JPH08255672A - ヒータ - Google Patents
ヒータInfo
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- JPH08255672A JPH08255672A JP5950795A JP5950795A JPH08255672A JP H08255672 A JPH08255672 A JP H08255672A JP 5950795 A JP5950795 A JP 5950795A JP 5950795 A JP5950795 A JP 5950795A JP H08255672 A JPH08255672 A JP H08255672A
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- Japan
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- heating element
- power supply
- heater
- supply line
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 電気絶縁性及び可撓性を有するコード状のヒ
ータ本体1内に、正特性サーミスタであるセラミックス
からなる発熱体2をヒータ本体1の押出成形によって被
覆部材4内に封入する。上記発熱体2は、各給電線3と
それぞれ接続される各電極7に、各給電線3との当接を
保持できる凹部11を有している。 【効果】 各給電線3と発熱体2の各電極7との当接を
容易に保持できて、上記ヒータ本体1を作製するための
工程を従来よりも簡略化できる。
ータ本体1内に、正特性サーミスタであるセラミックス
からなる発熱体2をヒータ本体1の押出成形によって被
覆部材4内に封入する。上記発熱体2は、各給電線3と
それぞれ接続される各電極7に、各給電線3との当接を
保持できる凹部11を有している。 【効果】 各給電線3と発熱体2の各電極7との当接を
容易に保持できて、上記ヒータ本体1を作製するための
工程を従来よりも簡略化できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道菅等、水が溜まる
滞留部位を加熱して滞留部位における水の凍結を防止で
きるヒータに関するものである。
滞留部位を加熱して滞留部位における水の凍結を防止で
きるヒータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水道管等の水の凍結防止用のた
め、米国特許第4072848 号公報では、コード状のヒータ
としての加熱用ケーブルが開示されている。上記加熱用
ケーブルは、図15に示すように熱可塑性樹脂54から
なるケーブル状の絶縁体となる本体51に対して、正特
性サーミスタからなる直方体形状の発熱体52が、本体
51の長さ方向に沿って複数、互いに所定の間隔を有す
るように封入されたものである。このとき、上記発熱体
52の各電極56は、半田55を介して各給電線53と
それぞれ接続されている。
め、米国特許第4072848 号公報では、コード状のヒータ
としての加熱用ケーブルが開示されている。上記加熱用
ケーブルは、図15に示すように熱可塑性樹脂54から
なるケーブル状の絶縁体となる本体51に対して、正特
性サーミスタからなる直方体形状の発熱体52が、本体
51の長さ方向に沿って複数、互いに所定の間隔を有す
るように封入されたものである。このとき、上記発熱体
52の各電極56は、半田55を介して各給電線53と
それぞれ接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の構成
では、各給電線53に対して、発熱体52のそれぞれの
電極56を半田55を介してそれぞれ接続しているか
ら、各電極56と各給電線53とを正確に当接させる位
置合わせを予め行い、上記両者の当接状態を保持しなが
ら、上記両者を半田55にて接続するので、上記接続に
手間取るという問題を生じている。
では、各給電線53に対して、発熱体52のそれぞれの
電極56を半田55を介してそれぞれ接続しているか
ら、各電極56と各給電線53とを正確に当接させる位
置合わせを予め行い、上記両者の当接状態を保持しなが
ら、上記両者を半田55にて接続するので、上記接続に
手間取るという問題を生じている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のヒータは、以上の課題を解決するため、電気絶縁性及
び可撓性を有する本体がコード状に設けられ、正特性サ
ーミスタであるセラミックスからなる発熱体が、複数、
上記本体の長さ方向に沿って互いに間隔を有して上記本
体に設けられ、上記発熱体にそれぞれ給電するための一
対の給電線が上記本体に設けられ、上記発熱体に、発熱
体の各電極をそれぞれ有する各凹部が、各給電線を周方
向に沿って囲むように、それぞれ形成されていることを
特徴としている。
のヒータは、以上の課題を解決するため、電気絶縁性及
び可撓性を有する本体がコード状に設けられ、正特性サ
ーミスタであるセラミックスからなる発熱体が、複数、
上記本体の長さ方向に沿って互いに間隔を有して上記本
体に設けられ、上記発熱体にそれぞれ給電するための一
対の給電線が上記本体に設けられ、上記発熱体に、発熱
体の各電極をそれぞれ有する各凹部が、各給電線を周方
向に沿って囲むように、それぞれ形成されていることを
特徴としている。
【0005】本発明の請求項2に記載のヒータは、請求
項1記載のヒータにおいて、上記各凹部は、各給電線を
全周にわたって囲むように、それぞれ形成されているこ
とを特徴としている。
項1記載のヒータにおいて、上記各凹部は、各給電線を
全周にわたって囲むように、それぞれ形成されているこ
とを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明の請求項1および2に記載の構成によれ
ば、本体が電気絶縁性を有するから、各給電線間の電気
絶縁性を維持しながら各給電線から発熱体に通電でき、
また、各発熱体が本体の長さ方向に沿って互いに間隔を
有して設けられているので、硬質なセラミックスからな
る発熱体を有していても、コード状の可撓性を有する本
体を撓ませることが可能となる。
ば、本体が電気絶縁性を有するから、各給電線間の電気
絶縁性を維持しながら各給電線から発熱体に通電でき、
また、各発熱体が本体の長さ方向に沿って互いに間隔を
有して設けられているので、硬質なセラミックスからな
