JPH08251888A - くし形磁極回転子、その製造方法及び回転電機 - Google Patents

くし形磁極回転子、その製造方法及び回転電機

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JPH08251888A
JPH08251888A JP7048309A JP4830995A JPH08251888A JP H08251888 A JPH08251888 A JP H08251888A JP 7048309 A JP7048309 A JP 7048309A JP 4830995 A JP4830995 A JP 4830995A JP H08251888 A JPH08251888 A JP H08251888A
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JP
Japan
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magnetic material
nickel
permanent magnet
comb
pole rotor
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Application number
JP7048309A
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English (en)
Inventor
Teruo Washizu
照雄 鷲頭
Hideki Yamamiya
秀樹 山宮
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超高速回転に耐える強固な接合構造を有する
くし形磁極回転子を提供する。 【構成】 ニッケル基合金の非磁性材13の径方向中央部
に永久磁石14を取り付け、非磁性材及び永久磁石の回転
軸C方向の前後両面にニッケルを含む合金鋼の磁性材15
を接合し、この接合界面にニッケル拡散層を形成するこ
とにより、非磁性材及び永久磁石と磁性材との接合界面
に脱炭層や炭化層が存在しなくて接合強度が増し、超高
速回転に耐える磁極回転子とする。また磁極回転子11の
一部に永久磁石14を設けることにより、この磁極回転子
をくし形磁極回転電機の回転子として用いるとき、固定
子12側に設けるべき励磁コイル19の一部あるいは全部を
永久磁石によって置き換えることができ、ひいては固定
子側の励磁コイルを小さくし、あるいはなくすことによ
って回転電機の小形化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はくし形磁極式回転電機に
用いられるくし形磁極回転子と、その製造方法と、くし
形磁極回転子を有する回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】回転電機はその用途に応じて種々の型式
のものが利用されているが、超高速回転電機として多く
用いられているものに、くし形磁極式回転電機がある。
このくし形磁極式回転電機の一般的な構造は図17に示
すようなものであり、回転子1側は磁性材2,2を非磁
性材3の回転軸C方向の前後両側に接合した構造の磁極
4によって構成している。そして固定子5側は、フレー
ム6内に鉄心7を有する電機子コイル8及び励磁コイル
9を取り付けた構造にしている。このようなくし形磁極
式回転電機では、磁気回路10が励磁コイル9−回転子
1の磁極4−電機子コイル8−回転子1の磁極4−励磁
コイル9−フレーム6−励磁コイル9となるルートを通
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構造を有する従来のくし形磁極式回転電機では、固定子
5のフレーム6内に大きな励磁コイル9を装着していた
ので固定子5側の回転軸方向の寸法が長くなり、ひいて
は回転電機全体の外形が大きくなる問題点があった。
【0004】このような問題点を解決するには励磁コイ
ル9の一部あるいは全部をその磁力に相当する磁力を有
する永久磁石に置き換え、磁極回転子1側に装着するこ
とが考えられる。
【0005】しかしながら、永久磁石を磁極回転子1側
に装着するとすれば、超高速回転に耐え得る構造にする
ために磁性材2又は非磁性材3との接合関係を強固なも
のとしなければならないが、磁気回路素材の強固な接合
は加工上難しく、超高速回転に耐える得る接合構造を得
ることができず、かかる磁極回転子側に励磁コイルの一
部あるいは全部に置き換え得る磁力を有する永久磁石を
装着した構造のくし形磁極回転子やそれを用いた回転電
機は得られていない。
【0006】本発明はこのような従来の技術的課題を解
決するためになされたもので、磁極回転子側に励磁コイ
ルの一部あるいは全部に置き換え得る磁力を有する永久
磁石を超高速回転にも耐えるように強固に接合させたく
し形磁極回転子及びそれを用いた回転電機を提供するこ
とを目的とする。
【0007】本発明はまた、このようなくし形磁極回転
子を製造する方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のくし形
磁極回転子は、ニッケル基合金の非磁性材の径方向中央
部に永久磁石が取り付けられ、非磁性材及び永久磁石の
回転軸方向の前後両面にニッケルを含む合金鋼の磁性材
が接合され、この接合界面にニッケル拡散層が形成され
たものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明のくし
形磁極回転子において、非磁性材としてニッケル含有の
超合金を用い、磁性材としてニッケルクロムモリブデン
鋼を用いたものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
のくし形磁極回転子において、磁性材として9パーセン
トニッケル合金鋼を用いたものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項1〜3いずれか
の発明のくし形磁極回転子において、2極くし形構造と
してものである。
【0012】請求項5の発明のくし形磁極回転子の製造
方法は、中央部に永久磁石が取り付けられたニッケル基
合金の非磁性材の回転軸方向の前後両側にニッケルを含
む合金鋼の磁性材を、それらの対向面のうちの少なくと
も一方にニッケル層が介在するようにして配置し、熱間
等方圧加圧法によって非磁性材及び永久磁石と磁性材と
を拡散接合させるものである。
【0013】請求項6の発明は、請求項5の発明のくし
形磁極回転子の製造方法において、非磁性材及び永久磁
石の磁性材との対向面、又は磁性材の非磁性材及び永久
磁石との対向面の少なくとも一方にニッケルメッキ層を
形成し、熱間等方圧加圧法によって非磁性材及び永久磁
石と磁性材とを拡散接合させるものである。
【0014】請求項7の発明は、請求項5の発明のくし
形磁極回転子の製造方法において、非磁性材及び永久磁
石と磁性材との対向面間にニッケル箔を介在させ、熱間
等方圧加圧法によって非磁性材及び永久磁石と磁性材と
を拡散接合させるものである。
【0015】請求項8の発明の回転電機は、電機子コイ
ル及び励磁コイルの装着された固定子と、ニッケル基合
金の非磁性材の径方向中央部に永久磁石が取り付けら
れ、非磁性材及び永久磁石の回転軸方向の前後両面にニ
ッケルを含む合金鋼の磁性材が接合され、この接合界面
にニッケル拡散層が形成されたくし形磁極回転子とを備
えたものである。
