JPH082491Y2 - 樹脂ナット付き保持具 - Google Patents
樹脂ナット付き保持具Info
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- JPH082491Y2 JPH082491Y2 JP9149190U JP9149190U JPH082491Y2 JP H082491 Y2 JPH082491 Y2 JP H082491Y2 JP 9149190 U JP9149190 U JP 9149190U JP 9149190 U JP9149190 U JP 9149190U JP H082491 Y2 JPH082491 Y2 JP H082491Y2
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- Japan
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- nut member
- stud bolt
- clamp body
- hole
- shaft portion
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、樹脂ナットとクランプ本体とから構成さ
れる保持具に関するものである。
れる保持具に関するものである。
(従来の技術) 自動車のアンダーフロア、エンジンルーム等にはフュ
ーエルチューブが配管されているが、従来よりそのボデ
ィ側への固定は樹脂製の保持具によって行われてきた
(第6図参照)。同図に示すように、保持具はフューエ
ルチューブ等を保持するためのクランプ本体30と、この
クランプ本体30へ差し込まれてボディパネル31から立設
されたスタッドボルト32へねじ込むことにより、クラン
プ本体30を固定するナット部材33とによって構成された
形式のものがよく知られている。
ーエルチューブが配管されているが、従来よりそのボデ
ィ側への固定は樹脂製の保持具によって行われてきた
(第6図参照)。同図に示すように、保持具はフューエ
ルチューブ等を保持するためのクランプ本体30と、この
クランプ本体30へ差し込まれてボディパネル31から立設
されたスタッドボルト32へねじ込むことにより、クラン
プ本体30を固定するナット部材33とによって構成された
形式のものがよく知られている。
ところで、上記のような保持具は現場において取扱い
易いように、クランプ本体30とナット部材33とは仮止め
され、一体化した状態で現場に搬入するようにしてい
る。したがって、当然ながら輸送途上において両者が分
離してしまわないことが望まれる。その一方で、現場に
おける作業の融通性を考えるならば、両者は必要時に容
易に分離できることが望ましい。また、組付け後に修理
・交換が必要となったときも同様である。そこで、従来
ではこうした要求に応えるために、両者の仮止め手段を
設定するものの、これが容易に解離できるような形式と
している。具体的には、クランプ本体30の挿通孔34の開
口縁において内向きに一対の爪片35を形成し、ナット部
材33側には軸部36に半ピッチ分のねじ部37a,bを形成
し、ナット部材33の回転方向によってねじ部37a,bと爪
片35とを係合あるいは解離できるようにしていた。
易いように、クランプ本体30とナット部材33とは仮止め
され、一体化した状態で現場に搬入するようにしてい
る。したがって、当然ながら輸送途上において両者が分
離してしまわないことが望まれる。その一方で、現場に
おける作業の融通性を考えるならば、両者は必要時に容
易に分離できることが望ましい。また、組付け後に修理
・交換が必要となったときも同様である。そこで、従来
ではこうした要求に応えるために、両者の仮止め手段を
設定するものの、これが容易に解離できるような形式と
している。具体的には、クランプ本体30の挿通孔34の開
口縁において内向きに一対の爪片35を形成し、ナット部
材33側には軸部36に半ピッチ分のねじ部37a,bを形成
し、ナット部材33の回転方向によってねじ部37a,bと爪
片35とを係合あるいは解離できるようにしていた。
