JPH0824968B2 - 強化コルゲ−トシ−トの製造方法及びその製造装置 - Google Patents

強化コルゲ−トシ−トの製造方法及びその製造装置

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JPH0824968B2
JPH0824968B2 JP17794586A JP17794586A JPH0824968B2 JP H0824968 B2 JPH0824968 B2 JP H0824968B2 JP 17794586 A JP17794586 A JP 17794586A JP 17794586 A JP17794586 A JP 17794586A JP H0824968 B2 JPH0824968 B2 JP H0824968B2
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【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 コルゲート條列の各頂、底部がシート面内幅方向に蛇
行形状として形成されて得られる強化コルゲートシート
が歩留り高くハイスピードで製造せしめられ、また本出
願人と同一人の特願昭60−201839号の「折曲または複合
コルゲート体とその製造方法」,特願昭60−293214号の
「強化複合コルゲート体及びその製造方法」,特願昭61
−027512号の「強化複合コルゲート体及びその製造方
法」,特願昭61−051686号の「強化複合コルゲート体及
びその製造方法」,特願昭61−128233号の「強化複合コ
ルゲート体及びその製造方法」に係る強化コルゲートシ
ートの製造方法に関するものである。
《従来の技術》 予め形成せめられてなる第15図(a),(b)の波板
状シート02が、その状態のままで第2図に示されるコル
ゲート加工用ローラ10に直接供給されて、第1図に示さ
れる強化コルゲートシート01を得るという従来の製造方
法については、第3図に示される通り波板状シート02が
ローラ10に供給されコルゲート形成過程にある強化コル
ゲートシート01′となり、該シート01′がその折曲進行
中のコルゲート條列1においてその蛇行形山部5とその
周辺部を流れ方向に前送り変形せしめられ、一方その蛇
行形谷部4とその周辺部を流れ逆方向に引き戻し変形せ
しめられる。即ち、該シート01′がその蛇行形変曲部6
を介して前送り変形の蛇行形山部5と引戻し変形の蛇行
形谷部4を該シート01′の幅方向に交互に配列せしめら
れて折曲加工されるため、該シート01′の面内流れ方向
の各内部張力ベクトルがそのシート01′の幅方向分布の
落差を著しく大とせしめられ、その結果コルゲート形成
過程にある該シート01′のコルゲート條列1の蛇行形変
曲部6とその付近において発生する剪断応力が上記シー
トの引裂き破損を引き起こし、更に該シート01′の谷中
心軸30とその周辺部において面内流れ方向にシートの遊
びシワを発生しやすいという欠点があった。
より具体的には、第1図に示される通り、上記強化コ
ルゲートシート01が、そのコルゲート波形の形状条件を
H/L>0.35,D/L>0.5,D/N>0.2となるようにコルゲート
條列を比較的深々と折曲形成せしめられた場合、上記各
内部張力分布の落差が著しく大となり、折曲形成過程に
あるコルゲート條列1の変曲部6とその周辺部において
極めて大きな剪断応力が集中し、その結果として上記弯
曲部の周辺に応力破損を余儀なくされ、とりわけ引張強
度の弱い素材または薄手の素材または予め加湿せしめら
れる紙等の素材による上記波板状シート02をして上記強
化コルゲートシート01に加工することが不可能とされて
いた。
以上のような欠点があるために、コルゲート加工用ロ
ーラの高速運転が事実上困難であり、本強化コルゲート
シート01の製造に高い生産性が得られないという問題が
指摘されていた。
《発明が解決しようとする問題点》 本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、流れ方向に直行状とした波板状シート
が、予めそのシート面内流れ方向の各張力のそのシート
幅方向分布を可及的に平担化せしめられた後、コルゲー
ト加工用ローラに供給せしめられ強化コルゲートシート
を得ることを可能とする本発明の製造方法により、上記
コルゲート加工用ローラに供給され形成過程にある強化
コルゲートシートがそのコルゲート條列の各部における
剪断,引張等の激しい応力発生を抑制され、シート面内
の各種引き裂き破損を未然に防止せられるようにするこ
とである。
そのため、コルゲート形状をH/L>0.35,D/L>0.5,D/N
>0.2とした比較的深い折曲条件を満たす強化コルゲー
トシートが、その加工過程において上記破損が完全にま
ぬがれることができ、比較的引張強度に乏しいまたは薄
手のシートや加湿せしめられたパルプシートなどが何ら
破損,損傷を引き起こすことなく、確実かつ安定してコ
ルゲート形成を達成せられる。
その結果、高い歩留りの製品が高速で製造されるた
め、高い生産性と製造コストの大幅低減が実現し、上記
多くの問題点を解決することが可能となった強化コルゲ
ートシートの製造方法を提供することにある。
《問題点を解決するための手段》 上記の目的を達成するため本発明の強化コルゲートシ
ートの製造方法によれば、流れ方向に直行状とした波板
状シートが、予めその面内流れ方向の各張力分布を該シ
ート幅方向に可及的に平担化せしめらたのち、コルゲー
ト加工用ローラに供給せしめられ強化コルゲートシート
を得る。
好ましくは上記波板状シートが、予めそのシート面内
おいて強化コルゲートシートのコルゲート條列蛇行形の
各谷中心軸に対応する各部位付近に、該波板状シートの
幅方向に直交する方向の引張外力が予め作用せしめられ
てのち、上記コルゲート加工用ローラに供給されること
である。
また好ましくは上記波板状シートが、予めそのシート
面内において上記蛇行形の各山中心軸に対応する各部位
付近に上記該波板状シートの幅方向に直交する方向の圧
縮外力を作用せしめられて後、上記コルゲート加工用ロ
ーラに供給されることである。
また好ましくは上記波板状シートが、上記蛇行形の谷
中心軸に対応する線状部位とその周辺帯状部位において
流れ逆方向に引戻し変形をせしめられ、ないしは上記蛇
行形の山中心軸に対応する線状部位とその周辺帯状部位
において流れ方向に前送り変形をせしめられ、ないしは
上記引戻し,前送り両変形を同時にせしめられて後、上
記コルゲート加工用ローラに供給されることである。
また好ましくは上記波板状シートが、予めそのシート
の面内において上記蛇行形の山または谷中心軸または両
中心軸に対応する部位とその付近に密着せしめられて配
設されたローラまたは静止材により、上記外力が作用せ
しめられて上記コルゲート加工用ローラに供給せしめら
れることである。
尚、本発明に係る波板状シートとは、流れ方向に原則
として直行状とした波状折曲條列を幅方向に多段として
形成せしめられてなることを特徴とするシートの総称で
あり、その波状折曲條列の幅方向の断面形状が連続曲線
状波形,不連続曲線状波形,ジグザグ線状波形,その他
の屈曲線状波形,各種曲線と各種屈曲直線との組合せ波
形,シート面内水平直線と上記各波形との断続的組合せ
波形等としたものがあり、また液状折曲條列の波形周期
が強化コルゲートシートにおけるコルゲート條列の幅方
向の蛇行形周期と整数比として形成されるものと、非整
数比として形成されるものがあり、また更に、波状折曲
條列の上記周期が幅方向に均等として形成されるものと
不均等に形成されるものがあり、いずれも本発明の製造
方法に有効である、また上記各種各種波状折曲條列が適
宜組合されたものがあり、また更に上記折曲條列の変形
が容易に着想されいずれも本発明の製造方法に有効であ
る。
以上のようにして形成されてなる上記波板状シート
は、コルゲート加工用ローラに供給されて最終的に強化
コルゲートシートが折曲形成されるが、その形成過程に
あるコルゲート條列の蛇行形の山部付近における前送り
変形と同谷部付近の引戻し変形を確実かつ安定して形成
促進せしめ効果的である。即ち、上記コルゲート條列の
蛇行形弯曲部付近において発生しやすい剪断破損と上記
蛇行形頂,底部において発生しやすい引張破損を抑制防
止せしめる役割を持つものである。
尚、本発明の各張力分布の可及的平担化とは、上記波
板状シートが供給されコルゲート加工用ローラによる強
化コルゲートシートが形成せしめられて得られる時に、
コルゲート形成過程にある強化コルゲートシート及び形
成前の上記波板状シートの内面において、コルゲート條
列の蛇行形の各山中心軸,各谷中心軸,両各中心軸に対
応する各部位とその付近に発生する各内部張力ベクトル
が、その最大値と最小値の開きを大とし上記シート幅方
向に激しい波状落差のある不均一分布とせられることを
従来の製造方法では余儀なくされていたが、本発明の製
造方法により、上記各張力の不均一分布が各張力相互の
偏差を減少せしめられ、シート幅方向に緩かな波状落差