【0016】請求項9の発明の回転電機は、電機子コイ
ルの装着された固定子と、ニッケル基合金の非磁性材の
径方向中央部に固定子に装着すべき励磁コイルに相当す
る大きさの磁力を有する永久磁石が取り付けられ、非磁
性材及び永久磁石との回転軸方向の前後両面にニッケル
を含む合金鋼の磁性材が接合され、この接合界面にニッ
ケル拡散層が形成されたくし形磁極回転子とを備えたも
のである。
【0017】請求項10の発明のくし形磁極回転子は、
ニッケル基合金の非磁性材の回転軸方向の前後両面にニ
ッケルを含む合金鋼の磁性材が接合され、磁性材の回転
軸方向の前後各端部に永久磁石が埋め込まれ、非磁性材
と磁性材との接合界面及び磁性材と永久磁石との接合界
面にニッケル拡散層が形成されたものである。
【0018】請求項11の発明は、請求項10のくし形
磁極回転子において、非磁性材としてニッケル含有の超
合金を用い、磁性材としてニッケルクロムモリブデン鋼
を用いたものである。
【0019】請求項12の発明は、請求項10又は11
の発明のくし形磁極回転子において、磁性材として9パ
ーセントニッケル合金鋼を用いたものである。
【0020】請求項13の発明は、請求項10〜12い
ずれかの発明のくし形磁極回転子において、2極くし形
としたものである。
【0021】請求項14の発明のくし形磁極回転子の製
造方法は、ニッケル基合金の非磁性材の回転軸方向の前
後両側にニッケルを含む合金鋼の磁性材を、それらの対
向面のうちの少なくとも一方にニッケル層が介在するよ
うにして配置し、磁性材それぞれの回転軸方向の外側端
部に永久磁石を、それらの対向面のうちの少なくとも一
方にニッケル層が介在するようにして配置し、熱間等方
圧加圧法によって非磁性材と磁性材と永久磁石とを拡散
接合させるものである。
【0022】請求項15の発明は、請求項14の発明の
くし形磁極回転子の製造方法において、非磁性材と磁性
材との対向面、及び磁性材と永久磁石との対向面それぞ
れの少なくとも一方にニッケルメッキ層を形成し、熱間
等方圧加圧法によって非磁性材と磁性材と永久磁石とを
拡散接合させるものである。
【0023】請求項16の発明は、請求項14の発明の
くし形磁極回転子の製造方法において、非磁性材と磁性
材との対向面間、及び磁性材と永久磁石との対向面間そ
れぞれにニッケル箔を介在させ、熱間等方圧加圧法によ
って非磁性材と磁性材と永久磁石とを拡散接合させるも
のである。
【0024】請求項17の発明の回転電機は、電機子コ
イル及び励磁コイルの装着された固定子と、ニッケル基
合金の非磁性材の回転軸方向の前後両面にニッケルを含
む合金鋼の磁性材が接合され、磁性材の回転軸方向の前
後各端部に永久磁石が埋め込まれ、非磁性材と磁性材と
の接合界面及び磁性材と永久磁石との接合界面にニッケ
ル拡散層が形成されたくし形磁極回転子とを備えたもの
である。
【0025】
【作用】請求項1の発明のくし形磁極回転子では、ニッ
ケル基合金の非磁性材の径方向中央部に永久磁石を取り
付け、非磁性材及び永久磁石の回転軸方向の前後両面に
ニッケルを含む合金鋼の磁性材を接合し、この接合界面
にニッケル拡散層を形成することにより、非磁性材及び
永久磁石と磁性材との接合界面に脱炭層や炭化層が存在
しなくて接合強度が増し、超高速回転に耐える磁極回転
子とすることができる。
【0026】また磁極回転子の一部に永久磁石を設ける
ことにより、この磁極回転子をくし形磁極回転電機の回
転子として用いるとき、固定子側に設けるべき励磁コイ
ルの一部あるいは全部を永久磁石によって置き換えるこ
とができ、ひいては固定子側の励磁コイルを小さくし、
あるいはなくすことによって回転電機の小形化が図れ
る。
【0027】請求項2の発明のくし形磁極回転子では、
非磁性材としてニッケル含有の超合金を用い、磁性材と
してニッケルクロムモリブデン鋼を用い、これらの非磁
性材及び永久磁石と磁性材との接合界面にニッケル拡散
層を形成することにより、非磁性材及び永久磁石と磁性
材との接合界面に脱炭層や炭化層が存在しなくて接合強
度が増し、超高速回転に耐える磁極回転子とすることが
できる。
【0028】また磁極回転子の一部に永久磁石を設ける
ことにより、この磁極回転子をくし形磁極回転電機の回
転子として用いるとき、固定子側に設けるべき励磁コイ
ルの一部あるいは全部を永久磁石によって置き換えるこ
とができ、ひいては固定子側の励磁コイルを小さくし、
あるいはなくすことによって回転電機の小形化が図れ
る。
【0029】請求項3の発明のくし形磁極回転子では、
ニッケル基合金の非磁性材及び永久磁石を9パーセント
ニッケル合金鋼の磁性材で回転軸方向の前後両側から挟
み、接合界面にニッケル拡散層を形成することにより、
非磁性材及び永久磁石と磁性材との接合界面に脱炭層や
炭化層が存在しなくて接合強度が増し、超高速回転に耐
える磁極回転子とすることができる。
【0030】また磁極回転子の一部に永久磁石を設ける
ことにより、この磁極回転子をくし形磁極回転電機の回
転子として用いるとき、固定子側に設けるべき励磁コイ
ルの一部あるいは全部を永久磁石によって置き換えるこ
とができ、ひいては固定子側の励磁コイルを小さくし、
あるいはなくすことによって回転電機の小形化が図れ
る。
【0031】請求項4の発明のくし形磁極回転子では、
2極くし形構造とすることにより超高速回転用の磁極回
転子を形成できる。
【0032】請求項5の発明のくし形磁極回転子の製造
方法では、中央部に永久磁石が取り付けられたニッケル
基合金の非磁性材の回転軸方向の前後両側にニッケルを
含む合金鋼の磁性材を、それらの対向面のうちの少なく
とも一方にニッケル層が介在するようにして配置し、熱
間等方圧加圧法によって非磁性材及び永久磁石と磁性材
とを拡散接合させることにより、非磁性材及び永久磁石
と磁性材との接合界面にニッケル拡散層を成長させ、接
合界面に脱炭層や炭化層が存在しなくて接合強度が大き
く、超高速回転に耐える磁極回転子を得る。
【0033】請求項6の発明のくし形磁極回転子の製造
方法では、非磁性材及び永久磁石の磁性材との対向面、
又は磁性材の非磁性材及び永久磁石との対向面の少なく
とも一方にニッケルメッキ層を形成し、熱間等方圧加圧
法によって非磁性材及び永久磁石と磁性材とを拡散接合
させることにより、非磁性材及び永久磁石と磁性材との
接合界面にニッケル拡散層を成長させ、接合界面に脱炭
層や炭化層が存在しなくて接合強度が大きく、超高速回
転に耐える磁極回転子を得る。
【0034】請求項7の発明のくし形磁極回転子の製造
方法では、非磁性材及び永久磁石と磁性材との対向面間
にニッケル箔を介在させ、熱間等方圧加圧法によって非
磁性材及び永久磁石と磁性材とを拡散接合させることに
より、非磁性材と磁性材との接合界面にニッケル拡散層
を成長させ、接合界面に脱炭層や炭化層が存在しなくて
接合強度が大きく、超高速回転に耐える磁極回転子を得
る。
【0035】請求項8の発明の回転電機では、電機子コ
イル及び励磁コイルの装着された固定子と、ニッケル基
合金の非磁性材の径方向中央部に永久磁石が取り付けら
れ、非磁性材及び永久磁石の回転軸方向の前後両面にニ
ッケルを含む合金鋼の磁性材が接合され、この接合界面
にニッケル拡散層が形成されたくし形磁極回転子とを備
えることにより、くし形磁極回転子側に設けた永久磁石
によって固定子側の励磁コイルの磁力の一部を補い、そ
の分、励磁コイルに必要とされる寸法を小さくし、ひい
ては回転電機全体の寸法を小さくする。
【0036】請求項9の発明の回転電機では、電機子コ
イルの装着された固定子と、ニッケル基合金の非磁性材
の径方向中央部に固定子に装着すべき励磁コイルに相当