(考案が解決しようとする課題) このように、従来のものではナット部材33とクランプ
本体30とはナット部材33のねじ部37a,bによる比較的僅
かな引っ掛かりでもって一体化されているだけなのでが
た付き易く、またナット部材33はクランプ本体30の上方
へ大きく突き出ているため、この露出した部分が輸送途
上等においてナット部材同志、あるいは他の部材との間
で干渉し合ったりし易い。このため、現場に搬入された
ときには多くのナット部材33が外れてしまっている、と
いうのが現状である。
本体30とはナット部材33のねじ部37a,bによる比較的僅
かな引っ掛かりでもって一体化されているだけなのでが
た付き易く、またナット部材33はクランプ本体30の上方
へ大きく突き出ているため、この露出した部分が輸送途
上等においてナット部材同志、あるいは他の部材との間
で干渉し合ったりし易い。このため、現場に搬入された
ときには多くのナット部材33が外れてしまっている、と
いうのが現状である。
また、従来のものでは一体化した後にスタッドボルト
32へ差込んだ場合に、第7図に示すようにナット部材33
の軸部36とスタッドボルト32との間に隙間Sが生じるこ
とがある。これは、クランプ本体30に対するねじ部37a,
bのねじ込み量がばらついたり、あるいはスタッドボル
ト32が溶接によって植え付けられていることから、溶接
時のばらつきによってボルト32全体の高さが変動するの
が原因で生じる。加えて、第7図に示すように、一体化
した状態におけるナット部材33の引っ掛かり位置が軸部
36の下部であり、つまりクランプ本体30から突き出る部
分の高さが高いため、ナット部材33の姿勢が不安定とな
る。しかして、ナット部材33の内孔38とスタッドボルト
32との合芯性がとりにくく、ナット部材33が傾いたまま
ねじ込まれ、その結果フューエルチューブの保持が不十
分なまま作業がなされてしまうこともあった。
32へ差込んだ場合に、第7図に示すようにナット部材33
の軸部36とスタッドボルト32との間に隙間Sが生じるこ
とがある。これは、クランプ本体30に対するねじ部37a,
bのねじ込み量がばらついたり、あるいはスタッドボル
ト32が溶接によって植え付けられていることから、溶接
時のばらつきによってボルト32全体の高さが変動するの
が原因で生じる。加えて、第7図に示すように、一体化
した状態におけるナット部材33の引っ掛かり位置が軸部
36の下部であり、つまりクランプ本体30から突き出る部
分の高さが高いため、ナット部材33の姿勢が不安定とな
る。しかして、ナット部材33の内孔38とスタッドボルト
32との合芯性がとりにくく、ナット部材33が傾いたまま
ねじ込まれ、その結果フューエルチューブの保持が不十
分なまま作業がなされてしまうこともあった。
そこで、本考案は運搬途上での外れを規制し、かつ組
付け作業を円滑・確実に行うことのできる保持具を提供
することを目的とする。
付け作業を円滑・確実に行うことのできる保持具を提供
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本考案の構成は、管材あ
るいは棒材等に対する保持部を有し、かつボディパネル
に立設されたスタッドボルトへ遊挿するための挿通孔が
貫通されてなるクランプ本体と、前記挿通孔に挿通可能
でかつ前記スタッドボルトにねじ込まれる内孔が軸心に
沿って形成された軸部を有し、この軸部の上面にはクラ
ンプ本体に対する押さえ用のフランジが張出されたナッ
ト部材とからなり、また、前記挿通孔の孔壁上部には少
なくとも一対の爪片が内向きに突出される一方、前記軸
部における外周面の下部には前記爪片と螺合するねじ部
が所定ピッチ範囲に亘って形成されてなる保持具であっ
て、 前記ねじ部の上位には前記爪片と抜け止め状態で係合
する仮止め縁が前記軸部の周方向に沿って張出し形成さ
れ、かつ前記爪片は、前記押さえ用フランジがクランプ
本体にほぼ当接する位置までナット部材を挿通孔へ押し
込んだ状態で前記仮止め縁と係脱可能に係合する一方、
この係合状態からナット部材が前記スタッドボルトによ
