JPH0825019A - 差圧鋳造装置 - Google Patents
差圧鋳造装置Info
- Publication number
- JPH0825019A JPH0825019A JP16407994A JP16407994A JPH0825019A JP H0825019 A JPH0825019 A JP H0825019A JP 16407994 A JP16407994 A JP 16407994A JP 16407994 A JP16407994 A JP 16407994A JP H0825019 A JPH0825019 A JP H0825019A
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- JP
- Japan
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- molten metal
- cavity space
- differential pressure
- stalk
- pressure casting
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】サイクルタイムを短縮するとともに歩留りを向
上させ、かつ高品質で健全な鋳造品を製造できるように
する。 【構成】溶湯40をストーク3、溶湯分配部20及び堰
部21を通じてキャビティ空間10に充填する構成の差
圧鋳造装置において、堰部21のキャビティ空間10に
近接した位置に溶湯の通過抵抗となる抵抗部材5を設け
たことを特徴とする。加圧保持時間を短くすることによ
り方案部2内の溶湯は坩堝4内に戻り、一方キャビティ
空間10内の溶湯は抵抗部材5の通過抵抗により抜け落
ちが防止される。
上させ、かつ高品質で健全な鋳造品を製造できるように
する。 【構成】溶湯40をストーク3、溶湯分配部20及び堰
部21を通じてキャビティ空間10に充填する構成の差
圧鋳造装置において、堰部21のキャビティ空間10に
近接した位置に溶湯の通過抵抗となる抵抗部材5を設け
たことを特徴とする。加圧保持時間を短くすることによ
り方案部2内の溶湯は坩堝4内に戻り、一方キャビティ
空間10内の溶湯は抵抗部材5の通過抵抗により抜け落
ちが防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力差によって溶湯を
キャビティ内に充填する、いわゆる差圧鋳造装置に関す
る。
キャビティ内に充填する、いわゆる差圧鋳造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】高品質鋳造品の製造に当たっては、一般
に差圧鋳造法が利用されている。この差圧鋳造法は低圧
鋳造法や吸引鋳造法に代表されるが、以下にそれらの鋳
造法を説明する。例えば実公平4−28692号公報に
開示された低圧鋳造法では、図3に示すような低圧鋳造
装置を用いている。この低圧鋳造装置は、キャビティ空
間101をもつ砂型部100と、溶湯分配部201及び
複数の堰部202をもつ方案部200と、ストーク30
0と、炉400とから構成されている。
に差圧鋳造法が利用されている。この差圧鋳造法は低圧
鋳造法や吸引鋳造法に代表されるが、以下にそれらの鋳
造法を説明する。例えば実公平4−28692号公報に
開示された低圧鋳造法では、図3に示すような低圧鋳造
装置を用いている。この低圧鋳造装置は、キャビティ空
間101をもつ砂型部100と、溶湯分配部201及び
複数の堰部202をもつ方案部200と、ストーク30
0と、炉400とから構成されている。
【0003】この低圧鋳造装置では、先ず炉400内に
加圧された不活性ガスが導入される。すると差圧により
溶湯401は、ストーク300から溶湯分配部201及
び堰部202を通じてキャビティ空間101に充填され
る。そしてキャビティ空間101及び方案部200内の
溶湯が凝固した後に不活性ガスによる加圧が解除される
と、ストーク300内の溶湯が炉400内に戻る。
加圧された不活性ガスが導入される。すると差圧により
溶湯401は、ストーク300から溶湯分配部201及
び堰部202を通じてキャビティ空間101に充填され
る。そしてキャビティ空間101及び方案部200内の
溶湯が凝固した後に不活性ガスによる加圧が解除される
と、ストーク300内の溶湯が炉400内に戻る。
【0004】また吸引鋳造法は、砂型部を吸引チャンバ
内に収納してチャンバを負圧にし、下方より炉中の溶湯
をストークを介してキャビティ内に充填する方法であ
