JPH08255253A - グラフ表示処理装置およびグラフ表示処理方法 - Google Patents

グラフ表示処理装置およびグラフ表示処理方法

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JPH08255253A
JPH08255253A JP7058596A JP5859695A JPH08255253A JP H08255253 A JPH08255253 A JP H08255253A JP 7058596 A JP7058596 A JP 7058596A JP 5859695 A JP5859695 A JP 5859695A JP H08255253 A JPH08255253 A JP H08255253A
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JP7058596A
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English (en)
Inventor
Yutaka Deguchi
豊 出口
Katsumi Tanaka
克己 田中
Tetsuro Chino
哲朗 知野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ノード間に付加情報を保持しているグラフをノ
ードとアークによりグラフ表示する際に、必要な情報を
理解しやすい形で表示できるようにする。 【構成】様々な形で表現されているグラフ情報を入力す
るグラフデータ入力部11と、このグラフデータを解析し
てノードとアークの接続情報を得るグラフデータ構造解
析部13と、ノード間の付加情報などを利用して表示方法
の指定をする表示方法指定部12と、この指定された表示
方法を基に、解析されたグラフデータ中のノード及びア
ークに関して表示の可否を決定する表示データ決定部14
と、表示データ決定部で決定されたノード及びアークに
関して、画面上での配置を決定しグラフを表示するグラ
フデータ表示部15とより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のノード及びこれ
らノード間を接続するアークより構成され、アークで接
続されるノード間に付加情報を持つグラフを表示するグ
ラフ表示処理装置およびグラフ表示処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】人間が対話に用いる言葉である自然言語
を対象とする解析処理システムは、ワードプロセッサや
翻訳システムなどに利用されており、近年ではコンピュ
ータプログラムのソースとして自然言語で記述した文を
用い、この文からプログラムを生成する技術も研究され
ている。
【0003】例えば、自然言語を使用して制御プログラ
ムのもととなる手順を記述した文書を用意し、この文を
単語毎に分割して単語の番号、原形、品詞、活用情報
(日本語文法の場合のサ変活用、五段活用など)を求
め、単語とその品詞情報から入力文の構文を解析し、入
力文の構文構造を生成し、これより構文構造を意味構造
に変換し、この意味構造に従ったプログラムを生成する
ことで制御プログラムを得ることができる。
【0004】このように、自然言語を使用してプログラ
ムのもととなる手順を記述した文書を用意し、この文書
を解析して意味構造に変換し、この意味構造に従ったプ
ログラムを生成することができる。
【0005】ところで、例えば、自然言語で記述した文
からプログラムを生成するような場合では、生成するプ
ログラムに無駄がないか、要素間の関係はどのようにな
っているかなどを客観的にチェックするためには、ノー
ド及びノード間を接続するアークから構成されているグ
ラフにして考察してみると便利である。
【0006】図15は、自然言語で記述した文からプロ
グラムを作成するシステムにおいて、プログラム作成の
ために必要となる知識をグラフ状に表示した画面の例で
ある。
【0007】グラフ中の101の符号を付したノードに
は「コンプ」という名称が付けられており、これがプロ
グラムで制御する機器を表現している。101のノード
には102〜106までの5つのアークを介して5つの
ノードが接続されている。アークには「状態」、「動
作」、「モード」などの名称がついており、アークの先
の107〜111までのノードが表す意味を表現してい
る。
【0008】例えば、102と103の符号を付した状
態アークより、Eファンという機器には、ノード107
の名前「ON」とノード8の名前「OFF」の2つの状
態が存在していることがわかる。また、「ON」のノー
ドと、「OFF」のノードとが「遷移可」というリンク
で繋がっていることにより、「ON」の状態から「OF
F」の状態に遷移可能であることがわかる。
【0009】このように、知識をグラフ表示することに
よって、機器のとり得る状態や実行される動作を把握す
ることができ、また、状態間の関係も知ることができ
る。グラフについてもう少し詳しく触れておく。すなわ
ち、グラフは計算機科学において頻繁に現れる抽象的構
造であり、例えば、要素間の関係を把握したり、解析し
たりするのに極めて有効である。一般的に、離散的な状
態、あるいは点(これらは節点あるいは頂点と呼ばれ
る)とそれらの間の関係が記述されているようなシステ
ムは、全てグラフによってモデル化できる。
【0010】グラフの節点間の関係は、その種類に応じ
て辺(その関係が2節点の非順序対で表現される場
合)、有向辺(その関係が2節点の順序対で表現される
場合)、高階辺(その関係がいくつかの節点の空ではな
い集合で表現される場合)と呼ばれている。また、グラ
フを、問題上どう扱うかによって、時には重みやラベル
といった付加情報が個々の関係の上に定義されることも
ある。
【0011】このようなグラフの多様性のために、様々
なグラフがあり、また、グラフの構造上の特徴を捉える
ための概念にも様々なものがある。計算上の問題がグラ
フでモデル化されるときには、そのグラフはアルゴリズ
ムにおける操作が可能となるようなかたちで生成され、
かつ、表現される必要がある。必要とされる表現は特定
の操作を高速で行えるような抽象データ構造である場合
もあるし、あるいは視覚的に捉え対話的に操作すること
ができる具体的な表示である場合もある。
【0012】ここでは視覚的に直感に訴える例を対象に
する。ここで云うグラフとは、“節点の有限集合”と
“辺(節点の非順序対)の有限集合”との対からなる構
造である。また、有向グラフとは“節点の有限集合”と
“有向辺(節点の順序対)の有限集合”との対”からな
る構造である。グラフはしばしば2次元平面上に描かれ
る。このときの節点は点であり、辺は点間を結ぶ線分で
表示される。有向辺は矢印付の線で表される。ここで以
下の説明では節点をノードと呼び、辺および有向辺はア
ークと呼ぶことにする。
【0013】ところで、ノード及びノード間を接続する
アークから構成されているグラフを表示する方法を大別
すると、つぎの2つに分類できる。一つは、ノードを2
次元平面上に配置し、ノード間に存在するアークを表示
する形式の表示方法(以下、これをネットワーク型表示
方法と呼ぶ)であり、もう一つは、ある1つのノードに
着目し、着目しているノードからアークを介して接続さ
れているノードを順に表示していくことを再帰的に繰り
返す形式の表示方法(以下、これを木構造型表示方法と
呼ぶ)である。
【0014】これらのうちのネットワーク型表示方法に
よるグラフの表示例を図13に、また、木構造型表示方
法によるグラフの表示例を図14に示す。本例では、ノ
ードを丸印で示しており、この丸印を結ぶ線分がアーク
を示している。また、本例ではノード名及びアーク名を
大文字アルファベット(例えば、A,B,ABなど)で
表現していて、丸印内にある大文字アルファベット一文
字(A,B,Cなど)がノード名を示しており、また、
アークを表す線分上あるいは線分近傍に示してある大文
字アルファベット二文字(AB,ADなど)がアーク名
を示していて、ノード間の付加情報は、このアーク名の
後に括弧に入れて表現している(例えば、“(a,
1)”など)。なお、ここに示す一例としてのグラフは
2種類の付加情報を持っている。
【0015】従って、図13および図14で一例を示せ
ば、ノードAからノードDへはアークADにより接続さ
れていて、このアークADは付加情報(a,1)を持っ
ており、ノードAからノードEへはアークAEにより接
続されていて、このアークAEは付加情報(d,4)を
持っている、といったことがグラフ表現されていること
になる。
【0016】ネットワーク型表示方法によるグラフで
は、複数散らばるノード間に、それぞれ関連のあるアー
クが付されて網目状に表現され、木構造型表示方法によ
るグラフでは、あるノードを基準に、このノードから関
連のある別のノードへ枝別れするかたちでアークが付さ
れて幹から枝に伸びるツリー状の表現となっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の技術
において、ネットワーク型表示方法を用いてグラフを表
示する場合の問題点として、網の目が複雑になるに従
い、すなわち、ノード数が多くなり、ノード間を繋ぐア
ークの数が増えて複雑に入り組むに従い、グラフの可読
性が悪くなり、グラフを理解し難くなるという点が挙げ
られる。
【0018】そして、ノード数及びアーク数が増加する
に伴い、長いアークを表示する必要性が高くなり、また
アーク同士が交差する点も増加することが可読性の悪化
