JPH08256691A - チョコレート・コンパウンドを連続的に温度調節または予備結晶化する装置 - Google Patents

チョコレート・コンパウンドを連続的に温度調節または予備結晶化する装置

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JPH08256691A
JPH08256691A JP8029528A JP2952896A JPH08256691A JP H08256691 A JPH08256691 A JP H08256691A JP 8029528 A JP8029528 A JP 8029528A JP 2952896 A JP2952896 A JP 2952896A JP H08256691 A JPH08256691 A JP H08256691A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】所要のスペースが極めて小さく、装置に滞留中
にチョコレート・コンパウンドを正確な所定温度に冷却
・加熱でき、チョコレート・コンパウンドの緊密な混合
を達成し,”β”結晶の生成を促進でき、極めて短い加
工時間を順守出来る装置を提供する。 【解決手段】回転自在に軸支された部材と共働し、温度
調節用液体を供給する入口および出口ならびに被処理製
品の入口および出口を備えた位置不変の部材からなる温
度調節装置。この場合、該装置は、円形ディスクの形状
を有する位置不変の部材および回転自在に軸支された部
材からなり、ディスクは、その対向面に、同軸に配設さ
れた環状突起を有し、1つのディスクの環状突起が、別
のディスクの環状突起の間に形成された環状凹みに貫入
し、横断面で見て、被加工製品の入口から加工ずみ製品
の出口まで延びるメアンダー状推移を定め、同心に配置
された環状突起を形成する金属板の周面の下方に、温度
調節用液体の流路を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脂肪を含むコンパ
ウンド(特に、チョコレート・コンパウンド)を連続的
に且つ制御して温度調節または予備結晶化する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】よく知られているように、チョコレート
・コンパウンド中に含まれるカカオ脂は、多形および単
変の極めて顕著な特徴を有する。即ち、チョコレート・
コンパウンドは、コンパウンド中に含まれるカカオ脂に
よって、通常“γ”,“α”,“β´”および“β´
´”で標示される各種の脂肪結晶を生成できる。特殊な
技術分野において、上記名称によって、極めて多様な製
品安定性を示す結晶構造、即ち、チョコレート・コンパ
ウンドのバリエーションまたは特殊形態を表し、かくし
て、製品の機械的構造および強度に決定的な性質、即
ち、光沢のあるチョコレート製品、極めてコンパクトな
製品、均一な製品または長期間保存可能な製品を製造す
るのに重要な性質を示す。
【0003】“γ”,“α”,“β´”および“β´
´”で標示される結晶形は、極めて正確に定められた温
度範囲内で存在し得る。即ち、例えば、結晶形“γ”
は、17℃の温度以上では存在できず、結晶形“α”
は、24℃の温度以上では存在できず、結晶形“β´”
は、29℃を越える温度では存在せず、一方、安定な結
晶形“β”は、約35℃の温度まで存在できる。
【0004】当業者、特に、チョコレート製造業者によ
く知られている如く、脂肪結晶の生成は、特に、加工温
度、コンパウンドの均質化または混合によって且つまた
機械的処理中に脂肪粒子に加えられる剪断力によって促
進され、結晶核が、決定的に増加され、加工コンパウン
ド内で定常的な配分および均一な分布がなされる。
【0005】公知の温度調節装置において、被加工コン
パウンドを熱技術的に処理することによって、例えば、
チョコレート・コンパウンドを35℃以下の温度に冷却
して特に安定な結晶である“β”結晶を形成することに
よって、上述のプロセスをできる限り利用することが試
みられている。従って、結晶核生成速度の増大を意図し
てチョコレート・コンパウンドの冷却を実施すること
は、先行技術から公知である。
【0006】熱的、機械的加工は、公知の装置における
温度調節のため、極めて長い加工時間を必要とし、プロ
セスは、最新の工業生産によって定められる要求を満足
できるよう、十分な作業スペースを有する装置を必要と
する。
【0007】公知の装置の場合、冷却操作後、不安定な
部分コンパウンドの融点よりも若干高いが、“β”で示
