
ケールの主摺動面に、絶縁物中に金属電極を複数整然と
並べたフィルム電極を設け、隣接する電極に対して正負
交互に電圧を印加することにより、スケールは受発光部
などの他の光学部品に対して非接触で一定の高さに浮上
する。これにより、摩擦による可動不良や、摩擦による
部品の損傷の恐れのない変位検出が可能である。さら
に、電極への印加電圧を協調して可変することにより、
スケールを移動させることもできる。 10.(第一実施例に対応) (構成)第1項または第2項に記載の光学式マイクロリ
ニアエンコーダにおいて、前記スケールのスケール面
は、前記半導体単結晶基板をエッチングすることにより
形成されたことを特徴とする光学式マイクロリニアエン
コーダ。 (作用・効果)前記凸部材や凹部材を構成している半導
体単結晶基板にスケールが一体形成されているので、エ
ンコーダをきわめてコンパクトに構成することができ
る。
り、この技術思想から逸脱しない範囲で変形や改良や修
正を施したものも当然の事ながら本発明に含まれる。 1.(図6の実施例を除く全実施例に対応) (構成)光源と、光源に対して相対的に移動するスケー
ルと、このスケールからの反射光、透過光または回折光
を受光するための受光素子とを有する光学式マイクロリ
ニアエンコーダにおいて、半導体単結晶基板を異方性エ
ッチングすることにより形成された、長溝状に凹んだ凹
部とこの凹部の両側に形成された主摺動面とを有する凹
部材と、半導体単結晶基板を異方性エッチングすること
により形成された、主摺動面とこの主摺動面に対して突
出した凸部とを有する凸部材で、凸部が前記凹部材の凹
部に遊嵌していて前記凹部材に対して移動できる凸部材
と、凹部材と凸部材の一方の部材に移動方向に沿って設
けられたスケールと、凹部材と凸部材の他方の部材に前
記スケールのスケール面に対向するように設けられた垂
直共振器型面発光レーザおよび受光素子とを有すること
を特徴とする光学式マイクロリニアエンコーダ。 (作用・効果)スケールと受発光部を半導体プロセスに
より一体的に形成することができる。特殊な化学エッチ
ングを用いることによって、スケールと受発光部がそれ
自身分解しないための構成を簡便に得ることができる。
これにより、光学要素が少なく、超小型で、容易な構成
により高精度の光学式マイクロリニアエンコーダを提供
することができる。 2.(第二実施例に対応) (構成)光源と、光源に対して相対的に移動するスケー
ルと、このスケールからの反射光、透過光または回折光
を受光するための受光素子とを有する光学式マイクロリ
ニアエンコーダにおいて、半導体単結晶基板を異方性エ
ッチングすることにより形成された、長溝状に凹んだ凹
部とこの凹部の両側に形成された主摺動面とを有する凹
部材と、半導体単結晶基板を異方性エッチングすること
により形成された、前記凹部材に凹部を跨いで固着され
るフタ部材と、半導体単結晶基板を異方性エッチングす
ることにより形成された、前記凹部材とフタ部材により
形成された空間内に移動可能に配置されたスケールで、
凹部材とフタ部材の一方の部材に対向する面に移動方向
に沿ってスケール面を有するスケールと、スケール面に
対向する前記一方の部材に設けられた垂直共振器面発光
レーザおよび受光素子とを有することを特徴とする光学
式マイクロリニアエンコーダ。 (作用・効果)スケールと受発光部を半導体プロセスに
より一体的に形成することができる。また、フタ部材を
設ける構造によって、半導体プロセスの問題点となって
いる加工精度に依存しない構成となり、組立が非常に簡
便になる。これにより、光学要素が少なく、超小型で、
容易な構成により高精度の光学式マイクロリニアエンコ
ーダを提供することができる。 3.(第一実施例と第二実施例に対応) (構成)第1項または第2項に記載の光学式マイクロリ
ニアエンコーダにおいて、前記凹部材の主摺動面および
前記凸部材の主摺動面の一方に摩擦を軽減する突起が複
数設けられていることを特徴とする光学式マイクロリニ
アエンコーダ。 (作用・効果)マイクロエンコーダで問題となる滑り摩
擦を低減するため、主摺動面に突起を同時に形成した。
一方の主摺動面に設けた複数の突起は他方の主摺動面に
点で接触するため、凹部材と凸部材の間の滑り摩擦が低
減される。これにより、エンコーダの小型化で問題とな
るスティッキング現象を抑えることができ、また、スケ
ールを滑らかに移動することができる。 4.(第一実施例と第二実施例に対応) (構成)第1項または第2項に記載の光学式マイクロリ
ニアエンコーダにおいて、前記凹部材の主摺動面あるい
は前記凸部材の主摺動面の少なくとも一方の主摺動面上
に絶縁膜を形成した後にマスクエッチングにより前記複
数の突起が形成されていることを特徴とする光学式マイ
クロリニアエンコーダ。 (作用・効果)前記複数の突起は一方の主摺動面上の絶
縁膜をマスクエッチングすることにより形成されている
ので、突起の上部は均一な高さを有することになり、ス
ケールを滑らかに移動することができる。 5.(第一実施例の変形例(図6)に対応) (構成)第1項または第2項に記載の光学式マイクロリ
ニアエンコーダにおいて、前記スケールに長手方向に沿
って複数の受光素子を配列したことを特徴とする光学式
マイクロリニアエンコーダ。 (作用・効果)半導体で構成されたスケール面に複数の
受光素子を形成したことにより、向き判別や、位置の検
出が可能なアブソリュート型の光学式マイクロリニアエ
ンコーダを提供することができる。 6.(第二実施例に対応) (構成)第2項に記載の光学式マイクロリニアエンコー
ダにおいて、前記スケールの長手方向の両端部に、スケ
ール中央部よりも幅が広く、前記フタ部材に係止する突
出部を設けたことを特徴とする光学式マイクロリニアエ
ンコーダ。 (作用・効果)スケールの前後の両端に突出部を設ける
ことによって、スケールの最大移動量を規定できるばか
りでなく、スケールが受発光部から外れることが防止さ
れる。 7.(第三実施例に対応) (構成)第1項または第2項に記載の光学式マイクロリ
ニアエンコーダにおいて、前記凹部材の凹部に設けられ
た複数の貫通孔と、この貫通孔を介して前記凹部材とス
