JPH08247971A - 蛍光x線分析装置 - Google Patents
蛍光x線分析装置Info
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- JPH08247971A JPH08247971A JP5165495A JP5165495A JPH08247971A JP H08247971 A JPH08247971 A JP H08247971A JP 5165495 A JP5165495 A JP 5165495A JP 5165495 A JP5165495 A JP 5165495A JP H08247971 A JPH08247971 A JP H08247971A
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- ray
- rays
- fluorescent
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 より簡単な構成で試料の1次元または2次元
分析をなしうる蛍光X線分析装置を提供する。 【構成】 X線管1から発生したX線は、スリット板2
aのスリット2bを介してスポット状のX線となって試
料TPに照射され、試料TPから発生した蛍光X線は、
X線検出器4で検出され、その検出信号は計測アンプ5
で増幅され、データ処理部6で定性・定量分析が行われ
る。一方、スリット板2aは支持台2dに配設されたス
テッピングモータ2cよって2次元平面上で駆動され、
これに合わせて前記スポット状のX線も試料TP上を2
次元的に走査される。ステッピングモータ2cは、モー
タドライバを介してXY制御部7によって動作制御さ
れ、その位置情報はデータ処理部6に出力される。デー
タ処理部6は、得られた分析結果と、XY制御部7から
入力した位置情報に基づいて試料TPに含有される元素
の2次元分布をディスプレイ9に表示させる。
分析をなしうる蛍光X線分析装置を提供する。 【構成】 X線管1から発生したX線は、スリット板2
aのスリット2bを介してスポット状のX線となって試
料TPに照射され、試料TPから発生した蛍光X線は、
X線検出器4で検出され、その検出信号は計測アンプ5
で増幅され、データ処理部6で定性・定量分析が行われ
る。一方、スリット板2aは支持台2dに配設されたス
テッピングモータ2cよって2次元平面上で駆動され、
これに合わせて前記スポット状のX線も試料TP上を2
次元的に走査される。ステッピングモータ2cは、モー
タドライバを介してXY制御部7によって動作制御さ
れ、その位置情報はデータ処理部6に出力される。デー
タ処理部6は、得られた分析結果と、XY制御部7から
入力した位置情報に基づいて試料TPに含有される元素
の2次元分布をディスプレイ9に表示させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、試料にX線を照射する
ことで発生する蛍光X線から、試料に含まれる元素の定
性・定量分析を行うための蛍光X線分析装置に関する。
ことで発生する蛍光X線から、試料に含まれる元素の定
性・定量分析を行うための蛍光X線分析装置に関する。
【0002】
【従来技術】X線を物質に照射すると、一部のX線は吸
収され他の一部のX線は透過するが、物質に吸収された
X線エネルギーは2次効果のX線やβ線、あるいは熱な
どに変換される。ここで、二次X線の一種である蛍光X
線は、入射一次X線の照射によって物質内の原子がその
深い電子軌道から光電効果により電子を放出して高エネ
ルギー準位に励起され、再び安定準位に戻るときに発生
するものであるが、発生した蛍光X線の波長と元素が特
有の関係にあることから、これらの関係を利用すれば検
出した蛍光X線から波長元素の定性・定量分析が可能と
なる。
収され他の一部のX線は透過するが、物質に吸収された
X線エネルギーは2次効果のX線やβ線、あるいは熱な
どに変換される。ここで、二次X線の一種である蛍光X
線は、入射一次X線の照射によって物質内の原子がその
深い電子軌道から光電効果により電子を放出して高エネ
ルギー準位に励起され、再び安定準位に戻るときに発生
するものであるが、発生した蛍光X線の波長と元素が特
有の関係にあることから、これらの関係を利用すれば検
出した蛍光X線から波長元素の定性・定量分析が可能と
なる。
【0003】図5は、かかる原理を利用した従来の蛍光
X線分析装置において、マッピング機能を有する蛍光X
線分析装置を示した概略図である。X線管11は高電圧
