JPH0825109A - 切削工具 - Google Patents
切削工具Info
- Publication number
- JPH0825109A JPH0825109A JP16842794A JP16842794A JPH0825109A JP H0825109 A JPH0825109 A JP H0825109A JP 16842794 A JP16842794 A JP 16842794A JP 16842794 A JP16842794 A JP 16842794A JP H0825109 A JPH0825109 A JP H0825109A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- tip
- cutting edge
- discharge passage
- shank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
- Turning (AREA)
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 シャンク1の先端にスローアウェイチップ8
が装着されて切刃7が設けられるとともに、シャンク1
には切削油剤の供給路2が形成されている。シャンク1
の先端部3には、切刃7の先端側に向けて延びる延出部
11が設けられており、この延出部11には、供給路2
に連通して切削油剤を切刃7に向けて吐出する切削油剤
の吐出路12が形成されている。この吐出路12は、先
端側に向けてその断面が小さくなる縮径部12Aを備え
ている。 【効果】 切削油剤を切刃7の先端に確実かつ集中的に
供給することが可能であり、刃先の効率的な冷却および
切屑の擦過による摩耗の軽減によって、切刃7の耐摩耗
性を大幅に向上して工具寿命を延長することができ、ま
た切屑のカールが促されるため、切屑処理性の向上を図
ることも可能となる。
が装着されて切刃7が設けられるとともに、シャンク1
には切削油剤の供給路2が形成されている。シャンク1
の先端部3には、切刃7の先端側に向けて延びる延出部
11が設けられており、この延出部11には、供給路2
に連通して切削油剤を切刃7に向けて吐出する切削油剤
の吐出路12が形成されている。この吐出路12は、先
端側に向けてその断面が小さくなる縮径部12Aを備え
ている。 【効果】 切削油剤を切刃7の先端に確実かつ集中的に
供給することが可能であり、刃先の効率的な冷却および
切屑の擦過による摩耗の軽減によって、切刃7の耐摩耗
性を大幅に向上して工具寿命を延長することができ、ま
た切屑のカールが促されるため、切屑処理性の向上を図
ることも可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バイトやボーリングバ
ーのような柱状の工具本体の先端に切刃が設けられた切
削工具に関するものである。
ーのような柱状の工具本体の先端に切刃が設けられた切
削工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の切削加工においては、生産性の向
上とコスト低減のために高速、高送り切削が行われるこ
とが多い。ところが、このような条件の下では、切削熱
が高くなって切刃の摩耗の進行が速く、機械の補正の回
数が増えて作業者に多大な労力を強いるとともに、高速
で排出される切屑を如何に処理するかという問題も惹起
される。従って、この高速、高送り切削においては、切
削熱を取り去って切刃の耐摩耗性を高め、また円滑な切
屑処理を促すためにも、切削油剤(クーラント)を効率
的に切刃に供給することが要求されることとなる。
上とコスト低減のために高速、高送り切削が行われるこ
とが多い。ところが、このような条件の下では、切削熱
が高くなって切刃の摩耗の進行が速く、機械の補正の回
数が増えて作業者に多大な労力を強いるとともに、高速
で排出される切屑を如何に処理するかという問題も惹起
される。従って、この高速、高送り切削においては、切
削熱を取り去って切刃の耐摩耗性を高め、また円滑な切
屑処理を促すためにも、切削油剤(クーラント)を効率
的に切刃に供給することが要求されることとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の一般
的な切削加工のように、工作機械側に設けられた供給手
段から供給管等により切削工具の外部を経て切削油剤を
供給する場合には、この供給管等を常に集中的に切刃の
先端に向けておくことが難しく、比較的広い範囲に切削
油剤を撒きかけるような状態となって、集中的な供給を
行うことができない。また、予め穴明けされた下穴の内
周を加工するボーリングバーのような切削工具では、工
具先端部の周辺の空間が限られて上記供給管等を切刃の
近傍に配置することが難しいため、工具本体に切削油剤
の供給路を形成して、この供給路を介して工作機械側か
ら切削油剤を供給するようにしたものも提案されてい
る。しかしながら、このような切削工具では、単に工具
本体の先端部に上記供給路が開口しているだけであっ
て、切削油剤を切刃のごく近傍から吐出して切刃に確実
かつ集中的に供給することは、やはり困難とされてい
た。
的な切削加工のように、工作機械側に設けられた供給手
段から供給管等により切削工具の外部を経て切削油剤を
供給する場合には、この供給管等を常に集中的に切刃の
先端に向けておくことが難しく、比較的広い範囲に切削
油剤を撒きかけるような状態となって、集中的な供給を
行うことができない。また、予め穴明けされた下穴の内
周を加工するボーリングバーのような切削工具では、工
具先端部の周辺の空間が限られて上記供給管等を切刃の
近傍に配置することが難しいため、工具本体に切削油剤
の供給路を形成して、この供給路を介して工作機械側か
ら切削油剤を供給するようにしたものも提案されてい
る。しかしながら、このような切削工具では、単に工具
本体の先端部に上記供給路が開口しているだけであっ
て、切削油剤を切刃のごく近傍から吐出して切刃に確実
かつ集中的に供給することは、やはり困難とされてい
た。