る発熱体を有していても、コード状の可撓性を有する本
体を撓ませることが可能となる。
【0007】これにより、被加熱体の湾曲した表面に対
しても、上記本体を上記の表面に沿わせて、上記表面を
各発熱体によって加熱でき、また、各発熱体が正特性サ
ーミスタからなるので、昇温が必要な低温部分を効率良
く加熱することができる。
しても、上記本体を上記の表面に沿わせて、上記表面を
各発熱体によって加熱でき、また、各発熱体が正特性サ
ーミスタからなるので、昇温が必要な低温部分を効率良
く加熱することができる。
【0008】ところで、従来のヒータでは、各給電線と
各発熱体とを正確に位置合わせをした後に、上記両者の
位置関係を保持しながら半田を介してそれらを接続して
いたため、各給電線と各発熱体との接続に手間取ってい
た。
各発熱体とを正確に位置合わせをした後に、上記両者の
位置関係を保持しながら半田を介してそれらを接続して
いたため、各給電線と各発熱体との接続に手間取ってい
た。
【0009】しかしながら、上記構成では、各発熱体に
形成した各凹部によって、各給電線を、各発熱体の各電
極に当接して保持できるから、上記両者の当接状態を保
持する手間を省くことが可能となり、上記両者間の接続
を、より簡素化できる。
形成した各凹部によって、各給電線を、各発熱体の各電
極に当接して保持できるから、上記両者の当接状態を保
持する手間を省くことが可能となり、上記両者間の接続
を、より簡素化できる。
【0010】
〔実施例1〕本発明の一実施例を、実施例1として図1
ないし図9に基づいて以下に説明する。図1ないし図3
に示すように、本実施例1のヒータは可撓性を有する長
尺なコード状のヒータ本体1に、通電すると発熱する正
特性サーミスタであるセラミックスからなる発熱体2を
複数、ヒータ本体1の長さ方向に所定の間隔にて有して
いる。
ないし図9に基づいて以下に説明する。図1ないし図3
に示すように、本実施例1のヒータは可撓性を有する長
尺なコード状のヒータ本体1に、通電すると発熱する正
特性サーミスタであるセラミックスからなる発熱体2を
複数、ヒータ本体1の長さ方向に所定の間隔にて有して
いる。
【0011】上記コード状とは、断面が円や楕円状の電
線状や、断面が長方形となる帯状のものを示しており、
この種のヒータは、水道管等の水の滞留部位となり、湾
曲した表面を有する被加熱体に対してもその表面上に沿
わせて、上記被加熱体を加熱できるものとなっている。
なお、上記コード状ヒータのうち、断面が円や、あるい
は楕円状よりも、断面が特に長方形である帯状ヒータの
方が被加熱体との密着性を向上できることから望まし
い。このことから、以下のヒータ本体1については帯状
としたものとして説明する。
線状や、断面が長方形となる帯状のものを示しており、
この種のヒータは、水道管等の水の滞留部位となり、湾
曲した表面を有する被加熱体に対してもその表面上に沿
わせて、上記被加熱体を加熱できるものとなっている。
なお、上記コード状ヒータのうち、断面が円や、あるい
は楕円状よりも、断面が特に長方形である帯状ヒータの
方が被加熱体との密着性を向上できることから望まし
い。このことから、以下のヒータ本体1については帯状
としたものとして説明する。
【0012】なお、上記各発熱体2は、例えば縦8.0mm
、横6.0mm 、高さ1.6mm の直方体の形状で、ヒータ本
体1内に、ヒータ本体1の1m当り、20個ずつ互いに
等間隔に配置されており、外部気温が−20℃の時に商用
電圧である100 Vの交流を通電すると単位長さ、例えば
1m当り、各発熱体2の全消費電力が約18Wとなるよ
うに設定されている。
、横6.0mm 、高さ1.6mm の直方体の形状で、ヒータ本
体1内に、ヒータ本体1の1m当り、20個ずつ互いに
等間隔に配置されており、外部気温が−20℃の時に商用
電圧である100 Vの交流を通電すると単位長さ、例えば
1m当り、各発熱体2の全消費電力が約18Wとなるよ
うに設定されている。
【0013】上記ヒータ本体1は、電気絶縁性を有する
塩化ビニル系樹脂からなる被覆部材4を有しており、ま
た、上記発熱体2に給電するために、ヒータ本体1の長
さ方向に互いに平行に配された可撓性を有する一対の給
電線3・3を備えている。従って、上記各発熱体2は各
給電線3の間に所定の間隔で互いに電気的に並列となる
ように給電線3に接続されている。
塩化ビニル系樹脂からなる被覆部材4を有しており、ま
た、上記発熱体2に給電するために、ヒータ本体1の長
さ方向に互いに平行に配された可撓性を有する一対の給
電線3・3を備えている。従って、上記各発熱体2は各
給電線3の間に所定の間隔で互いに電気的に並列となる
ように給電線3に接続されている。
【0014】上記給電線3は細い銅線がより合わされた
編組線からなっている。そのために撓み易く、かつ、撓
んでも復元力が全く生じないことから、本実施例のヒー
タ本体1は、曲率の大きい、すなわち径の小さい水道管
であっても、その軸方向に沿って水道管の外周面にらせ
ん状に無理なく巻き付けることができ、また、水道管の
長さ方向に沿って水道管の曲がっている部分に当接させ
る場合でもヒータ本体1を密着させることができ、よっ
て、水道管を効率よく加熱することが可能なものであ
る。
編組線からなっている。そのために撓み易く、かつ、撓
んでも復元力が全く生じないことから、本実施例のヒー
タ本体1は、曲率の大きい、すなわち径の小さい水道管
であっても、その軸方向に沿って水道管の外周面にらせ
ん状に無理なく巻き付けることができ、また、水道管の
長さ方向に沿って水道管の曲がっている部分に当接させ
る場合でもヒータ本体1を密着させることができ、よっ
て、水道管を効率よく加熱することが可能なものであ
る。
【0015】さらに図2に示しているように電気供給コ
ード6が上記給電線3の一端に半田付けされている。な
お、上記電気供給コード6は交流電源に接続されると各
発熱体2に電力を供給するものである。
ード6が上記給電線3の一端に半田付けされている。な
お、上記電気供給コード6は交流電源に接続されると各
発熱体2に電力を供給するものである。
【0016】そして、上記発熱体2には、図4に示すよ
うに、ヒータ本体1の長さ方向に沿って、上記各給電線
3をそれぞれ挿通して保持できるような凹部11が形成
されている。この上記凹部11は、上記発熱体2におけ
るヒータ本体1の長さ方向に対する両側面にそれぞれ形
成されている。
うに、ヒータ本体1の長さ方向に沿って、上記各給電線
3をそれぞれ挿通して保持できるような凹部11が形成
されている。この上記凹部11は、上記発熱体2におけ
るヒータ本体1の長さ方向に対する両側面にそれぞれ形
