JPH08257883A - 金属電解用母板研磨機および該金属電解用母板研磨機を備えた電着金属剥離設備 - Google Patents
金属電解用母板研磨機および該金属電解用母板研磨機を備えた電着金属剥離設備Info
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- JPH08257883A JPH08257883A JP7215195A JP7215195A JPH08257883A JP H08257883 A JPH08257883 A JP H08257883A JP 7215195 A JP7215195 A JP 7215195A JP 7215195 A JP7215195 A JP 7215195A JP H08257883 A JPH08257883 A JP H08257883A
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- polishing
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B29/00—Machines or devices for polishing surfaces on work by means of tools made of soft or flexible material with or without the application of solid or liquid polishing agents
- B24B29/005—Machines or devices for polishing surfaces on work by means of tools made of soft or flexible material with or without the application of solid or liquid polishing agents using brushes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Electrolytic Production Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 母板の研磨作業を搬送ライン上で機械化し
て、母板の剥離性を安定させ、作業環境を向上させるこ
とができる金属電解用母板研磨機を提供する。 【構成】 この研磨機5は、母板の電着金属剥離設備の
搬送ライン上に配置され、その主な構成としては、装置
フレームとしての研磨機本体10と、研磨機本体10に
それぞれ回転自在に支持された、前記搬送ラインにより
吊下げられつつ搬送されてくる金属電解用母板が通過可
能な間隔をおいて対向配置され、かつ金属電解用母板の
両面をそれぞれ押圧して研磨するための一対の回転ブラ
シ(砥粒入り回転ブラシ)11,12と、これら一対の
回転ブラシ11,12を同期して回転させるためのモー
タ22,23(回転駆動機構)と、である。
て、母板の剥離性を安定させ、作業環境を向上させるこ
とができる金属電解用母板研磨機を提供する。 【構成】 この研磨機5は、母板の電着金属剥離設備の
搬送ライン上に配置され、その主な構成としては、装置
フレームとしての研磨機本体10と、研磨機本体10に
それぞれ回転自在に支持された、前記搬送ラインにより
吊下げられつつ搬送されてくる金属電解用母板が通過可
能な間隔をおいて対向配置され、かつ金属電解用母板の
両面をそれぞれ押圧して研磨するための一対の回転ブラ
シ(砥粒入り回転ブラシ)11,12と、これら一対の
回転ブラシ11,12を同期して回転させるためのモー
タ22,23(回転駆動機構)と、である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銅、亜鉛、ニッケル、
金、銀などの金属の電解製錬工程において、陰極母板と
して用いられる金属電解用母板(以下、母板と略称す
る)の表面を研磨するための金属電解用母板研磨機、お
よびこの金属電解用母板研磨機を備えた電着金属剥離設
備に関するものである。
金、銀などの金属の電解製錬工程において、陰極母板と
して用いられる金属電解用母板(以下、母板と略称す
る)の表面を研磨するための金属電解用母板研磨機、お
よびこの金属電解用母板研磨機を備えた電着金属剥離設
備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】こうした母板は、主に、ステンレス、
銅、チタン、アルミニウム等の材質で構成されている。
母板は、電解槽中にある程度以上の間浸漬されている
と、良く知られているように、その表面が酸性の電解液
で腐蝕したり、また、その表面に、電解液に添加された
有機物の添加剤等が付着してくる。この状態を放置する
と、電着金属(目的金属)の剥離性が低下し、また逆に
電解中もしくは搬送中に電着金属が剥離したりするよう
になり、結果的に、電解工程の操業効率が悪化する。こ
れを防ぐために、定期的に母板の表面を研磨する必要が
ある。このため、通常は、母板の両面を定期的に研磨し
ている。こうした研磨作業は、現在、主に、人手によっ
て行われている。
銅、チタン、アルミニウム等の材質で構成されている。
母板は、電解槽中にある程度以上の間浸漬されている
と、良く知られているように、その表面が酸性の電解液
で腐蝕したり、また、その表面に、電解液に添加された
有機物の添加剤等が付着してくる。この状態を放置する
と、電着金属(目的金属)の剥離性が低下し、また逆に
電解中もしくは搬送中に電着金属が剥離したりするよう
になり、結果的に、電解工程の操業効率が悪化する。こ
れを防ぐために、定期的に母板の表面を研磨する必要が
ある。このため、通常は、母板の両面を定期的に研磨し
ている。こうした研磨作業は、現在、主に、人手によっ
て行われている。
【0003】上述のとおり、従来、母板の両面を研磨す
るには、主に人手で行ったり、あるいは電着金属剥離設
備により母板から電着金属を剥離してから、電着金属剥
離設備の搬送ラインから母板を取外し、オフラインで機
械研磨する場合もある。亜鉛電解などではオンラインで
研磨を実施することも行われているが、その場合には、
エッジプロテクターを何等かの方法で母板本体から取外
し、実施されていた。なお、エッジプロテクターとは、
母板本体の両面を遮断して該両面から電着金属をそれぞ
れ剥離し易くするために、母板本体の端縁に装着される
例えばプラスチック製のものである。
るには、主に人手で行ったり、あるいは電着金属剥離設
備により母板から電着金属を剥離してから、電着金属剥
離設備の搬送ラインから母板を取外し、オフラインで機
械研磨する場合もある。亜鉛電解などではオンラインで
研磨を実施することも行われているが、その場合には、
エッジプロテクターを何等かの方法で母板本体から取外
