JPH08255363A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents
対物レンズ駆動装置Info
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- JPH08255363A JPH08255363A JP7083520A JP8352095A JPH08255363A JP H08255363 A JPH08255363 A JP H08255363A JP 7083520 A JP7083520 A JP 7083520A JP 8352095 A JP8352095 A JP 8352095A JP H08255363 A JPH08255363 A JP H08255363A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 駆動電流に対して高い感度を持ち、許容公差
を緩和して製造コストの引下げを可能にした対物レンズ
駆動装置を提供する。 【構成】 磁石19a、19bのトラッキング方向Tの幅を
内ヨーク20b、20cの幅より大きくし、また、トラッキ
ングコイル13a〜13dの中心を、磁石と内ヨークの向か
い合った辺同士を含む平面内に配している。従来の対物
レンズ駆動装置に比べて高感度で、かつ、トラッキング
コイルの取付けにおける許容公差を緩和できる。
を緩和して製造コストの引下げを可能にした対物レンズ
駆動装置を提供する。 【構成】 磁石19a、19bのトラッキング方向Tの幅を
内ヨーク20b、20cの幅より大きくし、また、トラッキ
ングコイル13a〜13dの中心を、磁石と内ヨークの向か
い合った辺同士を含む平面内に配している。従来の対物
レンズ駆動装置に比べて高感度で、かつ、トラッキング
コイルの取付けにおける許容公差を緩和できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスクや
光ディスクなどの円盤状記録媒体に情報を記録再生する
光ディスク装置の光ピックアップに用いられる対物レン
ズの駆動装置に関し、特に、対物レンズの高感度な動き
を可能にしたものである。
光ディスクなどの円盤状記録媒体に情報を記録再生する
光ディスク装置の光ピックアップに用いられる対物レン
ズの駆動装置に関し、特に、対物レンズの高感度な動き
を可能にしたものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置は、コンパクトディスク
や光ディスクなどの回転する円盤状記録媒体に光ピック
アップでレーザ光を照射し、媒体上にピットを形成した
り、磁気変化を生じさせて情報を記録し、また、反射光
から記録情報を読取って再生を行なう。近年、コンパク
トディスクプレーヤーなどのポータブル化が進み、それ
に伴い、光学ピックアップでは、低価格化と、より一層
の小型化、特に、薄型化とが求められている。
や光ディスクなどの回転する円盤状記録媒体に光ピック
アップでレーザ光を照射し、媒体上にピットを形成した
り、磁気変化を生じさせて情報を記録し、また、反射光
から記録情報を読取って再生を行なう。近年、コンパク
トディスクプレーヤーなどのポータブル化が進み、それ
に伴い、光学ピックアップでは、低価格化と、より一層
の小型化、特に、薄型化とが求められている。
【0003】この光ディスク装置では、円盤状記録媒体
が反っていると、回転に伴って円盤状記録媒体面と光ピ
ックアップの対物レンズとの距離が変動してフォーカス
ずれが発生し、また、円盤状記録媒体の回転が偏心して
いると、トラッキングずれが発生する。こうしたフォー
カスずれやトラッキングずれを補正するために、光ピッ
クアップの対物レンズは、記録または再生時に、記録媒
体面に対して垂直な光軸方向(フォーカス方向)F及び
記録媒体面に対して平行な半径方向(トラッキング方
向)Tの2軸方向に駆動される。
が反っていると、回転に伴って円盤状記録媒体面と光ピ
ックアップの対物レンズとの距離が変動してフォーカス
ずれが発生し、また、円盤状記録媒体の回転が偏心して
いると、トラッキングずれが発生する。こうしたフォー
カスずれやトラッキングずれを補正するために、光ピッ
クアップの対物レンズは、記録または再生時に、記録媒
