JPH0824910A - 継目無管の傾斜圧延装置 - Google Patents
継目無管の傾斜圧延装置Info
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- JPH0824910A JPH0824910A JP18045394A JP18045394A JPH0824910A JP H0824910 A JPH0824910 A JP H0824910A JP 18045394 A JP18045394 A JP 18045394A JP 18045394 A JP18045394 A JP 18045394A JP H0824910 A JPH0824910 A JP H0824910A
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- rolling
- stage
- rolled
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数機の傾斜圧延機をタンデムに配置する傾
斜圧延装置において、建屋スペースを狭小化可能とし、
被圧延材の温度降下を補償するための加熱温度を低減
し、管内面疵、管外面疵の発生を抑制すること。 【構成】 継目無管の傾斜圧延装置10において、複数
機の傾斜圧延機20、30をパスラインに沿ってタンデ
ムに配置し、前段側傾斜圧延機20と後段側傾斜圧延機
30それぞれの圧延ロール軸21A、31Aをパスライ
ン回りで干渉しないようにずらして配置し、前段側傾斜
圧延機20と後段側傾斜圧延機30それぞれのプラグ2
2、32を単一のプラグバー40にて支持してなるも
の。
斜圧延装置において、建屋スペースを狭小化可能とし、
被圧延材の温度降下を補償するための加熱温度を低減
し、管内面疵、管外面疵の発生を抑制すること。 【構成】 継目無管の傾斜圧延装置10において、複数
機の傾斜圧延機20、30をパスラインに沿ってタンデ
ムに配置し、前段側傾斜圧延機20と後段側傾斜圧延機
30それぞれの圧延ロール軸21A、31Aをパスライ
ン回りで干渉しないようにずらして配置し、前段側傾斜
圧延機20と後段側傾斜圧延機30それぞれのプラグ2
2、32を単一のプラグバー40にて支持してなるも
の。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、継目無鋼管等の継目無
管の傾斜圧延装置に関する。
管の傾斜圧延装置に関する。
【0002】
【従来の技術】継目無管の製造工程は、マンネスマン法
が主流となっており、圧延方式によってプラグミル方式
とマンドレルミル方式に大別されるが、基本的には、素
材丸ビレットに孔を明ける穿孔工程と、穿孔された中空
素管を減肉延伸する延伸圧延工程と、延伸圧延された中
空素管を所定の外径にまで絞る、或いは定径する仕上げ
圧延工程からなる。
が主流となっており、圧延方式によってプラグミル方式
とマンドレルミル方式に大別されるが、基本的には、素
材丸ビレットに孔を明ける穿孔工程と、穿孔された中空
素管を減肉延伸する延伸圧延工程と、延伸圧延された中
空素管を所定の外径にまで絞る、或いは定径する仕上げ
圧延工程からなる。
【0003】プラグミル方式は一般に中径の継目無管の
製造に使用される方式である。この方式では、丸ビレッ
トを加熱炉で加熱し、傾斜圧延機であるマンネスマンピ
アサーにて穿孔圧延し、中空素管とする。得られた中空
素管は必要に応じて、同じく傾斜圧延機であるエロンゲ
ーターにて更に減肉、拡管され、更に一対の孔型圧延ロ
ールを有するプラグミルにより減肉、縮管され、次いで
傾斜圧延機であるリーラーにより若干の減肉とともに拡
管が行なわれ、管内外面の磨管が行なわれる。リーラー
で圧延された素管は再加熱後サイザーにて定径が行なわ
れ製品となる。
製造に使用される方式である。この方式では、丸ビレッ
トを加熱炉で加熱し、傾斜圧延機であるマンネスマンピ
アサーにて穿孔圧延し、中空素管とする。得られた中空
素管は必要に応じて、同じく傾斜圧延機であるエロンゲ
ーターにて更に減肉、拡管され、更に一対の孔型圧延ロ
ールを有するプラグミルにより減肉、縮管され、次いで
傾斜圧延機であるリーラーにより若干の減肉とともに拡