り、上記の低圧鋳造法と同様の原理に基づいている。こ
の差圧鋳造法では、先端が溶湯中に深く浸漬されたスト
ーク内を通って、溶湯が下から上へと連続移動してキャ
ビティ空間に充填されるため、空気や溶湯表面に浮遊す
るノロやフラックスなどのキャビティ内への巻き込みが
ほとんど無い。またキャビティ内で溶湯が凝固する間も
下方の溶湯と連結しているので、凝固収縮時の溶湯補給
もスムーズに行われ、高品質の鋳造品を生産するのに適
した方法である。さらには、指向性凝固が行われるの
で、健全で気密性に優れた鋳造品ができ、圧力調整によ
って静かに注湯できるため、シェル中子などの砂中子が
使用でき形状の複雑な鋳造品が製造できるという特徴も
有する。
内に収納してチャンバを負圧にし、下方より炉中の溶湯
をストークを介してキャビティ内に充填する方法であ
り、上記の低圧鋳造法と同様の原理に基づいている。こ
の差圧鋳造法では、先端が溶湯中に深く浸漬されたスト
ーク内を通って、溶湯が下から上へと連続移動してキャ
ビティ空間に充填されるため、空気や溶湯表面に浮遊す
るノロやフラックスなどのキャビティ内への巻き込みが
ほとんど無い。またキャビティ内で溶湯が凝固する間も
下方の溶湯と連結しているので、凝固収縮時の溶湯補給
もスムーズに行われ、高品質の鋳造品を生産するのに適
した方法である。さらには、指向性凝固が行われるの
で、健全で気密性に優れた鋳造品ができ、圧力調整によ
って静かに注湯できるため、シェル中子などの砂中子が
使用でき形状の複雑な鋳造品が製造できるという特徴も
有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記した差圧
鋳造法では、方案部200で凝固する溶湯分が多く歩留
りが悪いという問題がある。また方案部200の部分が
凝固するまでの時間が長く、サイクルタイムが長くなり
生産性が低いという問題がある。一方、差圧を保持する
時間を短縮し、方案部200内の溶湯が凝固する前に差
圧を解除して溶湯を炉内に戻すことも考えられる。しか
し僅かな温度のばらつきによりキャビティ内の溶湯まで
抜け落ちて、鋳造品に欠陥が生じるという問題がある。
鋳造法では、方案部200で凝固する溶湯分が多く歩留
りが悪いという問題がある。また方案部200の部分が
凝固するまでの時間が長く、サイクルタイムが長くなり
生産性が低いという問題がある。一方、差圧を保持する
時間を短縮し、方案部200内の溶湯が凝固する前に差
圧を解除して溶湯を炉内に戻すことも考えられる。しか
し僅かな温度のばらつきによりキャビティ内の溶湯まで
抜け落ちて、鋳造品に欠陥が生じるという問題がある。
【0006】さらに、湯口部分にヒータを設けて湯口部
分に保温性をもたせることで歩留りを向上させることも
考えられるが、ヒータの信頼性に乏しく、またサイクル
タイムが長くなるという不具合がある。本発明はこのよ
うな事情に鑑みてなされたものであり、サイクルタイム
を短縮するとともに歩留りを向上させ、かつ高品質で健
全な鋳造品を製造できるようにすることを目的とする。
分に保温性をもたせることで歩留りを向上させることも
考えられるが、ヒータの信頼性に乏しく、またサイクル
タイムが長くなるという不具合がある。本発明はこのよ
うな事情に鑑みてなされたものであり、サイクルタイム
を短縮するとともに歩留りを向上させ、かつ高品質で健
全な鋳造品を製造できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の差圧鋳造装置は、キャビティ空間をもつ砂型部と、
溶湯分配部とキャビティ空間へ溶湯分配部内の溶湯を供
給する堰部とをもつ方案部と、溶湯が貯留される貯留部
と、貯留部と方案部を連通するストークとよりなり、貯
留部内の溶湯をストーク、方案部及び堰部を介してキャ
ビティ空間に低圧で供給して鋳造する差圧鋳造装置にお
いて、堰部のキャビティ空間に近接した位置に溶湯の通
過抵抗となる抵抗部材を設けたことを特徴とする。
明の差圧鋳造装置は、キャビティ空間をもつ砂型部と、
溶湯分配部とキャビティ空間へ溶湯分配部内の溶湯を供
給する堰部とをもつ方案部と、溶湯が貯留される貯留部
と、貯留部と方案部を連通するストークとよりなり、貯
留部内の溶湯をストーク、方案部及び堰部を介してキャ
ビティ空間に低圧で供給して鋳造する差圧鋳造装置にお
いて、堰部のキャビティ空間に近接した位置に溶湯の通
過抵抗となる抵抗部材を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】貯留部に貯留された溶湯は、不活性ガスによる
