JPH08258532A - 減衰力制御装置 - Google Patents

減衰力制御装置

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Publication number
JPH08258532A
JPH08258532A JP7065473A JP6547395A JPH08258532A JP H08258532 A JPH08258532 A JP H08258532A JP 7065473 A JP7065473 A JP 7065473A JP 6547395 A JP6547395 A JP 6547395A JP H08258532 A JPH08258532 A JP H08258532A
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JP
Japan
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return path
actuator
oil
pressure
reservoir tank
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Pending
Application number
JP7065473A
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English (en)
Inventor
Shinichi Eto
新一 江藤
Mitsuhiko Harayoshi
光彦 原良
Tatsuya Kamata
達也 鎌田
Takao Morita
隆夫 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加圧手段を設けることなくライン路の圧力低
下を防止する。 【構成】 パワーステアリング用の油圧ポンプ38から
リザーバタンク41への戻り路42に背圧弁62を設け
ると共に、第2戻り路46につながる流路45にアキュ
ムレータ61を設け、戻り路45側からの圧油が所定値
以上になった場合にのみ戻り路42側に油の流通を許容
するようにし、配管内を常時加圧状態にすることなく第
2戻り路46内を加圧した状態にすると共にアキュムレ
ータ61によって圧油を蓄圧した状態にし、リザーバタ
ンク41内を加圧して配管内を常時加圧状態にすること
なく逆止弁47からの油の流入を確実に行い配管内の気
泡の発生をなくし、リザーバタンク41に大掛かりな加
圧手段を設けたり強固な配管固定を行なってパワーステ
アリング用の油圧系統に影響を与えることなく、しかも
油圧ポンプ38の回転状態に係わらずライン路43の圧
力低下を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2部材間の相対的な姿
勢変化を吸収する減衰力制御装置に関し、特に、自動車
における懸架装置に適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体を支えるための懸架装置
(サスペンション)として、車体側と車輪側とにわたっ
てアクチュエータを介装し、車体の姿勢変化に応じてこ
のアクチュエータを作動させることにより積極的に制振
を行うようにしたサスペンションが知られている。従来
のサスペンションを図2に基づいて説明する。図2には
従来のサスペンションにおけるアクチュエータの油圧回
路状態を示してある。
【0003】図示しない車体側にはアクチュエータ1の
本体2が取り付けられ、ピストンロッド3を介して本体
2に対して可動する可動部4が図示しない車輪側に取り
付けられている。アクチュエータ1の第1油圧室5に圧
油が供給されると共に第2油圧室6から圧油が排出され
るとピストンロッド3を介して可動部4が図中上方に移
動し、逆に、第2油圧室6に圧油が供給されると共に第
1油圧室5から圧油が排出されるとピストンロッド3を
介して可動部4が図中下方に移動する。また、アクチュ
エータ1の本体2と可動部4との間には圧縮コイルばね
7が設けられ、圧縮コイルばね7によって可動部4が図
中下方に付勢されて図示しない車体の1G荷重を支えて
いる。
【0004】一方、図示しないエンジンにはパワーステ
アリング用の油圧ポンプ8が連結され、油圧ポンプ8の
駆動によって生じた圧油の一部はプライオリティバルブ
9を介してアクチュエータ1に送られるようになってい
る。プライオリティバルブ9とアクチュエータ1との間