体面に対して垂直な光軸方向(フォーカス方向)F及び
記録媒体面に対して平行な半径方向(トラッキング方
向)Tの2軸方向に駆動される。
【0004】従来の光学ピックアップにおける対物レン
ズ駆動装置は、図7(一部分解斜視図)、図8(組立完
成状態の平面図)及び図9(図8のA−A断面図)に示
すように、対物レンズ11を略中央に保持するレンズホル
ダ12と、4本の平行な金属線15a、15b、15c、15dに
よりレンズホルダ12をトラッキング方向T及びフォーカ
ス方向Fに動き得る状態で支持する支持基板18と、磁石
19a、19bとともに磁気回路を形成するヨーク20と、半
導体レーザからの出射光を対物レンズ11に導くための反
射ミラー22を取付けたベース21とを備えている。このレ
ンズホルダ12の側壁外周にはフォーカスコイル14が巻回
され、また、磁石19a、19bと対向するレンズホルダ12
の各側壁には、2つずつのトラッキングコイル(13a、
13b)(13c、13d)が取付けられている。
ズ駆動装置は、図7(一部分解斜視図)、図8(組立完
成状態の平面図)及び図9(図8のA−A断面図)に示
すように、対物レンズ11を略中央に保持するレンズホル
ダ12と、4本の平行な金属線15a、15b、15c、15dに
よりレンズホルダ12をトラッキング方向T及びフォーカ
ス方向Fに動き得る状態で支持する支持基板18と、磁石
19a、19bとともに磁気回路を形成するヨーク20と、半
導体レーザからの出射光を対物レンズ11に導くための反
射ミラー22を取付けたベース21とを備えている。このレ
ンズホルダ12の側壁外周にはフォーカスコイル14が巻回
され、また、磁石19a、19bと対向するレンズホルダ12
の各側壁には、2つずつのトラッキングコイル(13a、
13b)(13c、13d)が取付けられている。
【0005】また、レンズホルダ12のトラッキング方向
Tに直交する2つの側壁の同一位置には基板17a、17b
が取付けられ、この基板17a、17b上に金属線15a〜15
dの一端が固定されている。この金属線15aと15c、ま
た15bと15dの固定位置はそれぞれ鉛直線上にある。金
属線15a〜15dの他端は、金属線の共振を抑制する粘弾
性材が封入されたサスホルダ16を貫通して支持基板18に
固定されている。
Tに直交する2つの側壁の同一位置には基板17a、17b
が取付けられ、この基板17a、17b上に金属線15a〜15
dの一端が固定されている。この金属線15aと15c、ま
た15bと15dの固定位置はそれぞれ鉛直線上にある。金
属線15a〜15dの他端は、金属線の共振を抑制する粘弾
性材が封入されたサスホルダ16を貫通して支持基板18に
固定されている。
【0006】サスホルダ16と支持基板18とはヨーク20上
に取付けられる。ヨーク20には、起立する内ヨーク20
b、20cと外ヨーク20a、20dとが設けられ、外ヨーク
20a、20dには磁石19a、19bが固定され、また、内ヨ
ーク20b、20cは、磁石19a、19bと同じトラッキング
方向Tの幅を持つ。内ヨーク20b、20cは、組立てた状
態でレンズホルダ12の孔の中に入り込み、磁石19a、外
ヨーク20a、内ヨーク20bによって1つの磁気回路が形
成され、磁石19b、外ヨーク20d、内ヨーク20cによっ
てもう1つの磁気回路が形成される。
に取付けられる。ヨーク20には、起立する内ヨーク20
b、20cと外ヨーク20a、20dとが設けられ、外ヨーク
20a、20dには磁石19a、19bが固定され、また、内ヨ
ーク20b、20cは、磁石19a、19bと同じトラッキング
方向Tの幅を持つ。内ヨーク20b、20cは、組立てた状
態でレンズホルダ12の孔の中に入り込み、磁石19a、外
ヨーク20a、内ヨーク20bによって1つの磁気回路が形
成され、磁石19b、外ヨーク20d、内ヨーク20cによっ
てもう1つの磁気回路が形成される。
【0007】また、反射ミラー22は、反射面22aがトラ
ッキング方向Tと平行し、半導体レーザからの出射光が
この反射面22aで直角に曲げられて対物レンズ11に入射
するように、ベース21に取付けられている。
ッキング方向Tと平行し、半導体レーザからの出射光が
この反射面22aで直角に曲げられて対物レンズ11に入射
するように、ベース21に取付けられている。
