JPH11320221A - 油穴付きバイト - Google Patents

油穴付きバイト

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Publication number
JPH11320221A
JPH11320221A JP10126481A JP12648198A JPH11320221A JP H11320221 A JPH11320221 A JP H11320221A JP 10126481 A JP10126481 A JP 10126481A JP 12648198 A JP12648198 A JP 12648198A JP H11320221 A JPH11320221 A JP H11320221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
oil hole
oil
hole
cutting tool
Prior art date
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Pending
Application number
JP10126481A
Other languages
English (en)
Inventor
Takamasa Shimano
高正 嶋野
Masayuki Okawa
昌之 大川
Kazuya Yamazaki
和哉 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP10126481A priority Critical patent/JPH11320221A/ja
Publication of JPH11320221A publication Critical patent/JPH11320221A/ja
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 切削熱による切削油剤の温度上昇を抑制す
る。 【解決手段】 バイト本体11に、切刃12の刃先に開
口15を向けた状態でノズル部13を着脱可能に取り付
ける。また、これらバイト本体11およびノズル部13
には、外部から供給された−30〜−40℃の冷風を開
口15から刃先に向けて吐出させるための油穴14を形
成する。そして、この油穴14の内壁に、所定の厚みか
らなる断熱層17をその全長にわたって同一内径をなす
ように被覆形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル部を介して
切刃の刃先に切削用媒体を集中的に吐出するための油穴
がバイト本体に形成された油穴付きバイトに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、この種の油穴付きバイトとして
は、図5および図6に示すように、切刃1とその刃先に
開口2を向けたノズル部3とを備えるバイト本体4に、
工作機械側から供給された切削油剤cを前記開口2から
刃先に向けて吐出させるための油穴5が形成されたもの
が知られている。
【0003】この油穴付きバイトは、切削油剤cを刃先
に向けて集中的に供給することができるため、すくい面
6での切屑の流れをスムーズにし、かつ切刃1および被
削材を冷却して工具寿命および加工精度を向上させると
ともに、切屑を折断してその円滑な排出を可能にすると
いった利点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
利点を有する一方で、切削油剤cが周囲に飛散して作業
環境を悪化させたり、廃油の処理コストがかさむといっ
た問題があり、さらには世界的規模で推進されている環
境保護の観点から、最近は約−30℃〜−40℃の冷風
を刃先に供給しながら被削材を切削する冷風切削や、冷
風に極微少量の油を霧状に混合したオイルミストを刃先
に供給しながら切削する技術が採用されつつある。
【0005】これらの技術は、切削油剤cをほとんど使
用しないため、廃油処理コストを限りなくゼロに近くす
ることができることは勿論のこと、切削油剤cを使用し
た場合と同等もしくはそれ以上の加工性能をクリーンな
作業環境下で実現できるものである。
【0006】しかしながら、バイト本体4が鋼等のよう
に熱伝導性の良い材質から構成されている場合には、切
削時に発生する切削熱がバイト本体4を介して油穴5を
流通する冷風に伝導し、冷風の温度が上昇して切削用媒
体として要求される所期の性能が発揮できなくなるとい
った問題があった。また、冷風の温度が前記のように極
めて低い場合には、切削初期の段階においても、バイト
自身の保有熱による熱影響を回避することはできない。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、切削熱等による切削用媒
体への熱影響を抑制することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、かか
る目的を達成するため、本発明の油穴付きバイトは、切
刃が設けられたバイト本体と、前記刃先に開口を向けた
ノズル部とを備えるとともに、外部から供給された切削
用媒体を前記開口から刃先に向けて吐出させるための油
穴が形成されてなる油穴付きバイトであって、前記バイ
ト本体よりも断熱効果の高い材質からなる断熱層が、前
記油穴の内壁に被覆されていることを特徴とするもので
ある。
【0009】この油穴付きバイトでは、切削が進むにつ
れて切削熱がバイト自身に蓄熱しても、油穴を流れる切
削用媒体への熱伝導が断熱層の介在によって抑制される
ため、切削用媒体への熱影響を有効に防止することがで
きる。また、切削初期の段階においても、バイト自身の