成されている。
【0017】このとき、それぞれの凹部11の深さ及び
幅の大きさは、上記給電線3の直径よりも、若干、例え
ば0.2mm 大きく設定され、それぞれの凹部11の内周面
に電極7が形成されている。
幅の大きさは、上記給電線3の直径よりも、若干、例え
ば0.2mm 大きく設定され、それぞれの凹部11の内周面
に電極7が形成されている。
【0018】この各電極7の形成方法として、一つに
は、発熱体2のそれぞれの内周面に、オーミックコンタ
クト電極形成用の銀ペースト(デグザ社製)を塗布した
後、発熱体2を 560℃にて5分間加熱するという方法が
あげられ、他方、無電解メッキにより発熱体2の表面上
の全面において電極層を形成し、その後、電極として必
要としない上下面、及び側面の電極層を研摩により除去
するという方法があげられる。
は、発熱体2のそれぞれの内周面に、オーミックコンタ
クト電極形成用の銀ペースト(デグザ社製)を塗布した
後、発熱体2を 560℃にて5分間加熱するという方法が
あげられ、他方、無電解メッキにより発熱体2の表面上
の全面において電極層を形成し、その後、電極として必
要としない上下面、及び側面の電極層を研摩により除去
するという方法があげられる。
【0019】次に、各発熱体2と各給電線3からなる発
熱ユニット10をヒータ本体1内に封入する方法につい
て説明する。まず、各給電線3を各発熱体2のそれぞれ
の凹部11に挿通した後、各電極7に導電性接着剤にて
固定し、上記両者を電気的に接続し、互いに固定する。
熱ユニット10をヒータ本体1内に封入する方法につい
て説明する。まず、各給電線3を各発熱体2のそれぞれ
の凹部11に挿通した後、各電極7に導電性接着剤にて
固定し、上記両者を電気的に接続し、互いに固定する。
【0020】この後、図5に示すように各発熱体2を有
する発熱ユニット10は、上記ヒータ本体1を押出成形
によってコード状に形成する際に、上記ヒータ本体1内
に封入される。この押出成形工程では、各ノズル8から
熱可塑性樹脂4’が、各発熱体2の両面上に沿って一定
の押出圧力にてそれぞれAの方向に押し出され、発熱ユ
ニット10を覆うことにより熱可塑性樹脂4’からなる
被覆部材4内に発熱ユニット10が封入されたヒータ本
体1が形成される。こうして、発熱ユニット10は、被
覆部材4によって、ヒータ本体1内に封入されると共に
外部と電気的に絶縁される。
する発熱ユニット10は、上記ヒータ本体1を押出成形
によってコード状に形成する際に、上記ヒータ本体1内
に封入される。この押出成形工程では、各ノズル8から
熱可塑性樹脂4’が、各発熱体2の両面上に沿って一定
の押出圧力にてそれぞれAの方向に押し出され、発熱ユ
ニット10を覆うことにより熱可塑性樹脂4’からなる
被覆部材4内に発熱ユニット10が封入されたヒータ本
体1が形成される。こうして、発熱ユニット10は、被
覆部材4によって、ヒータ本体1内に封入されると共に
外部と電気的に絶縁される。
【0021】このように上記方法では、上記発熱ユニッ
ト10を熱可塑性樹脂4’の押出成形によって連続的に
ヒータ本体1内に封入できるから、特に長さの制限がな
い上記発熱ユニット10を封入したヒータ本体1を作製
することが容易となる。例えば、上記ヒータ本体1は実
質上100 m以上とすることが容易に可能となる。
ト10を熱可塑性樹脂4’の押出成形によって連続的に
ヒータ本体1内に封入できるから、特に長さの制限がな
い上記発熱ユニット10を封入したヒータ本体1を作製
することが容易となる。例えば、上記ヒータ本体1は実
質上100 m以上とすることが容易に可能となる。
【0022】ところで、従来のヒータでは、図15に示
すように、各発熱体52に形成されたそれぞれの電極5
6の面は、半田55を介して、各給電線53と半田付け
により接続していた。この半田付けといった製造工程
は、電極56の面に沿って給電線53を当接、または近
接させた状態を保持しながら、上記両者を半田55によ
り接続するという手間取るものであった。
すように、各発熱体52に形成されたそれぞれの電極5
6の面は、半田55を介して、各給電線53と半田付け
により接続していた。この半田付けといった製造工程
は、電極56の面に沿って給電線53を当接、または近
接させた状態を保持しながら、上記両者を半田55によ
り接続するという手間取るものであった。
【0023】しかしながら、前記実施例では、発熱体2
を各給電線3に接続する際、凹部11によって位置合わ
せた状態を保持することが容易となるので、製造工程を
簡略化できる。
を各給電線3に接続する際、凹部11によって位置合わ
せた状態を保持することが容易となるので、製造工程を
簡略化できる。
【0024】上記発熱体2は正特性サーミスタであるP
TC(Positive Temperature Coefficient)特性を有す
るセラミックス、例えばチタン酸バリウム等を主原料と
したセラミックス半導体からなり、室温からキュリー温
度Tc (抵抗急変温度)までは低抵抗であるが、キュリ
ー温度Tc を越えると急峻に抵抗値が増大する特性を有
する感熱素子である。
TC(Positive Temperature Coefficient)特性を有す
るセラミックス、例えばチタン酸バリウム等を主原料と
したセラミックス半導体からなり、室温からキュリー温
度Tc (抵抗急変温度)までは低抵抗であるが、キュリ
ー温度Tc を越えると急峻に抵抗値が増大する特性を有
する感熱素子である。
【0025】上記特性により、発熱体2は、キュリー温
度Tc を下回る低温下において電圧が印加されると、最
初は、低温であるために抵抗値が小さいことから大電流
が流れ、この結果、急激に温度が上昇する。一方、温度
がキュリー温度Tc を越えると抵抗値が急峻に増大し、
流れる電流値が低下して発熱量が減少することにより、
一定温度以上には温度が上がらず、その温度を安定に保
つこととなる。すなわち、発熱体2は自己温度制御機能
を有している。このことから、発熱体2は温度制御回路
や過熱防止回路を省く事ができ、小型化が可能になって
おり、また局部過熱による発火の恐れもない。
度Tc を下回る低温下において電圧が印加されると、最
初は、低温であるために抵抗値が小さいことから大電流
が流れ、この結果、急激に温度が上昇する。一方、温度
がキュリー温度Tc を越えると抵抗値が急峻に増大し、
流れる電流値が低下して発熱量が減少することにより、
一定温度以上には温度が上がらず、その温度を安定に保
つこととなる。すなわち、発熱体2は自己温度制御機能
を有している。このことから、発熱体2は温度制御回路
