JPH08256152A - Atmユーザ構内網の呼処理制御方法 - Google Patents

Atmユーザ構内網の呼処理制御方法

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JPH08256152A
JPH08256152A JP5838495A JP5838495A JPH08256152A JP H08256152 A JPH08256152 A JP H08256152A JP 5838495 A JP5838495 A JP 5838495A JP 5838495 A JP5838495 A JP 5838495A JP H08256152 A JPH08256152 A JP H08256152A
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call
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Withdrawn
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JP5838495A
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Inventor
Masabumi Kato
正文 加藤
Edamasu Kamoi
條益 鴨井
Jiyun Niimomi
純 新籾
Tadashi Ito
匡 伊東
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Fujitsu Ltd
NTT Inc
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単一のUNIを複数端末が共用するATMユ
ーザ構内網の呼処理制御方法に関し、ATMユーザ構内
網内の内線通信と、構内網と公衆通信網間の外線通信の
呼処理を効率的かつ経済的に制御する方法を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 単一のユーザ・網インタフェース21に複数の
端末22を単方向リング構成の伝送路23により接続したA
TMユーザ構内網20の呼処理制御方法であって、ATM
ユーザ構内網内に、伝送路上を通過するセルを網内で折
り返す経路を形成できる折り返し手段24を設け、端末相
互間で行われる内線通信用の呼処理メッセージは折り返
し手段が受信して呼処理制御を行い、端末と公衆通信網
間の外線通信用の呼処理メッセージは折り返し手段を通
過させて加入者交換機が直接受信して呼処理制御を行う
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は単一のユーザ・網インタ
フェース(UNI)を複数端末が共用するユーザ構内網
の呼処理制御方法に関する。
【0002】狭帯域ISDN(N−ISDN)と呼ばれ
る従来のISDN(サービス総合ディジタル通信網)の
加入者線は2つの情報チャネル(Bチャネル)とひとつ
の制御チャネル(Dチャネル)により構成され、ユーザ
は加入者線1回線に複数の端末を接続することができ
る。このため、ユーザは網(加入者線)とのインタフェ
ース部分であるユーザ・網インタフェース(User-Netwo
rk Interface. 以下、UNIと記す)に複数の端末を接
続してユーザ構内網を構成することができるが、ひとつ
のUNIに接続できる端末数に制約(例えば、最大8)
があることと、回線を効率的に使用する必要性があるこ
とから、多数の端末を有するユーザは複数の端末と1ま
たは複数の加入者線(UNI)の間にNT2(Network
Termination 2,網終端装置2)と呼ばれる網終端装置と
して構内交換機(PBX)を設けることが多かった。
【0003】ところが近年に至り、上記の狭帯域ISD
Nに対して広帯域ISDN(B−ISDN)が導入され
る機運が生じてきた。広帯域ISDNの公衆通信網にお
いては、加入者を収容する交換機(以下、加入者交換機
と記す)にATM(Asynchronous Transfer Mode,非同
期転送モード) 交換機が使用されるのが基本とされてい
る。ATM交換機の場合もひとつのUNIに複数の端末
を接続することが可能であるが、ATM交換機の加入者
線の情報伝送能力が極めて大きいうえ、帯域の使用方法
に融通性があるため、狭帯域ISDNよりも多くの端末
を接続することが可能である。従って、ATM交換機に
接続されるユーザ構内網(以下、ATMユーザ構内網と
記す)はトラヒックの性質にもよるが端末数に比して加
入者線数が少ない構成となる場合が多いと予想されてい
る。このように加入者線が少ない構成では従来のPBX
のような大規模なNT2を設けることなく、多数の端末
をひとつのUNIに接続して、UNI上の伝送路(AT
Mユーザ構内網内部及び加入者線)を効率良く使用する
ことが望まれている。
【0004】
【従来の技術】図8はATMユーザ構内網の構成図、図
9〜図11は従来技術による呼処理制御方法説明図であ
る。図8は本発明が対象とするATMユーザ構内網の基
本的な構成を示しているが、最初に図8について説明す
る。
【0005】図8のATMユーザ構内網20は網内に複数
の端末(TE−Terminal Equipment−とも呼ばれる) 22
が設けられているが、端末22の接続形式には幾つかの形
式があるが、図8の構成では各端末22は図示のように単
方向の伝送路23によってリング状に接続されている。伝
送路23は光伝送路であり、各端末22との接続部分には光
ソケット28が設けられている。伝送路23は網終端装置27
(以下、NT1−Network Termination 1 −と記す)と
加入者線(以下、加入者伝送路と記す)を介して公衆通
信網10内の加入者交換機11に接続される。NT1は加入
者伝送路の終端装置として周知のもので、NT1と端末
22側との間が公衆通信網10(通信事業者により提供され
る)とユーザの構内(宅内)の境界点になる。この境界
点はT点とも呼ばれるが、UNIはこの点における網と
ユーザ間のインタフェースを規定するものである。
【0006】図8の加入者交換機11はATM交換機であ
り、ATMユーザ構内網20の端末22もATM端末(AT
M機能をもつ端末)であるが、この構成では各端末22は
48バイトの情報に5バイトのラベルを付加した固定長
(53バイト)のメッセージ(セルと呼ばれる)を送受
信することによって通信を行う。図8の単方向リング構
成のATMユーザ構内網20では通信を行う端末22はそれ
ぞれ自端末が伝送路の1周期内に送出できるセル数が保
証されている。例えば、端末22が図8に示す3台(以
下、各々をTE−A〜TE−Cと記す)のみである場合
に伝送路23の速度が150Mb/sであり、TE−Aが
保証されたセル数を3、TE−Bが5、TE−Cが7で
あるとすれば、全端末22がそれぞれ保証された数のセル
を送出した場合、TE−Aは150×3/(3+5+
7)=30Mb/sの速度でセルを送信することがで
き、同様にTE−Bは50Mb/s、TE−Cは70M
b/sの速度でセルを送信することができる。即ち、各
端末22は最低でも上記の速度でセルを送出することがで
き、保証された数のセルを送出しない端末があれば、上
記の速度よりも早い速度でセルを送出することができ
る。
【0007】図8において、保証された数のセル(ウイ
ンドサイズと呼ぶ)を送出し切っていない端末22(TE
−Aとする)が送出したいセルをもつ場合、その端末T
E−Aは自端末を識別する情報をユーザ構内網を通過す
る各セル(空きセルに限定されない)のラベル内のGF
Cに書き込んで次の端末22(TE−Bとする)に転送す
る。ここで、GFC(Generic Flow Control) はユーザ
構内網内の端末がマルチポイント構成の場合に、各端末
からのトラヒックの流れを制御するために使用される情
報として公知のものであるが、図のGFC処理部29はG
FCの処理を行う部分を示している。
【0008】このセルを受信した下位の端末TE−Bも
ウインドサイズ分のセルを送出し切っていないで送出し
たいセルがあれば、前位の端末TE−Aが書き込んだG
FCに自端末TE−Bを識別する情報を上書きして次の
端末22(TE−Cとする)に送る。以下、同様にして各
セルはリング状の伝送路を一周して最初に自端末の情報