保有熱による熱影響を抑制することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図1〜図3を参照しながら説明する。図1は本実施
形態に係る油穴付きバイトの一部を断面にして示す正面
図、図2はその平面図、図3はその先端面図であり、こ
れらの図中、符号11はバイト本体、12は切刃、13
はノズル部、14は油穴、15は開口である。
【0011】この油穴付きバイトは、シャンク部11a
と、その先端に設けられた刃部11bとからなるバイト
本体11に、刃部11bに形成された切刃12の刃先に
開口15を向けた状態でカートリッジ式のノズル部13
が着脱可能に装着され、工作機械側から供給された冷風
を開口15から刃先に向けて吐出させるための油穴14
が、これら鋼製とされたバイト本体11およびノズル部
13に形成された構成となっている。
【0012】バイト本体11側の油穴14は、図1〜図
3に示すように、シャンク部11aの下面から内部に向
けて延びた後(直線部14a)、曲線部14abを介し
てバイト本体11の軸線Oと同軸をなすように刃部11
b側に延び(直線部14b)、さらに曲線部14bcを
介して刃部11bの側面に開口するように延びるように
形成されている(直線部14c)。
【0013】他方、ノズル部13側の油穴14は、図3
に示すノズル部13の刃部11bへの装着状態におい
て、バイト本体11側の油穴14の一部を構成する直線
部14cと同軸をなすように延びた後、曲線部14cd
を介して上方に向けて延び(直線部14d)、さらにノ
ズル部13の上端面から幾らか手前で曲線部14deを
介して下方傾斜しながらノズル先端部13aの開口15
に連なるように形成されている(直線部14e)。
【0014】また、油穴14は、互いの軸線が交差する
直線部14a〜14eの端部同士が曲線部14ab〜1
4deによって途中で枝分かれすることなく滑らかに連
結され、かつ全長にわたって同一内径となるように形成
されている。すなわち、図1〜図3に示す直線部14a
〜14eの内径φa〜φeは、次式の関係を満たしてい
る。 a=b=c=d=e。
【0015】この油穴14は、シャンク部11a,刃部
11bおよびノズル部13を精密鋳造する際に、それら
の内部に最終的な寸法であるφa〜φeよりも大径をな
す下孔16が形成されるようにしておき、鋼よりも断熱
効果の高い材料、例えば、プラスチック等の樹脂やゴム
を溶融してこの下孔16に流し込むことで、内径が全長
にわたってφa〜φeとなるように形成される。これに
よって、本実施形態の油穴付きバイトには、所定の厚み
からなる断熱層17が、油穴14の内壁を被覆するよう
にその全長にわたって形成されることになる。
【0016】このように構成された油穴付きバイトは、
シャンク部11aが工作機械の刃物台(図示略)に固定
され、当該工作機械側に設けられた冷風供給装置(図示
略)をシャンク部11aの下面に開口する直線部14a
に連結することによって旋削加工に供される。
【0017】そして、冷風供給装置からは−30〜40
℃の冷風がバイト本体11に供給され、この冷風はシャ
ンク部11a,刃部11b,およびノズル部13の順に
油穴14を流通し、ノズル先端部13aの開口15から
切刃12の刃先に向けて集中的に吐出される。
【0018】切削初期の段階では、切削熱による冷風へ
の熱影響はあまりないが、本実施形態のように冷風の温
度が極めて低い場合には、たとえバイト自身の温度が常
温であっても、冷風の温度上昇は回避し得ない。しかし
ながら、本油穴付きバイトによれば、かかる熱影響を抑
制することができる。
【0019】さらに、切削が進むにつれて、バイト本体
11およびノズル部13には徐々に切削熱が蓄熱されて
いくことになるが、この場合であっても、所定の厚みか
らなる断熱層17が油穴14に面して設けられているた
め、油穴14を流れる冷風への熱伝導が抑制され、冷風
の温度上昇を有効に防止して切削用媒体として要求され
る所期の性能を有効に発揮させることができる。
【0020】さらに、本実施形態の油穴14は、直線部
14a〜14e同士が曲線部14ab〜14deを介し
て途中で枝分かれすることなく滑らかに連結された構成
であるため、冷風の流方向が変わる際の流れがスムーズ
になるとともに、乱流の発生を抑制することができる。
このため、冷風がノズル先端部13aの開口15から円
錐状に広がりながら吐出されるといったことがなく、冷
風を刃先に集中的に供給することもできる。
【0021】また、本実施形態の油穴14は、このよう
な構成に加え、全長にわたって同一内径をなして延びる
ように形成されているため、冷風の流方向に流路断面が
増減することによる圧力損失がなく、上述した乱流の抑
制と相まって圧力損失を大幅に減少させることができ
る。このため、冷風供給装置から高圧供給された冷風の
吐出圧の低下が抑制され、刃先への高圧供給も可能にな
る。
【0022】以上説明したように、本実施形態の油穴付
きバイトによれば、工作機械側から供給された冷風の温
度を上昇させることなく、該冷風を刃先に向けて高圧か
つ集中的に供給することができる。このため、すくい面
18での切屑の流れをスムーズにし、かつ切刃12およ
び被削材を冷却して工具寿命および加工精度を向上させ
るとともに、切屑を折断してその円滑な排出を可能にす
るといった切削用媒体に要求される所期の性能を、切削
油剤を全く使用しないクリーンな作業環境下で実現する
ことができる。
【0023】なお、油穴14は、次のようにして形成す
ることも可能である。例えば、バイト本体11を図1に
おける断面で半分割し、これら半割体の各分割面にボー
ルエンドミルで直線部14a,14bおよび曲線部14
ab,14bcに対応する断面半円状の凹溝を、その曲
率半径が最終寸法であるφa,bに相当する半径よりも
大きめに形成しておく。
【0024】次いで、一方の半割体の側面からボールエ