って突き上げられることに伴い前記仮止め縁との係合状
態を解除して前記ねじ部へと係合位置を変位させるよう
に形成されていることを特徴とするものである。
るいは棒材等に対する保持部を有し、かつボディパネル
に立設されたスタッドボルトへ遊挿するための挿通孔が
貫通されてなるクランプ本体と、前記挿通孔に挿通可能
でかつ前記スタッドボルトにねじ込まれる内孔が軸心に
沿って形成された軸部を有し、この軸部の上面にはクラ
ンプ本体に対する押さえ用のフランジが張出されたナッ
ト部材とからなり、また、前記挿通孔の孔壁上部には少
なくとも一対の爪片が内向きに突出される一方、前記軸
部における外周面の下部には前記爪片と螺合するねじ部
が所定ピッチ範囲に亘って形成されてなる保持具であっ
て、 前記ねじ部の上位には前記爪片と抜け止め状態で係合
する仮止め縁が前記軸部の周方向に沿って張出し形成さ
れ、かつ前記爪片は、前記押さえ用フランジがクランプ
本体にほぼ当接する位置までナット部材を挿通孔へ押し
込んだ状態で前記仮止め縁と係脱可能に係合する一方、
この係合状態からナット部材が前記スタッドボルトによ
って突き上げられることに伴い前記仮止め縁との係合状
態を解除して前記ねじ部へと係合位置を変位させるよう
に形成されていることを特徴とするものである。
(作用) 保持具を輸送する場合には、ナット部材の軸部をクラ
ンプ本体の挿通孔へ深く差込み、仮止め縁を爪片に係合
させた状態にしておく。この状態では、仮止め縁が周方
向に沿って形成されていることから、クランプ本体とナ
ット部材とのがた付きも少なく、かつ押さえ用のフラン
ジとクランプ本体との間にはほぼ隙間のない状態となっ
ているため、他の部材が引っ掛かってナット部材が外れ
てしまうような事態が未然に回避されている。
ンプ本体の挿通孔へ深く差込み、仮止め縁を爪片に係合
させた状態にしておく。この状態では、仮止め縁が周方
向に沿って形成されていることから、クランプ本体とナ
ット部材とのがた付きも少なく、かつ押さえ用のフラン
ジとクランプ本体との間にはほぼ隙間のない状態となっ
ているため、他の部材が引っ掛かってナット部材が外れ
てしまうような事態が未然に回避されている。
次に、管材や棒材等をクランプ本体の保持部に保持さ
せた後に、クランプ本体の挿通孔へスタッドボルトを差
込む。この操作に伴って、スタッドボルトがナット部材
を突き上げるため、仮止め縁と爪片との係合が強制的に
解除され、爪片はねじ部と係合する。したがって、この
状態ではナット部材の軸部はスタッドボルトによって支
えられ、かつ内孔とスタッドボルトとが整合した状態と
なっているため、ナット部材のねじ込み操作によってナ
ット部材は正しくスタッドボルトへねじ込まれ、これに
よりクランプ本体がボディ側へ固定される。
せた後に、クランプ本体の挿通孔へスタッドボルトを差
込む。この操作に伴って、スタッドボルトがナット部材
を突き上げるため、仮止め縁と爪片との係合が強制的に
解除され、爪片はねじ部と係合する。したがって、この
状態ではナット部材の軸部はスタッドボルトによって支
えられ、かつ内孔とスタッドボルトとが整合した状態と
なっているため、ナット部材のねじ込み操作によってナ
ット部材は正しくスタッドボルトへねじ込まれ、これに
よりクランプ本体がボディ側へ固定される。
(実施例) 以下、本考案を具体化した実施例を図面にしたがって
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図は保持具Hの分解斜視図である。保持具Hはそ
れぞれ合成樹脂材により形成されたクランプ本体1とナ
ット部材2とから構成されている。まず、クランプ本体
1から説明すると、クランプ本体1は中央に角筒状に形
成された基体3を有し、その左右両側にはフューエルチ
ューブ等の管材P(或いは棒材)を保持するための保持
部4a,bが配設されている。この保持部4a,bについて、一
方のもの4a(図示左側のもの)は下向きに差込み口5a,b
が開口し、この差込み口5aの開口部分に撓み変形可能に
延出形成された保持片6aにより管材Pの抜け止めが行わ
