JPH08258697A - センタバルブ型車両用液圧マスタシリンダ - Google Patents
センタバルブ型車両用液圧マスタシリンダInfo
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- JPH08258697A JPH08258697A JP6459695A JP6459695A JPH08258697A JP H08258697 A JPH08258697 A JP H08258697A JP 6459695 A JP6459695 A JP 6459695A JP 6459695 A JP6459695 A JP 6459695A JP H08258697 A JPH08258697 A JP H08258697A
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- Japan
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- piston
- retainer
- spring
- return spring
- hole
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- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ピストンをリテーナで覆ったピストンユニット
を簡単に分解して、リテーナ内の単品単位の交換やメン
テナンスを簡便に行なえるようにする。ピストンユニッ
トに液圧室のリターンスプリングをも一体化して、組付
け作業性を向上する。 【構成】ピストン5にリテーナ係止孔5fを周設する。
リテーナ15の筒状部15aに複数の弾性爪片15cを
形成する。各弾性爪片15cに、V字状に凹むピストン
係合部15eと、V字状に突出するスプリング係止部1
5fと、スプリング係止部15fから外側へ突出するス
プリング受け部15gとを連設する。リテーナ係止孔5
fにピストン係合部15eを凹凸係合してリテーナ15
をピストンに装着する。スプリング係止部15fとスプ
リング受け部15gとの間にリターンスプリング16の
一端16aを挟装して、リターンスプリング16をリテ
ーナ15に組付けする。
を簡単に分解して、リテーナ内の単品単位の交換やメン
テナンスを簡便に行なえるようにする。ピストンユニッ
トに液圧室のリターンスプリングをも一体化して、組付
け作業性を向上する。 【構成】ピストン5にリテーナ係止孔5fを周設する。
リテーナ15の筒状部15aに複数の弾性爪片15cを
形成する。各弾性爪片15cに、V字状に凹むピストン
係合部15eと、V字状に突出するスプリング係止部1
5fと、スプリング係止部15fから外側へ突出するス
プリング受け部15gとを連設する。リテーナ係止孔5
fにピストン係合部15eを凹凸係合してリテーナ15
をピストンに装着する。スプリング係止部15fとスプ
リング受け部15gとの間にリターンスプリング16の
一端16aを挟装して、リターンスプリング16をリテ
ーナ15に組付けする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車や自動二・三輪
車等のブレーキやクラッチを液圧で作動するセンタバル
ブ型の液圧マスタシリンダに係り、詳しくはピストンの
液圧室側にバルブステムやバルブシールを覆うリテーナ
と、液圧室内に縮設されるリターンスプリングとをピス
トンに取付けする構造に関する。
車等のブレーキやクラッチを液圧で作動するセンタバル
ブ型の液圧マスタシリンダに係り、詳しくはピストンの
液圧室側にバルブステムやバルブシールを覆うリテーナ
と、液圧室内に縮設されるリターンスプリングとをピス
トンに取付けする構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ピストンの液圧室側に有底筒状のリテー
ナを装着し、該リテーナにてバルブステムとバルブシー
ルとを一体に覆うセンタバルブ型の車両用液圧マスタシ
リンダとして、例えば特開昭63―116972号公報
や実公平4−43412号公報に示されるものがある。
ナを装着し、該リテーナにてバルブステムとバルブシー
ルとを一体に覆うセンタバルブ型の車両用液圧マスタシ
リンダとして、例えば特開昭63―116972号公報
や実公平4−43412号公報に示されるものがある。
【0003】前者の液圧マスタシリンダは、リテーナの
筒状部にリテーナ底板側の先端を筒状部の内方へ傾斜さ
せた複数の係止爪を形成し、ピストンの液圧室側外周面
にはリテーナ係止孔を形成して、リテーナの筒状部をピ
ストンの液圧室側端へ差し込むことにより、係止爪とリ
テーナ係止孔とを凹凸係合して、リテーナをピストンに
装着するようになっている。
筒状部にリテーナ底板側の先端を筒状部の内方へ傾斜さ
せた複数の係止爪を形成し、ピストンの液圧室側外周面
にはリテーナ係止孔を形成して、リテーナの筒状部をピ
ストンの液圧室側端へ差し込むことにより、係止爪とリ
テーナ係止孔とを凹凸係合して、リテーナをピストンに
装着するようになっている。
【0004】また後者の液圧マスタシリンダでは、ピス
トンの液圧室側先端外周におねじを、該おねじに続いて
その奥部に平面周部を、更に平面周部に続いてその奥部
に平面周部よりも大径の周状段部をそれぞれ形成し、リ
テーナの筒状部の開口側内周に、前記ピストンの周状段
部と嵌合する支承部を、該支承部に続いてその内方に前
記ピストンのおねじと螺合するめねじをそれぞれ形成
し、前記リテーナをピストンへ組付けした際に、リテー
ナのめねじがピストンのおねじとの螺合を乗り越えて前
記平面部に位置した状態で、前記支承部を前記ピストン
の周状段部と嵌合させて、リテーナをピストンに装着す
るようにしており、いずれの構成もリテーナによって、
ピストンとバルブステム,バルブシール及びバルブスプ
リングとがピストンユニットとして一体化される。
トンの液圧室側先端外周におねじを、該おねじに続いて
その奥部に平面周部を、更に平面周部に続いてその奥部
