JPH08253156A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
電動パワーステアリング装置Info
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- JPH08253156A JPH08253156A JP5841795A JP5841795A JPH08253156A JP H08253156 A JPH08253156 A JP H08253156A JP 5841795 A JP5841795 A JP 5841795A JP 5841795 A JP5841795 A JP 5841795A JP H08253156 A JPH08253156 A JP H08253156A
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Abstract
輪速度比に基づいてステアリングの中立位置への復元制
御を行う。 【構成】 トルクセンサ1からの操舵トルク信号によ
り、位相補償フィルタ2〜電流検出部9までのトルクサ
ーボ系にて、モータ13によるアシストトルクを制御す
る。マイクロコンピュータ20は、車輪速センサ18、
19にて検出された車輪速度に基づいて内外輪の速度比
を演算し、この内外輪の速度比から復元補償トルクを求
め、それを示す信号を加算演算部3に出力する。加算演
算部3は、操舵トルク信号と復元補償トルクを示す信号
の加算処理を行い、復元補償された信号とする。この復
元補償された信号を基に上記アシストトルクが制御が行
われ、ステアリングの中立位置への復元が行われる。
Description
によって車両の操舵力を補助する電動パワーステアリン
グ装置に関する。
操舵装置に対して減速比の大きな減速機を介してモータ
が結合されている。また、モータには摩擦トルクなどの
負荷トルクが存在するため、上記減速機の減速比によっ
て増幅された負荷トルクは、操舵装置に対して引きづり
トルクとなる。
ない車両は、旋回後にステアリングを手放しすると、タ
イヤに発生するセルフアライニングトルクによって、自
動的にステアリングが中立位置に復元される構造となっ
ている。しかし、電動パワーステアリング装置を設けた
車両の場合は、上記引きづりトルクが上記セルフアライ
ニングトルクよりも大きいため、ステアリングを中立位
置に復元することができない。
載されているように、操舵角センサを用い、その検出さ
れた操舵角に基づいてステアリングを中立位置に復元制
御するものが提案されている。
を用いるものは、操舵角センサの構造が複雑であるとい
う問題がある。また、ステアリングは多回転で操作さ
れ、絶対舵角の検出が難しいため、一般的には回転パル
スを計測して操舵角を検出する操舵角センサが用いられ
る。しかし、このものでは、相対位置しか検出すること
ができないため、中立舵角位置を求めることが難しいと
いう問題がある。
ずに、中立位置への復元制御を行うことを目的とする。
成するため、請求項1に記載の発明においては、車両の
ステアリング(12)の操舵に対しアシストトルクを発
生するモータ(13)と、前記ステアリングの操舵トル
クを検出して操舵トルク信号を出力する操舵トルク検出
手段(1)とを備え、前記出力された操舵トルク信号に
基づいて前記モータによるアシストトルクを制御するよ
うにした電動パワーステアリング装置において、車両の
左右の操舵輪の車輪速度に基づき前記ステアリングを中
立位置へ復元させる復元補償手段(3、20、40)を
備えたことを特徴としている。
載の電動パワーステアリング装置において、前記復元補
償手段は、前記車輪速度に基づき復元補償トルクを発生
させるための復元補償用信号を出力する信号発生手段
(20、40)と、この出力された復元補償用信号によ
り前記操舵トルク信号を復元補償された信号に変換する
変換手段(3)とを有することを特徴としている。
ステアリング(12)の操舵に対しアシストトルクを発
生するモータ(13)と、前記ステアリングの操舵トル
クを検出して操舵トルク信号を出力する操舵トルク検出
手段(1)と、車両の左右の操舵輪の車輪速度に基づき
復元補償トルクを発生させるための復元補償用信号を出
力するとともに、前記車両の走行速度に基づいて車速感
応のためのゲインを示す車速感応ゲイン信号を出力する
信号発生手段(20、40)と、この出力された復元補
償用信号により前記出力された操舵トルク信号を復元補