のある準均一分布または全く波状落差のない均一分布に
向けて可及的に近付るための作用原理とその方法の総称
である。
まず、上記上記各谷中心軸に対応する各部位付近にお
ける上記各張力を増大せしめるために、上記波板状シー
トがその面内において上記蛇行形の各谷中心軸に対応す
る各部位付近に該シート幅方向と直交する方向に引張外
力を作用せしめられることを特徴とする方法があり、次
に上記各山中心軸に対応する各部位付近における上記各
張力を減少せしめるために、上記波板状シートがその面
内において上記蛇行形の各山中心軸に対応する各部位付
近に該シート幅方向に直交する方向に圧縮外力を作用せ
しめられ、ないしは上記蛇行形山中心軸に対応する各線
状部位とその周辺帯状部位における流れ逆方向の引張外
力を除去せしめられることを特徴とする方法があり、ま
た、上記谷中心軸,山中心軸に対応する部位付近におけ
る上記張力を各増大,減少せしめるために、上記波板状
シートがその所定の上記各部位に上記引張外力及び上記
圧縮外力を同時に作用せしめられることを特徴とする方
法があり、また上記所定の各部位に上記引張外力が作用
せしめられると同時に上記所定の各部位における引張外
力を除去せしめられることを特徴とする方法があり、い
ずれも本発明に有効である。
またこれとは別に、コルゲート形成過程にある上記強
化コルゲートシートの蛇行形の各谷部付近の上記張力を
増大せしめるために、上記波板状シート及び形成過程に
ある上記強化コルゲートシートが、その上記各谷中心軸
に対応する各線状部位とその各周辺帯状部位において、
その面内流れ逆方向の引戻し変形をせしめられることを
特徴とする方法があり、次にコルゲート形成過程にある
上記強化コルゲートシートの蛇行形の各山部付近の上記
張力を減少せしめるために、上記波板状シート及び形成
過程にある上記強化コルゲートシートが、その上記山中
心軸に対応する各線状部位とその各周辺帯状部位におい
て、その面内に流れ方向の前送り変形をさせしめられる
ことを特徴とする方法があり、また、コルゲート形成過
程にある上記強化コルゲートシートの上記谷部付近の上
記張力を増大せしめると同時に上記山部付近の上記張力
を減少せしめるために、上記波板状シート及び上記形成
過程にある上記強化コルゲートシートが、その上記各谷
中心軸,各山中心軸に対応する各線状部位とその各周辺
帯状部位において、その各面内流れ逆方向,流れ方向に
各引戻し変形,前送り変形をさせしめられることを特徴
とする方法があり、いずれも本発明の製造方法に有効で
あり、更に上記各方法の適宜組合せも本発明に有効であ
る。尚、この他に上記各方法の各各種変形などが容易に
着想し得て全て本発明の製造方法に有効である。
尚、本発明に係る製造装置の加力子とは、上記波板状
シートの流れのその面上において上記強化コルゲートシ
ートの蛇行形の各山,谷中心軸に対応する各部位付近に
のみ密着せしめられ、かつ該シート幅方向にその軸を一
致せしめられるように配設されることにより、上記部位
付近に対して該シート幅方向と直交する方向に引張外力
または圧縮外力または上記両外力を作用せしめることを
可能とした製造装置の総称であり、その加力子には大き
く分けて回転体様のものと静止体様のものがある。
回転体としては、上記波板状シートとの密着部付近に
相当する周面軸方向の断面輪郭を滑らかな曲線状または
不連続な曲線状または屈曲直線状または上記各種曲線と
各種直線の複合状等とし所定の周期,振幅をもつ波形と
した断続的くびれ状の波形ローラや、その他に所定の間
隔を保ち配列された多数の円板連結体とした波形ローラ
がある。また上記各波形ローラが、その周面軸方向の各
頂部の接線を中心軸に対して平行として形成されるもの
と湾曲状とに形成されたものがあり、またこれら各波形
ローラが、上記波板シートの片面にのみ密着せしめられ
て配設される単体式と、上記シートを介してその両面に
密着せしめられて配設される対体式とがあり、また更
に、上記対体波形ローラがその大径部または小径部を相
互に軸方向に同一位相として設けられたものと、上記単
体波形ローラが波形を持たない円筒状ローラと一対とし
て設けられるものがあり。いずれも本発明に有効であ
る。この他に、その回転に何らブレーキがかけられない
ものと回転ブレーキがかけられる上記各波形ローラがあ
る。また回転軸を波板状シートの面外方向または面内方
向に平行移動せしめられるように設けられたものと、回
転軸を完全に固定したものがある。また更に、上記供給
される波板状シートが波形ローラとの密着部において流
れ方向に直行状に流れるようにして設けられる上記波形
ローラと、上記供給せしめる波板状シートが流れ方向に
屈曲状に流下するようにして設けられる上記波形ローラ
があり、いずれも本発明の製造方法に有効である。
静止体としては、上記波板状シートとの密着部の付近
に相当する側面軸方向の断面輪郭を、滑らかな曲線状ま
たは不連続曲線状または屈曲曲線状または上記各曲線と
各屈曲線との複合状などの波形とした板状静止体,棒状
静止体等があり、また上記波形静止体の側面軸方向の各
凸部の接線を軸方向に平行として形成されたものと湾曲
状として形成されたものがあり、またそれら各波形静止
体は上記波板状シートの片面にのみ密着せしめられて配
設される単体式と上記シートを介してその両面に密着せ
しめられて配設される対体式とがある。また更に、上記
対体波形静止体が、その凸部または凹部を相互に軸方向
に同一位相として設けられたものと、相互に半周期分の
ずれ位相として設けられたものと、上記単体波形静止体
が波形を持たない直行状静止体と一対として設けられる
ものがあり、いずれも本発明に有効である。この他に、
その軸を波板状シートの面外方向に平行移動可能とした
ものと完全に固定したものがあり、いずれも本発明の製
造方法に有効である。更にまた、上記各波形ローラ,各
波形静止体を適宜組合せて得られる本発明の加圧子が数
多くあり、また上記各ローラ,各静止体の変形が容易に
着想し得て数多く有り、いずれも本発明に有効である。
《実施例》 以上、本発明の好適な実施例について添附図面を参照
にして説明する。
第1図には第1実施例であり、本発明に係る製造方法
によって折曲加工せしめられて得られる強化コルゲート
シート01の斜視図が示されており、各コルゲート條列1
の頂部2,底部3においてその條列の軸方向水平に連続曲
線状に蛇行する折曲部を形成せしめられ、また望ましく
は、コルゲート條列1の直交断面の波形周期Lに対する
振幅Hの比率即ち振幅率H/L.0.35,上記周期Lに対する
コルゲート條列1の蛇行形の振幅Dの比率即ち蛇行重合
率D/L>0.5,上記周期Nに対する蛇行形の振幅Dの比率
即ち蛇行率D/N>0.2となる形状条件を全て満たすように
して、ないしはいずれか2つの上記条件を満たすように
して、ないしはいずれか1つの上記条件を満たすように
して形成せしめられることである。
尚、図示されていないが、コルゲート條列の上記蛇行
形を不連続曲線状またはジグザグ線状等の屈曲直線状ま
たは上記各曲線と上記各直線の複合線状とした強化コル
ゲートシートも本発明に係る製図方法によって折曲加工
が可能である。
また、上記波板状シートの材質としては、紙,紙を基
材とした複合材シート,合成樹脂シート,金属シート,
セラミックス系シートカーボンシート,織布,不織布,
その他上記各素材の複合シートなど冷間または熱間で折
曲変形可能な全ての素材シートが適用されて効果的であ
る。
第2図は本発明に係る第2実施例であり、本発明の製
造方法において用いられるコルゲート加工用ローラ10が
示されている。同図(a)はローラ10の破断斜視図、同
図(b)はローラ10の側面部分展開図、同図(c)はロ
ーラ10のS−S断面図である。
一対となるコルゲート加工用ローラ10は、コルゲート
溝列7をローラ周面,ローラ軸方向に連続曲線状の蛇行
形とされ、同周方向に多段として設けられてなることを
特徴としており、また望ましくは、コルゲート溝列7の
頂部8,底部9の蛇行形が、振幅率H/L>0.35,蛇行重合率
D/L>0.5,蛇行率D/N>0.2とした3つの形状条件を全て
満たされてなるかまたはいずれか2つの上記形状条件を
満たされてなるかまたはいずれか1つの上記形状条件を
満たされてなることである。尚、図示されていないが上
記コルゲート溝列7の上記蛇行形の線状部が不連続曲線
状またはジグザグ直線状等の屈曲直線状または上記各曲
線と上記各直線の複合線状として形成された本コルゲー
ト加工用ローラも本発明の製造方法及びその製造装置に
有効である。
従来例である第3図には、シート流れ方向の各内部張
力のシート幅方向分布を平担化されることのない波板状
シート02がコルゲート加工用ローラ10とに供給せしめら
れて、形成過程にある強化コルゲートシート01′を経て
最終的に形成完了した強化コルゲートシートを得る従来
の製造方法の全工程が模式風に示されている。同図
(a),(b),(c),(d)は、各上記全工程の平
面図、同S1−S1断面図,同S2−S2断面図,同S3−S3断面
図である。尚、コルゲート加工用ローラは平面図では省