には切替弁10が設けられ、切替弁10のオン・オフに
よりリザーバタンク11への戻り路12とアクチュエー
タ1側につながるライン路13とに圧油の流路が切替え
られる。即ち、切替弁10をオフ状態にした場合(図示
の状態)、プライオリティバルブ9からの圧油は戻り路
12に送られてリザーバタンク11に戻される。また、
切替弁10をオン状態にした場合、プライオリティバル
ブ9からの圧油はライン路13に送られる。
【0005】ライン路13には電磁圧力制御弁14が設
けられ、ライン路13は電磁圧力制御弁14を介してア
クチュエータ1の第1油圧室5及び第2油圧室6につな
がっている。電磁圧力制御弁14は電流に比例した推力
がソレノイドで発生し、スプールが出力圧力と釣り合う
位置で止まる構造になっている。このため、指令信号に
応じた圧力を発生させることができ、任意の圧力で第1
油圧室5もしくは第2油圧室6に圧油を送ったり、第1
油圧室5及び第2油圧室6間で圧油を流通させることが
できる。
【0006】電磁圧力制御弁14の排出ポートは流路1
5によって戻り路12につながり、電磁圧力制御弁14
の後流側におけるそれぞれのライン路13から分岐して
第2戻り路16が設けられている。各第2戻り路16は
流路15と合流し、第2戻り路16は戻り路12につな
がった状態になっている。各第2戻り路16には流路1
5側からのみ(戻り路12側からのみ)油の流通が許容
される逆止弁17がそれぞれ設けられ、第1油圧室5も
しくは第2油圧室6内の圧力が相対的に低くなった際に
圧力差に応じて戻り路12側からの油がライン路13に
流入するようになっている。
【0007】リザーバタンク11には封入蓋18が設け
られ、リザーバタンク11内の油はは封入蓋18によっ
て密閉されている。封入蓋18には加圧装置19が設け
られており、リザーバタンク11内及びリザーバタンク
11につながる流路内は所定の圧力で加圧されている。
尚、図中の符号で、20は図示しないパワーステアリン
グ装置からの戻り配管、21はアクチュエータ1の摺動
部の油の戻り配管である。封入蓋18と各配管は、加圧
装置19による加圧力に対して充分な取付き力で固定さ
れている。
【0008】上述した従来のサスペンションでは、通常
走行時には切替弁10がオフ状態になって油圧ポンプ8
からの圧油は戻り路12を通ってリザーバタンク11に
戻される。この状態で、路面の凹凸等によって車輪側か
ら入力があると、アクチュエータ1の可動部4が本体2
に対して上下動し、電磁圧力制御弁14を介して第1油
圧室5と第2油圧室6との間で油が流通する。この時、
電磁圧力制御弁14の設定圧力によって圧縮される側の
油圧室から排出される油の流通抵抗が調整されて、車輪
側からの入力がアクチュエータ1によって減衰される。
予め定められた姿勢制御の条件(制動時や旋回時)が整
った場合、切替弁10がオン状態になってアクチュエー
タ1による姿勢制御が実行される。即ち、油圧ポンプ8
からの圧油が電磁圧力制御弁14に送られ、例えば、第
1油圧室5に所定の圧油が流入すると共に第2油圧室6
から圧油が排出され、可動部4を本体2に対して積極的
に上昇させて車体の傾きを抑えるようにする。
【0009】上述したサスペンションでは、切替弁10
がオフ状態になっている時には電磁圧力制御弁14の設
定圧力によって車輪側からの入力がアクチュエータ1に
よって減衰されるようになっている。このため、路面の
凹凸等による車輪側からの連続した入力は、可動部4の
連続した往復動となり、一方の油圧室から出た油が電磁
圧力制御弁14を通って他方の油圧室に入る流れが繰り
返される。可動部4の連続した往復動が早くなると、流
入側の圧力が低下して負圧になる虞があるが、圧力が低
下した場合には逆止弁17からリザーバタンク11側の
油が第2戻り路17に流入するようになっている。リザ
ーバタンク11内は加圧装置19によって加圧されてい
るため、可動部4がかなり早く連続して往復動しても逆
止弁17からの油の流入が確実に行われ、流入側が負圧
になって配管内に気泡が生じることがない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のサスペンション
では、リザーバタンク11内を加圧装置19によって加
圧しているので、配管内が加圧され、アクチュエータ1
の可動部4の往復動が連続しても配管内に気泡が生じる
虞が全くない。しかし、リザーバタンク11内を加圧し
ているため、リザーバタンク11及び配管接続部を加圧