源15により高電圧を印加されており、このX線管11
から発生したX線は、X線導波管12でスポット状のX
線に絞られ、試料TPに照射される。試料TPのX線が
照射された部分から発生した蛍光X線は、検出器14で
検出され、その検出信号は波形処理・エネルギー解析装
置16において波形成形やパルスカウントがされた後、
インターフェース17を介してパーソナルコンピュータ
18でBG処理、ピーク分離等種々の処理がなされるこ
とにより解析され、試料TPに含まれる元素の定性・定
量分析が行われる。
X線分析装置において、マッピング機能を有する蛍光X
線分析装置を示した概略図である。X線管11は高電圧
源15により高電圧を印加されており、このX線管11
から発生したX線は、X線導波管12でスポット状のX
線に絞られ、試料TPに照射される。試料TPのX線が
照射された部分から発生した蛍光X線は、検出器14で
検出され、その検出信号は波形処理・エネルギー解析装
置16において波形成形やパルスカウントがされた後、
インターフェース17を介してパーソナルコンピュータ
18でBG処理、ピーク分離等種々の処理がなされるこ
とにより解析され、試料TPに含まれる元素の定性・定
量分析が行われる。
【0004】一方、試料TPの2次元分析を行うため、
試料TPは試料ステージ13を介してステージドライバ
13aによって2次元的に走査されるよう構成されい
る。
試料TPは試料ステージ13を介してステージドライバ
13aによって2次元的に走査されるよう構成されい
る。
【0005】試料ステージ13は、例えば図6に示され
るように、試料TPが載置される試料台13aがガイド
13e,ネジ棒13b’を介してモータ13bによりY
方向に移動可能に構成され、さらに、これらの試料台1
3a,ガイド13e,及びモータ13bを載置した移動
ステージ13a’がガイド13d,ネジ棒13c’を介
してモータ13cによってX方向に移動可能に構成さ
れ、これらは基台13fに配設されている。そして、モ
ータ13b及び13cを適宜制御することにより試料T
Pの2次元走査が可能となる。
るように、試料TPが載置される試料台13aがガイド
13e,ネジ棒13b’を介してモータ13bによりY
方向に移動可能に構成され、さらに、これらの試料台1
3a,ガイド13e,及びモータ13bを載置した移動
ステージ13a’がガイド13d,ネジ棒13c’を介
してモータ13cによってX方向に移動可能に構成さ
れ、これらは基台13fに配設されている。そして、モ
ータ13b及び13cを適宜制御することにより試料T
Pの2次元走査が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
蛍光X線分析装置では、大きな岩石や金属塊等比較的重
い試料を分析する場合が多いため、従来装置では、試料
台13aを駆動するのに、駆動系すべてを大型化する必
要が生じ、装置全体が大型化し、コストアップを引き起
こすという問題があった。
蛍光X線分析装置では、大きな岩石や金属塊等比較的重
い試料を分析する場合が多いため、従来装置では、試料
台13aを駆動するのに、駆動系すべてを大型化する必
要が生じ、装置全体が大型化し、コストアップを引き起
こすという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、これらの問題点を解消
するために創案されたものであって、より簡単な構成で
試料の1次元または2次元分析をなしうる蛍光X線分析
装置の提供を目的とする。
するために創案されたものであって、より簡単な構成で
試料の1次元または2次元分析をなしうる蛍光X線分析
装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、X線を試料に
照射するX線管と、X線照射により試料から発生した蛍
光X線を検出するX線検出器と、X線検出器の検出信号
を解析して試料の定性・定量分析を行う処理部とを備え
た蛍光X線分析装置であって、前記試料に照射されるX
線をスポット状に制限するX線制手段と、前記X線制手
段を移動させることにより前記スポット状に制限された
X線を試料上で走査する走査手段と、を備えたことを特
徴とする。
照射するX線管と、X線照射により試料から発生した蛍
光X線を検出するX線検出器と、X線検出器の検出信号
を解析して試料の定性・定量分析を行う処理部とを備え
た蛍光X線分析装置であって、前記試料に照射されるX
線をスポット状に制限するX線制手段と、前記X線制手