し、実施されていた。なお、エッジプロテクターとは、
母板本体の両面を遮断して該両面から電着金属をそれぞ
れ剥離し易くするために、母板本体の端縁に装着される
例えばプラスチック製のものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の人手
による研磨作業では、研磨むらを生じやすく、電着金属
の剥離などにおける問題を生じていた。また、研磨に伴
う粉塵等が生じるため、所定の安全対策は講じているも
のの、作業環境が悪いという問題点がある。また、人手
による方法は、非能率的であり、コストが高い上に、1
日に可能研磨枚数も少ないために、研磨の効果が不十分
になりやすい。さらに、研磨作業に関連して、重量物を
扱うための腰痛や、研磨による肘痛・白蝋病等の振動障
害その他の職業病を起こすおそれがある。
による研磨作業では、研磨むらを生じやすく、電着金属
の剥離などにおける問題を生じていた。また、研磨に伴
う粉塵等が生じるため、所定の安全対策は講じているも
のの、作業環境が悪いという問題点がある。また、人手
による方法は、非能率的であり、コストが高い上に、1
日に可能研磨枚数も少ないために、研磨の効果が不十分
になりやすい。さらに、研磨作業に関連して、重量物を
扱うための腰痛や、研磨による肘痛・白蝋病等の振動障
害その他の職業病を起こすおそれがある。
【0005】オフライン機械研磨では、母板の余分なハ
ンドリングが必要である他、研磨機その他の機械設置ス
ペースを電着金属剥離設備の搬送ラインとは別に必要と
するため、設備コストが著しく嵩むことになる。エッジ
プロテクターを外して行うオンライン機械研磨では、エ
ッジプロテクターを母板本体から頻繁に取外すため、母
板自身の周辺部肉厚の薄肉化とともに、エッジプロテク
ターの変形により、母板へのエッジプロテクターの固着
強度が緩くなりやすい。また、研磨の都度、エッジプロ
テクターを母板本体に強固に密着させて取付けし直すた
め、膨大な労力とコストを必要とする。
ンドリングが必要である他、研磨機その他の機械設置ス
ペースを電着金属剥離設備の搬送ラインとは別に必要と
するため、設備コストが著しく嵩むことになる。エッジ
プロテクターを外して行うオンライン機械研磨では、エ
ッジプロテクターを母板本体から頻繁に取外すため、母
板自身の周辺部肉厚の薄肉化とともに、エッジプロテク
ターの変形により、母板へのエッジプロテクターの固着
強度が緩くなりやすい。また、研磨の都度、エッジプロ
テクターを母板本体に強固に密着させて取付けし直すた
め、膨大な労力とコストを必要とする。
【0006】本発明は、上記従来技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、母板の研磨作業を搬送ライ
ン上で機械化し、研磨むらを減少させるとともに、作業
環境を向上させ、かつコストの嵩まない金属電解用母板
研磨機を提供することを目的としている。また、本発明
の他の目的は、金属電解用母板研磨機を備えたコンパク
トな電着金属剥離設備を提供することにある。
鑑みてなされたものであり、母板の研磨作業を搬送ライ
ン上で機械化し、研磨むらを減少させるとともに、作業
環境を向上させ、かつコストの嵩まない金属電解用母板
研磨機を提供することを目的としている。また、本発明
の他の目的は、金属電解用母板研磨機を備えたコンパク
トな電着金属剥離設備を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、研磨機本体と、前記研磨機本体にそれぞれ
支持された、搬送手段により吊下げられつつ搬送されて
くる金属電解用母板が通過可能な間隔をおいて対向配置
され、かつ金属電解用母板の両面をそれぞれ押圧して研
磨するための少なくとも一対の研磨部材と、を備えてい
ることを特徴とするものである。また、前記一対の研磨
部材は、前記研磨機本体に回転自在に支持された一対の
砥粒入り研磨ブラシからなり、前記一対の砥粒入り研磨
ブラシを同期して回転させるための回転駆動機構を備え
ている。さらに、前記一対の砥粒入り研磨ブラシを、そ
の間隔が可変自在なように前記研磨機本体に支持するた
めの間隔可変機構を備えている。
の本発明は、研磨機本体と、前記研磨機本体にそれぞれ
支持された、搬送手段により吊下げられつつ搬送されて
くる金属電解用母板が通過可能な間隔をおいて対向配置
され、かつ金属電解用母板の両面をそれぞれ押圧して研
磨するための少なくとも一対の研磨部材と、を備えてい
ることを特徴とするものである。また、前記一対の研磨
部材は、前記研磨機本体に回転自在に支持された一対の
砥粒入り研磨ブラシからなり、前記一対の砥粒入り研磨
ブラシを同期して回転させるための回転駆動機構を備え
ている。さらに、前記一対の砥粒入り研磨ブラシを、そ
の間隔が可変自在なように前記研磨機本体に支持するた
めの間隔可変機構を備えている。
【0008】本発明の電着金属剥離設備は、電解槽より
金属電解用母板を受け入れるための受け入れ部と、金属
電解用母板を洗浄するための洗浄部と、金属電解用母板
から電着金属を剥離するための剥離部と、前記剥離後の
金属電解用母板を電解槽へ払い出すための払い出し部
と、前記受け入れ部、前記洗浄部、前記剥離部および前
記払い出し部に、金属電解用母板を吊下げつつ順次搬送
させるための搬送手段とを備えた電着金属剥離設備にお
いて、前記剥離部と前記払い出し部との間に、前記剥離
後の金属電解用母板を研磨するための、本発明の金属電
解用母板研磨機が設けられていることを特徴とするもの
である。また、前記金属電解用母板研磨機と前記払い出
し部との間に、研磨後の金属電解用母板を浸すための石
鹸槽が設けられている。
金属電解用母板を受け入れるための受け入れ部と、金属
電解用母板を洗浄するための洗浄部と、金属電解用母板
から電着金属を剥離するための剥離部と、前記剥離後の
金属電解用母板を電解槽へ払い出すための払い出し部
と、前記受け入れ部、前記洗浄部、前記剥離部および前
記払い出し部に、金属電解用母板を吊下げつつ順次搬送
させるための搬送手段とを備えた電着金属剥離設備にお
いて、前記剥離部と前記払い出し部との間に、前記剥離
後の金属電解用母板を研磨するための、本発明の金属電
解用母板研磨機が設けられていることを特徴とするもの
である。また、前記金属電解用母板研磨機と前記払い出
し部との間に、研磨後の金属電解用母板を浸すための石
鹸槽が設けられている。
【0009】
【作用】上記のとおりに構成された請求項1に記載の発
明では、エッジプロテクターを装着したまま搬送手段に
より吊下げつつ搬送されてくる母板が、一対の研磨部材
間を通過する際に、一対の研磨部材は、母板の両面にそ
れぞれ押圧して同時に研磨する。これにより、母板の両
面全域を自動的に研磨することができ、研磨むらを減少
させることができる。また、母板から電着金属を剥離し