略され、流れ方向断面図では点線で表示されている。
上記波板状シートが、シート面内幅方向に直交する方
向に局部的外力を何ら作用せしめられることなく、ない
しは同方向に局部的移動変形を何らもたらされることな
くコルゲート加工用ローラ10に供給され得られる形成過
程の強化コルゲートシート01′が、そのコルゲート條列
1においてその蛇行形山部5を該シート01′の流れ方向
に前送り変形され、一方その蛇行形の谷部4を同流れと
逆方向に引戻し変形されつつコルゲート條列の折曲形成
を進行せしめられ、終いには成形完了した強化コルゲー
トシート01に至る。
より具体的には、波板状シート02の幅方向に設けられ
た直線状の目印線L1が、形成過程の強化コルゲートシー
ト01′においては、蛇行曲線状の目印線L2へと変形せし
められることから判るように、上記コルゲート條列の折
曲形成時において、その変曲部6を介して山部5と谷部
4が相互に逆方向の比較的深い移動変形を余儀なくさ
れ、その結果、形成過程にある各コルゲート條列1にお
いてその変曲部6とその周辺部に急激な剪断応力が発生
し、ついてにはシート面01′の引き裂き破損を引き起こ
す。
また、コルゲート加工用ローラ10に供給される直前の
波板状シート02においても、上記蛇行形谷部4の谷中心
軸30,同山部5の山中心軸31,同変曲部6の中立軸32に対
応する各部位に、各内部張力ベクトルT4,T5,T6が発生
し、上記シート02の幅方向に激しい波状落差を持った不
均一な張力分布となることを特徴とする。
上記形成過程にある強化コルゲートシート01′が、そ
の面内において上記剪断破壊即ち引き裂き破損を起こす
ことのないように発明されたのが第4図,第5図に示さ
れる各第2,第3実施例であり、シート流れ方向の各内部
張力のシート幅方向分布を可及的に平担化されてなる波
板状シート02′がコルゲート加工用ローラ10に供給せし
められ、形成過程にある強化コルゲートシート01′を経
て形成完了した強化コルゲートシート01を得る、本発明
に係る製造方法の全工程が模式風に示されたものであ
る。第4図(a),(b),(c),(d)は、各上記
全工程の平面図、同S1−S1断面図、同S2−S2断面図、同
S3−S3断面図であり、第5図(a),(b),(c),
(d)は、各上記全工程の平面図、同S1−S1断面図、同
S2−S2断面図、同S3−S3断面図である。尚、コルゲート
加工用ローラ10が平面図では省略され、流れ方向断面図
では点線で表示されている。
第3図に示される従来例の波板状シート02が、図示さ
れてはいないが上記蛇行形の各谷中心軸30に対応するシ
ート02上の部位付近にかつコルゲート加工用ローラ10と
の可及的至近距離において、そのシートの流れ逆方向の
引張外力を作用せしめられることにより、第4図に示さ
れる波板状シート02′及び形成過程にある強化コルゲー
トシート01′が、それらシート面内における上記谷中心
軸30に対応する部位付近の流れ方向の内部張力ベクトル
T4′を、第3図に示される上記引張力を作用せしめられ
ない波板状シート02及び形成過程にある強化コルゲート
シート01′の流れ方向の内部張力ベクトルT4より増大せ
しめられるため、第4図に示される通りそれらシート面
内における流れ方向の内部張力の幅方向分布をより平担
化せしめられることを特徴としている。その結果、強化
コルゲートシート01′において、形成過程にあるコルゲ
ート條列1の谷部4と山部5が変曲部6を介して相互に
逆方向に比較的深い変形移動をもたらされる際に、その
剪断応力を減殺せしめられるため、変曲部6付近の剪断
破壊即ち上記シート01′の引き裂き破損を抑制,防止せ
られると同時に、上記コルゲート條列1の谷部4付近の
流れ方向の遊びシワの発生を抑制,防止せられる効果が
ある。また、上記の通り内部張力の可及的な平担化が図
られ、かつそのシート面内,幅方向に上記蛇行形をその
局部的変形移動に至らしめられない状態で供給された波
板状シート02′上の直線状目印線L1が最終的な強化コル
ゲートシート01上の蛇行曲線状目印線L2へと円滑かつ迅
速に変形を遂げることから明らかなように、強化コルゲ
ートシート01上におけるコルゲート條列1の確実かつ安
定した折曲形成を可能ならしめた。
第5図(a),(b)に示される波板状シート02が、
図示されてしいないが、上記蛇行形の各谷中心軸30に対
応するシート02上の各部位付近に対して、コルゲート加
工用ローラ10との可及的至近距離において、そのシート
02の流れ逆方向の比較的大きな引張外力を作用せしめら
れると同時に、上記蛇行形の各山中心軸31に対応するシ
ート02上の各部位付近に対して、コルゲート加工用ロー
ラ10との可及的至近距離において、そのシート02の流れ
方向の比較的大きな圧縮外力を作用せしめられることに
より、第5図に示される内部張力分布を平担化されてな
る波板状シート02″が得られ、そのシート02″が、谷中
心軸30に対応するそのシート02″で上部付近の流れ方向
の内部張力ベクトルT4″を、第3図の流れ方向の内部張
力ベクトルT4より大幅に増大せしめられると同時に、山
中心軸31に対応するそのシート02″上の各部位付近の流
れ方向の内部張力ベクトルT5″を、第3図の流れ方向の
内部張力ベクトルT5″より大幅に減殺せしめられる。更
にまた、谷中心軸30に対応するそのシート02″上の線状
部位とその周辺帯状部位において、流れ逆方向の比較的
小とする引き戻し変形をもたらされると同時に、山中心
軸31に対応するそのシート02″で上の線状部位とその周
辺帯状部位において、流れ方向の比較的小とする前送り
変形をもたらされることにより、波板状シート02″が、
その流れ方向の内部張力の幅方向分布を平担化されて形
成された後、コルゲート加工用ローラ10に供給せしめら
れる。その結果、形成過程にある強化コルゲートシート
01′において、形成進行中のコルゲート條列1の谷部4
と山部5が、変曲部6を介して相互に逆方向に比較的深
い変形移動をもたらされる際、その剪断応力を減少せし
められるため、変曲部6付近の剪断破壊即ち引裂き破損
を抑制,防止せしめられると同時に、上記コルゲート條
列1の谷部4付近に、流れ方向の遊びシワの発生を抑
制,防止せしめられる効果がある。また、波板状シート
02が内部張力を平担化せしめられるため、シート02の面
内流れ方向及び流れ逆方向に各前送り変形及び引戻し変
形されて、波板状シート02が供給される。更にコルゲ
ート加工用ローラ10により折曲形成せしめられて強化コ
ルゲートシート01が得られるが、その全工程において、
シート02上の直線状目印線L1からシート02″上の比較的
浅い振幅の蛇行曲線目印線L1′へ、更にシート01上の比
較的深い振幅の蛇行曲線目印線L2へと円滑かつ迅速に変
形を遂げることからも明らかなように、コルゲート條列
1の確実かつ迅速なる折曲形成が可能となり本発明に有
効である。
第6図〜第13図に示される第5〜第12実施例は、コル
ゲート加工用ローラとその上流位置に可及的に近接せし
められて配設された各種加力子とからなる諸装置,機器
により、波板状シートが折曲加工せしめられ強化コルゲ
ートシートが得られことを特徴とする本発明に係る各種
主要製造装置である。上記第5〜第12実施例の各図
(a)は上記主要製造工程の斜視図、同各図(b)は上
記主要製造工程の平面図。同各図(c),(d),
(e)は幅方向部の断面図、同各図(f)は流れ方向断
面図である。尚、上記第6〜第13図の各実施例におい
て、コルゲート加工用ローラ10が対体円筒ローラ状に省
略図示されているが、その形状は第2実施例のコルゲー
ト加工用ローラとほぼ同等のものである。
第6図に示される第5実施例は、コルゲート加工用ロ
ーラ10の上流所定の位置に配設された対体波形ローラ20
の働きにより、波板状シート02が供給されて強化コルゲ
ートシート01が得られることを特徴としている。より詳
しくは、波板状シート02が上記波形ローラ20に供給され
強化コルゲートシート01の蛇行形の谷中心軸30に対応す
るシート02上の部位とその付近に対してし、上記一対の
波形ローラ20のブレーキ効果によりシート02の流れ方向
に引張外力が作用せしめられ、その結果、上記シート02
の幅方向断面の波形を緩かにせしめられかつ流れ方向の
内部張力分布をより平担化せしめられた波板状シート0
2″が、コルゲート加工用ローラ10に供給されることに
より、コルゲート形成過程にある強化コルゲートシート
01′がその折曲形成時における引き裂き破損からまぬが
れると同時に、その折曲形成時におる流れ方向の遊びシ
ワの発生を防止せしめられ、そして最終的な強化コルゲ
ートシートが確実かつ高速に折曲形成せしめられる。
また、一対に配設される上記対体波形ローラ20は、望
ましくは、一定の間隔のもとに配列固定された2軸の円
板連結体状とされ、その各一対の各円板周方向の周面を
相互に周期ずれなく波板状シート02に密着せしめられま
た軸を固定せしめられまたその軸回転にブレーキ制動が
かけられることを特徴とする加力子とすることである。
尚、図示されていないが上記円板連結体状とした単体波