に平面周部よりも大径の周状段部をそれぞれ形成し、リ
テーナの筒状部の開口側内周に、前記ピストンの周状段
部と嵌合する支承部を、該支承部に続いてその内方に前
記ピストンのおねじと螺合するめねじをそれぞれ形成
し、前記リテーナをピストンへ組付けした際に、リテー
ナのめねじがピストンのおねじとの螺合を乗り越えて前
記平面部に位置した状態で、前記支承部を前記ピストン
の周状段部と嵌合させて、リテーナをピストンに装着す
るようにしており、いずれの構成もリテーナによって、
ピストンとバルブステム,バルブシール及びバルブスプ
リングとがピストンユニットとして一体化される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
構成では、リテーナの係止爪が片側へのみ傾斜する形状
で、係止爪の先端が嵌合孔のピストン先端側の面に当接
してリテーナの抜けを規制するため、リテーナの取外し
が頗る困難となり、リテーナ内のバルブシールやバルブ
スプリングを単品単位で交換したい場合にも、リテーナ
やバルブステム等を含むピストンユニットの全体を交換
しなければならないことがあり、非常に不経済であっ
た。
構成では、リテーナの係止爪が片側へのみ傾斜する形状
で、係止爪の先端が嵌合孔のピストン先端側の面に当接
してリテーナの抜けを規制するため、リテーナの取外し
が頗る困難となり、リテーナ内のバルブシールやバルブ
スプリングを単品単位で交換したい場合にも、リテーナ
やバルブステム等を含むピストンユニットの全体を交換
しなければならないことがあり、非常に不経済であっ
た。
【0006】また、後者の構成では、リテーナの取外し
は行なえるものの、ピストンとリテーナにおねじとめね
じの切削加工を要するため製作性に劣り、しかもリテー
ナの筒状部に、めねじを形成するだけの厚みを必要とす
ることから、リテーナの重量が増加して、材料コストが
高くなったり、ピストンの作動抵抗が大きくなる等の不
具合を生じる。
は行なえるものの、ピストンとリテーナにおねじとめね
じの切削加工を要するため製作性に劣り、しかもリテー
ナの筒状部に、めねじを形成するだけの厚みを必要とす
ることから、リテーナの重量が増加して、材料コストが
高くなったり、ピストンの作動抵抗が大きくなる等の不
具合を生じる。
【0007】更に、いずれの従来例も、部品交換やメン
テナンス等でピストンユニットを引き抜いた場合に、リ
ターンスプリングだけが液圧室に残されるが、ピストン
ユニットを再組付けする場合には、ピストンユニットの
液圧室側に、予めリターンスプリングの一端を被せてシ
リンダ孔へ差し込んでおくことが好ましいため、液圧室
のリターンスプリングを専用の挟み具を用いて別途に引
き抜かなければならなかった。
テナンス等でピストンユニットを引き抜いた場合に、リ
ターンスプリングだけが液圧室に残されるが、ピストン
ユニットを再組付けする場合には、ピストンユニットの
液圧室側に、予めリターンスプリングの一端を被せてシ
リンダ孔へ差し込んでおくことが好ましいため、液圧室
のリターンスプリングを専用の挟み具を用いて別途に引
き抜かなければならなかった。
【0008】そこで本発明は、ピストンユニットを簡単
に分解して、ユニット内の単品交換やメンテナンスを簡
便に行なうことができ、更にこのピストンユニットに液
圧室のリターンスプリングをも一体化して、組付け作業
性を向上したセンタバルブ型の車両用液圧マスタシリン
ダを提供することを目的としている。
に分解して、ユニット内の単品交換やメンテナンスを簡
便に行なうことができ、更にこのピストンユニットに液
圧室のリターンスプリングをも一体化して、組付け作業
性を向上したセンタバルブ型の車両用液圧マスタシリン
ダを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するため、シリンダ孔に内挿されるピストンの中心
軸上に形成されたステム孔にバルブステムを内挿し、該
バルブステムの先端に装着されたバルブシールを、シリ
ンダ孔底部とピストン先端との間に画成された液圧室に
突出配置し、該バルブシールを、ピストンの先端に被着
される有底筒状のリテーナで覆うと共に、前記液圧室に
ピストンをシリンダ孔開口部方向へ弾発するリターンス
プリングを縮設したセンタバルブ型車両用液圧マスタシ
リンダにおいて、前記ピストンの外周面にリテーナ係止
孔を設け、前記リテーナの筒状部に軸方向のスリットを
切り込んで複数の弾性爪片を形成し、該弾性爪片に前記
筒状部の半径方向内側へ凹むピストン係合部と、該ピス
トン係合部の弾性爪片先端側に、筒状部の半径方向外側
へ山形に連続するスプリング係止部とを設け、前記ピス
トンのリテーナ係止孔よりも奥部と前記弾性爪のスプリ
ング係止部よりも先端側のいずれか一方に、半径方向外
側へ突出するスプリング受け部を形成し、前記リテーナ
係止孔に前記ピストン係合部を凹凸係合してリテーナを
ピストンに装着し、前記スプリング係止部と前記スプリ
ング受け部との間に前記リターンスプリングの一端を挟
装して、該リターンスプリングをリテーナに組付けする
と共に、該リターンスプリングの一端にて前記スプリン
グ係止部を前記ピストン係合部方向へ弾発し、該ピスト
ン係合部を筒状部の半径方向内側へ付勢したことを特徴
としている。リテーナのスリットは、リテーナの筒状部
と底板とのコーナ部まで切り込んで、筒状部内のエアを
排出するためのエア排出口とすることもできる。
達成するため、シリンダ孔に内挿されるピストンの中心
軸上に形成されたステム孔にバルブステムを内挿し、該
バルブステムの先端に装着されたバルブシールを、シリ
ンダ孔底部とピストン先端との間に画成された液圧室に
突出配置し、該バルブシールを、ピストンの先端に被着
される有底筒状のリテーナで覆うと共に、前記液圧室に
ピストンをシリンダ孔開口部方向へ弾発するリターンス
プリングを縮設したセンタバルブ型車両用液圧マスタシ
リンダにおいて、前記ピストンの外周面にリテーナ係止
孔を設け、前記リテーナの筒状部に軸方向のスリットを
切り込んで複数の弾性爪片を形成し、該弾性爪片に前記