を書き込んだ端末TE−Aに戻るが、戻ったセルのGF
Cに自端末TE−Aを識別する情報が書き込まれておら
ずに他の端末を識別する情報が書き込まれていれば、他
の端末TE−B,TE−C、・・にも送出したいセルが
あることを示している。
【0009】端末TE−AがGFCに端末TE−Aを識
別する情報が書き込まれたままのセルを受信した場合
は、他の端末22が送出したいセルをもっていないか、ウ
インドサイズ分のセルを送出し切っているか、或いは他
の端末22も送出したいセルをもっているが自端末が最初
にセルを送出できる位置にある(例えば、1サイクルの
最後にGFCに上書きした端末)か、のいずれかであ
る。他の全端末24がいずれもウインドサイズ分のセルを
送出し切っていれば、他の全端末22はいずれも以後のセ
ルを送出する権利を失っているので、端末TE−Aは自
端末に保証されたウインドサイズ分のセルを送出するこ
とができる。このとき、端末TE−Aは情報のセルとと
もにリセットセルと呼ばれる特殊セルを送出し、次のサ
イクルに入ったことを他の全端末22に対して通知する。
リセットセルを受けた他の端末22は、前サイクルでウイ
ンドサイズ分のセルを送出し切っていても送出したいセ
ルがあれば自己の識別情報を新しいサイクルのセルのG
FCに書き込むことができる。
【0010】図8のユーザ構内網20が3つの端末のみか
らなる場合は、上記の端末TE−Aが自己のウインドサ
イズ分のセルを送出した時点で全端末22の全セルが転送
される合計時間(1サイクルの時間)が伝送路の基本周
期に等しくなり、伝送路の情報転送能力を各端末22がウ
インドサイズの割合でシェアした状態になる。もし、全
端末22の中にウインドサイズ分のセルを送出し切ってい
ない端末22があれば、端末TE−Aがリセットセルを送
出したことにより終了するサイクルは伝送路の基本周期
よりも短くなるので、各端末22が送出するセルの情報転
送速度は高速になる。
【0011】いずれにしても各端末22が次のセルを効率
良く送出するためにはリセットセルができるだけ短い時
間で各端末22に巡回されることが重要であり、リセット
セルが短時間で巡回されることは伝送路23にセルが伝送
されない時間を減少させることになる。
【0012】ATMユーザ構内網20の各端末22は、図8
に図示したようにATM加入者交換機10の加入者転送路
12にマルチポイント端末として直接接続されるのが基本
形態であるが、この形態ではリセットセルはATMユー
ザ構内網20内の伝送路23より公衆通信網10の加入者交換
機11に送られ、加入者交換機11内の通話路(図示省略)
を経てATMユーザ構内網20内の伝送路23に戻されるた
め、リセットセルを短時間で巡回することは困難にな
る。これを避けるためにはATMユーザ構内網20内の適
当な箇所、例えばNTI内またはUNIの端末側の部分
に伝送路23を折り返す部分(以下、折り返しスイッチと
記す)を設けることが望ましい。
【0013】一方、ATMユーザ構内網20内の各端末22
により行われる通信の種類には、端末22相互間で行う内
線通信と、ATMユーザ構内網20内の端末22と公衆通信
網10の加入者(図示省略)との間で行う外線通信の2種
類があるが、折り返しスイッチを設けない場合、内線通
信のセルは一旦加入者交換機10に接続されたのち再びA
TMユーザ構内網20に戻される。従って、ひとつの内線
通信によって加入者線部分は往復2回線相当分の帯域が
使用されるように見えるが、図から明らかなように、内
線通信をATMユーザ構内網20内の適当な箇所、例えば
NTI内またはUNI部分で折り返した場合でも伝送路
23はその帯域分だけ使用されるため、伝送路23と1対1
の関係にある加入者伝送路12も内線通信に使用された帯
域を外線通信に使用することができない。従って、内線
通信をATMユーザ構内網20内で折り返しても折り返さ
なくても伝送路の使用効率に差は生じない。しかし、内
線通信を加入者交換機11を介して折り返すことは加入者
交換機11内の通話路を無駄に使用することになるので、
内線通信のセルはATMユーザ構内網20内において折り
返す構成にすることが望ましいことは明らかである。
【0014】以上、2つの理由からATMユーザ構内網
20内に折り返しスイッチを設けることを前提に、従来技
術による内線通信と外線通信の呼処理制御方法について
以下に説明する。
【0015】図9〜図11は折り返しスイッチを設けた場
合の従来技術による呼処理制御方法を説明する図であ
る。図9〜図11はいずれも図8に図示したNT1、光ソ
ケット28及び端末22内のGFC処理部29の図示を省略し
ている。また、端末は各図とも3台のみを記載している
が、以下においては各端末を個別に指す場合には図に記
載したTE−A、TE−B、TE−Cを用いる。なお、
図9〜図11においてはいずれもATMユーザ構内網内に
設けた折り返しスイッチ内においてリセットセルが折り
返されることを前提としているが、リセットセルの詳細
については、電子情報通信学会交換研究会資料SSE9
1−95「ATM−UNIにおけるGFCプロトコルの
評価」(森田直孝他,1991年11月21日発行)に
記載されているため、説明は省略する。
【0016】図9は公衆通信網10側の加入者交換機11が
全ての呼処理制御を行う方法を図示している。図9は折
り返しスイッチ34が設けられている点を除けば、ATM
加入者交換機10の加入者伝送路12にマルチポイント端末
が直接接続された基本構成となっている。この構成では
各端末32が内線または外線通信をために送出する呼設定
要求などの呼処理メッセージはすべて加入者交換機11の
呼処理部14が処理を行う。例えば、端末32のひとつ、T
E−Cが外線通信を行うために呼設定要求を行うと、呼
設定要求のセルは外線通信の呼処理メッセージとして伝
送路34及び加入者伝送路12を経由して加入者交換機11に
送られ、加入者交換機11の呼処理部14がこの要求を受信
して呼処理を行う。
【0017】また、端末TE−Aが端末TE−Bに対し
て内線通信を行うため、呼設定要求を行った場合も前記
と同様、呼設定要求のセルは加入者交換機11に送られ
る。加入者交換機11の呼処理部14はこの要求を受信する
と端末TE−Bに対する接続処理などを行うとともに、
折り返しスイッチ34内のスイッチ制御部36に制御信号を
送って折り返しスイッチ34内に折り返し経路35を作成さ
せて端末TE−Aと端末TE−Bとの通信を開始させ
る。通信の終了も加入者交換機11の呼処理部14が監視し
て、例えば端末TE−Aより通信終了のメッセージが送
出されると呼の切断処理を行う。なお、以上の呼処理メ
ッセージは伝送路33及び加入者伝送路12により伝送され
るが、図では細線の矢印により呼処理メッセージの送信
端と受信端を示している。
【0018】上記における外線通信の呼処理は加入者交
換機11の基本機能であるが、図9の場合は加入者交換機
11が内線通信の呼処理を含め、ATMユーザ構内網40の
リソース管理を行うため、加入者交換機11の負担が増加
する。特に、端末32間において行われる内線通信におい
ては主情報(通信情報のセル)が折り返しスイッチ34内
で折り返されるため、加入者交換機11の通話路(図示省
略)を通過しないにも拘らず、加入者交換機11がその呼
の処理と監視を行う点に不自然さが残る。
【0019】図10は図9とは反対に、内線通信、外線通
信とも呼処理をATMユーザ構内網内で行う方法であ
る。図10も図9と同様、折り返しスイッチ44を設ける
が、折り返しスイッチ44内に呼処理部46を設け、端末42
より送出される内線通信用の呼処理メッセージも外線通
信用の呼処理メッセージも折り返しスイッチ44内の呼処
理部46が受信して呼処理を実行する。従って、この場合
の折り返しスイッチ44は従来のNT2、具体的には構内
交換機と同等な機能をもつものとなるので大規模なもの
となり、ATMユーザ構内網40の規模が小さい場合には
経済性が低下する。
【0020】図11は内線通信の呼処理を公衆通信網に任
せず、かつ、ATMユーザ構内網内に構内交換機相当の
大規模な設備を備える必要がない呼処理制御方法であ
る。図11のATMユーザ構内網50内の端末52は内線通信
の呼処理を行う内線通信呼処理部57を内蔵し、端末52が
内線通信を行う場合には内線通信呼処理部57が呼処理制
御を行う。その際、内線通信呼処理部57は折り返しスイ
ッチ54内に設けられたスイッチ制御部56を制御して折り
返しスイッチ54内に折り返し経路55を作成させ、内線通