する大きさの磁力を有する永久磁石が取り付けられ、非
磁性材及び永久磁石との回転軸方向の前後両面にニッケ
ルを含む合金鋼の磁性材が接合され、この接合界面にニ
ッケル拡散層が形成されたくし形磁極回転子とを備える
ことにより、くし形磁極回転子側に設けた永久磁石によ
って固定子側に励磁コイルを必要とせず、その分、固定
子側のフレームの寸法を小さくし、ひいては回転電機全
体の寸法を小さくする。
【0037】請求項10の発明のくし形磁極回転子で
は、ニッケル基合金の非磁性材の回転軸方向の前後両面
にニッケルを含む合金鋼の磁性材を接合し、磁性材の回
転軸方向の前後各端部に永久磁石を埋め込み、非磁性材
と磁性材との接合界面及び磁性材と永久磁石との接合界
面にニッケル拡散層を形成することにより、非磁性材と
磁性材と永久磁石とのそれぞれの接合界面に脱炭層や炭
化層が存在しなくて接合強度が増し、超高速回転に耐え
る磁極回転子とすることができる。
【0038】また磁極回転子の一部に永久磁石を設ける
ことにより、この磁極回転子をくし形磁極回転電機の回
転子として用いるとき、固定子側に設けるべき励磁コイ
ルの一部あるいは全部を永久磁石によって置き換えるこ
とができ、ひいては固定子側の励磁コイルを小さくし、
あるいはなくすことによって回転電機の小形化が図れ
る。
【0039】請求項11の発明のくし形磁極回転子で
は、非磁性材としてニッケル含有の超合金を用い、磁性
材としてニッケルクロムモリブデン鋼を用い、非磁性材
と磁性材との接合界面及び磁性材と永久磁石との接合界
面にニッケル拡散層を形成することにより、非磁性材と
磁性材と永久磁石とのそれぞれの接合界面に脱炭層や炭
化層が存在しなくて接合強度が増し、超高速回転に耐え
る磁極回転子とすることができる。
【0040】また磁極回転子の一部に永久磁石を設ける
ことにより、この磁極回転子をくし形磁極回転電機の回
転子として用いるとき、固定子側に設けるべき励磁コイ
ルの一部あるいは全部を永久磁石によって置き換えるこ
とができ、ひいては固定子側の励磁コイルを小さくし、
あるいはなくすことによって回転電機の小形化が図れ
る。
【0041】請求項12の発明の発明のくし形磁極回転
子では、磁性材として9パーセントニッケル合金鋼を用
い、非磁性材と磁性材との接合界面及び磁性材と永久磁
石との接合界面にニッケル拡散層を形成することによ
り、非磁性材と磁性材と永久磁石とのそれぞれの接合界
面に脱炭層や炭化層が存在しなくて接合強度が増し、超
高速回転に耐える磁極回転子とすることができる。
【0042】また磁極回転子の一部に永久磁石を設ける
ことにより、この磁極回転子をくし形磁極回転電機の回
転子として用いるとき、固定子側に設けるべき励磁コイ
ルの一部あるいは全部を永久磁石によって置き換えるこ
とができ、ひいては固定子側の励磁コイルを小さくし、
あるいはなくすことによって回転電機の小形化が図れ
る。
【0043】請求項13の発明のくし形磁極回転子で
は、2極くし形とすることにより超高速回転用の磁極回
転子を形成できる。
【0044】請求項14の発明のくし形磁極回転子の製
造方法では、ニッケル基合金の非磁性材の回転軸方向の
前後両側にニッケルを含む合金鋼の磁性材を、それらの
対向面のうちの少なくとも一方にニッケル層が介在する
ようにして配置し、磁性材それぞれの回転軸方向の外側
端部に永久磁石を、それらの対向面のうちの少なくとも
一方にニッケル層が介在するようにして配置し、熱間等
方圧加圧法によって非磁性材と磁性材と永久磁石とを拡
散接合させることにより、非磁性材と磁性材と永久磁石
とのそれぞれの接合界面にニッケル拡散層を成長させ、
接合界面に脱炭層や炭化層が存在しなくて接合強度が大
きく、超高速回転に耐える磁極回転子を得る。
【0045】請求項15の発明のくし形磁極回転子の製
造方法では、非磁性材と磁性材との対向面、及び磁性材
と永久磁石との対向面それぞれの少なくとも一方にニッ
ケルメッキ層を形成し、熱間等方圧加圧法によって非磁
性材と磁性材と永久磁石とを拡散接合させることによ
り、非磁性材と磁性材と永久磁石とのそれぞれの接合界
面にニッケル拡散層を成長させ、接合界面に脱炭層や炭
化層が存在しなくて接合強度が大きく、超高速回転に耐
える磁極回転子を得る。
【0046】請求項16の発明のくし形磁極回転子の製
造方法では、非磁性材と磁性材との対向面間、及び磁性
材と永久磁石との対向面間それぞれにニッケル箔を介在
させ、熱間等方圧加圧法によって非磁性材と磁性材と永
久磁石とを拡散接合させることにより、非磁性材と磁性
材と永久磁石とのそれぞれの接合界面にニッケル拡散層
を成長させ、接合界面に脱炭層や炭化層が存在しなくて
接合強度が大きく、超高速回転に耐える磁極回転子を得
る。
【0047】請求項17の発明の回転電機では、電機子
コイル及び励磁コイルの装着された固定子と、ニッケル
基合金の非磁性材の回転軸方向の前後両面にニッケルを
含む合金鋼の磁性材が接合され、磁性材の回転軸方向の
前後各端部に永久磁石が埋め込まれ、非磁性材と磁性材
との接合界面及び磁性材と永久磁石との接合界面にニッ
ケル拡散層が形成されたくし形磁極回転子とを備えるこ
とにより、くし形磁極回転子側に設けた永久磁石によっ
て固定子側の励磁コイルの磁力の一部を補い、その分、
励磁コイルに必要とされる寸法を小さくし、ひいては回
転電機全体の寸法を小さくする。
【0048】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説す
る。図1は回転電機の発明の第1の実施例を示してお
り、2極くし形磁極回転子11と固定子12とで構成さ
れている。そして2極くし形磁極回転子11は、インコ
ネル718のようなニッケル含有超合金を素材とするほ
ぼ楕円盤状のニッケル基合金の非磁性材13の中央部に
円盤状の永久磁石14を埋め込み、この非磁性材13及
び永久磁石14の回転軸方向の前後両側に、例えばニッ
ケルクロムモリブデン鋼(SNCM630)または9パ
ーセントニッケル合金鋼のような数パーセントニッケル
含有の低合金鋼を素材とする円柱状の磁性材15を接合
し、かつ非磁性材13及び永久磁石14と磁性材15と
の接合界面にニッケル相互拡散層を形成した組織構造で
ある。
【0049】また固定子12は、磁性材の外フレーム1
6内の中央部に鉄心17を有する電機子コイル18を装
着し、外フレーム16の回転軸C方向の前後各端部内周
に励磁コイル18を装着した構造である。
【0050】磁極回転子11側の永久磁石14と固定子
12側の励磁コイル19との関係は、永久磁石14の磁
力によって磁気回路20が形成され、従来の励磁コイル
のみで形成されていた磁気回路21の一部を補い、それ
だけこの実施例の励磁コイル19に必要とされる寸法を
従来よりも小さくしてある。
【0051】次に、上記回転電機の発明の第1の実施例
に用いられている磁極回転子11の製造方法の発明の第
1の実施例について図2〜図4に基づいて説明する。ま
ず図2に示すように、ニッケル含有の合金鋼の磁性材1
5として円柱体のニッケルクロムモリブデン鋼(SNC
M630)を用い、ニッケル基合金の非磁性材13とし
て楕円盤状のニッケル25パーセント含有の超合金イン
コネル718を用い、この非磁性材13の中央部にはサ
マリウムコバルト磁石、あるいはネオジウム鉄ボロン磁
石などの円盤状の永久磁石14を埋め込み、これらの接
合面を互いに組合わさる形状に加工成形し、鏡面仕上げ
する。
【0052】そして非磁性材13及び永久磁石14と磁
性材15との少なくとも一方の接合面、ここでは磁性材
15の接合面に100ミクロン程度の厚さのニッケルメ