段を移動させることにより前記スポット状に制限された
X線を試料上で走査する走査手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0009】
【作用】本発明の作用を図1及び図2に基づいて説明す
る。X線管1から発生したX線は、スリット板2a(X
線制限手段)のスリット2bを介してスポット状のX線
となって試料TPに照射され、試料TPのX線が照射さ
れた部分から発生した蛍光X線は、X線検出器4で検出
され、その検出信号は計測アンプ5で増幅され、データ
処理部6で定性・定量分析が行われる。
る。X線管1から発生したX線は、スリット板2a(X
線制限手段)のスリット2bを介してスポット状のX線
となって試料TPに照射され、試料TPのX線が照射さ
れた部分から発生した蛍光X線は、X線検出器4で検出
され、その検出信号は計測アンプ5で増幅され、データ
処理部6で定性・定量分析が行われる。
【0010】所定の処理を受けた後、ディスプレイ9に
結果が表示される。
結果が表示される。
【0011】一方、スリット板2aは支持台2dに配設
されたステッピングモータ2c(走査手段)よって2次
元平面上で駆動され、これに合わせて前記スポット状の
X線も試料TP上を2次元的に走査される。ステッピン
グモータ2cは、モータドライバを介してXY制御部7
によって動作制御され、その位置情報はデータ処理部6
に出力される。
されたステッピングモータ2c(走査手段)よって2次
元平面上で駆動され、これに合わせて前記スポット状の
X線も試料TP上を2次元的に走査される。ステッピン
グモータ2cは、モータドライバを介してXY制御部7
によって動作制御され、その位置情報はデータ処理部6
に出力される。
【0012】データ処理部6は、得られた分析結果と、
XY制御部7から入力した位置情報に基づいて試料TP
に含有される元素の2次元分布をディスプレイ9に表示
させる。
XY制御部7から入力した位置情報に基づいて試料TP
に含有される元素の2次元分布をディスプレイ9に表示
させる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0014】図1は本発明にかかる蛍光X線分析装置の
全体構成図で、X線管1は、その内部に配設されたフィ
ラメント1aから発生した電子をターゲット1bに衝突
させることによりBe窓を介してX線を発生する。
全体構成図で、X線管1は、その内部に配設されたフィ
ラメント1aから発生した電子をターゲット1bに衝突
させることによりBe窓を介してX線を発生する。
【0015】X線走査器2は、支持台2d,ステッピン
グモータ2c,及びスリット板2aから構成される。ス
リット板2aはX線を透過しない材料、例えば鉛等によ
って構成され、さらに試料TPに面する位置にスポット
状のスリット2bが穿設されており、X線管1から照射
されたX線はこのスリット2bを介してスポット状に制
限される。また、スリット板2aは、ステッピングモー
タ2cによって支持台2d上を2次元的に移動可能に構
成されており、このスリット板2aの移動に合わせて、
スリット2bによりスポット状に制限されたX線は、試
料台3に載置された試料TP上を2次元的に走査される
こととなる。
グモータ2c,及びスリット板2aから構成される。ス
リット板2aはX線を透過しない材料、例えば鉛等によ
って構成され、さらに試料TPに面する位置にスポット
状のスリット2bが穿設されており、X線管1から照射
されたX線はこのスリット2bを介してスポット状に制
限される。また、スリット板2aは、ステッピングモー
タ2cによって支持台2d上を2次元的に移動可能に構
成されており、このスリット板2aの移動に合わせて、
スリット2bによりスポット状に制限されたX線は、試
料台3に載置された試料TP上を2次元的に走査される
こととなる。
【0016】なお、図2に示されるように、試料TPに
照射されるX線のスポット径Dは、X線源のスポット径
をd1 ,スリット2bの径をd2 ,X線源とスリット2
bとの距離をL1,スリット2bと試料TPとの距離をL
2 とすると D=(L1 ・d2 +L2 ・(d1 +d2 ))/L1 となるため、空間分解能を向上させるにはd1,d2 を小
さくすると共に、L2 を小さくすればよい。例えば、d
1 =d2 =0.1mm、L1 =L2 =20mmとすると
D=0.3mm程度の分解能が得られる。このため、図
1に示される実施例では、下に凸の形に形成したスリッ