信のセルを折り返しスイッチ54内で折り返すようにす
る。また、端末52より外線通信の呼設定要求があったと
きは、呼設定要求のセルを加入者交換機11に送出し、加
入者交換機11内の呼処理部15が呼処理を行う。この方法
はATMユーザ構内網50内に構内交換機のように大規模
な設備を設ける必要はないが、内線通信の呼処理が複数
の端末52により分散処理されるため呼処理制御が複雑に
なる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】単方向リング構成の伝
送路により接続されたマルチポイント端末により構成さ
れるATMユーザ構内網においてATMユーザ構内網内
の各端末の呼処理を効率良く行うためには、ATMユー
ザ構内網内に折り返しスイッチを設けて呼処理の間隔を
左右するリセットセルを単時間で巡回させることが望ま
しいが、従来技術によりこれを実現する方法として、
内線及び外線通信の呼処理制御をすべて公衆通信網の加
入者交換機において行う方法、内線及び外線通信の呼
処理制御をすべてATMユーザ構内網内において行う方
法、内線通信の呼処理制御を端末において行い、外線
通信の呼処理制御を公衆通信網の加入者交換機において
行う方法がある。
【0022】しかし、の方法は主情報がATMユーザ
構内網内で折り返されるために加入者交換機内を通過し
ない内線通信の呼処理制御を含め、ユーザ構内網内のリ
ソースの管理をすべて公衆通信網の加入者交換機が行う
ため、加入者交換機に大きな負担をかけることとなり、
の方法は折り返しスイッチ部分が大規模なものとなる
ため、規模が小さいATMユーザ構内網では経済性が損
なわれ、の方法は制御が複雑になるという欠点を有し
ている。また、及びでは内線通信のみを呼ごとに折
り返しスイッチで折り返すように制御するために折り返
しスイッチの制御が複雑になるという問題がある。
【0023】本発明はユーザ構内網内の内線通信と、ユ
ーザ構内網と公衆通信網間の外線通信の呼処理を効率的
かつ経済的に制御する方法を提供することを目的とす
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図1は公衆通信網10内に設けられたATM交
換機能をもつ加入者交換機11に対してユーザ・網インタ
フェース21(以下、UNIと記す)をもつATMユーザ
構内網20の呼処理制御方法の原理を図示しているが、図
のATMユーザ構内網20は単一のUNIに複数の端末22
が単方向のリング構成の伝送路23により接続してされて
構成されている。
【0025】図1に示すようにATMユーザ構内網20内
のUNIと複数の端末22間には、伝送路23上を通過する
セルをATMユーザ構内網20内で折り返す経路を形成で
きる折り返し手段24が設けられる。この折り返し手段24
は本発明の全請求項に共通して設けられるものである
が、以下、図1により本発明による呼処理制御の方法を
請求項ごとに説明する。
【0026】請求項1においては、複数の端末22相互間
で行われる内線通信のための呼処理メッセージは端末22
と折り返し手段24間で送受信して折り返し手段24が内線
通信の呼処理制御を行う。また、端末22と前記公衆通信
網10の加入者(図示省略)との間で行われる外線通信の
ための呼処理メッセージは折り返し手段24を通過させて
端末22と加入者交換機11間で直接送受信して加入者交換
機11が外線通信の呼処理制御を行う。以上のように、請
求項1では内線通信の呼処理制御と外線通信の呼処理制
御をATMユーザ構内網20内の折り返し手段24と公衆通
信網10内の加入者交換機11に分散して行うようになって
いる。
【0027】請求項2では、ATMユーザ構内網20内の
伝送路23内を通過するセルが使用する仮想パスとして内
線通信用の仮想パスと外線通信用の仮想パスが設けら
れ、折り返し手段24は内線通信用の仮想パスを指定した
セルを受信したときは、折り返し経路を作成してそのセ
ルをATMユーザ構内網20内で折り返し、外線通信用の
仮想パスを指定したセルを受信したときは、そのセルを
UNI経由で公衆通信網10内の加入者交換機11に送出す
る処理を行う。
【0028】また、折り返し手段24は複数の端末22の各
々が稼働可能状態となったときに、その端末22と加入者
交換機11間でメタシグナリング手順に従って送受信され
るメタシグナリング情報を監視することにより、各端末
22に割り当てられたポイント・ポイント信号チャネルの
識別番号を検出して記憶する。以後、折り返し手段24は
任意の端末22から内線通信用の仮想パスとポイント・ポ
イント信号チャネルの識別番号を指定したメッセージを
受信したときは、そのメッセージを内線通信用呼処理メ
ッセージとして処理する。
【0029】従って、各端末22は内線通信用の仮想パス
と各端末に割り当てられたポイント・ポイント信号チャ
ネルの識別番号を用いて内線通信用呼処理メッセージを
折り返し手段24と送受信し、外線通信用の仮想パスとポ
イント・ポイント信号チャネルの識別番号を用いて外線
通信用呼処理メッセージを加入者交換機11と送受信す
る。
【0030】請求項3では、折り返し手段24は内線通信
用呼処理メッセージを処理する際に内線通信に使用され
ている帯域を把握するとともに、折り返し手段24を通過
する外線通信用呼処理メッセージをモニタして外線通信
に使用される帯域をも把握してATMユーザ構内網20内
の伝送路23の空き帯域の管理を行う。
【0031】以上の状態で折り返し手段24は新たに発生
した外線通信用呼処理メッセージをモニタし、空き帯域
がそのメッセージにより処理される外線通信に必要な帯
域を確保するのに十分であることを確認した場合は、そ
の外線通信に使用される帯域をその外線通信が終了する
まで留保し、空き帯域がその外線通信に必要な帯域を確
保するのに十分でない場合はその外線通信用呼処理メッ
セージの送信先の加入者交換機11と送信元の端末22に対
して呼処理を中止させる処理を行う。
【0032】請求項4では、折り返し手段24は、請求項
3と同様、内線通信及び外線通信に使用される帯域を把
握することによりATMユーザ構内網20内の伝送路23の
空き帯域を管理するが、端末22は外線通信を行う場合に
内線通信用の仮想パスを指定して呼設定を要求する呼処
理メッセージを送出する。
【0033】折り返し手段24は内線通信用の仮想パスを
指定した外線通信の呼設定要求の呼処理メッセージを受
信すると、空き帯域がその外線通信に必要な帯域を確保
するのに十分であるか否かを確認し、十分であることを
確認した場合は加入者交換機11に対して呼設定を要求す
る呼処理メッセージを送出して呼処理を継続させるとと
もにその外線通信の以後の呼処理メッセージを監視して
呼状態を把握する。
【0034】また、空き帯域がその外線通信に必要な帯
域を確保するのに十分でない場合は加入者交換機11に呼
設定を要求する呼処理メッセージを送出せずに送信元の
端末22に対して呼処理を中止させる処理を行う。
【0035】
【作用】本発明の作用については、課題を解決するため
の手段の説明内容と重複する部分を省略して説明する。
本発明においては全請求項ともATMユーザ構内網20内
の端末22相互間で行われる内線通信の主情報(通信セ
ル)がATMユーザ構内網20内の折り返し手段24で折り
返されるため、公衆通信網10内の加入者交換機11の通話
路(図示省略)に余計なトラヒックが加わることがな
い。
【0036】更に、請求項1では内線通信の呼処理制御
と外線通信の呼処理制御がATMユーザ構内網20内の折
り返し手段24と公衆通信網10内の加入者交換機11で分散
して行われるため、主情報が通過しない加入者交換機11
がATMユーザ構内網20内の内線通信のために呼処理制
御を行ったり、ATMユーザ構内網20内のリソース管理
を行う必要がなく、加入者交換機11に余計な負担がかか
らない。
【0037】請求項2では、内線通信用と外線通信用の
仮想パスを設定し、端末が内線通信または外線通信を行
う際に送出する呼処理信号メッセージにおいて仮想パス
を指定するため、折り返し手段24における内線通信と外
線通信の振り分けと呼処理制御が極めて効率的に行われ
る。
【0038】請求項1、2では外線通信用の呼処理信号
メッセージは折り返し手段24内を通過し、端末22と加入
者交換機11間で直接送受信されるが、請求項3では、折
り返し手段24が外線通信の呼処理信号メッセージをモニ