筒状部の半径方向内側へ凹むピストン係合部と、該ピス
トン係合部の弾性爪片先端側に、筒状部の半径方向外側
へ山形に連続するスプリング係止部とを設け、前記ピス
トンのリテーナ係止孔よりも奥部と前記弾性爪のスプリ
ング係止部よりも先端側のいずれか一方に、半径方向外
側へ突出するスプリング受け部を形成し、前記リテーナ
係止孔に前記ピストン係合部を凹凸係合してリテーナを
ピストンに装着し、前記スプリング係止部と前記スプリ
ング受け部との間に前記リターンスプリングの一端を挟
装して、該リターンスプリングをリテーナに組付けする
と共に、該リターンスプリングの一端にて前記スプリン
グ係止部を前記ピストン係合部方向へ弾発し、該ピスト
ン係合部を筒状部の半径方向内側へ付勢したことを特徴
としている。リテーナのスリットは、リテーナの筒状部
と底板とのコーナ部まで切り込んで、筒状部内のエアを
排出するためのエア排出口とすることもできる。
【0010】
【作用】リターンスプリングの一端を、スプリング係止
部とスプリング受け部との間に挟装したことにより、リ
ターンスプリングがリテーナへ一体に組付けされる。こ
の組付けにより、リターンスプリングの一端でスプリン
グ係止部をピストン係合部方向へ弾発し、ピストン係合
部を筒状部内方へ付勢するので、ピストン係合部とリテ
ーナ係止孔との係合力が強まる。
部とスプリング受け部との間に挟装したことにより、リ
ターンスプリングがリテーナへ一体に組付けされる。こ
の組付けにより、リターンスプリングの一端でスプリン
グ係止部をピストン係合部方向へ弾発し、ピストン係合
部を筒状部内方へ付勢するので、ピストン係合部とリテ
ーナ係止孔との係合力が強まる。
【0011】リテーナ内の部品の交換やメンテナンスを
行なう場合には、リテーナからリターンスプリングを取
外すことにより、リターンスプリングの一端からピスト
ン係合部に対する付勢力がなくなり、リテーナを牽引す
ることにより、弾性爪片に筒状部の半径方向内側へ凹ま
せたピストン係合部が、ピストンのリテーナ係止孔から
抜け出るようになる。
行なう場合には、リテーナからリターンスプリングを取
外すことにより、リターンスプリングの一端からピスト
ン係合部に対する付勢力がなくなり、リテーナを牽引す
ることにより、弾性爪片に筒状部の半径方向内側へ凹ま
せたピストン係合部が、ピストンのリテーナ係止孔から
抜け出るようになる。
【0012】リテーナの筒状部に弾性爪片を形成するた
めのスリットを、リテーナの筒状部と底板とのコーナ部
分まで延長してエア排出口としたから、液圧室が上方と
なるように液圧マスタシリンダを傾けて配設することに
より、筒状部内の作動液に混入するエアが筒状部と底板
とのコーナ部分の一箇所に集められ、エア排出口より液
圧室へ速やかに排出されて行く。
めのスリットを、リテーナの筒状部と底板とのコーナ部
分まで延長してエア排出口としたから、液圧室が上方と
なるように液圧マスタシリンダを傾けて配設することに
より、筒状部内の作動液に混入するエアが筒状部と底板
とのコーナ部分の一箇所に集められ、エア排出口より液
圧室へ速やかに排出されて行く。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0014】図1乃至図4は、本発明の第1実施例を示
すもので、センタバルブ型の液圧マスタシリンダ1は、
有底のシリンダ孔2を有するシリンダボディ3と、該シ
リンダボディ3の上部で作動液を貯留するリザーバ4と
を、隔壁3aを隔てて一体形成したリザーバ一体型で、
シリンダ孔2には、液圧発生用のピストン5がシリンダ
軸方向へ移動可能に内挿され、ピストン5とシリンダ孔
2の底部との間に液圧室6が画成される。
すもので、センタバルブ型の液圧マスタシリンダ1は、
有底のシリンダ孔2を有するシリンダボディ3と、該シ
リンダボディ3の上部で作動液を貯留するリザーバ4と
を、隔壁3aを隔てて一体形成したリザーバ一体型で、
シリンダ孔2には、液圧発生用のピストン5がシリンダ
軸方向へ移動可能に内挿され、ピストン5とシリンダ孔
2の底部との間に液圧室6が画成される。
【0015】上記ピストン5は、シリンダ孔2よりも小
径な先端側軸部5aと中間軸部5bとの間に第1フラン
ジ5cが、中間軸部5bの後部に第1フランジ5cより
も長い第2フランジ5dがそれぞれ設けられている。先
端側軸部5aと第2フランジ5dの外周には、それぞれ
カップシール7が嵌着されていて、シリンダ孔2との間
を液密にシールしている。中間軸部5bには縦方向に貫
通するガイド溝5eが略全長に亙って設けられ、該中間
軸部5bとシリンダ孔2との間には給油室8が画成され
ている。ガイド溝5eと給油室8には、シリンダ孔2を
半径方向に横切るストッパピン9が挿通され、またガイ
ド溝5eと給油室8は、隔壁3aに貫通形成された液通
路10を介してリザーバ4と常時連通している。
径な先端側軸部5aと中間軸部5bとの間に第1フラン
ジ5cが、中間軸部5bの後部に第1フランジ5cより
も長い第2フランジ5dがそれぞれ設けられている。先
端側軸部5aと第2フランジ5dの外周には、それぞれ
カップシール7が嵌着されていて、シリンダ孔2との間
を液密にシールしている。中間軸部5bには縦方向に貫
通するガイド溝5eが略全長に亙って設けられ、該中間
軸部5bとシリンダ孔2との間には給油室8が画成され
ている。ガイド溝5eと給油室8には、シリンダ孔2を
半径方向に横切るストッパピン9が挿通され、またガイ
ド溝5eと給油室8は、隔壁3aに貫通形成された液通
路10を介してリザーバ4と常時連通している。
【0016】ピストン5の先端側軸部5aと第1フラン
ジ5cの中心軸上にはステム孔11が設けられ、該ステ
ム孔11の外側には、複数の液通孔12がステム孔11
に沿ってシリンダ軸方向に形成されている。ステム孔1
1と液通孔12は、それぞれ先端側軸部5aと第1フラ
ンジ5cとを貫通して液圧室6とガイド溝5eとに開口
しており、ステム孔11にはバルブステム13の軸部1
3aが挿通され、リザーバ4と液圧室6とは、液通路1
0と給油室8,ガイド溝5e及び液通孔12とを介して