【0004】本発明は、このような背景の下になされた
ものであって、切削油剤を切刃に確実かつ集中的に供給
して、特に旋削加工全般の切屑の円滑な処理および高
速、高送り切削の際の効率的な冷却を図り、これによっ
て生産性の向上と工具寿命の延長とをなすことが可能な
切削工具を提供することを目的としている。
ものであって、切削油剤を切刃に確実かつ集中的に供給
して、特に旋削加工全般の切屑の円滑な処理および高
速、高送り切削の際の効率的な冷却を図り、これによっ
て生産性の向上と工具寿命の延長とをなすことが可能な
切削工具を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して、こ
のような目的を達成するために、本発明は、柱状のシャ
ンクの先端に切刃が設けられるとともに、上記シャンク
には上記切刃側に向けて切削油剤を供給するための供給
路が形成されて成る切削工具において、上記シャンクの
先端部に、上記切刃の先端側に向けて延びる延出部を設
け、この延出部に、上記供給路に連通して切削油剤を上
記切刃に向けて吐出する切削油剤の吐出路を形成したこ
とを特徴とする。
のような目的を達成するために、本発明は、柱状のシャ
ンクの先端に切刃が設けられるとともに、上記シャンク
には上記切刃側に向けて切削油剤を供給するための供給
路が形成されて成る切削工具において、上記シャンクの
先端部に、上記切刃の先端側に向けて延びる延出部を設
け、この延出部に、上記供給路に連通して切削油剤を上
記切刃に向けて吐出する切削油剤の吐出路を形成したこ
とを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成の切削工具によれば、切刃の先端側に
向けられた延出部に切削油剤の吐出路が形成されている
ので、切削油剤を切刃の先端に臨む位置から供給するこ
とができ、これによって確実かつ集中的に切削油剤を切
刃に吹き付けることが可能となる。このため、切刃の効
率的な冷却が図られるとともに切削油剤の潤滑作用によ
って切屑が切刃のすくい面を擦過する際の摩擦が低減さ
れて摩耗の進行が抑えられ、また切屑処理性の向上が図
られる。
向けられた延出部に切削油剤の吐出路が形成されている
ので、切削油剤を切刃の先端に臨む位置から供給するこ
とができ、これによって確実かつ集中的に切削油剤を切
刃に吹き付けることが可能となる。このため、切刃の効
率的な冷却が図られるとともに切削油剤の潤滑作用によ
って切屑が切刃のすくい面を擦過する際の摩擦が低減さ
れて摩耗の進行が抑えられ、また切屑処理性の向上が図
られる。
【0007】なお、上記延出部は、例えば単なる円筒管
状のように形成されていて、吐出路とされるその内周部
の断面が均一となるようなものであってもよいが、より
集中的に切刃の先端に切削油剤を供給するには、この管
状の延出部内の吐出路を、先端側に向かってその断面が
小さくなるノズル状に形成するのが望ましい。また、こ
の場合、この吐出路の断面が先端側に向かって小さくな
る角度が小さすぎると、吐出路から切削油剤が単に吐き
出されるだけとなって切刃への集中度が損なわれるおそ
れが生じ、逆にこの角度が大きすぎると切削油剤が吐出
路から霧状に吹き出されるような供給状態となって、や
はり切刃に集中されなくなるおそれが生じる。このた
め、この角度は、10°〜45°の範囲、より好ましく
は15°〜30°の範囲に設定されるのが望ましい。
状のように形成されていて、吐出路とされるその内周部
の断面が均一となるようなものであってもよいが、より
集中的に切刃の先端に切削油剤を供給するには、この管
状の延出部内の吐出路を、先端側に向かってその断面が
小さくなるノズル状に形成するのが望ましい。また、こ
の場合、この吐出路の断面が先端側に向かって小さくな
る角度が小さすぎると、吐出路から切削油剤が単に吐き
出されるだけとなって切刃への集中度が損なわれるおそ
れが生じ、逆にこの角度が大きすぎると切削油剤が吐出
路から霧状に吹き出されるような供給状態となって、や
はり切刃に集中されなくなるおそれが生じる。このた
め、この角度は、10°〜45°の範囲、より好ましく
は15°〜30°の範囲に設定されるのが望ましい。
【0008】さらに、上記延出部はこのような円筒管状
のものでなくてもよい。ここで、上記切刃が、クランプ
部材によってシャンクの先端に着脱自在に装着されたス
ローアウェイチップに形成されている場合、すなわち当
該切削工具がスローアウェイ式のものである場合には、
かかるクランプ部材は一般にスローアウェイチップのご
く近傍、つまり切刃のごく近傍に設けられているので、
上記延出部をこのクランプ部材と兼用して該クランプ部
材に吐出路を形成すれば、切削油剤の切刃への集中的な
供給を阻害することなく、シャンク先端部の構造の簡略
化や部品数の削減を図ることが可能となる。さらにま
た、上記切削油剤の供給圧が小さすぎると、吐出路の径
にもよるが、効率的な切削油剤の供給が妨げられるおそ
れがある。このため、この切削油剤の供給圧は70kg/c
m2以上に設定されるのが好ましく、より好ましくは80
kg/cm2に設定されるのがよい。
のものでなくてもよい。ここで、上記切刃が、クランプ
部材によってシャンクの先端に着脱自在に装着されたス
ローアウェイチップに形成されている場合、すなわち当
該切削工具がスローアウェイ式のものである場合には、
かかるクランプ部材は一般にスローアウェイチップのご
く近傍、つまり切刃のごく近傍に設けられているので、
上記延出部をこのクランプ部材と兼用して該クランプ部
材に吐出路を形成すれば、切削油剤の切刃への集中的な
供給を阻害することなく、シャンク先端部の構造の簡略
化や部品数の削減を図ることが可能となる。さらにま
た、上記切削油剤の供給圧が小さすぎると、吐出路の径
にもよるが、効率的な切削油剤の供給が妨げられるおそ
れがある。このため、この切削油剤の供給圧は70kg/c
m2以上に設定されるのが好ましく、より好ましくは80
kg/cm2に設定されるのがよい。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すものであっ
