JPH08258536A - 車両用空調制御装置 - Google Patents
車両用空調制御装置Info
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- JPH08258536A JPH08258536A JP6314695A JP6314695A JPH08258536A JP H08258536 A JPH08258536 A JP H08258536A JP 6314695 A JP6314695 A JP 6314695A JP 6314695 A JP6314695 A JP 6314695A JP H08258536 A JPH08258536 A JP H08258536A
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Abstract
込み,常に乗員の感覚特性に適合した空調状態を得る。 【構成】 冷媒温度,エンジン冷却水温度,エバポレー
タの周囲温度を検出する温度検出手段CL5と,該検出
された情報により冷媒あるいはエンジン冷却水の初期状
態を検出する初期状態検出手段CL6と,手動設定手段
CL2により設定された設定情報を,熱環境検出手段C
L1により検出された熱環境情報と初期状態検出手段C
L2により検出された初期状態に応じて記憶する手動設
定情報記憶手段CL7と,該記憶された手動設定情報か
ら制御特性の補正量を演算する制御特性補正量演算手段
CL8と,該制御特性補正量演算手段CL8により演算
された補正量に基づいて制御特性を補正する制御特性補
正手段CL9とを有する。
Description
ける空調を制御する車両用空調制御装置に関し,より詳
細には,空調初期の制御特性が乗員の設定の好みに精度
良く適合するように空調制御を行う車両用空調制御装置
に関するものである。
る車両用空調制御装置は,室温センサ,外気温センサ等
の熱環境を検出するセンサから得られる信号に応じて,
最適な吹出温度(目標吹出温度)を演算し,この目標吹
出温度の値に基づいて予め定められた制御特性により自
動的に車室内へ空調風を吹き出すように構成されてい
た。ところが,温熱感覚には個人差があり,制御特性が
気に入らない乗員は,マニュアルスイッチによって好み
の設定に変更せねばならず,加えて,一般的にマニュア
ルスイッチは一定の設定条件に固定するものなので,周
囲の環境が変化する度にスイッチ操作することによって
設定を変更する必要が生じていた。すなわち,このよう
な状況にあっては,オートエアコンの狙いである操作量
の低減を実現することができない。
公報の「車両用空調制御装置」に開示されているように
制御特性を乗員の感覚に合わせて順次学習していく装置
が提案されている。この車両用空調制御装置によれば,
乗員がファン等の手動操作を行って,オートエアコンの
制御特性に設定されている基準点以外の点で手動変更し
た場合には該基準点をその変更量に応じて逐次変更,学
習するものである。
来例のような車両用空調制御装置にあっては,操作特性
を室温,外気,日射から求めた熱負荷条件のみをパラメ
ータとして学習しているため,特に,クールダウン,ウ
ォームアップなどの非定常の空調初期における操作特性
の学習値が乗員の実感にそぐわない場合があった。例え
ば,夏期の昼間,高日射時に放置された車両内に乗り込
む場合を想定する。このとき,前回の乗車から間もない
場合と,かなり時間が経過している場合とでは,設定室
温,室温,外気,日射量から演算される目標吹出温度の
大きさは同程度であっても,エバポレータ,ヒータコア
の状態によって空調装置の始動直後の吹出温に差が生じ
る。
後,車室内における気温は比較的短時間にて上昇する
が,エバポレータの冷媒温が気温と同レベルに達するま
でにはかなりの時間を要する。したがって,停車後20
分程度経過後と,1時間以上経過後とでは同じ制御状態
であっても実際の吹出温度に差があり,停車後すぐの場
合にあっては初期吹出温は高風量でも比較的低いが,長
時間停車後にあっては高温の吹出温となる。
るため,エバポレータの温度が低下するまで風量を低下
させる操作を行う乗員も多い。このような操作は熱環境
に対する設定好みではなく,空調装置の初期状態に起因
するものであって,上記従来における車両用空調制御装
置のように熱環境条件のみをパラメータとして学習をす
るものにあっては,吹出温が低ければ高風量を望む乗員
であっても,熱負荷が高いときには必ず風量を落とすよ
うに学習してしまうという問題点があった。
初期の乗員操作履歴から制御特性を逐次補正する際に,
熱環境条件に加えて空調装置の初期状態を考慮に入れる
ことにより,乗員の設定好みを精度良く制御補正値に取
り込み,常に乗員の感覚特性に適合した空調状態を得る
ことを目的とする。
に,請求項1に係る車両用空調制御手段にあっては,車
室内における熱環境情報を検出する熱環境検出手段CL
1と,車室内における目標環境条件を手動操作により設
定する手動設定手段CL2と,車室内における熱負荷を
調整する熱負荷調整手段CL3と,前記熱環境検出手段
CL1により検出された熱環境情報と前記手動設定手段
CL2により設定された目標環境条件に基づいて前記熱
負荷調整手段CL3の目標空調条件を演算し,該演算さ
れた目標空調条件および前記手動設定手段CL2により
設定された目標環境条件に応じて予め定められた制御特
性から前記熱負荷調整手段CL3を制御する空調制御手
段CL4とを有する車両用空調制御装置において,少な
くとも,冷媒温度,エンジン冷却水温度あるいはエバポ
レータの周囲温度を検出する温度検出手段CL5と,前
記温度検出手段CL5により検出された温度情報により
冷媒あるいはエンジン冷却水の初期状態を検出する初期
状態検出手段CL6と,前記手動設定手段CL2により
設定された設定情報を,前記熱環境検出手段CL1によ
り検出された熱環境情報と前記初期状態検出手段CL2
により検出された初期状態に応じて記憶する手動設定情
報記憶手段CL7と,前記手動設定情報記憶手段CL7
に記憶された手動設定情報から制御特性の補正量を演算
する制御特性補正量演算手段CL8と,前記制御特性補
正量演算手段CL8により演算された補正量に基づいて
制御特性を補正する制御特性補正手段CL9とを有し,
前記制御特性補正手段CL9により補正された制御特性
に基づいて前記空調制御手段CL4が熱負荷調整手段C
L3を制御するものである。
にあっては,前記手動設定情報記憶手段CL7は,前記
手動設定手段CL2により設定された設定情報を,前記
熱環境検出手段CL1により検出された熱環境情報と前
記初期状態検出手段CL6により検出された初期状態に
応じて記憶領域を選択して記憶するものである。