連通している。バルブステム13の軸部13aは、ステ
ム孔11よりも長く形成され、ステム孔11から液圧室
6へ突出する基端にバルブシール14が嵌着されてお
り、更にバルブシール14は、ピストン5の先端側軸部
5aに被着された有底筒状のリテーナ15にて覆われて
いる。
ジ5cの中心軸上にはステム孔11が設けられ、該ステ
ム孔11の外側には、複数の液通孔12がステム孔11
に沿ってシリンダ軸方向に形成されている。ステム孔1
1と液通孔12は、それぞれ先端側軸部5aと第1フラ
ンジ5cとを貫通して液圧室6とガイド溝5eとに開口
しており、ステム孔11にはバルブステム13の軸部1
3aが挿通され、リザーバ4と液圧室6とは、液通路1
0と給油室8,ガイド溝5e及び液通孔12とを介して
連通している。バルブステム13の軸部13aは、ステ
ム孔11よりも長く形成され、ステム孔11から液圧室
6へ突出する基端にバルブシール14が嵌着されてお
り、更にバルブシール14は、ピストン5の先端側軸部
5aに被着された有底筒状のリテーナ15にて覆われて
いる。
【0017】シリンダ孔2の底部とリテーナ15との間
にはリターンスプリング16が、またバルブシール14
とリテーナ15との間にはバルブスプリング17が、そ
れぞれ縮設されており、非作動時のピストン5は、リタ
ーンスプリング16の弾発力にてシリンダ孔2の開口部
方向へ付勢され、第2フランジ5dの後端面がプッシュ
ロッド18に当接して、後退限を規制される(図2)。
にはリターンスプリング16が、またバルブシール14
とリテーナ15との間にはバルブスプリング17が、そ
れぞれ縮設されており、非作動時のピストン5は、リタ
ーンスプリング16の弾発力にてシリンダ孔2の開口部
方向へ付勢され、第2フランジ5dの後端面がプッシュ
ロッド18に当接して、後退限を規制される(図2)。
【0018】バルブステム13は、バルブスプリング1
7の弾発力にて、常時シリンダ孔2の開口部方向へ付勢
されており、ピストン5が図2の非作動位置にある時に
は、軸部13aの先端が前述のストッパピン9と当接し
て後退限を規制され、バルブステム13が、バルブスプ
リング17の弾発力に抗して液圧室側へ押し返されるの
で、バルブシール14がピストン5の先端面から離間し
て、液圧室6と給油室8とが連通している。
7の弾発力にて、常時シリンダ孔2の開口部方向へ付勢
されており、ピストン5が図2の非作動位置にある時に
は、軸部13aの先端が前述のストッパピン9と当接し
て後退限を規制され、バルブステム13が、バルブスプ
リング17の弾発力に抗して液圧室側へ押し返されるの
で、バルブシール14がピストン5の先端面から離間し
て、液圧室6と給油室8とが連通している。
【0019】また制動時に、プッシュロッド18の押動
によって、ピストン5がシリンダ孔2を液圧室方向へ押
し込まれると、バルブシール14がピストン5の先端面
に当接して液圧室6と給油室8との連通を遮断し、ピス
トン5とバルブステム13とが液圧室方向へ一体に移動
して液圧室6を縮小して行き、該液圧室6内の作動液を
昇圧する(図1)。
によって、ピストン5がシリンダ孔2を液圧室方向へ押
し込まれると、バルブシール14がピストン5の先端面
に当接して液圧室6と給油室8との連通を遮断し、ピス
トン5とバルブステム13とが液圧室方向へ一体に移動
して液圧室6を縮小して行き、該液圧室6内の作動液を
昇圧する(図1)。
【0020】ピストン5の先端側軸部5aには、リテー
ナ係止孔5fが先端側全周に形成され、第1フランジ5
c側にカップシール装着用の大径部5gを周設して、こ
の大径部5gと先端側軸部5aと間に段差5hを設けて
おり、大径部5gには前述のカップシール7が嵌着され
る。
ナ係止孔5fが先端側全周に形成され、第1フランジ5
c側にカップシール装着用の大径部5gを周設して、こ
の大径部5gと先端側軸部5aと間に段差5hを設けて
おり、大径部5gには前述のカップシール7が嵌着され
る。
【0021】また前記リテーナ15は、バルブシール1
4の外周を覆う筒状部15aと、該バルブシール14の
先端側を覆い、且つバルブスプリング17の一端を支承
する底板15bとの有底筒状に形成されている。筒状部
15aは、軸方向のスリットによって複数の弾性爪片1
5cに分割されており、先端から底板15bとのコーナ
部に亙って切り込まれた上述のスリットをエア排出口1
5dとなしている。
4の外周を覆う筒状部15aと、該バルブシール14の
先端側を覆い、且つバルブスプリング17の一端を支承
する底板15bとの有底筒状に形成されている。筒状部
15aは、軸方向のスリットによって複数の弾性爪片1
5cに分割されており、先端から底板15bとのコーナ
部に亙って切り込まれた上述のスリットをエア排出口1
5dとなしている。
【0022】各弾性爪片15cは、略中間部を筒状部1
5aの半径方向内側へV字状に凹ませたピストン係合部
15eと、該ピストン係合部15eの弾性爪片先端側か
ら、筒状部15aの半径方向外側へV字状の山形に連続
するスプリング係止部15fと、該スプリング係止部1
5fから筒状部15aの半径方向外側へ拡がる鍔状のス
プリング受け部15gと、該スプリング受け部15gか
ら底板15bと反対方向へ突出するカップ抑え片15h
とが設けられている。
5aの半径方向内側へV字状に凹ませたピストン係合部
15eと、該ピストン係合部15eの弾性爪片先端側か
ら、筒状部15aの半径方向外側へV字状の山形に連続
するスプリング係止部15fと、該スプリング係止部1
5fから筒状部15aの半径方向外側へ拡がる鍔状のス
プリング受け部15gと、該スプリング受け部15gか
ら底板15bと反対方向へ突出するカップ抑え片15h
とが設けられている。
【0023】シリンダボディ3に組付け前のピストン5
には、予めバルブステム13を装着しておき、更にリテ
ーナ15の底板15bとバルブシール14との間にバル
ブスプリング17を縮設して、リテーナ15の弾性爪片
15cを、ピストン5の先端側軸部5aの先端面外側へ
差し込んで行く。リテーナ15の差し込み量は、スプリ