ト板2aの下部にスリット2bを穿設することで、スリ
ット2bと試料TPとの距離をL2 を小さくしている。
照射されるX線のスポット径Dは、X線源のスポット径
をd1 ,スリット2bの径をd2 ,X線源とスリット2
bとの距離をL1,スリット2bと試料TPとの距離をL
2 とすると D=(L1 ・d2 +L2 ・(d1 +d2 ))/L1 となるため、空間分解能を向上させるにはd1,d2 を小
さくすると共に、L2 を小さくすればよい。例えば、d
1 =d2 =0.1mm、L1 =L2 =20mmとすると
D=0.3mm程度の分解能が得られる。このため、図
1に示される実施例では、下に凸の形に形成したスリッ
ト板2aの下部にスリット2bを穿設することで、スリ
ット2bと試料TPとの距離をL2 を小さくしている。
【0017】X線検出器4は、試料TPから発生した蛍
光X線を検出し、その波長及び強度に応じた検出信号と
して出力する。ここで、X線検出器4は、波長分散型と
エネルギー分散型のものがあり、前者は、分光結晶等に
よって特定波長のX線を選別して出力し、後者は特定エ
ネルギのX線を選別して出力するものである。
光X線を検出し、その波長及び強度に応じた検出信号と
して出力する。ここで、X線検出器4は、波長分散型と
エネルギー分散型のものがあり、前者は、分光結晶等に
よって特定波長のX線を選別して出力し、後者は特定エ
ネルギのX線を選別して出力するものである。
【0018】計測アンプ5は、X線検出器4の出力を計
測波形成形或いは増幅してデータ処理部6に出力する。
測波形成形或いは増幅してデータ処理部6に出力する。
【0019】一方、XY制御部7はモータドライバ8を
介してステッピングモータ2cを駆動制御し、スリット
板2aの2次元的に移動を介してスポット状に制限され
たX線を試料TP上で2次元走査すると共に、その位置
情報を逐一データ処理部6に出力する。
介してステッピングモータ2cを駆動制御し、スリット
板2aの2次元的に移動を介してスポット状に制限され
たX線を試料TP上で2次元走査すると共に、その位置
情報を逐一データ処理部6に出力する。
【0020】データ処理部6は、計測アンプ5の出力信
号から試料TPに含まれる元素の定量・定性分析を行う
と共に、XY制御部7から出力されたX線照射位置に関
する信号に基づいて、ディスプレイ9に対して、分析結
果を所定画面上に表示するよう指示を与える。
号から試料TPに含まれる元素の定量・定性分析を行う
と共に、XY制御部7から出力されたX線照射位置に関
する信号に基づいて、ディスプレイ9に対して、分析結
果を所定画面上に表示するよう指示を与える。
【0021】ディスプレイ9はデータ処理部6からの指
示を受けて、試料TPに含有される元素の2次元分布等
を表示する。
示を受けて、試料TPに含有される元素の2次元分布等
を表示する。
【0022】次に、本発明の動作を図1に基づいて説明
する。X線管1から発生したX線は、スリット板2aに
穿設されたスリット2bを介してスポット状のX線とな
って試料TPに照射され、試料TPのX線が照射された
部分から発生した蛍光X線は、X線検出器4で検出さ
れ、その検出信号は計測アンプ5で計測,増幅され、デ
ータ処理部6で所定の処理を受ける。
する。X線管1から発生したX線は、スリット板2aに
穿設されたスリット2bを介してスポット状のX線とな
って試料TPに照射され、試料TPのX線が照射された
部分から発生した蛍光X線は、X線検出器4で検出さ
れ、その検出信号は計測アンプ5で計測,増幅され、デ
ータ処理部6で所定の処理を受ける。
【0023】一方、スリット板2aは支持台2dに配設
されたステッピングモータ2cによって2次元平面上で
駆動され、これに合わせて前記スポット状のX線も試料
TP上を2次元状に走査される。ステッピングモータ2
cは、モータドライバ8を介してXY制御部7によって
動作制御されており、また、その位置情報はXY制御部
7からデータ処理部6に出力されている。
されたステッピングモータ2cによって2次元平面上で
駆動され、これに合わせて前記スポット状のX線も試料
TP上を2次元状に走査される。ステッピングモータ2
cは、モータドライバ8を介してXY制御部7によって
動作制御されており、また、その位置情報はXY制御部
7からデータ処理部6に出力されている。
【0024】データ処理部6は、X線照射位置に関する
信号に基づいて、ディスプレイ9に対して、分析結果を
所定画面上に表示するよう指示を与え、ディスプレイ9
は試料TPに含有される元素の2次元分布を表示する。