加圧又は砂型部の負圧によりストークから溶湯分配部に
入り、さらに堰部を通過してキャビティ空間内に充填さ
れる。この時溶湯は、先端が溶湯中に深く浸漬されたス
トーク内を通って、下から上へと連続移動してキャビテ
ィ空間に充填されるため、空気や貯留部の溶湯表面に浮
遊するノロやフラックスなどのキャビティ内への巻き込
みがほとんど無い。さらに堰部を通過する際には、抵抗
部材によりノロやフラックスが除去され、清浄な溶湯の
みがキャビティ空間に充填される。なお抵抗部材通過の
際には、抵抗部材からの通過抵抗に打ち勝つだけの圧力
が必要となるが、その圧力は貯留部とキャビティ空間と
の差圧により容易に得られる。
加圧又は砂型部の負圧によりストークから溶湯分配部に
入り、さらに堰部を通過してキャビティ空間内に充填さ
れる。この時溶湯は、先端が溶湯中に深く浸漬されたス
トーク内を通って、下から上へと連続移動してキャビテ
ィ空間に充填されるため、空気や貯留部の溶湯表面に浮
遊するノロやフラックスなどのキャビティ内への巻き込
みがほとんど無い。さらに堰部を通過する際には、抵抗
部材によりノロやフラックスが除去され、清浄な溶湯の
みがキャビティ空間に充填される。なお抵抗部材通過の
際には、抵抗部材からの通過抵抗に打ち勝つだけの圧力
が必要となるが、その圧力は貯留部とキャビティ空間と
の差圧により容易に得られる。
【0009】そしてキャビティ空間が充填された後も上
記差圧が保持されているので、キャビティ内で溶湯が凝
固する間も下方の溶湯との連結が維持され、凝固収縮時
の溶湯補給がスムーズに行われる。差圧は所定時間(一
般には約数分間)保持され、キャビティ空間内の溶湯の
凝固がある程度進んだ時点で差圧が解除される。すると
まだ凝固していない方案部及びストーク内の溶湯は、重
力により貯留部内に戻る。この時抵抗部材の上方にまだ
凝固していない溶湯が存在していたとしても、その部分
に作用する重力だけでは通過抵抗に打ち勝って抵抗部材
を通過することが困難となり、抵抗部材を通過しない状
態で凝固が進行する。これによりキャビティ空間からの
溶湯の抜け落ちが防止されている。
記差圧が保持されているので、キャビティ内で溶湯が凝
固する間も下方の溶湯との連結が維持され、凝固収縮時
の溶湯補給がスムーズに行われる。差圧は所定時間(一
般には約数分間)保持され、キャビティ空間内の溶湯の
凝固がある程度進んだ時点で差圧が解除される。すると
まだ凝固していない方案部及びストーク内の溶湯は、重
力により貯留部内に戻る。この時抵抗部材の上方にまだ
凝固していない溶湯が存在していたとしても、その部分
に作用する重力だけでは通過抵抗に打ち勝って抵抗部材
を通過することが困難となり、抵抗部材を通過しない状
態で凝固が進行する。これによりキャビティ空間からの
溶湯の抜け落ちが防止されている。
【0010】そしてキャビティ空間内の溶湯の凝固が完
了後、砂型部を壊して鋳造品が取り出される。
了後、砂型部を壊して鋳造品が取り出される。
【0011】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。図1
に本実施例の差圧鋳造装置の断面図を示す。この差圧鋳
造装置は、砂型部1と、方案部2と、ストーク3と、貯
留部としての坩堝4、及び抵抗部材としてのスポングフ
ィルタ5とから構成されている。
に本実施例の差圧鋳造装置の断面図を示す。この差圧鋳
造装置は、砂型部1と、方案部2と、ストーク3と、貯
留部としての坩堝4、及び抵抗部材としてのスポングフ
ィルタ5とから構成されている。
【0012】坩堝4は、図示しない保持手段により床6
に固定されている。この坩堝4は上端開口周縁部にフラ
ンジ部40をもち、フランジ部40の下面と床6表面と
の間には筒部材41が配置されている。そして筒部材4
1内には導入口42から不活性ガスが導入されている。
坩堝4のフランジ部40の上方には、リング状のシール
部材43を介して支持台30が固定され、これにより坩
堝4内は気密状態となっている。この支持台30内に
は、坩堝4内外を連通するガス通路31が形成され、坩
堝4内に不活性ガスを導入可能に構成されている。ま
た、この支持台30中央部には、ストーク3が垂下状態
で保持され、ストーク3の下端は坩堝4の底部近傍まで
延びている。また支持台30の上部には、砂型1及び方
案部2を覆う防燃フード32が固定されている。
に固定されている。この坩堝4は上端開口周縁部にフラ
ンジ部40をもち、フランジ部40の下面と床6表面と
の間には筒部材41が配置されている。そして筒部材4