につながっている。但し、この場合でもノードを配置す
る際にアークの有無を考慮することで、可読性をある程
度改善することは可能であるものの、常に理解し易い形
で表示することは困難である。
【0019】これに対し、木構造型表示方法を用いてグ
ラフを表示する場合は、グラフの大きさによらず、アー
ク同士が交差する状態を避けて表示することが可能なた
め、ある程度の可読性は保持できる利点はある。しか
し、あるノードを基準として他の関連するノードに枝別
れしてゆくために、グラフの全ての情報を表示する際
に、基準以外の別のあるノードが色々な枝に出現するこ
とになり、そのノードの下部構造の情報を表示するにあ
たっても複数の表示形式が存在することになるという問
題がある。
【0020】このことを図14の例で説明する。例え
ば、Cのノードに着目してみると、このノードCは図で
は位置P1,P2,P3の3箇所に表示されている。そ
して、ノードCの下部構造の情報、すなわち、アークC
BによってノードBと接続され、アークCDによってノ
ードDと接続されているという情報は、図14ではP1
位置、すなわち、ノードAからアークABに接続されて
ノードBに至り、ノードBからさらにアークBCにより
接続されるノードCの箇所に表現されているが、これと
は別の経路となるP2位置やP3位置のノードCの箇所
に表現することも可能であり、また位置P1からP3ま
でのうち、いずれかの複数箇所に表示することも可能で
ある。また、アークCBは位置P2のノードCの箇所に
表示し、アークCDは位置P3のノードCの箇所に表示
することも可能である。
【0021】このように複数の表示が存在する場合、表
示形式の違いによってグラフの可読性や理解し易さが大
きく変わってくるので、適切な表示形式を選ぶ必要があ
る。そして、従来の手法としては、一度グラフを表示し
た後にノードを指定して、指定したノードの表示の有無
を制御したり、指定したノードの下部構造の表示を指定
する方法が存在する。しかし、ノード間に指定された付
加情報を利用して自動的に表示するノードを決定するこ
とはできなかった。
【0022】そのため、可読性が高いグラフを簡易なる
操作で効率的に表示したり、不要な情報を非表示にした
り、画面上に必要な情報を表示できるようにするグラフ
表示装置の開発が嘱望されている。
【0023】そこでこの発明の目的とするところは、可
読性が高く理解し易いグラフを短時間で表示することが
でき、現在必要としていない付加情報に関するノードを
非表示にしたりすることが簡単にできて、現実的な時間
で限られた画面上に必要な情報を表示でき、また、付加
情報を利用した指定方法を対話的に変更するようにし
て、ユーザの求めるグラフを、少ない対話で表示するこ
とができるようにした操作性の高いグラフ表示処理装置
およびグラフ表示処理方法を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はつぎのように構成する。すなわち、本発明
は、離散的な状態、あるいは点とそれらの間の関係が付
加情報とともに多数記述されてなる対象情報について、
上記状態あるいは点をそれぞれノードとし、これら複数
のノードとこれらノード間を接続するアークとより構成
されるグラフにモデル化すると共に、アークで接続され
るノード間に上記付加情報を持たせたグラフを生成表示
するグラフ表示処理装置において、上記グラフ作成のも
とになる情報を入力するための入力手段と、この入力手
段により入力された情報からノードおよびアークおよび
付加情報等によるグラフ構造を解析する構造解析手段
と、上記付加情報、ノードなどを指定して表示・非表示
を含む表示方法を指定する表示方法指定手段と、前記構
造解析手段により解析された結果に対し、前記表示方法
指定手段によって指定された条件に従って各ノードの表
示の可否を決定する表示データ決定手段と、この表示デ
ータ決定手段によって表示決定された対象のノード及び
そのノード間を繋ぐアークを木構造型の形式に整えて表
示することによりグラフ表示するグラフ表示手段とを備
える構成とする。
【0025】更にはグラフ表示手段には、表示省略ノー
ドがあるときはその表示省略ノードの前段のノードの末
尾若しくは近傍に、次段に表示省略ノードの存在を示す
記号を付加表示する機能を設ける。
【0026】
【作用】このような構成の本装置は、複数のノードとそ
のノード間を繋ぐアークで表現し得る情報を構造解析手
段が解析し、表示方法指定手段によりネットワーク型構
造や木構造型等の表示方法を設定すると表示データ決定
手段は表示すべきデータを、構造解析手段の解析結果に
ついて決定し、この決定したデータに基づき、グラフ表
示手段が指定に応じてノードとアークでネットワーク型
構造や木構造型に表現したグラフにし、付加情報と共に
グラフ表示する。
【0027】表示方法指定手段により付加情報、ノード
などを指定して表示・非表示を含む表示方法を指定する
と、表示データ決定手段はこの指定された条件に従って
各ノードの表示の可否を決定する。そして、グラフ表示
手段はこの表示データ決定手段によって表示決定された
対象のノード及びそのノード間を繋ぐアークを木構造型
の形式に整えてグラフ表示する。
【0028】本装置においてはノードとアークで表現し
たグラフ表示可能な構造を備える情報を解析してノード
とアークおよび付加情報の各情報として得、表示すべき
ノードや表示すべきアークおよび付加情報内容を選定す
る条件を付加情報の内容指定等により、表示方法指定手
段にて条件設定することで、その条件に従ってノード及
びアークを、表示すべきものと表示しないものとに選別
し、表示すべきものについて木構造型の形式に整えてグ
ラフ表示する。このように、条件を与えることで、表示
するノードとアークを選別し、表示すべきもののみ表示
させるようにしたので、必要な情報のみを選択して理解
し易い構造で木構造グラフを表示することができるよう
になる他、条件を与えることで表示するノードとアーク
の選別は解析済みの情報を用いて行うことにより、迅速
に必要な情報を抽出できるから、木構造グラフの表示を
短時間で行うことが可能になる。
【0029】また、グラフ表示手段は表示を省略したノ
ードに関しては、表示を省略したノードが本来繋がるノ
ードの最後に省略を示す符号を付したかたちで表示す
る。このグラフ中に省略を示す記号などを表示すること
で、省略ノードがあることを一目瞭然に知らしめること
ができる。
【0030】すなわち、本発明のグラフ表示処理装置
は、グラフの構造を解析した後、もしくは解析の最中
に、グラフ中のノード間同士で規定されている付加情報
を利用し、表示方法指定手段により表示方法を指定する
と、この指定された情報を基に、表示データ決定手段に
よってグラフの各ノード及びアークを表示すべきかどう
かを決定する。そして、表示すべきものについて、木構
造型のグラフにしてグラフ表示する。また、表示を省略
したノードに関しては、表示を省略したノードが本来繋
がるノードの最後に省略を示す符号を付したかたちで表
示する。このグラフ中に省略を示す記号などを表示する
ことで、省略ノードがあることを一目瞭然にわかるよう
にする。
【0031】このように、グラフ中の付加情報を利用し
てグラフの表示方法を指定することにより、従来の方法
と比較して、可読性が高く理解し易いグラフを短時間で
表示することができる。特に、大きなグラフを表示する
場合においては、現在必要としていない付加情報に関す
るノードを非表示にすることが簡単に行えるので、現実
的な時間で限られた画面上に必要な情報を表示できる。
また、付加情報を利用した指定方法を対話的に変更する
ことにより、ユーザの求めるグラフを、少ない対話で表
示することができる。
【0032】表示を省略したノードに関しては、グラフ
中に省略を示す記号などを表示することにより、使用者
のノード及びアークの省略に基づく誤解の可能性を少な
くすることができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して説
明する。 (実施例1)図1は計算機科学の分野におけるグラフ表
示のための装置としての本発明の実施例を説明するブロ
ック図である。図において、11は、様々な形で表現さ
れているグラフ情報(グラフデータ)を入力するグラフ
データ入力部である。12は、グラフの形式を指定した
り、グラフの付加情報などを利用して全表示や条件に沿
うものを選択的に表示させるなど、グラフの各種表示方
法を指定する表示方法指定部である。
【0034】13は、グラフデータ入力部11にて入力
されたグラフデータより、ノード及びアークの接続関係
を解析するグラフデータ構造解析部である。14は、表
示方法指定部12とグラフデータ構造解析部13の解析
結果の情報を基に、グラフの各ノード及びアークを表示
すべきかどうかを決定する表示データ決定部である。
【0035】15は、グラフデータ構造解析部13と表
示データ決定部14で決定された、実際に表示するノー
ド及びアークの画面上での配置を決定し、ノード及びア
ークを実際に表示するグラフデータ表示部である。ま
た、このグラフデータ表示部15は、表示方法指定部1
2により、付加情報による条件設定において表示対象と
しないように設定された場合に、表示すべきノードとア
ークを探索するが、探索可能ノードに指定されなかった
ノード(表示すべきノードのうちの終端のノード)に関
しては、グラフデータ表示部15はグラフ中に図10に
示すように例えば“//”なる記号を付加して、後続部
分の存在を知らしめるようにする。