管が行なわれ、管内外面の磨管が行なわれる。リーラー
で圧延された素管は再加熱後サイザーにて定径が行なわ
れ製品となる。
【0004】
【発明を解決しようとする課題】然るに、上述の如くの
ピアサーとエロンゲーターとを有してなる従来の傾斜圧
延装置では、ピアサーで圧延された中空素管は、プラグ
バーを引き抜かれてエロンゲーターまで搬送された後
に、エロンゲーターで圧延される。このため、下記〜
の問題点がある。
ピアサーとエロンゲーターとを有してなる従来の傾斜圧
延装置では、ピアサーで圧延された中空素管は、プラグ
バーを引き抜かれてエロンゲーターまで搬送された後
に、エロンゲーターで圧延される。このため、下記〜
の問題点がある。
【0005】ピアサーとエロンゲーターがそれぞれ一
定のスペースを占有し、かつピアサーとエロンゲーター
の間に一定の搬送スペースを設ける必要があるため、広
い建屋が必要となる。
定のスペースを占有し、かつピアサーとエロンゲーター
の間に一定の搬送スペースを設ける必要があるため、広
い建屋が必要となる。
【0006】ピアサーからエロンゲーターへの搬送中
の温度降下を補償するため、高いビレット加熱温度が必
要である。
の温度降下を補償するため、高いビレット加熱温度が必
要である。
【0007】ピアサーからエロンゲーターへの搬送中
に、素管内面に酸化スケ−ルが生成、成長し、このスケ
ールがエロンゲーターでの圧延時にプラグにより加圧さ
れて、管内面に押し込み疵を発生させる。従って、エロ
ンゲーターの入側に内面デスケーラを設けることも考え
られるが、これも素管の温度降下を拡大するものとな
る。
に、素管内面に酸化スケ−ルが生成、成長し、このスケ
ールがエロンゲーターでの圧延時にプラグにより加圧さ
れて、管内面に押し込み疵を発生させる。従って、エロ
ンゲーターの入側に内面デスケーラを設けることも考え
られるが、これも素管の温度降下を拡大するものとな
る。
【0008】上記のビレット加熱温度、或いは上記
の内面デスケーラ起因の素管温度降下を補償するため
の素管再加熱温度が高いと、(a) 炭素鋼の場合には、管
内面スケ−ルの生成度合が過大になる結果、圧延後の内
面肌を悪化し、(b) SUS304 の場合には炉内での粒界
酸化が進み、外面疵となる。
の内面デスケーラ起因の素管温度降下を補償するため
の素管再加熱温度が高いと、(a) 炭素鋼の場合には、管
内面スケ−ルの生成度合が過大になる結果、圧延後の内
面肌を悪化し、(b) SUS304 の場合には炉内での粒界
酸化が進み、外面疵となる。
【0009】本発明は、複数機の傾斜圧延機をタンデム
に配置する傾斜圧延装置において、建屋スペースを狭小
化可能とし、被圧延材の温度降下を補償するための加熱
温度を低減し、管内面疵、管外面疵の発生を抑制するこ
とを目的とする。
に配置する傾斜圧延装置において、建屋スペースを狭小
化可能とし、被圧延材の温度降下を補償するための加熱
温度を低減し、管内面疵、管外面疵の発生を抑制するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、一対の圧延ロールをパスラインに対して進み角βで
傾斜配置するとともに、それらの圧延ロール間のパスラ
イン上にプラグを配置してなる傾斜圧延機を用いて、被
圧延材を圧延する継目無管の傾斜圧延装置において、複
数機の傾斜圧延機をパスラインに沿ってタンデムに配置
し、前段側傾斜圧延機の圧延ロール軸と後段側傾斜圧延
機の圧延ロール軸とをパスライン回りで干渉しないよう
にずらして配置し、前段側傾斜圧延機のプラグと後段側
傾斜圧延機のプラグを単一のプラグバーにて支持し、前
段側傾斜圧延機と後段側傾斜圧延機により単一の被圧延
材を同時に圧延可能としてなるようにしたものである。
は、一対の圧延ロールをパスラインに対して進み角βで
傾斜配置するとともに、それらの圧延ロール間のパスラ
イン上にプラグを配置してなる傾斜圧延機を用いて、被
圧延材を圧延する継目無管の傾斜圧延装置において、複
数機の傾斜圧延機をパスラインに沿ってタンデムに配置
し、前段側傾斜圧延機の圧延ロール軸と後段側傾斜圧延
機の圧延ロール軸とをパスライン回りで干渉しないよう
にずらして配置し、前段側傾斜圧延機のプラグと後段側
傾斜圧延機のプラグを単一のプラグバーにて支持し、前