ッキ層31を形成する。このニッケルメッキ層31の介
在によって特に磁性材15に含有されている鉄分の酸化
が防止され、後の熱間等方圧加圧(HIP)工程での仕
上げ強度が理想的なものとなる。
【0053】次に、これらの非磁性材13及び永久磁石
14と磁性材15,15とを組み合わせて、図3に示す
ようにHIPキャン32内に収容し、蓋33をして密閉
し、これを加熱炉内に収容し、その後、アルゴンガスの
ような不活性ガスを注入し、1200℃、1000気圧
の条件下で約2時間の間HIP(熱間等方圧加圧)を行
い、非磁性材13及び永久磁石14と磁性材15との接
合界面で相互拡散を起こさせて固相接合を行う(なお、
熱間等方圧加圧法(HIP法)は特公平6−7740号
公報参照)。
【0054】こうしてHIP法によって得られた2極く
し形磁極回転子11は図4に示してあるが、HIPによ
る固相接合によって接合界面に存在していたニッケルメ
ッキ層31が非磁性材13及び永久磁石14と磁性材1
5との接合界面からそれぞれの内部に拡散していき、元
のニッケルメッキ層31が消失し、元の界面付近には相
互拡散層が形成される。
【0055】なお、上記のくし形磁極回転子の製造方法
の発明の第1の実施例において、磁性材15としてニッ
ケルクロムモリブデン鋼に代えて、数パーセントニッケ
ル含有の低合金鋼、例えば、9パーセントニッケル合金
鋼を使用することができ、その場合にも、上記とほぼ同
じ条件でHIP法によって磁極回転子11を作ることが
できる。また作り出された磁極回転子11の接合界面の
強度もほとんど同じである。
【0056】次に、くし形磁極回転子の製造方法の発明
の第2の実施例を図5及び図6に基づいて説明する。ま
ず図5に示すように、ニッケル含有の合金鋼の磁性材1
5として円柱体のニッケルクロムモリブデン鋼(SNC
M630)を用い、ニッケル基合金の非磁性材13とし
て楕円盤状のニッケル25パーセント含有の超合金イン
コネル718を用い、この非磁性材13の中央部にはサ
マリウムコバルト磁石、あるいはネオジウム鉄ボロン磁
石などの円盤状の永久磁石14を埋め込み、これらの接
合面を互いに組合わさる形状に加工成形し、鏡面仕上げ
する。
【0057】そして非磁性材13及び永久磁石14と磁
性材15との間に100ミクロン程度の厚さのニッケル
箔34を介在させて両材を組み合わせ、これを図6に示
すようにHIPキャン32内に収容し、蓋33をして密
閉する。そして、加熱炉内に収容し、アルゴンガスのよ
うな不活性ガスを注入し、1200℃、1000気圧の
条件下で約2時間の間HIPを行い、非磁性材13及び
永久磁石14と磁性材15との接合界面で相互拡散を起
こさせて固相接合を行う。
【0058】こうしてHIP法によって得られた2極く
し形磁極回転子11は上記製造方法の発明の第1の実施
例で得られたものと同じく図4に示すようなものであ
り、HIPによる固相接合によってニッケル箔34が両
材の接合界面から内部に拡散していき、元のニッケル箔
34は消失し、元の界面付近には相互拡散層が形成され
る。
【0059】こうして得られた2極くし形磁極回転子1
1は、上記製造方法の発明の第1の実施例で得られたも
のとほぼ同じ強度を示す。
【0060】なお、上記製造方法の発明の第2の実施例
において、磁性材15としてニッケルクロムモリブデン
鋼に代えて、数パーセントニッケル含有の低合金鋼、例
えば、9パーセントニッケル合金鋼を使用することがで
き、その場合にも、上記とほぼ同じ条件でHIP法によ
って磁極回転子を作ることができる。また作り出された
磁極回転子11の接合界面の強度もほとんど同じであ
る。
【0061】また上記製造方法の発明の第1、第2の実
施例それぞれではHIP法の条件として温度条件は用い
る素材が固相から液相に変わる直前の温度条件とし、ま
た圧力条件は高圧ほど望ましいが、特に限定されるわけ
でない。またHIP時間も数10分〜数時間の範囲で特
に限定されるわけではない。さらにニッケルメッキ層3
1は非磁性材13側に形成することもでき、さらには両
材13,15それぞれに形成することもできる。そして
ニッケルメッキ層31、ニッケル箔34それぞれの厚み
は数10ミクロン〜百数10ミクロンとすることができ
る。
【0062】なお、図1に示した回転電機の発明の第1
の実施例で用いられる2極くし形磁極回転子11は特に
その製造方法が上記製造方法の発明の第1、第2の実施
例のものに限定されるわけではなく、ニッケル基合金の
非磁性材13及び永久磁石14の回転軸方向の前後両面
にニッケルを含む合金鋼の磁性材15,15が接合さ
れ、この接合界面にニッケル拡散層が形成されている組
織構造を有する磁極回転子であれば、他の方法で得られ
るものであっても同様に大きな強度を有し、特に超高速
回転電機の回転子として使用するのに適したものとな
る。
【0063】次に、図7に基づいて回転電機の発明の第
2の実施例について説明する。図7は回転電機の発明の
第2の実施例を示しており、2極くし形磁極回転子41
と固定子42とで構成されている。そして2極くし形磁
極回転子41は、インコネル718のようなニッケル含
有超合金を素材とする帽子状のニッケル基合金の非磁性
材43,43を向き合わせ、それらの中央部に形成され
る空間に円柱体の永久磁石44を埋め込み、この非磁性
材43,43の回転軸方向の前後両側に、例えばニッケ
ルクロムモリブデン鋼(SNCM630)または9パー
セントニッケル合金鋼のような数パーセントニッケル含
有の低合金鋼を素材とする円柱状の磁性材45,45を
接合し、かつ非磁性材43と永久磁石44と磁性材45
とのそれぞれの接合界面にニッケル相互拡散層を形成し
た組織構造である。
【0064】また固定子42は、磁性材の外フレーム4
6内の中央部に鉄心47を有する電機子コイル48を装
着した構造であり、永久磁石44に強力な磁力を持たせ
ることにより、従来必要とされていた励磁コイルは備え
られていない。
【0065】この実施例の回転電機では、永久磁石44
によって磁気回路49が形成され、磁極回転子41は高
速回転する。したがって、励磁コイルを装着する空間を
外フレーム46に設ける必要がなく、その分、外フレー
ム46の回転軸方向の寸法が短くなっている。
【0066】次に、図7に示した回転電機の発明の第2
の実施例に用いられている磁極回転子41の製造方法の
発明の第1の実施例について図8〜図10に基づいて説
明する。まず図8に示すように、ニッケル含有の合金鋼
の磁性材45として円柱体のニッケルクロムモリブデン
鋼(SNCM630)を用い、ニッケル基合金の非磁性
材43として帽子状のニッケル25パーセント含有の超
合金インコネル718を用い、円柱体の永久磁石44と
してサマリウムコバルト磁石、あるいはネオジウム鉄ボ
ロン磁石などを用い、これらの接合面を互いに組合わさ
る形状に加工成形し、鏡面仕上げする。
【0067】そして非磁性材43と永久磁石44との少
なくとも一方の接合面、また非磁性材43と磁性材45
との少なくとも一方の接合面、ここでは非磁性材43の
表裏両方の接合面に100ミクロン程度の厚さのニッケ
ルメッキ層51を形成する。このニッケルメッキ層51
の介在によって特に磁性材45に含有されている鉄分の
酸化が防止され、後のHIP工程での仕上げ強度が理想
的なものとなる。
【0068】次に、これらの非磁性材43,43を向か
い合わせてその中央に形成される空間に永久磁石44を
入れ込み、さらに両側の非磁性材43,43それぞれの
外側に磁性材45,45を組み合わせて、図9に示すよ
うにHIPキャン52内に収容し、蓋53をして密閉