形ローラ20′と、単体円筒ローラ18が対となり配設され
る本発明に係る加力子がありそれは本第5実施例と同等
の効果が得られる。
第7図示される第6実施例は、コルゲート加工用ロー
ラ10とその上流の所定位置に配設された対体波形ローラ
21との働きにより、波板状シート02が供給されて強化コ
ルゲートシート01が得られることを特徴としている。よ
り詳しくは、波板状シート02が上記波形ローラ21に供給
され、強化コルゲートシート01の蛇行形谷中心軸30に対
応する波板状シート02の両面上の部位とその付近に対し
て、上記波形ローラ21が一旦密着せしめられた後、その
回転停止状態でシート02の両面上に上滑りなく流れ逆方
向に平行移動させられた後、上記回転停止解除せしめら
れることにより、供給される上記波板状シート02上の上
記部位付近に流れ逆方向の引張外力が作用せしめられる
ため、上記波板状シート02の幅方向断面の波形を著しく
緩かにせしめられ、かつ流れ方向の内部張力の幅方向分
布をより平担化せしめられた波板状シート02′がコルゲ
ート加工用ローラ10に供給せしめられることにより、コ
ルゲート形成過程にある強化コルゲートシート01′がそ
の折曲形成時における引き裂き破損からまぬがれると同
時に、その流れ方向の遊びシワの発生を防止せられ、そ
して最終的な強化コルゲートシート01が確実かつ高速に
折曲形成せられて得られる。
また、一対に配設される上記波形ローラ21は、所定の
間隔のもとに配列・固定された2軸の円板連結体状とさ
れ、また、上記一対となるその各円板の周方向の周面を
交互に軸方向にずれることなく同一位相として設けら
れ、波板状シート02を介して強固に密着せしめられた
後、図中点線で表示した上記対体波形ローラ21が、一旦
その軸回転を停止せしめられつつ図中実線で表示した上
記ローラ21の所定位置にシート02の表面をうわすべりす
ることなく面内の流れ逆方向に軸平行移動せしめられた
後、軸回転停止を解除せしめられることによりその所定
の働きを開始することを特徴とする加力子である。ま
た、望ましくは、上記円板周面部60に各種隆起,陥没ま
たは各種溝条を設けられるか、または上記円板周面部60
を各種弾性材またはそれら各種弾性材と他の素材との複
合,混合,化合材により形成されることである。尚、図
示されていないが、上記円板連結体状の単体波形ローラ
と単体円筒ローラとが、一対に設けられたものも本第6
実施例と同等の効果が得られ本発明に有効である。
第8図に示される第7実施例は、コルゲート加工用ロ
ーラ10と、この上流所定の位置に配設された対体ローラ
21′,18との働きにより、波板状シート02が供給されて
強化コルゲートシート01が得られることを特徴としてい
る。より詳しくは、波板状シート02が上記ローラ21′,1
8に供給され、強化コルゲートシート01の蛇行形山中心
軸31に対応する波板状シート02の両面上の部位とその付
近に対して上記対体ローラ21′,18が一旦密着せしめら
れた後、その回転停止状態でシート02の面上に上滑りな
く流れ方向に平行移動させられた後、上記回転停止が解
除せしめられることにより、供給される上記波板状シー
ト02上の上記部位付近に流れ方向の圧縮外力が作用せし
められるため、上記波板状シート02の幅方向断面の波形
を著しく緩かにせしめられ、かつ流れ方向の内部張力の
幅方向分布をより平担化せしめられた波板状シート02″
がコルゲート加工用ローラ10に供給せしめられることに
より、コルゲート形成過程にある強化コルゲートシート
01′が、その折曲形成時における引き裂き破損からまぬ
がれると同時に、その流れ方向の遊びシワの発生を防止
せられ、そして最終的な強化コルゲートシート01が各自
確実かつ高速に折曲形成されて得られる。
また一対に配設される上記対体ローラ21′,18は、単
軸円板連結体状の単体波形ローラ21′と単体円筒ローラ
18とが一対とされ、波板状シート02を介して相互に強固
に密着せしめられた後、図中点線で表示された位置にあ
る対体ローラ21′,18が一旦その軸回転を停止,固定せ
しめられつつ、図中実線で表示されたの対体ローラ21′
と18の所定位置に向け、シート02の表面を上滑りするこ
となくその面内流れ方向に軸平行移動せしめられた後、
上記軸回転停止を解除せしめられることにより、その本
来の働きを開始することを特徴とする加力子である。ま
た、望ましくは、上記円板周面部60に各種隆起,陥没ま
たは各溝条を設けるか、または上記円板周面部60を各種
弾性材またはそれら弾性材と他の素材との複合,混合,
化合材により形成されることである。尚、図示されてい
ないが、上記対体ローラ21′,18の代りに、2軸円板連
結体状の対体波形ローラ21が配設されたものも本第7実
施例と同等の効果が得られて本発明に有効である。
第9図に示される第8実施例では、コルゲート加工用
ローラ10と、その上流所定位置に配設される対体波形ロ
ーラ20及び対体波形ローラ21の働きにより、供給された
波板状シート02が折曲加工されて強化コルゲートシート
01が得られることを特徴としている。より詳しくは、波
板状シート02が上記一対ローラ20に供給され、上記ロー
ラ20が一旦回転停止せられて強化コルゲートシート01の
蛇行形の各谷中心軸30に対応する波板状シート02上の各
部位とその付近に対して、その各円板周面部60を上滑り
なく密着せしめられると同時に、その下流の所定位置に
点線図示の上記ローラ21が一旦回転停止せられて、上記
蛇行形の各山中心軸31に対応する波板状シート02上の各
部位とその付近に対して、その各円板周面部60を強固に
密着せしめられた後、上記ローラ21が回転停止されたま
まシート02上を上滑りすることなく実線図示の所定位置
にその軸方向平行移動せしめられることにより、上記蛇
行形の各谷中心軸30に対応する波板状シート02上の各部
位付近に流れ逆方向の引張外力を作用せしめられ、即ち
上記各部位付近を流れ逆方向に引き戻し変形せしめられ
ると同時に、上記各山中心軸31に対応する波板状シート
02上の各部位付近に流れ方向の圧縮外力を作用せしめら
れて、即ち上記部位付近を流れ方向に前送り変形せしめ
られて流れ方向の各内部張力を幅方向に可及的に平担化
せしめられてなる波板状シート02″を得るが、更に引き
続き、上記各ローラ20,21が共に軸回転停止を解除せら
れ、シート02′上を上滑りなく同等速度のもとに回転せ
しめられることにより、波板状シート02″が同シート02
よりもその幅方向断面形状を著しくなだらかな波形とせ
られ、即ち、内部応力を可及的に平担化させれて供給さ
れ、その結果、コルゲート加工用ローラ10において、折
曲形成過程にある強化コルゲートシート01′のコルゲー
ト條列1の変曲部6とその周辺において、剪断応力が減
殺せしめられて引き裂き破損が防止せられるため、各コ
ルゲート條列1が確実かつ高速に折曲形成せしめられ
て、最終的な強化コルゲートシート01が得られ本発明に
有効である。
尚、上記ローラ20は軸固定式同位相対体波形ローラで
あり、一定の間隔のものに配列固定された円板連結体状
としたローラが一対とされ、かつその上下円板をその配
列周期にズレがなく、即ち同位相に配設され、また両ロ
ーラが共にその回転軸を原則として固定せられることを
特徴とする加力子であり、また、上記ローラ21は軸平行
移動式同位相対体位波形ローラであり、上記ローラ20と
ほぼその形状,配設位置を同等とするが、回転軸が平行
移動可能とされることを特徴とする加力子である。
また、上記円板連結体ローラを軸方向周面の断面形を
所定周期の波形とした断続的くびれ状ローラに置き換え
ても本発明の製造方法に有効であり、更に上記ローラ2
0,21は共にその対となる片ローラを円筒状のローラに置
き換えても本発明に有効である。
第10図に示される第9実施例では、コルゲート加工用
ローラ10と、その上流の所定位置に配設された単体波形
ローラ20′の働きにより、供給された波板状シート02が
折曲加工せしめられ強化コルゲートシートが得られるこ
とを特徴としており、より詳しくは、波板状シート02が
上記片ローラ周面の周方向に添い所定の曲率に湾曲せし
められて強化コルゲートシート01の蛇行形の谷中心軸30
に対応する波板状シート02上の各部位とその付近に対し
て片ローラ20の各円板周面部60が密着せしめられること
により、上記部位付近に流れ逆方向の引張外力が作用せ
しめられると同時に、上記蛇行形の各山中心軸31に対応
する波板状シート02上の各線状部位とその周辺帯状部位
において上記ローラ20′の各円板連結部61付近を起点と
して、流れ方向に所定の遊び長さが精製せしめられ、そ
のため波板状シート02よりもその幅方向の断面波形を著
しくなだらかにせしめられ、流れ方向の内部張力の幅方
向分布を平担化せしめられてなる波板状シート02″が上
記ローラ20′により供給され、その結果、コルゲート加
工用ローラ10において、折曲形成過程にある強化コルゲ
ートシート01′のコルゲート條列1の変曲部6とその周
辺における剪断応力が減殺せしめられて引き裂き破損が
防止せられるため、各コルゲート條列1が確実かつ高速