信号に基づいて、ディスプレイ9に対して、分析結果を
所定画面上に表示するよう指示を与え、ディスプレイ9
は試料TPに含有される元素の2次元分布を表示する。
【0025】ここで、本発明によれば、試料TPに含有
される元素の2次元分析を行うのに、試料TPを動かす
のではなく、スリット2bが穿設されただけの構造が簡
単で軽量なスリット板2aを走査すればよいため、走査
機構をより簡略化できると共に、試料TPに照射するX
線の走査を高速に行うことが可能となり、試料TPに含
有される元素の2次元分布をより高速に得ることができ
る。
される元素の2次元分析を行うのに、試料TPを動かす
のではなく、スリット2bが穿設されただけの構造が簡
単で軽量なスリット板2aを走査すればよいため、走査
機構をより簡略化できると共に、試料TPに照射するX
線の走査を高速に行うことが可能となり、試料TPに含
有される元素の2次元分布をより高速に得ることができ
る。
【0026】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、以下のように変形することも可能であ
る。すなわち、X線を試料に照射するX線管と、X線照
射により試料から発生した蛍光X線を検出するX線検出
器と、X線検出器の検出信号を解析して試料の定性・定
量分析を行う処理部とを備えた蛍光X線分析装置におい
て、前記X線管と試料との間に配設され、線状のスリッ
トが形成された第1のスリット板と、このスリットと平
行でない方向、例えば直交する方向に前記第1のスリッ
ト板を移動させる第1の駆動手段と、前記第1のスリッ
ト板と試料との間に配設され、前記スリットと平行でな
い方向に線状のスリットが形成された第2のスリット板
と、この第2のスリット板に形成したスリットと平行で
ない方向にこの第2のスリット板を移動させる第2の駆
動手段と、を備え、かかる第1,第2の駆動手段により
2つのスリット板を適宜移動させることでスポット状に
制限されたX線を試料上で走査するよう構成したことを
特徴とする蛍光X線分析装置。
るものではなく、以下のように変形することも可能であ
る。すなわち、X線を試料に照射するX線管と、X線照
射により試料から発生した蛍光X線を検出するX線検出
器と、X線検出器の検出信号を解析して試料の定性・定
量分析を行う処理部とを備えた蛍光X線分析装置におい
て、前記X線管と試料との間に配設され、線状のスリッ
トが形成された第1のスリット板と、このスリットと平
行でない方向、例えば直交する方向に前記第1のスリッ
ト板を移動させる第1の駆動手段と、前記第1のスリッ
ト板と試料との間に配設され、前記スリットと平行でな
い方向に線状のスリットが形成された第2のスリット板
と、この第2のスリット板に形成したスリットと平行で
ない方向にこの第2のスリット板を移動させる第2の駆
動手段と、を備え、かかる第1,第2の駆動手段により
2つのスリット板を適宜移動させることでスポット状に
制限されたX線を試料上で走査するよう構成したことを
特徴とする蛍光X線分析装置。
【0027】図3は、かかる構成の蛍光X線分析装置に
おいて図1のX線走査器2に相当する構成を示す一実施
例であり、X線管1の下部には、凹状に形成され支持台
2dが配設されており、この支持台2dの上段部を跨い
で取り付けられたガイド2e’上にスリット板2a’が
移動可能に配設されている。スリット板2aには、この
ガイド2e’と直交する方向に線状のスリット2b’が
形成されており、このスリット2b’は、モータ2c’
によりこのガイド2e’上を駆動される。
おいて図1のX線走査器2に相当する構成を示す一実施
例であり、X線管1の下部には、凹状に形成され支持台
2dが配設されており、この支持台2dの上段部を跨い
で取り付けられたガイド2e’上にスリット板2a’が
移動可能に配設されている。スリット板2aには、この
ガイド2e’と直交する方向に線状のスリット2b’が
形成されており、このスリット2b’は、モータ2c’
によりこのガイド2e’上を駆動される。
【0028】また、支持台2dの下段部には上述したガ
イド2e’と直交する方向に2つのガイド2e”が取り
付けられている。このガイド2e”上には、前記線状の
スリット2b’と直交する方向に線状のスリット2b”
が形成されたスリット板2a”が移動可能に配設されて
おり、このスリット板2aはモータ2c”によりこのガ
イド2e”上を駆動される。
イド2e’と直交する方向に2つのガイド2e”が取り
付けられている。このガイド2e”上には、前記線状の