ング受け部15gとピストン5の段差5hとの当接によ
って規制され、この当接と同時にピストン係合部15e
がリテーナ係止孔5fに落ち込んで、リテーナ15がピ
ストン5に組付けされる。またリテーナ15のカップ抑
え片15hは、カップシール7に突出し、カップシール
7の内周側に位置するスプリング受け部15gと共にカ
ップシール7を抜け止めする。
には、予めバルブステム13を装着しておき、更にリテ
ーナ15の底板15bとバルブシール14との間にバル
ブスプリング17を縮設して、リテーナ15の弾性爪片
15cを、ピストン5の先端側軸部5aの先端面外側へ
差し込んで行く。リテーナ15の差し込み量は、スプリ
ング受け部15gとピストン5の段差5hとの当接によ
って規制され、この当接と同時にピストン係合部15e
がリテーナ係止孔5fに落ち込んで、リテーナ15がピ
ストン5に組付けされる。またリテーナ15のカップ抑
え片15hは、カップシール7に突出し、カップシール
7の内周側に位置するスプリング受け部15gと共にカ
ップシール7を抜け止めする。
【0024】次に、ピストン5に組付けしたリテーナ1
5の外側にリターンスプリング16の一端側を差し込ん
で行く。リターンスプリング16の約一巻き分の一端1
6aは、リテーナ15の筒状部15aよりは大径で、ス
プリング係止部15fよりは小径に形成されており、上
述の差し込みによってスプリング係止部15fを乗り越
え、該スプリング係止部15fとこれに連続するスプリ
ング受け部15gとの間に一端16aが挟装され、リタ
ーンスプリング16がリテーナ15へ一体に組付けされ
る。
5の外側にリターンスプリング16の一端側を差し込ん
で行く。リターンスプリング16の約一巻き分の一端1
6aは、リテーナ15の筒状部15aよりは大径で、ス
プリング係止部15fよりは小径に形成されており、上
述の差し込みによってスプリング係止部15fを乗り越
え、該スプリング係止部15fとこれに連続するスプリ
ング受け部15gとの間に一端16aが挟装され、リタ
ーンスプリング16がリテーナ15へ一体に組付けされ
る。
【0025】スプリング係止部15fとスプリング受け
部15gとの間に挟まれた一端16aは、V字状に形成
したことによって弾性変形が可能なスプリング係止部1
5fを、これに連続するピストン係合部方向へ弾発し、
ピストン係合部15eを筒状部内方へ付勢するので、ピ
ストン係合部15eとリテーナ係止孔5fとの凹凸係合
力が強まり、リテーナ15がピストン5へ強固に組付け
られる。
部15gとの間に挟まれた一端16aは、V字状に形成
したことによって弾性変形が可能なスプリング係止部1
5fを、これに連続するピストン係合部方向へ弾発し、
ピストン係合部15eを筒状部内方へ付勢するので、ピ
ストン係合部15eとリテーナ係止孔5fとの凹凸係合
力が強まり、リテーナ15がピストン5へ強固に組付け
られる。
【0026】このようにして、シリンダボディ組付け前
のピストン5には、バルブステム13とバルブシール1
4,カップシール7及びバルブスプリング17とがリテ
ーナ15によって予め組付けされ、更にリテーナ15に
リターンスプリング16を装着して、これらがピストン
ユニットとして一体化され、リターンスプリング16を
先端側にしてシリンダ孔2へ差し込まれる。
のピストン5には、バルブステム13とバルブシール1
4,カップシール7及びバルブスプリング17とがリテ
ーナ15によって予め組付けされ、更にリテーナ15に
リターンスプリング16を装着して、これらがピストン
ユニットとして一体化され、リターンスプリング16を
先端側にしてシリンダ孔2へ差し込まれる。
【0027】本実施例は以上のように、スプリング係止
部15fとスプリング受け部15gとの間に挟まれた一
端16aが、スプリング係止部15fをピストン係合部
方向へ弾発し、ピストン係合部15eを筒状部内方へ付
勢して、ピストン係合部15eとリテーナ係止孔5fと
の凹凸係合力を強めるので、リテーナ15がピストン5
へ強固に組付けられる。また、リターンスプリング16
の一端16aには、ピストン係合部15eの反力がスプ
リング係止部15fを通して作用し、一端16aをガタ
付きなく強固に保持するようになる。
部15fとスプリング受け部15gとの間に挟まれた一
端16aが、スプリング係止部15fをピストン係合部
方向へ弾発し、ピストン係合部15eを筒状部内方へ付
勢して、ピストン係合部15eとリテーナ係止孔5fと
の凹凸係合力を強めるので、リテーナ15がピストン5
へ強固に組付けられる。また、リターンスプリング16
の一端16aには、ピストン係合部15eの反力がスプ
リング係止部15fを通して作用し、一端16aをガタ
付きなく強固に保持するようになる。
【0028】そして、リテーナ15内の部品の交換やメ
ンテナンスを行なう場合には、リターンスプリング16
を引き抜き方向へ牽引して、一端16aをスプリング係
止部15fとスプリング受け部15gの間から外すこと
により、ピストン係合部15eに一端16aからの付勢
力が作用しなくなり、ピストン係合部15eとリテーナ
係止孔5fとの凹凸係合力が弱められる。次に、リテー
ナ15を同じく引き抜き方向へ牽引することにより、筒
状部の半径方向内側へ凹ませたピストン係合部15eが
リテーナ係止孔5fから抜け出て、リテーナ15がピス
トン5から取外される。
ンテナンスを行なう場合には、リターンスプリング16
を引き抜き方向へ牽引して、一端16aをスプリング係
止部15fとスプリング受け部15gの間から外すこと
により、ピストン係合部15eに一端16aからの付勢
力が作用しなくなり、ピストン係合部15eとリテーナ
係止孔5fとの凹凸係合力が弱められる。次に、リテー
ナ15を同じく引き抜き方向へ牽引することにより、筒
状部の半径方向内側へ凹ませたピストン係合部15eが
リテーナ係止孔5fから抜け出て、リテーナ15がピス
トン5から取外される。
【0029】リテーナ15は、このようにして簡単に取
外しできるので、内部のバルブシール14やバルブスプ
リング17等の単品単位で交換したりメンテナンスを行
