JPH08258165A - 管状体とその製造方法 - Google Patents
管状体とその製造方法Info
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- JPH08258165A JPH08258165A JP7093021A JP9302195A JPH08258165A JP H08258165 A JPH08258165 A JP H08258165A JP 7093021 A JP7093021 A JP 7093021A JP 9302195 A JP9302195 A JP 9302195A JP H08258165 A JPH08258165 A JP H08258165A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tubular body
- prepreg
- reinforcing layer
- layer
- synthetic resin
- Prior art date
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- Golf Clubs (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量化を損なうこと無く、高強度で耐久性に
優れた管状体と管状体の製造方法を提供する。 【構成】 高強度繊維に合成樹脂を含浸したプリプレグ
を巻回して、高強度繊維が主として略軸長方向に指向し
た本体層14の内周側に、高強度繊維が主として略円周
方向に指向し、前記本体層よりも薄い補強層16を形成
した管状体において、該プリプレグによって形成された
補強層の最内側表面の更に内側に、熱硬化性や熱可塑性
の合成樹脂を主体とする極薄の被膜18を該補強層16
と一体的に加熱成形するよう構成する。
優れた管状体と管状体の製造方法を提供する。 【構成】 高強度繊維に合成樹脂を含浸したプリプレグ
を巻回して、高強度繊維が主として略軸長方向に指向し
た本体層14の内周側に、高強度繊維が主として略円周
方向に指向し、前記本体層よりも薄い補強層16を形成
した管状体において、該プリプレグによって形成された
補強層の最内側表面の更に内側に、熱硬化性や熱可塑性
の合成樹脂を主体とする極薄の被膜18を該補強層16
と一体的に加熱成形するよう構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高強度繊維に合成樹脂を
含浸したプリプレグによって形成した管状体に関する。
従って、釣竿の竿管やゴルフクラブのシャフト等に利用
できる。
含浸したプリプレグによって形成した管状体に関する。
従って、釣竿の竿管やゴルフクラブのシャフト等に利用
できる。
【0002】
【従来の技術】従来から釣竿の最内層に補強層を形成す
ることが知られている。例えば、実公平2−16628
号公報には、最内層に繊維方向が周方向になるよう引揃
えた繊維シートを巻回した補強層を形成した釣竿が開示
されており、実開平6−7923号公報には、合成樹脂
の量を少なくした積層体において、最内層に繊維方向が
周方向に指向した補強層を形成した構造が開示されてい
る。これらの管状体は、通常、芯金にプリプレグシート
を巻回して外側から緊締テープ等によって加圧し、加熱
硬化後に芯金を引き抜いて形成するのである。
ることが知られている。例えば、実公平2−16628
号公報には、最内層に繊維方向が周方向になるよう引揃
えた繊維シートを巻回した補強層を形成した釣竿が開示
されており、実開平6−7923号公報には、合成樹脂
の量を少なくした積層体において、最内層に繊維方向が
周方向に指向した補強層を形成した構造が開示されてい
る。これらの管状体は、通常、芯金にプリプレグシート
を巻回して外側から緊締テープ等によって加圧し、加熱
硬化後に芯金を引き抜いて形成するのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、この芯金
を引き抜く際、管状体内面には芯金表面から強い摩擦力
が付与されるが、接触している最内層が芯金表面の微細
な凹凸や傷に擦られ、最内層表面部分の補強繊維が損傷
したり、切断されたりして管状体の補強効果を低減させ
る。特に、プリプレグの合成樹脂含浸量が少ないと、こ
の傾向は著しく、強度低下したり、長期間の使用で補強
繊維の傷が拡大して繊維の破断が最内層内に進行して管
状体の破損に至る場合がある。
を引き抜く際、管状体内面には芯金表面から強い摩擦力
が付与されるが、接触している最内層が芯金表面の微細