償された信号に変換する変換手段(3)と、この復元補
償された信号に基づいて前記モータの回転駆動方向を判
別するとともに前記モータを駆動するためのアシストト
ルク信号を出力するアシストトルク演算手段(4)と、
この出力されたアシストトルク信号のゲインを前記車速
感応ゲイン信号に応じて変更させるゲイン変更手段
(5)と、このゲインが変更されたアシストトルク信号
の大きさおよび前記判別されたモータの回転駆動方向に
基づいて前記モータを駆動するモータ駆動手段(6〜
9)とを備えた電動パワーステアリング装置を特徴とし
ている。
3に記載の電動パワーステアリング装置において、前記
操舵トルク信号は前記操舵トルクに対して比例的に変化
する直流信号であり、前記変換手段は前記復元補償用信
号により前記操舵トルク信号を直流的にシフトするもの
であることを特徴としている。請求項5に記載の発明で
は、請求項4に記載の電動パワーステアリング装置にお
いて、前記信号発生手段は前記復元補償トルクを示すデ
ューティ比のパルス信号を出力するものであって、前記
変換手段は前記パルス信号を直流信号に変換してこの直
流信号により前記操舵トルク信号を直流的にシフトする
ものであることを特徴としている。
5のいずれか1つに記載の電動パワーステアリング装置
において、前記信号発生手段(20)は、車両の左右の
操舵輪の車輪速度を検出する車輪速度検出手段からの車
輪速度信号により、前記左右の操舵輪の車輪速度比を求
めて前記復元補償用信号を出力するものであることを特
徴としている。
5のいずれか1つに記載の電動パワーステアリング装置
において、前記信号発生手段(40)は、前記車両の左
右の操舵輪の車輪速度に基づき車両の他の制御を行う制
御装置(30)から前記車輪速度比を求めるための信号
が信号ラインを介して入力され、この入力された信号に
より前記復元補償用信号を出力するものであることを特
徴としている。
載の電動パワーステアリング装置において、前記信号発
生手段は、前記他の制御を行う制御装置から入力された
信号に基づき前記信号ラインの断線状態を検出する検出
手段(SD1〜SD7)を有することを特徴としてい
る。請求項9に記載の発明では、請求項8に記載の電動
パワーステアリング装置において、前記信号発生手段
は、前記断線検出時に前記モータによるトルクアシスト
を停止させる手段(SD9)を有することを特徴として
いる。
至9のいずれか1つに記載の電動パワーステアリング装
置において、前記車両の他の制御を行う制御装置は、車
両のブレーキ制御を行う制御装置であることを特徴とし
ている。なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する
実施例に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
ば、車両の左右の操舵輪の車輪速度に基づきステアリン
グを中立位置へ復元させるようにしている。従って、操
舵角センサを用いずに車輪速度を用いて中立位置への復
元制御を行うことができる。特に、請求項7〜10に記
載の発明によれば、そのような車輪速度を、他の制御装
置からの信号入力により得ることができ、他の制御装置
からの信号を利用して構成を簡単にすることができる。
ーステアリング装置の主要構成を示す構成図である。図
1において、ステアリング12が取付けられたステアリ
ングシャフト12aの基部には、操舵トルクを検出する
トルクセンサ1が設けられ、右操舵輪10と左操舵輪1
1とを連結するラック軸16には減速機15が連結さ
れ、減速機15には操舵力を補助するモータ13が、電
磁クラッチ14を介して連結されている。右操舵輪10
および左操舵輪11には、車輪速度信号を検出する車輪
速度センサ18、19がそれぞれ設けられている。
はトルクセンサ1によって検出される。このトルクセン
サ1は、操舵トルクがゼロのときに所定の電圧レベル
で、右操舵力が印加されたときに増加、左操舵力が印加
されたときに減少する電圧となるように、操舵力に比例
した直流電圧の操舵トルク信号を出力する。そして、こ
の操舵トルク信号に基づき、位相補償フィルタ2から電
流検出部9に至るアナログ回路構成のトルクサーボ系に
よりモータ13にアシスト電流を供給するトルクサーボ
制御が行われる。
応制御を行うための制御パラメータを出力するマイクロ
コンピュータ(以下、マイコンという)20が設けられ
ており、このマイコン20から、復元補償トルクを示す