タすることにより内線通信に使用されている帯域のみで
なく外線通信に使用される帯域をも把握し、ATMユー
ザ構内網20内の伝送路23全体の空き帯域を管理する。こ
のため、外線通信の呼が発生したときに空き帯域がなけ
ればその外線通信の呼処理を早い段階で中止させること
ができ、加入者交換機11における無効処理を減少させ
る。
【0039】請求項3では空き帯域の有無に拘らず、端
末22よりの外線通信の呼設定要求は一旦加入者交換機11
にまで送出されるので加入者交換機は呼設定要求の処理
を開始するが、請求項4では端末22は外線通信の場合も
呼設定要求のみは内線通信用の仮想パスを用いて行い、
この呼設定要求を受信した折り返し手段24が空き帯域の
有無をみて帯域が十分な場合のみ加入者交換機11に呼設
定要求を出すので、帯域がない場合に加入者交換機11が
呼設定要求の処理を開始することがない。
【0040】
【実施例】図2は本発明の実施例構成図、図3は本発明
の実施例信号送受信方法説明図、図4〜図7は本発明の
実施例信号送受信シーケンス図である。全図を通じ、同
一符号は同一対象物を示し、10は公衆通信網、11は加入
者交換機、12は加入者伝送路、13は加入者交換機11内に
おいて呼処理制御を行う呼処理部、13a は加入者交換機
11においてメタシグナリング情報を送受信するメタシグ
ナリング終端点(M)、13b は加入者交換機11において
ATMユーザ構内網20の端末22との間で呼処理メッセー
ジを送受信する呼処理信号終端点(S)である。
【0041】20はATMユーザ構内網、21はUNI、22
は端末(TE)、22a は端末22内においてメタシグナリ
ング情報を送受信するメタシグナリング終端点(M)、
22bは端末22内において呼処理メッセージを送受信する
呼処理信号終端点(S)である。23はATMユーザ構内
網20内の伝送路、23a, 23bは仮想パスを図示したもの
で、23a は内線通信用仮想パス、23b は外線通信用仮想
パスである。24は折り返しスイッチ(図1の折り返し手
段の実現形態)、24a 〜24d は折り返しスイッチ24内に
設けられ、24a はVPスイッチ(VP−SW)、24b は
信号監視部、24cは呼処理部、24d は端末22との間で呼
処理メッセージを送受信する呼処理信号終端点(S)で
ある。25はVPスイッチ24a 内に形成される折り返し経
路である。
【0042】最初に図2を用いて本発明の請求項1の実
施例を説明する。本発明を適用するATMユーザ構内網
20では公衆通信網10の1本の加入者伝送路12に複数の端
末22が接続されるが、これらの端末22は図2に示すよう
に単方向リング構成の伝送路23によりひとつのUNI21
に接続されている。図8において説明したように、加入
者線12はATMユーザ構内網20内においてNT1により
終端されたのち、光ソケットなどの接続部を介して各端
末22に接続されるが、図2ではNT1、接続部及び端末
内に設けられるGFC処理部は図示省略している。
【0043】本発明の請求項1〜4においては図2に示
すようにATMユーザ構内網20内に折り返しスイッチ24
が設けられ、リング構成の伝送路23の一部が構内網内で
折り返されるようになっている。先に説明したリセット
セルは常に折り返しスイッチ24において折り返されるた
め、リセットセルは単時間でATMユーザ構内網20内を
巡回し、セルを送出しようとする各端末22は長い時間待
たされることがない。リセットセルの作用については前
記した公知資料があるので説明は省略する。
【0044】本発明の請求項1では、複数の端末22相互
間で内線通信が行われる場合には通信セルを折り返しス
イッチ24において折り返す。例えば図2の端末22(以
下、個々の端末を示す場合には図2に記載した端末識別
符号TE−A〜TE−Cを用いる)のひとつ(TE−A
とする)が端末TE−Bに対して内線通信を行うため、
周知の呼設定要求を行うと、折り返しスイッチ24はこの
呼設定要求が内線通信のための要求であることを識別
し、呼設定要求を含む内線通信用の呼処理メッセージを
折り返しスイッチ24内の呼処理部26で受信する。
【0045】呼処理部26は受信した内線通信の呼処理信
号メッセージにより呼処理制御を行って端末TE−Bを
呼び出すとともに、折り返し経路25を作成して端末TE
−Aから端末TE−B間に送られる通信セルを折り返し
スイッチ24で折り返させる。このため、ATMユーザ構
内網20内の内線通信のために加入者交換機11の通話路を
専有することがない。なお、図から明らかなように、上
記の例では端末TE−Bから端末TE−A間に送られる
通信セルは折り返しスイッチ24を通ることがない。
【0046】一方、外線通信が行われる場合、例えば端
末TE−Cが公衆通信網10の加入者(図示省略)と通信
を行うため呼設定要求を行うと折り返しスイッチ24はこ
の呼設定要求が外線通信のための要求であることを識別
し、呼設定要求を折り返しスイッチ24内を通過させて公
衆通信網10内の加入者交換機11に送出する。加入者交換
機11ではこの呼設定要求を呼処理部13が受信して呼処理
を開始する。以後、外線通信用の呼処理メッセージは端
末TE−Cと加入者交換機11内の呼処理部13の間で直接
送受信される。
【0047】以上のように、請求項1においては内線通
信の呼処理制御と外線通信の呼処理制御をATMユーザ
構内網20内の折り返し手段24と公衆通信網10内の加入者
交換機11が分担して行うため、公衆通信網10を経由しな
いATMユーザ構内網20内の内線通信のために加入者交
換機11の呼処理能力が影響を受けることがない。
【0048】次に請求項2の実施例について図3を用い
て説明する。請求項2では、ATMユーザ構内網20内の
伝送路23内を通過するセルが使用する仮想パスを、内線
通信用の仮想パスと外線通信用の仮想パスが識別できる
ように設定する。仮想パスの識別は周知のように仮想パ
ス識別子(以下、VPI−Virtual Path Indication−
と記す)によって行われるが、以下においては内線通信
に使用される仮想パスのVPIの値を“i”、外線通信
に使用される仮想パスのVPIの値を“o”で表し、こ
れらが指定されたVPIをVPI=iまたはVPI=o
と記す。
【0049】周知のように、ATM交換機では仮想パス
(VP)は複数の通信に共用されるが、個々の通信はそ
の仮想パス内にその通信専用の仮想チャネル(VC)を
設定して他の通信と区別し、仮想チャネルの識別には仮
想チャネル識別子(以下、VCI−Virtual Channel In
dication−と記す)が用いられる。VCIは呼設定要求
が行われたときにATM交換機によって付与されるた
め、呼設定要求を行う際にはまだ付与されていない。し
かし、呼設定を要求する呼処理メッセージのセルをAT
M交換機の呼処理部に送信する場合にもVCIが必要で
あるため、呼処理メッセージ用のVCIは予め端末ごと
に付与しておく方法がとられている。この呼処理メッセ
ージ用の仮想チャネルは信号用仮想チャネル(以下、S
VC−Signalling Virtual Channelと記す)と呼ばれ、
通常、ATM交換機能をもつ加入者交換機によって端末
ごとに付与される。
【0050】従って、加入者交換機11は呼処理制御を行
う際に必要な各端末22のSVCを識別することができる
が、本発明のように内線通信の呼処理制御を折り返しス
イッチ24で行う場合には折り返しスイッチ24が各端末22
に別個(例えば内線通信専用)のSVCを付与するか、
各端末22が加入者交換機11との間で使用するSVCを折
り返しスイッチ24が共用することが必要となる(共用し
ても内線通信と外線通信ではVPIが異なるため混乱す
ることはない)。そこで、呼処理制御の説明に先立って
SVCについて説明する。
【0051】ATM交換機では端末の電源が投入された
り、UNIに接続されたことによってその端末が網に組
み込まれたときに、加入者交換機がその端末にSVCの
番号を付与するが、このSVCは図3の例では個々の端
末22と加入者交換機11の呼処理部13との間で専用的に使
用されるポイント・ツー・ポイントのSVC(以下、ポ
イント・ポイント信号チャネル、または“P−P SV
Cと記す)となる。
【0052】このP−P SVCの付与方法は、CCI
TT(国際電信電話諮問委員会)の勧告Q.142Xに
規定されるメタシグナリング手順に従って行われる。図
3において端末22のひとつ、例えば、端末TE−Cが網