【0008】この対物レンズ駆動装置では、ヨーク20と
磁石19a、19bとが形成する磁気回路と、この磁気回路
の空隙中に位置するフォーカスコイル14とでフォーカス
方向Fに駆動力を持つ動電型変換器が構成され、フォー
カスコイル14に流れる電流に応じて、対物レンズ11を取
付けたレンズホルダ12が、金属線15a〜15dの弾性力に
抗してフォーカス方向Fに並進運動する。また、ヨーク
20と磁石19a、19bとが形成する磁気回路と、この磁気
回路の空隙中に位置するトラッキングコイル13a、13
b、13c、13dとでトラッキング方向Tに駆動力を持つ
動電型変換器が構成され、トラッキングコイル13a〜13
dに流れる電流に応じて、対物レンズ11を取付けたレン
ズホルダ12が、金属線15a〜15dの弾性力に抗してトラ
ッキング方向Tに並進運動する。
磁石19a、19bとが形成する磁気回路と、この磁気回路
の空隙中に位置するフォーカスコイル14とでフォーカス
方向Fに駆動力を持つ動電型変換器が構成され、フォー
カスコイル14に流れる電流に応じて、対物レンズ11を取
付けたレンズホルダ12が、金属線15a〜15dの弾性力に
抗してフォーカス方向Fに並進運動する。また、ヨーク
20と磁石19a、19bとが形成する磁気回路と、この磁気
回路の空隙中に位置するトラッキングコイル13a、13
b、13c、13dとでトラッキング方向Tに駆動力を持つ
動電型変換器が構成され、トラッキングコイル13a〜13
dに流れる電流に応じて、対物レンズ11を取付けたレン
ズホルダ12が、金属線15a〜15dの弾性力に抗してトラ
ッキング方向Tに並進運動する。
【0009】また、この対物レンズ駆動装置全体は、記
録媒体23上のトラッキング方向Tと同じアクセス方向A
cにモータ(図示せず)によりアクセス駆動される。
録媒体23上のトラッキング方向Tと同じアクセス方向A
cにモータ(図示せず)によりアクセス駆動される。
【0010】ところで、この対物レンズ駆動装置では、
光ディスク装置の高速化の進展に伴い、フォーカスコイ
ル14やトラッキングコイル13a〜13dに流れる駆動電流
に効率的に反応して大きな駆動力を発生させることが求
められている。対物レンズ駆動装置のこの発生推力性能
は、駆動電流当たりの発生加速度を表す加速度感度αと
して求めることができる。加速度感度αは次式(1)で
表せる。 α=BL/m (1) 但し、B:発生磁束密度、L:コイルの有効磁界長、
m:可動部重量である。従って、対物レンズ駆動装置で
は、加速度感度αをできるだけ大きく取ることが必要と
なる。
光ディスク装置の高速化の進展に伴い、フォーカスコイ
ル14やトラッキングコイル13a〜13dに流れる駆動電流
に効率的に反応して大きな駆動力を発生させることが求
められている。対物レンズ駆動装置のこの発生推力性能
は、駆動電流当たりの発生加速度を表す加速度感度αと
して求めることができる。加速度感度αは次式(1)で
表せる。 α=BL/m (1) 但し、B:発生磁束密度、L:コイルの有効磁界長、
m:可動部重量である。従って、対物レンズ駆動装置で
は、加速度感度αをできるだけ大きく取ることが必要と
なる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、対物
レンズ駆動装置を設計する場合に、磁気回路(磁石、ヨ
ーク、コイル)を2次元構造で近似したり、実際には一
定の広がりを有する磁束密度分布を一様な平均的磁束密
度分布で近似したりして磁石、ヨーク及びコイルの形状
や配置を決めており、精密な磁場解析が行なわれていな
い。そのため、従来の対物レンズ駆動装置では、加速度
感度の最適化が図られておらず、感度に対する性能が不
足するという問題点を有していた。
レンズ駆動装置を設計する場合に、磁気回路(磁石、ヨ
ーク、コイル)を2次元構造で近似したり、実際には一
定の広がりを有する磁束密度分布を一様な平均的磁束密
度分布で近似したりして磁石、ヨーク及びコイルの形状
や配置を決めており、精密な磁場解析が行なわれていな
い。そのため、従来の対物レンズ駆動装置では、加速度
感度の最適化が図られておらず、感度に対する性能が不
足するという問題点を有していた。
【0012】また、精密な磁場解析が十分に行なわれて