に折曲形成せしめられ、最終的な強化コルゲートシート
01が得られ本発明に有効である。
尚、上記ローラ20′は、軸固定式単体波形ローラであ
り、所定の間隔のもとに配列固定され同軸の円板連結体
状とされた単一軸の波形ローラであり、原則としてその
回転軸の平行移動がなく固定されることを特徴とする加
力子であり、この他に上記円板連結体状の波形ローラを
断続的くびれ状の波形ローラに置き換えても本発明に有
効である。また更に、図示されていないが、複数の湾曲
部または屈曲部を経て、コルゲート加工用ローラ10に供
給される上記波板状シート02が、その各湾曲部または屈
曲部に配設された複数の上記単体波形ローラ20′により
上記各谷中心軸30に対応するシート02上の各部位付近に
密着せしめられ供給されて内部張力を平担化せしめられ
た波板状シート02′を得ることを特徴とする製造方法は
本発明に有効である。
第11図に示される第10実施例では、コルゲート加工用
ローラ10と、その上流の所定位置に配設される対体波形
ローラ22の働きにより、供給された波板状シート02が折
曲加工せしめられて強化コルゲートシート01が得られる
ことを特徴としており、より詳しくは、波板状シート02
が上記ローラ22に供給され、その対となる片方のローラ
22の周面の周方向に所定の曲率に湾曲せしめられて強化
コルゲートシート01の蛇行形の各谷中心軸30と対応する
波板状シート02上の各部位とその付近に上記片方のロー
ラ22の各円板周面部60が密着せしめられると同時に、同
蛇行形の各山中心軸31に対応する波板状シート02上の各
部位とその付近の上記片方のローラ22の各円板周面部が
密着せしめられることにより、上記波板状シート02の各
谷中心軸30に対応する各部位付近に流れ逆方向の引張外
力が作用せしめられると同時に、同各山中心軸31に対応
する各部位付近に流れ方向の遊び長さを発生せしめら
れ、そのため波板状シートよりその幅方向の断面波形を
著しくなだらかにせしめられ、すなわちその流れ方向の
内部各張力の幅方向分布を平担化せしめられてなる波板
状シート02″が供給され、その結果コルゲート加工用ロ
ーラ10において折曲形成過程にある強化コルゲートシー
ト01′がそのコルゲート條列1の変曲部6とその周辺に
おける剪断応力を減殺せしめられ引き裂き破損が防止せ
られるために、各コルゲート條列1が確実かつ高速に折
曲形成せしめられて、最終的な強化コルゲートシート01
が得られるに有効な本発明に係る製造装置を提供し得
る。
本第9実施例は第8実施例の変形であり、即ち単体波
形ローラ20′が対体波形ローラ22に置き換えられること
により、各山中心軸に対応する波板状シート02上の各部
位付近において、流れ方向の遊び長さがより安定的に生
成せしめられかつ増大せしめられることが可能となり、
コルゲート條列1の折曲形成をより確実かつ高速に達成
することを特徴としている。
尚、上記対体ローラ22は、軸固定及び同平行移動式ず
れ位相対体波形ローラであり、円板連結体状とされた2
軸の各円板が上下相互に半周期の配列ズレをもつズレ位
相となり、望ましくは、一対ローラ22のうち片方のロー
ラが軸方向移動可能とされてなることを特徴とする加力
子であり、図示されないが、この他に上記円板連結体状
の波形ローラを断続的くびれ状の波形ローラと置き換え
たものも本発明に有効である。
第12図に示される第11実施例では、コルゲート加工用
ローラ10とその上流の所定位置に配設される棒状波形静
止体24の働きにより、供給された波板状シート02が折曲
加工せしめられ強化コルゲートシート01が得られること
を特徴としており、より詳しくは、波板状シート02が上
記棒状波形静止材24に供給され、その静止体24の側面に
添い所定の角度を持って湾曲または屈曲せしめられて強
化コルゲートシート01の蛇行形の各谷中心軸30に対応す
る波板状シート02上の各部位とその付近に対して上記静
止体24のか各凸状部60が密着せしめられることにより、
上記波板状シート02の各谷中心軸30に対応する各部位付
近に流れ逆方向の引張外力が作用せしめられると同時
に、上記蛇行形の各山中心軸31に対応する波板状シート
02の各線状部位とその周辺帯状部位が静止体24の各凹状
部61付近を起点として流れ方向に所定の遊び長さを生成
せしめられ、そして、更に波板状シート02よりもその幅
方向の断面波形をなだらかにせしめられ、即ちその流れ
方向の内部張力の幅方向分布を平担化せしめられてなる
波板状シート02″が供給されるが、その結果、コルゲー
ト加工用ローラ10において折曲形成過程にある強化コル
ゲートシート01′のコルゲート條列1の変曲部6とその
周辺部における剪断応力を減殺せしめられ引き裂き破損
が防止せられるため、各コルゲート條列1が確実かつ高
速に折曲形成せしめられて最終的な強化コルゲートシー
ト01が得られて本発明に有効である。
上記静止体25は棒状単体波形静止材であり、波板状シ
ート02との密着面付近の側面における軸方向の断面が、
所定の周期,振幅をもつ波形として形成された単一棒状
の静止材としたことを特徴とする加力子であり、図示さ
れないが、この他に相互に略半周期ずれて向かい合わせ
となり上記所定の形状とした側面波形とし、所定の間隔
を保たれて一対として配設される対体棒状静止材があ
り、また波板状シート02の幅方向にその軸をもち、流れ
方向に直行し幅方向に多段とされた波状溝をもつ平板
が、その波状溝の直交方向に湾曲せしめられてなる湾曲
板状単体波形静止材があり、上記棒状単体波形静止材と
同様な働きをもち本発明に有効であり、また更に、同じ
方向に湾曲せしめられて一対となる波形静止材が波板状
シート02を介して各静止体上の波状溝を相互に半周期の
ズレをもつちかつ所定の間隔を保って配設される湾曲板
状対体波形静止材があり、いずれも本発明に係る加力子
として有効であり、この他にもそれらの変形が容易に着
想し得ていずれも本発明の加力子として有効である。
第13図に示される第12実施例であ、コルゲート加工用
ローラ10と、その上流の所定位置に配設される対体波形
ローラ23の働きにより、供給された平板状シート03が波
板状に折曲形成せしめられた後、コルゲート状に折曲形
成せしめられ、強化コルゲートシート01が得られること
を特徴としており、より詳しくは、平板シート03が上記
ローラ23に供給され、その片方のローラの周面に添い所
定角度となるよう湾曲ないしは屈曲せしめられて強化コ
ルゲートシート01の蛇行形の各谷中心軸30及び各山中心
軸31に対向する波状折曲形成過程にある波板状シート03
の各部位付近に対して上記対体波形ローラ23の各大径
部が密着せしめられることにより平板シート03が波板状
に折曲形成せしめられて波板シート02が得られ、更にま
た対体波形ローラ23が相互にその両ローラの大径部の周
面の軸方向の両接線またはそのローラの大径部と他のロ
ーラの小径部の周面の軸方向両接線を実質上平行とする
ように形成され、かつその両接線を波板状シート02の幅
方向の面外に湾曲せしめられて形成されるため、上記波
板状の折曲形成時に発生する上記対体波形ローラ23を中
心とした形成過程にある波板状シート02″及び形成後の
波板状シート02′の流れ方向及びその逆方向の内部張力
の幅方向傾斜分布が幅方向に平担化せしめられること特
徴としているとともに、対体ローラ23に供給された形成
過程の波板状シート03′が上記ローラ23の周面の周方向
に湾曲ないしは屈曲せしめられて、強化コルゲートシー
ト01の蛇行形の各谷中心軸30に対応する波板状シート0
3′の各部位とその付近に対して、そのシート03′幅方
向の面外に凸湾曲とした片方のローラ23がその各大径部
60の周面を密着せしめられることにより、上記各部位付
近に流れ逆方向の引張外力が作用せしめられると同時
に、蛇行形の各山中心軸31に対応する波板状シート03′
の各部位とその付近に対してそのシート03′幅方向の面
外に凹湾曲とした片方のローラ23がその各大径部60の周
面を密着せしめられることにより、上記各部位付近を起
点として流れ方向の遊び長さを発生せしめられ、そのた
めその流れ方向の内部張力の幅方向分布を平担化せしめ
られて得られる波板状シート02″がコルゲート加工用ロ
ーラ10に供給され、その結果、形成過程にある強化コル
ゲートシート01′のコルゲート條列1の変曲部6とその
周辺における剪断応力が減殺せしめられ、引き続き、破
損が防止せられ、各コルゲート條列1が確実かつ高速に
折曲形成せしめられ最終的な強化コルゲートシート01が
得られて本発明に有効である。
本第12実施例は第10実施例の変形であり、即ち、本発
明の対体波形ローラ22が変形され、加力子用ローラ及び
波板状折曲加工用ローラ及び内部張力の傾斜分布平担化
用ローラを同時に兼ねることが可能である本発明の対体
波形ローラ23の働きが兼ねられて得られることを特徴よ
うとしており、その結果、本強化コルゲートシート01の
製造装置をコンパクトなものとし、また同関連費用を大
幅に節減することができた。この他に図示されないが、
上記対体波形ローラ23がその軸方向の大径部60の周面の