や過熱防止回路を省く事ができ、小型化が可能になって
おり、また局部過熱による発火の恐れもない。
【0026】なお、上記発熱体2では、材料組成により
キュリー温度Tc をおよそ−15〜250 ℃の範囲で設定す
ることができ、本実施例の発熱体2のキュリー温度Tc
では各発熱体2の相互の間隔、あるいはヒータ本体1の
大きさ等に応じて40℃〜50℃に設定され、所定の温度か
ら、発熱体2における最大発熱温度に至る温度範囲にお
いて正の温度特性を有するように設定されている。
キュリー温度Tc をおよそ−15〜250 ℃の範囲で設定す
ることができ、本実施例の発熱体2のキュリー温度Tc
では各発熱体2の相互の間隔、あるいはヒータ本体1の
大きさ等に応じて40℃〜50℃に設定され、所定の温度か
ら、発熱体2における最大発熱温度に至る温度範囲にお
いて正の温度特性を有するように設定されている。
【0027】上記のように、ヒータ本体1は、所定の間
隔に配置された個々の発熱体2が外気の温度に対応して
抵抗値が迅速に上昇(又は低下)する。すなわち、水道
管の周囲の外気温が常温より低い、例えば氷点温度未満
の部位においては、その部位に位置する発熱体2の抵抗
値は小さくなり、電流が流れ易くなって水道管が加熱さ
れ、水道管内部の水の凍結が防止される。
隔に配置された個々の発熱体2が外気の温度に対応して
抵抗値が迅速に上昇(又は低下)する。すなわち、水道
管の周囲の外気温が常温より低い、例えば氷点温度未満
の部位においては、その部位に位置する発熱体2の抵抗
値は小さくなり、電流が流れ易くなって水道管が加熱さ
れ、水道管内部の水の凍結が防止される。
【0028】一方、水道管の周囲の外気温が高い部位で
は、その部位に位置する発熱体2の抵抗値は大きくな
り、流れる電流が減少して発熱量が減少し、一定温度を
保つと共に発熱体2の消費電力を下げることができる。
は、その部位に位置する発熱体2の抵抗値は大きくな
り、流れる電流が減少して発熱量が減少し、一定温度を
保つと共に発熱体2の消費電力を下げることができる。
【0029】また、前記ヒータ本体1は被覆部材4とし
て電気絶縁性、可撓性および耐候性を有する熱可塑性樹
脂4’、例えば塩化ビニル系樹脂を材料として、例え
ば、長さ1000m、幅16.2mm、厚み3.9mm の各寸法となる
ように形成されている。なお、上記耐候性とは、耐熱性
および耐寒性に優れて、例えば50℃程度の加熱と−10℃
程度の冷却が繰り返されても、物性の変化が少ない特性
をいう。
て電気絶縁性、可撓性および耐候性を有する熱可塑性樹
脂4’、例えば塩化ビニル系樹脂を材料として、例え
ば、長さ1000m、幅16.2mm、厚み3.9mm の各寸法となる
ように形成されている。なお、上記耐候性とは、耐熱性
および耐寒性に優れて、例えば50℃程度の加熱と−10℃
程度の冷却が繰り返されても、物性の変化が少ない特性
をいう。
【0030】上記方法では、前記発熱体2が各給電線3
にそれぞれ接続された発熱ユニット10を引き出しなが
ら、押出成形時に溶融した熱可塑性樹脂4’によって上
記発熱体2が各給電線3に押圧されながら、発熱ユニッ
ト10がヒータ本体1内に封入される。
にそれぞれ接続された発熱ユニット10を引き出しなが
ら、押出成形時に溶融した熱可塑性樹脂4’によって上
記発熱体2が各給電線3に押圧されながら、発熱ユニッ
ト10がヒータ本体1内に封入される。
【0031】このことから、上記方法では、発熱体ユニ
ット10が引き出されることから、各給電線3に張力が
生じ、よって、各給電線3を互いに平行に、所定間隔を
保持し、各給電線3間の電気絶縁性を確保しながら、ヒ
ータ本体1内に封入できることにより、発熱体2を各給
電線3に接続した発熱ユニット10の作製を容易に自動
化出来る。
ット10が引き出されることから、各給電線3に張力が
生じ、よって、各給電線3を互いに平行に、所定間隔を
保持し、各給電線3間の電気絶縁性を確保しながら、ヒ
ータ本体1内に封入できることにより、発熱体2を各給
電線3に接続した発熱ユニット10の作製を容易に自動
化出来る。
【0032】上記では、発熱体2の形状として、各給電
線3をヒータ本体1の長さ方向に沿って、発熱体2の両
側面から挿通できるような凹部11を備えた発熱体の例
を挙げたが、特にこれに限定されるものではなく、その
他の例として、図6(a)に示すように、凹部11の幅
が、凹部11の開口端では給電線3の太さより小さく、
凹部11の深さが増すにつれ、大きくなるような断面テ
ーパー形状であってもよい。
線3をヒータ本体1の長さ方向に沿って、発熱体2の両
側面から挿通できるような凹部11を備えた発熱体の例
を挙げたが、特にこれに限定されるものではなく、その
他の例として、図6(a)に示すように、凹部11の幅
が、凹部11の開口端では給電線3の太さより小さく、
凹部11の深さが増すにつれ、大きくなるような断面テ
ーパー形状であってもよい。
【0033】また、図6(b)に示すように、凹部11
の幅が、ヒータ本体1の長さ方向の両端部では給電線3
の太さより小さく、凹部11の内部に向かって順次、大
きくなるように開口形成してもよい。
の幅が、ヒータ本体1の長さ方向の両端部では給電線3
の太さより小さく、凹部11の内部に向かって順次、大
きくなるように開口形成してもよい。
【0034】これらのような凹部11の形状によって、
可撓性を有する給電線3を一旦、各凹部11に挿通する
と、各給電線3が、外部からの衝撃により発熱体2から
離脱するのを防ぐ効果がある。
可撓性を有する給電線3を一旦、各凹部11に挿通する
と、各給電線3が、外部からの衝撃により発熱体2から
離脱するのを防ぐ効果がある。
【0035】また、上記では、発熱体2の形状として、
直方体形状の例を挙げたが、特にこれに限定されるもの
ではなく、ヒータ本体1の長さ方向に対して発熱体2の
両側面の角部の面取りを行なった形状も挙げられる。こ
の場合、図7(a)・(b)のような形状となり、上記
ヒータ本体1の作製時等における外部からの不測の衝撃
によって角部の欠損が生じるのを緩和できる。
直方体形状の例を挙げたが、特にこれに限定されるもの
ではなく、ヒータ本体1の長さ方向に対して発熱体2の
両側面の角部の面取りを行なった形状も挙げられる。こ
の場合、図7(a)・(b)のような形状となり、上記
ヒータ本体1の作製時等における外部からの不測の衝撃
によって角部の欠損が生じるのを緩和できる。
【0036】その他、発熱体2の形状の例として、図8
に示すように、ヒータ本体1の長さ方向に対して両側面
が紡錘形である、すなわち、ヒータ本体1の長さ方向に