いないために、従来は組立公差及び加工公差の許容度を
緩和し得る磁気回路の構成要素の形状や配置についての
認識を持ち合わせていない。そのため、従来の対物レン
ズ駆動装置では、高精度の加工と組立とを必要とし、そ
れが製品価格を押上げる要因になっている。
いないために、従来は組立公差及び加工公差の許容度を
緩和し得る磁気回路の構成要素の形状や配置についての
認識を持ち合わせていない。そのため、従来の対物レン
ズ駆動装置では、高精度の加工と組立とを必要とし、そ
れが製品価格を押上げる要因になっている。
【0013】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るため、磁気回路についての3次元磁場解析を行ない、
その結果に基づいて創案したものであり、駆動電流に対
して高い感度を持ち、また、許容公差を緩和して製造コ
ストの引下げを可能にした対物レンズ駆動装置を提供す
ることを目的としている。
るため、磁気回路についての3次元磁場解析を行ない、
その結果に基づいて創案したものであり、駆動電流に対
して高い感度を持ち、また、許容公差を緩和して製造コ
ストの引下げを可能にした対物レンズ駆動装置を提供す
ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、対
物レンズをトラッキング方向及びフォーカス方向に駆動
する駆動機構を備え、トラッキング方向への駆動機構と
して、磁気回路と、この磁気回路の空隙に配置したトラ
ッキングコイルとを具備する対物レンズ駆動装置におい
て、トラッキングコイルの中心を、対向して磁気回路の
空隙を形成する双方の磁性体の向かい合った、トラッキ
ング方向と直交する辺同士を含む平面内に配している。
物レンズをトラッキング方向及びフォーカス方向に駆動
する駆動機構を備え、トラッキング方向への駆動機構と
して、磁気回路と、この磁気回路の空隙に配置したトラ
ッキングコイルとを具備する対物レンズ駆動装置におい
て、トラッキングコイルの中心を、対向して磁気回路の
空隙を形成する双方の磁性体の向かい合った、トラッキ
ング方向と直交する辺同士を含む平面内に配している。
【0015】また、この空隙を形成する磁性体の一方に
おけるトラッキング方向の幅を、他方の磁性体の同方向
の幅より小さく設定している。
おけるトラッキング方向の幅を、他方の磁性体の同方向
の幅より小さく設定している。
【0016】
【作用】この構成により、対物レンズ駆動装置の加速度
感度αを高めることができ、トラッキングコイルに流れ
る電流に応じて高感度で対物レンズを駆動することがで
きる。
感度αを高めることができ、トラッキングコイルに流れ
る電流に応じて高感度で対物レンズを駆動することがで
きる。
【0017】また、磁気回路の空隙を形成する磁性体の
一方の幅を狭めることにより、トラッキングコイルの取
付け位置に対する許容公差を緩和することができる。
一方の幅を狭めることにより、トラッキングコイルの取
付け位置に対する許容公差を緩和することができる。
【0018】
【実施例】 (第1実施例)第1実施例の対物レンズ駆動装置は、図
4の組立完成状態の平面図に示すように、外ヨーク20
a、20d、内ヨーク20b、20c及び磁石19a、19bより
成る磁気回路と、その磁気回路の空隙に位置するトラッ
キングコイル13a、13b、13c、13dとの位置関係を従
来の装置(図8)と違えている。その他の構成は従来の
装置と変わりがない。
4の組立完成状態の平面図に示すように、外ヨーク20
a、20d、内ヨーク20b、20c及び磁石19a、19bより
成る磁気回路と、その磁気回路の空隙に位置するトラッ
キングコイル13a、13b、13c、13dとの位置関係を従
来の装置(図8)と違えている。その他の構成は従来の
装置と変わりがない。
【0019】図5は、図4に示す対物レンズ駆動装置の
一方の磁気回路部分(Q部分)を拡大して示している。
この図で磁石19aから出る矢印は、磁石19aの磁気方向
を示している。また、図5において、磁石19aの内ヨー
ク20bと対向する面の下側の辺をM1、上側の辺をM2
とし、内ヨーク20bの磁石19aと対向する面の下側の辺
をY1、上側の辺をY2としている。辺M1、M2、Y
1、Y2の方向はトラッキング方向Tに直交し、フォー