デューティ比の第1パルス信号および車速感応のための
ゲインを示すデューティ比の第2パルス信号がそれぞれ
加算演算部(復元補償部)3、乗算演算部5に出力され
る。この第1、第2パルス信号の出力を行うマイコン2
0の演算処理については後述する。
パラメータとして用いたトルクサーボ制御について説明
する。トルクセンサ1からの操舵トルク信号は、位相補
償フィルタ2によって検出遅れの補正やノイズの除去が
行われ、加算演算部3に入力される。また、マイコン2
0からの第1パルス信号もバッファ21を介して加算演
算部3に入力される。ここで、位相補償フィルタ2から
出力された信号を信号Vt といい、第1パルス信号を信
号Doff という。
示す。加算演算部3は、オペアンプ(差動反転増幅器)
30、抵抗32〜36およびコンデンサ37にて構成さ
れている。信号Doff は、抵抗34〜36およびコンデ
ンサ37からなる平滑化回路に入力される。信号Doff
が“high”レベルの間は、抵抗36は抵抗34に並
列接続され、信号Doff が“low”レベルの間は、抵
抗36は抵抗35に並列接続される。従って、抵抗34
と35の分岐点Voff の電圧は、抵抗36の値と信号D
off のデューティ比によって変化され、またコンデンサ
37によって平滑化されてオペアンプ30の(+)端子
に印加される。すなわち、抵抗36を通った信号Doff
は、コンデンサ37によって平滑化されて直流信号(オ
フセット電圧)Voff になり、オペアンプ30の(+)
端子へ入力される。
Vt とを加算し、信号Vout を出力する。すなわち、ト
ルクセンサ1からの操舵トルク信号に対応する信号Vt
を、信号Doff によりオフセットを加えた、すなわち直
流的に電圧シフトした信号として出力する。なお、抵抗
36の抵抗値は、抵抗34、35のそれぞれの抵抗値よ
りも十分大きな値に設定されており、オフセット電圧の
変化幅を制限している。このことによりマイコン20が
暴走して信号Doff が異常な値になったとしても、異常
なアシストトルクが発生しないようにすることができ
る。
算部4へ入力される。アシストトルク演算部4の具体的
な回路を図3に示す。(イ)で示す信号Vout は、比較
器42へ入力されるとともに、基準電位49と比較さ
れ、その比較結果によってモータ13の回転方向が判定
される。その回転方向が判定された信号は回転方向信号
40として出力される。
4などで構成される絶対値回路Aに入力され、(イ)で
示す信号の基準電位より下の部分を基準電位に対して反
転させた信号に変換される。この変換された信号は
(ロ)で示す信号になる。そして、その信号(ロ)は、
抵抗46、47、差動反転増幅器45およびダイオード
D1、D2などで構成される回路により、(ハ)で示す
信号に変換され、アシストトルク演算部出力41(アシ
ストトルク信号で、以下、Vtrq という)として出力さ
れる。
位でクランプされており、そのクランプする範囲は、抵
抗46、47により設定される。そのクランプ範囲にお
いては、トルクアシストを行わない不感帯領域となる。
このアシストトルク演算部4の出力信号Vtrq は乗算演
算部5に入力される。一方、マイコン20からの、車速
感応のためのゲインを示すデューティ比の第2パルス信
号(以下、信号Dvgain という)も乗算演算部5に入力
される。この乗算演算部5の具体的な回路構成を図4に
示す。
FET52を通ってオペアンプ50に入力され、マイコ
ン20からの信号Dvgain は、抵抗55を通ってFET
52のゲートに入力される。ここで、抵抗51、55お
よびFET52にてスイッチング回路を構成しており、
オペアンプ50、抵抗53およびコンデンサ54にて反
転増幅回路を構成している。
に応じてスイッチング動作する。このスイッチング動作
に応じて、信号Vtrq の反転増幅回路への印加電圧が制
御される。すなわち、FET52のスイッチング動作に
より、信号Dvgain のデューティ比に信号Vtrq を乗じ
た信号が作成される。この信号は、反転増幅回路により
増幅される。
いて構成されており、その作動により直流信号VIを出
力する。その直流信号VIは、VI=Vtrq ・Duty
で表される。従って、信号Vtrq のゲインが、信号Dvg
ain のデューティ比、すなわち車速に応じて変化され
る。この乗算演算部5から出力された信号は、電流設定
部6においてモータ13の電流指令値に変換される。こ