て、本発明をスローアウェイ式のバイトに適用したもの
である。この図1に示す切削工具において、シャンク1
は略方形柱状をなし、その内部には該シャンク1の長手
方向に沿って切削油剤の供給路2が穿設されている。こ
の供給路2は、その後端がシャンク1の後端面に開口
し、該シャンク1の先端部3側に向かって延びた後、こ
の先端部3において図1(ロ)および(ハ)に示すよう
に上方に向かって曲折して、該先端部3の上面3A上に
一段盛り上がるように形成された凸部4内にまで延設さ
れるように形成されている。なお、このような供給路2
を形成するには、シャンク1の後端面から先端部3にま
で真っ直ぐ穴明け加工を施すとともに、この加工された
穴の先端部に連通するように先端部3の下面3Bから上
方に向けて凸部4にまで穴明け加工を施し、この穴の下
面3B側の開口部を埋め栓5等によって閉塞するように
すればよい。
て、本発明をスローアウェイ式のバイトに適用したもの
である。この図1に示す切削工具において、シャンク1
は略方形柱状をなし、その内部には該シャンク1の長手
方向に沿って切削油剤の供給路2が穿設されている。こ
の供給路2は、その後端がシャンク1の後端面に開口
し、該シャンク1の先端部3側に向かって延びた後、こ
の先端部3において図1(ロ)および(ハ)に示すよう
に上方に向かって曲折して、該先端部3の上面3A上に
一段盛り上がるように形成された凸部4内にまで延設さ
れるように形成されている。なお、このような供給路2
を形成するには、シャンク1の後端面から先端部3にま
で真っ直ぐ穴明け加工を施すとともに、この加工された
穴の先端部に連通するように先端部3の下面3Bから上
方に向けて凸部4にまで穴明け加工を施し、この穴の下
面3B側の開口部を埋め栓5等によって閉塞するように
すればよい。
【0010】また本実施例では、上記先端部3の上面3
Aの角部に、この上面3Aから一段凹むようにしてチッ
プ取付座6が形成されており、このチップ取付座6に切
刃7を備えたスローアウェイチップ8がシート9を介し
て着脱自在に装着され、先端部3に設けられたクランプ
手段10によって固定されている。なお、本実施例にお
けるクランプ手段10は、先端部3内に埋設されたレバ
ー(図示略)をクランプネジ10Aによって回動させて
スローアウェイチップ8を押圧固定する、いわゆるレバ
ーロック式とされている。また、本実施例では上記スロ
ーアウェイチップ8の切刃7に負のすくい角αが与えら
れるように設定されている。
Aの角部に、この上面3Aから一段凹むようにしてチッ
プ取付座6が形成されており、このチップ取付座6に切
刃7を備えたスローアウェイチップ8がシート9を介し
て着脱自在に装着され、先端部3に設けられたクランプ
手段10によって固定されている。なお、本実施例にお
けるクランプ手段10は、先端部3内に埋設されたレバ
ー(図示略)をクランプネジ10Aによって回動させて
スローアウェイチップ8を押圧固定する、いわゆるレバ
ーロック式とされている。また、本実施例では上記スロ
ーアウェイチップ8の切刃7に負のすくい角αが与えら
れるように設定されている。
【0011】一方、先端部3の上面3A上に形成された
上記凸部4には、該上面3Aに対して屹立して上記スロ
ーアウェイチップ8の切刃7側を向く壁面4Aが形成さ
れており、この壁面4Aには、上記切刃7の先端と凸部
4内に形成された供給路2の先端とを結ぶ線上に沿って
取付穴4Bが形成されていて、この取付穴4Bは上記供
給路2の先端に連通されている。そして本実施例では、
この取付穴4Bに、外観略円筒管状の延出部11が、そ
の先端を切刃7の先端に向けて壁部4Aから延びるよう
にして、嵌合、接合、あるいは螺着等により取り付けら
れており、これによりこの管状の延出部11の内周部が
上記供給路2の先端に連通されて、本実施例における切
削油剤の吐出路12が形成されている。なお、この延出
部11の長さや位置は、図1(イ)に示すように上面3
A側からの平面視に、チップ取付座6およびクランプネ
ジ10Aに干渉しないように設定されている。
上記凸部4には、該上面3Aに対して屹立して上記スロ
ーアウェイチップ8の切刃7側を向く壁面4Aが形成さ
れており、この壁面4Aには、上記切刃7の先端と凸部
4内に形成された供給路2の先端とを結ぶ線上に沿って
取付穴4Bが形成されていて、この取付穴4Bは上記供
給路2の先端に連通されている。そして本実施例では、
この取付穴4Bに、外観略円筒管状の延出部11が、そ
の先端を切刃7の先端に向けて壁部4Aから延びるよう
にして、嵌合、接合、あるいは螺着等により取り付けら
れており、これによりこの管状の延出部11の内周部が
上記供給路2の先端に連通されて、本実施例における切
削油剤の吐出路12が形成されている。なお、この延出
部11の長さや位置は、図1(イ)に示すように上面3
A側からの平面視に、チップ取付座6およびクランプネ
ジ10Aに干渉しないように設定されている。
【0012】ここで、この延出部11の形状は、その内
周部、すなわち上記吐出路12が断面均一の円形となる
単なる円筒管状であってもよいが、同じ外観円筒状であ
っても、その内周部の吐出路12は、図2や図3に示す
ように延出部11の先端側(図中左側)に向かうに従い
断面が漸次小さくなる縮径部12Aを備えたものである
ことが好ましい。なお、図2に示す延出部11では、吐
出路12は延出部11の後端から一定の円形断面で形成
された後、縮径部12Aを経てから再び一定円形断面と
なって先端に至るように形成されており、一方、図3に
示す延出部11では、吐出路11は後端から一定円形断
面で形成された後、縮径部12Aとなって、そのまま先
端に至るように形成されている。また、このように吐出
路12に縮径部12Aが形成される場合には、この縮径
部12Aが先端側に向かって縮径する角度、すなわち吐
出路12の断面が小さくなる角度δは、10°〜45°
の範囲に設定されるのが望ましく、より好ましくは15
°〜30°の範囲に設定されるのが望ましい。
周部、すなわち上記吐出路12が断面均一の円形となる
単なる円筒管状であってもよいが、同じ外観円筒状であ