【0036】グラフデータからグラフ表示を行うまでの
アルゴリズムとしては図2のものを使用する。このアル
ゴリズムについて、図2に示す各ステップを追って説明
する。
【0037】まず、グラフデータ入力部11によって、
グラフデータの読み込み処理を行う(ステップS1)。
つぎにこのステップS1において読み込まれたグラフデ
ータの構造をグラフデータ構造解析部13によって解析
し、ノード及びアークの接続関係を把握する(ステップ
S2)。
【0038】次に表示データ決定部14によるステップ
S3の処理に入る。ここでは、表示方法指定部12によ
って指定された付加情報毎の表示方法の指定内容に基づ
き、ステップS2によって解析されたグラフ中のアーク
によって接続されているノード対の表示方法を、ノード
間の付加情報を参照して決定する(ステップS3)。
【0039】つぎに表示方法指定部12によるステップ
S4の処理を行う。すなわち、ステップS3によって得
られたノード対の表示方法に基づき、グラフ中の各ノー
ド及びアークを実際に表示すべきかどうかを表示方法指
定部12が決定する。図14におけるノードCのよう
に、同じ1つのノードが複数回表示される可能性のある
表示方法が指定された場合には、可能性のある全ての場
所に関して実際に表示するかどうかを決定する(ステッ
プS4)。
【0040】次にグラフデータ表示部15によるステッ
プS5の処理に移る。ここではステップS4によって決
定された実際に表示する各ノード及びアークに関して、
次に実際の画面上のどの位置に配置するかをグラフデー
タ表示部15が決定する(ステップS5)。
【0041】さらにグラフデータ表示部15はステップ
S5で得られた情報を基に、実際にグラフを生成してデ
ィスプレイ上に表示する(ステップS6)。なお、本装
置においては、一度表示したグラフの表示方法を変更す
る場合には、既にグラフの構造の解析は終了しているの
で、ステップS3からの処理を行うようにする。すなわ
ち、表示データ決定部14にて付加情報毎の表示方法の
指定をし直す。すると、ステップS2によって解析され
たグラフ中のアークによって接続されているノード対の
表示方法を、ノード間の付加情報を参照して決定する。
【0042】次にステップS3によって得られたノード
対の表示方法に基づき、グラフ中の各ノード及びアーク
を実際に表示すべきかどうかを表示方法指定部12が決
定し、同じノードが複数回表示される可能性のある表示
方法が指定された場合には、可能性のある全ての場所に
関して実際に表示するかどうかを決定する(ステップS
4)。そして、この決定された実際に表示する各ノード
及びアークについて、次に画面上のどの位置に配置する
かをグラフデータ表示部15が決定する(ステップS
5)。
【0043】さらにグラフデータ表示部15はステップ
S5で得られた情報を基に、実際にグラフを生成してデ
ィスプレイ上に表示する(ステップS6)。この結果、
全表示の状態から、表示するものと、しないものを指定
することにより、全表示の状態から、表示するものを選
択して表示位置を整え、グラフ表示するという処理で済
ますことができるようになることから、処理速度のスピ
ードアップを図り、また、条件設定のし直しだけでこれ
を行うことができて操作性も良くなり、しかも、必要な
もののみ表示して理解し易いグラフ表示ができるように
なる。
【0044】以上は本装置の大まかな動作説明であっ
た。次に、上記構成の装置において、図13の如き構造
のグラフを理解し易い形式で表示する動作の詳細を説明
する。図13に示したグラフはネットワーク型の構造の
グラフであって、各ノードとそれらを接続するアークの
関係が全体との絡みでどのようになっているかを表した
ものである。
【0045】ここではノードを丸印で示してあり、この
丸印で囲んだ中に英大文字A〜Fをそれぞれ付して区別
してあるように、A〜Fの計6個のノードがある。そし
て、これらA〜Fなるノード間を接続する矢印記号表示
の13個の有向アークとからグラフが構成されている。
そして、有向アークで接続されているノード間には、2
種類の付加情報が存在している。なお、この2種類の付
加情報をアーク名に続く括弧内に小文字の英字及び算用
数字で示す。このように、ノード間の付加情報は、ここ
ではノード間を接続するアークの括弧内に示している。
【0046】図13のグラフは、グラフ表示処理する計
算機上で図3に示す形でデータ保持されている。図3の
テーブルにおいては、“始端ノード”、“有向アー
ク”、“終端ノード”、“付加情報1”、“付加情報
2”からなるデータ構造を持ち、このテーブルのデータ
のうち、“始端ノード”の欄には、有向アークの始端に
接続されているノード名を、そして、“有向アーク”の
欄にはアーク名を、“終端ノード”の欄には有向アーク
の終端に接続されているノード名を保持させている。ま
た、“付加情報1”、“付加情報2”の欄には、ノード
間に付加された情報を保持させる。グラフデータ入力部
11は、この形式のデータを扱う。
【0047】図3のテーブルのグラフデータ構成を説明
すると、“始端ノード”がAのノードの場合、“有向ア
ーク”がAB,AC,ADのものがあり、“有向アー
ク”がABのものは“終端ノード”Bに繋がり、“付加
情報1”として情報aを持ち、“付加情報2”として
“1”を持ち、また、“有向アーク”がACのものは
“終端ノード”Cに繋がり、“付加情報1”として情報
aを持ち、“付加情報2”として“2”を持ち、また、
“有向アーク”がADのものは“終端ノード”Dに繋が
り、“付加情報1”として情報aを持ち、“付加情報
2”として“3”を持つといった具合である。
【0048】同様に“始端ノード”がBのノードの場
合、“有向アーク”がBCのもののみがあり、これは
“終端ノード”Cに繋がり、“付加情報1”として情報
bを持ち、“付加情報2”として“1”を持ち、また、
““始端ノード”がCのノードの場合、“有向アーク”
CDのものとCBのものがあり、有向アーク”がCDの
ものは“終端ノード”Dに繋がり、“付加情報1”とし
て情報bを持ち、“付加情報2”として“1”を持ち、
また、“有向アーク”がCBのものは“終端ノード”B
に繋がり、“付加情報1”として情報cを持ち、“付加
情報2”として“1”を持つ。
【0049】図4に、表示方法指定部12における“表
示指定ノード”の指定方式を示す。ここで“表示指定ノ
ード”とは、必ず表示するように指定したノードのこと
を指しており、木構造表示時には、木構造の根となるノ
ードである。
【0050】表示方法指定部12による表示指定ノード
の指定には“特に指定しない”、“1つのノードを指定
する”、“複数のノードを指定する”の3種類があり、
これらの指定方式のいずれかを指定することができる。
【0051】そして、特に指定する必要のない場合には
“特に指定しない”を選択指定すれば良く、1つのノー
ドを指定したい場合には“1つのノードを指定する”を
選択指定すれば良く、複数のノードを指定したい場合に
は“複数のノードを指定する”を選択指定すれば良い。
【0052】図5に、表示方法指定部12における“表
示方式”の指定方式を示す。本例では、グラフ表示の方
法(グラフの表示形式)としては、“全体”の項に“ネ
ットワーク型表示方法”と“木構造型表示方法”の2種
類が示されており、従って、ネットワーク型のグラフ構
造の表示形式である“ネットワーク型グラフ表示”と、
ツリー型のグラフ構造の表示形式である“木構造型グラ
フ表示”のいずれかをグラフ表示の方法として選択可能
である。
【0053】また、“木構造表示時”の項には“構造完
全表示”、“構造最低限表示(幅優先)”および“構造
最低限表示(深さ優先)”があり、木構造型のグラフ表
示を行う場合には全体を全て省略なしにツリー構造で表
示する、そして、そのためには同じアークの2度以上の
出現を許容する“構造完全表示”と、同じアークは1度
しか表示させないようにする“構造最低限表示”の2種
類があり、これらのうちのいずれかの表示形式が選択可
能である。
【0054】同じアークは1度しか表示させないように
する構造最低限表示に関しては、幅優先と、深さ優先と
があるが、これは表示するグラフの形の候補が複数存在
する場合があり得るので、アークの表示順として、基準
ノードから幅優先探索順で表示する形式と、深さ優先探
索順で表示する形式のいずれかを選択できるようにする
ためである。“構造最低限表示(幅優先)”では同じア
ークは繰り返し表示することはせず、幅優先探索順にノ
ードを表示し、また、“構造最低限表示(深さ優先)”
では同じアークは繰り返し表示することはせず、深さ優
先探索順にノードを表示する。
【0055】また、“付加情報指定”の項があり、ノー
ド間に付加された付加情報を利用した条件設定による表
示指定も行えるようにしてある。“付加情報指定”には
“非表示”と“現アークのみ表示”と“全表示”があ
り、この3種類の表示方式のいずれかを指定できる。
【0056】“付加情報”は本例では“付加情報1”と
“付加情報2”の2種があり、付加情報毎に“非表
示”,“現アークのみ表示”,“全表示”の3種類の表
示方式のいずれかを指定できる。
【0057】このうち、“非表示”は指定された付加情
報を持つアークを非表示にする条件設定であり、“非表
示”の指定を行った場合には、その指定された付加情報
を持つノード間を接続する有向アーク及びその有向アー
クの終端に接続しているノードは全く表示されないよう
にする。
【0058】また、“現アークのみ表示”は指定された
付加情報を持つアークで接続されるるノードにおける終