に組み込まれると端末TE−Cより加入者交換機11に対
してP−P SVCの付与を要求する情報が送出され
る。この情報は予めメタシグナリング用に定められてい
る固定チャネル(図3では各端末22内のメタシグナリン
グ終端点(M)22a と加入者交換機11の呼処理部13内の
メタシグナリング終端点(M)13a を結ぶ太線の実線が
該当)を介して送られ、これを受信した加入者交換機11
の呼処理部13は端末TE−Cと加入者交換機11の呼処理
部13との間で専用的に使用されるP−P SVCの番号
を割り当てて端末TE−Cに送り返す。以後、加入者交
換機11はメッセージのセルを受信するとSVCによりそ
のメッセージが呼処理メッセージであることを識別する
とともに、その呼処理メッセージを送出した端末22を識
別して呼処理制御を行う。従って、付与されたP−P
SVCは本来、端末TE−Cとその端末の呼処理制御を
行う加入者交換機11の呼処理部13間のみで使用されるも
のであるが、本発明では内線通信の呼処理制御を行う折
り返しスイッチ24も同一SVCを使用して呼処理制御な
どを行うことができるようにする。このため、図3の折
り返しスイッチ24内の信号監視部24b はメタシグナリン
グ情報を常時監視し、その中から新たに端末22(上記の
例では端末TE−C)に付与されたP−P SVCを検
出すると、そのP−P SVC番号を折り返しスイッチ
24内部のメモリ(図示省略)等に記憶しておく。
【0053】次に、以上のようにして記憶されたP−P
SVCが折り返しスイッチ24においてどのように使用
されるかについて説明する。以上のような処理が行われ
たのち、端末22のひとつ、例えば端末TE−Cが外線通
信を行うためにVPI=oと自端末に割り当てられたP
−P SVCを用いて呼設定を要求する呼処理メッセー
ジを送出すると、折り返しスイッチ24はSVCによって
このメッセージが呼処理メッセージであることを識別
し、VPI=oによってこの呼設定要求が外線通信であ
ることを識別する。折り返しスイッチ24は受信したメッ
セージが外線通信の呼処理メッセージであると、そのま
ま加入者交換機11側に送出するので、上記の呼設定要求
のメッセージは加入者交換機11の呼処理部13に送られ
る。従って、外線通信の呼処理メッセージは図3に太線
の点線で図示したように例えば端末TE−Cの信号終端
点(S)22b と加入者交換機11の信号終端点(S)13b
の間で送受信されることになる。
【0054】加入者交換機11の呼処理部13において呼処
理制御が行われ、端末TE−Cが相手加入者に接続され
ると通信が開始されるが、外線通信では通信セルにもV
PI=oが指定されるので、折り返しスイッチ24は通信
セルにVPI=oが指定されていることを識別すると、
VP−SW24a で折り返させずに加入者交換機11に送出
する。従って、この場合の外線通信は図3に二重線で図
示した経路で端末TE−Cと加入者交換機11間で送受信
される。
【0055】次に内線通信について記す。例えば端末T
E−Aが端末TE−Bと内線通信を行うためにVPI=
iと、自端末に割り付けられたP−P SVCを指定し
て呼設定要求の呼処理メッセージを送出すると、折り返
しスイッチ24はこの呼処理メッセージのP−P SVC
が自折り返しスイッチ24内に記憶されているP−PSV
Cと一致するか否か確認する。受信したP−P SVC
が記憶されていた場合にはこのP−P SVCによって
呼設定要求を行った端末22が端末TE−Aであることを
確認し、加入者交換機11の呼処理部13と同様、このP−
P SVCを用いて端末TE−Aと呼処理メッセージを
送受信しながら呼処理制御を行う。従って、内線通信の
呼処理メッセージは図3に太線の点線で図示したように
端末TE−Aの信号終端点(S)22b と折り返しスイッ
チ24の信号終端点(S)24d の間で送受信されることに
なる。
【0056】折り返しスイッチ24の信号終端点23d が受
信した呼設定要求などの呼処理メッセージは呼処理部23
c に送られて処理されたのち、端末TE−Aと端末TE
−Bの間で通信のセルが送受信されるようになるが、そ
の際、折り返しスイッチ24の呼処理部24c はVP−SW
24a を制御して端末TE−Aから端末TE−Bに送信さ
れる通信セルがVP−SW24a 内で折り返されるように
する。従って、端末TE−Aから端末TE−Bに送信さ
れる通信セルは図3に二重線で図示した経路によって行
われ、逆方向の通信セルはVP−SW24a を経由するこ
となく、端末TE−Bから直接端末TE−Aに送られ
る。
【0057】以上のように、図3では折り返しスイッチ
24はVPIによってそのメッセージが内線通信であるの
か、外線通信であるのか簡単に識別し、外線通信のメッ
セージは加入者交換機11に送出し、内線通信の呼処理メ
ッセージはP−P SVCを用いて加入者交換機11と同
様に呼処理制御を行うことができる。
【0058】次に請求項3の実施例を図2または図3の
構成を前提に図4〜図7を用いて説明する。請求項3
は、折り返しスイッチ24が伝送路23の空き帯域を管理
し、新たに発生した外線通信の要求に対して必要な帯域
が確保できない場合はその外線通信用呼処理メッセージ
の送信先の加入者交換機11と送信元の端末22に対して呼
処理を中止させる処理を行う呼処理制御方法であるが、
最初に内線通信の信号送受信シーケンスを図4により説
明する。
【0059】なお、図4中の発TEは発信を行う端末2
2、着TEは発TEの接続先である端末22、他TEは発
TE及び着TEを除く他の全端末を示すが、他TEにつ
いてはその中の1端末のみを記載している。また、SM
Tは折り返しスイッチ24である。以下の説明においては
端末22及び折り返しスイッチ24については図4〜図7に
記載されている名称(TE,SMT等)を用いる。な
お、以下において括弧内に記載するa〜sは説明対象の
信号を図4上で識別するために図4の各呼処理メッセー
ジ(以下、信号とも記す)に付与されている符号を記載
したものである。
【0060】発TE(例えば図3のTE−A)は着TE
(例えば図3のTE−B)に対して内線通信を行おうと
する場合、先ず呼設定要求(SETUP)の信号を送出
する(図4のa)。図4〜図7では各信号の名称の次に
その信号に書き込まれる接続情報等が記されている。S
ETUPではその呼の宛先(この場合は着TE)の電話
番号(以下、DA−Destination Address −と記す)と
呼番号(以下、CR−Call Reference−と記す)を指定
するが、内線通信の場合はDAとして内線番号が使用さ
れるのが普通である。また、CRとして“0+v”が使
用しているが、“0”はその信号が発信側(この場合は
発TE)からの信号であることを示し、“v”は発TE
が随意に付した番号である。
【0061】各信号の下段の括弧内にはその信号のVP
IとSVCが記載されているが、このSETUPは内線
通信であるため、VPI=iを指定し、SVCとしては
前述したように発TEに予め割り当てられたSVCの値
(ここでは“#x”とする)が書き込まれる。以後、発
TEとSMT間の信号はすべてSVC#xにより送受信
され、またCRには“v”が使用される。
【0062】SMTの呼処理部24cはSETUPを受信
すると着TEにSETUPを送出するが、この時点では
着端末への仮想パスがVPI=iであることは判ってい
てもVPI=i内においてSMTと着TE間で使用する
VCIは不明であるのでVPI=i内の全端末に対して
放送形式でSETUPを送出する(図4のb)。図4b
のVCI=2は放送形式であることを示す。なお、この
ときのCR#0はそのSETUPが発信側から出された
ものであることを示しているか、この場合の発信元はS
MTであり、“w”はSMTが新たに付与した数字であ
る。以後、着TEとSMT間の信号のCRにはすべて
“w”が使用される。
【0063】SMTはまた、受信したSETUP(a)
を処理していることをCALL PROCによって発T
Eに知らせる(図4のc)。この信号はSETUP
(a)の受信側(SMT)から送出する信号であるため
CRは#1となるが、発TEから送られた“v”はその
まま使用する。SETUP(a)もCALL PROC
(c)も発TEとSMT間で送受信される信号であるた
め、SVCは同一の値“#x”となる。なお、CALL
PROCを含め、図4において送受信される信号のV
PIはすべて“i”である。