っても、その内周部の吐出路12は、図2や図3に示す
ように延出部11の先端側(図中左側)に向かうに従い
断面が漸次小さくなる縮径部12Aを備えたものである
ことが好ましい。なお、図2に示す延出部11では、吐
出路12は延出部11の後端から一定の円形断面で形成
された後、縮径部12Aを経てから再び一定円形断面と
なって先端に至るように形成されており、一方、図3に
示す延出部11では、吐出路11は後端から一定円形断
面で形成された後、縮径部12Aとなって、そのまま先
端に至るように形成されている。また、このように吐出
路12に縮径部12Aが形成される場合には、この縮径
部12Aが先端側に向かって縮径する角度、すなわち吐
出路12の断面が小さくなる角度δは、10°〜45°
の範囲に設定されるのが望ましく、より好ましくは15
°〜30°の範囲に設定されるのが望ましい。
【0013】このような構成の切削工具は、シャンク1
が工作機械の刃物台に固定されることにより該工作機械
に装着され、さらに該シャンク1の後端に形成される供
給路2の開口部に工作機械側の切削油剤供給手段が連結
された上で、この供給手段から切削油剤を供給しつつ、
上記切刃7によって被削材を切り込みながら送られるこ
とにより旋削加工に供される。ここで、この切削油剤の
供給圧は、少なくとも70kg/cm2以上、より好ましくは
80kg/cm2以上に設定されるのがよい。
が工作機械の刃物台に固定されることにより該工作機械
に装着され、さらに該シャンク1の後端に形成される供
給路2の開口部に工作機械側の切削油剤供給手段が連結
された上で、この供給手段から切削油剤を供給しつつ、
上記切刃7によって被削材を切り込みながら送られるこ
とにより旋削加工に供される。ここで、この切削油剤の
供給圧は、少なくとも70kg/cm2以上、より好ましくは
80kg/cm2以上に設定されるのがよい。
【0014】しかるに、本実施例の切削工具では、上記
供給手段から供給路2を経てシャンク1の先端部3に送
られた切削油剤は、切刃7の先端側に向けて延びる円筒
状の延出部11の吐出路12を通って切刃7に確実かつ
集中的に吐出され、切刃7を効率的に冷却するととも
に、切削時に生成される切屑とスローアウェイチップ6
の特にすくい面6Aとの間に入り込んで潤滑作用を奏
し、切屑の擦過による摩擦を低減する。このため、切刃
7が切削熱によって高温となったり、切屑によってすく
い面6Aが削り取られたりするのを抑えることができ、
かかる切削熱や切屑による摩耗の進行を最小限に抑制す
ることが可能となる。このように、上記構成の切削工具
によれば大幅な耐摩耗性の向上を図ることが可能となる
ので、特に高速、高送り切削のような過酷な条件下にお
いても切刃の摩耗を抑制して工具寿命を延長することが
可能となり、経済性を高めることができるとともに、頻
繁な工具交換に伴う機械の補正等により作業者に強いら
れる労力や時間を軽減することが可能となる。例えば、
材質がSCM420(硬さHRB80〜90)であるエ
ンジンのシャフトを被削材として、延出部11が単純円
筒形とされた本実施例の切削工具により、切削速度25
0m/min、送り0.6mm/rev、切り込み6.0mm、切削
油剤の供給圧70kg/cm2の条件の下で切削を行ったとこ
ろ、乾式に比べては1.5倍以上の工具寿命の延長が認
められ、同時に逃げ面の摩耗が特に著しく低減されてい
るのが確認された。なお、このとき供給圧を変化させた
ところ、供給圧が70kg/cm2を下回ると切刃7の冷却効
果が比較的低くなることが確認された。
供給手段から供給路2を経てシャンク1の先端部3に送
られた切削油剤は、切刃7の先端側に向けて延びる円筒
状の延出部11の吐出路12を通って切刃7に確実かつ
集中的に吐出され、切刃7を効率的に冷却するととも
に、切削時に生成される切屑とスローアウェイチップ6
の特にすくい面6Aとの間に入り込んで潤滑作用を奏
し、切屑の擦過による摩擦を低減する。このため、切刃
7が切削熱によって高温となったり、切屑によってすく
い面6Aが削り取られたりするのを抑えることができ、
かかる切削熱や切屑による摩耗の進行を最小限に抑制す
ることが可能となる。このように、上記構成の切削工具
によれば大幅な耐摩耗性の向上を図ることが可能となる
ので、特に高速、高送り切削のような過酷な条件下にお
いても切刃の摩耗を抑制して工具寿命を延長することが
可能となり、経済性を高めることができるとともに、頻
繁な工具交換に伴う機械の補正等により作業者に強いら
れる労力や時間を軽減することが可能となる。例えば、
材質がSCM420(硬さHRB80〜90)であるエ
ンジンのシャフトを被削材として、延出部11が単純円
筒形とされた本実施例の切削工具により、切削速度25
0m/min、送り0.6mm/rev、切り込み6.0mm、切削
油剤の供給圧70kg/cm2の条件の下で切削を行ったとこ
ろ、乾式に比べては1.5倍以上の工具寿命の延長が認
められ、同時に逃げ面の摩耗が特に著しく低減されてい
るのが確認された。なお、このとき供給圧を変化させた
ところ、供給圧が70kg/cm2を下回ると切刃7の冷却効
果が比較的低くなることが確認された。
【0015】また、吐出路12から切刃7に向けて集中
的に切削油剤が吹きかけられることにより、この切刃7
により生成された切屑は該切削油剤によって抵抗力を受
け、これにより長く延びることなく小さくカールされて
分断されることとなる。しかも、こうして分断された切
屑は、やはり吐出路12から吹き付けられる切削油剤に
よって速やかに切刃7の周辺から排除される。このた
め、上記構成の切削工具では、切屑が長く延びて工具や
工作機械、あるいは被削材等に絡まり、作業に支障を来
したり、被削材の加工面を劣化させたりするような事態
を未然に防止することができ、円滑な切屑処理を促すこ
とが可能となる。例えば、上記と同じく材質がSCM4
20であるギヤーブランクを被削材として、切削速度1
50m/min、送り0.4mm/rev、切り込み2.0mm、切
削油剤供給圧80kg/cm2の条件で切削を行ったところ、
やはり1.5倍以上の工具寿命の延長が認められ、この