状態に応じた固定力で密閉する必要がある。従って、リ
ザーバタンク11や配管接続部が大掛かりなものにな
り、コストや取り付けの手間がかかっていた。特に、ア
クチュエータ1の作動油圧をパワーステアリング用の油
圧ポンプ8から得ている場合、パワーステアリング装置
からの戻り配管20の接続も強化しなければならない
等、パワーステアリング用の油圧経路にも加圧の影響を
及ぼしてしまう。
【0011】また、温度変化によってリザーバタンク1
1内に密閉された油の温度が上昇すると、油の膨張によ
ってリザーバタンク11の液面が変化して圧力変動が生
じてしまい、等価的に油の圧力が高くなる。このため、
この点も考慮してリザーバタンク11や配管接続部の強
化を行う必要があった。更に、リザーバタンク11内へ
の油の補給等のメンテナンスを行なった場合、再度配管
の接続をやり直すと共にリザーバタンク11内を加圧す
る必要があり、メンテナンス性が非常に悪いものであっ
た。
【0012】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、油圧経路内を加圧することなく配管内の圧力低下を
防止した減衰力制御装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、2部材の間にわたって介装されて該
2部材間の相対的な姿勢変化を吸収する複動型のアクチ
ュエータと、該アクチュエータに圧油を供給する油圧ポ
ンプと、前記アクチュエータと前記油圧ポンプとの間に
設けられリザーバタンクへの戻り路と該アクチュエータ
側につながるライン路とに圧油の流路を切り換える切換
弁と、前記ライン路に設けられ前記アクチュエータの2
つの油圧室内の油圧力を制御する制御弁と、該制御弁の
後流側における前記ライン路から分岐すると共に前記戻
り路と合流する第2戻り路と、該第2戻り路の途中部に
設けられ前記戻り路側からのみ油の流通を許容する逆止
弁と、前記戻り路と前記リザーバタンクとの間に設けら
れ前記戻り路側からの油圧力が所定値以上になった場合
にのみ該戻り路側から前記リザーバタンク側への油の流
通を許容する背圧弁とを備えたことを特徴とする。
【0014】また、上記目的を達成するための本発明の
構成は、2部材の間にわたって介装されて該2部材間の
相対的な姿勢変化を吸収する複動型のアクチュエータ
と、該アクチュエータに圧油を供給する油圧ポンプと、
前記アクチュエータと前記油圧ポンプとの間に設けられ
リザーバタンクへの戻り路と該アクチュエータ側につな
がるライン路とに圧油の流路を切り換える切換弁と、前
記ライン路に設けられ前記アクチュエータの2つの油圧
室内の油圧力を制御する制御弁と、該制御弁の後流側に
おける前記ライン路から分岐すると共に前記戻り路と合
流する第2戻り路と、該第2戻り路の途中部に設けられ
前記戻り路側からのみ油の流通を許容する逆止弁と、前
記逆止弁よりも前記戻り路との合流部側における前記第
2戻り路に設けられ該第2戻り路内の油圧を蓄圧するア
キュムレータと、前記戻り路と前記リザーバタンクとの
間に設けられ前記戻り路側からの油圧力が所定値以上に
なった場合にのみ該戻り路側から前記リザーバタンク側
への油の流通を許容する背圧弁とを備えたことを特徴と
する。
【0015】また、上記目的を達成するための本発明の
構成は、2部材の間にわたって介装されて該2部材間の
相対的な姿勢変化を吸収する複動型のアクチュエータ
と、該アクチュエータ及び他の油圧系統に圧油を分流し
て供給する油圧ポンプと、前記アクチュエータと前記油
圧ポンプとの間に設けられリザーバタンクへの戻り路と
該アクチュエータ側につながるライン路とに圧油の流路
を切り換える切換弁と、前記ライン路に設けられ前記ア
クチュエータの2つの油圧室内の油圧力を制御する制御
弁と、該制御弁の後流側における前記ライン路から分岐
すると共に前記戻り路と合流する第2戻り路と、該第2
戻り路の途中部に設けられ前記戻り路側からのみ油の流
通を許容する逆止弁と、前記戻り路と前記リザーバタン
クとの間に設けられ前記戻り路側からの油圧力が所定値
以上になった場合にのみ該戻り路側から前記リザーバタ
ンク側への油の流通を許容する背圧弁とを備えたことを
特徴とする。
【0016】また、上記目的を達成するための本発明の
構成は、2部材の間にわたって介装されて該2部材間の
相対的な姿勢変化を吸収する複動型のアクチュエータ
と、該アクチュエータ及び他の油圧系統に圧油を分流し
て供給する油圧ポンプと、前記アクチュエータと前記油