なうことができ、リテーナ内の一部品が消耗した場合に
も、ピストンユニットの全体を交換をしなければならな
かった従来品に較べると、必要な部品のみを単品で交換
できるので頗る経済的である。またリテーナ15の組付
けにねじ螺合を用いないから、ねじ加工を不要にできて
製作性が向上し、しかもリテーナ15の筒状部15aに
めねじを形成する必要がないから、リテーナ15の重量
が軽減され、単品単位の交換やメンテナンスと相俟って
コストの低減が図れると共に、ピストン5の作動抵抗を
減少することができる。
外しできるので、内部のバルブシール14やバルブスプ
リング17等の単品単位で交換したりメンテナンスを行
なうことができ、リテーナ内の一部品が消耗した場合に
も、ピストンユニットの全体を交換をしなければならな
かった従来品に較べると、必要な部品のみを単品で交換
できるので頗る経済的である。またリテーナ15の組付
けにねじ螺合を用いないから、ねじ加工を不要にできて
製作性が向上し、しかもリテーナ15の筒状部15aに
めねじを形成する必要がないから、リテーナ15の重量
が軽減され、単品単位の交換やメンテナンスと相俟って
コストの低減が図れると共に、ピストン5の作動抵抗を
減少することができる。
【0030】更に、上述の部品交換やメンテナンス等で
は、リターンスプリング16が一体に着脱されるので、
専用の挟み具によるリターンスプリング16の引き抜が
不要となり、シリンダ孔2への再組付けも、ピストン5
を始めとする他の構成部材と一体に差し込めるので、作
業性に優れたものとなる。
は、リターンスプリング16が一体に着脱されるので、
専用の挟み具によるリターンスプリング16の引き抜が
不要となり、シリンダ孔2への再組付けも、ピストン5
を始めとする他の構成部材と一体に差し込めるので、作
業性に優れたものとなる。
【0031】また、リテーナ15の筒状部15aに弾性
爪片15cを形成するためのスリットを、筒状部15a
と底板15bとのコーナ部分まで延長してエア排出口1
5dとしたから、液圧室6が上方となるように液圧マス
タシリンダ1を傾けて配設することにより、筒状部15
a内の作動液に混入するエアが筒状部15aと底板15
bとのコーナ部分の一箇所に集めて、エア排出口15d
の上部位置より液圧室6へ速やかに排出させることがで
きる。
爪片15cを形成するためのスリットを、筒状部15a
と底板15bとのコーナ部分まで延長してエア排出口1
5dとしたから、液圧室6が上方となるように液圧マス
タシリンダ1を傾けて配設することにより、筒状部15
a内の作動液に混入するエアが筒状部15aと底板15
bとのコーナ部分の一箇所に集めて、エア排出口15d
の上部位置より液圧室6へ速やかに排出させることがで
きる。
【0032】図5は本発明の第2実施例を示すもので、
上述の第1実施例では、リターンスプリングの一端を支
承するスプリング受け部を、リテーナのスプリング係止
部よりも先端側に形成して説明したのに対し、本実施例
ではこのスプリング受け部を、ピストンのリテーナ係止
孔よりも奥部に設けている。
上述の第1実施例では、リターンスプリングの一端を支
承するスプリング受け部を、リテーナのスプリング係止
部よりも先端側に形成して説明したのに対し、本実施例
ではこのスプリング受け部を、ピストンのリテーナ係止
孔よりも奥部に設けている。
【0033】ピストン5の先端側軸部5aには、先端側
のリテーナ係止孔5fと奥部の第1フランジ5cとの間
に、スプリング受け部5iが半径方向全周に突設され、
該スプリング受け部5iを利用して第1フランジ5cと
の間に、カップシール7用のカップ溝5jを画成してい
る。
のリテーナ係止孔5fと奥部の第1フランジ5cとの間
に、スプリング受け部5iが半径方向全周に突設され、
該スプリング受け部5iを利用して第1フランジ5cと
の間に、カップシール7用のカップ溝5jを画成してい
る。
【0034】またリテーナ15は、筒状部15aを、エ
ア排出口15dとなるスリットにて軸方向に分割形成さ
れた複数の弾性爪片15cに、V字状に凹むピストン係
合部15eと、該ピストン係合部15eに連続して、筒
状部15aの半径方向外側へV字状に突出するスプリン
グ係止部15fと、該スプリング係止部15fに連続し
て、筒状部15aの軸方向へ突出する座面15iとを備
えており、第1実施例で用いたスプリング受け部15g
とカップ抑え片15hは省略されている。
ア排出口15dとなるスリットにて軸方向に分割形成さ
れた複数の弾性爪片15cに、V字状に凹むピストン係
合部15eと、該ピストン係合部15eに連続して、筒
状部15aの半径方向外側へV字状に突出するスプリン
グ係止部15fと、該スプリング係止部15fに連続し
て、筒状部15aの軸方向へ突出する座面15iとを備
えており、第1実施例で用いたスプリング受け部15g
とカップ抑え片15hは省略されている。
【0035】上記リテーナ15は、ピストン5の先端側
軸部5aへの差し込み量を、座面15iの先端とピスト
ン5のスプリング受け部5iとの当接によって規制さ
れ、この当接と同時にピストン係合部15eがリテーナ
係止孔5fに落ち込んで、リテーナ15がピストン5に
組付けされる。
軸部5aへの差し込み量を、座面15iの先端とピスト
ン5のスプリング受け部5iとの当接によって規制さ
れ、この当接と同時にピストン係合部15eがリテーナ
係止孔5fに落ち込んで、リテーナ15がピストン5に
組付けされる。
【0036】また、リターンスプリング16は、一端1
6aがリテーナ15のスプリング係止部15fを乗り越
えて、第1実施例と同様にスプリング係止部15fとこ
れに連続するスプリング受け部15gとの間に挟装さ
れ、更に一端16aが、スプリング係止部15fをピス
トン係合部方向へ弾発し、ピストン係合部15eを筒状
部内方へ付勢して、ピストン係合部15eとリテーナ係
止孔5fとの凹凸係合力を強めることにより、リテーナ
15がピストン5へ強固に組付けられると同時に、ピス
トン係合部15eの係合反力が、スプリング係止部15
fを通してリターンスプリング16の一端16aに作用