ときの切屑は白色でカールも小さく処理されていた。
的に切削油剤が吹きかけられることにより、この切刃7
により生成された切屑は該切削油剤によって抵抗力を受
け、これにより長く延びることなく小さくカールされて
分断されることとなる。しかも、こうして分断された切
屑は、やはり吐出路12から吹き付けられる切削油剤に
よって速やかに切刃7の周辺から排除される。このた
め、上記構成の切削工具では、切屑が長く延びて工具や
工作機械、あるいは被削材等に絡まり、作業に支障を来
したり、被削材の加工面を劣化させたりするような事態
を未然に防止することができ、円滑な切屑処理を促すこ
とが可能となる。例えば、上記と同じく材質がSCM4
20であるギヤーブランクを被削材として、切削速度1
50m/min、送り0.4mm/rev、切り込み2.0mm、切
削油剤供給圧80kg/cm2の条件で切削を行ったところ、
やはり1.5倍以上の工具寿命の延長が認められ、この
ときの切屑は白色でカールも小さく処理されていた。
【0016】また、材質がSCM435Hであるシャフ
トを被削材として、切削速度180m/min、送り0.0
8mm/revの条件下において、従来の工具外部からの切削
油剤の供給手段(シャワー方式)と本実施例の切削工具
とで比較して、切削油剤を供給しつつ溝入れ加工を行っ
た。この結果、従来のシャワー式では溝の最深部にまで
は十分に切削油剤が供給されておらず、切屑もカールが
少なく延び気味で、高温により青黒く焼けた色をしてい
たが、これに対して本実施例では、溝の最深部にまで十
分に切削油剤が供給されていて、切屑も白色で、小さく
カールされて比較的短めに分断されていた。しかも、従
来のシャワー式では一の切刃により切削可能な溝数が2
00程度であったのに対して、本実施例では400溝以
上の形成が可能であり、工具寿命が2倍に延長されてい
るのが確認された。
トを被削材として、切削速度180m/min、送り0.0
8mm/revの条件下において、従来の工具外部からの切削
油剤の供給手段(シャワー方式)と本実施例の切削工具
とで比較して、切削油剤を供給しつつ溝入れ加工を行っ
た。この結果、従来のシャワー式では溝の最深部にまで
は十分に切削油剤が供給されておらず、切屑もカールが
少なく延び気味で、高温により青黒く焼けた色をしてい
たが、これに対して本実施例では、溝の最深部にまで十
分に切削油剤が供給されていて、切屑も白色で、小さく
カールされて比較的短めに分断されていた。しかも、従
来のシャワー式では一の切刃により切削可能な溝数が2
00程度であったのに対して、本実施例では400溝以
上の形成が可能であり、工具寿命が2倍に延長されてい
るのが確認された。
【0017】さらに、上記構成の切削工具では、上述の
ような単純な円筒管状の延出部11に代えて、図2や図
3に示したような先端側に向かって断面が小さくなる縮
径部12Aを備えた延出部11を用いた切削工具によれ
ば、円筒状の延出部11に比べて切削油剤をより集中的
に切刃7に供給することができるので、一層の摩耗の抑
制および切屑処理の円滑化を図ることが可能となる。例
えば、単純円筒状の延出部11では、吐出路12の先端
から噴出する切削油剤の拡散角度が90°であったのに
対し、吐出路12が図2に示した断面形状の延出部11
では拡散角度は30°に狭まり、さらに図3に示した延
出部11では15°にまで狭まることが確認された。な
お、このとき、単純円筒状の延出部11では吐出路12
の内径は2mmであり、図2および図3に示した延出部1
1では吐出路12の内径は、後端側で同じく2mm、縮径
した先端で1mmであった。
ような単純な円筒管状の延出部11に代えて、図2や図
3に示したような先端側に向かって断面が小さくなる縮
径部12Aを備えた延出部11を用いた切削工具によれ
ば、円筒状の延出部11に比べて切削油剤をより集中的
に切刃7に供給することができるので、一層の摩耗の抑
制および切屑処理の円滑化を図ることが可能となる。例
えば、単純円筒状の延出部11では、吐出路12の先端
から噴出する切削油剤の拡散角度が90°であったのに
対し、吐出路12が図2に示した断面形状の延出部11
では拡散角度は30°に狭まり、さらに図3に示した延
出部11では15°にまで狭まることが確認された。な
お、このとき、単純円筒状の延出部11では吐出路12
の内径は2mmであり、図2および図3に示した延出部1
1では吐出路12の内径は、後端側で同じく2mm、縮径
した先端で1mmであった。
【0018】なお、これら図2および図3に示すように
吐出路12に縮径部12Aを備えた延出部11の場合、
この縮径部12Aの断面が吐出路12の先端側に向かっ
て小さくなる角度δが小さすぎると、形状的には単純円
筒状の延出部11に近くなって上述の効果が得られなく
なるおそれがある。その一方で、この角度δが大きすぎ
ると、切削油剤が霧状となって吐出路12から噴霧され
るような供給状態となり、やはり切刃7への集中的な供
給が阻害されるおそれがある。このため、上記角度δ
は、上述した通り10°〜45°の範囲に設定されるの
が望ましく、より好ましくは15°〜30°の範囲に設
定されるのが望ましい。
吐出路12に縮径部12Aを備えた延出部11の場合、
この縮径部12Aの断面が吐出路12の先端側に向かっ
て小さくなる角度δが小さすぎると、形状的には単純円
筒状の延出部11に近くなって上述の効果が得られなく
なるおそれがある。その一方で、この角度δが大きすぎ
ると、切削油剤が霧状となって吐出路12から噴霧され
るような供給状態となり、やはり切刃7への集中的な供
給が阻害されるおそれがある。このため、上記角度δ
は、上述した通り10°〜45°の範囲に設定されるの
が望ましく、より好ましくは15°〜30°の範囲に設
定されるのが望ましい。
【0019】また、切削油剤の供給圧は、上述したよう
に少なくとも70kg/cm2以上、好ましくは80kg/cm2以
上に設定されるのがよいのであるが、これは、この供給
圧が小さすぎると、吐出路12の径にもよるが、切削油
剤が単に吐出路12から流れ出るだけとなって、切刃7
にまで十分に切削油剤がいきわたらなかったり、切屑と