段側傾斜圧延機と後段側傾斜圧延機により単一の被圧延
材を同時に圧延可能としてなるようにしたものである。
【0011】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記拡管圧延機が一対の圧延
ロールをコーン型圧延ロールとし、それら一対のコーン
型圧延ロールをパスラインに対して進み角βで傾斜配置
するとともに、パスラインに対して入側面角α1 と出側
面角α2 とを有するようにパスラインに対して交叉角γ
で交叉配置し、それら一対のコーン型圧延ロール間のパ
スライン上にプラグを配置してなるようにしたものであ
る。
載の本発明において更に、前記拡管圧延機が一対の圧延
ロールをコーン型圧延ロールとし、それら一対のコーン
型圧延ロールをパスラインに対して進み角βで傾斜配置
するとともに、パスラインに対して入側面角α1 と出側
面角α2 とを有するようにパスラインに対して交叉角γ
で交叉配置し、それら一対のコーン型圧延ロール間のパ
スライン上にプラグを配置してなるようにしたものであ
る。
【0012】
【作用】 前段側傾斜圧延機と後段側傾斜圧延機それぞれの圧延
ロール軸をパスライン回りで干渉しないようにずらし、
かつそれらのプラグを単一のプラグバーにて支持するよ
うにした。従って、前段側傾斜圧延機と後段側傾斜圧延
機を近接配置でき、前段側傾斜圧延機と後段側傾斜圧延
機の間に素管搬送スペースを設ける必要がなく、建屋ス
ペースを狭小化できる。
ロール軸をパスライン回りで干渉しないようにずらし、
かつそれらのプラグを単一のプラグバーにて支持するよ
うにした。従って、前段側傾斜圧延機と後段側傾斜圧延
機を近接配置でき、前段側傾斜圧延機と後段側傾斜圧延
機の間に素管搬送スペースを設ける必要がなく、建屋ス
ペースを狭小化できる。
【0013】前段側傾斜圧延機によって被圧延材の先
端部を圧延した後、当該被圧延材の先端部を後段側傾斜
圧延機により更に圧延し、同時に、当該被圧延材の後端
部を前段側傾斜圧延機により圧延し、最後に、当該被圧
延材の後端部を後段側傾斜圧延機により更に圧延するこ
とができる。このため、前段側傾斜圧延機と後段側傾斜
圧延機の間での被圧延材の温度降下はほとんどなく、被
圧延材の加熱温度を低くできる。
端部を圧延した後、当該被圧延材の先端部を後段側傾斜
圧延機により更に圧延し、同時に、当該被圧延材の後端
部を前段側傾斜圧延機により圧延し、最後に、当該被圧
延材の後端部を後段側傾斜圧延機により更に圧延するこ
とができる。このため、前段側傾斜圧延機と後段側傾斜
圧延機の間での被圧延材の温度降下はほとんどなく、被
圧延材の加熱温度を低くできる。
【0014】前段側傾斜圧延機と後段側傾斜圧延機と
の間の管内面における酸化スケールの生成を低減でき、
このスケールが後段側傾斜圧延機のプラグにより加圧さ
れて生ずる押し込み疵の発生を抑制できる。
の間の管内面における酸化スケールの生成を低減でき、
このスケールが後段側傾斜圧延機のプラグにより加圧さ
れて生ずる押し込み疵の発生を抑制できる。
【0015】被圧延材の加熱温度を低くできるから、
SUS304 等においても加熱炉内での粒界酸化を抑制
し、外面疵の発生を抑制できる。
SUS304 等においても加熱炉内での粒界酸化を抑制
し、外面疵の発生を抑制できる。
【0016】
【実施例】図1は傾斜圧延装置の一例を示す模式図、図
2は図1のII-II 線に沿う断面図、図3は図1のIII-II
I 線に沿う断面図、図4は図1のIV-IV に沿う断面図、
図5は図1のV-V に沿う断面図、図6は図1のVI-VI 線
に沿う断面図、図7は図1の要部拡大図、図8は本発明
による炭素鋼の内面粗さ低減効果を示す模式図、図9は
本発明によるSUS304 の外面手入れ量低減効果を示す
模式図である。
2は図1のII-II 線に沿う断面図、図3は図1のIII-II
I 線に沿う断面図、図4は図1のIV-IV に沿う断面図、
図5は図1のV-V に沿う断面図、図6は図1のVI-VI 線
に沿う断面図、図7は図1の要部拡大図、図8は本発明
による炭素鋼の内面粗さ低減効果を示す模式図、図9は
本発明によるSUS304 の外面手入れ量低減効果を示す
模式図である。
【0017】傾斜圧延装置10は、前段側傾斜圧延機2