し、一端16aをガタ付きなく強固に保持するようにな
る。
6aがリテーナ15のスプリング係止部15fを乗り越
えて、第1実施例と同様にスプリング係止部15fとこ
れに連続するスプリング受け部15gとの間に挟装さ
れ、更に一端16aが、スプリング係止部15fをピス
トン係合部方向へ弾発し、ピストン係合部15eを筒状
部内方へ付勢して、ピストン係合部15eとリテーナ係
止孔5fとの凹凸係合力を強めることにより、リテーナ
15がピストン5へ強固に組付けられると同時に、ピス
トン係合部15eの係合反力が、スプリング係止部15
fを通してリターンスプリング16の一端16aに作用
し、一端16aをガタ付きなく強固に保持するようにな
る。
【0037】本発明のスプリング受け部は、上述の第
1,第2実施例で説明したように、ピストンのリテーナ
係止孔よりも奥部と、リテーナの弾性爪のスプリング係
止部よりも先端側のいずれかに設けることにより、リテ
ーナのスプリング係止部と共に、リターンスプリングの
一端を支承することができる。また両実施例では、リテ
ーナの筒状部全体を複数の弾性爪片に分割したが、弾性
爪片を減少して円筒部形状を残すこともできる。更に、
弾性爪片のピストン係合部とスプリング係止部は、実施
例で示したV字状以外に円弧状やU字状に形成してもよ
く、またピストン側のリテーナ係止孔やスプリング受け
部を断続して設けてもよい。
1,第2実施例で説明したように、ピストンのリテーナ
係止孔よりも奥部と、リテーナの弾性爪のスプリング係
止部よりも先端側のいずれかに設けることにより、リテ
ーナのスプリング係止部と共に、リターンスプリングの
一端を支承することができる。また両実施例では、リテ
ーナの筒状部全体を複数の弾性爪片に分割したが、弾性
爪片を減少して円筒部形状を残すこともできる。更に、
弾性爪片のピストン係合部とスプリング係止部は、実施
例で示したV字状以外に円弧状やU字状に形成してもよ
く、またピストン側のリテーナ係止孔やスプリング受け
部を断続して設けてもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明のセンタバルブ型車両用液圧マス
タシリンダは、以上のように構成されるので、液圧室の
リターンスプリングが、一端をスプリング係止部とスプ
リング受け部との間に挟装して一体に組付けされ、さら
にリターンスプリングの一端がスプリング係止部をピス
トン係合部方向へ弾発し、ピストン係合部を筒状部内方
へ付勢して、ピストン係合部とリテーナ係止孔との凹凸
係合力を強めるので、リテーナをピストンへ確実で強固
に組付けすることができる。また、リターンスプリング
の一端には、ピストン係合部の係合反力がスプリング係
止部を通して作用するので、リターンスプリングの連結
力も高めることができる。
タシリンダは、以上のように構成されるので、液圧室の
リターンスプリングが、一端をスプリング係止部とスプ
リング受け部との間に挟装して一体に組付けされ、さら
にリターンスプリングの一端がスプリング係止部をピス
トン係合部方向へ弾発し、ピストン係合部を筒状部内方
へ付勢して、ピストン係合部とリテーナ係止孔との凹凸
係合力を強めるので、リテーナをピストンへ確実で強固
に組付けすることができる。また、リターンスプリング
の一端には、ピストン係合部の係合反力がスプリング係
止部を通して作用するので、リターンスプリングの連結
力も高めることができる。
【0039】そして、このようにリテーナやリターンス
プリングを確実に組付けしながらも、リターンスプリン
グとリテーナとをピストンから容易に取外して、リテー
ナ内のバルブシール等を単品単位で交換やメンテナンス
を行なうことができる。従って、リテーナ内の一構成部
品のみを交換したい場合に、従来ではピストンユニット
の全体を交換をしなければならなかったが、本発明では
必要な部品のみを交換したりメンテナンスすることがで
きるので、経済的に頗る有利となる。またリテーナの組
付けにねじ螺合を用いないから、ねじ加工を不要にでき
て製作性が向上し、しかもリテーナの筒状部にめねじを
形成する必要がないからリテーナの重量が軽減され、単
品単位の交換と相俟ってコストの低減が図れると共に、
ピストンの作動抵抗も減少させることができる。
プリングを確実に組付けしながらも、リターンスプリン
グとリテーナとをピストンから容易に取外して、リテー
ナ内のバルブシール等を単品単位で交換やメンテナンス
を行なうことができる。従って、リテーナ内の一構成部
品のみを交換したい場合に、従来ではピストンユニット
の全体を交換をしなければならなかったが、本発明では
必要な部品のみを交換したりメンテナンスすることがで
きるので、経済的に頗る有利となる。またリテーナの組
付けにねじ螺合を用いないから、ねじ加工を不要にでき
て製作性が向上し、しかもリテーナの筒状部にめねじを
形成する必要がないからリテーナの重量が軽減され、単
品単位の交換と相俟ってコストの低減が図れると共に、
ピストンの作動抵抗も減少させることができる。
【0040】更に、部品交換やメンテナンス等では、リ
ターンスプリングがピストンやリテーナと一体に着脱さ
れるので、専用の挟み具によるリターンスプリングの引
き抜が不要となり、シリンダ孔への再組付けも、ピスト
ンを始めとする他の構成部材と一体に差し込めるので、
作業性に優れたものとなる。
ターンスプリングがピストンやリテーナと一体に着脱さ
れるので、専用の挟み具によるリターンスプリングの引
き抜が不要となり、シリンダ孔への再組付けも、ピスト
ンを始めとする他の構成部材と一体に差し込めるので、
作業性に優れたものとなる。
【0041】また、リテーナの筒状部に弾性爪片を形成
するためのスリットを、筒状部と底板とのコーナ部分に
亙って形成し、このスリットをエア排出口としたから、
液圧室が上方となるように液圧マスタシリンダを傾けて
配設することにより、筒状部内の作動液に混入するエア
を筒状部と底板とのコーナ部分の一箇所に集めて、エア
排出口より液圧室へ速やかに排出することができるよう
になり、別途にエア排出口を形成する必要がなく経済的
である。