カス方向Fに平行している。磁石19aのトラッキングT
方向の幅は内ヨーク20bの同方向の幅と同じに設定して
ある。
一方の磁気回路部分(Q部分)を拡大して示している。
この図で磁石19aから出る矢印は、磁石19aの磁気方向
を示している。また、図5において、磁石19aの内ヨー
ク20bと対向する面の下側の辺をM1、上側の辺をM2
とし、内ヨーク20bの磁石19aと対向する面の下側の辺
をY1、上側の辺をY2としている。辺M1、M2、Y
1、Y2の方向はトラッキング方向Tに直交し、フォー
カス方向Fに平行している。磁石19aのトラッキングT
方向の幅は内ヨーク20bの同方向の幅と同じに設定して
ある。
【0020】トラッキングコイル13aは、磁石19aの辺
M1と内ヨーク20bの辺Y1とを含む平面上にその中心
TC1が位置するように配置し、また、トラッキングコイ
ル13bは、磁石19aの辺M2と内ヨーク20bの辺Y2と
を含む平面上にその中心TC2が位置するように配置して
いる。対物レンズ駆動装置の加速度感度α(駆動電流当
たりの装置の発生加速度)は、トラッキングコイルをこ
のように配置したときに最も高感度となる。
M1と内ヨーク20bの辺Y1とを含む平面上にその中心
TC1が位置するように配置し、また、トラッキングコイ
ル13bは、磁石19aの辺M2と内ヨーク20bの辺Y2と
を含む平面上にその中心TC2が位置するように配置して
いる。対物レンズ駆動装置の加速度感度α(駆動電流当
たりの装置の発生加速度)は、トラッキングコイルをこ
のように配置したときに最も高感度となる。
【0021】このときのトラッキングコイル13a、13b
の中心(TC1、TC2)間の距離をLとして、1対のトラ
ッキングコイル13a、13bの中心間距離がLから外れた
とき(但し、中心TC1、TC2を結ぶ線の中点は一定位置
に保つ)に加速度感度αがどのように変化するかを図6
に示している。この図6は、1対のトラッキングコイル
のトラッキング方向におけるコイル中心間の距離と発生
加速度感度αとの相関を3次元磁場解析によって求めた
解析結果であり、縦軸は加速度感度αを最大値で無次元
化した量、また横軸はコイル中心間距離を長さLで無次
元化した量をそれぞれ表している。
の中心(TC1、TC2)間の距離をLとして、1対のトラ
ッキングコイル13a、13bの中心間距離がLから外れた
とき(但し、中心TC1、TC2を結ぶ線の中点は一定位置
に保つ)に加速度感度αがどのように変化するかを図6
に示している。この図6は、1対のトラッキングコイル
のトラッキング方向におけるコイル中心間の距離と発生
加速度感度αとの相関を3次元磁場解析によって求めた
解析結果であり、縦軸は加速度感度αを最大値で無次元
化した量、また横軸はコイル中心間距離を長さLで無次
元化した量をそれぞれ表している。
【0022】この図6に示すように、トラッキング方向
に同一幅を有する磁石と内ヨークとが磁気回路の空隙を
形成しているとき、磁石及び内ヨークの双方の対向面の
向かい合う一対の辺(但し、トラッキング方向と直交す
る辺)を含む平面上に各トラッキングコイルの中心を配
置することによって、対物レンズ駆動装置の加速度感度
αを最大にすることができる。
に同一幅を有する磁石と内ヨークとが磁気回路の空隙を
形成しているとき、磁石及び内ヨークの双方の対向面の
向かい合う一対の辺(但し、トラッキング方向と直交す
る辺)を含む平面上に各トラッキングコイルの中心を配
置することによって、対物レンズ駆動装置の加速度感度
αを最大にすることができる。
【0023】(第2実施例)第2実施例の対物レンズ駆
動装置は、図1の組立完成状態の平面図に示すように、
磁石19a、19bの幅と内ヨーク20b、20cの幅とを違え
ている。
動装置は、図1の組立完成状態の平面図に示すように、
磁石19a、19bの幅と内ヨーク20b、20cの幅とを違え
ている。
【0024】図2は、図1に示す対物レンズ駆動装置の
一方の磁気回路部分(P部分)を拡大して示している。
この図において、磁石19aから出る矢印、磁石19aの辺
M1、M2、及び内ヨーク20bの辺Y1、Y2は、第1
実施例の場合(図5)と同じものを表している。また、
磁石19aのトラッキング方向Tの幅L3は、内ヨーク20
bの同方向の幅L1よりも大きく設定している。