接線をシート02″面と平行とされたものは、加力子用ロ
ーラと波板状折曲用ローラの働きのみを同時に兼ねて本
発明に有効である。
尚、上記対体波形ローラ23は、望ましくは湾曲型軸固
定式及び軸平行移動式ズレ位相対体波形ローラであり、
軸方向に断続的かつなだらかなるくびれ周面状とされた
両軸の大径部を相互に半周期の配列ズレを持つズレ位相
とされ、原則として片方のローラが軸平行移動可能とさ
れてなることを特徴とする加力子である。
また、第12図の第11実施例に示された対体棒状または
対体板状静止材が、その各棒または各平板において平板
シート03との全密着部共通の接線をシート03の幅方向の
面外に湾曲線状として形成されたものは、上記加力子の
働きを持つと同時に、供給された平板シート03を波板状
シート02に折曲加工する働きに加え、更にその加工時に
シート流れ方向に発生する内部張力のシート幅方向の傾
斜分布を平担化せしめてなる波板シート02,02′,02″を
供給する働きを合せ持ち、本発明に有効である。
図示されないが、本発明に係る上記製造装置の各実施
例において配設される各加力子が、その上,下流の波板
状シート02,02′上に流れ方向に多段となるように適宜
複数設けられてなる製造工程では、シート02,02′に作
用されるべき各種外力の所定総量が、多段とされる複数
の加力子の配設個所に分散せしめられるため、シート面
内に発生する幅部応力が急激増大せしめられることがな
く、その結果、各種波板状シート03,02,02′,02″がそ
の面内,面外の各種応力破壊,損傷を防止せられて発明
に有効である。
また、図示されていないが、本発明に係る上記製造工
程の各実施例において、配設される各加力子が適宜組合
せられてなる新たな製造工程も本発明に有効であり、そ
の一例として第10図の第9実施例にある単体ローラ20′
とコルゲート加工用ローラ10との中間位置に、第8図の
第7実施例にある一対となるローラ21′及び18が上記ロ
ーラ20′と相互に軸平行として配設されてなる製造装置
は、上記各ローラ20′,21′,18により作用せしめられる
各外力が、第9,第7実施例のそれよりも分散せしめら
れ、またその外力に対してシート02′,02上における山
中心軸31,谷中心軸30と対応する部位付近に所定の各前
送り変形,引き戻し変形を容易に達成し得るため、シー
ト02′上における各種応力破壊,同損傷を防止せしめら
れて本発明に効果的である。この他にも上記各実施例の
変形が容易に着想し得て本発明に係る製造方法に有効で
ある。
第14図に示される第13,第14,第15実施例では、本発明
に係る加力子の対体波形ローラ20の円板周面部60の形状
が示されており、同図(a)はローラ20の斜視図、同図
(b),(b′),(c),(c′)(d)は上記円板
の立面図であり、同図(e),(f),(g)は上記円
板の各S1−S1,S2−S2,S3,S3半径方向部分断面図であ
る。同図(a),(b),(b′)に示されるローラ20
は、第13実施例であり、円板の周面周方向に湾曲した頂
部または底部を持つ溝条50a,50a′が周方向に多段とし
て形成せしめられ、かつ対となる各上下円板の上記溝条
50a,50a′が相互に歯車状に位相ズレを与えられ、即ち
オス対メス状として形成され、また望ましくは、対とな
る上,下円板の周面軸方向の断面が各凸状湾曲,凹状湾
曲とされることであり、同図(c),(c′)示される
ローラ20は、第14実施例であり、円板の周面周方向に屈
曲した頂部または底部を持つ溝条50b,50b′が周方向に
多段として形成せしめられ、かつ対となる各上,下円板
の上記溝条50b,50b′が相互に歯車状に位相ズレを与え
られて形成され、また望ましくは、上,下円板の周面軸
方向の断面が各凸状,凹状湾曲に屈曲せしめられること
であり、同図(d)に示されるローラ20は第15実施例で
あり、円板周面の軸方向に直行した溝条50cが周方向に
多段として形成せしめられ、かつ対となる各上,下円板
の上記溝条50cがのぞまくしは相互に歯車状に噛合わせ
られるように位相ズレを与えられて形成せられ配設され
ることを特徴としている。
その周面部60上に上記溝条50a,50a′または50b,50b′
または50cを形成せしめられた上記対体波形ローラ20
が、波板状シート02,02′に密着せしめられて軸回転す
ることにより、比較的振幅の浅い幅方向蛇行折曲43がシ
ート幅方向に蛇行状または屈曲状として形成せしめられ
るため、上記シート02′,02上におけるローラ20の上滑
りが完全に防止せられて有効であると同時に、上記ロー
ラ20により波板状シート02,02′が流れ方向の圧縮外
力,流れ逆方向の引張外力を作用せしめられ、更に蛇行
形各山中心軸31,各谷中心軸30に対応する上記シート02,
02′の各部位付近に所定の各前送り変形41.引き戻し変
形42を、不必要な残留応力からまぬがれ比較的小さな外
力によって充分かつ安定して形成せられて効果的であ
り、その結果、波板状シート20′がその流れ方向の内部
張力を幅方向に充分に平担化せしめられ、形成過程にあ
る強化コルゲートシート01′の剪断応力破損から完全に
まぬがれることが可能となる。
尚、ローラ周面部60に設けられる溝条とは、各種凹凸
形状の総称であり、上記溝状50a,50b,50cの他に前記以
外の方向の稜線をもつ各種隆起,陥没や独立型の各種エ
ンボス,緩かな各種波状起伏等多くのものがあり、また
各種溝条の適宜組合せ,変形が着想し得て容易でありい
ずれも本発明に有効である。
上記ローラ20が円板連結体状のものとして示されてい
るが、この他に軸方向に断続的にくびれ状としたものに
も上記溝条を形成せしめて有効である。
尚、上記ローラ20の周面素材としてあらゆるものが有
効であるが、望ましくは、ゴム,軟質プラスチック等の
弾性素材,金属,セラミックス等の硬質素材とすること
である。
第15図に示される第16〜第21実施例は、流れ方向に直
行状とした波状折曲條列40を形成せしめられてなる本発
明に係る波板シート02,02′,02″の部分斜視図であり、
同図(a),(b)の各第16,第17実施例では各波状折
曲條列40がその流れ方向に直交する方向、即ち幅方向に
実質上均等なる段繰率をもち、より詳しくは、強化コル
ゲートシート01の蛇行形各谷中心軸30に対応する上記シ
ート02の各線状部位ないしはその周辺帯状部位における
上記波状折曲條列40の段繰率と上記蛇行形の各山中心軸
31に対応する上記シート02の各線状部位及びその周辺帯
状部位における上記波状折曲條列40の段繰率とがほぼ同
等となるように形成せしめられることを特徴としてお
り、また望ましくは、幅方向の単位幅当たりの上記段繰
率は、その値をコルゲート加工用ローラ10に供給された
平板シート03が本発明に係る強化コルゲートシート01に
折曲形成せしめられる場合に余儀なくされる幅方向の単
位幅当たりの変形量、即ち幅方向縮小率に実質的に見合
ったものとして設定されることである。また、本第16,
第17実施例において各波状折曲條列40が、その幅方向の
周期を上記各谷,山中心軸30,31の幅方向の周期にズレ
ることなく同調して形成せしめられて図示されている
が、この他に上記條列40の幅方向の周期と上記谷,山中
心軸30,31の幅方向の周期と相互にズレて同調せず形成
せしめられることを特徴とする上記波板状シートも本発
明の製造方法及びその製造装置に有効である。
同図(c)の第18実施例は、その波板状シート02が各
谷中心軸30に対応する各線状部位とその周辺帯状部位に
おけるその波状折曲條列40の段繰率を山中心軸31に対応
する各線状部位とその周辺帯状部位におけるその波状折
曲條列40の段繰率より小なるように形成せしめられるこ
とを特徴としており、同図(d)の第19実施例ではその
波板状シート02′が各谷中心軸30と対応する各線状部位
とその周辺帯状部位において平板状とされ、各山中心軸
31に対応する各線状部位とその周辺帯状部位において、
上記波状折曲條列40が形成せしめられることを特徴とし
ており、また第18,第19実施例における各谷中心軸30な
いし各山中心軸31に対応する各線状部位とその周辺帯状
部位における各波状折曲條列40の幅方向の段繰率は、そ
の平均値をコルゲート加工用ローラ10に供給された平板
シート03が折曲形成されて得た強化コルゲートシート01
の幅方向縮小率に実質上見合って同等とされることであ
る。
第18,第19実施例の波板状シート02′は、コルゲート
加工用ローラ10に供給されコルゲート折曲形成せられる
ときに発生する流れ方向の各内部張力のうち各山中心軸
31に対応する各線状部位付近とその周辺帯状部位におけ
る上記各張力を減殺せしめられ、かつ各谷中心軸30に対
応する各線状部位付近とその周辺帯状部位における上記
各張力を増大せしめられるため、蛇行形の各変曲部6と
その付近における折曲形成時の剪断破損を防止されると
同時に同各谷部5付近における流れ方向の遊びシワの発
生を抑制せしめられるのに有効である。
同図(e),(f)の第20,第21実施例では、その波