スリット2b’と直交する方向に線状のスリット2b”
が形成されたスリット板2a”が移動可能に配設されて
おり、このスリット板2aはモータ2c”によりこのガ
イド2e”上を駆動される。
【0029】ここで、支持台2dは中央にX線透過用穴
2fが穿設されており、スリット板2b’,2b”は、
鉛等のX線が透過しない材料によって構成されている。
2fが穿設されており、スリット板2b’,2b”は、
鉛等のX線が透過しない材料によって構成されている。
【0030】以上の構成によれば、スリット板2a’に
形成したスリット2b’によって、X線管1から発生し
たX線は線状になり、さらにスリット板2a”に形成し
たスリット2b”によってスポット状のX線となる。こ
のため、モータ2c’,2c”を適宜制御することによ
り、スポット状に制限したX線を試料TP上で2次元的
に走査することが可能となる。
形成したスリット2b’によって、X線管1から発生し
たX線は線状になり、さらにスリット板2a”に形成し
たスリット2b”によってスポット状のX線となる。こ
のため、モータ2c’,2c”を適宜制御することによ
り、スポット状に制限したX線を試料TP上で2次元的
に走査することが可能となる。
【0031】そして、かかる構成を採用すれば、軽量で
小型のスリット板とこれを駆動するモータを2組用いる
だけでスポット状に制限したX線を走査することができ
るため、従来例の図6で示したように移動ステージ13
a’と試料台13aの2つを移動させると共に、試料台
13aの駆動系を移動ステージ13a’に載置しなけれ
ばならないといった複雑な機構が不要となり、全体構成
を非常に簡略化できると共に、試料TP上でX線を非常
に高速に走査することが可能となる。
小型のスリット板とこれを駆動するモータを2組用いる
だけでスポット状に制限したX線を走査することができ
るため、従来例の図6で示したように移動ステージ13
a’と試料台13aの2つを移動させると共に、試料台
13aの駆動系を移動ステージ13a’に載置しなけれ
ばならないといった複雑な機構が不要となり、全体構成
を非常に簡略化できると共に、試料TP上でX線を非常
に高速に走査することが可能となる。
【0032】また、本発明は上述した実施例の他に、以
下のように変形することも可能である。すなわち、X線
を試料に照射するX線管と、X線照射により試料から発
生した蛍光X線を検出するX線検出器と、X線検出器の
検出信号を解析して試料の定性・定量分析を行う処理部
とを備えた蛍光X線分析装置において、前記X線管から
のX線をスポット状に制限して試料TP上に照射するX
線導波管と、このX線管のX線発生部付近を中心として
X線出射部を円上或いは球面状に移動させる駆動手段
と、を備え、このX線導波管を適宜移動させることでス
ポット状に制限されたX線を試料上で走査するよう構成
したことを特徴とする蛍光X線分析装置。
下のように変形することも可能である。すなわち、X線
を試料に照射するX線管と、X線照射により試料から発
生した蛍光X線を検出するX線検出器と、X線検出器の
検出信号を解析して試料の定性・定量分析を行う処理部
とを備えた蛍光X線分析装置において、前記X線管から
のX線をスポット状に制限して試料TP上に照射するX
線導波管と、このX線管のX線発生部付近を中心として
X線出射部を円上或いは球面状に移動させる駆動手段
と、を備え、このX線導波管を適宜移動させることでス
ポット状に制限されたX線を試料上で走査するよう構成
したことを特徴とする蛍光X線分析装置。
【0033】図4は、かかる構成の蛍光X線分析装置に
おいて、図1のX線走査器2に相当する構成を示す一実
施例であり、X線管1の下部には、球面状の球面支持台
22bが配設されており、ガラスキャピラリ等からなる
X線導波管21を保持する導波管支持板22aが不図示
の駆動手段によって球面支持台22b上を2次元的に移
動するよう構成されている。これによって、X線管1の
ターゲット1bから発生したX線は、X線導波管21に
よってスポット状に制限された後、試料TPに照射され
るとともに、導波管支持板22aの移動により照射され
たX線は試料TP上を2次元的に走査されることとな
る。
おいて、図1のX線走査器2に相当する構成を示す一実
施例であり、X線管1の下部には、球面状の球面支持台
22bが配設されており、ガラスキャピラリ等からなる
X線導波管21を保持する導波管支持板22aが不図示
の駆動手段によって球面支持台22b上を2次元的に移
動するよう構成されている。これによって、X線管1の