た後、該母板を電着金属剥離設備の搬送ラインから外す
ことなく、オンラインで機械研磨することができる。さ
らに、母板が搬送ライン上を搬送される都度、母板を毎
回自動的に研磨することができる。請求項2に記載の発
明では、一対の研磨部材として、例えば市販品の砥粒入
り研磨ブラシを用いることができ、その回転駆動機構と
しても安価なモータを用いて一対の砥粒入り研磨ブラシ
を同期して回転させることにより、研磨を行うことがで
きる。請求項3に記載の発明では、各砥粒入り研磨ブラ
シが母板の両面を研磨する際に、母板本体の通過時と母
板に取付けられたエッジプロテクターの通過時に生じ
る、通過部材の厚さの相違は、間隔可変機構の動作によ
って一対の砥粒入り研磨ブラシ間の間隔が自動的に変る
ことにより、吸収するとともに、母板(通過部材)への
押圧強度(研磨圧力)が一定となるように調整される。
明では、エッジプロテクターを装着したまま搬送手段に
より吊下げつつ搬送されてくる母板が、一対の研磨部材
間を通過する際に、一対の研磨部材は、母板の両面にそ
れぞれ押圧して同時に研磨する。これにより、母板の両
面全域を自動的に研磨することができ、研磨むらを減少
させることができる。また、母板から電着金属を剥離し
た後、該母板を電着金属剥離設備の搬送ラインから外す
ことなく、オンラインで機械研磨することができる。さ
らに、母板が搬送ライン上を搬送される都度、母板を毎
回自動的に研磨することができる。請求項2に記載の発
明では、一対の研磨部材として、例えば市販品の砥粒入
り研磨ブラシを用いることができ、その回転駆動機構と
しても安価なモータを用いて一対の砥粒入り研磨ブラシ
を同期して回転させることにより、研磨を行うことがで
きる。請求項3に記載の発明では、各砥粒入り研磨ブラ
シが母板の両面を研磨する際に、母板本体の通過時と母
板に取付けられたエッジプロテクターの通過時に生じ
る、通過部材の厚さの相違は、間隔可変機構の動作によ
って一対の砥粒入り研磨ブラシ間の間隔が自動的に変る
ことにより、吸収するとともに、母板(通過部材)への
押圧強度(研磨圧力)が一定となるように調整される。
【0010】請求項4に記載の発明では、電解槽におい
て所定の時間電解されて銅が電着された母板は、一旦受
け入れ部に受け渡され、さらに、搬送ラインに吊下げら
れる。勿論、母板はエッジプロテクターを装着されたま
まである。母板は搬送ラインにより先ず、洗浄部を通過
して、洗浄される。この後、母板は剥離部へ移送され
て、電着金属(目的金属)が剥離され、さらに、本発明
の金属電解用母板研磨機へ搬送されて、上述のように研
磨される。研磨後の母板は、搬送ラインにより、一旦払
い出し部に受け渡され、再び、電解槽へ移送されて、電
解鋳造が行われる。このように、本発明の金属電解用母
板研磨機を電着金属剥離設備の所定の場所に設置するこ
とにより、搬送ライン上での研磨の自動化は勿論のこ
と、設備が大型化しない。また、母板を搬送ライン上で
搬送して剥離の都度、毎回研磨を実施することにより、
エッジプロテクターに機械的損傷を与えない範囲まで研
磨強度を弱く設定して研磨を実施することが可能とな
り、研磨の効果をオフライン研磨の場合以上に向上させ
ることができる。請求項5に記載の発明のように、本発
明の金属電解用母板研磨機と前記払い出し部との間に、
母板を浸すための石鹸槽を設けることにより、剥離助剤
としての石鹸液の機能を発揮させることができる。
て所定の時間電解されて銅が電着された母板は、一旦受
け入れ部に受け渡され、さらに、搬送ラインに吊下げら
れる。勿論、母板はエッジプロテクターを装着されたま
まである。母板は搬送ラインにより先ず、洗浄部を通過
して、洗浄される。この後、母板は剥離部へ移送され
て、電着金属(目的金属)が剥離され、さらに、本発明
の金属電解用母板研磨機へ搬送されて、上述のように研
磨される。研磨後の母板は、搬送ラインにより、一旦払
い出し部に受け渡され、再び、電解槽へ移送されて、電
解鋳造が行われる。このように、本発明の金属電解用母
板研磨機を電着金属剥離設備の所定の場所に設置するこ
とにより、搬送ライン上での研磨の自動化は勿論のこ
と、設備が大型化しない。また、母板を搬送ライン上で
搬送して剥離の都度、毎回研磨を実施することにより、
エッジプロテクターに機械的損傷を与えない範囲まで研
磨強度を弱く設定して研磨を実施することが可能とな
り、研磨の効果をオフライン研磨の場合以上に向上させ
ることができる。請求項5に記載の発明のように、本発
明の金属電解用母板研磨機と前記払い出し部との間に、
母板を浸すための石鹸槽を設けることにより、剥離助剤
としての石鹸液の機能を発揮させることができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の一実施例について、銅電解に
おける種板電解に本発明を適用した例を挙げて、図面を
参照しつつ説明する。なお、以下に説明する実施例は、
あくまでも本発明の一例であって、本発明は、その特許
請求の範囲を逸脱しない範囲内において、設計変更や変
形例等を全て包含するものである。図1は本発明の金属
電解用母板の電着金属剥離設備の一例の概略平面図、図
2は本発明の金属電解用母板研磨機の一実施例の側面
図、図3は図2の平面図(上面図)、図4は図2の右側
面図、図5は本発明の一実施例に用いる金属電解用母板
の平面図、図6は図5の下端部の側面図である。
おける種板電解に本発明を適用した例を挙げて、図面を
参照しつつ説明する。なお、以下に説明する実施例は、
あくまでも本発明の一例であって、本発明は、その特許
請求の範囲を逸脱しない範囲内において、設計変更や変
形例等を全て包含するものである。図1は本発明の金属
電解用母板の電着金属剥離設備の一例の概略平面図、図
2は本発明の金属電解用母板研磨機の一実施例の側面
図、図3は図2の平面図(上面図)、図4は図2の右側
面図、図5は本発明の一実施例に用いる金属電解用母板
の平面図、図6は図5の下端部の側面図である。
【0012】先ず、図5および図6に示すように、本例
の金属電解用母板研磨機によって研磨される母板1は、
銅電解における種板であり、良く知られているように、
矩形板状の本体1aと、この本体1aに取付けられたク
ロスバー1bと、クロスバー1bに対向する側縁を除く
本体1aの周囲に嵌め込まれたプラスチック製のエッジ
プロテクター1cとを主体として構成されている。エッ
ジプロテクター1cは、本体1aに対して脱着可能にな
っている。
の金属電解用母板研磨機によって研磨される母板1は、
銅電解における種板であり、良く知られているように、
矩形板状の本体1aと、この本体1aに取付けられたク
ロスバー1bと、クロスバー1bに対向する側縁を除く
本体1aの周囲に嵌め込まれたプラスチック製のエッジ
プロテクター1cとを主体として構成されている。エッ
ジプロテクター1cは、本体1aに対して脱着可能にな