端側のノードまでの表示を行い、それ以下は表示させな
い条件設定であり、この“現アークのみ表示”の指定を
行った場合には、その付加情報を持つ有向アーク及びそ
のアークの終端に接続しているノード(表示指定アーク
終端の接続ノード)まではグラフ表示するが、そのノー
ド(表示指定アーク終端の接続ノード)を始端とする有
向アークは全て表示されない。
【0059】このことを図14のグラフ中の位置P1の
ノードCで説明すると、つぎの通りである。今、位置P
1のノードCでの付加情報bに関して“現アークのみ表
示”の指定を行ったとする。するとこの場合、付加情報
bを持つノード間を接続するアークBCや、アークBC
の終端に接続しているノードCは表示されることになる
が、ノードCを始端ノードとして接続しているアークC
DやアークCBは表示されないことになる。また、アー
クCDやアークCBの終端ノードであるノードDやノー
ドBも表示されない。
【0060】これに対し、“全表示”の指定を行ったと
する。“全表示”は全てを表示する条件設定であり、非
表示となるものはない。この“全表示”の指定を行った
とすると、この場合にはそれ以前に“非表示”に指定さ
れていてグラフ上、非表示となっていたアークに関して
も全て表示対象となる。
【0061】従って、ネットワーク型表示を行う際は、
“全表示”とするか、もしくは“現アークのみ表示”に
してその対象として指定された付加情報を持つノード間
を接続するアークを表示必要アークとし、表示が必要名
アークの前後に接続しているノードは全て表示必要ノー
ドとすることで、表示が必要なノード及びアークの抽出
を簡単に行えるようになる。
【0062】図7は、木構造表示で構造完全表示を行う
際に、表示が必要なノードやアークと、表示が不要なノ
ードやアークに分類するアルゴリズムである。このアル
ゴリズムは、図2のステップS4で使用される。以下、
図7のアルゴリズムを各ステップに従って説明する。
【0063】まず、前処理として、全てのノードを未処
理ノードとし(S101)、表示指定ノードのみを探索
可能に指定する(S102)。つぎに、グラフ中に探索
可能ノードが存在するか否かを調べ(S103)、その
結果、グラフ中に探索可能ノードが存在しなければ、ア
ルゴリズムは終了する(S104)。
【0064】一方、ステップS103で調べた結果、探
索可能ノードが1つ以上存在したとすれば、ステップS
105に進み、ここで任意の1つの探索可能ノードを選
ぶ。つぎに、探索可能ノードを始端とする未処理のアー
クが存在するか否かを調べ(S106)、その結果、選
択された探索可能ノードを始端とする未処理のアークが
1つ以上存在すれば任意の1つのアークを選び(S10
7)、ステップS108に進む。
【0065】一方、ステップS106で調べた結果、探
索可能ノードを始端とする未処理のアークが存在しなけ
れば、選択した探索可能ノードを表示必要ノードとし
(S109)、ステップS103に戻り、ステップS1
03以下の処理を行う。
【0066】ステップS108においてはアークの識別
子が非表示指定であるか否かを調べる。この結果、アー
クの識別子が非表示指定である場合には、すなわち、選
択したアークの両端に接続されているノード間に規定さ
れている付加情報が、表示方法指定部により非表示指定
されていれば、ステップS110の処理に移り、選択し
たアークを表示不要アークに指定してステップS103
に戻る。
【0067】ステップS108において調べた結果、ア
ークの識別子が非表示指定でなければステップS111
の処理に移り、選択したアークを表示必要アークに指定
してからステップS112に進む。
【0068】ステップS112ではアークの識別子が
“現アークのみ表示”の指定であるか否かを調べる。す
なわち、選択したアークの両端に接続されているノード
間に規定されている付加情報が、表示方法指定部12に
より“現アークのみ表示”に指定されていれば、アーク
の指向先のノードを表示必要ノードとし(S113)、
ステップS103に戻る。ステップS112での結果
が、“現アークのみ表示”の指定でなければステップS
114に進む。
【0069】ステップS114ではアークの指向先のノ
ードが表示指定ノードからのパス中に存在するか否かを
調べる。その結果、存在していればステップS113に
移り、アークの指向先のノードを表示必要ノードとし、
ステップS103に戻る。つまり、選択したアークの両
端に接続されているノード間に規定されている付加情報
が、表示方法指定部12により全表示指定されており、
かつアーク先の終端ノードが、表示指定ノードから探索
可能ノードまでのパスに既に存在していれば、アーク先
の終端ノードを表示必要ノードとし、ステップS103
に戻る。
【0070】一方、ステップS114でアークの指向先
のノードが表示指定ノードからのパス中に存在するか否
かを調べた結果、存在していなければ、ステップS11
5に進み、アーク先の終端ノードを探索可能ノードとし
てから、ステップS103に戻る。
【0071】なお、“構造最低限表示(幅優先)”や
“構造最低限表示(深さ優先)”を行う場合は、上記の
アルゴリズム中のステップS103、S105の処理と
ステップS106、S107,S109を以下のように
変更すれば良い。
【0072】(ステップS103、S105の処理の変
更内容) [幅優先の場合]ステップS103において探索可能ノ
ードが存在するか否かを調べた結果、グラフ中に探索可
能ノードが存在しなければ、アルゴリズムは終了する。
しかし、探索可能ノードが1つ以上存在すれば、最も過
去に探索可能に指定されたノードを選び、ステップS1
06に進む。
【0073】[深さ優先の場合]ステップS103にお
いて探索可能ノードが存在するか否かを調べた結果、グ
ラフ中に探索可能ノードが存在しなければ、アルゴリズ
ムは終了する。しかし、探索可能ノードが1つ以上存在
すれば、最も最近に探索可能に指定されたノードを選
び、ステップS106に進む。
【0074】(ステップS106)ステップS106で
は探索可能ノードを始端とする未処理のアークが存在す
るか否かを調べ、その結果、選択された探索可能ノード
が、まだ1度も探索可能ノードに指定されておらず、探
索可能ノードを始端とするアークが1つ以上存在すれば
任意の1つのアークを選び、ステップS108に進む。
しかし、存在しなければ、選択した探索可能ノードを表
示必要ノードとし、ステップS103に戻る。
【0075】このような処理を経て後、図2のアルゴリ
ズムに基づき、グラフを表示する。 [ネットワーク型表示指定による表示]本装置において
は、表示方法指定部12により“ネットワーク型表示”
を指定することでネットワーク型のグラフ表示ができる
ようになるが、細かい条件の指定はつぎのようにしたと
する。例えば、表示ノードの指定は“特に指定しない”
を指定し、表示方式としては“ネットワーク型表示”を
指定し、また、アークの識別子による表示方法は、全て
の識別子に対して“全表示”を指定してグラフ表示実行
指令をしたとする。
【0076】この場合の動作を説明すると、まず、図2
のステップS1において、図3のグラフデータを読み込
む。つぎにステップS2でグラフの構造を解析し、ノー
ドとアークの接続関係を把握する。解析方法としては、
図3のグラフデータにおける“始端ノード”及び“終端
ノード”の欄より、グラフ中に存在するノードを把握す
る。
【0077】次に、各ノードを始端ノードとするデータ
項目を抽出し、ノード間の接続関係を把握する。ステッ
プS3では付加情報を基にしてノード対の表示方法を決
定する。S3での処理終了時のデータ例を図6に示す。
【0078】つぎにステップS4では、表示するノード
及びアークを決定する。この場合、全ての付加情報に対
して“全表示”を指定しているので、ネットワーク型で
全てのノード及びアークを表示することになる。ステッ
プS5でノード及びアークが配置され、ステップS6で
グラフが表示される。この結果、表示されるグラフは図
13に示す如きのものとなる。
【0079】[木構造型表示指定による表示]次に、表
示方法を木構造型に変更し、ノードAを基準としてノー
ドAの下部構造を表示させる場合を説明する。
【0080】この場合、表示方法指定部12により表示
方法を“木構造型”に指定し、また、表示ノードの指定
(指定方法の指定)を“1つのノードを指定”にし、A
のノードを指定する。これでノードAを基準としてノー
ドAの下部構造を表示することになる。木構造表示時の
指定は“構造完全表示”を指定する。
【0081】この場合の処理は、図2のステップS4
で、図7で説明したアルゴリズムを適用する。まず、ス
テップS101で全てのノード及びアークを未処理と
し、つぎにステップS102で、表示指定ノードである
ノードAを探索可能ノードとする。
【0082】ステップS103でノードAが選択され、
ステップS106およびS107を経てノードAを始端
ノードとするアークのうちの1つが選択される。ここで
はアークABが選択されたものとする。
【0083】つぎにステップS108,S111でノー
ド間の表示方法を参照する。アークABで接続されてい
るノードAとノードBの間は“全指定”になっているの
で、ステップS114に進む。アークABの先のノード
Bは、まだ表示指定ノードからノードBに至るまでのパ
スに存在していないので、ノードBを探索可能ノードに
指定し、ステップS103に戻る。
【0084】そして、ステップS103,S105を経
ることにより、現在存在している2つの探索可能ノード
のうちの任意の1つを選択する。ここではノードBが選