の場合、上述した基準電位と乗算演算部5から出力され
た直流信号VIとの差に応じたアシスト電流の値が設定
される。そして、その設定されたアシストトルク値に基
づき、電流偏差補償演算部7、モータ駆動部8および電
流検出部9で構成される定電流制御のマイナーループに
よってモータ13にアシスト電流を供給する。このこと
によって、モータ13によるアシストトルク制御が行わ
れる。
示す。(a)は、車両が直進走行状態にある場合の基本
パターンを示す。この(a)に示す基本パターンは、第
1パルス信号によるオフセット電圧(Voffset)、すな
わち操舵角および車速に応じた復元補償値により、図面
の左右方向にシフトする。すなわち、車両が右に操舵さ
れた場合には、(b)に示すパターンとなり、車両が左
に操舵された場合には、(c)に示すパターンとなる。
制御が行われる。例えば、右に操舵しているときにステ
アリングを持つ手を放したとすると、操舵力は“0”に
なるから、左アシスト電流(−i)が流れる。この左ア
シスト電流によりステアリングが中立位置へ復元され
る。なお、アシスト電流が流れない部分は、操舵力が所
定値より小さい(“0”に近い)場合に、過剰なアシス
トが行われないようにするための不感帯であり、この不
感帯の幅は、上述したようにアシストトルク演算部4に
おける抵抗46と47の分圧によって決定される。
のゲインを車速に応じて変化させているため、アシスト
電流は、図6に示すように、低速ほど大きなゲインで変
化するようになり、いわゆる車速感応型のアシスト制御
を行うことができる。次に、マイコン20にて行われる
演算処理について説明する。マイコン20は、上記した
中立舵角への復元制御および車速感応制御を行うための
第1、第2パルス信号を出力する演算処理を行う。この
演算処理を図7のフローチャートに基づいて説明する。
車輪速パルスを読み込み(ステップSA1)、その左右
車輪速パルスにより左右の車輪速度を演算する(ステッ
プSA2)。続いて、その演算された左右の車輪速度に
基づいて平均車速Vavを演算する(ステップSA3)。
続いて、ステップSA2にて求められた左右の車輪速度
の比に基づいて操舵角θの推定演算を行う(ステップS
A4)。なお、マイコン20内には、左右の車輪速度比
と操舵角θとの関係を示すマップが記憶されており、左
右の車輪速度比に対応する操舵角θが抽出されるように
なっている。
均車速Vavおよび操舵角θに基づき、中立舵角への復元
補償のトルク(復元補償値)を求め、この復元補償値に
応じたデューティ比の第1パルス信号を作成して出力す
る。ここで、復元補償値は、車両の旋回中の遠心力に対
抗して復元補償するためのものであるので、車速および
操舵角に基づく関数、すなわちf(Vav、θ)として表
される。この関数はマップとして記憶されており、従っ
てそのマップを用いて操舵角および車速から復元補償値
を示すデューティ比が設定され、そのデューティ比を有
する第1パルス信号が出力される。
のゲインを求め、このゲインに応じたデューティ比の第
2パルス信号を作成して出力する。ここで、車速感応の
ゲインは、車速Vavに基づく関数k(Vav)として表さ
れる。このこの関数はマップとして記憶されており、従
ってそのマップを用いて車速から車速感応のゲインを示
すデューティ比が設定され、そのデューティ比を有する
第2パルス信号が出力される。
された第1、第2パルス信号に基づき、加算演算部3、
乗算演算部5にて上述した処理が行われる。なお、マイ
コン20から出力される第1、第2パルス信号の周波数
は、位相補償フィルタ2ないし電流検出部9で構成され
るアナログのトルクサーボ系の制御応答周波数に対し、
第1パルス信号および第2パルス信号をそれぞれ十分直
流として平滑化できる値に設定されており、例えば、信
号Dvgain の周波数をトルクサーボ系の制御応答周波数
の10倍以上の値に設定すれば、平滑コンデンサ54の
容量を小さくしても、十分直流信号として機能させ得る
ことができる。 (第2実施例)次に、ABS(アンチロックブレーキシ
ステム)を備えた車両に本発明を適用した場合について
説明する。図8にその全体構成を示す。
イコンである。ABS制御においては、各車輪の車輪速
度に基づいてブレーキ制御が行われる。そこで、その車
輪速度を用いて、上記した中立舵角への復元制御および
車速感応制御に必要な操舵角θおよび車速Vavの情報を
得るようにしたのが本実施例である。このため、ABS