【0064】一方、SETUP(b)が送られた各TE
はそのSETUPに指定されたDAが自端末のDAであ
るか否かを確認する。その中で、着TEはDAが自端末
のものであることを確認すると送信元のSMTに対して
CALL PROCを返送する(図4のd)。この場
合、前記と同様CRは#1とし、着TEに予め割り当て
られているSVCの値(#yとする)をCALL PR
OCの中に含めて返送する。以後、SMTと着端末間の
信号はすべてSVC#yによって送受信される。なお、
他TEはDAが自端末のものではないので何も動作は行
わない。
【0065】CALL PROC(d)を返送したのち
着TEは自端末内の呼出処理を行うとともに、送信元の
SMTに対して呼出中であることを知らせるALERT
を送出する(図4のe)が、このALERTのCR等は
前の信号と変わらない。SMTは着TEからALERT
(e)を受信すると発TEに対してALERTを送出
し、着TEが呼出中であることを通知する(図4のf)
が、ALERT(f)のCR等はCALL PROC
(c)と同一である。
【0066】着TEは自端末が通信を開始できる状態に
なると応答信号としてCONNをSMTに送出し、SM
Tはこれを受けると発TEにCONNを送出する(図4
のg,h)。発TEはCONNを受信すると受信確認信
号としてCONN ACKをSMTに送る(図4のi)
が、この信号はSMTが送信元であるのでCRには#0
が使用される。これを受けるとSMTは着TEに対して
CONN ACKを送る(図4のj)。
【0067】着TEがCONN ACK(j)を受信し
たことにより発TEと着TE間で通信が開始される(図
4のk)。この通信に使用されるVCIはSMTの呼処
理部24c (図3)によって付与される。このとき、呼処
理部24c はVP−SW24a (図3)を制御して折り返し
経路25を形成し、通信のセルを折り返し経路25において
折り返すようにするので、通信セルは図3のTE−A
(発TEに相当)とTE−B(着TEに相当)間に二重
線で図示されたような経路により送受信される。
【0068】通信を終了し、発TEが呼解放を要求する
DISCを送出する(図4のf)と、これを受信したS
MTは着TEに対してDISCを送出する(図4のn)
とともに呼解放処理を行い、発TEに対して仮想チャネ
ルの切断完了の通知と呼番号の解放を要求するRELを
送出する(図4のp)。また、DISC(n)を受信し
た着TEもSMTに対してRELを送出する(図4の
q)。
【0069】RELを受信した発TEとSMTはそれぞ
れ仮想チャネルと呼番号(上記の例では“v”と
“w”)を解放し、解放を完了するとそれぞれSMTと
着TEに対してREL COMPを送出して呼を終了す
る(図4のr,s)。
【0070】次に請求項3における外線通信の信号シー
ケンスを図5及び図6により説明する。図4には記載し
ていないが、内線通信の場合はSMTが呼処理制御を行
うのでSMTは各内線通信に使用される帯域を管理して
いる。しかし、外線通信の呼処理は加入者交換機11で行
うため、基本的には外線通信で使用されている帯域につ
いてSMTは関与しないことになる。しかし、外線通信
で使用されている帯域をSMTが知らない場合は内線通
信の帯域管理が不完全となるほか、ATMユーザ構内網
内の帯域が確保できるか否かが不明のまま外線通信の呼
を加入者交換機11に接続することになるので加入者交換
機11側に無駄な処理を行わせることになる。図5及び図
6はSMTが外線通信の帯域管理を行う場合の外線通信
の信号送受信のシーケンスを図示しており、図5は呼が
完了する場合、図6は呼が不完了となる場合を図示して
いる。
【0071】なお、図5及び図6は両図とも外線通信の
着TEが発TEが収容されているATMユーザ構内網と
は別のATMユーザ構内網に収容されている場合を図示
している。従って、両図の「発側SMT」及び「着側S
MT」はそれぞれ発側と着側のATMユーザ構内網内に
設けられたSMTを示し、「他TE」は着側のATMユ
ーザ構内網内の着TE以外の端末(TE)を示してい
る。
【0072】最初に図5について説明するが、以下の括
弧内のa〜uは図5の各信号に付与されている識別符号
である。発TEは外線通信を行うために先ず呼設定要求
のSETUPを送出する(図5のa)。その内容は図4
とほぼ同一であるが、この場合は外線通信であるためD
Aが公衆通信網10の加入者番号になり、VPI=oが指
定されている。発側SMTはVPI=oの信号を受信し
た場合はこの信号を発側SMT内を通過させて加入者交
換機11(図にはATM−SW(LS)と記載)に送出す
る。図3の端末TE−C内の信号終端点22b と加入者交
換機11の呼処理部13内の信号終端点13b 間を結ぶ太線の
点線がこの信号の経路に当たる。
【0073】発側SMTはこのとき、通過するSETU
P(a)をモニタし、SETUP内に要求されている帯
域情報(公知の技術であるため詳細説明は省略)を読み
取り、内部に記憶して発側ATMユーザ構内網内の帯域
管理に使用する。
【0074】SETUP(a)は加入者交換機11の呼処
理部13に受信されるが、加入者交換機11はこれを受信す
るとVPI=oと放送形式(VCI=2)を指定して着
側ATMユーザ構内網に対してSETUPを送出する
(図5のb)。着側SMTは受信した信号がVPI=o
であるため、呼処理部23c が介入することなくSETU
P(b)をそのまま全TEに送出するが、このとき発側
SMTと同様、帯域情報をモニタして内部に記憶する。
【0075】加入者交換機11はSETUP(a)に対し
てCALL PROCを返すが、発側SMTはこの信号
をそのまま通過させて発TEに送出する(図5のc)。
発側SMTではSETUP(a)受信の際にこの外線通
信の帯域情報を記憶すると帯域の状態を確認し、発側A
TMユーザ構内網内の伝送路の空き帯域がこの外線通信
に必要な帯域を確保できるか否かを確認し、空き帯域が
十分である場合には特に呼処理に介入することなく、こ
の外線通信が終了するまで、その外線通信により専有さ
れる帯域を留保しておく。
【0076】ここで着TEについて説明する。外線通信
の場合は宛先のDAは着側ATMユーザ構内網全体に対
して付与されている電話番号(加入者番号)を使用する
ので、着TEは着側ATMユーザ構内網内の全TEが該
当する(図5の着TEは複数のTEの中で最初に応答す
るTEを示しており、最初から宛先として指定されてい
るTEではない)。従って、SETUP(b)が着側A
TMユーザ構内網内の全TEに送出されたとき、全TE
がそのDA(加入者番号)をもっていることになるた
め、それぞれCALL PROCを送出する(図5のd
1 ,d2 )。なお、図には後に応答するTE(着TE)
とその他のTEの一つのみを図示し、CALL PRO
Cも2つしか図示されていないが、SVCはTEごとに
付与されているため、2つのCALL PROC
(d1 ,d2 )のSVCは異なる値(図では#yと#
z)となっている。
【0077】次いで、着側の各TEから端末呼出中を通
知するALERTが送出される(図5のe1 ,e2
が、最初のALERT(e1 )を受信したときに加入者
交換機11は発TEに対してALERTを送出する(図5
のf)。
【0078】着側で最初にALERTを送出したTE
(このTEを着TEとする)が応答してCONNを送出
すると加入者交換機11は発TEに対しCONNを送出す
る(図5のg,h)。CONN(h)を受信した発TE
が確認のCONN ACKを返す(図5のf)と、加入
者交換機11は着側ATMユーザ構内網に対してCONN
ACKを返すが、この時点では応答したTEのSVCが
#yであることが確認されているのでSVC#yを指定
して送出する(図5のj)。
【0079】このとき、応答したTE以外のTE(他T
E)はALERT(e2 )を送信した状態で止まってい
るので、加入者交換機11は他TEに対してそれぞれのS
VC(例えば#z)を指定してRELを送出する(図5
のk)。これを受信した他TEは加入者交換機11に対し
てREL COMPを送出し、そのTEは完全に復旧す
る(図5のm)。
【0080】この状態で発TEと着TEは通信を行う
(図5のn)が、通信を終了したのちの信号のシーケン
ス(図5のp〜u)は図4におけると同様であるので説
明は省略する。ただし、この場合、発側及び着側のSM
TはREL COMP(tまたはu)を受信したときに