っている。
【0013】次に、金属電解用母板研磨機5について説
明する。図2乃至図4に示すように、符号10は研磨機
本体(装置フレーム)を示し、この研磨機本体10は、
後述する電着金属剥離設備(図1参照)の所定の場所に
配置される。研磨機本体1には、研磨部材としての一対
の回転ブラシ(砥粒入り研磨ブラシ)11,12が、そ
の軸線方向を鉛直方向としかつ間隔をおいて設けられて
いる。回転ブラシ11,12の構成については後述す
る。各回転ブラシ11,12は、その軸部9a(回転ブ
ラシ12の軸部は不図示)の上下部においてベアリング
15a,15b、ベアリング16a(一方のベアリング
は不図示)を介して、上下の一対のスイングアーム(可
動フレーム)13a,13b、スイングアーム14a
(下方のスイングアームは不図示)の一端にそれぞれ回
転自在に支持されている。上下一対のスイングアーム1
3a,13b、スイングアーム14a(下方のスイング
アームは不図示)の他端は、上下方向に延びる支軸17
a,17bの上下端に、ベアリング18a,18b、ベ
アリング19a,19bを介して回動自在に支持されて
いる(矢印A参照)。この支軸17a,17bは、その
上下部において上下一対のピンブロック20a,20
b、ピンブロック21a(下方のピンブロックは不図
示)を介して研磨機本体10に固定されている。
明する。図2乃至図4に示すように、符号10は研磨機
本体(装置フレーム)を示し、この研磨機本体10は、
後述する電着金属剥離設備(図1参照)の所定の場所に
配置される。研磨機本体1には、研磨部材としての一対
の回転ブラシ(砥粒入り研磨ブラシ)11,12が、そ
の軸線方向を鉛直方向としかつ間隔をおいて設けられて
いる。回転ブラシ11,12の構成については後述す
る。各回転ブラシ11,12は、その軸部9a(回転ブ
ラシ12の軸部は不図示)の上下部においてベアリング
15a,15b、ベアリング16a(一方のベアリング
は不図示)を介して、上下の一対のスイングアーム(可
動フレーム)13a,13b、スイングアーム14a
(下方のスイングアームは不図示)の一端にそれぞれ回
転自在に支持されている。上下一対のスイングアーム1
3a,13b、スイングアーム14a(下方のスイング
アームは不図示)の他端は、上下方向に延びる支軸17
a,17bの上下端に、ベアリング18a,18b、ベ
アリング19a,19bを介して回動自在に支持されて
いる(矢印A参照)。この支軸17a,17bは、その
上下部において上下一対のピンブロック20a,20
b、ピンブロック21a(下方のピンブロックは不図
示)を介して研磨機本体10に固定されている。
【0014】回転ブラシ11,12は同一構造を有し、
回転ブラシ11の構造としては、例えば、中心の軸部9
aに合成樹脂製の毛が多数植設され、各毛には砥粒(ア
ルミナ)が多数付着されている。回転ブラシ11は、例
えば井上機工株式会社製(商品名:タイネックス、型
番:#180(外径250mm、長さ1040mm、内
径35mm))のロールブラシを用いた。
回転ブラシ11の構造としては、例えば、中心の軸部9
aに合成樹脂製の毛が多数植設され、各毛には砥粒(ア
ルミナ)が多数付着されている。回転ブラシ11は、例
えば井上機工株式会社製(商品名:タイネックス、型
番:#180(外径250mm、長さ1040mm、内
径35mm))のロールブラシを用いた。
【0015】符号22,23は、それぞれ回転ブラシ1
1,12を回転駆動させるためのモータを示している。
モータ22,23は研磨機本体10に固定され、それぞ
れの出力軸には、プーリ(例えばVプーリ)24a,2
4bがそれぞれ固着され、一方、回転ブラシ11,12
の下端部にはプーリ(例えばVプーリ)25a,25b
がそれぞれ同軸に固着され、さらに、プーリ24aおよ
びプーリ25a、プーリ24bおよびプーリ25bに
は、ベルト(例えばVベルト)26a,26bがそれぞ
れ張設されている。これにより、モータ22,23を同
期して駆動することにより、モータ22,23の回転力
は、それぞれ回転ブラシ11,12に伝動される(図3
中、矢印B,C方向参照)。なお、本実施例では、回転
ブラシ11,12は、母板の進行方向Xと同方向になる
ように、互いに逆方向(図3中矢印B,C方向参照)と
なっているが、もちろん、これに限られない。上記説明
から明らかなように、モータ22,23およびベルト2
6a,26b等により一対の回転ブラシ11,12を同
期して回転駆動させるための回転駆動手段が構成されて
いる。なお、一対の回転ブラシ11,12を1つのモー
タにより回転駆動させる構成としてもよい。
1,12を回転駆動させるためのモータを示している。
モータ22,23は研磨機本体10に固定され、それぞ
れの出力軸には、プーリ(例えばVプーリ)24a,2
4bがそれぞれ固着され、一方、回転ブラシ11,12
の下端部にはプーリ(例えばVプーリ)25a,25b
がそれぞれ同軸に固着され、さらに、プーリ24aおよ
びプーリ25a、プーリ24bおよびプーリ25bに
は、ベルト(例えばVベルト)26a,26bがそれぞ
れ張設されている。これにより、モータ22,23を同
期して駆動することにより、モータ22,23の回転力
は、それぞれ回転ブラシ11,12に伝動される(図3
中、矢印B,C方向参照)。なお、本実施例では、回転
ブラシ11,12は、母板の進行方向Xと同方向になる
ように、互いに逆方向(図3中矢印B,C方向参照)と
なっているが、もちろん、これに限られない。上記説明
から明らかなように、モータ22,23およびベルト2
6a,26b等により一対の回転ブラシ11,12を同
期して回転駆動させるための回転駆動手段が構成されて
いる。なお、一対の回転ブラシ11,12を1つのモー
タにより回転駆動させる構成としてもよい。
【0016】上下一対のスイングアーム13a,13
b、スイングアーム14a(下方のスイングアームは不
図示)は、それぞれの中途部において、それぞれ溝型鋼
からなる上下方向に延びる連結部材27a,27bによ
り一体的に連結されている。一方の連結部材27aの略
中間部にはその両側にピンヒンジ28a,28bが突設
されて、これと同様に、他方の連結部材27bの略中間
部にはその両側にピンヒンジ29a,29bが突設され
ている。一方、研磨機本体10側には、ピンヒンジ28
b,29bとそれぞれ対応するピンヒンジ30a,30
bが突設されている。
b、スイングアーム14a(下方のスイングアームは不
図示)は、それぞれの中途部において、それぞれ溝型鋼
からなる上下方向に延びる連結部材27a,27bによ
り一体的に連結されている。一方の連結部材27aの略
中間部にはその両側にピンヒンジ28a,28bが突設
されて、これと同様に、他方の連結部材27bの略中間
部にはその両側にピンヒンジ29a,29bが突設され
ている。一方、研磨機本体10側には、ピンヒンジ28