用マイコン30は、操舵角θおよび車速Vavを求めて、
それらの情報を有するPWM信号として送出する機能を
備えている。すなわち、後述するように、車速Vavを周
波数として、また操舵角θをデューティ比として表した
PWM信号を出力する。
操舵角θおよび車速Vavの情報を出力する部分の演算処
理について図9に示すフローチャートに従って説明す
る。ステップSB1〜SB3までは、図7のステップS
A1〜SA3までと同じ処理を行う。そして、平均車輪
速度Vavに基づいて生成すべきPWM信号の周波数Fを
演算する(ステップSB4)。なお、平均車輪速度Vav
と周波数Fとの関係は、マイコン30内にマップとして
記憶されており、平均車輪速度Vavに対応する周波数F
が抽出されるようになっている。
VR、VLから、内外輪速度比(VR/VL)と生成す
べきPWM信号のデューティ比Dを求める。内外輪速度
比(VR/VL)は操舵角θと関係を有するものであ
り、マップを用いて内外輪速度比(VR/VL)から操
舵角θに対応するデューティ比Dを抽出する(ステップ
SB5)。
出された周波数Fおよびデューティ比DのPWM信号を
生成し、ステップSB7にてそのPWM信号を出力す
る。このPWM信号の一例を図10に示す。車両が内外
輪速度比が1の状態、つまり直進走行の状態にあるとき
は、図10(a)に示すようにデューティ値が50%の
PWM信号が、車両が右旋回状態にあるときは、同図
(b)に示すようにデューティ値が50%より小さい、
例えば25%のPWM信号が、車両が左旋回状態にある
ときは、同図(c)に示すようにデューティ値が50%
より大きい、例えば75%のPWM信号がそれぞれ生成
されて出力される。
に示すように、最低周波数f0 から平均車輪速度Vavに
対応して比例的に変化する値に設定されている。従っ
て、車両の平均車輪速度Vav、操舵角θを1つのPWM
信号に表して出力することができる。この出力されたP
WM信号は、マイコンで構成される信号分離部40に入
力される。この信号分離部40の演算処理を図12に示
す。
マイコン30から出力されたPWM信号を読み込み、そ
のPWM信号のデューティ比から操舵角θを抽出し、P
WMの周波数から平均車輪速度Vavを抽出する。そし
て、それら平均車輪速度Vavおよび操舵角θを基に、ス
テップSC2およびSC3にて、第1実施例における図
7のステップSA5、SA6と同様に、第1、第2パル
ス信号を作成し出力する。
あっては、既に車輪速度センサが設けられており、AB
S制御を行うマイコン30には車輪速度の演算を行う機
能が備えられているため、その演算結果を用いれば、上
記PWM信号の生成を容易に行うことができる。なお、
ABS作動時は、運転者は緊急回避動作のためにステア
リングをしっかり握っているため、ステアリング手放し
時の復元制御を必要としない。従って、ABSが非作動
時のときのABS用マイコン30をステアリングの復元
制御に用いても何ら支障がない。
コン30と信号分離部40との間を信号ラインを用いて
信号伝送しているため、信号分離部40ではその信号ラ
インの断線検出を行うようにしている。この信号分離部
40で行う断線検出処理を図13に示す。まず、ABS
用マイコン30からのPWM信号を読み込み(ステップ
SD1)、PWM信号が出力されているか否かを判定す
る(ステップSD2)。PWM信号が出力されている場
合には、PWM信号のオン時間t1 とオフ時間t0 を読
み込む(ステップSD3)。続いてオン時間t1 および
オフ時間t0 に基づいてPWM信号の周波数fを演算す
る(ステップSD4)。
の周波数は最低周波数f0 以上に設定されているから、
ステップSD4にて求められた記周波数fが最低周波数
f0より小さい場合は、断線またはノイズ混入と推定す
ることができる。従って、周波数fが最低周波数f0 以
上であるか否かを判定する(ステップSD5)。続い
て、オン時間t1 およびオフ時間t0 に基づいてPWM
信号のデューティ比Dを演算する(ステップSD6)。
そして、デューティ比Dが所定の大きさの範囲内にある
か否かを判定する(ステップSD7)。所定の大きさの
範囲内にない場合は、断線による故障の発生、またはノ
イズの混入であると推定することができる。つまり、周
波数fが最低周波数f0 以上であっても、デューティ比
Dが正常値でない場合は、断線による故障などが発生し
たものと判断される。
プSD8に進んだ時には、断線故障していないものとし