し、これを加熱炉内に収容してアルゴンガスのような不
活性ガスを注入し、1200℃、1000気圧の条件下
で約2時間の間HIP(熱間等方圧加圧)を行い、非磁
性材43と永久磁石44と磁性材45との各接合界面で
相互拡散を起こさせて固相接合を行う。
【0069】こうしてHIP法によって得られた2極く
し形磁極回転子41は図10に示してあるが、HIPに
よる固相接合によって接合界面に存在していたニッケル
メッキ層51が非磁性材43と永久磁石44と磁性材4
5との各接合界面からそれぞれの内部に拡散していき、
元のニッケルメッキ層51が消失し、元の界面付近には
相互拡散層が形成される。
【0070】なお、上記のくし形磁極回転子の製造方法
の発明の第1の実施例において、磁性材45としてニッ
ケルクロムモリブデン鋼に代えて、数パーセントニッケ
ル含有の低合金鋼、例えば、9パーセントニッケル合金
鋼を使用することができ、その場合にも、上記とほぼ同
じ条件でHIP法によって磁極回転子41を作ることが
できる。また作り出された磁極回転子41の接合界面の
強度もほとんど同じである。
【0071】次に、回転電機の発明の第2の実施例に用
いられるくし形磁極回転子の製造方法の発明の第2の実
施例を図11に基づいて説明する。まずニッケル含有の
合金鋼の磁性材45として円柱体のニッケルクロムモリ
ブデン鋼(SNCM630)を用い、ニッケル基合金の
非磁性材43として帽子状のニッケル25パーセント含
有の超合金インコネル718を用い、円柱体の永久磁石
44としてサマリウムコバルト磁石、あるいはネオジウ
ム鉄ボロン磁石などを用い、これらの接合面を互いに組
合わさる形状に加工成形し、鏡面仕上げする。
【0072】そして非磁性材43と永久磁石44との
間、非磁性材43と磁性材45との間それぞれに100
ミクロン程度の厚さのニッケル箔54(このニッケル箔
54は接合面の形状に合わせてあらかじめ成形しておく
ことができる)を介在させて両材を組み合わせ、これを
第1の実施例と同じく図9に示すようにHIPキャン5
2内に収容し、蓋53をして密閉する。そして、加熱炉
内に収容してアルゴンガスのような不活性ガスを注入
し、1200℃、1000気圧の条件下で約2時間の間
HIPを行い、非磁性材43と永久磁石44と磁性材4
5との接合界面で相互拡散を起こさせて固相接合を行
う。
【0073】こうしてHIP法によって得られた2極く
し形磁極回転子41は上記製造方法の発明の第1の実施
例で得られたものと同じく図10に示すようなものであ
り、HIPによる固相接合によってニッケル箔54が両
材の接合界面から内部に拡散していき、元のニッケル箔
54は消失し、元の界面付近には相互拡散層が形成され
る。
【0074】こうして得られた2極くし形磁極回転子4
1は、上記製造方法の発明の第1の実施例で得られたも
のとほぼ同じ強度を示す。
【0075】なお、回転電機の発明の第2の実施例で用
いられる上記の磁極回転子の製造方法の発明の第2の実
施例において、磁性材45としてニッケルクロムモリブ
デン鋼に代えて、数パーセントニッケル含有の低合金
鋼、例えば、9パーセントニッケル合金鋼を使用するこ
とができ、その場合にも、上記とほぼ同じ条件でHIP
法によって磁極回転子を作ることができる。また作り出
された磁極回転子41の接合界面の強度もほとんど同じ
である。
【0076】また上記製造方法の発明の第1、第2の実
施例それぞれではHIP法の条件として温度条件は用い
る素材が固相から液相に変わる直前の温度条件とし、ま
た圧力条件は高圧ほど望ましいが、特に限定されるわけ
でない。またHIP時間も数10分〜数時間の範囲で特
に限定されるわけではない。さらにニッケルメッキ層5
1は磁性材45側と永久磁石44側に形成することもで
き、さらにはすべての部材に形成することもできる。そ
してニッケルメッキ層51、ニッケル箔54それぞれの
厚みは数10ミクロン〜百数10ミクロンとすることが
できる。
【0077】なお、図7に示した回転電機の発明の第2
の実施例で用いられる2極くし形磁極回転子41は特に
その製造方法が上記製造方法の発明の第1、第2の実施
例のものに限定されるわけではなく、中央部に永久磁石
44が配置され、その両側にニッケル基合金の非磁性材
43,43が接合され、さらに非磁性材43,43それ
ぞれの外側にニッケルを含む合金鋼の磁性材45,45
が接合され、これらの各接合界面にニッケル拡散層が形
成されている組織構造を有する磁極回転子であれば、他
の方法で得られるものであっても、同様に大きな強度を
有し、特に超高速回転電機の回転子として使用するのに
適したものとなる。
【0078】次に、図12に基づいて回転電機の発明の
第3の実施例について説明する。図12は回転電機の発
明の第3の実施例を示しており、2極くし形磁極回転子
61と固定子62とで構成されている。そして2極くし
形磁極回転子61は、インコネル718のようなニッケ
ル含有超合金を素材とするほぼ楕円盤状のニッケル基合
金の非磁性材63の両側に、例えばニッケルクロムモリ
ブデン鋼(SNCM630)または9パーセントニッケ
ル合金鋼のような数パーセントニッケル含有の低合金鋼
を素材とする円柱状の磁性材65,65を接合し、さら
に磁性材65,65それぞれの外側端部にリング状の永
久磁石64,64を埋め込み、非磁性材63と磁性材6
5との接合界面、また磁性材65と永久磁石64との接
合界面にニッケル相互拡散層を形成した組織構造であ
る。
【0079】また固定子62は、磁性材の外フレーム6
6内の中央部に鉄心67を有する電機子コイル68を装
着し、回転軸C方向の前後各端部内に励磁コイル69を
装着した構造である。この実施例の回転電機では、励磁
コイル69と永久磁石64によって、永久磁石64によ
り励磁コイル69の磁力を補う形で磁気回路70が形成
され、ひいては、励磁コイル69としては従来必要とさ
れていた大きさのものより小さいものが使用され、その
分、外フレーム66の回転軸方向の寸法が短くなってい
る。
【0080】次に、図12に示した回転電機の発明の第
3の実施例に用いられている磁極回転子61の製造方法
の発明の第1の実施例について図13〜図15に基づい
て説明する。まず図13に示すように、ニッケル含有の
合金鋼の磁性材65として円柱体のニッケルクロムモリ
ブデン鋼(SNCM630)を用い、ニッケル基合金の
非磁性材63として楕円盤状のニッケル25パーセント
含有の超合金インコネル718を用い、永久磁石64に
リング状のサマリウムコバルト磁石、あるいはネオジウ
ム鉄ボロン磁石を用い、各部材を互いに組合わさる形状
に加工成形し、鏡面仕上げする。
【0081】そして非磁性材63と磁性材65との少な
くとも一方の接合面、また永久磁石64と磁性材65と
の少なくとも一方の接合面、ここでは非磁性材63の両
側接合面と、永久磁石64の接合面に100ミクロン程
度の厚さのニッケルメッキ層71を形成する。このニッ
ケルメッキ層71の介在によって特に磁性材65に含有
されている鉄分の酸化が防止され、後のHIP工程での
仕上げ強度が理想的なものとなる。
【0082】次に、これらの非磁性材63と磁性材6
5,65と永久磁石64,64とを組み合わせて、図1
4に示すようにHIPキャン72内に収容し、蓋73を
して密閉し、これを加熱炉内に収容し、その後、アルゴ
ンガスのような不活性ガスを注入し、1200℃、10
00気圧の条件下で約2時間の間HIP(熱間等方圧加
圧)を行い、非磁性材63と磁性材65との接合界面、
また永久磁石64と磁性材65との接合界面で相互拡散
を起こさせて固相接合を行う。