される安定な結晶形の融点よりも低い温度までチョコレ
ート・コンパウンドを短時間加熱する。この最終の加熱
操作によって、安定でない結晶が再熔融され、従って、
製品の次の硬化段階中に、即ち、チョコレート・コンパ
ウンドを注入成形型に注入成形した後に触媒として作用
する安定な結晶のみが選択される。最終製品の正しい硬
化を保証するため、温度調節操作または予備結晶化操作
中に十分な量の若干数の安定な結晶を生成するのが極め
て重要である。ここで注意すべきは、温度調節操作中に
生成される結晶核は、チョコレート・コンパウンドの以
降の加工操作のための製品温度も決定することである。
【0008】低温は、少なくとも、注入成形型内の製品
の加工のために十分な流動性の保持を保証するので、例
えば、フォンダント・チョコレートの場合は通常30℃
において得られる、通常の温度に対して1−2℃の偏差
で作業できるという可能性は、(コンパウンドの安定形
の融点を考慮して)、最新の板成形装置における加工の
簡単化に関しても温度調節装置およびこの装置に結合さ
れた装置の機械的構造部材の負荷に関しても著しい利点
を与える。なぜならば、製品の粘度が、コンパウンド温
度に比して低下するからである(約3%/℃)。しかし
ながら、この可能性は、安定な結晶核が、既に生成され
ており、チョコレート製品の以降の正しい硬化のために
量的に十分である場合に限り、利用できるに過ぎない。
公知の温度調節装置に見られる如き別の事例の場合、温
度調節操作は、低温において実施され、冷却器における
処理が結晶化品質を低下することになる前に結晶化脂肪
の量を連続的に増加するため、比較的低温の板成形装置
における製品の滞留時間を利用する。結晶化プロセスの
機構は、主として、自己触媒作用によって進行する。即
ち、冷却操作中に、均一に分布した十分な数の結晶核が
存在し、かくして、残存脂肪量の結晶化がおこなわれて
触媒作用が誘導されて安定な結晶形が得られれば、結晶
化プロセスは正しく推移する。しかしながら、存在する
安定な結晶核の数が不十分であり、上記核が均一に分布
してない場合は、冷却装置における冷却操作は、製品の
温度に依存して安定でない結晶の生成を誘起する。従っ
て、既存の結晶の増加によって安定な“β”結晶が生成
され、且つ、調質不足、いわゆる“アンダー・テンパリ
ング”に関連する、当業者に周知のすべての問題を誘起
する“β”形の安定でない結晶が生成される。この結
果、十分に温度調節されてない製品が形成される。
【0009】公知の温度調節装置は、先行技術に含まれ
る問題点を部分的に排除できるに過ぎず、従って、公知
の温度調節装置で処理される製品の正確な管理、即ち、
主として、所定の結晶化の達成のためコンパウンドの正
確な所定温度における冷却の管理を実施することはでき
ない。更に、公知の装置の場合、チョコレート・コンパ
ウンドの温度調節プロセス、混合プロセスおよび均質化
プロセス中に製品処理のため正確な機械的加工を実施す
ることはできない。なぜならば、脂肪粒子に加えられる
剪断力を制御できないか、上記剪断力を正確に測定でき
ないからである。
【0010】更に、先行技術から公知の温度調節装置の
場合、所要スペースが比較的大きく、温度調節または予
備結晶化のために必要な単位生産量当り時間が、著しく
長い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、所要
スペースが極めて小さく、しかも、装置に滞留中にチョ
コレート・コンパウンドを正確な所定温度に冷却・加熱
できる装置の高い性能を達成でき、更に、チョコレート
・コンパウンドに大きい剪断力を加え、緊密な混合を達
成し、かくして、“β”結晶の生成を最高度に促進で
き、極めて短い加工時間を順守できる、特に、チョコレ
ート・コンパウンドの温度調節または予備結晶化のため
の新規の装置を提案することによって、先行技術の欠点
を回避することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題は、回転自在に
軸支された部材と共働し、温度調節用液体を供給する入
口および出口ならびに被処理製品の入口および出口を備
えた位置不変の部材からなる温度調節装置であって、位
置不変に配設された部材および回転自在に配設された部
材が、円形ディスクの形状を有し、ディスクが、その対
向面に、同軸の環状突起を有し、1つのディスクの環状
突起が、別のディスクの環状突起の間に形成された環状
凹みに貫入し、横断面で見て、被加工製品の入口から加
工ずみ製品の出口まで延びるメアンダー状推移を定め、