れるようになっている。他方側のもの4b(図示右側のも
の)は横向きに差込み口5bが開口し、上下から延出する
一対の保持片6bにより管材Pの抜け止めを行うようにし
ている。
れぞれ合成樹脂材により形成されたクランプ本体1とナ
ット部材2とから構成されている。まず、クランプ本体
1から説明すると、クランプ本体1は中央に角筒状に形
成された基体3を有し、その左右両側にはフューエルチ
ューブ等の管材P(或いは棒材)を保持するための保持
部4a,bが配設されている。この保持部4a,bについて、一
方のもの4a(図示左側のもの)は下向きに差込み口5a,b
が開口し、この差込み口5aの開口部分に撓み変形可能に
延出形成された保持片6aにより管材Pの抜け止めが行わ
れるようになっている。他方側のもの4b(図示右側のも
の)は横向きに差込み口5bが開口し、上下から延出する
一対の保持片6bにより管材Pの抜け止めを行うようにし
ている。
なお、保持部4a,bについては本考案の要旨外であり、
形状や数等に関して種々変更される性質のものである。
形状や数等に関して種々変更される性質のものである。
前記基体3の中央部には後述するナット部材2を遊挿
可能な挿通孔7が縦向きに貫通している。また、この挿
通孔7内の上部には撓み変形可能な一対の爪片8が内向
きかつ斜め下向きに突出形成されている。さらに、挿通
孔7内の下部には一対の係止爪9が内向きに突出してお
り、ボディパネルBに溶接によって立設されたスタッド
ボルト10のねじ山へ係脱自在となっている。
可能な挿通孔7が縦向きに貫通している。また、この挿
通孔7内の上部には撓み変形可能な一対の爪片8が内向
きかつ斜め下向きに突出形成されている。さらに、挿通
孔7内の下部には一対の係止爪9が内向きに突出してお
り、ボディパネルBに溶接によって立設されたスタッド
ボルト10のねじ山へ係脱自在となっている。
次に、ナット部材2について説明する。ナット部材2
はその頭部11が六角ナット形状をなしており、その下面
には挿通孔7より大径に形成され基体3の上面を押さえ
付ける押さえフランジ12が一体に張出し形成されてい
る。さらに、その下面には軸部13が同軸で形成されてお
り、同軸部13にはスタッドボルト10によってねじ立てが
なされる内孔14が軸心に沿って貫通している。この内孔
14の下面側開口部はテーパ状に拡開して案内面14aが形
成されており、スタッドボルト10と内孔14との合芯をし
易くするとともに、スタッドボルト10への初期のねじ込
みを容易にしている。なお、内孔14を頭部11にまで貫通
させているのは、スタッドボルト10へのねじ込み時に生
じる切り屑を頭部11から排出させるためである。
はその頭部11が六角ナット形状をなしており、その下面
には挿通孔7より大径に形成され基体3の上面を押さえ
付ける押さえフランジ12が一体に張出し形成されてい
る。さらに、その下面には軸部13が同軸で形成されてお
り、同軸部13にはスタッドボルト10によってねじ立てが
なされる内孔14が軸心に沿って貫通している。この内孔
14の下面側開口部はテーパ状に拡開して案内面14aが形
成されており、スタッドボルト10と内孔14との合芯をし
易くするとともに、スタッドボルト10への初期のねじ込
みを容易にしている。なお、内孔14を頭部11にまで貫通
させているのは、スタッドボルト10へのねじ込み時に生
じる切り屑を頭部11から排出させるためである。
また、軸部13の下部には前記爪片8に係脱自在なねじ
部15a,bが設けられている。この実施例ではそれぞれが
軸部13の下端を始端とする二条のねじが180°の位相差
をもって、すなわちそれぞれ半ピッチ分ずつ(この範囲
は必要に応じて適宜に変更可能である。)形成され、ま
たこれらは共に同一の進み方向(右ねじ)となってい
る。したがって、ナット部材2を第1図に示すP矢印方
向に回転させることによって、爪片8との係合を解除
し、Q矢印方向への回転によってそのまま螺進させ、ス
タッドボルト10へのねじ込みが可能となる。
部15a,bが設けられている。この実施例ではそれぞれが
軸部13の下端を始端とする二条のねじが180°の位相差