1内には導入口42から不活性ガスが導入されている。
坩堝4のフランジ部40の上方には、リング状のシール
部材43を介して支持台30が固定され、これにより坩
堝4内は気密状態となっている。この支持台30内に
は、坩堝4内外を連通するガス通路31が形成され、坩
堝4内に不活性ガスを導入可能に構成されている。ま
た、この支持台30中央部には、ストーク3が垂下状態
で保持され、ストーク3の下端は坩堝4の底部近傍まで
延びている。また支持台30の上部には、砂型1及び方
案部2を覆う防燃フード32が固定されている。
【0013】支持台30の上部には、鋳砂から形成され
た方案部2が保持されている。この方案部2は湯口型と
して機能し、ストーク3に連通する溶湯分配部20と、
溶湯分配部20の上方に複数形成された堰部21とから
構成されている。そしてそれぞれの堰部21の上端近傍
にスポングフィルタ5が配置され、堰部21を通過する
溶湯の通過抵抗となっている。
た方案部2が保持されている。この方案部2は湯口型と
して機能し、ストーク3に連通する溶湯分配部20と、
溶湯分配部20の上方に複数形成された堰部21とから
構成されている。そしてそれぞれの堰部21の上端近傍
にスポングフィルタ5が配置され、堰部21を通過する
溶湯の通過抵抗となっている。
【0014】方案部2の上部には、砂型部1が保持され
ている。この砂型部1は自動車のギヤボックスを鋳造す
るためのキャビティ空間10をもち、キャビティ空間1
0の下部はそれぞれの堰部21と連通している。またキ
ャビティ空間10の上部には、外部と連通してキャビテ
ィ空間10内の空気を逃がすための細孔11が形成され
ている。
ている。この砂型部1は自動車のギヤボックスを鋳造す
るためのキャビティ空間10をもち、キャビティ空間1
0の下部はそれぞれの堰部21と連通している。またキ
ャビティ空間10の上部には、外部と連通してキャビテ
ィ空間10内の空気を逃がすための細孔11が形成され
ている。
【0015】上記のように構成された本実施例の低圧鋳
造装置では、先ずガス通路31より不活性ガスが坩堝4
内に導入され、坩堝4内のマグネシウム合金からなる溶
湯40を加圧する。すると溶湯40は坩堝4の底部近傍
からストーク3内を上昇し、溶湯分配部20を充填した
後、それぞれの堰部21からスポングフィルタ5を通過
してキャビティ空間10に進入する。
造装置では、先ずガス通路31より不活性ガスが坩堝4
内に導入され、坩堝4内のマグネシウム合金からなる溶
湯40を加圧する。すると溶湯40は坩堝4の底部近傍
からストーク3内を上昇し、溶湯分配部20を充填した
後、それぞれの堰部21からスポングフィルタ5を通過
してキャビティ空間10に進入する。
【0016】このとき溶湯40にはスポングフィルタ5
から通過抵抗が作用するが、坩堝4内の不活性ガスの圧
力を調整することにより、溶湯40はスポングフィルタ
5を容易に通過する。なお、溶湯40中に混入したノロ
やフラックスなどは、スポングフィルタ5で除去される
のでキャビティ空間10内に進入するのが防止されてい
る。
から通過抵抗が作用するが、坩堝4内の不活性ガスの圧
力を調整することにより、溶湯40はスポングフィルタ
5を容易に通過する。なお、溶湯40中に混入したノロ
やフラックスなどは、スポングフィルタ5で除去される
のでキャビティ空間10内に進入するのが防止されてい
る。
【0017】そしてキャビティ空間10の充填が完了す
ると、溶湯40はさらに細孔11を充填する。これによ
り充填完了が判断され、その状態でガス通路31が閉じ
られて坩堝4内はその加圧状態が保持される。その状態
で所定時間保持してキャビティ空間10内の溶湯40の
凝固を待ち、その後ガス通路31を開いて坩堝4内を大
気圧とする。これによりまだ凝固していない方案部2内
の溶湯とストーク3内の溶湯が坩堝4内に流れ落ちる。
したがって従来の方案部内の溶湯のほぼ全体量が凝固し
ていた場合に比較して、歩留りが格段に向上する。
ると、溶湯40はさらに細孔11を充填する。これによ
り充填完了が判断され、その状態でガス通路31が閉じ
られて坩堝4内はその加圧状態が保持される。その状態
で所定時間保持してキャビティ空間10内の溶湯40の
凝固を待ち、その後ガス通路31を開いて坩堝4内を大
気圧とする。これによりまだ凝固していない方案部2内
の溶湯とストーク3内の溶湯が坩堝4内に流れ落ちる。
したがって従来の方案部内の溶湯のほぼ全体量が凝固し
ていた場合に比較して、歩留りが格段に向上する。
【0018】一方、キャビティ空間10内及びスポング