択されたものとする。
【0085】先ほどと同様の処理を行い、アークBCで
接続されているノードCが探索可能ノードに指定され
る。そして、ステップS103に戻る。次のステップS
103以下での処理の結果、ノードBが選択された場
合、ノードBを始端とするアークはアークBCしかな
く、アークBCは既に処理済みであるので、ノードBを
表示必要ノードとする。そして、ステップS103に戻
る。
【0086】ステップS103以下での処理の結果、つ
ぎにノードCが選択され、ステップS106,S107
の処理を経てアークCBが選択された場合、ステップS
114以下の処理においては、既にアークCBの終端ノ
ードBは、表示指定ノードから終端ノードまでのパス中
に存在しているので、このノードBを表示必要ノードと
する。
【0087】以上の操作を探索可能ノードが存在しなく
なるまで繰り返す。そして、図2のステップS5及びS
6の処理を経ると、図8の如きグラフが出力されること
になる。
【0088】図8のグラフはノードAを中心としての木
構造型のグラフである。このグラフはノードAを中心と
して見る場合には図13のネットワーク型のグラフより
理解し易い表示である。しかし、他のノードに関して
は、同じ構造を何度も繰り返して表示している。例え
ば、ノードCの下部の構造として、ノードD及びノード
BがアークCD及びアークCBで接続されているという
情報は、位置P11から位置P17までの7箇所に出現
してここに記されている。
【0089】あるノードの下部構造に関する情報は、少
なくとも1箇所どこかに記述されていれば、グラフ情報
を表現する上では十分であり、複数箇所に表示するにし
てもせいぜい数箇所程度に抑えるべきであって、7箇所
に出現するのは画面がいたずらに込み入って見にくくな
るだけである。
【0090】そこで可読性を良くするため、例えば、こ
の例の場合に位置P11から位置P17の7つの位置に
示される部分のうちのいくつかについては、ノードCの
下部構造を表示しないようにするといった機能が必要で
ある。本装置ではこのような機能を持っているのでこれ
をつぎに説明する。
【0091】[同一ノードが複数箇所出現する場合の下
部構造表示箇所制限]可読性を良くするため、上記例に
おいて位置P11から位置P17の7つの位置に示され
る部分のうちのいくつかについては、ノードCの下部構
造を表示しないようにする実施例をつぎに考える。
【0092】この場合、一例としてノード間の付加情報
のうち、“付加情報1”を用いてグラフの再表示を行う
ことを考えてみる。実施例ではこの“付加情報1”に属
する情報にはa,b,c,d,e,fがある。“付加情
報1”による表示指定としては、これら情報aから情報
fまでのうち、情報aと情報dについては“全表示”と
し、その他については“現アークのみ表示”に指定した
とする。この条件による表示指定を行い、表示データ決
定部14による図2のアルゴリズムのステップS3の処
理を実施して表示データを決定した結果、図9のデータ
が得られる。
【0093】すなわち、始端ノードA,有向アークA
B,終端ノードBの組、 始端ノードA,有向アークA
C,終端ノードCの組、 始端ノードA,有向アークA
D,終端ノードDの組はいずれも“付加情報1”がaで
あるので“全表示”、また、始端ノードA,有向アーク
AE,終端ノードEの組、 始端ノードA,有向アーク
AF,終端ノードFの組はいずれも“付加情報1”がd
であるのでこれも“全表示”、そして、始端ノードB,
有向アークBC,終端ノードBの組、 始端ノードC,
有向アークCD,終端ノードDの組はいずれも“付加情
報1”がbであるので“現アークのみ表示”、 始端ノ
ードC,有向アークCB,終端ノードBの組、 始端ノ
ードD,有向アークDB,終端ノードBの組はいずれも
“付加情報1”がcであるのでこれも“現アークのみ表
示”、 始端ノードE,有向アークEC,終端ノードC
の組、 始端ノードF,有向アークFD,終端ノードD
の組はいずれも“付加情報1”がeであるのでこれも
“現アークのみ表示”、そして、 始端ノードE,有向
アークEB,終端ノードBの組、 始端ノードF,有向
アークFB,終端ノードBの組はいずれも“付加情報
1”がfであるのでこれも“現アークのみ表示”となる
ように、表示方式が設定される。
【0094】次に、この得られた図9のデータに対し
て、図7のアルゴリズムを適用する。この図7のアルゴ
リズムは、木構造表示で構造完全表示を行う際に、表示
が必要なノードやアークと、表示が不要なノードやアー
クに分類するアルゴリズムである。
【0095】図9のデータではノードAが表示指定ノー
ドに指定されており、その他のノードは“現アークのみ
表示”である。そこで、探索可能ノードとしてノードA
を選び、つぎに、このAなる探索可能ノードを始端とす
る未処理のアークが存在するか否かを調べる(S10
6)。探索可能ノードAを始端とする未処理のアークは
多数存在するので、このうちの任意の1つのアークを選
び(S107)、ステップS108の処理に移る。例え
ば、ノードAを始端とする未処理のアークのうち、図9
のリストの順番に従って処理アークを決めるとしたなら
ば、最初の処理アークとしてアークABが指定され、ス
テップS108においてアークの識別子(図9では“表
示方式”の内容)が非表示指定であるか否かを調べる。
その結果、アークの識別子が非表示指定でなければステ
ップS111の処理に移り、選択したアーク(この場合
はアークAB)を表示必要アークに指定してからステッ
プS112に進む。ステップS112ではアークの識別
子が“現アークのみ表示”の指定であるか否かを調べ
る。この場合、“現アークのみ表示”の指定でないか
ら、ステップS114に進み、アークの指向先のノード
が表示指定ノードからのパス中に存在するか否かを調べ
る。その結果、存在していればステップS113に移
り、アークの指向先のノードを表示必要ノードとし、ス
テップS103に戻る。つまり、選択したアークの両端
に接続されているノード間に規定されている付加情報
が、表示方法指定部12により全表示指定されており、
かつアーク先の終端ノードが、表示指定ノードから探索
可能ノードまでのパスに既に存在していれば、アーク先
の終端ノードを表示必要ノードとし、ステップS103
に戻るが、存在していなければ、ステップS115に進
み、アーク先の終端ノードを探索可能ノードとしてか
ら、ステップS103に戻る。この場合は、全表示に指
定されているので、アーク先の終端ノードBを探索可能
ノードとしてからステップS103に戻る。
【0096】このように、ノードAを選択してからアー
クABを表示必要アークに指定し、次のステップS11
5でノードBが探索可能ノードに指定される所までは、
図8のグラフが出力された際の処理と同じである。
【0097】つぎにノードBを探索可能ノードにしての
ステップS103からの処理を再び行うが、ノードBを
始端とするアークはアークBCしかないので、アークB
Cが選択される。図9のデータより、ノードBとノード
Cの対の表示方法としては“現アークのみ表示”が指定
されている。従って、ステップS105でアーク先のノ
ードCは表示必要ノードとされる。このノードCは探索
可能ノードではないので、ノードCの下部に存在するノ
ードやアークは、ここでは表示必要とはならない。
【0098】同様の処理を探索可能ノードが存在しなく
なるまで行い、表示必要ノードと表示必要アークを抽出
する。その後、この表示必要ノードと表示必要アークに
ついて図2のステップS5およびS6の処理を施すと図
10の木構造型グラフが生成され、表示必要ノードと表
示必要アークによる木構造型グラフが表示されることに
なる。
【0099】一方、図2のステップS4において、探索
可能ノードに指定されなかったノードに関しては、グラ
フデータ表示部15は表示しない代わりに、表示すべき
ノードのうちの終端のノードの後段に、この探索可能ノ
ードに指定されなかったノードが繋がる場合に、当該終
端のノードの末尾に“//”なる記号を付加した木構造
型グラフ表示形式にし、グラフ表示する。
【0100】これはこのノードには下部の構造が存在し
てはいるが、表示するのは省略したということを表現し
ており、グラフ中に“//”なる記号が存在することを
以て表示ノードにおける終端の表示ノードにおける下部
の構造の存在を知らしめる有用な表示となる。なお、グ
ラフ中の“//”なる記号は、この例では終端のノード
の末尾に付すようにしたが、末尾に限るものではなく、
終端のノードの近傍であっても良い。
【0101】図9のグラフデータは、始端ノードAとし
て、これに対するノードB〜Fの関係を表示すると共
に、これらに関係する全てのアークは1度ずつ表示され
る形式になるので、グラフの全情報を表示しており、し
かも、ノードAに着目している場合に図13や図8と比
較して理解し易く、コンパクトで無駄のない表現である
といえる。
【0102】(表示される情報を整理し、目的の情報に
絞る表示処理機能)次に、上記例において“付加情報
1”のうち、情報aに関するノードやリンクの情報は必
要としない場合を考える。
【0103】すなわち、グラフ表示される情報を整理し
て目的の情報に絞れば必要情報がもっと理解し易くな
る。そこで、上記例のうち、不必要な情報が“付加情報
1”中の情報aであるとすると、この情報aを“非表
示”に指定すれば、情報aに関するノードやリンクは表
示されなくなるので、必要な情報が理解し易い形で表示
されると予想される。
【0104】従って、この場合、表示方法指定部12に