対して発熱体2の前部側と後部側の厚さが順次、薄くな
っているような形状を挙げることができる。この形状の
新たな効果について以下に説明する。
に示すように、ヒータ本体1の長さ方向に対して両側面
が紡錘形である、すなわち、ヒータ本体1の長さ方向に
対して発熱体2の前部側と後部側の厚さが順次、薄くな
っているような形状を挙げることができる。この形状の
新たな効果について以下に説明する。
【0037】発熱体2が熱可塑性樹脂4’の前記押出成
形によってヒータ本体1内に封入されるとき、熱可塑性
樹脂4’は、発熱体2との間に挟まれることから、より
弾性圧縮される。
形によってヒータ本体1内に封入されるとき、熱可塑性
樹脂4’は、発熱体2との間に挟まれることから、より
弾性圧縮される。
【0038】熱可塑性樹脂がこのように弾性圧縮される
と、発熱体が直方体形状である場合、押出に伴い、上記
弾性圧縮が発熱体における押出方向の後方に上記発熱体
の表面に沿って伝達される。その結果、上記発熱体が押
出された後のヒータ本体において、熱可塑性樹脂が弾性
膨張して上記ヒータ本体上に凸部が形成されることがあ
る。
と、発熱体が直方体形状である場合、押出に伴い、上記
弾性圧縮が発熱体における押出方向の後方に上記発熱体
の表面に沿って伝達される。その結果、上記発熱体が押
出された後のヒータ本体において、熱可塑性樹脂が弾性
膨張して上記ヒータ本体上に凸部が形成されることがあ
る。
【0039】しかしながら、前記発熱体2の形状の場
合、押出方向Aに対して発熱体2の後部側及び前部側が
薄くなるように形成されているため、薄くなった発熱体
2の後部側及び前部側にて熱可塑性樹脂4’が存在しう
る空間が、大きくなることから発熱体2の押出時におけ
る熱可塑性樹脂4’の弾性圧縮の後方への伝達が緩和さ
れる。その結果、熱可塑性樹脂4’が上記弾性膨張して
上記ヒータ本体1上に凸部が生じることを防止できる。
合、押出方向Aに対して発熱体2の後部側及び前部側が
薄くなるように形成されているため、薄くなった発熱体
2の後部側及び前部側にて熱可塑性樹脂4’が存在しう
る空間が、大きくなることから発熱体2の押出時におけ
る熱可塑性樹脂4’の弾性圧縮の後方への伝達が緩和さ
れる。その結果、熱可塑性樹脂4’が上記弾性膨張して
上記ヒータ本体1上に凸部が生じることを防止できる。
【0040】その他、図9(a)・(b)に示すよう
に、発熱体2が、その上下面に各給電線3を挿通する凹
部11を有してもよい。
に、発熱体2が、その上下面に各給電線3を挿通する凹
部11を有してもよい。
【0041】〔実施例2〕本発明の他の実施例を実施例
2として図10ないし図13に基づいて以下に説明す
る。なお、上記実施例1と同様の機能を有する各部材に
は同一の部材番号を付し、それらの説明を省略する。本
実施例2のヒータでは、図10および図11に示すよう
に、ヒータ本体1内に、上記実施例1記載の発熱体2に
代えて、各給電線3がヒータ本体1の長さ方向に沿って
貫通し得る貫通孔22を有する発熱体21が用いられて
いる。このとき、それぞれの貫通孔22の内周面に電極
71が形成されている。
2として図10ないし図13に基づいて以下に説明す
る。なお、上記実施例1と同様の機能を有する各部材に
は同一の部材番号を付し、それらの説明を省略する。本
実施例2のヒータでは、図10および図11に示すよう
に、ヒータ本体1内に、上記実施例1記載の発熱体2に
代えて、各給電線3がヒータ本体1の長さ方向に沿って
貫通し得る貫通孔22を有する発熱体21が用いられて
いる。このとき、それぞれの貫通孔22の内周面に電極
71が形成されている。
【0042】このように電極71を形成する方法とし
て、実施例1に記載されている方法と同様な、銀ペース
トを上記内周面に塗布後、加熱して固定する方法、また
は、無電解メッキにより発熱体21の全面に電極層を形
成し、電極として不必要な部分を研磨する方法で上記各
電極71をそれぞれ形成する方法が挙げられる。
て、実施例1に記載されている方法と同様な、銀ペース
トを上記内周面に塗布後、加熱して固定する方法、また
は、無電解メッキにより発熱体21の全面に電極層を形
成し、電極として不必要な部分を研磨する方法で上記各
電極71をそれぞれ形成する方法が挙げられる。
【0043】しかし、上記発熱体21の場合、それぞれ
の貫通孔22の内周面に銀ペーストを塗布することが容
易ではないために、無電解メッキにより全面に電極層を
形成し、貫通孔22の内周面以外を研摩により除去する
方が望ましい。
の貫通孔22の内周面に銀ペーストを塗布することが容
易ではないために、無電解メッキにより全面に電極層を
形成し、貫通孔22の内周面以外を研摩により除去する
方が望ましい。
【0044】この上記発熱体21のそれぞれの貫通孔2
2の内面に形成された電極71に沿って各給電線3を挿
通し、上記両者間を接続する。なお、上記両者間を導電
性接着剤によって互いに接続、固定してもよい。
2の内面に形成された電極71に沿って各給電線3を挿
通し、上記両者間を接続する。なお、上記両者間を導電
性接着剤によって互いに接続、固定してもよい。
【0045】本実施例2の構成では、従来のように給電
線53と電極56との位置合わせを行い、上記両者の位
置関係を保持しながら半田を介して接続するといった手
間取る作業ではなく、貫通孔22によって容易に給電線
3と電極71との当接状態を、より保持できるので、上
記両者間の位置合わせが容易になり、より確実な上記両
者間の接続が可能となる。
線53と電極56との位置合わせを行い、上記両者の位
置関係を保持しながら半田を介して接続するといった手
間取る作業ではなく、貫通孔22によって容易に給電線
3と電極71との当接状態を、より保持できるので、上
記両者間の位置合わせが容易になり、より確実な上記両
者間の接続が可能となる。
【0046】本実施例2の場合には、発熱体21が有す
るそれぞれの貫通孔22の内周面の各電極71の全面に
導電性接着剤によって各給電線3を接続する方法と、上
記内周面の各電極71の中央部のみ導電性接着剤によっ
て各給電線3を接続する方法とが考えられる。このと
き、上記各貫通孔22の両端にて各給電線3が束縛され
ることから、各給電線3の自由度において、上記各方法
は同じになる。
るそれぞれの貫通孔22の内周面の各電極71の全面に
導電性接着剤によって各給電線3を接続する方法と、上
記内周面の各電極71の中央部のみ導電性接着剤によっ
て各給電線3を接続する方法とが考えられる。このと
き、上記各貫通孔22の両端にて各給電線3が束縛され
ることから、各給電線3の自由度において、上記各方法