フィルタ5の上部に位置する堰部21内の溶湯は、スポ
ングフィルタ5の通過抵抗により落下が規制されて、図
2に示す状態で凝固が完了する。したがって鋳造品7か
らの肉の抜け落ちが防止され、健全で寸法精度の高い鋳
造品が得られる。 (試験例)上記した実施例の鋳造装置において、スポン
グフィルタ5の位置と、溶湯充填後の保持時間とを以下
に示すように種々変更し、それぞれ鋳造実験を行った。
ガス通路31から導入する不活性ガスの圧力は17.7
Pa、目的とする製品重量は5.8kgである。そして
鋳造品7の外観とその重量から歩留りを算出し、結果を
表1に示す。なお歩留りは、製品重量×100/鋳造品
重量で算出した。
フィルタ5の上部に位置する堰部21内の溶湯は、スポ
ングフィルタ5の通過抵抗により落下が規制されて、図
2に示す状態で凝固が完了する。したがって鋳造品7か
らの肉の抜け落ちが防止され、健全で寸法精度の高い鋳
造品が得られる。 (試験例)上記した実施例の鋳造装置において、スポン
グフィルタ5の位置と、溶湯充填後の保持時間とを以下
に示すように種々変更し、それぞれ鋳造実験を行った。
ガス通路31から導入する不活性ガスの圧力は17.7
Pa、目的とする製品重量は5.8kgである。そして
鋳造品7の外観とその重量から歩留りを算出し、結果を
表1に示す。なお歩留りは、製品重量×100/鋳造品
重量で算出した。
【0019】〔フィルタの位置〕 水準1:堰部先端部(キャビティ空間と接する位置) 水準2:堰部先端から20mm下方の位置 水準3:堰部先端から100mm下方の位置 〔保持時間〕 水準1:3分 水準2:4分 水準3:6分
【0020】
【表1】 またキャビティ空間10の容積が小さいこと以外は上記
実施例と同様の鋳造装置を用い、上記と同様の試験を行
った。結果を表2に示す。目的とする製品重量は5.8
kgである。
実施例と同様の鋳造装置を用い、上記と同様の試験を行
った。結果を表2に示す。目的とする製品重量は5.8
kgである。
【0021】
【表2】 さらに比較例として、スポングフィルタ5をストーク3
の上部に設けたこと以外は上記実施例と同様の鋳造装置
を用い、保持時間のみを3分から24分の間で5水準に
変更して上記と同様の試験を行った。結果を表3に示
す。
の上部に設けたこと以外は上記実施例と同様の鋳造装置
を用い、保持時間のみを3分から24分の間で5水準に
変更して上記と同様の試験を行った。結果を表3に示
す。
【0022】
【表3】 ×**:キャビティ空間内の溶湯が一部抜け落ちる現象 (評価)フィルタをキャビティ空間に接して配置する
と、フィルタがキャビティ空間内へ入り込む現象が起き
ている。これはキャビティ空間内の溶湯が凝固時に収縮
し、それを補う溶湯が堰部から流入することに起因する
と考えられる。したがって収縮分が補われる溶湯量に応
じてフィルタをキャビティ空間から離して配置すること
により、この不具合が回避されている。
と、フィルタがキャビティ空間内へ入り込む現象が起き
ている。これはキャビティ空間内の溶湯が凝固時に収縮
し、それを補う溶湯が堰部から流入することに起因する
と考えられる。したがって収縮分が補われる溶湯量に応
じてフィルタをキャビティ空間から離して配置すること
により、この不具合が回避されている。
【0023】一方、フィルタと堰部先端との距離が大き
くなるほど歩留りが低下し、比較例のようにストーク先
端にフィルタを設けた場合には、保持時間を短くしても
歩留りが30%台と低くなっている。したがって上記実
施例の鋳造装置では、スポングフィルタ5を堰部21先
端から20mm程度下方に配置し、保持時間を4分程度
とするのが最適であることがわかる。
くなるほど歩留りが低下し、比較例のようにストーク先
端にフィルタを設けた場合には、保持時間を短くしても
歩留りが30%台と低くなっている。したがって上記実
施例の鋳造装置では、スポングフィルタ5を堰部21先
端から20mm程度下方に配置し、保持時間を4分程度
とするのが最適であることがわかる。
【0024】
【発明の効果】すなわち本発明の差圧鋳造装置によれ
ば、外観不良の無い高品質の鋳造品を高い歩留りで鋳造
することができる。そして保持時間を従来の約1/6に
短縮することができるので、サイクルタイムが短くなり
生産性が向上する。また歩留りの向上に伴って、鋳造1
回当たりの溶湯使用量が低減されるため、生産性が向上
される。
ば、外観不良の無い高品質の鋳造品を高い歩留りで鋳造
することができる。そして保持時間を従来の約1/6に
短縮することができるので、サイクルタイムが短くなり