ターゲット1bから発生したX線は、X線導波管21に
よってスポット状に制限された後、試料TPに照射され
るとともに、導波管支持板22aの移動により照射され
たX線は試料TP上を2次元的に走査されることとな
る。
【0034】なお、上述した実施例では、X線を1次元
或いは2次元的に走査した場合、試料上のX線照射位置
とX線検出器との距離が変化するが、X線検出器による
X線の検出量は、試料と検出器間の距離に反比例するた
め、試料上のX線照射位置によって検出強度が若干変動
することとなる。
或いは2次元的に走査した場合、試料上のX線照射位置
とX線検出器との距離が変化するが、X線検出器による
X線の検出量は、試料と検出器間の距離に反比例するた
め、試料上のX線照射位置によって検出強度が若干変動
することとなる。
【0035】このため、図1のデータ処理装置6におい
て、X線照射位置とX線検出器4間の距離LをXY制御
器7からのデータに基づいて計算し、検出データnに対
して、 n/L2 のデータ処理を施せば、より正確な分析結果が得られ
る。
て、X線照射位置とX線検出器4間の距離LをXY制御
器7からのデータに基づいて計算し、検出データnに対
して、 n/L2 のデータ処理を施せば、より正確な分析結果が得られ
る。
【0036】また、予め、試料上のX線照射位置(x,
y)に対して、例えば元素成分が均一のキャリブレーシ
ョン用の試料を用いて得られた強度関数f(x,y)を
データ処理部6に記憶しておき、検出データnに対し
て、 n/f(x,y) なるデータ処理を施すようにしても良い。
y)に対して、例えば元素成分が均一のキャリブレーシ
ョン用の試料を用いて得られた強度関数f(x,y)を
データ処理部6に記憶しておき、検出データnに対し
て、 n/f(x,y) なるデータ処理を施すようにしても良い。
【0037】以上の処理機能を例えば図1に示されるデ
ータ処理部6に行わせれば、蛍光X線の強度変化が補正
されたデータに基づいて分析動作が行われるため、より
高精度な分析結果が得られる。
ータ処理部6に行わせれば、蛍光X線の強度変化が補正
されたデータに基づいて分析動作が行われるため、より
高精度な分析結果が得られる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、試料に照射されるX線
をスポット状に制限するX線制手段を設け、これを移動
させることによりスポット状のX線を試料上で走査する
よう構成したため、蛍光X線分析装置において、より簡
単な構成で試料の2次元分析がなし得ると共に、X線制
限手段は単にX線を制限するもので比較的軽量であるこ
とから、X線の高速走査が可能となる。
をスポット状に制限するX線制手段を設け、これを移動
させることによりスポット状のX線を試料上で走査する
よう構成したため、蛍光X線分析装置において、より簡
単な構成で試料の2次元分析がなし得ると共に、X線制
限手段は単にX線を制限するもので比較的軽量であるこ
とから、X線の高速走査が可能となる。
【図1】本発明にかかる蛍光X線分析装置の一例を示す
図である。
図である。
【図2】X線源と試料間の距離に対する試料への照射ス
ポット径の関係を示す図である。
ポット径の関係を示す図である。
【図3】本発明にかかるX線制限手段及び走査手段の変
形例である。
形例である。
【図4】本発明にかかるX線制限手段及び走査手段の変
形例である。
形例である。
【図5】従来の蛍光X線分析装置の一例を示す図であ
る。
る。
【図6】蛍光X線分析装置の試料ステージを示す図であ
る。
る。
TP・・・試料 1・・・・X線管 2・・・・X線走査器 3・・・・試料台 4・・・・X線検出器 5・・・・計測アンプ 6・・・・データ処理手段 7・・・・XY制御部 8・・・・モータドライバ 9・・・・ディスプレイ
Claims (1)
- 【請求項1】 X線を試料に照射するX線管と、X線照
射により試料から発生した蛍光X線を検出するX線検出
器と、このX線検出器の検出信号を解析して試料の定性
・定量分析を行う処理部とを備えた蛍光X線分析装置に
おいて、 試料に照射されるX線をスポット状に制限するX線制限
手段と、前記X線制限手段を移動させることにより前記
スポット状に制限されたX線を試料上で走査する走査手
