JPH0825050A - パイプライン固定管溶接方法 - Google Patents
パイプライン固定管溶接方法Info
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- JPH0825050A JPH0825050A JP15902094A JP15902094A JPH0825050A JP H0825050 A JPH0825050 A JP H0825050A JP 15902094 A JP15902094 A JP 15902094A JP 15902094 A JP15902094 A JP 15902094A JP H0825050 A JPH0825050 A JP H0825050A
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- Japan
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- welding
- fixed pipe
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- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外周面に溶接トーチを設けた溶接台車を2台
走行させ、プラズマキーホール溶接による上進溶接を回
避することにより、溶接能率を向上させたパイプライン
固定管溶接方法を提供する。 【構成】 パイプライン固定管3を突き合わせ、その突
き合わせ端面を円周方向に溶接するパイプライン固定管
溶接方法において、固定管3の外周面をその円周方向に
移動する2台の溶接台車1、2を設け、両台車を固定管
3の上部の12の位置から下部に向けて相反する方向に
移動させつつ各溶接台車に設けた溶接トーチを使用して
プラズマキーホール溶接により初層盛溶接し、溶接台車
1、2が固定管3の下部に達した後、折り返して上部に
向けて2層盛溶接する。
走行させ、プラズマキーホール溶接による上進溶接を回
避することにより、溶接能率を向上させたパイプライン
固定管溶接方法を提供する。 【構成】 パイプライン固定管3を突き合わせ、その突
き合わせ端面を円周方向に溶接するパイプライン固定管
溶接方法において、固定管3の外周面をその円周方向に
移動する2台の溶接台車1、2を設け、両台車を固定管
3の上部の12の位置から下部に向けて相反する方向に
移動させつつ各溶接台車に設けた溶接トーチを使用して
プラズマキーホール溶接により初層盛溶接し、溶接台車
1、2が固定管3の下部に達した後、折り返して上部に
向けて2層盛溶接する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパイプライン固定管をプ
ラズマ溶接する方法に関し、特に固定管の外周面に2台
の溶接台車を走行させ、高能率で溶接するパイプライン
固定管溶接方法に関する。
ラズマ溶接する方法に関し、特に固定管の外周面に2台
の溶接台車を走行させ、高能率で溶接するパイプライン
固定管溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の水平固定管の全姿勢溶接工法にお
いては、通常、前記固定管の外周面にその円周方向に移
動する溶接台車を1台設け、この溶接台車に単電極の溶
接トーチを設置し、固定管の円周の沿って一方向に溶接
台車を走行させつつ、片面溶接している。
いては、通常、前記固定管の外周面にその円周方向に移
動する溶接台車を1台設け、この溶接台車に単電極の溶
接トーチを設置し、固定管の円周の沿って一方向に溶接
台車を走行させつつ、片面溶接している。
【0003】この従来の単電極溶接においては、固定管
を連続溶接しようとすると、必然的に全ての姿勢が含ま
れた全姿勢溶接にならざるを得ない。
を連続溶接しようとすると、必然的に全ての姿勢が含ま
れた全姿勢溶接にならざるを得ない。
【0004】一方、プラズマキーホール溶接は、非消耗
電極と被溶接材との間にプラズマガス流の存在下で高周
波電圧を印加してプラズマ柱を生起し、I形開先で突き
合わされた固定管同士をその円周方向に溶接するもので
ある。そして、このキーホール溶接においては、プラズ
マ柱が被溶接材をその厚さ方向に貫通し、溶接トーチ移
動方向の後方に溶融金属を形成し保持する。このプラズ
マキーホール溶接はプラズマが被溶接材を貫通して溶接
していくので、溶接原理上は、極めて溶接効率が高いと
いう利点がある。
電極と被溶接材との間にプラズマガス流の存在下で高周
波電圧を印加してプラズマ柱を生起し、I形開先で突き
合わされた固定管同士をその円周方向に溶接するもので
ある。そして、このキーホール溶接においては、プラズ
マ柱が被溶接材をその厚さ方向に貫通し、溶接トーチ移
動方向の後方に溶融金属を形成し保持する。このプラズ
マキーホール溶接はプラズマが被溶接材を貫通して溶接