b,29bとそれぞれ対応するピンヒンジ30a,30
bが突設されている。
【0017】一対の連結部材27a,27bの内側のピ
ンヒンジ28a,29aには、4つのリンク部材からな
る開閉パンタ31の対向連結部が回動自在に連結されて
いる。この開閉パンタ31の他の連結部にはカムフォロ
ワ32が取り付けられ、これに対応して、研磨機本体1
0側には、カムフォロワ32を母板1の進行方向(矢印
X方向)に案内するためのガイド溝33を有するガイド
部材34が備えられている。
ンヒンジ28a,29aには、4つのリンク部材からな
る開閉パンタ31の対向連結部が回動自在に連結されて
いる。この開閉パンタ31の他の連結部にはカムフォロ
ワ32が取り付けられ、これに対応して、研磨機本体1
0側には、カムフォロワ32を母板1の進行方向(矢印
X方向)に案内するためのガイド溝33を有するガイド
部材34が備えられている。
【0018】また、一方の連結部材27aの外側のピン
ヒンジ28bと研磨機本体10側の一方のピンヒンジ3
0aとには、2つのリンク部材が連結されてなる開閉リ
ンク35aの両端がそれぞれ回動自在に連結されてい
る。この開閉リンク35aの連結部は後述するシリンダ
36aのロッドに回動自在に連結されている。これと同
様に、他方の連結部材27bの外側のピンヒンジ29b
と研磨機本体10側の一方のピンヒンジ30bとには、
2つのリンク部材が連結されてなる開閉リンク35bの
両端がそれぞれ回動自在に連結されている。この開閉リ
ンク35aの連結部は後述するシリンダ36bのロッド
に回動自在に連結されている。これらの構成により、各
回転ブラシ11,12が母板1の両面を研磨する際に、
母板本体1a(図5および図6も参照)の通過時と母板
1に取付けられたエッジプロテクター1c(図5および
図6も参照)の通過時に生じる、通過部材の厚さの相違
を、開閉パンタ31や一対の開閉リンク35a,35b
からなる開閉機構の開閉動作によって回転ブラシ11,
12間の間隔が自動的に変ることで、吸収するととも
に、母板1(通過部材)への押圧強度(研磨圧力)が一
定となるように調整される。
ヒンジ28bと研磨機本体10側の一方のピンヒンジ3
0aとには、2つのリンク部材が連結されてなる開閉リ
ンク35aの両端がそれぞれ回動自在に連結されてい
る。この開閉リンク35aの連結部は後述するシリンダ
36aのロッドに回動自在に連結されている。これと同
様に、他方の連結部材27bの外側のピンヒンジ29b
と研磨機本体10側の一方のピンヒンジ30bとには、
2つのリンク部材が連結されてなる開閉リンク35bの
両端がそれぞれ回動自在に連結されている。この開閉リ
ンク35aの連結部は後述するシリンダ36bのロッド
に回動自在に連結されている。これらの構成により、各
回転ブラシ11,12が母板1の両面を研磨する際に、
母板本体1a(図5および図6も参照)の通過時と母板
1に取付けられたエッジプロテクター1c(図5および
図6も参照)の通過時に生じる、通過部材の厚さの相違
を、開閉パンタ31や一対の開閉リンク35a,35b
からなる開閉機構の開閉動作によって回転ブラシ11,
12間の間隔が自動的に変ることで、吸収するととも
に、母板1(通過部材)への押圧強度(研磨圧力)が一
定となるように調整される。
【0019】各シリンダ(例えばエアシリンダ)36
a,36bは研磨機本体10側にそれぞれ固定され、そ
れぞれのロッドの伸長量を調節することにより、回転ブ
ラシ11,12間の間隔ひいては研磨圧を調整できると
ともに、非常時(装置停止時)には各ロッドを引込め
て、回転ブラシ11,12同士が互いに当らないよう
に、回転ブラシ11,12の間隔を大きくすることがで
きる。さらに、シリンダ36a,36bの各ロッドの伸
長量を調節して回転ブラシ11,12の強度(研磨圧
力)を適切に選択することにより、母板1を目的の荒さ
に精度良く研磨することが可能であり、したがって、電
着金属の剥離工程における、剥離不良等の問題を確実に
低減させることができるという利点がある。上記説明か
ら明らかなように、開閉パンタ31や一対の開閉リンク
35a,35b等により間隔可変機構が構成されてい
る。
a,36bは研磨機本体10側にそれぞれ固定され、そ
れぞれのロッドの伸長量を調節することにより、回転ブ
ラシ11,12間の間隔ひいては研磨圧を調整できると
ともに、非常時(装置停止時)には各ロッドを引込め
て、回転ブラシ11,12同士が互いに当らないよう
に、回転ブラシ11,12の間隔を大きくすることがで
きる。さらに、シリンダ36a,36bの各ロッドの伸
長量を調節して回転ブラシ11,12の強度(研磨圧
力)を適切に選択することにより、母板1を目的の荒さ
に精度良く研磨することが可能であり、したがって、電
着金属の剥離工程における、剥離不良等の問題を確実に
低減させることができるという利点がある。上記説明か
ら明らかなように、開閉パンタ31や一対の開閉リンク
35a,35b等により間隔可変機構が構成されてい
る。
【0020】次に、上述した金属電解用母板研磨機5を
備えた電着金属剥離設備について、図1を参照して説明
する。図1に示すように、符号2は、電解槽(銅電解
槽)より金属電解用母板を受け入れるための受け入れコ
ンベア(受け入れ部)2bと、後述する電着剥離後の金
属電解用母板を電解槽へ払い出すための払い出しコンベ
ア(払い出し部)2aとからなる母板搬送コンベアを示
している。符号4は金属電解用母板を洗浄するための温
水洗浄機(洗浄部)、符号6は金属電解用母板から電着
金属を剥離するための剥離機(剥離部)、符号5は上述
した本発明の金属電解用母板研磨機、符号3は研磨後の
母板を石鹸水に浸すための石鹸槽である。搬送ライン7
は、上記受け入れコンベア2b、洗浄部4、剥離部6、
金属電解用戊板研磨機5および石鹸槽3および払い出し
コンベア2aに、金属電解用母板を吊下げつつ順次搬送
させるための搬送手段(例えばトロリーチェーンから構
成されている)である。なお、搬送ライン7中の矢印は
母板が搬送される経路順を示している。
備えた電着金属剥離設備について、図1を参照して説明
する。図1に示すように、符号2は、電解槽(銅電解
槽)より金属電解用母板を受け入れるための受け入れコ
ンベア(受け入れ部)2bと、後述する電着剥離後の金
属電解用母板を電解槽へ払い出すための払い出しコンベ
ア(払い出し部)2aとからなる母板搬送コンベアを示
している。符号4は金属電解用母板を洗浄するための温
水洗浄機(洗浄部)、符号6は金属電解用母板から電着
金属を剥離するための剥離機(剥離部)、符号5は上述
した本発明の金属電解用母板研磨機、符号3は研磨後の
母板を石鹸水に浸すための石鹸槽である。搬送ライン7
は、上記受け入れコンベア2b、洗浄部4、剥離部6、
金属電解用戊板研磨機5および石鹸槽3および払い出し