ケールとの間に所定の圧力で空気を供給する空気供給手
段とを設けたことを特徴とする光学式マイクロリニアエ
ンコーダ。 (作用・効果)受発光部の発光部と受光部を除く領域
に、エッチングにより複数の貫通孔を開け、空気やその
他のガスを外部から一定の圧力で供給することにより、
スケールは受発光部などの他の光学部品に対して非接触
で一定の高さに浮上する。これにより、摩擦による可動
不良や、摩擦による部品の損傷の虞のない変位検出が可
能である。 8.(第四実施例に対応) (構成)第1項または第2項に記載の光学式マイクロリ
ニアエンコーダにおいて、前記凹部材の主摺動面に設け
られた一方の極性を有する第一の磁界発生手段と、前記
スケールの前記主摺動面に対向する位置に設けられた他
方の極性を有する第二の磁界発生手段とを設けたことを
特徴とする光学式マイクロリニアエンコーダ。 (作用・効果)凹部材とスケールの互いに向き合った主
摺動面に反発し合う磁石を設け、同様に、スケールとフ
タ部の互いに向き合った面に反発し合う磁石を設けるこ
とにより、スケールは受発光部などの他の光学部品に対
して非接触で一定の高さに浮上する。これにより、摩擦
による可動不良や、摩擦による部品の損傷の恐れのない
変位検出が可能である。 9.(第五実施例に対応) (構成)第1項または第2項に記載の光学式マイクロリ
ニアエンコーダにおいて、前記凹部材の主摺動面に設け
られた絶縁物中に複数の金属電極を有する第一のフィル
ム電極と、前記スケールの前記主摺動面に対向する位置
に設けられた絶縁物中に複数の金属電極を有する第二の
フィルム電極と、前記第一、第二のフィルム電極間に電
圧を印加するとともに、前記複数の電極の隣接する電極
に正負の電圧を交互に印加する電圧印加手段とを設けた
ことを特徴とする光学式マイクロリニアエンコーダ。 (作用・効果)互いに向き合った凹部材の主摺動面とス
ケールの主摺動面に、絶縁物中に金属電極を複数整然と
並べたフィルム電極を設け、隣接する電極に対して正負
交互に電圧を印加することにより、スケールは受発光部
などの他の光学部品に対して非接触で一定の高さに浮上
する。これにより、摩擦による可動不良や、摩擦による
部品の損傷の恐れのない変位検出が可能である。さら
に、電極への印加電圧を協調して可変することにより、
スケールを移動させることもできる。 10.(第一実施例に対応) (構成)第1項または第2項に記載の光学式マイクロリ
ニアエンコーダにおいて、前記スケールのスケール面
は、前記半導体単結晶基板をエッチングすることにより
形成されたことを特徴とする光学式マイクロリニアエン
コーダ。 (作用・効果)前記凸部材や凹部材を構成している半導
体単結晶基板にスケールが一体形成されているので、エ
ンコーダをきわめてコンパクトに構成することができ
る。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、スケールと受発光部が
半導体プロセスにより一体的に形成されることにより、
光学要素が少なく、超小型で、容易な構成により高精度
の光学式エンコーダが提供される。
半導体プロセスにより一体的に形成されることにより、
光学要素が少なく、超小型で、容易な構成により高精度
の光学式エンコーダが提供される。
【図1】本発明の光学式エンコーダの第一実施例の構成
を示す図である。
を示す図である。
【図2】図1の受発光部の作製方法を説明するための工
程図である。
程図である。
【図3】図1の受発光部の作製方法を説明するための図
2に続く工程図である。
2に続く工程図である。
【図4】図1のスケールの作製方法を説明するための工
程図である。
程図である。
【図5】図1のスケールに代わる別のスケールの作製方
法を説明するため工程図である。
法を説明するため工程図である。
【図6】図5に示したスケールを用いた場合の測定動作
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図7】本発明の光学式エンコーダの第二実施例の構成
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図8】図7の光学式エンコーダの分解斜視図である。
【図9】図7と図8の光学式エンコーダに適用できる種
々の形状のスケールを示す図である。
々の形状のスケールを示す図である。
【図10】図7と図8の光学式エンコーダの受発光部の
作製方法を説明するための工程図である。
作製方法を説明するための工程図である。
【図11】図7と図8の光学式エンコーダのフタ部の作
製方法を説明するための工程図である。
製方法を説明するための工程図である。
【図12】図7と図8の光学式エンコーダのスケールの
作製方法を説明するための工程図である。
作製方法を説明するための工程図である。
【図13】図8のスケールに代えて別のスケールを用い
た場合の光学式エンコーダの分解斜視図である。
た場合の光学式エンコーダの分解斜視図である。
【図14】本発明の光学式エンコーダの第三実施例の構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図15】図14の光学式エンコーダにおける測定動作
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図16】図14の光学式エンコーダの受発光部の作製
方法を説明するための工程図である。
方法を説明するための工程図である。
【図17】本発明の光学式エンコーダの第四実施例の構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図18】図17の光学式エンコーダのフタ部の構成を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図19】図17の光学式エンコーダのスケールの構成
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図20】図17の光学式エンコーダの受発光部の構成