していくので、溶接原理上は、極めて溶接効率が高いと
いう利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このプ
ラズマキーホール溶接により、円周方向に全姿勢溶接す
ると、刻々と変化する姿勢の中で、極めて効率が悪い溶
接姿勢が存在する。即ち、固定管の外周面を、その時計
方向に、12時の位置から6時の位置を経て12時まで
戻るように移動しつつ溶接する全姿勢溶接において、1
2の位置から6時の位置まで時計方向に回転するように
移動する場合は下進溶接となり、6時の位置から12時
の位置まで戻るように移動する場合は上進溶接となる。
この場合に、プラズマキーホール溶接においては、キー
ホールが貫通しているため、上進溶接の場合は溶融プー
ルが重力によって押し下げられ易くなり、溶融金属の保
持及び良好な溶接ビードを得るために、上進溶接を下進
溶接に比して遅くせざるを得ない。このため、上進溶接
時に溶接能率が低下してしまう。
ラズマキーホール溶接により、円周方向に全姿勢溶接す
ると、刻々と変化する姿勢の中で、極めて効率が悪い溶
接姿勢が存在する。即ち、固定管の外周面を、その時計
方向に、12時の位置から6時の位置を経て12時まで
戻るように移動しつつ溶接する全姿勢溶接において、1
2の位置から6時の位置まで時計方向に回転するように
移動する場合は下進溶接となり、6時の位置から12時
の位置まで戻るように移動する場合は上進溶接となる。
この場合に、プラズマキーホール溶接においては、キー
ホールが貫通しているため、上進溶接の場合は溶融プー
ルが重力によって押し下げられ易くなり、溶融金属の保
持及び良好な溶接ビードを得るために、上進溶接を下進
溶接に比して遅くせざるを得ない。このため、上進溶接
時に溶接能率が低下してしまう。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、外周面に溶接トーチを設けた溶接台車を2
台走行させ、プラズマキーホール溶接による上進溶接を
回避することにより、溶接能率を向上させたパイプライ
ン固定管溶接方法を提供することを目的とする。
のであって、外周面に溶接トーチを設けた溶接台車を2
台走行させ、プラズマキーホール溶接による上進溶接を
回避することにより、溶接能率を向上させたパイプライ
ン固定管溶接方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパイプライ
ン固定管溶接方法は、パイプライン固定管を突き合わ
せ、その突き合わせ端面を円周方向に溶接するパイプラ
イン固定管溶接方法において、前記固定管の外周面をそ
の円周方向に移動する2台の溶接台車を設け、両台車を
前記固定管の上部から下部に向けて相反する方向に移動
させつつ各溶接台車に設けた溶接トーチを使用してプラ
ズマキーホール溶接により初層盛溶接し、前記溶接台車
が固定管の下部に達した後、折り返して上部に向けて2
層盛溶接することを特徴とする。
ン固定管溶接方法は、パイプライン固定管を突き合わ
せ、その突き合わせ端面を円周方向に溶接するパイプラ
イン固定管溶接方法において、前記固定管の外周面をそ
の円周方向に移動する2台の溶接台車を設け、両台車を
前記固定管の上部から下部に向けて相反する方向に移動
させつつ各溶接台車に設けた溶接トーチを使用してプラ
ズマキーホール溶接により初層盛溶接し、前記溶接台車
が固定管の下部に達した後、折り返して上部に向けて2
層盛溶接することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明においては、固定管の外周面に2台の溶
接台車を相反する方向に走行させ、一方の溶接台車に搭
載した溶接トーチにより固定管の右半分の部分を下進溶
接させ、他方の溶接台車に搭載した溶接トーチにより固
定管の左半分の部分を下進溶接する。そして、これらの
溶接台車が固定管の下部で折り返して上方に向かう場合
には、初層盛の上に溶接金属を盛りつける2層盛を行わ
せる。
接台車を相反する方向に走行させ、一方の溶接台車に搭
載した溶接トーチにより固定管の右半分の部分を下進溶
接させ、他方の溶接台車に搭載した溶接トーチにより固
定管の左半分の部分を下進溶接する。そして、これらの
溶接台車が固定管の下部で折り返して上方に向かう場合
には、初層盛の上に溶接金属を盛りつける2層盛を行わ
せる。
【0009】このため、キーホールが形成されるキーホ
ール溶接は、いずれの台車も初層盛のときの下進溶接の
みとなり、その溶接能率は高い。一方、上進溶接となる
のは、既に初層が形成されている2層盛又はその後の積
層盛の場合であるので、キーホールが形成される場合と
異なり、溶接能率が低下することはない。このように、
本発明にお手は、プラズマキーホール溶接で非効率な上
進溶接が回避されるので、その溶接能率は極めて高い。
ール溶接は、いずれの台車も初層盛のときの下進溶接の
みとなり、その溶接能率は高い。一方、上進溶接となる