一方の磁気回路部分(P部分)を拡大して示している。
この図において、磁石19aから出る矢印、磁石19aの辺
M1、M2、及び内ヨーク20bの辺Y1、Y2は、第1
実施例の場合(図5)と同じものを表している。また、
磁石19aのトラッキング方向Tの幅L3は、内ヨーク20
bの同方向の幅L1よりも大きく設定している。
【0025】トラッキングコイル13aは、磁石19aの辺
M1と内ヨーク20bの辺Y1とを含む平面上にその中心
TC1が位置するように配置し、また、トラッキングコイ
ル13bは、磁石19aの辺M2と内ヨーク20bの辺Y2と
を含む平面上にその中心TC2が位置するように配置して
いる。このときのトラッキングコイル13a、13bの中心
TC1、TC2間の距離をL2とする。
M1と内ヨーク20bの辺Y1とを含む平面上にその中心
TC1が位置するように配置し、また、トラッキングコイ
ル13bは、磁石19aの辺M2と内ヨーク20bの辺Y2と
を含む平面上にその中心TC2が位置するように配置して
いる。このときのトラッキングコイル13a、13bの中心
TC1、TC2間の距離をL2とする。
【0026】このように磁石と、磁石より幅の狭い内ヨ
ークとが形成する空隙にトラッキングコイルを位置させ
たときの状態を3次元磁場解析し、その解析結果を図3
に示している。図3の縦軸は加速度感度αを最大値で無
次元化した量を表す。また、横軸は、トラッキングコイ
ルのトラッキング方向におけるコイル中心間の距離を示
し、加速度感度αが最大値となるコイル中心間距離を中
心Oの位置に目盛り、その距離からの偏差を、対物レン
ズ駆動装置におけるトラッキングコイルのトラッキング
方向での取付許容公差(Pt)を単位として表してい
る。従って、例えば、座標「+1.0Pt」上の点は、
コイル中心間距離が、最大の加速度感度αを示すコイル
中心間距離とPtとを加えた長さであることを表してい
る。
ークとが形成する空隙にトラッキングコイルを位置させ
たときの状態を3次元磁場解析し、その解析結果を図3
に示している。図3の縦軸は加速度感度αを最大値で無
次元化した量を表す。また、横軸は、トラッキングコイ
ルのトラッキング方向におけるコイル中心間の距離を示
し、加速度感度αが最大値となるコイル中心間距離を中
心Oの位置に目盛り、その距離からの偏差を、対物レン
ズ駆動装置におけるトラッキングコイルのトラッキング
方向での取付許容公差(Pt)を単位として表してい
る。従って、例えば、座標「+1.0Pt」上の点は、
コイル中心間距離が、最大の加速度感度αを示すコイル
中心間距離とPtとを加えた長さであることを表してい
る。
【0027】また、図3の折れ線G1は、磁石のトラッ
キング方向の幅が内ヨークの同方向の幅より大きいとき
の特性を示し、折れ線G2は、磁石と内ヨークとの幅が
等しいときの特性を示している。
キング方向の幅が内ヨークの同方向の幅より大きいとき
の特性を示し、折れ線G2は、磁石と内ヨークとの幅が
等しいときの特性を示している。
【0028】この図において、トラッキングコイル13
a、13bのコイル中心TC1、TC2が図2の位置にあると
きのコイル中心間距離L2は−0.5Ptに相当してい
る。つまり、磁石19aの幅L3に比べて内ヨーク20bの
幅L1が小さい状態では、加速度感度αの最大値をもた
らすコイル中心間距離は、L2に更に0.5Ptを加え
た長さとなる。しかし、コイル中心間距離L2に対応す
る加速度感度αは、αの最大値より極く僅かに低いだけ
の十分に大きな値を示しているから、コイル中心間距離
をL2に設定しても実用上全く支障が生じない。
a、13bのコイル中心TC1、TC2が図2の位置にあると
きのコイル中心間距離L2は−0.5Ptに相当してい
る。つまり、磁石19aの幅L3に比べて内ヨーク20bの
幅L1が小さい状態では、加速度感度αの最大値をもた
らすコイル中心間距離は、L2に更に0.5Ptを加え
た長さとなる。しかし、コイル中心間距離L2に対応す
る加速度感度αは、αの最大値より極く僅かに低いだけ
の十分に大きな値を示しているから、コイル中心間距離
をL2に設定しても実用上全く支障が生じない。
【0029】また、図3の記載から明らかなように、磁
石19aの幅L3が内ヨーク20bの幅L1より大きい場合
(折れ線G1)には、磁石19aの幅と内ヨーク20bの幅