板状シート02″が各谷中心軸30に対応する各線状部位と
その周辺帯状部位において波状折曲條列40を形成せられ
ると同時に、流れ逆方向の引き戻し変形形成部41を設け
られ、また各山中心軸31に対応する各線状部位とその周
辺帯状部位において波状折曲條列40を形成せられると同
時に、流れ方向の前送り変形形成部42を設けられまた更
に上記引き戻し,前送りの両変形形成部41,42を横断す
るようにして蛇行状またはジグザグ状としたシート幅方
向蛇行折曲43が予め形成せしめられてなることを特徴と
しており、望ましくは、上記幅方向の蛇行折曲43がその
シート流れ方向の断面においてその振幅,周期とともに
可及的に小とされ、かつ上記波状折曲條列40がそのシー
ト幅方向の断面においてその振幅を可及的に小とされか
つ上記引き戻し,前送り変形形成部41,42が、その各流
れ方向,流れ逆方向に可及的に深々と変形移動せしめら
れることである。
図示されていないが、この他に上記波板状シート02″
が、上記引き戻し変形形成部41または前送り変形形成部
42のいずれか一方を上記所定部位に形成せしめられ、か
つ上記波状折曲條列40を形成せしめられることを特徴と
したものがあり本発明に有効である。
上記幅方向蛇行折曲43が、その稜線を連続曲線状蛇行
形またはジグザグ屈曲線状蛇行形としたもの以外に、不
連続曲線状,各種屈曲線状,上記不連続曲線と上記屈曲
線との複合線状,断続的曲線状同屈曲線状等とされた蛇
行形として形成されたものても本発明に有効である。上
記実施例に示される各種波板状シート02,02′,02″がそ
の形状を適宜組合せられて得られるもの、またその形状
の変形を容易に着想されて得られるもの等いずれも本発
明に有効である。
尚、上記諸実施例の各種波板状シート02,02′,02″が
コルゲート折曲加工工程において波状折曲形成されるも
のと、予め製紙工程において波状折曲形成されて得られ
るものがありいずれも本発明に有効である。
《発明の効果》 以上のように本発明に係る強化コルゲートシートの製
造方法において、予め流れ方向に直行状とした波状折曲
條列を形成されてなる波板状シートがコルゲート加工用
ローラに供給され、コルゲート條列の各頂,底部をシー
ト面内幅方向に蛇行状等として折曲形成せしめられる過
程にある強化コルゲートシートが、その面内流れ方向の
各張力の該シート幅方向の分布を可及的に平担化せしめ
られることにより、上記形成過程にある強化コルゲート
シートのコルゲート條列において、その変曲部付近に発
生を余儀なくされる剪断応力を減殺せしめられそのため
引裂き破損等を防止せられ、その結果、従来の製法では
期待すべくもなかった高い歩留りとハイスピードのもと
に強化コルゲートシートの製造が可能となった。
より詳しくは、密着部付近の形状を軸方向に断続的く
びれ状または凸状としてなるローラ及び静止体が、各山
中心軸,各谷中心軸に対応する波板状シート上の各部位
付近に対して密着した状態で圧縮外力,引張外力を作用
せしめ、また更に望ましくは予め前送り変形,引戻し変
形を形成せしめられることにより、各中立軸に対応する
形成過程の強化コルゲートシート上の各部位付近におい
て発生を余儀なくされる上記剪断応力を減殺せしめて、
その部位付近における強化コルゲートシートの剪断破損
を抑制,防止せしめることが可能となり、その結果、形
状条件を振幅率H/L>0.35,蛇行重合率D/L>0.5,蛇行率D
/N>0.2として、比較的折曲度合いを深くした強化コル
ゲートシートの折曲加工が従来の製造方法では困難視さ
れていたが、本発明に係る製造方法及びその製造装置に
よって上記強化コルゲートシートの折曲加工が確実かつ
安定してかつハイスピードに達成せしめられるため、上
記強化コルゲートシートの生産性が大幅に向上し製造コ
ストが切り詰められる効果が得られた。
第1図に示される第1実施例は、コルゲート條列1が
その各頂部2,底部3をシール面内幅方向に蛇行状として
形成せしめられてなることを特徴とする強化コルゲート
シート01であるが、その強化コルゲートシート01が合成
樹脂シート,紙等によってそれぞれ単体で形成される建
材等の波板状シート,包材等の干渉シートとして用いら
れ、従来の類似シートと比較して高い力学的性能を発揮
することができた。また、上記強化コルゲートシート01
がその片面または両面に平板状シートまたは波板状シー
トを、貼合,溶着,緊結等の方法で形成された強化コル
ゲートシート複合体更に複数の上記強化コルゲートシー
ト01が平板状シートまたは波板状シートを介して相互に
貼合,融着,締結等の方法により形成された複合強化コ
ルゲート複合体等多くの応用品があり、いずれも紙,合
成樹脂シート,金属シート等の各種素材を用いて得られ
る包装シート,建材シート等として本発明に係る各種強
化コルゲート複合体は、従来の類似シートと比較して高
い力学的性能を持つことが明らかとされた。
またこれとは別に、合成樹脂,アルミニウム等の素材
を用いて押出し方向と直交する方向に所定の往復運動を
繰り返すことが可能な成形型、成形ダイスを介してコル
ゲート軸方向に押出しを行なう成形方法により、上記本
発明に係る強化コルゲートシート01と同等形状シートが
製造せしめられ、また更に上記形状シートがその片面ま
たは両面に単数または複数の平板状シート状部位と予め
上記方法を用いて一体成形せしめられて得られる強化コ
ルゲート一体成形シートがあり、従来の類似コルゲート
一体成形シートと比較して極めて高い力学的性のが発揮
せられた。
【図面の簡単な説明】
第1図では本発明に係る製造方法によって得られる強化
コルゲートシートに関する第1実施例の斜視図、第2図
は本発明に係る製造方法を構成するコルゲート加工用ロ
ーラに関する第2実施例であり、同図(a)はその破断
斜視図、同図(b)はその周面部分展開図、同図(c)
はそのS−S断面図、第3図は従来の製造方法の全工程
に関する従来例が模式風に示されており、同図(a)は
その平面図、同図(b),(c),(d)はその各S1
S1断面図,S2−S2断面図,S3−S3断面図、第4図は本発
明の製造方法の全工程に関する第3実施例が模式風に示
されており、同図(a)はその平面図、同図(b),
(c),(d)はそのS1−S1断面図,S2−S2断面図,S3
−S3断面図、第5図は本発明の製造方法の全工程に関す
る第4実施例が模式風に示されており、同図(a)はそ
の平面図、同図(b),(c),(d),(e)はその
各S1−S1断面図,S2−S2断面図,S3−S3断面図,S4−S4
断面図である。 第6図〜第13図は本発明の製造方法とそれを構成する主
要装置に関する各第5実施例〜第12実施例が示されてお
り、各図(a)はその斜視図、各図(b)はその平面
図、各図(c),(d),(e),(f)はその各S1
S1断面図,S2−S2断面図,S3−S3断面図,S4−S4断面図
である。 第14図は本発明に係る加力子であるローラに関する第13
実施例〜第15実施例が示されており、同図(a),
(b),(b′),(e)は第13実施例の各斜視部分
図,部分側面図,S1−S1断面図、同図(c),(c′)
は第14実施例の各部分側面図,S2−S2断面図、同図
(d),(g)は第15実施例の各部分側面図,S3−S3
面図である。 第15図は本発明に係る波板状シートに関する第16実施例
〜第12実施例の部分斜視図である。 01……強化コルゲートシート 01′……形成過程にある強化コルゲートシート 02……波板状シート 02′,02″……張力分布の可及的な平担化が図られた波
板状シート 03……平板状シート 03′……形成過程にある波板状シート 1……コルゲート條列 2……コルゲート條列の頂部 3……コルゲート條列の底部 4……コルゲート條列の蛇行形の谷部 5……コルゲート條列の蛇行形の山部 6……コルゲート條列の変曲部 7……コルゲート溝列 8……コルゲート溝列の頂部 9……コルゲート溝列の底部 10……コルゲート加工用ローラ 18……軸固定式・単体・円筒ローラ 19……軸平行移動式・単体・円筒ローラ 20……軸固定式・同位相・対体波形ローラ 20′……軸固定式・単体・波形ローラ 21……軸平行移動式・同位相・対体波形ローラ 21′……軸平行移動式・単体・波形ローラ 22……軸平行移動式・ズレ位相・対体ローラ 23……軸固定式・湾曲型・ズレ位相・対体波形ローラ 24……波形静止材 30……蛇行形の谷中心軸 31……蛇行形の山中心軸 32……蛇行形の中立軸 40……波状折曲條列 41……前送り変形形成部 42……引戻し変形形成部 43……軸方向蛇行折曲 50a,50a′,50b,50b′,50c……溝条 60……円板周面部,大径周面部,凸状部 61……円板連結部,小径周面部,凹状部 T4,T4′,T4″……谷中心軸上張力ベクトル T5,T5′,T5″……山中心軸上張力ベクトル T6,T6′,T6″……中立軸上張力ベクトル L1,L1′……波板状シート上の目印線 L2……強化コルゲートシート上の目印線 L……コルゲート條列の直交断面内コルゲート周期長 H……コルゲート條列の直交断面内コルゲート振幅長 N……コルゲート條列の蛇行形周期長 D……コルゲート條列の蛇行形振幅長