すくい面6Aとの間に油剤が十分に入り込まずに潤滑作
用が得られなくなったり、切削油剤による抵抗力が不十
分となって切屑のカールが促進されなくなったりするお
それが生じるからである。例えば、材質SCM435H
よりなるシャフトを被削材として、切削速度180m/mi
n、送り0.05〜0.2mm/rev、切り込み0.1〜
0.5m/minで、本実施例の切削工具により供給圧を変
化させて切削を行ったところ、供給圧5kg/cm2程
度の低圧では切屑が延び気味であったのに対し、徐々に
供給圧を上げていくと65kg/cm2程度から切屑が
カールし始めるようになり、70kg/cm2から確実にカー
ルされるようになって、80kg/cm2以上では比較的短い
長さで分断されるようになった。
に少なくとも70kg/cm2以上、好ましくは80kg/cm2以
上に設定されるのがよいのであるが、これは、この供給
圧が小さすぎると、吐出路12の径にもよるが、切削油
剤が単に吐出路12から流れ出るだけとなって、切刃7
にまで十分に切削油剤がいきわたらなかったり、切屑と
すくい面6Aとの間に油剤が十分に入り込まずに潤滑作
用が得られなくなったり、切削油剤による抵抗力が不十
分となって切屑のカールが促進されなくなったりするお
それが生じるからである。例えば、材質SCM435H
よりなるシャフトを被削材として、切削速度180m/mi
n、送り0.05〜0.2mm/rev、切り込み0.1〜
0.5m/minで、本実施例の切削工具により供給圧を変
化させて切削を行ったところ、供給圧5kg/cm2程
度の低圧では切屑が延び気味であったのに対し、徐々に
供給圧を上げていくと65kg/cm2程度から切屑が
カールし始めるようになり、70kg/cm2から確実にカー
ルされるようになって、80kg/cm2以上では比較的短い
長さで分断されるようになった。
【0020】次に、図4ないし図8は、それぞれ本発明
の他の実施例を示すものである。なお、以下に説明する
実施例では、図1に示した実施例と共通する構成部分、
および図4ないし図8の各実施例間で共通する構成部分
には、同一の符号を配して説明を省略する。まず、図4
の実施例では、シャンク1の先端部3に装着されるスロ
ーアウェイチップ8が、そのすくい面8Aが切刃7の先
端から離間するに従い先端部3の下面3B側に向かうよ
うに傾斜して取り付けられており、これによって切刃7
に正のすくい角βが与えられている。また、クランプ手
段10が、スローアウェイチップ8の取付穴8Bに挿通
されたクランプネジ10Bをシャンク1の先端部3に螺
着する、いわゆるスクリューオン式となっている。
の他の実施例を示すものである。なお、以下に説明する
実施例では、図1に示した実施例と共通する構成部分、
および図4ないし図8の各実施例間で共通する構成部分
には、同一の符号を配して説明を省略する。まず、図4
の実施例では、シャンク1の先端部3に装着されるスロ
ーアウェイチップ8が、そのすくい面8Aが切刃7の先
端から離間するに従い先端部3の下面3B側に向かうよ
うに傾斜して取り付けられており、これによって切刃7
に正のすくい角βが与えられている。また、クランプ手
段10が、スローアウェイチップ8の取付穴8Bに挿通
されたクランプネジ10Bをシャンク1の先端部3に螺
着する、いわゆるスクリューオン式となっている。
【0021】しかるに、このような構成の切削工具にお
いても、供給路2に連通する吐出路12を備えた延出部
11が、シャンク1の先端部3に切刃7側に向けて延び
るように設けられているため、図1に示した実施例と同
様の効果を得ることができる。これは、以下に説明する
他の実施例でも同様である。また、本実施例では切刃7
に正のすくい角βが与えられて、スローアウェイチップ
8のすくい面8Aが吐出路12側を向いているため、さ
らに集中的に切削油剤を切刃7に供給可能であるという
利点も得られている。
いても、供給路2に連通する吐出路12を備えた延出部
11が、シャンク1の先端部3に切刃7側に向けて延び
るように設けられているため、図1に示した実施例と同
様の効果を得ることができる。これは、以下に説明する
他の実施例でも同様である。また、本実施例では切刃7
に正のすくい角βが与えられて、スローアウェイチップ
8のすくい面8Aが吐出路12側を向いているため、さ
らに集中的に切削油剤を切刃7に供給可能であるという
利点も得られている。
【0022】次に、図5に示す実施例では、クランプ手
段10がクランプネジ10Cをねじ込むことによりクラ
ンプ駒10Dによってスローアウェイチップ8を押圧し
て固定する、いわゆるクランプオン式となっている点
が、上述した実施例とは異なっている。また、図6に示
す実施例は、本発明をねじ切り用のスローアウェイ式バ
イトに適用したものであり、スローアウェイチップ8に
はねじ切り用の切刃7が形成されている。ただし、図5
(ロ)〜(ニ)および図6(ロ)、(ハ)では、クラン
プ手段10は省略されている。また、図7に示す実施例
は、本発明をボーリングバーに適用したものであるが、
予め穴明けされた下穴の内周を加工するこのようなボー
リングバーでは、切削熱や切屑が下穴内に滞留しがちで
あるため、このような切削工具に本発明を適用すること
によって上述した作用効果がより顕著に奏功され、これ
によって一層円滑な切削を行うことが可能となる。
段10がクランプネジ10Cをねじ込むことによりクラ
ンプ駒10Dによってスローアウェイチップ8を押圧し
て固定する、いわゆるクランプオン式となっている点
が、上述した実施例とは異なっている。また、図6に示
す実施例は、本発明をねじ切り用のスローアウェイ式バ
イトに適用したものであり、スローアウェイチップ8に
はねじ切り用の切刃7が形成されている。ただし、図5
(ロ)〜(ニ)および図6(ロ)、(ハ)では、クラン
プ手段10は省略されている。また、図7に示す実施例
は、本発明をボーリングバーに適用したものであるが、
予め穴明けされた下穴の内周を加工するこのようなボー
リングバーでは、切削熱や切屑が下穴内に滞留しがちで
あるため、このような切削工具に本発明を適用すること