は同じになる。
【0047】そのため、各給電線3を実施例1の発熱体
2のそれぞれの凹部11の内周面全面に導電性接着剤に
よって固定する場合には、実施例2の発熱体21が有す
るそれぞれの貫通孔22に対して各給電線3を接続する
方法と各給電線3の自由度において同じである。
2のそれぞれの凹部11の内周面全面に導電性接着剤に
よって固定する場合には、実施例2の発熱体21が有す
るそれぞれの貫通孔22に対して各給電線3を接続する
方法と各給電線3の自由度において同じである。
【0048】しかし、各給電線3を実施例1記載のそれ
ぞれの凹部11の内周面の中央部のみに導電性接着剤に
よって部分固定する場合は、凹部11のヒータ本体1の
長さ方向の両端部において若干、各給電線3が可動する
ことができるため、実施例2記載の発熱体21が有する
それぞれの貫通孔22に各給電線3を接続する場合より
各給電線3の自由度が大きくなり、可撓性が優れるとい
う効果がある。
ぞれの凹部11の内周面の中央部のみに導電性接着剤に
よって部分固定する場合は、凹部11のヒータ本体1の
長さ方向の両端部において若干、各給電線3が可動する
ことができるため、実施例2記載の発熱体21が有する
それぞれの貫通孔22に各給電線3を接続する場合より
各給電線3の自由度が大きくなり、可撓性が優れるとい
う効果がある。
【0049】さらに、上記各給電線3を発熱体21に接
続する際には、さらに半田付けを行うことによって各給
電線3を固定してもよい。この場合、ヒータ本体1を水
道管にらせん状に巻き付けたり、水道管の長さ方向に沿
って圧着させたりする際の給電線3の撓みによって生じ
る応力に対して、より強い接続強度を発揮できるので、
曲げに対して、より強い構造とすることができる。
続する際には、さらに半田付けを行うことによって各給
電線3を固定してもよい。この場合、ヒータ本体1を水
道管にらせん状に巻き付けたり、水道管の長さ方向に沿
って圧着させたりする際の給電線3の撓みによって生じ
る応力に対して、より強い接続強度を発揮できるので、
曲げに対して、より強い構造とすることができる。
【0050】これにより、発熱体21と給電線3との接
続部分における不良の発生をさらに防止することがで
き、発熱体21と給電線3とが電気的に、より確実に接
続された状態となっているので、水道管の加熱を効率よ
く、より確実に行うことが可能となる。
続部分における不良の発生をさらに防止することがで
き、発熱体21と給電線3とが電気的に、より確実に接
続された状態となっているので、水道管の加熱を効率よ
く、より確実に行うことが可能となる。
【0051】上記では、発熱体21の形状として、各給
電線3をヒータ本体1の長さ方向に沿って貫通する貫通
孔を備えた発熱体21の例を挙げたが、特にこれに限定
されるものではなく、その他の例として、従来からの直
方体形状ではなく、ヒータ本体1の長さ方向に沿って、
発熱体21の両側面の角部の面取りを行なった形状を図
12に、両側面が紡錘形の形状を図13に示す。なおこ
の発熱体21の形状の効果は、実施例1に記載の発熱体
2の形状の効果と同じである。
電線3をヒータ本体1の長さ方向に沿って貫通する貫通
孔を備えた発熱体21の例を挙げたが、特にこれに限定
されるものではなく、その他の例として、従来からの直
方体形状ではなく、ヒータ本体1の長さ方向に沿って、
発熱体21の両側面の角部の面取りを行なった形状を図
12に、両側面が紡錘形の形状を図13に示す。なおこ
の発熱体21の形状の効果は、実施例1に記載の発熱体
2の形状の効果と同じである。
【0052】〔実施例3〕本発明のさらに他の実施例を
実施例3として図14に基づいて以下に説明する。な
お、上記実施例1及び2と同様の機能を有する各部材に
は同一の部材番号を付し、それらの説明を省略する。本
実施例のヒータでは、図14に示すように、発熱体2、
電極7及び給電線3で構成される発熱ユニット13は上
記実施例1と2と同様に形成されるが、上記発熱ユニッ
ト13を全面にわたって被覆してはおらず、上記発熱ユ
ニット13をその一面を露出した状態で保持するように
ヒータ本体12が形成されている。
実施例3として図14に基づいて以下に説明する。な
お、上記実施例1及び2と同様の機能を有する各部材に
は同一の部材番号を付し、それらの説明を省略する。本
実施例のヒータでは、図14に示すように、発熱体2、
電極7及び給電線3で構成される発熱ユニット13は上
記実施例1と2と同様に形成されるが、上記発熱ユニッ
ト13を全面にわたって被覆してはおらず、上記発熱ユ
ニット13をその一面を露出した状態で保持するように
ヒータ本体12が形成されている。
【0053】この場合、給電線3の裏側には、図示しな
い粘着テープ又は接着材が設けられている。この粘着テ
ープ又は接着材により、給電線3とヒータ本体12とは
互いに固定され、上記発熱ユニット13は安定した形で
ヒータ本体12に保持されることになる。
い粘着テープ又は接着材が設けられている。この粘着テ
ープ又は接着材により、給電線3とヒータ本体12とは
互いに固定され、上記発熱ユニット13は安定した形で
ヒータ本体12に保持されることになる。
【0054】本実施例の構成において、上記発熱ユニッ
ト13は、ヒータ本体12の一方の一面のみに設けられ
ている。これにより、ヒータ本体12における発熱ユニ
ット13の反対面となる樹脂面が被覆部材40によって
形成され、その樹脂面を水道管の軸方向に沿うように水
道管の外周面にらせん状に巻き付け、その上から例えば
グラスウール、絶縁テープでカバーを施した場合、凸の
部分が片面のみに集中していることにより、上記発熱ユ
ニット13の全面を覆った場合に比べ、ヒータ本体12
は撓み易くなっている。
ト13は、ヒータ本体12の一方の一面のみに設けられ
ている。これにより、ヒータ本体12における発熱ユニ
ット13の反対面となる樹脂面が被覆部材40によって
形成され、その樹脂面を水道管の軸方向に沿うように水
道管の外周面にらせん状に巻き付け、その上から例えば
グラスウール、絶縁テープでカバーを施した場合、凸の
部分が片面のみに集中していることにより、上記発熱ユ
ニット13の全面を覆った場合に比べ、ヒータ本体12
は撓み易くなっている。
【0055】したがって、本実施例のヒータ本体12
は、曲率の大きい、すなわち径の小さい水道管であって
も、その軸方向に沿って水道管の外周面にらせん状に無
理なく巻き付けることができる。また、上記のようにら
せん状に巻き付けるのでなく、水道管の長さ方向に沿っ
て水道管に圧着させるように水道管を被覆してもよい。
は、曲率の大きい、すなわち径の小さい水道管であって