それまで留保していたその外線通信に使用されている帯
域情報を解放し、帯域管理情報を更新する。
【0081】次に外線通信のための帯域が不足し、不完
了となる場合について図6により説明するが、以下の括
弧内のa〜k2 は図6の各信号に付与されている識別符
号である。図6のSETUPからCALL PROCま
での信号シーケンス(図6のa〜d2 )は図5と同一で
あるが、図6では加入者交換機11よりCALL PRO
C(c)を受信した段階で発側SMTが自ATMユーザ
構内網内の伝送路の空き帯域がその外線通信を行うのに
不足していることを検出したとする。
【0082】帯域不足を検出すると発側SMTは発TE
に対してチャネル解放と呼番号解放の完了を通知するR
EL COMPを送出して強制的に呼を終結させる(図
6のe)。この場合は発側側MTがその信号の送信元に
なるため、CRとして#0が使用される。
【0083】また、発側SMTは加入者交換機11に対し
て呼解放を要求するDISCを送出する(図6のf)。
これは図5において発TEが加入者交換機11に対して直
接送出していたものを発側SMTが送出した形となって
いるが、この場合は加入者交換機11が呼処理を開始した
のちに後追いで呼解放を要求する形になる。
【0084】加入者交換機11はこれを受けると着側AT
Mユーザ構内網内のCALL PROC(d1 ,d2
を送出してきた各TE(図6では最後まで着TEが定ま
らないが、図には着TEと他TEとして記載している)
に対してDISCを送出する(図6のg1 ,g2 )とと
もに、発側SMTに対してRELを返送する(図6の
h)。また、着側ATMユーザ構内網内の各TEもDI
SC(g1 ,g2 )に対してRELを返送する(図6の
1 ,i2 )。
【0085】呼解放要求のRELを受信した発側SMT
と加入者交換機11はチャネル解放と呼番号の解放を完了
すると、それぞれ加入者交換機11と着側ATMユーザ構
内網内のTEに対してREL COMPを送り、呼は接
続不完了の状態で終了する(図6のj及びk1
2 )。なお、加入者交換機11と着側ATMユーザ構内
網内のTEとの間の信号は図示の都合上、TEごと(着
TEと他TE)にまとめて記載している(g1 〜k1
2 〜k2 )が、例えばDISC(g1 )とDISC
(g2 )が続いて送出されてもよい。また、図6では発
側ATMユーザ構内網内の伝送路の帯域が不足した場合
のみを図示しているが、着側ATMユーザ構内網内に帯
域不足が生じた場合も同様に処理される。
【0086】次に、請求項4について図7により説明す
るが、請求項4における内線通信の信号シーケンスは図
4と同一であるので説明を省略し、外線通信のみについ
て記す。なお、以下の括弧内のa〜wは図7の各信号に
付与されている識別符号である。
【0087】請求項4では発TEは外線通信の場合でも
VPI=iを指定してSETUPを送出する(図7の
a)。SETUPのその他の情報は図5及び図6と同じ
であるが、VPI=iが指定されているため、この信号
は発側SMTに受信される。発側SMT内の呼処理部24
c はこのSETUPを受信して呼処理を開始するが、こ
のSETUPのDAには発側ATMユーザ構内網内の内
線番号でなく、公衆通信網の加入者番号が指定されてい
るので発側SMTはこのSETUPはVPI=iが指定
されていても外線通信の呼設定要求であることを識別で
きる。
【0088】そこで、発側SMTはこのSETUP
(a)により行われる外線通信に必要な帯域を記録する
とともに空き帯域が十分であるか否かを確認する。空き
帯域が十分であることが確認された場合、発側SMTは
加入者交換機11(ATM−SW)に対してSETUPを
送出する(図7のb)とともに、この通信に使用する帯
域情報を留保しておく。なお、このSETUPは加入者
交換機11の呼処理部13に対して送出するため、呼処理用
として定められているVCI=5を指定し、VPIには
“o”を指定する。
【0089】加入者交換機11は発側SMTよりSETU
P(b)を受信するとDAに該当する着側ATMユーザ
構内網に対してSETUPを送出する(図7のc)。こ
のSETUPもVPI=oとVCI=5が指定されるの
で、このSETUPは呼処理部に送られるが、この場合
の呼処理部は着側SMTの呼処理部24c になる。着側S
MTは発側SMTと同様、帯域情報の記録と空き帯域の
確認を行い、空き帯域が十分であれば着側ATMユーザ
構内網内の全TEに対してVCI=2により放送形式を
指定してSETUPを送出する(図7のd)。
【0090】加入者交換機11はまた、発側SMTよりの
SETUP(b)に対しCALLPROCを返送する
(図7のe)。このCALL PROCはVPI=oが
指定されているため、発側SMTは介入することなく、
この信号を直接発TEに送出させる。
【0091】着側ATMユーザ構内網でも着側SMTか
らCALL PROC(d)を受信した各TE(図では
着TEと他TE)はCALL PROCを返送する(図
7のf1 ,f2 )が、この信号もVPI=oが指定され
ているため、発側SMTは介入することなく、この信号
を加入者交換機11に対して送出させる。
【0092】以後、着TEがALERTを返送してから
通信を終了するまでのシーケンス(図7のg1 〜w)は
図5における着TEのALERT返送から通信終了まで
のシーケンス(図6のe1 〜u)と全く同一であるので
説明を省略する。
【0093】図7には、発側ATMユーザ構内網内の伝
送路の帯域が不足している場合のシーケンスは図示して
いないが、帯域が不足している場合、発側SMTは加入
者交換機11に対してSETUPを送出しないので、加入
者交換機11が無効動作を行うことがない。なお、この場
合の発TEに対する発側SMTの処理は呼設定要求に対
して呼設定ができない場合の通常の動作になるので図示
及び説明は省略する。
【0094】以上図2乃至図7により本発明の実施例を
説明したが、図2乃至図7はあくまで本発明の実施例の
一部を示したものに過ぎず、本発明が図2乃至図7に図
示された構成またはシーケンス、或いは上記において説
明した内容のみに限定されるものでないことは勿論であ
る。例えば、図3においてはメタシグナリング情報が転
送される信号路がVPI=oの仮想パス内に図示されて
いるが、メタシグナリング情報がVPI=oまたはVP
I=i以外の特別に設定された固定パス等を用いて伝送
されても本発明の効果が変わらないことは明らかであ
る。
【0095】また、上記の説明及び図3においては、内
線通信の通信セルはVPI=iの仮想パス内の仮想チャ
ネル(VCI)を使用し、外線通信の通信セルはVPI
=oの仮想パス内の仮想チャネルを使用する例について
説明した。この方法は折り返しスイッチ24内において折
り返しを行う内線通信用のセルと折り返しを行わない外
線通信用のセルを識別して処理する場合に効果的である
が、呼処理メッセージのセル以外の通信セルについては
VPI=iまたはVPI=o以外の仮想パスを指定する
ことも可能である。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ATMユーザ構内網内の端末相互間で行われる内線通信
の主情報(通信セル)がATMユーザ構内網内の折り返
しスイッチで折り返されるため、公衆通信網内の加入者
交換機の通話路に余計なトラヒックが加わることがな
い。
【0097】また、本発明では内線通信の呼処理制御と
外線通信の呼処理制御をATMユーザ構内網内の折り返
しスイッチと公衆通信網内の加入者交換機で分散して行
わせるため、主情報が通過しない加入者交換機がATM
ユーザ構内網内の内線通信のために呼処理制御を行うこ
とがなく、加入者交換機に余計な負担をかけることがな
い。また、ATMユーザ構内網内に構内交換機のように
規模が大きく、費用の大きな設備を必要としないため、
ATMユーザ構内網内における呼処理制御を経済的に行
うことができる。
【0098】また、内線通信用と外線通信用の仮想パス
を設定し、端末に内線通信または外線通信を行う際の仮
想パスを指定させることにより、折り返しスイッチと加
入者交換機における呼処理制御の振り分けと折り返しス
イッチにおける呼処理制御が極めて効率的に行われる。
【0099】また、折り返しスイッチに外線通信の呼処
理信号メッセージをモニタさせることにより内線通信に
使用されている帯域のみでなく外線通信に使用される帯