て電磁クラッチのオンを継続するが、上記ステップSD
2、SD5、SD7にて異常判定された場合は、電磁ク
ラッチ14をオフさせる。このように断線等の異常が発
生した場合には電磁クラッチ14をオフさせるため、運
転者は、モータ13の影響を受けることなく手動操舵す
ることができる。
コン30から平均車輪速度Vavおよび操舵角θの情報を
得るようにしたが、ABS制御以外で左右の車輪速度信
号により車両の制御を行う制御装置があれば、その制御
装置から上記したような平均車輪速度Vavおよび操舵角
θの情報を得るようにしてもよい。また、操舵角θを左
右の車輪速度比から求めるものを示したが、左右の車輪
速度をそのまま用いて、あるいは左右の車輪速度を比以
外の他の情報に加工したものを用いて、マップ等から操
舵角θを求めるようにしてもよい。
ある。
グラフである。
である。
WM信号出力処理を示すフローチャートである。
信号の波形図であり、(a)はデューティー比が50%
のPWM信号を、(b)はデューティー比が25%のP
WM信号を、(c)はデューティー比が75%のPWM
信号をそれぞれ示す。
ある。
処理を示すフローチャートである。
チャートである。
減速機、18、19・・車輪速度センサ、20・・マイ
コン、30・・ABS用マイコン、40・・信号分離
部。
Claims (10)
- 【請求項1】 車両のステアリングの操舵に対しアシス
トトルクを発生するモータと、前記ステアリングの操舵
トルクを検出して操舵トルク信号を出力する操舵トルク
検出手段とを備え、前記出力された操舵トルク信号に基
づいて前記モータによるアシストトルクを制御するよう
にした電動パワーステアリング装置において、 車両の左右の操舵輪の車輪速度に基づき前記ステアリン
グを中立位置へ復元させる復元補償手段を備えたことを
特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 【請求項2】 前記復元補償手段は、前記左右の操舵輪
の車輪速度に基づき復元補償トルクを発生させるための
復元補償用信号を出力する信号発生手段と、この出力さ
れた復元補償用信号により前記操舵トルク信号を復元補
償された信号に変換する変換手段とを有することを特徴
とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。 - 【請求項3】 車両のステアリングの操舵に対しアシス
トトルクを発生するモータと、 前記ステアリングの操舵トルクを検出して操舵トルク信
号を出力する操舵トルク検出手段と、 車両の左右の操舵輪の車輪速度に基づき復元補償トルク
を発生させるための復元補償用信号を出力するととも
に、前記車両の走行速度に基づいて車速感応のためのゲ
インを示す車速感応ゲイン信号を出力する信号発生手段
と、 この出力された復元補償用信号により前記出力された操
舵トルク信号を復元補償された信号に変換する変換手段
と、 この復元補償された信号に基づいて前記モータの回転駆
動方向を判別するとともに前記モータを駆動するための
アシストトルク信号を出力するアシストトルク演算手段
と、 この出力されたアシストトルク信号のゲインを前記車速
感応ゲイン信号に応じて変更させるゲイン変更手段と、 このゲインが変更されたアシストトルク信号の大きさお
よび前記判別されたモータの回転駆動方向に基づいて前
記モータを駆動するモータ駆動手段とを備えたことを特
徴とする電動パワーステアリング装置。 - 【請求項4】 前記操舵トルク信号は前記操舵トルクに
対して比例的に変化する直流信号であり、前記変換手段
は前記復元補償用信号により前記操舵トルク信号を直流
的にシフトするものであることを特徴とする請求項2又
は3に記載の電動パワーステアリング装置。 - 【請求項5】 前記信号発生手段は前記復元補償トルク
を示すデューティ比のパルス信号を出力するものであっ
て、前記変換手段は前記パルス信号を直流信号に変換し
てこの直流信号により前記操舵トルク信号を直流的にシ
フトするものであることを特徴とする請求項4に記載の
電動パワーステアリング装置。 - 【請求項6】 前記信号発生手段は、車両の左右の操舵
輪の車輪速度を検出する車輪速度検出手段からの車輪速
度信号により、前記左右の操舵輪の車輪速度比を求めて
前記復元補償用信号を出力するものであることを特徴と
する請求項2乃至5のいずれか1つに記載の電動パワー
ステアリング装置。 - 【請求項7】 前記信号発生手段は、前記車両の左右の