コンベア2aに、金属電解用母板を吊下げつつ順次搬送
させるための搬送手段(例えばトロリーチェーンから構
成されている)である。なお、搬送ライン7中の矢印は
母板が搬送される経路順を示している。
【0021】次に、上述した電着金属剥離設備および金
属電解用母板研磨機のそれぞれの動作について説明す
る。先ず、図1に示すように、電解槽において所定の時
間電解鋳造されて銅が電着された母板1(図4参照)
は、受け入れコンベア2bに受け渡され、さらに、搬送
ライン(トロリーチェーン)7にフック8(図4参照)
を介して吊下げられる。勿論、母板1はエッジプロテク
ター1c(図5および図6も参照)を装着されたままで
ある。母板は搬送ライン7により先ず、温水洗浄機4を
通過して、洗浄される。この後、母板1は剥離機6へ移
送されて、電着金属(目的金属である銅)が剥離され、
さらに、金属電解用母板研磨機5へ搬送される。
属電解用母板研磨機のそれぞれの動作について説明す
る。先ず、図1に示すように、電解槽において所定の時
間電解鋳造されて銅が電着された母板1(図4参照)
は、受け入れコンベア2bに受け渡され、さらに、搬送
ライン(トロリーチェーン)7にフック8(図4参照)
を介して吊下げられる。勿論、母板1はエッジプロテク
ター1c(図5および図6も参照)を装着されたままで
ある。母板は搬送ライン7により先ず、温水洗浄機4を
通過して、洗浄される。この後、母板1は剥離機6へ移
送されて、電着金属(目的金属である銅)が剥離され、
さらに、金属電解用母板研磨機5へ搬送される。
【0022】金属電解用母板研磨機5においては、図2
乃至図4に示すように、矢印X方向(母板1の面方向と
平行は方向)から搬送されてくる母板1は、矢印B,C
にそれぞれ回転する一対の回転ブラシ11,12間に挿
入されて、この際に、その両面が回転ブラシ11,12
により同時に均一に研磨される。このように、母板1を
エッジプロテクター1cを装着したままオンラインで機
械研磨する。なお、回転ブラシ11,12の長さは、エ
ッジプロテクター1cの無駄な損耗を阻止する観点か
ら、エッジプロテクター1cに干渉しないように設定す
ることが好ましいが、これに限られない。この場合に
は、各回転ブラシ11,12が母板1の両面を同時に研
磨する際に、上記開閉機構の開閉動作によって上下一対
のスイングアーム13a,13b、スイングアーム14
a(下方のスイングアームは不図示)が矢印Aで示しよ
うに回動し、回転ブラシ11,12間の間隔が自動的に
変る。これにより、母板本体1aの通過時と母板1に取
付けられたエッジプロテクター1cの通過時に生じる通
過部材の厚さの相違を、吸収するとともに、母板1(通
過部材)への押圧強度(研磨圧力)が一定となるように
調整される。この際、シリンダ36a,36bの弾性作
用によりそれらの各ロッドは軸方向に若干量移動する。
乃至図4に示すように、矢印X方向(母板1の面方向と
平行は方向)から搬送されてくる母板1は、矢印B,C
にそれぞれ回転する一対の回転ブラシ11,12間に挿
入されて、この際に、その両面が回転ブラシ11,12
により同時に均一に研磨される。このように、母板1を
エッジプロテクター1cを装着したままオンラインで機
械研磨する。なお、回転ブラシ11,12の長さは、エ
ッジプロテクター1cの無駄な損耗を阻止する観点か
ら、エッジプロテクター1cに干渉しないように設定す
ることが好ましいが、これに限られない。この場合に
は、各回転ブラシ11,12が母板1の両面を同時に研
磨する際に、上記開閉機構の開閉動作によって上下一対
のスイングアーム13a,13b、スイングアーム14
a(下方のスイングアームは不図示)が矢印Aで示しよ
うに回動し、回転ブラシ11,12間の間隔が自動的に
変る。これにより、母板本体1aの通過時と母板1に取
付けられたエッジプロテクター1cの通過時に生じる通
過部材の厚さの相違を、吸収するとともに、母板1(通
過部材)への押圧強度(研磨圧力)が一定となるように
調整される。この際、シリンダ36a,36bの弾性作
用によりそれらの各ロッドは軸方向に若干量移動する。
【0023】研磨後の母板1は、搬送ライン7により石
鹸槽3へ移送されて、剥離助剤の石鹸液が塗布された
後、払い出しコンベア2aに受け渡され、再び、電解槽
へ移送されて、電解が行われる。なお、上記記述では、
1枚の母板を例に挙げて研磨動作を説明したが、搬送ラ
イン7上を複数の母板が連続して搬送されることは、言
うまでもない。
鹸槽3へ移送されて、剥離助剤の石鹸液が塗布された
後、払い出しコンベア2aに受け渡され、再び、電解槽
へ移送されて、電解が行われる。なお、上記記述では、
1枚の母板を例に挙げて研磨動作を説明したが、搬送ラ
イン7上を複数の母板が連続して搬送されることは、言
うまでもない。
【0024】本実施例においては、回転ブラシ11,1
2はそれぞれ、可動フレームとしての上下一対のスイン
グアーム13a,13b、スイングアーム14a(下方
のスイングアームは不図示)に取付けられているため、
母板1の本体1aとエッジプロテクター1cの厚みの差
も吸収することができるので、エッジプロテクター1c
を装着したままオンラインで研磨することができる。ま
た、一対の回転ブラシ11,12は同調機構をもち、押
圧力(研磨圧)も調整可能なので、母板1の裏表両面を
同じ研磨圧で、かつ自由に選択した研磨圧で研磨でき
る。また、電着金属の剥離の都度、毎回研磨を実施する
ことにより、エッジプロテクター1cに機械的損傷を与
えない範囲まで研磨強度を弱く実施することが可能とな
る上、研磨の効果をオフライン研磨の場合以上に向上さ
せることができる。すなわち、従来の人手もしくはオフ
ラインによる機械研磨では、研磨枚数が限定されるた
め、研磨の強度は強くなければならないが、本実施例の
ようなオンライン機械研磨では、電着金属剥離後の母材
の全数を研磨するため、研磨の強度をはるかに弱く設定
して研磨を実施することが可能である。さらに、母板1
の余分なハンドリングが不要となる他、設備全体をコン
パクトにすることができる。そして、研磨作業の労力を
軽減することができ、また、研磨の際に発生する粉塵に
ついては、局所排気を行うことで、研磨機から発生する
粉塵の影響を未然に防止することができる。
2はそれぞれ、可動フレームとしての上下一対のスイン
グアーム13a,13b、スイングアーム14a(下方
のスイングアームは不図示)に取付けられているため、
母板1の本体1aとエッジプロテクター1cの厚みの差
も吸収することができるので、エッジプロテクター1c
を装着したままオンラインで研磨することができる。ま
た、一対の回転ブラシ11,12は同調機構をもち、押
圧力(研磨圧)も調整可能なので、母板1の裏表両面を
同じ研磨圧で、かつ自由に選択した研磨圧で研磨でき
る。また、電着金属の剥離の都度、毎回研磨を実施する
ことにより、エッジプロテクター1cに機械的損傷を与
えない範囲まで研磨強度を弱く実施することが可能とな
る上、研磨の効果をオフライン研磨の場合以上に向上さ
せることができる。すなわち、従来の人手もしくはオフ
ラインによる機械研磨では、研磨枚数が限定されるた
め、研磨の強度は強くなければならないが、本実施例の
ようなオンライン機械研磨では、電着金属剥離後の母材
の全数を研磨するため、研磨の強度をはるかに弱く設定
して研磨を実施することが可能である。さらに、母板1
の余分なハンドリングが不要となる他、設備全体をコン
パクトにすることができる。そして、研磨作業の労力を
軽減することができ、また、研磨の際に発生する粉塵に
ついては、局所排気を行うことで、研磨機から発生する
粉塵の影響を未然に防止することができる。
【0025】上記実施例においては、研磨部材として、
一対の回転ブラシ(砥粒入り研磨ブラシ)11,12を
用いているが、これに限らず、研磨材を含有した一対の
スポンジ等を用いてもよい。もちろん、一対の回転ブラ
シ11,12を複数組設けて研磨効率を上げてもよい。
また、ブラシ退避機構のシリンダ36a,36bはエア
シリンダに限らず、油圧シリンダや電動シリンダを用い
てもよい。
一対の回転ブラシ(砥粒入り研磨ブラシ)11,12を
用いているが、これに限らず、研磨材を含有した一対の
スポンジ等を用いてもよい。もちろん、一対の回転ブラ
シ11,12を複数組設けて研磨効率を上げてもよい。
また、ブラシ退避機構のシリンダ36a,36bはエア
シリンダに限らず、油圧シリンダや電動シリンダを用い
てもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりに構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。請
求項1に記載の発明は、研磨むらを減少させることがで
きる。これにより、母板の表面を適切に仕上げることが
できるとともに、母板からの電着金属の隔離工程におけ
る問題を減少させることができる。さらに、各機構によ
って母板を自動的に研磨することが可能なので、作業者
への粉塵の影響を未然に防止することができ、作業の安
全確保が容易であるという効果がある。エッジプロテク
ターの有無に係わらず、母板を研磨することができるの
で、研磨作業を効率的に行うことができる。研磨効果が
安定し、剥離状況により研磨強度を調整することが容易
である。銅電解における種板電解に本発明を適用する
と、種板性状が安定することにより、カソードの平面性
が安定し、コマーシャル電解の電流効率および電気銅品
質が向上する。母板研磨を人手で行う場合と比較する
と、機械化によるコストダウンが実現する他、振動障害
等の職業病を防止することができる。請求項2に記載の
発明は、一対の研磨部材として、例えば市販品の砥粒入
り研磨ブラシを用いることにより、コストが嵩まない上
に、その回転駆動機構としても安価なモータを用いるこ
とができる。請求項3に記載の発明は、研磨中に母板の
厚さの差を吸収できるとともに、研磨圧を一定に保持で
きる。請求項4に記載の発明は、金属電解用母板研磨機
を電着金属剥離設備の所定の場所に設置することによ
り、研磨の自動化は勿論のこと、設備が大型化しない。
また、剥離の都度、毎回研磨を行うことにより、エッジ
プロテクターに機械的損傷を与えない範囲まで研磨強度
を弱く設定して研磨を実施することが可能となり、研磨
の効果をオフライン研磨の場合以上に向上させることが
できる。しかも、設置スペースを殆ど必要とせず、オフ
ライン研磨よりも安価かつ簡便な機械化が実現する。請
求項5に記載の発明は、前記研磨機と前記払い出し部と
の間に、金属電解用母板を浸すための石鹸槽を設けるこ
とにより、研磨後の金属電解用母板の表面に剥離助剤と
しての石鹸液を塗布してその機能を発揮させることがで
きる。
れているので、以下に記載するような効果を奏する。請
求項1に記載の発明は、研磨むらを減少させることがで
きる。これにより、母板の表面を適切に仕上げることが
できるとともに、母板からの電着金属の隔離工程におけ
る問題を減少させることができる。さらに、各機構によ
って母板を自動的に研磨することが可能なので、作業者
への粉塵の影響を未然に防止することができ、作業の安
全確保が容易であるという効果がある。エッジプロテク
ターの有無に係わらず、母板を研磨することができるの
で、研磨作業を効率的に行うことができる。研磨効果が
安定し、剥離状況により研磨強度を調整することが容易
である。銅電解における種板電解に本発明を適用する
と、種板性状が安定することにより、カソードの平面性
が安定し、コマーシャル電解の電流効率および電気銅品
質が向上する。母板研磨を人手で行う場合と比較する
と、機械化によるコストダウンが実現する他、振動障害
等の職業病を防止することができる。請求項2に記載の
発明は、一対の研磨部材として、例えば市販品の砥粒入
り研磨ブラシを用いることにより、コストが嵩まない上
に、その回転駆動機構としても安価なモータを用いるこ
とができる。請求項3に記載の発明は、研磨中に母板の
厚さの差を吸収できるとともに、研磨圧を一定に保持で
きる。請求項4に記載の発明は、金属電解用母板研磨機
を電着金属剥離設備の所定の場所に設置することによ
り、研磨の自動化は勿論のこと、設備が大型化しない。
また、剥離の都度、毎回研磨を行うことにより、エッジ
プロテクターに機械的損傷を与えない範囲まで研磨強度
を弱く設定して研磨を実施することが可能となり、研磨
の効果をオフライン研磨の場合以上に向上させることが
できる。しかも、設置スペースを殆ど必要とせず、オフ
ライン研磨よりも安価かつ簡便な機械化が実現する。請
求項5に記載の発明は、前記研磨機と前記払い出し部と
の間に、金属電解用母板を浸すための石鹸槽を設けるこ
とにより、研磨後の金属電解用母板の表面に剥離助剤と
しての石鹸液を塗布してその機能を発揮させることがで
きる。
【図1】本発明の金属電解用母板の電着金属剥離設備の
一例の概略平面図である。
一例の概略平面図である。
【図2】本発明の金属電解用母板研磨機の一実施例の側
面図である。
面図である。
【図3】図2の平面図(上面図)である。
【図4】図2の右側面図である。
【図5】本発明の一実施例に用いる金属電解用母板の平
面図である。
面図である。
【図6】図5の下端部の側面図である。
1 金属電解用母板 1a 本体 1b クロスバー 1c エッジプロテクター 2 母板搬送コンベア 2a 払い出しコンベア(払い出し部) 2b 受け入れコンベア(受け入れ部) 3 石鹸槽 4 温水洗浄機(洗浄部) 5 金属電解用母板研磨機 6 剥離機(剥離部) 7 搬送ライン(例えばトロリーチェーン等の搬送手