をもって、すなわちそれぞれ半ピッチ分ずつ(この範囲
は必要に応じて適宜に変更可能である。)形成され、ま
たこれらは共に同一の進み方向(右ねじ)となってい
る。したがって、ナット部材2を第1図に示すP矢印方
向に回転させることによって、爪片8との係合を解除
し、Q矢印方向への回転によってそのまま螺進させ、ス
タッドボルト10へのねじ込みが可能となる。
また、軸部13の中央部には爪片8と係脱自在な仮止め
縁16が周方向に沿ってかつ全周に亘って張出し形成され
ている。この仮止め縁16は断面が略三角形状となってお
り、これによりナット部材2の差込みによって爪片8と
係合しやすく、また第3図に示すようにスタッドボルト
10によるナット部材2の突き上げによって爪片8と解離
させやすいものとなっている。また、仮止め縁16はナッ
ト部材2がスタッドボルト10によって突き上げられるこ
とによって、爪片8がねじ部15a,bへとその係合位置を
移行させる高さ位置に設定されている。
縁16が周方向に沿ってかつ全周に亘って張出し形成され
ている。この仮止め縁16は断面が略三角形状となってお
り、これによりナット部材2の差込みによって爪片8と
係合しやすく、また第3図に示すようにスタッドボルト
10によるナット部材2の突き上げによって爪片8と解離
させやすいものとなっている。また、仮止め縁16はナッ
ト部材2がスタッドボルト10によって突き上げられるこ
とによって、爪片8がねじ部15a,bへとその係合位置を
移行させる高さ位置に設定されている。
次に、本例の作用効果を説明する。
保持具Hを輸送・運搬する場合には、ナット部材2の
軸部13側をクランプ本体1の挿通孔7へ差込む。これに
よって、まず両ねじ部15a,bが爪片8を撓ませることに
よって通過し、さらに仮止め縁16も同様にして爪片8を
乗越えて弾性係合する。かくして第2図に示すようにナ
ット部材2とクランプ本体1が仮止め状態で一体化され
る。この状態で持ち運ばれるのであるが、仮止め縁16は
全周に亘り、しかも周方向に沿って形成されているた
め、ナット部材2のがた付きが少なく、またナット部材
2は押さえフランジ12がクランプ本体1とほぼ当接する
状態まで奥深く差し込まれているため、他部材等との引
っ掛かりが解消されいる。したがってナット部材2は不
用意にクランプ本体1から外れてしまうことがなく、両
者の一体関係が保持されたまま現場に搬入できる。
軸部13側をクランプ本体1の挿通孔7へ差込む。これに
よって、まず両ねじ部15a,bが爪片8を撓ませることに
よって通過し、さらに仮止め縁16も同様にして爪片8を
乗越えて弾性係合する。かくして第2図に示すようにナ
ット部材2とクランプ本体1が仮止め状態で一体化され
る。この状態で持ち運ばれるのであるが、仮止め縁16は
全周に亘り、しかも周方向に沿って形成されているた
め、ナット部材2のがた付きが少なく、またナット部材
2は押さえフランジ12がクランプ本体1とほぼ当接する
状態まで奥深く差し込まれているため、他部材等との引
っ掛かりが解消されいる。したがってナット部材2は不
用意にクランプ本体1から外れてしまうことがなく、両
者の一体関係が保持されたまま現場に搬入できる。
そして、作業現場に搬入された後は管材Pをそれぞれ
の保持部4a,bに保持させ、その状態でスタッドボルト10
に対しナット部材2の内孔14を適合させる(第3図状
態)。次に、保持具H全体を強く押込んでやると、係止
爪9はスタッドボルト10に対する係合位置を変位させて
ゆく一方で、ナット部材2はスタッドボルト10による突
き上げによって仮止め縁16との係合が強制的に解除さ
れ、さらにそのまま押上げられ、第4図のように、ねじ
部15a,bと係合する。この間、ナット部材2は第3図の
安定した直立姿勢からスタッドボルト10によって真っ直
ぐ押し上げられるため、内孔14とスタッドボルト10との
合芯性が自動的に得られる。そして押し上げられた状態
においては、スタッドボルト10の突き上によりねじ部15
a,bは爪片8に押し付けられた状態で係合し、かつスタ
ッドボルト10によって下方から直接支えられているた