によって上述した作用効果がより顕著に奏功され、これ
によって一層円滑な切削を行うことが可能となる。
【0023】さらに、図8は本発明を溝入れ用のスロー
アウェイ式バイトに適用したものであるが、この実施例
では、クランプ手段10がクランプネジ10Cとクラン
プ駒10Dとを備えたクランプオン式でありながら、こ
のクランプ駒10D内に切削油剤の吐出路12が形成さ
れており、すなわち該クランプ駒10Dが延出部11を
兼用している点に特徴を有している。つまり、本発明に
おける延出部は、必ずしも上述した各実施例のように外
観円筒管状を採らずともよいのである。なお、この実施
例では、延出部11となるクランプ駒10Dと供給路2
の先端側開口部とはシール13を介して密着しており、
連通する吐出路12と供給路2の間から切削油剤が漏出
しないようになされている。また、この実施例では、供
給路2の後端はシャンク1の下面1Aに開口するように
形成されている。
アウェイ式バイトに適用したものであるが、この実施例
では、クランプ手段10がクランプネジ10Cとクラン
プ駒10Dとを備えたクランプオン式でありながら、こ
のクランプ駒10D内に切削油剤の吐出路12が形成さ
れており、すなわち該クランプ駒10Dが延出部11を
兼用している点に特徴を有している。つまり、本発明に
おける延出部は、必ずしも上述した各実施例のように外
観円筒管状を採らずともよいのである。なお、この実施
例では、延出部11となるクランプ駒10Dと供給路2
の先端側開口部とはシール13を介して密着しており、
連通する吐出路12と供給路2の間から切削油剤が漏出
しないようになされている。また、この実施例では、供
給路2の後端はシャンク1の下面1Aに開口するように
形成されている。
【0024】しかるに、このようなクランプオン式のク
ランプ手段10を備えたスローアウェイ式バイトでは、
クランプ駒10Dはスローアウェイチップ8を押圧する
ため、必ずすくい面8Aに延びて切刃7の近傍に延出し
ており、このようなクランプ駒10Dに切削油剤の吐出
路11を形成することによって、上述のようにクランプ
駒10Dと延出部11とを兼用することが可能となる。
そして、これにより本実施例では、本発明による上記の
作用効果を十分に奏功しつつも、部品数の削減等を図る
ことが可能となる。また、この延出部11(クランプ駒
10D)に損傷が生じたり、吐出路12に詰まりが生じ
たりした場合でも、該クランプ駒10Dを交換するだけ
で容易に上記作用効果を回復できるという利点も得られ
る。ただし、この利点は、上述した他の実施例において
も、管状の延出部11を嵌合や螺着等によってシャンク
1の先端部3に着脱自在に取り付けた構成とすることに
より、同様に得ることができる。なお、上述した実施例
では本発明をスローアウェイ式の切削工具に適用した場
合について説明したが、これをシャンクの先端部に直接
切刃が形成されたむくの切削工具や、切刃チップがろう
付けされたろう付け工具にも適用可能であることは言う
までもない。
ランプ手段10を備えたスローアウェイ式バイトでは、
クランプ駒10Dはスローアウェイチップ8を押圧する
ため、必ずすくい面8Aに延びて切刃7の近傍に延出し
ており、このようなクランプ駒10Dに切削油剤の吐出
路11を形成することによって、上述のようにクランプ
駒10Dと延出部11とを兼用することが可能となる。
そして、これにより本実施例では、本発明による上記の
作用効果を十分に奏功しつつも、部品数の削減等を図る
ことが可能となる。また、この延出部11(クランプ駒
10D)に損傷が生じたり、吐出路12に詰まりが生じ
たりした場合でも、該クランプ駒10Dを交換するだけ
で容易に上記作用効果を回復できるという利点も得られ
る。ただし、この利点は、上述した他の実施例において
も、管状の延出部11を嵌合や螺着等によってシャンク
1の先端部3に着脱自在に取り付けた構成とすることに
より、同様に得ることができる。なお、上述した実施例
では本発明をスローアウェイ式の切削工具に適用した場
合について説明したが、これをシャンクの先端部に直接
切刃が形成されたむくの切削工具や、切刃チップがろう
付けされたろう付け工具にも適用可能であることは言う
までもない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
切削油剤を切刃の先端に確実かつ集中的に供給すること
が可能であり、これにより刃先の効率的な冷却が図られ
るとともに切屑の擦過による摩耗が軽減されるから、切
刃の耐摩耗性を大幅に向上せしめて工具寿命の延長をな
すことができる。また、集中的に供給される切削油剤に
よって抵抗を受けて切屑のカールが促されるため、切屑
処理性の向上を図ることも可能となる。
切削油剤を切刃の先端に確実かつ集中的に供給すること
が可能であり、これにより刃先の効率的な冷却が図られ
るとともに切屑の擦過による摩耗が軽減されるから、切
刃の耐摩耗性を大幅に向上せしめて工具寿命の延長をな
すことができる。また、集中的に供給される切削油剤に
よって抵抗を受けて切屑のカールが促されるため、切屑
処理性の向上を図ることも可能となる。
【図1】本発明の一実施例を示すものであって、(イ)
は平面図、(ロ)および(ハ)はそれぞれ(イ)におけ
る矢線X,Y方向視の側面図である。
は平面図、(ロ)および(ハ)はそれぞれ(イ)におけ
る矢線X,Y方向視の側面図である。
【図2】本発明における延出部11の一例を示す断面図
である。
である。
【図3】本発明における延出部11の他の例を示す断面
図である。
図である。
【図4】本発明の他の実施例を示すものであって、
(イ)は平面図、(ロ)および(ハ)はそれぞれ(イ)
における矢線X,Y方向視の側面図である。
(イ)は平面図、(ロ)および(ハ)はそれぞれ(イ)
における矢線X,Y方向視の側面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示すものであって、
(イ)は平面図、(ロ)ないし(ニ)はそれぞれ(イ)
における矢線X,Y,Z方向視の側面図である。
(イ)は平面図、(ロ)ないし(ニ)はそれぞれ(イ)