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図21】本発明の光学式エンコーダの第五実施例の構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図22】図21の光学式エンコーダの分解斜視図であ
る。ただし、スケールを裏返したときの図も併せて描い
てある。
る。ただし、スケールを裏返したときの図も併せて描い
てある。
【図23】図21の光学式エンコーダの動作を説明する
ための図である。
ための図である。
【図24】従来例1の光学式エンコーダの斜視図であ
る。
る。
【図25】従来例2の光学式エンコーダを説明するため
の図である。
の図である。
110…スケール、114…凸部、116…スケール
面、120…受発光部、124…凹部、128…面発光
レーザ、130…フォトダイオード。
面、120…受発光部、124…凹部、128…面発光
レーザ、130…フォトダイオード。
フロントページの続き (72)発明者 駒崎 岩男 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 宮島 博志 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 伊藤 正孝 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】光源と、光源に対して相対的に移動するス
ケールと、このスケールからの反射光、透過光または回
折光を受光するための受光素子とを有する光学式マイク
ロリニアエンコーダにおいて、 半導体単結晶基板を異方性エッチングすることにより形
成された、長溝状に凹んだ凹部とこの凹部の両側に形成
された主摺動面とを有する凹部材と、 半導体単結晶基板を異方性エッチングすることにより形
成された、主摺動面とこの主摺動面に対して突出した凸
部とを有する凸部材で、凸部が前記凹部材の凹部に遊嵌
していて前記凹部材に対して移動できる凸部材と、 凹部材と凸部材の一方の部材に移動方向に沿って設けら
れたスケールと、 凹部材と凸部材の他方の部材に前記スケールのスケール
面に対向するように設けられた垂直共振器型面発光レー
ザおよび受光素子とを有することを特徴とする光学式マ
イクロリニアエンコーダ。 - 【請求項2】光源と、光源に対して相対的に移動するス
ケールと、このスケールからの反射光、透過光または回
折光を受光するための受光素子とを有する光学式マイク
ロリニアエンコーダにおいて、 半導体単結晶基板を異方性エッチングすることにより形
成された、長溝状に凹んだ凹部とこの凹部の両側に形成
された主摺動面とを有する凹部材と、 半導体単結晶基板を異方性エッチングすることにより形
成された、前記凹部材に凹部を跨いで固着されるフタ部
材と、 半導体単結晶基板を異方性エッチングすることにより形
成された、前記凹部材とフタ部材により形成された空間
内に移動可能に配置されたスケールで、凹部材とフタ部
材の一方の部材に対向する面に移動方向に沿ってスケー
ル面を有するスケールと、 スケール面に対向する前記一方の部材に設けられた垂直
共振器面発光レーザおよび受光素子とを有することを特
徴とする光学式マイクロリニアエンコーダ。 - 【請求項3】請求項2に記載の光学式マイクロリニアエ
ンコーダにおいて、 前記スケールが、凹部材とフタ部材により形成された空
間から抜け落ちないように、前記スケールあるいは前記
凹部材またはフタ部材に突出部を設けたことを特徴とし
た光学式マイクロリニアエンコーダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4950295A JPH08247791A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 光学式マイクロリニアエンコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4950295A JPH08247791A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 光学式マイクロリニアエンコーダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08247791A true JPH08247791A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12832922
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4950295A Withdrawn JPH08247791A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 光学式マイクロリニアエンコーダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08247791A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007127649A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Dr Johannes Heidenhain Gmbh | 担持体にスケールを固定するための方法、そのために形成されたスケールならびにこのスケールを備えた担持体 |
-
1995
- 1995-03-09 JP JP4950295A patent/JPH08247791A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007127649A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Dr Johannes Heidenhain Gmbh | 担持体にスケールを固定するための方法、そのために形成されたスケールならびにこのスケールを備えた担持体 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020604 |