生産性が向上する。また歩留りの向上に伴って、鋳造1
回当たりの溶湯使用量が低減されるため、生産性が向上
される。
【0025】さらに、抵抗部材によりノロやフラックス
などがキャビティ空間に進入するのが防止され、不良率
が低減される。
などがキャビティ空間に進入するのが防止され、不良率
が低減される。
【図1】本発明の一実施例の差圧鋳造装置の鋳造前の状
態で示す断面図である。
態で示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例の差圧鋳造装置の鋳造後の状
態で示す断面図である。
態で示す断面図である。
【図3】従来の差圧鋳造装置の鋳造前の状態で示す断面
図である。
図である。
1:砂型部 2:方案部
3:ストーク 4:坩堝(貯留部) 5:スポングフィルタ(抵
抗部材) 10:キャビティ空間 20:溶湯分配部
21:堰部
3:ストーク 4:坩堝(貯留部) 5:スポングフィルタ(抵
抗部材) 10:キャビティ空間 20:溶湯分配部
21:堰部
Claims (1)
- 【請求項1】 キャビティ空間をもつ砂型部と、溶湯分
配部と該キャビティ空間へ該溶湯分配部内の溶湯を供給
する堰部とをもつ方案部と、溶湯が貯留される貯留部
と、該貯留部と該方案部を連通するストークとよりな
り、該貯留部内の溶湯を該ストーク、該方案部及び該堰
部を介して該キャビティ空間に低圧で供給して鋳造する
差圧鋳造装置において、 前記堰部の前記キャビティ空間に近接した位置に溶湯の
通過抵抗となる抵抗部材を設けたことを特徴とする差圧
鋳造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16407994A JPH0825019A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 差圧鋳造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16407994A JPH0825019A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 差圧鋳造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0825019A true JPH0825019A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15786386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16407994A Pending JPH0825019A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 差圧鋳造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0825019A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008194713A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | ノロ付着の少ない鋳造用ストーク及びその製造方法 |
| CN108311673A (zh) * | 2018-03-27 | 2018-07-24 | 苏州市通润机械铸造有限公司 | 一种低压铸造用的金属液供液方法 |
| CN119927182A (zh) * | 2025-01-23 | 2025-05-06 | 西安西开精密铸造有限责任公司 | 一种高压开关铝铸件金属型低压铸造工艺下模结构及模具 |
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1994
- 1994-07-15 JP JP16407994A patent/JPH0825019A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008194713A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | ノロ付着の少ない鋳造用ストーク及びその製造方法 |
| CN108311673A (zh) * | 2018-03-27 | 2018-07-24 | 苏州市通润机械铸造有限公司 | 一种低压铸造用的金属液供液方法 |
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