とが同じ場合(折れ線G2)に比べて、コイル中心間距
離がαの最大値をもたらすコイル中心間距離からずれて
いても、αの最大値からの低下量が小さい。コイル中心
間距離が許容公差(+1.0Pt)だけ変動していると
きの加速度感度αの劣化で比較すると、磁石の幅が内ヨ
ークの幅より大きい場合には、磁石の幅と内ヨークの幅
とが同じ場合に比べて、αの劣化は75%程度に低減し
ている。なお、磁石の幅が内ヨークの幅より大きいとき
には、前記式(1)の磁束密度Bが高くなるので、αの
最大値自体も大きくなる。
石19aの幅L3が内ヨーク20bの幅L1より大きい場合
(折れ線G1)には、磁石19aの幅と内ヨーク20bの幅
とが同じ場合(折れ線G2)に比べて、コイル中心間距
離がαの最大値をもたらすコイル中心間距離からずれて
いても、αの最大値からの低下量が小さい。コイル中心
間距離が許容公差(+1.0Pt)だけ変動していると
きの加速度感度αの劣化で比較すると、磁石の幅が内ヨ
ークの幅より大きい場合には、磁石の幅と内ヨークの幅
とが同じ場合に比べて、αの劣化は75%程度に低減し
ている。なお、磁石の幅が内ヨークの幅より大きいとき
には、前記式(1)の磁束密度Bが高くなるので、αの
最大値自体も大きくなる。
【0030】これらのことから、磁石の幅を内ヨークの
幅より大きくすることによって、トラッキングコイルの
取付許容公差が緩和できることが分かる。
幅より大きくすることによって、トラッキングコイルの
取付許容公差が緩和できることが分かる。
【0031】このように、第2実施例の対物レンズ駆動
装置では、磁石と、この磁石よりトラッキング方向の幅
が狭い内ヨークとで磁気回路の空隙を形成し、この磁石
及び内ヨークの双方の対向面の向かい合う一対の辺(但
し、トラッキング方向と直交する辺)を含む平面上に各
トラッキングコイルの中心を位置させており、この構成
により、対物レンズ駆動装置の加速度感度αを大きく取
ることができ、また、トラッキングコイルの取付許容公
差を緩和することができる。
装置では、磁石と、この磁石よりトラッキング方向の幅
が狭い内ヨークとで磁気回路の空隙を形成し、この磁石
及び内ヨークの双方の対向面の向かい合う一対の辺(但
し、トラッキング方向と直交する辺)を含む平面上に各
トラッキングコイルの中心を位置させており、この構成
により、対物レンズ駆動装置の加速度感度αを大きく取
ることができ、また、トラッキングコイルの取付許容公
差を緩和することができる。
【0032】内ヨークの幅を極端に狭めると、複数のト
ラッキングコイルを図2の関係を保って配置することが
できなくなる。従って、内ヨークの幅を磁石の幅より狭
めるにしても自ずと限度がある。この限度の範囲内で
は、内ヨークの幅が狭い程、図3の特性は、よりフラッ
トになる。
ラッキングコイルを図2の関係を保って配置することが
できなくなる。従って、内ヨークの幅を磁石の幅より狭
めるにしても自ずと限度がある。この限度の範囲内で
は、内ヨークの幅が狭い程、図3の特性は、よりフラッ
トになる。
【0033】なお、各実施例では、磁気回路の空隙を磁
石と内ヨークとの間に形成する場合について説明した
が、磁石を磁気回路の別の場所に移し、空隙を外ヨーク
と内ヨークとの間に形成するように構成してもよい。
石と内ヨークとの間に形成する場合について説明した
が、磁石を磁気回路の別の場所に移し、空隙を外ヨーク
と内ヨークとの間に形成するように構成してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明の対物レンズ駆動装置は、駆動電流に応じ
て、高感度でトラッキングずれを補正することができ
る。
に、本発明の対物レンズ駆動装置は、駆動電流に応じ
て、高感度でトラッキングずれを補正することができ
る。
【0035】また、磁気回路の空隙を形成する磁性体の
一方の幅を狭めることにより、製造時の加工・組立てに
おける許容公差を緩和することができ、製品を高精度に
作らなくともよくなり、製品価格を引下げることが可能
になる。
一方の幅を狭めることにより、製造時の加工・組立てに
おける許容公差を緩和することができ、製品を高精度に
作らなくともよくなり、製品価格を引下げることが可能
になる。
【図1】本発明の第2実施例における対物レンズ駆動装