における矢線X,Y,Z方向視の側面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示すものであって、
(イ)は平面図、(ロ)および(ハ)はそれぞれ(イ)
における矢線X,Y方向視の側面図である。
(イ)は平面図、(ロ)および(ハ)はそれぞれ(イ)
における矢線X,Y方向視の側面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示すものであって、
(イ)は平面図、(ロ)および(ハ)はそれぞれ(イ)
における矢線X,Y方向視の側面図である。
(イ)は平面図、(ロ)および(ハ)はそれぞれ(イ)
における矢線X,Y方向視の側面図である。
【図8】本発明の一実施例を示すものであって、(イ)
は平面図、(ロ)は側面図である。
は平面図、(ロ)は側面図である。
1 シャンク 2 供給路 3 シャンク1の先端部 7 切刃 8 スローアウェイチップ 10 クランプ手段 10A,10B,10C クランプネジ 10D クランプ駒 11 延出部 12 吐出路 12A 縮径部 δ 縮径部12Aにおいて吐出路12の断面が小さくな
る角度
る角度
Claims (5)
- 【請求項1】 柱状のシャンクの先端に切刃が設けられ
るとともに、上記シャンクには上記切刃側に向けて切削
油剤を供給するための供給路が形成されて成る切削工具
において、上記シャンクの先端部には、上記切刃の先端
側に向けて延びる延出部が設けられており、この延出部
には、上記供給路に連通して切削油剤を上記切刃に向け
て吐出する切削油剤の吐出路が形成されていることを特
徴とする切削工具。 - 【請求項2】 上記切削油剤の吐出路は、先端側に向か
ってその断面が小さくなるノズル状に形成されているこ
とを特徴とする請求項1記載の切削工具。 - 【請求項3】 上記吐出路の断面が先端側に向かって小
さくなる角度が10°〜45°の範囲に設定されている
ことを特徴とする請求項2に記載の切削工具。 - 【請求項4】 上記切刃は、クランプ部材によって上記
シャンクの先端に着脱自在に装着されたスローアウェイ
チップに形成されており、上記クランプ部材が上記延出
部とされて、該上記クランプ部材に上記吐出路が形成さ
れていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
ずれかに記載の切削工具。 - 【請求項5】 上記切削油剤の供給圧が70kg/cm2以上
に設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求
項4のいずれかに記載の切削工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16842794A JPH0825109A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16842794A JPH0825109A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 切削工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0825109A true JPH0825109A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15867925
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16842794A Pending JPH0825109A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 切削工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0825109A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2001087906A (ja) * | 1999-09-02 | 2001-04-03 | Sandvik Ab | 切削工具 |
| JP2006088297A (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Kobe Univ | 切削加工装置および切削加工方法 |
| WO2008062825A1 (en) * | 2006-11-22 | 2008-05-29 | Mitsubishi Materials Corporation | Insert/detachable type cutting tool and insert |
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| JP2018149653A (ja) * | 2017-03-14 | 2018-09-27 | 三菱マテリアル株式会社 | ツールブロック |
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| JP2019025603A (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-21 | 株式会社タンガロイ | 工具ボデー及び切削工具 |
| WO2019211043A1 (de) * | 2018-04-30 | 2019-11-07 | Hartmetall-Werkzeugfabrik Paul Horn Gmbh | Werkzeug zur spanenden bearbeitung eines werkstücks |
| JPWO2019069924A1 (ja) * | 2017-10-06 | 2020-10-22 | 京セラ株式会社 | 切削工具及び切削加工物の製造方法 |
-
1994
- 1994-07-20 JP JP16842794A patent/JPH0825109A/ja active Pending
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