ンドミルにて直線部14cの最終寸法であるφcよりも
大径の孔を穿孔する。しかる後、この大径孔に断熱層1
7をなすゴムホースを通すとともに、これを前記凹溝に
沿って嵌め込み、最後に両半割体を一体固定する。
【0025】また、図4に示すように、油穴14の一部
を入れ子21によって構成するようにしてもよく、かか
る構成によれば、複雑に折れ曲がる油穴14を個々にパ
ーツ化することで各パーツごとの構成を単純し得て、下
孔16の形成およびその後工程である断熱層17の形成
をより一層容易かつ精度良く行うことができるようにな
る。
【0026】すなわち、要部について説明すれば、ま
ず、図1の直線部14bの下穴16に対応する下穴22
を、ボールエンドミルを用いてシャンク部11aの後端
面11Aからその軸線に沿って刃部側(図4における左
側)に延びるように穿孔した後、シャンク部11aの下
面11Bから軸線に向かう方向に沿って、入れ子21を
嵌め込むための嵌合穴23を形成する。しかる後、嵌合
穴23よりも刃部側に位置する下穴22aに上述と同様
の手順にて断熱層17を形成する。
【0027】他方の入れ子21については、図1に示す
直線部14aおよび曲線部14abの下穴16に対応す
る部分と、前記下穴22aに連なる部分とからなる下穴
26が内部に形成されるように、例えば精密鋳造によっ
て作製しておき、この下孔26に沿って上述と同様の手
順にて断熱層17を形成する。そして、入れ子21を嵌
合穴23に嵌め込み、ロウ付けやねじ止め等によってシ
ャンク部11aに一体固定すれば、同様の油穴14を形
成することができる。
【0028】なお、本実施形態では、切削用媒体として
冷風を用いたものについて説明したが、その他にも切削
油剤、オイルミスト等を用いることができる。また、本
実施形態では、ノズル部13がバイト本体11に対し着
脱可能に装着されてなるバイトについて説明したが、本
発明はこれに限らず、ノズル部13とバイト本体11と
が一体形成されてなるバイトをも含むものであることは
勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係わる油穴付きバイトにおいては、切削用媒体を流通
させる油穴の内壁にバイト本体よりも断熱性の高い材質
からなる断熱層を被覆するようにしているため、油穴を
流れる切削用媒体への熱影響を抑制してその温度上昇を
有効に防止することができ、切削用媒体に要求される性
能を所期の期待通りに発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる油穴付きバイトの一実施形態
の一部を断面にして示す正面図である。
【図2】 図1に示す油穴付きバイトの平面図である。
【図3】 図1に示す油穴付きバイトの先端面図であ
る。
【図4】 図1に示す油穴付きバイトの変形例を示す要
部拡大断面図である。
【図5】 従来の油穴付きバイトの一例の一部を断面に
して示す側面図である。
【図6】 図5に示す油穴付きバイトの平面図である。
【符号の説明】
12 切刃 15 開口 13 ノズル部 14 油穴 17 断熱層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切刃が設けられたバイト本体と、前記刃
    先に開口を向けたノズル部とを備えるとともに、外部か
    ら供給された切削用媒体を前記開口から刃先に向けて吐
    出させるための油穴が形成されてなる油穴付きバイトで
    あって、 前記バイト本体よりも断熱効果の高い材質からなる断熱
    層が、前記油穴の内壁に被覆されていることを特徴とす
    る油穴付きバイト。
JP10126481A 1998-05-08 1998-05-08 油穴付きバイト Pending JPH11320221A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10126481A JPH11320221A (ja) 1998-05-08 1998-05-08 油穴付きバイト

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JP10126481A JPH11320221A (ja) 1998-05-08 1998-05-08 油穴付きバイト

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JPH11320221A true JPH11320221A (ja) 1999-11-24

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ID=14936291

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JP10126481A Pending JPH11320221A (ja) 1998-05-08 1998-05-08 油穴付きバイト

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JP (1) JPH11320221A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022050679A (ja) * 2017-11-30 2022-03-30 株式会社NejiLaw 切削用工具及び刃部保持体

Citations (5)

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JPS62297044A (ja) * 1986-06-17 1987-12-24 Daido Steel Co Ltd バイトホルダ−
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040413