置の平面図、
置の平面図、
【図2】図1の一部拡大図、
【図3】第2実施例の対物レンズ駆動装置におけるトラ
ッキングコイル中心間距離と加速度感度との相関を示す
特性図、
ッキングコイル中心間距離と加速度感度との相関を示す
特性図、
【図4】本発明の第1実施例における対物レンズ駆動装
置の平面図、
置の平面図、
【図5】図4の一部拡大図、
【図6】第1実施例の対物レンズ駆動装置におけるトラ
ッキングコイル中心間距離と加速度感度との相関を示す
特性図、
ッキングコイル中心間距離と加速度感度との相関を示す
特性図、
【図7】従来の対物レンズ駆動装置の分解斜視図、
【図8】従来の対物レンズ駆動装置の平面図、
【図9】図8のA−A断面図である。
11 対物レンズ 12 レンズホルダ 13a〜13d トラッキングコイル 14 フォーカスコイル 15a〜15d 金属線 16 サスホルダ 17a、17b 基板 18 支持基板 19a、19b 磁石 20 ヨーク 20a、20d 外ヨーク 20b、20c 内ヨーク 21 ベース 22 反射ミラー 22a 反射面 23 円盤状記録媒体
Claims (2)
- 【請求項1】 対物レンズをトラッキング方向及びフォ
ーカス方向に駆動する駆動機構を備え、トラッキング方
向への駆動機構として、磁気回路と、この磁気回路の空
隙に配置したトラッキングコイルとを具備する対物レン
ズ駆動装置において、 前記トラッキングコイルの中心を、対向して前記磁気回
路の空隙を形成する双方の磁性体の向かい合った、トラ
ッキング方向と直交する辺同士を含む平面内に配したこ
とを特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 【請求項2】 前記空隙を形成する磁性体の一方におけ
るトラッキング方向の幅を、他方の磁性体の同方向の幅
より小さくしたことを特徴とする請求項1に記載の対物
レンズ駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7083520A JPH08255363A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 対物レンズ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7083520A JPH08255363A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 対物レンズ駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08255363A true JPH08255363A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13804769
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7083520A Pending JPH08255363A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 対物レンズ駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08255363A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1003160A3 (en) * | 1998-11-18 | 2000-06-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Pickup actuator |
-
1995
- 1995-03-16 JP JP7083520A patent/JPH08255363A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1003160A3 (en) * | 1998-11-18 | 2000-06-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Pickup actuator |
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