も、その軸方向に沿って水道管の外周面にらせん状に無
理なく巻き付けることができる。また、上記のようにら
せん状に巻き付けるのでなく、水道管の長さ方向に沿っ
て水道管に圧着させるように水道管を被覆してもよい。
【0056】また、上記発熱体2の片面は、上記被覆部
材40により被覆されていない。これにより、上記発熱
体2は、外気温の変化に対してより素速く感応し、その
抵抗値をより速く変化させる。したがって、水道管を迅
速に加熱でき、水道管内の水の凍結を防止することがで
きる。
材40により被覆されていない。これにより、上記発熱
体2は、外気温の変化に対してより素速く感応し、その
抵抗値をより速く変化させる。したがって、水道管を迅
速に加熱でき、水道管内の水の凍結を防止することがで
きる。
【0057】なお、上記の各実施例は本発明を限定する
ものではなく、発明の範囲において種々の変更が可能で
ある。例えば、上記実施例で説明した被覆部材4の素材
として、塩化ビニル系樹脂を用いた例を挙げたが、これ
に限らず、発熱体2の発熱温度による溶融や変形が生じ
ず、かつ、上記発熱体2による加熱と氷点温度以下の外
気温による冷却とが繰り返されても物性の変化が少ない
樹脂材料やゴム材料を用いることが可能である。
ものではなく、発明の範囲において種々の変更が可能で
ある。例えば、上記実施例で説明した被覆部材4の素材
として、塩化ビニル系樹脂を用いた例を挙げたが、これ
に限らず、発熱体2の発熱温度による溶融や変形が生じ
ず、かつ、上記発熱体2による加熱と氷点温度以下の外
気温による冷却とが繰り返されても物性の変化が少ない
樹脂材料やゴム材料を用いることが可能である。
【0058】上記被覆部材4および40のゴム材料の例
としては、ブチルゴム、天然ゴム、ブタジエンゴム、エ
チレン−プロピレンゴム、クロロプレンゴム、イソプレ
ンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリルゴム、ク
ロロスルホン化ゴム、シリコーンゴム、フルオロシリコ
ーンゴム、フッ素樹脂ゴム等を挙げることができる。
としては、ブチルゴム、天然ゴム、ブタジエンゴム、エ
チレン−プロピレンゴム、クロロプレンゴム、イソプレ
ンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリルゴム、ク
ロロスルホン化ゴム、シリコーンゴム、フルオロシリコ
ーンゴム、フッ素樹脂ゴム等を挙げることができる。
【0059】また、上記被覆部材4および40の樹脂材
料の例としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等のポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ
−4-メチルペンテン-1、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリフェニレ
ンオキシド樹脂、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリイミド樹脂等を挙げること
ができる。
料の例としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等のポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ
−4-メチルペンテン-1、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリフェニレ
ンオキシド樹脂、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリイミド樹脂等を挙げること
ができる。
【0060】なお、上記各実施例の構成は、どのような
水道管に対しても用いることができるが、特に、東北南
部や信州の寒冷地において用いられている鉄等の鋳物か
らなる水道管に対して最も好適に用いられる。
水道管に対しても用いることができるが、特に、東北南
部や信州の寒冷地において用いられている鉄等の鋳物か
らなる水道管に対して最も好適に用いられる。
【0061】なぜならば、上記水道管は、その中の水が
凍結した際に、高電流を流すことによって水道管自身を
発熱させ、凍結した水を発熱によって溶融するためにも
用いられており、よって、大きな熱伝導性を有するの
で、線接触となる上記各実施例のヒータ本体1、12か
らの熱を効率よく水道管全体に伝達するからである。
凍結した際に、高電流を流すことによって水道管自身を
発熱させ、凍結した水を発熱によって溶融するためにも
用いられており、よって、大きな熱伝導性を有するの
で、線接触となる上記各実施例のヒータ本体1、12か
らの熱を効率よく水道管全体に伝達するからである。
【0062】なお、上記実施例の構成では、本願発明の
ヒータによる被加熱体として、水の滞留部位である水道
管を用いた例を挙げたが、特にこれに限定されるもので
はなく、寒冷地でのポンプ、スプリンクラー、水槽、排
水口、排水管におけるU字状の水封部等の外面に密着さ
せて用いたり、水中に直接投入したり、線路の側部や道
路の表層の下側に埋設して用いたりすることが可能であ
る。上記ヒータは、道路のセンターラインの下側に埋設
して用いることにより、積雪時の上記センターラインの
目視性を向上できるものとなっている。
ヒータによる被加熱体として、水の滞留部位である水道
管を用いた例を挙げたが、特にこれに限定されるもので
はなく、寒冷地でのポンプ、スプリンクラー、水槽、排
水口、排水管におけるU字状の水封部等の外面に密着さ
せて用いたり、水中に直接投入したり、線路の側部や道
路の表層の下側に埋設して用いたりすることが可能であ
る。上記ヒータは、道路のセンターラインの下側に埋設
して用いることにより、積雪時の上記センターラインの
目視性を向上できるものとなっている。
【0063】
【発明の効果】本発明のヒータは、発熱体が、複数、ヒ
ータ本体に設けられ、上記発熱体にそれぞれ給電するた
めの一対の給電線が上記ヒータ本体に設けられ、上記発
熱体に、発熱体の各電極をそれぞれ有する各凹部が、各
給電線を周方向に沿って囲むように、それぞれ形成され
ている構成である。
ータ本体に設けられ、上記発熱体にそれぞれ給電するた
めの一対の給電線が上記ヒータ本体に設けられ、上記発
熱体に、発熱体の各電極をそれぞれ有する各凹部が、各
給電線を周方向に沿って囲むように、それぞれ形成され
ている構成である。
【0064】それゆえ、上記構成では、従来のように給
電線と電極との位置合わせを行い、上記両者の位置関係