0と後段側傾斜圧延機30をパスラインに沿ってタンデ
ムに配置している。
0と後段側傾斜圧延機30をパスラインに沿ってタンデ
ムに配置している。
【0018】前段側傾斜圧延機20は、図1、図3に示
す如く、一対のコーン型圧延ロール21、21を一定の
進み角βで傾斜配置するとともに、入側面角度α1 と出
側面角度α2 を有するようにパスラインに対して交叉角
γで交叉配置する。そして、前段側傾斜圧延機20は、
圧延ロール21、21の間でビレット1に衝合するプラ
グ22と、圧延ロール21、21の間でビレット1の外
面をガイドするガイドシュー23とを備え、ビレット1
を穿孔圧延して中空素管2とする。ガイドシュー23
は、固定式、ディスク式、ローラ式、ドライブローラ式
のいずれでも良い。
す如く、一対のコーン型圧延ロール21、21を一定の
進み角βで傾斜配置するとともに、入側面角度α1 と出
側面角度α2 を有するようにパスラインに対して交叉角
γで交叉配置する。そして、前段側傾斜圧延機20は、
圧延ロール21、21の間でビレット1に衝合するプラ
グ22と、圧延ロール21、21の間でビレット1の外
面をガイドするガイドシュー23とを備え、ビレット1
を穿孔圧延して中空素管2とする。ガイドシュー23
は、固定式、ディスク式、ローラ式、ドライブローラ式
のいずれでも良い。
【0019】後段側傾斜圧延機30は、図1、図5に示
す如く、一対のコーン型圧延ロール31、31を一定の
進み角βで傾斜配置するとともに、入側面角α1 と出側
面角α2 を有するようにパスラインに対して交叉角γで
交叉配置する。そして、後段側傾斜圧延機30は、圧延
ロール31、31の間で中空素管2に挿入されるプラグ
32と、圧延ロール31、31の間で中空素管2の外面
をガイドするガイドシュー33とを備え、中空素管2を
拡管、延伸圧延する。ガイドシュー33は固定式、ディ
スク式、ローラ式、ドライブローラ式のいずれでも良
い。
す如く、一対のコーン型圧延ロール31、31を一定の
進み角βで傾斜配置するとともに、入側面角α1 と出側
面角α2 を有するようにパスラインに対して交叉角γで
交叉配置する。そして、後段側傾斜圧延機30は、圧延
ロール31、31の間で中空素管2に挿入されるプラグ
32と、圧延ロール31、31の間で中空素管2の外面
をガイドするガイドシュー33とを備え、中空素管2を
拡管、延伸圧延する。ガイドシュー33は固定式、ディ
スク式、ローラ式、ドライブローラ式のいずれでも良
い。
【0020】尚、前段側傾斜圧延機20のβ、α1 、α
2 、γと、後段側傾斜圧延機30のβ、α1 、α2 、γ
とは互いに同一のときも、異なるときもある。
2 、γと、後段側傾斜圧延機30のβ、α1 、α2 、γ
とは互いに同一のときも、異なるときもある。
【0021】このとき、前段側傾斜圧延機20の圧延ロ
ール軸21Aと、後段側傾斜圧延機30の圧延ロール軸
31Aはパスライン回りで干渉しないように、例えば90
度位相をずらして配置されている。21Bは前段側傾斜
圧延機20のロール駆動モータ、31Bは後段側傾斜圧
延機30のロール駆動モータである。
ール軸21Aと、後段側傾斜圧延機30の圧延ロール軸
31Aはパスライン回りで干渉しないように、例えば90
度位相をずらして配置されている。21Bは前段側傾斜
圧延機20のロール駆動モータ、31Bは後段側傾斜圧
延機30のロール駆動モータである。
【0022】また、前段側傾斜圧延機20のガイドシュ
ー23と、後段側傾斜圧延機30のガイドシュー33
も、パスライン回りで干渉しないように、例えば90度位
相をずらして配置されている。
ー23と、後段側傾斜圧延機30のガイドシュー33
も、パスライン回りで干渉しないように、例えば90度位
相をずらして配置されている。
【0023】また、前段側傾斜圧延機20のプラグ22
と、後段側傾斜圧延機30のプラグ32とを、単一のプ
ラグバー40にセットされて支持されている。
と、後段側傾斜圧延機30のプラグ32とを、単一のプ
ラグバー40にセットされて支持されている。
【0024】また、傾斜圧延装置10は、前段側傾斜圧
延機20と後段側傾斜圧延機30の間のパスライン回り
にバー支持装置51を配置し、後段側傾斜圧延機30の
出側にバー支持装置52を配置している。バー支持装置
51は、圧延前及び前段側傾斜圧延機20によるビレッ
ト1の先端圧延中にはプラグバー40を支持し、前段側
傾斜圧延機20と後段傾斜圧延機30による定常圧延中
には中空素管2を支持し、後段側傾斜圧延機30による
中空素管2の後端圧延中には再びプラグバー40を支持
する。バー支持装置52は、圧延前及び後段側傾斜圧延
機30による中空素管2の先端圧延中まではプラグバー
40を支持し、後段側傾斜圧延機30による定常圧延中
には中空素管2を支持する。バー支持装置51、52に
よるプラグバー40、中空素管2の支持により、中空素
管2の寸法精度を向上できる。
延機20と後段側傾斜圧延機30の間のパスライン回り
にバー支持装置51を配置し、後段側傾斜圧延機30の
出側にバー支持装置52を配置している。バー支持装置
51は、圧延前及び前段側傾斜圧延機20によるビレッ
ト1の先端圧延中にはプラグバー40を支持し、前段側
傾斜圧延機20と後段傾斜圧延機30による定常圧延中
には中空素管2を支持し、後段側傾斜圧延機30による
中空素管2の後端圧延中には再びプラグバー40を支持
する。バー支持装置52は、圧延前及び後段側傾斜圧延
機30による中空素管2の先端圧延中まではプラグバー
40を支持し、後段側傾斜圧延機30による定常圧延中
には中空素管2を支持する。バー支持装置51、52に
よるプラグバー40、中空素管2の支持により、中空素
管2の寸法精度を向上できる。
【0025】尚、傾斜圧延装置10にあっては、前段側
傾斜圧延機20と後段側傾斜圧延機30との間で中空素
管2に異常な軸力(引張もしくは圧縮)、異常なねじれ
が生じないように、前段側傾斜圧延機20の圧延速度と
後段側傾斜圧延機30の圧延速度の同期が図られる。
傾斜圧延機20と後段側傾斜圧延機30との間で中空素
管2に異常な軸力(引張もしくは圧縮)、異常なねじれ
が生じないように、前段側傾斜圧延機20の圧延速度と
後段側傾斜圧延機30の圧延速度の同期が図られる。
【0026】以下、前段側傾斜圧延機20と後段側傾斜
圧延機30について説明する。以下の説明においては、
前段側傾斜圧延機20と後段側傾斜圧延機30は実質的
に同一構成であり、後段側傾斜圧延機30を代表として
説明する。
圧延機30について説明する。以下の説明においては、
前段側傾斜圧延機20と後段側傾斜圧延機30は実質的
に同一構成であり、後段側傾斜圧延機30を代表として
説明する。
【0027】拡管圧延機30では、コーン型ロールを一
定の進み角βで傾斜配置するとともに、パスラインに対
して交叉角γで交叉配置することにより、圧延出側に進
むほどロール径が暫時大きく、周速度が速くなる結果、
ロールが被圧延材に及ぼすブレーキが軽微になる。この
ため、拡管圧延機30による傾斜圧延では、ロールが被
圧延材に及ぼすブレーキ起因の、被圧延材のねじれや、
断面内の付加的な剪断歪の発生が抑制され、素管の噛込
み不良、尻抜け不良、フレアリングによるホロー破れを
伴うことなく、中空素管を高拡管できる。
定の進み角βで傾斜配置するとともに、パスラインに対
して交叉角γで交叉配置することにより、圧延出側に進
むほどロール径が暫時大きく、周速度が速くなる結果、
ロールが被圧延材に及ぼすブレーキが軽微になる。この
ため、拡管圧延機30による傾斜圧延では、ロールが被
圧延材に及ぼすブレーキ起因の、被圧延材のねじれや、
断面内の付加的な剪断歪の発生が抑制され、素管の噛込
み不良、尻抜け不良、フレアリングによるホロー破れを
伴うことなく、中空素管を高拡管できる。
【0028】以下、本実施例の作用について説明する。 前段側傾斜圧延機20と後段側傾斜圧延機30それぞ
れの圧延ロール軸21A、31Aをパスライン回りで干
渉しないようにずらし、かつそれらのプラグ22、32
を単一のプラグバー40にて支持するようにした。従っ
て、前段側傾斜圧延機20と後段側傾斜圧延機30を近
接配置でき、前段側傾斜圧延機20と後段側傾斜圧延機
30の間に素管搬送スペースを設ける必要がなく、建屋
スペースを狭小化できる。
れの圧延ロール軸21A、31Aをパスライン回りで干
渉しないようにずらし、かつそれらのプラグ22、32
を単一のプラグバー40にて支持するようにした。従っ
て、前段側傾斜圧延機20と後段側傾斜圧延機30を近
接配置でき、前段側傾斜圧延機20と後段側傾斜圧延機
30の間に素管搬送スペースを設ける必要がなく、建屋
スペースを狭小化できる。
【0029】前段側傾斜圧延機20によって被圧延材
の先端部を圧延した後、当該被圧延材の先端部を後段側
傾斜圧延機30により更に圧延し、同時に、当該被圧延
材の後端部を前段側傾斜圧延機20により圧延し、最後
に、当該被圧延材の後端部を後段側傾斜圧延機30によ
り更に圧延することができる。このため、前段側傾斜圧
延機20と後段側傾斜圧延機30の間での被圧延材の温
度降下はほとんどなく、被圧延材の加熱温度を低くでき
る。
の先端部を圧延した後、当該被圧延材の先端部を後段側
傾斜圧延機30により更に圧延し、同時に、当該被圧延
材の後端部を前段側傾斜圧延機20により圧延し、最後
に、当該被圧延材の後端部を後段側傾斜圧延機30によ
り更に圧延することができる。このため、前段側傾斜圧
延機20と後段側傾斜圧延機30の間での被圧延材の温
度降下はほとんどなく、被圧延材の加熱温度を低くでき
る。
【0030】前段側傾斜圧延機20と後段側傾斜圧延
機30との間の管内面における酸化スケールの生成を低
減でき、このスケールが後段側傾斜圧延機30のプラグ
32により加圧されて生ずる押し込み疵の発生を抑制で
きる。
機30との間の管内面における酸化スケールの生成を低
減でき、このスケールが後段側傾斜圧延機30のプラグ
32により加圧されて生ずる押し込み疵の発生を抑制で
きる。
【0031】被圧延材の加熱温度を低くできるから、
SUS304 等においても加熱炉内での粒界酸化を抑制
し、外面疵の発生を抑制できる。
SUS304 等においても加熱炉内での粒界酸化を抑制
し、外面疵の発生を抑制できる。
【0032】本発明を下記(1) 〜(6) の如くに実施し
た。 (1) 本発明装置では、加熱炉で加熱したビレットを前段
側傾斜圧延機と後段側傾斜圧延機で圧延した。前段側傾
斜圧延機の圧延ロールはコーン型であり、ゴージ部直径
DR =1300mm、進み角β= 7〜15°、交叉角γ=10°、
入側面角α1 =2°、出側面角α2 = 3°とした。後段
側傾斜圧延機の圧延ロールもコーン型であり、ゴージ部
直径DR =1000mm、進み角β=10〜15°、交叉角γ=35
°、入側面角α1 = 3°、出側面角α2 =10°とした。
尚、前段側と後段側の傾斜圧延機の圧延ロールのβ、
γ、α1 、α2 はこのように異なる場合もあり、また同
じになる場合もある。
た。 (1) 本発明装置では、加熱炉で加熱したビレットを前段
側傾斜圧延機と後段側傾斜圧延機で圧延した。前段側傾
斜圧延機の圧延ロールはコーン型であり、ゴージ部直径
DR =1300mm、進み角β= 7〜15°、交叉角γ=10°、
入側面角α1 =2°、出側面角α2 = 3°とした。後段
側傾斜圧延機の圧延ロールもコーン型であり、ゴージ部
直径DR =1000mm、進み角β=10〜15°、交叉角γ=35
°、入側面角α1 = 3°、出側面角α2 =10°とした。
尚、前段側と後段側の傾斜圧延機の圧延ロールのβ、
γ、α1 、α2 はこのように異なる場合もあり、また同
じになる場合もある。
【0033】(2) 従来装置では、加熱炉で加熱したビレ
ットをピアサーで圧延し、その後エロンゲーターで圧延
した。従来装置1はエロンゲーターの前に内面デスケー
ラを設けないもの、従来装置2はエロンゲーターの前に
内面デスケーラを設けたものである。
ットをピアサーで圧延し、その後エロンゲーターで圧延
した。従来装置1はエロンゲーターの前に内面デスケー
ラを設けないもの、従来装置2はエロンゲーターの前に
内面デスケーラを設けたものである。
【0034】(3) 被圧延材は、ビレット直径175 〜210m
m のものを500 本(炭素鋼が400 本、SUS304 が100
本)圧延した。
m のものを500 本(炭素鋼が400 本、SUS304 が100
本)圧延した。
【0035】(4) 本発明装置によれば、表1に示す如
く、ビレット加熱温度を低減できた。これに対し、従来
装置1、2では、ピアサー〜エロンゲーターの搬送中に
おける温度降下を補償するため、ビレット加熱温度は高
い。特に、デスケーラを設けた従来装置2では、それに
よる温度降下を更に補償する必要があり、ビレット加熱
温度は非常に高い。
く、ビレット加熱温度を低減できた。これに対し、従来
装置1、2では、ピアサー〜エロンゲーターの搬送中に
おける温度降下を補償するため、ビレット加熱温度は高
い。特に、デスケーラを設けた従来装置2では、それに
よる温度降下を更に補償する必要があり、ビレット加熱
温度は非常に高い。
【0036】
【表1】
【0037】(5) 炭素鋼の管内面疵は、図8に示す如
く、本発明装置により格段に低減できた。これに対し、
従来装置1における内面粗さは大きい。従来装置2では
内面デスケーラの設置により、内面粗さがある程度低減
できているものの、本発明装置による程には低減できて
いない。
く、本発明装置により格段に低減できた。これに対し、
従来装置1における内面粗さは大きい。従来装置2では
内面デスケーラの設置により、内面粗さがある程度低減
できているものの、本発明装置による程には低減できて
いない。
【0038】(6) SUS304 の管外面疵も、図9に示す
如く、本発明装置により格段に低減できた。これに対
し、従来装置1、2では外面手入れ量が大きい。特に、
内面デスケーラ設置のために被圧延材の加熱温度が高く
なっている従来装置2では、炉内での粒界酸化起因の外
面疵が大きい。
如く、本発明装置により格段に低減できた。これに対
し、従来装置1、2では外面手入れ量が大きい。特に、
内面デスケーラ設置のために被圧延材の加熱温度が高く
なっている従来装置2では、炉内での粒界酸化起因の外
面疵が大きい。
【0039】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、3機以上の
傾斜圧延機をパスラインに沿ってタンデムに配置する際
にも、本発明を適用できる。
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、3機以上の
傾斜圧延機をパスラインに沿ってタンデムに配置する際
にも、本発明を適用できる。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数機の
傾斜圧延機をタンデムに配置する傾斜圧延装置におい
て、建屋スペースを狭小化可能とし、被圧延材の温度降
下を補償するための加熱温度を低減し、管内面疵、管外
面疵の発生を抑制することができる。
傾斜圧延機をタンデムに配置する傾斜圧延装置におい
て、建屋スペースを狭小化可能とし、被圧延材の温度降
下を補償するための加熱温度を低減し、管内面疵、管外
面疵の発生を抑制することができる。
【図1】図1は傾斜圧延装置の一例を示す模式図であ
る。
る。
【図2】図2は図1のII-II 線に沿う断面図である。
【図3】図3は図1のIII-III 線に沿う断面図である。
【図4】図4は図1のIV-IV に沿う断面図である。
【図5】図5は図1のV-V に沿う断面図である。
【図6】図6は図1のVI-VI 線に沿う断面図である。
【図7】図7は図1の要部拡大図である。
【図8】図8は本発明による炭素鋼の内面粗さ低減効果
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【図9】図9は本発明によるSUS304 の外面手入れ量
低減効果を示す模式図である。
低減効果を示す模式図である。
10 傾斜圧延装置 20 前段側傾斜圧延機 21 圧延ロール 21A 圧延ロール軸 22 プラグ 30 後段側傾斜圧延機 31 圧延ロール 31A 圧延ロール軸 32 プラグ 40 プラグバー
Claims (2)
- 【請求項1】 一対の圧延ロールをパスラインに対して
進み角βで傾斜配置するとともに、それらの圧延ロール
間のパスライン上にプラグを配置してなる傾斜圧延機を
用いて、被圧延材を圧延する継目無管の傾斜圧延装置に
おいて、 複数機の傾斜圧延機をパスラインに沿ってタンデムに配
置し、 前段側傾斜圧延機の圧延ロール軸と後段側傾斜圧延機の
圧延ロール軸とをパスライン回りで干渉しないようにず
らして配置し、 前段側傾斜圧延機のプラグと後段側傾斜圧延機のプラグ
を単一のプラグバーにて支持し、 前段側傾斜圧延機と後段側傾斜圧延機により単一の被圧
延材を同時に圧延可能としてなることを特徴とする継目
無管の傾斜圧延装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記傾斜圧延機の一
対の圧延ロールをコーン型圧延ロールとし、それら一対
のコーン型圧延ロールをパスラインに対して進み角βで
傾斜配置するとともに、パスラインに対して入側面角α
1 と出側面角α2 とを有するようにパスラインに対して
交叉角γで交叉配置し、それら一対のコーン型圧延ロー
ル間のパスライン上にプラグを配置してなるものである
継目無管の傾斜圧延装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18045394A JPH0824910A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 継目無管の傾斜圧延装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18045394A JPH0824910A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 継目無管の傾斜圧延装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0824910A true JPH0824910A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16083496
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18045394A Withdrawn JPH0824910A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 継目無管の傾斜圧延装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0824910A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104174652A (zh) * | 2014-07-16 | 2014-12-03 | 洛阳鼎锐材料科技有限公司 | 穿轧锚杆一体的设备及工艺 |
| CN116060448A (zh) * | 2023-02-17 | 2023-05-05 | 安徽汉正轴承科技有限公司 | 轧制机构及斜轧机 |
| CN117139374A (zh) * | 2023-09-30 | 2023-12-01 | 江苏诚德钢管股份有限公司 | 一种外径为38~50mm热轧无缝钢管的制造方法 |
| JP2025031466A (ja) * | 2023-08-22 | 2025-03-07 | 寧波大学 | 中空軸の穿孔・傾斜圧延・一体成形装置 |
-
1994
- 1994-07-11 JP JP18045394A patent/JPH0824910A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104174652A (zh) * | 2014-07-16 | 2014-12-03 | 洛阳鼎锐材料科技有限公司 | 穿轧锚杆一体的设备及工艺 |
| CN116060448A (zh) * | 2023-02-17 | 2023-05-05 | 安徽汉正轴承科技有限公司 | 轧制机构及斜轧机 |
| CN116060448B (zh) * | 2023-02-17 | 2026-04-10 | 安徽汉正航空材料有限公司 | 轧制机构及斜轧机 |
| JP2025031466A (ja) * | 2023-08-22 | 2025-03-07 | 寧波大学 | 中空軸の穿孔・傾斜圧延・一体成形装置 |
| CN117139374A (zh) * | 2023-09-30 | 2023-12-01 | 江苏诚德钢管股份有限公司 | 一种外径为38~50mm热轧无缝钢管的制造方法 |
| CN117139374B (zh) * | 2023-09-30 | 2026-04-17 | 江苏诚德钢管股份有限公司 | 一种外径为38~50mm热轧无缝钢管的制造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011002 |