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流れ方向に直行状とした波状折曲條列を予
    め形成されてなる波板状シートがコルゲート加工用ロー
    ラに供給せしめられ、コルゲート條列の各頂,底部をシ
    ート面内幅方向に蛇行形状として折曲形成せしめられて
    得られる強化コルゲートシートの製造方法において、上
    記波板シート及びコルゲート形成過程にある上記強化コ
    ルゲートシートがその面内流れ方向の各張力の該シート
    幅方向分布を可及的に平担化せしめられることを特徴と
    する強化コルゲートシートの製造方法。
  2. 【請求項2】上記波板状シートが、上記蛇行形の各谷中
    心軸に対応する各線状部位とその周辺帯状部位におい
    て、流れ逆方向に引き戻し変形をせしめられると同時
    に、上記蛇行形の各山中心軸に対応する各線状部位とそ
    の周辺帯状部位において流れ方向に前送り変形をせしめ
    られて、ないしは上記いずれか一方の変形をせしめられ
    た後、上記コルゲート加工用ローラに供給せしめられる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の強化コル
    ゲートシートの製造方法。
  3. 【請求項3】上記波板状シートが、上記蛇行形の各谷中
    心軸に対応する各部位及びその付近において、該シート
    面内幅方向に直交する方向に引張外力を作用せしめられ
    つつ上記コルゲート加工用ローラに供給せしめられるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項及び第2項記載の
    強化コルゲートシートの製造方法。
  4. 【請求項4】上記波板状シートが、上記蛇行形の各山中
    心軸に対応する各部位及びその付近において、該シート
    面内幅方向に直交する方向に圧縮外力を作用せしめられ
    つつ、上記コルゲート加工用ローラに供給せしめられる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項から第3項いず
    れかに記載の強化コルゲートシートの製造方法。
  5. 【請求項5】上記波板状シートが、予めその幅方向に実
    質上均等な段繰率とし流れ方向に直行状とした波状折曲
    條列を持つように形成せしめられてなることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項から第4項のいずれかに記載の
    強化コルゲートシートの製造方法。
  6. 【請求項6】上記波板状シートが、予め上記蛇行形の谷
    中心軸に対応する各部位付近に形成される波板状折曲條
    列の段繰率をして該蛇行形の山中心軸に対応する各部位
    付近に形成されて波状折曲條列の段繰率より相対的に小
    とせしめられてなることを特徴する特許請求の範囲第1
    項から第4項のいずれかに記載の強化コルゲートシート
    の製造方法。
  7. 【請求項7】上記波板状シートが、予め上記蛇行形の谷
    中心軸に対応する各線状部位とその周辺帯状部位におい
    て、波状折曲條列をして設けられることなく平坦面とし
    て形成せしめられてなることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項から第4項のいずれかに記載の強化コルゲート
    シートの製造方法。
  8. 【請求項8】上記波板状シートが、予め上記蛇行形の谷
    中心軸に対応する各線状部位とその周辺帯状部位におい
    て流れ逆方向に引戻し変形をせしめられると同時に、上
    記蛇行形山中心軸と対応する各線状部位とその周辺帯状
    部位において流れ方向に前送り変形をせしめられるよう
    にして、ないしは上記いずれか一方の変形をせしめられ
    るようにして形成せしめられてなることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項から第7項のいずれかに記載の強化
    コルゲートシートの製造方法
  9. 【請求項9】流れ方向に直交状とした波状折曲條列が予
    め形成されてなる波板状シートにおいて、上記蛇行形の
    各谷中心軸に対応する各部位及びその付近に対して該シ
    ート面内幅方向に直交する方向に引張外力を作用せし
    め、または上記蛇行形の各山中心軸に対応する各部位及
    びその付近に対して該シート面内幅方向に直交する方向
    に圧縮外力を作用せしめ、または上記引張,圧縮両外力
    を所定の部位に作用せしめるための手段が用いられ、更
    にその下流至近距離に設けられた上記コルゲート加工用
    ローラにより、供給せられた上記波板状シートをしてコ
    ルゲート條列の各頂,底部をシート面内幅方向に蛇行形
    状として折曲加工せしめて得る強化コルゲートシートの
    製造装置において、上記蛇行形の各谷中心軸または各山
    中心軸または該両中心軸に対応する上記波板状シート上
    に各部位及びその付近に対して密着するように配設され
    た単数または複数の加力子により上記外力を作用せしめ
    ることを特徴とする強化コルゲートの製造装置。
  10. 【請求項10】上記波板状シートの上記蛇行形の各山ま
    たは各谷中心軸または両各中心軸に対応する各部位付近
    に密着しかつ上記波板状シートの幅方向と実質上一致し
    た軸方向となるようにして、配設された単体ローラまた
    は対体ローラが上記加力子として用いられることを特徴
    とする特許請求の範囲第9項記載の強化コルゲートシー
    トの製造装置。
  11. 【請求項11】上記波板状シートの上記蛇行形の各山ま
    たは各谷中心軸または両各中心軸に対応する各部位付近
    に密着しかつ上記波板状シートの幅方向と実質上一致し
    た軸方向となるようにして配設された単体または対体静
    止材が上記加力子として用いられることを特徴とする特
    許請求の範囲第9項記載の強化コルゲートシートの製造
    装置。
  12. 【請求項12】上記波板状シートと密着せしめられる回
    転面において、複数の溝条を形成せしめられてなる上記
    対体ローラが上記加力子として用いられることを特徴と
    する特許請求の範囲第9項及び第10項のいずれかに記載
    の強化コルゲートシートの製造装置。
  13. 【請求項13】上記ローラが、流れ方向に直行状とした
    波状折曲條列を形成せしめられてなる上記波板状シート
    の折曲加工用ローラの働きまたは該波板状シートの加工
    時に発生する該シート流れ方向の各張力の該シート幅方
    向の傾斜分布を平担化せしめる働きをもつローラまたは
    上記両ローラの働きを兼ねることを特徴とする特許請求
    の範囲第9項,第10項,第12項のいずれかに記載の強化
    コルゲートシートの製造装置。
  14. 【請求項14】上記波板状シートが、予めその幅方向に
    実質上均等な段繰率とし流れ方向に直行状とした波状折
    曲條列を持つように形成せしめられてなることを特徴と
    する特許請求の範囲第9項から第13項のいずれかに記載
    の強化コルゲートシートの製造装置。
  15. 【請求項15】上記波板状シートが、予め上記蛇行形の
    谷中心軸に対応する各部位付近に形成される波板状折曲
    條列の段繰率をして該蛇行形の山中心軸に対応する各部
    位付近に形成されて波状折曲條列の段繰率より相対的に
    小とせしめられてなることを特徴する特許請求の範囲第
    9項から第13項いずれかに記載の強化コルゲートシート
    の製造装置。
  16. 【請求項16】上記波板状シートが、予め上記蛇行形の
    谷中心軸に対応する各線状部位とその周辺帯状部位にお
    いて、波状折曲條列をして設けられることなく平坦面と
    して形成せしめられてなることを特徴とする特許請求の
    範囲第9項から第13項のいずれかに記載の強化コルゲー
    トシートの製造装置。
  17. 【請求項17】上記波板状シートが、予め上記蛇行形の
    谷中心軸に対応する各線状部位とその周辺帯状部位にお
    いて流れ逆方向に引戻し変形をせしめられると同時に、
    上記蛇行形山中心軸と対応する各線状部位とその周辺帯
    状部位において流れ方向に前送り変形をせしめられるよ
    うにして、ないしは上記いずれか一方の変形をせしめら
    れるようにして形成せしめられてなことを特徴とする特
    許請求の範囲第9項から第13項のいずれかに記載の強化
    コルゲートシートの製造装置。
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