【0083】こうしてHIP法によって得られた2極く
し形磁極回転子61は図15に示してあるが、HIPに
よる固相接合によって接合界面に存在していたニッケル
メッキ層71が各部材間の接合界面からそれぞれの内部
に拡散していき、元のニッケルメッキ層71が消失し、
元の界面付近には相互拡散層が形成される。
【0084】なお、上記のくし形磁極回転子の製造方法
の発明の第1の実施例において、磁性材65としてニッ
ケルクロムモリブデン鋼に代えて、数パーセントニッケ
ル含有の低合金鋼、例えば、9パーセントニッケル合金
鋼を使用することができ、その場合にも、上記とほぼ同
じ条件でHIP法によって磁極回転子61を作ることが
できる。また作り出された磁極回転子61の接合界面の
強度もほとんど同じである。
【0085】次に、回転電機の発明の第3の実施例に用
いられるくし形磁極回転子の製造方法の発明の第2の実
施例を図16に基づいて説明する。まずニッケル含有の
合金鋼の磁性材65として円柱体のニッケルクロムモリ
ブデン鋼(SNCM630)を用い、ニッケル基合金の
非磁性材63として楕円盤状のニッケル25パーセント
含有の超合金インコネル718を用い、リング状の永久
磁石64としてサマリウムコバルト磁石、あるいはネオ
ジウム鉄ボロン磁石を用い、これらの各部材の接合面を
互いに組合わさる形状に加工成形し、鏡面仕上げする。
【0086】そして非磁性材63と磁性材65との間、
また永久磁石64と磁性材65との間に100ミクロン
程度の厚さのニッケル箔74,75を介在させて各部材
を組み合わせ、これを第1の実施例と同じように図14
に示すようにHIPキャン72内に収容し、蓋73をし
て密閉する。そして、加熱炉内に収容して、その後、ア
ルゴンガスのような不活性ガスを注入し、1200℃、
1000気圧の条件下で約2時間の間HIPを行い、非
磁性材63と磁性材65との接合界面、及び永久磁石6
4と磁性材65との接合界面で相互拡散を起こさせて固
相接合を行う。
【0087】こうしてHIP法によって得られた2極く
し形磁極回転子61は上記第1の実施例で得られたもの
と同じく図15に示すようなものであり、HIPによる
固相接合によってニッケル箔74,75が各部材の接合
界面から内部に拡散していき、元のニッケル箔74,7
5は消失し、元の界面付近には相互拡散層が形成され
る。
【0088】こうして得られた2極くし形磁極回転子6
1は、上記製造方法の発明の第1の実施例で得られたも
のとほぼ同じ強度を示す。
【0089】なお、上記製造方法の発明の第2の実施例
において、磁性材65としてニッケルクロムモリブデン
鋼に代えて、数パーセントニッケル含有の低合金鋼、例
えば、9パーセントニッケル合金鋼を使用することがで
き、その場合にも、上記とほぼ同じ条件でHIP法によ
って磁極回転子を作ることができる。また作り出された
磁極回転子61の接合界面の強度もほとんど同じであ
る。
【0090】また上記製造方法の発明の第1、第2の実
施例それぞれではHIP法の条件として温度条件は用い
る素材が固相から液相に変わる直前の温度条件とし、ま
た圧力条件は高圧ほど望ましいが、特に限定されるわけ
でない。またHIP時間も数10分〜数時間の範囲で特
に限定されるわけではない。さらにニッケルメッキ層7
1は非磁性材73側に形成することもでき、さらには各
部材すべての接合面に形成することもできる。そしてニ
ッケルメッキ層71、ニッケル箔74,75それぞれの
厚みは数10ミクロン〜百数10ミクロンとすることが
できる。
【0091】なお、図12に示した回転電機の発明の第
3の実施例で用いられる2極くし形磁極回転子61は特
にその製造方法が上記製造方法の発明の第1、第2の実
施例のものに限定されるわけではなく、ニッケル基合金
の非磁性材63と永久磁石64とニッケルを含む合金鋼
の磁性材65とが接合され、各部材間の接合界面にニッ
ケル拡散層が形成されている組織構造を有する磁極回転
子であれば、他の方法で得られるものであっても、同様
に大きな強度を有し、特に超高速回転電機の回転子とし
て使用するのに適したものとなる。
【0092】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明のくし形磁
極回転子によれば、ニッケル基合金の非磁性材の径方向
中央部に永久磁石を取り付け、非磁性材及び永久磁石の
回転軸方向の前後両面にニッケルを含む合金鋼の磁性材
を接合し、この接合界面にニッケル拡散層を形成してい
るので、非磁性材及び永久磁石と磁性材との接合界面に
脱炭層や炭化層が存在しなくて接合強度が増し、超高速
回転に耐える磁極回転子とすることができる。また磁極
回転子の一部に永久磁石を設けているので、この磁極回
転子をくし形磁極回転電機の回転子として用いるとき、
固定子側に設けるべき励磁コイルの一部あるいは全部を
永久磁石によって置き換えることができ、ひいては固定
子側の励磁コイルを小さくし、あるいはなくすことによ
って回転電機の小形化が図れる。
【0093】請求項2の発明のくし形磁極回転子によれ
ば、非磁性材としてニッケル含有の超合金を用い、磁性
材としてニッケルクロムモリブデン鋼を用い、これらの
非磁性材及び永久磁石と磁性材との接合界面にニッケル
拡散層を形成しているので、非磁性材及び永久磁石と磁
性材との接合界面に脱炭層や炭化層が存在しなくて接合
強度が増し、超高速回転に耐える磁極回転子とすること
ができる。また磁極回転子の一部に永久磁石を設けてい
るので、この磁極回転子をくし形磁極回転電機の回転子
として用いるとき、固定子側に設けるべき励磁コイルの
一部あるいは全部を永久磁石によって置き換えることが
でき、ひいては固定子側の励磁コイルを小さくし、ある
いはなくすことによって回転電機の小形化が図れる。
【0094】請求項3の発明のくし形磁極回転子によれ
ば、ニッケル基合金の非磁性材及び永久磁石を9パーセ
ントニッケル合金鋼の磁性材で回転軸方向の前後両側か
ら挟み、接合界面にニッケル拡散層を形成しているの
で、非磁性材及び永久磁石と磁性材との接合界面に脱炭
層や炭化層が存在しなくて接合強度が増し、超高速回転
に耐える磁極回転子とすることができる。また磁極回転
子の一部に永久磁石を設けているので、この磁極回転子
をくし形磁極回転電機の回転子として用いるとき、固定
子側に設けるべき励磁コイルの一部あるいは全部を永久
磁石によって置き換えることができ、ひいては固定子側
の励磁コイルを小さくし、あるいはなくすことによって
回転電機の小形化が図れる。
【0095】請求項4の発明のくし形磁極回転子によれ
ば、2極くし形構造としているので、超高速回転用の磁
極回転子を形成できる。
【0096】請求項5の発明のくし形磁極回転子の製造
方法によれば、中央部に永久磁石が取り付けられたニッ
ケル基合金の非磁性材の回転軸方向の前後両側にニッケ
ルを含む合金鋼の磁性材を、それらの対向面のうちの少
なくとも一方にニッケル層が介在するようにして配置
し、熱間等方圧加圧法によって非磁性材及び永久磁石と
磁性材とを拡散接合させるので、非磁性材及び永久磁石
と磁性材との接合界面にニッケル拡散層を成長させ、接
合界面に脱炭層や炭化層が存在しなくて接合強度が大き
く、超高速回転に耐える磁極回転子を得ることができ
る。
【0097】請求項6の発明のくし形磁極回転子の製造
方法によれば、非磁性材及び永久磁石の磁性材との対向
面、又は磁性材の非磁性材及び永久磁石との対向面の少
なくとも一方にニッケルメッキ層を形成し、熱間等方圧
加圧法によって非磁性材及び永久磁石と磁性材とを拡散
接合させるので、非磁性材及び永久磁石と磁性材との接
合界面にニッケル拡散層を成長させ、接合界面に脱炭層
や炭化層が存在しなくて接合強度が大きく、超高速回転
に耐える磁極回転子を得ることができる。
【0098】請求項7の発明のくし形磁極回転子の製造
方法によれば、非磁性材及び永久磁石と磁性材との対向
面間にニッケル箔を介在させ、熱間等方圧加圧法によっ
て非磁性材及び永久磁石と磁性材とを拡散接合させるの
で、非磁性材と磁性材との接合界面にニッケル拡散層を
成長させ、接合界面に脱炭層や炭化層が存在しなくて接
合強度が大きく、超高速回転に耐える磁極回転子を得る
ことができる。
【0099】請求項8の発明の回転電機によれば、電機
子コイル及び励磁コイルの装着された固定子と、ニッケ
ル基合金の非磁性材の径方向中央部に永久磁石が取り付
けられ、非磁性材及び永久磁石の回転軸方向の前後両面
にニッケルを含む合金鋼の磁性材が接合され、この接合
界面にニッケル拡散層が形成されたくし形磁極回転子と
を備えているので、くし形磁極回転子側に設けた永久磁
石によって固定子側の励磁コイルの磁力の一部を補い、
その分、励磁コイルに必要とされる寸法を小さくし、ひ
いては回転電機全体の寸法を小さくすることができる。
【0100】請求項9の発明の回転電機によれば、電機
子コイルの装着された固定子と、ニッケル基合金の非磁
性材の径方向中央部に固定子に装着すべき励磁コイルに
相当する大きさの磁力を有する永久磁石が取り付けら
れ、非磁性材及び永久磁石との回転軸方向の前後両面に
ニッケルを含む合金鋼の磁性材が接合され、この接合界
面にニッケル拡散層が形成されたくし形磁極回転子とを
備えているので、くし形磁極回転子側に設けた永久磁石
によって固定子側に励磁コイルを必要とせず、その分、
固定子側のフレームの寸法を小さくし、ひいては回転電
機全体の寸法を小さくすることができる。
【0101】請求項10の発明のくし形磁極回転子によ
れば、ニッケル基合金の非磁性材の回転軸方向の前後両
面にニッケルを含む合金鋼の磁性材を接合し、磁性材の
回転軸方向の前後各端部に永久磁石を埋め込み、非磁性
材と磁性材との接合界面及び磁性材と永久磁石との接合
界面にニッケル拡散層を形成しているので、非磁性材と
磁性材と永久磁石とのそれぞれの接合界面に脱炭層や炭
化層が存在しなくて接合強度が増し、超高速回転に耐え
る磁極回転子とすることができる。また磁極回転子の一
部に永久磁石を設けているので、この磁極回転子をくし
形磁極回転電機の回転子として用いるとき、固定子側に
設けるべき励磁コイルの一部あるいは全部を永久磁石に
よって置き換えることができ、ひいては固定子側の励磁
コイルを小さくし、あるいはなくすことによって回転電
機の小形化が図れる。
【0102】請求項11の発明のくし形磁極回転子によ
れば、非磁性材としてニッケル含有の超合金を用い、磁
性材としてニッケルクロムモリブデン鋼を用い、非磁性
材と磁性材との接合界面及び磁性材と永久磁石との接合
界面にニッケル拡散層を形成しているので、非磁性材と
磁性材と永久磁石とのそれぞれの接合界面に脱炭層や炭
化層が存在しなくて接合強度が増し、超高速回転に耐え
る磁極回転子とすることができる。また磁極回転子の一
部に永久磁石を設けているので、この磁極回転子をくし
形磁極回転電機の回転子として用いるとき、固定子側に
設けるべき励磁コイルの一部あるいは全部を永久磁石に
よって置き換えることができ、ひいては固定子側の励磁
コイルを小さくし、あるいはなくすことによって回転電
機の小形化が図れる。
【0103】請求項12の発明の発明のくし形磁極回転
子によれば、磁性材として9パーセントニッケル合金鋼
を用い、非磁性材と磁性材との接合界面及び磁性材と永
久磁石との接合界面にニッケル拡散層を形成しているの
で、非磁性材と磁性材と永久磁石とのそれぞれの接合界
面に脱炭層や炭化層が存在しなくて接合強度が増し、超
高速回転に耐える磁極回転子とすることができる。また
磁極回転子の一部に永久磁石を設けることにより、この
磁極回転子をくし形磁極回転電機の回転子として用いる
とき、固定子側に設けるべき励磁コイルの一部あるいは
全部を永久磁石によって置き換えることができ、ひいて
は固定子側の励磁コイルを小さくし、あるいはなくすこ
とによって回転電機の小形化が図れる。
【0104】請求項13の発明のくし形磁極回転子によ
れば、2極くし形としているので、超高速回転用の磁極
回転子を形成できる。
【0105】請求項14の発明のくし形磁極回転子の製
造方法によれば、ニッケル基合金の非磁性材の回転軸方
向の前後両側にニッケルを含む合金鋼の磁性材を、それ
らの対向面のうちの少なくとも一方にニッケル層が介在
するようにして配置し、磁性材それぞれの回転軸方向の
外側端部に永久磁石を、それらの対向面のうちの少なく
とも一方にニッケル層が介在するようにして配置し、熱
間等方圧加圧法によって非磁性材と磁性材と永久磁石と
を拡散接合させているので、非磁性材と磁性材と永久磁
石とのそれぞれの接合界面にニッケル拡散層を成長さ
せ、接合界面に脱炭層や炭化層が存在しなくて接合強度
が大きく、超高速回転に耐える磁極回転子を得ることが
できる。
【0106】請求項15の発明のくし形磁極回転子の製
造方法によれば、非磁性材と磁性材との対向面、及び磁
性材と永久磁石との対向面それぞれの少なくとも一方に
ニッケルメッキ層を形成し、熱間等方圧加圧法によって
非磁性材と磁性材と永久磁石とを拡散接合させているの
で、非磁性材と磁性材と永久磁石とのそれぞれの接合界
面にニッケル拡散層を成長させ、接合界面に脱炭層や炭
化層が存在しなくて接合強度が大きく、超高速回転に耐
える磁極回転子を得ることができる。
【0107】請求項16の発明のくし形磁極回転子の製
造方法によれば、非磁性材と磁性材との対向面間、及び
磁性材と永久磁石との対向面間それぞれにニッケル箔を
介在させ、熱間等方圧加圧法によって非磁性材と磁性材
と永久磁石とを拡散接合させるので、非磁性材と磁性材
と永久磁石とのそれぞれの接合界面にニッケル拡散層を
成長させ、接合界面に脱炭層や炭化層が存在しなくて接
合強度が大きく、超高速回転に耐える磁極回転子を得る
ことができる。
【0108】請求項17の発明の回転電機によれば、電
機子コイル及び励磁コイルの装着された固定子と、ニッ
ケル基合金の非磁性材の回転軸方向の前後両面にニッケ
ルを含む合金鋼の磁性材が接合され、磁性材の回転軸方
向の前後各端部に永久磁石が埋め込まれ、非磁性材と磁
性材との接合界面及び磁性材と永久磁石との接合界面に
ニッケル拡散層が形成されたくし形磁極回転子とを備え
ているので、くし形磁極回転子側に設けた永久磁石によ
って固定子側の励磁コイルの磁力の一部を補い、その
分、励磁コイルに必要とされる寸法を小さくし、ひいて
は回転電機全体の寸法を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のくし形磁極回転子及びそれを用いた回
転電機の第1の実施例の断面図。
【図2】上記くし形磁極回転子の第1の実施例の製造方
法の第1の実施例の素材構成を示す断面図。
【図3】上記製造方法の第1の実施例のHIP処理段階
を示す断面図。
【図4】上記製造方法の第1の実施例で得られたくし形
磁極回転子の斜視図。
【図5】上記くし形磁極回転子の第1の実施例の製造方
法の第2の実施例の素材構成を示す断面図。
【図6】上記製造方法の第2の実施例のHIP処理段階
を示す断面図。
【図7】本発明のくし形磁極回転子及びそれを用いた回
転電機の第2の実施例の断面図。
【図8】上記くし形磁極回転子の第2の実施例の製造方
法の第1の実施例の素材構成を示す断面図。