より“付加情報1”中の情報aを“非表示”、情報dを
“全表示”、その他のリンクを“現アークのみ表示”に
指定して再表示実行指令を行う。すると表示データ決定
部14により図7のアルゴリズムが適用されて表示デー
タが決定される。この表示データの決定は、グラフ構造
解析部13がグラフ構造解析を済ませているデータにつ
いて行い、これをグラフデータ表示部15の処理により
グラフ生成することで、図11の如きグラフがディスプ
レイ上に出力表示する。
【0105】この場合もグラフデータ表示部15は、表
示すべきノードのうちの終端のノードの後段に、表示さ
れない下部のノードが繋がる場合には、当該終端のノー
ドの末尾に“//”なる記号を付加した木構造型グラフ
表示形式にし、グラフ表示する。そして、この表示され
ない下部の構造の存在を知らしめる。
【0106】ところで、この状態では、ノードB、ノー
ドC、ノードDの下部構造は表示されておらず、グラフ
の情報を全て表示しているとはいえない。そのため、こ
れらの下部構造が必要になることがある。その場合に
は、表示方法指定部12により情報e、情報fを“全表
示”に指定しなおし、再表示させるようにする。
【0107】その指定と再表示の指示により、表示デー
タ決定部14に図7のアルゴリズを同様に適用して処理
させることにより、グラフデータ構造解析部13による
構造解析済みデータについて表示データの決定をし、こ
の決定したデータについてグラフデータ表示部15によ
りグラフ生成させると、図11のグラフに代って今度は
図12のグラフが表示される。図からわかるように、こ
のグラフは、非表示指定した情報aに関する情報を除い
た全ての情報を表示している。
【0108】なお、図9のグラフデータは、木構造表示
を“構造最低限表示(幅優先)”に指定し、各アークの
識別子を全て“全表示”とした場合にも得ることができ
る。以上、説明したように、本装置は離散的な状態、あ
るいは点とそれらの間の関係が付加情報とともに多数記
述されてなる対象情報について、上記状態あるいは点を
それぞれノードとし、これら複数のノードとこれらノー
ド間を接続するアークとより構成されるグラフにモデル
化すると共に、アークで接続されるノード間に上記付加
情報を持たせたグラフを生成表示するグラフ表示処理装
置において、上記グラフ作成のもとになる情報を入力す
るための入力手段と、この入力手段により入力された情
報からノードおよびアークおよび付加情報等によるグラ
フ構造を解析する構造解析手段と、上記付加情報、ノー
ドなどを指定して表示・非表示を含む表示方法を指定す
る表示方法指定手段と、前記構造解析手段により解析さ
れた結果に対し、前記表示方法指定手段によって指定さ
れた条件に従って各ノードの表示の可否を決定する表示
データ決定手段と、この表示データ決定手段によって表
示決定された対象のノード及びそのノード間を繋ぐアー
クを木構造型の形式に整えて表示することによりグラフ
表示するグラフ表示手段とを備える構成とした。
【0109】更にはグラフ表示手段には、表示省略ノー
ドがあるときはその表示省略ノードの前段のノードの末
尾若しくは近傍に、次段に表示省略ノードの存在を示す
記号を付加表示する機能とを設ける構成とした。
【0110】このような構成の本装置は、複数のノード
とそのノード間を繋ぐアークで表現し得る情報を構造解
析手段が解析し、表示方法指定手段によりネットワーク
型構造や木構造型等の表示方法を設定すると表示データ
決定手段は表示すべきデータを、構造解析手段の解析結
果について決定し、この決定したデータに基づき、グラ
フ表示手段が指定に応じてノードとアークでネットワー
ク型構造や木構造型に表現したグラフにし、付加情報と
共にグラフ表示する。
【0111】表示方法指定手段により付加情報、ノード
などを指定して表示・非表示を含む表示方法を指定する
と、表示データ決定手段はこの指定された条件に従って
各ノードの表示の可否を決定する。そして、グラフ表示
手段はこの表示データ決定手段によって表示決定された
対象のノード及びそのノード間を繋ぐアークを木構造型
の形式に整えてグラフ表示する。
【0112】本装置においてはノードとアークで表現し
たグラフ表示可能な構造を備える情報を解析してノード
とアークおよび付加情報の各情報として得、表示すべき
ノードや表示すべきアークおよび付加情報内容を選定す
る条件を付加情報の内容指定等により、表示方法指定手
段にて条件設定することで、その条件に従ってノード及
びアークを、表示すべきものと表示しないものとに選別
し、表示すべきものについて木構造型の形式に整えてグ
ラフ表示する。このように、条件を与えることで、表示
するノードとアークを選別し、表示すべきもののみ表示
させるようにしたので、必要な情報のみを選択して理解
し易い構造で木構造グラフを表示することができるよう
になる他、グラフデータの構造解析は事前に済ませてお
き、条件を与えることで表示するノードとアークの選別
は解析済みの情報を用いて行うようにしたことにより、
毎回グラフデータの構造解析から行うようなことはなく
なり、従って、その分、迅速に必要な情報を抽出できる
から、木構造グラフの表示を短時間で行うことが可能に
なる。
【0113】また、グラフ表示手段は表示を省略したノ
ードに関しては、表示を省略したノードが本来繋がるノ
ードの最後に下部構造の省略を示す符号を付したかたち
で表示するようにしている。このグラフ中に、下部構造
が省略されていることを示す記号などを表示するように
したことで、省略ノードがあることを一目瞭然に知らし
めることができる。
【0114】ゆえに、本発明によれば、複数のノード及
びノード間を接続するアークから構成され、アーク間で
接続されるノード間に付加情報が存在するグラフを表示
する際に、グラフ中の付加情報を利用してグラフの表示
方法を指定するだけで、可読性が高く理解し易いグラフ
を短時間で表示することができ、特に、大きなグラフを
表示する場合においては、現在必要としていない付加情
報に関するノードを非表示することが簡単に行えるの
で、現実的な時間で限られた画面上に必要な情報を表示
できる。また、付加情報を利用した指定方法を対話的に
変更することにより、ユーザの求めるグラフを少ない対
話で表示することができるという効果が得られる。
【0115】また、表示を省略したノードに関しては、
グラフ中に省略を示す記号などを表示することにより、
使用者のノード及びアークの省略に基づく誤解の可能性
を少なくすることができるという効果が得られる。
【0116】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、種々変形して実施し得るものであるこ
とはもちろんである。また、本発明の実施例にはつぎの
如き態様が含まれる。
【0117】[1] 離散的な状態、あるいは点とそれ
らの間の関係が付加情報とともに多数記述されてなる対
象情報について、上記状態あるいは点をそれぞれノード
とし、これら複数のノードとこれらノード間を接続する
アークとより構成されるグラフにモデル化すると共に、
アークで接続されるノード間に上記付加情報を持たせた
グラフを生成表示するグラフ表示処理装置において、上
記グラフ作成のもとになる情報を入力するための入力手
段と、この入力手段により入力された情報からノードお
よびアークおよび付加情報等によるグラフ構造を解析す
る構造解析手段と、前記付加情報、ノードなどを指定し
て表示・非表示を含む表示方法を指定する表示方法指定
手段と、前記構造解析手段により解析された結果に対
し、前記表示方法指定手段によって指定された条件に従
って各ノードの表示の可否を決定する表示データ決定手
段と、この表示データ決定手段によって表示決定された
対象のノード及びそのノード間を繋ぐアークを木構造型
の形式に整えて表示することによりグラフ表示するグラ
フ表示手段とを備える構成とする。
【0118】このような構成において、構造解析手段は
入力手段により入力された情報からノードおよびアーク
および付加情報等によるグラフ構造を解析する。また、
表示方法指定手段により上記付加情報、ノードなどを指
定して表示・非表示を含む表示方法を指定すると、表示
データ決定手段は前記構造解析手段により解析された結
果に対し、前記表示方法指定手段によって指定された条
件に従って各ノードの表示の可否を決定する。そして、
グラフ表示手段はこの表示データ決定手段によって表示
決定された対象のノード及びそのノード間を繋ぐアーク
を、木構造型の形式に整えて表示することによりグラフ
表示する。
【0119】このように、付加情報、ノードなどを指定
して表示・非表示を含む表示方法を指定すると、前記構
造解析手段により解析された結果に対し、前記表示方法
指定手段によって指定された条件に従って各ノードの表
示の可否を決定し、この表示決定された対象のノード及
びそのノード間を繋ぐアークを、木構造型の形式に整え
てグラフ表示するので、条件に応じて必要な情報のみを
木構造で表示できることになり、認識し易いグラフを表
示できる。
【0120】[2] 離散的な状態、あるいは点とそれ
らの間の関係が付加情報とともに多数記述されてなる対
象情報について、上記状態あるいは点をそれぞれノード
とし、これら複数のノードとこれらノード間を接続する
アークとより構成されるグラフにモデル化すると共に、
アークで接続されるノード間に上記付加情報を持たせた
グラフを生成表示するグラフ表示処理装置において、上
記グラフ作成のもとになる情報を入力するための入力手
段と、この入力手段により入力された情報からグラフの