同心に配置された環状突起を形成する金属板の周面の下
方に、温度調節用液体の流路が設けてあることを特徴と
する装置によって、解決される。
【0013】上記特徴を有する温度調節装置によって、
極めて小さい寸法の温度調節装置の効率を本質的に増大
できる。
【0014】2つのディスク状構造部材の間に実現され
たメアンダー状推移にもとづき、連続製造プロセスにお
いて、装置を通過する薄いフィルムの形の被加工製品を
加工できる。冷却液体通過路が設けてあるので、温度調
節装置の入口から出口まで流れるフィルム状チョコレー
ト・コンパウンドを急速に且つ制御して冷却でき、従っ
て、“β”形の安定な結晶を迅速に生成できる。不動の
ディスクおよび回転ディスクに設けた環状突起の間に形
成した大きいメアンダー状面にもとづき、優れた熱交換
と、脂肪粒子に制御された態様で作用する監視可能な力
による優れた剪断作用とが得られる。
【0015】使用する冷却液体のために多数の流路を設
け、被加工製品流を薄いフィルムに変形したことによっ
て、冷却プロセスを最善の態様で調節できる。
【0016】添付の図面に示した実施例を参照して、以
下に、本発明に係る対象を詳細に説明する。 図1から
明らかな如く、概ね1で示した温度調節装置は、位置不
変に配設された構造部材2と、駆動シャフト5を介して
電動機4によって回転させ得る構造部材3とからなる。
【0017】駆動シャフト5は、中空シャフトとして構
成され、冷却液体の供給および冷却液体の排出を行う同
軸に配置されたパイフ6,7を受容する。上記供給、排
出は、接続(簡明化のため接続8のみを示した)を介し
て行われる。
【0018】シャフト5の下端5aは、ハウジング9の
位置不変の部材によって支持される。ハウジングは、以
下で詳細に説明する内部チャンバを形成するため二重壁
に構成されている。
【0019】シャフト5,5aには、ディスク10の回
転運動中にチョコレート・コンパウンドの攪拌・混合手
段の機能を果たす多数の突出ピン11をハウジングに向
く上面に有するディスク10が結合されている。駆動シ
ャフトの端部5aに結合されたディスク10から離し
て、円錐形断面を有する同心リング13を設けた別のデ
ィスク12が設けてある。この円錐形リング13は、デ
ィスク10に結合された金属板14によって被われ、金
属板14は、同心に配置された円錐形リング13の形状
に正確に追従するよう加工されている。
【0020】金属板14は、同心に配置され円錐形に構
成されたリング13から分離され、かくして、同心に配
置され円錐形に構成されたディスク13と金属板壁14
との間に且つディスク12とディスク10との間に、中
間スペースまたは間隙が形成される。
【0021】装置1の架台または位置不変のハウジング
9の下面は、カバー16によって閉鎖されている。カバ
ー16も、同じく円錐形横断面を有し同心に配置された
リング17を備えている。ディスク16のこの同心に配
置された円錐形リング17は、加工された金属板18に
よって被われ、かくして、不動に配置されたディスク1
6と同心に配置されたリング17と金属板16との間に
は、間隙状中間スペース19が形成される。同心に配置
されたリング17は、カバー金属板18とともに、同心
のリング13に対してずらして設けてある。リング13
は、回転自在に軸支されたディスク12に固定されてい
る。不動に配置されたディスク16の同心に配置された
リング17を被う金属板18は、同心に配置された円錐
形リング13と対応する金属板14との間に形成された
空のスペース内に貫入する。リング13および金属板1
4は、回転自在のディスク12に結合されている。
【0022】従って、同心に配置された回転自在のリン
グ13と同心に配置された不動のリング20との間に
は、構造部材2,3の横断面で見てメアンダー状に構成
された流路が形成される。
【0023】製品のメアンダー状流路20を形成する金
属板14,18の面の間に、流路20を流れる製品Pと
管路15,19内の冷却液体との間の熱交換を更に改善
するため壁14,18に作用するチョコレート・コンパ
ウンド掻取り装置を組込むのが有利である。
【0024】このため、例えば、壁14には、プレート
または掻取り部材100が固定してある。このような掻
取り要素100を設けたことによって、ディスク3の回
転運動中、製品が、掻取り要素100によって不動のデ
ィスク3の壁18から除去され、かくして、望ましくな
い製品堆積が阻止され、従って、熱交換が、本質的に改
善される。
【0025】位置不変に配設されたディスク状構造部材
2は、温度調節用液体(特に、冷却液体)を供給するた
めの接続31を備えた突出パイプ30に結合されてい
る。不動に配設されたディスク状構造部材2の内部にお
いて、パイプ30の端部には、流路19を流れる冷却液
体の出口33と接続する冷却液体流路19と連通する開
口32を有する。出口33を液体の温度調節装置と接続
すれば有利である。この方式は、図示してない。
【0026】流路19は、半径方向外方へずれた位置
に、接続36を介して第2温度調節用液体、例えば、パ
イプ30に結合された接続31に供給される液体よりも
高温の液体を供給できる補助流路35を形成できる外側
隔壁34を有する。接続36を介して供給される液体
は、接続37を介して排出される。接続37は、流路3
5の半径方向外側と連通する。温度調節用液体供給のた
めに設けたパイプ30の内部には、環状構造部材2,3
の間で被処理製品Pを加圧供給するための第2パイプ3
8が同軸に設けてある。
【0027】供給パイプ38は、位置不変のディスク状
構造部材2の内部に案内され、ディスク状構造部材2,
3の中心から半径方向外方へメアンダー状に延びる流路
20と連通する。流路20の巾は、小さく、流路20
は、装置1の外面まで半径方向へ延び、突出する混合ピ
ン11を有する回転ディスク10を受容するチャンバで
終わる。
【0028】混合・攪拌チャンバ39は、チョコレート
・コンパウンドからなり装置1であらかじめ処理された
製品を排出する排出スタッド40と連通する。
【0029】シャフト5は、構造部材3およびハウジン
グ9と作用結合され、内部に、冷却液体供給用パイプ7
を有する。供給は、チャンバ41の内部で終わり、装置
1の中心から半径方向外面までメアンダー状に延びてデ
ィスク10の下面およびディスク12の上面から形成さ
れたチャンバ42に達する中間スペースと連通する端部
部材7aを介して行われる。
【0030】チャンバ42は、シャフト5に設けたパイ
プ6の出口6aと連通し、かくして、接続8を介して温
度調節用液体を排出できる。装置1のハウジング9の片
側の近傍には、環状チャンバ51と連通し、対向側に開
口52を有する接続50が設けてあり、上記開口は、混
合・攪拌装置を備えたディスク10を受容しチャンバ3
9の上方に設置されたチャンバ53と連通する。チャン
バ53は、接続50を介して供給される温度調節用液体
を排出する接続と連通する。
【0031】図1から明らかな如く、装置1の各箇所に
は、温度調節用液体(製品Pの冷却、加熱)の温度測定
または加工中の製品Pの温度測定のためのセンサ60,
61,62,63,64が設けてある。
【0032】図1には、上記センサの若干を模式的に示
した。上記センサは、装置1の適切な箇所に設置してあ
る。センサ60,61,62,63,64は、信号を発
生し、上記信号は、受信した信号を処理して製造パラメ
ータの変更または調節を実施する制御・処理ユニットに
伝達される。即ち、例えば、供給パイプ38から供給さ
れる製品Pの送給量を変更でき、冷却液体の圧力および
流速を変更でき、装置1に供給される温度調節用液体の
温度を変更できる。更に、歯車電動機4によって、駆動
シャフト5の回転数を変更できる。この場合、位置不変
に配設された同心のディスク状突起18と移動される環
状突起14との間の相対速度が変更される。
【0033】添付の図面には、温度調節される製品の流
路20は、断面で見て正弦波状推移を示す流路として示
してある。
【0034】もちろん、この推移は、メアンダー状であ
ってもよく、それぞれ90°だけ方向変更される部分直
線路から形成することもできる。更に、被処理製品の送
給のため複数の流路20を設けることもでき、かくし
て、熱交換の有効面積が増大され、従って、量的な処理
容量が向上される。
【0035】更に、被処理製品Pが流れる流路20の内
径を変更できる。上記流路20の内径は、図示の如く一
定である必要はなく、流路20の内径は、装置の中心か
ら縁へまたは装置の縁から中心へ増加させることができ
る。装置の中心から外周面へ装置半径が増加するので、
周速も増加する。開口巾一定の流路20の場合、製品P
に作用する剪断力、即ち、クリティカルな状態において
結晶形態の脂肪の全体またはこの結晶化脂肪の一部を再
熔融して実行された予備結晶化(温度調節)の仕事を無
効とする力が本質的に増大される。
【0036】従って、不動のディスクと回転ディスクと
の間の材料流れのための流路20は、内径が装置の中心
から縁へ増大するよう構成するのが好ましい。更に、装
置を分離可能に、即ち、メアンダー状流路20を形成す
る壁のクリーニングを容易化するため不動ディスクを回
転ディスクから分離できるよう構成するのが有利であ
る。
【0037】図2を参照して、以下に、装置の作業態様
を説明する。
【0038】製品Pを所望の圧力でパイプ38に導入
し、メアンダー状流路20内を装置1の中心から外周面
まで移動する。この場合、製品Pは、チャンバ39に入
り、チャンバ内で、回転ディスク10に配設された突出
ピン11によって混合、均質化される。次いで、製品P
は、パイプ38を介して定常的に導入される以降の製品
Pによって形成される圧力の作用を受けてチャンバ39
から矢印(f)の方向へ流出する。製品Pは、接続40
を介して排出される。製品Pは、メアンダー状流路20
に沿って押し進められる間、3−15mmの極めて薄い
層として移動される。メアンダー状に配設された流路1
9に結合されたパイプ30および接続31を介して供給
される温度調節用液体は、製品Pに定常的に作用する。
接続31を介して供給される温度調節用液体は、排出接
続33を介して流路19から出る。
【0039】流路19は、半径方向外方へずらして環状
壁34を有し、かくして、接続31に供給される液体と
は異なる温度の温度調節用液体が接続36を介して供給
される流路35からなる第2冷却路が形成される。
【0040】冷却のためには、特に、接続31を介して
冷水を使用するが、メアンダー状流路20から出る前に
製品Pを短時間加熱するため、より高温の温度調節用液
体を接続36を介して温調循環路35に供給する。別の
温度調節用液体流の供給または排出は、パイプ6a,6
bを介して行われる。上記液体流は、チャンバ41に流
入し、流路15に沿って流れ、流路端においてチャンバ
41に流入し、接続6aを介して上記チャンバから排出
される。
【0041】更に、温度調節用液体は、接続50を介し
て供給され、環状チャンバ51に流入し、チャンバ53
を通過し、次いで、接続54を介して装置1から出る。
【0042】
【発明の効果】かくして、パイプ38を介して供給され
る製品Pに作用が加えられ、入口38からスタッド40
まで流れる間に温度調節が達成される。温度調節のため
には、各液圧循環路の温度調節用液体を使用する。冷却
循環路は、特に、温度および流速に関して、簡単に制
御、調節できる。従って、製品には有効で制御された態
様で熱的作用を加えることができる。本発明にもとづき
装置1において実施されるような製品Pの熱処理の場
合、装置の機械的部分の構造寸法を本質的に減少でき
る。メアンダー状流路20に沿って移動する製品Pの冷
却は、極めて有効である。“β”形の安定な結晶が、短
時間内に形成される。
【0043】装置1の不動部材の内面に円錐形リング1
7を同心に配設し、装置1の回転する構造部材3,10
に円錐形リング13を同心に配設することによって、メ
アンダー状に延び面積の極めて大きい流路20を構造寸
法の極めて小さい装置1に形成できる。更に、安定な
“β”結晶の生成のため、製品Pの脂肪粒子に剪断力を
定常的に且つ監視して伝達できる。
【0044】メアンダー状流路20の端部において製品
Pの供給を受けるチャンバ39の内部に回転ディスク1
0を設ければ、回転ディスク10が多数の突出ピン11
または類似の混合装置を備えていることにもとづき、製
品Pの完璧な均質化およびチョコレート製品Pに含まれ
るカカオ脂内の“β”結晶の完璧な混合が達成され、現
れる触媒作用にもとづき、“β”結晶の増加を最善に促
進できる。
【0045】装置1は、完全に自動化でき、技術的パラ
メータ(例えば、製品Pの温度、温度調節用液体の温
度、不動に配設された構造部材2に対して回転自在に配
設された構造部材3の回転速度)の定常的監視の下で連
続的に作動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の部分切欠正面図である。
【図2】温度調節装置の拡大横断面図である。
【符号の説明】
1 装置 2 位置不変の構造部材 3 回転する構造部材 12 ディスク 13,17 突起 14,18 周面 15,19 流路 20 メアンダー状流路 31,36,50 2の入口 33,37,54 2の出口 38 入口 40 出口

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に軸支された構造部材(3)と
    共働し、温度調節用液体を供給する入口(36,31,
    50)および出口(33,54,37)ならびに被処理
    製品の入口(38)および出口(15)を備えた位置不
    変の構造部材(2)からなる、チョコレート・コンパウ
    ンドを連続的に温度調節または予備結晶化する装置
    (1)において、装置(1)の位置不変に配設された構
    造部材(2)および回転自在に配設された構造部材
    (3)が、円形ディスクの形状を有し、ディスク状構造
    部材(2,3)が、その対向面に、同軸に配置された環
    状突起(13,17)を有し、1つのディスク(12)
    の突起(13)が、別のディスク(16)の突起(1
    7)の間に形成された環状凹みに貫入し、横断面で見
    て、被加工製品(P)の入口(38)から加工ずみ製品
    (P)の出口(40)まで延びるメアンダー状流路(2
    0)を形成し、同心に配置された環状突起(13,1
    7)を形成する周面(14,18)の下方に、温度調節
    用液体の流路(15,19)が設けてあることを特徴と
    する装置。
  2. 【請求項2】 構造部材(3)が、回転自在に支持さ
    れ、制御可能な歯車電動機(4)と作用結合された駆動
    シャフト(5)によって回転駆動されることを特徴とす
    る請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 駆動シャフト(5)が、冷却液体の供給
    および排出のための同軸のパイプ(6,7)を受容する
    中空シャフトとして構成されていることを特徴とする請
    求項2の装置。
  4. 【請求項4】 駆動シャフト(5)の下端(5a)が、
    位置不変に配置されたハウジング(9)のボデーに回転
    自在に支持されており、シャフト(5,5a)には、均
    一化・混合装置を形成する多数の突出ピン(11)をハ
    ウジング(9)に向く側に受容するディスク(10)が
    結合されていることを特徴とする請求項1の装置。
  5. 【請求項5】 駆動シャフト(5)の端部(5a)に
    は、断面で見て円錐形の同心リング(13)をピン(1
    1)に対向する側に有するディスク(10)が結合され
    ていることを特徴とする請求項1の装置。
  6. 【請求項6】 位置不変に配設された同心リング(1
    7)が、カバープレート(18)とともに、回転ディス
    ク(10)に設けた同心リング(13)に対してずらし
    て設けてあり、位置不変に配設された同心リング(1
    7)が、回転ディスク(12)の同心リング(13)の
    間に貫入することを特徴とする請求項1の装置。
  7. 【請求項7】 温度調節用液体の流路(19)が、別の
    温度調節用液体の供給のための補足流路(35)を形成
    するため分離隔壁(34)を有することを特徴とする請
    求項1の装置。
  8. 【請求項8】 温度調節用液体供給用パイプ(30)
    が、流路(19)の供給のために、被処理製品(P)の
    供給のためにディスク状構造部材(2,3)の間に設け
    た別のパイプ(38)を同軸に受容することを特徴とす
    る請求項1の装置。
  9. 【請求項9】 製品(P)の供給のためのパイプ(3
    0)が、不動に配設されたディスク状構造部材の内部
    (41)内に延び、ディスク状構造部材(2,3)の中
    心から半径方向外方へメアンダー状に延びる流路(2
    0)と連通することを特徴とする請求項1の装置。
  10. 【請求項10】 ディスク(10)を受容するチャンバ
    (39)の上方に配設されたチャンバ(53)と連通す
    る開口(52)を対向側に有する環状チャンバ(51)
    と連通する接続(50)が、装置のハウジング(9)の
    周囲に沿って設けてあり、チャンバ(53)が、温度調
    節用液体の排出用接続(54)と連通することを特徴と
    する請求項1の装置。
  11. 【請求項11】 装置(2,3,4)の上部構造(1)
    が、温度調節用液体の温度測定用または加工中の製品
    (P)の温度測定用センサ(60,61,62,63)
    を有することを特徴とする請求項1の装置。
  12. 【請求項12】 メアンダー状流路(20)を形成する
    壁(14,18)の間には、掻取り装置(100)が設
    けてあることを特徴とする請求項1の装置。
  13. 【請求項13】 壁(14,18)によって形成される
    流路(20)の内径が、装置中心から装置縁部へ増加す
    ることを特徴とする請求項1の装置。
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