段) 8 フック 9a 軸部 10 研磨機本体(装置フレーム) 11,12 回転ブラシ(研磨部材) 13a,13b,14a スイングアーム 15a,15b,16a ベアリング 17a,17b 支軸 18a,18b,19a,19b ベアリング 20a,20b,21a ピンブロック 22,23 モータ 24a,24b,25a,25b プーリ 26a,26b ベルト 27a,27b 連結部材(溝型鋼) 28a,28b,29a,29b,30a,30b ピ
ンヒンジ 31 開閉パンタ 32 カムフォロワ 33 ガイド溝 34 ガイド部材 35a,35b 開閉リンク 36a,36b シリンダ
段) 8 フック 9a 軸部 10 研磨機本体(装置フレーム) 11,12 回転ブラシ(研磨部材) 13a,13b,14a スイングアーム 15a,15b,16a ベアリング 17a,17b 支軸 18a,18b,19a,19b ベアリング 20a,20b,21a ピンブロック 22,23 モータ 24a,24b,25a,25b プーリ 26a,26b ベルト 27a,27b 連結部材(溝型鋼) 28a,28b,29a,29b,30a,30b ピ
ンヒンジ 31 開閉パンタ 32 カムフォロワ 33 ガイド溝 34 ガイド部材 35a,35b 開閉リンク 36a,36b シリンダ
Claims (5)
- 【請求項1】 研磨機本体と、 前記研磨機本体にそれぞれ支持された、搬送手段により
吊下げられつつ搬送されてくる金属電解用母板が通過可
能な間隔をおいて対向配置され、かつ金属電解用母板の
両面をそれぞれ押圧して研磨するための少なくとも一対
の研磨部材と、を備えていることを特徴とする金属電解
用母板研磨機。 - 【請求項2】 前記一対の研磨部材は、前記研磨機本体
に回転自在に支持された一対の砥粒入り研磨ブラシから
なり、前記一対の砥粒入り研磨ブラシを同期して回転さ
せるための回転駆動機構を備えている請求項1に記載の
金属電解用母板研磨機。 - 【請求項3】 前記一対の砥粒入り研磨ブラシを、その
間隔が可変自在なように前記研磨機本体に支持するため
の間隔可変機構を備えている請求項2に記載の金属電解
用母板研磨機。 - 【請求項4】 電解槽より金属電解用母板を受け入れる
ための受け入れ部と、金属電解用母板を洗浄するための
洗浄部と、金属電解用母板から電着金属を剥離するため
の剥離部と、前記剥離後の金属電解用母板を電解槽へ払
い出すための払い出し部と、前記受け入れ部、前記洗浄
部、前記剥離部および前記払い出し部に、金属電解用母
板を吊下げつつ順次搬送させるための搬送手段とを備え
た電着金属剥離設備において、 前記剥離部と前記払い出し部との間に、前記剥離後の金
属電解用母板を研磨するための、請求項1乃至請求項3
のいずれか1項に記載の金属電解用母板研磨機が設けら
れていることを特徴とする電着金属剥離設備。 - 【請求項5】 前記金属電解用母板研磨機と前記払い出
し部との間に、研磨後の金属電解用母板を浸すための石
鹸槽が設けられている請求項4に記載の電着金属剥離設
備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7215195A JPH08257883A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 金属電解用母板研磨機および該金属電解用母板研磨機を備えた電着金属剥離設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7215195A JPH08257883A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 金属電解用母板研磨機および該金属電解用母板研磨機を備えた電着金属剥離設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08257883A true JPH08257883A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13480979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7215195A Pending JPH08257883A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 金属電解用母板研磨機および該金属電解用母板研磨機を備えた電着金属剥離設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08257883A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030012333A (ko) * | 2001-07-31 | 2003-02-12 | 오일광 | 각종 이형단면을 가진 제품의 표면 자동연마장치 |
| KR100829140B1 (ko) * | 2007-12-10 | 2008-05-13 | 유한회사 한스틸 | 철재 사각파이프용 녹 제거장치 |
| JP2013019018A (ja) * | 2011-07-11 | 2013-01-31 | Mesco Inc | 電極板のハンガーバー研磨装置、および、電極板のハンガーバー研磨装置を備えた電極板搬送装置 |
| CN103182670A (zh) * | 2013-04-08 | 2013-07-03 | 江西瑞林装备有限公司 | 金属抛光用砂带打磨机 |
| CN108746239A (zh) * | 2018-05-20 | 2018-11-06 | 苏州沃森优金电子科技有限公司 | 一种钣金的压实打磨装置 |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP7215195A patent/JPH08257883A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030012333A (ko) * | 2001-07-31 | 2003-02-12 | 오일광 | 각종 이형단면을 가진 제품의 표면 자동연마장치 |
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| CN103182670A (zh) * | 2013-04-08 | 2013-07-03 | 江西瑞林装备有限公司 | 金属抛光用砂带打磨机 |
| CN103182670B (zh) * | 2013-04-08 | 2015-04-22 | 江西瑞林装备有限公司 | 金属抛光用砂带打磨机 |
| CN108746239A (zh) * | 2018-05-20 | 2018-11-06 | 苏州沃森优金电子科技有限公司 | 一种钣金的压实打磨装置 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010710 |