構造を解析する構造解析手段と、上記付加情報、ノード
などを指定して表示・非表示を含む表示方法を指定する
表示方法指定手段と、この表示方法指定手段によって指
定された条件に従って各ノードの表示の可否を決定する
表示データ決定手段と、この表示データ決定手段によっ
て表示決定された対象のノード及びそのノード間を繋ぐ
アークを木構造型の形式に整えて表示することによりグ
ラフ表示すると共に、表示省略ノードの前段のノードの
末尾若しくは近傍に、次段に表示省略ノードの存在を示
す記号を付加表示するグラフ表示手段とを備えた構成と
する。
【0121】この構成によれば、[1]の作用に加えて
さらに、表示省略ノードの前段のノードの末尾若しくは
近傍に、次段に表示省略ノードの存在を示す記号を付加
表示することから、必要な情報のみの木構造表示による
認識し易いグラフ表示と、さらに表示省略ノードの存在
が一目でわかる表示が可能になる。
【0122】[3] 離散的な状態、あるいは点とそれ
らの間の関係が付加情報とともに多数記述されてなる対
象情報について、上記状態あるいは点をそれぞれノード
とし、これら複数のノードとこれらノード間を接続する
アークとより構成されるグラフにモデル化すると共に、
アークで接続されるノード間に上記付加情報を持たせた
少なくともネットワーク型構造および木構造型のグラフ
を生成表示するグラフ表示処理装置において、上記グラ
フ作成のもとになる情報を入力するための入力手段と、
この入力手段により入力された情報からノードおよびア
ークおよび付加情報等によるグラフ構造を解析する構造
解析手段と、ネットワーク型構造および木構造型等のグ
ラフ型指定および上記付加情報やノードなどを指定して
表示・非表示を含む表示方法を指定する表示方法指定手
段と、前記構造解析手段により解析された結果に対し、
前記表示方法指定手段によって指定された条件に従って
各ノードの表示の可否を決定する表示データ決定手段
と、この表示データ決定手段によって表示決定された対
象のノード及びそのノード間を繋ぐアークをグラフ型指
定に対応する形式に整えて表示することによりグラフ表
示するグラフ表示手段とを備えた構成とする。
【0123】このような構成において、構造解析手段は
入力手段により入力された情報からノードおよびアーク
および付加情報等によるグラフ構造を解析する。そし
て、表示方法指定手段により、ネットワーク型構造およ
び木構造型等のグラフ型指定および上記付加情報やノー
ドなどを指定して表示・非表示を含む表示方法を指定す
ると、表示データ決定手段は前記構造解析手段により解
析された結果に対し、前記表示方法指定手段によって指
定された条件に従って各ノードの表示の可否を決定し、
グラフ表示手段はこの表示データ決定手段によって表示
決定された対象のノード及びそのノード間を繋ぐアーク
を、グラフ型指定に対応する形式に整えて表示すること
によりグラフ表示する。
【0124】この構成によれば、ネットワーク型構造お
よび木構造型等のグラフ型指定および上記付加情報やノ
ードなどを指定して表示・非表示を含む表示方法を指定
すると、前記構造解析手段により解析された結果に対
し、前記表示方法指定手段によって指定された条件に従
って各ノードの表示の可否が決定されてこの表示決定さ
れた対象のノード及びそのノード間を繋ぐアークを、グ
ラフ型指定に対応する形式に整えて表示するから、必要
な情報のみの木構造表示による認識のし易いグラフ表示
が可能になり、しかも、木構造型およびネットワーク型
構造のいずれのグラフ表示も利用できる。
【0125】[4] 離散的な状態、あるいは点とそれ
らの間の関係が付加情報とともに多数記述されてなる対
象情報について、上記状態あるいは点をそれぞれノード
とし、これら複数のノードとこれらノード間を接続する
アークとより構成されるグラフにモデル化すると共に、
アークで接続されるノード間に上記付加情報を持たせた
グラフを生成表示するグラフ表示処理装置において、上
記グラフ作成のもとになる情報を入力するための入力手
段と、この入力手段により入力された情報からノードお
よびアークおよび付加情報等によるグラフ構造を解析す
る構造解析手段と、ネットワーク型構造および木構造型
等のグラフ型指定および上記付加情報やノードなどを指
定して表示・非表示を含む表示方法を指定する表示方法
指定手段と、前記構造解析手段により解析された結果に
対し、前記表示方法指定手段によって指定された条件に
従って各ノードの表示の可否を決定する表示データ決定
手段と、この表示データ決定手段によって表示決定され
た対象のノード及びそのノード間を繋ぐアークをグラフ
型指定に対応する形式に整えて表示することによりグラ
フ表示し、また、グラフ形式が木構造型のときは表示省
略ノードの前段のノードの末尾若しくは近傍に、次段に
表示省略ノードの存在を示す記号を付加表示するグラフ
表示手段とを備えた構成とする。
【0126】このような構成において、構造解析手段は
入力手段により入力された情報からノードおよびアーク
および付加情報等によるグラフ構造を解析する。そし
て、表示方法指定手段によりネットワーク型構造および
木構造型等のグラフ型指定および上記付加情報やノード
などを指定して表示・非表示を含む表示方法を指定する
と、表示データ決定手段は前記構造解析手段により解析
された結果に対し、前記表示方法指定手段によって指定
された条件に従って各ノードの表示の可否を決定し、グ
ラフ表示手段はこの表示データ決定手段によって表示決
定された対象のノード及びそのノード間を繋ぐアークを
グラフ型指定に対応する形式に整えて表示することによ
りグラフ表示し、また、グラフ形式が木構造型のときは
表示省略ノードの前段のノードの末尾若しくは近傍に、
次段に表示省略ノードの存在を示す記号を付加表示す
る。
【0127】この構成によれば、前記[1],[2]の
構成における作用と効果に加えて木構造型、ネットワー
ク型構造のいずれのグラフ表示も利用できる効果があ
る。 [5] グラフ表示処理方法として、ノードとアークで
表現したグラフ形式のグラフにて表示可能な構造を備え
る情報を解析してノードとアークおよび付加情報の各情
報として得、表示すべきノードや表示すべきアークおよ
び付加情報内容を選定する条件を付加情報の内容指定等
により条件設定することにより、その条件に従い、ノー
ドおよびアークおよび付加情報を、表示すべきものと表
示しないものとに選別し、表示すべきものについて木構
造型の形式に整えてグラフ表示することを特徴とする。
【0128】この方法によれば、表示すべきノードや表
示すべきアークおよび付加情報内容を選定する条件を付
加情報の内容指定等により条件設定することにより、そ
の条件に従い、ノードおよびアークおよび付加情報を、
表示すべきものと表示しないものとに選別し、表示すべ
きものについて木構造型の形式に整えてグラフ表示する
ことから、必要な情報のみの木構造型表示による認識し
易いグラフ表示が可能になる。
【0129】[6] グラフ表示処理方法として、ノー
ドとアークで表現したグラフ形式のグラフにて表示可能
な構造を備える情報を解析してノードとアークおよび付
加情報の各情報として得、表示すべきノードや表示すべ
きアークおよび付加情報内容を選定する条件を付加情報
の内容指定等により条件設定ことにより、その条件に従
い、ノードおよびアークおよび付加情報を、表示すべき
ものと表示しないものとに選別し、表示すべきものにつ
いて木構造型の形式に整えてグラフ表示すると共に、表
示すべきノードのうちの終端のノードの後段に、表示さ
れない下部のノードがある場合には、当該終端のノード
の末尾若しくはその近傍に下部構造存在を示す所定の記
号を付加して表示することを特徴とする。
【0130】この方法によれば、表示すべきノードや表
示すべきアークおよび付加情報内容を選定する条件を付
加情報の内容指定等により条件設定すれば、その条件に
従い、ノードおよびアークおよび付加情報を、表示すべ
きものと表示しないものとに選別し、表示すべきものに
ついて木構造型の形式に整えてグラフ表示すると共に、
表示すべきノードのうちの終端のノードの後段に、表示
されない下部のノードがある場合には、当該終端のノー
ドの末尾若しくはその近傍に下部構造存在を示す所定の
記号を付加して表示する。
【0131】この方法によれば、[5]の作用効果に加
えて、表示すべきノードのうちの終端のノードの後段
に、表示されない下部のノードがある場合には、当該終
端のノードの末尾若しくはその近傍に下部構造存在を示
す所定の記号を付加して表示することから、表示省略ノ
ードの有無が一目でわかる表示が可能になる。
【0132】[7] グラフ表示処理方法として、ノー
ドとアークで表現した少なくともネットワーク型構造ま
たは木構造型のグラフ形式のグラフにて表示可能な構造
を備える情報を解析してノードとアークおよび付加情報
の各情報として得、指定に応じてネットワーク型構造、
木構造型の形式のグラフに整えてグラフ表示し、表示す
べきノードや表示すべきアークおよび付加情報内容を選
定する条件を付加情報の内容指定等により条件設定する
ことにより、その条件に従い、ノードおよびアークおよ
び付加情報を、表示すべきものと表示しないものとに選
別し、この表示すべきものについて木構造型の形式に整
えてグラフ表示することを特徴とする。
【0133】この方法によれば、[5]の作用効果に加
えて、しかも、木構造型とネットワーク型構造いずれの
グラフ表示を利用できるようになる。 [8] グラフ表示処理方法として、ノードとアークで
表現した少なくともネットワーク型構造または木構造型