段と、を備えたことを特徴とする蛍光X線分析装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5165495A JPH08247971A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 蛍光x線分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5165495A JPH08247971A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 蛍光x線分析装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08247971A true JPH08247971A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12892870
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5165495A Pending JPH08247971A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 蛍光x線分析装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08247971A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10200237A1 (de) * | 2002-01-05 | 2003-07-24 | Apc Analytische Produktions St | Verfahren und Vorrichtung zur Röntgenfloureszenzanalyse von mineralischen Schüttgütern |
| WO2020084890A1 (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | 株式会社堀場製作所 | X線分析装置及びx線発生ユニット |
| US12167923B2 (en) | 2021-07-13 | 2024-12-17 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Backscattered X-ray imaging device based on multi-sources |
-
1995
- 1995-03-13 JP JP5165495A patent/JPH08247971A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10200237A1 (de) * | 2002-01-05 | 2003-07-24 | Apc Analytische Produktions St | Verfahren und Vorrichtung zur Röntgenfloureszenzanalyse von mineralischen Schüttgütern |
| DE10200237B4 (de) * | 2002-01-05 | 2006-11-30 | APC Analytische Produktions-Steuerungs- und Controllgeräte GmbH | Vorrichtung zur Röntgenfloureszenzanalyse von mineralischen Schüttgütern |
| WO2020084890A1 (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | 株式会社堀場製作所 | X線分析装置及びx線発生ユニット |
| JPWO2020084890A1 (ja) * | 2018-10-25 | 2021-09-16 | 株式会社堀場製作所 | X線分析装置及びx線発生ユニット |
| US11467107B2 (en) | 2018-10-25 | 2022-10-11 | Horiba, Ltd. | X-ray analysis apparatus and x-ray generation unit |
| US12167923B2 (en) | 2021-07-13 | 2024-12-17 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Backscattered X-ray imaging device based on multi-sources |
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