め、上記合芯状態は安定したものとなっている。したが
って、その後のナット部材2の螺進操作を安定して行わ
せることが可能となる。この螺進操作において、前述し
たように、内孔14の下端にはテーパー状の案内面14aが
形成されているため、第7図に示す従来のようなフラッ
トな面へねじ込みを行う場合に比べて初期のねじ込みが
容易となっている。しかして、押さえフランジ12が基体
3の上面にほぼ接触する位置までナット部材2の螺進操
作がなされれば、ボディ側への組付けが完了する。
の保持部4a,bに保持させ、その状態でスタッドボルト10
に対しナット部材2の内孔14を適合させる(第3図状
態)。次に、保持具H全体を強く押込んでやると、係止
爪9はスタッドボルト10に対する係合位置を変位させて
ゆく一方で、ナット部材2はスタッドボルト10による突
き上げによって仮止め縁16との係合が強制的に解除さ
れ、さらにそのまま押上げられ、第4図のように、ねじ
部15a,bと係合する。この間、ナット部材2は第3図の
安定した直立姿勢からスタッドボルト10によって真っ直
ぐ押し上げられるため、内孔14とスタッドボルト10との
合芯性が自動的に得られる。そして押し上げられた状態
においては、スタッドボルト10の突き上によりねじ部15
a,bは爪片8に押し付けられた状態で係合し、かつスタ
ッドボルト10によって下方から直接支えられているた
め、上記合芯状態は安定したものとなっている。したが
って、その後のナット部材2の螺進操作を安定して行わ
せることが可能となる。この螺進操作において、前述し
たように、内孔14の下端にはテーパー状の案内面14aが
形成されているため、第7図に示す従来のようなフラッ
トな面へねじ込みを行う場合に比べて初期のねじ込みが
容易となっている。しかして、押さえフランジ12が基体
3の上面にほぼ接触する位置までナット部材2の螺進操
作がなされれば、ボディ側への組付けが完了する。
逆に、組み付け後においてナット部材2の取り外しの
必要が生じた場合には、ナット部材2を上記と逆方向へ
螺進操作することにより、スタッドボルト10の係合が解
除されると共に、ねじ部15a,bと爪片8との係合もこの
螺退操作と同方向へ回転してやることにより比較的容易
に解除することができる。
必要が生じた場合には、ナット部材2を上記と逆方向へ
螺進操作することにより、スタッドボルト10の係合が解
除されると共に、ねじ部15a,bと爪片8との係合もこの
螺退操作と同方向へ回転してやることにより比較的容易
に解除することができる。
なお、本実施例では仮止め縁16を全周に亘って連続し
て形成したものを図示し説明したが、複数箇所に断続的
に分散して設けたものであってもよく、要は周方向に沿
って設けられれば良い。
て形成したものを図示し説明したが、複数箇所に断続的
に分散して設けたものであってもよく、要は周方向に沿
って設けられれば良い。
(考案の効果) 本考案の効果は次のようである。
ナット部材の軸部にねじ部と仮止め縁という2つの異
なる係止手段を設定したため、作業現場等におけるクラ
ンプ本体との容易な解離・結合の要求と、輸送・運搬時
等における不用意な解離を防止するという要求を共に満
足する。そして、これら係止手段の切り替えをスタッド
ボルトに対する押し込みという簡単でかつ作業中の自然
な手順に、その操作を組み込むことができ、使い勝手が
良好である。また、スタッドボルトへのねじ込みにあた
り、ナット部材の姿勢が安定しており、内孔とスタッド
ボルトとの整合を採るのが容易であるため、螺進操作が
容易となり作業の円滑・簡単化が期待できる。
なる係止手段を設定したため、作業現場等におけるクラ
ンプ本体との容易な解離・結合の要求と、輸送・運搬時
等における不用意な解離を防止するという要求を共に満
足する。そして、これら係止手段の切り替えをスタッド
ボルトに対する押し込みという簡単でかつ作業中の自然
な手順に、その操作を組み込むことができ、使い勝手が
良好である。また、スタッドボルトへのねじ込みにあた
り、ナット部材の姿勢が安定しており、内孔とスタッド
ボルトとの整合を採るのが容易であるため、螺進操作が
容易となり作業の円滑・簡単化が期待できる。
第1図は保持具の分解斜視図、第2図から第5図はそれ
ぞれ組み付け作業順を示す断面図、第6図は従来の保持
具の分解斜視図、第7図はその問題点を説明するための
断面図である。 1……クランプ本体 2……ナット部材 4a,b……保持部 7……挿通孔 8……爪片 10……スタッドボルト 12……押さえフランジ 13……軸部 15a,b……ねじ部 16……仮止め縁 H……保持具 P……管材
ぞれ組み付け作業順を示す断面図、第6図は従来の保持
具の分解斜視図、第7図はその問題点を説明するための
断面図である。 1……クランプ本体 2……ナット部材 4a,b……保持部 7……挿通孔 8……爪片 10……スタッドボルト 12……押さえフランジ 13……軸部 15a,b……ねじ部 16……仮止め縁 H……保持具 P……管材
Claims (1)
- 【請求項1】管材あるいは棒材等に対する保持部を有
し、かつボディパネルに立設されたスタッドボルトへ遊
挿するための挿通孔が貫通されてなるクランプ本体と、 前記挿通孔に挿通可能でかつ前記スタッドボルトにねじ
込まれる内孔が軸心に沿って形成された軸部を有し、こ
の軸部の上面にはクランプ本体に対する押さえ用のフラ
ンジが張出されたナット部材とからなり、 また、前記挿通孔の孔壁上部には少なくとも一対の爪片
が内向きに突出される一方、前記軸部における外周面の
下部には前記爪片と螺合するねじ部が所定ピッチ範囲に
亘って形成されてなる保持具であって、 前記ねじ部の上位には前記爪片と抜け止め状態で係合す
る仮止め縁が前記軸部の周方向に沿って張出し形成さ
れ、 かつ前記爪片は、前記押さえ用フランジがクランプ本体
にほぼ当接する位置までナット部材を挿通孔へ押し込ん
だ状態で前記仮止め縁と係脱可能に係合する一方、この
係合状態からナット部材が前記スタッドボルトによって
突き上げられることに伴い前記仮止め縁との係合状態を
解除して前記ねじ部へと係合位置を変位させるように形
成されていることを特徴とする保持具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9149190U JPH082491Y2 (ja) | 1990-08-30 | 1990-08-30 | 樹脂ナット付き保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9149190U JPH082491Y2 (ja) | 1990-08-30 | 1990-08-30 | 樹脂ナット付き保持具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0449213U JPH0449213U (ja) | 1992-04-27 |
| JPH082491Y2 true JPH082491Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=31827172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9149190U Expired - Lifetime JPH082491Y2 (ja) | 1990-08-30 | 1990-08-30 | 樹脂ナット付き保持具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH082491Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5810067B2 (ja) * | 2012-11-16 | 2015-11-11 | 古河電気工業株式会社 | 締結部材案内構造 |
-
1990
- 1990-08-30 JP JP9149190U patent/JPH082491Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0449213U (ja) | 1992-04-27 |
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