圧ポンプとの間に設けられリザーバタンクへの戻り路と
該アクチュエータ側につながるライン路とに圧油の流路
を切り換える切換弁と、前記ライン路に設けられ前記ア
クチュエータの2つの油圧室内の油圧力を制御する制御
弁と、該制御弁の後流側における前記ライン路から分岐
すると共に前記戻り路と合流する第2戻り路と、該第2
戻り路の途中部に設けられ前記戻り路側からのみ油の流
通を許容する逆止弁と、前記逆止弁よりも前記戻り路と
の合流部側における前記第2戻り路に設けられ該第2戻
り路内の油圧を蓄圧するアキュムレータと、前記戻り路
と前記リザーバタンクとの間に設けられ前記戻り路側か
らの油圧力が所定値以上になった場合にのみ該戻り路側
から前記リザーバタンク側への油の流通を許容する背圧
弁とを備えたことを特徴とする。
【0017】そして、前記2部材は自動車における車体
側と車輪側であり、前記アクチュエータは車体を支える
ための懸架装置のダンパであることを特徴とする。ま
た、前記2部材は自動車における車体側と車輪側である
と共に、前記アクチュエータは車体を支えるための懸架
装置のダンパであり、前記他の油圧系統はステアリング
の操舵力をアシストするパワーステアリング装置の油圧
系であることを特徴とする。
【0018】
【作用】第1の発明では、制御弁によってライン路に圧
油の流路が切り換えられた時には、油圧ポンプにより供
給される圧油によってアクチュエータが作動され、2部
材間の相対的な姿勢の状態が積極的に制御される。ま
た、制御弁によってリザーバタンクへの戻り路に圧油の
流路が切り換えられた時に、2部材間の相対的な姿勢変
化が生じると、アクチュエータの2つの油圧室間で油の
出入りが制御弁を介して行われる。連続的な姿勢変化に
よって油の入側のライン路内の圧力が低下しても、背圧
弁により第2戻り路内は所定の圧力に加圧された状態に
なっているので、逆止弁を通って第2戻り路内の油が確
実に入側のライン路内に流入する。
【0019】第2の発明では、制御弁によってライン路
に圧油の流路が切り換えられた時には、油圧ポンプによ
り供給される圧油によってアクチュエータが作動され、
2部材間の相対的な姿勢の状態が積極的に制御される。
また、制御弁によってリザーバタンクへの戻り路に圧油
の流路が切り換えられた時に、2部材間の相対的な姿勢
変化が生じると、アクチュエータの2つの油圧室間で油
の出入りが制御弁を介して行われる。連続的な姿勢変化
によって油の入側のライン路内の圧力が低下しても、背
圧弁及びアキュムレータにより第2戻り路内は所定の圧
力に加圧された状態になっているので、逆止弁を通って
第2戻り路内の油が確実に入側のライン路内に流入す
る。
【0020】第3の発明では、制御弁によってライン路
に圧油の流路が切り換えられた時には、油圧ポンプによ
り他の油圧系統と共に分流して供給される圧油によって
アクチュエータが作動され、2部材間の相対的な姿勢の
状態が積極的に制御される。また、制御弁によってリザ
ーバタンクへの戻り路に圧油の流路が切り換えられた時
に、2部材間の相対的な姿勢変化が生じると、アクチュ
エータの2つの油圧室間で油の出入りが制御弁を介して
行われる。連続的な姿勢変化によって油の入側のライン
路内の圧力が低下しても、背圧弁により第2戻り路内は
所定の圧力に加圧された状態になっているので、逆止弁
を通って第2戻り路内の油が確実に入側のライン路内に
流入する。
【0021】第4の発明では、制御弁によってライン路
に圧油の流路が切り換えられた時には、油圧ポンプによ
り他の油圧系統と共に分流して供給される圧油によって
アクチュエータが作動され、2部材間の相対的な姿勢の
状態が積極的に制御される。また、制御弁によってリザ
ーバタンクへの戻り路に圧油の流路が切り換えられた時
に、2部材間の相対的な姿勢変化が生じると、アクチュ
エータの2つの油圧室間で油の出入りが制御弁を介して
行われる。連続的な姿勢変化によって油の入側のライン
路内の圧力が低下しても、背圧弁及びアキュムレータに
より第2戻り路内は所定の圧力に加圧された状態になっ
ているので、逆止弁を通って第2戻り路内の油が確実に
入側のライン路内に流入する。
【0022】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の減衰力制御装置
の一実施例を説明する。図示の実施例は減衰力制御装置
として車両のサスペンションに適用したものであり、請
求項4及び請求項6に対応する。図1には本発明の一実
施例に係る減衰力制御装置として適用した車両のサスペ