するためのスリットを、筒状部と底板とのコーナ部分に
亙って形成し、このスリットをエア排出口としたから、
液圧室が上方となるように液圧マスタシリンダを傾けて
配設することにより、筒状部内の作動液に混入するエア
を筒状部と底板とのコーナ部分の一箇所に集めて、エア
排出口より液圧室へ速やかに排出することができるよう
になり、別途にエア排出口を形成する必要がなく経済的
である。
【図1】図2の要部拡大図
【図2】本発明の第1実施例を示す液圧マスタシリンダ
の一部断面正面図
の一部断面正面図
【図3】本発明の第1実施例を示す液圧マスタシリンダ
用主要構成部品の分解斜視図
用主要構成部品の分解斜視図
【図4】本発明の第1実施例を示す液圧マスタシリンダ
に用いたリテーナの斜視図
に用いたリテーナの斜視図
【図5】本発明の第2実施例を示す液圧マスタシリンダ
の要部拡大断面図
の要部拡大断面図
1…センタバルブ型の液圧マスタシリンダ 2…シリンダ孔 3…シリンダボディ 5…液圧発生用のピストン 5a…ピストン5の先端側軸部 5b…ピストン5の中間軸部 5c…第1フランジ 5d…第2フランジ 5e…ガイド溝 5f…リテーナ係止孔 5i…スプリング受け部 5j…カップ溝 6…液圧室 7…カップシール 11…ステム孔 12…液通孔 13…バルブステム 13a…バルブステム13の軸部 14…バルブシール 15…リテーナ 16…リターンスプリング 17…バルブスプリング 15a…筒状部 15b…底板 15c…弾性爪片 15d…スリットを利用したエア排出口 15e…ピストン係合部 15f…スプリング係止部 15g…スプリング受け部 15h…カップ抑え片 15i…座面
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダ孔に内挿されるピストンの中心
軸上に形成されたステム孔にバルブステムを内挿し、該
バルブステムの先端に装着されたバルブシールを、シリ
ンダ孔底部とピストン先端との間に画成された液圧室に
突出配置し、該バルブシールを、ピストンの先端に被着
される有底筒状のリテーナで覆うと共に、前記液圧室に
ピストンをシリンダ孔開口部方向へ弾発するリターンス
プリングを縮設したセンタバルブ型車両用液圧マスタシ
リンダにおいて、前記ピストンの外周面にリテーナ係止
孔を設け、前記リテーナの筒状部に軸方向のスリットを
切り込んで複数の弾性爪片を形成し、該弾性爪片に前記
筒状部の半径方向内側へ凹むピストン係合部と、該ピス
トン係合部の弾性爪片先端側に、筒状部の半径方向外側
へ山形に連続するスプリング係止部とを設け、前記ピス
トンのリテーナ係止孔よりも奥部と前記弾性爪のスプリ
ング係止部よりも先端側のいずれか一方に、半径方向外
側へ突出するスプリング受け部を形成し、前記リテーナ
係止孔に前記ピストン係合部を凹凸係合してリテーナを
ピストンに装着し、前記スプリング係止部と前記スプリ
ング受け部との間に前記リターンスプリングの一端を挟
装して、該リターンスプリングをリテーナに組付けする
と共に、該リターンスプリングの一端にて前記スプリン
グ係止部を前記ピストン係合部方向へ弾発し、該ピスト
ン係合部を筒状部の半径方向内側へ付勢したことを特徴
とするセンタバルブ型車両用液圧マスタシリンダ。 - 【請求項2】 前記リテーナのスリットを、リテーナの
筒状部と底板とのコーナ部まで切り込んで、該スリット
をエア排出口となしたことを特徴とする請求項1記載の
センタバルブ型車両用液圧マスタシリンダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6459695A JPH08258697A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | センタバルブ型車両用液圧マスタシリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6459695A JPH08258697A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | センタバルブ型車両用液圧マスタシリンダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08258697A true JPH08258697A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13262802
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6459695A Pending JPH08258697A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | センタバルブ型車両用液圧マスタシリンダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08258697A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100577773B1 (ko) * | 2001-08-13 | 2006-05-11 | 주식회사 만도 | 마스터실린더 |
| CN108180883A (zh) * | 2017-12-20 | 2018-06-19 | 北京华航无线电测量研究所 | 一种大变形的变形内检测器 |
-
1995
- 1995-03-23 JP JP6459695A patent/JPH08258697A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100577773B1 (ko) * | 2001-08-13 | 2006-05-11 | 주식회사 만도 | 마스터실린더 |
| CN108180883A (zh) * | 2017-12-20 | 2018-06-19 | 北京华航无线电测量研究所 | 一种大变形的变形内检测器 |
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