な凹凸や傷に擦られ、最内層表面部分の補強繊維が損傷
したり、切断されたりして管状体の補強効果を低減させ
る。特に、プリプレグの合成樹脂含浸量が少ないと、こ
の傾向は著しく、強度低下したり、長期間の使用で補強
繊維の傷が拡大して繊維の破断が最内層内に進行して管
状体の破損に至る場合がある。
【0004】依って本発明は、軽量化を損なうこと無
く、高強度で耐久性に優れた管状体と管状体の製造方法
の提供を目的とする。
く、高強度で耐久性に優れた管状体と管状体の製造方法
の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本発明
は、高強度繊維に合成樹脂を含浸したプリプレグを巻回
して、高強度繊維が主として略軸長方向に指向した本体
層の内周側に、高強度繊維が主として略円周方向に指向
し、前記本体層よりも薄い補強層を形成した管状体にお
いて、該プリプレグによって形成された補強層の最内側
表面の更に内側に、熱硬化性や熱可塑性の合成樹脂を主
体とする極薄の被膜を該補強層と一体的に加熱成形した
ことを特徴とする管状体を提供する。
は、高強度繊維に合成樹脂を含浸したプリプレグを巻回
して、高強度繊維が主として略軸長方向に指向した本体
層の内周側に、高強度繊維が主として略円周方向に指向
し、前記本体層よりも薄い補強層を形成した管状体にお
いて、該プリプレグによって形成された補強層の最内側
表面の更に内側に、熱硬化性や熱可塑性の合成樹脂を主
体とする極薄の被膜を該補強層と一体的に加熱成形した
ことを特徴とする管状体を提供する。
【0006】また、芯金に離型剤を塗布し、該離型剤の
上から熱硬化性合成樹脂を主体とする材料を被覆して硬
化又は半硬化の極薄の被膜を形成し、該被膜の外側に高
強度繊維に合成樹脂を含浸したプリプレグを巻回し、該
プリプレグの外側から加圧部材で加圧すると共に加熱硬
化させ、前記加圧部材を除去すると共に、芯金を引き抜
くことを特徴とする管状体の製造方法を提供する。
上から熱硬化性合成樹脂を主体とする材料を被覆して硬
化又は半硬化の極薄の被膜を形成し、該被膜の外側に高
強度繊維に合成樹脂を含浸したプリプレグを巻回し、該
プリプレグの外側から加圧部材で加圧すると共に加熱硬
化させ、前記加圧部材を除去すると共に、芯金を引き抜
くことを特徴とする管状体の製造方法を提供する。
【0007】
【作用】高強度繊維が主として略円周方向に指向した薄
い補強層の最内側表面の更に内側に極薄の被膜を一体的
に形成したので、前記補強層の高強度繊維が芯金に直接
接触することが防止され、芯金引き抜き方向が補強層の
円周方向に指向した高強度繊維を横断する方向である
が、被膜の存在により高強度繊維を横断する方向に傷付
いたり切断されないので、薄い補強層の補強作用を低減
させることが防止され、高強度な管状体となり、長期間
使用しても高強度繊維の傷拡大等がなく、耐久性に優れ
る。また、内側に被膜が存在するため、内側に釣糸や小
径管や部品等の異部材が当っても、高強度繊維を被膜で
保護できるため、耐久性がある。更には、この被膜は極
薄のため、軽量化を損なわない。
い補強層の最内側表面の更に内側に極薄の被膜を一体的
に形成したので、前記補強層の高強度繊維が芯金に直接
接触することが防止され、芯金引き抜き方向が補強層の
円周方向に指向した高強度繊維を横断する方向である
が、被膜の存在により高強度繊維を横断する方向に傷付
いたり切断されないので、薄い補強層の補強作用を低減
させることが防止され、高強度な管状体となり、長期間
使用しても高強度繊維の傷拡大等がなく、耐久性に優れ
る。また、内側に被膜が存在するため、内側に釣糸や小
径管や部品等の異部材が当っても、高強度繊維を被膜で
保護できるため、耐久性がある。更には、この被膜は極
薄のため、軽量化を損なわない。
【0008】方法では、先に硬化や半硬化状の被膜を形
成するため、巻回したプリプレグと芯金との間にこの被
膜が存在しており、加熱成形後に芯金を引き抜いても、
プリプレグの高強度繊維は芯金表面の微細な凹凸によっ
て損傷することが防止され、軽量で高強度な耐久性のあ
る管状体が簡便に製造できる。
成するため、巻回したプリプレグと芯金との間にこの被
膜が存在しており、加熱成形後に芯金を引き抜いても、
プリプレグの高強度繊維は芯金表面の微細な凹凸によっ
て損傷することが防止され、軽量で高強度な耐久性のあ
る管状体が簡便に製造できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
き、更に詳細に説明する。図1は本発明に係る管状体の
部分破断図を示し、図2はそのA部を拡大図示してお
り、図3はB部を拡大図示している。管状体10は高強
度繊維に合成樹脂を含浸させたプリプレグによって形成
された厚さの厚い中間層(本体層)14の外側表面と内
側表面に、夫々厚さの薄い外側補強層12と内側補強層
16が配設されており、更に、この内側補強層16の内
側には極薄の熱硬化性合成樹脂の被膜層18が形成され
ている。中間層14の高強度繊維は大部分が長手方向に
指向しており、補強層12,16では大部分が円周方向
に指向している。
き、更に詳細に説明する。図1は本発明に係る管状体の
部分破断図を示し、図2はそのA部を拡大図示してお
り、図3はB部を拡大図示している。管状体10は高強
度繊維に合成樹脂を含浸させたプリプレグによって形成
された厚さの厚い中間層(本体層)14の外側表面と内
側表面に、夫々厚さの薄い外側補強層12と内側補強層
16が配設されており、更に、この内側補強層16の内
側には極薄の熱硬化性合成樹脂の被膜層18が形成され
ている。中間層14の高強度繊維は大部分が長手方向に
指向しており、補強層12,16では大部分が円周方向
に指向している。
【0010】この管状体10の製造方法を図4を用いて
説明する。芯金20はテーパが3/1000程度以下の
緩テーパ状かストレートであって、金属等の硬質材料で
形成されている。この芯金20の表面に離型剤を塗布す
る。離型剤としてはフッ素系樹脂やシリコン系樹脂等が
用いられる。その上に熱硬化性合成樹脂を極薄に塗布す
る。この実施例ではエポキシ樹脂を吹付け器22によっ
てコーティングする(a)。
説明する。芯金20はテーパが3/1000程度以下の
緩テーパ状かストレートであって、金属等の硬質材料で
形成されている。この芯金20の表面に離型剤を塗布す
る。離型剤としてはフッ素系樹脂やシリコン系樹脂等が
用いられる。その上に熱硬化性合成樹脂を極薄に塗布す
る。この実施例ではエポキシ樹脂を吹付け器22によっ
てコーティングする(a)。
【0011】その後加熱してエポキシ樹脂被膜を硬化、
又は半硬化させる。この後図4の(b)以下に示すよう
にプリプレグの巻回作業等を行い、管状体を成形する。
この際、(半)硬化状のエポキシ樹脂被膜とプリプレグ
との接着性が不足する場合は、この被膜の上に更に粘性
のあるエポキシ樹脂をコーティングすればよい。
又は半硬化させる。この後図4の(b)以下に示すよう
にプリプレグの巻回作業等を行い、管状体を成形する。
この際、(半)硬化状のエポキシ樹脂被膜とプリプレグ
との接着性が不足する場合は、この被膜の上に更に粘性
のあるエポキシ樹脂をコーティングすればよい。
【0012】カーボン繊維、ガラス繊維、アルミナ繊
維、アラミド繊維等の高強度繊維にエポキシ樹脂、フェ
ノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性合成
樹脂を含浸したプリプレグを用いて管状体を形成する。
この実施例ではカーボン繊維とエポキシ樹脂を使用す
る。プリプレグP1は内側に繊維方向が円周方向に指向
する引揃えシート16Aを配設し、外側に長手方向に指
向する引揃えシート14Aを配設している。また、先端
部の引揃えシート16Aの内側には、管状体の端部補強
のためにスクリムシートに円周方向に指向した引揃えシ
ートを重ねた小シート24を配設している(b)。この
プリプレグP1を巻回後に、内側に長手方向に指向した
引揃えシート14Bを配設し、外側に円周方向に指向し
た引揃えシート12Aを配設し、更にはその外側の縁部
に管状体の端部補強に供した織布状小シート26を配設
したプリプレグP2を巻回する(c)。
維、アラミド繊維等の高強度繊維にエポキシ樹脂、フェ
ノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性合成
樹脂を含浸したプリプレグを用いて管状体を形成する。
この実施例ではカーボン繊維とエポキシ樹脂を使用す
る。プリプレグP1は内側に繊維方向が円周方向に指向
する引揃えシート16Aを配設し、外側に長手方向に指
向する引揃えシート14Aを配設している。また、先端
部の引揃えシート16Aの内側には、管状体の端部補強
のためにスクリムシートに円周方向に指向した引揃えシ
ートを重ねた小シート24を配設している(b)。この
プリプレグP1を巻回後に、内側に長手方向に指向した
引揃えシート14Bを配設し、外側に円周方向に指向し
た引揃えシート12Aを配設し、更にはその外側の縁部
に管状体の端部補強に供した織布状小シート26を配設
したプリプレグP2を巻回する(c)。
【0013】最後に緊締テープ28によって締付け加圧
し(d)、加熱硬化させる。この緊締テープの代りに外
型によって加圧してもよい。成形後に緊締テープ28を
除去し、芯金20を抜き取り、所望の長さ寸法等に加工
し、更に、外周面に装飾や保護のため、塗装や印刷を行
うこともできる。上記プリプレグP1,P2の巻回作業
は、この実施例に限るものではなく、プリプレグの枚数
や繊維方向の組合せ等は任意である。
し(d)、加熱硬化させる。この緊締テープの代りに外
型によって加圧してもよい。成形後に緊締テープ28を
除去し、芯金20を抜き取り、所望の長さ寸法等に加工
し、更に、外周面に装飾や保護のため、塗装や印刷を行
うこともできる。上記プリプレグP1,P2の巻回作業
は、この実施例に限るものではなく、プリプレグの枚数
や繊維方向の組合せ等は任意である。
【0014】こうして形成された管状体10の内部側は
図3に示すように、内側補強層16の円周方向に指向し
た高強度繊維を保護するように熱硬化性合成樹脂被膜層
18が形成されているが、図4を用いて説明したことか
ら分るように芯金20の表面に接触していた被膜層18
の内側表面は、芯金の引き抜きの際に芯金表面の微細な
凹凸によって擦り傷を受けて微細な凹凸部18Aが生じ
ている。然しながら、補強層16の高強度繊維はこの被
膜層18によって保護され、損傷することが防止され、
高強度で耐久性に優れた管状体10が提供できる。ま
た、補強層16の厚さは50ミクロン以下、好ましくは
30ミクロン以下の薄肉厚とし、また、樹脂量の重量比
率は50%以下であり、本体層と同程度の低樹脂量比率
にすることが軽量化のために好ましい。
図3に示すように、内側補強層16の円周方向に指向し
た高強度繊維を保護するように熱硬化性合成樹脂被膜層
18が形成されているが、図4を用いて説明したことか
ら分るように芯金20の表面に接触していた被膜層18
の内側表面は、芯金の引き抜きの際に芯金表面の微細な
凹凸によって擦り傷を受けて微細な凹凸部18Aが生じ
ている。然しながら、補強層16の高強度繊維はこの被
膜層18によって保護され、損傷することが防止され、
高強度で耐久性に優れた管状体10が提供できる。ま
た、補強層16の厚さは50ミクロン以下、好ましくは
30ミクロン以下の薄肉厚とし、また、樹脂量の重量比
率は50%以下であり、本体層と同程度の低樹脂量比率
にすることが軽量化のために好ましい。
【0015】上記極薄の被膜層18は、芯金20の表面
の凹凸よりも厚く、補強層16の最内側の高強度繊維の
平均直径程度以下の厚さにする。従って、通常10ミク
ロン程度以下の厚さとなり、芯金20の引き抜き時に表
面凹凸によって高強度繊維を擦らないで済む範囲の可及
的に薄い肉厚である。従って、管状体10の重量増加は
殆ど無く、軽量化に反しないで高強度繊維の保護が達成
される。この被膜層18は、プリプレグに使用したエポ
キシ樹脂と同一系統のエポキシ樹脂で形成しているた
め、密着性が高く、芯金引き抜き時や使用環境中での温
度変化による剥離や強度低下が生じ難い。その他、プリ
プレグがポリエステル系の樹脂を使用していれば、この
被膜層18も同一系統のポリエステル系樹脂とするよう
に、同一系統樹脂で形成すれば密着性が高い。
の凹凸よりも厚く、補強層16の最内側の高強度繊維の
平均直径程度以下の厚さにする。従って、通常10ミク
ロン程度以下の厚さとなり、芯金20の引き抜き時に表
面凹凸によって高強度繊維を擦らないで済む範囲の可及
的に薄い肉厚である。従って、管状体10の重量増加は
殆ど無く、軽量化に反しないで高強度繊維の保護が達成
される。この被膜層18は、プリプレグに使用したエポ
キシ樹脂と同一系統のエポキシ樹脂で形成しているた
め、密着性が高く、芯金引き抜き時や使用環境中での温
度変化による剥離や強度低下が生じ難い。その他、プリ
プレグがポリエステル系の樹脂を使用していれば、この
被膜層18も同一系統のポリエステル系樹脂とするよう
に、同一系統樹脂で形成すれば密着性が高い。
【0016】上記実施例の被膜層18はエポキシ樹脂で
あるが、こうした熱硬化性合成樹脂の他、熱可塑性樹脂
の層としてもよく、これらの中に、例えば粒子や短繊維
を混入してもよい。これらの粒子や短繊維には補強層1
6の高強度繊維よりも小径の粒子や短繊維を使用すれ
ば、また高強度繊維よりも軟質の材料を使用すれば、引
き抜き時にこれらの混入粒子や短繊維によって補強層の
高強度繊維が傷ついたり押圧されて曲げられる等の影響
を防止できる。
あるが、こうした熱硬化性合成樹脂の他、熱可塑性樹脂
の層としてもよく、これらの中に、例えば粒子や短繊維
を混入してもよい。これらの粒子や短繊維には補強層1
6の高強度繊維よりも小径の粒子や短繊維を使用すれ
ば、また高強度繊維よりも軟質の材料を使用すれば、引
き抜き時にこれらの混入粒子や短繊維によって補強層の
高強度繊維が傷ついたり押圧されて曲げられる等の影響
を防止できる。
【0017】混入粒子としては、発泡性の粒子、中空状
粒子、その他の合成樹脂粒子が使用でき、発泡性や中空
では軽量化に寄与する。また、傷つけ防止の観点から略
球状が好ましいが、セラミックス粒子とすれば管状体の
耐摩耗性が向上する。その他タルク(滑石)粒子、テフ
ロン粒子、シリコン粒子にすれば、滑り性が向上し、芯
金の引き抜き時にも引き抜き性が向上する。粒子は偏平
な材料を使用すれば、加圧成形時に加圧されて幅広面が
長手方向に沿って並べられるように揃えられ、被膜層の
厚さは薄く形成できる。
粒子、その他の合成樹脂粒子が使用でき、発泡性や中空
では軽量化に寄与する。また、傷つけ防止の観点から略
球状が好ましいが、セラミックス粒子とすれば管状体の
耐摩耗性が向上する。その他タルク(滑石)粒子、テフ
ロン粒子、シリコン粒子にすれば、滑り性が向上し、芯
金の引き抜き時にも引き抜き性が向上する。粒子は偏平
な材料を使用すれば、加圧成形時に加圧されて幅広面が
長手方向に沿って並べられるように揃えられ、被膜層の
厚さは薄く形成できる。
【0018】更には、短繊維はウィスカーでもよいが高
強度繊維である必要はない。ウィスカー混入の場合は耐
摩耗性が向上する。粒子や短繊維の混入割合は、体積比
で50%以下であり、通常35%以下でよい。樹脂量を
多くすることで補強層16の高強度繊維への影響を低下
させることができる。このように粒子や短繊維を混入す
れば、プリプレグの加熱の際に被膜層対応部が硬化して
いなくても被膜層対応部の樹脂流動が押えられ、層状に
保持され、また、成形中に補強層16の高強度繊維が芯
金に接触することが防止できる。
強度繊維である必要はない。ウィスカー混入の場合は耐
摩耗性が向上する。粒子や短繊維の混入割合は、体積比
で50%以下であり、通常35%以下でよい。樹脂量を
多くすることで補強層16の高強度繊維への影響を低下
させることができる。このように粒子や短繊維を混入す
れば、プリプレグの加熱の際に被膜層対応部が硬化して
いなくても被膜層対応部の樹脂流動が押えられ、層状に
保持され、また、成形中に補強層16の高強度繊維が芯
金に接触することが防止できる。
【0019】上記極薄被膜層18は管状体の主体となる
部分の内側層の高強度繊維の損傷防止が第1であり、補
強用の小シート24,26の巻回領域には形成していな
くてもよい。
部分の内側層の高強度繊維の損傷防止が第1であり、補
強用の小シート24,26の巻回領域には形成していな
くてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明管
状体によれば、プリプレグによる層の内側の高強度繊維
方向が略円周方向の薄い補強層表面の更に内側に、極薄
の被膜を一体的に形成したので、前記補強層の高強度繊
維が芯金に直接接触することを防止でき、芯金引き抜き
が円周方向指向の高強度繊維を横断する方向であるが、
この高強度繊維が傷付いたり切断がなされないので高強
度な管状体が得られ、長期間使用しても高強度繊維の傷
拡大等がなく、耐久性に優れる。また、内側に被膜が存
在するため、釣糸や小径管や部品等の異部材が当って
も、高強度繊維を被膜で保護できるため、耐久性があ
る。更には、この被膜は極薄のため、軽量化を損なわな
い。製造方法では、先に硬化や半硬化状の被膜を形成す
るため、巻回したプリプレグと芯金との間にこの被膜が
存在するため、加熱成形後に芯金を引き抜いても、プリ
プレグの高強度繊維は芯金表面の微細な凹凸によって損
傷することが防止され、上記管状体が簡便に製造でき
る。
状体によれば、プリプレグによる層の内側の高強度繊維
方向が略円周方向の薄い補強層表面の更に内側に、極薄
の被膜を一体的に形成したので、前記補強層の高強度繊
維が芯金に直接接触することを防止でき、芯金引き抜き
が円周方向指向の高強度繊維を横断する方向であるが、
この高強度繊維が傷付いたり切断がなされないので高強
度な管状体が得られ、長期間使用しても高強度繊維の傷
拡大等がなく、耐久性に優れる。また、内側に被膜が存
在するため、釣糸や小径管や部品等の異部材が当って
も、高強度繊維を被膜で保護できるため、耐久性があ
る。更には、この被膜は極薄のため、軽量化を損なわな
い。製造方法では、先に硬化や半硬化状の被膜を形成す
るため、巻回したプリプレグと芯金との間にこの被膜が
存在するため、加熱成形後に芯金を引き抜いても、プリ
プレグの高強度繊維は芯金表面の微細な凹凸によって損
傷することが防止され、上記管状体が簡便に製造でき
る。
【図1】図1は本発明に係る管状体の部分縦断面図であ
る。
る。
【図2】図2は図1のA部の拡大図である。
【図3】図3は図2のB部の拡大図である。
【図4】図4は管状体の製造方法説明図である。
10 管状体 12 外側補強層 14 中間層(本体層) 16 内側補強層 18 極薄被膜層
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 23:00
Claims (2)
- 【請求項1】 高強度繊維に合成樹脂を含浸したプリプ
レグを巻回して、高強度繊維が主として略軸長方向に指
向した本体層の内周側に、高強度繊維が主として略円周
方向に指向し、前記本体層よりも薄い補強層を形成した
管状体において、 該プリプレグによって形成された補強層の最内側表面の
更に内側に、熱硬化性や熱可塑性の合成樹脂を主体とす
る極薄の被膜を該補強層と一体的に加熱成形したことを
特徴とする管状体。 - 【請求項2】 芯金に離型剤を塗布し、 該離型剤の上から熱硬化性合成樹脂を主体とする材料を
被覆して硬化又は半硬化の極薄の被膜を形成し、 該被膜の外側に高強度繊維に合成樹脂を含浸したプリプ
レグを巻回し、 該プリプレグの外側から加圧部材で加圧すると共に加熱
硬化させ、 前記加圧部材を除去すると共に、芯金を引き抜くことを
特徴とする管状体の製造方法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7093021A JPH08258165A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 管状体とその製造方法 |
| DE69515430T DE69515430T2 (de) | 1994-12-06 | 1995-12-05 | Rohrförmigen Substanz und Verfahren zur seiner Herstellung |
| EP95119151A EP0715807B1 (en) | 1994-12-06 | 1995-12-05 | Tubular substance and manufacturing method therefor |
| DE69532142T DE69532142T2 (de) | 1994-12-06 | 1995-12-05 | Rohrförmige Substanz und Verfahren zur seiner Herstellung |
| EP99112959A EP0943237B1 (en) | 1994-12-06 | 1995-12-05 | Tubular substance and manufacturing method therefor |
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|---|---|---|---|---|
| JP2008295938A (ja) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Mrc Composite Products Co Ltd | ゴルフクラブ用シャフトの製造方法 |
| JP2015020277A (ja) * | 2013-07-16 | 2015-02-02 | 三菱電機株式会社 | 繊維強化プラスチック筒状部材の製造方法 |
| JP2015534913A (ja) * | 2012-10-18 | 2015-12-07 | サイテク・インダストリーズ・インコーポレーテツド | 熱可塑性材料および金型の表面工学 |
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-
1995
- 1995-03-27 JP JP7093021A patent/JPH08258165A/ja active Pending
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| US11214019B2 (en) | 2012-10-18 | 2022-01-04 | Cytec Industries Inc. | Surface engineering of thermoplastic materials and tooling |
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