を保持しながら半田を介して接続するといった手間取る
作業を省いて、各凹部によって容易に給電線と電極との
当接状態を保持できるので、上記両者間の位置合わせが
容易になる。
電線と電極との位置合わせを行い、上記両者の位置関係
を保持しながら半田を介して接続するといった手間取る
作業を省いて、各凹部によって容易に給電線と電極との
当接状態を保持できるので、上記両者間の位置合わせが
容易になる。
【0065】この結果、上記構成では、各給電線が各凹
部にそれぞれ保持できるので各給電線が発熱体に強固に
接続でき、また、上記ヒータ本体を作製するための工程
を従来よりも簡略化できるという効果を奏する。
部にそれぞれ保持できるので各給電線が発熱体に強固に
接続でき、また、上記ヒータ本体を作製するための工程
を従来よりも簡略化できるという効果を奏する。
【図1】本発明のヒータにおける実施例1の要部破断斜
視図である。
視図である。
【図2】上記ヒータの説明図である。
【図3】図2に示すヒータにおけるI−I線矢視断面図
である。
である。
【図4】上記ヒータにおける発熱体の形状及び電極を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図5】上記ヒータの押出成形の説明図である。
【図6】上記ヒータにおける発熱体の形状を示す他の各
変形例の斜視図である。
変形例の斜視図である。
【図7】上記ヒータにおける発熱体の形状を示す他の各
変形例の斜視図である。
変形例の斜視図である。
【図8】上記ヒータにおける発熱体の形状を示す他の各
変形例の斜視図である。
変形例の斜視図である。
【図9】上記ヒータにおける発熱体の形状を示す他の各
変形例の斜視図である。
変形例の斜視図である。
【図10】本発明のヒータにおける実施例2の要部破断
斜視図である。
斜視図である。
【図11】上記ヒータにおける発熱体の形状及び電極を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図12】上記ヒータにおける発熱体の形状を示す他の
各変形例の斜視図である。
各変形例の斜視図である。
【図13】上記ヒータにおける発熱体の形状を示す他の
各変形例の斜視図である。
各変形例の斜視図である。
【図14】本発明ヒータの実施例3を示す説明図であ
る。
る。
【図15】従来のヒータの説明図である。
【図16】上記ヒータの押出成形の説明図である。
1 ヒータ本体 2 発熱体 3 給電線 4 被覆部材 6 電気供給コード 7 電極 11 凹部 22 貫通孔
Claims (2)
- 【請求項1】電気絶縁性及び可撓性を有する本体がコー
ド状に設けられ、 正特性サーミスタであるセラミックスからなる発熱体
が、複数、上記本体の長さ方向に沿って互いに間隔を有
して上記本体に設けられ、 上記発熱体にそれぞれ給電するための一対の給電線が上
記本体に設けられ、 上記発熱体に、発熱体の各電極をそれぞれ有する各凹部
が、各給電線を周方向に沿って囲むように、それぞれ形
成されていることを特徴とするヒータ。 - 【請求項2】請求項1記載のヒータにおいて、 上記各凹部は、各給電線を全周にわたって囲むように、
それぞれ形成されていることを特徴とするヒータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5950795A JPH08255672A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | ヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5950795A JPH08255672A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | ヒータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08255672A true JPH08255672A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13115251
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5950795A Pending JPH08255672A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | ヒータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08255672A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113453867A (zh) * | 2018-12-13 | 2021-09-28 | 工程股份公司 | 用于生产具有导电元件的挤出长丝的方法 |
-
1995
- 1995-03-17 JP JP5950795A patent/JPH08255672A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113453867A (zh) * | 2018-12-13 | 2021-09-28 | 工程股份公司 | 用于生产具有导电元件的挤出长丝的方法 |
| JP2022519160A (ja) * | 2018-12-13 | 2022-03-22 | エクスジニアリング ソシエタ アノニム | 導電性要素を有する押し出しフィラメントの生産のための方法 |
| CN113453867B (zh) * | 2018-12-13 | 2023-06-30 | 工程股份公司 | 用于生产具有导电元件的挤出长丝的方法 |
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Legal Events
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Effective date: 20040311 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040511 |
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| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20041109 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |