JPH0825677A - 熱記録装置 - Google Patents

熱記録装置

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Publication number
JPH0825677A
JPH0825677A JP16800094A JP16800094A JPH0825677A JP H0825677 A JPH0825677 A JP H0825677A JP 16800094 A JP16800094 A JP 16800094A JP 16800094 A JP16800094 A JP 16800094A JP H0825677 A JPH0825677 A JP H0825677A
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JP
Japan
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temperature
recording medium
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thermal
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Application number
JP16800094A
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English (en)
Inventor
Masahiro Ono
正裕 小野
Eiichi Hasegawa
栄一 長谷川
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Fujitsu Isotec Ltd
Original Assignee
Fujitsu Isotec Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は記録媒体に発熱でもって記録を行う
熱記録装置に関し、発熱記録手段の発熱量を低く抑えつ
つ、記録作動開始時から適正な記録濃度で高速記録を行
うことを目的とする。 【構成】 記録媒体(P)は予熱手段(18)に導入さ
れる前に温度検出手段(34、36)によってその温度
が検出され、また発熱記録手段(28)に導入される前
に予熱手段(18)によって予熱される。記録媒体の検
出温度と所定温度値との温度差が演算手段(ステップ5
04;510)によって演算される。検出温度が所定温
度値よりも大きいとき、その温度差に応じて発熱記録手
段の発熱量は小さくされ、また検出温度が所定温度値よ
りも小さいとき、その温度差に応じて発熱記録手段の発
熱量が大きくされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体に発熱でもって
記録を行う熱記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の熱記録装置の代表例としては、
サーマルプリンタあるいは感熱ファクシミリ等が知られ
ている。これら熱記録装置は発熱記録手段としてサーマ
ルヘッドを具備し、このサーマルヘッドはヒートシンク
機能を持つヘッド本体と、このヘッド本体の記録面内に
所定の配列ピッチで埋め込まれた多数の発熱素子とから
なる。これら発熱素子は電気的抵抗体として形成され、
各電気的抵抗体は通電により発熱させられる。記録作動
時、サーマルヘッドに記録媒体例えば感熱紙を所定の送
りピッチで通過させつつ、その多数の発熱素子を二値画
像データに基づいて選択的に通電させることにより、該
感熱紙上に所定箇所にドット記録が行われ、これらドッ
ト記録によりドットイメージが形成される。なお、周知
のように、サーマル・インク・リボンを用いた場合に
は、感熱紙以外の記録媒体への記録も可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ドットイメ
ージの各ドットの発色濃度すなわち記録濃度はそれに対
応した発熱素子の発熱量に比例し、その発熱量はジュー
ルの法則に従う。したがって、従来の熱記録装置で記録
速度を早めるためには、発熱素子に高電流を短時間流し
つつ、記録媒体の送りピッチを早めるればよいことにな
る。しかしながら、高電流を発熱素子に流すことはサー
マルヘッドを早めに劣化させるという問題を引き起こす
ので、従来の熱記録装置ではその記録速度を早めること
に制限があった。
【0004】また、従来の熱記録装置の別の問題とし
て、環境温度、すなわち記録媒体の温度に応じて適正な
記録濃度を自動的に得られない点も指摘されている。詳
述すると、従来の熱記録装置では、実際に記録媒体上に
記録を行った際の記録濃度を観察した後に記録濃度を手
動ツマミ等で調節し得るだけであり、記録作動開始時か
ら適正な記録濃度を得ることはできない。
【0005】更に、別の問題点として、記録媒体として
複紙が使用される場合には、記録速度が大巾に低下する
という点も指摘されている。複紙は例えば感熱紙が2枚
重なり合ったものであり、一度に2枚の感熱紙に熱記録
を施そうとするものである。この場合、下側の感熱紙に
充分な発熱量を与えるためにサーマルヘッドの発熱素子
の通電時間を長くして該発熱素子の発熱量を高めること
が必要であり、このため記録速度は必然的に遅くなる。
【0006】更に別の問題点として、従来の熱記録媒体
において、熱記録特性の異なったタイプの記録媒体、例
えば上述したような複紙と単一の感熱紙のみからなる単
紙とが選択的に使用される場合には、それぞれの記録媒
体の熱記録特性に応じて、サーマルヘッドの発熱量が適
正に制御されるべきであるにも拘わらず、そのような配
慮がなされていないとう点も指摘されている。なお、熱
記録特性の異なったタイプの記録媒体の例として、複紙
と単紙との例を挙げたが、しかし複紙同士間でも、また
単紙同士間でも、熱記録特性が異なる場合があるという
ことが理解されるべきである。
【0007】したがって、本発明の第1の目的は発熱記
録手段の発熱量を低く抑えつつ、記録作動開始時から適
正な記録濃度で高速記録を行い得るように構成された熱
記録装置を提供することである。
【0008】本発明の第2の目的は発熱記録手段の発熱
量を低く抑えつつ、熱記録特性の異なったタイプの記録
媒体のそれぞれに対して記録作動開始時から適正な記録
濃度で高速記録を行い得るように構成された熱記録装置
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の第1の目的を達成
するために、本発明による熱記録装置は、記録媒体の移
動経路上に配置されかつ該移動経路に沿って移動する記
録媒体に発熱でもって記録を行う発熱記録手段と、記録
媒体が発熱記録手段に導入される前に該記録媒体を予熱
する予熱手段と、記録媒体が予熱手段に導入される前に
該記録媒体の温度を検出する温度検出手段と、この温度
検出手段によって検出された検出温度を所定温度値との
温度差を演算する演算手段と、温度検出手段によって検
出された検出温度が所定温度値よりも大きいときに、演
算手段によって演算された温度差に応じて発熱記録手段
の発熱量を小さくするように、また温度検出手段によっ
て検出された検出温度が所定温度値よりも小さいとき
に、演算手段によって演算された温度差に応じて発熱記
録手段の発熱量を大きくするように制御する発熱量制御
手段とを具備して成る。
【0010】上述の第2の目的を達成するために、本発
明による熱記録装置は、記録媒体の移動経路上に配置さ
れかつ該移動経路に沿って移動する記録媒体に発熱でも
って記録を行う発熱記録手段と、記録媒体が発熱記録手
段に導入される前に該記録媒体を予熱する予熱手段と、
記録媒体が予熱手段に導入される前に該記録媒体の温度
を検出する温度検出手段と、記録媒体として第1のタイ
プの記録媒体及び第2のタイプの記録媒体のうちのいず
れのタイプを選択したかを設定する設定手段と、この設
定手段によって第1のタイプの記録媒体の選択が設定さ
れた際に温度検出手段によって検出された検出温度を第
1の所定温度値との温度差を演算する第1の演算手段
と、温度検出手段によって検出された検出温度が第1の
所定温度値よりも大きいときに、第1の演算手段によっ
て演算された温度差に応じて発熱記録手段の発熱量を小
さくするように、また温度検出手段によって検出された
検出温度が第1の所定温度値よりも小さいときに、第1
の演算手段によって演算された温度差に応じて発熱記録
手段の発熱量を大きくするように制御する第1の発熱量
制御手段と、設定手段によって第2のタイプの記録媒体
の選択が設定された際に温度検出手段によって検出され
た検出温度を第2の所定温度値との温度差を演算する第
2の演算手段と、温度検出手段によって検出された検出
温度が第2の所定温度値よりも大きいときに、第2の演
算手段によって演算された温度差に応じて発熱記録手段
の発熱量を小さくするように、また温度検出手段によっ
て検出された検出温度が第2の所定温度値よりも小さい
ときに、第2の演算手段によって演算された温度差に応
じて発熱記録手段の発熱量を大きくするように制御する
第2の発熱量制御手段とを具備して成るものである。
【0011】
【作用】本発明の第1の目的を達成すべく構成される熱
記録装置では、記録媒体が発熱記録手段に導入される前
に該記録媒体が予熱されるので、該発熱記録手段の発熱
量を低く抑えることが可能であり、また記録媒体が予熱
手段に導入される前でのその検出温度に応じて発熱記録
手段の発熱量が適宜制御されるので、記録作動開始時か
ら適正な記録濃度で高速記録を行うことができる。
【0012】また、本発明の第2の目的を達成すべく構
成される熱記録装置では、記録媒体が発熱記録手段に導
入される前に該記録媒体が予熱されるので、該発熱記録
手段の発熱量を低く抑えることが可能であり、また熱記
録特性の異なったタイプの記録媒体のそれぞれが予熱手
段に導入される前でのその各検出温度に応じて発熱記録
手段の発熱量が適宜制御されるので、記録作動開始時か
ら適正な記録濃度で高速記録を行うことができる。
【0013】
【実施例】次に、添付図面を参照して、本発明による熱
記録装置の一実施例について説明する。
【0014】図1を参照すると、本発明による熱記録装
置が概略的に示され、この熱記録装置は給紙カセット1
0を具備し、この給紙カセット10内には多数の記録媒
体すなわち記録紙Pが積み重ねられて保持される。給紙
カセット10の底部には記録紙Pの積重ね体を上方側に
弾性的に押し上げる弾性ばね手段12が設けられ、これ
により該積重ね体の上面が繰出しローラ14に押圧され
る。繰出しローラ14が回転駆動されると、記録紙Pは
その積重ね体の最上部側から順次繰り出されて給紙カセ
ット10の外部に送り出される。
【0015】給紙カセット10の外部に送り出された記
録紙Pは該給紙カセットの繰出し側に設けられた一対の
搬送ローラ16、16によって予熱手段18に導入さ
れ、これにより記録紙Pは適宜予熱される。予熱手段1
8はヒートローラ18aとバックアップローラ18bと
から構成される。ヒートローラ18aは例えば図2Aに
示すように金属スリーブ20内にハロゲンランプのよう
な発熱源22を収容したものとして構成されてもよい
し、あるいは図2Bに示すように中空ゴム体24の内側
面に発熱抵抗層26を適用したものとして構成されても
よい。バックアップローラ18bは適宜ゴム材料等から
形成され得る。
【0016】予熱手段18で予熱された記録紙Pは発熱
記録手段28に導入され、そこで該記録紙Pには熱記録
が行われる。詳述すると、発熱記録手段28はサーマル
ヘッド28aと、このサーマルヘッド28aの記録面に
対接されたプラテン28bとを包含する。サーマルヘッ
ド28aはヒートシンク機能を持つヘッド本体と、この
ヘッド本体の記録面内に所定の配列ピッチで埋め込まれ
た多数の発熱素子とからなり、これら発熱素子は電気的
抵抗体として形成され、各電気的抵抗体は通電により発
熱させられる。発熱記録手段28はサーマル・インク・
リボン28cを装備し得るようになっており、このサー
マル・インク・リボン28cは繰出しリール28dから
繰り出され、サーマルヘッド28aとプラテン28bと
の間を通って巻取りリール28eに巻き取られる。勿
論、サーマル・インク・リボン28cは記録紙Pが感熱
紙でない場合に用いられる。記録作動時、サーマルヘッ
ド28aの記録面に対して、記録紙Pは所定の送りピッ
チで通過させられ、その多数の発熱素子は二値画像デー
タに基づいて選択的に通電させられ、これにより該感熱
紙P上には所定箇所にドット記録が行われ、これらドッ
ト記録によりドットイメージが形成される。なお、周知
のように、記録紙Pが感熱紙である場合には、感熱紙自
体が熱により発色するので、サーマル・インク・リボン
28cは必要とされない。熱記録が行われた記録紙Pは
発熱記録手段28の排出側に設けられた一対の搬送ロー
ラ30、30によって熱記録装置の外部に排出される。
【0017】図1において、参照符号32は熱記録装置
の記録作動を制御するコントローラ32を示し、このコ
ントローラ32は例えばマイクロコンピュータによって
構成される。参照符号34は温度センサを示し、この温
度センサ34はA/D変換器36を介してコントローラ
32に接続される。温度センサ34は給紙カッセト10
内の記録紙Pの積重ね体の最上部の記録紙に接触させら
れてその温度を検出する。参照符号38は予熱手段18
の電源回路を示し、この電源回路38のオン/オフ制御
はコントローラ32によって行われる。参照符号40は
温度センサを示し、この温度センサ40はA/D変換器
42を介してコントローラ32に接続される。温度セン
サ40は予熱手段18のヒートローラ18aの表面温度
を検出すべくそこに接触させられる。参照符号44は発
熱記録手段28のサーマルヘッド28aの電源回路を示
し、この電源回路44によりサーマルヘッド28a内の
各発熱素子への通電が行われ、その通電は二値画像デー
タに基づいてコントローラ32によって制御される。参
照符号46は熱記録装置の制御パネルを示し、この制御
パネル46には種々の操作スイッチ等(図示されない)
の他に用紙選択設定スイッチ48が含まれる。
【0018】本実施例では、熱記録特性の異なったタイ
プの記録媒体が選択的に使用されるように意図されてお
り、一方のタイプの記録媒体は単一の記録紙からなる単
紙であり、他方のタイプの記録媒体は記録紙が2枚重な
り合った複紙である。単紙は感熱紙であってもよく、そ
れ以外の記録紙であってもよい。勿論、感熱紙の場合に
はサーマル・インク・リボン28cは必要とされない
が、その以外の記録紙の場合にはサーマル・インク・リ
ボン28cを用いて熱記録が行われる。図3Aには複紙
の一例が示され、この例では、複紙は2枚の感熱紙HP
が重なり合ったものとされ、これら2枚の感熱紙はサー
マルヘッド28aによって同時に熱記録される。図3B
には複紙の別の例が示され、この例では、複紙は感熱紙
HPとそれ以外の記録紙RPとが重なり合わせられ、該
感熱紙の裏側にはインク層ILが塗布されている。イン
ク層ILはサーマル・インク・リボン28cに塗布され
たものと同じであり、感熱紙HP上でサーマルヘッド2
8aによって熱記録が行われるとき、記録紙RP上にも
インク層ILによって同時に記録が行われる。上述の用
紙選択設定スイッチ48は熱記録装置の記録作動時にユ
ーザによって操作されるものであり、記録媒体として単
紙及び複紙のいずれのタイプが選択されたかを設定する
ためのものである。記録媒体として単紙を用いる場合に
は該スイッチ48は“オン”され、また記録媒体として
複紙を用いる場合には該スイッチ48は“オフ”状態に
維持される。
【0019】本実施例では、記録作動中、予熱手段18
のヒートローラ18aの表面温度、すなわち予熱温度は
60℃に維持され、この予熱温度は一般的に感熱紙の発色
温度は70℃であるということを考慮して選ばれたもので
ある。要するに、予熱温度は感熱紙の発色温度以下とし
て選ばれる。言うまでもなく、記録媒体が予熱された場
合には、サーマルヘッド28aの各発熱素子の発熱量が
小さくても、適正な記録濃度が得られるので、該発熱素
子への通電時間は短くて済む。かくして、記録速度は大
巾に早められる。
【0020】図4には予熱手段18のヒートローラ18
aの予熱温度を60℃するためのルーチンが示され、この
ルーチンは例えば100ms 毎に繰り返し実行される割込み
ルーチンとされ、その実行開始は熱記録装置の電源スイ
ッチ(図示されない)の“オン”よって行われる。
【0021】ステップ401では、温度センサ40の検
出温度HT0 がA/D変換器42を介してコントローラ3
2に取り込まれ、次いでステップ402で検出温度HT0
が設定予熱温度60℃と比較される。60℃>HT0 のとき、
ステップ403に進み、そこで電源回路38が“オン”
される。一方、60℃≦HT0 のとき、ステップ404に進
み、そこで電源回路38が“オフ”される。かくして、
熱記録装置の記録作動時、予熱手段18の予熱温度は60
℃に維持されることになる。
【0022】記録媒体が予熱手段18でもって予熱され
た後の該記録媒体の温度はその初期温度(すなわち、給
紙カセット10内で保持されていた際の記録媒体の温
度)によって異なるので、記録媒体の初期温度の変動に
拘わらずに常に適正な記録濃度で記録が行われるため
に、記録媒体の初期温度に応じてサーマルヘッド28a
の各発熱素子の通電時間が調節されなくてはならない。
また、上述したように、単紙と複紙とでは熱記録特性は
異なるので、最適な記録濃度を得るためには、記録媒体
のタイプに応じてサーマルヘッド28aの各発熱素子の
発熱量、すなわち通電時間を調節することが必要であ
る。
【0023】図5には本実施例の熱記録装置の作動ルー
チンが示され、ここではサーマルヘッド28aの各発熱
素子の通電時間が記録媒体のタイプ及びその初期温度に
応じて調節されることになる。ステップ501では、記
録指令があるか否かが判断される。例えば、図示の熱記
録装置がホスト機器例えばワードプロセッサあるいはパ
ーソナルコンピュータ等の出力記録装置として用いられ
ている場合、記録指令が該ホスト機器から出力される。
記録指令があると、ステップ502に進み、そこで温度
センサ34の検出温度すなわち用紙温度T0がA/D変換
器36を介してコントローラ32に取り込まれる。用紙
温度T0は記録媒体の置かれた雰囲気温度すなわち室温と
してとらえることも可能であり、その場合には、温度セ
ンサ34は記録媒体の温度でなくて室温を検出するもの
であってもよい。なお、本実施例では、検出温度T0の小
数点以下の値は切り捨てられるか、あるいは四捨五入さ
れる。次いで、ステップ503では、用紙選択設定スイ
ッチ48が“オン”されているか、あるいは“オフ”さ
れているかが判断される。上述の記載から明らかなよう
に、給紙カセット10内に単紙がセットされている場合
には、用紙選択設定スイッチ48は“オン”状態とさ
れ、一方該給紙カセット10内に複紙がセットされてい
る場合には、用紙選択スイッチ48は“オフ”状態とさ
れる。
【0024】用紙選択設定スイッチ48は“オン”状態
のとき、すなわち単紙が記録媒体として使用されると
き、ステップ504に進み、そこで以下の演算が行われ
る。 T ← 25 - T0 ここで、数値"25"は室温の代表的な温度として選ばれた
ものである。要するに、ステップ504では用紙温度T0
と代表的な室温25℃との温度差T が演算される。次い
で、ステップ505では、以下の演算が行われる。 t ← 80 + T ここで"t" はサーマルヘッド28aの各発熱素子の通電
時間を表し、その時間単位はμs である。単紙の初期温
度が例えば代表的な室温25℃である場合には、サーマル
ヘッド18aの各発熱素子の通電時間は80μs に設定さ
れる(T = 0)。もし単紙の初期温度が代表的な室温25
℃よりも例えば5℃低ければ、サーマルヘッド18aの
各発熱素子の通電時間は85μs に設定され(T = 5)、
また単紙の初期温度が代表的な室温25℃よりも例えば5
℃高ければ、サーマルヘッド18aの各発熱素子の通電
時間は75μs に設定される(T =−5)。
【0025】ステップ505でサーマルヘッド18aの
各発熱素子の通電時間"t" が設定されると、ステップ5
06では、記録開始のタイミングが判断される。すなわ
ち、記録紙(単紙)Pがサーマルヘッド28aに対して
所定記録開始位置まで到達したか否かが判断される。記
録紙(単紙)Pがサーマルヘッド28aに対して所定記
録開始位置まで到達すると、ステップ507に進み、そ
こで記録紙(単紙)Pにはサーマルヘッド28aによっ
てドット記録が開始され、このとき該サーマルヘッド2
8aの各発熱素子の通電は上述の設定通電時間"t" で行
われる。ステップ508では、記録紙(単紙)Pでの一
頁分のドット記録が終了したか否かが判断される。記録
紙(単紙)Pでの一頁分のドット記録が終了すると、ス
テップ509に進み、そこで記録作動が終了されるべき
か否かが判断される。すなわち、記録すべき次頁分の記
録データがあるか否かが判断される。記録すべき次頁分
の記録データがある場合には、ステップ502に戻り、
また記録すべき次頁分の記録データがない場合にはルー
チンは終了する。
【0026】用紙選択設定スイッチ48は“オフ”状態
のとき、すなわち複紙が記録媒体として使用されると
き、ステップ510に進み、そこで以下の演算が行われ
る。 T ← 25 - T0 ここで、上述した場合と同様に、数値"25"は室温の代表
的な温度として選ばれたものであり、用紙温度T0と代表
的な室温25℃との温度差T が演算される。次いで、ステ
ップ511では、以下の演算が行われる。 t ← 100 + T ここで"t" はサーマルヘッド28aの各発熱素子の通電
時間を表し、その時間単位はμs である。複紙の初期温
度が例えば代表的な室温25℃である場合には、サーマル
ヘッド18aの各発熱素子の通電時間は100 μs に設定
される(T= 0)。もし複紙の初期温度が代表的な室温25
℃よりも例えば5℃低ければ、サーマルヘッド18aの
各発熱素子の通電時間は105 μs に設定され(T =
5)、また単紙の初期温度が代表的な室温25℃よりも例
えば5℃高ければ、サーマルヘッド18aの各発熱素子
の通電時間は95μs に設定される(T =−5)。
【0027】ステップ504及び505とステップ51
0及び511との比較から明らかなように、複紙の場合
では単紙よりも一層大きな発熱量が必要とされるので、
標準通電時間は複紙の場合には100 μs とされるが、単
紙の場合の標準通電時間はそれよりも低い80μs とされ
る。
【0028】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
による熱記録装置にあっては、発熱記録手段の発熱量を
低く抑えつつ、記録作動開始時から適正な記録濃度で高
速記録を行うことができるので、発熱記録手段の寿命を
延ばし得ると共に、高速記録に拘わらず適正な記録品位
を維持し得るとう効果が得られる。また、熱記録特性の
異なったタイプの記録媒体を選択的に用いる場合でも、
個々のタイプの記録媒体に対して、発熱記録手段の発熱
量を低く抑えつつ、記録作動開始時から適正な記録濃度
で高速記録を行うことが可能であり、同様の効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による熱記録装置の一実施例を示す概略
図である。
【図2】図2Aは図1に示したヒートローラの一構成例
を示す横断面図であり、図2Bは図1に示したヒートロ
ーラの別の構成例を示す横断面図である。
【図3】図3Aは記録媒体としての複紙の一構成例を示
す縦断断面図であり、図3Bは複紙の別の構成例を示す
縦断面図である。
【図4】図1の熱記録装置でヒートローラの予熱温度を
一定に維持するための作動を説明するためのフローチャ
ートである。
【図5】図1の熱記録装置の記録作動を説明するフロー
チャートである。
【符号の説明】
10…給紙カセット 12…弾性ばね手段 14…繰出しローラ 16…搬送ローラ 18…予熱手段 18a…ヒートローラ 18b…バックアップローラ 20…金属スリーブ 22…ハロゲンランプ 24…中空ゴム体 26…発熱抵抗層 28…発熱記録手段 28a…サーマルヘッド 28b…プラテン 28c…サーマル・インク・リボン 28d…繰出しリール 28e…巻取りリール 30…搬送ローラ 32…コントローラ 34…温度センサ 36…A/D変換器 38…電源回路 40…温度センサ 42…A/D変換器 44…電源回路 46…制御パネル 48…用紙選択設定スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体(P)の移動経路上に配置され
    かつ該移動経路に沿って移動する記録媒体に発熱でもっ
    て記録を行う発熱記録手段(28)と、 記録媒体が前記発熱記録手段に導入される前に該記録媒
    体を予熱する予熱手段(18)と、 記録媒体が前記予熱手段に導入される前に該記録媒体の
    温度を検出する温度検出手段(34、36)と、 前記温度検出手段によって検出された検出温度と所定温
    度値との温度差を演算する演算手段(ステップ504;
    510)と、 前記温度検出手段によって検出された検出温度が所定温
    度値よりも大きいときに、前記演算手段によって演算さ
    れた温度差に応じて前記発熱記録手段の発熱量を小さく
    するように、また前記温度検出手段によって検出された
    検出温度が所定温度値よりも小さいときに、前記演算手
    段によって演算された温度差に応じて前記発熱記録手段
    の発熱量を大きくするように制御する発熱量制御手段
    (ステップ505、ステップ507;ステップ511、
    ステップ507)とを具備して成る熱記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の熱記録装置において、
    前記予熱手段がその予熱温度を維持するための予熱温度
    維持手段(図4)を含むことを特徴とする熱記録装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体(P)の移動経路上に配置され
    かつ該移動経路に沿って移動する記録媒体に発熱でもっ
    て記録を行う発熱記録手段(28)と、 記録媒体が前記発熱記録手段に導入される前に該記録媒
    体を予熱する予熱手段(18)と、 記録媒体が前記予熱手段に導入される前に該記録媒体の
    温度を検出する温度検出手段(34、36)と、 記録媒体として第1のタイプの記録媒体及び第2のタイ
    プの記録媒体のうちのいずれのタイプを選択したかを設
    定する設定手段(48)と、 前記設定手段によって第1のタイプの記録媒体の選択が
    設定された際に前記温度検出手段によって検出された検
    出温度と第1の所定温度値との温度差を演算する第1の
    演算手段(ステップ504)と、 前記温度検出手段によって検出された検出温度が第1の
    所定温度値よりも大きいときに、前記第1の演算手段に
    よって演算された温度差に応じて前記発熱記録手段の発
    熱量を小さくするように、また前記温度検出手段によっ
    て検出された検出温度が第1の所定温度値よりも小さい
    ときに、前記第1の演算手段によって演算された温度差
    に応じて前記発熱記録手段の発熱量を大きくするように
    制御する第1の発熱量制御手段(ステップ505、ステ
    ップ507)と、 前記設定手段によって第2のタイプの記録媒体の選択が
    設定された際に前記温度検出手段によって検出された検
    出温度と第2の所定温度値との温度差を演算する第2の
    演算手段(ステップ510)と、 前記温度検出手段によって検出された検出温度が第2の
    所定温度値よりも大きいときに、前記第2の演算手段に
    よって演算された温度差に応じて前記発熱記録手段の発
    熱量を小さくするように、また前記温度検出手段によっ
    て検出された検出温度が第2の所定温度値よりも小さい
    ときに、前記第2の演算手段によって演算された温度差
    に応じて前記発熱記録手段の発熱量を大きくするように
    制御する第2の発熱量制御手段(ステップ511、ステ
    ップ507)とを具備して成る熱記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の熱記録装置において、
    前記予熱手段がその予熱温度を維持するための予熱温度
    維持手段(図4)を含むことを特徴とする熱記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の熱記録装置にお
    いて、第1のタイプの記録媒体が単紙であり、第2のタ
    イプの記録媒体が複紙であり、前記第2の所定温度値が
    前記第1の所定温度値よりも大きいことを特徴とする熱
    記録装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6144395A (en) * 1996-12-25 2000-11-07 Fuji Photo Film Co., Ltd. Printer with preheating of sheet

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6144395A (en) * 1996-12-25 2000-11-07 Fuji Photo Film Co., Ltd. Printer with preheating of sheet
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