にあっては,前記手動設定情報記憶手段CL7に,前記
手動設定手段CL2により設定された設定情報を記憶す
る記憶領域を選択するための初期状態として,冷房時に
は空調始動時の冷媒温度とエバポレータ周囲の空気温度
との差を用い,暖房時には空調始動時のエンジン冷却水
温度を用いるものである。
にあっては,前記手動設定情報記憶手段CL7に,前記
手動設定手段CL2により設定れた設定情報を,初期状
態に応じて複数に分割された記憶領域に記憶し,前記制
御特性補正手段において用いる補正量は,補正時におけ
る初期状態が該当する記憶領域に記憶された情報を用い
るものである。
にあっては,前記初期状態検出手段CL6は,前回の使
用終了時における車室内温度,冷媒あるいはエンジン冷
却水の状態予測値と,今回の使用時における車室内温度
とに基づいて,冷媒あるいはエンジン冷却水の初期状態
を予測するものである。
にあっては,前記制御特性補正手段CL9は,前記制御
特性補正量演算手段CL8から制御特性の補正量を読み
込むとき,少なくとも前記初期状態検出手段CL6によ
り検出され初期状態に相当する記憶領域に記憶された補
正値と,前記熱負荷調整手段CL3の状態が通常走行時
に最も近い状態に相当する記憶領域に記憶された補正値
とを読み込み,車室内温度が定常か,あるいは,非定常
かに応じて補正量を切り換えるものである。
にあっては,前記制御特性補正量演算手段CL8あるい
は前記制御特性補正手段CL9において補正対象とされ
る制御特性が吹出口モードの場合には,車室温が非定常
状態におけるそれぞれの吹出口モードの維持時間が全時
間に占める割合を演算し,該割合に応じて補正量を決定
するものである。
1)にあっては,少なくとも,冷媒温度,エンジン冷却
水温度あるいはエバポレータの周囲温度を検出し,該検
出された温度情報により冷媒あるいはエンジン冷却水の
初期状態を検出し,さらに,手動により設定された設定
情報を,検出された車室内における熱環境情報と上記初
期状態に応じて記憶し,該記憶された手動設定情報から
制御特性の補正量を演算し,該演算された補正量に基づ
いて制御特性を補正し,該補正された制御特性に基づい
て車室内における熱負荷を調整するので,空調装置の初
期状態によって異なる乗員の設定好みを精度良く制御補
正値に取り込むことができる。
項2)にあっては,手動により設定された設定情報を,
検出された熱環境情報と初期状態に応じて記憶領域を選
択して記憶するので,格納情報を容易に区分することが
でき,該情報の使用に際して効率のよい利用が可能とな
る。
項3)にあっては,手動により設定された設定情報を記
憶する記憶領域を選択するための初期状態として,冷房
時には空調始動時の冷媒温度とエバポレータ周囲の空気
温度との差を用い,暖房時には空調始動時のエンジン冷
却水温度を用いるので,容易に,かつ,精度よく空調初
期状態を区分することができる。
項4)にあっては,手動により設定れた設定情報を,初
期状態に応じて複数に分割された記憶領域に記憶し,用
いられる補正量は,補正時における初期状態が該当する
記憶領域に記憶された補正量を用いるので,空調装置の
初期状態に応じた乗員の設定好みを精度良く抽出するこ
とができる。
項5)にあっては,前回の使用終了時における車室内温
度,冷媒あるいはエンジン冷却水の状態予測値と,今回
の使用時における車室内温度とに基づいて,冷媒あるい
はエンジン冷却水の初期状態を予測するので,冷媒温セ
ンサや冷却水温度センサ等の検出手段が不要となり,装
置の低コスト化を図ることができる。
項6)にあっては,制御特性の補正量を読み込むとき,
少なくとも,初期状態に相当する記憶領域に記憶された
補正値と,空調装置の状態が通常走行時に最も近い状態
に相当する記憶領域に記憶された補正値とを読み込み,
車室内温度が定常か,あるいは,非定常かに応じて補正
量を切り換えるので,空調装置の状態が安定している場
合でも,反対に安定していない場合でも,常に乗員の好
みに近い特性となり,乗員の操作パターンを精度よく再
現することができる。
項7)にあっては,補正対象とされる制御特性が吹出口
モードの場合には,車室温が非定常状態におけるそれぞ
れの吹出口モードの維持時間が全時間に占める割合を演
算し,該割合に応じて補正量を決定するので,使用開始
時のエバポレータ,あるいは,ヒータコアの状態に応じ
て乗員が最も設定しやすい吹出口モードに設定されるこ
とになり,したがって,前回の使用終了から今回の使用
開始まで,車両がどのような環境に,どれくらいの期間
置かれていたかによって変化する吹出口モードの設定特
性を精度良く再現することができる。
る車両用空調制御装置の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。まず,実施例1(請求項1および2に対応す
る)について説明する。図2は,車両用空調装置の概略
構成を示す説明図であり,(1)空調装置(特許請求の
範囲における熱負荷調整手段CL3に相当する)本体1
は, ブロアユニット2 クーリングユニット3 ヒータユニット4 により構成されており,(2)コントローラ(特許請求
の範囲における初期状態検出手段CL6,手動設定情報
記憶手段CL7,制御特性演算手段CL8,制御特性補
正手段CL9および空調制御手段CL4に相当する)3
0により制御される。
成形されているとともに,この両導入口5,6を開閉す
るインテークドア7,該インテークドア7を回動するた
めのアクチュエータ8,空調風を発生させるためのブロ
アファン9,該ファン9を回転せるためのブロアファン
モータ10が配置されている。
れ,配管12により冷凍サイクルと連結構成する膨張弁
からの低温冷媒がエバポレータ11に供給され,空調風
を冷却後,冷媒はコンプレッサに戻る。
れ,さらにそのエアミックスドア13を回動するための
アクチュエータ14が配設されるとともにヒータコア1
5が配設されている。ヒータコア15には配管27によ
り図示しない車両用エンジンの温水である冷却水が供
給,循環され,ヒータコア15を通過する空調風を加熱
する。ヒータユニット4の下流端部にはデフロスタダク
ト16,ベントダクト17,フットダクト18が連通さ
れており,各ダクト16,17,18の基端部には開閉
ドア19,20,21が枢支され,さらに,各開閉ドア
用のアクチュエータ22,23,24が配設されてい
る。ベントダクト17の端部にはベントグリル25が設
けられ,所望の風向を設定するルーバーフィン26が配
設されている。
制御を行うコントローラ30が設けられ,室温や後述す
る吹き出し口モード,内外気導入切換モード,風量設定
の自動制御を行うオートエアコンスイッチ31,コンプ
レッサON/OFFスイッチ32(31,32は特許請