のグラフ形式のグラフにて表示可能な構造を備える情報
を解析してノードとアークおよび付加情報の各情報とし
て得、指定に応じてネットワーク型構造、木構造型の形
式のグラフに整えてグラフ表示し、表示すべきノードや
表示すべきアークおよび付加情報内容を選定する条件を
付加情報の内容指定等により条件設定することとより、
その条件に従い、ノードおよびアークおよび付加情報
を、表示すべきものと表示しないものとに選別し、表示
すべきものについて木構造型の形式に整えてグラフ表示
すると共に、表示すべきノードのうちの終端のノードの
後段に表示されない下部のノードがある場合に、当該終
端のノードの末尾若しくは近傍に下部構造存在を示す所
定の記号を付加して表示することを特徴とする。
【0134】この方法によれば、指定により、ネットワ
ーク型構造、木構造型のグラフで表示でき、また、表示
すべきノードや表示すべきアークおよび付加情報内容を
選定する条件を付加情報の内容指定等により条件設定す
ることにより、その条件に従い、ノードおよびアークお
よび付加情報を、表示すべきものと表示しないものとに
選別し、表示すべきものについて木構造型の形式に整え
てグラフ表示することができるので、必要な情報のみの
木構造型表示による認識し易いグラフ表示が可能にな
る。また、表示すべきノードのうちの終端のノードの後
段に、表示されない下部のノードがある場合には、当該
終端のノードの末尾若しくはその近傍に下部構造存在を
示す所定の記号を付加して表示することから、表示省略
ノードの有無が一目でわかる表示が可能になる。
【0135】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、複数のノード及びノード間を接続するアークから構
成され、アーク間で接続されるノード間に付加情報が存
在するグラフを表示する際に、グラフ中の付加情報を利
用してグラフの表示方法を指定することにより、従来の
方法と比較して、可読性が高く理解し易いグラフを短時
間で表示することができる。特に、大きなグラフを表示
する場合においては、現在必要としていない付加情報に
関するノードを非表示することが簡単に行えるので、現
実的な時間で限られた画面上に必要な情報を表示でき
る。また、付加情報を利用した指定方法を対話的に変更
することにより、ユーザの求めるグラフを少ない対話で
表示することができる。
【0136】表示を省略したノードに関しては、グラフ
中に省略を示す記号などを表示することにより、使用者
のノード及びアークの省略に基づく誤解の可能性を少な
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明装置の一実施例における構成例を示すブロック
図。
【図2】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明装置の一実施例におけるフローチャート。
【図3】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明装置におけるグラフデータの計算機上での表現例
を示す図。
【図4】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明装置における処理例としての表示ノード指定方
式、表示方法指定方式を説明するための図。
【図5】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明装置における処理例としての表示ノード指定方
式、表示方法指定方式を説明するための図。
【図6】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明装置における処理例としての図3のグラフを構造
解析した結果を示す図。
【図7】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明装置における処理例として木構造表示をする際
の、図2のステップS3での処理の詳細を示すフローチ
ャート。
【図8】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明装置における処理例としてのグラフ表示の例を示
す図。
【図9】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明装置における処理例として図3のグラフを構造解
析した結果を示す図。
【図10】本発明の実施例を説明するための図であっ
て、本発明装置における処理例としてグラフ表示した結
果の例を示す図。
【図11】本発明の実施例を説明するための図であっ
て、本発明装置における処理例としてグラフ表示した結
果の例を示す図。
【図12】本発明の実施例を説明するための図であっ
て、本発明装置における処理例としてグラフ表示した結
果の例を示す図。
【図13】ネットワーク型のグラフ表示方法で表示した
グラフ表示例を示す図。
【図14】木構造型のグラフ表示方法で表示したグラフ
表示例を示す図。
【図15】木構造型のグラフ表示方法で表示した実際の
グラフ表示例を示す図。
【符号の説明】
11…グラフデータ入力部 12…表示方法指定部 13…グラフデータ構造解析部 14…表示データ決定部 15…グラフデータ表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離散的な状態、あるいは点とそれらの間
    の関係が付加情報とともに多数記述されてなる対象情報
    について、上記状態あるいは点をそれぞれノードとし、
    これら複数のノードとこれらノード間を接続するアーク
    とより構成されるグラフにモデル化すると共に、アーク
    で接続されるノード間に上記付加情報を持たせたグラフ
    を生成表示するグラフ表示処理装置において、 上記グラフ作成のもとになる情報を入力するための入力
    手段と、 この入力手段により入力された情報からノードおよびア
    ークおよび付加情報等によるグラフ構造を解析する構造
    解析手段と、 上記付加情報、ノードなどを指定して表示・非表示を含
    む表示方法を指定する表示方法指定手段と、 前記構造解析手段により解析された結果に対し、前記表
    示方法指定手段によって指定された条件に従って各ノー
    ドの表示の可否を決定する表示データ決定手段と、 この表示データ決定手段によって表示決定された対象の
    ノード及びそのノード間を繋ぐアークを木構造型の形式
    に整えて表示することによりグラフ表示するグラフ表示
    手段とを備えたことを特徴とするグラフ表示処理装置。
  2. 【請求項2】 離散的な状態、あるいは点とそれらの間
    の関係が付加情報とともに多数記述されてなる対象情報
    について、上記状態あるいは点をそれぞれノードとし、
    これら複数のノードとこれらノード間を接続するアーク
    とより構成されるグラフにモデル化すると共に、アーク
    で接続されるノード間に上記付加情報を持たせたグラフ
    を生成表示するグラフ表示処理装置において、 上記グラフ作成のもとになる情報を入力するための入力
    手段と、 この入力手段により入力された情報からグラフの構造を
    解析する構造解析手段と、 上記付加情報、ノードなどを指定して表示・非表示を含
    む表示方法を指定する表示方法指定手段と、 この表示方法指定手段によって指定された条件に従って
    各ノードの表示の可否を決定する表示データ決定手段
    と、 この表示データ決定手段によって表示決定された対象の
    ノード及びそのノード間を繋ぐアークを木構造型の形式
    に整えて表示することによりグラフ表示すると共に、表
    示省略ノードの前段のノードの末尾若しくは近傍に、次
    段に表示省略ノードの存在を示す記号を付加表示するグ
    ラフ表示手段とを備えたことを特徴とするグラフ表示処
    理装置。
  3. 【請求項3】 ノードとアークで表現したグラフ形式の
    グラフにて表示可能な構造を備える情報を解析してノー
    ドとアークおよび付加情報の各情報として得、表示すべ
    きノードや表示すべきアークおよび付加情報内容を選定
    する条件を付加情報の内容指定等により条件設定するこ
    とにより、その条件に従い、ノードおよびアークおよび
    付加情報を、表示すべきものと表示しないものとに選別
    し、表示すべきものについて木構造型の形式に整えてグ
    ラフ表示することを特徴とするグラフ表示処理方法。
  4. 【請求項4】 ノードとアークで表現したグラフ形式の
    グラフにて表示可能な構造を備える情報を解析してノー
    ドとアークおよび付加情報の各情報として得、表示すべ
    きノードや表示すべきアークおよび付加情報内容を選定
    する条件を付加情報の内容指定等により条件設定するこ
    とにより、その条件に従い、ノードおよびアークおよび
    付加情報を、表示すべきものと表示しないものとに選別
    し、表示すべきものについて木構造型の形式に整えてグ
    ラフ表示すると共に、表示すべきノードのうちの終端の
    ノードの後段に、表示されない下部のノードがある場合
    には、当該終端のノードの末尾若しくはその近傍に下部
    構造存在を示す所定の記号を付加して表示することを特
    徴とするグラフ表示処理方法。
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