操舵輪の車輪速度に基づき車両の他の制御を行う制御装
置から前記車輪速度比を求めるための信号が信号ライン
を介して入力され、この入力された信号により前記復元
補償用信号を出力するものであることを特徴とする請求
項2乃至5のいずれか1つに記載の電動パワーステアリ
ング装置。 - 【請求項8】 前記信号発生手段は、前記他の制御を行
う制御装置から入力された信号に基づき前記信号ライン
の断線状態を検出する検出手段を有することを特徴とす
る請求項7に記載の電動パワーステアリング装置。 - 【請求項9】 前記信号発生手段は、前記断線検出時に
前記モータによるトルクアシストを停止させる手段を有
することを特徴とする請求項8に記載の電動パワーステ
アリング装置。 - 【請求項10】 前記車両の他の制御を行う制御装置
は、車両のブレーキ制御を行う制御装置であることを特
徴とする請求項7乃至9のいずれか1つに記載の電動パ
ワーステアリング装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5841795A JP3525541B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 電動パワーステアリング装置 |
| US08/616,632 US5828973A (en) | 1995-03-17 | 1996-03-15 | Electric power steering apparatus |
| EP96301770A EP0732252A3 (en) | 1995-03-17 | 1996-03-15 | Electric power steering |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5841795A JP3525541B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 電動パワーステアリング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08253156A true JPH08253156A (ja) | 1996-10-01 |
| JP3525541B2 JP3525541B2 (ja) | 2004-05-10 |
Family
ID=13083815
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5841795A Expired - Fee Related JP3525541B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 電動パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3525541B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19980054048A (ko) * | 1996-12-27 | 1998-09-25 | 박병재 | 차량의 스티어링 회전각 검출방법 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5333802B2 (ja) * | 2012-05-02 | 2013-11-06 | 三菱自動車工業株式会社 | 操舵力制御装置 |
| JP5333801B2 (ja) * | 2012-05-02 | 2013-11-06 | 三菱自動車工業株式会社 | 操舵力制御装置 |
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-
1995
- 1995-03-17 JP JP5841795A patent/JP3525541B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19980054048A (ko) * | 1996-12-27 | 1998-09-25 | 박병재 | 차량의 스티어링 회전각 검출방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3525541B2 (ja) | 2004-05-10 |
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