【図9】上記製造方法の第1の実施例のHIP処理段階
を示す断面図。
【図10】上記製造方法の第1の実施例で得られたくし
形磁極回転子の斜視図。
【図11】上記くし形磁極回転子の第1の実施例の製造
方法の第2の実施例の素材構成を示す断面図。
【図12】本発明のくし形磁極回転子及びそれを用いた
回転電機の第3の実施例の断面図。
【図13】上記くし形磁極回転子の第3の実施例の製造
方法の第1の実施例の素材構成を示す断面図。
【図14】上記製造方法の第1の実施例のHIP処理段
階を示す断面図。
【図15】上記製造方法の第1の実施例で得られたくし
形磁極回転子の斜視図。
【図16】上記くし形磁極回転子の第3の実施例の製造
方法の第2の実施例の素材構成を示す断面図。
【図17】従来例のくし形磁極回転子及びそれを用いた
回転電機の断面図。
【符号の説明】
11 回転子 12 固定子 13 非磁性材 14 永久磁石 15 磁性材 16 外フレーム 17 鉄心 18 電機子コイル 19 励磁コイル 20 磁気回路 21 磁気回路 31 ニッケルメッキ層 32 キャン 33 蓋 34 ニッケル箔 41 回転子 42 固定子 43 非磁性材 44 永久磁石 45 磁性材 46 外フレーム 47 鉄心 48 電機子コイル 49 磁気回路 51 ニッケルメッキ層 52 キャン 53 蓋 54 ニッケル箔 61 回転子 62 固定子 63 非磁性材 64 永久磁石 65 磁性材 71 ニッケルメッキ層 72 キャン 73 蓋 74 ニッケル箔 75 ニッケル箔

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニッケル基合金の非磁性材の径方向中央
    部に永久磁石が取り付けられ、前記非磁性材及び永久磁
    石の回転軸方向の前後両面にニッケルを含む合金鋼の磁
    性材が接合され、この接合界面にニッケル拡散層が形成
    されたくし形磁極回転子。
  2. 【請求項2】 前記非磁性材がニッケル含有の超合金で
    あり、前記磁性材がニッケルクロムモリブデン鋼である
    ことを特徴とする請求項1記載のくし形磁極回転子。
  3. 【請求項3】 前記磁性材が9パーセントニッケル合金
    鋼であることを特徴とする請求項1又は2記載のくし形
    磁極回転子。
  4. 【請求項4】 2極くし形であることを特徴とする請求
    項1〜3いずれか記載のくし形磁極回転子。
  5. 【請求項5】 中央部に永久磁石が取り付けられたニッ
    ケル基合金の非磁性材の回転軸方向の前後両側にニッケ
    ルを含む合金鋼の磁性材を、それらの対向面のうちの少
    なくとも一方にニッケル層が介在するようにして配置
    し、 熱間等方圧加圧法によって前記非磁性材及び永久磁石と
    磁性材とを拡散接合させることを特徴とするくし形磁極
    回転子の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記非磁性材及び永久磁石の前記磁性材
    との対向面、又は前記磁性材の前記非磁性材及び永久磁
    石との対向面の少なくとも一方にニッケルメッキ層を形
    成し、 熱間等方圧加圧法によって前記非磁性材及び永久磁石と
    磁性材とを拡散接合させることを特徴とする請求項5記
    載のくし形磁極回転子の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記非磁性材及び永久磁石と前記磁性材
    との対向面間にニッケル箔を介在させ、 熱間等方圧加圧法によって前記非磁性材及び永久磁石と
    磁性材とを拡散接合させることを特徴とする請求項5記
    載のくし形磁極回転子の製造方法。
  8. 【請求項8】 電機子コイル及び励磁コイルの装着され
    た固定子と、 ニッケル基合金の非磁性材の径方向中央部に永久磁石が
    取り付けられ、前記非磁性材及び永久磁石の回転軸方向
    の前後両面にニッケルを含む合金鋼の磁性材が接合さ
    れ、この接合界面にニッケル拡散層が形成されたくし形
    磁極回転子とを備えて成る回転電機。
  9. 【請求項9】 電機子コイルの装着された固定子と、 ニッケル基合金の非磁性材の径方向中央部に前記固定子
    に装着すべき励磁コイルに相当する大きさの磁力を有す
    る永久磁石が取り付けられ、前記非磁性材及び永久磁石
    との回転軸方向の前後両面にニッケルを含む合金鋼の磁
    性材が接合され、この接合界面にニッケル拡散層が形成
    されたくし形磁極回転子とを備えて成る回転電機。
  10. 【請求項10】 ニッケル基合金の非磁性材の回転軸方
    向の前後両面にニッケルを含む合金鋼の磁性材が接合さ
    れ、前記磁性材の回転軸方向の前後各端部に永久磁石が
    埋め込まれ、前記非磁性材と磁性材との接合界面及び前
    記磁性材と永久磁石との接合界面にニッケル拡散層が形
    成されたくし形磁極回転子。
  11. 【請求項11】 前記非磁性材がニッケル含有の超合金
    であり、前記磁性材がニッケルクロムモリブデン鋼であ
    ることを特徴とする請求項10記載のくし形磁極回転
    子。
  12. 【請求項12】 前記磁性材が9パーセントニッケル合
    金鋼であることを特徴とする請求項10又は11記載の
    くし形磁極回転子。
  13. 【請求項13】 2極くし形であることを特徴とする請
    求項10〜12いずれか記載のくし形磁極回転子。
  14. 【請求項14】 ニッケル基合金の非磁性材の回転軸方
    向の前後両側にニッケルを含む合金鋼の磁性材を、それ
    らの対向面のうちの少なくとも一方にニッケル層が介在
    するようにして配置し、 前記磁性材それぞれの回転軸方向の端部に永久磁石を、
    それらの対向面のうちの少なくとも一方にニッケル層が
    介在するようにして配置し、 熱間等方圧加圧法によって前記非磁性材と磁性材と永久
    磁石とを拡散接合させることを特徴とするくし形磁極回
    転子の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記非磁性材と磁性材との対向面、及
    び前記磁性材と永久磁石との対向面それぞれの少なくと
    も一方にニッケルメッキ層を形成し、 熱間等方圧加圧法によって前記非磁性材と磁性材と永久
    磁石とを拡散接合させることを特徴とする請求項14記
    載のくし形磁極回転子の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記非磁性材と磁性材との対向面間、
    及び前記磁性材と永久磁石との対向面間それぞれにニッ
    ケル箔を介在させ、 熱間等方圧加圧法によって前記非磁性材と磁性材と永久
    磁石とを拡散接合させることを特徴とする請求項14記
    載のくし形磁極回転子の製造方法。
  17. 【請求項17】 電機子コイル及び励磁コイルの装着さ
    れた固定子と、 ニッケル基合金の非磁性材の回転軸方向の前後両面にニ
    ッケルを含む合金鋼の磁性材が接合され、前記磁性材の
    回転軸方向の前後各端部に永久磁石が埋め込まれ、前記
    非磁性材と磁性材との接合界面及び前記磁性材と永久磁
    石との接合界面にニッケル拡散層が形成されたくし形磁
    極回転子とを備えて成る回転電機。
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