ンションにおけるアクチュエータの油圧回路状態を示し
てある。
【0023】図示しない車体側にはアクチュエータ31
の本体32が取り付けられ、ピストンロッド33を介し
て本体32に対して可動する可動部34が図示しない車
輪側に取り付けられている。つまり、2部材は自動車に
おける車体と車輪となっている。アクチュエータ31の
第1油圧室35に圧油が供給されると共に第2油圧室3
6から圧油が排出されるとピストンロッド33を介して
可動部34が図中上方に移動し、逆に、第2油圧室36
に圧油が供給されると共に第1油圧室35から圧油が排
出されるとピストンロッド33を介して可動部34が図
中下方に移動する。また、アクチュエータ31の本体3
2と可動部34との間には圧縮コイルばね37が設けら
れ、圧縮コイルばね37によって可動部34が図中下方
に付勢されて図示しない車体の1G荷重を支えている。
【0024】一方、図示しないエンジンにはパワーステ
アリング用の油圧ポンプ38が連結され、油圧ポンプ3
8の駆動によって生じた圧油の一部(0.3MPa程度)はプ
ライオリティバルブ39を介してアクチュエータ31に
送られるようになっている。つまり、油圧ポンプ38
は、アクチュエータ31及び他の油圧系統しての図示し
ないパワーステアリング装置に圧油を分流して供給する
ようになっている。プライオリティバルブ39とアクチ
ュエータ31との間には切替弁40が設けられ、切替弁
40のオン・オフによりリザーバタンク41への戻り路
42とアクチュエータ31側につながるライン路43と
に圧油の流路が切替えられる。即ち、切替弁40をオフ
状態にした場合(図示の状態)、プライオリティバルブ
39からの圧油は戻り路42に送られてリザーバタンク
41に戻される。また、切替弁40をオン状態にした場
合、プライオリティバルブ39からの圧油はライン路4
3に送られる。
【0025】ライン路43には制御弁としての電磁圧力
制御弁44が設けられており、ライン路43は電磁圧力
制御弁44を介してアクチュエータ31の第1油圧室3
5及び第2油圧室36につながっている。電磁圧力制御
弁44は電流に比例した推力がソレノイドで発生し、ス
プールが出力圧力と釣り合う位置で止まる構造になって
いる。このため、指令信号に応じた圧力を発生させるこ
とができ、任意の圧力で第1油圧室35もしくは第2油
圧室36に圧油を送ったり、第1油圧室35及び第2油
圧室36間で圧油を流通させることができる。つまり、
電磁圧力制御弁44によりアクチュエータ31の第1油
圧室35及び第2油圧室36内の油圧力が制御されるよ
うになっている。
【0026】電磁圧力制御弁44の排出ポートは流路4
5によって戻り路42につながり、電磁圧力制御弁44
の後流側におけるそれぞれのライン路43から分岐して
第2戻り路46が設けられている。各第2戻り路46は
流路45と合流し、第2戻り路46は流路45を介して
戻り路42につながった状態になっている。各第2戻り
路46には流路45側からのみ(戻り路42側からの
み)油の流通が許容される逆止弁47がそれぞれ設けら
れ、第1油圧室35もしくは第2油圧室36内の圧力が
相対的に低くなった際に圧力差に応じて戻り路42側か
らの油がライン路43に流入するようになっている。
尚、図中の符号で、20は図示しないパワーステアリン
グ装置からの戻り配管、21はアクチュエータ1の摺動
部の油の戻り配管である。
【0027】一方、流路45にはアキュムレータ61が
設けられ、アキュムレータ61によって逆止弁47から
下流側における第2戻り路46及び流路45内の油圧が
蓄圧されている。つまり、逆止弁47よりも戻り路42
との合流部における第2戻り路46にアキュムレータ6
1が設けられた状態になっている。また、戻り路42に
は背圧弁62が設けられ、背圧弁62によって、流路4
5側(第2戻り路46側)からの油圧力が所定値以上に
なった場合のみ流路45側からリザーバタンク41側へ
の油の流通が許容されるようになっている。つまり、切
替弁40がオフになって圧油が戻り路42側に送られた
際、所定の圧力以上になって背圧弁62が開かれるまで
は圧油によって戻り路42及びアキュムレータ61が加
圧された状態になっている。尚、上記実施例ではアキュ
ムレータ61を設けた場合を説明したが、必ずしもアキ
ュムレータ61は設けなくてもよい(請求項1、3)。
【0028】上述したサスペンションの作用を説明す
る。車両の走行中に予め定められた姿勢制御の条件が整
った場合、即ち、直進走行時に上下Gセンサの検出値が