域をも含めてATMユーザ構内網内の伝送路全体の空き
帯域を管理するため、外線通信の呼が発生したときに空
き帯域がなければその外線通信の呼処理を早い段階で中
止させることができ、加入者交換機における無効な処理
を減少させることができる。
【0100】更に、外線通信を行う端末に内線通信用の
仮想パスを用いて呼設定要求を行わせることにより、折
り返しスイッチが空き帯域の有無をみて帯域が十分な場
合のみ加入者交換機に呼設定要求を出すことができるた
め、帯域がない場合に加入者交換機に無効な動作を開始
させないようにすることができる。
【0101】以上のように、本発明によれば、公衆通信
網に対する単一のUNIに複数の端末を単方向リング構
成の伝送路により接続して構成されたATMユーザ構内
網の呼処理制御を極めて効率的に行うことができるた
め、かかるATMユーザ構内網及び公衆通信網の加入者
交換機の能率向上と経済化に大きく貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図
【図2】 本発明の実施例構成図
【図3】 本発明の実施例信号送受信方法説明図
【図4】 本発明の実施例信号送受信シーケンス図
(1)
【図5】 本発明の実施例信号送受信シーケンス図
(2)
【図6】 本発明の実施例信号送受信シーケンス図
(3)
【図7】 本発明の実施例信号送受信シーケンス図
(4)
【図8】 ATMユーザ構内網構成図
【図9】 従来技術による呼処理制御方法説明図(1)
【図10】 従来技術による呼処理制御方法説明図
(2)
【図11】 従来技術による呼処理制御方法説明図
(3)
【符号の説明】
10 公衆通信網 11 加入者交換機 12 加入者伝送路 20 ATMユーザ構内網 21 ユーザ・網インタフェース(UNI) 22 端末 23 伝送路 24 折り返し手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鴨井 條益 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 新籾 純 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 伊東 匡 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆通信網(10)内に設けられたATM交
    換機能をもつ加入者交換機(11)に対する単一のユーザ・
    網インタフェース(21)に複数の端末(22)を単方向リング
    構成の伝送路(23)により接続して構成されたATMユー
    ザ構内網(20)の呼処理制御方法であって、 前記ATMユーザ構内網(20)内の前記ユーザ・網インタ
    フェース(21)と前記複数の端末(22)間に、前記伝送路(2
    3)上を通過するセルを前記ATMユーザ構内網(20)内で
    折り返す経路を形成できる折り返し手段(24)を設け、 前記複数の端末(22)相互間で行われる内線通信のための
    呼処理メッセージは端末(22)と前記折り返し手段(24)間
    で送受信して該折り返し手段(24)が内線通信の呼処理制
    御を行い、 前記端末(22)と前記公衆通信網(10)の加入者との間で行
    われる外線通信のための呼処理メッセージは前記折り返
    し手段(24)を通過させて端末(22)と前記加入者交換機(1
    1)間で直接送受信して該加入者交換機(11)が外線通信の
    呼処理制御を行うことを特徴とするATMユーザ構内網
    の呼処理制御方法。
  2. 【請求項2】 前記ATMユーザ構内網(20)内の前記伝
    送路(23)内を通過するセルが使用する仮想パスとして、
    内線通信用の仮想パスと外線通信用の仮想パスを設け、 前記折り返し手段(24)は、前記内線通信用の仮想パスを
    指定したセルを受信したときは折り返し経路を作成して
    該セルをATMユーザ構内網(20)内で折り返し、前記外
    線通信用の仮想パスを指定したセルを受信したときは該
    セルを前記ユーザ・網インタフェース(21)経由で前記公
    衆通信網(10)内の加入者交換機(11)に送出する処理を行
    うとともに、 前記複数の端末(22)の各々が稼働可能状態となったとき
    に該端末(22)と前記加入者交換機(11)間でメタシグナリ
    ング手順に従って送受信されるメタシグナリング情報を
    監視することにより、各端末(22)に割り当てられたポイ
    ント・ポイント信号チャネルの識別番号を検出して記憶
    し、任意の端末(22)から前記内線通信用の仮想パスと前
    記ポイント・ポイント信号チャネルの識別番号を指定し
    たメッセージを受信したときは該メッセージを内線通信
    用呼処理メッセージとして処理することにより、 各端末(22)は、内線通信用の仮想パスと各端末に割り当
    てられたポイント・ポイント信号チャネルの識別番号を
    用いて内線通信用呼処理メッセージを前記折り返し手段
    (24)と送受信し、外線通信用の仮想パスとポイント・ポ
    イント信号チャネルの識別番号を用いて外線通信用呼処
    理メッセージを前記加入者交換機(11)と送受信すること
    を特徴とする請求項1記載のATMユーザ構内網の呼処
    理制御方法。
  3. 【請求項3】 前記折り返し手段(24)は内線通信用呼処
    理メッセージを処理する際に内線通信に使用されている
    帯域を把握するとともに、該折り返し手段(24)を通過す
    る外線通信用呼処理メッセージをモニタして外線通信に
    使用される帯域をも把握することによりATMユーザ構
    内網(20)内の伝送路(23)の空き帯域を管理し、 新たに発生した外線通信用呼処理メッセージをモニタし
    たときに空き帯域が該メッセージにより処理される外線
    通信呼に必要な帯域を確保するのに十分であることを確
    認した場合は該外線通信に使用される帯域を該外線通信
    が終了するまで留保し、空き帯域が前記外線通信に必要
    な帯域を確保するのに十分でない場合は前記外線通信用
    呼処理メッセージの送信先の加入者交換機(11)と送信元
    の端末(22)に対して呼処理を中止させる処理を行うこと
    を特徴とする請求項2記載のATMユーザ構内網の呼処
    理制御方法。
  4. 【請求項4】 前記端末(22)は外線通信を行う場合に内
    線通信用の仮想パスを指定して呼設定を要求する呼処理
    メッセージを送出し、 前記折り返し手段(24)は、内線通信及び外線通信に使用
    される帯域を把握することによりATMユーザ構内網(2
    0)内の伝送路(23)の空き帯域を管理するとともに、内線
    通信用の仮想パスを指定して外線通信の呼設定を要求す
    る前記呼処理メッセージを受信したときに、空き帯域が
    該外線通信に必要な帯域を確保するのに十分であること
    を確認した場合は加入者交換機(11)に対して呼設定を要
    求する呼処理メッセージを送出して呼処理を継続させる
    とともに該外線通信の以後の呼処理メッセージを監視し
    て呼状態を把握し、空き帯域が前記外線通信に必要な帯
    域を確保するのに十分でない場合は加入者交換機(11)に
    呼設定を要求する呼処理メッセージを送出せずに送信元
    の端末(22)に対して呼処理を中止させる処理を行うこと
    を特徴とする請求項2記載のATMユーザ構内網の呼処
    理制御方法。
JP5838495A 1995-03-17 1995-03-17 Atmユーザ構内網の呼処理制御方法 Withdrawn JPH08256152A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100429564B1 (ko) * 2001-09-12 2004-04-29 삼성전자주식회사 사설 무선 교환시스템에서 무선 호 처리 방법
JP2011061420A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Fujitsu Ltd 通信システム、通信装置、及び通信システムにおける通信方法

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