求の範囲における手動設定手段CL2に相当する),車
両の熱環境を計測する室温センサ33,外気温センサ3
4,日射量センサ35(33,34,35は特許請求の
範囲における熱環境検出手段CL1に相当する)が設け
られている。
定器36,風量設定器37,空調風の導入を室内あるい
は室外あるいはその両方に切り換える内外気導入切換ス
イッチ38,空調風を室内に吹き出す際,前席乗員の胸
元付近へ吹き出すベント吹出モード,前席乗員の足元付
近へ吹き出すフット吹出モード,その両方から吹き出す
バイレベル吹出モードを切り換える吹出口モードスイッ
チ39,車両フロントウィンドウの窓曇りを除去するた
めのフロントデフロスタスイッチ40,車両リアウィン
ドウの窓曇りを除去するためのリアデフロスタスイッチ
41(36〜41は特許請求の範囲における手動設定手
段CL2に相当する)の出力値が入力され,演算処理
後,インテークモードの設定としてアクチュエータ8に
開閉の指示がなされ,風量設定としてブロアファンモー
タ10に電圧が出され,吹出モートとしてドアアクチュ
エータ22,23,24にそれぞれ開閉の指示がなさ
れ,さらに吹出温制御として,エアミックスドアアクチ
ュエータ14に開度の指示が行われる。42は空調表示
部であり,目標室温,吹出口モード,リアデフロスタ,
風量などが表示されている。
サ43,エバポレータ直後空気温度センサ44,エンジ
ン冷却水温度センサ45(特許請求の範囲における温度
検出手段CL5に相当する)が備えられ,それぞれ冷
媒,エバポレータ,エンジン冷却水の状態を予測可能に
構成されている。また,温度検出手段CL5としてコン
トローラ30に内蔵されているタイマを用いることもで
きる。すなわち,エンジン停止からの経過時間から冷
媒,エバポレータ直後空気温度あるいはエンジン冷却水
温度を予測することができる。
雰囲気温度を検出室温TICとして検出し,この検出室
温TICに応じた電気量をコントローラ30に対して出
力する。外気温センサ34は現在の車室外における雰囲
気温度を検出室温TAMBとして検出し,この検出室温
TAMBに応じた電気量をコントローラ30に対して出
力する。また,日射センサ35は受光した日射量QSU
Nに応じた電気量をコントローラ30に対して出力す
る。
た実施例1に係る車両用空調制御装置の動作について説
明する。
空調装置の基本制御動作を示すフローチャートであり,
まず,ステップS201では車両エンジンの起動スイッ
チであるイグニションキーがONされたか否かを判断
し,ONされたと判断するまで処理は次ステップに移行
しない。イグニションキーがONされた場合には,ステ
ップS202へ移行して,それぞれ冷媒温度センサ4
3,エバポレータ直後空気温度センサ44,エンジン冷
却水温度センサ45(図2参照)により冷媒温度,エバ
ポレータ直後空気温度,エンジン冷却水温度の初期温度
を検出し,それぞれをTref0,Tint0,Tw0
として記憶する。
要する環境か,暖房を要する環境かを判断し,冷房の場
合にはステップS204へ移行し,反対に,暖房の場合
にはステップS205へ移行する。ステップS204で
は,乗員操作情報記憶メモリのTref0−Tint0
が所属する記憶領域から風量制御の補正量として冷房側
のファン落ち点補正量ΔFanを読み込む。また,ステ
ップS205では乗員操作情報記憶メモリにおけるエン
ジン冷却水の初期温度Tw0の所属する記憶領域から風
量制御の補正量として暖房側のファン落ち点補正量ΔF
anを読み込む。上記乗員操作情報記憶メモリの記憶形
態については図5を用いて後述する。
在の空調状態が非定常で,いわゆるクールダウンあるい
はウォームアップの状態か否かを判断し,非定常の場合
にはステップS207へ移行し,非定常でない場合には
ステップS209へ移行する。ステップS207では,
乗員の手動操作により設定室温または風量設定が変更さ
れたか否かを判断し,変更された場合にはステップS2
08へ移行し,変更前後の設定室温,風量設定をその時
点での室温,外気温,日射量とともに設定変更情報記憶
バッファに記憶する。
メインキーがオフされて,使用が終了したか否かを判断
し,使用中の場合にはステップS210へ移行して空調
制御処理を実行したのちステップS206へ戻り,使用
が終了するまでステップS206〜S210の処理動作
を繰り返す。反対に,使用が終了した場合にはステップ
S211へ移行して学習処理を実行したのちステップS
201へ戻って始動待ち状態となる。
1に示した学習処理について図4に示すフローチャート
を用いて説明する。ステップS301では,設定変更情
報記憶バッファに記憶データがあるか否かを判断し,デ
ータがある場合にはステップS302へ移行し,データ
がない場合には何ら処理を行わずにメインルーチンへ移
行する。
算手段CL8により記憶データに記憶されているデータ
を用いて風量制御補正量であるファン落ち点について今
回の使用での修正量を演算する。次に,ステップS30
3では,ステップS302において演算された修正量が
冷房側か暖房側かを判断し,冷房側の場合にはステップ
S304へ移行し,反対に暖房側の場合にはステップS
305へ移行する。
における冷媒温度とエバポレータ直後の空気温度の差T
ref0−Tint0が,図5に示す記憶領域の“1”
か“2”のどちらの領域に相当するかを判断し,判断さ
れた領域をKmemとする。ここでの判断基準はTre
f0−Tint0が正の値か,あるいは負の値かを採用
し,正の場合にはKmem=1,負の場合にはKmem
=2とする。
示すると,図6に示すようになる。図6は,夏期炎天下
(外気35℃,日射量800W/m2)で室温25℃付
近に安定状態でエンジンを停止させて駐車した場合にお
ける室内平均温度,エバポレータ出口冷媒温度,エバポ
レータ直後空気温度の時系列変化をプロットしたもので
あり,約41分後に領域1と領域2の境界値となる。し
たがって,図6に示した使用条件の場合には,前回の使
用から41分以内の再スタート時の初期操作は領域1に
記憶され,41分以上経過してからの再スタート時の初
期操作は領域2に記憶されることになる。このように設
定することによって,始動直後から冷風が吹き出される
場合の乗員操作と,それ以外の乗員操作を区別して学習
することが可能となり,乗員の操作要因を精度良く予測
することができる。
房時と同様に,今回の使用開始時のエンジン冷却水温度
Tw0が,図5に示した記憶領域の“1”か“2”のど
ちらに該当するかを判断し,該当する記憶領域をKme
mとする。判断基準には図7に示すように,風量制御に
おいて低外気温時にブロアファンを回転し始めるエンジ
ン冷却水温を用いる。低外気温時には,通常エンジン暖
気時にヒータコアによる熱損失を防止する目的で,エン
ジン冷却水温が規定値に達するまでブロアファン回転を
停止あるいは微増させる制御が用いられている。
判断基準として用い,該基準点よりもエンジン冷却水温
が高い間に始動した場合には記憶領域1に,基準点より
も低い温度で始動した場合には記憶領域2に記憶する。
すなわち,始動直後から,制御風量で吹き出す場合には
記憶領域1に記憶し,制御風量以下で吹き出す場合には
記憶領域2に記憶することとする。このように設定する
ことによって,始動直後から温風が吹き出される場合の
乗員操作と,それ以外の乗員操作を区別して学習するこ
とが可能となり,乗員の操作要因を精度良く予測するこ
とができる。
の履歴記憶部に上記ステップS302において求めたフ
ァン落ち点の修正量を記憶更新する。また,ステップS
307では,記憶領域Kmem内に記憶されている履歴
データを平均して風量制御補正量として該当する記憶領
域に記憶し,メインルーチンへ戻る。
テップS210の空調制御処理の詳細動作を示すフロー
チャートである。まず,ステップS701では目標吹出
温度Tofを下記算出式によって算出する。すなわち, Tof=A×Tinc+B×Tamb+C×Qsun+D×Tptc+E (A〜Eは定数) により算出する。
出温度Tofに相当する自動制御量か,乗員が設定して
いる手動設定量のいずれかとなるようなエアミックスド
ア開度,吹出口モード,吸込口ドア開度,ブロアファン
電圧をそれぞれ算出する。このうち,ステップS705
のブロアファン電圧の算出については詳細を後述する。
また,ステップS706では,上記ステップS702〜
S705において算出した制御量を各アクチュエータへ
出力する。
8に示したステップS705のブロアファン電圧算出処
理(風量処理)の詳細を示している。すなわち,ステッ
プS801では,現在の環境が冷房環境か暖房環境かを
判断する。冷房環境と判断された場合にはステップS8
02へ,暖房環境と判断された場合にはステップS80
3へそれぞれ移行する。
S804において使用する冷房側のパラメータR,S
を,図3に示したステップS204において読み込んだ
ファン落ち点補正量ΔFanを用いて補正する。また,
ステップS803ではステップS804において使用す
る暖房側のパラメータT,Uを,図3に示したステップ
S205において読み込んだファン落ち点補正量ΔFa
nを用いて補正する。
ータR,S,T,Uを用い,図示した特性によって,自
動制御で制御する場合におけるブロアファン電圧Vfa
nを算出する。その後,ステップS805では,ブロア
ファン電圧を手動設定する風量設定スイッチが押されて
いるか否かを判断し,押されている場合にはステップS
806へ移行して選択されているブロアファン電圧に出
力電圧Vfan’をセットした後メインルーチンへ戻
る。反対に,ステップS805において,風量設定スイ
ッチが押されていないと判断され,自動制御が選択され
ている場合にはステップS807に移行して,ステップ
S804において算出したVfanを出力電圧Vfa
n’としてセットした後メインルーチンへ戻る。
04のブロアファン印加電圧の自動制御値演算におい
て,補正値ΔFanをパラメータR,S,T,Uの全て
に適用し,工場出荷時における制御特性線と同じ傾きの
まま平行移動させている。これは,熱負荷に応じてブロ
アファン電圧が低下する速度を元の制御に合わせること
を意味し,室温低下にともなって風量の低下するパター
ンが工場出荷時とほぼ同じになる。
れるものではなく,例えば,ファン落ち点のRとUのみ
ΔFanを用いて補正しても良い。この場合,ブロアフ
ァン電圧が最大風量から落ちるタイミングがΔFanに
より補正される。初期値よりも遅く最大風量から落ちる
ようにR,Uが補正される場合には,制御特性線を平行
移動させた先例よりも,その後におけるブロアファン電
圧の低下が速く落ちることになり,逆に初期値よりも速
く最大風量から落ちるようR,Uが補正される場合に
は,その後におけるブロアファン電圧の低下は,先例よ
りもゆっくり落ちる,すなわち,R,Uのみ補正する場
合には,室温が安定するまでの時間が先例よりも工場出
荷時に近くなるように補正されることになる。
房あるいは暖房の室温が安定していない非定常の状態で
風量操作がなされた場合には,その操作内容を使用開始
時におけるエバポレータの冷媒温度,周囲空気温度ある
いはエンジン冷却水温度とともに記憶する。その後,使
用終了時には,記憶した操作情報と使用開始時のエバポ
レータ冷媒温度,エバポレータ周囲空気温度あるいはエ
ンジン冷却水温度を用いて,エバポレータまたはヒータ
の初期状態に応じた空調初期操作特性を学習する。その
後,再使用時以降,学習された操作特性に応じて風量制
御特性を変更するので,エバポレータまたはヒータの初
期状態に応じた乗員の操作特性を精度良く再現すること
ができる。
場合には自動制御のままであるが,始動直後,温風が吹
き出す条件では風量を落とすような操作傾向にある乗員
の場合には,この操作を学習し,始動直後に温風が吹き
出す条件でのみファン落ち点を補正して通常よりも早く
ファンを落とす。また,暖房時に始動直後から温風が吹
き出される環境では早めに風量を落とすが,始動後しば
らくファン停止の状態が続いた後には,最大風量を維持
するような操作を行うといったエンジン冷却水の初期温
度によって異なる乗員の操作特性も学習することができ
る。
対応する)について説明する。ここでは,上記実施例1
と異なる部分のみ説明する。実施例2の特徴は,実施例
1の図5に示した記憶領域を図10に示すように,冷房
側ではL個(L≧3),暖房側ではM個(M≧3)に細
分化したものであり,これに付随して図3に示したステ
ップS204,S205,図4に示したステップS30
4,S305の処理における領域の判断基準がそれぞれ
L個とM個となる。記憶領域の分け方を実施例1の図
6,図7と同様に経時変化を用いて説明すると,図1
1,図12のグラフに示すようになる。図11は,実施
例1の図6と同様夏期炎天下におけるエンジン停止後の
各部温度の経時変化を示している。記憶領域Kmem=
1は,Tref0−Tint0>0で実施例1と同じで
あり,Tref0−Tint0≦0の領域をTint0
の値によってさらに分割する。図11では記憶領域の境
界値を30℃から10℃毎に設けている。また,図12
では記憶領域Kmem=1をTw0>90℃とし,以
下,10℃毎に境界値を設定する。
憶領域を冷房側ではL個(L≧3),暖房側ではM個
(M≧3)に細分化したので,さらに精度良く,エバポ
レータまたはヒータの初期状態に応じた乗員の操作特性
を再現することができる。
4に対応する)について説明する。ここでは,実施例1
と異なる部分のみ説明する。実施例3の特徴は,図13
のフローチャートに示すように,ステップS1204,
ステップS1205において,冷媒初期温度Tref
0,エバポレータ直後空気初期温度Tint0,エンジ
ン冷却水初期温度Tw0が,図15の風量制御補正量記
憶メモリの各記憶領域に適合する適合度を図16,図1
7のメンバシップ関数から算出し,求めた適合度によっ
て記憶されている補正量を荷重平均して風量制御補正量
ΔFanを算出することである。
の記憶領域に対する適合度Wi (i=1,2,…,5)
を図17のメンバシップ関数から求まるTref0−T
int0=A(A=P,N)とTint0=B(B=
L,M,H)の適合度のAND演算を実行し,図15の
各記憶領域に記憶されている補正量ΔFani (i =
1,2,3…,5)に荷重平均を下記数1により算出す
る。
記憶領域に対するTw0の適合度W i (i =1,2,
3)を図17のメンバシップ関数から算出し,各記憶領
域の補正量ΔFani (i =1,2,3)の荷重平均を
下記数2により算出する。
は実施例1と殆ど同じであるが,ステップS1211の
学習処理の内容が異なる。該学習処理の内容を図18の
フローチャートを用いて説明する。ステップS1701
〜S1703は,実施例1に係る図4のステップS30
1〜S303と全く同様の処理を実行する。ステップS
1704とS1705では,実施例1と同様に記憶メモ
リにデータを記憶するが,記憶形態が異なり,図14に
示したように冷房,暖房のみ区別してデータをそのまま
記憶する。
において,図16,図17を用い,各データの各記憶領
域の適合度を算出し,荷重平均して風量補正量を算出す
る。冷房時には,図15に示した冷房側の5個の記憶領
域それぞれについて,各記憶データのTref0−Ti
nt0とTint0の適合度Wcj (j =1,2,… ,
N)を算出し,各記憶データの風量補正量ΔFcj (j
=1,2,…,N)を荷重平均し,記憶領域i (i =
1,2,…,5)の風量補正量ΔFani を算出する。
すなわち,下記数3を演算することにより求める。
の3個の記憶領域それぞれについて,各記憶データのT
w0の適合度Wwj (j =1,2,…,N)を算出し,
各記憶データの風量補正量ΔFwj (j =1,2,…,
N)を荷重平均し,記憶領域のi (i =1,2,3の風
量補正量ΔFani を算出する。すなわち,下記数4を
演算することにより求める。
憶環境条件をファジィ化して,冷房時あるいは冷房時の
記憶領域に対する適合度をメンバシップ関数から算出
し,各記憶領域の補正量の荷重平均を算出するので,上
記実施例2よりも少ない記憶量で同等の効果を得ること
ができる。
に,実施例4(請求項5に対応する)について説明す
る。実施例4の特徴は,実施例1において用いた冷媒温
度,エバポレータ直後空気温度,エンジン冷却水温度の
代わりに,前回の使用終了時の室温,外気温,停車時間
から,エバポレータおよびヒータ初期状態を予測し,こ
の予測値をパラメータとして風量制御補正量の記憶領域
を分割するものである。
施例の動作を実施例1と異なる部分のみ説明すると,ま
ず,ステップS1802では,エンジン始動直後の室温
Tic0を記憶する。次に,現在の環境が冷房の必要な
環境か,暖房の必要な環境かを判断し,冷房時にはステ
ップS1804へ,暖房時にはステップS1805へそ
れぞれ移行する。
れぞれエバポレータ直後空気初期温度Tint0とエン
ジン冷却水初期温度Tw0を,前回使用終了時の室温T
ic_pと,エバポレータ直後空気温度予測値Tint
_P(S1804)またはエンジン冷却水温度Tw_p
(S1805)と今回使用開始時の室温Tic0から予
測する。予測するための算出式は下記数5になる。
受熱比 Kw_ic:エンジン冷却水と車室内空気の受熱比 であり,全て車両開発時に実験的に求められ,車両毎の
熱特性によって異なる。このうち,Kref_icとK
w_icは外部環境から車両に対して供給された全熱量
に対してエバポレータ直後空気とエンジン冷却水が受け
る熱量の比を,車室内空気の受熱量を介して算出するも
のである。
では,それぞれエバポレータ直後空気初期温度Tint
0とエンジン冷却水初期温度Tw0に相当する記憶メモ
リの記憶領域から,風量制御補正量ΔFanを読み込
む。以後ステップS1808〜S1813の処理は,ス
テップS1812の,以下に説明する学習処理を除いて
実施例1と同じである。
ついて,図20のフローチャートを用いて説明する。ま
ず,ステップS1901〜S1903は,実施例1の図
4に示したステップS301〜S303と同じである。
ステップS1904,S1905では,それぞれTin
t0,Tw0に相当する記憶領域Kmemに,ステップ
S1902において算出した今回の風量制御補正量を記
憶する。
テップS1904,S1905において更新された記憶
領域Kmemに記憶されている全データについて平均
し,平均値を該当する記憶領域に記憶する。ステップS
1908,S1909では,今回使用終了時のエバポレ
ータ直後空気温度とエンジン冷却水温度を予測し,それ
ぞれTint_p,Tw_pとして記憶する。予測方法
は,それぞれの初期値と使用時間,室温変化量,外気温
をパラメータとした実験式を用い,この実験式は車両開
発時に定められる。
回の使用終了時の室温,外気温,停車時間から,エバポ
レータおよびヒータの初期状態を予測し,この予測値を
パラメータとして風量制御補正量の記憶領域を分割する
ので,冷媒温度センサ,エバポレータ直後空気温度セン
サ,エンジン冷却温度センサを用いない構成で同様の効
果が得られ,よりコストダウンを図ることができる。
5(請求項6に対応する)について説明する。ここで
は,実施例1と異なる部分のみ図21,図22を用いて
説明する。図21は,実施例5のメインフローチャート
であり,ステップS2004,S2005の内容と,図
22に示したステップS2010,すなわち,空調制御
処理内における風量処理が実施例1と異なる。
開始時の処理冷媒温度とエバポレータ直後初期温度の差
Tref0−Tint0が所属する乗員操作情報記憶メ
モリの記憶領域の風量制御補正量をΔFan1,エバポ
レータの状態が定常時に近い記憶領域1に記憶された風
量制御補正量をΔFan0として読み込む。
のエンジン冷却水温度Tw0が所属する乗員操作情報記
憶メモリの記憶領域における風量補正量をΔFan1,
エンジン冷却水温度が定常走行時の状態に近い記憶領域
1の風量制御補正量をΔFan0として読み込む。ΔF
an0,ΔFan1は,ステップS2010における,
以下に説明する空調制御の風量処理において,ブロアフ
ァン電圧演算のパラメータを補正するために用いる。
いて説明する。ステップS2101では,冷房か暖房か
どちらが必要な環境かを判断し,冷房環境ならステップ
S2102へ,暖房環境ならステップS2103へ移行
する。
後空気温度Tint0が所定値Tof0を下回ったか否
かを判断し,下回っている場合にはステップS2104
へ移行してΔFanにΔFan0をセットし,上回って
いる場合にはステップS2105へ移行してΔFan1
をセットする。
温度Tw0が所定値Tof1を上回ったか否かを判断
し,上回っている場合にはステップS2106へ移行し
てΔFanにΔFan0をセットし,下回っている場合
にはステップS2107へ移行してΔFanにΔFan
1をセットする。
施例1の図9に示したステップS802,S803と同
様に,ΔFanを用いて工場出荷時の風量制御パラメー
タR0,S0,T0,U0を補正し,それぞれR,S,
T,Uとする。また,ステップS2110では,パラメ
ータR,S,T,Uが切り替わることによって風量がス
テップ的に変化し違和感を生じるのを防止するため,パ
ラメータの一次遅れ処理を実行する。
れ遅れ処理されたパラメータR,S,T,Uを用いてブ
ロアファン印加電圧を演算し,ステップS2112〜S
2114では,ステップS805〜S807と同様に出
力するブロアファン電圧を手動設定値か,自動設定値か
のいずれかに設定する。
は,空調装置の始動後のエバポレータ内の冷媒温度ある
いはヒータコア内のエンジン冷却水温度の状態が安定し
ているか否かで用いる制御特性補正量を切り換える,す
なわち,いまだ安定せず制御目標温度に達していないと
きは乗員操作情報記憶メモリの初期温度が属する領域に
記憶されている補正量を用い,始動後しばらく経過し,
安定した場合には乗員操作情報記憶メモリの記憶領域1
に記憶された制御補正量を用いるものである。
は,冷媒温度あるいはエンジン冷却水温度が自動直後か
ら安定状態の場合に成される操作特性を学習したもので
ある。すなわち,記憶領域1には空調装置が安定してい
る状態において使用者が好む制御特性を記憶しているこ
とになるので,冷媒温度あるいはエンジン冷却水温度が
安定し,吹出温度が持ち表温度どおりとなった場合に
は,記憶領域1の制御補正量を用いた制御特性の方が乗
員の好みに適することになる。
調装置の始動後のエバポレータ内の冷媒温度あるいはヒ
ータコア内におけるエンジン冷却水温度の状態が安定し
ているか否かで用いる制御特性補正量を切り換えるの
で,空調装置の状態が安定している場合でも,安定して
いない場合でも,常に乗員の好みに近い特性となり,乗
員の操作パターンを精度良く再現することができる。
対応する)について説明する。上記各実施例にあって
は,ブロアファン電圧の制御特性パラメータの学習補正
について説明してきたが,これに限定されるものではな
く,例えば,吹出口モードの自動設定パラメータに本発
明の構成を適用しても良い。これが実施例6の特徴とな
る部分である。図23〜図25のフローチャートと第2
6図を用いて吹出口モードへ適用した例として,以下に
実施例6を説明する。
23に示す。ステップS2207とステップS2208
が新たに加わることと,ステップS2210,S221
2,S2213の処理内容が実施例1の図3と異なるも
のである。以下,これら異なる部分のみ説明する。
の始動直後か否かを判断し,始動直後であればステップ
S2210へ移行して,設定変更情報記憶バッファに吹
出口モードの初期設定を記憶する。始動直後でなければ
ステップS2209へ移行する。また,ステップS22
08では,非定常状態が終了した直後か否かを判断し,
直後の場合には,ステップS2210に移行して非定常
状態終了時の吹出口モード設定状態を記憶する。
8を追加すると,室温が非定常状態となる環境では,吹
出口モードの初期設定と最終設定を必ず記憶バッファに
記憶しておくことになるため,非定常状態を経験した場
合には乗員が操作をしなくても吹出口モードの設定を必
ず記憶することができる。また,ステップS2210の
設定変更情報記憶バッファに設定変更情報として記憶す
るデータに,吹出口モードの変更情報を加える。この際
の変更情報としては,変更前後の吹出口モード,使用開
始からの時間を記憶し,後の学習処理において用いる。
テップS2212の空調制御処理について説明する。図
24は,空調制御処理のうち図8におけるステップS7
03の吹出口モード処理部分を詳述したものである。
態か否かを判断し,定常でない場合にはステップS23
02へ,定常状態の場合にはステップS2305へそれ
ぞれ移行する。ステップS2302では現在の環境が冷
房が必要な環境か,暖房が必要な環境かを判断し,冷房
時にはステップS2303へ,暖房時にはステップS2
304へそれぞれ移行する。
憶メモリのTref0−Tint0に相当する記憶領域
に記憶された吹出口モードをセットする。ステップS2
304では,乗員操作情報記憶メモリのTw0に相当す
る記憶領域に記憶された吹出口モードをセットする。ス
テップS2305では,ステップ内に図示した予め定め
られている制御特性に基づいて自動設定による吹出口モ
ードを選択する。
ードの手動設定スイッチが押され,いずれかの吹出口モ
ードに固定されているか否かを判断し,固定されている
場合にはステップS2308〜S2311において該当
する吹出口モードをセットする。ステップS2307に
おいて手動設定スイッチが押されていないと判断された
場合には,ステップS2303〜S2305により選択
された自動設定による吹出口モードを選択したまま空調
制御処理のメインルーチンへ戻る。
プS2213の学習処理について図25のフローチャー
トを用いて説明する。ステップS2401では設定情報
記憶バッファに記憶データがあるか否かを判断し,ある
場合にのみステップS2402以降の処理を実行する。
に,風量設定変更データについて処理し,今回の使用に
よる風量制御補正量を求める。ステップS2403で
は,今回使用の室温非定常状態において,各吹出口モー
ドの維持時間合計を演算する。ただし,この維持時間に
は,始動からの時間によって重みをかける。すなわち,
始動から非定常状態の終了までの全時間をtallと
し,i回目に設定された吹出口モードの設定開始,終了
時刻をそれぞれtsi,teiとすれば,各設定の維持
時間tmiを tmi=(tei/tall)(tei−tsi) により算出し,ベント,バイレベル,フットの各モード
について,tmiを合計して維持時間を算出する。すな
わち,非定常状態終了時刻に近い時刻まで設定していた
吹出モードほど維持時間の重みを大きくする。こうする
ことによって,設定時間が長ければ長いほど,また,非
定常状態の最後まで設定していればいるほど,その吹出
モード設定に対する重みが大きくなる。これは,最終的
な設定の方が前回の制御をもとに判断した修正操作であ
るため,より乗員の好みを反映したものと考えられるか
らである。
は,図4のステップS303〜S305と同じであり,
初期温度Tref0,Tint0,Tw0の値に応じて
乗員操作情報記憶メモリの記憶領域Kmemを選択す
る。実施例6に係る乗員操作情報記憶メモリの形態を図
26に示す。実施例1に係る図5の風量制御補正値に加
えて,各吹出口モード維持時間の履歴と,記憶領域Km
emの代表吹出口モードを記憶する領域を備えている。
それぞれステップS306,S307と同じで,乗員操
作情報記憶メモリの記憶領域Kmemの風量制御変更履
歴データを更新し,全履歴の平均をKmemの風量制御
補正量として記憶する。ステップS2409では,ステ
ップS2403において求めた各吹出口モードの維持時
間を乗員操作情報記憶メモリの記憶領域Kmemの吹出
口モード設定履歴に記憶する。さらに,ステップS24
10では,各吹出口モードの維持時間の全時間に対する
割合を演算し,割合が最大のものを記憶領域Kmemの
吹出口モードとして記憶する。
用時に吹出口の自動設定が選択されている場合,室温が
非定常ならば,使用開始時のエバポレータあるいはヒー
タコアの状態に応じて,乗員が最も設定しやすい吹出口
モードに設定されるので,前回の使用終了から今回の使
用開始まで,車両がどのような環境に,どれくらいの期
間置かれていたかによって変化する吹出口モードの設定
特性を精度良く再現することができる。
風量制御,吹出口モード制御の補正に関して,それぞれ
風量と吹出口を直接設定する操作を記憶したが,例え
ば,設定温度を操作することによって,風量,吹出口モ
ードが変更された場合も,手動設定した場合と同様に扱
って処理しても良い。
て,最大風量から落とす点を用いたが,これに限定され
るものではなく,例えば,ブロアファン電圧の最大値,
最小値や,室温が非定常や定常状態での設定温度の特性
を学習項目としても良い。
両用空調制御装置(請求項1)にあっては,少なくと
も,冷媒温度,エンジン冷却水温度あるいはエバポレー
タの周囲温度を検出し,該検出された温度情報により冷
媒あるいはエンジン冷却水の初期状態を検出し,手動に
より設定された設定情報を,検出された車室内における
熱環境情報と上記初期状態に応じて記憶し,該記憶され
た手動設定情報から制御特性の補正量を演算し,該演算
された補正量に基づいて制御特性を補正し,該補正され
た制御特性に基づいて車室内における熱負荷を調整する
ため,空調装置の初期状態によって異なる乗員の設定好
みを精度良く制御補正値に取り込むことができ,常に乗
員の感覚特性に適合した空調状態を得ることができる。
項2)にあっては,手動により設定された設定情報を,
検出された熱環境情報と初期状態に応じて記憶領域を選
択して記憶するため,格納情報を容易に区分することが
でき,該情報の使用に際して効率のよい利用が可能とな
る。
項3)にあっては,手動により設定された設定情報を記
憶する記憶領域を選択するための初期状態として,冷房
時には空調始動時の冷媒温度とエバポレータ周囲の空気
温度の差を用い,暖房時には空調始動時のエンジン冷却
水温度を用いるため,容易に,かつ,精度よく空調初期
状態を区分可能となり,さらに精度良く,エバポレータ
またはヒータの初期状態に応じた乗員の操作特性を再現
することができる。
項4)にあっては,手動により設定れた設定情報を,初
期状態に応じて複数に分割された記憶領域に記憶し,用
いられる補正量は,補正時における初期状態が該当する
記憶領域に記憶された補正量を用いるため,空調装置の
初期状態に応じた乗員の設定好みを精度良く抽出するこ
とができ,少ない記憶量で同等の効果を得ることができ
る。
項5)にあっては,前回の使用終了時における車室内温
度,冷媒あるいはエンジン冷却水の状態予測値と,今回
使用時における車室内温度とに基づいて,冷媒あるいは
エンジン冷却水の初期状態を予測するので,冷媒温セン
サや冷却水温度センサ等の検出手段が不要となり,装置
の低コスト化を図ることができる。
項6)にあっては,制御特性の補正量を読み込むとき,
少なくとも,初期状態に相当する記憶領域に記憶された
補正値と,空調装置の状態が通常走行時に最も近い状態
に相当する記憶領域に記憶された補正値とを読み込み,
車室内温度が定常か,あるいは,非定常かに応じて補正
量を切り換えるので,空調装置の状態が安定している場
合でも,反対に安定していない場合でも,常に乗員の好
みに近い特性となり,乗員の操作パターンを精度よく再
現することができる。
項7)にあっては,補正対象とされる制御特性が吹出口
モードの場合には,車室温が非定常状態におけるそれぞ
れの吹出口モードの維持時間が全時間に占める割合を演
算し,該割合に応じて補正量を決定するので,使用開始
時のエバポレータ,あるいは,ヒータコアの状態に応じ
て乗員が最も設定しやすい吹出口モードに設定されるこ
とになり,したがって,前回の使用終了から今回の使用
開始まで,車両がどのような環境に,どれくらいの期間
置かれていたかによって変化する吹出口モードの設定特
性を精度良く再現することができる。
示すブロック(クレーム対応)図である。
示す説明図である。
すフローチャートである。
ャートである。
記憶したテーブルを示す説明図である。
を示すグラフである。
を示すグラフである。
ーチャートである。
ーチャートである。
を記憶したテーブルを示す説明図である。
期)を示すグラフである。
期)を示すグラフである。
示すフローチャートである。
を記憶したテーブルを示す説明図である。
記憶内容を示す説明図である。
図である。
図である。
チャートである。
示すフローチャートである。
チャートである。
示すフローチャートである。
チャートである。
示すフローチャートである。
すフローチャートである。
チャートである。
を記憶したテーブルを示す説明図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 車室内における熱環境情報を検出する熱
環境検出手段と,車室内における目標環境条件を手動操
作により設定する手動設定手段と,車室内における熱負
荷を調整する熱負荷調整手段と,前記熱環境検出手段に
より検出された熱環境情報と前記手動設定手段により設
定された目標環境条件に基づいて前記熱負荷調整手段の
目標空調条件を演算し,該演算された目標空調条件およ
び前記手動設定手段により設定された目標環境条件に応
じて予め定められた制御特性から前記熱負荷調整手段を
制御する空調制御手段とを有する車両用空調制御装置に
おいて,少なくとも,冷媒温度,エンジン冷却水温度あ
るいはエバポレータの周囲温度を検出する温度検出手段
と,前記温度検出手段により検出された温度情報により
冷媒,エンジン冷却水の初期状態を検出する初期状態検
出手段と,前記手動設定手段により設定された設定情報
を,前記熱環境検出手段により検出された熱環境情報と
前記初期状態検出手段により検出された初期状態に応じ
て記憶する手動設定情報記憶手段と,前記手動設定情報
記憶手段に記憶された手動設定情報から制御特性の補正
量を演算する制御特性補正量演算手段と,前記制御特性
補正量演算手段により演算された補正量に基づいて制御
特性を補正する制御特性補正手段とを有し,前記制御特
性補正手段により補正された制御特性に基づいて前記空
調制御手段が熱負荷調整手段を制御することを特徴とす
る車両用空調制御装置。 - 【請求項2】 前記手動設定情報記憶手段は,前記手動
設定手段により設定された設定情報を,前記熱環境検出
手段により検出された熱環境情報と前記初期状態検出手
段により検出された初期状態に応じて記憶領域を選択し
て記憶することを特徴とする請求項1記載の車両用空調
制御装置。 - 【請求項3】 前記手動設定情報記憶手段に,前記手動
設定手段により設定された設定情報を記憶する記憶領域
を選択するための初期状態として,冷房時には空調始動
時の冷媒温度とエバポレータ周囲との空気温度の差を用
い,暖房時には空調始動時のエンジン冷却水温度を用い
ることを特徴とする請求項1記載の車両用空調制御装
置。 - 【請求項4】 前記手動設定情報記憶手段に,前記手動
設定手段により設定れた設定情報を,初期状態に応じて
複数に分割された記憶領域に記憶し,前記制御特性補正
手段において用いる補正量は,補正時における初期状態
が該当する記憶領域に記憶された情報を用いることを特
徴とする請求項1記載の車両用空調制御装置。 - 【請求項5】 前記初期状態検出手段は,前回の使用終
了時における車室内温度,冷媒あるいはエンジン冷却水
の状態予測値と,今回の使用時における車室内温度とに
基づいて,冷媒あるいはエンジン冷却水の初期状態を予
測することを特徴とする請求項1記載の車両用空調制御
装置。 - 【請求項6】 前記制御特性補正手段は,前記制御特性
補正量演算手段から制御特性の補正量を読み込むとき,
少なくとも前記初期状態検出手段により検出され初期状
態に相当する記憶領域に記憶された補正値と,前記熱負
荷調整手段の状態が通常走行時に最も近い状態に相当す
る記憶領域に記憶された補正値とを読み込み,車室内温
度が定常か,あるいは,非定常かに応じて補正量を切り
換えることを特徴とする請求項1記載の車両用空調制御
装置。 - 【請求項7】 前記制御特性補正量演算手段あるいは前
記制御特性補正手段において補正対象とされる制御特性
が吹出口モードの場合には,車室温が非定常状態におけ
るそれぞれの吹出口モードの維持時間が全時間に占める
割合を演算し,該割合に応じて補正量を決定することを
特徴とする請求項1記載の車両用空調制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06314695A JP3588852B2 (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 車両用空調制御装置 |
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|---|---|---|---|
| JP06314695A JP3588852B2 (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 車両用空調制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08258536A true JPH08258536A (ja) | 1996-10-08 |
| JP3588852B2 JP3588852B2 (ja) | 2004-11-17 |
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ID=13220824
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| JP06314695A Expired - Fee Related JP3588852B2 (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 車両用空調制御装置 |
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| JP (1) | JP3588852B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015085901A (ja) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | 株式会社デンソー | 冷凍車冷却制御装置 |
| CN110341720A (zh) * | 2018-04-05 | 2019-10-18 | 丰田自动车株式会社 | 车内环境设定系统及其方法、和车内环境设定程序 |
-
1995
- 1995-03-22 JP JP06314695A patent/JP3588852B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2019182096A (ja) * | 2018-04-05 | 2019-10-24 | トヨタ自動車株式会社 | 車内環境設定システム、車内環境設定方法、及び車内環境設定プログラム |
| US11851072B2 (en) | 2018-04-05 | 2023-12-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | In-vehicle environment setting system, in-vehicle environment setting method and in-vehicle environment setting program |
| US12139151B2 (en) | 2018-04-05 | 2024-11-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | In-vehicle environment setting system, in-vehicle environment setting method and in-vehicle environment setting program |
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