所定値を越えたり、ハンドル角と車速とによって演算さ
れる計算横gが所定値を越えた状態になってローリング
やピッチングを抑える制御を行う場合、切替弁40がオ
ン状態になってアクチュエータ31による姿勢制御が実
行される。つまり、油圧ポンプ38からの圧油が電磁圧
力制御弁44に送られ、例えば、第1油圧室35に所定
の圧油が流入すると共に第2油圧室36から圧油が排出
され、可動部34を本体32に対して積極的に上昇させ
て車体に上下Gや横gが発生しない状態にアクチュエー
タ31を作動させる。
【0029】通常走行の場合には、切替弁40がオフ状
態になって油圧ポンプ38からの圧油は戻り路42に送
られる。戻り路42には背圧弁62が設けられているの
で、戻り路42に送られた圧油はそのままリザーバタン
ク41に送られることなく背圧弁62が開くまでは戻り
路42及びアキュムレータ61を加圧する。この状態の
時に、路面の凹凸等によって車輪側から入力があると、
アクチュエータ31の可動部34が本体32に対して上
下動し、電磁圧力制御弁44を介して第1油圧室35と
第2油圧室36との間で油が流通する。この際、電磁圧
力制御弁44の設定圧力により圧縮される側の油圧室か
ら排出される油の流通抵抗が調整され、車輪側からの入
力がアクチュエータ31によって減衰される。
【0030】このように、切替弁40がオフ状態になっ
ている時には電磁圧力制御弁44の設定圧力によって車
輪側からの入力がアクチュエータ31によって減衰され
るようになっている。この場合、路面の凹凸等による車
輪側からの連続した入力は、可動部34の連続した往復
動となり、一方の油圧室から出た油が電磁圧力制御弁4
4を通って他方の油圧室に入る流れが繰り返される。可
動部34の連続した往復動が早くなると、流入側のライ
ン路33内の圧力が一時的に低下する状態になるが、圧
力が低下した場合には逆止弁47から流路45側の油が
第2戻り路46を通ってライン路43に流入するように
なっている。背圧弁62が設けられていることにより、
流路45が加圧されていると共にアキュムレータ61に
圧油が蓄圧されているので、可動部34がかなり早く連
続して往復動しても逆止弁47からの油の流入が確実に
行われ、流入側のライン路43が負圧になって配管内に
気泡が生じることがない。
【0031】上述したサスペンションは、アキュムレー
タ61及び背圧弁62を設けたことにより、流路45内
が加圧された状態になり、リザーバタンク41内を加圧
して配管内を常時加圧状態にすることなく逆止弁47か
らの油の流入を確実に行って配管内に気泡が発生するこ
とをなくすことができるので、リザーバタンク41を密
閉する必要がないと共に配管接続部の固定も簡素なもの
でよく、パワーステアリング用の油圧経路に気泡発生防
止のための加圧の影響を及ぼすことがない。このため、
リザーバタンク41内の油の温度変化による圧力変動を
見越して配管や接続部を強化する必要がなく、また、油
の補給等のメンテナンスを行っても特別な加圧操作を行
う必要が全くない。また、アキュムレータ61を備えた
ことにより、油圧ポンプ38の回転数が低くなった場合
でも、負圧分を確実に供給することができる。このアキ
ュムレータ61は、配管の変形程度の負圧分を蓄えるだ
けでよいので、大掛かりな装置を必要としない。
【0032】尚、上記実施例では、パワーステアリング
用の油圧ポンプ38によって作動されるアクチュエータ
31を備えたサスペンションに適用した例を説明した
が、専用の油圧ポンプによって作動されるアクチュエー
タであってもよい(請求項1、2)。また、減衰力制御
装置として車両用のサスペンションに適用した例を挙げ
て説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、産業用機械等の減衰力制御に用いることも可能であ
る(請求項1乃至4)。
【0033】
【発明の効果】第1の発明によると、油圧ポンプからリ
ザーバタンクへの戻り路に背圧弁を設け、第2戻り路側
からの圧油が所定値以上になった場合にのみ第2戻り路
側から戻り路側に油の流通を許容するようにしたので、
配管内を常時加圧状態にすることなく第2戻り路内が加
圧された状態になり、リザーバタンク内を加圧して配管
内を常時加圧状態にすることなく逆止弁からの油の流入
を確実に行って配管内の気泡の発生をなくすことができ
る。この結果、リザーバタンクに大掛かりな加圧手段を
設けたり強固な配管固定を行うことなくライン路の圧力
低下を防止することが可能になり、メンテナンス性を良
好に保って配管内の気泡発生を防止することが可能にな
る。
【0034】第2の発明によると、油圧ポンプからリザ
ーバタンクへの戻り路に背圧弁を設けると共に、第2戻
り路にアキュムレータを設け、第2戻り路側からの圧油
が所定値以上になった場合にのみ第2戻り路側から戻り
路側に油の流通を許容するようにしたので、配管内を常
時加圧状態にすることなく第2戻り路内が加圧及び蓄圧
された状態になり、リザーバタンク内を加圧して配管内
を常時加圧状態にすることなく逆止弁からの油の流入を
確実に行って配管内の気泡の発生をなくすことができ
る。この結果、リザーバタンクに大掛かりな加圧手段を
設けたり強固な配管固定を行うことなく、しかも油圧ポ
ンプの回転状態に係わらずライン路の圧力低下を防止す
ることが可能になり、メンテナンス性を良好に保って配
管内の気泡発生を防止することが可能になる。
【0035】第3の発明によると、他の油圧系統を共用
した油圧ポンプからリザーバタンクへの戻り路に背圧弁
を設け、第2戻り路側からの圧油が所定値以上になった
場合にのみ第2戻り路側から戻り路側に油の流通を許容
するようにしたので、配管内を常時加圧状態にすること
なく第2戻り路内が加圧された状態になり、リザーバタ
ンク内を加圧して配管内を常時加圧状態にすることなく
逆止弁からの油の流入を確実に行って配管内の気泡の発
生をなくすことができる。この結果、リザーバタンクに
大掛かりな加圧手段を設けたり強固な配管固定を行なっ
て共用する他の油圧系統に影響を及ぼすことなくライン
路の圧力低下を防止することが可能になり、メンテナン
ス性を良好に保って配管内の気泡発生を防止することが
可能になる。
【0036】第4の発明によると、他の油圧系統を共用
した油圧ポンプからリザーバタンクへの戻り路に背圧弁
を設けると共に、第2戻り路にアキュムレータを設け、
第2戻り路側からの圧油が所定値以上になった場合にの
み第2戻り路側から戻り路側に油の流通を許容するよう
にしたので、配管内を常時加圧状態にすることなく第2
戻り路内が加圧及び蓄圧された状態になり、リザーバタ
ンク内を加圧して配管内を常時加圧状態にすることなく
逆止弁からの油の流入を確実に行って配管内の気泡の発
生をなくすことができる。この結果、リザーバタンクに
大掛かりな加圧手段を設けたり強固な配管固定を行なっ
て共用する他の油圧系統に影響を与えることなく、しか
も油圧ポンプの回転状態に係わらずライン路の圧力低下
を防止することが可能になり、メンテナンス性を良好に
保って配管内の気泡発生を防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る減衰力制御装置として
適用した車両のサスペンションにおけるアクチュエータ
の油圧回路構成図。
【図2】従来のサスペンションにおけるアクチュエータ
の油圧回路構成図。
【符号の説明】
31 アクチュエータ 32 本体 33 ピストンロッド 34 可動部 35 第1油圧室 36 第2油圧室 37 圧縮コイルばね 38 油圧ポンプ 39 プライオリティバルブ 40 切替弁 41 リザーバタンク 42 戻り路 43 ライン路 44 電磁圧力制御弁 45 流路 46 第2戻り路 47 逆止弁 50 配管 51 配管 61 アキュムレータ 62 背圧弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 隆夫 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2部材の間にわたって介装されて該2部
    材間の相対的な姿勢変化を吸収する複動型のアクチュエ
    ータと、該アクチュエータに圧油を供給する油圧ポンプ
    と、前記アクチュエータと前記油圧ポンプとの間に設け
    られリザーバタンクへの戻り路と該アクチュエータ側に
    つながるライン路とに圧油の流路を切り換える切換弁
    と、前記ライン路に設けられ前記アクチュエータの2つ
    の油圧室内の油圧力を制御する制御弁と、該制御弁の後
    流側における前記ライン路から分岐すると共に前記戻り
    路と合流する第2戻り路と、該第2戻り路の途中部に設
    けられ前記戻り路側からのみ油の流通を許容する逆止弁
    と、前記戻り路と前記リザーバタンクとの間に設けられ
    前記戻り路側からの油圧力が所定値以上になった場合に
    のみ該戻り路側から前記リザーバタンク側への油の流通