のは、既に初層が形成されている2層盛又はその後の積
層盛の場合であるので、キーホールが形成される場合と
異なり、溶接能率が低下することはない。このように、
本発明にお手は、プラズマキーホール溶接で非効率な上
進溶接が回避されるので、その溶接能率は極めて高い。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付の図面を
参照して具体的に説明する。図1は本発明の第1実施例
方法を説明する模式図である。この図は、固定管3の外
周面を2台の溶接台車1、2が円周方向に沿って移動す
る状態を示す図であり、固定管3の最上部を時計の12
時に見立て、固定管3の最下部を時計の6時に見立てて
説明する。なお、図示しないが、溶接台車1、2には、
溶接トーチが搭載されており、溶接電源から溶接電圧が
溶接トーチに供給され、シールドガス流に囲まれた状態
でプラズマガスが溶接トーチから噴出され、これにより
プラズマが生起されるようになっている。
参照して具体的に説明する。図1は本発明の第1実施例
方法を説明する模式図である。この図は、固定管3の外
周面を2台の溶接台車1、2が円周方向に沿って移動す
る状態を示す図であり、固定管3の最上部を時計の12
時に見立て、固定管3の最下部を時計の6時に見立てて
説明する。なお、図示しないが、溶接台車1、2には、
溶接トーチが搭載されており、溶接電源から溶接電圧が
溶接トーチに供給され、シールドガス流に囲まれた状態
でプラズマガスが溶接トーチから噴出され、これにより
プラズマが生起されるようになっている。
【0011】この図1に示すように、先ず両溶接台車
1、2は12時の位置に位置している。そして、溶接台
車1はこの12時の位置にて溶接を開始し、軌跡R1に
沿って図示の時計方向に移動し、3時の位置を経由して
固定管3の右半分を下進溶接する。この溶接方法はプラ
ズマキーホール溶接である。また、溶接台車2は12時
の位置から軌跡R3に沿って図示の反時計方向に移動
し、9時の位置を経由して固定管3の左半分を下進溶接
する。この場合も、プラズマキーホール溶接により溶接
される。
1、2は12時の位置に位置している。そして、溶接台
車1はこの12時の位置にて溶接を開始し、軌跡R1に
沿って図示の時計方向に移動し、3時の位置を経由して
固定管3の右半分を下進溶接する。この溶接方法はプラ
ズマキーホール溶接である。また、溶接台車2は12時
の位置から軌跡R3に沿って図示の反時計方向に移動
し、9時の位置を経由して固定管3の左半分を下進溶接
する。この場合も、プラズマキーホール溶接により溶接
される。
【0012】溶接台車1が固定管下部の6時の位置に到
達すると折り返し、固定管3の右半分を軌跡R2に沿っ
て5時の方向に移動する。この6時の位置から5時の位
置までは空走行し、溶接は休止する。そして、5時の位
置から溶接を再開し、上進溶接しつつ、3時の位置を経
て12時の位置を通り過ぎ、11時の位置まで溶接を継
続する。この5時の位置から11時の位置までの反時計
方向への移動により、溶接台車1は、溶接台車1自身の
初層盛と、溶接台車2による初層盛との上に溶接金属を
盛る2層盛を行う。
達すると折り返し、固定管3の右半分を軌跡R2に沿っ
て5時の方向に移動する。この6時の位置から5時の位
置までは空走行し、溶接は休止する。そして、5時の位
置から溶接を再開し、上進溶接しつつ、3時の位置を経
て12時の位置を通り過ぎ、11時の位置まで溶接を継
続する。この5時の位置から11時の位置までの反時計
方向への移動により、溶接台車1は、溶接台車1自身の
初層盛と、溶接台車2による初層盛との上に溶接金属を
盛る2層盛を行う。
【0013】一方、溶接台車2は6時の位置までキーホ
ール下進溶接した後、更に5時までプラズマ非キーホー
ル溶接による重ね溶接を継続し、この5時の位置で折り
返し、最下部の6時の位置を通り過ぎて12時の位置ま
で上進溶接する。従って、この溶接台車2の時計方向へ
の移動により、5時から11時までの間で、溶接台車1
による初層盛と、溶接台車2自身の初層盛との上に溶接
金属を盛る2層盛がなされ、11時から12時まではラ
ップ溶接がなされて、溶接が終了する。
ール下進溶接した後、更に5時までプラズマ非キーホー
ル溶接による重ね溶接を継続し、この5時の位置で折り
返し、最下部の6時の位置を通り過ぎて12時の位置ま
で上進溶接する。従って、この溶接台車2の時計方向へ
の移動により、5時から11時までの間で、溶接台車1
による初層盛と、溶接台車2自身の初層盛との上に溶接
金属を盛る2層盛がなされ、11時から12時まではラ
ップ溶接がなされて、溶接が終了する。
【0014】このようにして、図2に溶接部断面を示す
ように、プラズマキーホール溶接による初層盛の部分
と、プラズマ非キーホール溶接による2層盛の部分とが
形成される。
ように、プラズマキーホール溶接による初層盛の部分
と、プラズマ非キーホール溶接による2層盛の部分とが
形成される。
【0015】なお、3層盛溶接する場合には、以降も同
様にしてこの固定管の右半分と左半分とを、若干ラップ
溶接しながら、夫々個別の溶接台車1、2で走行し、繰
り返して順次溶接を行う。
様にしてこの固定管の右半分と左半分とを、若干ラップ
溶接しながら、夫々個別の溶接台車1、2で走行し、繰
り返して順次溶接を行う。
【0016】この溶接工法は、プラズマキーホール溶接
による初層盛の工法が、下進溶接のみとなっており、上
進溶接より下進溶接の方が溶接速度及び安定性の面から
効率が良いという利点を生かしている。即ち、キーホー
ルが形成される初層盛溶接においては、上進溶接を回避
している。これにより、溶接能率の向上が図られると共
に、溶接品質の向上も確保される。
による初層盛の工法が、下進溶接のみとなっており、上
進溶接より下進溶接の方が溶接速度及び安定性の面から
効率が良いという利点を生かしている。即ち、キーホー
ルが形成される初層盛溶接においては、上進溶接を回避
している。これにより、溶接能率の向上が図られると共
に、溶接品質の向上も確保される。
【0017】また、その上に2層以降の肉盛溶接を行う
ときも、溶接台車は下進してきた順路を後戻りしつつ、
上進溶接するので、溶接台車の空走時間も最小限とな
り、ケーブルの巻き取り直し及び戻し作業も不要であ
る。従って、極めて高効率で溶接が実施される。
ときも、溶接台車は下進してきた順路を後戻りしつつ、
上進溶接するので、溶接台車の空走時間も最小限とな
り、ケーブルの巻き取り直し及び戻し作業も不要であ
る。従って、極めて高効率で溶接が実施される。
【0018】直径が400mmを超える大径パイプの溶
接を考える場合、上述の如く、2電極振り分け溶接工法
により、高速・高効率のプラズマ溶接が可能になり、極
めて有益であるが、このような肉厚が厚い大径パイプの
場合には、以下に示すように、パイプの内部に第3の溶
接台車及び溶接トーチを設けることにより、更に一層溶
接時間の短縮が可能である。
接を考える場合、上述の如く、2電極振り分け溶接工法
により、高速・高効率のプラズマ溶接が可能になり、極
めて有益であるが、このような肉厚が厚い大径パイプの
場合には、以下に示すように、パイプの内部に第3の溶
接台車及び溶接トーチを設けることにより、更に一層溶
接時間の短縮が可能である。
【0019】図3は固定管の内部にその内周面に沿って
円周方向に走行する溶接台車4を設け、この溶接台車4
を軌跡R5に沿って1周させる。この間に、溶接台車4
に搭載した溶接トーチにより裏波ビードを形成すべくプ
ラズマ非キーホール溶接する。
円周方向に走行する溶接台車4を設け、この溶接台車4
を軌跡R5に沿って1周させる。この間に、溶接台車4
に搭載した溶接トーチにより裏波ビードを形成すべくプ
ラズマ非キーホール溶接する。
【0020】これにより、図4に示すように、初層盛の
プラズマキーホール溶接による溶接金属部分と、2層盛
のプラズマ非キーホール溶接による溶接金属部分と、裏
波ビード形成のプラズマ非キーホール溶接による溶接金
属部分とが形成される。
プラズマキーホール溶接による溶接金属部分と、2層盛
のプラズマ非キーホール溶接による溶接金属部分と、裏
波ビード形成のプラズマ非キーホール溶接による溶接金
属部分とが形成される。
【0021】図1に示す2電極振り分け溶接工法では、
裏波ビード形状は、初層盛のキーホール溶接により形成
され、そのままの状態で溶接が終了する。裏波ビード形
状を高品質に保つことができる下進溶接姿勢といえど
も、この裏波形状を高品質に保持するためには、溶接速
度にはある程度の制約があり、一層の高速・高効率化に
はこれが制限因子となってしまう。
裏波ビード形状は、初層盛のキーホール溶接により形成
され、そのままの状態で溶接が終了する。裏波ビード形
状を高品質に保つことができる下進溶接姿勢といえど
も、この裏波形状を高品質に保持するためには、溶接速
度にはある程度の制約があり、一層の高速・高効率化に
はこれが制限因子となってしまう。
【0022】換言すれば、図3に示す実施例のように、
裏波形状を第3の溶接台車により形成することとすれ
ば、溶接台車1、2による初層盛においては、裏波ビー
ドの形状を問題にする必要がないので、この固定管3の
外周面に設けた2台の溶接台車1、2は、更に高効率溶
接が可能になる。
裏波形状を第3の溶接台車により形成することとすれ
ば、溶接台車1、2による初層盛においては、裏波ビー
ドの形状を問題にする必要がないので、この固定管3の
外周面に設けた2台の溶接台車1、2は、更に高効率溶
接が可能になる。
【0023】これにより、裏波ビード形状の問題、即
ち、ビード表面の凹凸及びビード自体のへこみという問
題が生じることなく、更に一層の高速化が可能となる。
特に、大径管になると、裏波ビード形成が最も困難とな
る上向き溶接姿勢の時間域が長くなるため、外側からの
一方向溶接で高品質なビードが得られ難くなるが、本実