    を許容する背圧弁とを備えたことを特徴とする減衰力制
    御装置。
  2. 【請求項2】 2部材の間にわたって介装されて該2部
    材間の相対的な姿勢変化を吸収する複動型のアクチュエ
    ータと、該アクチュエータに圧油を供給する油圧ポンプ
    と、前記アクチュエータと前記油圧ポンプとの間に設け
    られリザーバタンクへの戻り路と該アクチュエータ側に
    つながるライン路とに圧油の流路を切り換える切換弁
    と、前記ライン路に設けられ前記アクチュエータの2つ
    の油圧室内の油圧力を制御する制御弁と、該制御弁の後
    流側における前記ライン路から分岐すると共に前記戻り
    路と合流する第2戻り路と、該第2戻り路の途中部に設
    けられ前記戻り路側からのみ油の流通を許容する逆止弁
    と、前記逆止弁よりも前記戻り路との合流部側における
    前記第2戻り路に設けられ該第2戻り路内の油圧を蓄圧
    するアキュムレータと、前記戻り路と前記リザーバタン
    クとの間に設けられ前記戻り路側からの油圧力が所定値
    以上になった場合にのみ該戻り路側から前記リザーバタ
    ンク側への油の流通を許容する背圧弁とを備えたことを
    特徴とする減衰力制御装置。
  3. 【請求項3】 2部材の間にわたって介装されて該2部
    材間の相対的な姿勢変化を吸収する複動型のアクチュエ
    ータと、該アクチュエータ及び他の油圧系統に圧油を分
    流して供給する油圧ポンプと、前記アクチュエータと前
    記油圧ポンプとの間に設けられリザーバタンクへの戻り
    路と該アクチュエータ側につながるライン路とに圧油の
    流路を切り換える切換弁と、前記ライン路に設けられ前
    記アクチュエータの2つの油圧室内の油圧力を制御する
    制御弁と、該制御弁の後流側における前記ライン路から
    分岐すると共に前記戻り路と合流する第2戻り路と、該
    第2戻り路の途中部に設けられ前記戻り路側からのみ油
    の流通を許容する逆止弁と、前記戻り路と前記リザーバ
    タンクとの間に設けられ前記戻り路側からの油圧力が所
    定値以上になった場合にのみ該戻り路側から前記リザー
    バタンク側への油の流通を許容する背圧弁とを備えたこ
    とを特徴とする減衰力制御装置。
  4. 【請求項4】 2部材の間にわたって介装されて該2部
    材間の相対的な姿勢変化を吸収する複動型のアクチュエ
    ータと、該アクチュエータ及び他の油圧系統に圧油を分
    流して供給する油圧ポンプと、前記アクチュエータと前
    記油圧ポンプとの間に設けられリザーバタンクへの戻り
    路と該アクチュエータ側につながるライン路とに圧油の
    流路を切り換える切換弁と、前記ライン路に設けられ前
    記アクチュエータの2つの油圧室内の油圧力を制御する
    制御弁と、該制御弁の後流側における前記ライン路から
    分岐すると共に前記戻り路と合流する第2戻り路と、該
    第2戻り路の途中部に設けられ前記戻り路側からのみ油
    の流通を許容する逆止弁と、前記逆止弁よりも前記戻り
    路との合流部側における前記第2戻り路に設けられ該第
    2戻り路内の油圧を蓄圧するアキュムレータと、前記戻
    り路と前記リザーバタンクとの間に設けられ前記戻り路
    側からの油圧力が所定値以上になった場合にのみ該戻り
    路側から前記リザーバタンク側への油の流通を許容する
    背圧弁とを備えたことを特徴とする減衰力制御装置。
  5. 【請求項5】 前記2部材は自動車における車体側と車
    輪側であり、前記アクチュエータは車体を支えるための
    懸架装置のダンパであることを特徴とする請求項1もし
    くは請求項3に記載の減衰力制御装置。
  6. 【請求項6】 前記2部材は自動車における車体側と車
    輪側であると共に、前記アクチュエータは車体を支える
    ための懸架装置のダンパであり、前記他の油圧系統はス
    テアリングの操舵力をアシストするパワーステアリング
    装置の油圧系であることを特徴とする請求項2もしくは
    請求項4に記載の減衰力制御装置。
JP7065473A 1995-03-24 1995-03-24 減衰力制御装置 Pending JPH08258532A (ja)

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