施例においては、この問題が解消され、特に大径管にお
いて有益である。
ち、ビード表面の凹凸及びビード自体のへこみという問
題が生じることなく、更に一層の高速化が可能となる。
特に、大径管になると、裏波ビード形成が最も困難とな
る上向き溶接姿勢の時間域が長くなるため、外側からの
一方向溶接で高品質なビードが得られ難くなるが、本実
施例においては、この問題が解消され、特に大径管にお
いて有益である。
【0024】また、内側に溶接台車4を設置すること
で、固定管裏面についても、表面に形成するような良好
なビードが簡単に形成でき、更に表面用溶接台車1、2
の受け持つ溶接量を低減することができるので、溶接時
間の短縮にも効果的である。
で、固定管裏面についても、表面に形成するような良好
なビードが簡単に形成でき、更に表面用溶接台車1、2
の受け持つ溶接量を低減することができるので、溶接時
間の短縮にも効果的である。
【0025】次に、本発明の実施例方法により実際に溶
接を行った場合の全体の溶接時間について、従来例と比
較して下記表1に示す。但し、表1の数値は、従来の単
電極溶接方法で溶接した所要時間を100としたときの
夫々の実施例で溶接に要した所要時間(%)を表す。
接を行った場合の全体の溶接時間について、従来例と比
較して下記表1に示す。但し、表1の数値は、従来の単
電極溶接方法で溶接した所要時間を100としたときの
夫々の実施例で溶接に要した所要時間(%)を表す。
【0026】
【表1】
【0027】この表1から明らかなように、本発明の実
施例により、溶接速度が著しく向上する。
施例により、溶接速度が著しく向上する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は2台の溶
接台車を使用し、この2台の溶接台車を固定管上部から
相反する方向に移動させつつ、初層盛溶接をいずれの台
車による場合も下進溶接としたので、上進溶接によりプ
ラズマキーホール溶接する場合の不都合が回避され、高
能率であるというプラズマキーホール溶接の特徴を生か
して、高速度でパイプライン固定管を円周方向にプラズ
マ溶接することができる。
接台車を使用し、この2台の溶接台車を固定管上部から
相反する方向に移動させつつ、初層盛溶接をいずれの台
車による場合も下進溶接としたので、上進溶接によりプ
ラズマキーホール溶接する場合の不都合が回避され、高
能率であるというプラズマキーホール溶接の特徴を生か
して、高速度でパイプライン固定管を円周方向にプラズ
マ溶接することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例方法を説明する図であ
る。
る。
【図2】この方法により得られた溶接金属を示す断面図
である。
である。
【図3】本発明の第2の実施例方法を説明する図であ
る。
る。
【図4】この方法により得られた溶接金属を示す断面図
である。
である。
1、2、4:溶接台車 3:固定管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591278666 神鋼プラント建設株式会社 兵庫県神戸市灘区岩屋北町4丁目5番22号 (72)発明者 小森 光徳 神奈川県横浜市瀬谷区宮沢町1144−3 (72)発明者 山本 靖 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東 邦瓦斯株式会社供給管理部導管技術センタ ー内 (72)発明者 末澤 伸也 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 芳野 文人 神奈川県藤沢市宮前字裏河内100番1 株 式会社神戸製鋼所藤沢事業所内 (72)発明者 大久保 典昭 兵庫県神戸市灘区岩屋北町4丁目5番22号 神鋼プラント建設株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 パイプライン固定管を突き合わせ、その
突き合わせ端面を円周方向に溶接するパイプライン固定
管溶接方法において、前記固定管の外周面をその円周方
向に移動する2台の溶接台車を設け、両台車を前記固定
管の上部から下部に向けて相反する方向に移動させつつ
各溶接台車に設けた溶接トーチを使用してプラズマキー
ホール溶接により初層盛溶接し、前記溶接台車が固定管
の下部に達した後、折り返して上部に向けて2層盛溶接
することを特徴とするパイプライン固定管溶接方法。 - 【請求項2】 3層盛溶接又はそれ以上の溶接は、前記
溶接台車を前記固定管の上部から下部に向けて移動させ
る工程と、下部で折り返して下部から上部に向けて移動
させる工程とを順次繰り返して行うことを特徴とする請
求項1に記載のパイプライン固定管溶接方法。 - 【請求項3】 前記2層盛溶接は、その始点を前記固定
管の最下部を外した位置とし、その終点を前記固定管の
最上部を外した位置とすることを特徴とする請求項1に
記載のパイプライン固定管溶接方法。 - 【請求項4】 前記固定管の内部にその内周面を円周方
向に移動する1台の溶接台車を設け、前記固定管外周面
に設けた2台の溶接台車の移動と連動して前記内周面の
溶接台車を移動させつつこの溶接台車に設けた溶接トー
チにより前記固定管の内周面側部分を溶接することを特
徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパイプ
ライン固定管溶接方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15902094A JPH0825050A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | パイプライン固定管溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15902094A JPH0825050A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | パイプライン固定管溶接方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0825050A true JPH0825050A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15684506
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15902094A Pending JPH0825050A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | パイプライン固定管溶接方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0825050A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0884126A1 (de) * | 1997-06-10 | 1998-12-16 | Friedel Paul Kalberg | Verfahren für das Lichtbogenschweissen einer vertikal orientierten in sich geschlossenen Naht mit zweidimensionalem Verlauf, insbesondere für Rundnähte molchbarer Rohrleitungen |
| WO2009095166A1 (en) * | 2008-02-01 | 2009-08-06 | Saipem S.P.A. | Method and apparatus for the welding of pipes |
| CN103949764A (zh) * | 2014-04-23 | 2014-07-30 | 唐山开元焊接自动化技术研究所有限公司 | 一种冻干机板层隔条的焊接方法 |
-
1994
- 1994-07-11 JP JP15902094A patent/JPH0825050A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0884126A1 (de) * | 1997-06-10 | 1998-12-16 | Friedel Paul Kalberg | Verfahren für das Lichtbogenschweissen einer vertikal orientierten in sich geschlossenen Naht mit zweidimensionalem Verlauf, insbesondere für Rundnähte molchbarer Rohrleitungen |
| WO2009095166A1 (en) * | 2008-02-01 | 2009-08-06 | Saipem S.P.A. | Method and apparatus for the welding of pipes |
| US8864012B2 (en) | 2008-02-01 | 2014-10-21 | Saipem S.P.A. | Method and apparatus for the welding of pipes |
| CN103949764A (zh) * | 2014-04-23 | 2014-07-30 | 唐山开元焊接自动化技术研究所有限公司 | 一种冻干机板层隔条的焊接方法 |
| CN103949764B (zh) * | 2014-04-23 | 2015-12-30 | 唐山开元焊接自动化技术研究所有限公司 | 一种冻干机板层隔条的焊接方法 |
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